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JP2019036891A - 画像処理装置とその制御方法、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置とその制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】非定型サイズの原稿を読取る場合、ユーザの明示的な原稿サイズの指示を必要としていたため、非定型サイズの原稿を読取る度にユーザの手間が発生していた。
【解決手段】画像処理装置とその制御方法であって、原稿を走査して読み取る読取装置で、読み取り対象の原稿のサイズを特定できない場合に、前記読取装置を制御して当該読取装置の最大読取領域での原稿の読み取りを行うように制御し、最大読取領域で原稿を読み取って得られた画像データから、その原稿の画像データを切り出し、その切り出された原稿の画像データをファイル化する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、画像処理装置とその制御方法、及びプログラムに関するものである。
従来から、スキャナなどの画像読取装置の読み取り面(プラテンガラス)上に、それぞれサイズの異なる文書、名刺、カード等の原稿を複数枚並べて載置し、それらを1つの画像データとして読取る。そして、その読取って得られた画像データから各原稿ごとの画像データを切り出す技術が知られている(マルチクロップ処理)。
特許文献1では、読取装置の読み取り面上に並べて載置された複数枚からなる1セットの原稿を読み取り、マルチクロップ処理で複数の画像データに切り分ける。そして、切り分けた各画像データを各ページに割り当てて、複数ページからなる1つのファイルを生成する技術が記載されている。
特開2009−272678号公報
従来は、原稿台に置かれた非定型サイズの領収書や、名刺、カードなどの原稿を読取る場合に、その非定型サイズの原稿を読取る読取りモードや読取り設定を、ユーザが明示的に指示する必要があった。つまり、非定型サイズの原稿を読取る場合、ユーザの明示的な原稿サイズの指示を必要としていたため、非定型サイズの原稿を読取らせる度に、ユーザの手間が発生していた。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決することにある。
本発明の目的は、読み取り対象の原稿のサイズを特定できない場合に、自動的にその原稿の画像データだけを切り出すことができる技術を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る画像処理装置は以下のような構成を備える。即ち、
画像処理装置であって、
原稿を走査して読み取る読取装置で、読み取り対象の原稿のサイズを特定できない場合に、前記読取装置を制御して当該読取装置の最大読取領域での原稿の読み取りを行うように制御する読取制御手段と、
前記最大読取領域で原稿を読み取って得られた画像データから前記原稿の画像データを切り出す切り出し手段と、
前記切り出し手段により切り出された前記原稿の画像データをファイル化するファイル生成手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、読み取り対象の原稿のサイズを特定できない場合に、自動的にその原稿の画像データだけを切り出すことができるという効果がある。
本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面を参照とした以下の説明により明らかになるであろう。尚、添付図面においては、同じ若しくは同様の構成には、同じ参照番号を付す。
添付図面は明細書に含まれ、その一部を構成し、本発明の実施形態を示し、その記述と共に本発明の原理を説明するために用いられる。
本発明の実施形態1に係るシステムの全体構成を説明する図。 実施形態1に係る画像形成装置のハードウェア構成を説明するブロック図。 実施形態1に係る画像形成装置の画像処理機能の構成とその処理の流れを説明する図。 実施形態1に係る画像形成装置のスキャナ部で非定型サイズの原稿を読み取る際のプラテンガラス上の原稿の配置例を示す図。 実施形態1に係る画像形成装置のスキャナ部が非定型サイズの原稿を読み取って得られた画像データを説明する図。 実施形態1に係る画像形成装置の表示・操作部に表示される画面例を示す図。 実施形態1に係る画像形成装置のスキャナ部で得られた画像データを基に作成した画像ファイルのイメージの一例を示す図。 実施形態2に係る画像形成装置の画像処理機能の構成を説明するフローチャート。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。尚、以下に説明する実施形態では、本発明に係る画像処理装置を、複合機等の画像形成装置100を例に説明するが、これに限定されるものでなく、例えば、通信装置やPC等の情報処理機器、携帯型端末機器などにも適用できる。
