JP2019014131A - 積層体及び該積層体を用いた衛生用品 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、アンモニアだけでなく硫黄成分を含む排泄由来の臭いを消臭し、しかも細菌の繁殖を抑えることができる積層体、及び該積層体を用いた衛生用品を提供することを目的とする。【解決手段】本発明の積層体は、裏面に防水シートを備えてなる積層体であって、前記防水シートに、吸水シート、パルプ、吸水樹脂、吸水シート、表面シートを順に積層してなり、前記パルプ、前記吸水シート、前記表面シートの少なくともいずれか1つに、金属塩とケイ酸塩との複合体とを含有する消臭抗菌剤が固着していることを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明は、防水シートを備えた積層体、及び該積層体を用いた衛生用品に関するもので、例えばペットシートやおむつなど衛生用品に好適に用いられる。
防水シートを備えた積層体が広く普及しており、例えば、ペットシートやおむつなどの衛生用品において、近年、ペットを飼うことが可能なマンションが増えたこともあり、室内で飼われる犬や猫などのペットが増え、ペットの排泄も室内で行われることが多くなり、室内で臭いが発生する要因になっている。また、排泄後すみやかに処理される場合はともかく、時間が経過するにつれ細菌が繁殖し、細菌による臭いの発生も考えられると言われている。一方、おむつにおいても同様に排泄後の臭いの発生がある。
従来のペットシートとして、例えば特許文献1には透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、表面シートと裏面シートとの間に介在する吸収体と、表面シートと吸収体の間に吸収シートを有するペットシートが開示されている。さらに、表面シートとしては合成繊維からなるポイントボンド不織布が、裏面シートとしてはポリエチレンフィルムやビニールシートが、吸収体としてはパルプ、綿などに高吸収性ポリマーが混合されたものを紙あるいはティッシュあるいは不織布で包んだものが、吸収シートとしてはティッシュが例示されている。
また、特許文献2には、液体に対して吸収性に優れた吸収体と、吸収体上に配置された親水性のトップシートとを備え、吸収体とトップシートに酸性の高分子溶液を固定したペットシートが開示されている。ここで、高分子溶液としては両性の高分子溶液でPHが酸性を示すもの、又は、酸性の高分子溶液であることが記載されている。
しかしながら、これら従来の技術では、パルプ、綿や吸水性高分子によりアンモニアを吸着でき、または、中和反応により脱臭できるものの、さらに改善が望まれていた。
その理由としては、アンモニア臭以外の悪臭や、すみやかに処理されなかった際に発生してしまう悪臭を消臭し難いことが挙げられる。例えば尿に硫黄由来の臭い成分が含まれているとの報告があり、また尿からアンモニア臭が発生するのは細菌の働きによるものであり、アンモニア臭だけでなく他の臭い成分も同様に細菌の働きによるものと思われる。
その理由としては、アンモニア臭以外の悪臭や、すみやかに処理されなかった際に発生してしまう悪臭を消臭し難いことが挙げられる。例えば尿に硫黄由来の臭い成分が含まれているとの報告があり、また尿からアンモニア臭が発生するのは細菌の働きによるものであり、アンモニア臭だけでなく他の臭い成分も同様に細菌の働きによるものと思われる。
本発明は、かかる技術的背景に鑑みてなされたものであって、アンモニアだけでなく硫黄成分を含む排泄由来の臭いを消臭し、しかも細菌の繁殖を抑えることができる積層体、及び該積層体を用いた衛生用品を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
[1]裏面に防水シートを備えてなる積層体であって、
前記防水シートに、吸水シート、パルプ、吸水樹脂、吸水シート、表面シートを順に積層してなり、
前記パルプ、前記吸水シート、前記表面シートの少なくともいずれか1つに、
金属塩とケイ酸塩との複合体とを含有する消臭抗菌剤が固着していることを特徴とする積層体。
前記防水シートに、吸水シート、パルプ、吸水樹脂、吸水シート、表面シートを順に積層してなり、
前記パルプ、前記吸水シート、前記表面シートの少なくともいずれか1つに、
金属塩とケイ酸塩との複合体とを含有する消臭抗菌剤が固着していることを特徴とする積層体。
[2]前記金属塩が、
銅と、
亜鉛、マンガン、コバルト及びニッケルからなる群より選ばれる少なくとも1種の金属との金属塩と、
