JP2019094265A - ヘアコンディショニング剤及びその製造方法 - Google Patents
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Description
(イ):成分(F)及び(H)を乳化物に加えて分散後、(G)及び(H’)を乳化物に加えて分散
(ロ):成分(G)及び(H’)を乳化物に加えて分散後、(F)及び(H)を乳化物に加えて分散
(ハ):成分(F)、(G)、(H)、(H’)を混合後、乳化物に加えて分散
これら調製したヘアコンディショニング剤について、下記の方法によって(1)分散状態を評価した。また、専門パネル10名により、各ヘアコンディショニング剤を使用してもらい、(2)濡れた状態でのハリ・コシ感、(3)乾燥後の滑らかさ、(4)乾燥後のべたつき感のなさ、(5)乾燥後のハリ・コシ感、(6)乾燥後のボリューム感について評価を行った。尚、評価基準は以下のとおりである。
(1)分散状態の評価
調製したヘアコンディショニング剤を調製直後に20℃恒温槽で24時間保管して恒温状態にしたものを、顕微鏡観察し均一分散性を評価した。
(評価基準)
◎:シリコーン分散粒子の粒子径が1〜20μmで、非常に良好。
○:シリコーン分散粒子の粒子径が1〜30μmで、良好。
△:シリコーン分散粒子の粒子径が1〜50μm。
×:シリコーン分散粒子の粒子径が50μmより大きいものが存在する。
(2)濡れた状態でのハリ・コシ感
(評価基準)
◎:適度なハリ・コシ感があると評価した人が8人以上。
○:適度なハリ・コシ感があると評価した人が6人又は7人。
△:適度なハリ・コシ感があると評価した人が4人又は5人。
×:適度なハリ・コシ感があると評価した人が3人以下。
(3)乾燥後の滑らかさ
(評価基準)
◎:滑らかで手触りが良好と評価した人が8人以上。
○:滑らかで手触りが良好と評価した人が6人又は7人。
△:滑らかで手触りが良好と評価した人が4人又は5人。
×:滑らかで手触りが良好と評価した人が3人以下。
(4)乾燥後のべたつき感のなさ
(評価基準)
◎:乾燥後のべたつき感がないと評価した人が8人以上。
○:乾燥後のべたつき感がないと評価した人が6人又は7人。
△:乾燥後のべたつき感がないと評価した人が4人又は5人。
×:乾燥後のべたつき感がないと評価した人が3人以下。
(5)乾燥後のハリ・コシ感
(評価基準)
◎:適度なハリ・コシ感があると評価した人が8人以上。
○:適度なハリ・コシ感があると評価した人が6人又は7人。
△:適度なハリ・コシ感があると評価した人が4人又は5人。
×:適度なハリ・コシ感があると評価した人が3人以下。
(6)乾燥後のボリューム感
(評価基準)
◎:ボリューム感があると評価した人が8人以上。
○:ボリューム感があると評価した人が6人又は7人。
△:ボリューム感があると評価した人が4人又は5人。
×:ボリューム感があると評価した人が3人以下。
*2: NIKKOL CA−2580(日光ケミカルズ株式会社製)
*3:セチルアルコール NX(高級アルコール工業株式会社製)
*4:ステアリルアルコール NX(高級アルコール工業株式会社製)
*5:ベヘニルアルコール 65(高級アルコール工業株式会社製)
*6:ODM(高級アルコール工業株式会社製)
*7:CARNATION(島貿易株式会社製)
*8:NIKKOL マカデミアンナッツ油(日光ケミカルズ株式会社製)
*9:ファインオキソコール 180(日産化学工業株式会社製)
*10:ラボールガム CG−M(DSP五協フード&ケミカル株式会社製)
*11:KF−96H−10万CS(信越化学工業株式会社製)
*12:KF−96L−1.5CS(信越化学工業株式会社製)
*13:KF−8020(信越化学工業株式会社製)
(成分) (重量%)
1.ステアロキシプロピルトリモニウムクロリド *1 1.0
2.ベヘントリモニウムクロリド *2 0.5
3.セチルアルコール *3 1.5
4.ステアリルアルコール *4 1.5
5.ベヘニルアルコール *5 2.0
6.ミリスチン酸オクチルドデシル *6 1.5
7.1,3−ブチレングリコール 1.0
8.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
9.グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド *10 0.5
10.精製水 全量を100とする
11.高重合ジメチコン *11 1.5
12.低粘度ジメチコン *12 3.0