[実施形態1]
図1は、本発明の実施形態1に係るシステムの全体構成を説明する図である。
ここでは、画像形成装置100と、PCなどの端末101とは、イーサネット(登録商標)や無線LANなどからなるLAN104に接続され、更にインターネット105に接続されている。またモバイル端末103は、公衆無線通信網102を介してインターネット105に接続されている。画像形成装置100、PCなどの端末101及び、モバイル端末103はLAN104又は、公衆無線通信網102からインターネット105に接続され、相互に通信可能となっている。尚、PCなどの端末101とモバイル端末103に関しては、どちらか一方がある構成でも良いし、画像形成装置100のみの構成だけでも良い。
画像形成装置100は、操作部、スキャナ部及び、プリンタ部を有する複合機である。実施形態1に係るシステムでは、画像形成装置100は、複数枚の定型サイズの原稿や非定型サイズの原稿のスキャン端末として利用する。また画像形成装置100は、UI(ユーザインターフェース)などの表示部や、タッチパネルやハードボタンなどの操作部を有し、エラー通知や指示通知などの表示や、ユーザによるスキャン操作や設定操作などの操作を受付ける。また画像形成装置100がスキャナを有さずに、スキャナ機器を接続した構成でも良い。
PCなどの端末101は、画像形成装置100で取得した画像データに基づく画像の表示を行う。また端末101は、PCアプリケーションなどを有し、画像形成装置100から取得したファイルの保存を行う。更に端末101は、クラウドやサーバなどの外部ストレージとの通信も可能で、保存したファイルを外部ストレージへ送信することも可能である。尚、実施形態1では、PCなどの端末101でファイルの保存、外部ストレージへの送信を行うこともできるが、画像形成装置100が同様の機能を備えることで、このような処理を画像形成装置100単体でも行うことも可能である。
またモバイル端末103は、操作部、無線通信部、ウェブブラウザを動作させるアプリ部を有するスマートフォンやタブレット端末である。実施形態1に係るシステムでは、モバイル端末103は、PCなどの端末101と同様に、表示端末、操作端末及びファイル保存端末として利用できる。尚、端末101とモバイル端末103は、表示、操作及び、ファイル保存の機能など、重複した機能を有しており、どちらの機能を使用することも可能であるが、いずれか一方を使用するようにしても良い。
以上説明した構成はあくまでも一例であり、全ての構成が必要というものではない。例えば、画像形成装置100が、原稿を読み込むスキャン機能や表示・操作機能に加え、ファイルの保存機能、外部ストレージへの送信機能を有していれば、画像形成装置100のみで実施形態に係る機能を実現できる。
図2は、実施形態1に係る画像形成装置100のハードウェア構成を説明するブロック図である。
制御部210は、CPU211、記憶装置212、ネットワークI/F部213、スキャナI/F部214、表示・操作部I/F部215を有し、これらはシステムバス216を介して互いに通信可能に接続されている。制御部210は、画像形成装置100全体の動作を制御する。CPU211は、記憶装置212に記憶された制御プログラムを読み出して読取制御や送信制御などの各種制御を行う。記憶装置212は、上記プログラム、画像データ、設定データ及び、処理結果データなどを格納し保持する。記憶装置212は、不揮発性メモリであるROM217、揮発性メモリであるRAM218及び、大容量記憶領域であるHDD219などを含んでいる。CPU211は、ROM217に記憶されているブートプログラムを実行してHDD219に記憶されている制御プログラムなどをRAM218に展開し、その展開したプログラム実行することにより、読取制御や送信制御などの各種制御を行う。またRAM218は、CPU211の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。
