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JP2019042999A - 画像形成装置、その処理方法及びプログラム - Google Patents

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JP2019042999A JP2017167244A JP2017167244A JP2019042999A JP 2019042999 A JP2019042999 A JP 2019042999A JP 2017167244 A JP2017167244 A JP 2017167244A JP 2017167244 A JP2017167244 A JP 2017167244A JP 2019042999 A JP2019042999 A JP 2019042999A
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一輝 伊藤
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克吏 高橋
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Abstract

【課題】 履歴情報を用いて印刷に係るユーザの手間を軽減する仕組みを提供する。【解決手段】 ユーザからの認証情報を受け付ける受付手段と、前記受付手段により受け付けた認証情報を用いて、ユーザ情報を取得するユーザ情報取得手段と、前記ユーザ情報取得手段により取得したユーザ情報及び前記受付手段により認証情報を受け付けた日時に基づいて、印刷履歴情報を記憶する記憶装置から前記印刷履歴情報を取得する履歴情報取得手段と、前記履歴情報取得手段により取得した印刷履歴情報を用いて、再印刷するために印刷済のジョブを提示するジョブ提示手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。【選択図】 図7

Description

本発明は、履歴情報を用いて印刷を行う画像形成装置、その処理方法およびプログラムに関する。
ある文書を印刷したい場合、ユーザは情報処理装置を用いて当該文書のファイルを開き、文書アプリケーションに印刷を指示した後、画像形成装置(例:複合機)にてユーザ認証を行い、当該印刷ジョブを選択することで印刷を行う。この印刷に係るユーザの手間は、印刷頻度の高いかつ編集することの無い定型文書の印刷であっても変わらない。
特許文献1には、メニュー画面に対する操作をユーザにさせることなくユーザ認証が要求された時刻に基づき実行が要求されると予測されるジョブを実行させる仕組みが示されている。
特開2014−099107号公報
しかし、特許文献1の仕組みは、ジョブの受付日時と実行開始日時との差分(所要時間)を算出することにより、複数の未印刷ジョブのうちユーザが印刷したいジョブを予測する仕組みであり、上記ユーザの手間を軽減することはできない。
そこで、本発明の目的は、履歴情報を用いて印刷に係るユーザの手間を軽減する仕組みを提供することである。
ユーザからの認証情報を受け付ける受付手段と、前記受付手段により受け付けた認証情報を用いて、ユーザ情報を取得するユーザ情報取得手段と、前記ユーザ情報取得手段により取得したユーザ情報及び前記受付手段により認証情報を受け付けた日時に基づいて、印刷履歴情報を記憶する記憶装置から前記印刷履歴情報を取得する履歴情報取得手段と、前記履歴情報取得手段により取得した印刷履歴情報を用いて、再印刷するために印刷済のジョブを提示するジョブ提示手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、履歴情報を用いて印刷に係るユーザの手間を軽減する仕組みを提供することができる。
本発明の実施形態における、印刷システムの概略構成の一例を示す構成図 本発明の実施形態における、クライアントPC、プリントサーバ、印刷管理サーバ、認証サーバに適用可能な情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図 本発明の実施形態における、画像形成装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図 ジョブ送信処理のフローチャートの一例を示す図 ジョブサジェスト処理のフローチャートの一例を示す図 ジョブ履歴取得処理のフローチャートの一例を示す図 画像形成装置に表示される画面の一例を示す図 プリントサーバ、印刷管理サーバ又は認証サーバが管理するテーブル構成の一例を示す図 画像形成装置の機能構成の一例を示すブロック図
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明のプリントサーバ、印刷管理サーバ、認証サーバ、クライアントPC、及び画像形成装置を適用可能な印刷システムの構成の一例を示すシステム構成図(印刷システム100)である。
印刷システム100を構成するクライアントPC102、プリントサーバ104、印刷管理サーバ106、画像形成装置108、及び認証サーバ110は、ネットワーク112(例えば、LAN)を介して通信可能なように接続されている。