又は銅金属塩と、
を含む前項1に記載の積層体。
銅と、
亜鉛、マンガン、コバルト及びニッケルからなる群より選ばれる少なくとも1種の金属との金属塩と、
又は銅金属塩と、
を含む前項1に記載の積層体。
[3]前記表面シートが繊維布帛である前項1または2に記載の積層体。
[4]前記吸水樹脂が、澱粉系、ポリアクリル酸塩系、ポリビニルアルコール系、ビニルアルコール‐アクリル酸塩共重合体からなる群より選ばれる少なくとも1種の吸水樹脂である前項1〜3のいずれか1項に記載の積層体。
[5]前記繊維布帛が、不織布、織物、編物、パイル織物からなる群から選ばれるいずれか1である前項1〜4のいずれか1項に記載の積層体。
[6]前項1〜5のいずれか1項に記載の積層体を一部に含んでなることを特徴とする衛生用品。
[1]の発明では、防水シートに、吸水シート、パルプ、吸水樹脂、吸水シート、表面シートを順に積層してなり、前記パルプ、前記吸水シート、前記表面シートの少なくともいずれか1つに、金属塩とケイ酸塩との複合体とを含有する消臭抗菌剤が固着しているので、人や、室内で犬や猫などのペットが、積層体に排泄した場合、アンモニアをはじめ硫黄成分を含む排泄由来の臭いを消臭することができ、しかも細菌の繁殖を抑えることができる。人やペットの排泄による尿などの水分が、表面シートを経て、吸水シート、吸水樹脂、パルプ、吸水シートへと至る。その際に、防水シートにより水分はそれ以上透過することなく、積層体の裏面を濡らすことはない。ここで、吸水樹脂及びパルプに至った水分が、一旦パルプに蓄えられながら、相対的に徐々に吸水樹脂に吸収されていくので、パルプから積層体外へと逆流してしまう恐れが抑制される。
なお、一旦パルプに蓄えられた水分を吸収することで吸水樹脂の見かけ体積が増加していくが、当然パルプに蓄えられた水分は減少していくので、パルプの見かけ体積は小さくなっていく。
したがって、パルプによって、不用意な水分の移動が緩和され、しかもパルプ、吸水シート、表面シートの少なくともいずれか1つに固着している消臭抗菌剤によって効果的に排泄由来の臭いを消臭することができるし、細菌の繁殖を抑えることができる。
なお、一旦パルプに蓄えられた水分を吸収することで吸水樹脂の見かけ体積が増加していくが、当然パルプに蓄えられた水分は減少していくので、パルプの見かけ体積は小さくなっていく。
したがって、パルプによって、不用意な水分の移動が緩和され、しかもパルプ、吸水シート、表面シートの少なくともいずれか1つに固着している消臭抗菌剤によって効果的に排泄由来の臭いを消臭することができるし、細菌の繁殖を抑えることができる。
[2]の発明では、金属塩が、銅と亜鉛、銅とマンガン、銅とコバルト、銅とニッケル、銅からなる群より選ばれる少なくとも1種の金属塩を含むので、嫌な臭いをも強力に消臭することができ、しかも細菌の繁殖を抑えることができる。すなわち、尿から発生するアンモニア臭、及び他の臭い成分、さらに細菌の繁殖を抑えることができることから、臭いの発生を抑えるとともに消臭することができる。
[3]の発明では、表面シートが繊維布帛なので、肌ざわりやクッション性及び保温性に優れる積層体とすることができる。
[4]の発明では、前記吸水樹脂が、澱粉系、ポリアクリル酸塩系、ポリビニルアルコール系、ビニルアルコール‐アクリル酸塩共重合体からなる群より選ばれる少なくとも1種の吸水樹脂であるので、ペットの排泄による尿などの水分を十分に吸収することができる。
[5]の発明では、繊維布帛が、不織布、織物、編物、パイル織物からなる群から選ばれるいずれか1であるので、風合いもよく、意匠性に富む積層体とすることができる。
[6]の発明では、人やペットの排泄による水分を保持、吸収するとともに嫌な臭いを消臭することができ、細菌の繁殖を抑える衛生用品を提供することができる。
本発明に係る積層体の一実施形態を図1に示す。積層体1は、裏面に防水シート6を備えてなる積層体であって、前記防水シート6に、吸水シート3、パルプ5、吸水樹脂4、吸水シート3、表面シート2を順に積層してなり、前記パルプ、前記吸水シート、前記表面シートの少なくともいずれか1つに、金属塩とケイ酸塩との複合体とを含有する消臭抗菌剤が固着(図示せず)していることを特徴とする。
本発明によれば、人や、例えば室内で犬や猫などのペットが、積層体に排泄した場合、尿などの水分を保持、吸収するとともに、アンモニアをはじめ硫黄成分を含む排泄由来の臭いを消臭することができるし、細菌の繁殖を抑えることができる。
