JP2019028112A - 振れ補正機能付き光学ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】 部品の重複および機能の重複を解消して性能の向上を図った振れ補正機能付き光学ユニットを提供する。【解決手段】 固定体15の内部には、可動体16が支持体17に揺動自在に支持されて、収容されている。被写体側ケース13の開口部にはレンズ18が露出している。レンズ18は、可動体16が備える鏡筒部材19に保持されている。可動体16を構成するホルダ40の筒部40cは、鏡筒部材19の外周を囲む形状をしている。鏡筒部材19の外周には雄ネジが形成され、筒部40cの内周には、鏡筒部材19の雄ネジに嵌まる雌ネジが形成されている。鏡筒部材19のホルダ40への取り付けは、これら雄ネジと雌ネジとが嵌合させられることで行われ、鏡筒部材19はホルダ40に直接固定される。【選択図】 図7
Description
本発明は、携帯端末や移動体に搭載される振れ補正機能付き光学ユニットに関する。
従来、この種の振れ補正機能付き光学ユニットとしては、例えば、特許文献1に開示されたものがある。この光学ユニットは、光学素子を備える可動体と、可動体を揺動支持機構によって揺動可能に支持する支持体を備える。支持体は可動体に対して固定体として構成され、光学素子であるレンズを被写体側に露出させて、可動体を収容する。可動体は、光学モジュールと、この光学モジュールを外周側から保持するホルダとを備え、一般的に図1の分解斜視図に示される。
光学モジュールは、図1に示す、光学素子を保持する鏡筒部材1と、撮像素子2が実装された回路基板3とが、センサカバー4に保持されて構成される。鏡筒部材1は、センサカバー4の中央に形成された円筒部4aの内周に外周がネジで嵌まって、センサカバー4に取り付けられる。円筒部4aの内側には、光学素子を介して入射される被写体光を撮像素子2に入射させる矩形状の開口部4bが形成されている。ホルダ5は、底板部5aの中央に形成された筒状の保持部5bと、底板部5aの4辺に立設された壁部5cとを備える。光学モジュールは、ホルダ5の保持部5bの内周にセンサカバー4の円筒部4aの外周が保持されて、ホルダ5に固定される。
ホルダ5の各壁部5cには図示しない揺動駆動用コイルが取り付けられ、固定体の各揺動駆動用コイルに対向する各内壁には揺動駆動用マグネットが取り付けられる。これら揺動駆動用コイルおよび揺動駆動用マグネットは揺動駆動機構を構成し、揺動駆動用コイルに通電されることで可動体を揺動させて、ピッチング方向およびローリング方向の振れ補正を行う。
しかしながら、上記従来の振れ補正機能付き光学ユニットは、既存の上記光学モジュールを、上記ホルダを備える別設計したアクチュエータに組み込むことで、可動体が構成されている。このため、上記従来の振れ補正機能付き光学ユニットは、可動体の全体から見た部品構成の技術的検討が足りず、光学ユニットの性能の向上を図る技術的課題を見出す余地が残されていた。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、光学素子を保持する鏡筒部材、光学素子によって結像される被写体光を受光する撮像素子、および、鏡筒部材の外周を囲んで設けられ、揺動駆動機構を構成するコイルまたはマグネットの一方が取り付けられるホルダを有する可動体と、この可動体を揺動支持機構を介して揺動自在に支持する、揺動駆動機構を構成するコイルまたはマグネットの他方が取り付けられる固定体とを備える振れ補正機能付き光学ユニットにおいて、鏡筒部材がホルダに直接固定されることを特徴とする。
従来、鏡筒部材は、センサカバーに取り付けられた上で、センサカバーがホルダに固定されることで、重複して可動体に保持されている、という技術的課題が見出された。この技術的課題を解消すべく本発明はなされ、鏡筒部材を、センサカバーを介することなく、ホルダに直接固定する構成とした。本構成によれば、鏡筒部材とホルダとの間に介在していたセンサカバーの部材が不要となり、部品の重複および機能の重複が解消されて、光学ユニットの性能の向上を図れるようになった。すなわち、不要部材の分だけ材料費が低減され、光学ユニットの製品コストを低減させることができる。また、鏡筒部材の周囲の不要部材が存在していた空間を詰めることで、可動体、引いては光学ユニットを小型化し、軽量化することが可能になる。可動体が軽量化することで、揺動駆動機構に必要とされる電力を低減することができ、光学ユニットの低消費電力化を図ることができる。また、鏡筒部材の周囲の不要部材が存在していた空間を利用することで、大きな鏡筒部材を可動体に備えることが可能になり、外形寸法を変えずに光学ユニットで得られる画像の高画素化を図ることができる。