クライアントPC102には、プリンタドライバがインストールされており、このプリンタドライバは、アプリケーションプログラムから受け取ったデータに基づいて印刷データを作成し、該印刷データをプリントサーバ104等へ送信することができる。なお、当該印刷データには印刷設定属性及び実際に印刷されるページ数等が含まれている。
プリントサーバ104は、クライアントPC102より印刷データを受信し、所定の格納場所に保存することができる。
また、プリントサーバ104は、印刷データ受信後は該印刷データの印刷指示管理データを解析し、印刷指示管理が記載されたファイル(書誌情報ファイル)を印刷管理サーバ106の所定の格納場所に格納させることができる。
また、プリントサーバ104は、印刷管理サーバ106より、該印刷データに係る印刷ジョブの出力要求があった場合、出力対象となる画像形成装置108等に対し、LPRコマンドにて該印刷ジョブを送ることができる。
また、プリントサーバ104は、後述する印刷管理サーバ106の指示に従い、印刷データの体裁変更を行うことができる。また、その印刷データを画像形成装置108に対し送信することができる。
なお、印刷管理サーバ106とプリントサーバ104との機能が、1つの装置上で実現される構成も、本発明に含まれるものである。
認証サーバ110は、ユーザ情報(例えば、ユーザIDやカードID)を保持している。認証サーバ110は、画像形成装置108より認証サーバ110へ送信されたユーザ情報に従ってユーザを検索し、認証結果を画像形成装置108に送信する。
例えば、画像形成装置108のカードリーダ319にICカードがかざされ、ICカードのカードIDの情報がユーザ情報として認証サーバ110へ送信された場合、認証サーバ110は、カードIDマスタ1304において、画像形成装置108より受信した当該ICカードのカードIDの存在を確認し、認証結果を画像形成装置108に送信する。
また、画像形成装置108の操作部308において、ユーザID及びユーザパスワードが入力されて、ユーザID及びユーザパスワードの情報がユーザ情報として認証サーバ110へ送信された場合、認証サーバ110は、ユーザIDマスタ1301において、画像形成装置108より受信したユーザID及びユーザパスワードのユーザ情報の存在を確認し、認証結果を画像形成装置108に送信する。
以下、図2を用いて、図1に示すクライアントPC102、プリントサーバ104、印刷管理サーバ106、及び認証サーバ110に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成について説明する。
図2は、図1に示したクライアントPC102、プリントサーバ104、印刷管理サーバ106、認証サーバ110に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2において、201はCPUで、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM202あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input/Output System)やオペレーティングシステム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。
203はRAMで、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM202あるいは外部メモリ211からRAM203にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、205は入力コントローラで、入力デバイス209からの入力を制御する。入力デバイス209としては、キーボード、タッチパネル、及びマウス等のポインティングデバイス等が挙げられる。
なお、入力デバイス209がタッチパネルの場合、ユーザがタッチパネルに表示されたアイコンやカーソルやボタンに合わせて押下(指等でタッチ)することにより、各種の指示を行うことができることとする。
また、タッチパネルは、マルチタッチスクリーン等の、複数の指でタッチされた位置を検出することが可能なタッチパネルであってもよい。
206はビデオコントローラで、ディスプレイ210等の表示機への表示を制御する。なお、ディスプレイ210は、CRT、液晶ディスプレイ等の表示機のことを指す。または、その他の表示機であってもよい。
尚、本体と一体になったノート型パソコンのディスプレイも含まれるものとする。外部出力装置はディスプレイに限ったものははく、例えばプロジェクタであってもよい。
また、前述のタッチ操作を受け付け可能な装置については、入力デバイス209を提供する。
207はメモリコントローラで、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、及び各種データ等を記憶するハードディスク(HDD)や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
208は通信I/Fコントローラで、ネットワーク112を介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワーク112での通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
