JP2019003643A - 締付レベルに基づいてウェアラブル電子デバイスのハプティック効果を生成すること - Google Patents
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Abstract
【課題】ウェアラブル電子デバイスが装着される締付レベルに基づいてハプティック効果を生成するウェアラブル電子デバイスを提供する。【解決手段】ウェアラブル電子デバイス110は、異なる締付レベルにおいて装着可能であり、センサー115a〜115dはデバイス本体が装着されているときに、デバイス本体が装着される締付レベルを示すパラメーターを測定する。制御ユニット116は、デバイス本体が装着されているときに、センサーから、デバイス本体が装着される締付レベルを示すパラメーターの測定値を受信し、。その測定値に基づいて、締付レベルを判断するハプティック効果が出力されるべきであるとき、デバイス本体が装着される締付レベルに基づいて、ハプティック効果を生成するハプティック駆動信号の強度、持続時間又は周波数を決定する。【選択図】図2B
Description
本発明はウェアラブル電子デバイスが装着される締付レベルに基づいて、ウェアラブル電子デバイスのハプティック効果を生成することに向けられ、ユーザーインターフェース、ゲーミング、ウェアラブルデバイス及び家庭用電化製品において適用例を有する。
電子ユーザーインターフェースシステムが普及していくにつれて、人間がそれを通してこれらのシステムとインタラクトするインターフェースの品質がますます重要になっている。ハプティックフィードバック、又はより一般的にはハプティック効果は、ユーザーに合図を与えることによって、又は特定のイベントの警告を与えることによって、又は仮想環境内でより大きな感覚没入を生み出すために現実的なフィードバックを与えることによって、インターフェースの品質を改善することができる。ハプティック効果の例は、運動感覚ハプティック効果(作用力及び抵抗力フィードバック等)、振動触覚ハプティック効果及び静電摩擦ハプティック効果を含む。
以下の詳細な説明は、本質的に単に例示のものであり、本発明又は本発明の用途及び使用を限定することを意図するものではない。更に、前出の技術分野、背景技術、発明の概要又は以下の詳細な説明において提示されるいかなる明示された又は暗示された理論によっても限定する意図はない。
本発明の目的のうちの1つは、ウェアラブル電子デバイスが装着される締付レベルに基づいてハプティック効果を生成し、ユーザーインターフェース、ゲーミング、ウェアラブルデバイス及び家庭用電化製品において適用例を有する、当該ウェアラブル電子デバイスを提供することである。
本明細書における実施の形態の一態様は、デバイス本体と、センサーと、ハプティックアクチュエーターと、制御ユニットとを備えるウェアラブル電子デバイスに関連する。デバイス本体は、異なる締付レベルにおいて装着可能である。センサーはデバイス本体上に、又はデバイス本体内に配置され、デバイス本体が装着されているときに、デバイス本体が装着される締付レベルを示すパラメーターを測定するように構成される。ハプティックアクチュエーターは、デバイス本体上に、又はデバイス本体内に配置される。制御ユニットは、デバイス本体上に、又はデバイス本体内に配置され、センサー及びハプティックアクチュエーターと通信する。制御ユニットは、デバイス本体が装着されているときに、デバイス本体が装着される締付レベルを示すパラメーターの測定値をセンサーから受信するように構成される。制御ユニットは、センサーからの測定値に基づいて、締付レベルを判断し、デバイス本体においてハプティック効果が出力されるべきであると判断し、デバイス本体が装着される締付レベルに基づいて、ハプティック効果を生成するハプティック駆動信号の強度、持続時間又は周波数を決定するように更に構成される。制御ユニットは、ハプティック駆動信号でハプティックアクチュエーターを起動し、ハプティック効果を出力するように更に構成され、ハプティック駆動信号は、決定された強度、持続時間又は周波数を有する。
一実施の形態において、デバイス本体の少なくとも第1の部分が、ユーザーの第2の部分の周りに、又は実質的に周りにはまるように構成され、センサーは、ひずみセンサー及び圧力センサーのうちの少なくとも一方であり、センサーによって測定されるパラメーターは、デバイス本体の第1の部分内のひずみ、及びデバイス本体の第1の部分が受ける圧力のうちの少なくとも一方である。
一実施の形態において、デバイス本体の第1の部分はストラップを含み、デバイス本体はストラップに結合されるハウジングを更に備え、ハウジングは制御ユニットを収容し、ハウジング及びストラップは合わせて、デバイス本体が装着されているときに、ユーザーの第2の部分の周りにはまる。
一実施の形態において、デバイス本体の少なくとも第1の部分がユーザーの第2の部分の周りに、又は実質的に周りにはまるように構成され、センサーは、デバイス本体の第1の部分の表面上に配置され、温度センサー、心拍又は脈拍センサー、及び被写界深度センサーのうちの少なくとも1つであり、センサーによって測定されるパラメーターは、心拍信号又は脈拍信号の強度、温度、センサーに面する別の表面の被写界深度、及び第1の部分との皮膚接触の量のうちの少なくとも1つである。
一実施の形態において、制御ユニットは、i)デバイス本体が装着される締付レベルが締付レベルの規定範囲内にあるか、ii)締付レベルが規定範囲より高いか、又はiii)締付レベルが規定範囲より低いかを判断することによって、ハプティック駆動信号の強度、持続時間又は周波数のうちの少なくとも1つを決定し、締付レベルが規定範囲内にあるとの判断に応答して、強度、持続時間又は周波数のうちの少なくとも1つを、規定された第1のレベルを有するものと判断するように構成される。制御ユニットは、締付レベルが規定範囲より低いとの判断に応答して、強度、持続時間又は周波数のうちの少なくとも1つを、第1のレベルより高い強度、長い持続時間又は低い周波数を有する第2のレベルを有するものと判断するように更に構成される。制御ユニットは、締付レベルが規定範囲より高いとの判断に応答して、強度、持続時間又は周波数のうちの少なくとも1つを、第1のレベルより低い強度、短い持続時間又は高い周波数を有する第3のレベルを有するものと判断するように更に構成される。
一実施の形態において、センサーは、デバイス本体が装着されていないときでも、パラメーターを測定するように構成され、制御ユニットは、センサーによって測定されたパラメーターに基づいて、締付レベルが規定された締付閾値以上であるか否かを判断することによって、デバイス本体が装着されているか否かを判断するように構成され、規定された締付閾値は締付レベルの規定範囲より低く、デバイス本体が装着されていると制御ユニットが判断した場合にのみ、制御ユニットは、ウェアラブル電子デバイスによってハプティック効果が出力されるべきであると判断する。
一実施の形態において、ウェアラブル電子デバイスは、締付レベルの複数の規定範囲を規定するプロファイルを記憶する記憶デバイスを更に備え、制御ユニットは、デバイス本体の少なくとも一部を形成する材料を識別するように構成され、識別された材料に基づいて、複数の規定範囲の中から締付レベルの規定範囲を選択するように構成される。
一実施の形態において、センサーは第1のセンサーであり、ウェアラブル電子デバイスは、デバイス本体が皮膚接触を受けているか否かを検出するように構成される皮膚接触センサーである第2のセンサーを更に備える。制御ユニットは、デバイス本体が装着されており、皮膚接触を受けているとの判断に応答して、皮膚接触に関連付けられる強度、持続時間又は周波数の記憶されたレベルを規定された第1のレベルとして選択し、デバイス本体が装着されており、皮膚接触を受けていないとの判断に応答して、衣類接触に関連付けられる強度、持続時間又は周波数の記憶されたレベルを規定された第1のレベルとして選択するように構成され、衣類接触に関連付けられる強度、持続時間又は周波数の記憶されたレベルは、皮膚接触に関連付けられる強度、持続時間又は周波数の記憶されたレベルより高い強度、長い持続時間又は低い周波数を有する。
一実施の形態において、制御ユニットは、締付レベルが規定範囲内にあるとの判断に応答して、第1の数のパルスと、連続したパルス間の第1の持続時間とを有するハプティック駆動信号を生成することによって、第1の複雑度を有するハプティック駆動信号を生じさせ、締付レベルが規定範囲より低いとの判断に応答して、第2の数のパルスと、連続したパルス間の第2の持続時間とを有するハプティック駆動信号を生成することによって、第1の複雑度より低い第2の複雑度を有するハプティック駆動信号を生じさせるように更に構成され、第2の数は第1の数より少なく、第2の持続時間は第1の持続時間より長い。
一実施の形態において、ウェアラブル電子デバイスは、ハプティック駆動信号の強度、持続時間又は周波数のうちの少なくとも1つの複数のレベルをデバイス本体のそれぞれの材料に関連付け、デバイス本体の少なくとも一部を形成する材料を識別し、識別された材料に基づいて、強度、持続時間又は周波数の複数のレベルのうちの1つを選択することによって、ハプティック駆動信号の強度、持続時間又は周波数を決定するように構成される、プロファイルを記憶する記憶デバイスを更に備える。
