JP2019084687A - タイヤ加硫用ブラダのパンクを検出する方法、システム及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
加硫終了に伴い前記ブラダから圧力を抜き始めた時点に対応する所定時点から検出を開始した、タイヤ内面と前記ブラダとの間の温度の時系列データを取得するステップと、
前記温度の時系列データに基づき、温度が一旦下がり再度上昇する変曲点が含まれるか否かを判定するステップと、
前記変曲点が含まれると判定された場合には、パンクが発生したと判定し、前記変曲点が含まれないと判定された場合には、パンクが発生していないと判定するステップと、
を含む。
図1に示すように、タイヤ加硫成形装置1は、セクタ10、サイドプレート11及びビードリング12を有する加硫金型13と、支持機構14aに支持されるタイヤ加硫用ブラダ14と、ブラダ14内への熱媒体の供給及びブラダ内の気体を抜くブラダ駆動部15と、各部を制御する制御部2と、を有する。制御部2は、コンピュータで実現されており、機器制御部20を有する。機器制御部20は、加硫金型13の開閉、図示しない熱源の制御及びブラダ駆動部15の動作を制御し、加硫金型13により生タイヤTを外側から加熱加圧すると共に、タイヤ加硫用ブラダ14に熱媒体(蒸気、窒素ガスなど)を供給して膨張させ、生タイヤTを内側から加熱加圧する加硫成形工程を実行する。機器制御部20は、既知の加硫成形装置と同じであるので、詳細な説明を省略する。
<所定数5、10、15、20、30の場合>
傾きの最大値は順に0.10、0.09、0.09、0.09、0.03である。最小値は順に−0.35、−0.24、−0.17、−0.12、−0.08である。差値は順に0.45、0.34、0.26、0.21、0.11である。いずれの差値も0.1よりも大きいため、パンク有りと判定した。結果と合致しており、システムで自動的にパンク判定できた。
<所定数40の場合>
傾きの最大値は0.00、最小値は−0.05となり、両者の差値は0.05となり、0.05>0.1ではないため、パンク無しと判定した。結果と相違しており、システムで自動的にパンク判定できなかった。
上記の結果から、この条件では、所定数は5以上30以下が好ましいことがわかる。
<所定数5、10、15、20の場合>
傾きの最大値はすべて0.05である。最小値は順に−0.18、−0.13、−0.09、−0.06である。両者の差値は順に0.23、0.17、0.13、0.11である。いずれの差値も0.1より大きいため、パンク有りと判定した。結果と合致しており、システムで自動的にパンク判定できた。
<所定数30の場合>
傾きの最大値は0.02、最小値は−0.04となり、両者の差値は0.06となり、0.06>0.1ではないため、パンク無しと判定した。結果と相違しており、システムで自動的にパンク判定できなかった。
上記の結果から、この条件では、所定数は5以上20以下が好ましいことがわかる。
<所定数5、10、15、20、30の場合>
傾きの最大値はいずれも0.04である。最小値は、順に−0.03、−0.02、−0.01、−0.01、0.00である。差値は、順に0.07、0.05、0.05、0.05、0.04である。いずれの差値も0.1以下であるため、パンク無しと判定した。結果と合致しており、システムで自動的にパンク判定できた。
温度検出部16の検出位置よりも遠い箇所がパンクした場合、例えば、温度検出部16の検出位置が上側ビード部周辺であり、パンク箇所がブラダ下方である場合、ブラダ14の収縮動作及び膨張動作を交互に実行すればパンク検知できるが、実行しなければパンク検知できなかった。対策として、温度検出部16の検出位置を複数にすれば、ブラダ14の伸縮動作がなくても、パンク検知可能と考えられる。
上記の結果から、所定数は5以上15以下が好ましく、更には5以上10以下が好ましいと考えられる。
上記システムの動作について図2を参照しつつ説明する。
生タイヤTを外側から加熱加圧する加硫金型13と共に、生タイヤTを内側から加熱加圧するタイヤ加硫用ブラダ14に発生したパンクをコンピュータが検出する方法であって、
加硫終了に伴いブラダ14から圧力を抜き始めた時点に対応する所定時点から検出を開始した、タイヤ内面とブラダ14との間の温度の時系列データD1を取得するステップ(ST1)と、
温度の時系列データD1に基づき、温度が一旦下がり再度上昇する変曲点が含まれるか否かを判定するステップ(ST2〜ST5)と、
変曲点が含まれると判定された場合(ST4)には、パンクが発生したと判定し、変曲点が含まれないと判定された場合(ST5)には、パンクが発生していないと判定するステップ(ST6〜7)と、
を含む。
生タイヤTを外側から加熱加圧する加硫金型13と共に、生タイヤTを内側から加熱加圧するタイヤ加硫用ブラダ14に発生したパンクを検出するシステムであって、
