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JP2019099069A - 情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置および情報処理方法 - Google Patents

情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置および情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】車両ごとの混雑度を表示する際のユーザの利便性を向上できる情報処理システムを提供する。【解決手段】情報処理システム1は、ユーザ操作に基づいて対象列車を特定する対象特定手段32aと、対象列車の進行に伴う車両別予測混雑度の変化を通過/停車駅情報と共に時系列に一覧表示する表示制御手段32cと、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置および情報処理方法に関する。
従来から、ユーザが端末を操作して対象駅と基準時刻を入力すると、その基準時刻付近に対象駅を発車する列車について列車単位の平均的な混雑度を、各列車の出発時刻および行先情報と対応付けて一覧表示するシステムが知られている。このシステムによれば、出発時刻が近いそれぞれの列車の混み具合を列車間で容易に比較できるため、子供を連れた人や体の不自由な人も、安心して乗ることができる、空いている列車を探すことが可能である。
特許文献1には、乗換経路情報と共に、乗換区間ごとに、利用列車の車両単位の混雑度を表示するシステムが開示されている。
特開2013−35411号公報
ところで、特許文献1のシステムでは、車両単位の混雑度であっても、乗換区間全体での平均的な混雑度を得ることしかできず、乗車中、走行に応じて駅間の混雑度がどのように変化するのかを把握することができない。また、出発時刻が近いそれぞれの列車の混み具合を列車間で比較することもできない。
本発明は、以上のような点を考慮してなされたものである。本発明の目的は、車両ごとの混雑度を表示する際のユーザの利便性を向上できる情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理装置および情報処理方法を提供することにある。
本発明に係る情報処理システムは、
ユーザ操作に基づいて対象列車を特定する対処特定手段と、
前記対象列車の進行に伴う車両別予測混雑度の変化を通過/停車駅情報と共に時系列に一覧表示する表示制御手段と、
を備える。
本発明によれば、車両ごとの混雑度を表示する際のユーザの利便性を向上できる。
図1は、一実施の形態に係る情報処理システムの概略的な構成を示す図である。 図2は、一実施の形態に係る情報処理システムの動作の一例を示すフローチャートである。 図3は、一実施の形態に係る情報処理システムにより表示される画面の一例を示す図である。 図4は、一実施の形態の第1の変形例に係る情報処理システムの動作の一例を示すフローチャートである。 図5は、一実施の形態の第1の変形例に係る情報処理システムにより表示される画面の一例を示す図である。 図6は、一実施の形態の第2の変形例に係る情報処理システムの動作の一例を示すフローチャートである。 図7は、一実施の形態の第2の変形例に係る情報処理システムにより表示される画面の一例を示す図である。 図8は、一実施の形態の第2の変形例に係る情報処理システムにより表示される画面の一例を示す図である。 図9は、一実施の形態の第3の変形例に係る情報処理システムの動作の一例を示すフローチャートである。 図10は、一実施の形態の第3の変形例に係る情報処理システムにより表示される画面の一例を示す図である。 図11は、一実施の形態の第4の変形例に係る情報処理システムの動作の一例を示すフローチャートである。 図12は、一実施の形態の第4の変形例に係る情報処理システムにより表示される画面の一例を示す図である。 図13は、一実施の形態の第4の変形例に係る情報処理システムにより表示される画面の一例を示す図である。 図14は、一実施の形態の第5の変形例に係る情報処理システムの動作の一例を示すフローチャートである。 図15は、一実施の形態の第5の変形例に係る情報処理システムにより表示される画面の一例を示す図である。
以下に、添付の図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、各図において同等の機能を有する構成要素には同一の符号を付し、同一符号の構成要素の詳しい説明は繰り返さない。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係る情報処理システムについて説明する。図1は、第1の実施形態に係る情報処理システム1の概略的な構成を示す図である。なお、同図において、各機能を行う機能部は、それぞれ各機能を行う手段ということができる。