本発明の防水シート6としては、防水性があれば特に限定されず、例えばゴム製シート、ポリ塩化ビニル系、ポリエチレン系、ポリエステル系、ポリウレタン系等の樹脂製シート、または樹脂製フィルムを挙げることができる。
本発明の吸水シート3としては、透水性又は吸水性があれば特に限定されず、無数の孔があけられた樹脂製フィルム、吸水紙やティッシュペーパー等の紙、綿やレーヨンなどの親水性繊維からなる不織布、親水化処理を施された合成繊維からなる不織布を挙げることができ、スパンボンド不織布、スパンレース不織布、エアレイド不織布、エアスルー不織布などを例示できる。
本発明のパルプ5としては、例えば、粉砕パルプを含んでなる層であって、尿などを一旦吸収、保持できればよい。
本発明の吸水樹脂4としては、粒子状の吸水ポリマーを含んでなる層であって、吸水ポリマーとしては尿などを吸収、保持できれば特に限定されないが、ゲル化するものが好ましく、合成樹脂系、天然物由来系があり、例えば、ポリアクリル酸塩系、ポリスルホン酸塩系、無水マレイン酸塩系、ポリアクリルアミド系、ポリビニルアルコール系、ポリグルタミン酸系、ポリアルギン酸系、澱粉系、セルロース系等を挙げることができる。なかでも、ポリアクリル酸ソーダ、アクリル酸‐ビニルアルコール共重合体、ポリアクリル酸ソーダ架橋体、澱粉‐アクリル酸グラフト重合体、イソブチレン‐無水マレイン酸共重合体及び、その鹸化物、ポリアクリル酸カリウム、ポリアクリル酸セシウムが好ましく、さらには澱粉系、ポリアクリル酸塩系、ポリビニルアルコール系、ビニルアルコール‐アクリル酸塩共重合体からなる群より選ばれる少なくとも1種の吸水樹脂がより好ましい。
本発明の表面シート2としては、特に限定されず、例えば不織布や、織物、編物などの繊維布帛が肌ざわりも良く、保温性に優れることから好ましい。また、クッション性を付与することもできる。
前記繊維布帛に用いる繊維としては、特に限定されないが、比較的透水し易く、乾きやすい繊維が好ましく、例えば、レ−ヨン繊維等のセルロース系繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ポリプロピレン繊維、アクリル繊維等の合成繊維からなるもの等を使用できる。
前記繊維布帛の形態としては、特に限定されず編物、織物、不織布等のいずれであってもよく、糸の太さや構成やその比率、織組織や編組織等を適宜設計すればよい。不織布としては特に限定されず、例えばスパンボンド不織布、スパンレース不織布、ケミカルボンド不織布、サーマルボンド不織布、ニードルパンチ不織布、ウォーターニードル不織布、エアレイド不織布等を挙げることができる。
本発明の消臭抗菌剤は、金属塩とケイ酸塩との複合体とを含有する消臭抗菌剤である。さらに、表面シート2やパルプ5との固着性を高めるためにバインダー樹脂を添加するのが好ましい。
前記金属塩とケイ酸塩との複合体の金属塩は、銅と、亜鉛、マンガン、コバルト及びニッケルからなる群より選ばれる少なくとも1種の金属との金属塩、又は銅金属塩、を含むことが好ましい。すなわち、前記金属塩は、銅と亜鉛、銅とマンガン、銅とコバルト、銅とニッケル、銅からなる群より選ばれる少なくとも1種の金属塩が好ましい。また、前記ケイ酸塩として、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウムを挙げることができる。
本発明の消臭抗菌剤に、さらに界面活性剤を含有するのが好ましい。前記界面活性剤としては、例えば、アニオン界面活性剤とノニオン界面活性剤とを挙げることができる。アニオン界面活性剤としては、ヒドロキシエチリデンホスホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、アルキルスルホン酸塩、又はモノアルキルホスフェートから選ばれる少なくとも1種類が好ましい。ノニオン界面活性剤としては、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシアリールエーテルから選ばれる少なくとも1種類が好ましい。消臭抗菌剤に界面活性剤を含有させることで、表面シート2やパルプ5との固着斑の発生を抑えることができる。
消臭抗菌剤は、バインダー樹脂とともにパルプ5、吸水シート3、表面シート2の少なくともいずれか1つに固着する。固着量は、積層体に対して0.04g/m2〜0.2g/m2(乾燥重量)とするのが好ましい。0.04g/m2未満では十分な消臭及び抗菌性能が得られなくなるので好ましくない。また、0.2g/m2を超えても大きな消臭及び抗菌性能の向上は乏しく、逆に吸水性を低下させるし、コストが増大することになり好ましくない。より好ましくは0.06g/m2〜0.12g/m2(乾燥重量)である。
