本発明は、無線通信技術の分野に関し、特に、端末、アクセスネットワークデバイス、無線通信システム、及びアップリンク制御情報伝送方法に関する。
ロングタームエボリューション(Long Term Evolution, LTE)システムにおいては、ダウンリンクデータ伝送のためにハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat reQuest, HARQ)メカニズムを使用する。ユーザ機器(User Equipment, UE)が、物理ダウンリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared CHannel, PDSCH)を受信した後に、その物理ダウンリンク共有チャネルが正しく受信されている場合に、そのUEは、物理アップリンク制御チャネル(Physical Uplink Control CHannel, PUCCH)において確認応答(ACKnowledgement, ACK)をフィードバックし、その物理ダウンリンク共有チャネルが誤って受信されている場合に、そのUEは、PUCCHにおいて否定応答(Non ACKnowledgement, NACK)をフィードバックする。上記のACK及びNACKは、集合的に、HARQ-ACKと称される。
LTEシステムは、キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation, CA)技術をサポートする、すなわち、アクセスネットワークデバイスは、1つのUEのために複数の搬送波を構成することにより、そのUEのデータレートを改善する。図1に示されているように、アクセスネットワークデバイスは、搬送波1及び搬送波2を使用することによって、UE1にダウンリンクデータを伝送し、基地局は、搬送波1、搬送波3、及び搬送波5を使用することによって、UE2にダウンリンクデータを伝送する。
表1に示されているように、現行のLTEシステムにおいては、複数のデータチャネル伝送モードが存在する。
伝送モード1、2、5、6、及び7にしたがってダウンリンクサブフレームにおいてスケジューリングされるPDSCHは、単一のトランスポートブロックである、すなわち、各々のダウンリンクサブフレームは、1つのHARQ-ACKビットに対応し、そして、伝送モード3、4、8、及び9にしたがってダウンリンクサブフレームにおいてスケジューリングされるPDSCHは、2つのトランスポートブロックであってもよい、すなわち、各々のダウンリンクサブフレームは、2つのHARQ-ACKビットに対応する。
現在、CAモードにおいて、複数の集約される搬送波は、通常、同じPDSCH伝送モードを有する。したがって、それらの複数の集約される搬送波によって複数のダウンリンクサブフレームについてUEによってフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数は、同じである。一方、技術の発展に伴って、複数の集約される搬送波は、複数の異なるPDSCH伝送モードを有する可能性がある。例えば、現在では、最大で5個の搬送波の集約がサポートされており、今後、10個の搬送波の集約、20個の搬送波の集約、或いは、32個の搬送波の集約さえも出現する可能性がある。この場合に、複数の集約される搬送波は、複数の異なるPDSCH伝送モードを有する場合があり、複数の異なる搬送波によって複数のダウンリンクサブフレームについてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数は、異なる値となる。現在、UEは、複数の異なる集約される搬送波によって複数のダウンリンクサブフレームについてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数が異なる値となる上記の場合をサポートしていない。
上記のことから、本発明の複数の実施形態は、端末、アクセスネットワークデバイス、無線通信システム、及びアップリンク制御情報伝送方法を提供して、複数の異なる集約される搬送波によって複数のダウンリンクサブフレームについてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数が異なる値となる場合をサポートする。
第1の態様によれば、本発明の1つの実施形態は、端末であって、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)のダウンリンクスケジューリング情報を受信するように構成される受信モジュールであって、ダウンリンクサブフレームF(i,j)は、アップリンクサブフレームに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの中にあるサブフレームであり、
F(i,j)は、当該端末のために構成された搬送波iの上のダウンリンクサブフレームjを表し、i∈Cであり、Cは、ダウンリンクデータ伝送用に当該端末のために構成されたすべての搬送波のセットであり、j∈Kであり、Kは、アップリンクサブフレームに対応するダウンリンクサブフレームのセットであり、
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットに分割され、Nは、2以上の整数であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットの中のダウンリンクサブフレームの各々についてフィードバックされることが必要なハイブリッド自動再送要求確認応答HARQ-ACKのビット数は、あらかじめ定められた値であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの異なるサブセットの中のダウンリンクサブフレームのうちのいずれかについてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数は、異なる値であり、
さらに、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータを受信するように構成される、受信モジュールと、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信モジュールが受信したダウンリンクデータの受信状態及びダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがって、HARQ-ACKコードブックを生成するように構成される処理モジュールであって、HARQ-ACKコードブックは、少なくとも1つのサブコードブックを含み、少なくとも1つのサブコードブックは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットとの間で1対1の対応関係にあり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットのうちの少なくとも1つであり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、当該端末がダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータを受信するダウンリンクサブフレームを含むサブセットであり、HARQ-ACKコードブックを符号化することによってアップリンク制御情報を生成するように構成される、処理モジュールと、
アップリンクサブフレームにおいてアップリンク制御情報を送信するように構成される送信モジュールと、を含む、
端末を提供する。
第1の態様に関して、第1の可能な実現例において、サブコードブックの中に含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームについてのHARQ-ACKであるが、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされていないダウンリンクサブフレームについてのHARQ-ACKを含まないか、又は、サブコードブックに含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームについてのHARQ-ACKを含むか、又は、サブコードブックに含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームについてのHARQ-ACK及び少なくとも1つの埋め込みビットを含み、その埋め込みビットは、NACK等のあらかじめ設定された値であってもよい。その埋め込みNACKを含んでいるか否かにかかわらず、そのサブコードブックのビット数は、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットが属するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するHARQ-ACKのビット数と比較してより小さい必要があるということに留意すべきである。上記の埋め込みビットは、その即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットの中のダウンリンクサブフレームに対応するHARQ-ACKのビット位置の後に位置していてもよい。
第1の態様の第1の可能な実現例に関して、第2の可能な実現例において、
受信モジュールは、さらに、処理モジュールがHARQ-ACKコードブックを生成する前に、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に含まれるダウンリンクサブフレームF(i,j)に対応する第1の指示情報を受信するように構成され、その第1の指示情報は、設定シーケンスにしたがって、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちのダウンリンクサブフレームF(i,j)のシーケンス番号を示すのに使用され、
処理モジュールは、特に、
第1の指示情報によって指示されるシーケンス番号にしたがって、且つ、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信されたダウンリンクデータの受信状態及びダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがって、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうちの1つのサブセットについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのその1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成する、
方式にしたがって少なくとも1つのサブコードブックを生成するように構成される。
第1の態様の第2の可能な実現例に関して、第3の可能な実現例において、
受信モジュールは、さらに、処理モジュールがHARQ-ACKコードブックを生成する前に、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に対応する第2の指示情報を受信するように構成され、第2の指示情報は、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中に存在するとともに、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームの総数、又は、
サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム及びサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームの総数であって、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム及びサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中に存在する、総数、又は、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームの総数、又は、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中に存在するとともにサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームにおいて伝送されたトランスポートブロックの総数、又は、
サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム及びサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームにおいて伝送されたトランスポートブロックの総数であって、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム及びサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中に存在する、総数、又は、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームにおいて伝送されたトランスポートブロックの総数、
を指示するのに使用される。
選択的に、第2の指示情報は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するサブコードブックのビット数を示すのに使用され、そのビット数は、コードブックサイズと称されてもよい。そのコードブックサイズは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するHARQ-ACKのビット数と比較してより小さいが、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットの中のダウンリンクサブフレームの数又はトランスポートブロックの数と等しいか又はより大きい。そのコードブックのサイズが、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットの中のダウンリンクサブフレームの数又はトランスポートブロックの数より大きい場合に、UE及び基地局の双方は、少なくとも1つのNACKがそのコードブックの最後に埋め込まれているということを決定し、埋め込みNACKの指定された数は、コードブックサイズから、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットの中に存在するとともにダウンリンクデータが実際にスケジューリングされたダウンリンクサブフレームの数、又は、トランスポートブロックの数を減算した値となる。
処理モジュールは、特に、
第1の指示情報によって指示されるシーケンス番号及び第2の指示情報にしたがって、且つ、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信されたダウンリンクデータの受信状態及びダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがって、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうちの1つのサブセットについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成する、
ように構成される。
第1の態様の第2の可能な実現例に関して、第4の可能な実現例において、
受信モジュールは、さらに、処理モジュールがHARQ-ACKコードブックを生成する前に、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に含まれるダウンリンクサブフレームF(i,j)に対応する第2の指示情報を受信するように構成され、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、設定シーケンスにしたがってソートされるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちの最後のダウンリンクサブフレーム、最後の1つ前のダウンリンクサブフレーム、…、最後のX−2個前のダウンリンクサブフレーム、及び最後のX−1個前のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、AX−1、AX−2、…、A1、及びA0であり、他のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、A0であり、他のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のソートされるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちの最後のダウンリンクサブフレーム、最後の1つ前のダウンリンクサブフレーム、…、最後のX−2個前のダウンリンクサブフレーム、及び最後のX−1個前のダウンリンクサブフレーム以外のダウンリンクサブフレームであり、AX−1、AX−2、…、A1、及びA0は、複数の異なる値であるか、又は、
ダウンリンクサブフレームF(i, j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中の設定シーケンスの逆のシーケンスにしたがってソートされるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、{AX−1,AX−2,…,A1,A0}の巡回値であるか、又は、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、設定シーケンスにしたがってソートされるとともにサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちの最後のダウンリンクサブフレーム、最後の1つ前のダウンリンクサブフレーム、…、最後のX−2個前のダウンリンクサブフレーム、及び最後のX−1個前のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、AX−1、AX−2、…、A1、及びA0であり、シーケンス番号がjである他のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、A0であり、シーケンス番号がjである他のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のサブフレーム番号がjであるソートされるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちの最後のダウンリンクサブフレーム、最後の1つ前のダウンリンクサブフレーム、…、最後のX−2個前のダウンリンクサブフレーム、及び最後のX−1個前のダウンリンクサブフレーム以外のダウンリンクサブフレームであり、AX−1、AX−2、…、A1、及びA0は、複数の異なる値であるか、又は、
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中の設定シーケンスの逆のシーケンスにしたがってソートされるとともにサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、{AX−1,AX−2,…,A1,A0}の巡回値であり、
Xは、1より大きな正の整数であり、
処理モジュールは、特に、
第1の指示情報によって指示されるシーケンス番号及び第2の指示情報にしたがって、且つ、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信されたダウンリンクデータの受信状態及びダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがって、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうちの1つのサブセットについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成するように構成される。
第1の態様の第2乃至第4の可能な実現例のうちのいずれか1つに関して、第5の可能な実現例において、設定シーケンスは、
搬送波とサブフレームとの間のシーケンス、搬送波シーケンス、及びサブフレームシーケンスを含み、
搬送波とサブフレームとの間のシーケンスは、サブフレームの前に搬送波を含むか、又は、搬送波の前にサブフレームを含み、
搬送波シーケンスは、搬送波インデックスの昇順を含むか、又は、搬送波インデックスの降順を含み、
サブフレームシーケンスは、サブフレーム時点の昇順を含むか、又は、サブフレーム時点の降順を含む。
第1の態様又は第1の態様の第1乃至第5の可能な実現例のうちのいずれか1つに関して、第6の可能な実現例において、少なくとも1つのサブコードブックは、HARQ-ACKコードブックの中でカスケードされる。
第2の態様によれば、本発明の1つの実施形態は、アクセスネットワークデバイスであって、
端末にダウンリンクサブフレームF(i,j)のダウンリンクスケジューリング情報を送信し、そして、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において端末に、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされるダウンリンクデータを送信するように構成される送信モジュールであって、ダウンリンクサブフレームF(i,j)は、アップリンクサブフレームに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの中のサブフレームであり、
F(i,j)は、端末のために構成された搬送波iの上のダウンリンクサブフレームjを表し、i∈Cであり、Cは、ダウンリンクデータ伝送用に端末のために構成されたすべての搬送波のセットであり、j∈Kであり、Kは、アップリンクサブフレームに対応するダウンリンクサブフレームのセットであり、
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットに分割され、Nは、2以上の整数であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットの中のダウンリンクサブフレームの各々についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数は、あらかじめ定められた値であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの異なるサブセットの中のダウンリンクサブフレームのうちのいずれかについてフィードバックされることが必要なハイブリッド自動再送要求確認応答HARQ-ACKのビット数は、異なる値である、送信モジュールと、
ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされるダウンリンクデータの受信状態をフィードバックするのに使用され、最初のサブフレームにおいて端末が送信するアップリンク制御情報を受信するように構成される受信モジュールと、
アップリンク制御情報を復号化することによって、HARQ-ACKコードブックを取得するように構成される処理モジュールと、を含み、取得したHARQ-ACKコードブックは、少なくとも1つのサブコードブックを含み、少なくとも1つのサブコードブックは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットとの間で1対1の対応関係にあり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットのうちの少なくとも1つであり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされるダウンリンクデータが送信されるダウンリンクサブフレームを含むサブセットである、
アクセスネットワークデバイスを提供する。
第2の態様に関して、第1の可能な実現例において、
サブコードブックの中に含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームについてのHARQ-ACKであるが、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされていないダウンリンクサブフレームについてのHARQ-ACKを含まないか、又は、サブコードブックに含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームについてのHARQ-ACKを含むか、又は、サブコードブックに含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームについてのHARQ-ACK及び少なくとも1つの埋め込みビットを含み、その埋め込みビットは、NACK等のあらかじめ設定された値であってもよい。その埋め込みNACKを含んでいるか否かにかかわらず、そのサブコードブックのビット数は、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットが属するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するHARQ-ACKのビット数と比較してより小さい必要があるということに留意すべきである。上記の埋め込みビットは、その即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットの中のダウンリンクサブフレームに対応するHARQ-ACKのビット位置の後に位置していてもよい。
第2の態様の第1の可能な実現例に関して、第2の可能な実現例において、
送信モジュールは、さらに、受信モジュールが、端末が送信したアップリンク制御情報を受信する前に、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に含まれるダウンリンクサブフレームF(i,j)について、端末にダウンリンクサブフレームF(i,j)に対応する第1の指示情報を送信するように構成され、第1の指示情報は、設定シーケンスにしたがって、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちのダウンリンクサブフレームF(i,j)のシーケンス番号を示すのに使用され、そして、
第1の指示情報によって指示されるシーケンス番号にしたがって、且つ、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信されたダウンリンクデータの受信状態及びダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがって、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうちの1つのサブセットについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成する、
方式にしたがって少なくとも1つのサブコードブックを生成するように、端末に命令するように構成される。
第2の態様の第2の可能な実現例に関して、第3の可能な実現例において、送信モジュールは、さらに、受信モジュールが、端末が送信したアップリンク制御情報を受信する前に、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々について、端末に第2の指示情報を送信するように構成され、第2の指示情報は、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中に存在するとともに、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームの総数、又は、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム及びサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームの総数であって、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム及びサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中に存在する、総数、又は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームの総数、又は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中に存在するとともにサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームにおいて伝送されたトランスポートブロックの総数、又は、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム及びサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームにおいて伝送されたトランスポートブロックの総数であって、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム及びサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中に存在する、総数、又は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームにおいて伝送されたトランスポートブロックの総数を指示するのに使用されるか、或いは、第2の指示情報は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するサブコードブックのビット数を示すのに使用され、そのビット数は、コードブックサイズと称されてもよい。そのコードブックサイズは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するHARQ-ACKのビット数と比較してより小さいが、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットの中のダウンリンクサブフレームの数又はトランスポートブロックの数と等しいか又はより大きい。そのコードブックのサイズが、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットの中のダウンリンクサブフレームの数又はトランスポートブロックの数より大きい場合に、UE及び基地局の双方は、少なくとも1つのNACKがそのコードブックの最後に埋め込まれているということを決定し、埋め込みNACKの指定された数は、コードブックサイズから、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットの中に存在するとともにダウンリンクデータが実際にスケジューリングされたダウンリンクサブフレームの数、又は、トランスポートブロックの数を減算した値となる。端末は、
第1の指示情報によって指示されるシーケンス番号及び第2の指示情報にしたがって、且つ、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信されたダウンリンクデータの受信状態及びダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがって、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうちの1つのサブセットについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成する、
ように命令される。
第2の態様の第2の可能な実現例に関して、第4の可能な実現例において、送信モジュールは、さらに、受信モジュールが、端末が送信したアップリンク制御情報を受信する前に、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に含まれるダウンリンクサブフレームF(i,j)について、端末にダウンリンクサブフレームF(i,j)に対応する第2の指示情報を送信するように構成され、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、設定シーケンスにしたがってソートされるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちの最後のダウンリンクサブフレーム、最後の1つ前のダウンリンクサブフレーム、…、最後のX−2個前のダウンリンクサブフレーム、及び最後のX−1個前のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、AX−1、AX−2、…、A1、及びA0であり、他のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、A0であり、他のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のソートされるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちの最後のダウンリンクサブフレーム、最後の1つ前のダウンリンクサブフレーム、…、最後のX−2個前のダウンリンクサブフレーム、及び最後のX−1個前のダウンリンクサブフレーム以外のダウンリンクサブフレームであり、AX−1、AX−2、…、A1、及びA0は、複数の異なる値であるか、又は、
ダウンリンクサブフレームF(i, j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中の設定シーケンスの逆のシーケンスにしたがってソートされるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、{AX−1,AX−2,…,A1,A0}の巡回値であるか、又は、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、設定シーケンスにしたがってソートされるとともにサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちの最後のダウンリンクサブフレーム、最後の1つ前のダウンリンクサブフレーム、…、最後のX−2個前のダウンリンクサブフレーム、及び最後のX−1個前のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、AX−1、AX−2、…、A1、及びA0であり、シーケンス番号がjである他のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、A0であり、シーケンス番号がjである他のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のサブフレーム番号がjであるソートされるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちの最後のダウンリンクサブフレーム、最後の1つ前のダウンリンクサブフレーム、…、最後のX−2個前のダウンリンクサブフレーム、及び最後のX−1個前のダウンリンクサブフレーム以外のダウンリンクサブフレームであり、AX−1、AX−2、…、A1、及びA0は、複数の異なる値であるか、又は、
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中の設定シーケンスの逆のシーケンスにしたがってソートされるとともにサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、{AX−1,AX−2,…,A1,A0}の巡回値であり、
Xは、1より大きな正の整数であり、
第2の指示情報は、第1の指示情報によって指示されるシーケンス番号及び第2の指示情報にしたがって、且つ、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信されたダウンリンクデータの受信状態及びダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがって、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうちの1つのサブセットについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成するように、端末に命令するのに使用される。
第2の態様の第2乃至第4の可能な実現例のうちのいずれか1つに関して、第5の可能な実現例において、設定シーケンスは、
搬送波とサブフレームとの間のシーケンス、搬送波シーケンス、及びサブフレームシーケンスを含み、
搬送波とサブフレームとの間のシーケンスは、サブフレームの前に搬送波を含むか、又は、搬送波の前にサブフレームを含み、
搬送波シーケンスは、搬送波インデックスの昇順を含むか、又は、搬送波インデックスの降順を含み、
サブフレームシーケンスは、サブフレーム時点の昇順を含むか、又は、サブフレーム時点の降順を含む。
第2の態様又は第2の態様の第1乃至第5の可能な実現例のうちのいずれか1つに関して、第6の可能な実現例において、少なくとも1つのサブコードブックは、HARQ-ACKコードブックの中でカスケードされる。
第3の態様によれば、本発明の1つの実施形態は、アップリンク制御情報送信方法であって、
端末によって、ダウンリンクサブフレームF(i,j)のダウンリンクスケジューリング情報を受信するステップであって、ダウンリンクサブフレームF(i,j)は、アップリンクサブフレームに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの中にあるサブフレームであり、
F(i,j)は、端末のために構成された搬送波iの上のダウンリンクサブフレームjを表し、i∈Cであり、Cは、ダウンリンクデータ伝送用に端末のために構成されたすべての搬送波のセットであり、j∈Kであり、Kは、アップリンクサブフレームに対応するダウンリンクサブフレームのセットであり、
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットに分割され、Nは、2以上の整数であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットの中のダウンリンクサブフレームの各々についてフィードバックされることが必要なハイブリッド自動再送要求確認応答HARQ-ACKのビット数は、あらかじめ定められた値であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの異なるサブセットの中のダウンリンクサブフレームのうちのいずれかについてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数は、異なる値である、ステップと、
端末によって、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータを受信するステップと、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信したダウンリンクデータの受信状態及びダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがって、端末によってHARQ-ACKコードブックを生成するステップであって、HARQ-ACKコードブックは、少なくとも1つのサブコードブックを含み、少なくとも1つのサブコードブックは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットとの間で1対1の対応関係にあり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットのうちの少なくとも1つであり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、端末がダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータを受信するダウンリンクサブフレームを含むサブセットである、ステップと、
HARQ-ACKコードブックを符号化することによってアップリンク制御情報を生成するステップと、
端末によって、アップリンクサブフレームにおいてアップリンク制御情報を送信するステップと、を含む、方法を提供する。
第3の態様に関して、第1の可能な実現例において、サブコードブックの中に含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームについてのHARQ-ACKであるが、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされていないダウンリンクサブフレームについてのHARQ-ACKを含まないか、又は、サブコードブックに含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームについてのHARQ-ACKを含むか、又は、サブコードブックに含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームについてのHARQ-ACK及び少なくとも1つの埋め込みビットを含み、その埋め込みビットは、NACK等のあらかじめ設定された値であってもよい。その埋め込みNACKを含んでいるか否かにかかわらず、そのサブコードブックのビット数は、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットが属するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するHARQ-ACKのビット数と比較してより小さい必要があるということに留意すべきである。上記の埋め込みビットは、その即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットの中のダウンリンクサブフレームに対応するHARQ-ACKのビット位置の後に位置していてもよい。
第3の態様の第1の可能な実現例に関して、第2の可能な実現例において、
HARQ-ACKコードブックを生成するステップの前に、当該方法は、
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に含まれるダウンリンクサブフレームF(i,j)に対応する第1の指示情報を受信するステップをさらに含み、第1の指示情報は、設定シーケンスにしたがって、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちのダウンリンクサブフレームF(i,j)のシーケンス番号を示すのに使用され、
少なくとも1つのサブコードブックは、
第1の指示情報によって指示されるシーケンス番号にしたがって、且つ、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信されたダウンリンクデータの受信状態及びダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがって、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうちの1つのサブセットについて、端末によって、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成する、
方式にしたがって生成される。
第3の態様の第2の可能な実現例に関して、第3の可能な実現例において、
HARQ-ACKコードブックを生成するステップの前に、当該方法は、
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に対応する第2の指示情報を受信するステップをさらに含み、第2の指示情報は、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中に存在するとともに、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームの総数、又は、
サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム及びサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームの総数であって、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム及びサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中に存在する、総数、又は、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームの総数、又は、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中に存在するとともにサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームにおいて伝送されたトランスポートブロックの総数、又は、
サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム及びサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームにおいて伝送されたトランスポートブロックの総数であって、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム及びサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中に存在する、総数、又は、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームにおいて伝送されたトランスポートブロックの総数、
を指示するのに使用される。
選択的に、第2の指示情報は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するサブコードブックのビット数を示すのに使用され、そのビット数は、コードブックサイズと称されてもよい。そのコードブックサイズは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するHARQ-ACKのビット数と比較してより小さいが、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットの中のダウンリンクサブフレームの数又はトランスポートブロックの数と等しいか又はより大きい。そのコードブックのサイズが、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットの中のダウンリンクサブフレームの数又はトランスポートブロックの数より大きい場合に、UE及び基地局の双方は、少なくとも1つのNACKがそのコードブックの最後に埋め込まれているということを決定し、埋め込みNACKの指定された数は、コードブックサイズから、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットの中に存在するとともにダウンリンクデータが実際にスケジューリングされたダウンリンクサブフレームの数、又は、トランスポートブロックの数を減算した値となる。
第1の指示情報によって指示されるシーケンス番号にしたがって、且つ、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信されたダウンリンクデータの受信状態及びダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがって、端末によって、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットのいずれかに対応するサブコードブックを生成することは、
第1の指示情報によって指示されるシーケンス番号及び第2の指示情報にしたがって、且つ、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信されたダウンリンクデータの受信状態及びダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがって、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうちの1つのサブセットについて、端末によって、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成するステップを含む。
第3の態様の第2の可能な実現例に関して、第4の可能な実現例において、
HARQ-ACKコードブックを生成するステップの前に、当該方法は、
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に含まれるダウンリンクサブフレームF(i,j)に対応する第2の指示情報を受信するステップをさらに含み、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、設定シーケンスにしたがってソートされるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちの最後のダウンリンクサブフレーム、最後の1つ前のダウンリンクサブフレーム、…、最後のX−2個前のダウンリンクサブフレーム、及び最後のX−1個前のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、AX−1、AX−2、…、A1、及びA0であり、他のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、A0であり、他のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のソートされるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちの最後のダウンリンクサブフレーム、最後の1つ前のダウンリンクサブフレーム、…、最後のX−2個前のダウンリンクサブフレーム、及び最後のX−1個前のダウンリンクサブフレーム以外のダウンリンクサブフレームであり、AX−1、AX−2、…、A1、及びA0は、複数の異なる値であるか、又は、
ダウンリンクサブフレームF(i, j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中の設定シーケンスの逆のシーケンスにしたがってソートされるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、{AX−1,AX−2,…,A1,A0}の巡回値であるか、又は、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、設定シーケンスにしたがってソートされるとともにサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちの最後のダウンリンクサブフレーム、最後の1つ前のダウンリンクサブフレーム、…、最後のX−2個前のダウンリンクサブフレーム、及び最後のX−1個前のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、AX−1、AX−2、…、A1、及びA0であり、シーケンス番号がjである他のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、A0であり、シーケンス番号がjである他のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のサブフレーム番号がjであるソートされるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちの最後のダウンリンクサブフレーム、最後の1つ前のダウンリンクサブフレーム、…、最後のX−2個前のダウンリンクサブフレーム、及び最後のX−1個前のダウンリンクサブフレーム以外のダウンリンクサブフレームであり、AX−1、AX−2、…、A1、及びA0は、複数の異なる値であるか、又は、
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中の設定シーケンスの逆のシーケンスにしたがってソートされるとともにサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、{AX−1,AX−2,…,A1,A0}の巡回値であり、
Xは、1より大きな正の整数であり、
第1の指示情報によって指示されるシーケンス番号にしたがって、且つ、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信されたダウンリンクデータの受信状態及びダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがって、端末によって、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットのいずれかに対応するサブコードブックを生成するステップは、
第1の指示情報によって指示されるシーケンス番号及び第2の指示情報にしたがって、且つ、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信されたダウンリンクデータの受信状態及びダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがって、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうちの1つのサブセットについて、端末によって、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成するステップを含む。
第3の態様の第2乃至第4の可能な実現例のうちのいずれか1つに関して、第5の可能な実現例において、設定シーケンスは、
搬送波とサブフレームとの間のシーケンス、搬送波シーケンス、及びサブフレームシーケンスを含み、
搬送波とサブフレームとの間のシーケンスは、サブフレームの前に搬送波を含むか、又は、搬送波の前にサブフレームを含み、
搬送波シーケンスは、搬送波インデックスの昇順を含むか、又は、搬送波インデックスの降順を含み、
サブフレームシーケンスは、サブフレーム時点の昇順を含むか、又は、サブフレーム時点の降順を含む。
第3の態様又は第3の態様の第1乃至第5の可能な実現例のうちのいずれか1つに関して、第6の可能な実現例において、少なくとも1つのサブコードブックは、HARQ-ACKコードブックの中でカスケードされる。
第4の態様によれば、本発明の1つの実施形態は、アップリンク制御情報受信方法であって、
アクセスネットワークデバイスによって端末に、ダウンリンクサブフレームF(i,j)のダウンリンクスケジューリング情報を送信し、そして、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において端末に、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされるダウンリンクデータを送信するステップであって、ダウンリンクサブフレームF(i,j)は、アップリンクサブフレームに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの中のサブフレームであり、
F(i,j)は、端末のために構成された搬送波iの上のダウンリンクサブフレームjを表し、i∈Cであり、Cは、ダウンリンクデータ伝送用に端末のために構成されたすべての搬送波のセットであり、j∈Kであり、Kは、アップリンクサブフレームに対応するダウンリンクサブフレームのセットであり、
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットに分割され、Nは、2以上の整数であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットの中のダウンリンクサブフレームの各々についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数は、あらかじめ定められた値であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの異なるサブセットの中のダウンリンクサブフレームのうちのいずれかについてフィードバックされることが必要なハイブリッド自動再送要求確認応答HARQ-ACKのビット数は、異なる値である、ステップと、
ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされるダウンリンクデータの受信状態をフィードバックするのに使用され、最初のサブフレームにおいて端末が送信するアップリンク制御情報を受信するステップと、
受信したアップリンク制御情報を復号化することによって、HARQ-ACKコードブックを取得するステップと、を含み、取得したHARQ-ACKコードブックは、少なくとも1つのサブコードブックを含み、少なくとも1つのサブコードブックは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットとの間で1対1の対応関係にあり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットのうちの少なくとも1つであり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされるダウンリンクデータが送信されるダウンリンクサブフレームを含むサブセットである、
方法を提供する。
第4の態様に関して、第1の可能な実現例において、
サブコードブックの中に含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームについてのHARQ-ACKであるが、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされていないダウンリンクサブフレームについてのHARQ-ACKを含まないか、又は、サブコードブックに含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームについてのHARQ-ACKを含むか、又は、サブコードブックに含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームについてのHARQ-ACK及び少なくとも1つの埋め込みビットを含み、その埋め込みビットは、NACK等のあらかじめ設定された値であってもよい。その埋め込みNACKを含んでいるか否かにかかわらず、そのサブコードブックのビット数は、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットが属するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するHARQ-ACKのビット数と比較してより小さい必要があるということに留意すべきである。上記の埋め込みビットは、その即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットの中のダウンリンクサブフレームに対応するHARQ-ACKのビット位置の後に位置していてもよい。
第4の態様の第1の可能な実現例に関して、第2の可能な実現例において、
端末が送信したアップリンク制御情報を受信するステップの前に、当該方法は、
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に含まれるダウンリンクサブフレームF(i,j)について、端末にダウンリンクサブフレームF(i,j)に対応する第1の指示情報を送信するステップであって、第1の指示情報は、設定シーケンスにしたがって、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちのダウンリンクサブフレームF(i,j)のシーケンス番号を示すのに使用される、ステップと、
第1の指示情報によって指示されるシーケンス番号にしたがって、且つ、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信されたダウンリンクデータの受信状態及びダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがって、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうちの1つのサブセットについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成する、
方式にしたがって少なくとも1つのサブコードブックを生成するように、端末に命令するステップと、をさらに含む。
第4の態様の第2の可能な実現例に関して、第3の可能な実現例において、端末が送信したアップリンク制御情報を受信するステップの前に、当該方法は、
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々について、端末に第2の指示情報を送信するステップをさらに含み、第2の指示情報は、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中に存在するとともに、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームの総数、又は、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム及びサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームの総数であって、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム及びサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中に存在する、総数、又は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームの総数、又は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中に存在するとともにサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームにおいて伝送されたトランスポートブロックの総数、又は、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム及びサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームにおいて伝送されたトランスポートブロックの総数であって、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム及びサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中に存在する、総数、又は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームにおいて伝送されたトランスポートブロックの総数、を指示するのに使用されるか、或いは、第2の指示情報は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するサブコードブックのビット数を示すのに使用され、そのビット数は、コードブックサイズと称されてもよい。そのコードブックサイズは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するHARQ-ACKのビット数と比較してより小さいが、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットの中のダウンリンクサブフレームの数又はトランスポートブロックの数と等しいか又はより大きい。そのコードブックのサイズが、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットの中のダウンリンクサブフレームの数又はトランスポートブロックの数より大きい場合に、UE及び基地局の双方は、少なくとも1つのNACKがそのコードブックの最後に埋め込まれているということを決定し、埋め込みNACKの指定された数は、コードブックサイズから、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットの中に存在するとともにダウンリンクデータが実際にスケジューリングされたダウンリンクサブフレームの数、又は、トランスポートブロックの数を減算した値となる。
端末は、第1の指示情報によって指示されるシーケンス番号及び第2の指示情報にしたがって、且つ、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信されたダウンリンクデータの受信状態及びダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがって、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうちの1つのサブセットについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成する、ように命令される。
第4の態様の第2の可能な実現例に関して、第4の可能な実現例において、端末が送信したアップリンク制御情報を受信するステップの前に、当該方法は、
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に含まれるダウンリンクサブフレームF(i,j)について、端末にダウンリンクサブフレームF(i,j)に対応する第2の指示情報を送信するステップであって、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、設定シーケンスにしたがってソートされるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちの最後のダウンリンクサブフレーム、最後の1つ前のダウンリンクサブフレーム、…、最後のX−2個前のダウンリンクサブフレーム、及び最後のX−1個前のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、AX−1、AX−2、…、A1、及びA0であり、他のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、A0であり、他のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のソートされるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちの最後のダウンリンクサブフレーム、最後の1つ前のダウンリンクサブフレーム、…、最後のX−2個前のダウンリンクサブフレーム、及び最後のX−1個前のダウンリンクサブフレーム以外のダウンリンクサブフレームであり、AX−1、AX−2、…、A1、及びA0は、複数の異なる値であるか、又は、
ダウンリンクサブフレームF(i, j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中の設定シーケンスの逆のシーケンスにしたがってソートされるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、{AX−1,AX−2,…,A1,A0}の巡回値であるか、又は、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、設定シーケンスにしたがってソートされるとともにサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちの最後のダウンリンクサブフレーム、最後の1つ前のダウンリンクサブフレーム、…、最後のX−2個前のダウンリンクサブフレーム、及び最後のX−1個前のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、AX−1、AX−2、…、A1、及びA0であり、シーケンス番号がjである他のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、A0であり、シーケンス番号がjである他のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のサブフレーム番号がjであるソートされるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちの最後のダウンリンクサブフレーム、最後の1つ前のダウンリンクサブフレーム、…、最後のX−2個前のダウンリンクサブフレーム、及び最後のX−1個前のダウンリンクサブフレーム以外のダウンリンクサブフレームであり、AX−1、AX−2、…、A1、及びA0は、複数の異なる値であるか、又は、
