JP2019082107A - 建築物の軒先構造 - Google Patents
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Abstract
Description
前記特許文献1に記載の唐草は、横葺屋根板の成形部等と係合する係合部と建築物の軒先に取り付けられる取付部と建築物の軒先を覆う垂下部を主構成としている。さらに詳細には、固定部は、躯体あるいは下地材にビス止めするフラット状やL字状、あるいは下地材に嵌める略コ字状等で構成され、垂下部は躯体の形状に沿う階段状に形成されている。
一方、前記特許文献2に記載の唐草では、水切りや幕板をビス等の固着具で固定したものが提案されている。さらに、化粧を目的として、壁から支持材を持ち出し、軒天井等を設けることも行われている。
一方、前記特許文献2に記載の唐草は、部品点数の増加が避けられず、施工に手間がかかるという問題があった。さらに壁から支持材等を持ち出すため、屋根工事とは別に行なわなければならないという問題もあった。
そして、かかる特許文献1、2に共通していえることとして、軒先における意匠性および汎用性の向上について未だ不十分であった。
このように本発明では、取付施工が容易であって、意匠性に富んだ、デザイン性に優れた軒先構造とすることができ、また該軒先にて形成される空間を有効に利用することもできる。
そのため、軒先における意匠性及びデザイン性が著しく向上し、また施工作業を迅速に容易に行うことができる。また、軒先端部に取り付けられる部品を共通化して汎用性を高めることが可能である。
この軒天支持部材は、前述のように少なくとも表面側又は裏面側の何れか一方に化粧材を支持するものであって、この化粧材としては、例えば裏面側であれば、軒天井材でも唐草と称される係止部材でもよく、その表面側に雨樋等の排水部を形成しても裏面側から露出を抑えることができる。また、例えば化粧材を表面側に設ける場合には、雨樋等の排水部を形成することを想定して各種の非透水性材、或いは軒先外装材や軒先化粧材等を用いてもよい。
なお、これらの化粧材の軒天支持部材への支持(固定)態様については、特に限定するものではなく、各種の化粧材を係止して固定するようにしてもよい。
また、係止部材としては、端部のライン(水平)を出すために連続材が好ましい。
この補助部材としては、一端が支持部材と直接或いは別部材を介して連結され、他端が躯体(壁部)に取り付けられるものとなる。また、この補助部材は、直線状であっても湾曲状であってもよい。さらに、補助部材は、全ての支持部材に設けるものでも、一定間隔(例えば一本おき)で設けるものであってもよい。なお、このような補助部材を設ける場合には、各種の化粧材は、前記軒天支持部材又は上部支持部材に直接的に取り付けるものでも、この補助部材を介して取り付けるものであってもよい。
この軒天井材は、前記軒天支持部材の裏面を被覆する部材であり、特にその形状構成を限定するものではない。一般的に広義の軒天井材とは、軒先裏面を化粧する化粧材の全てを指すものであり、単一部材であっても、後述する図示実施例に示すように複数部材によって構成されるものでもよい。
なお、後述する図示実施例では、軒天支持部材の先端に取付補助材を固定し、該取付補助材の裏面側にも軒天井材の一部が取り付けられ、表面側の先端化粧材と重合(係合)状に連結されるものとした。
なお、後述する図示実施例では、前述のように軒天支持部材の先端に取付補助材を固定し、該取付補助材の表面側を覆う化粧材として先端化粧材を配し、前記軒先外装材又は軒先化粧材と重合(係合)状に連結されるものとした。
また、外装材を例えば前記屋根下地や該屋根下地へ取り付けるための構造等としては、木材製の躯体、鉄骨製の躯体、コンクリート製の躯体などの各種材料で構築される躯体、躯体上に配された垂木等の支持部材又は野地材等の下地材等でもよい。
前記軒天支持部材1Aは、前記横葺き外装構造9や屋根下地(駆体6や支持部材1B等)の裏面側に配設され、大きく反り返るように湾曲している部材であり、例えば断面略ハット状の長尺材を曲げ加工して形成することができる。また、この軒天支持部材1Aの先端には、取付補助材1fが取り付けられている。さらに、この軒天支持部材1Aの裏面側には化粧材として軒天井材2が、表面側には化粧材として軒先外装材3が取り付けられている。
また、前記上部支持部材1Bは、前述のように複数の横葺き外装材9Aより形成される横葺き外装構造9の支持部材をも兼ねる構成であり、流れ方向に連続する断面略ハット状の長尺材である。
さらに、連絡支持部材1Cは、前記支持部材(1A,1B)を連結する板状材であり、これら合計3つの支持部材1A,1B,1Cを合計3つの締着部材1dにて一体的に連結(接続)している。
なお、前記上部支持部材1Bは、躯体6a等に裏面を支持される状態で一体的に固定され、前記連絡支持部材1Cも躯体6aに一体的に固定されているため、これらの支持部材1A,1B,1Cからなる軒先下地構造は、駆体6aに一体的に取り付けられた強固な構造である。
この第1参考例の軒天井材2は、連続的に7枚隣接させて配設される第1部材2aと、前記取付補助材1fへの取付部を有する第2部材2b(図中2cは取付ビス)と、前記取付補助材1f自体を裏面側から隠す第3部材2d(図中2eは取付ビス)とからなる。
