JP2019077637A - 芳香族炭化水素の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
(1)工程;アルミノシリケートからなるゼオライトを含む触媒の存在下、芳香族化反応を行う第一の反応工程。
(2)工程:(1)工程の後、反応系から生成した芳香族炭化水素及び副生物であるメタン、水素を除去した低級炭化水素を得る工程。
(3)工程;亜鉛及び/またはガリウムを有するゼオライトを含む触媒の存在下、(2)工程により得られた低級炭化水素の芳香族化反応を行う第二の反応工程。
特開2013−227203公報に記載された方法に準じ、カウンターカチオンとしてプロトンを有するSiO2/Al2O3モル比が46のアルミノシリケートよりなるMFI型ゼオライトの製造を行った。得られたゼオライトを400kgf/cm2で1分間成型した後に粉砕し、約1mmの塊形状とし、触媒Aを調製した。
特開2013−227203公報に記載された方法に準じ、カウンターカチオンとしてプロトンを有するSiO2/Al2O3モル比が46のアルミノシリケートよりなるMFI型ゼオライトの製造を行った。得られたMFI型ゼオライト10.8gに対し、硝酸ガリウムn水和物1.4gを水3.7gに溶解させた水溶液を加え、10分間混練したのち、550℃で2時間焼成することで2.1重量%のガリウムを含有するMFI型ゼオライトを得た。得られたガリウム含有ゼオライトを400kgf/cm2で1分間成型した後に粉砕し、約1mmの塊形状とし、触媒B−1を調製した。
特開2013−227203公報に記載された方法に準じ、カウンターカチオンとしてプロトンを有するSiO2/Al2O3モル比が46のアルミノシリケートよりなるMFI型ゼオライトの製造を行った。得られたMFI型ゼオライト10.8gに対し、硝酸亜鉛六水和物1.3gを水3.7gに溶解させた水溶液を加え、10分間混練したのち、550℃で2時間焼成することで2.2重量%の亜鉛を含有するMFI型ゼオライトを得た。得られた亜鉛含有ゼオライトを400kgf/cm2で1分間成型した後に粉砕し、約1mmの塊形状とし、触媒B−2を調製した。
第一段目の反応器と第二段目の反応器はいずれもステンレス製反応管(内径16mm、長さ600mm)を用いた固定床気相流通式反応器を用いた。第一段目のステンレス製反応管の中段に触媒Aを充填した。第二段目のステンレス製反応管の中段には、触媒A,B−1,B−2のいずれかを充填した。
触媒温度:600℃。
流通ガス:空気100ml/分。
圧力:0MPaG。
流通ガス:原料炭化水素50ml/分。
反応圧力:0MPaG。
図1に示す反応フローにより芳香族炭化水素の製造を行った。低級炭化水素として1−ブテンを用い、第一段目の反応器に触媒Aを3g充填し、反応温度を600℃とした。第一段目の反応器から流出した粗生成物は、蒸留により沸点範囲78℃以上の芳香族炭化水素成分を含む留分を回収した後、残りの低沸点成分をさらに蒸留して、水素とメタンを除去し低級炭化水素成分とした。そして、触媒B−1を0.75g充填した第二段目の反応器に供給した。その際の反応温度は575℃として芳香族化反応を行い、第二段目の反応器から得られる粗生成物の回収を行った。原料ガス流通開始30分後の第一段目の反応器と第二段目の反応器から得られるベンゼン、キシレン、トルエンからなる芳香族炭化水素を合計した収率は65%であった。
第二段目の反応器に、触媒B−1の代わりに触媒B−2を充填した以外は、実施例1と同様の操作を行い。芳香族炭化水素の製造を行った。原料ガス流通開始30分後の第一段目の反応器と第二段目の反応器から得られるベンゼン、キシレン、トルエンからなる芳香族炭化水素を合計した収率は64%であった。
第二段目の反応器に、触媒B−1の代わりに触媒Aを充填した以外は、実施例1と同様の操作を行い、芳香族炭化水素の製造を行った。原料ガス流通開始30分後の芳香族炭化水素の収率は59%であった。芳香族化効率は劣るものであった。
図1に示す反応フローの代わりに、図2に示す反応フロー(第二段目の反応器より得られる租生成物を第一段目の反応器から得られる粗生成物と混合)とした以外は、実施例1と同様の操作を行い芳香族炭化水素の製造を行った。原料ガス流通開始30分後のベンゼン、キシレン、トルエンからなる芳香族炭化水素の収率は69%であった。
第二段目の反応器に、触媒B−1の代わりに触媒Aを充填した以外は、実施例3と同様の操作を行い、芳香族炭化水素の製造を行った。原料ガス流通開始30分後の芳香族炭化水素の収率は61%であった。芳香族化効率は劣るものであった。
1−ブテンの代わりに、1−ブテン80vol%とプロパン20vol%の混合原料とした以外は、実施例3と同様にして芳香族炭化水素の製造を行った。原料ガス流通開始30分後のベンゼン、キシレン、トルエンからなる芳香族炭化水素の収率は65%であった。
1−ブテンの代わりに、1−ブテン20vol%とプロパン80vol%の混合原料とした他は、比較例2と同様にして芳香族炭化水素の製造を行った。原料ガス流通開始30分後の芳香族炭化水素の収率は51%であった。芳香族化効率は劣るものであった。
Claims (5)
- ゼオライトを含む触媒の存在下、低級炭化水素から芳香族炭化水素を製造するに際し、低級炭化水素が、不飽和炭化水素含有率50重量%以上の低級炭化水素であり、少なくとも下記(1)工程〜(3)工程を経てなることを特徴とする芳香族炭化水素の製造方法。
(1)工程;アルミノシリケートからなるゼオライトを含む触媒の存在下、芳香族化反応を行う第一の反応工程。
(2)工程:(1)工程の後、反応系から生成した芳香族炭化水素及び副生物であるメタン、水素を除去した低級炭化水素を得る工程。
(3)工程;亜鉛及び/またはガリウムを有するゼオライトを含む触媒の存在下、(2)工程により得られた低級炭化水素の芳香族化反応を行う第二の反応工程。 - さらに、下記(4)工程を付加してなることを特徴とする芳香族炭化水素の製造方法。
(4)工程;(3)工程により得られた反応系を(2)工程に導入する工程。 - ゼオライトがMEL型またはMFI型ゼオライトであることを特徴とする請求項1または2に記載の芳香族炭化水素の製造方法。
- (3)工程におけるゼオライトが、亜鉛及び/又はガリウム0.05〜5wt%を含有するゼオライトであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の芳香族炭化水素の製造方法。
- 芳香族炭化水素が、ベンゼン、トルエン、キシレンからなる群のうち少なくとも1つを含む芳香族炭化水素である、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の芳香族炭化水素の製造方法。
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JP2017205708A JP7018174B2 (ja) | 2017-10-25 | 2017-10-25 | 芳香族炭化水素の製造方法 |
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---|---|---|---|---|
JPH08157399A (ja) * | 1994-10-03 | 1996-06-18 | Sanyo Sekiyu Kagaku Kk | 芳香族炭化水素の製造方法 |
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2017
- 2017-10-25 JP JP2017205708A patent/JP7018174B2/ja active Active
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