前記バインダー樹脂としては、どのような樹脂でも使用することができる。例えば、自己架橋型アクリル樹脂、メタアクリル樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、グリオキザ−ル樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ブタジエン樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル−シリコン共重合体樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、イソブチレン無水マレイン酸共重合体樹脂、エチレン−スチレン−アクリレート−メタアクリレート共重合体樹脂などが挙げられる。また、これらの樹脂を2種類以上混合してバインダー樹脂としてもよい。
消臭抗菌剤は、バインダー樹脂とともに水に分散させた水分散液からなる処理液を調合、すなわち金属塩とケイ酸塩との複合体と、界面活性剤と水を加えて攪拌した後にバインダー樹脂と水を加えてさらに攪拌して水分散液からなる処理液を調合する。この時、消臭抗菌剤とバインダー樹脂を可能な限り分散させることが好ましく、バインダー樹脂は水との間でエマルジョン状態を形成することがより好ましい。このように、あらかじめ消臭抗菌剤を水に分散させておいてから、バインダー樹脂を分散するのが、消臭抗菌剤とバインダー樹脂をより均一に分散させることができるので好ましい。
また、前記消臭抗菌剤の処理液には、他に分散剤や、増粘剤などの各種添加剤を、各種特性向上のため配合してもよい。こうして得られた処理液にパルプ5、吸水シート3、表面シート2の少なくともいずれか1つに接触させればよく、片面でも両面でも、全部であっても良い。方法としては、特に限定されるものではないが、例えば浸漬法、スプレ−法、コ−ティング法等が挙げられる。
前記消臭抗菌剤の処理液を接触させた後に乾燥させるが、乾燥手段としては加熱処理する方法が、乾燥効率やバインダー樹脂をキュアできることから好ましい。加熱処理温度は、100〜180℃とするのが好ましい。この温度での加熱処理によって、消臭抗菌剤の固着性をより高め、消臭及び抗菌性能の持続耐久性を一層向上させることができる。
本発明の積層体は、防水シート6に、吸水シート3、パルプ5、吸水樹脂4、吸水シート3、表面シート2を順に積層して得られる。すなわち、吸水シート3の上にパルプ5を散布し、続いてパルプ5の上から吸水樹脂4を散布した後、もう一枚の吸水シート3を上から覆せて、パルプ5と吸水樹脂4を挟み込み積層すればよい。なお、パルプ5と吸水樹脂4とが2枚の吸水シート3の間で徒に片寄ったりするのを抑制するために、粘着剤や接着剤として、ホットメルト樹脂またはバインダー樹脂をあらかじめ吸水シート3に塗布したりしておくのが好ましい。もちろん、粘着剤や接着剤の量は吸水性を損なわない程度にし、塗布模様は斑が好ましい。
その後、上面に表面シート2を、下面に防水シート6を重ね合わせて一体化すればよい。一体化するには、接着剤を介してもよく、またエンボス加工により挟圧することで行ってもよい。なお、パルプ5、吸水シート3、表面シート2の少なくともいずれか1つには、あらかじめ消臭抗菌剤を固着させておけばよく、消臭抗菌剤の他分散剤や増粘剤などの各種添加剤を配合した処理液を用意し、この処理液にパルプ5、吸水シート3、表面シート2の少なくともいずれか1つに接触させればよい。これらのシートの少なくともいずれか1つの片面でも両面でも、全部であっても良く、例えば浸漬法、スプレ−法、コ−ティング法によって塗布し、乾燥することで消臭抗菌剤を固着させることができる。
また、上述の積層一体化する方法は連続工程で行うのが生産性の観点から好ましい。積層一体化後、裁断または打抜いて所望の形状にすればよい。
その後、上面に表面シート2を、下面に防水シート6を重ね合わせて一体化すればよい。一体化するには、接着剤を介してもよく、またエンボス加工により挟圧することで行ってもよい。なお、パルプ5、吸水シート3、表面シート2の少なくともいずれか1つには、あらかじめ消臭抗菌剤を固着させておけばよく、消臭抗菌剤の他分散剤や増粘剤などの各種添加剤を配合した処理液を用意し、この処理液にパルプ5、吸水シート3、表面シート2の少なくともいずれか1つに接触させればよい。これらのシートの少なくともいずれか1つの片面でも両面でも、全部であっても良く、例えば浸漬法、スプレ−法、コ−ティング法によって塗布し、乾燥することで消臭抗菌剤を固着させることができる。