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中の設定シーケンスの逆のシーケンスにしたがってソートされるとともにサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、{AX−1,AX−2,…,A1,A0}の巡回値であり、
Xは、1より大きな正の整数である、ステップと、
第1の指示情報によって指示されるシーケンス番号及び第2の指示情報にしたがって、且つ、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信されたダウンリンクデータの受信状態及びダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがって、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうちの1つのサブセットについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成するように、端末に命令するステップと、を含む。
第4の態様の第2乃至第4の可能な実現例のうちのいずれか1つに関して、第5の可能な実現例において、設定シーケンスは、
搬送波とサブフレームとの間のシーケンス、搬送波シーケンス、及びサブフレームシーケンスを含み、
搬送波とサブフレームとの間のシーケンスは、サブフレームの前に搬送波を含むか、又は、搬送波の前にサブフレームを含み、
搬送波シーケンスは、搬送波インデックスの昇順を含むか、又は、搬送波インデックスの降順を含み、
サブフレームシーケンスは、サブフレーム時点の昇順を含むか、又は、サブフレーム時点の降順を含む。
第4の態様又は第4の態様の第1乃至第5の可能な実現例のうちのいずれか1つに関して、第6の可能な実現例において、少なくとも1つのサブコードブックは、HARQ-ACKコードブックの中でカスケードされる。
第5の態様によれば、本発明の1つの実施形態は、無線通信システムであって、アクセスネットワークデバイス及び端末を含み、
アクセスネットワークデバイスは、端末にダウンリンクサブフレームF(i,j)のダウンリンクスケジューリング情報を送信し、そして、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において端末に、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされるダウンリンクデータを送信する、ように構成され、ダウンリンクサブフレームF(i,j)は、アップリンクサブフレームに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの中のサブフレームであり、
F(i,j)は、端末のために構成された搬送波iの上のダウンリンクサブフレームjを表し、i∈Cであり、Cは、ダウンリンクデータ伝送用に端末のために構成されたすべての搬送波のセットであり、j∈Kであり、Kは、アップリンクサブフレームに対応するダウンリンクサブフレームのセットであり、
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットに分割され、Nは、2以上の整数であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットの中のダウンリンクサブフレームの各々についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数は、あらかじめ定められた値であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの異なるサブセットの中のダウンリンクサブフレームのうちのいずれかについてフィードバックされることが必要なハイブリッド自動再送要求確認応答HARQ-ACKのビット数は、異なる値であり、
端末は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)のダウンリンクスケジューリング情報を受信し、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータを受信し、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信したダウンリンクデータの受信状態及びダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがって、HARQ-ACKコードブックを生成し、HARQ-ACKコードブックを符号化することによってアップリンク制御情報を生成し、そして、アップリンクサブフレームにおいて、生成したアップリンク制御情報を送信する、ように構成され、
HARQ-ACKコードブックは、少なくとも1つのサブコードブックを含み、少なくとも1つのサブコードブックは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットとの間で1対1の対応関係にあり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットのうちの少なくとも1つであり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータが送信されるダウンリンクサブフレームを含むサブセットであり、
アクセスネットワークデバイスは、さらに、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされるダウンリンクデータの受信状態をフィードバックするのに使用され、最初のサブフレームにおいて端末が送信するアップリンク制御情報を受信し、そして、受信したアップリンク制御情報を復号化することによって、HARQ-ACKコードブックを取得する、ように構成される。
本発明の複数の実施形態において、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの上記のN個のサブセットに分割され、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットの中のダウンリンクサブフレームの各々についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数は、あらかじめ定められた値となり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの異なるサブセットの中のダウンリンクサブフレームのいずれかについてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数は、異なる値となる。この手法によれば、ACK/NACKコードブックを生成する際に、端末は、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のダウンリンクサブフレームについてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがってHARQ-ACKをフィードバックする。したがって、アクセスネットワークデバイスが、HARQ-ACKコードブックにしたがって生成されたアップリンク制御情報を受信した後に、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のダウンリンクサブフレームについてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがってACK/NACKコードブックを解析する際に、1つのHARQ-ACKフィードバック解決方法が提供され、それによって、複数の異なる集約される搬送波によってダウンリンクサブフレームについてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数が異なる値となる場合をサポートすることが可能となる。
現在のCAモードにしたがったUEとアクセスネットワークデバイスとの間のデータ伝送方式の概略図である。
本発明の実施例1にしたがった第1の無線通信システム及び本発明の実施例3にしたがった第3の無線通信システムの概略的な構成図である。
本発明の実施例2にしたがった第2の無線通信システムの概略的な構成図である。
本発明の実施例1にしたがった第1の無線通信システムにおけるアクセスネットワークデバイスと端末との間のデータ伝送のフローチャートである。
本発明の実施例2にしたがった第2の無線通信システム及び本発明の実施例3にしたがった第3の無線通信システムにおけるアクセスネットワークデバイスと端末との間のデータ伝送のフローチャートである。
本発明の実施例2にしたがった第1の指示情報及び第2の指示情報の概略図である。
本発明の実施例2にしたがった第1の指示情報及び第2の指示情報の概略図である。
本発明の実施例2にしたがった第1の指示情報及び第2の指示情報の概略図である。
本発明の実施例2にしたがった第1の指示情報及び第2の指示情報の概略図である。
本発明の実施例2において、端末が、NACKを埋め込む方法を決定することが不可能である場合の概略図である。
本発明の実施例3にしたがった第1の指示情報及び第2の指示情報の概略図である。
本発明の実施例3にしたがった第1の指示情報及び第2の指示情報の概略図である。
本発明の1つの実施例にしたがって、端末が、NACKを埋め込む方法を決定することが不可能である場合の概略図である。
本発明の実施例4にしたがった端末の概略的な構成図である。
本発明の実施例4にしたがった端末の選択的な実現例の概略的な構成図である。
本発明の実施例4にしたがった端末の他の選択的な実現例の概略的な構成図である。
本発明の実施例5にしたがったアクセスネットワークデバイスの概略的な構成図である。
本発明の実施例5にしたがったアクセスネットワークデバイスの選択的な実現例の概略的な構成図である。
本発明の実施例5にしたがったアクセスネットワークデバイスの他の選択的な実現例の概略的な構成図である。
本発明の1つの実施例にしたがったアップリンク制御情報送信方法のフローチャートである。
本発明の1つの実施例にしたがったアップリンク制御情報受信方法のフローチャートである。
本発明の複数の実施形態は、端末、アクセスネットワークデバイス、無線通信システム、及びアップリンク制御情報伝送方法を提供して、複数の異なる集約される搬送波によって複数のダウンリンクサブフレームについてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数が異なる値となる場合をサポートする。
本発明の複数の実施形態において、アクセスネットワークデバイスは、端末にダウンリンクサブフレームF(i,j)のダウンリンクスケジューリング情報を送信し、そして、そのダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされるダウンリンクデータを送信する。ダウンリンクサブフレームF(i,j)は、アップリンクサブフレームに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの中のサブフレームである。
F(i,j)は、端末のために構成された搬送波iの上のダウンリンクサブフレームjを表し、i∈Cであり、Cは、ダウンリンクデータ伝送用に端末のために構成されたすべての搬送波のセットであり、j∈Kであり、Kは、アップリンクサブフレームに対応するダウンリンクサブフレームのセットである。
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットに分割され、Nは、2以上の整数であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットの中のダウンリンクサブフレームの各々についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数は、あらかじめ定められた値であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの異なるサブセットの中のダウンリンクサブフレームのうちのいずれかについてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数は、異なる値である。
端末は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)のダウンリンクスケジューリング情報を受信し、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において、そのダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータを受信する。端末は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信したダウンリンクデータの受信状態及びダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがって、HARQ-ACKコードブックを生成する。
生成されたHARQ-ACKコードブックは、少なくとも1つのサブコードブックを含み、その含まれている少なくとも1つのサブコードブックは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットとの間で1対1の対応関係にあり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットのうちの少なくとも1つであり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、ダウンリンクスケジューリング情報がアクセスネットワークデバイスによって送信されるダウンリンクサブフレームを含むサブセットである。
端末は、HARQ-ACKコードブックを符号化することによってアップリンク制御情報を生成し、そして、アップリンクサブフレームにおいて、生成したアップリンク制御情報を送信する。
アクセスネットワークデバイスは、端末が送信するアップリンク制御情報を受信し、そして、受信したアップリンク制御情報を復号化することによって、HARQ-ACKコードブックを取得する。
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの上記のN個のサブセットに分割され、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットの中のダウンリンクサブフレームの各々についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数は、あらかじめ定められた値となり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの異なるサブセットの中のダウンリンクサブフレームのいずれかについてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数は、異なる値となる。この手法によれば、ACK/NACKコードブックを生成する際に、端末は、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のダウンリンクサブフレームについてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがってHARQ-ACKをフィードバックする。したがって、アクセスネットワークデバイスが、HARQ-ACKコードブックにしたがって生成されたアップリンク制御情報を受信した後に、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のダウンリンクサブフレームについてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがってACK/NACKコードブックを解析する際に、1つのHARQ-ACKフィードバック解決方法が提供され、それによって、複数の異なる集約される搬送波によってダウンリンクサブフレームについてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数が異なる値となる場合をサポートすることが可能となる。
本発明の複数の実施例の理解を容易にするために、本発明のそれらの複数の実施例において使用される基本的な概念が、以下で説明される。
理解を容易にすることを目的として、説明のための1つの例としてLTEシステムを使用するが、このことは、本発明の上記の複数の実施形態が、LTEシステムのみに適用可能であるということを意味するものではない。実際には、データ伝送のために同じ端末に複数の搬送波を提供し、複数の異なる搬送波を使用するダウンリンクサブフレームに対応するフィードバック情報のビット数が異なっているいずれかの無線通信システムのために、本発明の複数の実施形態にしたがって提供されるHARQ-ACKフィードバック解決方法を使用することが可能である。
1. LTEシステムにおけるデータ伝送
LTEシステムにおいては、ダウンリンク伝送、すなわち、基地局等のアクセスネットワークデバイスからUEへの伝送は、直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access, OFDMA)方式に基づいており、アップリンク伝送、すなわち、UEからアクセスネットワークデバイスへの伝送は、単一搬送波周波数分割多元接続(Single Carrier−Frequency Division Multiplexing Access, SC-FDMA)方式に基づいている。
ダウンリンク伝送については、時間周波数リソースは、時間領域の次元においては、複数のOFDMシンボルに分割され、周波数領域の次元においては、複数のサブキャリアに分割され、アップリンク伝送については、時間周波数リソースは、周波数領域の次元において、複数のSC-FDMAシンボルに分割される。本発明の複数の実施例において、OFDMシンボル及びSC-FDMAシンボルは、集合的に、"時間領域シンボル"と称される。
LTEシステムにおいては、最小のリソース粒度は、リソースエレメント(Resource Element, RE)と称され、そのリソースエレメントは、時間領域において時間領域シンボルを含むとともに周波数領域においてサブキャリアを含む時間周波数格子点を表す。
一般的に、アクセスネットワークデバイスによってスケジューリングのために使用される基本時間単位は、サブフレームであり、1つのサブフレームは、複数の時間領域シンボルを含む。代替的に、伝送遅延を減少させる必要があるいくつかのシナリオについては、アクセスネットワークデバイスによってスケジューリングのために使用される基本時間単位は、1つ又は複数の時間領域シンボルであってもよい。
1つの特定のスケジューリングプロセスは、以下のようになる。すなわち、アクセスネットワークデバイスは、物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel, PDCCH)又は強化型物理ダウンリンク制御チャネル(Enhanced PDCCH, EPDCCH)等の制御チャネルを送信し、その制御チャネルは、PDSCH又はPUSCHのスケジューリング情報を搬送してもよく、そのスケジューリング情報は、リソース割り当て情報又は調整及び符号化方式等の制御情報を含み、UEは、あるサブフレームにおいて制御チャネルを受信し、そして、受信した制御チャネルに中で搬送される上記のスケジューリング情報にしたがって、ダウンリンクデータチャネルを受信するか、又は、アップリンクデータチャネルを送信する。
LTEシステムは、周波数分割複信(Frequency Duplexing Division, FDD)方式及び時分割複信(Time Duplexing Division, TDD)方式をサポートする。簡単に、FDD LTE システムと称されるFDD複信方式を使用するLTEシステムについては、複数の異なる搬送波が、ダウンリンク伝送及びアップリンク伝送のために使用される。簡単に、TDD LTEシステムと称されるTDD複信方式を使用するLTEシステムについては、同じ搬送波の複数の異なる時間点が、アップリンク伝送及びダウンリンク伝送のために使用され、搬送波は、具体的には、ダウンリンクサブフレーム、アップリンクサブフレーム、及び特別なサブフレームを含む。
特別なサブフレームは、ダウンリンクパイロットタイムスロット(Downlink Pilot Time Slot, DwPTS)、ガード期間(Guard Period, GP)、及びアップリンクパイロットタイムスロット(Uplink Pilot Time Slot, UpPTS)の3つの部分を含む。GPは、主として、ダウンリンク-アップリンク間のコンポーネントの変更時間及びダウンリンク−アップリンク間の伝搬遅延の補償として使用される。さらに、ダウンリンクデータは、DwPTSにおいて伝送されてもよく、UpPTSにおいては、PUSCHを伝送することはできない。したがって、上記の観点から、特別なサブフレームは、ダウンリンクサブフレームと考えられてもよい。
2. HARQ-ACK時間的シーケンスの関係
FDD LTEシステムにおいて、サブフレームn−4においてPDSCHを受信した後に、UEは、サブフレームnにおいてHARQ-ACKをフィードバックする。TDD LTEシステムにおいて、PDSCHの受信に対応するHARQ-ACKのフィードバックとそのPDSCHの受信との間の時間的シーケンスの関係は、表2に示されている。番号を付されているサブフレームは、HARQ-ACKをフィードバックするのに使用されるアップリンクサブフレームnであり、付された番号は、(kがKに属する場合の)ダウンリンクサブフレームn−kのセットにおけるPDSCHに対応するHARQ-ACKが、アップリンクサブフレームnにおいてフィードバックされることが必要であるということを示している。例えば、アップリンク-ダウンリンク構成1の中のサブフレームn=2におけるK={7,6}は、アップリンクサブフレームn=2が、2つのダウンリンクサブフレームn−7及びn−6におけるPDSCHに対応するHARQ-ACKをフィードバックするのに使用されるということを示し、特に、n−7は、ダウンリンクサブフレーム5であり、n−6は、ダウンリンクサブフレーム6であるということを示している。
3.LTEシステムにおけるTDDアップリンク-ダウンリンク構成
LTEシステムは、現在、7種類の異なるTDDアップリンク-ダウンリンク構成をサポートするとともに、アップリンク-ダウンリンク構成は、表2の第1列とする。表3に示すように、Dはダウンリンクサブフレームを表し、Sは特別なサブフレームを表し、Uはアップリンクサブフレームを表す。
4.LTEシステムでサポートされている搬送波アグリゲーション
LTEシステムは、FDD CA、TDD CA、及びFDD+TDD CAをサポートする。TDD CAは、同じアップリンク-ダウンリンク構成を有するTDD CAと、異なるアップリンク-ダウンリンク構成を有するTDD CAとに更に分類される。CAモードでは、1つのプライマリコンポーネント搬送波と少なくとも1つのセカンダリコンポーネント搬送波があり、HARQ-ACKを搬送するPUCCHは、UEに対して構成されたアップリンクプライマリコンポーネント搬送波の上でのみ送信されることができる。現在のPUCCHフォーマットは、最大22ビットのHARQ-ACKの伝送をサポートする。
5.あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットM
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、CAにおけるプライマリコンポーネント搬送波の上のアップリンクサブフレームに対応する。
ダウンリンクサブフレームF(i,j)∈Mであり、i∈Cであり、Cは、ダウンリンクデータ伝送用に端末のために構成されたすべての搬送波のセットであり、j∈Kであり、Kは、HARQ-ACK時系列関係に従ってアップリンクサブフレームに対応するダウンリンクサブフレームのセットであり、時系列関係は、表2に示されるとともに、TDD LTEシステム内の、PDSCHと、対応するHARQ-ACKとの間の時系列関係であり得る。
現在のLTEシステムは、搬送波アグリゲーションのために1つのUEに対して最大5つの搬送波を構成する場合をサポートする。最も典型的なTDDアップリンク-ダウンリンク構成2が一例として使用される。アップリンクプライマリコンポーネント搬送波の上のアップリンクサブフレーム2に対応するか又は関連するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、5つの搬送波の上のサブフレーム4、5、6、及び8、すなわち、合計20個のダウンリンクサブフレームを含む。
簡単な説明のために、特別なサブフレームはダウンリンクサブフレームと見なされる。本明細書で言及される「〜に対応するか又は関連する」の意味は、「上述の20個のダウンリンクサブフレームにおけるPDSCHに対応するすべてのHARQ-ACKは、アップリンクサブフレーム2においてフィードバックされる。」のように理解され得るとともに、これは、表2にある、PDSCHとHARQ-ACKとの間の時系列関係に従って、具体的に決定され得る。
6.HARQ-ACKコードブック(codebook)とHARQ-ACK情報
UE側では、HARQ-ACKコードブックは、チャネル符号化の前に存在する元のHARQ-ACKビットストリームを表し、元のビットストリームは、特定のソーティング規則に従ってソートされ得る。これらの元のHARQ-ACK情報ビットは、1又は0のビットストリームであり得る。“1”はダウンリンクデータが正しく受信されたことを示すACKであり、“0”はダウンリンクデータが正しく受信されなかったことを示すNACKである。UEは、UEがHARQ-ACKコードブックに対してチャネル符号化を実行した後に生成されたHARQ-ACK情報を、アクセスネットワークデバイスに送信する。アクセスネットワークデバイス側では、アクセスネットワークデバイスは、UEによって送信されたHARQ-ACK情報を受信し、HARQ-ACK情報に対してチャネル復号を実行した後に、HARQ-ACKコードブックを取得する。
搬送波アグリゲーションのために1つのUEに対して5つの搬送波を構成すること、及び項目5の“あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットM”におけるTDDアップリンク-ダウンリンク構成2が、依然として、一例として使用される。UEによって生成されたHARQ-ACKコードブックは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMに従って決定され得る。具体的には、搬送波は、サブフレームがソートされる前にソートされることができ、すなわち、前述のソーティング規則は、サブフレームの前に搬送波、とすることができる。例えば、搬送波1の上のサブフレーム4、5、6、8に対応するHARQ-ACKビットは、搬送波2の上のサブフレーム4、5、6、8に対応するHARQ-ACKビットの前に配置される。さらに、UEがPDSCHによってスケジューリングされたサブフレームを受信することに失敗した位置については、UEは、NACKを埋め込む必要がある。
7.1つのアップリンクサブフレームにおいてUEが比較的大きなビット数のHARQ-ACKをフィードバックする必要があるシナリオ
LTE技術の更なる進化により、更に大きなビット数のHARQ-ACKのフィードバックが将来サポートされる必要があり、ビット数が22よりはるかに大きくなる可能性がある。
シナリオ1
更に大量の搬送波のCAが導入されるとともに、略して“スーパーCA”と呼ばれる。
例えば、10個の搬送波又はさらに最大32個の搬送波のCAは、“スーパーCA”である。TDDアップリンク-ダウンリンク構成2を有する10個の搬送波のCAが、一例として使用される。この場合、40ビットのHARQ-ACKは、アップリンクプライマリコンポーネント搬送波の上のアップリンクサブフレーム2においてフィードバックされることが必要である。
シナリオ2
5つの搬送波のCAがサポートされるが、複数の搬送波は、TDDアップリンク-ダウンリンク構成5として構成される。例えば、プライマリコンポーネント搬送波は、アップリンク-ダウンリンク構成2になり、4つのセカンダリコンポーネント搬送波は、アップリンク-ダウンリンク構成5になる。この場合、4+9×4=40ビットのHARQ-ACKは、アップリンクプライマリコンポーネント搬送波の上のアップリンクサブフレーム2においてフィードバックされることが必要である。
可能な解決法は、更に大きなビット容量の伝送をサポートするPUCCHフォーマットを導入することである。この新しいPUCCHフォーマットが更に大量のHARQ-ACKビットをサポートする必要がある場合を考慮して、例えば、32個の搬送波のTDDアップリンク-ダウンリンク構成2の構成において、128個のHARQ-ACKビットがサポートされることができ、新しいフォーマットの導入は、アップリンク制御チャネルオーバヘッドを増加させる。
本発明の実施例における任意選択の解決法は、1つのアップリンクサブフレームにおいてUEが比較的大きなビット数のHARQ-ACKをフィードバックする必要がある前述のシナリオに適用されることができ、その結果、UEによってフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数を効果的に低減することができる。
8.本発明の実施例が適用可能な通信標準、端末、及びアクセスネットワークデバイス
本発明の実施例で提供される様々な無線通信システムの通信標準は、下記に限定されないが、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(Global System of Mobile communication、GSM)、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA) IS-95、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA) 2000、時分割-同期符号分割多元接続(Time Division-Synchronous Code Division Multiple Access、TD-SCDMA)、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA)、時分割複信-ロングタームエボリューション(Time Division Duplexing-Long Term Evolution、TDD LTE)、周波数分割複信-ロングタームエボリューション(Frequency Division Duplexing-Long Term Evolution、FDD LTE)、ロングタームエボリューション-アドバンスト(Long Term Evolution-Advanced、LTE-advanced)、パーソナルハンディホンシステム(Personal Handy-phone System、PHS)、802.11シリーズのプロトコルで規定されているワイヤレスフィディリティ(Wireless Fidelity、WiFi)、ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMAX)、及び将来の様々な進化した無線通信システムを含む。
本発明の実施例は、データ伝送のために同じ端末に複数の搬送波が提供されるとともに、異なる搬送波が異なる伝送モードを有するという理由で、異なる搬送波に対応するフィードバック情報のビット数が異なる、任意の無線通信システムに使用されることができる。したがって、端末は、HARQ-ACK情報を正しく送信し、アクセスネットワークデバイスは、受信されたHARQ-ACK情報に従って、端末のダウンリンクデータの受信状態を正確に習得することができる。
本発明の実施例における端末は、無線端末であり得る。無線端末は、ユーザのための音声及び/若しくはデータ接続を提供するデバイス、無線接続機能を備えたハンドヘルドデバイス、又は無線モデムに接続された別の処理デバイスであり得る。無線端末は、無線アクセスネットワーク(例えば、RAN、Radio Access Network)を使用することにより、1つ又は複数のコアネットワークと通信することができる。無線端末は、携帯電話機(又は“セルラ”電話機と呼ばれる)のような携帯端末、又は携帯端末を備えたコンピュータであり得る。例えば、無線端末は、無線アクセスネットワークと音声及び/又はデータを交換する、携帯型、ポケット型、ハンドヘルド型、コンピュータ内蔵型、又は車載型の携帯装置であり得る。例えば、無線端末は、パーソナル通信サービス(PCS、Personal Communication Service)電話機、コードレス電話機、セッション開始プロトコル(SIP)電話機、無線ローカルループ(WLL、Wireless Local Loop)局、又は携帯情報端末(PDA、Personal Digital Assistant)のようなデバイスであり得る。無線端末は、同様に、システム、加入者ユニット(Subscriber Unit)、加入者局(Subscriber Station)、移動局(Mobile Station)、携帯端末(Mobile)、遠隔局(Remote Station)、アクセスポイント(Access Point)、遠隔端末(Remote Terminal)、アクセス端末(Access Terminal)、ユーザ端末(User Terminal)、ユーザエージェント(User Agent)、ユーザデバイス(User Device)、又はユーザ機器(User Equipment)と呼ばれ得る。
本発明の実施例で提供されるアクセスネットワークデバイスは、基地局、基地局を制御するように構成された無線リソース管理デバイス、又は、基地局及び基地局を制御するように構成された無線リソース管理デバイスを含み得る。アクセスネットワークデバイスは、マクロ局又は小型局であり得るとともに、端末は、アクセスネットワークデバイスと通信する端末デバイスである。
例えば、TDD LTE、FDD LTE、又はLTE-AなどのLTEシステムの場合、本発明の実施例で提供される無線通信システムにおけるアクセスネットワークデバイスは、進化型ノードB(evolved NodeB、eNodeB)であり得るとともに、端末は、UEであり得る。TD-SCDMAシステム又はWCDMAシステムの場合、本発明の実施例で提供される無線通信システムにおけるアクセスネットワークデバイスは、ノードB(NodeB)及び/又は無線ネットワークコントローラ(Radio Network Controller、RNC)を含み得るとともに、端末は、UEであり得る。GSMシステムの場合、本発明の実施例で提供されるアクセスネットワークデバイスは、ベーストランシーバ基地局(Base Transceiver Station、BTS)、及び/又は基地局制御装置(Base Station Controller、BSC)を含み得るとともに、端末は移動局(Mobile Station、MS)である。WiFiシステムの場合、アクセスネットワークデバイスは、アクセスポイント(Access Point、AP)、及び/又はアクセスコントローラ(Access Controller、AC)を含み得るとともに、端末202は、局(STAtion、STA)であり得る。
9.その他の説明
さらに、本明細書では、用語“システム”及び“ネットワーク”は、通常、交換可能に使用され得る。本明細書における“及び/又は”という用語は、関連オブジェクトを説明するための結合関係のみを記述し、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、A及び/又はBは、下記の3つの場合、すなわち、Aのみが存在する、A及びBの両方が存在する、Bのみが存在する、を表すことができる。さらに、本明細書の文字“/”は、一般に、関連するオブジェクト間の“又は”の関係を示す。
本発明の実施例における基本的な考え方が上記で説明された。理解を容易にするために、本発明の実施例が添付の図面を参照して下記で詳細に説明される。説明を明確にするために、本発明の実施例が表4に列挙される。
本発明の実施例が下記で詳細に説明される。
実施例1
図2Aにおいて示されるように、本発明の実施例1において提供される第1の無線通信システムは、アクセスネットワークデバイス201と端末202とを備える。
アクセスネットワークデバイス201は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)のダウンリンクスケジューリング情報を端末202に送信し、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータを送信するように構成される。ダウンリンクサブフレームF(i,j)は、アップリンクサブフレームに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの中のサブフレーム、例えば、1つのアップリンクサブフレームに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームMの中のサブフレームである。
F(i,j)は、端末のために構成された搬送波iの上のダウンリンクサブフレームjを表し、i∈Cであり、Cは、ダウンリンクデータ伝送用に端末のために構成されたすべての搬送波のセットであり、j∈Kであり、Kは、アップリンクサブフレームに対応するダウンリンクサブフレームのセットである。
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットに分割され、Nは2以上の整数であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットの中の各ダウンリンクサブフレームのためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数は、あらかじめ定められた値であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの異なるサブセットの中の任意のダウンリンクサブフレームのためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数は異なる。
端末202は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)のダウンリンクスケジューリング情報を受信し、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータを受信し、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信されたダウンリンクデータの受信状態と、ダウンリンクサブフレームF(i,j)ためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数とに応じて、HARQ-ACKコードブックを生成し、生成されたHARQ-ACKコードブックを符号化することによりアップリンク制御情報を生成し、生成されたアップリンク制御情報をアップリンクサブフレームで送信するように構成される。
端末202によって生成されたHARQ-ACKコードブックは、少なくとも1つのサブコードブックを含み、含まれる少なくとも1つのサブコードブックは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのうちの少なくとも1つのサブセットとの間で1対1の対応関係にあり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのうちの少なくとも1つのサブセットは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットのうちの少なくとも1つであるとともに、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのうちの少なくとも1つのサブセットは、アクセスネットワークデバイス201によってダウンリンクスケジューリング情報が送信されるダウンリンクサブフレームを含むサブセットである。
アクセスネットワークデバイス201は、端末202によって送信されたアップリンク制御情報を受信し、受信されたアップリンク制御情報を復号した後にHARQ-ACKコードブックを取得するように更に構成される。
アクセスネットワークデバイス201と端末202との間のダウンリンクスケジューリング、ダウンリンクデータ伝送、及びHARQ-ACK情報フィードバックの処理が、図3を参照して下記で説明される。処理は、下記のステップを含む。
S301.アクセスネットワークデバイス201は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)のダウンリンクスケジューリング情報を端末202に送信する。
S302.端末202は、ダウンリンクスケジューリング情報を受信する。
S303.アクセスネットワークデバイス201は、ステップS301において送信されたダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータを、ダウンリンクサブフレームF(i,j)においてに送信する。
S304.端末202は、ステップS302において受信されたダウンリンクスケジューリング情報に従って、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータを、ダウンリンクサブフレームF(i,j)においてに受信する。
S305.端末202は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信されたダウンリンクデータの受信状態と、ダウンリンクサブフレームF(i,j)ためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数とに応じて、HARQ-ACKコードブックを生成するとともに、生成されたHARQ-ACKコードブックを符号化することによりアップリンク制御情報を生成する。
S306.端末202は、生成されたアップリンク制御情報をアクセスネットワークデバイス201に送信する。
S307.アクセスネットワークデバイス201は、受信されたアップリンク制御情報を復号した後にHARQ-ACKコードブックを取得するとともに、取得されたHARQ-ACKコードブックに従って、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMにおいてスケジューリングされたダウンリンクサブフレームF(i,j)におけるダウンリンクデータの受信状態を判定する。
ステップS301及びステップS303は、同じステップにおいて達成され得る。例えば、LTEシステムの場合、アクセスネットワークデバイス201は、ダウンリンクスケジューリング情報を送信するために使用された同じダウンリンクサブフレームにおいて、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータを送信する。この場合、ステップS302及びステップS304は、同様に、同じステップにおいて達成され得る。端末202は、同じダウンリンクサブフレーム内の受信されたダウンリンクスケジューリング情報に従って、ダウンリンクサブフレームにおけるダウンリンクデータを受信し得る。
さらに、ダウンリンクサブフレームmにおいてダウンリンクスケジューリング情報を送信し、端末がダウンリンクサブフレームm+1にあるダウンリンクデータを受信するようにスケジューリングするために、アクセスネットワークデバイス201は、図3において示される方式、すなわち、ダウンリンクデータを送信する前にスケジューリング情報を送信する、を使用し得る。それに応じて、端末202は、まず、ダウンリンクスケジューリング情報を受信し、次に、受信されたダウンリンクスケジューリング情報に従ってダウンリンクデータを受信する。あるいは、ダウンリンクスケジューリング情報が搬送波1の上のダウンリンクサブフレームmにおいて送信され、端末が搬送波2の上のダウンリンクサブフレームmにあるダウンリンクデータを受信するようにスケジューリングされる場合は、ダウンリンクスケジューリング情報と、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータとが、同時にダウンリンクサブフレームにおいて送信及び受信されるが、しかし、ダウンリンクスケジューリング情報と、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータとは、異なる搬送波の上にある、ということに等しい。
図3において示される処理及び実現方式は、下記で詳細に説明される。
1.ステップS301.アクセスネットワークデバイス201は、ダウンリンクスケジューリング情報を送信する。
本発明のこの実施例では、ステップS301において、アクセスネットワークデバイス201は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)のダウンリンクスケジューリング情報を送信する。ダウンリンクサブフレームF(i,j)は、アップリンクサブフレームに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの中にあるサブフレームであり、F(i,j)は、端末202用に構成された搬送波iの上のダウンリンクサブフレームjを表し、i∈Cであり、Cは、ダウンリンクデータ伝送用に端末202のために構成されたすべての搬送波のセットであり、j∈Kであり、Kは、アップリンクサブフレームに対応するダウンリンクサブフレームのセットである。
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、HARQ-ACK時系列関係、例えば、表2において定義された、PDSCHと対応するHARQ-ACKとの間の時系列関係に従って、1つのアップリンクサブフレームに対応するすべてのアグリゲートされた搬送波の上のすべてのダウンリンクサブフレームとすることができる。すなわち、端末202は、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの中の各ダウンリンクサブフレームにおけるダウンリンクデータを受信するためのHARQ-ACKを、定義されたHARQ-ACK時系列関係に従って、アップリンクサブフレームにおいてフィードバックする。
CAモードにおいて、アクセスネットワークデバイス201は、端末202のために複数の搬送波を構成する。例えば、複数の搬送波が、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)シグナリングを使用することにより構成され、複数の搬送波は、FDD搬送波又はTDD搬送波とすることができ、各搬送波は、複数のダウンリンクサブフレームを含む。TDD搬送波の場合、異なる搬送波は、同一のアップリンク-ダウンリンク構成又は異なるアップリンク-ダウンリンク構成を有し得る。
例えば、同じアップリンク-ダウンリンク構成2を有する10個のTDD搬送波が端末202用に構成される。表2におけるTDDアップリンク-ダウンリンクサブフレーム構成、及び表1における、ダウンリンクデータとアップリンクHARQ-ACKとの間の時系列関係によれば、前述の最大10個の搬送波の上のダウンリンクサブフレーム4、5、6、及び8におけるダウンリンクデータチャネルに対応するHARQ-ACKは、プライマリコンポーネント搬送波の上のアップリンクサブフレーム2においてフィードバックされることが必要である。
これらのダウンリンクサブフレーム、すなわち、これらのダウンリンクサブフレームにおけるダウンリンクデータチャネルは、独立したダウンリンク制御チャネルを使用することにより別個にスケジューリングされ得るか、又は統合ダウンリンク制御チャネルを使用することによりスケジューリングされ得るか、又はそれらの組み合わせを使用することによりスケジューリングされ得る。例えば、少なくとも1つのダウンリンクサブフレームにおけるダウンリンクデータチャネルは、複数のダウンリンク制御チャネルの各々によりスケジューリングされる。本発明のこの実施例では、独立したダウンリンク制御チャネルを使用することによるスケジューリングが、説明のための一例として使用される。
本明細書で言及されるダウンリンクサブフレームは、共通のダウンリンクサブフレームを含み、同様に、TDDシステム内の特別なサブフレームを含む。複数の搬送波が端末202用に構成された後に、アクセスネットワークデバイス201は、ダウンリンク制御チャネルを送信して、これらの構成された搬送波の上のダウンリンクサブフレームにおけるダウンリンクデータチャネルをスケジューリングすることができる。さらに、端末202は、これらのダウンリンクデータチャネルに対応するアップリンクHARQ-ACKをフィードバックする必要がある。
例えば、端末202は、アップリンクサブフレーム2においてHARQ-ACKをフィードバックする。TDD構成2にある、ダウンリンクデータチャネルとアップリンクHARQ-ACKとの間の時系列関係によれば、アップリンクサブフレーム2に関連するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、40個のダウンリンクサブフレーム、すなわち、搬送波1〜10上のサブフレーム4、サブフレーム5、サブフレーム6、及びサブフレーム8を含む。すなわち、搬送波アグリゲーションにおけるプライマリコンポーネント搬送波の上のアップリンクサブフレーム2において端末202によりフィードバックされることが必要なHARQ-ACKは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの中にあるダウンリンクデータチャネルに対応する。
端末202は、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMにおいてダウンリンク制御チャネルを受信することができ、例えば、端末202は、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットの中のすべてのダウンリンクサブフレームにおいてダウンリンク制御チャネルを受信し得るか、又はあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットの中のいくつかのサブフレームにおいてダウンリンク制御チャネルを受信し得る。そして、端末202は、受信されたダウンリンク制御チャネルに従って、これらのダウンリンク制御チャネルによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを更に受信する。
ダウンリンク制御チャネル、及びダウンリンク制御チャネルによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルは、通常、同じサブフレーム内にある。あるいは、上記のように、ダウンリンク制御チャネル、及びダウンリンク制御チャネルによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルは、ダウンリンク制御チャネル間の対応関係が提供されるならば、異なるサブフレームにあり得るとともに、ダウンリンク制御チャネルによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルは識別されることができる。例えば、2つのチャネル間の時系列関係はあらかじめ指定されており、アクセスネットワークデバイス201は、あらかじめ指定された時系列関係に従って、ダウンリンク制御チャネル及びダウンリンクデータチャネルを送信するとともに、端末202は、あらかじめ指定された時系列関係に従って、ダウンリンク制御チャネル及びダウンリンクデータチャネルを受信する。
ここで、端末202のあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMのダウンリンクサブフレームサブセットであり、実際にスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルが配置されるダウンリンクサブフレームサブセットは、“即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセット”と呼ばれ、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMのサブセットである。
スケジューリングされたダウンリンクサブフレームにおけるダウンリンクデータチャネルは、ダウンリンク制御チャネルによってスケジューリングされた第1のダウンリンクデータチャネル、すなわち、動的にスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを含み得るか、又はダウンリンク制御チャネルによりスケジューリングされない第2のダウンリンクデータチャネル、例えば半永続スケジューリング(Semi-Persistent scheduling、SPS)のために使用されるダウンリンクデータチャネルを含み得る。通常、端末のSPSメカニズムがアクティブ化された後に、SPSのために使用されるダウンリンクデータチャネルは、HARQの初期送信中のダウンリンク制御及びスケジューリングを必要としないが、しかし、SPSのために使用されるダウンリンクデータチャネルは、20msのようなあらかじめ設定された期間に直接送信される。
さらに、アクセスネットワークデバイス201は、別個の特別なダウンリンク制御チャネルを更に送信することができる。LTEシステムでは、ダウンリンク制御情報はPDCCHであり得るとともに、特別なダウンリンク制御チャネルは、ダウンリンクデータチャネルをスケジューリングしないが、しかし、SPSメカニズムを終了又は解放することを命令するために使用される。しかしながら、対応するアップリンクHARQ-ACKが、同様に、特別なダウンリンク制御チャネルのためにフィードバックされることが必要である。したがって、任意選択で、あらかじめ設定されたダウンリンクサブフレームのセット内にあり、特別なダウンリンク制御チャネルを伝送するために使用されるサブフレームは、同様に、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセット内に配置されてもよく、端末202は、同様に、サブフレームのために対応するHARQ-ACKをフィードバックすることができる。
2.ステップS302.端末202は、ダウンリンクスケジューリング情報を受信する。
ステップS302において、端末202は、アクセスネットワークデバイス201によって送信されたダウンリンクスケジューリング情報を受信する。上記のように、ダウンリンクスケジューリング情報は、リソース割り当て情報、又は調整及び符号化方式などの制御情報を含むことができる。端末202は、受信されたダウンリンクスケジューリング情報に従って、ダウンリンクデータの伝送のために割り当てられたリソースに関する情報並びにダウンリンクデータの調整及び符号化方式などの情報を習得するとともに、端末202は、習得された情報に従ってダウンリンクデータを受信する。
しかしながら、無線チャネルの時間的に変化する特性に起因して、無線チャネルの品質が悪い場合、端末202は、ダウンリンクスケジューリング情報を受信することに失敗する場合がある。この場合、端末202はダウンリンクスケジューリング情報を取得することができず、ダウンリンクスケジューリング情報に従ってダウンリンクデータを受信することができない。
任意選択でに、アクセスネットワークデバイス201が上述の特別なダウンリンク制御チャネルを端末202に送信する場合、上記のように、特別なダウンリンク制御チャネルは、SPSメカニズムを終了又は解放することを命令するために使用され、端末202は、さらに、特別なダウンリンク制御チャネルを受信する必要がある。
3.ステップS303.アクセスネットワークデバイス201は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)においてダウンリンクデータを送信する。
ダウンリンクスケジューリング情報を送信した後に、アクセスネットワークデバイス201は、ダウンリンクスケジューリング情報における、リソース割り当て情報、又は調整及び符号化方式などの制御情報に従って、ダウンリンクサブフレームF(i,j)においてダウンリンクデータを送信する。
4.ステップS304.端末202は、ダウンリンクデータを受信する。
端末202は、ステップS302で受信されたダウンリンクスケジューリング情報に従って、ダウンリンクサブフレームF(i,j)におけるダウンリンクデータを受信する。ステップS302において、端末202がダウンリンクサブフレームF(i,j)のダウンリンクスケジューリング情報を受信することに失敗した場合、ステップS304において、端末202は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)におけるダウンリンクデータを受信しない。
5.あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの分割
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットに分割されることができ、Nは2以上の整数であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中の各ダウンリンクサブフレームのために端末202によりフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数は、あらかじめ定められた値である。
端末202とアクセスネットワークデバイス201の両方は、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの分割規則を事前に知る必要があり、規則は端末202とアクセスネットワークデバイス201とで同じである。端末202が、同じ分割規則に従ってACK/NACKコードブックを生成するとともに、アクセスネットワークデバイス201が、同じ規則に従ってACK/NACKコードブックを解析し、それにより、端末202のダウンリンクデータの受信状態を正確に習得する。あるいは、アクセスネットワークデバイス201は、上述の規則を決定するとともに、次いで、規則を端末に通知し、すなわち、アクセスネットワークデバイス及び端末は、上述の規則の一致した理解を有する。
例えば、端末202及びアクセスネットワークデバイス201の両方は、Nの値、及びあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの中のダウンリンクサブフレームが属するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットを知る必要があるとともに、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの各サブセットの中のダウンリンクサブフレームのためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数を知る必要がある。例えば、アクセスネットワークデバイス201及び端末202の両方は、ダウンリンクサブフレームのデータチャネル伝送モードに従って、ダウンリンクサブフレームのためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数を決定し得るとともに、ダウンリンクサブフレームが属するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットを決定し得る。このようにして、端末202は、HARQ-ACKビットを正しく埋め込むとともに、決定されたHARQ-ACKのビット数と、ダウンリンクサブフレームが属するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの決定されたサブセットとに従って、HARQ-ACKコードブックを生成する。アクセスネットワークデバイス201は、同じ規則に従ってHARQ-ACKコードブックを解析し、その結果、アクセスネットワークデバイス201は、ダウンリンクデータの受信状態を正確に習得することができる。
端末202がアップリンクサブフレームにおいてHARQ-ACKをフィードバックすることが、依然として、一例として使用される。端末202用に構成されたすべての10個の搬送波の上のデータチャネル伝送モードは、同じであり得るか、又は異なり得る。2つの異なるデータチャネル伝送モードが構成され、第1のデータチャネル伝送モードにおける各PDSCHは、1つのトランスポートブロックに対応し、すなわち、1つのHARQ-ACKビットに対応するように構成されるとともに、第2のデータチャネル伝送モードにおける各PDSCHは、2つのトランスポートブロックに対応し、すなわち、2つのHARQ-ACKビットに対応するように構成される、ということが仮定される。
搬送波に対して、アクセスネットワークデバイス201は、端末が2つのトランスポートブロックを有する伝送モードを使用するように、構成を実行し、すなわち、搬送波の上の各ダウンリンクサブフレームにおいて2つのトランスポートブロックが伝送され得るとともに、したがって、各ダウンリンクサブフレームは、2つのHARQ-ACKビットに対応することに留意されたい。この場合、搬送波の上のダウンリンクサブフレームは、2つのHARQ-ACKビットのグループに分類される必要がある。しかしながら、アクセスネットワークデバイス201は、端末202がHARQ-ACK空間バインディングモードにおいてダウンリンクサブフレーム内の2つのトランスポートブロックに対するHARQ-ACKをフィードバックするように、構成を更に実行し、この場合、ダウンリンクサブフレームにおいてスケジューリングされた2つのトランスポートブロックは、1つのHARQ-ACKビットにのみ対応し、すなわち、2つのトランスポートブロックの両方が正しく受信された場合にのみ、1ビットのACKがフィードバックされ、そうでない場合には、1ビットのNACKがフィードバックされる。この場合、2つのトランスポートブロックを含む1つのダウンリンクサブフレームは、1つのHARQ-ACKビットのフィードバックに対応する。したがって、搬送波の上のダウンリンクサブフレームは、1つのHARQ-ACKビットのグループに分類される必要がある。あるいは、搬送波の上のダウンリンクサブフレームは、1つのHARQ-ACKビットの別のグループ、すなわち、空間バインディング後に取得された1つのHARQ-ACKのグループに分類されるとともに、1つのトランスポートブロックが1つのHARQ-ACKに対応するグループは2つの独立したグループになる。
上記のように、異なる伝送モードが異なる搬送波用に構成されるという理由で、UEがダウンリンクスケジューリング情報を受信することに失敗した場合に、UEは、HARQ-ACKに埋め込まれるべきビット数を決定することができない。
この問題に対する複数の任意選択の解決法があり得るとともに、2つの解決法が、説明のために、下記の例として使用される。
任意選択の解決法1
この解決法では、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットに分割され得る。Nは2以上の整数であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中の各ダウンリンクサブフレームのために端末202によりフィードバックされることが必要なハイブリッド自動再送要求-確認応答HARQ-ACKのビット数は、1ビット又は2ビットのようなあらかじめ定められた値であるとともに、異なるダウンリンクサブフレームにおける任意のダウンリンクサブフレームのためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数は異なる。
この場合、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの数は、フィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数の可能な値の数に依存する。例えば、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMのためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数が2つの異なる値を有する場合、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの2つのサブセットに分割され得る。別の例では、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMのためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数が3つの異なる値を有する場合、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの3つのサブセットに分割され得る。確かに、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMのためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数が1つの値のみを有する場合、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは分割される必要がない。
例えば、N=2の場合、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの第1のサブセットと、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの第2のサブセットとに分割される。即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットが、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットのサブセットであるという理由で、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットは、第1の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセット、及び第2の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットに分割され、第1の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの第1のサブセットのサブセットであるとともに、第2の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの第2のサブセットのサブセットである。
別の例では、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMのためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数が3つの異なる値を有する場合、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの3つのサブセットに分割され得る。確かに、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMのためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数が1つの値のみを有する場合、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは分割される必要がない。
任意選択の解決法2
この解決法では、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのP個のサブセットに分割され得る。Pは2以上の整数であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中の各ダウンリンクサブフレームのために端末202によりフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数は、1ビット又は2ビットのようなあらかじめ定められた値である。任意選択の解決法1との相違点は、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの異なるサブセットの中の任意のダウンリンクサブフレームのためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数が異なることを定義する必要がない、ということである。
