JP2019032471A - 照明装置およびプロジェクター - Google Patents
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Abstract
【課題】テレセントリック性を容易に確保できる小型の照明装置を提供する。【解決手段】本発明の照明装置は、複数の発光素子を備え、複数の光からなる光線束を射出する光源部と、光源部から射出された光線束の光路上に設けられたコリメート光学系と、コリメート光学系を通過した光線束の光路上に設けられた光線束圧縮光学系と、を備える。光線束圧縮光学系は、光線束の入射側から順に配置された第1のレンズ、第2のレンズ、第3のレンズ、および第4のレンズを含み、第1のレンズは正のパワーを有する球面レンズからなり、第2のレンズは正のパワーを有する第1のアナモフィックレンズからなり、第3のレンズは負のパワーを有する第2のアナモフィックレンズからなり、第4のレンズは球面レンズからなる。【選択図】図2
Description
本発明は、照明装置およびプロジェクターに関する。
例えばプロジェクターに用いる照明装置として、半導体レーザー等の発光素子を利用した照明装置が提案されている。下記の特許文献1には、2次元レーザーアレイ光源と、インテグレーター光学系と、複数の第1レンズと、複数の第2レンズと、を含む照明光学系を備えたプロジェクターが開示されている。このプロジェクターにおいて、2次元レーザーアレイ光源から射出された複数の光は、インテグレーター光学系によって重畳され、液晶パネル等の光変調素子に照射される。
一般的に、光変調素子のアスペクト比はレーザーアレイ光源から射出される光のアスペクト比とは異なり、さらに、光変調素子のサイズはレーザーアレイ光源から射出される光のサイズとは異なる。そのため、光変調素子を照明する場合、レーザーアレイ光源から射出された光のアスペクト比やサイズを調整するための光学系が必要となる。照明装置の小型化やコスト低減の目的でインテグレーター光学系を省略すると、レーザーアレイ光源からの光の断面形状を調整しつつサイズを大きく変換しなければならない。そのため、仮にレーザーアレイ光源からの光のアスペクト比やサイズが調整できたとしても、光変調素子に入射する光のテレセントリック性を確保することが難しい。
本発明の一つの態様は、上記の課題を解決するためになされたものであって、テレセントリック性を容易に確保できる小型の照明装置を提供することを目的の一つとする。また、本発明の一つの態様は、前記照明装置を備えたプロジェクターを提供することを目的の一つとする。
上記の目的を達成するために、本発明の一つの態様の照明装置は、複数の発光素子を備え、複数の光からなる光線束を射出する光源部と、前記光源部から射出された前記光線束の光路上に設けられたコリメート光学系と、前記コリメート光学系を通過した前記光線束の光路上に設けられた光線束圧縮光学系と、を備える。前記光線束圧縮光学系は、前記光線束の入射側から順に配置された第1のレンズ、第2のレンズ、第3のレンズ、および第4のレンズを含み、前記第1のレンズは正のパワーを有する球面レンズからなり、前記第2のレンズは正のパワーを有する第1のアナモフィックレンズからなり、前記第3のレンズは負のパワーを有する第2のアナモフィックレンズからなり、前記第4のレンズは球面レンズからなる。
本発明の一つの態様の照明装置によれば、ともに球面レンズからなる第1のレンズと第4のレンズとによってアフォーカル光学系が構成され、このアフォーカル光学系によって、光源部からの光線束は平行度が維持されつつサイズが縮小される。また、ともにアナモフィックレンズからなる第2のレンズと第3のレンズとによって形状調整光学系が構成され、この形状調整光学系によって、光源部からの光線束の断面形状およびアスペクト比が調整される。このように、2つのアナモフィックレンズからなる形状調整光学系が2つの球面レンズからなるアフォーカル光学系の内部に組み込まれているため、テレセントリック性を容易に確保できる小型の照明装置を実現することができる。
本発明の一つの態様の照明装置において、前記第1のアナモフィックレンズは第1のシリンドリカルレンズから構成され、前記第2のアナモフィックレンズは第2のシリンドリカルレンズから構成されていてもよい。
この構成によれば、照明装置のコストを低減することができる。
本発明の一つの態様の照明装置において、前記複数の発光素子の各々は半導体レーザーから構成され、前記コリメート光学系は、第3のシリンドリカルレンズと、前記第3のシリンドリカルレンズの後段に設けられた第4のシリンドリカルレンズと、を含み、前記第3のシリンドリカルレンズの母線と前記第4のシリンドリカルレンズの母線とが互いに直交していてもよい。