なお、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォント展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ210上での表示を可能としている。また、CPU201は、ディスプレイ210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
本発明を実現するための後述する各種プログラムは、ROM202あるいは外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。
さらに、上記プログラムの実行時に用いられる定義ファイル及び各種情報、テーブル等も、外部メモリ211に格納されており、これらについての詳細な説明も後述する。
次に、図3を用いて、図1に示した画像形成装置108を制御するコントローラユニットのハードウェア構成について説明する。
図3は、図1に示した画像形成装置108のコントローラユニットのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3において、316はコントローラユニットで、画像入力デバイスとして機能するスキャナ部314や、画像出力デバイスとして機能するプリンタ部312と接続する一方、LANや公衆回線(WAN)(例えば、PSTNまたはISDN等)と接続することで、画像データやデバイス情報の入出力を行う。
コントローラユニット316において、301はCPUで、システム全体を制御するプロセッサである。
302はRAMで、CPU301が動作するためのシステムネットワークメモリであり、プログラムを記録するためのプログラムメモリや、画像データを一時記録するための画像メモリでもある。
303はROMで、システムのブートプログラムや各種制御プログラムが格納されている。304はハードディスクドライブ(HDD)で、システムを制御するための各種プログラムや、画像データ等を格納する。
307は操作部インタフェース(操作部I/F)で、操作部308とのインタフェース部であり、操作部308に表示する画像データを出力する。
以下、図3の説明に戻る。
また、操作部I/F307は、操作部308からユーザが入力した情報(例えば、ユーザIDやユーザパスワード等のユーザ情報等)をCPU301に伝える役割をする。
305はネットワークインタフェース(Network I/F)で、ネットワーク112に接続し、データの入出力を行う。306はモデム(MODEM)で、公衆回線に接続し、ファクシミリ(以下、FAX)の送受信等のデータの入出力を行う。
318は外部インタフェース(外部I/F)で、USB、IEEE1394、プリンタポート、RS−232C等の外部入力を受け付けるI/F部であり、本実施形態においては認証処理で必要となるICカードを読み取るカードリーダ319が外部I/F318に接続されている。
そして、CPU301は、この外部I/F318を介してカードリーダ319によるICカードからの情報読み取りを制御し、該ICカードから読み取られた情報を取得可能であることとする。以上のデバイスがシステムバス309上に配置される。
320はイメージバスインタフェース(IMAGE BUS I/F)であり、システムバス309と画像データを高速で転送する画像バス315とを接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。
画像バス315は、PCIバスまたはIEEE1394で構成される。画像バス315上には以下のデバイスが配置される。
310はラスタイメージプロセッサ(RIP)で、例えば、PDLコード等のベクトルデータをビットマップイメージに展開する。311はプリンタインタフェース(プリンタI/F)で、プリンタ部312とコントローラユニット316とを接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
また、313はスキャナインタフェース(スキャナI/F)で、スキャナ部314とコントローラユニット316とを接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
317は画像処理部で、入力画像データに対し補正、加工、編集を行ったり、プリント出力画像データに対して、プリンタの補正、解像度変換等を行う。
また、これに加えて、画像処理部317は、画像データの回転や、多値画像データに対してはJPEG、2値画像データはJBIG、MMR、MH等の圧縮伸張処理を行う。
スキャナ部314は、原稿となる紙上の画像を照明し、CCDラインセンサで走査することで、ラスタイメージデータとして電気信号に変換する。
原稿用紙は原稿フィーダのトレイにセットし、ユーザが操作部308から読み取り起動指示することにより、CPU301がスキャナ部314に指示を与え、フィーダは原稿用紙を1枚ずつフィードし原稿画像の読み取り動作を行う。
プリンタ部312は、ラスタイメージデータを用紙上の画像に変換する部分であり、その方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式や、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等があるが、どの方式でも構わない。プリント動作の起動は、CPU301からの指示によって開始する。