一実施の形態において、複数の材料が、第1の剛性レベルを有する第1の材料と、第1の剛性レベルより高い第2の剛性レベルを有する第2の材料とを含み、第1の材料は、第2の材料に関連付けられる第2のレベルの強度、持続時間又は周波数より高い強度、長い持続時間又は低い周波数を有する第1のレベルの強度、持続時間又は周波数に関連付けられる。
一実施の形態において、ハプティックアクチュエーターはデバイス本体上に配置される複数のハプティックアクチュエーターのうちの1つであり、制御ユニットは、デバイス本体が装着されていると判断し、複数のハプティックアクチュエーターのうちのどの1つ以上のハプティックアクチュエーターがユーザーと接触しているかを判断するように構成され、ハプティック効果を出力するために、ユーザーと接触していると判断される1つ以上のハプティックアクチュエーターの中からのみ選択するように構成される。
一実施の形態において、ウェラブル電子デバイスは、ハプティックアクチュエーターを起動する強度、持続時間又は周波数のうちの少なくとも1つの第1のレベルを規定する記憶デバイスを更に備え、制御ユニットは、第2のハプティック効果を出力するために第1のレベルでハプティックアクチュエーターを起動し、第2のハプティック効果の被測定強度がハプティック効果強度の規定範囲外にあるか否かを判断し、被測定強度が規定範囲外にあるとの判断に応答して、強度、持続時間又は周波数のうちの少なくとも1つの第1のレベルを調整し、調整済みの第1のレベルを規定された第1のレベルとして記憶デバイスに記憶することによって、ハプティックアクチュエーターを較正するように更に構成される。
本明細書における実施の形態の一態様は、異なる締付レベルにおいて装着可能であるデバイス本体を有するウェアラブル電子デバイスの1つ以上のハプティック効果を生成する方法に関連する。該方法はプロセッサによって実行され、デバイス本体上に、又はデバイス本体内に配置されるセンサーから、デバイス本体が装着される締付レベルを示すパラメーターの測定値を受信することと、センサーからの測定値に基づいて、締付レベルを判断することと、デバイス本体においてハプティック効果が出力されるべきであると判断することと、デバイス本体が装着される締付レベルに基づいて、ハプティック効果を生成するためのハプティック駆動信号の強度、持続時間又は周波数を決定することと、ハプティック効果を出力するために、ハプティック駆動信号で、デバイス本体上に、又はデバイス本体内に配置されるハプティックアクチュエーターを起動することとを含み、ハプティック駆動信号は、決定された強度、持続時間又は周波数を有する。
一実施の形態において、ハプティック駆動信号の強度、持続時間又は周波数のうちの少なくとも1つを決定するステップは、i)デバイス本体が装着される締付レベルが締付レベルの規定範囲内にあるか、ii)締付レベルが規定範囲より高いか、又はiii)締付レベルが規定範囲より低いかを判断することを含み、締付レベルの規定範囲は、ハプティック駆動信号のための強度、持続時間及び周波数の規定された第1のレベルに関連付けられる。
一実施の形態において、締付レベルが規定範囲より低いと判断され、方法は、強度、持続時間又は周波数のうちの少なくとも1つを、第1のレベルより高い強度、長い持続時間又は低い周波数を有する第2のレベルを有するものと判断することを更に含む。
一実施の形態において、締付レベルが規定範囲より高いと判断され、方法は、強度、持続時間又は周波数のうちの少なくとも1つを、第1のレベルより低い強度、短い持続時間又は高い周波数を有する第3のレベルを有するものと判断することを更に含む。
一実施の形態において、方法は、センサーによって測定されたパラメーターに基づいて、締付レベルが規定された締付閾値以上であると判断することによって、デバイス本体が装着されていると判断することを更に含み、規定された締付閾値は締付レベルの規定範囲より低く、デバイス本体が装着されていると判断するステップは、デバイス本体においてハプティック効果が出力されるべきであると判断するステップの前に実行される。
一実施の形態において、ハプティック駆動信号の強度、持続時間又は周波数を決定するステップは、デバイス本体の少なくとも一部を形成する材料に基づく。
一実施の形態において、方法は、デバイス本体が皮膚接触を受けているか、代わりに、衣類接触を受けているかを検出することを更に含み、ハプティック駆動信号の強度、持続時間又は周波数を決定するステップは、デバイス本体が皮膚接触を受けているか、代わりに、衣類接触を受けているかに基づく。
本発明の実施の形態の特徴、目的及び利点は、添付の図面が参照されることになる以下の詳細な説明を読むことにより、当業者には明らかになるであろう。
本発明の上述の特徴及び利点並びに他の特徴及び利点は、添付の図面に示されるような本発明の実施形態の以下の説明から明らかであろう。本明細書に組み込まれるとともに本明細書の一部をなす添付の図面は更に、本発明の原理を説明するとともに、当業者が本発明を実施及び使用することを可能にする役割を果たす。図面は一定縮尺ではない。
以下の詳細な説明は、本質的に単に例示のものであり、本発明又は本発明の用途及び使用を限定することを意図するものではない。更に、前出の技術分野、背景技術、発明の概要又は以下の詳細な説明において提示されるいかなる明示された又は暗示された理論によっても限定する意図はない。
本発明の複数の実施形態が、ウェアラブル電子デバイスが装着される締付の異なるレベル(すなわち、異なる締付レベル)ごとに、ウェアラブル電子デバイス(例えば、スマートウォッチ、フィットネスバンド、スマートグラブ又はゲーミングベスト)のハプティック効果(例えば、振動触覚ハプティック効果)を生成することに関連する。より具体的には、ウェアラブル電子デバイスは、異なる締付レベルにおいて装着可能であるデバイス本体を有することができる。例えば、ウェアラブル電子デバイスは、ウェアラブル電子ウォッチ(例えば、Apple Watch(登録商標))とすることができ、デバイス本体は、合わせてデバイス本体を装着可能にするウォッチハウジング及びストラップの組み合わせを含むことができる。電子ウォッチが(例えば、ゆるく、又はきつく)装着される締付レベルは、或るユーザーに関して、ユーザーがストラップによって形成される輪の大きさを調整する場合に、及び/又はユーザーがデバイス本体を手首から前腕に向かって滑り動かす場合に(前腕は手首より大きい断面を有する場合がある)、変化させることができる。別の例において、電子ウォッチが装着される締付レベルは、手首の大きさが異なる場合がある2人の異なるユーザーに関して異なることがある。本明細書における複数の実施形態が、ウェアラブル電子デバイスのハプティック効果を生成するときに、デバイス本体が装着されている異なる締付レベルを補償することに関連する。そうすることにより、ウェアラブル電子デバイスは、ウェアラブル電子デバイスが装着される締付レベルが異なる場合でも(例えば、体の大きさが異なる場合でも)概ね同様の感覚を与えようと試みるハプティック効果を出力できるようになる場合がある。この補償は、例えば、デバイス本体がきつく装着されているか、ゆるく装着されているかに基づいて、ウェアラブル電子デバイスによって出力されるハプティック駆動信号を変更することを伴う場合がある。一実施形態において、この補償は、ハプティック効果の設計者又は他の作成者を支援することができる。例えば、作成者が、特定の締付レベルを念頭に置いて、或るハプティック駆動信号を規定する場合がある。他の締付レベルに関してハプティック駆動信号を補償しないと、作成されたハプティック効果が、これらの他の締付レベルにおいて、意図しないように感知されるか、又は準最適に感知される場合がある。一例として、デバイス本体があまりにもゆるく(すなわち、あまりにも低い締付レベルにおいて)装着されているときに、作成されたハプティック効果が弱すぎると感知される場合があり、デバイス本体があまりにもきつく(すなわち、あまりにも高い締付レベルにおいて)装着されるときに強すぎると感知される場合がある。
一実施形態において、ウェアラブル電子デバイスは、ウェアラブル電子デバイスのデバイス本体が装着される締付レベルに基づいて、ハプティック駆動信号の強度(例えば、振幅)、周波数及び/又は持続時間等のハプティック駆動信号を制御することによって異なる締付レベルを補償することができる。ウェアラブル電子デバイスがゆるく装着されるとき、例えば、作成されたハプティック効果の強度、周波数又は持続時間の規定レベルに比べて高い強度、低い周波数及び/又は短い持続時間のレベルを有するハプティック駆動信号で、ハプティック効果が生成される場合がある。ウェアラブル電子デバイスがきつく装着されるとき、例えば、作成されたハプティック効果の規定された強度、周波数又は持続時間に比べて低い強度、高い周波数及び/又は短い持続時間のレベルを有するハプティック駆動信号で、ハプティック効果が生成される場合がある。
一実施形態において、ウェアラブル電子デバイスは、その複雑度を制御することによって、異なる締付レベルを補償することができる。ハプティック効果の複雑度は、そのハプティック効果におけるパルスの数、連続したパルス間の持続時間、及びパルスの均一性等のパラメーターに関連付けられる場合がある。より複雑なハプティック効果は、より多くのパルス、より短い間隔を置いて互いに配置されるパルス、及び/又は例えば、パルス幅に関して高い度合いの変化を有するパルスを有する場合がある。より複雑なハプティック効果を用いて、例えば、より複雑な表面質感を装うことができる。ウェアラブル電子デバイスがゆるく装着されるとき、いずれにしても感知することが難しい可能性があり、複雑でないハプティック効果より多くの電力を使用する場合があるので、ハプティック効果に関する高い複雑度は不要な場合がある。したがって、ウェアラブル電子デバイスがゆるく装着されるとき、作成されたハプティック効果に関して規定された複雑度に比べて低い複雑度を有するように、ウェアラブル電子デバイスは、そのハプティック効果を制御することができる。