この構成によれば、複数の球面レンズを備えたコリメート光学系を用いた場合と比べて、光線束のサイズを縮小した後の複数の光の間隔が小さくなるため、光線束の照度の均一性を高めることができる。
本発明の一つの態様の照明装置において、前記複数の発光素子の各々は半導体レーザーからなり、前記コリメート光学系は、複数の凸レンズを含み、前記半導体レーザーの光射出領域の長手方向は、前記第1のシリンドリカルレンズの母線および前記第2のシリンドリカルレンズの母線と平行であってもよい。
この構成によれば、半導体レーザーの光射出領域の長手方向が第1のシリンドリカルレンズの母線および第2のシリンドリカルレンズの母線と垂直である場合に比べて、光線束のサイズを縮小した後の複数の光の間隔が小さくなるため、光線束の照度の均一性を高めることができる。
本発明の一つの態様の照明装置は、前記光線束圧縮光学系を通過した前記光線束を拡散させる拡散素子をさらに備えていてもよい。
この構成によれば、光線束圧縮光学系を通過した光線束が拡散素子によって拡散されるため、光線束の照度の均一性を高めることができる。
本発明の一つの態様のプロジェクターは、本発明の一つの態様の照明装置と、前記照明装置からの光を画像情報に応じて変調することにより画像光を形成する光変調装置と、前記画像光を投射する投射光学系と、を備える。
この構成によれば、表示品位に優れた小型のプロジェクターを実現することができる。
本発明の一つの態様のプロジェクターにおいて、前記光変調装置は、長手方向を有する画像形成領域を備え、前記第1のアナモフィックレンズは第1のシリンドリカルレンズからなり、前記第2のアナモフィックレンズは第2のシリンドリカルレンズからなり、前記第1のシリンドリカルレンズの母線および前記第2のシリンドリカルレンズの母線は、前記長手方向と平行であってもよい。
この構成によれば、光線束のアスペクト比やサイズを画像形成領域のアスペクト比やサイズに合わせて調整しやすい。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態のプロジェクターの概略構成図である。
図1に示すように、プロジェクター100は、赤色光用照明装置101Rと、緑色光用照明装置101Gと、青色光用照明装置101Bと、赤色光用液晶ライトバルブ102Rと、緑色光用液晶ライトバルブ102Gと、青色光用液晶ライトバルブ102Bと、フィールドレンズ106Bと、フィールドレンズ106Gと、フィールドレンズ106Rと、色合成素子103と、投射光学系104と、を備えている。
図1は、本実施形態のプロジェクターの概略構成図である。
図1に示すように、プロジェクター100は、赤色光用照明装置101Rと、緑色光用照明装置101Gと、青色光用照明装置101Bと、赤色光用液晶ライトバルブ102Rと、緑色光用液晶ライトバルブ102Gと、青色光用液晶ライトバルブ102Bと、フィールドレンズ106Bと、フィールドレンズ106Gと、フィールドレンズ106Rと、色合成素子103と、投射光学系104と、を備えている。
本実施形態において、赤色光用照明装置101R、緑色光用照明装置101G、および青色光用照明装置101Bの各々は、特許請求の範囲の「照明装置」に対応する。赤色光用液晶ライトバルブ102R、緑色光用液晶ライトバルブ102G、および青色光用液晶ライトバルブ102Bの各々は、特許請求の範囲の「光変調装置」に対応する。
プロジェクター100は、概略、以下のように動作する。
赤色光用照明装置101Rから射出された複数の赤色のレーザー光からなる光線束LRは、フィールドレンズ106Rを介して赤色光用液晶ライトバルブ102Rに入射して変調される。緑色光用照明装置101Gから射出された複数の緑色のレーザー光からなる光線束LGは、フィールドレンズ106Gを介して緑色光用液晶ライトバルブ102Gに入射して変調される。青色光用照明装置101Bから射出された複数の青色のレーザー光からなる光線束LBは、フィールドレンズ106Bを介して青色光用液晶ライトバルブ102Bに入射して変調される。
赤色光用照明装置101Rから射出された複数の赤色のレーザー光からなる光線束LRは、フィールドレンズ106Rを介して赤色光用液晶ライトバルブ102Rに入射して変調される。緑色光用照明装置101Gから射出された複数の緑色のレーザー光からなる光線束LGは、フィールドレンズ106Gを介して緑色光用液晶ライトバルブ102Gに入射して変調される。青色光用照明装置101Bから射出された複数の青色のレーザー光からなる光線束LBは、フィールドレンズ106Bを介して青色光用液晶ライトバルブ102Bに入射して変調される。