また、上述の積層一体化する方法は連続工程で行うのが生産性の観点から好ましい。積層一体化後、裁断または打抜いて所望の形状にすればよい。
本発明の積層体は、衛生用品に好適に用いられ、例えば、この積層体を一部に含んでなるおむつや、ペットシート、ベッドパッドを挙げることができるが、これらに特に限定されず、防水シートを備えたうえに保水性、吸水性と消臭性とを併せて必要な品の一部にも用いることができる。
ここで、衛生用品として例えば、ペットシートの場合は、表面シート2を上にして設置され使用され、設置される場所の形状や大きさを考慮し適宜決めればよく、例えば略矩形や円形、楕円、多角形の形状でもよい。大きさもペットやゲージ、トイレの広さを考慮し決めればよい。なお、裁断後の周辺部の処理は、何も処理しなくてもよいし、ヘム加工等を施してもよく、適宜決めればよい。
また、例えばおむつの場合は、おむつの一部に必要な大きさと形状に裁断したのち、おむつ基材に常法により積層固定すればよく、特に限定されない。
次に、本発明の具体的な実施例について説明するが、本発明はこれらの実施例のものに特に限定されるものではない。なお、実施例と比較例の各消臭抗菌剤の処理液の配合を表1に、また消臭抗菌剤の固着先、吸水樹脂、消臭抗菌剤成分の金属ケイ酸塩の固着量(乾燥重量)、界面活性剤を表2に示した。そして、消臭性能結果として各悪臭の除去率及び評価、さらに抗菌試験結果として黄色ブドウ球菌の抗菌活性値及び評価、吸水性と防水性の評価をそれぞれ表3に示した。
<実施例1>
銅ケイ酸塩0.2質量部、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル0.01質量部と水50.0質量部を加えた後、撹拌機により撹拌を行い、水分散液を得た。この分散液にアクリル系バインダー樹脂(固形分58%)0.05質量部を加え、よく撹拌して均一な処理液を用意した。
次に、表面シートとしてポリエステル繊維不織布(目付30g/m2)を用意し、該処理液に浸漬したのちマングルで絞った。ピックアップ率は85%であった。続いて温度100℃で5分間乾燥させて消臭抗菌剤が固着した表面シート得た。
次に、吸水紙(目付20g/m2)の上に粉砕パルプを50g/m2散布し、続いてこの粉砕パルプの上からポリアクリル酸ナトリウムを20g/m2散布した後、もう一枚の吸水紙(目付20g/m2)を上から覆せて、粉砕パルプとポリアクリル酸ナトリウムを挟み込み積層し、続いて上面に表面シートを、そして下面に塩化ビニルシート(目付20g/m2)を重ね合わせ積層体を得た。
なお、消臭抗菌剤の付着量は、銅ケイ酸塩0.08g/m2、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル0.001g/m2、アクリル系バインダー樹脂0.08g/m2であった。得られた積層体をたて50cm×よこ30cmに裁断したのち、周囲を熱融着してペットシートとした。
銅ケイ酸塩0.2質量部、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル0.01質量部と水50.0質量部を加えた後、撹拌機により撹拌を行い、水分散液を得た。この分散液にアクリル系バインダー樹脂(固形分58%)0.05質量部を加え、よく撹拌して均一な処理液を用意した。
次に、表面シートとしてポリエステル繊維不織布(目付30g/m2)を用意し、該処理液に浸漬したのちマングルで絞った。ピックアップ率は85%であった。続いて温度100℃で5分間乾燥させて消臭抗菌剤が固着した表面シート得た。
次に、吸水紙(目付20g/m2)の上に粉砕パルプを50g/m2散布し、続いてこの粉砕パルプの上からポリアクリル酸ナトリウムを20g/m2散布した後、もう一枚の吸水紙(目付20g/m2)を上から覆せて、粉砕パルプとポリアクリル酸ナトリウムを挟み込み積層し、続いて上面に表面シートを、そして下面に塩化ビニルシート(目付20g/m2)を重ね合わせ積層体を得た。
なお、消臭抗菌剤の付着量は、銅ケイ酸塩0.08g/m2、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル0.001g/m2、アクリル系バインダー樹脂0.08g/m2であった。得られた積層体をたて50cm×よこ30cmに裁断したのち、周囲を熱融着してペットシートとした。
<実施例2>