一実施形態において、ウェアラブル電子デバイスは、ハプティック効果を生成するときにそのデバイス本体の材料を(例えば、電子ウォッチが革製ストラップを有するにせよ、金属製ストラップ(金属製バンドとも呼ばれる)を有するにせよ)補償することができる。材料は、デバイス本体があまりにもきつく、又はあまりにゆるく装着されている時点の判断に影響を及ぼす場合があり、及び/又はデバイス本体があまりにもきつく、又はあまりにもゆるく装着されると見なされるときに、ハプティック駆動信号がいかに調整される(例えば、変調される)かに影響を及ぼす場合がある、剛性等のパラメーターを有することができる。
一実施形態において、ウェアラブル電子デバイスは、そのデバイス本体が、ユーザーの皮膚に直接接触しているのとは対照的に、衣類を介して装着されているか否かを補償することができる。ウェアラブル電子デバイスがユーザーの衣類を介して装着されている場合には、ハプティック駆動信号は、例えば、強い強度、長い持続時間及び/又は低い周波数を有することができる。
一実施形態において、ウェアラブル電子デバイスは、そのデバイス本体が装着されているか否かを判断し、デバイス本体が装着されていないときに、ハプティック効果を無効にする(すなわち、ミュートする)ように構成することができる。
図1Aは、ユーザーの手首の周りに装着可能である種々のウェアラブル電子デバイス110、120及び130を示す。ウェアラブル電子デバイス110,120、130は全てアクティビティトラッカーとすることができるが、ウェアラブル電子デバイス110及び120は、より具体的には、電子ウォッチ(例えば、スマートウォッチ)とすることができる。ウェアラブル電子デバイス110、120、130はそれぞれ、異なる締付レベルにおいて装着可能であるそれぞれのデバイス本体111、121、131を有することができる。図1Aの実施形態において、デバイス本体111は、ストラップ112と、ストラップ112に結合されるハウジング114とを備えることができる。ハウジング114は、ウェアラブル電子デバイス110の制御ユニット及びディスプレイ等の電子構成要素を収容することができる。図1Aにおいて、ストラップ112は、互いに(例えば、バックル119を介して)着脱可能である2つの材料ストリップ112a、112b(例えば、2つのプラスチック製ストリップ)から形成することができる。別の実施形態において、ストラップは、ウォッチハウジングの両側にある2つの縁部に取り付けられる単一のストリップ(金属製バンド等のバンドとも呼ばれる)から形成することができる。ストリップは、例えば、バタフライクラスプを介して、きつくしたり、ゆるくしたりすることができる。図1Aに示されるように、ハウジング114及びストラップ112は合わせて、デバイス本体111が装着されているときにユーザーの一部(例えば、手首)の周りにはまるように構成することができる。
図1Aに更に示されるように、デバイス本体121は、電子構成要素(例えば、タッチスクリーン、スピーカー、ワイヤレス通信回路、電池及び汎用プロセッサ)のハウジング124に結合されるストラップ122を備えることができる。ストラップ112の場合と同様に、ストラップ122は、バックルを介して互いに着脱可能である2つの材料(例えば、革製)ストリップ122a、122bを含むことができる。ハウジング124及びストラップ122は合わせて、デバイス本体121が装着されているときにユーザーの手首の周りにはまるように構成することができる。同様に、デバイス本体131は、ストラップ132と、ストラップ132に結合されるハウジング134とを備えることができる。ストラップ112及び132の場合と同様に、ストラップ132は、互いに着脱可能である2つの材料ストリップ132a、132bを含むことができる。ハウジング134は、モーションセンサー及びワイヤレス通信回路等の電子構成要素を収容することができる。ハウジング134及びストラップ132(一対のストリップ132a、132bを有する)は合わせて、デバイス本体134が装着されているときにユーザーの手首の周りにはまるように構成することができる。一実施形態において、ウェアラブル電子デバイス110、120又は130のうちの1つが装着されるときに、ストラップ111、121及び131のそれぞれの内面112inner、122inner又は132innerがそれぞれ、ユーザーの手首を押し付ける場合がある。
一実施形態において、各デバイス本体111、121及び131は、異なる締付レベルにおいて装着可能とすることができる。例えば、デバイス本体111が装着される締付レベルは、図1Aに示される、バックル119と、一連の穴118とを用いて調整することができる。バックル119は、ピンバックル(図2Aに示される)、デプロイメントクラスプ(deployment clasp)バックル、又は任意の他のタイプのバックルとすることができる。バックル119は、一連の穴118のうちの1つに挿入することができるツク棒(tongue)119aを備えることができる。ツク棒119aが穴118のうちどの穴に挿入されるかの選択は、デバイス本体111が装着される締付レベルに影響を及ぼす場合がある。一実施形態において、デバイス本体111が装着される締付レベルは、ユーザーの手首で滑り上げられるか、又は滑り降ろされることによって調整することができる。例えば、デバイス本体111がユーザーの手からユーザーの肘に向かう方向に滑り動かされるにつれて、ユーザーの手首が太くなる場合がある。その方向においてデバイス本体111がユーザーの手首に沿って滑り上げられるにつれて、デバイス本体111が装着される締付レベルが上昇する場合がある。
図1Bは、バーチャルリアリティ(VR)ヘッドマウントディスプレイ(HMD)140、ハプティック対応グラブ150及びハプティック対応ゲーミングベスト150を含む、ウェアラブル電子デバイスの他の例を示す。一実施形態において、ウェアラブル電子デバイス140は、異なる締付レベルにおいて装着可能であるデバイス本体141を有することができる。デバイス本体141は、デバイス本体141が装着されているときにユーザーの一部(例えば、ユーザーの頭部)の実質的に周りにはまることができる。デバイス本体141は、ハウジング144と、ハウジング144から延在する一対のアーム(テンプルとも呼ばれる)142a、142bとを備えることができる。ハウジング144は、ディスプレイデバイス、1つ以上のモーションセンサー(例えば、加速度計及びジャイロスコープ)、ホストコンピューターと通信するためのワイヤレス通信ユニット、及びスピーカー等のウェアラブル電子デバイス140の電子構成要素を収容することができる。ハウジング144及び一対のアーム142a、142bは合わせて、ユーザーの頭部の実質的に周りにはまることができる。図1Bに示されるように、ハウジング144及び一対のアーム142a、142bは、ユーザーの頭部を完全に一周するようにはまる必要はないが、デバイス本体141をユーザーの頭部(又は他の身体部分)に保持する、ユーザーの頭部との張力又は摩擦のレベルを達成するように、ユーザーの頭部の実質的に周りにはまることができる。一実施形態において、デバイス本体141がユーザーの頭部の実質的に周りにはまる締付レベルは、ユーザーの頭部のサイズによって決まる場合がある。
一実施形態において、ハプティック対応グラブ150は、異なる締付レベルにおいてユーザーの手の周りに装着可能であるデバイス本体151を備えることができる。デバイス本体151は、ユーザーの手のそれぞれの指の周りにはまる複数のフィンガーシース(finger sheaths:指鞘)152a〜152eと、ユーザーの手首の周りにはまる腕回り156と、ユーザーの掌及び手の甲を覆う掌部分153とを含むことができる。一実施形態において、デバイス本体151が装着される締付レベルは、ユーザーの手のサイズによって決まる場合がある。一実施形態において、腕回り156が調整可能である場合には、本体151が装着される締付レベルは、腕回り156がユーザーの手首の周りにはまる締付レベルによって決まる場合がある。
一実施形態において、ハプティック対応ゲーミングベスト160は、異なる締付レベルにおいて装着可能であるデバイス本体161を有することができる。デバイス本体161は、一対のショルダーストラップ162a、162bと、ユーザーの胸及び背中の周りにはまるチェスト部分163とを含むことができる。一実施形態において、デバイス本体161が装着される締付レベルは、ユーザーの肩幅又は胸幅によって決まる場合がある。一実施形態において、ショルダーストラップ162a、162b及び/又はチェスト部分163が調整可能である場合には、デバイス本体161が装着される締付レベルは、ストラップ162a、162b及び/又はチェスト部分がいかに調整されるかによって決まる場合がある。