青色光用液晶ライトバルブ102Bは、図示を省略するが、一対のガラス基板の間に液晶層が挟持された液晶パネルと、液晶パネルの光入射側に配置された光入射側偏光板と、液晶パネルの光射出側に配置された光射出側偏光板と、を備えている。また、青色光用液晶ライトバルブ102Bは、長手方向と短手方向とを有する矩形状の画像形成領域を備えている。液晶パネルの動作モードは、TNモード、VAモード、横電界モード等、特に限定されるものではない。緑色光用液晶ライトバルブ102G、赤色光用液晶ライトバルブ102Rも、同様の構成である。青色光用液晶ライトバルブ102Bは、青色光用照明装置101Bからの光を画像情報に応じて変調することにより画像光を形成する。緑色光用液晶ライトバルブ102G、赤色光用液晶ライトバルブ102Rについても、同様である。
赤色光用液晶ライトバルブ102Rにより変調された赤色光、緑色光用液晶ライトバルブ102Gにより変調された緑色光、および青色光用液晶ライトバルブ102Bにより変調された青色光は、色合成素子103によって合成される。色合成素子103は、例えばクロスダイクロイックプリズムから構成されている。色合成素子103により合成された光は、画像光として射出された後、投射光学系104によりスクリーンSCRに拡大投射される。投射光学系104は、複数のレンズによって構成されている。このようにして、フルカラーの画像が表示される。
以下、青色光用照明装置101Bから光線束が射出される方向をY方向とし、投射光学系104から光が射出される方向をX方向とし、X方向およびY方向と垂直な方向をZ方向として説明する。
各照明装置について説明する。
青色光用照明装置101B、緑色光用照明装置101G、および赤色光用照明装置101Rは、射出する光の色(波長域)が互いに異なるだけであり、装置構成は同様である。一例として、青色光用照明装置101Bは、概ね380nm〜495nmの波長域にピーク波長を有する光を射出する。緑色光用照明装置101Gは、概ね495nm〜585nmの波長域にピーク波長を有する光を射出する。赤色光用照明装置101Rは、概ね585nm〜720nmの波長域にピーク波長を有する光を射出する。
青色光用照明装置101B、緑色光用照明装置101G、および赤色光用照明装置101Rは、射出する光の色(波長域)が互いに異なるだけであり、装置構成は同様である。一例として、青色光用照明装置101Bは、概ね380nm〜495nmの波長域にピーク波長を有する光を射出する。緑色光用照明装置101Gは、概ね495nm〜585nmの波長域にピーク波長を有する光を射出する。赤色光用照明装置101Rは、概ね585nm〜720nmの波長域にピーク波長を有する光を射出する。
したがって、以下では、青色光用照明装置101Bについてのみ説明し、赤色光用照明装置101Rおよび緑色光用照明装置101Gについては説明を省略する。
図2は青色光用照明装置101Bの斜視図である。図3は、青色光用照明装置101BをZ方向に見た平面図である。図4は、青色光用照明装置101BをX方向に見た側面図である。
図2〜図4に示すように、青色光用照明装置101Bは、光源部11と、コリメート光学系12と、光線束圧縮光学系13と、拡散素子14と、を備えている。光源部11は、複数の発光素子111を備え、複数の光Lからなる光線束Kを射出する。コリメート光学系12は、光源部11から射出された光線束Kの光路上に設けられている。光線束圧縮光学系13は、コリメート光学系12を通過した光線束Kの光路上に設けられている。拡散素子14は、光線束圧縮光学系13を通過した光線束Kを拡散させる。
最初に、光線束圧縮光学系13について説明する。
光線束圧縮光学系13は、光線束Kの入射側から順に配置された第1のレンズ131、第2のレンズ132、第3のレンズ133および第4のレンズ134を含んでいる。第1のレンズ131は、正のパワーを有する球面レンズからなる。第2のレンズ132は、正のパワーを有する第1のアナモフィックレンズからなる。第3のレンズ133は、負のパワーを有する第2のアナモフィックレンズからなる。第4のレンズ134は、負のパワーを有する球面レンズからなる。
光線束圧縮光学系13は、光線束Kの入射側から順に配置された第1のレンズ131、第2のレンズ132、第3のレンズ133および第4のレンズ134を含んでいる。第1のレンズ131は、正のパワーを有する球面レンズからなる。第2のレンズ132は、正のパワーを有する第1のアナモフィックレンズからなる。第3のレンズ133は、負のパワーを有する第2のアナモフィックレンズからなる。第4のレンズ134は、負のパワーを有する球面レンズからなる。
第1のレンズ131と第4のレンズ134とは、コリメート光学系12から射出された光線束Kを圧縮するアフォーカル光学系を構成する。第1のレンズ131は、球面からなる凸面と平面とを有する平凸レンズから構成されている。第4のレンズ134は、球面からなる凹面と平面とを有する平凹レンズから構成されている。
