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JP2019050486A - 撮像装置、撮像装置の制御方法 - Google Patents

撮像装置、撮像装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】用途に応じて、高画質の画像用画素信号と、高画質の焦点検出用画素信号とを適切に得ることができる撮像装置等を提供する。【解決手段】画像用画素が光電変換信号を生成する複数の焦点検出用画素に分割されており、光電変換信号に基づいて画像用画素信号と焦点検出用画素信号とを生成する画素部22等と、あるフレームにおいて一対の焦点検出用画素信号の両方を生成して読み出す第1読出を行い、他のあるフレームにおいて一対の焦点検出用画素信号の一方を生成すると共に、光電変換信号を加算して画像用画素信号を生成し、生成した一方の焦点検出用画素信号および画像用画素信号を読み出す第2読出を行うように画素部22等を制御する素子制御部29等と、を備える撮像装置。【選択図】図2

Description

本発明は、マイクロレンズに対応する画像用画素が、複数の焦点検出用画素に分割されている撮像装置、撮像装置の制御方法に関する。
撮像素子単体で位相差検出用の情報を取得することができるように、マイクロレンズに対応する画像用画素が、複数の焦点検出用画素に分割された撮像素子が、従来より提案され、製品化されている。
例えば、特開2014−216866号公報には、1つのマイクロレンズを備える1つの画素が2つの光電変換部を備え、第1の書き込み処理では、画素の1つの光電変換部から提供される信号を第1の容量に書き込み、第2の書き込み処理では、2つの光電変換部から提供される信号を加算した信号を第2の容量に書き込んで、加算した信号を撮像信号に用い、第1の信号と、加算した信号と第1の信号の差分信号とを焦点検出に用いる撮像装置が記載されている。
特開2014−216866号公報
上記特開2014−216866号公報に記載の技術は、画像用画素信号として高画質の信号を得ることができるが、焦点検出用画素信号についてはノイズ成分を含む2つの信号を差分演算する必要があるために、画像用画素信号に比べてS/Nが低くなってしまう。また、加算信号がデジタルクリップのレベル(デジタル信号の最大値)に達した以降は、差分演算を行っても焦点検出用画素信号を復元することができなくなるために、焦点検出用画素信号のダイナミックレンジが狭くなってしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、用途に応じて、高画質の画像用画素信号と、高画質の焦点検出用画素信号とを適切に得ることができる撮像装置、撮像装置の制御方法を提供することを目的としている。
本発明の一態様による撮像装置は、マイクロレンズに対応する画像用画素を有し、前記画像用画素は撮影光学系の射出瞳を複数に瞳分割した領域を通過する光束をそれぞれ光電変換して光電変換信号を生成する複数の焦点検出用画素に分割されており、前記光電変換信号に基づいて画像用画素信号と焦点検出用画素信号とを生成する撮像部と、あるフレームにおいて、前記光電変換信号に基づいて第1の瞳分割方向における一対の前記焦点検出用画素信号の両方を生成して読み出す第1読出を行い、他のあるフレームにおいて、前記光電変換信号に基づいて第2の瞳分割方向における一対の前記焦点検出用画素信号の一方を生成すると共に、1つの画像用画素内で生成された全ての前記光電変換信号を加算することで前記画像用画素信号を生成し、生成した一方の前記焦点検出用画素信号および前記画像用画素信号を読み出す第2読出を行うように、前記撮像部を制御する制御部と、を具備する。
本発明の他の態様による撮像装置の制御方法は、マイクロレンズに対応する画像用画素を有し、前記画像用画素は撮影光学系の射出瞳を複数に瞳分割した領域を通過する光束をそれぞれ光電変換して光電変換信号を生成する複数の焦点検出用画素に分割されており、前記光電変換信号に基づいて画像用画素信号と焦点検出用画素信号とを生成する撮像部を備える撮像装置の制御方法であって、あるフレームにおいて、前記光電変換信号に基づいて第1の瞳分割方向における一対の前記焦点検出用画素信号の両方を生成して読み出す第1読出を行い、他のあるフレームにおいて、前記光電変換信号に基づいて第2の瞳分割方向における一対の前記焦点検出用画素信号の一方を生成すると共に、1つの画像用画素内で生成された全ての前記光電変換信号を加算することで前記画像用画素信号を生成し、生成した一方の前記焦点検出用画素信号および前記画像用画素信号を読み出す第2読出を行うように、前記撮像部を制御する方法である。
本発明の撮像装置、撮像装置の制御方法によれば、用途に応じて、高画質の画像用画素信号と、高画質の焦点検出用画素信号とを適切に得ることができる。
本発明の実施形態1における撮像装置の構成を示すブロック図。 上記実施形態1における撮像素子の構成を示すブロック図。 上記実施形態1において、1つのマイクロレンズに2つまたは4つのフォトダイオードが配置される画素構造の例を示す図表。 上記実施形態1における4PD画素構造の画素の構成例を示す回路図。 上記実施形態1において、焦点検出用画素優先モードにおける電子シャッタ動作を行うときの撮像素子の駆動例を示すタイミングチャート。 上記実施形態1において、焦点検出用画素優先モードにおける画素信号読出を行うときの撮像素子の駆動例を示すタイミングチャート。 上記実施形態1において、画像用画素優先モードにおける電子シャッタ動作を行うときの撮像素子の駆動の第1例を示すタイミングチャート。 上記実施形態1において、画像用画素優先モードにおける電子シャッタ動作を行うときの撮像素子の駆動の第2例を示すタイミングチャート。 上記実施形態1において、画像用画素優先モードにおける画素信号読出を行うときの撮像素子の駆動例を示すタイミングチャート。 上記実施形態1において、画像のみモードにおける電子シャッタ動作を行うときの撮像素子の駆動例を示すタイミングチャート。 上記実施形態1において、画像のみモードにおける画素信号読出を行うときの撮像素子の駆動例を示すタイミングチャート。 上記実施形態1において、画素部の中央部に位置する4PD画素構造の画素に照射される光の様子を示す図。 上記実施形態1において、画素部の周辺部に位置する4PD画素構造の画素に照射される光の様子を示す図。 上記実施形態1の焦点検出用画素優先モードにおいて取得される表示/記録用の画素信号のダイナミックレンジを説明するためのタイミングチャート。 上記実施形態1の画像用画素優先モードにおいて取得される表示/記録用の画素信号のダイナミックレンジを説明するためのタイミングチャート。 上記実施形態1の焦点検出用画素優先モードにおいて取得される焦点検出用の画素信号のダイナミックレンジを説明するためのタイミングチャート。 上記実施形態1の画像用画素優先モードにおいて取得される焦点検出用の画素信号のダイナミックレンジを説明するためのタイミングチャート。 上記実施形態1の、焦点検出用画素優先モード、画像用画素優先モード、画像のみモード、のそれぞれにおいて取得される表示/記録用の画素信号および焦点検出用の画素信号の、S/Nおよびダイナミックレンジにおける優劣を説明するための図表。 上記実施形態1において、焦点検出用データの要/不要と、焦点検出用画素と画像用画素との何れを優先するかと、に応じて撮像素子をどのタイミングチャートに従って駆動するかを分類した図表。 上記実施形態1における撮像装置の作用を示すフローチャート。 上記実施形態1の図20におけるステップS4のAF用処理の内容を示すフローチャート。 上記実施形態1の図20におけるステップS5の静止画用処理の内容を示すフローチャート。 上記実施形態1において、1フレーム毎に、焦点検出用画素優先モードによる撮像素子の動作と、画像用画素優先モードによる撮像素子の動作と、を交互に行う例を示すタイミングチャート。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
[実施形態1]
図1から図23は本発明の実施形態1を示したものであり、図1は撮像装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、撮像装置1は、撮像レンズ2と、シャッタ3と、撮像素子4と、データバス5と、メモリ6と、焦点検出用減算部7と、焦点検出用信号処理部8と、画像信号用加算部9と、画像信号処理部10と、表示部11と、記録部12と、入力インタフェース(入力IF)13と、システム制御部14と、を備え、いわゆるカメラとしての機能を備えている。
撮像レンズ2は、被写体の光学像を撮像素子4上に結像するための撮影光学系である。この撮像レンズ2は、フォーカス位置を調節するためのフォーカスレンズと、撮像レンズ2を通過する光束の範囲を制御する光学絞りとを備え、例えば焦点距離を可変なズームレンズとして構成されている。撮像レンズ2のフォーカス位置、光学絞りの開口径(絞り値)、および焦点距離は、システム制御部14の駆動制御により変更される。