端末202は、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの同じサブセットの中のダウンリンクサブフレームのためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数が同じであるならば、NACKを正しく埋め込むことができる。
この場合、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの数は、フィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数の値の数以上である。例えば、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMのためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数が2つの異なる値を有する場合、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの同じサブセットの中のダウンリンクサブフレームのためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数が同じであるならば、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの3つ若しくは4つのサブセット、又は同様のものに分割され得る。
解決法は、不十分なアップリンクサブフレーム容量の問題を解決するために、下記のシナリオに適用されることができる。
通常、1つのアップリンクサブフレームの容量は限られており、複数のダウンリンクサブフレームのHARQ-ACKを同じアップリンクサブフレームにおいてフィードバックする必要がある場合、アップリンクサブフレームの負荷は比較的大きくなる。現在、CAモードでは、プライマリコンポーネント搬送波の上のアップリンクサブフレームにおいてHARQ-ACKが送信され、プライマリコンポーネント搬送波の上のアップリンクサブフレームの容量が限られていることを考慮して、いくつかのダウンリンクサブフレームのためのHARQ-ACKが、セカンダリコンポーネント搬送波の上のアップリンクサブフレームにおいて送信され得る。この場合、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMにあり、フィードバックされる必要のあるHARQ-ACKが同じビット数を有するダウンリンクサブフレームは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの複数のサブセットに更に分類されるとともに、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのいくつかのサブセットは、セカンダリコンポーネント搬送波の上のダウンリンクサブフレームで送信され、その結果、プライマリコンポーネント搬送波の不十分なアップリンクサブフレーム容量の問題が解決される。任意選択で、セカンダリコンポーネント搬送波の上のアップリンクサブフレームとプライマリコンポーネント搬送波の上のアップリンクサブフレームは、同じサブフレーム番号を有し、その結果、HARQ-ACK時系列が再定義される必要はない。
上述の2つの任意選択の解決法は単なる例である。上述の2つの解決法から、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMがあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの複数のサブセットに分割される場合に、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの同じサブセットの中のダウンリンクサブフレームのためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数が同じであるとともに、アクセスネットワークデバイス201及び端末202の両方に知られているあらかじめ定められた値であるならば、端末202はNACKを正しく埋め込むことができるとともに、アクセスネットワークデバイス201はHARQ-ACKを正しく受信することができる、ということが習得されることができる。
6.ステップS305において、端末202は、HARQ-ACKコードブックを生成する。
端末202によって生成されたHARQ-ACKコードブックは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの中にあるすべてのサブフレームのHARQ-ACKビットを含み得るか、又はあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの中にあるすべてのスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのHARQ-ACKビット、すなわち、上述の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットの中のすべてのダウンリンクサブフレームのHARQ-ACKビットを含み得る。
端末202は、表2において指定された時系列関係に基づいて、そして受信されたダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータの受信状態と、ダウンリンクサブフレームのためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数とに従って、アップリンクサブフレーム(例えば、上述のアップリンクサブフレーム2)においてフィードバックされることが必要な元のHARQ-ACKの情報ビットを決定し、HARQ-ACKコードブックを生成し得る。任意選択で、ステップS302において、端末202が上述の特別なダウンリンク制御情報を更に受信する場合、端末202は、特別なダウンリンク制御チャネルの受信状態に従って、決定を更に実行し得る。
任意選択で、HARQ-ACKコードブックは、上述の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットに対応し得る。即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットは、アクセスネットワークデバイス201がダウンリンクデータ伝送をスケジューリングするダウンリンクサブフレームを含み、アクセスネットワークデバイス201が特別なダウンリンク制御チャネルを更に送信する場合、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットは、特別なダウンリンク制御チャネルが配置されるサブフレームを更に含む。下記の実施例では、特に断らない限り、特別なダウンリンク制御チャネルは存在しないということが仮定されるが、しかし、本発明のこの実施例は、ダウンリンクデータチャネルと特別なダウンリンク制御チャネルが存在する場合に適用されることができる。
上記のように、本発明のこの実施例では、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMがあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットに分割される場合、端末202によって生成されたHARQ-ACKコードブックは、少なくとも1つのサブコードブックを含むことができ、少なくとも1つのサブコードブックは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのうちの少なくとも1つのサブセットとの間で1対1の対応関係にあり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのうちの少なくとも1つのサブセットは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットのうちの少なくとも1つであるとともに、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのうちの少なくとも1つのサブセットは、端末がダウンリンクスケジューリング情報を受信するダウンリンクサブフレームを含むサブセットである。
端末202によって生成されたHARQ-ACKコードブックが、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの中にあるすべてのスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのHARQ-ACKビット、すなわち、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットの中のすべてのダウンリンクサブフレームのHARQ-ACKビットのみを含む場合、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットのうちの1つ又は複数においてダウンリンクサブフレームがスケジューリングされていない場合に、又は端末202が、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットのうちの1つ又は複数において、任意のダウンリンクサブフレームのダウンリンクスケジューリング情報を受信しない場合に、端末202によって生成されたHARQ-ACKコードブックは、ダウンリンクサブフレームがスケジューリングされていないあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するHARQ-ACKビットを含まなくてもよい。
端末202によって生成されたHARQ-ACKコードブックが、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの中にあるすべてのサブフレームのHARQ-ACKビットを含む場合、HARQ-ACKコードブックを生成する際に、端末202は、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットのそれぞれに対応するサブコードブックを生成することができる。任意選択で、端末202は、N個の生成されたサブコードブックをカスケードすることによりHARQ-ACKコードブックを形成することができる。
端末202によって生成されたHARQ-ACKコードブックが、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの中にあるすべてのスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのHARQ-ACKビット、すなわち、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットにおけるすべてのダウンリンクサブフレームのHARQ-ACKビットのみを含む場合、HARQ-ACKコードブックを生成する際に、端末202は、N個の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットのそれぞれに対応するサブコードブックを生成し得る。任意選択で、端末202は、N個の生成されたサブコードブックをカスケードすることによりHARQ-ACKコードブックを形成することができる。
上記のように、端末202及びアクセスネットワークデバイス201は、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの分割規則を事前に知る必要があり、規則は端末202とアクセスネットワークデバイス201とで同じである。ここで、端末202は、同様に、カスケードすることによりHARQ-ACKコードブックを生成する場合に、端末202とアクセスネットワークデバイス201の両方が事前に知っている規則を用いる必要がある。例えば、カスケードすることの間に、フィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数に従って、端末202は、前方位置に、フィードバックされることが必要なHARQ-ACKのより小さいビット数を有するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するサブコードブックを配置するとともに、後方位置に、フィードバックされることが必要なHARQ-ACKのより大きいビット数を有するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するサブコードブックを配置する。このようにして、アクセスネットワークデバイス201は、同様に、同じ規則に従ってHARQ-ACKコードブックを解析し、したがって、HARQ-ACKビットが正確に習得されることができる。
7.ステップS305において、端末202は、生成されたHARQ-ACKコードブックに対してチャネル符号化を行うことにより、アップリンク制御情報を生成する。
端末202は、コードブックを生成した後に、HARQ-ACKコードブックに対してチャネル符号化を行う。本発明のこの実施例では、チャネル符号化の種類は限定されず、チャネル符号化は、線形ブロック符号化、畳み込み符号、ターボ符号などの様々なチャネル符号化であってもよい。リードミュラー(RM、Reed Muller)符号などの線形ブロック符号化が使用される場合、通常、符号化する前に巡回冗長検査(Cyclic Redundancy Check、CRC)が付加される必要はない。畳み込み符号又はターボが使用される場合、符号化の前にCRCが付加されてもよく、確かに、符号化の前にCRCが付加されなくてもよい。これは、本発明のこの実施例では限定されない。
任意選択で、端末202は、コードブックサイズに従って異なる符号化方式及びCRC付加方式を使用し得る。例えば、コードブックサイズがあらかじめ設定されたしきい値より大きい場合、畳み込み符号化が使用されるとともに、この場合、CRCが付加され、コードブックサイズがあらかじめ設定されたしきい値以下である場合、RMコードが使用され、この場合、CRCが付加されないかもしれない。
8.ステップS306.端末202は、アップリンク制御情報をアクセスネットワークデバイス201に送信する。
LTEシステムが一例として使用される。端末202は、ステップS305において生成されたアップリンク制御情報を、PUCCH又はPUSCH上で送信し得る。
チャネル符号化を実行した後で、アップリンク制御情報を送信する前に、端末202は、さらに、符号化されたHARQ-ACK情報を物理リソースにマッピングする必要がある。物理リソースは、PUCCHリソース又はPUSCHリソースであり得る。ここで、PUCCHリソースは、端末202がPUCCHリソースをどのように決定するかを説明するための一例として使用される。
任意選択で、端末202は、リソース指示情報に従ってPUCCHリソースを決定し得る。端末202は、PUCCHリソースセットを取得するとともに、PUCCHリソースセットは、少なくとも1つのPUCCHフォーマットのPUCCHリソースを含む。端末202は、リソース指示情報に従って、PUCCHリソースセットからPUCCHリソースを決定する。
具体的には、端末202は、事前にRRCシグナリングなどの上位レイヤシグナリングを受信することができるとともに、端末202のためにアクセスネットワークデバイス201によって構成されたPUCCHリソースセットを取得することができ、セットは、少なくとも2つのPUCCHリソースを含む。セットに含まれるPUCCHリソースは、同じフォーマット、例えば、現在のCAモードのLTEシステムにおけるPUCCHフォーマット(例えば、フォーマット3)、若しくは新しいPUCCHフォーマット(例えば、PUSCHチャネル構造に基づくPUCCHフォーマット4)であってもよく、又は少なくとも2つのPUCCHフォーマット、例えば上述のフォーマット3及びフォーマット4、若しくは少なくとも2つの新しいフォーマットが含まれていてもよい。
次に、端末202は、リソース指示情報に従って、PUCCHリソースセットから第1のPUCCHリソースを決定する。リソース指示情報は、ダウンリンクデータチャネルを現在スケジューリングするために使用されるダウンリンク制御チャネルを含み得るか、又は新たに追加されたビット、又は再使用された現在の送信電力制御(Transmit Power Control、TPC)フィールドのような、制御チャネル上のビット又は別の暗黙の状況の組み合わせを具体的に含み得る。
任意選択で、HARQ-ACKを搬送するために、異なるコードブックサイズに対して異なるPUCCHフォーマットが使用されることができ、例えば、フォーマット4が、しきい値より大きいコードブックサイズに対して使用されるとともに、フォーマット3が、しきい値以下のコードブックサイズに対して使用される。具体的には、リソース指示情報の異なる状況と異なるPUCCHフォーマットとの間で対応関係が確立されることができるとともに、その場合に、リソース指示情報に従ってPUCCHフォーマットとPUCCHリソースが決定される。あるいは、リソース指示情報と、コードブックサイズと、PUCCHフォーマットとの間の関係が確立されるとともに、その場合に、PUCCHリソース及びPUCCHフォーマットは、受信されたリソース指示情報及び決定されたコードブックサイズに従って決定される。
9.ステップS307.アクセスネットワークデバイス201は、アップリンク制御情報を受信し、HARQ-ACKコードブックを取得するとともに、ダウンリンクデータの受信状態を判定する。
端末202によって送信されたダウンリンク制御情報を受信した後に、アクセスネットワークデバイス201は、端末202によって使用されたものと同じチャネル符号化方式でチャネル復号を行った後に、HARQ-ACKコードブックを取得する。
端末202が、HARQ-ACKコードブックを生成するときに、複数のサブコードブックをカスケードすることによってHARQ-ACKコードブックに結合する場合、アクセスネットワークデバイス201は、同様に、端末202によって使用されるカスケード方式と同じカスケード方式で、HARQ-ACKコードブックに含まれる複数のサブコードブックを解析する。
任意選択で、アクセスネットワークデバイス201は、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの分割規則であり、端末202の分割規則と同じであるあらかじめ習得された分割規則に従って、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの各サブセットの中のダウンリンクサブフレームのためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数を決定するとともに、HARQ-ACKコードブックを解析し、その結果、ダウンリンクサブフレーム毎に端末202によってフィードバックされたHARQ-ACKは正確に習得されるとともに、さらに、端末202によりダウンリンクサブフレームにおけるダウンリンクデータを受信した状況が判定される。
実施例2
実施例2において提供される無線通信システムの構成については、図2Bを参照する。
実施例2では、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMはサブセットに分割されず、端末202は、アクセスネットワークデバイス201によってスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのためにのみHARQ-ACKをフィードバックするとともに、端末202は、ダウンリンクスケジューリング情報が検出されないかどうかを判定し、その結果、端末202は、アクセスネットワークデバイス201によって理解されるものと一致するHARQ-ACKコードブックを生成するために、未検出位置にHARQ-ACKのためのNACKを埋め込む。
アクセスネットワークデバイス201と端末202との間のダウンリンクスケジューリング、ダウンリンクデータ伝送、及びHARQ-ACK情報フィードバックの処理が、図4を参照して下記で説明される。処理は、下記のステップを含む。
S401.アクセスネットワークデバイス201は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)のダウンリンクスケジューリング情報と指示情報を端末202に送信する。
S402.端末202は、ダウンリンクスケジューリング情報及び指示情報を受信する。
S403.アクセスネットワークデバイス201は、ステップS401において送信されたダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータを、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において送信する。
S404.端末202は、ステップS402で受信されたダウンリンクスケジューリング情報及び指示情報に従って、アクセスネットワークデバイス201によってスケジューリングされたダウンリンクサブフレームを決定する。例えば端末202は、受信されたダウンリンクスケジューリングに従って、受信されたダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクサブフレームを決定するとともに、指示情報に従って、端末202により検出されないダウンリンクスケジューリング情報に従ってアクセスネットワークデバイス201によりスケジューリングされるダウンリンクサブフレームを決定し、それにより、アクセスネットワークデバイス201により実際にスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム、すなわち、アクセスネットワークデバイス201により即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームを決定し、アクセスネットワークデバイス201によってスケジューリングされた、決定されたダウンリンクサブフレームにおいて、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータを受信する。
S405.端末202は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信されたダウンリンクデータの受信状態と、ダウンリンクサブフレームF(i,j)のためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数とに従って、HARQ-ACKコードブックを生成するとともに、生成されたHARQ-ACKコードブックを符号化することによりアップリンク制御情報を生成する。
S406.端末202は、生成されたアップリンク制御情報をアクセスネットワークデバイス201に送信する。
S407.アクセスネットワークデバイス201は、受信されたアップリンク制御情報を復号した後に、HARQ-ACKコードブックを取得し、取得されたHARQ-ACKコードブックに従って、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMにおいてスケジューリングされたダウンリンクサブフレームF(i,j)内のダウンリンクデータの受信状態を判定する。
図4と図3を比較した後に、図4に示すステップでは、ステップS401において、アクセスネットワークデバイス201は、ダウンリンクスケジューリング情報だけでなく、指示情報も端末202に送信し、ステップS402において、端末202は、ダウンリンクスケジューリング情報だけでなく、アクセスネットワークデバイス201によって送信された上述の指示情報も受信する、ということが習得されることができる。指示情報の特定の実現例については、後の説明を参照されたい。
ステップS405において、端末202は、受信されたダウンリンクスケジューリング情報及び指示情報に従って、アクセスネットワークデバイス201によってスケジューリングされたダウンリンクサブフレームを決定するとともに、ダウンリンクデータの受信状態と、ダウンリンクサブフレームのためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数とに基づいて、アクセスネットワークデバイス201によってスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのためのHARQ-ACKコードブックを生成する。
ステップS407において、アクセスネットワークデバイス201は、受信されたアップリンク制御情報を復号した後に、HARQ-ACKコードブックを取得する。この場合、アクセスネットワークデバイス201は、スケジューリングされたダウンリンクサブフレーム内のダウンリンクデータの受信状態を取得するために、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの代わりに、スケジューリングされたダウンリンクサブフレームに従ってHARQ-ACKコードブックを解析する必要がある。
ステップS401及びステップS403は、同じステップで達成され得る。例えば、LTEシステムの場合、アクセスネットワークデバイス201は、ダウンリンクスケジューリング情報を送信するために使用された同じダウンリンクサブフレームにおいて、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータを送信する。この場合、ステップS402及びステップS404は、同様に、同じステップにおいて達成され得る。端末202は、同じダウンリンクサブフレーム内の受信されたダウンリンクスケジューリング情報に従って、ダウンリンクサブフレームにおけるダウンリンクデータを受信し得る。
さらに、ダウンリンクサブフレームmにおいてダウンリンクスケジューリング情報を送信し、端末がダウンリンクサブフレームm+1にあるダウンリンクデータを受信するようにスケジューリングするために、アクセスネットワークデバイス201は、図4において示される方法、すなわち、ダウンリンクデータを送信する前にスケジューリング情報を送信する、を使用することができる。それに応じて、端末202は、まず、ダウンリンクスケジューリング情報を受信し、次に、受信されたダウンリンクスケジューリング情報に従ってダウンリンクデータを受信する。あるいは、ダウンリンクスケジューリング情報が搬送波1の上のダウンリンクサブフレームmにおいて送信され、端末が搬送波2の上のダウンリンクサブフレームmにあるダウンリンクデータを受信するようにスケジューリングされる場合は、ダウンリンクスケジューリング情報と、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータとが、同時にダウンリンクサブフレームにおいて送信及び受信されるが、しかし、ダウンリンクスケジューリング情報と、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータとは、異なる搬送波の上にある、ということに等しい。
さらに、指示情報は、ダウンリンクスケジューリング情報と共に送信されてもよいし、別々に送信されてもよく、例えば、別個のシグナリングを使用することにより送信されてもよい。1つのダウンリンクサブフレームF(i,j)が1つの指示情報に対応し得るか、又は複数のダウンリンクサブフレームが1つの指示情報に対応し得る。
実施例2では、端末202によって生成されたHARQ-ACKコードブックは、アクセスネットワークデバイス201によってスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのためのHARQ-ACKのみを含む。したがって、HARQ-ACKコードブックのサイズが縮小され、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの中のすべてのダウンリンクサブフレームについてHARQ-ACKをフィードバックすることに比べて、PUCCHのようなアップリンク制御チャネルの占有が減少し、データ伝送効率が改善される。HARQ-ACKコードブックを解析する場合に、アクセスネットワークデバイス201は、スケジューリングされたダウンリンクサブフレームのためのHARQ-ACKだけを解析する必要があり、その結果、アクセスネットワークデバイス201の処理負荷が軽減される。
指示情報は、下記で詳細に説明される。
実施例2では、端末202によって生成されたHARQ-ACKコードブックは、アクセスネットワークデバイス201によってスケジューリングされたダウンリンクサブフレームF(i,j)のためのHARQ-ACKのみを含み、すなわち、HARQ-ACKコードブックは、上述の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットのために生成される。
図5Aから図5Dにおいて示されるように、10個の搬送波が端末202のために構成され、各搬送波はTDD構成2である。この場合、アップリンクプライマリコンポーネント搬送波の上のアップリンクサブフレーム2に関連するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットは、すべての10個の搬送波の上のすべてのダウンリンクサブフレーム4、5、6、及び8を含む。
特定のスケジューリングシナリオでは、端末202に対して実際にスケジュールされた即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットは、搬送波1〜7の上のサブフレーム4、搬送波1、搬送波3、搬送波5の上のサブフレーム5、搬送波1〜6の上のサブフレーム6、及び搬送波1〜5の上のサブフレーム8を含み、この場合、これらの現在実際にスケジューリングされたダウンリンクサブフレームは、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットを形成する、ということが仮定される。即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの上述のセットのサブセットである、ということが習得されることができる。
この場合、実施例2では、アップリンクプライマリコンポーネント搬送波の上のアップリンクサブフレーム2において送信される必要があるHARQ-ACKコードブックは、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットに従って決定され、すなわち、この場合のHARQ-ACKコードブックサイズは21になる。ここでは、各ダウンリンクサブフレームが1つのHARQ-ACKビットに対応するということが仮定される。
端末202は、指示情報に従って、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットを正確に識別することができ、その結果、アクセスネットワークデバイス201及び端末202は、HARQ-ACKコードブックの一致した理解を有する。任意選択で、上述の目的は、指示情報を使用することにより実施されることができる。指示情報は、ダウンリンク制御チャネル上で搬送され得るとともに、ダウンリンク制御情報は、ダウンリンクサブフレーム内のダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするために使用された上述のダウンリンク制御チャネル、すなわち、ダウンリンクサブフレームのダウンリンクスケジューリング情報を送信するために使用されたダウンリンク制御チャネルであり得る。
任意選択で、指示情報は、第1の指示情報及び第2の指示情報を含み得る。第1の指示情報は、“ダウンリンク割り当てインデックス(Downlink Assignment Index、DAI)インデックスインジケータ”と呼ばれ得るとともに、第2の指示情報は、“DAIエンドインジケータ”と呼ばれ得る。
上述の2つの指示情報は、現在のダウンリンク制御チャネルの上の新たに追加されたビットか、若しくは再使用された既存のビットであり得るか、又はビットではない暗黙のインジケータ、例えば、スクランブリングコード、若しくはいくつかのビットのいくつかの状態の組み合わせであり得る。あるいは、DAIエンドインジケータは、別個の制御チャネル上で搬送されてもよい。
下記では、各ダウンリンク制御チャネルは、一例として、2ビットのDAIインデックスインジケータ及び2ビットのDAIエンドインジケータを含み、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットに基づいて決定されるHARQ-ACKコードブックを、これらの2つのDAIフィールドを使用することにより決定する方法が詳細に説明される。
それぞれのダウンリンク制御チャネルの上のDAIインデックスインジケータの値は、サブフレームの前に搬送波、のシーケンスに従って(確かに、シーケンスがあらかじめ定義されていれば、別のシーケンスは除外されない)、連続的に累算されることができる。現在のところ、2ビットのDAIインデックスしかないので、巡回の計数が必要であることに留意されたい。例えば、[(X-1) mod 4]+1という規則が使用されることができ、すなわち、X=1、X=5、及びX=9のすべてが、DAIインデックスインジケータの値1に対応する(それは、例えば、状態‘00’によって表される)とともに、Xは実際に累算された計数値である。
このようにして、端末202がいくつかのダウンリンク制御チャネルを検出しない、例えば、端末202がDAIインデックスが1及び4であるダウンリンク制御チャネルを連続的に受信する場合、端末202は、DAIインデックスが1及び4である2つのダウンリンク制御チャネルの間に、DAIインデックスがそれぞれ2及び3であるダウンリンク制御チャネルが検出されないことを習得し得る。このようにして、HARQ-ACKコードブックを決定する場合に、端末202は、上述の2つの未検出のダウンリンク制御チャネルに対応するダウンリンクサブフレームに関連するHARQ-ACKビット位置に2つの0ビットを入れること、すなわち、NACKを埋め込むことができる。
しかしながら、DAIインデックスインジケータだけが使用されている場合、2つの受信されたダウンリンク制御チャネルの間のダウンリンク制御チャネルが検出されないことが分かり得るが、最後である未検出のダウンリンク制御チャネルは、見つけることができない。例えば、アクセスネットワークデバイス201は、合計4つのダウンリンク制御チャネルをスケジューリングし、DAIインデックスインジケータの値は連続的に1、2、3、及び4であるが、しかし、端末202は、DAIインデックスインジケータの値が1、2、及び3である3つのダウンリンク制御チャネルしか受信しない、ということが仮定される。この場合、端末202は、最後のダウンリンク制御チャネルが検出されていないことを見つけることができない。
最後のダウンリンク制御チャネルが検出されないという問題を解決するために、DAIエンドインジケータが任意選択で導入されることができる。確かに、この方法は、最後のダウンリンク制御チャネルが検出されないことを判定するための唯一の方法ではない。例えば、UEが最後のダウンリンク制御情報が検出されないと判定することに失敗した場合、アクセスネットワークデバイス201のCRCチェックが失敗し、したがって、アクセスネットワークデバイス201は、端末202によってフィードバックされたHARQ-ACKコードブックが正しくないと判定し得る。一度アクセスネットワークデバイス201のCRCチェックが失敗すると、端末202によって現在フィードバックされているHARQ-ACKコードブック内の各HARQ-ACKビットはNACKであると、アクセスネットワークデバイス201は見なすとともに、アクセスネットワークデバイス201は、その後、物理レイヤ再送信スケジューリングを開始する。さらに、CRCチェックは、アクセスネットワークデバイス201が端末202のNACKをACKとして間違って検出しないことを保証し、それにより、NACKが誤ってACKであると判定されるという重大なエラーイベントを防止する。このエラーイベントは、物理レイヤのパケット損失を引き起こし、すなわち、アクセスネットワークデバイス201は、実際には正しく受信されていないダウンリンクデータを端末202が正しく受信していると見なし、したがって、アクセスネットワークデバイス201は、物理レイヤ再送信の代わりに、無線リンク制御(RLC、Radio Link Control)レイヤ再送信のような、より上位のレイヤの再送信を開始する。物理レイヤ再送信と比較して、より上位のレイヤの再送信は、システムのリソース利用効率を大幅に低下させる。
アクセスネットワークデバイス201が、CRC及びDAIインデックスインジケータを参照して、HARQ-ACKコードブックが間違っていると判定する上述の方法では、HARQ-ACKコードブックが正しくないと一度アクセスネットワークデバイス201が判定すると、HARQ-ACKコードブックに従ってフィードバックされるすべてのダウンリンクサブフレームの再送信スケジューリングが開始される必要があることに留意されたい。ダウンリンクサブフレーム内にあり、端末202によって正しく受信されたダウンリンクデータは、同様に、再送信される必要がある。したがって、データ伝送効率は、ある意味ではまだ高くはない。したがって、任意選択で、端末202は、下記で説明されるDAIエンドインジケータに従って、最後のダウンリンクスケジューリング情報が検出されないことを判定し得る。この方法は、CRC及びDAIインデックスを使用する方法と比較して、データ伝送効率を大幅に改善する。
DAIエンドインジケータの任意選択の実現例が下記で説明される。
任意選択の実現例1
図5Aにおいて示されるように、DAIエンドインジケータは、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットの中の現在のサブフレームにおいてスケジューリングされたPDSCHの総数を指示するために使用される。CAモードでは、現在のサブフレームにおいてスケジューリングされたPDSCHは、現在のサブフレームと同じサブフレーム番号を有する、アグリゲートされた搬送波の上の各ダウンリンクサブフレームを含むことができる。総DAI数の値の具体的なモジュロ規則は、DAIインデックスインジケータの値と一致し、すなわち[(X-1) mod 4]+1である。
任意選択の実現例2
図5Bにおいて示されるように、DAIエンドインジケータは、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットの中の現在のサブフレーム及び前のサブフレームにおいてスケジューリングされたPDSCHの総数を指示するために使用される。
さらに、予測スケジューリングの方法が更に使用されることができる。例えば、図5Bにおける分母が1に変更される。この場合、DAIエンドインジケータは、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットにおいてスケジューリングされたPDSCHの総数を指示するために使用されるが、しかし、アクセスネットワークデバイス201は、スケジューリングの間に予測を実行する必要がある。例えば、これらのダウンリンク制御チャネルの上の総DAI数の値は一致している必要があるので、サブフレーム4のスケジューリングの時点において、サブフレーム5、6、及び8がスケジューリングされる必要があるかどうか、及びスケジューリングされたサブフレームの正確な数が、予測される必要がある。そのような予測スケジューリングは、具体的な実現例の複雑さを引き起こす。
任意選択の実現例1及び2については、第2の指示情報は、ダウンリンクサブフレームをスケジューリングするために使用される各ダウンリンクスケジューリング情報に含まれ得るか、又は第2の指示情報は、ダウンリンクサブフレームをスケジューリングするために使用されるダウンリンクスケジューリング情報に含まれる必要はないとともに、特定のサブフレーム番号を有する複数のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームに少なくとも1つの第2の指示情報があることが保証される必要があるだけであるか、又は即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットの中の複数のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームに少なくとも1つの第2指示情報があることが保証される必要があるだけである、ことに留意されたい。
任意選択の実現例3
図5Cにおいて示されるように、DAIエンドインジケータは、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットの中の最後のX個のPDSCH、例えばX=3を指示するために使用される。この場合、最後の3つのサブフレームに対応するDAIエンドインジケータの値は、逆に4、3、及び2に設定され、他のDAIエンドインジケータの値は1である。
任意選択の実現例4
図5Dにおいて示されるように、DAIエンドインジケータは、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットの中の各サブフレームにおいてスケジューリングされた最後のX個のPDSCH、例えばX=3を指示するために使用される。この場合、各サブフレームにおける最後の3つのサブフレームに対応するDAIエンドインジケータの値は、逆に4、3、及び2に設定され、サブフレームにおける他のDAIエンドインジケータの値は1である。
さらに、DAIエンドインジケータの総数インジケータは、特別なダウンリンク制御チャネルの数を更に含み得るとともに、特別なダウンリンク制御チャネルは、半永続スケジューリングリソースの解放を命令するために使用され、PDSCHのスケジューリングには使用されない。さらに、DAIインデックスインジケータの累算された計数値は、特別なダウンリンク制御チャネルを更に含み得る。
DAIインデックスインジケータとDAIエンドインジケータが使用され、その結果、たとえいくつかのダウンリンク制御チャネルが検出されなくても、端末202は、依然として、アクセスネットワークデバイス201によって実際にスケジューリングされたダウンリンクサブフレームに対応するHARQ-ACKコードブックを正確に復元することができる。
しかしながら、上述の解決法では、各ダウンリンクサブフレームは1つのHARQ-ACKビットに対応する、ということが仮定される。異なるデータチャネル伝送モードが搬送波のために構成されている場合、異なる搬送波の上のダウンリンクサブフレームに対応するHARQ-ACKのビット数は、異なる可能性がある。
例えば、LTEは、表1において示される9つのデータチャネル伝送モードをサポートし、伝送モード1、2、5、6、及び7では、ダウンリンクサブフレームにおいてスケジューリングされたPDSCHは単一のトランスポートブロックであり、すなわち、各ダウンリンクサブフレームは、1つのHARQ-ACKビットに対応し、伝送モード3、4、5、及び9では、ダウンリンクサブフレームにおいてスケジューリングされたPDSCHは2つのトランスポートブロックであってもよく、すなわち、各ダウンリンクサブフレームは、2つのHARQ-ACKビットに対応する。
上記のように、技術が発展するにつれて、CAモードでは、異なる伝送モードが、端末202のために構成された搬送波に対して使用されることができる。実施例2において提供される、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットに基づいてHARQ-ACKコードブックを生成する方法は、エラーを引き起こす可能性がある。例えば、下記のようである。
図6において示されるように、端末202のために8つのFDDキャリアが構成され、1つのダウンリンクサブフレームが一例として使用される、ということが仮定される。搬送波1〜8のために構成された各ダウンリンクサブフレームにおいてスケジューリングされることができるトランスポートブロックの最大数は、連続的に{1、2、2、2、1、1、2、1}であり、アクセスネットワークデバイス201は、6つの搬送波の上のダウンリンクサブフレーム内のダウンリンクデータチャネルをスケジューリングする、ということが仮定される。実施例2の方法によれば、対応するダウンリンク制御チャネルの上のDAIインデックスインジケータの値は、連続的に{1、2、3、4、1、2}になる。
端末202は、搬送波4の上のダウンリンクサブフレームにおけるダウンリンク制御チャネルを検出しないとともに、端末202は、2つの連続したDAIインデックスインジケータの値3及び1を使用することにより、DAIインデックスインジケータの値が4であるダウンリンク制御チャネルが検出されないことを見つけることができるが、しかし、端末202は、未検出のダウンリンク制御チャネルが、搬送波4又は搬送波5の上のダウンリンク制御チャネルであるかどうかを知らない、ということが仮定される。搬送波4の上のダウンリンクサブフレームは、2つのHARQ-ACKビットに対応し、搬送波5の上のダウンリンクサブフレームは、1つのHARQ-ACKビットに対応する。したがって、端末202は、1つ又は2つの0を埋め込むことを知らない。その結果、端末202及びアクセスネットワークデバイス201が、HARQ-ACKコードブックの一致しない理解を有する可能性があり、最終的に、アクセスネットワークデバイス201がHARQ-ACKコードブックを解析する場合にエラーが生じる。
実施例2では、CAモードにおいて、異なるデータチャネル伝送モードが、端末202の異なる搬送波に対して設定されてもよく、したがって、異なるダウンリンクサブフレームにおいてスケジューリングされたトランスポートブロックの最大数は不均一になり得る。結果として、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットに基づいてHARQ-ACKコードブックを決定する解決法は、誤りを起こしやすい。そこで、実施例1及び実施例2を参照して、実施例3の解決法が提供される。
実施例3
第3の無線通信システムが、実施例3において提供される。あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMが、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットに分割され、端末202が、実施例2において提供された指示情報に従ってあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの各サブセット内の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットを決定し、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットのためのHARQ-ACKコードブックを生成する。
実施例3において提供される無線通信システムの構造については、さらに図2Aを参照する。アクセスネットワークデバイス201と端末202との間のダウンリンクスケジューリング、ダウンリンクデータ伝送、及びHARQ-ACK情報フィードバックの処理については、図4を参照する。
実施例3において、アクセスネットワークデバイス201は、ダウンリンクスケジューリング情報だけでなく、さらに実施例2において説明された指示情報も端末202に送信する。実施例3において、端末202は、アクセスネットワークデバイス201によりスケジューリングされたダウンリンクサブフレームについてのみHARQ-ACKをフィードバックする。
実施例3と実施例2との間の差は、実施例3では、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMがあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットに分割され、Nは2より大きいか又は等しい整数であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセット内の各ダウンリンクサブフレームについてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数はあらかじめ定められた値であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの異なるサブセット内のいずれかのダウンリンクサブフレームについてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数は異なる、という点にある。
実施例3において、第1の指示情報、すなわちDAIインデックスインジケータは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに関し、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のダウンリンクサブフレームF(i,j)に対応する第1の指示情報は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム内のダウンリンクサブフレームF(i,j)の、設定シーケンスに従う、シーケンス番号を指示するために使用される。例えば、累積的な計数が、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームにおける第1の指示情報に対して実行されてもよい。
したがって、端末202がHARQ-ACKコードブックを生成したとき、生成されたHARQ-ACKコードブックは、少なくとも1つのサブコードブックを含み、少なくとも1つのサブコードブックは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットとの間で1対1の対応関係にあり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットのうちの少なくとも1つであり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、ダウンリンクスケジューリング情報が端末202により受信されるダウンリンクサブフレームを含むサブセットである。
少なくとも1つのサブコードブックは下記の方式で生成される:
端末202は、第1の指示情報により指示されたシーケンス番号に従い、及び、ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で受信されたダウンリンクデータの受信ステータスとダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数とに従い、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうち1つについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成する。
実施例3において、指示情報は、第1の指示情報に追加で、第2の指示情報、すなわちDAIエンドインジケータをさらに含む。
第2の指示情報は、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応し、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応する第2の指示情報は、複数の任意的な実現例を有する。例えば以下のとおりである。
任意的な実現例1
第2の指示情報は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内にありかつサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームの総数を指示するために使用される。
任意的な実現例2
第2の指示情報は、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームとサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームとの総数を指示するために使用される。ここで、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームと、サブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームとは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内にある。
任意的な実現例3
第2の指示情報は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームの総数を指示するために使用される。
任意的な実現例4
第2の指示情報は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内にありかつサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム内で伝送されるトランスポートブロックの総数を指示するために使用される。
任意的な実現例5
第2の指示情報は、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームとサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームとにおいて伝送されるトランスポートブロックの総数を指示するために使用される。ここで、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームと、サブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームとは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内にある。
任意的な実現例6
第2の指示情報は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム内で伝送されるトランスポートブロックの総数を指示するために使用される。
任意的な実現例7
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、設定シーケンスに従ってソートされたスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前に対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0であり、他のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、A0であり、他のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の、ソートされたスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前以外の、ダウンリンクサブフレームであり、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0は、異なる値である。Xは、1より大きい正の整数である。
任意的な実現例8
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の、設定シーケンスの逆のシーケンスに従ってソートされた、スケジューリングされたダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、{Ax-1,Ax-2,...,A1,A0}の巡回値である。Xは、1より大きい正の整数である。
任意的な実現例9
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、設定シーケンスに従ってソートされかつサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前に対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0であり、シーケンス番号がjである他のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、A0であり、シーケンス番号がjである他のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の、サブフレーム番号がjであるソートされたスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前以外の、ダウンリンクサブフレームであり、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0は、異なる値である。Xは、1より大きい正の整数である。
任意的な実現例10
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内で設定シーケンスの逆のシーケンスに従ってソートされかつサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、{Ax-1,Ax-2,...,A1,A0}の巡回値である。
任意的な実現例11
第2の指示情報は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するサブコードブックのビット数を指示するために使用され、ビット数は、さらにコードブックサイズとして参照されることがある。コードブックサイズは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するHARQ-ACKのビット数より小さく、しかし、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内のダウンリンクサブフレームの数又はトランスポートブロックの数より大きいか又は等しい。コードブックサイズが、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内のダウンリンクサブフレームの数又はトランスポートブロックの数より大きいとき、UE及び基地局の双方が、少なくとも1つのNACKがコードブックの終わりに埋め込まれていると決定し、埋め込みNACKの具体的な数は、コードブックサイズから、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内にありかつダウンリンクデータが実際にスケジューリングされるダウンリンクサブフレームの数、又はトランスポートブロックの数を引いた数である。例えば、10個の搬送波がUEに対して構成され、各搬送波は、TDD アップリンク-ダウンリンク構成 2であり、10個の搬送波上にありアップリンクサブフレーム2に対応しているサブフレーム4、5、6、及び8が例として使用される。N個のグループの各々について、基地局がサブフレーム4においてUEのためのダウンリンクデータをスケジューリングするとき、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内にありかつUEのダウンリンクデータが実際にスケジューリングされるダウンリンクサブフレームの数が、Xであるとあらかじめ推定される。Xは、下記の式を満たす:[(X−1)mod4]+1=2。次いで、基地局は、サブフレーム5、6、及び8においてUEのためのスケジューリングを実行するが、最終的に、特定の理由で、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレーム内にありかつ基地局がUEのダウンリンクデータを実際にスケジューリングするダウンリンクサブフレームの数は、20である。上記理由には、制御チャネルキャパシティ、又は別のUEが当該UEよりもより高い優先順位を有すること、若しくは承認されていない搬送波上のスケジューリングがさらに搬送波上のロードステータスに依存する必要があることなどが含まれる。最終的に実際にスケジューリングされるダウンリンクサブフレームの数は、20であり、あらかじめ推定された実際の値のXは、22として最終的に決定されてもよい。したがって、この規則に従い、UEと基地局との双方は、この場合のHARQ-ACKコードブックのコードブックサイズを22ビットとみなし、22ビットのうち最初の20ビットの位置は、実際にスケジューリングされる即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内のダウンリンクサブフレームに対応し、NACKが、最後の2ビットの位置に埋め込まれる。別法として、基地局が、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレーム内にありかつUEが実際にスケジューリングされるダウンリンクサブフレームの数が16であると最終的に決定した場合、Xは18として理解されてもよく、NACKがHARQ-ACKコードブックの最後の2ビットの位置に埋め込まれる。この実施例において、基地局は、1つのHARQ-ACKコードブックのコードブックサイズをあらかじめ推定し、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセット内にUEを実際にスケジューリングした後、HARQ-ACKコードブック内に実際にスケジューリングされたダウンリンクデータに対応するHARQK-ACKビットの位置を最終的に決定し、別の位置にNACKを埋め込んでもよい。したがって、予測的スケジューリング問題が回避され、前述のフレキシブルX解析は、スケジューリングされるサブフレームの数を制限しない。別法として、N個の実際にスケジューリングされたダウンリンクサブフレームがUEに対して構成されてもよく、Nは1より大きく、次いで、総DAI数が、現在のHARQ-ACKコードブックサイズとしてN個のうち1つを動的に選択するように命令することに使用される。この解決策において、予測的スケジューリングも必要とされなくてもよく、すなわち、動的に選択されたコードブックサイズに対してNACKが埋め込まれる。しかし、この解決策は、前述の実施例における方法ほどフレキシブルでなく、なぜならば、ひとたび動的に選択されたコードブックサイズが決定されると、現在の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内の実際にスケジューリングされるダウンリンクサブフレームがランダムに決定できないからである。
この場合、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するサブコードブックを生成するとき、端末202は、第2の指示情報と第1の指示情報により指示されるシーケンス番号とに従い、及び、ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で受信されたダウンリンクデータの受信ステータスとダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数とに従い、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するサブコードブックを生成してもよい。
前述の第1の指示情報及び第2の指示情報の説明において、関わる設定シーケンスには、搬送波とサブフレームとの間のシーケンス、搬送波シーケンス、及びサブフレームシーケンスを含んでもよい。
搬送波とサブフレームとの間のシーケンスは、サブフレームの前に搬送波、又は搬送波の前にサブフレーム、を含んでもよい。
搬送波シーケンスは、搬送波インデックスの昇順(ascending order of carrier indexes)、又は搬送波インデックスの降順(descending order of carrier indexes)を含んでもよい。サブフレームシーケンスには、サブフレーム時点の昇順(ascending order of subframe moments)、又はサブフレーム時点の降順(descending order of subframe moments)が含まれる。
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットに分割され、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの異なるサブセット内のダウンリンクサブフレームについてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数は、異なり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの同じサブセット内のダウンリンクサブフレームにおいてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数は、同じである。第1の指示情報及び第2の指示情報は、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMに代わってあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応している。こうして、端末202は、第1の指示情報に従い、任意選択でさらに第2の指示情報に従い、ダウンリンクスケジューリング情報が検出されていないあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットを正確に決定することができ、端末202はまた、前もって、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットにおいてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数を習得する。こうして、ダウンリンクスケジューリング情報が検出されていないと決定されたとき、正しい数のHARQ-ACKが埋め込まれることができる。
下記では、図7A及び図7Bの例示的な説明を参照する。端末202の10個の搬送波が、データチャネル伝送モードに従い2つのグループに分類される。搬送波{1,4,5,7,10}が、第1のグループであり、20個のダウンリンクサブフレーム、すなわち、搬送波の第1のグループ上のダウンリンクサブフレーム4、5、6、及び8が、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの第1のサブセットを形成し、現在のデータチャネル伝送モードにおける各サブフレーム内にスケジューリングされたPDSCHが、1つのトランスポートブロックに対応し、すなわち、1つのHARQ-ACKビットに対応する。搬送波{2,3,6,8,9}が、第2のグループであり、20個のダウンリンクサブフレーム、すなわち、搬送波の第2のグループ上のダウンリンクサブフレーム4、5、6、及び8が、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの第2のサブセットを形成し、現在のデータチャネル伝送モードにおける各サブフレーム内にスケジューリングされたPDSCHが、2つのトランスポートブロックに対応し、すなわち、2つのHARQ-ACKビットに対応する。
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの第1のサブセットについて、実際にスケジューリングされるダウンリンクサブフレームは、すべての第1のグループの搬送波上のサブフレーム4及びサブフレーム6、搬送波1、4、5、及び10上のサブフレーム5、並びに搬送波1及び4上のサブフレーム8である。これらサブフレームは、第1の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットを形成する。
第1の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットに対応する第1のサブコードブック内のHARQ-ACKは、設定シーケンスに従ってソートされ、任意選択で、これは、第1の指示情報、すなわち、サブフレームの前に搬送波の正のシーケンスに従うDAIインデックスにより具体的に指示されてもよい。DAIインデックスインジケータは、第1の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットをスケジューリングすることに使用される各ダウンリンク制御チャネル上にあってもよい。特別なダウンリンク制御チャネルが存在する場合、DAIインデックスインジケータはさらに、特別なダウンリンク制御チャネル上にあってもよい。別法として、特別なダウンリンク制御チャネルのみ存在する場合、DAIインデックスインジケータは、特別なダウンリンク制御チャネル上にのみ存在する。DAIインデックスインジケータの値は、サブフレームの前に搬送波の正のシーケンスに従って累積的に計数されてもよい。ここでの正のシーケンスは、具体的に、さらに搬送波シーケンス番号としても参照され得る搬送波インデックス(index)の昇順又は降順、次いで、サブフレーム時点の昇順でもよい。シーケンスがあらかじめ定義されるならば、別の搬送波配置方式は除外されない。