第2のレンズ132と第3のレンズ133とは、コリメート光学系12から射出された光線束Kのアスペクト比を調整する形状調整光学系を構成する。第2のレンズ132は、第1のアナモフィックレンズである第1のシリンドリカルレンズから構成されている。第1のシリンドリカルレンズは、凸面と平面とを有する平凸レンズから構成されており、母線132bがX方向と平行な方向を向くように配置されている。第3のレンズ133は、第2のアナモフィックレンズである第2のシリンドリカルレンズから構成されている。第2のシリンドリカルレンズは、凹面と平面とを有する平凹レンズから構成されており、母線133bがX方向と平行な方向を向くように配置されている。
第1のシリンドリカルレンズの母線132bおよび第2のシリンドリカルレンズの母線133bは、青色光用照明装置101Bに対応する青色光用液晶ライトバルブ102Bの画像形成領域の長手方向と平行である。
図4に示すように、第2のレンズ132は、母線132bと直交するYZ平面と平行な面内においてのみ屈折力を持っていることで、発光素子111からの光LをYZ平面と平行な面内において屈折させる。一方、図3に示すように、第2のレンズ132は、母線132bと平行なXY平面と平行な面内においては屈折力を持たない。そのため、光Lは、XY平面と平行な面内においては、屈折することなく、第2のレンズ132を透過する。
図4に示すように、第3のレンズ133は、母線133bと直交するYZ平面と平行な面内においてのみ屈折力を持っていることで、発光素子111からの光LをYZ平面と平行な面内において屈折させる。一方、図3に示すように、第3のレンズ133は、母線133bと平行なXY平面と平行な面内においては屈折力を持たない。そのため、光Lは、XY平面と平行な面内においては、屈折することなく、第3のレンズ133を透過する。
したがって、光線束Kは、光線束圧縮光学系13を通過することにより、XY平面と平行な面内よりもYZ平面と平行な面内において大きい圧縮率で圧縮される。第2のレンズ132と第3のレンズ133との間の距離、第2のレンズ132の屈折力、および第3のレンズ133の屈折力は、光線束圧縮光学系13を透過した光線束Kの断面形状のアスペクト比が画像形成領域のアスペクト比と略一致するように設定されている。
また、第1のレンズ131と第4のレンズ134とがアフォーカル光学系を構成するため、光線束圧縮光学系13の前後でのテレセントリック性が維持される。
図2に示すように、光源部11は、基材112と、複数の支持部材113と、支持部材113に支持された複数の発光素子111とを備える。基材112および支持部材113は、例えばアルミニウム、銅等の放熱性に優れた金属材料から構成されている。複数の支持部材113は、基材112の第1面112aに設置されている。
各支持部材113は板状の部材であって、上面113aと下面113bとを有する。上面113aおよび下面113bの平面形状は、略矩形状であって、X方向に長辺を有し、Y方向に短辺を有している。上面113aはXY平面と平行であり、水平面となっている。
複数の発光素子111の各々は、半導体レーザーから構成されている。複数の発光素子111は、支持部材113の上面113aに一方向(X方向)に沿って所定の間隔をおいて実装されている。また、複数の支持部材113は、基材112の第1面112aに一方向(Z方向)に沿って所定の間隔をおいて固定されている。本実施形態では、一例として、光源部11は、5個の発光素子111がそれぞれ実装された5個の支持部材113を備えている。
各発光素子111が1本のレーザービームからなる光Lを射出し、光源部11は全体として複数の光Lを含む光線束Kを射出する。X方向において隣り合う2つの光Lの間隔とZ方向において隣り合う2つの光Lの間隔とは略同じである。そのため、光線束Kの中心軸に垂直な断面形状は、略正方形状である。
図5は、発光素子111の斜視図である。
図5に示すように、発光素子111は、光Lを射出する光射出面111aを有している。光射出面111aは、光射出面111aからの光Lの主光線Lcの射出方向から見て、長手方向W1と短手方向W2とを有する略矩形状の平面形状を有している。図5において、長手方向W1はX方向と平行であり、短手方向W2はZ方向と平行である。
図5に示すように、発光素子111は、光Lを射出する光射出面111aを有している。光射出面111aは、光射出面111aからの光Lの主光線Lcの射出方向から見て、長手方向W1と短手方向W2とを有する略矩形状の平面形状を有している。図5において、長手方向W1はX方向と平行であり、短手方向W2はZ方向と平行である。
発光素子111から射出される光Lは、長手方向W1と平行な偏光方向を有する直線偏光である。光Lの短手方向W2への拡がりは、光Lの長手方向W1への拡がりよりも大きい。本実施形態において、光Lの長手方向W1への拡がり角度の最大値(最大放射角度)は例えば20°であり、短手方向W2への拡がり角度の最大値(最大放射角度)は例えば70°である。そのため、光Lの断面形状BSは、Z方向(短手方向W2)を長軸方向とした楕円形状となる。