加硫終了に伴いブラダ14から圧力を抜き始めた時点に対応する所定時点から検出を開始した、タイヤ内面とブラダ14との間の温度の時系列データD1を取得する温度データ取得部21と、
温度の時系列データD1に基づき、温度が一旦下がり再度上昇する変曲点が含まれるか否かを判定する変曲点判定部22と、
変曲点が含まれると判定された場合には、パンクが発生したと判定し、前記変曲点が含まれないと判定された場合には、パンクが発生していないと判定するパンク判定部23と、
を含む。
温度変化量算出部24は、最小二乗法を用いて所定数の温度値を直線式[y=ax+b]に近似し、近似した直線式の傾きの値aを所定期間における温度変化量として算出する。
これらプログラムを実行することによっても、上記方法の奏する作用効果を得ることが可能となる。言い換えると、上記方法を使用しているとも言える。
14…タイヤ加硫用ブラダ
16…温度検出部
20…機器制御部
21…温度データ取得部
22…変曲点判定部
23…パンク判定部
24…温度変化量算出部
25…存在判定部
Claims (11)
- 生タイヤを外側から加熱加圧する加硫金型と共に、前記生タイヤを内側から加熱加圧するタイヤ加硫用ブラダに発生したパンクを検出する方法であって、
加硫終了に伴い前記ブラダから圧力を抜き始めた時点に対応する所定時点から検出を開始した、タイヤ内面と前記ブラダとの間の温度の時系列データを取得するステップと、
前記温度の時系列データに基づき、温度が一旦下がり再度上昇する変曲点が含まれるか否かを判定するステップと、
前記変曲点が含まれると判定された場合には、パンクが発生したと判定し、前記変曲点が含まれないと判定された場合には、パンクが発生していないと判定するステップと、
を含む、タイヤ加硫用ブラダのパンクを検出する方法。 - 所定期間における温度変化量を算出し、前記温度変化量に基づき前記変曲点が含まれるか否かを判定する、請求項1に記載の方法。
- 前記温度の時系列データは、一定の時間が経過する毎に検出された温度値を複数含み、
最小二乗法を用いて所定数の温度値を直線式に近似し、近似した直線式の傾きの値を前記所定期間における温度変化量として算出する、請求項2に記載の方法。 - 前記傾きの値を温度の検出時点毎に算出し、算出した複数の傾きの値のうちの最大値から最小値を引いた差値が所定閾値よりも大きい又は前記所定閾値以上である場合に、前記変曲点が含まれると判定する、請求項3に記載の方法。
- 所定のタイミングで、前記ブラダ内を負圧にして前記ブラダをタイヤ内面から遠ざける伸縮動作と、前記ブラダ内に圧力を加えて前記ブラダをタイヤ内面に向けて近づける膨張動作と、を交互に行う、請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
- 生タイヤを外側から加熱加圧する加硫金型と共に、前記生タイヤを内側から加熱加圧するタイヤ加硫用ブラダに発生したパンクを検出するシステムであって、
加硫終了に伴い前記ブラダから圧力を抜き始めた時点に対応する所定時点から検出を開始した、タイヤ内面と前記ブラダとの間の温度の時系列データを取得する温度データ取得部と、
前記温度の時系列データに基づき、温度が一旦下がり再度上昇する変曲点が含まれるか否かを判定する変曲点判定部と、
前記変曲点が含まれると判定された場合には、パンクが発生したと判定し、前記変曲点が含まれないと判定された場合には、パンクが発生していないと判定するパンク判定部と、
を含む、タイヤ加硫用ブラダのパンクを検出するシステム。 - 前記変曲点判定部は、所定期間における温度変化量を算出する温度変化量算出部と、前記温度変化量に基づき前記変曲点が含まれるか否かを判定する存在判定部と、を有する、請求項6に記載のシステム。
- 前記温度の時系列データは、一定の時間が経過する毎に検出された温度値を複数含み、
前記温度変化量算出部は、最小二乗法を用いて所定数の温度値を直線式に近似し、近似した直線式の傾きの値を前記所定期間における温度変化量として算出する、請求項7に記載のシステム。 - 前記温度変化量算出部は、前記傾きの値を温度の検出時点毎に算出し、
前記存在判定部は、前記温度変化量算出部が算出した複数の傾きの値のうちの最大値から最小値を引いた差値が所定閾値よりも大きい又は前記所定閾値以上である場合に、前記変曲点が含まれると判定する、請求項8に記載のシステム。 - 所定のタイミングで、前記ブラダ内を負圧にして前記ブラダをタイヤ内面から遠ざける伸縮動作と、前記ブラダ内に圧力を加えて前記ブラダをタイヤ内面に向けて近づける膨張動作と、を交互に行う機器制御部を含む、請求項6〜9のいずれかに記載のシステム。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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