ネットワークI/F部213は、制御部210(画像形成装置100)をLAN104に接続する。ネットワークI/F部213は、LAN104上の外部装置(実施形態1の場合、PCなどの端末101やモバイル端末103)に画像データを送信したり、LAN104上の外部装置から各種情報を受信する。スキャナI/F部214は、スキャナ部220と制御部210とを接続する。スキャナ部220は、原稿の画像を読み取って画像データを生成し、スキャナI/F部214を介して制御部210に入力する。表示・操作部I/F部215は、表示・操作部221と制御部210とを接続する。表示・操作部221には、タッチパネル機能を有する表示部やキーボードなどが備えられている。その他、画像形成装置100にはプリンタ部等も含まれているが、実施形態1では、その説明を省略する。
このように実施形態1に係る画像形成装置100は、上記のハードウェア構成によって画像処理機能を提供している。
以下に、実施形態1に係る画像形成装置100の画像処理機能とその処理の流れについて説明する。
図3は、実施形態1に係る画像形成装置100の画像処理機能の構成とその処理の流れを説明する図である。実施形態1に係る画像形成装置100は、主に原稿サイズ検出部301、画像読取部302,303、クロップ処理部304、幾何情報取得部305、ファイル生成部306を有している。尚、これら各部の機能は、CPU211がRAM218に展開したプログラムを実行することにより達成される。
まず原稿サイズ検出部301は、原稿がスキャナ部220に置かれると、スキャナ部220に設定されたセンサからの情報に基づいて、その原稿のサイズを検出する。尚、ここで、このセンサは、原稿のサイズが定型サイズの場合には、そのサイズを検出(特定)できるが、原稿が定型外のサイズの場合は、そのサイズを特定できないものとする。
こうして原稿サイズ検出部301が、原稿のサイズを特定できた場合は画像読取部302が、その特定した原稿のサイズに従って原稿を読み取り、得られた画像データをスキャナ部220から取得する。これによりスキャナ部220の読み取りガラス(プラテンガラス)面上に載置された原稿を読み取り、その原稿の画像をビットマップデータ画像として取得できる。
一方、原稿サイズ検出部301が原稿のサイズを検出できなかった場合、或いは原稿のサイズを特定できなかった場合は、画像読取部303が、スキャナ部220が読み取った最大読取りサイズ(最大読取領域)分の画像データを取得する。このときスキャナ部220は、原稿が載置されている読み取りガラス面上の最大読取りサイズ分の領域を読み取ってビットマップデータを生成する。こうして生成された画像データは、画像形成装置100のHDD219に格納される。
図4は、実施形態1に係る画像形成装置100のスキャナ部220で非定型サイズの原稿を読み取る際のプラテンガラス上の原稿の配置例を示す図である。
これは画像読取部303が原稿を読み取る際の原稿の配置例を示している。ここでは、スキャナ部220の読み取り面は、例えば、A3の最大読取りサイズの領域401を有しており、この読み取り面に、読み取り対象の原稿を載置する。ここに載置される原稿としては、例えば、非定型サイズの原稿400(例えば、名刺やカード)などの原稿を想定する。尚、実施形態1では、原稿400は名刺やカードとしているが、原稿サイズ検出部301が、そのサイズを検出できない非定型サイズの原稿であれば何でも良い。
次にクロップ処理部304は、HDD219に格納されている画像データを取得する。そして画像形成装置100のCPU211がクロップ処理部304として機能し、その画像データから原稿の領域を認識し、その認識した原稿領域に従って画像データの切り出しを行う。これにより画像読取部303が読み取って得られた、最大読取りサイズ分の画像データに含まれている非定型サイズの原稿の画像データを取得できる。
画像読取部303で読み取って得られた最大読取りサイズ分の画像データを図5を参照して説明する。
図5は、実施形態1に係る画像形成装置100のスキャナ部220が非定型サイズの原稿を読み取って得られた画像データを説明する図である。
501は、最大読取りサイズの領域に対応する画像データの全体を示し、左上を原点とする幅Xピクセル、高さYピクセルの画像データである。この画像データ501から原稿の領域を抽出し、原稿(原稿A)の領域の画像データ502を取得する。画像読取部303が読み取って得られた画像データ501から、原稿の画像データ502のみを抽出するクロップ処理は、原稿の枠エッジを基に矩形領域を切り出す方法を用いる。尚、クロップ処理はトリミングとも呼ばれ、公知の技術で実現できる。クロップ処理後の原稿の画像データは、画像形成装置100のHDD219に格納される。以上がクロップ処理部304の処理である。
幾何情報取得部305は、切り出した原稿の画像データの面積及び、読み取った画像データ上での原稿の画像データの位置座標を取得する。ここでは画像形成装置100のCPU211が幾何情報取得部305として機能することにより、幾何情報取得部305の機能が実現される。尚、幾何情報取得部305の処理は、クロップ処理部304の処理の際に同時に行うことも可能である。