シャッタ3は、撮像レンズ2からの光束が撮像素子4へ到達する時間を制御するものであり、例えばフォーカルプレーンシャッタなどの、シャッタ幕を走行させる構成のメカニカルシャッタとなっている。このシャッタ3の開閉動作は、システム制御部14により駆動制御される。
撮像素子4は、撮像部に含まれ、複数の画像用画素が2次元状に配列された画素部22(図2参照)を有する。画像用画素は、マイクロレンズL(図3参照)に対応し、複数の焦点検出用画素に分割された構成となっている。ここに、焦点検出用画素は、撮影光学系である撮像レンズ2の射出瞳を複数に瞳分割した領域を通過する光束をそれぞれ光電変換して光電変換信号を生成するものである。こうして、画素部22には、複数の焦点検出用画素が2次元状に配列されているともいえる。
そして、撮像素子4は、システム制御部14の制御に基づき、シャッタ3を通して撮像レンズ2により結像された被写体の光学像を、上述したように光電変換して複数の光電変換信号を生成する。
こうした撮像素子4は、例えば、原色ベイヤ配列のカラーフィルタを備える単板式CMOS撮像素子として構成されているが、もちろんこの構成に限定されるものではない。
そして、本実施形態の撮像素子4は、システム制御部14の制御に基づき、第1読出を行う焦点検出用画素優先モード(単純読み出し方式)と、第2読出を行う画像用画素優先モード(減算読み出し方式)と、第3読出を行う画像のみモード(位相差情報なし読み出し方式)と、により動作可能となっている。
1つの画像用画素が、例えば2つの焦点検出用画素A,Bに分割されている場合を例に挙げると、焦点検出用画素優先モード(単純読み出し方式)では、第1読出により、撮像素子4から一対の焦点検出用画素信号A,Bがそれぞれ出力される。また、画像用画素優先モード(減算読み出し方式)では、第2読出により、撮像素子4から、一対の焦点検出用画素信号A,Bの何れか一方(ここでは例えば焦点検出用画素信号Aであるものとする)と、一対の焦点検出用画素信号A,Bを加算した画像用画素信号(A+B)とが出力される。さらに、画像のみモード(位相差情報なし読み出し方式)では、第3読出により、一対の焦点検出用画素信号A,Bを加算した画像用画素信号(A+B)のみが出力され、焦点検出用画素信号A,Bは何れも出力されない。
データバス5は、各種のデータや制御信号を、撮像装置1内のある場所から他の場所へ転送するための転送路である。本実施形態におけるデータバス5は、撮像素子4と、メモリ6と、焦点検出用減算部7と、焦点検出用信号処理部8と、画像信号用加算部9と、画像信号処理部10と、表示部11と、記録部12と、入力IF13と、システム制御部14と、に接続されている。
メモリ6は、撮像素子4により生成された画素信号を一時的に記憶する記憶部であり、例えばDRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)等により構成されている。このメモリ6は、撮像装置1内の各部が例えば画像処理や焦点検出等の各種の処理を行う際の、ワークメモリや画像のバッファメモリとしても用いられる。
焦点検出用減算部7は、上述した減算読み出し方式の第2読出が行われたときに、画像用画素信号から一対の焦点検出用画素信号の一方を減算することで、一対の焦点検出用画素信号の他方を生成する(あるいは、「他方を復元する」ともいえる)ものである。上述した単純読み出し方式の第1読出では、撮像素子4から出力される焦点検出用画素信号A,Bをそのまま位相差検出に用いることができるのに対して、減算読み出し方式の第2読出では、位相差検出を行うために必要な焦点検出用画素信号(上述した例における焦点検出用画素信号B)が不足している。そこで、焦点検出用減算部7は、例えば{(A+B)−A}の減算を行うことで、焦点検出用画素信号Bを復元する。
焦点検出用信号処理部8は、単純読み出し方式で撮像素子4から出力された一対の焦点検出用画素信号の両方、または減算読み出し方式で撮像素子4から出力された一対の焦点検出用画素信号の一方および焦点検出用減算部7により復元された一対の焦点検出用画素信号の他方に基づいて、像面位相差検出を行うものである。
また、本実施形態における焦点検出用信号処理部8は、焦点検出用画素信号に基づく位相差検出方式の焦点検出(位相差AF)に加えて、さらに、画像用画素信号のコントラストに基づく焦点検出(コントラストAF)を行うことができるようになっている。
そして、焦点検出用信号処理部8は、焦点検出の結果に基づいて、撮像レンズ2のフォーカス位置を合焦位置へ移動するためのレンズ制御パラメータを算出する。加えて、焦点検出用信号処理部8は、焦点検出用画素信号に対する演算を行って、例えば、3D情報、デプスマップ、あるいは深度補正情報などを算出することも可能であり、これらを算出した場合にはその結果を画像信号処理部10へ送信する。
画像信号用加算部9は、上述した単純読み出し方式の第1読出が行われたときに、必要に応じて、一対の焦点検出用画素信号の両方を加算して画像用画素信号を生成するものである。具体的に、画像信号用加算部9は、単純読み出し方式で撮像素子4から出力された焦点検出用画素信号(上述した例におけるA,B)を加算することにより、画像用画素信号(A+B)を復元する。
画像信号処理部10は、減算読み出し方式または位相差情報なし読み出し方式で撮像素子4から出力された画像用画素信号、または単純読み出し方式で撮像素子4から出力され画像信号用加算部9により復元された画像用画素信号に、画像処理を行って表示用および/または記録用の画像(例えば、表示部11に表示するための画像、記録部12に記録するための画像など)を生成するものである。
この画像信号処理部10は、画像用画素信号に対して、例えば、OB減算、ホワイトバランス(WB)ゲイン、デモザイク、ノイズ低減、色変換、ガンマ変換、拡大縮小などの画像処理(いわゆる現像処理を含む)を行う。なお、静止画や動画を記録部12に記録する際あるいは記録部12から読み出す際のデータ圧縮/データ伸張は、この画像信号処理部10により行っても構わないし、専用の圧縮伸張部を設けて行うようにしてもよい。
表示部11は、画像を表示すると共に、撮像装置1に係る各種の情報を表示する表示装置である。この表示部11は、例えば、LCDパネルあるいは有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)ディスプレイ等のデバイスを有している。表示部11の具体的な配置や構成としては、電子ビューファインダ(EVF)、撮像装置1の背面パネル、撮像装置1と無線接続されている携帯デバイスの表示装置などが挙げられる。従って、表示部11は、撮像装置1に固有の構成であることに限定されない。
記録部12は、複数の画素信号で構成される画像データ(静止画像データ、動画像データなど)を不揮発に記憶する記録部であり、例えば、撮像装置1本体に内蔵されているフラッシュメモリ、あるいは撮像装置1本体に着脱可能なメモリカード等により構成されている。従って、記録部12は、撮像装置1に固有の構成であることに限定されない。
入力IF13は、この撮像装置1に対する各種の操作入力を行うためのものである。入力IF13は、例えば、撮像装置1の電源をオン/オフするための電源ボタン、画像の撮影開始を指示するための例えばレリーズボタン、記録画像の再生を行うための再生ボタン、撮像装置1の設定等を行うためのメニューボタン、項目の選択操作に用いられる十字キーや選択項目の確定操作に用いられるOKボタン等の操作ボタンなどを含んでいる。
ここに、メニューボタンや十字キー、OKボタン等を用いて設定できる項目には、例えば、撮影モード(静止画撮影モード、動画撮影モード等)、記録モード(JPEG記録、RAW+JPEG記録など)、再生モードなどが含まれている。
そして、入力IF13には、機能ボタンとして、AF用処理を選択するための第1ボタン、静止画用処理を選択するための第2ボタン、動画用処理を選択するための第3ボタンが含まれているものとする(後述する図20参照)。なお、第1〜第3ボタンが何れもオフである場合には、ライブビュー(LV)用処理が選択されるようになっている。
入力IF13に対して操作が行われると、操作内容に応じた信号がシステム制御部14へ出力される。
なお、入力IF13の具体的な配置や構成としては、カメラ本体の外装に配設されたボタンやスイッチ類、あるいは表示部11における背面パネルの表示面に設けられたタッチパネル、遠隔操作するためのリモートレリーズ装置や携帯デバイスなどが挙げられる。従って、入力IF13も、撮像装置1に固有の構成であることに限定されない。
システム制御部14は、例えばCPUを含んで構成され、撮像装置1内の各部を統括的に制御する制御部である。