尚、プリンタ部312には、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセットがある。
操作部308は、LCD表示部を有し、LCD上にタッチパネルシートが貼られており、システムの操作画面を表示するとともに、表示してあるキーが押されるとその位置情報を操作部I/F307を介してCPU301に伝える。
また、操作部308は、各種操作キーとして、例えば、スタートキー、ストップキー、IDキー、リセットキー等を備える。
ここで、操作部308のスタートキーは、原稿画像の読み取り動作を開始する時等に用いる。スタートキーの中央部には、緑と赤の2色LEDがあり、その色によってスタートキーが使える状態にあるかどうかを示す。
また、操作部308のストップキーは、稼働中の動作を止める働きをする。また、操作部308のIDキーは、ユーザのユーザIDを入力する時に用いる。リセットキーは、操作部308からの設定を初期化する時に用いる。
カードリーダ319は、CPU301からの制御により、ICカード(例えば、ソニー社のFeliCa(登録商標))内に記憶されている情報を読み取り、読み取った情報を外部I/F318を介してCPU301へ通知する。
以上のような構成によって、画像形成装置108は、スキャナ部314から読み込んだ画像データをネットワーク112上に送信したり、ネットワーク112から受信した印刷データをプリンタ部312により印刷出力することができる。
また、スキャナ部314から読み込んだ画像データをモデム306により、公衆回線上にFAX送信したり、公衆回線からFAX受信した画像データをプリンタ部312により出力することできる。
図9は、画像形成装置108の機能構成の一例を示すブロック図の一例である。
画像形成装置108は、以下の機能部を備える。
受付部901は、ユーザからの認証情報を受け付ける機能部である。
ユーザ情報取得部902は、受付部901により受け付けた認証情報を用いて、ユーザ情報を取得する機能部である。
履歴情報取得部903は、ユーザ情報取得部902により取得したユーザ情報及び受付部901により認証情報を受け付けた日時に基づいて、印刷履歴情報を記憶する記憶装置から印刷履歴情報を取得する機能部である。
ジョブ提示部904は、履歴情報取得部903により取得した印刷履歴情報を用いて、再印刷するために印刷済のジョブを提示する機能部である。
ジョブ提示部904は、履歴情報取得部903により取得した印刷履歴情報を用いて提示した再印刷するジョブと、ユーザにより受け付けた印刷指示に係る未印刷ジョブを一画面に表示する機能部である。
なお、本実施形態においては、画像形成装置108がこれらの機能を備えるとしたが、すべての機能を画像形成装置108が備えることに限定するものではなく、プリントサーバ104又は印刷管理サーバ106が一部の機能構成を備えるとしてもよい。
以上で、図9の説明を終了する。
図4は、ジョブ送信処理のフローチャートの一例を示す図である。
ステップS401において、クライアントPC102は、ユーザによる文書の印刷指示を受け付け、プリントサーバ104に当該文書の印刷ジョブを送信する。このとき、ジョブ情報には、文書名(又は文書ID)とユーザ名(又はユーザID)を含む。
ステップS402において、プリントサーバ104は、クライアントPC102から送信された印刷ジョブを受信する。
ステップS403において、プリントサーバ104は、受信した印刷ジョブのユーザ名を用いて、ユーザテーブル810(図8)からユーザ情報を取得する。
ステップS404において、プリントサーバ104は、ユーザ情報から取得したユーザIDと印刷ジョブ情報をジョブテーブル830(図8)に登録する。このとき、印刷対象の文書は未印刷であるため印刷回数=“0”と登録する。登録するジョブ情報は、ジョブテーブル830のように、「ジョブID」「ユーザID」「ジョブ名」「印刷回数」等からなる。
以上で、図4の説明を終了する。
図5は、ジョブサジェスト処理のフローチャートの一例を示す図である。
ステップS501において、画像形成装置108は、ユーザ認証画面710(図7)のような画面を表示し、ユーザによるログイン操作を受け付け、操作部308やカードリーダ319等から取得したユーザID(及びパスワード)をプリントサーバ104にユーザID(及びパスワード)を送信し、プリントサーバ104はユーザテーブル810(図8)を用いて認証処理を行う。すなわち、ステップS501は、ユーザからの認証情報を受け付ける処理の一例を示すステップである。
ユーザテーブル810は、図8に示すように「ユーザID」「ユーザ名」「パスワード」等からなる。プリントサーバ104は、ユーザを認証できた場合、ユーザ情報を取得し、認証トークンを作成し一定期間保持する。すなわち、ステップS501は、受け付けた認証情報を用いて、ユーザ情報を取得する処理の一例を示すステップである。認証トークンの管理は、認証トークン管理テーブル820(図8)で行い、「トークンID」「ユーザID」「有効期限」等を記憶する。なお、本実施形態においては、プリントサーバ104が認証処理を行うとしたが、これに限定するものではなく、認証サーバ110が認証処理を行うとしてもよい。