図1に示すように、情報処理システム1は、端末装置2と、サーバ3とを備えている。端末装置2とサーバ3とは、インターネット等のネットワーク4を介して互いに通信可能に接続されている。ネットワーク4は、有線回線と無線回線のいずれでもよく、回線の種類や形態は問わない。なお、端末装置2およびサーバ3の少なくとも一部は、コンピュータにより実現される。
端末装置2は、ユーザが使用するものであり、たとえば、スマートフォンやタブレット端末などのモバイル端末、ノートブックコンピュータ、またはデスクトップコンピュータなどの電子機器である。
図1に示すように、端末装置2は、端末通信部21と、端末制御部22と、端末記憶部23と、端末入力部24と、出力手段の一例である端末表示部25とを有している。各部は、バスを介して互いに通信可能に接続されている。
端末通信部21は、端末装置2とネットワーク4との間の通信インターフェースである。端末通信部21は、ネットワーク4を介して端末装置2とサーバ3との間で情報を送受信する。
端末制御部22は、端末装置2の各種処理を行う制御手段である。端末制御部22は、端末装置2内のプロセッサが所定のプログラムを実行することにより実現されてもよいし、ハードウェアで実装されてもよい。
端末記憶部23は、たとえば内蔵メモリや外部メモリ(SDメモリカード等)などのデータストレージである。端末記憶部23には、端末制御部22が取り扱う各種データが記憶される。端末記憶部23は、必ずしも端末装置2内に設けられていなくてもよく、ネットワーク4を介して端末装置2と通信可能に接続された別の装置(たとえば、サーバ)内に設けられていてもよい。
端末入力部24は、ユーザが端末装置2に情報を入力するためのインターフェースであり、たとえばモバイル端末におけるタッチパネルやマイクロフォン、ノートブックコンピュータにおけるタッチパッド、キーボードまたはマウスなどである。
端末表示部25は、端末装置2からユーザに対して各種情報を出力するインターフェースであり、たとえば液晶ディスプレイ等の映像表示手段である。具体的には、たとえば、端末表示部25は、ユーザからの操作を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)を表示する。
次に、サーバ3について説明する。図1に示すように、サーバ3は、サーバ通信部31と、サーバ制御部32と、サーバ記憶部33とを有している。各部は、バスを介して互いに通信可能に接続されている。
このうちサーバ通信部31は、サーバ3とネットワーク4との間の通信インターフェースである。サーバ通信部31は、ネットワーク4を介して端末装置2とサーバ3との間で情報を送受信する。
サーバ制御部32は、対象特定部32aと、車両別予測混雑度算出部32bと、表示制御部32cと、推奨車両判定部32dと、車両選択部32eと、経路探索部32fとを有している。これらの各部は、サーバ3内のプロセッサが所定のプログラムを実行することにより実現されてもよいし、ハードウェアで実装されてもよい。これらの各部については、後述する。
サーバ記憶部33は、たとえばハードディスク等の固定型データストレージである。サーバ記憶部33には、サーバ制御部32が取り扱う各種データが記憶される。たとえば、サーバ記憶部33は、経路ネットワーク情報データベース33aと、列車平均混雑度データベース33b、車両間混雑偏重情報データベース33cとを含んでいる。
このうち経路ネットワーク情報データベース33aには、経路ネットワーク情報として、たとえば交通ネットワーク情報が記憶されている。
交通ネットワーク情報は、鉄道などの交通機関の交通網を規定する情報である。交通網の情報としては、交通機関の路線情報、時刻表情報、料金情報、列車の属性情報などを含んでいる。ここで、列車の属性情報とは、方向(上り/下り、外回り/内回りなど)、種別(普通、準急、急行など)(=すなわちどの駅で停車/通過するかという情報)、編成長(8両、10両、15両など)、時間帯(朝(7〜10時)/夕(15〜19時)/その他、朝(〜10時)/昼(10〜15時)/夕(15〜20時)/夜(20時〜)など)、始発駅、終着駅、特別車両の位置(女性専用車両、グリーン車、弱冷房車など)、季節、天気/気温/湿度、新規利用客の増加が予想される周辺イベント情報、停車駅の停車ホーム(番線)、曜日、祝日、他路線の運行状況(遅延発生の有無など)のうちの少なくとも一つまたは複数の組み合わせである。
