JP2019066126A - 風呂給湯器 - Google Patents
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Abstract
Description
このような風呂給湯器では、給湯回路側の熱交換器と風呂回路側の熱交換器とをそれぞれ異なる燃焼室に設置して異なるバーナで加熱する構成(二缶二水路型)の他、特許文献1に開示されるように、1つの燃焼室内に給湯回路側の熱交換器と風呂回路側の熱交換器とを併設して、2つの熱交換器を共通のバーナで加熱するようにした一缶二水路型の構成もよく用いられている。
ところが、一缶二水路型の風呂給湯器では、給湯回路から落とし込み管を介して風呂回路へ供給される湯は、浴槽に接続される2つの配管(風呂戻り管と風呂往き管)とを通って浴槽に供給されるため、長い配管を流れる際に湯温が低下してしまう。よって、追い焚きステップを開始するタイミングでも浴槽内の湯が設定温度よりも大幅に下回り、追い焚き時間が経過しても浴槽の湯温が設定温度に達していなかったり、直前報知から設定温度への到達(完了報知)までに時間が掛かったりするおそれがあった。
風呂戻り管を流れる湯水の温度を検出する風呂戻り温度検出手段を備え、コントローラは、自動湯張り制御の実行の際、風呂戻り温度検出手段から得られる風呂戻り温度を監視して、風呂戻り温度が所定の報知温度に達したら直前報知を行うことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、報知温度は、自動湯張り制御の設定温度より1℃低い温度以上であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、報知温度を、自動湯張り制御の設定温度より1℃低い温度以上としているので、報知温度が設定温度に近い適正な温度となり、直前報知から完了報知までに時間が掛かることもなくなる。
図1は、風呂給湯器の一例を示す概略回路図である。この風呂給湯器1は、燃焼室2の下部に、互いに数が異なる複数のバーナ4,4・・を備えた3つのバーナユニット3,3・・と、各バーナユニット3に燃焼用空気を供給する燃焼ファン5とが設けられ、燃焼室2内の上部には、バーナ4,4・・の燃焼排気が通過する給湯熱交換器6と風呂熱交換器7とが併設されている。8は点火プラグ、9はフレームロッドで、燃焼室2の上部には、両熱交換器6,7を通過した燃焼排気を排出する排気フード10が設けられ、燃焼室2の外側には、燃焼室2からの燃焼排気の漏出を検出するヒューズ回路をプリントしたシート状の過熱防止装置11が巻回されている。
いる。
そして、出湯管20における給湯熱交換器6の出口際には、出口温度を検出する給湯熱交換器サーミスタ26が設けられ、バイパス管22との接続部の下流側には、出湯温度を検出する給湯出湯サーミスタ27と、ステッピングモータにより駆動して出湯管20の流量を可変制御する水量制御弁28とが設けられている。
よって、ここには、バーナユニット3に加熱される給湯熱交換器6と、給湯熱交換器6に接続される給水管19及び出湯管20、バイパス管22を含む給湯回路Aが形成される。
よって、ここには、バーナユニット3に加熱される風呂熱交換器7と、風呂熱交換器7と浴槽31との間に接続される風呂戻り管33及び風呂往き管34とを含む風呂回路Bが形成される。
このように、風呂給湯器1は、1つの燃焼室2内に通水経路が異なる給湯熱交換器6と風呂熱交換器7とが併設されて共通のバーナユニット3,3・・によって加熱される一缶二水路型となっている。
50はコントローラで、マイコンやメモリの他、各モータの駆動回路、各サーミスタ及びセンサの検出回路等を備え、各サーミスタやセンサ等の検出信号を受けて各弁等を動作させて出湯温制御や浴槽31への湯張り制御等を行う。51は給湯リモコン、52は風呂リモコンである。
湯出口に接続された外部配管の給湯栓が開栓されて器具内に通水され、その通水を給湯水量センサ25で検知すると、コントローラ50は、燃焼ファン5を所定時間回転させて、燃焼室2内に貯留している燃焼排気を排出させる(プリパージ)。その後、ガス管12の元ガス電磁弁15、各ガス電磁弁14を開弁させ、ガス比例弁16を所定開度で開弁させて、各バーナユニット3へガスを供給すると共に、イグナイタを作動させて点火プラグ8でバーナ4,4・・に点火する。
これにより、給湯熱交換器6において、給湯伝熱管18を流れる水がバーナ4の燃焼排気と熱交換されて、加熱された湯が出湯管20及び外部配管を通って給湯栓から出湯される。
また、コントローラ50は、給湯出湯サーミスタ27によって出湯温度を監視し、出湯温度が給湯リモコン51又は風呂リモコン52で設定された設定温度となるように、各ガス電磁弁14の開閉制御と、ガス比例弁16の開度調整とを行うと共に、燃焼ファン5の回転数制御によって空気量を連続的に変化させる。
給湯栓を閉じると、給湯水量センサ25からの信号停止を確認したコントローラ50は、元ガス電磁弁15及びガス電磁弁14を閉じてバーナ4を消火させ、所定時間燃焼ファン5を回転させる(ポストパージ)。
まず、自動スイッチを押すと、S1で、落とし込み管41の落とし込み水電磁弁43を開弁して給湯熱交換器6に通水させてバーナ4を燃焼させ、出湯管20からの湯を、落とし込み管41及び風呂戻り管33、風呂往き管34を介して浴槽31に供給させて落とし込みを開始する。