なお、第1部材2aは、図1(b)に拡大して示すように、面板部21の一方の側端に下面側が開放する略溝状の収容部221と、他方の側端に設けた成形部23を側方から挿入状に係合可能な係合溝222と,前記収容部221の端縁を外方へ沿在させた223とを有する成形部22を有する構成であり、ボルト等の固定具2fにて左右方向に隣り合う第1部材3a,3a同士を接続可能である。なお、前記収容部221には前記固定具2fの頭部が収容され、該頭部を含めて収容部221の開放部分は、前記係合溝222に他方の側端成形部23を係合したことで覆われ、裏面側から見上げても露出することがない。
この第1参考例における軒先外装材3は、軒先部分については前述のように軒天支持部材1Aの表面側に取り付けられているが、その水上側については前記上部支持部材1Bの上面に取り付けられている。
なお、この軒先外装材3は、図1(c)に拡大して示すように、面板部が水上側から順に下り傾斜部分31a、上り傾斜部分31b、略平坦状部分31cの3つの異なる勾配を有するものである。また、その軒先端には起立部33が設けられているため、図中ハッチングで示す排水部Wを形成でき、降雨の際に雨樋の役割を果たす箇所を容易に形成することができる。また、この軒先外装材3の水上端32には折り上げ係合部が形成され、その水下端に形成された起立部33には上端に水返し部が形成されている。
また、軒天井材2'についても、前記第1部材2aを隣接させて配設し、固定具2fで取り付ける構成については全く同様であるが、軒天支持部材1Aの先端に取り付ける取付補助材1f'の形状が異なるため、該取付補助材1f'への取付部を有する第2部材2g(図中2hは取付ビス)と、前記取付補助材1f自体を裏面側から隠す第3部材2jの形状が相違する。
また、この第2参考例でも前記上部支持部材1Bの軒端に取付補助材1f'を取り付ける構成は同様であり、該取付補助材1f'に設けた縦片に、前記軒天井材2や前記軒先外装材3等の化粧材を一体的に固定する。
そのため、この第2参考例では、比較すると前記第1参考例よりも貯留容量が小さく、浅い排水溝W'が形成される。
また、上部支持部材1B"は、前記第1,第2参考例と同様に外装構造の支持部材を兼ねる構成であり、連絡支持部材1C"としては、短尺材1Cs"と長尺材1Cl"の2種類を用いた。
さらに、連絡支持部材1C"(1Cs",1Cl")は、前記支持部材(1A",1B")を連結する板状材であり、2箇所に設けられているので、三種の支持部材1A"〜1C"は合計5つの締着部材1dにて一体的に連結(接続)されている。
なお、前記上部支持部材1B"は、躯体6b等に裏面を支持される状態で一体的に固定され、前記連絡支持部材1C"も躯体6bに一体的に固定されているため、これらの支持部材1A"〜1C"からなる軒先下地構造は、駆体6bに一体的に取り付けられた強固な構造である。
この第1実施例の軒天井材2"は、連続的に隣接させて配設される複数の第1部材2a"と、前記取付補助材1f"へ取り付けられ、またこの取付補助材1f"自体を裏面側から隠す第2部材2b"からなる。
なお、第1部材2a"は、前記第1参考例において説明した第1部材2aと基本的な形状及びその取付構造は同様である。
この軒先外装材3"は、図3(b)に拡大して示すように、面板部が水上側から順に下り傾斜部分31d、略平坦状部分31eの異なる勾配を有するものである。また、その軒先端には起立部35が設けられているため、この起立部35を側壁とする排水部が形成され、降雨の際に雨樋の役割を果たす箇所を容易に形成することができる。
この第2実施例では、前記第1実施例とは異なり、外装構造9の水下側に延在する上部支持部材は用いられておらず、軒先外装材も用いていない。
即ち横葺き外装構造9の支持部材8は、流れ方向に連続する断面略ハット状の長尺材(定尺材)であるが、最も水下側に位置する外装材9AZの裏面側までの長さに形成されている。
この軒先化粧材5は、図4(b)に拡大して示すように、略水平状に配設される面板部51と、その左右の側端を略垂直状に立ち上げた側面部52,53とを有する略U字状の成形体である。そして、前記面板部51の裏面が、前記軒天支持部材1A"の表面に接地するように配され、水上側の側面部52の上端に設けられた係合水返し片521が、最も水下側に位置する外装材9AZの軒側成形部と係合し、水下側の側面部53が、前記取付補助材1f"の水上側に設けられた縦片に沿い、先端化粧材4"に設けられた第1覆い部45にて重合状に覆われて固定されている。
1B,1B',1B" 上部支持部材
1C,1C',1C"(1Cs",1Cl") 連絡支持部材
1d 締着部材
1f,1f',1f" 取付補助材
2,2" 軒天井材
3,3',3" 軒先外装材
4 先端化粧材
5 軒先化粧材
8 支持部材
9 (横葺き)外装構造
9A 外装材
9AZ 最も水下側に位置する外装材
Claims (1)
- 外装構造を支持する部材の裏面側に、少なくともその表面側又は裏面側の何れか一方に化粧材を支持する軒天支持部材を水平状に取り付けると共に、長さが異なる2種類の板状材である連絡支持部材を介して連結され、前記軒天支持部材の先端が、前記外装構造を支持する部材の軒先端より延出状に連結されていることを特徴とする建築物の軒先構造。
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