図5に示すように、原稿の画像の4頂点の座標値を同時に取得可能である。実施形態1では、図4の原稿(原稿A)400の場合、左上頂点(x1,y1)、右上頂点(x2,y2)、左下頂点(x3,y3)、右上頂点(x4,y4)の4つの角の座標値を取得する。また、取得した各4頂点の座標値から、その原稿の幅、高さを算出する。この算出方法として、その原稿がスキャナ部220の主走査方向に対して平行に置かれている場合は、以下の式(1)で算出することができる。
幅W=x2−x1
高さH=y3−y1 …式(1)
しかし、その原稿がスキャナ部220の主走査方向に対して平行に置かれていない場合も多いため、その場合は以下の式(2)で算出することができる。
幅W=√{(x2−x1)+(y2−y1)
高さH=√{(x3−x1)+((y3−y1)
…式(2)
上記で示した原稿の幅と高さの算出方法は、原稿の幅を上辺、原稿の高さを左辺の長さとして算出した。これ以外にも例えば、右下頂点(x4,y4)の座標値を用いて、例えば、原稿の幅を、上辺と下辺の長さの平均、或いはいずれか大きい方の値を用いるなどで求める方法であっても良い。
また原稿の高さも、左辺と右辺の長さの平均、或いはいずれか大きい方の値を用いるなどの方法であっても良い。そして、これら算出した幅と高さとを基に、その画像の面積(サイズ)を算出する。これは、幅と高さとの乗算によって求められる。尚、この面積の算出方法は、4頂点に囲まれた領域の面積を算出する方法であれば良く、特に限定するものではない。
こうして幾何情報取得部305で取得され、算出された座標値、幅、高さ、面積などの数値データは、各原稿の画像データと共に、その画像データと紐づく形で画像形成装置100のHDD219に保存される。尚、この画像データの保存先は、記憶装置212のRAM218に格納しておけば良い。以上が幾何情報取得部305の処理である。
ファイル生成部306は、画像形成装置100のCPU211がプログラムを実行してファイル生成部306として機能することにより、HDD219に格納された画像データからファイルを生成する。例えば、生成するフォーマットとして、PDF(Portable Document Format)や、XPS(XML Paper Specification)、JPEGなどが挙げられる。それらのフォーマットのファイルを作成する際、クロップ処理で切り出した原稿の画像データを、所定のフォルダに格納する。
図6は、実施形態1に係る画像形成装置100の表示・操作部221に表示される画面例を示す図である。
表示・操作部221は、UI画面(表示及び操作機能を有す)を表示する表示部600と、ハードキーを有するキー操作部601とを有している。図6(A)は、表示部600に表示されたメインメニュー画面例を示す。このメニュー画面は、画像形成装置100のコピー機能を呼び出すコピーボタン602、ファクシミリ機能を呼び出すFAXボタン603、スキャナ部220で原稿をスキャンして得られた画像を送信する「スキャンして送信」ボタン604を含んでいる。
図6(B)は、図6(A)のメニュー画面で「スキャンして送信」ボタン604が押下されることにより遷移して表示される「スキャンして送信」のトップ画面を示している。ここでユーザは、スキャナ部220の原稿台に原稿を載置してスタートボタン610、或いはスタートキー611を押下すると、スキャナ部220による原稿の読み取りが開始される。
図6(C)は、原稿の読み取りが完了した後、その画像ファイルを送信する宛先を、ユーザに指定させる画面を示している。尚、図6(B)の「スキャンして送信」のトップ画面の前に、図6(C)の宛先を指定する画面を表示するようにしても良い。図6(C)の画面は、その宛先をアドレス帳から選択するボタン621、宛先をマイフォルダに設定するボタン622、及び新規に入力した宛先とするボタン623を含んでいる。この画面で宛先を設定した後、送信ボタン624が押下されると、その指定された宛先に、原稿の画像ファイルが送信される。
図7は、実施形態1に係る画像形成装置100のスキャナ部220で得られた画像データを基に作成した画像ファイルのイメージの一例を示す図である。
クロップ処理部304で切り出した原稿(原稿A)の画像データを含んだファイルが作成される。以上が、ファイル生成部306の処理である。
こうしてファイル生成部306が作成したファイルは、画像形成装置100のHDD219に保存されても良く、或いはその画像ファイルをPCなどの端末101やモバイル端末103に送信するようにしても良い。