交通ネットワーク情報には、列車の属性情報ごとに、各停車駅でのドア開閉方向や乗換に便利な車両の位置(乗換位置)、列車の停車位置とホーム設備との位置関係、推奨ホーム位置などが関連付けられていてもよい。ここで、乗換に便利な位置(乗換位置)とは、経路探索の結果特定される、乗換に便利な車両位置であり、どのようなルートが引かれるかによって変わる動的な情報である。また、ホーム設備の一例には、改札、トイレ、階段、エレベータ、エスカレータ、待合室、喫煙所、飲食店、休憩室、売店、自動販売機、ベンチ、屋根、電光掲示板などが挙げられる。具体的には、たとえば、ホーム上のある位置にある階段と、その階段に対する最寄りの車両とが関連付けられる。推奨ホーム位置とは、各駅のホーム上の乗車推奨位置との兼ね合いで決まる、車両位置の情報であり、交通事業者の都合上推奨される位置(たとえば、階段やエスカレータ、エレベータの横などのホームの幅が狭くなっていて混雑しやすい位置以外の位置、すなわちホーム上の混雑緩和の為に乗車待ちの場所として推奨される位置・エリアなど)でもよく、あるいはユーザの利便性上、推奨される位置(たとえば、階段やエレベータが近い位置など)でもよい。
列車平均混雑度データベース33bには、列車平均混雑度として、交通ネットワーク情報に含まれる列車の属性情報ごとに、各停車駅での列車単位の平均的な混雑度の情報が記憶されている。列車平均混雑度は、たとえば、移動需要データに応じて乗換経路探索を複数回実行することにより予め算出することができる。なお、列車平均混雑度の精度向上のために、改札の入出場データ等他の情報を考慮してもよい。
車両間混雑偏重情報データベース33cには、車両間混雑偏重情報として、交通ネットワーク情報に含まれる列車の属性情報ごとに、各停車駅での車両ごとの乗車率データ、車両間の混雑度比率、混雑車両の情報などが記憶されている。車両間混雑偏重情報は、たとえば、車両ごとに設けられ各車両の重量を測定する重量センサの測定データに基づいて、予め算出することができる。
なお、サーバ記憶部33は、必ずしもサーバ3内に設けられなくてもよく、ネットワーク4を介してサーバ3と通信可能に接続された別の装置内に設けられてもよい。
(動作の一例)
次に、図2および図3を参照して、情報処理システム1の動作の一例について説明する。図2は、情報処理システム1の動作の一例を示すフローチャートである。図3は、情報処理システム1により表示される画面の一例を示す図である。
まず、図2に示すように、対象特定部32aが、ユーザの操作に基づいて、対象列車を特定する(ステップS10)。具体的には、たとえば、ユーザにより出発駅および到着駅を含む経路探索条件が端末入力部24に入力され、入力された経路探索条件が端末通信部21からネットワーク4を介してサーバ通信部31へと送信され、経路探索部32fが、当該経路探索条件を満たすような経路を、経路ネットワーク情報データベース33aを参照して抽出し、抽出された経路情報が、サーバ通信部31からネットワーク4を介して端末通信部21へと送信され、端末制御部22が、当該経路情報のうちの1つの経路の情報を端末表示部25に表示する(たとえば、図3の左図参照)。この状態で、ユーザが端末表示部25に表示された「車両情報」のタブをタップすると、端末表示部25に表示された経路に含まれる一の列車の情報と共に車両別混雑度表示要求が、端末通信部21からネットワーク4を介してサーバ通信部31へと送信され、対象特定部32aは、当該一の列車を対象列車として特定する。
次に、対象特定部32aは、特定した対象列車の通過駅および停車駅の情報を、たとえば経路ネットワーク情報データベース33aを参照して、取得する(ステップS11)。
次に、車両別予測混雑度算出部32bが、対象列車の停車駅ごとの車両別予測混雑度を算出する(ステップS12)。具体的には、たとえば、車両別予測混雑度算出部32bは、対象列車の属性情報を、経路ネットワーク情報データベース33aを参照して特定し、対象列車の属性情報に対応する車両間混雑偏重情報(たとえば、車両別乗車率データ)を、車両間混雑偏重情報データベース33cを参照して、対象列車の停車駅ごとに取得する。また、車両別予測混雑度算出部32bは、対象列車の属性情報に対応する列車平均混雑度を、列車平均混雑度データベース33bを参照して、対象列車の停車駅ごとに取得する。そして、車両別予測混雑度算出部32bは、対象列車の停車駅ごとに、対象列車の属性情報に対応する列車平均混雑度をベースに、対象列車の属性情報に対応する車両間混雑偏重情報に基づいて混雑度を車両別に分配することにより、対象列車の停車駅ごとの車両別予測混雑度を算出する。
次に、表示制御部32cは、対象列車の進行に伴う車両別予測混雑度の変化を、通過/停車駅情報と共に時系列に一覧表示する(ステップS13)。具体的には、たとえば、表示制御部32cは、対象列車の停車駅ごとの車両別予測混雑度を、端末通信部31からネットワーク4を介して端末通信部21へと送信し、端末表示部23において、対象列車の停車駅ごとの車両別予測混雑度を、通過/停車駅情報と共に時系列に一覧表示する(たとえば、図3の右図参照)。
図3の右図に示すように、表示制御部32cは、対象列車の各停車駅(図示された例では、B、F、H駅)における車両ごとの混雑度を、混雑度に応じた色別に表示してもよい。また、表示制御部32cは、対象列車の通過駅名(図示された例では、C、D、E、G駅)をグレーアウトで表示してもよい。