システム制御部14は、所定の処理プログラム(撮像プログラムを含む)に従って、入力IF13からの操作入力に応じた各種のシーケンスを実行する。ここに、処理プログラムは、システム制御部14内に不揮発に記憶されていてもよいし、メモリ6に不揮発に記憶されていてシステム制御部14により読み込まれる構成であっても構わない。
例えば、システム制御部14は、焦点検出用信号処理部8により算出されたレンズ制御パラメータに基づいて、撮像レンズ2のフォーカスレンズを制御し、システム制御部14内で行った露出演算の結果に基づいて撮像レンズ2の絞りおよびシャッタ3の制御を行い、撮像素子4を制御して撮像を行わせ画素信号を出力させる。また、システム制御部14は、表示部11に各種情報を表示する制御、および記録部12へデータを記録しまたは読み出す制御なども行う。
次に、図2は、撮像素子4の構成を示すブロック図である。
撮像部は、複数の焦点検出用画素に分割された画像用画素を有し、焦点検出用画素により光束を光電変換して生成された光電変換信号に基づいて画像用画素信号と焦点検出用画素信号とを生成するものであり、上述したように撮像素子4を含んでいる。
撮像素子4は、図2に示す例においては、垂直走査部21と、画素部22と、アナログ処理部23と、ADC処理部24と、メモリ部25と、水平走査部26と、出力部27と、入力部28と、素子制御部29と、を備えている。
画像用画素(ひいては焦点検出用画素)は画素部22に配列されていて、光電変換信号に基づく画像用画素信号と焦点検出用画素信号との生成は、垂直走査部21〜出力部27までの少なくとも一部、および素子制御部29などが行う。
なお、図2では、撮像素子4が垂直走査部21および画素部22を備えるだけでなく、さらに、アナログ処理部23〜素子制御部29を備える構成例を示しているが、これに限るものではなく、例えばアナログ処理部23〜素子制御部29の1つ以上を撮像素子4の外部に配置しても構わない。
画素部22は、上述したように、画像用画素(ひいては焦点検出用画素)が2次元状(例えば、垂直方向(列方向)および水平方向(行方向))に配列された画素アレイ部である。
ここで、図3は、1つのマイクロレンズLに2つまたは4つのフォトダイオードPDが配置される画素構造の例を示す図表である。
画像用画素の構造として、この図3には、1つのマイクロレンズLに対して2つのフォトダイオードPDが配置される2PD画素構造と、1つのマイクロレンズLに対して4つのフォトダイオードPDが配置される4PD画素構造と、を例示している。
画素は、物体側から像側へ向かう積層方向の順に、マイクロレンズLとカラーフィルタFとフォトダイオードPDとが配設された構成となっている。ここに、マイクロレンズLは、光を集めることにより画像用画素に到達する光量を増加させ、画像用画素の開口率を実質的に大きくするものである。また、カラーフィルタFは、例えば原色ベイヤ配列のカラーフィルタの場合には、Rフィルタ、Gフィルタ、またはBフィルタの何れかが、その画素位置に応じて配設されている。
ここで、図3に示す2PD画素構造の場合には、1つのマイクロレンズLの結像範囲に2つのフォトダイオードPDが配設されている。2つのフォトダイオードPDは、水平方向の位相差を検出するためのものである場合には左右に2分割されており、垂直方向の位相差を検出するためのものである場合には上下に2分割されている。これにより2つの焦点検出用画素a,bが構成されている。
一方、図3に示す4PD画素構造の場合には、1つのマイクロレンズLの結像範囲に4つのフォトダイオードPDが配設されている。4つのフォトダイオードPDは、水平方向および垂直方向の位相差を検出することができるように、上下左右に4分割されている(すなわち、4つのフォトダイオードPDが、左上、左下、右上、右下の位置にそれぞれ配置される)。これにより4つの焦点検出用画素a,b,c,dが構成されている。
また、以下では、画素部22の全画素が4PD画素構造である場合を例に挙げて説明を行うこととする(ただし、画素部22の一部の画素が、4PD画素構造、または2PD画素構造となることを妨げるものではない)。ここに、画素部22の全画素が4PD画素構造である場合には、各フォトダイオードPDから出力される画素信号は焦点検出用画素信号である。
さらに、フォトダイオードPDの出力を後述する図4の回路構成によって垂直2画素加算する場合、つまり、図3における(a+b)と(c+d)とを算出する場合には、水平方向の位相差を検出(縦線検知)するための焦点検出用画素信号となる。
そして、フォトダイオードPDの出力を同様に水平2画素加算する場合、つまり、図3における(a+c)と(b+d)とを算出する場合には、垂直方向の位相差を検出(横線検知)するための焦点検出用画素信号となる。
図3に示す4PD画素構造の場合には、縦線検知用の焦点検出用画素信号と、横線検知用の焦点検出用画素信号と、の内の、一方が第1の瞳分割方向における一対の焦点検出用画素信号、他方が第2の瞳分割方向における一対の焦点検出用画素信号となる。
加えて、フォトダイオードPDの出力を同様に4画素加算する場合、つまり、図3における(a+b+c+d)を算出する場合には、画像用画素信号となる。
垂直走査部21は、画素部22の画素の水平方向の並び(行)を選択することを順次行うことで、走査を垂直方向に行う回路である。この垂直走査部21が、特定の行を選択して、選択された行にある各画素のリセットや転送を行うことで、画素の電荷蓄積時間(露光時間)が制御されるようになっている。
アナログ処理部23は、画素部22から読み出されたアナログの画素信号をアナログ信号処理する回路である。このアナログ処理部23は、例えば、画素信号を増幅するプリアンプ、画素信号からリセットノイズを低減する相関二重サンプリング(CDS)回路などを含んでいる。
アナログデジタル変換処理部(ADC処理部)24は、アナログ処理部23から出力されたアナログの画素信号をデジタルの画素信号に変換する。このADC処理部24は、例えば、カラムADCに代表されるような、画素部22から読み出された画素信号を列毎のアナログ・デジタル・コンバータ(ADC)でAD変換する構成が採用されている。
メモリ部25は、ADC処理部24で変換された画素信号を一時的に保持する揮発性メモリ回路等で構成されている。
水平走査部26は、メモリ部25から、画素信号(画像用画素信号と焦点検出用画素信号)を列順に読み出す。
出力部27は、水平走査部26により読み出された画素信号を配列して画素信号列を生成し、シリアル信号や差動信号などの出力信号形式に変換して出力する。なお、この出力部27または上述したADC処理部24等は、増感処理(設定されているISO感度に応じた信号増幅処理)を行う増感部としても機能するようになっている。
入力部28は、システム制御部14から、撮像素子4の制御に係る同期信号、基準クロック、動作設定の情報などを受信する。
素子制御部29は、入力部28を介して受信した同期信号および基準クロックに合わせて、撮像素子4内の各ブロックを制御するものであり、読出方法選択部30を備えている。
読出方法選択部30は、入力部28を介して受信した動作設定の情報(例えば、静止画撮影、動画撮影、ライブビュー、AF等のカメラモード)に基づいて、撮像素子4からの読み出し(上述したような、第1読出(単純読み出し方式)、第2読出(減算読み出し方式)、第3読出(位相差情報なし読み出し方式)など)を選択して設定する。素子制御部29は、読出方法選択部30により設定された読み出し方式に応じて、撮像素子4内の各部を制御する。こうして、素子制御部29および図1に示したシステム制御部14等により、撮像部の読み出しを制御する制御部が構成されている。
制御部は、あるフレームにおいて第1読出を行い、他のあるフレームにおいて第2読出を行うように、撮像部(図2に示す構成例では撮像素子4が該当する)を制御する。また、制御部は、さらに他のあるフレームにおいて第3読出を行うように撮像部を制御する。
上述したように、第1読出は、光電変換信号に基づいて第1の瞳分割方向における一対の焦点検出用画素信号の両方を生成して読み出すことである。
また、第2読出は、光電変換信号に基づいて第2の瞳分割方向における一対の焦点検出用画素信号の一方を生成すると共に、1つの画像用画素内で生成された全ての光電変換信号を加算することで画像用画素信号を生成し、生成した一方の焦点検出用画素信号および画像用画素信号を読み出すことである。
さらに、第3読出は、1つの画像用画素内で生成された全ての光電変換信号を加算することで画像用画素信号を生成し、生成した画像用画素信号のみを読み出すことである。
次に、図4は、4PD画素構造の画素の構成例を示す回路図である。
4PD画素構造の画素においては、1つのマイクロレンズLに対応する位置に4つのフォトダイオードPD1〜PD4が配置され、具体的には、マイクロレンズLの光学像が結像される範囲内の左上、左下、右上、右下位置に4つのフォトダイオードPD1〜PD4がそれぞれ配置されている。
