JP2019065485A - 建具 - Google Patents
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Abstract
Description
すなわち、本発明に係る建具は、上枠、下枠及び左右の縦枠を枠組みして構成される枠体と、該枠体内にスライド可能に配置される障子と、を備え、該障子は、上下方向に延びる戸先框及び召合せ框と、左右方向に延びる上框及び下框と、を有し、四方枠状に形成された框体を備え、前記戸先框における対向する前記縦枠側の端面には、内方に向かって凹み、前記上下方向に延びるとともに、前記縦枠に設けられた突出部が係合可能な凹溝が樹脂部材で形成され、該凹溝内には、金属製の框補強部材が設けられるとともに、該框補強部材の屋外側及び屋内側の少なくとも一方に第一加熱発泡材が配置され、前記框補強部材における対向する前記縦枠から離間する側に第二加熱発泡材が配置されていることを特徴とする。
また、第二加熱発泡材が、框補強部材の見込み面部と凹溝の屋内外方向に沿う見込み壁部との間に配置されている。よって、凹溝の見込み壁部が框補強部材と直接接触することが抑制される。したがって、框体の凹溝の見込み壁部が高温になって、溶融することが抑制される。
このように、框補強部材、凹溝の見付け壁部及び見込み壁部が高温になることが抑制され、高い防火性能を有することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る引き違い窓を屋内側から見た正面図である。図2は、図1のA−A線断面図である。図3は、図1のB−B線断面図である。
図1から図3に示すように、引き違い窓(建具)100は、建築物の開口部に設けられ、四角形枠状に形成された枠体1と、枠体1に対して左右方向にスライド可能に設けられた一対の障子2と、を備えている。
なお、以下の説明において、屋外側と屋内側とを結ぶ方向を屋内外方向と称し、障子2の上下方向と交差して障子2に沿う方向を左右方向と称する。
まず、縦枠13について説明する。
図4に示すように、縦枠13には、中空状に形成され、上下方向にのびる縦枠ホロー部S1が形成されている。縦枠ホロー部S1は、外見込み枠壁部41と、内見込み枠壁部42と、屋外側区画枠壁部43と、屋内側区画枠壁部44(図3参照)とにより形成されている。
戸先框23は、左右方向に沿って配置され屋外側に配置される外框壁部66が屋外側の面をなし、左右方向に沿って配置され屋内側に配置される内框壁部69により屋内側の面をなしている。
なお、上框21、下22及び召合せ框24は、戸先框23と同様に框芯材140が設けられている。各框芯材140の長手方向の端部は、隣接する框芯材の長手方向の端部と不図示の連結具で連結されている。これにより、框体20の框芯材140は連結具を介して四方枠状をなし、剛性が高められている。
図5に示すように、上框21にも、戸先框23と同様に、下方に向かって凹む係合溝G3が形成されている。上框21の係合溝G3内には、加熱発泡材F4(不図示)が配置され、加熱発泡材F4の上方に框芯材150が配置され、框芯材150の上方に加熱発泡材F5が配置されている。これら加熱発泡材F5、框芯材150及び加熱発泡材F4は、上框21内に設けられた框芯材140に螺子156に固定されている。
図5及び図6に示すように、コーナー部材160は、スチール等の金属により構成されている。コーナー部材160は、左右方向に沿って配置される一対のコーナー見付け面部161,162と、コーナー見付け面部161,162を連結する複数のコーナー連結部163と、を有している。
なお、下框22には、上框21を上下反転させた形状で係合溝G3が形成され、上框21側と同様に、障子2の下端部且つ対向する縦枠13側の端部には、コーナー部材160が設けられている。
通常の状態で、框芯材150の側面部152,153における対向する縦枠13側の端部と縦枠13の突出部アタッチメント130の内側突出片133の先端部とは、屋内外方向に沿う同一平面上にあるため、図7に示すように、火災時に框芯材150が対向する縦枠13側に変位すると、框芯材150の側面部152,153における対向する縦枠13側の端部152a,153aと突出部アタッチメント130とは屋内外方向に重なる。