図2Aは、装着されていないときのウェアラブル電子デバイス110(例えば、電子ウォッチ)の図を示しており、ウェアラブル電子デバイス110上に、又はウェアラブル電子デバイス110内に配置されるハプティックアクチュエーター及びセンサーを更に示す。図2Aは、ストラップ112の一対のストリップ112a、112bと、ウェアラブル電子デバイス110のハウジング114とを示す。図2Aは、ハウジング114上に、又はハウジング114内に配置されるハプティックアクチュエーター113aと、ストリップ112b上に、又はストリップ112b内に配置されるハプティックアクチュエーター113bとを更に示す。一実施形態において、ハプティックアクチュエーター113a及び/又は113bは、振動触覚ハプティック効果を生成するように構成することができる。一実施形態において、ハプティックアクチュエーター113a及び/又は113bは、より一般的な変形利用ハプティック効果、運動感覚ハプティック効果、静電ハプティック効果、任意の他のタイプのハプティック効果、又はその任意の組み合わせを生成するように構成することができる。ハプティックアクチュエーター113a、113bの例は、スマート材料利用ハプティックアクチュエーター(例えば、圧電アクチュエーター、形状記憶合金アクチュエーター)、線形共振アクチュエーター、ソレノイド共振アクチュエーター、静的静電(static electrostatic)ハプティックアクチュエーター、又は任意の他のタイプのハプティックアクチュエーターを含む。
図2Aは、デバイス本体111上に、又はデバイス本体111内に配置され、デバイス本体111が装着されているときに、デバイス本体111が装着される締付レベルを示すパラメーターを測定するように構成される、センサー115a〜115dを更に示す。一実施形態において、センサー115aは、ストラップ112上に配置されるか、又はストラップ112内に埋め込まれるひずみセンサーとすることができる。センサー115aは、例えば、ストラップ112の長さに沿って位置合わせすることができる。センサー115aは、デバイス本体111内のひずみ、より具体的には、ストラップ112内のひずみ等のパラメーターを測定するように構成することができる。ひずみは、ストラップ112が引き伸ばされるレベルを示すことができ、このひずみは、デバイス本体111がユーザーの手首の周りにいかにきつくはまるかを更に示すことができる。
一実施形態において、センサー115bは、ハウジング114の背面上に配置することができ、温度センサー、心拍センサー、脈拍センサー、被写界深度センサー、又はその任意の組み合わせとすることができる。センサー115bは、心拍信号若しくは脈拍信号の強度、温度、デバイス本体に最も近い表面の被写界深度等のパラメーターを測定するように構成することができる。そのようなパラメーターは、デバイス本体111がユーザーの手首の周りにはまる締付レベルを示すことができる。例えば、デバイス本体111がゆるく装着されたなら、デバイスのハウジング114及びセンサー115bは、仮に押し付けられるにしても、ユーザーの手首に軽く押し付けられる場合がある。結果として、任意の心拍信号又は脈拍信号の強度が低い場合があり、センサー115bのすぐ周りの温度が、人間の平均体温より周囲温度に近くなる場合がある。したがって、低い強度の心拍信号又は脈拍信号をもたらすか、又は周囲温度の閾値内の温度(例えば、20℃±10℃)をもたらす測定値が、デバイス本体111がユーザーの手首の周りにはまる締付レベルが低いことを示すことができる。デバイス本体111がきつく装着されたなら、デバイスのハウジング114及びセンサー115bは、ユーザーの手首に強く押し付けられる場合がある。結果として、センサー115bは、強い心拍信号、強い脈拍信号、又は平均体温の閾値内にある温度(37℃±5℃)を示す測定値を出力する場合がある。そのような測定値は、デバイス本体がユーザーの手首の周りにはまる締付レベルが高いことを示すことができる。
一実施形態において、センサー115cは、ストラップ112の内面112innerの上に、又は直下に配置される圧力センサーとすることができる。センサー115cは、デバイス本体111が装着されているときに、ストラップ112bを押し付けているユーザーの手首からストラップ112bが受ける圧力等の、デバイス本体111が受ける圧力を測定するように構成することができる。ストラップ112bにかかる圧力の値が高いことは、デバイス本体111が、高い締付レベルでユーザーの手首の周りにはまることを示すことができる。ストラップ112bにかかる圧力の値が低いことは、デバイス本体111が、低い締付レベルでユーザーの手首の周りにはまることを示すことができる。
一実施形態において、センサー115dは、ウェアラブル電子デバイス110のバックル119上に配置されるか、又はバックル119内に収容される圧力センサーとすることができる。上記で論じられたように、バックル119は、図2Aに示されるようなピンバックル、デプロイメントクラスプバックル、又は任意の他のタイプのバックルとすることができる。センサー115dは、バックル119に、又はその構成要素にかかる圧力を検知するように構成することができ、その圧力は、デバイス本体111がユーザーの手首の周りにはまる締付レベルを示すことができる。例えば、ツク棒119aをストリップ112bの穴に挿入して、2つのストリップ112a、112bを取り付けた状態にしておくとき、ストリップ112bは、デバイス110の装着中にツク棒119aに圧力をかける場合がある。ツク棒119aにかかる圧力は、穴118のうちのどの穴に挿入されるかによって、及び/又はデバイス本体111が、ユーザーの手首からどの程度、上の方に装着されているかによって影響を及ぼされる場合がある。ウェアラブル電子デバイス110のデバイス本体111がきつく装着されているとき、ツク棒119aはより高い圧力を受ける場合がある。ウェアラブル電子デバイス110がゆるく装着されているとき、ツク棒119aはより低い圧力を受ける場合がある。したがって、センサー115dは、ツク棒119aが挿入される穴を包囲するストリップ112bの部分によってツク棒119aにかけられる圧力を測定するために、ツク棒119a上に配置することができる。この圧力は、デバイス本体111がユーザーの手首の周りにはまる締付レベルを示すことができる。一実施形態において、バックル119は、ハプティックアクチュエーターを含むことができる。
図2Bは、ウェアラブル電子デバイス110の例示的な構成要素のブロック図を示す。例示的な構成要素は、制御ユニット116と、ハプティックアクチュエーター113a、113bと、センサー115a〜115dと、記憶デバイス117とを含む。制御ユニット116は、ハプティックアクチュエーター113a、113b、及びセンサー115a〜115dと通信することができる。ハプティック制御ユニット116は、ハプティックアクチュエーターを起動するために、ハプティックアクチュエーター113a、113bのうちの少なくとも一方にハプティック駆動信号を与えるように更に構成することができる。一実施形態において、制御ユニットは、センサー115a〜115dのうちの1つ以上からの被測定パラメーターに基づいて、ウェアラブル電子デバイス110のデバイス本体111がユーザーの一部の周りに、又は実質的に周りにはまる締付レベルを判断するように構成することができる。以下で更に詳細に論じられるように、デバイス本体111が装着されているときに、制御ユニット116は、センサーから、デバイス本体が装着される締付レベルを示す測定値を受信し、センサー測定値に基づいて締付レベルを判断するように構成することができる。制御ユニットは、デバイス本体111においてハプティック効果が出力されるべきであると判断し、デバイス本体111がユーザーの手首の周りにはまる締付レベルに基づいて、ハプティック効果を生成するためにハプティックアクチュエーターに与えられるハプティック駆動信号の強度レベル、持続時間又は周波数を決定するように更に構成することができる。その後、決定されたハプティック駆動信号でハプティックアクチュエーターを起動することができる。一実施形態において、制御ユニット116は、メモリに記憶された1つ以上の非一時的コンピューター可読命令を実行するように構成されるマイクロプロセッサとして実現することができる。一実施形態において、制御ユニット116は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)等のプログラムされた論理回路として実現することができる。
一実施形態において、記憶デバイス117は、(例えば、種々の作成されたハプティック駆動信号のために)種々のハプティック駆動信号を規定することができるハプティック信号プロファイル117aを記憶することができる。記憶された各ハプティック信号プロファイル117aは、ハプティック駆動信号のための完全な波形を含むことができるか、又はハプティック駆動信号の強度値、周波数値及び/又は持続時間値を含むことができる。一実施形態において、記憶デバイス117は、複数の規定された締付レベル閾値又は範囲117bを記憶することができる。これらの締付されたレベル閾値又は範囲を用いて、以下で更に詳細に論じられるように、規定されたハプティック駆動信号を調整するか否かを判断することができる。一実施形態において、規定されたハプティック駆動信号は、或る係数、例えば、75%又は150%だけ信号を変調する(例えば、その信号を係数倍する)ことによって調整することができる。