4つのフォトダイオードPD1〜PD4には、スイッチとして機能するトランジスタTr1〜Tr4がそれぞれ接続されており、垂直走査部21から制御信号TX1〜TX4をそれぞれ印加することにより、トランジスタTr1〜Tr4のオン/オフがそれぞれ制御されるようになっている。
各トランジスタTr1〜Tr4は、フローティングディフュージョンFDに接続されていて、オンされたトランジスタTrに対応するフォトダイオードPDの信号電荷が、フローティングディフュージョンFDに転送されるようになっている。
また、各トランジスタTr1〜Tr4とフローティングディフュージョンFDとの間には、スイッチとして機能するトランジスタTr5の一端が接続されており、トランジスタTr5の他端は電源電圧VDDに接続されている。そして、トランジスタTr5にリセット信号RESを印加することにより、電源電圧VDD側とフローティングディフュージョンFD側とのオン/オフが制御されるようになっている。このような構成により、トランジスタTr5をオンにすることで、フローティングディフュージョンFDのリセットが行われる。また、トランジスタTr1〜Tr4をオンにした状態で、さらにトランジスタTr5をオンにすることで、フォトダイオードPD1〜PD4のリセットが行われる。
フローティングディフュージョンFDは、スイッチとして機能するトランジスタTr6と、電源電圧VDDに接続され増幅部として機能するトランジスタTr7と、を介して出力端子OUTに接続されている。
トランジスタTr6に選択信号SELを印加することで、フローティングディフュージョンFDの電圧値がトランジスタTr7により増幅されて、出力端子OUTから読み出されるようになっている。
次に、図5および図6を参照して、第1読出(焦点検出用画素優先モード)に係るタイミングチャート(1)を説明する。
図5は、焦点検出用画素優先モードにおける電子シャッタ動作を行うときの撮像素子4の駆動例を示すタイミングチャートである。なお、図5(および後述する図6〜図11)におけるタイミングt1〜t10は、1つのタイミングチャート内におけるタイミングの前後関係を表すものであり、異なるタイミングチャートにタイミングを示す同一の記号(例えばt1)が記載されていても、同一の時刻を表すものではない。
タイミングt2において、リセット信号RESをオンにする(スイッチとして機能するトランジスタTr1〜Tr6の内、オンであることを明示したもの以外はオフであるものとする。以下同様。)と、フローティングディフュージョンFDがリセットされる。このリセット信号RESのオンは、タイミングt4においてリセット信号RESがオフにされるまで行われる。
タイミングt3において、制御信号TX1,TX2をオンにすると、この時点ではリセット信号RESがオンであるために、フォトダイオードPD1,PD2の信号電荷がさらにリセットされる。
タイミングt4においてリセット信号RESがオフにされた後に、タイミングt7においてリセット信号RESがオンにされると、フローティングディフュージョンFDが再びリセットされる。このリセット信号RESのオンは、タイミングt9においてリセット信号RESがオフにされるまで行われる。
タイミングt8において、制御信号TX3,TX4をオンにすると、この時点ではリセット信号RESがオンであるために、フォトダイオードPD3,PD4の信号電荷がさらにリセットされる。
また、この図5に示す流れでは、フォトダイオードPD1〜PD4からフローティングディフュージョンFDへの電荷転送はないために、フローティングディフュージョンFDは、タイミングt2以降、リセット電荷(タイミングチャート中において、RESと記載)を保持する。
次に、図6は、焦点検出用画素優先モードにおける画素信号読出を行うときの撮像素子4の駆動例を示すタイミングチャートである。図5に示したような電子シャッタの動作から露光時間(いわゆるシャッタ速度に対応)が経過した後に行われる画素信号の読み出し動作を示すのが、この図6である。
タイミングt1において、リセット信号RESをオンにすると、フローティングディフュージョンFDがリセットされる。そして、フローティングディフュージョンFDは、リセット電荷(RES)を保持する。
タイミングt2において、選択信号SELをオンにすると、フローティングディフュージョンFDに蓄積されたリセット電荷(RES)の電圧が、トランジスタTr7により増幅されて、出力端子OUTから読み出される。
タイミングt3において、制御信号TX1,TX2をオンにすると、フォトダイオードPD1の信号電荷(この信号電荷をPD1とする)、およびフォトダイオードPD2の信号電荷(この信号電荷をPD2とする)が、フローティングディフュージョンFDへ転送される。これにより、フローティングディフュージョンFDは、電荷(PD12+RES(なお、PD12=PD1+PD2である))を保持する。
タイミングt4において、選択信号SELをオンにすると、フローティングディフュージョンFDに蓄積された電荷(PD12+RES)の電圧が上述のように出力端子OUTから読み出される。このタイミングt4で読み出された電圧に含まれるリセット電圧(リセットノイズ)は、アナログ処理部23のCDS回路により、タイミングt2で読み出されたリセット電圧を用いて除去されるようになっている(以後、説明は省略するが、同様にしてリセットノイズが除去される)。
その後、タイミングt6において、リセット信号RESをオンにすると、フローティングディフュージョンFDがリセットされる。そして、フローティングディフュージョンFDは、リセット電荷(RES)を保持する。
タイミングt7において、選択信号SELをオンにすると、フローティングディフュージョンFDに蓄積されたリセット電荷(RES)の電圧が出力端子OUTから読み出される。
タイミングt8において、制御信号TX3,TX4をオンにすると、フォトダイオードPD3の信号電荷(この信号電荷をPD3とする)、およびフォトダイオードPD4の信号電荷(この信号電荷をPD4とする)が、フローティングディフュージョンFDへ転送される。これにより、フローティングディフュージョンFDは、電荷(PD34+RES(なお、PD34=PD3+PD4である))を保持する。
タイミングt9において、選択信号SELをオンにすると、フローティングディフュージョンFDに蓄積された電荷(PD34+RES)の電圧が出力端子OUTから読み出される。
続いて、(図7または図8)および図9を参照して、第2読出(画像用画素優先モード)に係るタイミングチャート(2)を説明する。
図7は、画像用画素優先モードにおける電子シャッタ動作を行うときの撮像素子4の駆動の第1例を示すタイミングチャートである。図7〜図11において、図5または図6と同様である点については適宜省略し、以下ではより簡潔に説明する。
タイミングt7においてリセット信号RESをオンにし、オンにしたリセット信号RESを、タイミングt9においてオフにする。そして、リセット信号RESがオンになっているタイミングt8において、制御信号TX1〜TX4をオンにして、フォトダイオードPD1〜PD4の信号電荷をリセットする。
図8は、画像用画素優先モードにおける電子シャッタ動作を行うときの撮像素子4の駆動の第2例を示すタイミングチャートである。後で図9を参照して説明するように、画像用画素優先モードにおける画素信号読出においては、タイミングt3におけるフォトダイオードPD1,PD2の信号電荷の読み出しと、タイミングt8におけるフォトダイオードPD1〜PD4の信号電荷の読み出しと、が行われる。そこで、電子シャッタ動作におけるフォトダイオードPD1〜PD4のリセットをタイミングt3およびタイミングt8の2度行うことで、電源電圧VDDの変動が一定(定常的)となるようにしたのが、この図8の電子シャッタ動作である。
すなわち、タイミングt2においてリセット信号RESをオンにし、オンにしたリセット信号RESを、タイミングt4においてオフにする。そして、リセット信号RESがオンになっているタイミングt3において、制御信号TX1〜TX4をオンにして、フォトダイオードPD1〜PD4の信号電荷をリセットする。
さらに、タイミングt7においてリセット信号RESをオンにし、オンにしたリセット信号RESを、タイミングt9においてオフにする。そして、リセット信号RESがオンになっているタイミングt8において、制御信号TX1〜TX4をオンにして、フォトダイオードPD1〜PD4の信号電荷をリセットする。
図9は、画像用画素優先モードにおける画素信号読出を行うときの撮像素子4の駆動例を示すタイミングチャートである。
タイミングt1において、リセット信号RESをオンにしてフローティングディフュージョンFDをリセットし、タイミングt2において、リセット電荷(RES)の電圧を読み出す。