実施例1において、表面シートをポリエステル繊維不織布(目付30g/m2)に替えてポリエステル繊維不織布(目付15g/m2)を用い、他は表2に記載の通りとした以外は実施例1と同様にして積層体を得た。
実施例1において、表面シートをポリエステル繊維不織布(目付30g/m2)に替えてポリエステル繊維不織布(目付15g/m2)を用い、他は表2に記載の通りとした以外は実施例1と同様にして積層体を得た。
<実施例3>
実施例1において、表面シートをポリエステル繊維不織布(目付30g/m2)に替えてポリエステル繊維織物(目付40g/m2)を用い、粉砕パルプの散布量を50g/m2に替えて30g/m2とし、他は表2に記載の通りとした以外は実施例1と同様にして積層体を得た。
実施例1において、表面シートをポリエステル繊維不織布(目付30g/m2)に替えてポリエステル繊維織物(目付40g/m2)を用い、粉砕パルプの散布量を50g/m2に替えて30g/m2とし、他は表2に記載の通りとした以外は実施例1と同様にして積層体を得た。
<実施例4>
実施例1において、表面シートをポリエステル繊維不織布(目付30g/m2)に替えてポリプロピレン繊維不織布(目付15g/m2)を用い、粉砕パルプの散布量を50g/m2に替えて40g/m2とし、他は表2に記載の通りとした以外は実施例1と同様にして積層体を得た。
実施例1において、表面シートをポリエステル繊維不織布(目付30g/m2)に替えてポリプロピレン繊維不織布(目付15g/m2)を用い、粉砕パルプの散布量を50g/m2に替えて40g/m2とし、他は表2に記載の通りとした以外は実施例1と同様にして積層体を得た。
<実施例5>
実施例1において、表面シートをポリエステル繊維不織布(目付30g/m2)に替えてポリプロピレン繊維スパンレース(目付40g/m2)を用い、粉砕パルプの散布量を50g/m2に替えて30g/m2とし、吸水紙(目付20g/m2)に替えて吸水紙(目付15g/m2)を用い、他は表2に記載の通りとした以外は実施例1と同様にして積層体を得た。
実施例1において、表面シートをポリエステル繊維不織布(目付30g/m2)に替えてポリプロピレン繊維スパンレース(目付40g/m2)を用い、粉砕パルプの散布量を50g/m2に替えて30g/m2とし、吸水紙(目付20g/m2)に替えて吸水紙(目付15g/m2)を用い、他は表2に記載の通りとした以外は実施例1と同様にして積層体を得た。
<比較例1>
実施例1において、消臭抗菌剤をパルプ、吸水シート、表面シートのいずれにも固着させなかった、他は表2に記載の通りとした以外は実施例1と同様にした。
実施例1において、消臭抗菌剤をパルプ、吸水シート、表面シートのいずれにも固着させなかった、他は表2に記載の通りとした以外は実施例1と同様にした。
<比較例2>
実施例1において、パルプも吸水シートも積層しなかった、他は表2に記載の通りとした以外は実施例1と同様にした。
実施例1において、パルプも吸水シートも積層しなかった、他は表2に記載の通りとした以外は実施例1と同様にした。
<比較例3>
実施例1において、ポリエステル繊維不織布(目付30g/m2)に替えてポリプロピレン繊維不織布(目付15g/m2)を用い、パルプは用いず、吸水紙(目付20g/m2)に替えて吸水紙(目付25g/m2)を用い、他は表2に記載の通りとした以外は実施例1と同様にした。
実施例1において、ポリエステル繊維不織布(目付30g/m2)に替えてポリプロピレン繊維不織布(目付15g/m2)を用い、パルプは用いず、吸水紙(目付20g/m2)に替えて吸水紙(目付25g/m2)を用い、他は表2に記載の通りとした以外は実施例1と同様にした。
<比較例4>
実施例1において、表面シートをポリエステル繊維不織布(目付30g/m2)に替えてポリエステル繊維布帛(目付40g/m2)を用い、粉砕パルプの散布量を50g/m2に替えて40g/m2とし、吸水紙(目付20g/m2)に替えて吸水紙(目付15g/m2)を用い、他は表2に記載の通りとした以外は実施例1と同様にした。
実施例1において、表面シートをポリエステル繊維不織布(目付30g/m2)に替えてポリエステル繊維布帛(目付40g/m2)を用い、粉砕パルプの散布量を50g/m2に替えて40g/m2とし、吸水紙(目付20g/m2)に替えて吸水紙(目付15g/m2)を用い、他は表2に記載の通りとした以外は実施例1と同様にした。
表3から分かるように、実施例1〜5においては、混合臭並びに単一臭のメチルメルカプタン、アンモニア、硫化水素、酢酸、インドールのそれぞれのガスに対して優れた消臭性能を発揮した。さらに、抗菌性試験においても優れた結果も示した。このように消臭性能、抗菌のいずれにおいても優れた性能を示した。