ステップS502において、プリントサーバ104は、ステップS501にて認証したユーザの「ユーザID」を用いて、ジョブテーブル830(図8)から印刷回数が“0”(=未印刷)の印刷ジョブが有るか否かを確認する。プリントサーバ104は、未印刷ジョブが有る場合はステップS503に進み、無い場合はステップS506に進む。
ステップS503において、プリントサーバ104は、ステップS502にてヒットした未印刷ジョブのジョブ情報を画像形成装置108に送信する。画像形成装置108は、プリントサーバ104から受信したジョブ情報を用いて、画像形成装置108の画面に印刷ジョブ選択画面720(図7)を表示し、未印刷ジョブを選択できるようにする。
ステップS504において、画像形成装置108は、ユーザによる未印刷ジョブの選択を受け付け、選択された未印刷ジョブ情報をプリントサーバ104に送信する。
ステップS505において、画像形成装置108は、プリントサーバ104から受信した未印刷ジョブ情報を受信し、印刷を行う。
ステップS506において、画像形成装置108は、ステップS501で認証したユーザが再印刷する可能性のあるジョブ履歴を取得する。この処理の詳細は、後述する図6にて説明する。該当するジョブ履歴が有る場合はステップS507に進み、無い場合はステップS509に進む。
ステップS507において、プリントサーバ104は、ステップS506で抽出したサジェスト対象のジョブ履歴情報を画像形成装置108に送信する。画像形成装置108は、プリントサーバ104から受信したジョブ履歴情報を用いて、再印刷ジョブサジェスト画面730(図7)を表示し、再印刷する文書のサジェストを行う。具体的には、ステップS501にて認証した日時が2017年6月30日(金曜日)10時15分だった場合、現在日付=「月末」に該当するため、再印刷ジョブサジェスト画面730には、このユーザが過去の月末に印刷したことのある印刷済ジョブ731を再印刷できるように表示する。また、現在日付=「週末」にも該当するため、再印刷ジョブサジェスト画面730には、このユーザが過去の週末に印刷したことのある印刷済ジョブ732を再印刷できるように表示する。すなわち、ステップS507は、取得した印刷履歴情報を用いて、再印刷するために印刷済のジョブを提示する処理の一例を示すステップである。
ステップS508において、画像形成装置108は、ユーザによる再印刷するジョブの選択を受け付け、選択された再印刷するジョブ情報をプリントサーバ104に送信する。
ステップS509において、画像形成装置108は、プリントサーバ104の指示に従いプリントサーバ104の持つ機能のメニュー画面(不図示)を表示する。
ステップS510において、プリントサーバ104は、印刷したジョブ情報をジョブ履歴テーブル840(図8)に登録するとともに、ジョブテーブル830の当該ジョブの印刷回数をインクリメントする。ジョブ履歴テーブル840には、「ジョブID」「ユーザID」「印刷日時」等からなる。
以上で、図5の説明を終了する。
なお、本実施形態においては、ステップS503にて印刷ジョブ選択画面720を表示し、ステップS507にて再印刷ジョブサジェスト画面730を表示するとしたが、別々の画面で表示することに限定するものではなく、印刷ジョブ選択画面720にて表示する「未印刷ジョブ」及び再印刷ジョブサジェスト画面730にて表示する「印刷済ジョブ」を一画面にて表示するとしてもよい。そうすることにより、画面を切り替えることなく、図4の処理でクライアントPC102から印刷指示した「未印刷ジョブ」と履歴情報から取得した「印刷済ジョブ」をまとめて選択・印刷することができるようになる。すなわち、ステップS503及びステップS507は、取得した印刷履歴情報を用いて提示した再印刷するジョブと、ユーザにより受け付けた印刷指示に係る未印刷ジョブを一画面に表示する処理の一例を示すステップである。
以上により、定型文書を印刷したい場合、ユーザは情報処理装置を用いて当該文書のファイルを開き、文書アプリケーションに印刷を指示するという手間を省くことができるため、履歴情報を用いて印刷に係るユーザの手間を軽減することができる。つまり、クライアントPC102をわざわざ起動・ログインすることなく、文書を印刷することができるため、印刷に係るユーザの手間を軽減することができる。
図6は、ジョブ履歴取得処理のフローチャートの一例を示す図である。
ステップS601において、プリントサーバ104は、現在日付が月末か否かを判定する。月末でない場合はステップS602に進み、月末の場合はステップS603に進む。
ステップS602において、プリントサーバ104は、抽出すべきジョブ履歴が無いと判定し、該当ジョブ履歴“無”の結果を画像形成装置108に送信する。
ステップS603において、プリントサーバ104は、認証されたユーザのユーザIDでジョブ履歴テーブル840の検索を行い、印刷日時が月末に該当するジョブ履歴の有無を判定する。該当するジョブ履歴が有る場合はステップS604に進み、無い場合はステップS602に進む。
ステップS604において、プリントサーバ104は、抽出条件に合致したジョブ履歴情報を、ユーザが再印刷する可能性のあるジョブとして画像形成装置108に送信する。すなわち、ステップS604は、取得したユーザ情報及び認証情報を受け付けた日時に基づいて、印刷履歴情報を記憶する記憶装置から印刷履歴情報を取得する処理の一例を示すステップである。
以上で、図6の説明を終了する。