タイミングt3において、フォトダイオードPD1,PD2の信号電荷をフローティングディフュージョンFDへ転送してタイミングt4において電荷(PD12+RES)の電圧を読み出す。
その後、タイミングt8において、フォトダイオードPD1〜PD4の信号電荷をフローティングディフュージョンFDへ転送してタイミングt9において電荷(PD1234+RES(なお、PD1234=PD1+PD2+PD3+PD4である))の電圧を読み出す。
なお、図9に示す動作を行う場合には、タイミングt3で読み出される電荷と、タイミングt8で読み出される電荷とは、露光時間が異なることになる。しかし、この露光時間の差は、実際の露光時間(例えば、1/30秒〜1/1000秒など)に比べてごく小さいために、実体的な影響はほぼないと考えてよい。
さらに、図10および図11を参照して、第3読出(画像のみモード)に係るタイミングチャート(3)を説明する。
図10は、画像のみモードにおける電子シャッタ動作を行うときの撮像素子4の駆動例を示すタイミングチャートである。
タイミングt2においてリセット信号RESをオンにし、オンにしたリセット信号RESを、タイミングt4においてオフにする。そして、リセット信号RESがオンになっているタイミングt3において、制御信号TX1〜TX4をオンにして、フォトダイオードPD1〜PD4の信号電荷をリセットする。
図11は、画像のみモードにおける画素信号読出を行うときの撮像素子4の駆動例を示すタイミングチャートである。
タイミングt1において、リセット信号RESをオンにしてフローティングディフュージョンFDをリセットし、タイミングt2において、リセット電荷(RES)の電圧を読み出す。
タイミングt3において、フォトダイオードPD1〜PD4の信号電荷をフローティングディフュージョンFDへ転送してタイミングt4において電荷(PD1234+RES)の電圧を読み出す。
図10に示したような電子シャッタ動作を行い、図11に示したような画素信号読出を行う画像のみモード(第3読出)は、画像用画素信号を取得することはできるが、焦点検出用画素信号を取得することはできない(ただし、読み出しは1回で済む)。
これに対して、図5に示したような電子シャッタ動作を行い、図6に示したような画素信号読出を行う焦点検出用画素優先モード(第1読出)と、図7または図8に示したような電子シャッタ動作を行い、図9に示したような画素信号読出を行う画像用画素優先モード(第2読出)とは、焦点検出用減算部7または画像信号用加算部9を用いることにより、画像用画素信号と焦点検出用画素信号との両方を取得することができる(ただし、読み出しは2回必要となる)。
そこで、焦点検出用画素優先モードと画像用画素優先モードとの、画像用画素信号および焦点検出用画素信号に対するノイズやダイナミックレンジの優劣について説明する。
まず、焦点検出用画素優先モードでは、読み出される焦点検出用画素信号PD12,PD34に対して、次の数式1および数式2に示すような標準偏差のノイズが生じている。
[数1]
Figure 2019050486
[数2]
Figure 2019050486
そして、焦点検出用画素優先モードにおける画像用画素信号PD1234は、画像信号用加算部9によるPD12とPD34との加算により取得されるために、算出された画像用画素信号PD1234のノイズの標準偏差は、次の数式3に示すようになる。なお、算出したノイズの標準偏差σにはダッシュを付して、σ’としている(以下同様)。
[数3]
Figure 2019050486
ここに、数式3に表れる各量は、以下の数式4に示すようになっている。
[数4]
Figure 2019050486
一方、画像用画素優先モードでは、画像用画素信号PD1234が撮像素子4から出力されるために、画像用画素信号PD1234のノイズの標準偏差は、次の数式5に示すようになる。
[数5]
Figure 2019050486
従って、数式3の右辺と数式5の右辺とを比較すれば分かるように(そして、標準偏差σとダッシュ付き標準偏差σ’とはほぼ同等レベルであると考えてよいから)、画像用画素信号PD1234に含まれるノイズの量は、画像用画素優先モードの方が焦点検出用画素優先モードよりも小さくなり、ノイズの観点(S/Nの観点)からは画像用画素優先モードの方が優れていることになる。
一方、焦点検出用画素優先モードでは、焦点検出用画素信号PD12,PD34が撮像素子4から出力されるために、焦点検出用画素信号PD12,PD34のノイズの標準偏差は、上記の数式1および数式2に示すようになる。
これに対して、画像用画素優先モードにおける焦点検出用画素信号PD34は、画像信号用加算部9による画像用画素信号PD1234から焦点検出用画素信号PD12の減算により取得されるために、算出された焦点検出用画素信号PD34のノイズの標準偏差は、次の数式6に示すようになる。
[数6]
Figure 2019050486
従って、数式2の右辺と数式6の右辺とを比較すれば分かるように、焦点検出用画素信号PD34に含まれるノイズの量は、焦点検出用画素優先モードの方が画像用画素優先モードよりも小さくなり、ノイズの観点(S/Nの観点)からは焦点検出用画素優先モードの方が優れていることになる。
次に、図12は画素部22の中央部に位置する4PD画素構造の画素に照射される光の様子を示す図、図13は画素部22の周辺部に位置する4PD画素構造の画素に照射される光の様子を示す図である。なお、図12および図13におけるハッチング部分は、光が照射される部分の例を示している。
一般的な撮影光学系の場合に、画素部22の中央部は、撮像レンズ2の光軸が直交して交差する部分となる。そして、撮像レンズ2およびマイクロレンズLにより光束が円形に集光され、図12に示すように、4つのフォトダイオードPD(a,b,c,d)に対して均等に光が分配される。
一方、画素部22の周辺部では、撮像レンズ2からの光が斜めに入射し、図13に示すように、光束が円形とは異なる形状(この形状は、撮像レンズ2の光学特性およびマイクロレンズLの光学特性に依存する)に集光されることがある。このときには、4つのフォトダイオードPD(a,b,c,d)に対して分配される光は、均等にならないことがある。
具体的に、図13に示す例では、4つのフォトダイオードに分配される光量は、d>(b,c)>aとなっている。従って、強い光が入射すると、まず焦点検出用画素dに蓄積された電荷が飽和してあふれ出すことになる。
そこで、撮像素子4では、1つの画像用画素内における複数の焦点検出用画素同士を区切るポテンシャル障壁を、複数の画像用画素同士を区切るポテンシャル障壁よりも低くすることで、1つの画像用画素内におけるある焦点検出用画素においてあふれた電荷を、同一の画像用画素内における他の焦点検出用画素に移動する構造(公知の技術に基づく構造)が採用されている。これにより、画像用画素からの電荷あふれを防止して、画像の周辺部における画素値の低下を抑制することができるようになっている。
このような構成の撮像素子4により取得される表示/記録用の画素信号のダイナミックレンジについて、図14および図15を参照して説明する。
図14は、焦点検出用画素優先モードにおいて取得される表示/記録用の画素信号のダイナミックレンジを説明するためのタイミングチャートである。
図5に示したような電子シャッタ動作を行い、図6に示したような画素信号読出を行う焦点検出用画素優先モードでは、フォトダイオードPD1,PD2の露光期間と、フォトダイオードPD3,PD4の露光期間とに、開始タイミングのズレ、および終了タイミングのズレが生じる。
図14に示すX期間は、図5のタイミングt3とタイミングt8とのズレを示す期間であり、図14に示すY期間は共通の露光期間であり、図14に示すZ期間は図6のタイミングt3とタイミングt8とのズレを示す期間である。
そして、もしX期間に強い光が入射して、フォトダイオードPD1,PD2の電荷が、フォトダイオードPD3,PD4にあふれたとしても、X期間が終了する時点でフォトダイオードPD3,PD4がリセットされるために、フォトダイオードPD3,PD4の電荷は欠損してしまう。
同様に、もしZ期間に強い光が入射して、フォトダイオードPD3,PD4の電荷が、フォトダイオードPD1,PD2にあふれたとしても、Y期間が終了した時点でフォトダイオードPD1,PD2の電荷は既に読み出されているために、同一フレームの画像には寄与しない(さらに、次のフレームの露光を開始する前にフォトダイオードPD1,PD2がリセットされてしまうために、結局、電荷の欠損となる。)。
従って、電荷の欠損により画像の輝度が低下したり、(特定色の電荷が欠損することで)画像に色づきが生じたりすることがある。
図15は、画像用画素優先モードにおいて取得される表示/記録用の画素信号のダイナミックレンジを説明するためのタイミングチャートである。