一方、比較例1〜4では、一部の悪臭に対しては消臭性能を発揮する結果や、抗菌性能を示す結果が得られたものの、消臭、抗菌の全てにおいて十分な性能を発揮するものではなかった。
<混合臭の消臭性試験>
なお上記実施例、比較例における混合臭の消臭性の測定は、ISO 17299−5(金属酸化物半導体センサ法)に準拠し行った。混合臭としては、排泄臭としてメチルメルカプタン、アンモニア、硫化水素、酢酸、インドールの5種類を選択し、除去率が70%以上を「○」、70%未満を「×」と評価し、「○」を合格とした。
なお上記実施例、比較例における混合臭の消臭性の測定は、ISO 17299−5(金属酸化物半導体センサ法)に準拠し行った。混合臭としては、排泄臭としてメチルメルカプタン、アンモニア、硫化水素、酢酸、インドールの5種類を選択し、除去率が70%以上を「○」、70%未満を「×」と評価し、「○」を合格とした。
<単一臭の消臭性試験>
また、単一臭の消臭性の測定は、SEKマーク繊維製品認証基準(JEC301 平成27年4月1日改訂、一般社団法人繊維評価技術協議会)に準拠し行い、上記の混合臭として測定した臭いそれぞれを単一臭で測定した。
また、単一臭の消臭性の測定は、SEKマーク繊維製品認証基準(JEC301 平成27年4月1日改訂、一般社団法人繊維評価技術協議会)に準拠し行い、上記の混合臭として測定した臭いそれぞれを単一臭で測定した。
(メチルメルカプタン消臭性能)
試験試料(10cm×10cm)を内容量5Lの袋内に入れた後、袋内において濃度が8ppmとなるようにメチルメルカプタンガスを3L注入し、2時間経過後にメチルメルカプタンガスの残存濃度を測定し、試験試料を入れない以外は同様にしてブランクを用意し、このブランクのメチルメルカプタンガスの残存濃度を測定し、両者の測定値よりメチルメルカプタンガスを除去した量を算出し、これよりメチルメルカプタンガスの除去率(%)を算出した。
試験試料(10cm×10cm)を内容量5Lの袋内に入れた後、袋内において濃度が8ppmとなるようにメチルメルカプタンガスを3L注入し、2時間経過後にメチルメルカプタンガスの残存濃度を測定し、試験試料を入れない以外は同様にしてブランクを用意し、このブランクのメチルメルカプタンガスの残存濃度を測定し、両者の測定値よりメチルメルカプタンガスを除去した量を算出し、これよりメチルメルカプタンガスの除去率(%)を算出した。
(アンモニア消臭性能)
メチルメルカプタンに代えてアンモニアガスを用いて袋内において濃度が100ppmとなるように注入した以外は、上記メチルメルカプタン消臭性能測定と同様にしてアンモニアの除去率(%)を算出した。
メチルメルカプタンに代えてアンモニアガスを用いて袋内において濃度が100ppmとなるように注入した以外は、上記メチルメルカプタン消臭性能測定と同様にしてアンモニアの除去率(%)を算出した。
(硫化水素消臭性能)
メチルメルカプタンに代えて硫化水素ガスを用いて袋内において濃度が4ppmとなるように注入した以外は、上記メチルメルカプタン消臭性能測定と同様にして硫化水素の除去率(%)を算出した。
メチルメルカプタンに代えて硫化水素ガスを用いて袋内において濃度が4ppmとなるように注入した以外は、上記メチルメルカプタン消臭性能測定と同様にして硫化水素の除去率(%)を算出した。
(酢酸消臭性能)
メチルメルカプタンに代えて酢酸ガスを用いて袋内において濃度が30ppmとなるように注入した以外は、上記メチルメルカプタン消臭性能測定と同様にして酢酸の除去率(%)を算出した。
メチルメルカプタンに代えて酢酸ガスを用いて袋内において濃度が30ppmとなるように注入した以外は、上記メチルメルカプタン消臭性能測定と同様にして酢酸の除去率(%)を算出した。
(インドール消臭性能)
試験試料(5cm×10cm)を内容量500mlの三角フラスコに入れた後、インドール液を5μl注入し、2時間経過後にガスクロマトグラフィーにて測定し、試験試料を入れない以外は同様にしてブランクを用意し、このブランクを同様に測定し、両者の測定値よりインドールの除去率(%)を算出した。
試験試料(5cm×10cm)を内容量500mlの三角フラスコに入れた後、インドール液を5μl注入し、2時間経過後にガスクロマトグラフィーにて測定し、試験試料を入れない以外は同様にしてブランクを用意し、このブランクを同様に測定し、両者の測定値よりインドールの除去率(%)を算出した。