図2に示すように、光源部11から射出された光線束Kは、コリメート光学系12に入射する。コリメート光学系12は、光源部11の側から順に配置された第1のシリンドリカルレンズアレイ121と、第2のシリンドリカルレンズアレイ122と、を備えている。
図4に示すように、第1のシリンドリカルレンズアレイ121は、複数の第3のシリンドリカルレンズ123を含んでいる。第1のシリンドリカルレンズアレイ121は、Z方向に配列されている発光素子111の数と一致した数の第3のシリンドリカルレンズ123を備えている。本実施形態において、第1のシリンドリカルレンズアレイ121は、5個の第3のシリンドリカルレンズ123を備えている。複数の第3のシリンドリカルレンズ123は、一体形成されていてもよいし、別体で構成されていてもよい。
図3に示すように、第2のシリンドリカルレンズアレイ122は、複数の第4のシリンドリカルレンズ124を含んでいる。第2のシリンドリカルレンズアレイ122は、各支持部材113に実装された発光素子111の数と一致した数の第4のシリンドリカルレンズ124を備えている。本実施形態において、第2のシリンドリカルレンズアレイ122は、5個の第4のシリンドリカルレンズ124を備えている。複数の第4のシリンドリカルレンズ124は、一体形成されていてもよいし、別体で構成されていてもよい。
第4のシリンドリカルレンズ124は、母線124bの方向が支持部材113の上面113aと交差するように配置されている。また、図2に示すように、コリメート光学系12をY方向に見たとき、第4のシリンドリカルレンズ124の母線124bと第3のシリンドリカルレンズ123の母線123bの方向とは、互いに直交している。
第3のシリンドリカルレンズ123は、母線123bと直交するYZ平面と平行な面内においてのみ屈折力を持っていることで、発光素子111からの光LをYZ平面と平行な面内において平行化する。一方、第3のシリンドリカルレンズ123は、母線123bと平行なXY平面と平行な面内においては屈折力を持たない。そのため、光Lは、XY平面と平行な面内においては、屈折することなく、第3のシリンドリカルレンズ123を透過する。
第4のシリンドリカルレンズ124は、母線124bと平行なYZ平面と平行な面内においては屈折力を持たないため、第3のシリンドリカルレンズ123を透過した光Lは、YZ平面と平行な面内においては、屈折することなく、第4のシリンドリカルレンズ124を透過する。一方、第4のシリンドリカルレンズ124は、母線124bと直交するXY平面と平行な面内において屈折力を持つため、第3のシリンドリカルレンズ123を透過した光LをXY平面と平行な面内において平行化する。
第3のシリンドリカルレンズ123と第4のシリンドリカルレンズ124との間の距離、第3のシリンドリカルレンズ123の屈折力、および第4のシリンドリカルレンズ124の屈折力は、光Lの断面形状を楕円形から略円形に変換するように設定されている。
このように、光源部11から射出された光線束Kは、2つのシリンドリカルレンズ123,124を含むコリメート光学系12によって平行光に変換される。
拡散素子14は、光線束圧縮光学系13から射出された光線束Kを拡散光線束に変換し、青色光用液晶ライトバルブ102Bに向けて射出させる。青色光用液晶ライトバルブ102Bの画像形成領域における光線束Kの照度分布の均一性は、拡散素子14によって高められる。拡散素子14として、例えば光学ガラスからなる磨りガラス板が用いられる。
本実施形態の照明装置101Bによれば、第1のレンズ131と第4のレンズ134とによってアフォーカル光学系が構成され、光源部11からの光線束Kは、アフォーカル光学系によって平行度が維持されつつサイズが縮小される。また、第2のレンズ132と第3のレンズ133とによって形状調整光学系が構成され、形状調整光学系によって光源部11からの光線束Kのアスペクト比が液晶ライトバルブ102Bの画像形成領域のアスペクト比に略一致するように調整される。このように、光線束圧縮光学系13において、2つのシリンドリカルレンズからなる形状調整光学系が2つの球面レンズからなるアフォーカル光学系の内部に組み込まれているため、テレセントリック性を容易に確保できる小型の照明装置101Bを実現することができる。
本発明者は、本実施形態の光線束圧縮光学系13の効果を実証するため、光線束圧縮光学系13の前段、後段および画像形成領域における光線束Kの強度分布のシミュレーションを行った。その結果について説明する。