また、本発明は、ホルダが鏡筒部材の外周を囲む筒部を有し、鏡筒部材が筒部の内周に外周が直接固定されることを特徴とする。
本構成によれば、鏡筒部材の径方向において不要部材が削減され、鏡筒部材の径方向において空間を詰める、または空間を確保することができる。また、ホルダの筒部内周と鏡筒部材の外周との筒状部材どうしが嵌まって固定されることで、ホルダによる鏡筒部材の保持は確実に安定して行われる。
また、本発明は、鏡筒部材の外周に雄ネジが形成され、ホルダの筒部の内周に雄ネジに嵌まる雌ネジが形成されていることを特徴とする。
本構成によれば、鏡筒部材は、雄ネジと雌ネジとのネジ作用によってホルダに対する相対位置が可変される。したがって、鏡筒部材に保持される光学素子はネジのピッチに応じてホルダに対して進退し、撮像素子との間の距離が調整される。このため、光学素子および撮像素子間の距離調整は、分解能を高めて行うことができ、精度良くピント調整を行うことができる。また、鏡筒部材の外周とホルダの内周とがネジで嵌まり合って鏡筒部材がホルダに保持されることで、鏡筒部材およびホルダ間の接触面積が増えるので、鏡筒部材およびホルダ間の固定を堅固にすることができる。
また、従来は、既存の光学モジュールが、撮像素子が取り付けられたセンサカバーに鏡筒部材が一緒に組み付けられて、構成されていた。このため、鏡筒部材の仕様を変更すると、鏡筒部材の外周に形成される雄ネジの仕様が変わるため、鏡筒部材に一緒に組み付けられていた、鏡筒部材の雄ネジの仕様に合った雌ネジが形成されるセンサカバーと撮像素子も、鏡筒部材と共に変更する必要があった。しかし、本構成によれば、センサカバーを使った既存の光学モジュールを用いずに可動体が構成されるため、鏡筒部材の新たな雄ネジの仕様に合わせて、ホルダに形成する雌ネジの仕様を単に変更するだけで、鏡筒部材の仕様変更に対応することができる。
また、本発明は、被写体光を撮像素子に入射させる開口部およびこの開口部の周囲に形成されて撮像素子を覆う被覆部を有するセンサカバーがホルダの反被写体側に固定されてホルダに一体に設けられることを特徴とする。
本構成によれば、被写体光が入射する箇所を除く撮像素子部分がセンサカバーの被覆部で覆われるので、撮像素子に不要な光がノイズ光として入り込まなくなる。
また、本発明は、ホルダが、被写体光を撮像素子に入射させる開口部およびこの開口部の周囲に形成されて撮像素子を覆う被覆部を有するセンサカバー部を反被写体側にホルダに一体の部材として備えることを特徴とする。
本構成によっても、被写体光が入射する箇所を除く撮像素子部分がセンサカバー部の被覆部で覆われるので、撮像素子に不要な光がノイズ光として入り込まなくなる。また、センサカバー部がホルダに一体の部材として形成され、構成部品点数が増えないので、光学ユニットの製品コストを抑制することができる。
また、本発明は、センサカバーが、被覆部のホルダに対向する面にボスが形成され、ホルダが、被覆部に対向する面にボスが嵌まる孔または凹部が形成されることを特徴とする。
本構成によれば、センサカバーの被覆部に形成されたボスをホルダに形成された孔または凹部に嵌めて、センサカバーをホルダに固定することで、ホルダに保持される光学素子とセンサカバーに保持される撮像素子との相対位置決めを容易に行うことができる。
また、本発明は、センサカバーが、開口部の周囲を囲んでホルダ側に立設されてホルダに嵌合する筒部を有することを特徴とする。
本構成によれば、センサカバーのホルダ側に立設された筒部をホルダに嵌合して、センサカバーをホルダに固定することで、ホルダに保持される光学素子とセンサカバーに保持される撮像素子との相対位置決めを容易に行うことができる。
また、本発明は、センサカバーがホルダに接着剤によって固定されることを特徴とする。
本構成によれば、鏡筒部材とホルダとの相対位置決めをした後に、センサカバーとホルダとの相互を接着剤によって固定することができる。また、鏡筒部材とホルダとの相互がネジで嵌まり合う場合には、鏡筒部材とホルダとの嵌合部の隙間に接着剤が入り込むことで、この隙間を埋めて鏡筒部材とホルダとの相互が固定されて、揺らぐのを防止することできる。
また、本発明は、揺動駆動機構が、コイルがホルダに取り付けられ、マグネットが固定体に取り付けられることを特徴とする。
本構成によれば、揺動駆動機構を構成するコイルがホルダに取り付けられることで、揺動駆動機構を構成するマグネットがホルダに取り付けられる場合に比較して、可動体の重さを軽くすることができる。したがって、揺動駆動機構に必要とされる駆動電力が低減され、光学ユニットの低消費電力化を図ることができる。また、揺動駆動機構を構成するマグネットを固定体に取り付け、固定体を金属等の磁性材料で形成することで、固定体をヨークとして用いることができる。したがって、ホルダをヨークとするために金属等の磁性材料で形成する必要がなくなり、樹脂で形成することができる。このため、ホルダを軽量化して揺動駆動機構に必要とされる駆動電力を低減させることができると共に、ホルダに容易に雌ネジを形成することができる。