上述したような焦点検出用画素優先モードに対して、図7または図8に示したような電子シャッタ動作を行い、図9に示したような画素信号読出を行う画像用画素優先モードでは、1つの画像用画素内の全てのフォトダイオードPD1〜PD4は、図7または図8のタイミングt8において一斉に露光が開始されるために、露光開始タイミングにズレは生じない。
また、画像用画素の露光終了タイミングは、図9のタイミングt8となるために、焦点検出用画素優先モードのような電荷の欠損は画像用画素に発生しない。
従って、表示/記録用の画素信号のダイナミックレンジという観点からは、焦点検出用画素優先モードよりも、画像用画素優先モードの方が優れている。
次に、撮像素子4により取得される焦点検出用の画素信号のダイナミックレンジについて、図16および図17を参照して説明する。
ここでは例えば、画素信号を、上述したADC処理部24あるいは出力部27などで(高く設定されたISO感度に応じて)増感処理する(アナログ信号増幅、デジタル信号増幅の何れでも構わない)ことにより、焦点検出用画素のフォトダイオードPDが飽和するレベル(フォトダイオードPDに蓄積可能な電荷の最大量)よりも、焦点検出用画素信号のデジタル値の上限レベル(デジタルクリップのレベル(デジタル信号の最大値)であり、例えば12ビット信号における値「4095」)の方が低い場合を考える。
まず、図16は、焦点検出用画素優先モードにおいて取得される焦点検出用の画素信号のダイナミックレンジを説明するためのタイミングチャートである。
単位時間当たりに画素に入射する光量が一定であるとすると、露光時間tの増加に応じて、画素信号値は単調増加する。焦点検出用画素優先モードでは、例えばPD12とPD34とが出力されるために、PD12とPD34との内の何れかが先にデジタルクリップするまで(例えば、12ビット信号の場合に、PD12とPD34との内の何れかが先に4095の値に達するまで(図16の例ではPD12>PD34であるために、PD12が4095の値に達するまで))は、PD12およびPD34は露光量に応じた信号値を保持している。
一方、図17は、画像用画素優先モードにおいて取得される焦点検出用の画素信号のダイナミックレンジを説明するためのタイミングチャートである。
画像用画素優先モードでは、例えばPD1234とPD12とが出力されるが、信号値にはPD1234>PD12の関係がある。従って、PD1234がデジタルクリップするまでしか、PD1234は露光量に応じた信号値を保持することができない。PD1234がデジタルクリップすると、PD34=PD1234−PD12の算出を行ったとしても、図17に示すように、露光量に応じた正しい信号値PD34を得ることはできない。
そして一般的に、PD1234がデジタルクリップしても、PD12とPD34とはデジタルクリップしていないと考えられる。
従って、焦点検出用の画素信号のダイナミックレンジという観点からは、画像用画素優先モードよりも、焦点検出用画素優先モードの方が優れている。
図18は、焦点検出用画素優先モード(タイミングチャート(1))、画像用画素優先モード(タイミングチャート(2))、画像のみモード(タイミングチャート(3))、のそれぞれにおいて取得される表示/記録用の画素信号および焦点検出用の画素信号の、S/Nおよびダイナミックレンジにおける優劣を説明するための図表である。この図18において、優れているものを「○」により、優れているものと比較して劣っているものを「△」により、該当するものがない場合を「−」により、それぞれ表している。
図18に示すように、S/Nとダイナミックレンジ(図18中において「Dレンジ」と記載している)との何れにおいても、焦点検出用の画素信号については焦点検出用画素優先モード(タイミングチャート(1))の方が画像用画素優先モード(タイミングチャート(2))よりも優れ、表示/記録用の画素信号については画像用画素優先モード(タイミングチャート(2))の方が焦点検出用画素優先モード(タイミングチャート(1))よりも優れている。また、画像のみモード(タイミングチャート(3))は、表示/記録用の画素信号については優れているが、焦点検出用の画素信号は取得されない。
図19は、焦点検出用データの要/不要と、焦点検出用画素と画像用画素との何れを優先するかと、に応じて撮像素子4をどのタイミングチャートに従って駆動するかを分類した図表である。
上述したように、第1読出に係るタイミングチャート(1)は図5および図6を示し、第2読出に係るタイミングチャート(2)は(図7または図8)および図9を示し、第3読出に係るタイミングチャート(3)は図10および図11を示している。
制御部(素子制御部29およびシステム制御部14)は、焦点検出用画素信号が不要である場合には第3読出を行うように撮像部(ここでは例えば撮像素子4)を制御する。また、焦点検出用画素信号が必要である場合には、次のようになる。すなわち、制御部は、焦点検出用画素信号を画像用画素信号よりも優先する場合には第1読出を行うように撮像部を制御し、画像用画素信号を焦点検出用画素信号よりも優先する場合には第2読出を行うように撮像部を制御する。
具体的に、図19に示すように、例えば静止画撮影などの、焦点検出用データ(焦点検出用画素信号)が不要である場合には、タイミングチャート(3)(画像のみモード)が選択され使用される。
また、焦点検出用データ(焦点検出用画素信号)が必要である場合には、焦点検出用画素信号を優先するか、あるいは画像用画素信号を優先するかに応じて、選択され使用されるタイミングチャートが異なる。
すなわち、焦点検出用画素信号を優先する場合(例えば、表示用あるいは記録用の画像が不要であって、焦点検出用画素信号のみが必要な場合など)には、タイミングチャート(1)(焦点検出用画素優先モード)が選択され使用される。これにより、焦点検出用画素優先モードにおいては、図17を参照して説明したような、デジタルクリップにより焦点検出用画素信号の一方を復元することができなくなることがなく、広いダイナミックレンジの焦点検出用画素信号を得ることができる。
また、画像用画素信号を優先する場合(例えば、ライブビュー、あるいは動画撮影などの、焦点検出用画素信号が必要であるが、画像の画質を優先する場合)には、タイミングチャート(2)(画像用画素優先モード)が選択され使用される。これにより、画像用画素優先モードにおいては、表示画像や記録画像のS/Nが高くなり、X期間やZ期間における電荷欠損が生じることもないために、広いダイナミックレンジの画像を得ることができる。
この図19に示した選択方法は、カメラモードが、静止画撮影モード、動画撮影モード、ライブビューモード、AFモードの何れである場合にも、共通して適用される。
図20は、撮像装置1の作用を示すフローチャートである。この図20および後述する図21、図22の各動作は、システム制御部14の制御に基づいて撮像装置1により行われるようになっている。
この処理を開始すると、入力IF13の第1ボタンがオンであるか否かを判定する(ステップS1)。
ここで、第1ボタンがオフであると判定された場合には、入力IF13の第2ボタンがオンであるか否かを判定する(ステップS2)。
さらに、第2ボタンがオフであると判定された場合には、入力IF13の第3ボタンがオンであるか否かを判定する(ステップS3)。
そして、ステップS1において、第1ボタンがオンであると判定された場合には、後で図21を参照して説明するようなAF用処理を行う(ステップS4)。
また、ステップS2において、第2ボタンがオンであると判定された場合には、後で図22を参照して説明するような静止画用処理を行う(ステップS5)。
さらに、ステップS3において、第3ボタンがオンであると判定された場合には、後述する図22の処理とほぼ同様の動画用処理を行う(ステップS6)。
一方、ステップS3において、第3ボタンがオフであると判定された場合には、記録処理が不要である点を除いて後述する図22の処理とほぼ同様のライブビュー(LV)用処理を行う(ステップS7)。
そして、ステップS4〜S7の何れかの処理を行ったら、ステップS1の処理へ戻る。
図21は、図20におけるステップS4のAF用処理の内容を示すフローチャートである。
この処理を開始すると、焦点検出用データが必要であるか否かを判定する(ステップS11)。
ここで焦点検出用データが必要であると判定された場合には、画像用画素信号を優先するか、または焦点検出用画素信号を優先するかを判定する(ステップS12)。
画像用画素信号を優先すると判定された場合には、システム制御部14からの指令に基づいて、素子制御部29の読出方法選択部30が(図7または図8)および図9に示したタイミングチャート(2)の動作(第2読出)を選択して設定する(ステップS13)。
そして、設定されたタイミングチャート(2)に基づいて露光を行い(ステップS14)、画素信号の読み出しを行う(ステップS15)。
読み出される画素信号は、上述したように、例えばPD1234およびPD12であるために、焦点検出用減算部7により、PD34=PD1234−PD12の焦点検出用減算処理が行われる(ステップS16)。