ところで、発明が解決しようとする課題の欄でも言及したように、特許文献1のシステムでは、車両ごとの混雑度であっても、乗換区間全体の平均的な混雑度を得ることしかできず、乗車中、走行に応じて駅間の混雑度がどのように変化するのかを把握することができない。
これに対し、本実施の形態によれば、表示制御部32cが、対象列車の進行に伴う車両別予測混雑度の変化を、通過/停車駅情報と共に時系列に一覧表示するため、ユーザは、停車駅における乗客の流出入を考慮したうえで、列車の進行に伴って変化する混雑度の状況を一覧で把握することできる。また、表示制御部32は、通過駅情報も併せて表示するため、ユーザは、乗降がなく、混雑状況がどれくらい継続するのかを直感的に把握することができる。したがって、車両ごとの混雑度を表示する際のユーザの利便性を向上できる。
(第1の変形例)
第1の変形例について、図4および図5を参照して説明する。図4は、第1の変形例に係る情報処理システム1の動作の一例を示すフローチャートである。図5は、第1の変形例に係る情報処理システム1により表示される画面の一例を示す図である。第1の変形例において、表示制御部33cが、対象列車の進行に伴う車両別予測混雑度の変化を、通過/停車駅情報と共に時系列に一覧表示する工程(ステップS10〜S13)までは、上述した実施の形態と同様であり、説明を省略する。
図4に示すように、第1の変形例では、ステップS13の後、推奨車両判定部32dが、経路ネットワーク情報データベース33aを参照し、乗換位置、車両種別、および推奨ホーム位置のうちの一つまたは複数の組み合わせに基づいて、ユーザにとって利便性の高い乗車推奨車両を判定する(ステップS14)。
推奨車両判定部32dは、車両別予測混雑度も考慮して、総合的に乗車推奨車両を判定してもよい。具体的には、たとえば、推奨車両判定部32dは、対象列車において乗換に便利な車両のうち、車両別予測混雑度が最も低い車両一つを、または車両別予測混雑度が予め定められた閾値より低い車両複数を、乗車推奨車両として判定してもよい。また、推奨ホーム位置の情報など、その他の情報を組み合わせて、乗車推奨車両を判定してもよい。
次いで、表示制御部32cは、判定された乗車推奨車両の情報を、端末通信部31からネットワーク4を介して端末通信部21へと送信し、端末表示部23において、対象列車の停車駅ごとの車両別予測混雑度の表示に、乗車推奨車両を示す表示を重畳表示する(ステップS15)。具体的には、たとえば、図5に示すように、B駅における2号車と9号車が乗車推奨車両(乗換に便利な車両)として判定された場合には、表示制御部32cは、B駅における2号車と9号車の表示に、乗車推奨車両を示す表示として「▼」のマークを重畳表示してもよい。
また、表示制御部32cは、停車駅でのドア開閉方向およびホーム設備位置のうちの一方または両方を、経路ネットワーク情報データベース33aを参照して取得し、車両別予測混雑度の表示に重畳表示する(ステップS16)。具体的には、たとえば、表示制御部32cは、図5に示すように、車両進行方向に対するドア開閉方向を、ホームを示す帯状の表示にて、車両別予測混雑度の表示に重畳表示してもよい。また、表示制御部32cは、階段、エレベータ、トイレなどのホーム設備を表すアイコンを、車両別予測混雑度の表示に重畳表示してもよい。
以上のような第1の変形例によれば、表示制御部32cが、車両別予測混雑度の表示に、乗車推奨車両の指標(「▼」のマークなど)等の付加的情報を重畳表示するため、ユーザは、車両別予測混雑度に加えて乗車推奨車両の情報も参考にして、乗車するのに最適だと思われる車両を決定することができる。したがって、車両ごとの混雑度を表示する際のユーザの利便性を一層向上できる。
また、第1の変形例によれば、表示制御部32cが、車両別予測混雑度の表示に、停車駅でのドア開閉方向およびホーム設備位置のうちの一方または両方を重畳表示するため、ユーザは、車両別予測混雑度に加えてドア開閉方向やホーム設備位置も参考にして、乗車するのに最適だと思われる車両を決定することができる。したがって、車両ごとの混雑度を表示する際のユーザの利便性をさらに高めることができる。
なお、第1の変形例において、ステップS14とステップS15の両方の処理が行われることは必ずしも必須ではなく、ステップS14が省略されてステップS15が行われてもよいし、ステップS14が行われてステップS15が省略されてもよい。
(第2の変形例)
第2の変形例について、図6〜図8を参照して説明する。図6は、第2の変形例に係る情報処理システム1の動作の一例を示すフローチャートである。図7および図8は、第2の変形例に係る情報処理システム1により表示される画面の一例を示す図である。第2の変形例において、表示制御部33cが、対象列車の進行に伴う車両別予測混雑度の変化を、通過/停車駅情報と共に時系列に一覧表示する工程(ステップS10〜S13)までは、上述した実施の形態と同様であり、説明を省略する。