本発明の振れ補正機能付き光学ユニットによれば、鏡筒部材とホルダとの間に介在していたセンサカバーの部材が不要となり、部品の重複および機能の重複が解消されて、光学ユニットの性能の向上を図ることができる。
次に、本発明による振れ補正機能付き光学ユニットを実施するための形態について説明する。
(全体構成)
図2は、本発明の一実施形態による振れ補正機能付き光学ユニット11の外観斜視図、図3は分解斜視図である。
図2は、本発明の一実施形態による振れ補正機能付き光学ユニット11の外観斜視図、図3は分解斜視図である。
本明細書において、XYZの3軸は互いに直交する方向であり、X軸方向の一方側を+X、他方側を−Xで示し、Y軸方向の一方側を+Y、他方側を−Yで示し、Z軸方向の一方側を+Z、他方側を−Zで示す。Z軸方向は、光学ユニット11の後述する可動体16が揺動していない状態で、可動体16に搭載される光学素子の光軸Lに沿う方向である。また、+Z方向が光軸L方向の物体側(被写体側)、−Z方向が光軸L方向の像側(反被写体側)である。
光学ユニット11は、筒状ケース12と被写体側ケース13と反被写体側ケース14とから構成される固定体15を備える。筒状ケース12は略8角形の外形をしており、磁性材料から形成されている。被写体側ケース13は、この筒状ケース12に対して+Z方向の側(被写体側)から組み付けられ、反被写体側ケース14は、筒状ケース12に対して−Z方向の側(反被写体側)から組み付けられる。被写体側ケース13および反被写体側ケース14は樹脂材料から形成されている。
固定体15の内部には、可動体16が支持体17に支持されて、収容されている。また、被写体側ケース13の開口部にはレンズ18が露出している。レンズ18は、可動体16が備える鏡筒部材19に保持されている。
(回転支持機構・ローリング駆動機構)
支持体17は、被写体側の端面が、図示しない複数の球体を円周方向に並べて保持する円環状のリテーナ20を介して、被写体側ケース13の側に板バネ21によって押し付けられる。これにより、リテーナ20が保持する球体は、被写体側ケース13の環状溝13aと支持体17の被写体側端面に設けられる図示しない環状溝との間に挟持され、支持体17は、被写体側の端面が被写体側ケース13の端面に複数の球体を介して摺接する。板バネ21は、その長手方向の両端が反被写体側ケース14の底部に固定される。支持体17は、反被写体側にボールベアリング22を備え、ボールベアリング22は板バネ21を介して反被写体側ケース14の底部に固定される。リテーナ20およびボールベアリング22は、支持体17をZ軸周りに回転可能に支持する回転支持機構を構成する。
支持体17は、被写体側の端面が、図示しない複数の球体を円周方向に並べて保持する円環状のリテーナ20を介して、被写体側ケース13の側に板バネ21によって押し付けられる。これにより、リテーナ20が保持する球体は、被写体側ケース13の環状溝13aと支持体17の被写体側端面に設けられる図示しない環状溝との間に挟持され、支持体17は、被写体側の端面が被写体側ケース13の端面に複数の球体を介して摺接する。板バネ21は、その長手方向の両端が反被写体側ケース14の底部に固定される。支持体17は、反被写体側にボールベアリング22を備え、ボールベアリング22は板バネ21を介して反被写体側ケース14の底部に固定される。リテーナ20およびボールベアリング22は、支持体17をZ軸周りに回転可能に支持する回転支持機構を構成する。
支持体17の反被写体側にはローリング駆動用コイル23が設けられ、反被写体側ケース14の側には、板バネ21の+Z側に、図示しないローリング駆動用マグネットをローリング駆動用コイル23に対向して備える。ローリング駆動用コイル23およびローリング駆動用マグネットは、ローリング駆動機構を構成する。
(揺動支持機構・揺動駆動機構)
また、可動体16と支持体17との間には、Z軸方向と直交し、かつ、X軸方向およびY軸方向に対して45度傾いた第1軸線R1周りおよび第2軸線R2周りに、可動体16を揺動自在に支持体17に支持する図示しないジンバル機構が、揺動支持機構として構成されている。この揺動支持機構は、可動体16の外周囲における第1軸線R1上の対角位置に設けられた2箇所の第1揺動支持部と、支持体17の内周囲における第2軸線R2上の対角位置に設けられた2箇所の第2揺動支持部と、第1揺動支持部および第2揺動支持部によって支持される、可動体16の外周囲を囲む図示しない可動枠とを備える。この可動枠の周囲の4箇所には球体が固定されており、これら球体は、第1揺動支持部および第2揺動支持部にそれぞれ保持される接点バネと点接触する。第1揺動支持部に支持される接点バネは第1軸線R1方向に、第2揺動支持部に支持される接点バネは第2軸線R2方向に弾性変形可能である。したがって、可動枠は、第1軸線R1周りおよび第2軸線R2周りに回転可能な状態で支持される。