また、ステップS12において、焦点検出用画素信号を優先すると判定された場合には、システム制御部14からの指令に基づいて、素子制御部29の読出方法選択部30が図5および図6に示したタイミングチャート(1)の動作(第1読出)を選択して設定する(ステップS17)。
そして、設定されたタイミングチャート(1)に基づいて露光を行い(ステップS18)、画素信号の読み出しを行う(ステップS19)。
ここで、例えば、位相差AF以外に、さらにコントラストAFを行う場合などもあるために、コントラストを取得するか否かを判定する(ステップS20)。
コントラストを取得しないと判定された場合には、フレーム画像を表示するか否かをさらに判定する(ステップS21)。
そして、ステップS20においてコントラストを取得すると判定された場合、またはステップS21においてフレーム画像を表示すると判定された場合には、画像用画素信号が必要となるために、画像信号用加算処理を行う(ステップS22)。すなわち、読み出される画素信号は、上述したように、例えばPD12およびPD34であるために、画像信号用加算部9により、PD1234=PD12+PD34の加算処理を行う。
一方、ステップS11において、焦点検出用データは不要であると判定された場合には、システム制御部14からの指令に基づいて、素子制御部29の読出方法選択部30が図10および図11に示したタイミングチャート(3)の動作(第3読出)を選択して設定する(ステップS23)。
そして、設定されたタイミングチャート(3)に基づいて露光を行い(ステップS24)、画素信号の読み出しを行う(ステップS25)。
ステップS16の処理、ステップS22の処理、ステップS25の処理の何れかを行うか、またはステップS21においてフレーム画像を表示しないと判定された場合には、焦点検出用信号処理部8が、焦点検出用画素信号(例えばPD12およびPD34)に基づいて位相差AF検出を行い、あるいは画像用画素信号(例えばPD1234)に基づいてコントラストを算出してコントラストAF検出を行う(ステップS26)。
続いて、フレーム画像を表示するか否かを判定する(ステップS27)。
ここで、フレーム画像を表示すると判定された場合には、画像用画素信号(例えばPD1234)に基づいて画像信号処理部10が画像信号処理を行い(ステップS28)、表示部11に画像を表示する処理を行う(ステップS29)。
このステップS29を行った後、またはステップS27においてフレーム画像を表示しないと判定された場合には、この処理から図20に示した処理にリターンする。
図22は、図20におけるステップS5の静止画用処理の内容を示すフローチャートである。
この静止画用処理において、ステップS11において焦点検出用データが不要であると判定された場合にはステップS23〜S25の処理を行い、ステップS12において画像用画素信号を優先すると判定された場合にはステップS13〜S16の処理を行い、ステップS12において焦点検出用画素信号を優先すると判定された場合にはステップS17〜S19の処理を行うことは、上述したAF用処理と同様である。
ただし、静止画用処理においては、画像用画素信号が必要であるために、ステップS20およびステップS21の判定を行うことなく、ステップS19で読み出した画素信号からステップS22において画像信号用加算処理を行う。
ステップS16またはステップS22の処理を行ったらステップS26で焦点検出用信号処理を行ってからステップS28の処理へ進むが、ステップS25の処理を行った後はステップS26の処理をスキップしてステップS28の処理へ進む。図21はAF用処理であるために、焦点検出用画素信号が不要であっても、ステップS25の処理を行った後はステップS26へ行ってコントラストAFを行っていた。これに対して、図22は静止画用処理であるために、ステップS26の焦点検出用信号処理をスキップしている。
その後、ステップS28の画像信号処理を行ったら、ステップS29で表示部11に画像を表示する処理を行い、さらに記録部12に画像を記録する処理を行う(ステップS30)。このステップS30の処理を行ったら、この処理から図20に示した処理にリターンする。
なお、図20のステップS6における動画用処理は、例えばフレーム単位で、この図22に示した静止画用処理とほぼ同様の処理を行うことになる。また、図20のステップS7におけるLV用処理は、同様にフレーム単位で、この図22に示した静止画用処理とほぼ同様の処理を行うが、ライブビューでは画像の記録は不要であるために、ステップS30をスキップすることになる。
図23は、1フレーム毎に、焦点検出用画素優先モードによる撮像素子4の動作と、画像用画素優先モードによる撮像素子4の動作と、を交互に行う例を示すタイミングチャートである。
実際の撮像装置1の動作においては、ライブビューを行っている最中にもオートフォーカスが行われる。この図23は、このような実用的な撮像素子4の動作例を示している。
いわゆるローリングシャッタの動作を行う際には、垂直同期信号VDに同期して第1行目の画素信号の読み出しが行われ、その後も行毎に(あるいは複数行毎でもよい)、読み出しが順次行われる。そして、任意の行について、読み出し時点から露光時間だけ遡った時点で電子シャッタ動作が行われるようになっている。
ここで、例えば120fpsのフレームレートで(つまり、8.3msの時間間隔で)ライブビュー画像を取得する場合に、垂直同期信号VDを240fps(つまり、4.2msの時間間隔)に設定して、垂直同期信号VDに同期して、ライブビュー画像の読み出しと、焦点検出用画素信号の読み出しと、を交互行う。
具体的に、ある垂直同期信号VDに同期して、図6に示したようなタイミングチャート(1)に従って、水平方向の位相差検出(縦線検知)を行うための一対の焦点検出用画素信号(例えば、PD12とPD34)を読み出す(図23において、RL(右左)と記載している)。このときには、読み出しから露光時間だけ遡った時点で、図5に示したようなタイミングチャート(1)に従って電子シャッタ動作が行われることになる。
続いて、次の垂直同期信号VDに同期して、図9に準じたタイミングチャート(2)に従って(ただし、図9のタイミングt3において、制御信号TX1,TX2をオンにするのに代えて、制御信号TX1,TX3をオンにすることになる)、垂直方向の位相差検出(横線検知)を行うための一対の焦点検出用画素信号の一方(例えば、PD13)と、画像用画素信号(例えば、PD1234)と、を読み出す(図23において、TB(上下)と記載している)。このときには、読み出しから露光時間だけ遡った時点で、図7または図8に示したようなタイミングチャート(2)に従って電子シャッタ動作が行われることになる。さらにその後、焦点検出用減算部7により、PD24=PD1234−PD13の焦点検出用減算処理を行って、横線検知に必要な一対の焦点検出用画素信号の他方PD24を復元する。
その後も同様にして、水平方向の位相差検出用の一対の焦点検出用画素信号の両方の読み出しと、垂直方向の位相差検出用の一対の焦点検出用画素信号の一方および画像用画素信号の読み出しと、を交互に行う。
なお、上述したような処理に代えて、垂直方向の位相差検出用の一対の焦点検出用画素信号の両方の読み出しと、水平方向の位相差検出用の一対の焦点検出用画素信号の一方および画像用画素信号の読み出しと、を交互に行うようにしても構わない。
こうして、制御部であるシステム制御部14および素子制御部29は、第1読出と第2読出とを1フレーム毎に交互に行うように撮像部を制御するようになっている。さらに、図23に示す例では、第1読出における第1の瞳分割方向と、第2読出における第2の瞳分割方向とは、異なる方向となっている(ただし、第1の瞳分割方向と第2の瞳分割方向とを同一の方向としても構わない)。なお、異なる瞳分割の方向の焦点検出用画素信号を得るには、画像用画素は3以上(好ましくは4以上)の焦点検出用画素に分割されていることが必要である。
また、4種類以上の焦点検出用画素信号を、2以上のフレームに分けて出力しても構わない。一例を挙げれば、4つのフレームを基本周期として、第1のフレームで画像用画素および左上から右下方向への一対の焦点検出用画素の一方を読み出し、第2のフレームで水平方向の一対の焦点検出用画素を読み出し、第3のフレームで画像用画素および左下から右上方向への一対の焦点検出用画素の一方を読み出し、第4のフレームで水平方向の一対の焦点検出用画素を読み出す、等である。このときにも、画像用画素信号を優先するフレームはタイミングチャート(2)に準じて読み出しを行い、焦点検出用画素信号を優先するフレームはタイミングチャート(1)に準じて読み出しを行うことになる。
上述した図23に示すような処理を行うことにより、ライブビューを行っている最中に焦点検出を行うことが可能になるだけでなく、さらに、縦線検知と横線検知との両方(あるいはさらに異なる方向の検知)を行うことができるために、焦点検出の精度を向上することができる。