図6に示すように、第2の変形例では、ステップS13の後、車両選択部32eが、ユーザ操作に基づいて、車両別混雑度の表示から車両の選択を受け付ける(ステップS17)。具体的には、たとえば、図7に示すように、B駅における車両別予測混雑度の表示のうちの10号車の表示がユーザによりタップして選択されると、端末制御部22は、「>>この車両で再探索する」という吹き出しを端末表示部23に重畳表示する。そして、当該吹き出しの表示がユーザによりタップされると、選択された車両(10号車両)の情報と共に経路探索要求が、端末通信部13からネットワーク4を介してサーバ通信部31へと送信され、車両選択部32eは、当該選択された車両(10号車)の情報を受け付ける。
経路探索部32fは、車両選択部32eにて受け付けられた選択車両を、経路探索条件として設定し、当該経路探索条件を満たすような経路を、経路ネットワーク情報データベース33aを参照して抽出する(ステップS18)。
経路探索部32fにより抽出された経路情報は、サーバ通信部31からネットワーク4を介して端末通信部21へと送信され、端末制御部22は、当該経路情報のうちの1つの経路の情報を端末表示部25に表示する(図8参照)。端末制御部22は、当該経路情報に「後方10号車指定」などの表示を重畳表示してもよい。
以上のような第2の変形例によれば、ユーザ操作に基づいて車両別混雑度の表示から車両の選択を車両選択部32eにて受け付けると、経路探索部32fが、選択された車両を経路探索条件として設定して経路探索を行うため、ユーザは、車両別混雑度に応じた細やかな経路探索を容易に行うことができる。これにより、たとえば、混雑度は低いものの端の車両を利用したためにホーム上での徒歩時間が延び、指定の乗換に間に合わない、といった事態を防ぐことができる。つまり車両別混雑度表示において混雑度が相対的に低い車両の情報を提示するとともに、その車両に乗車した場合の最適な経路情報を速やかに得ることができるので、ユーザが乗車車両を選択する際や、乗車後の不安を解消することができる。したがって、車両ごとの混雑度を表示する際のユーザの利便性をさらに高めることができる。
(第3の変形例)
第3の変形例について、図9および図10を参照して説明する。図9は、第3の変形例に係る情報処理システム1の動作の一例を示すフローチャートである。図10は、第3の変形例に係る情報処理システム1により表示される画面の一例を示す図である。第3の変形例において、表示制御部33cが、対象列車の進行に伴う車両別予測混雑度の変化を、通過/停車駅情報と共に時系列に一覧表示する工程(ステップS10〜S13)までは、上述した実施の形態と同様であり、説明を省略する。
図9に示すように、第3の変形例では、ステップS13の後、車両選択部32eが、ユーザ操作に基づいて、車両別混雑度の表示から車両の選択を受け付ける(ステップS17)。具体的には、たとえば、図10の左図に示すように、B駅における車両別予測混雑度の表示のうちの1号車両の表示がユーザによりタップして選択されると、選択された車両(1号車)の情報が、端末通信部13からネットワーク4を介してサーバ通信部31へと送信され、車両選択部32eは、当該選択された車両(1号車)の情報を受け付ける。
表示制御部32cは、車両選択部32eにて車両の選択を受け付けると、選択された車両の詳細情報を、経路ネットワーク情報データベース33aを参照して抽出し、端末通信部31からネットワーク4を介して端末通信部21へと送信し、図10の右図に示すように、選択された車両の詳細情報を、端末表示部23にて表示する。図示された例では、選択された車両の詳細情報として、車両内での混雑度分布やバリアフリースペースの位置などが表示される。車両内での混雑度分布は、たとえば、車両内に設置されたカメラの画像や気温センサの測定結果を解析することで算出され得る。選択された車両の詳細情報として、車両内の混雑度分布が表示される代わりに、当該混雑度分布に関連する車両内の気温分布などが表示されてもよい。選択された車両の詳細情報として、車両設備の情報(トイレ、窓、エアコン等の位置情報など)や、車両毎の、状況に応じて変動する情報(窓から見える景色、日射方向、空席情報など)が表示されてもよい。
以上のような第3の変形例によれば、ユーザ操作に基づいて車両別予測混雑度の表示から車両の選択を車両選択部32eにて受け付けると、表示制御部32cが、選択された車両の詳細情報を表示するため、ユーザは、車両別予測混雑度に加えて車両のより詳細な情報も参考にして、乗車するのに最適だと思われる車両を決定することができる。したがって、車両ごとの混雑度を表示する際のユーザの利便性を一層向上できる。
(第4の変形例)