また、可動体16と支持体17との間には、Z軸方向と直交し、かつ、X軸方向およびY軸方向に対して45度傾いた第1軸線R1周りおよび第2軸線R2周りに、可動体16を揺動自在に支持体17に支持する図示しないジンバル機構が、揺動支持機構として構成されている。この揺動支持機構は、可動体16の外周囲における第1軸線R1上の対角位置に設けられた2箇所の第1揺動支持部と、支持体17の内周囲における第2軸線R2上の対角位置に設けられた2箇所の第2揺動支持部と、第1揺動支持部および第2揺動支持部によって支持される、可動体16の外周囲を囲む図示しない可動枠とを備える。この可動枠の周囲の4箇所には球体が固定されており、これら球体は、第1揺動支持部および第2揺動支持部にそれぞれ保持される接点バネと点接触する。第1揺動支持部に支持される接点バネは第1軸線R1方向に、第2揺動支持部に支持される接点バネは第2軸線R2方向に弾性変形可能である。したがって、可動枠は、第1軸線R1周りおよび第2軸線R2周りに回転可能な状態で支持される。
可動体16のX軸方向の両側部およびY軸方向の両側部にはそれぞれ揺動駆動用コイル30が取り付けられている。また、筒状ケース12のX軸方向に対向する両内壁およびY軸方向に対向する両内壁には、各揺動駆動用コイル30に対向して揺動駆動用マグネット31がそれぞれ取り付けられている。揺動駆動用コイル30および揺動駆動用マグネット31は揺動駆動機構を構成する。なお、揺動駆動用マグネット31は、筒状ケース12ではなく、可動体16に対して固定体となる支持体17に取り付けるように構成してもよい。
(振れ補正)
光学ユニット11は、フレキシブルプリント回路基板32a、32b、33を備える。フレキシブルプリント回路基板32aは各ローリング駆動用コイル23、フレキシブルプリント回路基板32bは各揺動駆動用コイル30に電気的に接続されている。フレキシブルプリント回路基板33は可動体16が保持する後述する回路基板43に電気的に接続されている。なお、フレキシブルプリント回路基板32a、32b、33は図1にのみ図示し、他の図では省略してある。
光学ユニット11は、フレキシブルプリント回路基板32a、32b、33を備える。フレキシブルプリント回路基板32aは各ローリング駆動用コイル23、フレキシブルプリント回路基板32bは各揺動駆動用コイル30に電気的に接続されている。フレキシブルプリント回路基板33は可動体16が保持する後述する回路基板43に電気的に接続されている。なお、フレキシブルプリント回路基板32a、32b、33は図1にのみ図示し、他の図では省略してある。
フレキシブルプリント回路基板32aを介して各ローリング駆動用コイル23に電流が通電されると、各ローリング駆動用コイル23と各ローリング駆動用マグネットとの間にローリング方向の磁気駆動力が発生する。カメラモジュールによって撮影される被写体像は、このローリング方向の磁気駆動力により、支持体17が固定体15に対してZ軸周りに回転することで、可動体16に備えられるジャイロスコープによって検出されるZ軸周りのローリング方向の像振れが補正される。また、フレキシブルプリント回路基板32bを介して各揺動駆動用コイル30に電流が通電されると、各揺動駆動用コイル30と各揺動駆動用マグネット31との間に磁気駆動力が発生する。カメラモジュールによって撮影される被写体像は、これらの磁気駆動力により、可動体16が第1軸線R1周りおよび第2軸線R2周りに支持体17に対して揺動することで、可動体16に備えられるジャイロスコープによって検出されるX軸周りのピッチング方向およびY軸周りのヨーイング方向の像振れが補正される。
(支持体・可動体の構成)
図4は、支持体17に可動体16が支持されている状態を反被写体側から見た外観斜視図である。図5は、支持体17と可動体16が分離した状態を反被写体側から見た分解斜視図である。なお、これらの図において、可動体16の反被写体側に備えられる回路基板43の図示は省略している。
図4は、支持体17に可動体16が支持されている状態を反被写体側から見た外観斜視図である。図5は、支持体17と可動体16が分離した状態を反被写体側から見た分解斜視図である。なお、これらの図において、可動体16の反被写体側に備えられる回路基板43の図示は省略している。