図3A及び図3Bは、デバイス本体111の締付レベルが上昇するにつれて、ハプティック駆動信号の強度を一般に減少させることができ、その周波数を一般に高くすることができる技法を示す。より具体的には、図3Aは、第1の締付レベルにおいて装着されているデバイス本体111を表す。この第1の締付レベルに関して、図2Bの制御ユニット116はハプティック駆動信号310を生成し、その信号を図2Bのハプティックアクチュエーター113a及び/又は113bに与え、デバイス本体111においてハプティック効果を出力させることができる。一実施形態において、ハプティック駆動信号310は、図2Bのハプティック信号プロファイル117aにおいて規定される信号とすることができる。規定されたハプティック駆動信号は、特定のハプティック効果を達成するように設計されている場合がある。規定されたハプティック駆動信号は、作成された駆動信号と呼ばれる場合があり、対応するハプティック効果は、作成されたハプティック効果と呼ばれる場合がある。
図3Bは、第1の締付レベルより高い第2の締付レベルにおいて装着されているデバイス本体111を表す。このシナリオにおいて、一対のストリップ112a及び112bは、図3Aの場合よりぴんと張られるように引き伸ばされる場合があり、デバイス本体111は、図3Aの場合より、ユーザーの手首に、より強く押し付けられる場合がある。ウェアラブル電子デバイス110のデバイス本体111が装着される締付レベルが上昇するにつれて、作成されたハプティック効果のユーザーの感知、又は作成されたハプティック効果に対する感受性が高くなる場合がある。この高まる感知は、デバイス本体111がユーザーの体のより近くにあること、デバイス本体111がユーザーの体により強く押し付けられること、及び/又はデバイス本体111の一部が更にぴんと張られることから生じる場合がある。これらの要因によって、例えば、振動触覚ハプティック効果の振動をデバイス本体111からユーザーの体により容易に伝搬させることができるようになり、それゆえ、それほど弱めることなく、振動触覚ハプティック効果のユーザーの感知を高めることができるようになる。しかしながら、ハプティック効果の作成者は、ハプティック効果が広範な締付レベルにおいていかに感知されることになるかを予測していない場合がある。例えば、作成者は、作成者がウェアラブル電子デバイスを装着する締付レベルに基づいて、信号強度及び周波数を選択している場合がある。別のユーザーがウェアラブル電子デバイスのデバイス本体をよりゆるく装着するとき、そのユーザーは、そのハプティック効果を、作成者が意図したハプティック効果より弱いと感知する場合がある。更に別のユーザーがデバイス本体をよりきつく装着するとき、そのユーザーは、そのハプティック効果を、作成者が意図したハプティック効果より強いと感知する場合がある。一実施形態において、ハプティック効果の感知が強くなりすぎるとき、ハプティック効果は不快なものになるか、又は注意力を妨げるようなものになる場合がある。
図3Bは、デバイス本体111が装着される締付レベルの上昇に基づいて、作成されたハプティック駆動信号を調整することを示す。図3Bにおいて、デバイス本体111は、基準締付レベルを(例えば、50%だけ)超える締付レベルにおいて装着される場合がある。基準締付レベルは、例えば、図3Aに示される場合がある。図3Bにおいて表される締付レベルにおいて、ハプティック駆動信号320の強度は、作成されたハプティック駆動信号310の強度に比べて低減される場合があり、及び/又はハプティック駆動信号320の周波数は、作成されたハプティック駆動信号310の周波数に比べて高くされる場合がある。例えば、振動又は他のタイプのハプティック効果の高周波数成分は、より高いレベルの減衰を受ける場合があるので、周波数を高くすることができる。一実施形態において、ハプティック駆動信号320の持続時間は、作成されたハプティック駆動信号310の持続時間に比べて短くされる(例えば、50%だけ短くされる)場合がある。
一実施形態において、ハプティック駆動信号320は、ハプティック駆動信号310から導出された調整済み信号とすることができる。例えば、ハプティック駆動信号320は、ハプティック信号プロファイル117aから、作成されたハプティック駆動信号310を取り出し、信号310の強度及び/又は周波数を変調して、信号320をもたらすことによって生成することができる。一実施形態において、ハプティック駆動信号320は、記憶デバイス117のハプティック信号プロファイル117aに記憶された、信号310及び320を含む、複数のハプティック駆動信号から選択することができる。例えば、複数の記憶されたハプティック駆動信号が1つのテーブル内で異なるそれぞれの締付レベルに関連付けられる場合があり、関連付けられた締付レベルにおいて装着されているデバイス本体111に基づいて、ハプティック駆動信号320を選択することができる。
図4A及び図4Bは、ウェアラブル電子デバイス120のデバイス本体121が装着される締付レベルに基づいて、ハプティック駆動信号を選択するか、又は調整することを同様に示す。一実施形態において、図4Aは、基準締付レベルにおいて装着されているデバイス本体121を表すことができ、一方、図4Bは、上昇した締付レベルにおいて装着されているデバイス本体121を表すことができる。図4Bは、締付レベルが上昇した結果として、基準締付レベルに関して使用されたハプティック駆動信号410に比べて低い強度及び/又は高い周波数を有するハプティック駆動信号420が生成されることを示す。
図5は、ウェアラブル電子デバイス(例えば、デバイス110)が装着される締付レベルに基づくハプティック効果を出力する例示的な方法500を示す流れ図を与える。一実施形態において、方法500は、ウェアラブル電子デバイスの制御ユニット(例えば、制御ユニット116)によって実行される。一実施形態において、図5に示されるステップは、ウェアラブル電子デバイスが装着されている間に実行される場合がある。しかしながら、本開示における更なる図が、デバイス本体が実際に装着されているか否かを更に判断する他のステップを提示する。一実施形態において、方法500はステップ502において開始し、ステップ502において、制御ユニットが、センサーから、ウェアラブル電子デバイスのデバイス本体(例えば、デバイス本体111)が装着される締付レベルを示す測定値を受信する。一実施形態において、センサーは、上記で説明されたように、ひずみセンサー、圧力センサー、温度センサー、心拍センサー、脈拍センサー、被写界深度センサー、又はその任意の組み合わせとすることができる。一実施形態において、センサーからの測定値は、同じく上記で論じられたように、デバイス本体内のひずみ、ユーザーの体からデバイス本体が受ける圧力、心拍信号若しくは脈拍信号の強度、温度、又はデバイス本体に最も近い表面の被写界深度とすることができる。
ステップ504において、制御ユニットが、センサーからの測定値に基づいて、デバイス本体が装着される締付レベルを判断することができる。一実施形態において、締付レベルは、例えば、0〜10の段階の無次元値によって表すことができ、その段階の下限は規定された最小締付レベルであり、その段階の上限は規定された最大締付レベルである。一実施形態において、締付レベルは、ひずみ、張力若しくは圧力値に等しくすることができるか、又はひずみ、張力若しくは圧力値から導出することができる。
ステップ506において、制御ユニットが、デバイス本体においてハプティック効果が出力されるべきであると判断することができる。一実施形態において、ハプティック効果は、アプリケーションにおけるイベントによってトリガーすることができる。アプリケーションは、デバイス本体のウェアラブル電子デバイス(例えば、デバイス110)内で、又はウェアラブル電子デバイス(例えば、デバイス140)と通信するコンピューター内で、又はその任意の組み合わせにおいて実行されている場合がある。一実施形態において、ステップ506における判断は、アプリケーションからのハプティック効果要求若しくはコマンドの結果とすることができるか、又はアプリケーションからの、イベントが生じたという通知の結果とすることができる。一実施形態において、ハプティック効果は、ステップ502において行われた締付レベル測定によってトリガーされる場合がある。例えば、ウェアラブル電子デバイス110のユーザーがストラップ112を強く引っ張るとき、触覚による戻り止めの形をとるハプティック効果がトリガーされる場合がある。
ステップ508において、ハプティック制御ユニットが、デバイス本体が装着される締付レベルに基づいて、ハプティック効果を生成するハプティック駆動信号の強度、持続時間又は周波数を決定することができる。ステップ510において、ハプティック制御ユニットが、ハプティック効果を出力するために、ハプティック駆動信号でハプティックアクチュエーターを起動することができ、ハプティック駆動信号は、決定された強度、持続時間又は周波数を有する。
図6は、ステップ508、すなわち、強度、持続時間又は周波数の決定がいかに実行されるかの一例を示す。この例において、決定はステップ602〜608を伴う。ステップ602において、ハプティック制御ユニットが、i)デバイス本体が装着される締付レベルが締付レベルの規定範囲内にあるか、ii)締付レベルが規定範囲より高いか、又はiii)締付レベルが規定範囲より低いかを判断する。一実施形態において、規定範囲は、作成されたハプティック効果が設計された値の範囲とすることができる。例えば、ウェアラブル電子デバイスが、0〜10の値(又は予想される締付レベルの何らかの他の範囲)からの締付レベルに直面すると予想される場合があるが、作成されたハプティック効果は、5の中程度の締付レベルに関して設計され、試験されている場合がある。その場合に、規定範囲は、例えば、4の締付レベルから6の締付レベルまでとすることができる。ウェアラブル電子デバイスの全てのモデル/タイプにわたって同じ規定範囲が使用される場合があるか、又は以下に更に詳細に論じられるように、デバイス本体の材料(例えば、革又は金属)等の要因に基づく場合がある。一実施形態において、規定範囲は、図2Bの規定締付範囲117bのうちの1つとすることができる。一実施形態において、規定範囲は、ユーザーへの高い結合品質レベルに対応することができる。締付レベルがこの範囲より大きいか、又はこの範囲より小さいとき、締付レベルは、ユーザーへの低い結合品質レベルにあると見なすことができる。