第4の変形例について、図11〜図13を参照して説明する。図11は、第4の変形例に係る情報処理システム1の動作の一例を示すフローチャートである。図12および図13は、第4の変形例に係る情報処理システム1により表示される画面の一例を示す図である。
まず、図11に示すように、対象特定部32aが、ユーザの操作に基づいて、対象駅および基準時刻を特定する(ステップS20)。具体的には、たとえば、ユーザによりある駅の名称が端末入力部24に入力され、入力された駅の名称が端末通信部21からネットワーク4を介してサーバ通信部31へと送信され、サーバ制御部32が、当該駅を発車する列車ごとの発車時刻(時刻表情報)および混雑度情報を、経路ネットワーク情報データベース33aを参照して抽出し、抽出された時刻表情報および混雑度情報が、サーバ通信部31からネットワーク4を介して端末通信部21へと送信され、端末制御部22が、当該時刻表情報および混雑度情報を端末表示部25に表示する(たとえば、図13参照)。この状態で、ユーザが端末表示部25に表示された列車ごとの発車時刻(時刻表情報)のうちの1つの発車時刻の表示をタップすると、当該発車時刻と共に当該駅の名称が端末通信部21からネットワーク4を介してサーバ通信部31へと送信され、対象特定部32aは、当該駅を対象駅として特定すると共に、当該発車時刻を基準時刻として特定する。
次に、対象特定部32aは、特定した基準時刻付近に対象駅から発車する列車を、当該列車の行先情報とともに、たとえば経路ネットワーク情報データベース33aを参照して、取得する(ステップS21)。
次に、車両別予測混雑度算出部32bが、特定した基準時刻付近に対象駅から発車する列車ごとに、対象駅での車両別予測混雑度を算出する(ステップS22)。具体的には、たとえば、車両別予測混雑度算出部32bは、特定した基準時刻付近に対象駅から発車する列車の属性情報を、経路ネットワーク情報データベース33aを参照して特定し、特定した基準時刻付近に対象駅から発車する列車ごとに、当該列車の属性情報に対応する対象駅での車両間混雑偏重情報(たとえば、車両別乗車率データ)を、車両間混雑偏重情報データベース33cを参照して取得する。また、車両別予測混雑度算出部32bは、特定した基準時刻付近に対象駅から発車する列車ごとに、当該列車の属性情報に対応する対象駅での列車平均混雑度を、列車平均混雑度データベース33bを参照して取得する。そして、車両別予測混雑度算出部32bは、特定した基準時刻付近に対象駅から発車する列車ごとに、当該列車の属性情報に対応する対象駅での列車平均混雑度をベースに、当該列車の属性情報に対応する対象駅での車両間混雑偏重情報に基づいて混雑度を車両別に分配することにより、列車ごとの対象駅での車両別予測混雑度を算出する。
表示制御部32cは、基準時刻付近に対象駅から発車する複数の列車の車両別予測混雑度を、各列車の出発時刻および行先情報と対応付けて一覧表示する(ステップS23)。具体的には、たとえば、表示制御部32cは、基準時刻付近に対象駅から発車する複数の列車の車両別予測混雑度を、各列車の出発時刻および行先情報と共に、端末通信部31からネットワーク4を介して端末通信部21へと送信し、端末表示部23において、基準時刻付近に対象駅から発車する複数の列車の車両別予測混雑度を、各列車の出発時刻および行先情報と対応付けて一覧表示する(たとえば、図12参照)。
表示制御部32cは、ユーザ操作に応じて、車両別混雑度(たとえば、図12参照)と列車単位の混雑度(たとえば、図13参照)とを切替表示してもよい。具体的には、たとえば、ユーザが、図12に示すような端末表示部25に表示された車両別混雑度の表示の「表示切替」のボタンをタップすると、表示切替要求が端末通信部21からネットワーク4を介してサーバ通信部31へと送信され、表示制御部32cが、列車ごとの混雑度情報を、経路ネットワーク情報データベース33aを参照して抽出し、サーバ通信部31からネットワーク4を介して端末通信部21へと送信し、端末表示部23において、図13に示すような列車単位の混雑度の情報に表示を切り替える。
以上のような第4の変形例によれば、表示制御部32cが、基準時刻付近に対象駅から発車する複数の列車の車両別予測混雑度を、各列車の出発時刻および行先情報と対応付けて一覧表示するため、ユーザは、基準時刻付近に対象駅から発車する複数の列車の車両別予測混雑度を一覧で把握することができる。したがって、車両ごとの混雑度を表示する際のユーザの利便性を向上できる。
(第5の変形例)
第5の変形例について、図14および図15を参照して説明する。図14は、第5の変形例に係る情報処理システム1の動作の一例を示すフローチャートである。図15は、第5の変形例に係る情報処理システム1により表示される画面の一例を示す図である。