支持体17は、可動体16の外周側に位置する本体部材17aと、反被写体側から本体部材17aに固定されて可動体16と対向する図示しない底板部材とを備える。これら本体部材17aおよび底板部材は樹脂製である。本体部材17aは、被写体側ケース13との間でリテーナ20を挟持する円環部17a1と、この円環部17a1の4箇所から反被写体側に延びる縦枠部17a2と、反被写体側で各縦枠部17a2に連結される胴部17a3とを備える。隣り合う縦枠部17a2の間には窓部が形成されている。
可動体16は、図6に反被写体側から見た分解斜視図が示され、レンズ18を光学素子として保持する鏡筒部材19と、揺動駆動用コイル30が取り付けられるホルダ40と、後述する回路基板43に実装される撮像素子41と、撮像素子41を覆うセンサカバー42とを有する。撮像素子41はレンズ18によって結像される被写体光を受光し、実装される回路基板43に結像した被写体光の電気信号を出力する。
図7は、可動体16を構成する各部材を模式的に示して、可動体16を被写体側から見た状態の分解斜視図である。図8(a)は構成部材を模式的に示した可動体16の平面図、図8(b)は同図(a)のb−b線断面図である。図7および図8において図6と同一部分には同一符号を付している。図7および図8に示すように、撮像素子41は回路基板43に実装される。センサカバー42は、被写体光を撮像素子41に入射させる開口部42aおよびこの開口部42aの周囲に形成されて撮像素子41を覆う被覆部42bを有する。被覆部42bは角筒状をしており、撮像素子41が実装された回路基板43は被覆部42bの反被写体側端面に3本のネジ44(図5参照)によって固定されて、部品実装面が被覆部42bによって覆われている。
ホルダ40は、鏡筒部材19の外周を囲んで樹脂によって設けられ、Z軸方向に見た場合に略8角形状をした底板部40aと、底板部40aのX軸方向およびY軸方向の各両側に+Z方向に向かって立設される4箇所の壁部40bと、底板部40aの中央にZ軸を中心軸とする筒部40cとを有する。4箇所の各壁部40bには図5に示すように揺動駆動用コイル30が取り付けられ、各揺動駆動用コイル30は、支持体17の縦枠部17a2間に形成される窓部に図4に示すように露出する。
筒部40cの被写体側の環状端面と、支持体17の円環部17a1の反被写体側環状端面との間には、図5に示す板バネ45が掛け渡される。板バネ45は、支持体17に対する可動体16の基準姿勢を規定する。すなわち、揺動駆動用コイル30が駆動されていない静止状態にあるとき、可動体16の姿勢は、可動体16に保持されるレンズ18の光軸L(図2参照)がZ軸と一致する基準姿勢に、板バネ45によって保持される。
センサカバー42は、ホルダ40と同様に樹脂製であり、図8に示すようにホルダ40の反被写体側に固定されて、ホルダ40に一体に設けられる。センサカバー42のホルダ40に対する固定は、本実施形態では接着剤によって行われる。センサカバー42は、図7に示すように、被覆部42bのホルダ40に対向する面に、一対のボス42cが開口部42aを対角に挟んで形成されている。ホルダ40は、被覆部42bに対向する底板部40aの面に、ボス42cが嵌まる一対の孔40dが形成されている。なお、一対の孔40dは、ボス42cが嵌まる図示しない一対の凹部であってもよい。
ホルダ40の筒部40cは鏡筒部材19の外周を囲む形状をしている。鏡筒部材19は、筒部40cの内周に外周が固定されて、ホルダ40に直接固定される。本実施形態では、鏡筒部材19の外周に雄ネジが形成され、筒部40cの内周には、鏡筒部材19の雄ネジに嵌まる雌ネジが形成されている。鏡筒部材19のホルダ40への取り付けは、これら雄ネジと雌ネジとが嵌合させられることで行われる。
(作用効果)
従来の振れ補正機能付き光学ユニットにおいては、図1に示す鏡筒部材1が、センサカバー4に取り付けられた上で、センサカバー4がホルダ5に固定されることで、鏡筒部材1の外周でセンサカバー4とホルダ5が径方向に重複して可動体に保持されている、という技術的課題が見出された。この技術的課題を解消すべく本実施形態による振れ補正機能付き光学ユニット11は、図7および図8に示すように、鏡筒部材19を、センサカバー42を介することなく、ホルダ40に直接固定する構成とした。
従来の振れ補正機能付き光学ユニットにおいては、図1に示す鏡筒部材1が、センサカバー4に取り付けられた上で、センサカバー4がホルダ5に固定されることで、鏡筒部材1の外周でセンサカバー4とホルダ5が径方向に重複して可動体に保持されている、という技術的課題が見出された。この技術的課題を解消すべく本実施形態による振れ補正機能付き光学ユニット11は、図7および図8に示すように、鏡筒部材19を、センサカバー42を介することなく、ホルダ40に直接固定する構成とした。