ここで、DAIインデックスインジケータは、4つのステート{00,01,10,11}を表す2ビットを占有してもよい。DAIインデックスインジケータが、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内にスケジューリングされたダウンリンクサブフレームにおける設定シーケンスに従って累積的に計数される場合、累積された計数値は、それぞれ、{1,2,3,4}であり得る。値が4を超える場合、巡回的な計数が実行されてもよく、すなわち、{1,2,3,4,5(1),6(2),7(3),…}である。具体的に、式Y=[(X−1)mod4]+1が、表現のために使用されてもよい。Xは、実際の累積的計数における計数値であり、例えば、1〜7である。Yは、巡回モジュロの後に取得される値であり、すなわち、{1,2,3,4,1,2,3}に対応する。確かに、別の計数方式は除外されず、例えば、{0,1,2,3,0,1,2,3,…}である。2ビットのDAIインデックスインジケータもまた具体的な例であり、別のビット数のDAIインデックスインジケータの解決策が同様であり、除外されない。
上記で説明されたように、端末202は、DAIインデックスインジケータに基づいて2つのダウンリンク制御チャネル間の検出されていないダウンリンク制御チャネルを決定することができ、しかし、終わりにある検出されていないダウンリンク制御チャネルを決定することはできない。この場合、チャネル符号化の前に使用されるCRCが使用されてもよい。例えば、UEが、終わりにあるダウンリンク制御チャネルが検出されていないと決定するのに失敗した場合、アクセスネットワークデバイス201のCRCチェックが失敗する。したがって、アクセスネットワークデバイス201は、端末202によりフィードバックされたHARQ-ACKコードブックが正しくないと決定してもよく、これにより、物理レイヤ再伝送が実行される。
任意選択で、アクセスネットワークデバイス201は、第1の指示情報に追加で第2の指示情報を送信してもよく、これにより、端末は、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内のいくつかのダウンリンク制御チャネルに対する最後の1つが検出されていないかどうかを決定し、あるいは各サブフレーム内のいくつかのダウンリンク制御チャネルに対する最後の1つのステータスを決定することができる。
ここで、2ビットのDAIエンドインジケータが一例として使用される。ここで、DAIエンドインジケータは、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットをスケジューリングすることに使用される各ダウンリンク制御チャネル上にあると仮定され、確かに、ダウンリンクデータチャネルをスケジューリングすることに使用されるダウンリンク制御チャネルのうちいくつかのみにあってもよい。さらに、DAIエンドインジケータは、さらに、これらダウンリンクデータチャネルをスケジューリングすることに使用されない別の特別なダウンリンク制御チャネル上にあってもよく、例えば、少なくとも1つのこうした特別なダウンリンク制御チャネルが各サブフレーム内で送信され、あるいは、少なくとも1つのこうした特別なダウンリンク制御チャネルが各々の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内で送信される。これらの拡張された実施例は除外されない。
上記で説明されたように、DAIエンドインジケータは、複数の方法を使用することにより設定されてもよい。DAIエンドインジケータは各ダウンリンクサブフレーム内に独立して設定されてもよく、あるいは、複数のダウンリンクサブフレームが同じDAIエンドインジケータに対応する。
例えば、実施例3における任意的な実現例1について、DAIエンドインジケータは、現在のサブフレーム内にスケジューリングされたPDSCHの数を指示するために、各ダウンリンクサブフレーム内に独立して設定されてもよい。
実施例3における任意的な実現例4について、DAIエンドインジケータは、現在のサブフレーム内にスケジューリングされたトランスポートブロック(Transport Block, TB)の数を指示するために、各サブフレーム内に独立して設定されてもよい。
図7Aに示されるように、DAIエンドインジケータは、第1の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内の各サブフレーム内に独立して設定され、DAIエンドインジケータの値は、現在のサブフレーム内にスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルの総数を表す。総数は、SPSに使用されるダウンリンクデータチャネルを含んでもよく、あるいは含まなくてもよく、なぜならば、SPSに使用されるダウンリンクデータチャネルは即時にスケジューリングされないが、周期及び具体的なサブフレーム位置があらかじめ定められるからである。したがって、SPSに使用されるダウンリンクデータチャネルが前述のDAI総数インジケータにおいて計数されるか否かは、規則が定義されるならば実現可能である。さらに、特別なダウンリンク制御チャネルが考慮に入れられる場合。DAI総数インジケータの値はまた、特別なダウンリンク制御チャネルを、すなわち、現在のサブフレーム内のダウンリンクデータチャネルの総数と考慮に入れられる必要のある特別なダウンリンク制御チャネルの総数とを含む必要がある。
DAIエンドインジケータの値はまた、巡回モジュロ方式で具体的に設定されてもよい。2ビットのDAI総数インジケータが一例として使用される(同様の方法が、別のビット数のDAI総数インジケータを設定することに使用される)。式Y=[(X−1)mod4]+1が使用されてもよい。Xは、総数の実際の値であり、例えば、サブフレーム4の総数が7である。Yは、巡回モジュロの後に取得される値であり、例えば、サブフレーム4の総数の値が、1に設定される。
この方法において、アクセスネットワークデバイス201は、スケジューリングの間に前もって予測を実行する必要がなく、これにより、スケジューリングの複雑さが低減される。例えば、アクセスネットワークデバイス201がサブフレームn内にデータをスケジューリングするとき、現在のサブフレームn内にスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルの総数のみが、指定されたDAI総数インジケータに対して考慮される必要があり、サブフレームn+1におけるデータスケジューリングに使用されるサブフレームの数及び具体的なサブフレーム位置は、サブフレームnにおけるスケジューリングの間に予測される必要がない。さらに、前のサブフレームの計数値が各サブフレーム内にさらに累積されてもよく、これは図5Bにおける方法で具体的に示される。
別の例について、任意的な実現例7について、DAIエンドインジケータは、各サブフレーム内に独立して設定されてもよく、現在のサブフレーム内にスケジューリングされた最後のX-1個のPDSCHを指示する。
図7Bに示されるように、第1の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットにおいて、設定シーケンスによりスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前に対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0であり、他のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、A0であり、他のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の、ソートされたスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前以外の、ダウンリンクサブフレームであり、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0は、異なる値である。Xは、1より大きい正の整数である。任意選択で、Xは、2の累乗Ythであり、Yは、DAIエンドインジケータのビット数である。
サブフレーム4が一例として使用され、DAIエンドインジケータは2ビットを有し、すなわち、X=4である。最後の1つ、最後の1つ前、及び最後の2つ前のサブフレームに対応するDAIエンドインジケータの値は、それぞれ、A3=4、A2=3、及びA1=2であり、他の2つのサブフレームに対応するDAIエンドインジケータの値は、双方、A0=1である。
別の例について、2つのサブフレームのみがサブフレーム8においてスケジューリングされる場合、最後の1つ及び最後の1つ前のサブフレームに対応するDAIエンドインジケータの値は、それぞれ、A3=4及びA2=3である。任意選択で、DAIエンドインジケータは、第1の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内の最後のX-1個のPDSCHのスケジューリングを指示するために使用されてもよく、DAIエンドインジケータの値を決定する方法は、前述の方法と同様である。
第1のサブコードブック及び第2のサブコードブックが、DAIインデックスインジケータ及びDAIエンドインジケータを設定するための前述の規則に従ってそれぞれ決定された後、端末202は、2つのサブコードブックをカスケードし、例えば、第2のサブコードブックの前に第1のサブコードブックを配置し、あるいは第1のサブコードブックの前に第2のサブコードブックを配置して、最終的なHARQ-ACKコードブックを形成する。
別の例について、任意的な実現例8について、DAIエンドインジケータは、設定シーケンスの逆のシーケンスに従い、4、3、2、1、4、3、2、1、・・・に設定される。
複数のサブコードブックを使用することにより最終的なHARQ-ACKコードブックを形成する前述のサブコードブックカスケーディング解決策において、よりロバストな効果が達成され、その効果は、端末202とアクセスネットワークデバイス201とが最終的なコードブックについての一貫した理解を有することである点に留意すべきである。具体的な説明は以下のとおりである。
図8に示されるように、12個のFDD搬送波のCAが一例として使用される。搬送波1、3、5、7、9、及び11上の各ダウンリンクサブフレームが1つのHARQ-ACKビットに対応し、搬送波2、4、6、8、10、及び12上の各ダウンリンクサブフレームが2つのHARQ-ACKビットに対応することが仮定される。したがって、前述の方法に基づき、搬送波1、3、5、7、9、及び11上の6つのダウンリンクサブフレームが、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの前述の第1のセットを形成し、搬送波2、4、6、8、10、及び12上の6つのダウンリンクサブフレームが、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの前述の第2のセットを形成する。
アクセスネットワークデバイス201が端末202を実際にスケジューリングする第1の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの第1のセット内のダウンリンクサブフレーム1、5、7、及び9を含み、第2の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの第2のセット内のダウンリンクサブフレーム2、4、6、及び8を含むことがさらに仮定される。したがって、第1の指示情報の値は、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの第1のサブセット内のダウンリンクサブフレーム1、5、7、及び9についてそれぞれ1、2、3、及び4であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの第2のサブセット内のダウンリンクサブフレーム2、4、6、及び8についてそれぞれ1、2、3、及び4である。
端末202は、第1の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内のダウンリンクサブフレーム5におけるダウンリンクスケジューリング情報を検出しないことがさらに仮定される。
前述の仮定に基づき、最終的なHARQ-ACKコードブックがサブコードブックカスケーディング方式で形成されず、しかしサブコードブックが搬送波インデックスの昇順などにおいて組み合わせられる場合、端末202とアクセスネットワークデバイス201とが最終的なコードブックにおけるHARQ-ACKビットシーケンスについての一貫していない理解を有するという比較的低い確率が依然として存在し得る。確かに、こうした低い確率の一貫していない理解は、より高いレイヤの再伝送によって解決されてもよい。
前述の仮定について、端末202は、第1の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレーム内で第1の指示情報の値が1及び3である位置の間の位置における1つのダウンリンクスケジューリング情報が検出されていないと決定してもよく、しかし、端末202は、検出されていないダウンリンクスケジューリング情報が搬送波3に対応しているのか又は搬送波5に対応しているのかを決定することはできない。したがって、端末202がサブコードブックを搬送波インデックス番号の昇順で組み合わせるとき、2つの可能性が存在する。第1の可能性は、組み合わせの後に取得されるコードブック内の対応するHARQ-ACKビットシーケンスが{1,22,3,44,66,7,88,9}に対応していることであり、第2の可能性は、組み合わせの後に取得されるコードブック内の対応するHARQ-ACKビットシーケンスに対応しているダウンリンクサブフレームが{1,22,44,5,66,7,88,9}であることである。1は、搬送波1の1つのHARQ-ACKビットを表し、22は、搬送波2上の2つのHARQ-ACKビットを表し、以下同様である。
したがって、アクセスネットワークデバイス201と端末202とは、最終的なコードブックについての一貫していない理解を有することがあり、しかし、前述の解決策について、アクセスネットワークデバイス201は、前もって、端末202が確信していない可能性がある検出されていないサブフレームをさらに学習してもよく、これにより、アクセスネットワークデバイス201は、HARQ-ACKコードブック内の別の位置におけるHARQ-ACKビットを少なくとも正確に取得することができ、物理レイヤ再伝送は、HARQ-ACKコードブック内のすべてのHARQ-ACKビットに対応しているダウンリンクサブフレームでは開始されない。別法として、アクセスネットワークデバイス201は、こうしたスケジューリング方式を回避することを選んでもよく、例えば、アクセスネットワークデバイス201は、できる限り設定シーケンスに従い連続的なダウンリンクサブフレームスケジューリングを実行する。
しかしながら、グループに基づいてサブコードブックを直接的にカスケードする方式が使用される場合、端末202とアクセスネットワークデバイス201とが最終的なHARQ-ACKコードブックについての一貫していない理解を有するという問題が解決できる。具体的に、前述の仮定が依然として例として使用される。各サブフレームが2つのHARQ-ACKビットに対応するサブコードブックの前に各サブフレームが1つのHARQ-ACKビットに対応するサブコードブックを配置するカスケーディング方式が使用され、カスケーディングの後に取得される最終的なHARQ-ACKコードブックは{1,X,7,9,22,44,66,88}であり、Xは3又は5である。アクセスネットワークデバイス201は、アクセスネットワークデバイス201がサブフレーム3又はサブフレーム5のうちいずれか1つに端末202を実際にスケジューリングすることを知っており、したがって、端末202が、HARQ-ACKコードブックがサブフレーム3に対応しているか又はサブフレーム5に対応しているかを決定することができない場合でも、アクセスネットワークデバイス201は、HARQ-ACKコードブックがサブフレーム3に対応しているか又はサブフレーム5に対応しているかを決定することができる。
上記で説明のためにTDD LTEが一例として使用されているが、本発明のこの実施例はFDD LTEなどの別の無線通信システムにさらに適用可能である点に留意すべきである。FDD LTEについて、アップリンクサブフレームに関連づけられたあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMにおいて、ダウンリンク搬送波上にただ1つのダウンリンクサブフレームが存在する。したがって、本発明のこの実施例におけるFDD LTEシステムの実現解決策は、TDD LTEシステムの実現解決策の特別な場合とみなされてもよい。
さらに、本発明のこの実施例は、前述のFDD+TDD CAのCAモードにさらに適用可能である。このCAモードにおいて、アップリンクサブフレームに関連づけられたあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMにおいて、FDD搬送波上にただ1つのダウンリンクサブフレームが存在し、前述のHARQ-ACK時間シーケンスに従いTDD搬送波上に複数のダウンリンクサブフレームが存在してもよい。
実施例4
図9は、本発明の実施例4による端末の概略構成図である。図9に示されるように、端末は、受信モジュール901、処理モジュール902、及び送信モジュール903を含む。
受信モジュール901は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)のダウンリンクスケジューリング情報を受信するように構成され、ダウンリンクサブフレームF(i,j)は、アップリンクサブフレームに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットM内のサブフレームである。
F(i,j)は、端末のために構成された搬送波i上のダウンリンクサブフレームjを表し、i∈Cであり、Cは、ダウンリンクデータ伝送のために端末のために構成されたすべての搬送波のセットであり、j∈Kであり、Kは、アップリンクサブフレームに対応するダウンリンクサブフレームのセットである。
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットに分割され、Nは、2より大きいか又は等しい整数であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセット内の各ダウンリンクサブフレームについてフィードバックされる必要のあるハイブリッド自動再送要求確認応答HARQ-ACKのビット数は、あらかじめ定められた値であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの異なるサブセット内のいずれかのダウンリンクサブフレームについてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数は、異なる。
受信モジュール901は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で、ダウンリンクスケジューリング情報によりスケジューリングされたダウンリンクデータを受信するようにさらに構成される。
処理モジュール902は:ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で受信モジュール901により受信されたダウンリンクデータの受信ステータスとダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数とに従ってHARQ-ACKコードブックを生成し、HARQ-ACKコードブックは少なくとも1つのサブコードブックを含み、少なくとも1つのサブコードブックはあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットとの間で1対1の対応関係にあり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットはあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットのうちの少なくとも1つであり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは端末がダウンリンクスケジューリング情報によりスケジューリングされたダウンリンクデータを受信するダウンリンクサブフレームを含むサブセットであり;HARQ-ACKコードブックを符号化することによりアップリンク制御情報を生成する;ように構成される。
送信モジュール903は、アップリンクサブフレーム内でアップリンク制御情報を送信するように構成される。
任意選択で、サブコードブック内に含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのためのHARQ-ACKであり、しかし、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされていないダウンリンクサブフレームのためのHARQ-ACKを含まない。
任意選択で、サブコードブック内に含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのためのHARQ-ACKを含み、あるいは、サブコードブック内に含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのための少なくとも1つの埋め込みビット及びHARQ-ACKを含み、埋め込みビットは、NACKなどのあらかじめ設定された値でもよい。埋め込みNACKが含まれるかどうかにかかわらず、サブコードブックのビット数は、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットが属するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するHARQ-ACKのビット数より小さい必要がある点に留意すべきである。埋め込みビットは、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内のダウンリンクサブフレームに対応するHARQ-ACKのビット位置の後に位置してもよい。
任意選択で、受信モジュール901は、処理モジュール902がHARQ-ACKコードブックを生成する前、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に含まれるダウンリンクサブフレームF(i,j)に対応する第1の指示情報を受信するようにさらに構成される。第1の指示情報は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム内のダウンリンクサブフレームF(i,j)の、設定シーケンスに従う、シーケンス番号を指示するために使用される。
処理モジュール902は、下記の方式で少なくとも1つのサブコードブックを生成するように具体的に構成される:
第1の指示情報により指示されるシーケンス番号に従い、及び、ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で受信されたダウンリンクデータの受信ステータスとダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数とに従い、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうち1つについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成すること。
任意選択で、受信モジュール901は、処理モジュール902がHARQ-ACKコードブックを生成する前、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に対応する第2の指示情報を受信するようにさらに構成される。第2の指示情報が使用されて指示する内容については、前述の実施例における説明を参照する。
任意選択で、第2の指示情報は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するサブコードブックのビット数を指示するために使用され、ビット数は、さらにコードブックサイズとして参照されることがある。コードブックサイズは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するHARQ-ACKのビット数より小さく、しかし、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内のダウンリンクサブフレームの数又はトランスポートブロックの数より大きいか又は等しい。コードブックサイズが、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内のダウンリンクサブフレームの数又はトランスポートブロックの数より大きいとき、UE及び基地局の双方が、少なくとも1つのNACKがコードブックの終わりに埋め込まれていると決定し、埋め込みNACKの具体的な数は、コードブックサイズから、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内にありかつダウンリンクデータが実際にスケジューリングされるダウンリンクサブフレームの数、又はトランスポートブロックの数を引いた数である。この実施例の具体的な説明については、実施例3を参照する。詳細はここで再度説明されない。
処理モジュール902は、
第2の指示情報と第1の指示情報により指示されたシーケンス番号とに従い、及び、ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で受信されたダウンリンクデータの受信ステータスとダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数とに従い、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうち1つについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成する
ように具体的に構成される。
任意選択で、受信モジュール901は、処理モジュール902がHARQ-ACKコードブックを生成する前、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に含まれるダウンリンクサブフレームF(i,j)に対応する第2の指示情報を受信するようにさらに構成される。
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、設定シーケンスに従いソートされたスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前に対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0であり、他のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、A0であり、他のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の、ソートされたスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前以外の、ダウンリンクサブフレームであり、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0は、異なる値である。
別法として、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の、設定シーケンスの逆のシーケンスに従いソートされた、スケジューリングされたダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、{Ax-1,Ax-2,...,A1,A0}の巡回値である。
別法として、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、設定シーケンスに従ってソートされかつサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前に対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0であり、シーケンス番号がjである他のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、A0であり、シーケンス番号がjである他のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の、サブフレーム番号がjであるソートされたスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前以外の、ダウンリンクサブフレームであり、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0は、異なる値である。
別法として、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の設定シーケンスの逆のシーケンスに従いソートされかつサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、{Ax-1,Ax-2,...,A1,A0}の巡回値である。
Xは、1より大きい正の整数である。
処理モジュール902は、
第2の指示情報と第1の指示情報により指示されるシーケンス番号とに従い、及び、ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で受信されるダウンリンクデータの受信ステータスとダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数とに従い、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうち1つについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成する
ように具体的に構成される。
任意選択で、設定シーケンスについては、前述の説明を参照する。
任意選択で、少なくとも1つのサブコードブックは、HARQ-ACKコードブック内でカスケードされる。
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの分割に係る任意的な実現解決策については、実施例1の説明を参照する。
処理モジュール902がサブコードブックを生成し、生成されたサブコードブックを使用することによりHARQ-ACKコードブックを形成し、チャネル符号化を実行することによりアップリンク制御情報を生成し、送信モジュール903がアップリンク制御情報を送信する任意的な実現例については、実施例1乃至実施例3において端末202により実行される処理を参照する。
受信モジュール901が第1の指示情報及び第2の指示情報を受信し、処理モジュール902が第1の指示情報及び第2の指示情報に従ってアクセスネットワークデバイスによりスケジューリングされたダウンリンクサブフレームを決定する任意的な実現例については、実施例1乃至実施例3において端末202により実行される処理を参照する。
実施例4において提供される端末の別の任意的な実現例については、前述の端末202を参照する。繰り返しの部分はここで説明されない。
具体的に、処理モジュール902は、端末202により実行される処理動作を実行するように構成され、受信モジュール901は、端末202により実行される受信動作を実行するように構成されてもよく、送信モジュール903は、端末202により実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
図10は、端末の任意的な実現例を示す。処理モジュール902は、図10のプロセッサ1002により実現されてもよく、受信モジュール901は、図10の受信機1001により実現されてもよく、送信モジュール903は、図10の送信機1003により実現されてもよい。バスアーキテクチャが、任意の数の相互接続されたバス及びブリッジを含み、具体的に、プロセッサ1002により表された1つ以上のプロセッサとメモリ1004により表された1つ以上のメモリとの様々な回路をリンクしてもよい。バスアーキテクチャは、当分野において周知である周辺デバイス、電圧レギュレータ、及び電力管理回路などの様々な他の回路をさらにリンクしてもよく、したがって、さらなる説明はこの明細書において提供されない。バスインターフェースは、インターフェースを提供する。受信機1001及び送信機1003は、伝送媒体上で様々な他の装置と通信するためのユニットを提供する送受信機より実現されてもよい。異なる端末について、ユーザインターフェース1005がさらに、デバイスに外部的又は内部的に接続できるインターフェースでもよく、接続されるデバイスには、これらに限られないがキーパッド、ディスプレイ、ラウドスピーカー、マイクロフォン、ジョイスティックなどが含まれる。
図11は、端末の別の任意的な実現例を示す。処理モジュール902は、図11のプロセッサ1102により実現されてもよく、受信モジュール902は、図11の受信機1101により実現されてもよく、送信モジュール903は、図11の送信機1103により実現されてもよい。
実施例5
図12は、本発明の実施例5による端末の概略構成図である。図12に示されるように、アクセスネットワークデバイスは、送信モジュール1203、受信モジュール1201、及び処理モジュール1202を含む。
送信モジュール1203は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)のダウンリンクスケジューリング情報を端末に送信し、端末に対してダウンリンクサブフレームF(i,j)内で、ダウンリンクスケジューリング情報によりスケジューリングされたダウンリンクデータを送信するように構成される。ダウンリンクサブフレームF(i,j)は、アップリンクサブフレームに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットM内のサブフレームである。
F(i,j)は、端末のために構成された搬送波i上のダウンリンクサブフレームjを表し、i∈Cであり、Cは、ダウンリンクデータ伝送のために端末のために構成されたすべての搬送波のセットであり、j∈Kであり、Kは、アップリンクサブフレームに対応するダウンリンクサブフレームのセットである。
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットに分割され、Nは、2より大きいか又は等しい整数であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセット内の各ダウンリンクサブフレームについてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数は、あらかじめ定められた値であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの異なるサブセット内のいずれかのダウンリンクサブフレームについてフィードバックされる必要のあるハイブリッド自動再送要求確認応答HARQ-ACKのビット数は、異なる。
受信モジュール1201は、第1のサブフレーム内で端末により送信されかつダウンリンクスケジューリング情報によりスケジューリングされたダウンリンクデータの受信ステータスをフィードバックすることに使用されるアップリンク制御情報を受信するように構成される。
処理モジュール1202は、アップリンク制御情報を復号することによりHARQ-ACKコードブックを取得するように構成される。取得されたHARQ-ACKコードブックは、少なくとも1つのサブコードブックを含み、少なくとも1つのサブコードブックは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットとの間で1対1の対応関係にあり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットのうちの少なくとも1つであり、あらあじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、ダウンリンクデータがダウンリンクスケジューリング情報によりスケジューリングされるダウンリンクサブフレームを含むサブセットである。
任意選択で、サブコードブック内に含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのためのHARQ-ACKであり、しかし、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされていないダウンリンクサブフレームのためのHARQ-ACKを含まない。
任意選択で、サブコードブック内に含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのためのHARQ-ACKを含み、あるいは、サブコードブック内に含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのための少なくとも1つの埋め込みビット及びHARQ-ACKを含み、埋め込みビットは、NACKなどのあらかじめ設定された値でもよい。埋め込みNACKが含まれるかどうかにかかわらず、サブコードブックのビット数は、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットが属するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するHARQ-ACKのビット数より小さい必要がある点に留意すべきである。埋め込みビットは、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内のダウンリンクサブフレームに対応するHARQ-ACKのビット位置の後に位置してもよい。
任意選択で、送信モジュール1203は:受信モジュール1201が端末により送信されたアップリンク制御情報を受信する前、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に含まれるダウンリンクサブフレームF(i,j)について、ダウンリンクサブフレームF(i,j)に対応する第1の指示情報を端末に送信し、第1の指示情報は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム内のダウンリンクサブフレームF(i,j)の、設定シーケンスに従う、シーケンス番号を指示するために使用され;端末に対して、下記の方式:
第1の指示情報により指示されたシーケンス番号に従い、及び、ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で受信されたダウンリンクデータの受信ステータスとダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数とに従い、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうち1つについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成すること
で少なくとも1つのサブコードブックを生成するように命令する;ようにさらに構成される。
任意選択で、送信モジュール1203は、処理モジュール1201が端末により送信されたアップリンク制御情報を受信する前、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々について端末に対する第2の指示情報を受信するようにさらに構成される。第2の指示情報が使用されて指示する内容については、前述の実施例における説明を参照する。
任意選択で、第2の指示情報は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するサブコードブックのビット数を指示するために使用され、ビット数は、さらにコードブックサイズとして参照されることがある。コードブックサイズは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するHARQ-ACKのビット数より小さく、しかし、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内のダウンリンクサブフレームの数又はトランスポートブロックの数より大きいか又は等しい。コードブックサイズが、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内のダウンリンクサブフレームの数又はトランスポートブロックの数より大きいとき、UE及び基地局の双方が、少なくとも1つのNACKがコードブックの終わりに埋め込まれていると決定し、埋め込みNACKの具体的な数は、コードブックサイズから、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内にありかつダウンリンクデータが実際にスケジューリングされるダウンリンクサブフレームの数、又はトランスポートブロックの数を引いた数である。この実施例の具体的な説明については、実施例3を参照する。詳細はここで再度説明されない。
別法として、第2の指示情報は、端末に対して、
第2の指示情報と第1の指示情報により指示されたシーケンス番号とに従い、及び、ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で受信されたダウンリンクデータの受信ステータスとダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数とに従い、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうち1つについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成する
ように命令するために使用されてもよい。
任意選択で、送信モジュール1203は、受信モジュール1201が端末により送信されたアップリンク制御情報を受信する前、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に含まれるダウンリンクサブフレームF(i,j)について、ダウンリンクサブフレームF(i,j)に対応する第2の指示情報を端末に送信するようにさらに構成される。
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、設定シーケンスに従ってソートされたスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前に対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0であり、他のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、A0であり、他のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の、ソートされたスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前以外の、ダウンリンクサブフレームであり、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0は、異なる値である。
別法として、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の、設定シーケンスの逆のシーケンスに従ってソートされた、スケジューリングされたダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、{Ax-1,Ax-2,...,A1,A0}の巡回値である。
別法として、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、設定シーケンスに従ってソートされかつサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前に対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0であり、シーケンス番号がjである他のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、A0であり、シーケンス番号がjである他のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の、サブフレーム番号がjであるソートされたスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前以外の、ダウンリンクサブフレームであり、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0は、異なる値である。
別法として、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の設定シーケンスの逆のシーケンスに従ってソートされかつサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、{Ax-1,Ax-2,...,A1,A0}の巡回値である。
Xは、1より大きい正の整数である。
第2の指示情報は、端末に対して、第2の指示情報と第1の指示情報により指示されるシーケンス番号とに従い、及び、ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で受信されるダウンリンクデータの受信ステータスとダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数とに従い、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうち1つについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成するように命令するために使用される。
任意選択で、設定シーケンスは、
搬送波とサブフレームとの間のシーケンス、搬送波シーケンス、及びサブフレームシーケンス、を含む。
搬送波とサブフレームとの間のシーケンスは、サブフレームの前に搬送波、又は搬送波の前にサブフレーム、を含む。
搬送波シーケンスは、搬送波インデックスの昇順、又は搬送波インデックスの降順、を含む。
サブフレームシーケンスは、サブフレーム時点の昇順、又はサブフレーム時点の降順、を含む。
任意選択で、少なくとも1つのサブコードブックは、HARQ-ACKコードブック内でカスケードされる。
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの分割に係る任意的な実現解決策については、実施例1の関連した説明を参照する。
処理モジュール1202が如何にして受信したアップリンク制御情報に対してチャネル復号を実行することによりHARQ-ACKコードブックを生成し、各サブコードブックを取得し、HARQ-ACKコードブックに従って端末のダウンリンクデータ受信ステータスを決定するかについては、実施例1乃至実施例3においてアクセスネットワークデバイス201により実行される処理を参照する。
送信モジュール1203が如何にして第1の指示情報及び第2の指示情報を送信するかについては、実施例1乃至実施例3においてアクセスネットワークデバイス201により実行される処理を参照する。
実施例5において提供されるアクセスネットワークデバイスの別の任意的な実現例については、前述のアクセスネットワークデバイス201を参照する。繰り返しの部分はここで説明されない。
具体的に、処理モジュール1202は、アクセスネットワークデバイス201により実行される処理動作を実行するように構成され、受信モジュール1201は、アクセスネットワークデバイス201により実行される受信動作を実行するように構成されてもよく、送信モジュール1203は、アクセスネットワークデバイス201により実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
図13は、アクセスネットワークデバイスの任意的な実現例を示す。処理モジュール1202は、図13のプロセッサ1302により実現されてもよく、受信モジュール1201は、図13の受信機1301により実現されてもよく、送信モジュール1203は、図13の送信機1303により実現されてもよい。バスアーキテクチャが、任意の数の相互接続されたバス及びブリッジを含み、具体的に、プロセッサ1302により表された1つ以上のプロセッサとメモリ1304により表された1つ以上のメモリとの様々な回路をリンクしてもよい。バスアーキテクチャは、当分野において周知である周辺デバイス、電圧レギュレータ、及び電力管理回路などの様々な他の回路をさらにリンクしてもよく、したがって、さらなる説明はこの明細書において提供されない。バスインターフェースは、インターフェースを提供する。受信機1301及び送信機1303は、伝送媒体上で様々な他の装置と通信するためのユニットを提供する送受信機より実現されてもよい。
図14は、アクセスネットワークデバイスの別の任意的な実現例を示す。処理モジュール1202は、図14のプロセッサ1402により実現されてもよく、受信モジュール1201は、図14の受信機1401により実現されてもよく、送信モジュール1203は、図14の送信機1403により実現されてもよい。
実施例6
図15は、本発明の実施例6によるアップリンク制御情報送信方法のフローチャートである。図15に示されるように、方法は下記のステップを含む。
S1501. 端末が、ダウンリンクサブフレームF(i,j)のダウンリンクスケジューリング情報を受信し、ダウンリンクサブフレームF(i,j)は、アップリンクサブフレームに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットM内のサブフレームである。
F(i,j)は、端末のために構成された搬送波i上のダウンリンクサブフレームjを表し、i∈Cであり、Cは、ダウンリンクデータ伝送のために端末のために構成されたすべての搬送波のセットであり、j∈Kであり、Kは、アップリンクサブフレームに対応するダウンリンクサブフレームのセットである。
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットに分割され、Nは、2より大きいか又は等しい整数であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセット内の各ダウンリンクサブフレームについてフィードバックされる必要のあるハイブリッド自動再送要求確認応答HARQ-ACKのビット数は、あらかじめ定められた値であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの異なるサブセット内のいずれかのダウンリンクサブフレームについてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数は、異なる。
S1502. 端末が、ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で、ダウンリンクスケジューリング情報によりスケジューリングされたダウンリンクデータを受信する。
S1503. 端末が、ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で受信されたダウンリンクデータの受信ステータスとダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数とに従ってHARQ-ACKコードブックを生成し、HARQ-ACKコードブックは、少なくとも1つのサブコードブックを含み、少なくとも1つのサブコードブックは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットとの間で1対1の対応関係にあり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットのうちの少なくとも1つであり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、端末がダウンリンクスケジューリング情報によりスケジューリングされたダウンリンクデータを受信するダウンリンクサブフレームを含むサブセットである。
S1504. 端末が、HARQ-ACKコードブックを符号化することによりアップリンク制御情報を生成する。
S1505. 端末が、アップリンクサブフレーム内でアップリンク制御情報を送信する。
任意選択で、サブコードブック内に含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのためのHARQ-ACKであり、しかし、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされていないダウンリンクサブフレームのためのHARQ-ACKを含まない。
任意選択で、サブコードブック内に含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのためのHARQ-ACKを含み、あるいは、サブコードブック内に含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのための少なくとも1つの埋め込みビット及びHARQ-ACKを含み、埋め込みビットは、NACKなどのあらかじめ設定された値でもよい。埋め込みNACKが含まれるかどうかにかかわらず、サブコードブックのビット数は、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットが属するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するHARQ-ACKのビット数より小さい必要がある点に留意すべきである。埋め込みビットは、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内のダウンリンクサブフレームに対応するHARQ-ACKのビット位置の後に位置してもよい。
任意選択で、HARQ-ACKコードブックを生成する前、方法は:
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に含まれるダウンリンクサブフレームF(i,j)に対応する第1の指示情報を受信することであって、第1の指示情報は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム内のダウンリンクサブフレームF(i,j)の、設定シーケンスに従う、シーケンス番号を指示するために使用されること
をさらに含む。
少なくとも1つのサブコードブックは、下記の方式:
端末により、第1の指示情報により指示されるシーケンス番号に従い、及び、ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で受信されたダウンリンクデータの受信ステータスとダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数とに従い、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうち1つについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成すること
で生成される。
任意選択で、HARQ-ACKコードブックを生成する前、方法は:
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に対応する第2の指示情報を受信すること、をさらに含む。第2の指示情報により指示される内容については、前述の実施例における説明を参照する。
任意選択で、第2の指示情報は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するサブコードブックのビット数を指示するために使用され、ビット数は、さらにコードブックサイズとして参照されることがある。コードブックサイズは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するHARQ-ACKのビット数より小さく、しかし、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内のダウンリンクサブフレームの数又はトランスポートブロックの数より大きいか又は等しい。コードブックサイズが、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内のダウンリンクサブフレームの数又はトランスポートブロックの数より大きいとき、UE及び基地局の双方が、少なくとも1つのNACKがコードブックの終わりに埋め込まれていると決定し、埋め込みNACKの具体的な数は、コードブックサイズから、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内にありかつダウンリンクデータが実際にスケジューリングされるダウンリンクサブフレームの数、又はトランスポートブロックの数を引いた数である。この実施例の具体的な説明については、実施例3を参照する。詳細はここで再度説明されない。
端末により、第1の指示情報により指示されるシーケンス番号に従い、及び、ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で受信されたダウンリンクデータの受信ステータスとダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数とに従い、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうち1つについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのいずれかのサブセットに対応するサブコードブックを生成することは:
端末により、第2の指示情報と第1の指示情報により指示されるシーケンス番号とに従い、及び、ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で受信されたダウンリンクデータの受信ステータスとダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数とに従い、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうち1つについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成すること
を含む。
任意選択で、HARQ-ACKコードブックを生成する前、方法は:
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に含まれるダウンリンクサブフレームF(i,j)に対応する第2の指示情報を受信すること
をさらに含む。
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、設定シーケンスに従ってソートされたスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前に対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0であり、他のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、A0であり、他のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の、ソートされたスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前以外の、ダウンリンクサブフレームであり、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0は、異なる値である。
別法として、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の、設定シーケンスの逆のシーケンスに従いソートされた、スケジューリングされたダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、{Ax-1,Ax-2,...,A1,A0}の巡回値である。
別法として、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、設定シーケンスに従いソートされかつサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前に対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0であり、シーケンス番号がjである他のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、A0であり、シーケンス番号がjである他のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の、サブフレーム番号がjであるソートされたスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前以外の、ダウンリンクサブフレームであり、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0は、異なる値である。
別法として、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の設定シーケンスの逆のシーケンスに従ってソートされかつサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、{Ax-1,Ax-2,...,A1,A0}の巡回値である。
Xは、1より大きい正の整数である。
端末により、第1の指示情報により指示されるシーケンス番号に従い、及び、ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で受信されたダウンリンクデータの受信ステータスとダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数とに従い、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのいずれかのサブセットに対応するサブコードブックを生成することは:
端末により、第2の指示情報と第1の指示情報により指示されるシーケンス番号とに従い、及び、ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で受信されたダウンリンクデータの受信ステータスとダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数とに従い、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうち1つについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成すること
を含む。
任意選択で、設定シーケンスについては、前述の説明を参照する。
任意選択で、少なくとも1つのサブコードブックは、HARQ-ACKコードブック内でカスケードされる。
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの分割に係る任意的な実現解決策については、実施例1の関連した説明を参照する。
端末がサブコードブックを生成し、生成されたサブコードブックを使用することによりHARQ-ACKコードブックを形成し、チャネル符号化を実行することによりアップリンク制御情報を生成し、アップリンク制御情報を送信する任意的な実現例については、実施例1乃至実施例3において端末202により実行される処理を参照する。
端末が第1の指示情報及び第2の指示情報を受信し、第1の指示情報及び第2の指示情報に従ってアクセスネットワークデバイスによりスケジューリングされたダウンリンクサブフレームを決定する任意的な実現例については、実施例1乃至実施例3において端末202により実行される処理を参照する。
実施例6において提供されるアップリンク制御情報送信方法の別の任意的な実現例については、前述の端末202を参照する。繰り返しの部分はここで説明されない。
実施例7
図16は、本発明の実施例7によるアップリンク制御情報受信方法のフローチャートである。図16に示されるように、方法は下記のステップを含む。
S1601. アクセスネットワークデバイスが、ダウンリンクサブフレームF(i,j)のダウンリンクスケジューリング情報を端末に送信し、端末に対してダウンリンクサブフレームF(i,j)内で、ダウンリンクスケジューリング情報によりスケジューリングされたダウンリンクデータを送信し、ダウンリンクサブフレームF(i,j)は、アップリンクサブフレームに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットM内のサブフレームである。
F(i,j)は、端末のために構成された搬送波i上のダウンリンクサブフレームjを表し、i∈Cであり、Cは、ダウンリンクデータ伝送のために端末のために構成されたすべての搬送波のセットであり、j∈Kであり、Kは、アップリンクサブフレームに対応するダウンリンクサブフレームのセットである。
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットに分割され、Nは、2より大きいか又は等しい整数であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセット内の各ダウンリンクサブフレームについてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数は、あらかじめ定められた値であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの異なるサブセット内のいずれかのダウンリンクサブフレームについてフィードバックされる必要のあるハイブリッド自動再送要求確認応答HARQ-ACKのビット数は、異なる。
S1602. 第1のサブフレーム内で端末により送信されかつダウンリンクスケジューリング情報によりスケジューリングされたダウンリンクデータの受信ステータスをフィードバックすることに使用されるアップリンク制御情報を受信する。
S1603. 受信したアップリンク制御情報を復号することによりHARQ-ACKコードブックを取得し、取得されたHARQ-ACKコードブックは、少なくとも1つのサブコードブックを含み、少なくとも1つのサブコードブックは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットとの間で1対1の対応関係にあり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットのうちの少なくとも1つであり、あらあじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、ダウンリンクスケジューリング情報によりスケジューリングされたダウンリンクデータが送信されるダウンリンクサブフレームを含むサブセットである。
任意選択で、サブコードブック内に含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのためのHARQ-ACKであり、しかし、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされていないダウンリンクサブフレームのためのHARQ-ACKを含まない。
任意選択で、サブコードブック内に含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのためのHARQ-ACKを含み、あるいは、サブコードブック内に含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのための少なくとも1つの埋め込みビット及びHARQ-ACKを含み、埋め込みビットは、NACKなどのあらかじめ設定された値でもよい。埋め込みNACKが含まれるかどうかにかかわらず、サブコードブックのビット数は、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットが属するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するHARQ-ACKのビット数より小さい必要がある点に留意すべきである。埋め込みビットは、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内のダウンリンクサブフレームに対応するHARQ-ACKのビット位置の後に位置してもよい。