締付レベルが規定範囲内にあるとの判断に応答して、ステップ604において、ハプティック制御ユニットが、強度、持続時間又は周波数のうちの少なくとも1つを、規定された第1のレベルを有するものと判断することができる。一実施形態において、規定された第1のレベルは、作成されたハプティック効果を規定するために使用されるハプティック信号プロファイル(例えば、プロファイル117a)において規定されたレベルとすることができる。一実施形態において、作成されたハプティック効果は、その強度、持続時間及び/又は周波数等の、そのハプティック駆動信号に関して規定される場合がある。これらの値は、ハプティック信号プロファイルに記憶することができる。
締付レベルが規定範囲より低いとの判断に応答して、ステップ606において、ハプティック制御ユニットが、強度、持続時間又は周波数のうちの少なくとも1つを、第1のレベルより高い強度、長い持続時間又は低い周波数を有する第2のレベルを有するものと判断することができる。一実施形態において、第2のレベルは第1のレベルから計算することができる。一実施形態において、第2のレベルは、ステップ504において判断された締付レベルとの(例えば、ハプティック信号プロファイル117a内での)その関連性に基づいて、複数のレベルから選択することができる。
締付レベルが規定範囲より高いとの判断に応答して、ステップ608において、ハプティック制御ユニットが、強度、持続時間又は周波数のうちの少なくとも1つを、第1のレベルより低い強度、短い持続時間又は高い周波数を有する第3のレベルを有するものと判断することができる。
一実施形態において、ハプティック駆動信号の複雑度が、ステップ602の判断に基づくことができる。より複雑なハプティック駆動信号は、例えば、より多くのパルス、より短いパルス、連続したパルス間のより短い間隔、及び/又はパルスの中のより大きな変動を有することができる。しかしながら、ウェアラブル電子デバイスがあまりにもゆるく装着されるとき、より複雑なハプティック効果を感知することがより難しい場合がある。そのような状況において、それほど複雑でないハプティック効果を生成することができる。例えば、ハプティック制御ユニットが、デバイス本体が装着される締付レベルが規定範囲内にあるとの判断に応答して、第1の数のパルス及び連続したパルス間の第1の持続時間を有するハプティック駆動信号を生成することによって、第1の複雑度を有するハプティック駆動信号を生じさせることができる。しかしながら、締付レベルが規定範囲より低いとの判断に応答して、制御ユニットが、第2の数のパルス及び連続したパルス間の第2の持続時間を有するハプティック駆動信号を生成することによって、第1の複雑度より低い第2の複雑度を有するハプティック駆動信号を生じさせることができる。この例において、第2の数は、第1の数より小さく、第2の持続時間は第1の持続時間より長い。
上記で論じられたように、図5及び図6のステップのうちの幾つか(例えば、ステップ506〜508)は、ウェアラブル電子デバイスのデバイス本体が装着されている間に実行される場合がある。しかしながら、ステップ502及び504におけるセンサー測定及び締付レベルの判断は、デバイス本体が装着されていないときでも実行することができる。図7は、ハプティック制御ユニット(又は別のデバイス)が、デバイス本体が実際に装着されていることをチェックする実施形態の流れ図を示す。図5の場合と同様に、ハプティック制御ユニットが、センサーから、デバイス本体が装着される締付レベルを示す測定値を受信するステップ(502)と、測定値に基づいて、デバイス本体が装着される締付レベルを判断するステップとを実行する。図7はステップ702を更に示しており、ステップ702において、ハプティック制御ユニットが、センサーによって測定されたパラメーターに基づいて、締付レベルが規定された締付閾値以上であるか否かを判断することによって、デバイス本体が装着されているか否かを判断する。規定された締付閾値は、ステップ602〜608に関して上記で論じられた締付レベルの規定範囲より一般的に低い。例えば、ステップ602〜608の上記の検討に関して、4〜6の例示的な規定範囲が与えられたが、ステップ702に関する規定された締付閾値は、例えば、0.5又は1の値を有することができる。規定された締付閾値は、例えば、記憶された規定された締付レベル閾値又は範囲117bのうちの1つとすることができる。デバイス本体が装着されていると制御ユニットが判断した場合にのみ、ウェアラブル電子デバイスによってハプティック効果が出力されるべきであると、ハプティック制御ユニットが(例えば、ステップ506において)判断することができる。したがって、ウェアラブル電子デバイスのデバイス本体が装着されていないとの判断に応答して、ステップ704において、ハプティック制御ユニットが、ハプティック効果をミュートすることができるか、より一般的には、いかなるハプティック効果も出力しないと判断することができる。ハプティック効果は、デバイス本体が装着されているとハプティック制御ユニットが判断するまでミュートすることができる。
一実施形態において、上記で論じられたように、ステップ602のために使用される規定範囲は、ウェアラブル電子デバイスの全てのモデル/タイプにわたって使用される場合があるか、又は以下に更に詳細に論じられるように、デバイス本体の材料等の要因に基づく場合がある。図8は、この状況の一例を示す。幾つかの材料は、他の材料より締付レベルの変動に関して広い許容範囲を有する場合があるので、規定範囲は、デバイス本体の材料に基づいて異なる場合がある。一実施形態において、記憶デバイスが、複数の規定範囲(例えば、革製ストラップに関連付けられる4.0〜6.0、金属製ストラップに関連付けられる4.8〜5.2、何らかの他の材料に関連付けられる5.5〜6.0又は4.0〜4.5)を記憶することができ、各規定範囲を特定の材料(例えば、プラスチック、金属、革等)に関連付けることができる。一実施形態において、ステップ802において、ハプティック制御ユニットが、デバイス本体の少なくとも一部(例えば、ストラップ及び/又はウォッチハウジング)を形成する材料を識別することができる。ハプティック制御ユニットが更に、ステップ804において、識別された材料に基づいて、複数の規定範囲の中から、ステップ602において使用される規定範囲を選択することができる。一実施形態において、複数の範囲は、記憶デバイス117に記憶された規定範囲117bとすることができる。一実施形態において、複数の範囲はそれぞれ、異なる剛性レベルに関連付けられる場合がある。すなわち、より軟質の材料は、より硬質の材料とは異なる結合品質要件(きつすぎず、ゆるすぎず)を有することができる。例えば、金属等の剛性の高い材料によれば、革等の剛性の低い材料より容易に振動が伝搬できるようになる場合がある。したがって、ウェアラブル電子デバイスの金属製ストラップのために作成されたハプティック効果は、別のウェアラブル電子デバイスの革製ストラップのために作成されたハプティック効果より広い許容範囲(すなわち、締付レベルの広い範囲)を有することができる。別の例において、種々のウェアラブル電子デバイスが、第1の剛性レベルを有する第1の材料と、第1の剛性レベルより高い第2の剛性レベルを有する第2の材料とを含むそれぞれの材料を有することができる。第1の材料は、記憶デバイス内で、第1のレベルの強度、持続時間又は周波数に関連付けられる場合がある。第2の材料は、記憶デバイス内で、第2のレベルの強度、持続時間又は周波数で記憶される場合がある。第1のレベルは、第2のレベルより高い強度、長い持続時間又は低い周波数を有することができる。
図8に示されるステップはデバイス本体の材料を用いて、締付レベルの規定範囲を選択するが、それに加えて、又はその代わりに、材料を用いて、ハプティック駆動信号を選択するか、又は別の方法で決定する(例えば、調整する)ことができる。例えば、作成されたハプティック効果のための規定されたハプティック駆動信号が、革製ストラップを備える電子ウォッチに関して設計された場合には、金属リンクを備える電子ウォッチのためのハプティック制御ユニットは、低い強度又は高い周波数を有するように規定されたハプティック駆動信号を調整することができる。