図6は、光線束圧縮光学系13の前段における光線束Kの強度分布を示すシミュレーション結果である。図7は、光線束圧縮光学系13の後段における光線束Kの強度分布を示すシミュレーション結果である。図8は、画像形成領域における光線束Kの強度分布を示すシミュレーション結果である。なお、図6、図7および図8における縮尺は互いに異なっている。
図6は、光線束圧縮光学系13の前段における光線束Kの強度分布を示すシミュレーション結果である。図7は、光線束圧縮光学系13の後段における光線束Kの強度分布を示すシミュレーション結果である。図8は、画像形成領域における光線束Kの強度分布を示すシミュレーション結果である。なお、図6、図7および図8における縮尺は互いに異なっている。
光線束圧縮光学系13の前段においては、図6に示すように、光線束KのX方向の幅Wx1とZ方向の幅Wz1とは略等しく、光線束Kを構成する複数の光Lの配列は、略正方形状となった。また、上述したように、2組のシリンドリカルレンズアレイからなるコリメート光学系12が用いられたことにより、光線束Kを構成する各光Lの断面形状は、発光素子111から射出された直後の細長い楕円形(図5参照)から円形となった。
光線束圧縮光学系13のZ方向の圧縮率がX方向の圧縮率よりも大きいため、光線束圧縮光学系13の後段においては、図7に示すように、光線束KのZ方向の幅Wz2はX方向の幅Wx2よりも小さく、光線束Kを構成する複数の光Lの配列は、長方形状となった。また、光線束Kを構成する各光Lの断面形状は、X方向に長手方向を有する楕円形となった。光線束Kの断面の形状(アスペクト比)とサイズはそれぞれ、画像形成領域Hの形状とサイズに略一致している。
図7に示す強度分布を有する光線束Kが拡散素子14を透過することによって、図8に示すように、画像形成領域H内での強度分布が略均一となった。
このように、本実施形態の光線束圧縮光学系13によれば、光源部11からの光線束Kのサイズやアスペクト比を最適化できることが判った。
また、本実施形態の照明装置101Bにおいては、第2のレンズ132を構成する第1のアナモフィックレンズが第1のシリンドリカルレンズから構成され、第3のレンズ133を構成する第2のアナモフィックレンズが第2のシリンドリカルレンズから構成されているため、照明装置のコストを低減することができる。
また、本実施形態の照明装置101Bにおいては、コリメート光学系12が第3のシリンドリカルレンズと第4のシリンドリカルレンズとを含んでいるため、複数の凸レンズ(球面レンズ)を備えたコリメート光学系を用いた場合と比べて、図7に示すように、光線束Kのサイズを縮小した後の複数の光Lの間隔が小さくなる。これにより、光線束Kの照度均一性を高めることができる。
以上の効果は、照明装置101G,101Rにおいても得られる。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態について、図9〜図12を用いて説明する。
第2実施形態のプロジェクターの構成は第1実施形態と略同様であるが、照明装置の構成が第1実施形態と異なる。そのため、プロジェクター全体の説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図9は、本実施形態の青色光用照明装置201Bの斜視図である。
図9において、第1実施形態で用いた図面と共通の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
以下、本発明の第2実施形態について、図9〜図12を用いて説明する。
第2実施形態のプロジェクターの構成は第1実施形態と略同様であるが、照明装置の構成が第1実施形態と異なる。そのため、プロジェクター全体の説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図9は、本実施形態の青色光用照明装置201Bの斜視図である。
図9において、第1実施形態で用いた図面と共通の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図9に示すように、青色光用照明装置201Bは、光源部11と、コリメート光学系16と、光線束圧縮光学系13と、拡散素子14と、を備えている。コリメート光学系16は、複数の発光素子111の数と等しい数の複数の球面凸レンズ161を含んでいる。複数の球面凸レンズ161の各々は、球面からなる凸面と平面とを有し、複数の発光素子111の各々に対応して設けられている。発光素子111を構成する半導体レーザーの光射出領域の長手方向は、第2のレンズ132を構成する第1のシリンドリカルレンズの母線および第3のレンズ133を構成する第2のシリンドリカルレンズの母線と平行である。
青色光用照明装置201Bのその他の構成は、第1実施形態と同様である。
青色光用照明装置201Bのその他の構成は、第1実施形態と同様である。