以上説明したように実施形態1によれば、原稿台に載置された非定型サイズの原稿を読み取り、その画像データから、その原稿の画像データを切り出してファイルに変換することができる。
[実施形態2]
上述の実施形態1では、スキャナ部220の原稿台に載置された原稿を読み込む際、原稿のサイズを検出できたか否かによって、原稿を読み取る処理を切り替えた。そして原稿のサイズを特定できなかった場合、クロップ処理を行って原稿の画像データを切り出すことで、非定型サイズの原稿の画像データも、自動的に切り出してファイル化できる例で説明した。
しかし、スキャナ部220は、原稿台のスキャンだけではなく、原稿自動送り装置(Auto Document Feader、以下、ADFとする)を使って原稿を読取ることも可能である。そこで実施形態2では、原稿台に載置された原稿を読込む場合と、ADFから給紙された原稿を読込む場合に応じた処理を行う例で説明する。尚、実施形態2に係るシステム構成、及び画像形成装置100のハードウェア構成等は、前述の実施形態1と同じであるため、その説明を省略する。
図8は、実施形態2に係る画像形成装置100の画像処理機能の構成を説明するフローチャートである。尚、図8において、前述の図3と共通する部分は同じ参照番号を付して、その説明を省略する。
読み込み判定部800は、画像形成装置100のスキャナ部220が、ADFから給紙された原稿の読み取りを行うか、原稿台に載置された原稿の読み取りを行うか判定をする。この判定方法としては、ADFに原稿が置かれたことを検知するセンサ(不図示)が原稿を検知したときにはADFからの原稿の読み込みとする。一方、そのセンサが原稿を検知していない場合は、原稿台に載置された原稿の読み込みを行うと判定する。尚、ADFに原稿が置かれているか、原稿台に原稿が載置されているかの判定方法は、ここに示した以外の公知の方法でも可能である。
読み込み判定部800が、原稿台に載置された原稿を読み込むと判定した場合は、前述の実施形態1で説明した処理内容と同じになるため、その説明を割愛する。
一方、ADFからの原稿を読み込みと判定した場合は、ADF原稿サイズ検出部801が、ADFに収容されている原稿のサイズを検出する。ADFに置かれた原稿のサイズの検出は、ADFに搭載したセンサ(不図示)を利用して行う。そのほか、公知の方法により、読み取り対象の原稿のサイズを検出することが可能であり、その方法は限定されるものではない。
ADF原稿サイズ検出部801が、原稿のサイズを検出できなかった、或いは原稿のサイズが特定できなかった場合は、画像読取部303で、原稿のサイズによらない、最大読取りサイズで原稿の読み取りを行う。そして画像読取部303で原稿を読み取って得られた最大読取りサイズの画像データは、クロップ処理部304、幾何情報取得部305、ファイル生成部306で処理される。この場合の処理は、前述の実施形態1の図3の画像読取部303、クロップ処理部304、幾何情報取得部305、ファイル生成部306により一連の処理と同じであるため、その説明を割愛する。
一方、ADF原稿サイズ検出部801で、原稿のサイズが特定できた場合は、画像読取部302で、その特定したサイズに基づいて、その原稿の読み取りを行う。画像読取部302で原稿を読み取って得られた画像データは、ファイル生成部306によりファイル化される。この場合も図3の画像読取部302とファイル生成部306との処理内容と同じであるため、その説明を割愛する。
以上説明したように実施形態2によれば、読み取り対象の原稿がADFから給紙されるとき、その原稿のサイズを特定できなかった場合は、最大読取りサイズで原稿の読み取りを行いクロップ処理により、その原稿の画像データを切り出す。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は上記実施形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために、以下の請求項を添付する。
100…画像形成装置、211…CPU、212…記憶装置、218…RAM、219…HDD(ハードディスクドライブ),220…スキャナ部、221…表示・操作部

Claims (13)

  1. 画像処理装置であって、
    原稿を走査して読み取る読取装置で、読み取り対象の原稿のサイズを特定できない場合に、前記読取装置を制御して当該読取装置の最大読取領域での原稿の読み取りを行うように制御する読取制御手段と、
    前記最大読取領域で原稿を読み取って得られた画像データから前記原稿の画像データを切り出す切り出し手段と、