一実施形態において、ハプティック駆動信号の強度、周波数、持続時間及び/又は他の特性は、皮膚接触に関連付けられるか、代わりに衣類接触に関連付けられるかに基づくことができる。例えば、ステップ604、606及び608は、ハプティック駆動信号のための規定された第1のレベルの強度、持続時間又は周波数を伴う。規定された第1のレベルは基準レベルとして使用することができ、その信号がハプティック効果を生成しているウェアラブル電子デバイスがあまりにもきつく装着されるか、あまりにもゆるく装着されるかに基づいて、そのレベルを調整することができる。この基準レベルは、ウェアラブル電子デバイスがユーザーの皮膚に直接接触しているか、代わりに、ユーザーの衣類と直接接触している(例えば、シャツの袖口を介して装着される)かに基づいて異なる場合がある。衣類は、ハプティック効果を感知することをより難しくする場合があるので、ウェアラブル電子デバイスが衣類接触を受けているとき、基準レベルを高めることができる。例えば、図9は、例えば、ステップ604、606及び608において使用される規定された第1のレベルの強度、持続時間又は周波数が、ウェアラブル電子デバイスのデバイス本体が皮膚接触を受けているか否かに基づいて選択される実施形態の流れ図を示す。一実施形態において、図9のステップは、制御ユニットがウェアラブル電子デバイスのデバイス本体が装着されているか否かの判断を行うことができるステップ702に続いて行うことができる。デバイス本体が装着されているとの判断に応答して、ステップ902において、制御ユニットが、デバイス本体が皮膚接触を受けているか否かを判断することができる。その判断は、皮膚接触センサー(例えば、容量性センサー)によって実行することができる。そのようなセンサーは、一実施形態において、デバイス本体が装着される締付レベルを測定するために使用されるセンサーから離れる場合がある。
図9に更に示されるように、制御ユニットは、デバイス本体が装着されており、皮膚接触を受けているとの判断に応答して、皮膚接触に関連付けられる記憶されたレベルの強度、持続時間又は周波数を、規定された第1のレベル(例えば、ステップ604、606又は608において使用される規定された第1のレベル)として選択することができる。デバイス本体が装着されており、皮膚接触を受けていないとの判断に応答して、ステップ906において、制御ユニットが、衣類接触に関連付けられる記憶されたレベルの強度、持続時間又は周波数を、規定された第1のレベルとして選択することができる。ステップ904及び906において使用される記憶されたレベルは、例えば、ハプティック信号プロファイル117aに記憶することができる。上記で論じられたように、ハプティック効果は、皮膚において直接感知された場合より、衣類を通して感知する方が難しい場合があるので、ステップ604、606又は608におけるハプティック駆動信号のための基準レベルは、ウェアラブル電子デバイスが、皮膚接触ではなく、衣類接触を受けていた場合に高められなければならない場合がある。したがって、一実施形態において、衣類接触に関連付けられる強度、持続時間又は周波数のレベルは、皮膚接触に関連付けられる強度、持続時間又は周波数の記憶されたレベルより高い強度、長い持続時間又は低い周波数を有する。
一実施形態において、ウェアラブル電子デバイスは、そのデバイス本体上に配置される複数のハプティックアクチュエーター(例えば、113a、113b)を有することができるが、デバイスがあまりにもゆるく装着される場合には、ハプティックアクチュエーターのうちの一部しかユーザーの体と接触していない場合がある。したがって、一実施形態において、デバイスの制御ユニットは、デバイス本体が装着されていると判断し、複数のハプティックアクチュエーターのうちのどの1つ以上のハプティックアクチュエーターがユーザーと接触しているかを判断するように構成することができる。その後、制御ユニットは、ハプティック効果を出力するために、ユーザーと接触していると判断される1つ以上のハプティックアクチュエーターの中からのみ選択することができる。
一実施形態において、ハプティック制御ユニットは、ハプティックアクチュエーターのための較正プロセスを実行するように構成することができる。較正プロセスは、記憶されたハプティック駆動信号を調整することを伴うことができる。調整済みの信号は、別の信号として記憶される場合があるか、又は現在記憶されているハプティック駆動信号に上書きすることができる。図10は、ハプティック制御ユニットによって実行される較正プロセスの一例を示す。較正プロセスはステップ1002を伴うことができ、ステップ1002において、ハプティック制御ユニットが、ハプティック効果を出力するために、第1のレベルの強度、持続時間又は周波数でハプティックアクチュエーターを起動する。ハプティック効果は、ステップ510のハプティック効果とは別のハプティック効果とすることができる。第1のレベルの強度、持続時間又は周波数は、記憶デバイスのプロファイル(例えば、117a)において規定されている場合がある。ステップ1004において、制御ユニットが、ハプティック効果の被測定強度がハプティック効果強度の規定範囲外にあるか否かを判断することができる。例えば、制御ユニットは、加速度計を用いて、ハプティック効果の被測定加速度が、加速度値の規定範囲外にあるか否かを判断することができる。被測定強度が規定範囲内にある場合には、ハプティック駆動信号の調整は不要な場合があり、較正プロセスは終了する場合がある。しかしながら、被測定強度が規定範囲外にあるとの判断に応答して、ステップ1006において、ハプティック制御ユニットが、第1のレベルの強度、持続時間又は周波数を調整することができる。ステップ1008において、制御ユニットが、調整済みの第1のレベルを、規定された第1のレベルの強度、持続時間又は周波数として記憶することができる。すなわち、制御ユニットは、記憶されたプロファイル内の以前の第1のレベルを調整済みの第1のレベルで上書きすることができる。
種々の実施形態を上述してきたが、これらの実施形態は、限定としてではなく本発明の単なる説明及び例として提示されていることを理解すべきである。形式及び細部における種々の変更は本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく本発明内で行うことができることは当業者には明らかであろう。したがって、本発明の範囲(breadth and scope)は、上述の例示的な実施形態のいずれかによって限定されるべきではなく、添付の特許請求の範囲及びそれらの均等物によってのみ規定されるべきである。本明細書において論考された各実施形態、及び本明細書において引用された各引用文献の各特徴は、他の任意の実施形態の特徴と組み合わせて用いることができることも理解されるであろう。本明細書において論考された全ての特許及び刊行物はその全体が、引用することにより本明細書の一部をなす。
本願は、2017年7月13日に出願された米国特許出願第15/621,182号の利益を主張し、この出願の開示は引用することによりその全体が本明細書の一部をなす。
Claims (20)
- 異なる締付レベルにおいて装着可能であるデバイス本体と、
前記デバイス本体上に、又は前記デバイス本体内に配置され、前記デバイス本体が装着されているときに、前記デバイス本体が装着される締付レベルを示すパラメーターを測定するように構成されるセンサーと、
前記デバイス本体上に、又は前記デバイス本体内に配置されるハプティックアクチュエーターと、
前記デバイス本体上に、又は前記デバイス本体内に配置され、前記センサー及び前記ハプティックアクチュエーターと通信する制御ユニットと、
を備え、前記制御ユニットは、前記デバイス本体が装着されているときに、
前記デバイス本体が装着される前記締付レベルを示す前記パラメーターの測定値を前記センサーから受信し、
前記センサーからの前記測定値に基づいて、前記締付レベルを判断し、
前記デバイス本体においてハプティック効果が出力されるべきであると判断し、
前記デバイス本体が装着される前記締付レベルに基づいて、前記ハプティック効果を生成するハプティック駆動信号の強度、持続時間又は周波数を決定し、
前記ハプティック効果を出力するために、前記ハプティック駆動信号で前記ハプティックアクチュエーターを起動する、
ように構成され、前記ハプティック駆動信号は、決定された前記強度、前記持続時間又は前記周波数を有する、ウェアラブル電子デバイス。 - 前記デバイス本体の少なくとも第1の部分が、ユーザーの第2の部分の周りに、又は実質的に周りにはまるように構成され、前記センサーは、ひずみセンサー及び圧力センサーのうちの少なくとも一方であり、前記センサーによって測定される前記パラメーターは、前記デバイス本体の前記第1の部分内のひずみ、及び前記デバイス本体の前記第1の部分が受ける圧力のうちの少なくとも一方である、請求項1に記載のウェアラブル電子デバイス。
- 前記デバイス本体の前記第1の部分はストラップを含み、前記デバイス本体は前記ストラップに結合されるハウジングを更に備え、前記ハウジングは前記制御ユニットを収容し、前記ハウジング及び前記ストラップは合わせて、前記デバイス本体が装着されているときに、前記ユーザーの前記第2の部分の周りにはまる、請求項2に記載のウェアラブル電子デバイス。
- 前記デバイス本体の少なくとも第1の部分がユーザーの第2の部分の周りに、又は実質的に周りにはまるように構成され、前記センサーは、前記デバイス本体の前記第1の部分の表面上に配置され、温度センサー、心拍又は脈拍センサー、及び被写界深度センサーのうちの少なくとも1つであり、前記センサーによって測定される前記パラメーターは、心拍信号又は脈拍信号の強度、温度、前記センサーに面する別の表面の被写界深度、及び前記第1の部分との皮膚接触の量のうちの少なくとも1つである、請求項1に記載のウェアラブル電子デバイス。
- 前記制御ユニットは、
i)前記デバイス本体が装着される前記締付レベルが締付レベルの規定範囲内にあるか、ii)前記締付レベルが前記規定範囲より高いか、又はiii)前記締付レベルが前記規定範囲より低いかを判断し、