なお、上述では、画像用画素を焦点検出用画素信号に分割する仕方として、左右分割や上下分割(両方可能な上下左右4分割)などを主として挙げたが、斜め方向に分割しても構わないし、分割数は4より大きくてもよい(ただし、上述したように2〜4の分割数でも構わない)し、上述した例に限定されるものではない。
また、フォトダイオードPDで生成された画素信号をRAW記録する場合にも、上述したようなタイミングチャート(1)〜(3)の使い分けを同様に適用することができる。
このような実施形態1によれば、あるフレームにおいて一対の焦点検出用画素信号の両方を生成して読み出す第1読出を行い、他のあるフレームにおいて一対の焦点検出用画素信号の一方と画像用画素信号とを生成して読み出す第2読出を行うようにしたために、第1読出を行うことでS/Nが高くダイナミックレンジが広い焦点検出用画素信号を得ることができ、第2読出を行うことでS/Nが高くダイナミックレンジが広い画像用画素信号を得ることができ、用途に応じた使い分けが可能となる。
また、焦点検出用画素信号を優先する場合には第1読出を行い、画像用画素信号を優先する場合には第2読出を行うことで、高画質の画像用画素信号と、高画質の焦点検出用画素信号とを用途に応じて適切に得ることができる。
さらに、画像用画素信号のみを読み出す第3読出を行うことで、高画質の画像用画素信号のみを得ることができる。この第3読出を、焦点検出用画素信号が不要である場合に行うことで、撮像装置の負荷および消費電力を低減し、読出時間を短縮することができる。また、第1読出および第2読出は1つの画像用画素に対して2回の読み出しを行うのに対して、第3読出は1つの画像用画素に対する読み出しが1回で済むために、いわゆるローリングシャッタの幕速を速くすることができる。これにより、高速に移動する物体の歪みを軽減して、より高品質のフレーム画像を得ることができる。
そして、例えば図23に示したように、制御部は、第1読出と第2読出とを1フレーム毎に交互に行うことで、高画質の焦点検出用画素信号および高画質の画像用画素信号を交互に得ることができる。これにより、例えば動画撮影あるいはライブビュー等における高画質のフレーム画像の取得と高精度の位相差検出との両方を行うことが可能となる。このとき、第1読出における第1の瞳分割方向と、第2読出における第2の瞳分割方向とを異なる方向とすることで、複数の異なる方向の位相差を検出することが可能となり、焦点検出の精度をさらに向上することができる。
加えて、第1読出が行われたときに、一対の焦点検出用画素信号の両方を加算して画像用画素信号を生成することで、高画質の焦点検出用画素信号に加えて、ある程度の画質の画像用画素信号を得ることも可能となる。
一方、第2読出が行われたときに、画像用画素信号から一対の焦点検出用画素信号の一方を減算して一対の焦点検出用画素信号の他方を生成することで、高画質の画像用画素信号に加えて、ある程度の画質の焦点検出用画素信号を得ることも可能となる。
なお、上述した各部の処理は、ハードウェアとして構成されたプロセッサが行うようにしてもよい。
また、上述では主として撮像装置について説明したが、撮像装置を上述したように制御する制御方法であってもよいし、コンピュータに撮像装置と同様の処理を行わせるための処理プログラム、該処理プログラムを記録するコンピュータにより読み取り可能な一時的でない記録媒体、等であっても構わない。
さらに、本発明は上述した実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明の態様を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。このように、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
1…撮像装置
2…撮像レンズ
3…シャッタ
4…撮像素子
5…データバス
6…メモリ
7…焦点検出用減算部
8…焦点検出用信号処理部
9…画像信号用加算部
10…画像信号処理部
11…表示部
12…記録部
13…入力IF
14…システム制御部
21…垂直走査部
22…画素部
23…アナログ処理部
24…ADC処理部
25…メモリ部
26…水平走査部
27…出力部
28…入力部
29…素子制御部
30…読出方法選択部
F…カラーフィルタ
L…マイクロレンズ
PD…フォトダイオード
PD1〜PD4…フォトダイオード
Tr1〜Tr7…トランジスタ
TX1〜TX4…制御信号
FD…フローティングディフュージョン
OUT…出力端子
RES…リセット信号
SEL…選択信号
VDD…電源電圧

Claims (9)

  1. マイクロレンズに対応する画像用画素を有し、前記画像用画素は撮影光学系の射出瞳を複数に瞳分割した領域を通過する光束をそれぞれ光電変換して光電変換信号を生成する複数の焦点検出用画素に分割されており、前記光電変換信号に基づいて画像用画素信号と焦点検出用画素信号とを生成する撮像部と、
    あるフレームにおいて、前記光電変換信号に基づいて第1の瞳分割方向における一対の前記焦点検出用画素信号の両方を生成して読み出す第1読出を行い、他のあるフレームにおいて、前記光電変換信号に基づいて第2の瞳分割方向における一対の前記焦点検出用画素信号の一方を生成すると共に、1つの前記画像用画素内で生成された全ての前記光電変換信号を加算することで前記画像用画素信号を生成し、生成した一方の前記焦点検出用画素信号および前記画像用画素信号を読み出す第2読出を行うように、前記撮像部を制御する制御部と、
    を具備することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御部は、前記焦点検出用画素信号を前記画像用画素信号よりも優先する場合には前記第1読出を行うように前記撮像部を制御し、前記画像用画素信号を前記焦点検出用画素信号よりも優先する場合には前記第2読出を行うように前記撮像部を制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御部は、さらに他のあるフレームにおいて、1つの前記画像用画素内で生成された全ての前記光電変換信号を加算することで前記画像用画素信号を生成し、生成した前記画像用画素信号のみを読み出す第3読出を行うように前記撮像部を制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記制御部は、前記焦点検出用画素信号が不要である場合には前記第3読出を行うように前記撮像部を制御することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記制御部は、前記第1読出と前記第2読出とを1フレーム毎に交互に行うように前記撮像部を制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記画像用画素は3以上の前記焦点検出用画素に分割されており、
    前記第1の瞳分割方向と前記第2の瞳分割方向とは異なる方向であることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記第1読出が行われたときに、一対の前記焦点検出用画素信号の両方を加算して前記画像用画素信号を生成する画像信号用加算部をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  8. 前記第2読出が行われたときに、前記画像用画素信号から一対の前記焦点検出用画素信号の一方を減算することで、一対の前記焦点検出用画素信号の他方を生成する焦点検出用減算部をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  9. マイクロレンズに対応する画像用画素を有し、前記画像用画素は撮影光学系の射出瞳を複数に瞳分割した領域を通過する光束をそれぞれ光電変換して光電変換信号を生成する複数の焦点検出用画素に分割されており、前記光電変換信号に基づいて画像用画素信号と焦点検出用画素信号とを生成する撮像部を備える撮像装置の制御方法であって、
    あるフレームにおいて、前記光電変換信号に基づいて第1の瞳分割方向における一対の前記焦点検出用画素信号の両方を生成して読み出す第1読出を行い、
    他のあるフレームにおいて、前記光電変換信号に基づいて第2の瞳分割方向における一対の前記焦点検出用画素信号の一方を生成すると共に、1つの前記画像用画素内で生成された全ての前記光電変換信号を加算することで前記画像用画素信号を生成し、生成した一方の前記焦点検出用画素信号および前記画像用画素信号を読み出す第2読出を行うように、
    前記撮像部を制御することを特徴とする撮像装置の制御方法。
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