まず、図14に示すように、対象特定部32aが、ユーザの操作に基づいて、対象経路を特定する(ステップS30)。具体的には、たとえば、ユーザにより出発駅および到着駅を含む経路探索条件が端末入力部24に入力され、入力された経路探索条件が端末通信部21からネットワーク4を介してサーバ通信部31へと送信され、経路探索部32fが、当該経路探索条件を満たすような経路を、経路ネットワーク情報データベース33aを参照して抽出し、対象特定部32aは、経路探索部32fにより抽出された経路を、対象経路として特定する。
次に、対象特定部32aは、特定した対象経路を走行する列車を、当該列車の出発駅における出発時刻、および当該列車の停車駅の情報とともに、たとえば経路ネットワーク情報データベース33aを参照して、取得する(ステップS31)。
次に、サーバ制御部32は、特定した各列車の経路平均の予測混雑度を算出する(ステップS32)。具体的には、たとえば、サーバ制御部32は、特定した各列車の属性情報を、経路ネットワーク情報データベース33aを参照して特定し、特定した列車ごとに、当該列車の属性情報に対応する出発駅および停車駅での列車平均混雑度を、列車平均混雑度データベース33bを参照して取得する。そして、サーバ制御部32は、特定した列車ごとに、出発駅での列車平均混雑度と停車駅での列車平均混雑度との平均を算出することにより、各列車の経路平均の予測混雑度を算出する。
表示制御部32cは、対象経路を走行する各列車の経路平均の予測混雑度を、出発時刻と対応付けて一覧表示する(ステップS33)。具体的には、たとえば、図14に示すように、表示制御部32cは、対象経路を走行する各列車の経路平均の予測混雑度を、横軸を出発時刻とし、縦軸を経路平均の予測混雑度とするグラフで一覧表示する。
以上のような第5の変形例によれば、表示制御部32cが、対象経路を走行する各列車の経路平均の予測混雑度を、出発時刻と対応付けて一覧表示するため、ユーザは、対象経路を利用する場合にどの時間帯が混雑するのかを一目で把握することができる。
なお、上述した実施形態で説明した情報処理システム1の少なくとも一部は、ハードウェアで構成してもよいし、ソフトウェアで構成してもよい。ハードウェアで構成する場合には、情報処理システム1の少なくとも一部の機能を実現するプログラムをフレキシブルディスクやCD−ROM等の記録媒体に収納し、コンピュータに読み込ませて実行させてもよい。記録媒体は、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能なものに限定されず、ハードディスク装置やメモリなどの固定型の記録媒体でもよい。
また、情報処理システム1の少なくとも一部の機能を実現するプログラムを、インターネット等の通信回線(無線通信も含む)を介して頒布してもよい。さらに、同プログラムを暗号化したり、変調をかけたり、圧縮した状態で、インターネット等の有線回線や無線回線を介して、あるいは記録媒体に収納して頒布してもよい。
さらに、一つまたは複数の情報処理装置によって情報処理システム1を機能させてもよい。複数の情報処理装置を用いる場合、情報処理装置のうちの1つをコンピュータとし、当該コンピュータが所定のプログラムを実行することにより情報処理システム1の少なくとも1つの手段として機能が実現されてもよい。
また、方法の発明においては、全ての工程(ステップ)をコンピュータによって自動制御で実現するようにしてもよい。また、各工程をコンピュータに実施させながら、工程間の進行制御を人の手によって実施するようにしてもよい。また、さらには、全工程のうちの少なくとも一部を人の手によって実施するようにしてもよい。
上記の記載に基づいて、当業者であれば、本発明の追加の効果や様々の変形を想到できるかもしれないが、本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではない。特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。
1 情報処理システム
2 端末装置
21 端末通信部
22 端末制御部
23 端末記憶部
24 端末入力部
25 端末表示部
3 サーバ
31 サーバ通信部
32 サーバ制御部
32a 対象特定部
32b 車両別予測混雑度算出部
32c 表示制御部
32d 推奨車両判定部
32e 車両選択部
32f 経路探索部
33 サーバ記憶部
33a 経路ネットワーク情報データベース
33b 列車平均混雑度データベース
33c 車両間混雑偏重情報データベース
4 ネットワーク

Claims (16)

  1. ユーザ操作に基づいて対象列車を特定する対象特定手段と、
    前記対象列車の進行に伴う車両別予測混雑度の変化を通過/停車駅情報と共に時系列に一覧表示する表示制御手段と、
    を備えた情報処理システム。
  2. ユーザ操作に基づいて対象駅および基準時刻を特定する対象特定手段と、