任意選択で、端末により送信されたアップリンク制御情報を受信する前、方法は:
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に含まれるダウンリンクサブフレームF(i,j)について、ダウンリンクサブフレームF(i,j)に対応する第1の指示情報を端末に送信することであって、第1の指示情報は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム内のダウンリンクサブフレームF(i,j)の、設定シーケンスに従う、シーケンス番号を指示するために使用されることと;
端末に対して、下記の方式:
第1の指示情報により指示されたシーケンス番号に従い、及び、ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で受信されたダウンリンクデータの受信ステータスとダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数とをに従い、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうち1つについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成すること
で少なくとも1つのサブコードブックを生成するように命令することと、
をさらに含む。
任意選択で、端末により送信されるアップリンク制御情報を受信する前、方法は:
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々について第2の指示情報を端末に送信することであって、第2の指示情報は、
サブフレーム番号がjでありかつダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内にあるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームの総数;又は、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームとサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームとの総数であって、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームとサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームとは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内にある;又は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームの総数;又は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内にありかつサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム内で伝送されるトランスポートブロックの総数;又は、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム内で伝送されるトランスポートブロックとサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームとの総数であって、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームとサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームとは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内にある;又は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム内で伝送されるトランスポートブロックの総数
を指示するために使用されること
をさらに含む。
任意選択で、第2の指示情報は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するサブコードブックのビット数を指示するために使用され、ビット数は、さらにコードブックサイズとして参照されることがある。コードブックサイズは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するHARQ-ACKのビット数より小さく、しかし、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内のダウンリンクサブフレームの数又はトランスポートブロックの数より大きいか又は等しい。コードブックサイズが、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内のダウンリンクサブフレームの数又はトランスポートブロックの数より大きいとき、UE及び基地局の双方が、少なくとも1つのNACKがコードブックの終わりに埋め込まれていると決定し、埋め込みNACKの具体的な数は、コードブックサイズから、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内にありかつダウンリンクデータが実際にスケジューリングされるダウンリンクサブフレームの数、又はトランスポートブロックの数を引いた数である。この実施例の具体的な説明については、実施例3を参照する。詳細はここで再度説明されない。
端末は、第2の指示情報と第1の指示情報により指示されるシーケンス番号とに従い、及び、ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で受信されたダウンリンクデータの受信ステータスとダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数とに従い、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうち1つについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成するように命令される。
任意選択で、端末により送信されるアップリンク制御情報を受信する前、方法は、
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に含まれるダウンリンクサブフレームF(i,j)について、ダウンリンクサブフレームF(i,j)に対応する第2の指示情報を端末に送信すること
をさらに含む。
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、設定シーケンスに従ってソートされたスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前に対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0であり、他のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、A0であり、他のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の、ソートされたスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前以外の、ダウンリンクサブフレームであり、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0は、異なる値である。
別法として、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の、設定シーケンスの逆のシーケンスに従ってソートされた、スケジューリングされたダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、{Ax-1,Ax-2,...,A1,A0}の巡回値である。
別法として、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、設定シーケンスに従ってソートされかつサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前に対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0であり、シーケンス番号がjである他のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、A0であり、シーケンス番号がjである他のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の、サブフレーム番号がjであるソートされたスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前以外の、ダウンリンクサブフレームであり、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0は、異なる値である。
別法として、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の設定シーケンスの逆のシーケンスに従ってソートされかつサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、{Ax-1,Ax-2,...,A1,A0}の巡回値である。
Xは、1より大きい正の整数である。
端末は、第2の指示情報と第1の指示情報により指示されるシーケンス番号とに従い、及び、ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で受信されるダウンリンクデータの受信ステータスとダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数とに従い、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうち1つについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成するように命令される。
任意選択で、設定シーケンスについては、前述の説明を参照する。
任意選択で、少なくとも1つのサブコードブックは、HARQ-ACKコードブック内でカスケードされる。
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの分割に係る任意的な実現解決策については、実施例1の関連した説明を参照する。
アクセスネットワークデバイスが如何にして受信したアップリンク制御情報に対してチャネル復号を実行することによりHARQ-ACKコードブックを生成し、各サブコードブックを取得し、HARQ-ACKコードブックに従って端末のダウンリンクデータ受信ステータスを決定するかについては、実施例1乃至実施例3においてアクセスネットワークデバイス201により実行される処理を参照する。
アクセスネットワークデバイスが如何にして第1の指示情報及び第2の指示情報を送信するかについては、実施例1乃至実施例3においてアクセスネットワークデバイス201により実行される処理を参照する。
実施例7において提供されるアップリンク制御情報受信方法の別の任意的な実現例については、前述のアクセスネットワークデバイス201を参照する。繰り返しの部分はここで説明されない。
最後に、本発明のこの実施例において、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの前述のN個のサブセットに分割され、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセット内の各ダウンリンクサブフレームについてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数は、あらかじめ定められた値であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの異なるサブセット内のいずれかのダウンリンクサブフレームについてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数は、異なる。こうして、ACK/NACKコードブックを生成するとき、端末は、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のダウンリンクサブフレームについてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数に従い、HARQ-ACKをフィードバックする。したがって、アクセスネットワークデバイスが、HARQ-ACKコードブックに従って生成されたアップリンク制御情報を受信した後、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のダウンリンクサブフレームについてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数に従ってACK/NACKコードブックを解析したとき、HARQ-ACKフィードバック解決策が提供され、これにより、異なるアグリゲート対象の搬送波上でダウンリンクサブフレームについてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数が異なるケースが、サポートされ得る。
当業者は、本発明の実施例が方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として提供され得ることを理解するべきである。したがって、本発明は、ハードウェアのみの実施例、ソフトウェアのみの実施例、又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせを有する実施例の形式を用いてもよい。さらに、本発明は、コンピュータ使用可能プログラムコードを含む1つ以上のコンピュータ使用可能記憶媒体(これらに限られないが、ディスクメモリ、CD-ROM、光学メモリなどを含む)上に実現されるコンピュータプログラム製品の形式でもよい。
本発明は、本発明の実施例による方法、デバイス(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照して説明されている。コンピュータプログラム命令は、フローチャート及び/又はブロック図内の各処理及び/又は各ブロック並びにフローチャート及び/又はブロック図内の処理及び/又はブロックの組み合わせを実現するために用いられてもよいことが理解されるべきである。これらコンピュータプログラム命令は、マシンを生成するために、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ、又は任意の他のプログラム可能データ処理デバイスのプロセッサに提供されてもよく、これにより、コンピュータ又は任意の他のプログラム可能データ処理デバイスのプロセッサにより実行される命令は、フローチャート内の1つ以上の処理及び/又はブロック図内の1つ以上のブロックにおける特定の機能を実現する装置を生成する。
これらコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は任意の他のプログラム可能データ処理デバイスに対して特定の方式で動作するように命令できるコンピュータ読取可能メモリに記憶されてもよく、これにより、コンピュータ読取可能メモリ内に記憶された命令は、命令装置を含む人工物を生成する。命令装置は、フローチャート内の1つ以上処理及び/又はブロック図内の1つ以上のブロックにおける特定の機能を実現する。
これらコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は別のプログラム可能データ処理デバイスにロードされてもよく、これにより、一連の動作及びステップがコンピュータ又は別のプログラム可能デバイス上で実行され、これにより、コンピュータ実現処理を生成する。したがって、コンピュータ又は別のプログラム可能デバイス上で実行される命令は、フローチャート内の1つ以上の処理及び/又はブロック図内の1つ以上のブロックにおける特定の機能を実現するステップを提供する。
本発明のいくつかの好適な実施例が説明されたが、当業者は、ひとたび基本発明概念を習得すると、これら実施例に対して変更及び修正を行うことができる。したがって、下記の特許請求の範囲は、本発明の範囲内に入る好適な実施例及びすべての変更及び修正をカバーするようにみなされることが意図される。
明らかに、当業者は、本発明の実施例の主旨及び範囲から逸脱することなく本発明の実施例に対して様々な修正及び変形をなすことができる。こうして、本発明は、これら修正及び変形が下記の特許請求の範囲とその均等技術とにより定義される保護の範囲内に入るならばこれらをカバーすることが意図される。
本発明は、無線通信技術の分野に関し、特に、端末、アクセスネットワークデバイス、無線通信システム、及びアップリンク制御情報伝送方法に関する。
ロングタームエボリューション(Long Term Evolution, LTE)システムにおいては、ダウンリンクデータ伝送のためにハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat reQuest, HARQ)メカニズムを使用する。ユーザ機器(User Equipment, UE)が、物理ダウンリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared CHannel, PDSCH)を受信した後に、その物理ダウンリンク共有チャネルが正しく受信されている場合に、そのUEは、物理アップリンク制御チャネル(Physical Uplink Control CHannel, PUCCH)において確認応答(ACKnowledgement, ACK)をフィードバックし、その物理ダウンリンク共有チャネルが誤って受信されている場合に、そのUEは、PUCCHにおいて否定応答(Negative ACKnowledgement, NACK)をフィードバックする。上記のACK及びNACKは、集合的に、HARQ-ACKと称される。
LTEシステムは、キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation, CA)技術をサポートする、すなわち、基地局は、1つのUEのために複数の搬送波を構成することにより、そのUEのデータレートを改善する。図1に示されているように、アクセスネットワークデバイスは、搬送波1及び搬送波2を使用することによって、UE1にダウンリンクデータを伝送し、その基地局は、搬送波1、搬送波3、及び搬送波5を使用することによって、UE2にダウンリンクデータを伝送する。
表1に示されているように、現行のLTEシステムにおいては、複数のデータチャネル伝送モードが存在する。
伝送モード1、2、5、6、及び7にしたがってダウンリンクサブフレームにおいてスケジューリングされるPDSCHは、単一のトランスポートブロックである、すなわち、各々のダウンリンクサブフレームは、1つのHARQ-ACKビットに対応し、そして、伝送モード3、4、8、及び9にしたがってダウンリンクサブフレームにおいてスケジューリングされるPDSCHは、2つのトランスポートブロックであってもよい、すなわち、各々のダウンリンクサブフレームは、2つのHARQ-ACKビットに対応する。
現在、CAモードにおいて、複数の集約される搬送波は、通常、同じPDSCH伝送モードを有する。したがって、それらの複数の集約される搬送波によって複数のダウンリンクサブフレームについてUEによってフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数は、同じである。一方、技術の発展に伴って、複数の集約される搬送波は、複数の異なるPDSCH伝送モードを有する可能性がある。例えば、現在では、最大で5個の搬送波の集約がサポートされており、今後、10個の搬送波の集約、20個の搬送波の集約、或いは、32個の搬送波の集約さえも出現する可能性がある。この場合に、複数の集約される搬送波は、複数の異なるPDSCH伝送モードを有する場合があり、複数の異なる搬送波によって複数のダウンリンクサブフレームについてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数は、異なる値となる。現在、UEは、複数の異なる集約される搬送波によって複数のダウンリンクサブフレームについてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数が異なる値となる上記の場合をサポートしていない。
上記のことから、本発明の複数の実施形態は、端末、アクセスネットワークデバイス、無線通信システム、及びアップリンク制御情報伝送方法を提供して、複数の異なる集約される搬送波によって複数のダウンリンクサブフレームについてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数が異なる値となる場合をサポートする。
第1の態様によれば、本発明の1つの実施形態は、端末であって、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)のダウンリンクスケジューリング情報を受信するように構成される受信モジュールであって、ダウンリンクサブフレームF(i,j)は、アップリンクサブフレームに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの中にあるサブフレームであり、
F(i,j)は、当該端末のために構成された搬送波iの上のダウンリンクサブフレームjを表し、i∈Cであり、Cは、ダウンリンクデータ伝送用に当該端末のために構成されたすべての搬送波のセットであり、j∈Kであり、Kは、アップリンクサブフレームに対応するダウンリンクサブフレームのセットであり、
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットに分割され、Nは、2以上の整数であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットの中のダウンリンクサブフレームの各々についてフィードバックされることが必要なハイブリッド自動再送要求確認応答HARQ-ACKのビット数は、あらかじめ定められた値であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの異なるサブセットの中のダウンリンクサブフレームのうちのいずれかについてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数は、異なる値であり、
さらに、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータを受信するように構成される、受信モジュールと、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信モジュールが受信したダウンリンクデータの受信状態及びダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがって、HARQ-ACKコードブックを生成するように構成される処理モジュールであって、HARQ-ACKコードブックは、少なくとも1つのサブコードブックを含み、少なくとも1つのサブコードブックは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットとの間で1対1の対応関係にあり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットのうちの少なくとも1つであり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、当該端末がダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータを受信するダウンリンクサブフレームを含むサブセットであり、HARQ-ACKコードブックを符号化することによってアップリンク制御情報を生成するように構成される、処理モジュールと、
アップリンクサブフレームにおいてアップリンク制御情報を送信するように構成される送信モジュールと、を含む、
端末を提供する。
第1の態様に関して、第1の可能な実現例において、サブコードブックの中に含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームについてのHARQ-ACKであるが、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされていないダウンリンクサブフレームについてのHARQ-ACKを含まないか、又は、サブコードブックに含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームについてのHARQ-ACKを含むか、又は、サブコードブックに含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームについてのHARQ-ACK及び少なくとも1つの埋め込みビットを含み、その埋め込みビットは、NACK等のあらかじめ設定された値であってもよい。その埋め込みNACKを含んでいるか否かにかかわらず、そのサブコードブックのビット数は、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットが属するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するHARQ-ACKのビット数と比較してより小さい必要があるということに留意すべきである。上記の埋め込みビットは、その即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットの中のダウンリンクサブフレームに対応するHARQ-ACKのビット位置の後に位置していてもよい。
第1の態様の第1の可能な実現例に関して、第2の可能な実現例において、
受信モジュールは、さらに、処理モジュールがHARQ-ACKコードブックを生成する前に、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に含まれるダウンリンクサブフレームF(i,j)に対応する第1の指示情報を受信するように構成され、その第1の指示情報は、設定シーケンスにしたがって、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちのダウンリンクサブフレームF(i,j)のシーケンス番号を示すのに使用され、
処理モジュールは、特に、
第1の指示情報によって指示されるシーケンス番号にしたがって、且つ、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信されたダウンリンクデータの受信状態及びダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがって、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうちの1つのサブセットについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのその1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成する、
方式にしたがって少なくとも1つのサブコードブックを生成するように構成される。
第1の態様の第2の可能な実現例に関して、第3の可能な実現例において、
受信モジュールは、さらに、処理モジュールがHARQ-ACKコードブックを生成する前に、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に対応する第2の指示情報を受信するように構成され、第2の指示情報は、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中に存在するとともに、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームの総数、又は、
サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム及びサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームの総数であって、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム及びサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中に存在する、総数、又は、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームの総数、又は、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中に存在するとともにサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームにおいて伝送されたトランスポートブロックの総数、又は、
サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム及びサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームにおいて伝送されたトランスポートブロックの総数であって、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム及びサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中に存在する、総数、又は、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームにおいて伝送されたトランスポートブロックの総数、
を指示するのに使用される。
選択的に、第2の指示情報は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するサブコードブックのビット数を示すのに使用され、そのビット数は、コードブックサイズと称されてもよい。そのコードブックサイズは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するHARQ-ACKのビット数と比較してより小さいが、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットの中のダウンリンクサブフレームの数又はトランスポートブロックの数と等しいか又はより大きい。そのコードブックのサイズが、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットの中のダウンリンクサブフレームの数又はトランスポートブロックの数より大きい場合に、UE及び基地局の双方は、少なくとも1つのNACKがそのコードブックの最後に埋め込まれているということを決定し、埋め込みNACKの指定された数は、コードブックサイズから、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットの中に存在するとともにダウンリンクデータが実際にスケジューリングされたダウンリンクサブフレームの数、又は、トランスポートブロックの数を減算した値となる。
処理モジュールは、特に、
第1の指示情報によって指示されるシーケンス番号及び第2の指示情報にしたがって、且つ、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信されたダウンリンクデータの受信状態及びダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがって、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうちの1つのサブセットについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成する、
ように構成される。
第1の態様の第2の可能な実現例に関して、第4の可能な実現例において、
受信モジュールは、さらに、処理モジュールがHARQ-ACKコードブックを生成する前に、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に含まれるダウンリンクサブフレームF(i,j)に対応する第2の指示情報を受信するように構成され、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、設定シーケンスにしたがってソートされるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちの最後のダウンリンクサブフレーム、最後の1つ前のダウンリンクサブフレーム、…、最後のX−2個前のダウンリンクサブフレーム、及び最後のX−1個前のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、AX−1、AX−2、…、A1、及びA0であり、他のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、A0であり、他のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のソートされるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちの最後のダウンリンクサブフレーム、最後の1つ前のダウンリンクサブフレーム、…、最後のX−2個前のダウンリンクサブフレーム、及び最後のX−1個前のダウンリンクサブフレーム以外のダウンリンクサブフレームであり、AX−1、AX−2、…、A1、及びA0は、複数の異なる値であるか、又は、
ダウンリンクサブフレームF(i, j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中の設定シーケンスの逆のシーケンスにしたがってソートされるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、{AX−1,AX−2,…,A1,A0}の巡回値であるか、又は、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、設定シーケンスにしたがってソートされるとともにサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちの最後のダウンリンクサブフレーム、最後の1つ前のダウンリンクサブフレーム、…、最後のX−2個前のダウンリンクサブフレーム、及び最後のX−1個前のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、AX−1、AX−2、…、A1、及びA0であり、サブフレーム番号がjである他のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、A0であり、サブフレーム番号がjである他のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のサブフレーム番号がjであるソートされるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちの最後のダウンリンクサブフレーム、最後の1つ前のダウンリンクサブフレーム、…、最後のX−2個前のダウンリンクサブフレーム、及び最後のX−1個前のダウンリンクサブフレーム以外のダウンリンクサブフレームであり、AX−1、AX−2、…、A1、及びA0は、複数の異なる値であるか、又は、
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中の設定シーケンスの逆のシーケンスにしたがってソートされるとともにサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、{AX−1,AX−2,…,A1,A0}の巡回値であり、
Xは、1より大きな正の整数であり、
処理モジュールは、特に、
第1の指示情報によって指示されるシーケンス番号及び第2の指示情報にしたがって、且つ、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信されたダウンリンクデータの受信状態及びダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがって、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうちの1つのサブセットについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成するように構成される。
第1の態様の第2乃至第4の可能な実現例のうちのいずれか1つに関して、第5の可能な実現例において、設定シーケンスは、
搬送波とサブフレームとの間のシーケンス、搬送波シーケンス、及びサブフレームシーケンスを含み、
搬送波とサブフレームとの間のシーケンスは、サブフレームの前に搬送波を含むか、又は、搬送波の前にサブフレームを含み、
搬送波シーケンスは、搬送波インデックスの昇順を含むか、又は、搬送波インデックスの降順を含み、
サブフレームシーケンスは、サブフレーム時点の昇順を含むか、又は、サブフレーム時点の降順を含む。
第1の態様又は第1の態様の第1乃至第5の可能な実現例のうちのいずれか1つに関して、第6の可能な実現例において、少なくとも1つのサブコードブックは、HARQ-ACKコードブックの中でカスケードされる。
第2の態様によれば、本発明の1つの実施形態は、アクセスネットワークデバイスであって、
端末にダウンリンクサブフレームF(i,j)のダウンリンクスケジューリング情報を送信し、そして、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において端末に、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされるダウンリンクデータを送信するように構成される送信モジュールであって、ダウンリンクサブフレームF(i,j)は、アップリンクサブフレームに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの中のサブフレームであり、
F(i,j)は、端末のために構成された搬送波iの上のダウンリンクサブフレームjを表し、i∈Cであり、Cは、ダウンリンクデータ伝送用に端末のために構成されたすべての搬送波のセットであり、j∈Kであり、Kは、アップリンクサブフレームに対応するダウンリンクサブフレームのセットであり、
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットに分割され、Nは、2以上の整数であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットの中のダウンリンクサブフレームの各々についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数は、あらかじめ定められた値であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの異なるサブセットの中のダウンリンクサブフレームのうちのいずれかについてフィードバックされることが必要なハイブリッド自動再送要求確認応答HARQ-ACKのビット数は、異なる値である、送信モジュールと、
ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされるダウンリンクデータの受信状態をフィードバックするのに使用され、アップリンクサブフレームにおいて端末が送信するアップリンク制御情報を受信するように構成される受信モジュールと、
アップリンク制御情報を復号化することによって、HARQ-ACKコードブックを取得するように構成される処理モジュールと、を含み、取得したHARQ-ACKコードブックは、少なくとも1つのサブコードブックを含み、少なくとも1つのサブコードブックは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットとの間で1対1の対応関係にあり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットのうちの少なくとも1つであり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされるダウンリンクデータが送信されるダウンリンクサブフレームを含むサブセットである、
アクセスネットワークデバイスを提供する。
第2の態様に関して、第1の可能な実現例において、
サブコードブックの中に含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームについてのHARQ-ACKであるが、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされていないダウンリンクサブフレームについてのHARQ-ACKを含まないか、又は、サブコードブックに含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームについてのHARQ-ACKを含むか、又は、サブコードブックに含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームについてのHARQ-ACK及び少なくとも1つの埋め込みビットを含み、その埋め込みビットは、NACK等のあらかじめ設定された値であってもよい。その埋め込みNACKを含んでいるか否かにかかわらず、そのサブコードブックのビット数は、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットが属するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するHARQ-ACKのビット数と比較してより小さい必要があるということに留意すべきである。上記の埋め込みビットは、その即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットの中のダウンリンクサブフレームに対応するHARQ-ACKのビット位置の後に位置していてもよい。
第2の態様の第1の可能な実現例に関して、第2の可能な実現例において、
送信モジュールは、さらに、受信モジュールが、端末が送信したアップリンク制御情報を受信する前に、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に含まれるダウンリンクサブフレームF(i,j)について、端末にダウンリンクサブフレームF(i,j)に対応する第1の指示情報を送信するように構成され、第1の指示情報は、設定シーケンスにしたがって、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちのダウンリンクサブフレームF(i,j)のシーケンス番号を示すのに使用され、そして、
第1の指示情報によって指示されるシーケンス番号にしたがって、且つ、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信されたダウンリンクデータの受信状態及びダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがって、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうちの1つのサブセットについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成する、
方式にしたがって少なくとも1つのサブコードブックを生成するように、端末に命令するように構成される。
第2の態様の第2の可能な実現例に関して、第3の可能な実現例において、送信モジュールは、さらに、受信モジュールが、端末が送信したアップリンク制御情報を受信する前に、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々について、端末に第2の指示情報を送信するように構成され、第2の指示情報は、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中に存在するとともに、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームの総数、又は、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム及びサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームの総数であって、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム及びサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中に存在する、総数、又は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームの総数、又は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中に存在するとともにサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームにおいて伝送されたトランスポートブロックの総数、又は、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム及びサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームにおいて伝送されたトランスポートブロックの総数であって、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム及びサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中に存在する、総数、又は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームにおいて伝送されたトランスポートブロックの総数を指示するのに使用されるか、或いは、第2の指示情報は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するサブコードブックのビット数を示すのに使用され、そのビット数は、コードブックサイズと称されてもよい。そのコードブックサイズは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するHARQ-ACKのビット数と比較してより小さいが、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットの中のダウンリンクサブフレームの数又はトランスポートブロックの数と等しいか又はより大きい。そのコードブックのサイズが、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットの中のダウンリンクサブフレームの数又はトランスポートブロックの数より大きい場合に、UE及び基地局の双方は、少なくとも1つのNACKがそのコードブックの最後に埋め込まれているということを決定し、埋め込みNACKの指定された数は、コードブックサイズから、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットの中に存在するとともにダウンリンクデータが実際にスケジューリングされたダウンリンクサブフレームの数、又は、トランスポートブロックの数を減算した値となる。端末は、
第1の指示情報によって指示されるシーケンス番号及び第2の指示情報にしたがって、且つ、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信されたダウンリンクデータの受信状態及びダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがって、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうちの1つのサブセットについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成する、
ように命令される。
第2の態様の第2の可能な実現例に関して、第4の可能な実現例において、送信モジュールは、さらに、受信モジュールが、端末が送信したアップリンク制御情報を受信する前に、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に含まれるダウンリンクサブフレームF(i,j)について、端末にダウンリンクサブフレームF(i,j)に対応する第2の指示情報を送信するように構成され、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、設定シーケンスにしたがってソートされるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちの最後のダウンリンクサブフレーム、最後の1つ前のダウンリンクサブフレーム、…、最後のX−2個前のダウンリンクサブフレーム、及び最後のX−1個前のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、AX−1、AX−2、…、A1、及びA0であり、他のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、A0であり、他のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のソートされるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちの最後のダウンリンクサブフレーム、最後の1つ前のダウンリンクサブフレーム、…、最後のX−2個前のダウンリンクサブフレーム、及び最後のX−1個前のダウンリンクサブフレーム以外のダウンリンクサブフレームであり、AX−1、AX−2、…、A1、及びA0は、複数の異なる値であるか、又は、
ダウンリンクサブフレームF(i, j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中の設定シーケンスの逆のシーケンスにしたがってソートされるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、{AX−1,AX−2,…,A1,A0}の巡回値であるか、又は、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、設定シーケンスにしたがってソートされるとともにサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちの最後のダウンリンクサブフレーム、最後の1つ前のダウンリンクサブフレーム、…、最後のX−2個前のダウンリンクサブフレーム、及び最後のX−1個前のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、AX−1、AX−2、…、A1、及びA0であり、サブフレーム番号がjである他のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、A0であり、サブフレーム番号がjである他のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のサブフレーム番号がjであるソートされるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちの最後のダウンリンクサブフレーム、最後の1つ前のダウンリンクサブフレーム、…、最後のX−2個前のダウンリンクサブフレーム、及び最後のX−1個前のダウンリンクサブフレーム以外のダウンリンクサブフレームであり、AX−1、AX−2、…、A1、及びA0は、複数の異なる値であるか、又は、
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中の設定シーケンスの逆のシーケンスにしたがってソートされるとともにサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、{AX−1,AX−2,…,A1,A0}の巡回値であり、
Xは、1より大きな正の整数であり、
第2の指示情報は、第1の指示情報によって指示されるシーケンス番号及び第2の指示情報にしたがって、且つ、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信されたダウンリンクデータの受信状態及びダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがって、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうちの1つのサブセットについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成するように、端末に命令するのに使用される。
第2の態様の第2乃至第4の可能な実現例のうちのいずれか1つに関して、第5の可能な実現例において、設定シーケンスは、
搬送波とサブフレームとの間のシーケンス、搬送波シーケンス、及びサブフレームシーケンスを含み、
搬送波とサブフレームとの間のシーケンスは、サブフレームの前に搬送波を含むか、又は、搬送波の前にサブフレームを含み、
搬送波シーケンスは、搬送波インデックスの昇順を含むか、又は、搬送波インデックスの降順を含み、
サブフレームシーケンスは、サブフレーム時点の昇順を含むか、又は、サブフレーム時点の降順を含む。
第2の態様又は第2の態様の第1乃至第5の可能な実現例のうちのいずれか1つに関して、第6の可能な実現例において、少なくとも1つのサブコードブックは、HARQ-ACKコードブックの中でカスケードされる。
第3の態様によれば、本発明の1つの実施形態は、アップリンク制御情報送信方法であって、
端末によって、ダウンリンクサブフレームF(i,j)のダウンリンクスケジューリング情報を受信するステップであって、ダウンリンクサブフレームF(i,j)は、アップリンクサブフレームに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの中にあるサブフレームであり、
F(i,j)は、端末のために構成された搬送波iの上のダウンリンクサブフレームjを表し、i∈Cであり、Cは、ダウンリンクデータ伝送用に端末のために構成されたすべての搬送波のセットであり、j∈Kであり、Kは、アップリンクサブフレームに対応するダウンリンクサブフレームのセットであり、
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットに分割され、Nは、2以上の整数であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットの中のダウンリンクサブフレームの各々についてフィードバックされることが必要なハイブリッド自動再送要求確認応答HARQ-ACKのビット数は、あらかじめ定められた値であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの異なるサブセットの中のダウンリンクサブフレームのうちのいずれかについてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数は、異なる値である、ステップと、
端末によって、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータを受信するステップと、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信したダウンリンクデータの受信状態及びダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがって、端末によってHARQ-ACKコードブックを生成するステップであって、HARQ-ACKコードブックは、少なくとも1つのサブコードブックを含み、少なくとも1つのサブコードブックは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットとの間で1対1の対応関係にあり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットのうちの少なくとも1つであり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、端末がダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータを受信するダウンリンクサブフレームを含むサブセットである、ステップと、
HARQ-ACKコードブックを符号化することによってアップリンク制御情報を生成するステップと、
端末によって、アップリンクサブフレームにおいてアップリンク制御情報を送信するステップと、を含む、方法を提供する。
第3の態様に関して、第1の可能な実現例において、サブコードブックの中に含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームについてのHARQ-ACKであるが、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされていないダウンリンクサブフレームについてのHARQ-ACKを含まないか、又は、サブコードブックに含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームについてのHARQ-ACKを含むか、又は、サブコードブックに含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームについてのHARQ-ACK及び少なくとも1つの埋め込みビットを含み、その埋め込みビットは、NACK等のあらかじめ設定された値であってもよい。その埋め込みNACKを含んでいるか否かにかかわらず、そのサブコードブックのビット数は、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットが属するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するHARQ-ACKのビット数と比較してより小さい必要があるということに留意すべきである。上記の埋め込みビットは、その即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットの中のダウンリンクサブフレームに対応するHARQ-ACKのビット位置の後に位置していてもよい。
第3の態様の第1の可能な実現例に関して、第2の可能な実現例において、
HARQ-ACKコードブックを生成するステップの前に、当該方法は、
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に含まれるダウンリンクサブフレームF(i,j)に対応する第1の指示情報を受信するステップをさらに含み、第1の指示情報は、設定シーケンスにしたがって、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちのダウンリンクサブフレームF(i,j)のシーケンス番号を示すのに使用され、
少なくとも1つのサブコードブックは、
第1の指示情報によって指示されるシーケンス番号にしたがって、且つ、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信されたダウンリンクデータの受信状態及びダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがって、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうちの1つのサブセットについて、端末によって、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成する、
方式にしたがって生成される。
第3の態様の第2の可能な実現例に関して、第3の可能な実現例において、
HARQ-ACKコードブックを生成するステップの前に、当該方法は、
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に対応する第2の指示情報を受信するステップをさらに含み、第2の指示情報は、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中に存在するとともに、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームの総数、又は、
サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム及びサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームの総数であって、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム及びサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中に存在する、総数、又は、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームの総数、又は、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中に存在するとともにサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームにおいて伝送されたトランスポートブロックの総数、又は、
サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム及びサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームにおいて伝送されたトランスポートブロックの総数であって、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム及びサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中に存在する、総数、又は、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームにおいて伝送されたトランスポートブロックの総数、
を指示するのに使用される。
選択的に、第2の指示情報は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するサブコードブックのビット数を示すのに使用され、そのビット数は、コードブックサイズと称されてもよい。そのコードブックサイズは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するHARQ-ACKのビット数と比較してより小さいが、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットの中のダウンリンクサブフレームの数又はトランスポートブロックの数と等しいか又はより大きい。そのコードブックのサイズが、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットの中のダウンリンクサブフレームの数又はトランスポートブロックの数より大きい場合に、UE及び基地局の双方は、少なくとも1つのNACKがそのコードブックの最後に埋め込まれているということを決定し、埋め込みNACKの指定された数は、コードブックサイズから、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットの中に存在するとともにダウンリンクデータが実際にスケジューリングされたダウンリンクサブフレームの数、又は、トランスポートブロックの数を減算した値となる。
第1の指示情報によって指示されるシーケンス番号にしたがって、且つ、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信されたダウンリンクデータの受信状態及びダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがって、端末によって、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットのいずれかに対応するサブコードブックを生成することは、
第1の指示情報によって指示されるシーケンス番号及び第2の指示情報にしたがって、且つ、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信されたダウンリンクデータの受信状態及びダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがって、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうちの1つのサブセットについて、端末によって、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成するステップを含む。
第3の態様の第2の可能な実現例に関して、第4の可能な実現例において、
HARQ-ACKコードブックを生成するステップの前に、当該方法は、
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に含まれるダウンリンクサブフレームF(i,j)に対応する第2の指示情報を受信するステップをさらに含み、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、設定シーケンスにしたがってソートされるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちの最後のダウンリンクサブフレーム、最後の1つ前のダウンリンクサブフレーム、…、最後のX−2個前のダウンリンクサブフレーム、及び最後のX−1個前のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、AX−1、AX−2、…、A1、及びA0であり、他のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、A0であり、他のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のソートされるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちの最後のダウンリンクサブフレーム、最後の1つ前のダウンリンクサブフレーム、…、最後のX−2個前のダウンリンクサブフレーム、及び最後のX−1個前のダウンリンクサブフレーム以外のダウンリンクサブフレームであり、AX−1、AX−2、…、A1、及びA0は、複数の異なる値であるか、又は、
ダウンリンクサブフレームF(i, j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中の設定シーケンスの逆のシーケンスにしたがってソートされるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、{AX−1,AX−2,…,A1,A0}の巡回値であるか、又は、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、設定シーケンスにしたがってソートされるとともにサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちの最後のダウンリンクサブフレーム、最後の1つ前のダウンリンクサブフレーム、…、最後のX−2個前のダウンリンクサブフレーム、及び最後のX−1個前のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、AX−1、AX−2、…、A1、及びA0であり、サブフレーム番号がjである他のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、A0であり、サブフレーム番号がjである他のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のサブフレーム番号がjであるソートされるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちの最後のダウンリンクサブフレーム、最後の1つ前のダウンリンクサブフレーム、…、最後のX−2個前のダウンリンクサブフレーム、及び最後のX−1個前のダウンリンクサブフレーム以外のダウンリンクサブフレームであり、AX−1、AX−2、…、A1、及びA0は、複数の異なる値であるか、又は、