単一臭の消臭性能評価は、単一臭の除去率が85%以上であるものを「◎」、除去率が60%以上85%未満であるものを「○」、除去率が60%未満であるものを「×」とし、「○」を合格とした。
<抗菌性試験>
抗菌性の測定は、JIS L1902:2015、菌液吸収法に準拠し行った。抗菌活性値2.0以上が合格である。
抗菌性の測定は、JIS L1902:2015、菌液吸収法に準拠し行った。抗菌活性値2.0以上が合格である。
<吸水性試験>
50cm角の試験片の表面に内径5cmの円筒を置き、円筒内へ赤色に着色した水50ccを流し込んだ。円筒内の水がなくなってから円筒を取り除き5分間放置した。試験片の表面に白色綿布と200gの錘を載せ、白色綿布が濡れなければ「○」、濡れれば「×」とし、「○」を合格とした。
50cm角の試験片の表面に内径5cmの円筒を置き、円筒内へ赤色に着色した水50ccを流し込んだ。円筒内の水がなくなってから円筒を取り除き5分間放置した。試験片の表面に白色綿布と200gの錘を載せ、白色綿布が濡れなければ「○」、濡れれば「×」とし、「○」を合格とした。
<防水性試験>
50cm角の試験片の下側に白色綿布を置き、試験片の表面に内径5cmの円筒を置き、円筒内へ赤色に着色した水50ccを流し込んだ。円筒内の水がなくなってから円筒を取り除き、試験片の表面に200gの錘を載せ30分間放置した。試験片の下側に置いた白色綿布に水分が染み出していなければ「○」、水分が染み出していればを「×」とし、「○」を合格とした。
50cm角の試験片の下側に白色綿布を置き、試験片の表面に内径5cmの円筒を置き、円筒内へ赤色に着色した水50ccを流し込んだ。円筒内の水がなくなってから円筒を取り除き、試験片の表面に200gの錘を載せ30分間放置した。試験片の下側に置いた白色綿布に水分が染み出していなければ「○」、水分が染み出していればを「×」とし、「○」を合格とした。
人や、室内で飼われる犬や猫などのペット用の衛生用品に好適に用いることのできる積層体、及び例えばおむつ、ペットシートを提供できる。この積層体は、アンモニアだけでなく硫黄成分を含む排泄由来の臭いを消臭することができる。
1…積層体
2…表面シート
3…吸水シート
4…吸水樹脂
5…パルプ
6…防水シート
2…表面シート
3…吸水シート
4…吸水樹脂
5…パルプ
6…防水シート
Claims (6)
- 裏面に防水シートを備えてなる積層体であって、
前記防水シートに、吸水シート、パルプ、吸水樹脂、吸水シート、表面シートを順に積層してなり、
前記パルプ、前記吸水シート、前記表面シートの少なくともいずれか1つに、
金属塩とケイ酸塩との複合体とを含有する消臭抗菌剤が固着していることを特徴とする積層体。 - 前記金属塩が、
銅と、
亜鉛、マンガン、コバルト及びニッケルからなる群より選ばれる少なくとも1種の金属との金属塩と、
又は銅金属塩と、
を含む請求項1に記載の積層体。 - 前記表面シートが繊維布帛である請求項1または2に記載の積層体。
- 前記吸水樹脂が、澱粉系、ポリアクリル酸塩系、ポリビニルアルコール系、ビニルアルコール‐アクリル酸塩共重合体からなる群より選ばれる少なくとも1種の吸水樹脂である請求項1〜3のいずれか1項に記載の積層体。
- 前記繊維布帛が、不織布、織物、編物、パイル織物からなる群から選ばれるいずれか1である請求項1〜4のいずれか1項に記載の積層体。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の積層体を一部に含んでなることを特徴とする衛生用品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017132810A JP2019014131A (ja) | 2017-07-06 | 2017-07-06 | 積層体及び該積層体を用いた衛生用品 |
Applications Claiming Priority (1)
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ID=65358601
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Citations (5)
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-
2017
- 2017-07-06 JP JP2017132810A patent/JP2019014131A/ja active Pending
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