    前記基準時刻付近に前記対象駅から発車する複数の列車の車両別予測混雑度を、各列車の出発時刻および行先情報と対応付けて一覧表示する表示制御手段と、
    を備えた情報処理システム。
  3. 乗換位置、車両種別、および推奨ホーム位置のうちの一つまたは複数の組み合わせに基づいて、乗車推奨車両を判定する推奨車両判定手段を備え、
    前記表示制御手段は、車両別予測混雑度の表示に、前記乗車推奨車両の指標を重畳表示する、請求項1または2に記載の情報処理システム。
  4. 前記推奨車両判定手段は、車両別予測混雑度も考慮して、前記乗車推奨車両を判定する、請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記表示制御手段は、ユーザ操作に応じて、車両別混雑度と列車単位の混雑度とを切替表示する、請求項1〜4のいずれかに記載の情報処理システム。
  6. ユーザ操作に基づいて車両別混雑度の表示から車両の選択を受け付ける車両選択手段と、
    選択された車両を経路探索条件として設定し、経路探索する経路探索手段と、
    を備えた、請求項1〜5のいずれかに記載の情報処理システム。
  7. 前記表示制御手段は、車両別予測混雑度の表示に停車駅でのドア開閉方向およびホーム設備位置のうちの一方または両方を重畳表示する、請求項1〜6のいずれかに記載の情報処理システム。
  8. ユーザ操作に基づいて車両別混雑度の表示から車両の選択を受け付ける車両選択手段を備え、
    前記表示制御手段は、車両選択手段が車両の選択を受け付けると、選択された車両の詳細情報を表示する、請求項1〜7のいずれかに記載の情報処理システム。
  9. コンピュータを、
    ユーザ操作に基づいて対象列車を特定する対象特定手段、
    前記対象列車の進行に伴う車両別予測混雑度の変化を通過/停車駅情報と共に時系列に一覧表示する表示制御手段、
    として機能させる情報処理プログラム。
  10. コンピュータを、
    ユーザ操作に基づいて対象駅および基準時刻を特定する対象特定手段、
    前記基準時刻付近に前記対象駅から発車する複数の列車の車両別予測混雑度を、各列車の出発時刻および行先情報と対応付けて一覧表示する表示制御手段、
    として機能させる情報処理プログラム。
  11. 通信可能に接続された複数のコンピュータによって構成される情報処理システムであって、
    ユーザ操作に基づいて対象列車を特定する対象特定手段と、
    前記対象列車の進行に伴う車両別予測混雑度の変化を通過/停車駅情報と共に時系列に一覧表示する表示制御手段と、
    を備えた情報処理システムを機能させるために、
    上記コンピュータの少なくとも1つを上記手段の少なくとも1つとして機能させるための情報処理プログラム。
  12. 通信可能に接続された複数のコンピュータによって構成される情報処理システムであって、
    ユーザ操作に基づいて対象駅および基準時刻を特定する対象特定手段と、
    前記基準時刻付近に前記対象駅から発車する複数の列車の車両別予測混雑度を、各列車の出発時刻および行先情報と対応付けて一覧表示する表示制御手段と、
    を備えた情報処理システムを機能させるために、
    上記コンピュータの少なくとも1つを上記手段の少なくとも1つとして機能させるための情報処理プログラム。
  13. 通信可能に接続された複数のコンピュータによって、
    ユーザ操作に基づいて対象列車を特定する対象特定手段と、
    前記対象列車の進行に伴う車両別予測混雑度の変化を通過/停車駅情報と共に時系列に一覧表示する表示制御手段と、
    を備えた情報処理システムを構成するために、
    上記手段の少なくとも1つを備えた情報処理装置。
  14. 通信可能に接続された複数のコンピュータによって、
    ユーザ操作に基づいて対象駅および基準時刻を特定する対象特定手段と、
    前記基準時刻付近に前記対象駅から発車する複数の列車の車両別予測混雑度を、各列車の出発時刻および行先情報と対応付けて一覧表示する表示制御手段と、
    を備えた情報処理システムを構成するために、
    上記手段の少なくとも1つを備えた情報処理装置。
  15. 対象特定手段が、ユーザ操作に基づいて対象列車を特定するステップと、
    表示制御手段が、前記対象列車の進行に伴う車両別予測混雑度の変化を通過/停車駅情報と共に時系列に一覧表示するステップと、
    を備えた情報処理方法。
  16. 対象特定手段が、ユーザ操作に基づいて対象駅および基準時刻を特定するステップと、
    表示制御手段が、前記基準時刻付近に前記対象駅から発車する複数の列車の車両別予測混雑度を、各列車の出発時刻および行先情報と対応付けて一覧表示するステップと、
    を備えた情報処理方法。
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