本実施形態においても、テレセントリック性を容易に確保できる小型の照明装置を実現することができる、といった第1実施形態と同様の効果が得られる。
本発明者は、本実施形態の光線束圧縮光学系13の効果を実証するため、光線束圧縮光学系13の前段、後段および画像形成領域における光線束Kの強度分布のシミュレーションを行った。その結果について説明する。
図10は、光線束圧縮光学系13の前段における光線束Kの強度分布を示すシミュレーション結果である。図11は、光線束圧縮光学系13の後段における光線束Kの強度分布を示すシミュレーション結果である。図12は、画像形成領域における光線束Kの強度分布を示すシミュレーション結果である。なお、図10、図11および図12における縮尺は互いに異なっている。
図10は、光線束圧縮光学系13の前段における光線束Kの強度分布を示すシミュレーション結果である。図11は、光線束圧縮光学系13の後段における光線束Kの強度分布を示すシミュレーション結果である。図12は、画像形成領域における光線束Kの強度分布を示すシミュレーション結果である。なお、図10、図11および図12における縮尺は互いに異なっている。
光線束圧縮光学系13の前段においては、図10に示すように、光線束KのX方向の幅Wx3とZ方向の幅Wz3とは略等しく、光線束Kを構成する複数の光Lの配列は、略正方形状となった。また、第1実施形態と異なり、複数の球面凸レンズ161からなるコリメート光学系16が用いられているため、光線束Kを構成する各光Lの断面形状は、発光素子111から射出された直後と同様、細長い楕円形(図5参照)である。
光線束圧縮光学系13の後段においては、図11に示すように、光線束KのZ方向の幅Wz4はX方向の幅Wx4よりも小さく、光線束Kを構成する複数の光Lの配列は、長方形状となった。また、光線束Kを構成する各光Lの断面形状は、楕円形であるが、図10に示した光線束圧縮光学系13の前段での各光Lの断面形状に比べて、楕円の短軸方向の長さに対する長軸方向の長さの比(アスペクト比)が小さくなった。光線束Kの断面の形状(アスペクト比)とサイズはそれぞれ、画像形成領域Hの形状とサイズに略一致している。
図11に示す強度分布を有する光線束Kが拡散素子14を透過することにより、図12に示すように、画像形成領域内での強度分布が略均一となった。
このように、本実施形態の光線束圧縮光学系13によれば、光源部11からの光線束のサイズやアスペクト比を最適化できることが判った。
また、本実施形態の照明装置において、半導体レーザーの光射出領域の長手方向が第1のシリンドリカルレンズの母線および第2のシリンドリカルレンズの母線と平行であるため、半導体レーザーの光射出領域の長手方向が第1のシリンドリカルレンズの母線および第2のシリンドリカルレンズの母線と垂直である場合に比べて、各光Lの断面形状である楕円のアスペクト比が小さくなり、光線束のサイズを縮小した後の複数の光Lの間隔が小さくなる。これにより、光線束Kの照度の均一性をより高めることができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば上記実施形態では、光線束圧縮光学系は、第2のレンズを構成する第1のアナモフィックレンズおよび第3のレンズを構成する第2のアナモフィックレンズがともにシリンドリカルレンズで構成され、これらのシリンドリカルレンズの母線と平行な面内(XY平面)では屈折力を有していなかったが、この構成に代えて、XY平面内、YZ平面内の双方で屈折力を有する第1のアナモフィックレンズおよび第2のアナモフィックレンズで構成されていてもよい。この場合、YZ平面内の屈折力は、XY平面内の屈折力よりも大きいことが望ましい。この構成によれば、第1のレンズおよび第4のレンズのパワー不足を、第1のアナモフィックレンズおよび第2のアナモフィックレンズで補うことができる。
例えば上記実施形態では、光線束圧縮光学系は、第2のレンズを構成する第1のアナモフィックレンズおよび第3のレンズを構成する第2のアナモフィックレンズがともにシリンドリカルレンズで構成され、これらのシリンドリカルレンズの母線と平行な面内(XY平面)では屈折力を有していなかったが、この構成に代えて、XY平面内、YZ平面内の双方で屈折力を有する第1のアナモフィックレンズおよび第2のアナモフィックレンズで構成されていてもよい。この場合、YZ平面内の屈折力は、XY平面内の屈折力よりも大きいことが望ましい。この構成によれば、第1のレンズおよび第4のレンズのパワー不足を、第1のアナモフィックレンズおよび第2のアナモフィックレンズで補うことができる。
また、上記実施形態では、光線束圧縮光学系は、第4のレンズとして、負のパワーを有する球面レンズ(凹レンズ)が用いられていたが、正のパワーを有する球面レンズ(凸レンズ)が用いられてもよい。