このような本実施形態による振れ補正機能付き光学ユニット11によれば、図1に示す、従来の振れ補正機能付き光学ユニットの鏡筒部材1とホルダ5との間に介在していたセンサカバー4の円筒部4aの部材が不要となり、円筒部4aと保持部5bについての部品の重複、並びに、鏡筒部材1と円筒部4aとの固定機能および円筒部4aと保持部5bとの固定機能についての機能の重複が解消されて、光学ユニット11の性能の向上を図れるようになった。
すなわち、不要部材の円筒部4aの分だけ材料費が低減され、光学ユニット11の製品コストを低減させることができる。また、鏡筒部材19の周囲の不要部材が存在していた空間を詰めることで、可動体16、引いては光学ユニット11を小型化し、軽量化することが可能になる。本実施形態では、鏡筒部材19の径方向において、従来の振れ補正機能付き光学ユニットの円筒部4aが不要部材として削減され、鏡筒部材19の径方向において空間を詰めて、光学ユニット11を小型化し、軽量化することが可能になる。可動体16が軽量化することで、揺動駆動用コイル30および揺動駆動用マグネット31から構成される揺動駆動機構に必要とされる電力を低減することができ、光学ユニット11の低消費電力化を図ることができる。また、鏡筒部材19の径方向周囲の円筒部4aが存在していた空間を利用することで、鏡筒部材19の径方向において空間を確保することができ、大きな鏡筒部材19を可動体16に備えることが可能になる。したがって、外形寸法を変えずに光学ユニット11で得られる画像の高画素化を図ることができる。また、ホルダ40の筒部40c内周と鏡筒部材19の外周との筒状部材どうしが嵌まって固定されることで、ホルダ40による鏡筒部材19の保持は確実に安定して行われる。
また、本実施形態による振れ補正機能付き光学ユニット11によれば、鏡筒部材19は、その雄ネジと筒部40cの雌ネジとのネジ作用によって、ホルダ40に対する相対位置が可変される。したがって、鏡筒部材19に保持されるレンズ18はネジのピッチに応じてホルダ40に対して進退し、撮像素子41との間の距離が調整される。このため、レンズ18および撮像素子41間の距離調整は、分解能を高めて行うことができ、精度良くピント調整を行うことができる。また、鏡筒部材19の外周とホルダ40の筒部40c内周とがネジで嵌まり合って鏡筒部材19がホルダ40に保持されることで、鏡筒部材19およびホルダ40間の接触面積が増えるので、鏡筒部材19およびホルダ40間の固定を堅固にすることができる。
また、従来は、既存の光学モジュールが、撮像素子2が取り付けられたセンサカバー4に鏡筒部材1が一緒に組み付けられて、構成されていた。このため、鏡筒部材1の仕様を変更すると、鏡筒部材1の外周に形成される雄ネジの仕様が変わるため、鏡筒部材1に一緒に組み付けられていた、鏡筒部材1の雄ネジの仕様に合った雌ネジが円筒部4aに形成されるセンサカバー4と撮像素子2も、鏡筒部材1と共に変更する必要があった。しかし、本実施形態によれば、センサカバー4を使った既存の光学モジュールを用いずに可動体16が構成されるため、鏡筒部材19の新たな雄ネジの仕様に合わせて、ホルダ40の筒部40cに形成する雌ネジの仕様を単に変更するだけで、鏡筒部材19の仕様変更に対応することができる。ホルダ40の筒部40cに形成する雌ネジの仕様は、ホルダ40を成型する金型の、入れ子となる雌ネジ部のパーツを替えるだけで、簡単に変更することができるので、様々なレンズ18を備える鏡筒部材19に簡単に対応することができるようになる。
また、本実施形態による振れ補正機能付き光学ユニット11によれば、開口部42aを介して被写体光が入射する箇所を除く撮像素子41の部分がセンサカバー42の被覆部42bで覆われるので、撮像素子41に不要な光がノイズ光として入り込まなくなる。
また、本実施形態による振れ補正機能付き光学ユニット11によれば、センサカバー42の被覆部42bに形成されたボス42cをホルダ40に形成された孔40dまたは凹部に嵌めて、センサカバー42をホルダ40に固定することで、ホルダ40に保持されるレンズ18とセンサカバー42に保持される撮像素子41との相対位置決めを容易に行うことができる。
また、本実施形態による振れ補正機能付き光学ユニット11では、センサカバー40がホルダ42に接着剤によって固定されるため、鏡筒部材19とホルダ40との相対位置決めをした後に、センサカバー42とホルダ40との相互を接着剤によって固定することができる。また、本実施形態では、鏡筒部材19とホルダ40との相互がネジで嵌まり合うため、鏡筒部材19とホルダ40との嵌合部の隙間に接着剤が入り込むことで、この隙間を埋めて鏡筒部材19とホルダ40との相互が固定されて、揺らぐのを防止することできる。
(変形例)