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中の設定シーケンスの逆のシーケンスにしたがってソートされるとともにサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、{AX−1,AX−2,…,A1,A0}の巡回値であり、
Xは、1より大きな正の整数であり、
第1の指示情報によって指示されるシーケンス番号にしたがって、且つ、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信されたダウンリンクデータの受信状態及びダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがって、端末によって、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットのいずれかに対応するサブコードブックを生成するステップは、
第1の指示情報によって指示されるシーケンス番号及び第2の指示情報にしたがって、且つ、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信されたダウンリンクデータの受信状態及びダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがって、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうちの1つのサブセットについて、端末によって、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成するステップを含む。
第3の態様の第2乃至第4の可能な実現例のうちのいずれか1つに関して、第5の可能な実現例において、設定シーケンスは、
搬送波とサブフレームとの間のシーケンス、搬送波シーケンス、及びサブフレームシーケンスを含み、
搬送波とサブフレームとの間のシーケンスは、サブフレームの前に搬送波を含むか、又は、搬送波の前にサブフレームを含み、
搬送波シーケンスは、搬送波インデックスの昇順を含むか、又は、搬送波インデックスの降順を含み、
サブフレームシーケンスは、サブフレーム時点の昇順を含むか、又は、サブフレーム時点の降順を含む。
第3の態様又は第3の態様の第1乃至第5の可能な実現例のうちのいずれか1つに関して、第6の可能な実現例において、少なくとも1つのサブコードブックは、HARQ-ACKコードブックの中でカスケードされる。
第4の態様によれば、本発明の1つの実施形態は、アップリンク制御情報受信方法であって、
アクセスネットワークデバイスによって端末に、ダウンリンクサブフレームF(i,j)のダウンリンクスケジューリング情報を送信し、そして、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において端末に、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされるダウンリンクデータを送信するステップであって、ダウンリンクサブフレームF(i,j)は、アップリンクサブフレームに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの中のサブフレームであり、
F(i,j)は、端末のために構成された搬送波iの上のダウンリンクサブフレームjを表し、i∈Cであり、Cは、ダウンリンクデータ伝送用に端末のために構成されたすべての搬送波のセットであり、j∈Kであり、Kは、アップリンクサブフレームに対応するダウンリンクサブフレームのセットであり、
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットに分割され、Nは、2以上の整数であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットの中のダウンリンクサブフレームの各々についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数は、あらかじめ定められた値であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの異なるサブセットの中のダウンリンクサブフレームのうちのいずれかについてフィードバックされることが必要なハイブリッド自動再送要求確認応答HARQ-ACKのビット数は、異なる値である、ステップと、
ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされるダウンリンクデータの受信状態をフィードバックするのに使用され、アップリンクサブフレームにおいて端末が送信するアップリンク制御情報を受信するステップと、
受信したアップリンク制御情報を復号化することによって、HARQ-ACKコードブックを取得するステップと、を含み、取得したHARQ-ACKコードブックは、少なくとも1つのサブコードブックを含み、少なくとも1つのサブコードブックは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットとの間で1対1の対応関係にあり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットのうちの少なくとも1つであり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされるダウンリンクデータが送信されるダウンリンクサブフレームを含むサブセットである、
方法を提供する。
第4の態様に関して、第1の可能な実現例において、
サブコードブックの中に含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームについてのHARQ-ACKであるが、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされていないダウンリンクサブフレームについてのHARQ-ACKを含まないか、又は、サブコードブックに含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームについてのHARQ-ACKを含むか、又は、サブコードブックに含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームについてのHARQ-ACK及び少なくとも1つの埋め込みビットを含み、その埋め込みビットは、NACK等のあらかじめ設定された値であってもよい。その埋め込みNACKを含んでいるか否かにかかわらず、そのサブコードブックのビット数は、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットが属するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するHARQ-ACKのビット数と比較してより小さい必要があるということに留意すべきである。上記の埋め込みビットは、その即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットの中のダウンリンクサブフレームに対応するHARQ-ACKのビット位置の後に位置していてもよい。
第4の態様の第1の可能な実現例に関して、第2の可能な実現例において、
端末が送信したアップリンク制御情報を受信するステップの前に、当該方法は、
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に含まれるダウンリンクサブフレームF(i,j)について、端末にダウンリンクサブフレームF(i,j)に対応する第1の指示情報を送信するステップであって、第1の指示情報は、設定シーケンスにしたがって、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちのダウンリンクサブフレームF(i,j)のシーケンス番号を示すのに使用される、ステップと、
第1の指示情報によって指示されるシーケンス番号にしたがって、且つ、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信されたダウンリンクデータの受信状態及びダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがって、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうちの1つのサブセットについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成する、
方式にしたがって少なくとも1つのサブコードブックを生成するように、端末に命令するステップと、をさらに含む。
第4の態様の第2の可能な実現例に関して、第3の可能な実現例において、端末が送信したアップリンク制御情報を受信するステップの前に、当該方法は、
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々について、端末に第2の指示情報を送信するステップをさらに含み、第2の指示情報は、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中に存在するとともに、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームの総数、又は、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム及びサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームの総数であって、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム及びサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中に存在する、総数、又は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームの総数、又は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中に存在するとともにサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームにおいて伝送されたトランスポートブロックの総数、又は、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム及びサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームにおいて伝送されたトランスポートブロックの総数であって、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム及びサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中に存在する、総数、又は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームにおいて伝送されたトランスポートブロックの総数、を指示するのに使用されるか、或いは、第2の指示情報は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するサブコードブックのビット数を示すのに使用され、そのビット数は、コードブックサイズと称されてもよい。そのコードブックサイズは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するHARQ-ACKのビット数と比較してより小さいが、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットの中のダウンリンクサブフレームの数又はトランスポートブロックの数と等しいか又はより大きい。そのコードブックのサイズが、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットの中のダウンリンクサブフレームの数又はトランスポートブロックの数より大きい場合に、UE及び基地局の双方は、少なくとも1つのNACKがそのコードブックの最後に埋め込まれているということを決定し、埋め込みNACKの指定された数は、コードブックサイズから、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットの中に存在するとともにダウンリンクデータが実際にスケジューリングされたダウンリンクサブフレームの数、又は、トランスポートブロックの数を減算した値となる。
端末は、第1の指示情報によって指示されるシーケンス番号及び第2の指示情報にしたがって、且つ、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信されたダウンリンクデータの受信状態及びダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがって、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうちの1つのサブセットについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成する、ように命令される。
第4の態様の第2の可能な実現例に関して、第4の可能な実現例において、端末が送信したアップリンク制御情報を受信するステップの前に、当該方法は、
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に含まれるダウンリンクサブフレームF(i,j)について、端末にダウンリンクサブフレームF(i,j)に対応する第2の指示情報を送信するステップであって、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、設定シーケンスにしたがってソートされるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちの最後のダウンリンクサブフレーム、最後の1つ前のダウンリンクサブフレーム、…、最後のX−2個前のダウンリンクサブフレーム、及び最後のX−1個前のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、AX−1、AX−2、…、A1、及びA0であり、他のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、A0であり、他のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のソートされるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちの最後のダウンリンクサブフレーム、最後の1つ前のダウンリンクサブフレーム、…、最後のX−2個前のダウンリンクサブフレーム、及び最後のX−1個前のダウンリンクサブフレーム以外のダウンリンクサブフレームであり、AX−1、AX−2、…、A1、及びA0は、複数の異なる値であるか、又は、
ダウンリンクサブフレームF(i, j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中の設定シーケンスの逆のシーケンスにしたがってソートされるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、{AX−1,AX−2,…,A1,A0}の巡回値であるか、又は、
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、設定シーケンスにしたがってソートされるとともにサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちの最後のダウンリンクサブフレーム、最後の1つ前のダウンリンクサブフレーム、…、最後のX−2個前のダウンリンクサブフレーム、及び最後のX−1個前のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、AX−1、AX−2、…、A1、及びA0であり、サブフレーム番号がjである他のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、A0であり、サブフレーム番号がjである他のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のサブフレーム番号がjであるソートされるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうちの最後のダウンリンクサブフレーム、最後の1つ前のダウンリンクサブフレーム、…、最後のX−2個前のダウンリンクサブフレーム、及び最後のX−1個前のダウンリンクサブフレーム以外のダウンリンクサブフレームであり、AX−1、AX−2、…、A1、及びA0は、複数の異なる値であるか、又は、
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中の設定シーケンスの逆のシーケンスにしたがってソートされるとともにサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、{AX−1,AX−2,…,A1,A0}の巡回値であり、
Xは、1より大きな正の整数である、ステップと、
第1の指示情報によって指示されるシーケンス番号及び第2の指示情報にしたがって、且つ、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信されたダウンリンクデータの受信状態及びダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがって、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうちの1つのサブセットについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成するように、端末に命令するステップと、を含む。
第4の態様の第2乃至第4の可能な実現例のうちのいずれか1つに関して、第5の可能な実現例において、設定シーケンスは、
搬送波とサブフレームとの間のシーケンス、搬送波シーケンス、及びサブフレームシーケンスを含み、
搬送波とサブフレームとの間のシーケンスは、サブフレームの前に搬送波を含むか、又は、搬送波の前にサブフレームを含み、
搬送波シーケンスは、搬送波インデックスの昇順を含むか、又は、搬送波インデックスの降順を含み、
サブフレームシーケンスは、サブフレーム時点の昇順を含むか、又は、サブフレーム時点の降順を含む。
第4の態様又は第4の態様の第1乃至第5の可能な実現例のうちのいずれか1つに関して、第6の可能な実現例において、少なくとも1つのサブコードブックは、HARQ-ACKコードブックの中でカスケードされる。
第5の態様によれば、本発明の1つの実施形態は、無線通信システムであって、アクセスネットワークデバイス及び端末を含み、
アクセスネットワークデバイスは、端末にダウンリンクサブフレームF(i,j)のダウンリンクスケジューリング情報を送信し、そして、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において端末に、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされるダウンリンクデータを送信する、ように構成され、ダウンリンクサブフレームF(i,j)は、アップリンクサブフレームに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの中のサブフレームであり、
F(i,j)は、端末のために構成された搬送波iの上のダウンリンクサブフレームjを表し、i∈Cであり、Cは、ダウンリンクデータ伝送用に端末のために構成されたすべての搬送波のセットであり、j∈Kであり、Kは、アップリンクサブフレームに対応するダウンリンクサブフレームのセットであり、
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットに分割され、Nは、2以上の整数であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットの中のダウンリンクサブフレームの各々についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数は、あらかじめ定められた値であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの異なるサブセットの中のダウンリンクサブフレームのうちのいずれかについてフィードバックされることが必要なハイブリッド自動再送要求確認応答HARQ-ACKのビット数は、異なる値であり、
端末は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)のダウンリンクスケジューリング情報を受信し、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータを受信し、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信したダウンリンクデータの受信状態及びダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがって、HARQ-ACKコードブックを生成し、HARQ-ACKコードブックを符号化することによってアップリンク制御情報を生成し、そして、アップリンクサブフレームにおいて、生成したアップリンク制御情報を送信する、ように構成され、
HARQ-ACKコードブックは、少なくとも1つのサブコードブックを含み、少なくとも1つのサブコードブックは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットとの間で1対1の対応関係にあり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットのうちの少なくとも1つであり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータが送信されるダウンリンクサブフレームを含むサブセットであり、
アクセスネットワークデバイスは、さらに、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされるダウンリンクデータの受信状態をフィードバックするのに使用され、アップリンクサブフレームにおいて端末が送信するアップリンク制御情報を受信し、そして、受信したアップリンク制御情報を復号化することによって、HARQ-ACKコードブックを取得する、ように構成される。
本発明の複数の実施形態において、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの上記のN個のサブセットに分割され、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットの中のダウンリンクサブフレームの各々についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数は、あらかじめ定められた値となり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの異なるサブセットの中のダウンリンクサブフレームのいずれかについてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数は、異なる値となる。この手法によれば、ACK/NACKコードブックを生成する際に、端末は、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のダウンリンクサブフレームについてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがってHARQ-ACKをフィードバックする。したがって、アクセスネットワークデバイスが、HARQ-ACKコードブックにしたがって生成されたアップリンク制御情報を受信した後に、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のダウンリンクサブフレームについてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがってACK/NACKコードブックを解析する際に、1つのHARQ-ACKフィードバック解決方法が提供され、それによって、複数の異なる集約される搬送波によってダウンリンクサブフレームについてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数が異なる値となる場合をサポートすることが可能となる。
現在のCAモードにしたがったUEとアクセスネットワークデバイスとの間のデータ伝送方式の概略図である。
本発明の実施例1にしたがった第1の無線通信システム及び本発明の実施例3にしたがった第3の無線通信システムの概略的な構成図である。
本発明の実施例2にしたがった第2の無線通信システムの概略的な構成図である。
本発明の実施例1にしたがった第1の無線通信システムにおけるアクセスネットワークデバイスと端末との間のデータ伝送のフローチャートである。
本発明の実施例2にしたがった第2の無線通信システム及び本発明の実施例3にしたがった第3の無線通信システムにおけるアクセスネットワークデバイスと端末との間のデータ伝送のフローチャートである。
本発明の実施例2にしたがった第1の指示情報及び第2の指示情報の概略図である。
本発明の実施例2にしたがった第1の指示情報及び第2の指示情報の概略図である。
本発明の実施例2にしたがった第1の指示情報及び第2の指示情報の概略図である。
本発明の実施例2にしたがった第1の指示情報及び第2の指示情報の概略図である。
本発明の実施例2において、端末が、NACKを埋め込む方法を決定することが不可能である場合の概略図である。
本発明の実施例3にしたがった第1の指示情報及び第2の指示情報の概略図である。
本発明の実施例3にしたがった第1の指示情報及び第2の指示情報の概略図である。
本発明の1つの実施例にしたがって、端末が、NACKを埋め込む方法を決定することが不可能である場合の概略図である。
本発明の実施例4にしたがった端末の概略的な構成図である。
本発明の実施例4にしたがった端末の選択的な実現例の概略的な構成図である。
本発明の実施例4にしたがった端末の他の選択的な実現例の概略的な構成図である。
本発明の実施例5にしたがったアクセスネットワークデバイスの概略的な構成図である。
本発明の実施例5にしたがったアクセスネットワークデバイスの選択的な実現例の概略的な構成図である。
本発明の実施例5にしたがったアクセスネットワークデバイスの他の選択的な実現例の概略的な構成図である。
本発明の1つの実施例にしたがったアップリンク制御情報送信方法のフローチャートである。
本発明の1つの実施例にしたがったアップリンク制御情報受信方法のフローチャートである。
本発明の複数の実施形態は、端末、アクセスネットワークデバイス、無線通信システム、及びアップリンク制御情報伝送方法を提供して、複数の異なる集約される搬送波によって複数のダウンリンクサブフレームについてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数が異なる値となる場合をサポートする。
本発明の複数の実施形態において、アクセスネットワークデバイスは、端末にダウンリンクサブフレームF(i,j)のダウンリンクスケジューリング情報を送信し、そして、そのダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされるダウンリンクデータを送信する。ダウンリンクサブフレームF(i,j)は、アップリンクサブフレームに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの中のサブフレームである。
F(i,j)は、端末のために構成された搬送波iの上のダウンリンクサブフレームjを表し、i∈Cであり、Cは、ダウンリンクデータ伝送用に端末のために構成されたすべての搬送波のセットであり、j∈Kであり、Kは、アップリンクサブフレームに対応するダウンリンクサブフレームのセットである。
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットに分割され、Nは、2以上の整数であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットの中のダウンリンクサブフレームの各々についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数は、あらかじめ定められた値であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの異なるサブセットの中のダウンリンクサブフレームのうちのいずれかについてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数は、異なる値である。
端末は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)のダウンリンクスケジューリング情報を受信し、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において、そのダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータを受信する。端末は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信したダウンリンクデータの受信状態及びダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがって、HARQ-ACKコードブックを生成する。
生成されたHARQ-ACKコードブックは、少なくとも1つのサブコードブックを含み、その含まれている少なくとも1つのサブコードブックは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットとの間で1対1の対応関係にあり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットのうちの少なくとも1つであり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、ダウンリンクスケジューリング情報がアクセスネットワークデバイスによって送信されるダウンリンクサブフレームを含むサブセットである。
端末は、HARQ-ACKコードブックを符号化することによってアップリンク制御情報を生成し、そして、アップリンクサブフレームにおいて、生成したアップリンク制御情報を送信する。
アクセスネットワークデバイスは、端末が送信するアップリンク制御情報を受信し、そして、受信したアップリンク制御情報を復号化することによって、HARQ-ACKコードブックを取得する。
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの上記のN個のサブセットに分割され、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットの中のダウンリンクサブフレームの各々についてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数は、あらかじめ定められた値となり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの異なるサブセットの中のダウンリンクサブフレームのいずれかについてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数は、異なる値となる。この手法によれば、ACK/NACKコードブックを生成する際に、端末は、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のダウンリンクサブフレームについてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがってHARQ-ACKをフィードバックする。したがって、アクセスネットワークデバイスが、HARQ-ACKコードブックにしたがって生成されたアップリンク制御情報を受信した後に、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中のダウンリンクサブフレームについてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数にしたがってACK/NACKコードブックを解析する際に、1つのHARQ-ACKフィードバック解決方法が提供され、それによって、複数の異なる集約される搬送波によってダウンリンクサブフレームについてフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数が異なる値となる場合をサポートすることが可能となる。
本発明の複数の実施例の理解を容易にするために、本発明のそれらの複数の実施例において使用される基本的な概念が、以下で説明される。
理解を容易にすることを目的として、説明のための1つの例としてLTEシステムを使用するが、このことは、本発明の上記の複数の実施形態が、LTEシステムのみに適用可能であるということを意味するものではない。実際には、データ伝送のために同じ端末に複数の搬送波を提供し、複数の異なる搬送波を使用するダウンリンクサブフレームに対応するフィードバック情報のビット数が異なっているいずれかの無線通信システムのために、本発明の複数の実施形態にしたがって提供されるHARQ-ACKフィードバック解決方法を使用することが可能である。
1. LTEシステムにおけるデータ伝送
LTEシステムにおいては、ダウンリンク伝送、すなわち、基地局等のアクセスネットワークデバイスからUEへの伝送は、直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access, OFDMA)方式に基づいており、アップリンク伝送、すなわち、UEからアクセスネットワークデバイスへの伝送は、単一搬送波周波数分割多元接続(Single Carrier−Frequency Division Multiple Access, SC-FDMA)方式に基づいている。
ダウンリンク伝送については、時間周波数リソースは、時間領域の次元においては、複数のOFDMシンボルに分割され、周波数領域の次元においては、複数のサブキャリアに分割され、アップリンク伝送については、時間周波数リソースは、周波数領域の次元において、複数のSC-FDMAシンボルに分割される。本発明の複数の実施例において、OFDMシンボル及びSC-FDMAシンボルは、集合的に、"時間領域シンボル"と称される。
LTEシステムにおいては、最小のリソース粒度は、リソースエレメント(Resource Element, RE)と称され、そのリソースエレメントは、時間領域において時間領域シンボルを含むとともに周波数領域においてサブキャリアを含む時間周波数格子点を表す。
一般的に、アクセスネットワークデバイスによってスケジューリングのために使用される基本時間単位は、サブフレームであり、1つのサブフレームは、複数の時間領域シンボルを含む。代替的に、伝送遅延を減少させる必要があるいくつかのシナリオについては、アクセスネットワークデバイスによってスケジューリングのために使用される基本時間単位は、1つ又は複数の時間領域シンボルであってもよい。
1つの特定のスケジューリングプロセスは、以下のようになる。すなわち、アクセスネットワークデバイスは、物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel, PDCCH)又は強化型物理ダウンリンク制御チャネル(Enhanced PDCCH, EPDCCH)等の制御チャネルを送信し、その制御チャネルは、PDSCH又はPUSCHのスケジューリング情報を搬送してもよく、そのスケジューリング情報は、リソース割り当て情報又は変調及び符号化方式等の制御情報を含み、UEは、あるサブフレームにおいて制御チャネルを受信し、そして、受信した制御チャネルに中で搬送される上記のスケジューリング情報にしたがって、ダウンリンクデータチャネルを受信するか、又は、アップリンクデータチャネルを送信する。
LTEシステムは、周波数分割複信(Frequency Division Duplex, FDD)方式及び時分割複信(Time Division Duplex, TDD)方式をサポートする。簡単に、FDD LTE システムと称されるFDD方式を使用するLTEシステムについては、複数の異なる搬送波が、ダウンリンク伝送及びアップリンク伝送のために使用される。簡単に、TDD LTEシステムと称されるTDD方式を使用するLTEシステムについては、同じ搬送波の複数の異なる時間点が、アップリンク伝送及びダウンリンク伝送のために使用され、搬送波は、具体的には、ダウンリンクサブフレーム、アップリンクサブフレーム、及び特別なサブフレームを含む。
特別なサブフレームは、ダウンリンクパイロットタイムスロット(Downlink Pilot Time Slot, DwPTS)、ガード期間(Guard Period, GP)、及びアップリンクパイロットタイムスロット(Uplink Pilot Time Slot, UpPTS)の3つの部分を含む。GPは、主として、ダウンリンク-アップリンク間のコンポーネントの変更時間及びダウンリンク−アップリンク間の伝搬遅延の補償として使用される。さらに、ダウンリンクデータは、DwPTSにおいて伝送されてもよく、UpPTSにおいては、PUSCHを伝送することはできない。したがって、上記の観点から、特別なサブフレームは、ダウンリンクサブフレームと考えられてもよい。
2. HARQ-ACK時間的シーケンスの関係
FDD LTEシステムにおいて、サブフレームn−4においてPDSCHを受信した後に、UEは、サブフレームnにおいてHARQ-ACKをフィードバックする。TDD LTEシステムにおいて、PDSCHの受信に対応するHARQ-ACKのフィードバックとそのPDSCHの受信との間の時間的シーケンスの関係は、表2に示されている。番号を付されているサブフレームは、HARQ-ACKをフィードバックするのに使用されるアップリンクサブフレームnであり、付された番号は、(kがKに属する場合の)ダウンリンクサブフレームn−kのセットにおけるPDSCHに対応するHARQ-ACKが、アップリンクサブフレームnにおいてフィードバックされることが必要であるということを示している。例えば、アップリンク-ダウンリンク構成1の中のサブフレームn=2におけるK={7,6}は、アップリンクサブフレームn=2が、2つのダウンリンクサブフレームn−7及びn−6におけるPDSCHに対応するHARQ-ACKをフィードバックするのに使用されるということを示し、特に、n−7は、ダウンリンクサブフレーム5であり、n−6は、ダウンリンクサブフレーム6であるということを示している。
3.LTEシステムにおけるTDDアップリンク-ダウンリンク構成
LTEシステムは、現在、7種類の異なるTDDアップリンク-ダウンリンク構成をサポートするとともに、アップリンク-ダウンリンク構成は、表2の第1列とする。表3に示すように、Dはダウンリンクサブフレームを表し、Sは特別なサブフレームを表し、Uはアップリンクサブフレームを表す。
4.LTEシステムでサポートされている搬送波アグリゲーション
LTEシステムは、FDD CA、TDD CA、及びFDD+TDD CAをサポートする。TDD CAは、同じアップリンク-ダウンリンク構成を有するTDD CAと、異なるアップリンク-ダウンリンク構成を有するTDD CAとに更に分類される。CAモードでは、1つのプライマリコンポーネント搬送波と少なくとも1つのセカンダリコンポーネント搬送波があり、HARQ-ACKを搬送するPUCCHは、UEに対して構成されたアップリンクプライマリコンポーネント搬送波の上でのみ送信されることができる。現在のPUCCHフォーマットは、最大22ビットのHARQ-ACKの伝送をサポートする。
5.あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットM
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、CAにおけるプライマリコンポーネント搬送波の上のアップリンクサブフレームに対応する。
ダウンリンクサブフレームF(i,j)∈Mであり、i∈Cであり、Cは、ダウンリンクデータ伝送用に端末のために構成されたすべての搬送波のセットであり、j∈Kであり、Kは、HARQ-ACK時系列関係に従ってアップリンクサブフレームに対応するダウンリンクサブフレームのセットであり、時系列関係は、表2に示されるとともに、TDD LTEシステム内の、PDSCHと、対応するHARQ-ACKとの間の時系列関係であり得る。
現在のLTEシステムは、搬送波アグリゲーションのために1つのUEに対して最大5つの搬送波を構成する場合をサポートする。最も典型的なTDDアップリンク-ダウンリンク構成2が一例として使用される。アップリンクプライマリコンポーネント搬送波の上のアップリンクサブフレーム2に対応するか又は関連するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、5つの搬送波の上のサブフレーム4、5、6、及び8、すなわち、合計20個のダウンリンクサブフレームを含む。
簡単な説明のために、特別なサブフレームはダウンリンクサブフレームと見なされる。本明細書で言及される「〜に対応するか又は関連する」の意味は、「上述の20個のダウンリンクサブフレームにおけるPDSCHに対応するすべてのHARQ-ACKは、アップリンクサブフレーム2においてフィードバックされる。」のように理解され得るとともに、これは、表2にある、PDSCHとHARQ-ACKとの間の時系列関係に従って、具体的に決定され得る。
6.HARQ-ACKコードブック(codebook)とHARQ-ACK情報
UE側では、HARQ-ACKコードブックは、チャネル符号化の前に存在する元のHARQ-ACKビットストリームを表し、元のビットストリームは、特定のソーティング規則に従ってソートされ得る。これらの元のHARQ-ACK情報ビットは、1又は0のビットストリームであり得る。“1”はダウンリンクデータが正しく受信されたことを示すACKであり、“0”はダウンリンクデータが正しく受信されなかったことを示すNACKである。UEは、UEがHARQ-ACKコードブックに対してチャネル符号化を実行した後に生成されたHARQ-ACK情報を、アクセスネットワークデバイスに送信する。アクセスネットワークデバイス側では、アクセスネットワークデバイスは、UEによって送信されたHARQ-ACK情報を受信し、HARQ-ACK情報に対してチャネル復号を実行した後に、HARQ-ACKコードブックを取得する。
搬送波アグリゲーションのために1つのUEに対して5つの搬送波を構成すること、及び項目5の“あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットM”におけるTDDアップリンク-ダウンリンク構成2が、依然として、一例として使用される。UEによって生成されたHARQ-ACKコードブックは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMに従って決定され得る。具体的には、搬送波は、サブフレームがソートされる前にソートされることができ、すなわち、前述のソーティング規則は、サブフレームの前に搬送波、とすることができる。例えば、搬送波1の上のサブフレーム4、5、6、8に対応するHARQ-ACKビットは、搬送波2の上のサブフレーム4、5、6、8に対応するHARQ-ACKビットの前に配置される。さらに、UEがPDSCHによってスケジューリングされたサブフレームを受信することに失敗した位置については、UEは、NACKを埋め込む必要がある。
7.1つのアップリンクサブフレームにおいてUEが比較的大きなビット数のHARQ-ACKをフィードバックする必要があるシナリオ
LTE技術の更なる進化により、更に大きなビット数のHARQ-ACKのフィードバックが将来サポートされる必要があり、ビット数が22よりはるかに大きくなる可能性がある。
シナリオ1
更に大量の搬送波のCAが導入されるとともに、略して“スーパーCA”と呼ばれる。
例えば、10個の搬送波又はさらに最大32個の搬送波のCAは、“スーパーCA”である。TDDアップリンク-ダウンリンク構成2を有する10個の搬送波のCAが、一例として使用される。この場合、40ビットのHARQ-ACKは、アップリンクプライマリコンポーネント搬送波の上のアップリンクサブフレーム2においてフィードバックされることが必要である。
シナリオ2
5つの搬送波のCAがサポートされるが、複数の搬送波は、TDDアップリンク-ダウンリンク構成5として構成される。例えば、プライマリコンポーネント搬送波は、アップリンク-ダウンリンク構成2になり、4つのセカンダリコンポーネント搬送波は、アップリンク-ダウンリンク構成5になる。この場合、4+9×4=40ビットのHARQ-ACKは、アップリンクプライマリコンポーネント搬送波の上のアップリンクサブフレーム2においてフィードバックされることが必要である。
可能な解決法は、更に大きなビット容量の伝送をサポートするPUCCHフォーマットを導入することである。この新しいPUCCHフォーマットが更に大量のHARQ-ACKビットをサポートする必要がある場合を考慮して、例えば、32個の搬送波のTDDアップリンク-ダウンリンク構成2の構成において、128個のHARQ-ACKビットがサポートされることができ、新しいフォーマットの導入は、アップリンク制御チャネルオーバヘッドを増加させる。
本発明の実施例における任意選択の解決法は、1つのアップリンクサブフレームにおいてUEが比較的大きなビット数のHARQ-ACKをフィードバックする必要がある前述のシナリオに適用されることができ、その結果、UEによってフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数を効果的に低減することができる。
8.本発明の実施例が適用可能な通信標準、端末、及びアクセスネットワークデバイス
本発明の実施例で提供される様々な無線通信システムの通信標準は、下記に限定されないが、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(Global System for Mobile communications、GSM)、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA) IS-95、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA) 2000、時分割-同期符号分割多元接続(Time Division-Synchronous Code Division Multiple Access、TD-SCDMA)、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA)、時分割複信-ロングタームエボリューション(Time Division Duplex-Long Term Evolution、TDD LTE)、周波数分割複信-ロングタームエボリューション(Frequency Division Duplex-Long Term Evolution、FDD LTE)、ロングタームエボリューション-アドバンスト(Long Term Evolution-Advanced、LTE-advanced)、パーソナルハンディホンシステム(Personal Handy-phone System、PHS)、802.11シリーズのプロトコルで規定されているワイヤレスフィディリティ(Wireless Fidelity、WiFi)、ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMAX)、及び将来の様々な進化した無線通信システムを含む。
本発明の実施例は、データ伝送のために同じ端末に複数の搬送波が提供されるとともに、異なる搬送波が異なる伝送モードを有するという理由で、異なる搬送波に対応するフィードバック情報のビット数が異なる、任意の無線通信システムに使用されることができる。したがって、端末は、HARQ-ACK情報を正しく送信し、アクセスネットワークデバイスは、受信されたHARQ-ACK情報に従って、端末のダウンリンクデータの受信状態を正確に習得することができる。
本発明の実施例における端末は、無線端末であり得る。無線端末は、ユーザのための音声及び/若しくはデータ接続を提供するデバイス、無線接続機能を備えたハンドヘルドデバイス、又は無線モデムに接続された別の処理デバイスであり得る。無線端末は、無線アクセスネットワーク(例えば、RAN、Radio Access Network)を使用することにより、1つ又は複数のコアネットワークと通信することができる。無線端末は、携帯電話機(又は“セルラ”電話機と呼ばれる)のような携帯端末、又は携帯端末を備えたコンピュータであり得る。例えば、無線端末は、無線アクセスネットワークと音声及び/又はデータを交換する、携帯型、ポケット型、ハンドヘルド型、コンピュータ内蔵型、又は車載型の携帯装置であり得る。例えば、無線端末は、パーソナル通信サービス(PCS、Personal Communication Service)電話機、コードレス電話機、セッション開始プロトコル(SIP)電話機、無線ローカルループ(WLL、Wireless Local Loop)局、又は携帯情報端末(PDA、Personal Digital Assistant)のようなデバイスであり得る。無線端末は、同様に、システム、加入者ユニット(Subscriber Unit)、加入者局(Subscriber Station)、移動局(Mobile Station)、携帯端末(Mobile)、遠隔局(Remote Station)、アクセスポイント(Access Point)、遠隔端末(Remote Terminal)、アクセス端末(Access Terminal)、ユーザ端末(User Terminal)、ユーザエージェント(User Agent)、ユーザデバイス(User Device)、又はユーザ機器(User Equipment)と呼ばれ得る。
本発明の実施例で提供されるアクセスネットワークデバイスは、基地局、基地局を制御するように構成された無線リソース管理デバイス、又は、基地局及び基地局を制御するように構成された無線リソース管理デバイスを含み得る。アクセスネットワークデバイスは、マクロ局又は小型局であり得るとともに、端末は、アクセスネットワークデバイスと通信する端末デバイスである。
例えば、TDD LTE、FDD LTE、又はLTE-AなどのLTEシステムの場合、本発明の実施例で提供される無線通信システムにおけるアクセスネットワークデバイスは、進化型ノードB(evolved NodeB、eNodeB)であり得るとともに、端末は、UEであり得る。TD-SCDMAシステム又はWCDMAシステムの場合、本発明の実施例で提供される無線通信システムにおけるアクセスネットワークデバイスは、ノードB(NodeB)及び/又は無線ネットワークコントローラ(Radio Network Controller、RNC)を含み得るとともに、端末は、UEであり得る。GSMシステムの場合、本発明の実施例で提供されるアクセスネットワークデバイスは、ベーストランシーバ基地局(Base Transceiver Station、BTS)、及び/又は基地局制御装置(Base Station Controller、BSC)を含み得るとともに、端末は移動局(Mobile Station、MS)である。WiFiシステムの場合、アクセスネットワークデバイスは、アクセスポイント(Access Point、AP)、及び/又はアクセスコントローラ(Access Controller、AC)を含み得るとともに、端末は、局(STAtion、STA)であり得る。
9.その他の説明
さらに、本明細書では、用語“システム”及び“ネットワーク”は、通常、交換可能に使用され得る。本明細書における“及び/又は”という用語は、関連オブジェクトを説明するための結合関係のみを記述し、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、A及び/又はBは、下記の3つの場合、すなわち、Aのみが存在する、A及びBの両方が存在する、Bのみが存在する、を表すことができる。さらに、本明細書の文字“/”は、一般に、関連するオブジェクト間の“又は”の関係を示す。
本発明の実施例における基本的な考え方が上記で説明された。理解を容易にするために、本発明の実施例が添付の図面を参照して下記で詳細に説明される。説明を明確にするために、本発明の実施例が表4に列挙される。
本発明の実施例が下記で詳細に説明される。
実施例1
図2Aにおいて示されるように、本発明の実施例1において提供される第1の無線通信システムは、アクセスネットワークデバイス201と端末202とを備える。
アクセスネットワークデバイス201は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)のダウンリンクスケジューリング情報を端末202に送信し、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータを送信するように構成される。ダウンリンクサブフレームF(i,j)は、アップリンクサブフレームに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの中のサブフレーム、例えば、1つのアップリンクサブフレームに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームMの中のサブフレームである。
F(i,j)は、端末のために構成された搬送波iの上のダウンリンクサブフレームjを表し、i∈Cであり、Cは、ダウンリンクデータ伝送用に端末のために構成されたすべての搬送波のセットであり、j∈Kであり、Kは、アップリンクサブフレームに対応するダウンリンクサブフレームのセットである。
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットに分割され、Nは2以上の整数であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットの中の各ダウンリンクサブフレームのためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数は、あらかじめ定められた値であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの異なるサブセットの中の任意のダウンリンクサブフレームのためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数は異なる。
端末202は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)のダウンリンクスケジューリング情報を受信し、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータを受信し、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信されたダウンリンクデータの受信状態と、ダウンリンクサブフレームF(i,j)ためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数とに応じて、HARQ-ACKコードブックを生成し、生成されたHARQ-ACKコードブックを符号化することによりアップリンク制御情報を生成し、生成されたアップリンク制御情報をアップリンクサブフレームで送信するように構成される。
端末202によって生成されたHARQ-ACKコードブックは、少なくとも1つのサブコードブックを含み、含まれる少なくとも1つのサブコードブックは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのうちの少なくとも1つのサブセットとの間で1対1の対応関係にあり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのうちの少なくとも1つのサブセットは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットのうちの少なくとも1つであるとともに、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのうちの少なくとも1つのサブセットは、アクセスネットワークデバイス201によってダウンリンクスケジューリング情報が送信されるダウンリンクサブフレームを含むサブセットである。
アクセスネットワークデバイス201は、端末202によって送信されたアップリンク制御情報を受信し、受信されたアップリンク制御情報を復号した後にHARQ-ACKコードブックを取得するように更に構成される。
アクセスネットワークデバイス201と端末202との間のダウンリンクスケジューリング、ダウンリンクデータ伝送、及びHARQ-ACK情報フィードバックの処理が、図3を参照して下記で説明される。処理は、下記のステップを含む。
S301.アクセスネットワークデバイス201は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)のダウンリンクスケジューリング情報を端末202に送信する。
S302.端末202は、ダウンリンクスケジューリング情報を受信する。
S303.アクセスネットワークデバイス201は、ステップS301において送信されたダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータを、ダウンリンクサブフレームF(i,j)においてに送信する。
S304.端末202は、ステップS302において受信されたダウンリンクスケジューリング情報に従って、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータを、ダウンリンクサブフレームF(i,j)においてに受信する。
S305.端末202は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信されたダウンリンクデータの受信状態と、ダウンリンクサブフレームF(i,j)ためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数とに応じて、HARQ-ACKコードブックを生成するとともに、生成されたHARQ-ACKコードブックを符号化することによりアップリンク制御情報を生成する。
S306.端末202は、生成されたアップリンク制御情報をアクセスネットワークデバイス201に送信する。
S307.アクセスネットワークデバイス201は、受信されたアップリンク制御情報を復号した後にHARQ-ACKコードブックを取得するとともに、取得されたHARQ-ACKコードブックに従って、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMにおいてスケジューリングされたダウンリンクサブフレームF(i,j)におけるダウンリンクデータの受信状態を判定する。
ステップS301及びステップS303は、同じステップにおいて達成され得る。例えば、LTEシステムの場合、アクセスネットワークデバイス201は、ダウンリンクスケジューリング情報を送信するために使用された同じダウンリンクサブフレームにおいて、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータを送信する。この場合、ステップS302及びステップS304は、同様に、同じステップにおいて達成され得る。端末202は、同じダウンリンクサブフレーム内の受信されたダウンリンクスケジューリング情報に従って、ダウンリンクサブフレームにおけるダウンリンクデータを受信し得る。
さらに、ダウンリンクサブフレームmにおいてダウンリンクスケジューリング情報を送信し、端末がダウンリンクサブフレームm+1にあるダウンリンクデータを受信するようにスケジューリングするために、アクセスネットワークデバイス201は、図3において示される方式、すなわち、ダウンリンクデータを送信する前にスケジューリング情報を送信する、を使用し得る。それに応じて、端末202は、まず、ダウンリンクスケジューリング情報を受信し、次に、受信されたダウンリンクスケジューリング情報に従ってダウンリンクデータを受信する。あるいは、ダウンリンクスケジューリング情報が搬送波1の上のダウンリンクサブフレームmにおいて送信され、端末が搬送波2の上のダウンリンクサブフレームmにあるダウンリンクデータを受信するようにスケジューリングされる場合は、ダウンリンクスケジューリング情報と、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータとが、同時にダウンリンクサブフレームにおいて送信及び受信されるが、しかし、ダウンリンクスケジューリング情報と、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータとは、異なる搬送波の上にある、ということに等しい。
図3において示される処理及び実現方式は、下記で詳細に説明される。
1.ステップS301.アクセスネットワークデバイス201は、ダウンリンクスケジューリング情報を送信する。
本発明のこの実施例では、ステップS301において、アクセスネットワークデバイス201は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)のダウンリンクスケジューリング情報を送信する。ダウンリンクサブフレームF(i,j)は、アップリンクサブフレームに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの中にあるサブフレームであり、F(i,j)は、端末202用に構成された搬送波iの上のダウンリンクサブフレームjを表し、i∈Cであり、Cは、ダウンリンクデータ伝送用に端末202のために構成されたすべての搬送波のセットであり、j∈Kであり、Kは、アップリンクサブフレームに対応するダウンリンクサブフレームのセットである。
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、HARQ-ACK時系列関係、例えば、表2において定義された、PDSCHと対応するHARQ-ACKとの間の時系列関係に従って、1つのアップリンクサブフレームに対応するすべてのアグリゲートされた搬送波の上のすべてのダウンリンクサブフレームとすることができる。すなわち、端末202は、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの中の各ダウンリンクサブフレームにおけるダウンリンクデータを受信するためのHARQ-ACKを、定義されたHARQ-ACK時系列関係に従って、アップリンクサブフレームにおいてフィードバックする。
CAモードにおいて、アクセスネットワークデバイス201は、端末202のために複数の搬送波を構成する。例えば、複数の搬送波が、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)シグナリングを使用することにより構成され、複数の搬送波は、FDD搬送波又はTDD搬送波とすることができ、各搬送波は、複数のダウンリンクサブフレームを含む。TDD搬送波の場合、異なる搬送波は、同一のアップリンク-ダウンリンク構成又は異なるアップリンク-ダウンリンク構成を有し得る。
例えば、同じアップリンク-ダウンリンク構成2を有する10個のTDD搬送波が端末202用に構成される。表2におけるTDDアップリンク-ダウンリンクサブフレーム構成、及び表1における、ダウンリンクデータとアップリンクHARQ-ACKとの間の時系列関係によれば、前述の最大10個の搬送波の上のダウンリンクサブフレーム4、5、6、及び8におけるダウンリンクデータチャネルに対応するHARQ-ACKは、プライマリコンポーネント搬送波の上のアップリンクサブフレーム2においてフィードバックされることが必要である。
これらのダウンリンクサブフレーム、すなわち、これらのダウンリンクサブフレームにおけるダウンリンクデータチャネルは、独立したダウンリンク制御チャネルを使用することにより別個にスケジューリングされ得るか、又は統合ダウンリンク制御チャネルを使用することによりスケジューリングされ得るか、又はそれらの組み合わせを使用することによりスケジューリングされ得る。例えば、少なくとも1つのダウンリンクサブフレームにおけるダウンリンクデータチャネルは、複数のダウンリンク制御チャネルの各々によりスケジューリングされる。本発明のこの実施例では、独立したダウンリンク制御チャネルを使用することによるスケジューリングが、説明のための一例として使用される。
本明細書で言及されるダウンリンクサブフレームは、共通のダウンリンクサブフレームを含み、同様に、TDDシステム内の特別なサブフレームを含む。複数の搬送波が端末202用に構成された後に、アクセスネットワークデバイス201は、ダウンリンク制御チャネルを送信して、これらの構成された搬送波の上のダウンリンクサブフレームにおけるダウンリンクデータチャネルをスケジューリングすることができる。さらに、端末202は、これらのダウンリンクデータチャネルに対応するアップリンクHARQ-ACKをフィードバックする必要がある。
例えば、端末202は、アップリンクサブフレーム2においてHARQ-ACKをフィードバックする。TDD構成2にある、ダウンリンクデータチャネルとアップリンクHARQ-ACKとの間の時系列関係によれば、アップリンクサブフレーム2に関連するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、40個のダウンリンクサブフレーム、すなわち、搬送波1〜10上のサブフレーム4、サブフレーム5、サブフレーム6、及びサブフレーム8を含む。すなわち、搬送波アグリゲーションにおけるプライマリコンポーネント搬送波の上のアップリンクサブフレーム2において端末202によりフィードバックされることが必要なHARQ-ACKは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの中にあるダウンリンクデータチャネルに対応する。
端末202は、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMにおいてダウンリンク制御チャネルを受信することができ、例えば、端末202は、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットの中のすべてのダウンリンクサブフレームにおいてダウンリンク制御チャネルを受信し得るか、又はあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットの中のいくつかのサブフレームにおいてダウンリンク制御チャネルを受信し得る。そして、端末202は、受信されたダウンリンク制御チャネルに従って、これらのダウンリンク制御チャネルによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを更に受信する。
ダウンリンク制御チャネル、及びダウンリンク制御チャネルによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルは、通常、同じサブフレーム内にある。あるいは、上記のように、ダウンリンク制御チャネル、及びダウンリンク制御チャネルによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルは、ダウンリンク制御チャネル間の対応関係が提供されるならば、異なるサブフレームにあり得るとともに、ダウンリンク制御チャネルによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルは識別されることができる。例えば、2つのチャネル間の時系列関係はあらかじめ指定されており、アクセスネットワークデバイス201は、あらかじめ指定された時系列関係に従って、ダウンリンク制御チャネル及びダウンリンクデータチャネルを送信するとともに、端末202は、あらかじめ指定された時系列関係に従って、ダウンリンク制御チャネル及びダウンリンクデータチャネルを受信する。