また、上記実施形態で例示した光源部、照明装置、およびプロジェクターの各構成要素の数、配置、形状、材料、寸法等については、適宜変更が可能である。
上記実施形態では、3つの光変調装置を備えるプロジェクターを例示したが、一つの光変調装置でカラー映像を表示するプロジェクターに本発明を適用することも可能である。また、光変調装置として、デジタルミラーデバイスを用いてもよい。
また、上記実施形態では、本発明による照明装置をプロジェクターに応用する例を示したが、これに限られない。本発明による照明装置を自動車用ヘッドライト等の照明器具にも適用することができる。
11…光源部、12,16…コリメート光学系、13…光線束圧縮光学系、14…拡散素子、100…プロジェクター、101B…青色光用照明装置(照明装置)、101G…緑色光用照明装置(照明装置)、101R…赤色光用照明装置(照明装置)、102B…青色光用液晶ライトバルブ(光変調装置)、102G…緑色光用液晶ライトバルブ(光変調装置)、102R…赤色光用液晶ライトバルブ(光変調装置)、104…投射光学系、111…発光素子、131…第1のレンズ、132…第2のレンズ、133…第3のレンズ、134…第4のレンズ、K…光線束、L…光。
Claims (7)
- 複数の発光素子を備え、複数の光からなる光線束を射出する光源部と、
前記光源部から射出された前記光線束の光路上に設けられたコリメート光学系と、
前記コリメート光学系を通過した前記光線束の光路上に設けられた光線束圧縮光学系と、
を備え、
前記光線束圧縮光学系は、前記光線束の入射側から順に配置された第1のレンズ、第2のレンズ、第3のレンズおよび第4のレンズを含み、
前記第1のレンズは正のパワーを有する球面レンズからなり、
前記第2のレンズは正のパワーを有する第1のアナモフィックレンズからなり、
前記第3のレンズは負のパワーを有する第2のアナモフィックレンズからなり、
前記第4のレンズは球面レンズからなる、照明装置。 - 前記第1のアナモフィックレンズは第1のシリンドリカルレンズからなり、
前記第2のアナモフィックレンズは第2のシリンドリカルレンズからなる、請求項1に記載の照明装置。 - 前記複数の発光素子の各々は半導体レーザーからなり、
前記コリメート光学系は、第3のシリンドリカルレンズと、前記第3のシリンドリカルレンズの後段に設けられた第4のシリンドリカルレンズと、を含み、
前記第3のシリンドリカルレンズの母線と前記第4のシリンドリカルレンズの母線とが互いに直交している、請求項1または請求項2に記載の照明装置。 - 前記複数の発光素子の各々は半導体レーザーからなり、
前記コリメート光学系は、複数の凸レンズを含み、
前記半導体レーザーの光射出領域の長手方向は、前記第1のシリンドリカルレンズの母線および前記第2のシリンドリカルレンズの母線と平行である、請求項2に記載の照明装置。 - 前記光線束圧縮光学系を通過した前記光線束を拡散させる拡散素子をさらに備える、請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の照明装置。
- 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の照明装置と、
前記照明装置からの前記光線束を画像情報に応じて変調することにより画像光を形成する光変調装置と、
前記画像光を投射する投射光学系と、を備える、プロジェクター。 - 前記光変調装置は、長手方向を有する画像形成領域を備え、
前記第1のアナモフィックレンズは第1のシリンドリカルレンズからなり、
前記第2のアナモフィックレンズは第2のシリンドリカルレンズからなり、
前記第1のシリンドリカルレンズの母線および前記第2のシリンドリカルレンズの母線は、前記長手方向と平行である、請求項6に記載のプロジェクター。
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WO2020036013A1 (ja) * | 2018-08-16 | 2020-02-20 | ソニー株式会社 | 光源装置及び投射型表示装置 |
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-
2017
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US11490059B2 (en) | 2018-08-16 | 2022-11-01 | Sony Corporation | Light source device and projection type display device |
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