13.高重合アミノプロピルジメチコン *13 0.5
14.低粘度ジメチコン *12 2.0
15.香料 適量
成分1〜6及び成分7〜10をそれぞれ均一に加熱溶解(80℃)し、成分1〜6を撹拌しながら、成分7〜10を徐々に加えて乳化する。成分11、12を予め混合したものを、成分1〜10の乳化物に加えてホモミキサー(撹拌翼の周速600m/分)を用いて分散させた後、続いて、成分13、14を予め混合したものを乳化物に加えて、ホモミキサー(撹拌翼の周速600m/分)を用いて分散させる。撹拌しながら冷却し、40℃で成分15を加えて、35℃まで冷却して終了とする。
Claims (8)
- 次の成分を含有するヘアコンディショニング剤であって、(A)〜(E)を含有する基剤中に(F)と(H)の混合物の液滴と、(G)と(H’)の混合物の液滴とが分散していることを特徴とするヘアコンディショニング剤。
(A)カチオン界面活性剤
(B)炭素数16〜22の高級アルコール
(C)25℃で液状の油剤
(D)カチオン化グアーガム
(E)水
(F)25℃における動粘度が10,000mm2/s以上でありアミノ基を有しない高重合シリコーン
(G)25℃における動粘度が10,000mm2/s以上でありアミノ基を有する高重合シリコーン
(H)及び(H’)25℃における動粘度が500mm2/s以下である低粘度シリコーン - 前記成分(A)カチオン界面活性剤の含有量が0.5〜3重量%であり、(B)の重量比(B)/(A)が2〜8であり、(C)25℃で液状の油剤の含有量が0.05〜3重量%であり、(D)カチオン化グアーガムの含有量が0.05〜3重量%であることを特徴とする請求項1記載のヘアコンディショニング剤。
- 前記成分(F)25℃における動粘度が10,000mm2/s以上でありアミノ基を有しない高重合シリコーンの含有量が0.1〜5重量%であり、(G)25℃における動粘度が10,000mm2/s以上でありアミノ基を有する高重合シリコーンの含有量が0.03〜3重量%であることを特徴とする請求項1又は2記載のヘアコンディショニング剤。
- 前記成分(F)25℃における動粘度が10,000mm2/s以上でありアミノ基を有しない高重合シリコーンが、アミノ基を有しない高重合ジメチコン、アミノ基を有しない高重合ジメチコノール、及びモノマーの一部にジメチコンを有しアミノ基を有しないポリマーからなる群より選ばれた、25℃における動粘度が10,000mm2/s以上の1種以上の化合物であり、請求項1〜3のいずれか1項記載のヘアコンディショニング剤。
- 前記成分(G)25℃における動粘度が10,000mm2/s以上でありアミノ基を有する高重合シリコーンが、アミノ基を有する高重合ジメチコン、アミノ基を有する高重合ジメチコノール、及びモノマーの一部にジメチコン及びアミノ基を有するポリマーからなる群より選ばれた、25℃における動粘度が10,000mm2/s以上の1種以上の化合物であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項記載のヘアコンディショニング剤。
- 前記(F)25℃における動粘度が10,000mm2/s以上でありアミノ基を有しない高重合シリコーンと(H)25℃における動粘度が500mm2/s以下である低粘度シリコーンの混合物の液滴と、(G)25℃における動粘度が10,000mm2/s以上でありアミノ基を有する高重合シリコーンと(H’)25℃における動粘度が500mm2/s以下である低粘度シリコーンの混合物の液滴が、いずれも粒子径1〜30μmで分散していることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項記載のヘアコンディショニング剤。
- 水系基剤中に、(F)25℃における動粘度が10,000mm2/s以上でありアミノ基を有しない高重合シリコーンと(H)25℃における動粘度が500mm2/s以下である低粘度シリコーンの混合物を分散させた後、続いて(G)25℃における動粘度が10,000mm2/s以上でありアミノ基を有する高重合シリコーンと(H’)25℃における動粘度が500mm2/s以下である低粘度シリコーンの混合物を分散させることを特徴とするヘアコンディショニング剤の製造方法。
- 水系基剤中へシリコーンを分散させる工程が、ホモミキサーを用いた場合の撹拌翼の周速600m/分のせん断力以下の機械力を用いてなされる請求項7記載のヘアコンディショニング剤の製造方法。
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