ここで、端末202のあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMのダウンリンクサブフレームサブセットであり、実際にスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルが配置されるダウンリンクサブフレームサブセットは、“即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセット”と呼ばれ、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMのサブセットである。
スケジューリングされたダウンリンクサブフレームにおけるダウンリンクデータチャネルは、ダウンリンク制御チャネルによってスケジューリングされた第1のダウンリンクデータチャネル、すなわち、動的にスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを含み得るか、又はダウンリンク制御チャネルによりスケジューリングされない第2のダウンリンクデータチャネル、例えば半永続スケジューリング(Semi-Persistent scheduling、SPS)のために使用されるダウンリンクデータチャネルを含み得る。通常、端末のSPSメカニズムがアクティブ化された後に、SPSのために使用されるダウンリンクデータチャネルは、HARQの初期送信中のダウンリンク制御及びスケジューリングを必要としないが、しかし、SPSのために使用されるダウンリンクデータチャネルは、20msのようなあらかじめ設定された期間に直接送信される。
さらに、アクセスネットワークデバイス201は、別個の特別なダウンリンク制御チャネルを更に送信することができる。LTEシステムでは、ダウンリンク制御情報はPDCCHであり得るとともに、特別なダウンリンク制御チャネルは、ダウンリンクデータチャネルをスケジューリングしないが、しかし、SPSメカニズムを終了又は解放することを命令するために使用される。しかしながら、対応するアップリンクHARQ-ACKが、同様に、特別なダウンリンク制御チャネルのためにフィードバックされることが必要である。したがって、任意選択で、あらかじめ設定されたダウンリンクサブフレームのセット内にあり、特別なダウンリンク制御チャネルを伝送するために使用されるサブフレームは、同様に、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセット内に配置されてもよく、端末202は、同様に、サブフレームのために対応するHARQ-ACKをフィードバックすることができる。
2.ステップS302.端末202は、ダウンリンクスケジューリング情報を受信する。
ステップS302において、端末202は、アクセスネットワークデバイス201によって送信されたダウンリンクスケジューリング情報を受信する。上記のように、ダウンリンクスケジューリング情報は、リソース割り当て情報、又は変調及び符号化方式などの制御情報を含むことができる。端末202は、受信されたダウンリンクスケジューリング情報に従って、ダウンリンクデータの伝送のために割り当てられたリソースに関する情報並びにダウンリンクデータの変調及び符号化方式などの情報を習得するとともに、端末202は、習得された情報に従ってダウンリンクデータを受信する。
しかしながら、無線チャネルの時間的に変化する特性に起因して、無線チャネルの品質が悪い場合、端末202は、ダウンリンクスケジューリング情報を受信することに失敗する場合がある。この場合、端末202はダウンリンクスケジューリング情報を取得することができず、ダウンリンクスケジューリング情報に従ってダウンリンクデータを受信することができない。
任意選択でに、アクセスネットワークデバイス201が上述の特別なダウンリンク制御チャネルを端末202に送信する場合、上記のように、特別なダウンリンク制御チャネルは、SPSメカニズムを終了又は解放することを命令するために使用され、端末202は、さらに、特別なダウンリンク制御チャネルを受信する必要がある。
3.ステップS303.アクセスネットワークデバイス201は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)においてダウンリンクデータを送信する。
ダウンリンクスケジューリング情報を送信した後に、アクセスネットワークデバイス201は、ダウンリンクスケジューリング情報における、リソース割り当て情報、又は変調及び符号化方式などの制御情報に従って、ダウンリンクサブフレームF(i,j)においてダウンリンクデータを送信する。
4.ステップS304.端末202は、ダウンリンクデータを受信する。
端末202は、ステップS302で受信されたダウンリンクスケジューリング情報に従って、ダウンリンクサブフレームF(i,j)におけるダウンリンクデータを受信する。ステップS302において、端末202がダウンリンクサブフレームF(i,j)のダウンリンクスケジューリング情報を受信することに失敗した場合、ステップS304において、端末202は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)におけるダウンリンクデータを受信しない。
5.あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの分割
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットに分割されることができ、Nは2以上の整数であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中の各ダウンリンクサブフレームのために端末202によりフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数は、あらかじめ定められた値である。
端末202とアクセスネットワークデバイス201の両方は、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの分割規則を事前に知る必要があり、規則は端末202とアクセスネットワークデバイス201とで同じである。端末202が、同じ分割規則に従ってACK/NACKコードブックを生成するとともに、アクセスネットワークデバイス201が、同じ規則に従ってACK/NACKコードブックを解析し、それにより、端末202のダウンリンクデータの受信状態を正確に習得する。あるいは、アクセスネットワークデバイス201は、上述の規則を決定するとともに、次いで、規則を端末に通知し、すなわち、アクセスネットワークデバイス及び端末は、上述の規則の一致した理解を有する。
例えば、端末202及びアクセスネットワークデバイス201の両方は、Nの値、及びあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの中のダウンリンクサブフレームが属するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットを知る必要があるとともに、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの各サブセットの中のダウンリンクサブフレームのためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数を知る必要がある。例えば、アクセスネットワークデバイス201及び端末202の両方は、ダウンリンクサブフレームのデータチャネル伝送モードに従って、ダウンリンクサブフレームのためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数を決定し得るとともに、ダウンリンクサブフレームが属するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットを決定し得る。このようにして、端末202は、HARQ-ACKビットを正しく埋め込むとともに、決定されたHARQ-ACKのビット数と、ダウンリンクサブフレームが属するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの決定されたサブセットとに従って、HARQ-ACKコードブックを生成する。アクセスネットワークデバイス201は、同じ規則に従ってHARQ-ACKコードブックを解析し、その結果、アクセスネットワークデバイス201は、ダウンリンクデータの受信状態を正確に習得することができる。
端末202がアップリンクサブフレームにおいてHARQ-ACKをフィードバックすることが、依然として、一例として使用される。端末202用に構成されたすべての10個の搬送波の上のデータチャネル伝送モードは、同じであり得るか、又は異なり得る。2つの異なるデータチャネル伝送モードが構成され、第1のデータチャネル伝送モードにおける各PDSCHは、1つのトランスポートブロックに対応し、すなわち、1つのHARQ-ACKビットに対応するように構成されるとともに、第2のデータチャネル伝送モードにおける各PDSCHは、2つのトランスポートブロックに対応し、すなわち、2つのHARQ-ACKビットに対応するように構成される、ということが仮定される。
搬送波に対して、アクセスネットワークデバイス201は、端末が2つのトランスポートブロックを有する伝送モードを使用するように、構成を実行し、すなわち、搬送波の上の各ダウンリンクサブフレームにおいて2つのトランスポートブロックが伝送され得るとともに、したがって、各ダウンリンクサブフレームは、2つのHARQ-ACKビットに対応することに留意されたい。この場合、搬送波の上のダウンリンクサブフレームは、2つのHARQ-ACKビットのグループに分類される必要がある。しかしながら、アクセスネットワークデバイス201は、端末202がHARQ-ACK空間バインディングモードにおいてダウンリンクサブフレーム内の2つのトランスポートブロックに対するHARQ-ACKをフィードバックするように、構成を更に実行し、この場合、ダウンリンクサブフレームにおいてスケジューリングされた2つのトランスポートブロックは、1つのHARQ-ACKビットにのみ対応し、すなわち、2つのトランスポートブロックの両方が正しく受信された場合にのみ、1ビットのACKがフィードバックされ、そうでない場合には、1ビットのNACKがフィードバックされる。この場合、2つのトランスポートブロックを含む1つのダウンリンクサブフレームは、1つのHARQ-ACKビットのフィードバックに対応する。したがって、搬送波の上のダウンリンクサブフレームは、1つのHARQ-ACKビットのグループに分類される必要がある。あるいは、搬送波の上のダウンリンクサブフレームは、1つのHARQ-ACKビットの別のグループ、すなわち、空間バインディング後に取得された1つのHARQ-ACKビットのグループに分類されるとともに、1つのトランスポートブロックが1つのHARQ-ACKビットに対応するグループは2つの独立したグループになる。
上記のように、異なる伝送モードが異なる搬送波用に構成されるという理由で、UEがダウンリンクスケジューリング情報を受信することに失敗した場合に、UEは、HARQ-ACKに埋め込まれるべきビット数を決定することができない。
この問題に対する複数の任意選択の解決法があり得るとともに、2つの解決法が、説明のために、下記の例として使用される。
任意選択の解決法1
この解決法では、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットに分割され得る。Nは2以上の整数であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中の各ダウンリンクサブフレームのために端末202によりフィードバックされることが必要なハイブリッド自動再送要求-確認応答HARQ-ACKのビット数は、1ビット又は2ビットのようなあらかじめ定められた値であるとともに、異なるダウンリンクサブフレームにおける任意のダウンリンクサブフレームのためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数は異なる。
この場合、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの数は、フィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数の可能な値の数に依存する。例えば、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMのためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数が2つの異なる値を有する場合、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの2つのサブセットに分割され得る。別の例では、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMのためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数が3つの異なる値を有する場合、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの3つのサブセットに分割され得る。確かに、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMのためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数が1つの値のみを有する場合、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは分割される必要がない。
例えば、N=2の場合、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの第1のサブセットと、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの第2のサブセットとに分割される。即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットが、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットのサブセットであるという理由で、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットは、第1の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセット、及び第2の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットに分割され、第1の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの第1のサブセットのサブセットであるとともに、第2の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの第2のサブセットのサブセットである。
別の例では、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMのためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数が3つの異なる値を有する場合、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの3つのサブセットに分割され得る。確かに、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMのためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数が1つの値のみを有する場合、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは分割される必要がない。
任意選択の解決法2
この解決法では、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのP個のサブセットに分割され得る。Pは2以上の整数であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの中の各ダウンリンクサブフレームのために端末202によりフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数は、1ビット又は2ビットのようなあらかじめ定められた値である。任意選択の解決法1との相違点は、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの異なるサブセットの中の任意のダウンリンクサブフレームのためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数が異なることを定義する必要がない、ということである。
端末202は、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの同じサブセットの中のダウンリンクサブフレームのためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数が同じであるならば、NACKを正しく埋め込むことができる。
この場合、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットの数は、フィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数の値の数以上である。例えば、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMのためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数が2つの異なる値を有する場合、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの同じサブセットの中のダウンリンクサブフレームのためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数が同じであるならば、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの3つ若しくは4つのサブセット、又は同様のものに分割され得る。
解決法は、不十分なアップリンクサブフレーム容量の問題を解決するために、下記のシナリオに適用されることができる。
通常、1つのアップリンクサブフレームの容量は限られており、複数のダウンリンクサブフレームのHARQ-ACKを同じアップリンクサブフレームにおいてフィードバックする必要がある場合、アップリンクサブフレームの負荷は比較的大きくなる。現在、CAモードでは、プライマリコンポーネント搬送波の上のアップリンクサブフレームにおいてHARQ-ACKが送信され、プライマリコンポーネント搬送波の上のアップリンクサブフレームの容量が限られていることを考慮して、いくつかのダウンリンクサブフレームのためのHARQ-ACKが、セカンダリコンポーネント搬送波の上のアップリンクサブフレームにおいて送信され得る。この場合、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMにあり、フィードバックされる必要のあるHARQ-ACKが同じビット数を有するダウンリンクサブフレームは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの複数のサブセットに更に分類されるとともに、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのいくつかのサブセットは、セカンダリコンポーネント搬送波の上のダウンリンクサブフレームで送信され、その結果、プライマリコンポーネント搬送波の不十分なアップリンクサブフレーム容量の問題が解決される。任意選択で、セカンダリコンポーネント搬送波の上のアップリンクサブフレームとプライマリコンポーネント搬送波の上のアップリンクサブフレームは、同じサブフレーム番号を有し、その結果、HARQ-ACK時系列が再定義される必要はない。
上述の2つの任意選択の解決法は単なる例である。上述の2つの解決法から、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMがあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの複数のサブセットに分割される場合に、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの同じサブセットの中のダウンリンクサブフレームのためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数が同じであるとともに、アクセスネットワークデバイス201及び端末202の両方に知られているあらかじめ定められた値であるならば、端末202はNACKを正しく埋め込むことができるとともに、アクセスネットワークデバイス201はHARQ-ACKを正しく受信することができる、ということが習得されることができる。
6.ステップS305において、端末202は、HARQ-ACKコードブックを生成する。
端末202によって生成されたHARQ-ACKコードブックは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの中にあるすべてのサブフレームのHARQ-ACKビットを含み得るか、又はあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの中にあるすべてのスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのHARQ-ACKビット、すなわち、上述の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットの中のすべてのダウンリンクサブフレームのHARQ-ACKビットを含み得る。
端末202は、表2において指定された時系列関係に基づいて、そして受信されたダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータの受信状態と、ダウンリンクサブフレームのためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数とに従って、アップリンクサブフレーム(例えば、上述のアップリンクサブフレーム2)においてフィードバックされることが必要な元のHARQ-ACKの情報ビットを決定し、HARQ-ACKコードブックを生成し得る。任意選択で、ステップS302において、端末202が上述の特別なダウンリンク制御チャネルを更に受信する場合、端末202は、特別なダウンリンク制御チャネルの受信状態に従って、決定を更に実行し得る。
任意選択で、HARQ-ACKコードブックは、上述の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットに対応し得る。即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットは、アクセスネットワークデバイス201がダウンリンクデータ伝送をスケジューリングするダウンリンクサブフレームを含み、アクセスネットワークデバイス201が特別なダウンリンク制御チャネルを更に送信する場合、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットは、特別なダウンリンク制御チャネルが配置されるサブフレームを更に含む。下記の実施例では、特に断らない限り、特別なダウンリンク制御チャネルは存在しないということが仮定されるが、しかし、本発明のこの実施例は、ダウンリンクデータチャネルと特別なダウンリンク制御チャネルが存在する場合に適用されることができる。
上記のように、本発明のこの実施例では、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMがあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットに分割される場合、端末202によって生成されたHARQ-ACKコードブックは、少なくとも1つのサブコードブックを含むことができ、少なくとも1つのサブコードブックは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのうちの少なくとも1つのサブセットとの間で1対1の対応関係にあり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのうちの少なくとも1つのサブセットは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットのうちの少なくとも1つであるとともに、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのうちの少なくとも1つのサブセットは、端末がダウンリンクスケジューリング情報を受信するダウンリンクサブフレームを含むサブセットである。
端末202によって生成されたHARQ-ACKコードブックが、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの中にあるすべてのスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのHARQ-ACKビット、すなわち、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットの中のすべてのダウンリンクサブフレームのHARQ-ACKビットのみを含む場合、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットのうちの1つ又は複数においてダウンリンクサブフレームがスケジューリングされていない場合に、又は端末202が、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットのうちの1つ又は複数において、任意のダウンリンクサブフレームのダウンリンクスケジューリング情報を受信しない場合に、端末202によって生成されたHARQ-ACKコードブックは、ダウンリンクサブフレームがスケジューリングされていないあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するHARQ-ACKビットを含まなくてもよい。
端末202によって生成されたHARQ-ACKコードブックが、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの中にあるすべてのサブフレームのHARQ-ACKビットを含む場合、HARQ-ACKコードブックを生成する際に、端末202は、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットのそれぞれに対応するサブコードブックを生成することができる。任意選択で、端末202は、N個の生成されたサブコードブックをカスケードすることによりHARQ-ACKコードブックを形成することができる。
端末202によって生成されたHARQ-ACKコードブックが、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの中にあるすべてのスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのHARQ-ACKビット、すなわち、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットにおけるすべてのダウンリンクサブフレームのHARQ-ACKビットのみを含む場合、HARQ-ACKコードブックを生成する際に、端末202は、N個の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットのそれぞれに対応するサブコードブックを生成し得る。任意選択で、端末202は、N個の生成されたサブコードブックをカスケードすることによりHARQ-ACKコードブックを形成することができる。
上記のように、端末202及びアクセスネットワークデバイス201は、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの分割規則を事前に知る必要があり、規則は端末202とアクセスネットワークデバイス201とで同じである。ここで、端末202は、同様に、カスケードすることによりHARQ-ACKコードブックを生成する場合に、端末202とアクセスネットワークデバイス201の両方が事前に知っている規則を用いる必要がある。例えば、カスケードすることの間に、フィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数に従って、端末202は、前方位置に、フィードバックされることが必要なHARQ-ACKのより小さいビット数を有するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するサブコードブックを配置するとともに、後方位置に、フィードバックされることが必要なHARQ-ACKのより大きいビット数を有するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するサブコードブックを配置する。このようにして、アクセスネットワークデバイス201は、同様に、同じ規則に従ってHARQ-ACKコードブックを解析し、したがって、HARQ-ACKビットが正確に習得されることができる。
7.ステップS305において、端末202は、生成されたHARQ-ACKコードブックに対してチャネル符号化を行うことにより、アップリンク制御情報を生成する。
端末202は、コードブックを生成した後に、HARQ-ACKコードブックに対してチャネル符号化を行う。本発明のこの実施例では、チャネル符号化の種類は限定されず、チャネル符号化は、線形ブロック符号化、畳み込み符号化、ターボ符号化などの様々なチャネル符号化であってもよい。リードミュラー(RM、Reed Muller)符号化などの線形ブロック符号化が使用される場合、通常、符号化する前に巡回冗長検査(Cyclic Redundancy Check、CRC)が付加される必要はない。畳み込み符号化又はターボ符号化が使用される場合、符号化の前にCRCが付加されてもよく、確かに、符号化の前にCRCが付加されなくてもよい。これは、本発明のこの実施例では限定されない。
任意選択で、端末202は、コードブックサイズに従って異なる符号化方式及びCRC付加方式を使用し得る。例えば、コードブックサイズがあらかじめ設定されたしきい値より大きい場合、畳み込み符号化が使用されるとともに、この場合、CRCが付加され、コードブックサイズがあらかじめ設定されたしきい値以下である場合、RMコードが使用され、この場合、CRCが付加されないかもしれない。
8.ステップS306.端末202は、アップリンク制御情報をアクセスネットワークデバイス201に送信する。
LTEシステムが一例として使用される。端末202は、ステップS305において生成されたアップリンク制御情報を、PUCCH又はPUSCH上で送信し得る。
チャネル符号化を実行した後で、アップリンク制御情報を送信する前に、端末202は、さらに、符号化されたHARQ-ACK情報を物理リソースにマッピングする必要がある。物理リソースは、PUCCHリソース又はPUSCHリソースであり得る。ここで、PUCCHリソースは、端末202が物理リソースをどのように決定するかを説明するための一例として使用される。
任意選択で、端末202は、リソース指示情報に従ってPUCCHリソースを決定し得る。端末202は、PUCCHリソースセットを取得するとともに、PUCCHリソースセットは、少なくとも1つのPUCCHフォーマットのPUCCHリソースを含む。端末202は、リソース指示情報に従って、PUCCHリソースセットからPUCCHリソースを決定する。
具体的には、端末202は、事前にRRCシグナリングなどの上位レイヤシグナリングを受信することができるとともに、端末202のためにアクセスネットワークデバイス201によって構成されたPUCCHリソースセットを取得することができ、セットは、少なくとも2つのPUCCHリソースを含む。セットに含まれるPUCCHリソースは、同じフォーマット、例えば、現在のCAモードのLTEシステムにおけるPUCCHフォーマット(例えば、フォーマット3)、若しくは新しいPUCCHフォーマット(例えば、PUSCHチャネル構造に基づくPUCCHフォーマット4)であってもよく、又は少なくとも2つのPUCCHフォーマット、例えば上述のフォーマット3及びフォーマット4、若しくは少なくとも2つの新しいフォーマットが含まれていてもよい。
次に、端末202は、リソース指示情報に従って、PUCCHリソースセットから第1のPUCCHリソースを決定する。リソース指示情報は、ダウンリンクデータチャネルを現在スケジューリングするために使用されるダウンリンク制御チャネルを含み得るか、又は新たに追加されたビット、又は再使用された現在の送信電力制御(Transmit Power Control、TPC)フィールドのような、制御チャネル上のビット又は別の暗黙の状況の組み合わせを具体的に含み得る。
任意選択で、HARQ-ACKを搬送するために、異なるコードブックサイズに対して異なるPUCCHフォーマットが使用されることができ、例えば、フォーマット4が、しきい値より大きいコードブックサイズに対して使用されるとともに、フォーマット3が、しきい値以下のコードブックサイズに対して使用される。具体的には、リソース指示情報の異なる状況と異なるPUCCHフォーマットとの間で対応関係が確立されることができるとともに、その場合に、リソース指示情報に従ってPUCCHフォーマットとPUCCHリソースが決定される。あるいは、リソース指示情報と、コードブックサイズと、PUCCHフォーマットとの間の関係が確立されるとともに、その場合に、PUCCHリソース及びPUCCHフォーマットは、受信されたリソース指示情報及び決定されたコードブックサイズに従って決定される。
9.ステップS307.アクセスネットワークデバイス201は、アップリンク制御情報を受信し、HARQ-ACKコードブックを取得するとともに、ダウンリンクデータの受信状態を判定する。
端末202によって送信されたダウンリンク制御情報を受信した後に、アクセスネットワークデバイス201は、端末202によって使用されたものと同じチャネル符号化方式でチャネル復号を行った後に、HARQ-ACKコードブックを取得する。
端末202が、HARQ-ACKコードブックを生成するときに、複数のサブコードブックをカスケードすることによってHARQ-ACKコードブックに結合する場合、アクセスネットワークデバイス201は、同様に、端末202によって使用されるカスケード方式と同じカスケード方式で、HARQ-ACKコードブックに含まれる複数のサブコードブックを解析する。
任意選択で、アクセスネットワークデバイス201は、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの分割規則であり、端末202の分割規則と同じであるあらかじめ習得された分割規則に従って、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの各サブセットの中のダウンリンクサブフレームのためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数を決定するとともに、HARQ-ACKコードブックを解析し、その結果、ダウンリンクサブフレーム毎に端末202によってフィードバックされたHARQ-ACKは正確に習得されるとともに、さらに、端末202によりダウンリンクサブフレームにおけるダウンリンクデータを受信した状況が判定される。
実施例2
実施例2において提供される無線通信システムの構成については、図2Bを参照する。
実施例2では、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMはサブセットに分割されず、端末202は、アクセスネットワークデバイス201によってスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのためにのみHARQ-ACKをフィードバックするとともに、端末202は、ダウンリンクスケジューリング情報が検出されないかどうかを判定し、その結果、端末202は、アクセスネットワークデバイス201によって理解されるものと一致するHARQ-ACKコードブックを生成するために、未検出位置にHARQ-ACKのためのNACKを埋め込む。
アクセスネットワークデバイス201と端末202との間のダウンリンクスケジューリング、ダウンリンクデータ伝送、及びHARQ-ACK情報フィードバックの処理が、図4を参照して下記で説明される。処理は、下記のステップを含む。
S401.アクセスネットワークデバイス201は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)のダウンリンクスケジューリング情報と指示情報を端末202に送信する。
S402.端末202は、ダウンリンクスケジューリング情報及び指示情報を受信する。
S403.アクセスネットワークデバイス201は、ステップS401において送信されたダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータを、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において送信する。
S404.端末202は、ステップS402で受信されたダウンリンクスケジューリング情報及び指示情報に従って、アクセスネットワークデバイス201によってスケジューリングされたダウンリンクサブフレームを決定する。例えば端末202は、受信されたダウンリンクスケジューリングに従って、受信されたダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクサブフレームを決定するとともに、指示情報に従って、端末202により検出されないダウンリンクスケジューリング情報に従ってアクセスネットワークデバイス201によりスケジューリングされるダウンリンクサブフレームを決定し、それにより、アクセスネットワークデバイス201により実際にスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム、すなわち、アクセスネットワークデバイス201により即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームを決定し、アクセスネットワークデバイス201によってスケジューリングされた、決定されたダウンリンクサブフレームにおいて、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータを受信する。
S405.端末202は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)において受信されたダウンリンクデータの受信状態と、ダウンリンクサブフレームF(i,j)のためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数とに従って、HARQ-ACKコードブックを生成するとともに、生成されたHARQ-ACKコードブックを符号化することによりアップリンク制御情報を生成する。
S406.端末202は、生成されたアップリンク制御情報をアクセスネットワークデバイス201に送信する。
S407.アクセスネットワークデバイス201は、受信されたアップリンク制御情報を復号した後に、HARQ-ACKコードブックを取得し、取得されたHARQ-ACKコードブックに従って、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMにおいてスケジューリングされたダウンリンクサブフレームF(i,j)内のダウンリンクデータの受信状態を判定する。
図4と図3を比較した後に、図4に示すステップでは、ステップS401において、アクセスネットワークデバイス201は、ダウンリンクスケジューリング情報だけでなく、指示情報も端末202に送信し、ステップS402において、端末202は、ダウンリンクスケジューリング情報だけでなく、アクセスネットワークデバイス201によって送信された上述の指示情報も受信する、ということが習得されることができる。指示情報の特定の実現例については、後の説明を参照されたい。
ステップS405において、端末202は、受信されたダウンリンクスケジューリング情報及び指示情報に従って、アクセスネットワークデバイス201によってスケジューリングされたダウンリンクサブフレームを決定するとともに、ダウンリンクデータの受信状態と、ダウンリンクサブフレームのためにフィードバックされることが必要なHARQ-ACKのビット数とに基づいて、アクセスネットワークデバイス201によってスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのためのHARQ-ACKコードブックを生成する。
ステップS407において、アクセスネットワークデバイス201は、受信されたアップリンク制御情報を復号した後に、HARQ-ACKコードブックを取得する。この場合、アクセスネットワークデバイス201は、スケジューリングされたダウンリンクサブフレーム内のダウンリンクデータの受信状態を取得するために、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの代わりに、スケジューリングされたダウンリンクサブフレームに従ってHARQ-ACKコードブックを解析する必要がある。
ステップS401及びステップS403は、同じステップで達成され得る。例えば、LTEシステムの場合、アクセスネットワークデバイス201は、ダウンリンクスケジューリング情報を送信するために使用された同じダウンリンクサブフレームにおいて、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータを送信する。この場合、ステップS402及びステップS404は、同様に、同じステップにおいて達成され得る。端末202は、同じダウンリンクサブフレーム内の受信されたダウンリンクスケジューリング情報に従って、ダウンリンクサブフレームにおけるダウンリンクデータを受信し得る。
さらに、ダウンリンクサブフレームmにおいてダウンリンクスケジューリング情報を送信し、端末がダウンリンクサブフレームm+1にあるダウンリンクデータを受信するようにスケジューリングするために、アクセスネットワークデバイス201は、図4において示される方法、すなわち、ダウンリンクデータを送信する前にスケジューリング情報を送信する、を使用することができる。それに応じて、端末202は、まず、ダウンリンクスケジューリング情報を受信し、次に、受信されたダウンリンクスケジューリング情報に従ってダウンリンクデータを受信する。あるいは、ダウンリンクスケジューリング情報が搬送波1の上のダウンリンクサブフレームmにおいて送信され、端末が搬送波2の上のダウンリンクサブフレームmにあるダウンリンクデータを受信するようにスケジューリングされる場合は、ダウンリンクスケジューリング情報と、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータとが、同時にダウンリンクサブフレームにおいて送信及び受信されるが、しかし、ダウンリンクスケジューリング情報と、ダウンリンクスケジューリング情報によってスケジューリングされたダウンリンクデータとは、異なる搬送波の上にある、ということに等しい。
さらに、指示情報は、ダウンリンクスケジューリング情報と共に送信されてもよいし、別々に送信されてもよく、例えば、別個のシグナリングを使用することにより送信されてもよい。1つのダウンリンクサブフレームF(i,j)が1つの指示情報に対応し得るか、又は複数のダウンリンクサブフレームが1つの指示情報に対応し得る。
実施例2では、端末202によって生成されたHARQ-ACKコードブックは、アクセスネットワークデバイス201によってスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのためのHARQ-ACKのみを含む。したがって、HARQ-ACKコードブックのサイズが縮小され、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの中のすべてのダウンリンクサブフレームについてHARQ-ACKをフィードバックすることに比べて、PUCCHのようなアップリンク制御チャネルの占有が減少し、データ伝送効率が改善される。HARQ-ACKコードブックを解析する場合に、アクセスネットワークデバイス201は、スケジューリングされたダウンリンクサブフレームのためのHARQ-ACKだけを解析する必要があり、その結果、アクセスネットワークデバイス201の処理負荷が軽減される。
指示情報は、下記で詳細に説明される。
実施例2では、端末202によって生成されたHARQ-ACKコードブックは、アクセスネットワークデバイス201によってスケジューリングされたダウンリンクサブフレームF(i,j)のためのHARQ-ACKのみを含み、すなわち、HARQ-ACKコードブックは、上述の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットのために生成される。
図5Aから図5Dにおいて示されるように、10個の搬送波が端末202のために構成され、各搬送波はTDD構成2である。この場合、アップリンクプライマリコンポーネント搬送波の上のアップリンクサブフレーム2に関連するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットは、すべての10個の搬送波の上のすべてのダウンリンクサブフレーム4、5、6、及び8を含む。
特定のスケジューリングシナリオでは、端末202に対して実際にスケジュールされた即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットは、搬送波1〜7の上のサブフレーム4、搬送波1、搬送波3、搬送波5の上のサブフレーム5、搬送波1〜6の上のサブフレーム6、及び搬送波1〜5の上のサブフレーム8を含み、この場合、これらの現在実際にスケジューリングされたダウンリンクサブフレームは、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットを形成する、ということが仮定される。即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの上述のセットのサブセットである、ということが習得されることができる。
この場合、実施例2では、アップリンクプライマリコンポーネント搬送波の上のアップリンクサブフレーム2において送信される必要があるHARQ-ACKコードブックは、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットに従って決定され、すなわち、この場合のHARQ-ACKコードブックサイズは21になる。ここでは、各ダウンリンクサブフレームが1つのHARQ-ACKビットに対応するということが仮定される。
端末202は、指示情報に従って、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットを正確に識別することができ、その結果、アクセスネットワークデバイス201及び端末202は、HARQ-ACKコードブックの一致した理解を有する。任意選択で、上述の目的は、指示情報を使用することにより実施されることができる。指示情報は、ダウンリンク制御チャネル上で搬送され得るとともに、ダウンリンク制御チャネルは、ダウンリンクサブフレーム内のダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするために使用された上述のダウンリンク制御チャネル、すなわち、ダウンリンクサブフレームのダウンリンクスケジューリング情報を送信するために使用されたダウンリンク制御チャネルであり得る。
任意選択で、指示情報は、第1の指示情報及び第2の指示情報を含み得る。第1の指示情報は、“ダウンリンク割り当てインデックス(Downlink Assignment Index、DAI)インデックスインジケータ”と呼ばれ得るとともに、第2の指示情報は、“DAIエンドインジケータ”と呼ばれ得る。
上述の2つの指示情報は、現在のダウンリンク制御チャネルの上の新たに追加されたビットか、若しくは再使用された既存のビットであり得るか、又はビットではない暗黙のインジケータ、例えば、スクランブリングコード、若しくはいくつかのビットのいくつかの状態の組み合わせであり得る。あるいは、DAIエンドインジケータは、別個の制御チャネル上で搬送されてもよい。
下記では、各ダウンリンク制御チャネルは、一例として、2ビットのDAIインデックスインジケータ及び2ビットのDAIエンドインジケータを含み、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットに基づいて決定されるHARQ-ACKコードブックを、これらの2つのDAIフィールドを使用することにより決定する方法が詳細に説明される。
それぞれのダウンリンク制御チャネルの上のDAIインデックスインジケータの値は、サブフレームの前に搬送波、のシーケンスに従って(確かに、シーケンスがあらかじめ定義されていれば、別のシーケンスは除外されない)、連続的に累算されることができる。現在のところ、2ビットのDAIインデックスしかないので、巡回の計数が必要であることに留意されたい。例えば、[(X-1) mod 4]+1という規則が使用されることができ、すなわち、X=1、X=5、及びX=9のすべてが、DAIインデックスインジケータの値1に対応する(それは、例えば、状態‘00’によって表される)とともに、Xは実際に累算された計数値である。
このようにして、端末202がいくつかのダウンリンク制御チャネルを検出しない、例えば、端末202がDAIインデックスが1及び4であるダウンリンク制御チャネルを連続的に受信する場合、端末202は、DAIインデックスが1及び4である2つのダウンリンク制御チャネルの間に、DAIインデックスがそれぞれ2及び3であるダウンリンク制御チャネルが検出されないことを習得し得る。このようにして、HARQ-ACKコードブックを決定する場合に、端末202は、上述の2つの未検出のダウンリンク制御チャネルに対応するダウンリンクサブフレームに関連するHARQ-ACKビット位置に2つの0ビットを入れること、すなわち、NACKを埋め込むことができる。
しかしながら、DAIインデックスインジケータだけが使用されている場合、2つの受信されたダウンリンク制御チャネルの間のダウンリンク制御チャネルが検出されないことが分かり得るが、最後である未検出のダウンリンク制御チャネルは、見つけることができない。例えば、アクセスネットワークデバイス201は、合計4つのダウンリンク制御チャネルをスケジューリングし、DAIインデックスインジケータの値は連続的に1、2、3、及び4であるが、しかし、端末202は、DAIインデックスインジケータの値が1、2、及び3である3つのダウンリンク制御チャネルしか受信しない、ということが仮定される。この場合、端末202は、最後のダウンリンク制御チャネルが検出されていないことを見つけることができない。
最後のダウンリンク制御チャネルが検出されないという問題を解決するために、DAIエンドインジケータが任意選択で導入されることができる。確かに、この方法は、最後のダウンリンク制御チャネルが検出されないことを判定するための唯一の方法ではない。例えば、UEが最後のダウンリンク制御情報が検出されないと判定することに失敗した場合、アクセスネットワークデバイス201のCRCチェックが失敗し、したがって、アクセスネットワークデバイス201は、端末202によってフィードバックされたHARQ-ACKコードブックが正しくないと判定し得る。一度アクセスネットワークデバイス201のCRCチェックが失敗すると、端末202によって現在フィードバックされているHARQ-ACKコードブック内の各HARQ-ACKビットはNACKであると、アクセスネットワークデバイス201は見なすとともに、アクセスネットワークデバイス201は、その後、物理レイヤ再送信スケジューリングを開始する。さらに、CRCチェックは、アクセスネットワークデバイス201が端末202のNACKをACKとして間違って検出しないことを保証し、それにより、NACKが誤ってACKであると判定されるという重大なエラーイベントを防止する。このエラーイベントは、物理レイヤのパケット損失を引き起こし、すなわち、アクセスネットワークデバイス201は、実際には正しく受信されていないダウンリンクデータを端末202が正しく受信していると見なし、したがって、アクセスネットワークデバイス201は、物理レイヤ再送信の代わりに、無線リンク制御(RLC、Radio Link Control)レイヤ再送信のような、より上位のレイヤの再送信を開始する。物理レイヤ再送信と比較して、より上位のレイヤの再送信は、システムのリソース利用効率を大幅に低下させる。
アクセスネットワークデバイス201が、CRC及びDAIインデックスインジケータを参照して、HARQ-ACKコードブックが間違っていると判定する上述の方法では、HARQ-ACKコードブックが正しくないと一度アクセスネットワークデバイス201が判定すると、HARQ-ACKコードブックに従ってフィードバックされるすべてのダウンリンクサブフレームの再送信スケジューリングが開始される必要があることに留意されたい。ダウンリンクサブフレーム内にあり、端末202によって正しく受信されたダウンリンクデータは、同様に、再送信される必要がある。したがって、データ伝送効率は、ある意味ではまだ高くはない。したがって、任意選択で、端末202は、下記で説明されるDAIエンドインジケータに従って、最後のダウンリンクスケジューリング情報が検出されないことを判定し得る。この方法は、CRC及びDAIインデックスインジケータを使用する方法と比較して、データ伝送効率を大幅に改善する。
DAIエンドインジケータの任意選択の実現例が下記で説明される。
任意選択の実現例1
図5Aにおいて示されるように、DAIエンドインジケータは、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットの中の現在のサブフレームにおいてスケジューリングされたPDSCHの総数を指示するために使用される。CAモードでは、現在のサブフレームにおいてスケジューリングされたPDSCHは、現在のサブフレームと同じサブフレーム番号を有する、アグリゲートされた搬送波の上の各ダウンリンクサブフレームを含むことができる。総DAI数の値の具体的なモジュロ規則は、DAIインデックスインジケータの値と一致し、すなわち[(X-1) mod 4]+1である。
任意選択の実現例2
図5Bにおいて示されるように、DAIエンドインジケータは、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットの中の現在のサブフレーム及び前のサブフレームにおいてスケジューリングされたPDSCHの総数を指示するために使用される。
さらに、予測スケジューリングの方法が更に使用されることができる。例えば、図5Bにおける分母が1に変更される。この場合、DAIエンドインジケータは、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットにおいてスケジューリングされたPDSCHの総数を指示するために使用されるが、しかし、アクセスネットワークデバイス201は、スケジューリングの間に予測を実行する必要がある。例えば、これらのダウンリンク制御チャネルの上の総DAI数の値は一致している必要があるので、サブフレーム4のスケジューリングの時点において、サブフレーム5、6、及び8がスケジューリングされる必要があるかどうか、及びスケジューリングされたサブフレームの正確な数が、予測される必要がある。そのような予測スケジューリングは、具体的な実現例の複雑さを引き起こす。
任意選択の実現例1及び2については、第2の指示情報は、ダウンリンクサブフレームをスケジューリングするために使用される各ダウンリンクスケジューリング情報に含まれ得るか、又は第2の指示情報は、ダウンリンクサブフレームをスケジューリングするために使用されるダウンリンクスケジューリング情報に含まれる必要はないとともに、特定のサブフレーム番号を有する複数のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームに少なくとも1つの第2の指示情報があることが保証される必要があるだけであるか、又は即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットの中の複数のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームに少なくとも1つの第2指示情報があることが保証される必要があるだけである、ことに留意されたい。
任意選択の実現例3
図5Cにおいて示されるように、DAIエンドインジケータは、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットの中の最後のX個のPDSCH、例えばX=3を指示するために使用される。この場合、最後の3つのサブフレームに対応するDAIエンドインジケータの値は、逆に4、3、及び2に設定され、他のDAIエンドインジケータの値は1である。
任意選択の実現例4
図5Dにおいて示されるように、DAIエンドインジケータは、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットの中の各サブフレームにおいてスケジューリングされた最後のX個のPDSCH、例えばX=3を指示するために使用される。この場合、各サブフレームにおける最後の3つのサブフレームに対応するDAIエンドインジケータの値は、逆に4、3、及び2に設定され、サブフレームにおける他のDAIエンドインジケータの値は1である。
さらに、DAIエンドインジケータの総数インジケータは、特別なダウンリンク制御チャネルの数を更に含み得るとともに、特別なダウンリンク制御チャネルは、半永続スケジューリングリソースの解放を命令するために使用され、PDSCHのスケジューリングには使用されない。さらに、DAIインデックスインジケータの累算された計数値は、特別なダウンリンク制御チャネルを更に含み得る。
DAIインデックスインジケータとDAIエンドインジケータが使用され、その結果、たとえいくつかのダウンリンク制御チャネルが検出されなくても、端末202は、依然として、アクセスネットワークデバイス201によって実際にスケジューリングされたダウンリンクサブフレームに対応するHARQ-ACKコードブックを正確に復元することができる。
しかしながら、上述の解決法では、各ダウンリンクサブフレームは1つのHARQ-ACKビットに対応する、ということが仮定される。異なるデータチャネル伝送モードが搬送波のために構成されている場合、異なる搬送波の上のダウンリンクサブフレームに対応するHARQ-ACKのビット数は、異なる可能性がある。
例えば、LTEは、表1において示される9つのデータチャネル伝送モードをサポートし、伝送モード1、2、5、6、及び7では、ダウンリンクサブフレームにおいてスケジューリングされたPDSCHは単一のトランスポートブロックであり、すなわち、各ダウンリンクサブフレームは、1つのHARQ-ACKビットに対応し、伝送モード3、4、5、及び9では、ダウンリンクサブフレームにおいてスケジューリングされたPDSCHは2つのトランスポートブロックであってもよく、すなわち、各ダウンリンクサブフレームは、2つのHARQ-ACKビットに対応する。
上記のように、技術が発展するにつれて、CAモードでは、異なる伝送モードが、端末202のために構成された搬送波に対して使用されることができる。実施例2において提供される、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットに基づいてHARQ-ACKコードブックを生成する方法は、エラーを引き起こす可能性がある。例えば、下記のようである。
図6において示されるように、端末202のために8つのFDDキャリアが構成され、1つのダウンリンクサブフレームが一例として使用される、ということが仮定される。搬送波1〜8のために構成された各ダウンリンクサブフレームにおいてスケジューリングされることができるトランスポートブロックの最大数は、連続的に{1、2、2、2、1、1、2、1}であり、アクセスネットワークデバイス201は、6つの搬送波の上のダウンリンクサブフレーム内のダウンリンクデータチャネルをスケジューリングする、ということが仮定される。実施例2の方法によれば、対応するダウンリンク制御チャネルの上のDAIインデックスインジケータの値は、連続的に{1、2、3、4、1、2}になる。
端末202は、搬送波4の上のダウンリンクサブフレームにおけるダウンリンク制御チャネルを検出しないとともに、端末202は、2つの連続したDAIインデックスインジケータの値3及び1を使用することにより、DAIインデックスインジケータの値が4であるダウンリンク制御チャネルが検出されないことを見つけることができるが、しかし、端末202は、未検出のダウンリンク制御チャネルが、搬送波4又は搬送波5の上のダウンリンク制御チャネルであるかどうかを知らない、ということが仮定される。搬送波4の上のダウンリンクサブフレームは、2つのHARQ-ACKビットに対応し、搬送波5の上のダウンリンクサブフレームは、1つのHARQ-ACKビットに対応する。したがって、端末202は、1つ又は2つの0を埋め込むことを知らない。その結果、端末202及びアクセスネットワークデバイス201が、HARQ-ACKコードブックの一致しない理解を有する可能性があり、最終的に、アクセスネットワークデバイス201がHARQ-ACKコードブックを解析する場合にエラーが生じる。
実施例2では、CAモードにおいて、異なるデータチャネル伝送モードが、端末202の異なる搬送波に対して設定されてもよく、したがって、異なるダウンリンクサブフレームにおいてスケジューリングされたトランスポートブロックの最大数は不均一になり得る。結果として、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームセットに基づいてHARQ-ACKコードブックを決定する解決法は、誤りを起こしやすい。そこで、実施例1及び実施例2を参照して、実施例3の解決法が提供される。
実施例3
第3の無線通信システムが、実施例3において提供される。あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMが、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットに分割され、端末202が、実施例2において提供された指示情報に従ってあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの各サブセット内の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットを決定し、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットのためのHARQ-ACKコードブックを生成する。
実施例3において提供される無線通信システムの構造については、さらに図2Aを参照する。アクセスネットワークデバイス201と端末202との間のダウンリンクスケジューリング、ダウンリンクデータ伝送、及びHARQ-ACK情報フィードバックの処理については、図4を参照する。
実施例3において、アクセスネットワークデバイス201は、ダウンリンクスケジューリング情報だけでなく、さらに実施例2において説明された指示情報も端末202に送信する。実施例3において、端末202は、アクセスネットワークデバイス201によりスケジューリングされたダウンリンクサブフレームについてのみHARQ-ACKをフィードバックする。
実施例3と実施例2との間の差は、実施例3では、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMがあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットに分割され、Nは2より大きいか又は等しい整数であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセット内の各ダウンリンクサブフレームについてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数はあらかじめ定められた値であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの異なるサブセット内のいずれかのダウンリンクサブフレームについてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数は異なる、という点にある。
実施例3において、第1の指示情報、すなわちDAIインデックスインジケータは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに関し、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のダウンリンクサブフレームF(i,j)に対応する第1の指示情報は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム内のダウンリンクサブフレームF(i,j)の、設定シーケンスに従う、シーケンス番号を指示するために使用される。例えば、累積的な計数が、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームにおける第1の指示情報に対して実行されてもよい。
したがって、端末202がHARQ-ACKコードブックを生成したとき、生成されたHARQ-ACKコードブックは、少なくとも1つのサブコードブックを含み、少なくとも1つのサブコードブックは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットとの間で1対1の対応関係にあり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットのうちの少なくとも1つであり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、ダウンリンクスケジューリング情報が端末202により受信されるダウンリンクサブフレームを含むサブセットである。
少なくとも1つのサブコードブックは下記の方式で生成される:
端末202は、第1の指示情報により指示されたシーケンス番号に従い、及び、ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で受信されたダウンリンクデータの受信ステータスとダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数とに従い、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうち1つについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成する。
実施例3において、指示情報は、第1の指示情報に追加で、第2の指示情報、すなわちDAIエンドインジケータをさらに含む。
第2の指示情報は、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応し、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応する第2の指示情報は、複数の任意的な実現例を有する。例えば以下のとおりである。
任意的な実現例1
第2の指示情報は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内にありかつサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームの総数を指示するために使用される。