框芯材150の底面部151は加熱発泡材F4よりも対向する縦枠13側に配置されているため、発泡した加熱発泡材F4により、火炎の熱が対向する縦枠13側に移動して、框芯材150の底面部151に伝達されることが抑制される。よって、框芯材150の底面部151が高温になることが抑制され、高い防火性能を有することができる。
2…障子
11…上枠
12…下枠
13…縦枠
20…框体
21…上框
22…下框
23…戸先框
24…召合せ框
30…複層ガラス
50…突出部
61…屋外側框壁部
62…屋内側框壁部
63…外見込み框壁部(見込み壁部)
64…内見込み框壁部
66…外框壁部
67…外見込み框壁部
68…内見込み框壁部
71…第一屋外側框壁部(見付け壁部)
72…屋外側段框壁部
73…第二屋外側框壁部
74…第一屋内側框壁部
75…屋内側段框壁部
76…第二屋内側框壁部
77,78,79,80…端面框壁部(端面)
82…ストッパユニット
100…引き違い窓(建具)
110…枠芯材
120…突出部芯材
130…突出部アタッチメント
140…框芯材
150…框芯材(框補強部材)
151…底面部(見込み面部)
152…側面部(第一見付け面部)
153…側面部(第二見付け面部)
F1,F2,F3,F5…加熱発泡材
F4…加熱発泡材(第二加熱発泡材)
F6…加熱発泡材(第一加熱発泡材)
G1…アタッチメント支持溝
G2…ガラス保持溝
G3…係合溝(凹溝)
G4,G5…凹部(段状凹部)
S1…縦枠ホロー部
S2…突出部ホロー部
S11,S12…框ホロー部
Claims (3)
- 上枠、下枠及び左右の縦枠を枠組みして構成される枠体と、
該枠体内にスライド可能に配置される障子と、を備え、
該障子は、上下方向に延びる戸先框及び召合せ框と、左右方向に延びる上框及び下框と、を有し、四方枠状に形成された框体を備え、
前記戸先框における対向する前記縦枠側の端面には、内方に向かって凹み、前記上下方向に延びるとともに、前記縦枠に設けられた突出部が係合可能な凹溝が樹脂部材で形成され、
該凹溝内には、金属製の框補強部材が設けられるとともに、該框補強部材の屋外側及び屋内側の少なくとも一方に第一加熱発泡材が配置され、前記框補強部材における対向する前記縦枠から離間する側に第二加熱発泡材が配置されていることを特徴とする建具。 - 前記框補強部材は、
前記突出部の屋外側に配置されるとともに、前記凹溝の前記左右方向に沿う見付け壁部を形成する第一見付け面部と、
前記突出部の屋内側に配置されるとともに、前記凹溝の前記左右方向に沿う見付け壁部を形成する第二見付け面部と、
前記突出部よりも前記縦枠から離間する側に、屋内外方向に沿って配置される見込み面部と、を有し、
前記第一加熱発泡材は、前記第一見付け面部及び前記第二見付け面部の少なくとも一方と対向する前記凹溝の前記見付け壁部に沿って配置され、
前記第二加熱発泡材は、前記見込み面部と前記凹溝の前記屋内外方向に沿う見込み壁部との間に配置されている請求項1に記載の建具。 - 前記凹溝における前記縦枠から離間する側には、該凹溝と連通して、前記屋外側及び前記屋内側の少なくとも一方に凹む段状凹部が形成され、
該段状凹部内には、前記第一加熱発泡材が配置されている請求項1または2に記載の建具。
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Citations (3)
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JP2016044501A (ja) * | 2014-08-26 | 2016-04-04 | Ykk Ap株式会社 | 障子および建具 |
JP2016108908A (ja) * | 2014-12-10 | 2016-06-20 | Ykk Ap株式会社 | 建具 |
JP2016108849A (ja) * | 2014-12-08 | 2016-06-20 | Ykk Ap株式会社 | 枠体、障子、窓枠および建具 |
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- 2017-09-29 JP JP2017189279A patent/JP6868524B2/ja active Active
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