前記締付レベルが前記規定範囲内にあるとの判断に応答して、前記強度、前記持続時間又は前記周波数のうちの前記少なくとも1つを、規定された第1のレベルを有するものと判断し、
前記締付レベルが前記規定範囲より低いとの判断に応答して、前記強度、前記持続時間又は前記周波数のうちの前記少なくとも1つを、前記第1のレベルより高い強度、長い持続時間又は低い周波数を有する第2のレベルを有するものと判断し、
前記締付レベルが前記規定範囲より高いとの判断に応答して、前記強度、前記持続時間又は前記周波数のうちの前記少なくとも1つを、前記第1のレベルより低い強度、短い持続時間又は高い周波数を有する第3のレベルを有するものと判断する、
ことによって、前記ハプティック駆動信号の前記強度、前記持続時間又は前記周波数のうちの前記少なくとも1つを決定するように構成される、請求項1に記載のウェアラブル電子デバイス。 - 前記センサーは、前記デバイス本体が装着されていないときでも、前記パラメーターを測定するように構成され、
前記制御ユニットは、前記センサーによって測定された前記パラメーターに基づいて、前記締付レベルが規定された締付閾値以上であるか否かを判断することによって、前記デバイス本体が装着されているか否かを判断するように構成され、前記規定された締付閾値は締付レベルの前記規定範囲より低く、
前記デバイス本体が装着されていると前記制御ユニットが判断した場合にのみ、該制御ユニットは、前記ウェアラブル電子デバイスによって前記ハプティック効果が出力されるべきであると判断する、請求項5に記載のウェアラブル電子デバイス。 - 前記ウェアラブル電子デバイスは、締付レベルの複数の規定範囲を規定するプロファイルを記憶する記憶デバイスを更に備え、前記制御ユニットは、前記デバイス本体の少なくとも一部を形成する材料を識別するように構成され、識別された前記材料に基づいて、前記複数の規定範囲の中から締付レベルの前記規定範囲を選択するように構成される、請求項5に記載のウェアラブル電子デバイス。
- 前記センサーは第1のセンサーであり、前記ウェアラブル電子デバイスは、前記デバイス本体が皮膚接触を受けているか否かを検出するように構成される皮膚接触センサーである第2のセンサーを更に備え、前記制御ユニットは、
前記デバイス本体が装着されており、皮膚接触を受けているとの判断に応答して、皮膚接触に関連付けられる強度、持続時間又は周波数の記憶されたレベルを、前記規定された第1のレベルとして選択し、
前記デバイス本体が装着されており、皮膚接触を受けていないとの判断に応答して、衣類接触に関連付けられる強度、持続時間又は周波数の記憶されたレベルを、前記規定された第1のレベルとして選択するように構成され、衣類接触に関連付けられる強度、持続時間又は周波数の前記記憶されたレベルは、皮膚接触に関連付けられる強度、持続時間又は周波数の前記記憶されたレベルより高い強度、長い持続時間又は低い周波数を有する、請求項7に記載のウェアラブル電子デバイス。 - 前記制御ユニットは、
前記締付レベルが前記規定範囲内にあるとの判断に応答して、第1の数のパルスと、連続したパルス間の第1の持続時間とを有する前記ハプティック駆動信号を生成することによって、第1の複雑度を有する前記ハプティック駆動信号を生じさせ、
前記締付レベルが前記規定範囲より低いとの判断に応答して、第2の数のパルスと、連続したパルス間の第2の持続時間とを有する前記ハプティック駆動信号を生成することによって、前記第1の複雑度より低い第2の複雑度を有する前記ハプティック駆動信号を生じさせるように更に構成され、前記第2の数は前記第1の数より少なく、前記第2の持続時間は前記第1の持続時間より長い、請求項5に記載のウェアラブル電子デバイス。 - ハプティック駆動信号の強度、持続時間又は周波数のうちの少なくとも1つの複数のレベルをデバイス本体のそれぞれの材料に関連付け、前記デバイス本体の少なくとも一部を形成する材料を識別し、識別された前記材料に基づいて、強度、持続時間又は周波数の前記複数のレベルのうちの1つを選択することによって、前記ハプティック駆動信号の前記強度、前記持続時間又は前記周波数を決定するように構成される、プロファイルを記憶する記憶デバイスを更に備える、請求項1に記載のウェアラブル電子デバイス。
- 前記複数の材料が、第1の剛性レベルを有する第1の材料と、前記第1の剛性レベルより高い第2の剛性レベルを有する第2の材料とを含み、前記第1の材料は、前記第2の材料に関連付けられる第2のレベルの強度、持続時間又は周波数より高い強度、長い持続時間又は低い周波数を有する第1のレベルの強度、持続時間又は周波数に関連付けられる、請求項10に記載のウェアラブル電子デバイス。
- 前記ハプティックアクチュエーターは前記デバイス本体上に配置される複数のハプティックアクチュエーターのうちの1つであり、前記制御ユニットは、前記デバイス本体が装着されていると判断し、前記複数のハプティックアクチュエーターのうちのどの1つ以上のハプティックアクチュエーターがユーザーと接触しているかを判断するように構成され、前記ハプティック効果を出力するために、前記ユーザーと接触していると判断される前記1つ以上のハプティックアクチュエーターの中からのみ選択するように構成される、請求項1に記載のウェアラブル電子デバイス。
- 前記ハプティックアクチュエーターを起動する強度、持続時間又は周波数のうちの少なくとも1つの第1のレベルを規定する記憶デバイスを更に備え、前記制御ユニットは、
第2のハプティック効果を出力するために前記第1のレベルで前記ハプティックアクチュエーターを起動し、
前記第2のハプティック効果の被測定強度がハプティック効果強度の規定範囲外にあるか否かを判断し、
前記被測定強度が前記規定範囲外にあるとの判断に応答して、強度、持続時間又は周波数のうちの前記少なくとも1つの前記第1のレベルを調整し、前記調整済みの第1のレベルを、前記規定された第1のレベルとして前記記憶デバイスに記憶すること、
によって、前記ハプティックアクチュエーターを較正するように更に構成される、請求項1に記載のウェアラブル電子デバイス。 - 異なる締付レベルにおいて装着可能であるデバイス本体を有するウェアラブル電子デバイスの1つ以上のハプティック効果を生成する方法であって、該方法はプロセッサによって実行され、
前記デバイス本体上に、又は前記デバイス本体内に配置されるセンサーから、前記デバイス本体が装着される締付レベルを示すパラメーターの測定値を受信することと、
前記センサーからの前記測定値に基づいて、前記締付レベルを判断することと、
前記デバイス本体においてハプティック効果が出力されるべきであると判断することと、
前記デバイス本体が装着されている前記締付レベルに基づいて、前記ハプティック効果を生成するハプティック駆動信号の強度、持続時間又は周波数を決定することと、
前記ハプティック効果を出力するために、前記ハプティック駆動信号で、前記デバイス本体上に、又は前記デバイス本体内に配置されるハプティックアクチュエーターを起動することと、
を含み、前記ハプティック駆動信号は、決定された前記強度、前記持続時間又は前記周波数を有する、方法。 - 前記ハプティック駆動信号の前記強度、前記持続時間又は前記周波数のうちの前記少なくとも1つを決定するステップは、
i)前記デバイス本体が装着されている前記締付レベルが締付レベルの規定範囲内にあるか、ii)前記締付レベルが前記規定範囲より高いか、又はiii)前記締付レベルが前記規定範囲より低いかを判断することを含み、締付レベルの前記規定範囲は、前記ハプティック駆動信号の強度、持続時間及び周波数の規定された第1のレベルに関連付けられる、請求項14に記載の方法。 - 前記締付レベルが前記規定範囲より低いと判断され、前記方法は、前記強度、前記持続時間又は前記周波数のうちの前記少なくとも1つを、前記第1のレベルより高い強度、長い持続時間又は低い周波数を有する第2のレベルを有するものと判断することを更に含む、請求項15に記載の方法。
- 前記締付レベルが前記規定範囲より高いと判断され、前記方法は、前記強度、前記持続時間又は前記周波数のうちの前記少なくとも1つを、前記第1のレベルより低い強度、短い持続時間又は高い周波数を有する第3のレベルを有するものと判断することを更に含む、請求項15に記載の方法。
- 前記方法は、前記センサーによって測定された前記パラメーターに基づいて、前記締付レベルが規定された締付閾値以上であると判断することによって、前記デバイス本体が装着されていると判断することを更に含み、前記規定された締付閾値は締付レベルの前記規定範囲より低く、前記デバイス本体が装着されていると判断する前記ステップは、前記デバイス本体において前記ハプティック効果が出力されるべきであると判断する前記ステップの前に実行される、請求項15に記載の方法。
- 前記ハプティック駆動信号の前記強度、前記持続時間又は前記周波数を決定する前記ステップは、前記デバイス本体の少なくとも一部を形成する材料に基づく、請求項15に記載の方法。
- 前記方法は、前記デバイス本体が皮膚接触を受けているか、代わりに、衣類接触を受けているかを検出することを更に含み、前記ハプティック駆動信号の前記強度、前記持続時間又は前記周波数を決定する前記ステップは、前記デバイス本体が皮膚接触を受けているか、代わりに、衣類接触を受けているかに基づく、請求項15に記載の方法。
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