なお、本実施形態による振れ補正機能付き光学ユニット11では、揺動駆動機構を構成する揺動駆動用コイル30がホルダ40に取り付けられ、揺動駆動用マグネット31が固定体15に取り付けられる場合について説明したが、これとは逆に、揺動駆動用コイル30が固定体15に、揺動駆動用マグネット31がホルダ40に取り付けられるように構成してもよい。しかし、揺動駆動用コイル30がホルダ40に取り付けられ、揺動駆動用マグネット31が固定体15に取り付けられる本実施形態による振れ補正機能付き光学ユニット11によれば、揺動駆動用コイル30がホルダ40に取り付けられることで、揺動駆動用マグネット31がホルダ40に取り付けられる場合に比較して、可動体16の重さを軽くすることができる。したがって、揺動駆動機構に必要とされる駆動電力が低減され、光学ユニット11の低消費電力化を図ることができる。また、本実施形態のように揺動駆動用マグネット31を固定体15に取り付け、固定体15を金属等の磁性材料で形成することで、固定体15をヨークとして用いることができる。したがって、ホルダ40をヨークとするために金属等の磁性材料で形成する必要がなくなり、樹脂で形成することができる。このため、ホルダ40を軽量化して揺動駆動機構に必要とされる駆動電力を低減させることができると共に、ホルダ40に容易に雌ネジを形成することができる。
なお、本実施形態による振れ補正機能付き光学ユニット11では、揺動駆動機構を構成する揺動駆動用コイル30がホルダ40に取り付けられ、揺動駆動用マグネット31が固定体15に取り付けられる場合について説明したが、これとは逆に、揺動駆動用コイル30が固定体15に、揺動駆動用マグネット31がホルダ40に取り付けられるように構成してもよい。しかし、揺動駆動用コイル30がホルダ40に取り付けられ、揺動駆動用マグネット31が固定体15に取り付けられる本実施形態による振れ補正機能付き光学ユニット11によれば、揺動駆動用コイル30がホルダ40に取り付けられることで、揺動駆動用マグネット31がホルダ40に取り付けられる場合に比較して、可動体16の重さを軽くすることができる。したがって、揺動駆動機構に必要とされる駆動電力が低減され、光学ユニット11の低消費電力化を図ることができる。また、本実施形態のように揺動駆動用マグネット31を固定体15に取り付け、固定体15を金属等の磁性材料で形成することで、固定体15をヨークとして用いることができる。したがって、ホルダ40をヨークとするために金属等の磁性材料で形成する必要がなくなり、樹脂で形成することができる。このため、ホルダ40を軽量化して揺動駆動機構に必要とされる駆動電力を低減させることができると共に、ホルダ40に容易に雌ネジを形成することができる。
また、本実施形態による振れ補正機能付き光学ユニット11では、センサカバー42とホルダ40とが別体に構成されて、センサカバー42がホルダ40に一体に取り付けられる場合について、説明した。しかし、被写体光を撮像素子41に入射させる開口部42aおよびこの開口部42aの周囲に形成されて撮像素子41を覆う被覆部42bを有する図示しないセンサカバー部を、ホルダ40が、反被写体側にホルダ40に一体の部材として備えるように構成してもよい。本構成によっても、被写体光が入射する箇所を除く撮像素子41の部分がセンサカバー部の被覆部42bで覆われるので、撮像素子41に不要な光がノイズ光として入り込まなくなる。また、センサカバー部がホルダ40に一体の部材として形成され、構成部品点数が増えないので、光学ユニット11の製品コストを抑制することができる。
また、本実施形態による振れ補正機能付き光学ユニット11では、センサカバー42の開口部42aが形成される面が平らに形成された場合について、説明した。しかし、センサカバー42の開口部42aが形成される面に、開口部40aの周囲を囲んでホルダ40側に立設されて、外周がホルダ40の筒部40cの内周に嵌合する、Z軸を中心軸とする筒部を、センサカバー42が備えるように構成してもよい。この際、筒部の高さは、鏡筒部材19と筒部40cとのネジによる嵌合を阻害しない、ネジ嵌合部に達しない低い高さに設定される。本構成によれば、センサカバー42のホルダ40側に立設された筒部をホルダ40に嵌合して、センサカバー42をホルダ40に固定することで、ボス42cおよび孔40dを備えていなくても、ホルダ40に保持されるレンズ18とセンサカバー42に保持される撮像素子41との相対位置決めを容易に行うことができる。
また、本実施形態による振れ補正機能付き光学ユニット11では、センサカバー42とホルダ40とを接着剤によって固定する場合について、説明した。しかし、フック部で機械的に結合させたりすることなどで、センサカバー42とホルダ40との相互を機械的に固定するように構成してもよい。本構成によれば、センサカバー42とホルダ40との相互はより強固に固定され、光学ユニット11の落下時等における衝撃強度が向上する。