次に、S2の判別で、落とし込み管41に設けた風呂水量センサ42で検出した水量が設定水量に達したことを確認すると、S3で、落とし込み水電磁弁43を閉じて通水を停止し、落とし込みを終了する。
追い焚きの際は、風呂戻りサーミスタ36で循環する湯の温度を監視し、S5の判別で、風呂戻りサーミスタ36で検出される風呂戻り温度が、所定の報知温度(ここでは設定温度−1℃以上)に達したことを確認すると、S6で、給湯リモコン51及び風呂リモコン52によって、湯張りがもうすぐ完了する旨の直前報知を行う。
そして、S7の判別で、風呂戻り温度が設定温度以上となったことを確認すると、S8でバーナ4の燃焼を停止させ、ポンプ35を停止させて追い焚きを終了すると共に、湯張りの完了報知を行う。
特にここでは、報知温度を、自動湯張り制御の設定温度より1℃低い温度以上としているので、報知温度が設定温度に近い適正な温度となり、直前報知から完了報知までに時間が掛かることもなくなる。
その他、風呂給湯器自体の構成も、一缶二水路型であれば、各熱交換器が潜熱回収用の副熱交換器を備えるものであったり、バイパス管がない給湯回路であったりしても差し支えない。
Claims (2)
- 下部にバーナが配置される燃焼室と、
前記燃焼室の上部に併設される給湯熱交換器及び風呂熱交換器と、
前記給湯熱交換器に接続される給水管及び出湯管を含む給湯回路と、
前記風呂熱交換器と外部の浴槽との間に接続される風呂戻り管及び風呂往き管を含む風呂回路と、
前記出湯管と前記風呂戻り管とを接続する落とし込み管と、
前記バーナ及び前記給湯回路の運転を制御して前記落とし込み管及び前記風呂回路を介して前記浴槽へ設定量の湯を供給する自動湯張り制御を実行すると共に、前記自動湯張り制御の完了前の所定のタイミングで湯張り完了の直前報知を行うコントローラと、を含んでなる風呂給湯器であって、
前記風呂戻り管を流れる湯水の温度を検出する風呂戻り温度検出手段を備え、
前記コントローラは、前記自動湯張り制御の実行の際、前記風呂戻り温度検出手段から得られる風呂戻り温度を監視して、前記風呂戻り温度が所定の報知温度に達したら前記直前報知を行うことを特徴とする風呂給湯器。 - 前記報知温度は、前記自動湯張り制御の設定温度より1℃低い温度以上であることを特徴とする請求項1に記載の風呂給湯器。
Priority Applications (1)
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JP2017193673A JP2019066126A (ja) | 2017-10-03 | 2017-10-03 | 風呂給湯器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017193673A JP2019066126A (ja) | 2017-10-03 | 2017-10-03 | 風呂給湯器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019066126A true JP2019066126A (ja) | 2019-04-25 |
Family
ID=66340471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017193673A Pending JP2019066126A (ja) | 2017-10-03 | 2017-10-03 | 風呂給湯器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2019066126A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06347091A (ja) * | 1993-06-04 | 1994-12-20 | Takagi Ind Co Ltd | 風呂装置の沸き上がり予報装置 |
JPH11166765A (ja) * | 1997-12-04 | 1999-06-22 | Harman Co Ltd | 風呂給湯装置 |
KR20040063852A (ko) * | 2004-05-28 | 2004-07-14 | 이선희 | 홈네트워크 시스템을 사용하는 욕탕물의 가열 및 정화장치. |
US20110283448A1 (en) * | 2010-05-19 | 2011-11-24 | Michael Lee Kenoyer | Bath system and method |
-
2017
- 2017-10-03 JP JP2017193673A patent/JP2019066126A/ja active Pending
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US20110283448A1 (en) * | 2010-05-19 | 2011-11-24 | Michael Lee Kenoyer | Bath system and method |
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