JP2019025740A - 記録ヘッド及びそれを備えたインクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
Description
ワイピング動作(後述の拭き取り動作)に先立って、制御部110(図1参照)によって供給ポンプ72(図6参照)が駆動(オン)され、図11に示すようにクリーニング液23が記録ヘッド17に供給され、所定時間経過後、供給ポンプ72が停止(オフ)され、供給ポンプ72の流入口と流出口との間は遮断される。このとき、クリーニング液23は図12に示す状態になる。つまり、クリーニング液23はクリーニング液供給口60aから凸状にクリーニング液23の表面張力で突出した状態になる。
また、ワイピング動作(後述の拭き取り動作)に先立って、図11に示すように、制御部110(図1参照)によってインク22が記録ヘッド17に供給される。供給されたインク22はインク吐出口18aから強制的に押出(パージ)される。このパージ動作により、インク吐出口18a内の増粘インク、異物や気泡がインク吐出口18aから排出される。このとき、パージインク22はインク吐出口18aの存在するインク吐出領域R1の形状に沿ってインク吐出面F1に押出される。なお、図では、理解を容易にするために、インク(パージインク)22にハッチングを施している。
制御部110は図13に示すように、ワイパー35を上昇させて記録ヘッド17のクリーニング液供給部材60の傾斜面62に所定の圧力でワイパー35を接触させる。このとき、ワイパー35の上面がインク吐出面F1およびクリーニング液供給面F2よりも約1mmだけ高くなるように、ワイパー35を上昇させる。これにより、インク吐出面F1およびクリーニング液供給面F2に対するワイパー35の食い込み量(オーバーラップ量)が約1mmになる。なお、ワイパー35を上昇させた時点では、ワイパー35は傾斜面62に圧接されていなくてもよい。すなわち、ワイパー35を図13よりも右側の位置で上昇させてもよい。
拭き取り動作の実行後、図17に示すように、制御部110はワイパー35を下降させてインク吐出面F1から離間させる。
18 ヘッド部(インク吐出ヘッド部)
18a インク吐出口
22 インク
23 クリーニング液
35 ワイパー
60 クリーニング液供給部材(クリーニング液供給ヘッド部)
60a クリーニング液供給口
65a 底面部
66 凹部
100 インクジェット記録装置
D60a、D66a、D66b 内径
F1 インク吐出面
F2 クリーニング液供給面
H60a 深さ
H65a 厚み
Q クリーニング液室
R1 インク吐出領域
R2 クリーニング液供給領域
S 用紙(記録媒体)
Claims (9)
- 記録媒体上にインクを吐出する複数のインク吐出口が開口するインク吐出面を備えた記録ヘッドであって、
前記インク吐出口に対して、前記インク吐出面をワイパーが拭く方向であるワイピング方向の上流側には、クリーニング液を供給する複数のクリーニング液供給口が設けられており、
前記クリーニング液供給口の深さは、前記クリーニング液供給口の内径よりも大きいことを特徴とする記録ヘッド。 - 前記複数のクリーニング液供給口に繋がるとともに、前記クリーニング液が充填されるクリーニング液室と、
前記クリーニング液室の底面を構成する底面部と、
を備え、
前記底面部には、
前記複数のクリーニング液供給口と、
前記各クリーニング液供給口上に配置され、前記クリーニング液室と前記各クリーニング液供給口とを連通し、前記クリーニング液供給口の内径よりも大きい内径を有する複数の凹部と、
が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の記録ヘッド。 - 前記凹部は、逆円錐台形状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の記録ヘッド。
- 前記凹部の下端の内径は、前記クリーニング液供給口の内径よりも大きいことを特徴とする請求項2または3に記載の記録ヘッド。
- 前記クリーニング液供給口の深さは、前記底面部の厚みの半分よりも小さいことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の記録ヘッド。
- 前記底面部は、樹脂により形成されていることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の記録ヘッド。
- 前記インク吐出面は、前記複数のインク吐出口が開口するインク吐出領域を含み、
前記複数のクリーニング液供給口は、前記インク吐出領域に対して、前記ワイピング方向の上流側に配置されたクリーニング液供給領域に設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の記録ヘッド。 - 前記記録ヘッドは、前記インク吐出面を有するインク吐出ヘッド部と、前記クリーニング液供給領域が設けられたクリーニング液供給面を有するクリーニング液供給ヘッド部と、によって構成されていることを特徴とする請求項7に記載の記録ヘッド。
- 請求項1〜8のいずれか1項に記載の記録ヘッドと、
前記記録ヘッドの前記インク吐出面を拭くワイパーと、
を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017146368A JP2019025740A (ja) | 2017-07-28 | 2017-07-28 | 記録ヘッド及びそれを備えたインクジェット記録装置 |
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Family Applications (1)
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JP2019038181A (ja) * | 2017-08-25 | 2019-03-14 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 記録ヘッド及びそれを備えたインクジェット記録装置 |
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2017
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