    前記切り出し手段により切り出された前記原稿の画像データをファイル化するファイル生成手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記読取装置は、読み取り対象の原稿のサイズが定型のサイズでない場合に、当該原稿のサイズを特定できないことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記読取装置における原稿の読み取りが、原稿自動送り装置から給紙された原稿の読み取りか、或いは原稿台に載置された原稿の読み取りかを判定する判定手段を、更に有し、
    前記読取制御手段は、前記判定手段が前記稿台に載置された原稿の読み取りと判定し、かつ前記原稿のサイズを特定できない場合に、前記読取装置を制御して当該読取装置の最大読取領域での原稿の読み取りを行うように制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 画像処理装置であって、
    原稿を走査して読み取る読取手段と、
    前記読取手段で読み取り対象の原稿のサイズを特定できない場合に、前記読取手段を制御して当該読取手段の最大読取領域での原稿の読み取りを行うように制御する読取制御手段と、
    前記最大読取領域で原稿を読み取って得られた画像データから前記原稿の画像データを切り出す切り出し手段と、
    前記切り出し手段により切り出された前記原稿の画像データをファイル化するファイル生成手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  5. 前記読取手段は、読み取り対象の原稿のサイズが定型のサイズでない場合に、当該原稿のサイズを特定できないことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記原稿に対応する画像データの幅、高さ、及び或いは面積を取得する取得手段を、更に有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記読取手段による原稿の読み取りを指示するボタンを含むメニュー画面を表示する表示手段を更に有し、
    前記読取制御手段は、前記表示手段に表示された前記ボタンの指示に応じて、前記読取手段による原稿の読み取りを開始させることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記読取制御手段は、前記読取手段で、読み取り対象の原稿のサイズを特定できた場合は、前記読取手段を制御して前記原稿のサイズに応じて前記原稿を読み取るように制御することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  9. 前記ファイル生成手段によりファイル化された前記原稿の画像データを、指定された宛先に送信する送信手段を、更に有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記ファイル生成手段によりファイル化された前記原稿の画像データを、指定された宛先に保存させる保存手段を、更に有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 前記読取手段における原稿の読み取りが、原稿自動送り装置から給紙された原稿の読み取りか、或いは原稿台に載置された原稿の読み取りかを判定する判定手段を、更に有し、
    前記読取制御手段は、前記判定手段が前記稿台に載置された原稿の読み取りと判定し、かつ前記原稿のサイズを特定できない場合に、前記読取手段を制御して当該読取手段の最大読取領域での原稿の読み取りを行うように制御することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  12. 画像処理装置を制御する制御方法であって、
    原稿を走査して読み取る読取装置で、読み取り対象の原稿のサイズを特定できない場合に、前記読取装置を制御して当該読取装置の最大読取領域での原稿の読み取りを行うように制御する読取制御工程と、
    前記最大読取領域で原稿を読み取って得られた画像データから前記原稿の画像データを切り出す切り出し工程と、
    前記切り出し工程により切り出された前記原稿の画像データをファイル化するファイル生成工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  13. コンピュータを、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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