なお、本実施形態においては、図6のジョブ履歴取得処理は、「月末」に繰り返し印刷する文書を抽出するユースケースを例に挙げ、ステップS601やステップS603の日時を「月末」としたが、「月末」に限定するものではなく、ステップS601及びステップS603の日時を、例えば「毎日○時」「週末」「毎週○曜日」「毎月○日」のような日時情報を用いることにより、定期的な印刷を抽出できればよい。
また、検索条件に日時情報だけでなく、「ユーザID」や「組織ID」を加えることで、同一ユーザや同組織のメンバーが繰り返し印刷する文書を抽出するとしてもよい。また、これらの抽出条件は、ユーザが自由に設定できるとしても良いし、プリントサーバ104や画像形成装置108がジョブテーブル830の「印刷回数」等から繰り返し印刷されている文書を特定するとしてもよいし、ジョブテーブル830に印刷画像のハッシュ値等を記憶しておき、その値を用いて同じ画像が繰り返し印刷されているジョブを特定する等の方法であってもよい。
以上により、履歴情報を用いて印刷に係るユーザの手間を軽減する仕組みを提供することができる。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、本発明におけるプログラムは、フローチャートの処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであり、本発明の記憶媒体にはフローチャートの処理をコンピュータが実行可能なプログラムとして記憶されている。なお、本発明におけるプログラムは各装置の処理方法ごとのプログラムであってもよい。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、EEPROM、シリコンディスク、ソリッドステートドライブ等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適用できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ、データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
なお、上述した各実施形態及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
102 クライアントPC
104 プリントサーバ
106 印刷管理サーバ
108 画像形成装置
110 認証サーバ
112 ネットワーク

Claims (4)

  1. ユーザからの認証情報を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段により受け付けた認証情報を用いて、ユーザ情報を取得するユーザ情報取得手段と、
    前記ユーザ情報取得手段により取得したユーザ情報及び前記受付手段により認証情報を受け付けた日時に基づいて、印刷履歴情報を記憶する記憶装置から前記印刷履歴情報を取得する履歴情報取得手段と、
    前記履歴情報取得手段により取得した印刷履歴情報を用いて、再印刷するために印刷済のジョブを提示するジョブ提示手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ジョブ提示手段は、
    前記履歴情報取得手段により取得した印刷履歴情報を用いて提示した再印刷するジョブと、前記ユーザにより受け付けた印刷指示に係る未印刷ジョブを一画面に表示すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 画像形成装置が、
    ユーザからの認証情報を受け付ける受付ステップと、
    前記受付ステップにより受け付けた認証情報を用いて、ユーザ情報を取得するユーザ情報取得ステップと、
    前記ユーザ情報取得ステップにより取得したユーザ情報及び前記受付ステップにより認証情報を受け付けた日時に基づいて、印刷履歴情報を記憶する記憶装置から前記印刷履歴情報を取得する履歴情報取得ステップと、
    前記履歴情報取得ステップにより取得した印刷履歴情報を用いて、再印刷するために印刷済のジョブを提示するジョブ提示ステップと
    を実行することを特徴とする処理方法。
  4. 画像形成装置を、
    ユーザからの認証情報を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段により受け付けた認証情報を用いて、ユーザ情報を取得するユーザ情報取得手段と、
    前記ユーザ情報取得手段により取得したユーザ情報及び前記受付手段により認証情報を受け付けた日時に基づいて、印刷履歴情報を記憶する記憶装置から前記印刷履歴情報を取得する履歴情報取得手段と、
    前記履歴情報取得手段により取得した印刷履歴情報を用いて、再印刷するために印刷済のジョブを提示するジョブ提示手段
    として機能させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021072617A (ja) * 2019-10-30 2021-05-06 ゼロックス コーポレイションXerox Corporation 認証されたユーザのための個人向けホーム画面及び保存済みジョブを有する多機能デバイス
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