本実施形態による振れ補正機能付き光学ユニット11は、例えば、カメラ付き携帯電話機、ドライブレコーダー等の光学機器や、ヘルメット、自転車、ラジコンヘリコプター等の移動体に搭載されるアクションカメラやウエアラブルカメラ等の光学機器に利用することができる。このような光学機器では、撮影時に光学機器に振れが発生すると、撮像画像に乱れが発生するが、本実施形態による振れ補正機能付き光学ユニット11は、上記のように可動体16を支持体17に対して揺動させて振れ補正することで、撮像画像に振れが生じるのを回避することができる。
11…振れ補正機能付き光学ユニット、12…筒状ケース、13…被写体側ケース、13a…環状溝、14…反被写体側ケース、15…固定体、16…可動体、17…支持体、17a…本体部材、17a1…円環部、17a2…縦枠部、17a3…胴部、18…レンズ(光学素子)、19…鏡筒部材、20…リテーナ、21…板バネ、22…ボールベアリング、23…ローリング駆動用コイル、30…揺動駆動用コイル、31…揺動駆動用マグネット、32a、32b、33…フレキシブルプリント回路基板、40…ホルダ、40a…底板部、40b…壁部、40c…筒部、40d…孔、41…撮像素子、42…センサカバー、42a…開口部、42b…被覆部、42c…ボス、43…回路基板、44…ネジ、45…板バネ
Claims (9)
- 光学素子を保持する鏡筒部材、前記光学素子によって結像される被写体光を受光する撮像素子、および、前記鏡筒部材の外周を囲んで設けられ、揺動駆動機構を構成するコイルまたはマグネットの一方が取り付けられるホルダを有する可動体と、
前記可動体を揺動支持機構を介して揺動自在に支持する、前記揺動駆動機構を構成するコイルまたはマグネットの他方が取り付けられる固定体と
を備える振れ補正機能付き光学ユニットにおいて、
前記鏡筒部材は前記ホルダに直接固定されることを特徴とする振れ補正機能付き光学ユニット。 - 前記ホルダは前記鏡筒部材の外周を囲む筒部を有し、前記鏡筒部材は前記筒部の内周に外周が直接固定されることを特徴とする請求項1に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
- 前記鏡筒部材は外周に雄ネジが形成され、前記ホルダは前記筒部の内周に前記雄ネジに嵌まる雌ネジが形成されていることを特徴とする請求項2に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
- 被写体光を前記撮像素子に入射させる開口部およびこの開口部の周囲に形成されて前記撮像素子を覆う被覆部を有するセンサカバーが前記ホルダの反被写体側に固定されて前記ホルダに一体に設けられることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
- 前記ホルダは、被写体光を前記撮像素子に入射させる開口部およびこの開口部の周囲に形成されて前記撮像素子を覆う被覆部を有するセンサカバー部を反被写体側に前記ホルダに一体の部材として備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
- 前記センサカバーは前記被覆部の前記ホルダに対向する面にボスが形成され、前記ホルダは前記被覆部に対向する面に前記ボスが嵌まる孔または凹部が形成されることを特徴とする請求項4に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
- 前記センサカバーは、前記開口部の周囲を囲んで前記ホルダ側に立設されて前記ホルダに嵌合する筒部を有することを特徴とする請求項4に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
- 前記センサカバーは前記ホルダに接着剤によって固定されることを特徴とする請求項4または請求項6または請求項7に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
- 前記揺動駆動機構は、コイルが前記ホルダに取り付けられ、マグネットが前記固定体に取り付けられることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
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JP2020204648A (ja) * | 2019-06-14 | 2020-12-24 | 日本電産サンキョー株式会社 | 振れ補正機能付き光学ユニット |
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