任意的な実現例2
第2の指示情報は、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームとサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームとの総数を指示するために使用される。ここで、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームと、サブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームとは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内にある。
任意的な実現例3
第2の指示情報は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームの総数を指示するために使用される。
任意的な実現例4
第2の指示情報は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内にありかつサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム内で伝送されるトランスポートブロックの総数を指示するために使用される。
任意的な実現例5
第2の指示情報は、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームとサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームとにおいて伝送されるトランスポートブロックの総数を指示するために使用される。ここで、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームと、サブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームとは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内にある。
任意的な実現例6
第2の指示情報は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム内で伝送されるトランスポートブロックの総数を指示するために使用される。
任意的な実現例7
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、設定シーケンスに従ってソートされたスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前に対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0であり、他のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、A0であり、他のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の、ソートされたスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前以外の、ダウンリンクサブフレームであり、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0は、異なる値である。Xは、1より大きい正の整数である。
任意的な実現例8
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の、設定シーケンスの逆のシーケンスに従ってソートされた、スケジューリングされたダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、{Ax-1,Ax-2,...,A1,A0}の巡回値である。Xは、1より大きい正の整数である。
任意的な実現例9
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、設定シーケンスに従ってソートされかつサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前に対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0であり、サブフレーム番号がjである他のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、A0であり、サブフレーム番号がjである他のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の、サブフレーム番号がjであるソートされたスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前以外の、ダウンリンクサブフレームであり、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0は、異なる値である。Xは、1より大きい正の整数である。
任意的な実現例10
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内で設定シーケンスの逆のシーケンスに従ってソートされかつサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、{Ax-1,Ax-2,...,A1,A0}の巡回値である。
任意的な実現例11
第2の指示情報は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するサブコードブックのビット数を指示するために使用され、ビット数は、さらにコードブックサイズとして参照されることがある。コードブックサイズは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するHARQ-ACKのビット数より小さく、しかし、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内のダウンリンクサブフレームの数又はトランスポートブロックの数より大きいか又は等しい。コードブックサイズが、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内のダウンリンクサブフレームの数又はトランスポートブロックの数より大きいとき、UE及び基地局の双方が、少なくとも1つのNACKがコードブックの終わりに埋め込まれていると決定し、埋め込みNACKの具体的な数は、コードブックサイズから、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内にありかつダウンリンクデータが実際にスケジューリングされるダウンリンクサブフレームの数、又はトランスポートブロックの数を引いた数である。例えば、10個の搬送波がUEに対して構成され、各搬送波は、TDD アップリンク-ダウンリンク構成 2であり、10個の搬送波上にありアップリンクサブフレーム2に対応しているサブフレーム4、5、6、及び8が例として使用される。N個のグループの各々について、基地局がサブフレーム4においてUEのためのダウンリンクデータをスケジューリングするとき、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内にありかつUEのダウンリンクデータが実際にスケジューリングされるダウンリンクサブフレームの数が、Xであるとあらかじめ推定される。Xは、下記の式を満たす:[(X−1)mod4]+1=2。次いで、基地局は、サブフレーム5、6、及び8においてUEのためのスケジューリングを実行するが、最終的に、特定の理由で、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレーム内にありかつ基地局がUEのダウンリンクデータを実際にスケジューリングするダウンリンクサブフレームの数は、20である。上記理由には、制御チャネルキャパシティ、又は別のUEが当該UEよりもより高い優先順位を有すること、若しくは承認されていない搬送波上のスケジューリングがさらに搬送波上のロードステータスに依存する必要があることなどが含まれる。最終的に実際にスケジューリングされるダウンリンクサブフレームの数は、20であり、あらかじめ推定された実際の値のXは、22として最終的に決定されてもよい。したがって、この規則に従い、UEと基地局との双方は、この場合のHARQ-ACKコードブックのコードブックサイズを22ビットとみなし、22ビットのうち最初の20ビットの位置は、実際にスケジューリングされる即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内のダウンリンクサブフレームに対応し、NACKが、最後の2ビットの位置に埋め込まれる。別法として、基地局が、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内にありかつUEが実際にスケジューリングされるダウンリンクサブフレームの数が16であると最終的に決定した場合、Xは18として理解されてもよく、NACKがHARQ-ACKコードブックの最後の2ビットの位置に埋め込まれる。この実施例において、基地局は、1つのHARQ-ACKコードブックのコードブックサイズをあらかじめ推定し、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内にUEを実際にスケジューリングした後、HARQ-ACKコードブック内に実際にスケジューリングされたダウンリンクデータに対応するHARQK-ACKビットの位置を最終的に決定し、別の位置にNACKを埋め込んでもよい。したがって、予測的スケジューリング問題が回避され、前述のフレキシブルX解析は、スケジューリングされるサブフレームの数を制限しない。別法として、N個の実際にスケジューリングされたダウンリンクサブフレームがUEに対して構成されてもよく、Nは1より大きく、次いで、総DAI数が、現在のHARQ-ACKコードブックサイズとしてN個のうち1つを動的に選択するように命令することに使用される。この解決策において、予測的スケジューリングも必要とされなくてもよく、すなわち、動的に選択されたコードブックサイズに対してNACKが埋め込まれる。しかし、この解決策は、前述の実施例における方法ほどフレキシブルでなく、なぜならば、ひとたび動的に選択されたコードブックサイズが決定されると、現在の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内の実際にスケジューリングされるダウンリンクサブフレームがランダムに決定できないからである。
この場合、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するサブコードブックを生成するとき、端末202は、第2の指示情報と第1の指示情報により指示されるシーケンス番号とに従い、及び、ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で受信されたダウンリンクデータの受信ステータスとダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数とに従い、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するサブコードブックを生成してもよい。
前述の第1の指示情報及び第2の指示情報の説明において、関わる設定シーケンスには、搬送波とサブフレームとの間のシーケンス、搬送波シーケンス、及びサブフレームシーケンスを含んでもよい。
搬送波とサブフレームとの間のシーケンスは、サブフレームの前に搬送波、又は搬送波の前にサブフレーム、を含んでもよい。
搬送波シーケンスは、搬送波インデックスの昇順(ascending order of carrier indexes)、又は搬送波インデックスの降順(descending order of carrier indexes)を含んでもよい。サブフレームシーケンスには、サブフレーム時点の昇順(ascending order of subframe moments)、又はサブフレーム時点の降順(descending order of subframe moments)が含まれる。
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットに分割され、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの異なるサブセット内のダウンリンクサブフレームについてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数は、異なり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの同じサブセット内のダウンリンクサブフレームにおいてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数は、同じである。第1の指示情報及び第2の指示情報は、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMに代わってあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応している。こうして、端末202は、第1の指示情報に従い、任意選択でさらに第2の指示情報に従い、ダウンリンクスケジューリング情報が検出されていないあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットを正確に決定することができ、端末202はまた、前もって、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットにおいてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数を習得する。こうして、ダウンリンクスケジューリング情報が検出されていないと決定されたとき、正しい数のHARQ-ACKが埋め込まれることができる。
下記では、図7A及び図7Bの例示的な説明を参照する。端末202の10個の搬送波が、データチャネル伝送モードに従い2つのグループに分類される。搬送波{1,4,5,7,10}が、第1のグループであり、20個のダウンリンクサブフレーム、すなわち、搬送波の第1のグループ上のダウンリンクサブフレーム4、5、6、及び8が、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの第1のサブセットを形成し、現在のデータチャネル伝送モードにおける各サブフレーム内にスケジューリングされたPDSCHが、1つのトランスポートブロックに対応し、すなわち、1つのHARQ-ACKビットに対応する。搬送波{2,3,6,8,9}が、第2のグループであり、20個のダウンリンクサブフレーム、すなわち、搬送波の第2のグループ上のダウンリンクサブフレーム4、5、6、及び8が、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの第2のサブセットを形成し、現在のデータチャネル伝送モードにおける各サブフレーム内にスケジューリングされたPDSCHが、2つのトランスポートブロックに対応し、すなわち、2つのHARQ-ACKビットに対応する。
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの第1のサブセットについて、実際にスケジューリングされるダウンリンクサブフレームは、すべての第1のグループの搬送波上のサブフレーム4及びサブフレーム6、搬送波1、4、5、及び10上のサブフレーム5、並びに搬送波1及び4上のサブフレーム8である。これらサブフレームは、第1の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットを形成する。
第1の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットに対応する第1のサブコードブック内のHARQ-ACKは、設定シーケンスに従ってソートされ、任意選択で、これは、第1の指示情報、すなわち、サブフレームの前に搬送波の正のシーケンスに従うDAIインデックスにより具体的に指示されてもよい。DAIインデックスインジケータは、第1の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットをスケジューリングすることに使用される各ダウンリンク制御チャネル上にあってもよい。特別なダウンリンク制御チャネルが存在する場合、DAIインデックスインジケータはさらに、特別なダウンリンク制御チャネル上にあってもよい。別法として、特別なダウンリンク制御チャネルのみ存在する場合、DAIインデックスインジケータは、特別なダウンリンク制御チャネル上にのみ存在する。DAIインデックスインジケータの値は、サブフレームの前に搬送波の正のシーケンスに従って累積的に計数されてもよい。ここでの正のシーケンスは、具体的に、さらに搬送波シーケンス番号としても参照され得る搬送波インデックス(index)の昇順又は降順、次いで、サブフレーム時点の昇順でもよい。シーケンスがあらかじめ定義されるならば、別の搬送波配置方式は除外されない。
ここで、DAIインデックスインジケータは、4つのステート{00,01,10,11}を表す2ビットを占有してもよい。DAIインデックスインジケータが、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内にスケジューリングされたダウンリンクサブフレームにおける設定シーケンスに従って累積的に計数される場合、累積された計数値は、それぞれ、{1,2,3,4}であり得る。値が4を超える場合、巡回的な計数が実行されてもよく、すなわち、{1,2,3,4,5(1),6(2),7(3),…}である。具体的に、式Y=[(X−1)mod4]+1が、表現のために使用されてもよい。Xは、実際の累積的計数における計数値であり、例えば、1〜7である。Yは、巡回モジュロの後に取得される値であり、すなわち、{1,2,3,4,1,2,3}に対応する。確かに、別の計数方式は除外されず、例えば、{0,1,2,3,0,1,2,3,…}である。2ビットのDAIインデックスインジケータもまた具体的な例であり、別のビット数のDAIインデックスインジケータの解決策が同様であり、除外されない。
上記で説明されたように、端末202は、DAIインデックスインジケータに基づいて2つのダウンリンク制御チャネル間の検出されていないダウンリンク制御チャネルを決定することができ、しかし、終わりにある検出されていないダウンリンク制御チャネルを決定することはできない。この場合、チャネル符号化の前に使用されるCRCが使用されてもよい。例えば、UEが、終わりにあるダウンリンク制御チャネルが検出されていないと決定するのに失敗した場合、アクセスネットワークデバイス201のCRCチェックが失敗する。したがって、アクセスネットワークデバイス201は、端末202によりフィードバックされたHARQ-ACKコードブックが正しくないと決定してもよく、これにより、物理レイヤ再伝送が実行される。
任意選択で、アクセスネットワークデバイス201は、第1の指示情報に追加で第2の指示情報を送信してもよく、これにより、端末は、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内のいくつかのダウンリンク制御チャネルに対する最後の1つが検出されていないかどうかを決定し、あるいは各サブフレーム内のいくつかのダウンリンク制御チャネルに対する最後の1つのステータスを決定することができる。
ここで、2ビットのDAIエンドインジケータが一例として使用される。ここで、DAIエンドインジケータは、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットをスケジューリングすることに使用される各ダウンリンク制御チャネル上にあると仮定され、確かに、ダウンリンクデータチャネルをスケジューリングすることに使用されるダウンリンク制御チャネルのうちいくつかのみにあってもよい。さらに、DAIエンドインジケータは、さらに、これらダウンリンクデータチャネルをスケジューリングすることに使用されない別の特別なダウンリンク制御チャネル上にあってもよく、例えば、少なくとも1つのこうした特別なダウンリンク制御チャネルが各サブフレーム内で送信され、あるいは、少なくとも1つのこうした特別なダウンリンク制御チャネルが各々の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内で送信される。これらの拡張された実施例は除外されない。
上記で説明されたように、DAIエンドインジケータは、複数の方法を使用することにより設定されてもよい。DAIエンドインジケータは各ダウンリンクサブフレーム内に独立して設定されてもよく、あるいは、複数のダウンリンクサブフレームが同じDAIエンドインジケータに対応する。
例えば、実施例3における任意的な実現例1について、DAIエンドインジケータは、現在のサブフレーム内にスケジューリングされたPDSCHの数を指示するために、各ダウンリンクサブフレーム内に独立して設定されてもよい。
実施例3における任意的な実現例4について、DAIエンドインジケータは、現在のサブフレーム内にスケジューリングされたトランスポートブロック(Transport Block, TB)の数を指示するために、各サブフレーム内に独立して設定されてもよい。
図7Aに示されるように、DAIエンドインジケータは、第1の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内の各サブフレーム内に独立して設定され、DAIエンドインジケータの値は、現在のサブフレーム内にスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルの総数を表す。総数は、SPSに使用されるダウンリンクデータチャネルを含んでもよく、あるいは含まなくてもよく、なぜならば、SPSに使用されるダウンリンクデータチャネルは即時にスケジューリングされないが、周期及び具体的なサブフレーム位置があらかじめ定められるからである。したがって、SPSに使用されるダウンリンクデータチャネルが前述のDAI総数インジケータにおいて計数されるか否かは、規則が定義されるならば実現可能である。さらに、特別なダウンリンク制御チャネルが考慮に入れられる場合。DAI総数インジケータの値はまた、特別なダウンリンク制御チャネルを、すなわち、現在のサブフレーム内のダウンリンクデータチャネルの総数と考慮に入れられる必要のある特別なダウンリンク制御チャネルの総数とを含む必要がある。
DAIエンドインジケータの値はまた、巡回モジュロ方式で具体的に設定されてもよい。2ビットのDAI総数インジケータが一例として使用される(同様の方法が、別のビット数のDAI総数インジケータを設定することに使用される)。式Y=[(X−1)mod4]+1が使用されてもよい。Xは、総数の実際の値であり、例えば、サブフレーム4の総数が7である。Yは、巡回モジュロの後に取得される値であり、例えば、サブフレーム4の総数の値が、1に設定される。
この方法において、アクセスネットワークデバイス201は、スケジューリングの間に前もって予測を実行する必要がなく、これにより、スケジューリングの複雑さが低減される。例えば、アクセスネットワークデバイス201がサブフレームn内にデータをスケジューリングするとき、現在のサブフレームn内にスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルの総数のみが、指定されたDAI総数インジケータに対して考慮される必要があり、サブフレームn+1におけるデータスケジューリングに使用されるサブフレームの数及び具体的なサブフレーム位置は、サブフレームnにおけるスケジューリングの間に予測される必要がない。さらに、前のサブフレームの計数値が各サブフレーム内にさらに累積されてもよく、これは図5Bにおける方法で具体的に示される。
別の例について、任意的な実現例7について、DAIエンドインジケータは、各サブフレーム内に独立して設定されてもよく、現在のサブフレーム内にスケジューリングされた最後のX-1個のPDSCHを指示する。
図7Bに示されるように、第1の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットにおいて、設定シーケンスによりスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前に対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0であり、他のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、A0であり、他のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の、ソートされたスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前以外の、ダウンリンクサブフレームであり、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0は、異なる値である。Xは、1より大きい正の整数である。任意選択で、Xは、2の累乗Ythであり、Yは、DAIエンドインジケータのビット数である。
サブフレーム4が一例として使用され、DAIエンドインジケータは2ビットを有し、すなわち、X=4である。最後の1つ、最後の1つ前、及び最後の2つ前のサブフレームに対応するDAIエンドインジケータの値は、それぞれ、A3=4、A2=3、及びA1=2であり、他の2つのサブフレームに対応するDAIエンドインジケータの値は、双方、A0=1である。
別の例について、2つのサブフレームのみがサブフレーム8においてスケジューリングされる場合、最後の1つ及び最後の1つ前のサブフレームに対応するDAIエンドインジケータの値は、それぞれ、A3=4及びA2=3である。任意選択で、DAIエンドインジケータは、第1の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内の最後のX-1個のPDSCHのスケジューリングを指示するために使用されてもよく、DAIエンドインジケータの値を決定する方法は、前述の方法と同様である。
第1のサブコードブック及び第2のサブコードブックが、DAIインデックスインジケータ及びDAIエンドインジケータを設定するための前述の規則に従ってそれぞれ決定された後、端末202は、2つのサブコードブックをカスケードし、例えば、第2のサブコードブックの前に第1のサブコードブックを配置し、あるいは第1のサブコードブックの前に第2のサブコードブックを配置して、最終的なHARQ-ACKコードブックを形成する。
別の例について、任意的な実現例8について、DAIエンドインジケータは、設定シーケンスの逆のシーケンスに従い、4、3、2、1、4、3、2、1、・・・に設定される。
複数のサブコードブックを使用することにより最終的なHARQ-ACKコードブックを形成する前述のサブコードブックカスケーディング解決策において、よりロバストな効果が達成され、その効果は、端末202とアクセスネットワークデバイス201とが最終的なコードブックについての一貫した理解を有することである点に留意すべきである。具体的な説明は以下のとおりである。
図8に示されるように、12個のFDD搬送波のCAが一例として使用される。搬送波1、3、5、7、9、及び11上の各ダウンリンクサブフレームが1つのHARQ-ACKビットに対応し、搬送波2、4、6、8、10、及び12上の各ダウンリンクサブフレームが2つのHARQ-ACKビットに対応することが仮定される。したがって、前述の方法に基づき、搬送波1、3、5、7、9、及び11上の6つのダウンリンクサブフレームが、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの前述の第1のセットを形成し、搬送波2、4、6、8、10、及び12上の6つのダウンリンクサブフレームが、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの前述の第2のセットを形成する。
アクセスネットワークデバイス201が端末202を実際にスケジューリングする第1の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの第1のセット内のダウンリンクサブフレーム1、5、7、及び9を含み、第2の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの第2のセット内のダウンリンクサブフレーム2、4、6、及び8を含むことがさらに仮定される。したがって、第1の指示情報の値は、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの第1のサブセット内のダウンリンクサブフレーム1、5、7、及び9についてそれぞれ1、2、3、及び4であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの第2のサブセット内のダウンリンクサブフレーム2、4、6、及び8についてそれぞれ1、2、3、及び4である。
端末202は、第1の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内のダウンリンクサブフレーム5におけるダウンリンクスケジューリング情報を検出しないことがさらに仮定される。
前述の仮定に基づき、最終的なHARQ-ACKコードブックがサブコードブックカスケーディング方式で形成されず、しかしサブコードブックが搬送波インデックスの昇順などにおいて組み合わせられる場合、端末202とアクセスネットワークデバイス201とが最終的なコードブックにおけるHARQ-ACKビットシーケンスについての一貫していない理解を有するという比較的低い確率が依然として存在し得る。確かに、こうした低い確率の一貫していない理解は、より高いレイヤの再伝送によって解決されてもよい。
前述の仮定について、端末202は、第1の即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内で第1の指示情報の値が1及び3である位置の間の位置における1つのダウンリンクスケジューリング情報が検出されていないと決定してもよく、しかし、端末202は、検出されていないダウンリンクスケジューリング情報が搬送波3に対応しているのか又は搬送波5に対応しているのかを決定することはできない。したがって、端末202がサブコードブックを搬送波インデックス番号の昇順で組み合わせるとき、2つの可能性が存在する。第1の可能性は、組み合わせの後に取得されるコードブック内の対応するHARQ-ACKビットシーケンスが{1,22,3,44,66,7,88,9}に対応していることであり、第2の可能性は、組み合わせの後に取得されるコードブック内の対応するHARQ-ACKビットシーケンスに対応しているダウンリンクサブフレームが{1,22,44,5,66,7,88,9}であることである。1は、搬送波1の1つのHARQ-ACKビットを表し、22は、搬送波2上の2つのHARQ-ACKビットを表し、以下同様である。
したがって、アクセスネットワークデバイス201と端末202とは、最終的なコードブックについての一貫していない理解を有することがあり、しかし、前述の解決策について、アクセスネットワークデバイス201は、前もって、端末202が確信していない可能性がある検出されていないサブフレームをさらに学習してもよく、これにより、アクセスネットワークデバイス201は、HARQ-ACKコードブック内の別の位置におけるHARQ-ACKビットを少なくとも正確に取得することができ、物理レイヤ再伝送は、HARQ-ACKコードブック内のすべてのHARQ-ACKビットに対応しているダウンリンクサブフレームでは開始されない。別法として、アクセスネットワークデバイス201は、こうしたスケジューリング方式を回避することを選んでもよく、例えば、アクセスネットワークデバイス201は、できる限り設定シーケンスに従い連続的なダウンリンクサブフレームスケジューリングを実行する。
しかしながら、グループに基づいてサブコードブックを直接的にカスケードする方式が使用される場合、端末202とアクセスネットワークデバイス201とが最終的なHARQ-ACKコードブックについての一貫していない理解を有するという問題が解決できる。具体的に、前述の仮定が依然として例として使用される。各サブフレームが2つのHARQ-ACKビットに対応するサブコードブックの前に各サブフレームが1つのHARQ-ACKビットに対応するサブコードブックを配置するカスケーディング方式が使用され、カスケーディングの後に取得される最終的なHARQ-ACKコードブックは{1,X,7,9,22,44,66,88}であり、Xは3又は5である。アクセスネットワークデバイス201は、アクセスネットワークデバイス201がサブフレーム3又はサブフレーム5のうちいずれか1つに端末202を実際にスケジューリングすることを知っており、したがって、端末202が、HARQ-ACKコードブックがサブフレーム3に対応しているか又はサブフレーム5に対応しているかを決定することができない場合でも、アクセスネットワークデバイス201は、HARQ-ACKコードブックがサブフレーム3に対応しているか又はサブフレーム5に対応しているかを決定することができる。
上記で説明のためにTDD LTEが一例として使用されているが、本発明のこの実施例はFDD LTEなどの別の無線通信システムにさらに適用可能である点に留意すべきである。FDD LTEについて、アップリンクサブフレームに関連づけられたあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMにおいて、ダウンリンク搬送波上にただ1つのダウンリンクサブフレームが存在する。したがって、本発明のこの実施例におけるFDD LTEシステムの実現解決策は、TDD LTEシステムの実現解決策の特別な場合とみなされてもよい。
さらに、本発明のこの実施例は、前述のFDD+TDD CAのCAモードにさらに適用可能である。このCAモードにおいて、アップリンクサブフレームに関連づけられたあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMにおいて、FDD搬送波上にただ1つのダウンリンクサブフレームが存在し、前述のHARQ-ACK時間シーケンスに従いTDD搬送波上に複数のダウンリンクサブフレームが存在してもよい。
実施例4
図9は、本発明の実施例4による端末の概略構成図である。図9に示されるように、端末は、受信モジュール901、処理モジュール902、及び送信モジュール903を含む。
受信モジュール901は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)のダウンリンクスケジューリング情報を受信するように構成され、ダウンリンクサブフレームF(i,j)は、アップリンクサブフレームに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットM内のサブフレームである。
F(i,j)は、端末のために構成された搬送波i上のダウンリンクサブフレームjを表し、i∈Cであり、Cは、ダウンリンクデータ伝送のために端末のために構成されたすべての搬送波のセットであり、j∈Kであり、Kは、アップリンクサブフレームに対応するダウンリンクサブフレームのセットである。
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットに分割され、Nは、2より大きいか又は等しい整数であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセット内の各ダウンリンクサブフレームについてフィードバックされる必要のあるハイブリッド自動再送要求確認応答HARQ-ACKのビット数は、あらかじめ定められた値であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの異なるサブセット内のいずれかのダウンリンクサブフレームについてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数は、異なる。
受信モジュール901は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で、ダウンリンクスケジューリング情報によりスケジューリングされたダウンリンクデータを受信するようにさらに構成される。
処理モジュール902は:ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で受信モジュール901により受信されたダウンリンクデータの受信ステータスとダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数とに従ってHARQ-ACKコードブックを生成し、HARQ-ACKコードブックは少なくとも1つのサブコードブックを含み、少なくとも1つのサブコードブックはあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットとの間で1対1の対応関係にあり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットはあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットのうちの少なくとも1つであり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは端末がダウンリンクスケジューリング情報によりスケジューリングされたダウンリンクデータを受信するダウンリンクサブフレームを含むサブセットであり;HARQ-ACKコードブックを符号化することによりアップリンク制御情報を生成する;ように構成される。
送信モジュール903は、アップリンクサブフレーム内でアップリンク制御情報を送信するように構成される。
任意選択で、サブコードブック内に含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのためのHARQ-ACKであり、しかし、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされていないダウンリンクサブフレームのためのHARQ-ACKを含まない。
任意選択で、サブコードブック内に含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのためのHARQ-ACKを含み、あるいは、サブコードブック内に含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのための少なくとも1つの埋め込みビット及びHARQ-ACKを含み、埋め込みビットは、NACKなどのあらかじめ設定された値でもよい。埋め込みNACKが含まれるかどうかにかかわらず、サブコードブックのビット数は、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットが属するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するHARQ-ACKのビット数より小さい必要がある点に留意すべきである。埋め込みビットは、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内のダウンリンクサブフレームに対応するHARQ-ACKのビット位置の後に位置してもよい。
任意選択で、受信モジュール901は、処理モジュール902がHARQ-ACKコードブックを生成する前、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に含まれるダウンリンクサブフレームF(i,j)に対応する第1の指示情報を受信するようにさらに構成される。第1の指示情報は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム内のダウンリンクサブフレームF(i,j)の、設定シーケンスに従う、シーケンス番号を指示するために使用される。
処理モジュール902は、下記の方式で少なくとも1つのサブコードブックを生成するように具体的に構成される:
第1の指示情報により指示されるシーケンス番号に従い、及び、ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で受信されたダウンリンクデータの受信ステータスとダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数とに従い、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうち1つについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成すること。
任意選択で、受信モジュール901は、処理モジュール902がHARQ-ACKコードブックを生成する前、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に対応する第2の指示情報を受信するようにさらに構成される。第2の指示情報が使用されて指示する内容については、前述の実施例における説明を参照する。
任意選択で、第2の指示情報は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するサブコードブックのビット数を指示するために使用され、ビット数は、さらにコードブックサイズとして参照されることがある。コードブックサイズは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するHARQ-ACKのビット数より小さく、しかし、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内のダウンリンクサブフレームの数又はトランスポートブロックの数より大きいか又は等しい。コードブックサイズが、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内のダウンリンクサブフレームの数又はトランスポートブロックの数より大きいとき、UE及び基地局の双方が、少なくとも1つのNACKがコードブックの終わりに埋め込まれていると決定し、埋め込みNACKの具体的な数は、コードブックサイズから、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内にありかつダウンリンクデータが実際にスケジューリングされるダウンリンクサブフレームの数、又はトランスポートブロックの数を引いた数である。この実施例の具体的な説明については、実施例3を参照する。詳細はここで再度説明されない。
処理モジュール902は、
第2の指示情報と第1の指示情報により指示されたシーケンス番号とに従い、及び、ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で受信されたダウンリンクデータの受信ステータスとダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数とに従い、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうち1つについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成する
ように具体的に構成される。
任意選択で、受信モジュール901は、処理モジュール902がHARQ-ACKコードブックを生成する前、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に含まれるダウンリンクサブフレームF(i,j)に対応する第2の指示情報を受信するようにさらに構成される。
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、設定シーケンスに従いソートされたスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前に対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0であり、他のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、A0であり、他のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の、ソートされたスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前以外の、ダウンリンクサブフレームであり、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0は、異なる値である。
別法として、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の、設定シーケンスの逆のシーケンスに従いソートされた、スケジューリングされたダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、{Ax-1,Ax-2,...,A1,A0}の巡回値である。
別法として、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、設定シーケンスに従ってソートされかつサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前に対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0であり、サブフレーム番号がjである他のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、A0であり、サブフレーム番号がjである他のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の、サブフレーム番号がjであるソートされたスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前以外の、ダウンリンクサブフレームであり、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0は、異なる値である。
別法として、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の設定シーケンスの逆のシーケンスに従いソートされかつサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、{Ax-1,Ax-2,...,A1,A0}の巡回値である。
Xは、1より大きい正の整数である。
処理モジュール902は、
第2の指示情報と第1の指示情報により指示されるシーケンス番号とに従い、及び、ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で受信されるダウンリンクデータの受信ステータスとダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数とに従い、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうち1つについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成する
ように具体的に構成される。
任意選択で、設定シーケンスについては、前述の説明を参照する。
任意選択で、少なくとも1つのサブコードブックは、HARQ-ACKコードブック内でカスケードされる。
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの分割に係る任意的な実現解決策については、実施例1の説明を参照する。
処理モジュール902がサブコードブックを生成し、生成されたサブコードブックを使用することによりHARQ-ACKコードブックを形成し、チャネル符号化を実行することによりアップリンク制御情報を生成し、送信モジュール903がアップリンク制御情報を送信する任意的な実現例については、実施例1乃至実施例3において端末202により実行される処理を参照する。
受信モジュール901が第1の指示情報及び第2の指示情報を受信し、処理モジュール902が第1の指示情報及び第2の指示情報に従ってアクセスネットワークデバイスによりスケジューリングされたダウンリンクサブフレームを決定する任意的な実現例については、実施例1乃至実施例3において端末202により実行される処理を参照する。
実施例4において提供される端末の別の任意的な実現例については、前述の端末202を参照する。繰り返しの部分はここで説明されない。
具体的に、処理モジュール902は、端末202により実行される処理動作を実行するように構成され、受信モジュール901は、端末202により実行される受信動作を実行するように構成されてもよく、送信モジュール903は、端末202により実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
図10は、端末の任意的な実現例を示す。処理モジュール902は、図10のプロセッサ1002により実現されてもよく、受信モジュール901は、図10の受信機1001により実現されてもよく、送信モジュール903は、図10の送信機1003により実現されてもよい。バスアーキテクチャが、任意の数の相互接続されたバス及びブリッジを含み、具体的に、プロセッサ1002により表された1つ以上のプロセッサとメモリ1004により表された1つ以上のメモリとの様々な回路をリンクしてもよい。バスアーキテクチャは、当分野において周知である周辺デバイス、電圧レギュレータ、及び電力管理回路などの様々な他の回路をさらにリンクしてもよく、したがって、さらなる説明はこの明細書において提供されない。バスインターフェースは、インターフェースを提供する。受信機1001及び送信機1003は、伝送媒体上で様々な他の装置と通信するためのユニットを提供する送受信機より実現されてもよい。異なる端末について、ユーザインターフェース1005がさらに、デバイスに外部的又は内部的に接続できるインターフェースでもよく、接続されるデバイスには、これらに限られないがキーパッド、ディスプレイ、ラウドスピーカー、マイクロフォン、ジョイスティックなどが含まれる。
図11は、端末の別の任意的な実現例を示す。処理モジュール902は、図11のプロセッサ1102により実現されてもよく、受信モジュール902は、図11の受信機1101により実現されてもよく、送信モジュール903は、図11の送信機1103により実現されてもよい。
実施例5
図12は、本発明の実施例5によるアクセスネットワークデバイスの概略構成図である。図12に示されるように、アクセスネットワークデバイスは、送信モジュール1203、受信モジュール1201、及び処理モジュール1202を含む。
送信モジュール1203は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)のダウンリンクスケジューリング情報を端末に送信し、端末に対してダウンリンクサブフレームF(i,j)内で、ダウンリンクスケジューリング情報によりスケジューリングされたダウンリンクデータを送信するように構成される。ダウンリンクサブフレームF(i,j)は、アップリンクサブフレームに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットM内のサブフレームである。
F(i,j)は、端末のために構成された搬送波i上のダウンリンクサブフレームjを表し、i∈Cであり、Cは、ダウンリンクデータ伝送のために端末のために構成されたすべての搬送波のセットであり、j∈Kであり、Kは、アップリンクサブフレームに対応するダウンリンクサブフレームのセットである。
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットに分割され、Nは、2より大きいか又は等しい整数であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセット内の各ダウンリンクサブフレームについてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数は、あらかじめ定められた値であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの異なるサブセット内のいずれかのダウンリンクサブフレームについてフィードバックされる必要のあるハイブリッド自動再送要求確認応答HARQ-ACKのビット数は、異なる。
受信モジュール1201は、アップリンクサブフレーム内で端末により送信されかつダウンリンクスケジューリング情報によりスケジューリングされたダウンリンクデータの受信ステータスをフィードバックすることに使用されるアップリンク制御情報を受信するように構成される。
処理モジュール1202は、アップリンク制御情報を復号することによりHARQ-ACKコードブックを取得するように構成される。取得されたHARQ-ACKコードブックは、少なくとも1つのサブコードブックを含み、少なくとも1つのサブコードブックは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットとの間で1対1の対応関係にあり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットのうちの少なくとも1つであり、あらあじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、ダウンリンクデータがダウンリンクスケジューリング情報によりスケジューリングされるダウンリンクサブフレームを含むサブセットである。
任意選択で、サブコードブック内に含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのためのHARQ-ACKであり、しかし、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされていないダウンリンクサブフレームのためのHARQ-ACKを含まない。
任意選択で、サブコードブック内に含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのためのHARQ-ACKを含み、あるいは、サブコードブック内に含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのための少なくとも1つの埋め込みビット及びHARQ-ACKを含み、埋め込みビットは、NACKなどのあらかじめ設定された値でもよい。埋め込みNACKが含まれるかどうかにかかわらず、サブコードブックのビット数は、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットが属するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するHARQ-ACKのビット数より小さい必要がある点に留意すべきである。埋め込みビットは、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内のダウンリンクサブフレームに対応するHARQ-ACKのビット位置の後に位置してもよい。
任意選択で、送信モジュール1203は:受信モジュール1201が端末により送信されたアップリンク制御情報を受信する前、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に含まれるダウンリンクサブフレームF(i,j)について、ダウンリンクサブフレームF(i,j)に対応する第1の指示情報を端末に送信し、第1の指示情報は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム内のダウンリンクサブフレームF(i,j)の、設定シーケンスに従う、シーケンス番号を指示するために使用され;端末に対して、下記の方式:
第1の指示情報により指示されたシーケンス番号に従い、及び、ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で受信されたダウンリンクデータの受信ステータスとダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数とに従い、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうち1つについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成すること
で少なくとも1つのサブコードブックを生成するように命令する;ようにさらに構成される。
任意選択で、送信モジュール1203は、処理モジュール1201が端末により送信されたアップリンク制御情報を受信する前、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々について端末に対する第2の指示情報を受信するようにさらに構成される。第2の指示情報が使用されて指示する内容については、前述の実施例における説明を参照する。
任意選択で、第2の指示情報は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するサブコードブックのビット数を指示するために使用され、ビット数は、さらにコードブックサイズとして参照されることがある。コードブックサイズは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するHARQ-ACKのビット数より小さく、しかし、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内のダウンリンクサブフレームの数又はトランスポートブロックの数より大きいか又は等しい。コードブックサイズが、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内のダウンリンクサブフレームの数又はトランスポートブロックの数より大きいとき、UE及び基地局の双方が、少なくとも1つのNACKがコードブックの終わりに埋め込まれていると決定し、埋め込みNACKの具体的な数は、コードブックサイズから、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内にありかつダウンリンクデータが実際にスケジューリングされるダウンリンクサブフレームの数、又はトランスポートブロックの数を引いた数である。この実施例の具体的な説明については、実施例3を参照する。詳細はここで再度説明されない。
別法として、第2の指示情報は、端末に対して、
第2の指示情報と第1の指示情報により指示されたシーケンス番号とに従い、及び、ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で受信されたダウンリンクデータの受信ステータスとダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数とに従い、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうち1つについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成する
ように命令するために使用されてもよい。
任意選択で、送信モジュール1203は、受信モジュール1201が端末により送信されたアップリンク制御情報を受信する前、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に含まれるダウンリンクサブフレームF(i,j)について、ダウンリンクサブフレームF(i,j)に対応する第2の指示情報を端末に送信するようにさらに構成される。
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、設定シーケンスに従ってソートされたスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前に対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0であり、他のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、A0であり、他のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の、ソートされたスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前以外の、ダウンリンクサブフレームであり、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0は、異なる値である。
別法として、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の、設定シーケンスの逆のシーケンスに従ってソートされた、スケジューリングされたダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、{Ax-1,Ax-2,...,A1,A0}の巡回値である。
別法として、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、設定シーケンスに従ってソートされかつサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前に対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0であり、サブフレーム番号がjである他のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、A0であり、サブフレーム番号がjである他のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の、サブフレーム番号がjであるソートされたスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前以外の、ダウンリンクサブフレームであり、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0は、異なる値である。
別法として、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の設定シーケンスの逆のシーケンスに従ってソートされかつサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、{Ax-1,Ax-2,...,A1,A0}の巡回値である。
Xは、1より大きい正の整数である。
第2の指示情報は、端末に対して、第2の指示情報と第1の指示情報により指示されるシーケンス番号とに従い、及び、ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で受信されるダウンリンクデータの受信ステータスとダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数とに従い、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうち1つについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成するように命令するために使用される。
任意選択で、設定シーケンスは、
搬送波とサブフレームとの間のシーケンス、搬送波シーケンス、及びサブフレームシーケンス、を含む。
搬送波とサブフレームとの間のシーケンスは、サブフレームの前に搬送波、又は搬送波の前にサブフレーム、を含む。
搬送波シーケンスは、搬送波インデックスの昇順、又は搬送波インデックスの降順、を含む。
サブフレームシーケンスは、サブフレーム時点の昇順、又はサブフレーム時点の降順、を含む。
任意選択で、少なくとも1つのサブコードブックは、HARQ-ACKコードブック内でカスケードされる。
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの分割に係る任意的な実現解決策については、実施例1の関連した説明を参照する。
処理モジュール1202が如何にして受信したアップリンク制御情報に対してチャネル復号を実行することによりHARQ-ACKコードブックを生成し、各サブコードブックを取得し、HARQ-ACKコードブックに従って端末のダウンリンクデータ受信ステータスを決定するかについては、実施例1乃至実施例3においてアクセスネットワークデバイス201により実行される処理を参照する。
送信モジュール1203が如何にして第1の指示情報及び第2の指示情報を送信するかについては、実施例1乃至実施例3においてアクセスネットワークデバイス201により実行される処理を参照する。
実施例5において提供されるアクセスネットワークデバイスの別の任意的な実現例については、前述のアクセスネットワークデバイス201を参照する。繰り返しの部分はここで説明されない。
具体的に、処理モジュール1202は、アクセスネットワークデバイス201により実行される処理動作を実行するように構成され、受信モジュール1201は、アクセスネットワークデバイス201により実行される受信動作を実行するように構成されてもよく、送信モジュール1203は、アクセスネットワークデバイス201により実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
図13は、アクセスネットワークデバイスの任意的な実現例を示す。処理モジュール1202は、図13のプロセッサ1302により実現されてもよく、受信モジュール1201は、図13の受信機1301により実現されてもよく、送信モジュール1203は、図13の送信機1303により実現されてもよい。バスアーキテクチャが、任意の数の相互接続されたバス及びブリッジを含み、具体的に、プロセッサ1302により表された1つ以上のプロセッサとメモリ1304により表された1つ以上のメモリとの様々な回路をリンクしてもよい。バスアーキテクチャは、当分野において周知である周辺デバイス、電圧レギュレータ、及び電力管理回路などの様々な他の回路をさらにリンクしてもよく、したがって、さらなる説明はこの明細書において提供されない。バスインターフェースは、インターフェースを提供する。受信機1301及び送信機1303は、伝送媒体上で様々な他の装置と通信するためのユニットを提供する送受信機より実現されてもよい。
図14は、アクセスネットワークデバイスの別の任意的な実現例を示す。処理モジュール1202は、図14のプロセッサ1402により実現されてもよく、受信モジュール1201は、図14の受信機1401により実現されてもよく、送信モジュール1203は、図14の送信機1403により実現されてもよい。
実施例6
図15は、本発明の実施例6によるアップリンク制御情報送信方法のフローチャートである。図15に示されるように、方法は下記のステップを含む。
S1501. 端末が、ダウンリンクサブフレームF(i,j)のダウンリンクスケジューリング情報を受信し、ダウンリンクサブフレームF(i,j)は、アップリンクサブフレームに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットM内のサブフレームである。
F(i,j)は、端末のために構成された搬送波i上のダウンリンクサブフレームjを表し、i∈Cであり、Cは、ダウンリンクデータ伝送のために端末のために構成されたすべての搬送波のセットであり、j∈Kであり、Kは、アップリンクサブフレームに対応するダウンリンクサブフレームのセットである。
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットに分割され、Nは、2より大きいか又は等しい整数であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセット内の各ダウンリンクサブフレームについてフィードバックされる必要のあるハイブリッド自動再送要求確認応答HARQ-ACKのビット数は、あらかじめ定められた値であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの異なるサブセット内のいずれかのダウンリンクサブフレームについてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数は、異なる。
S1502. 端末が、ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で、ダウンリンクスケジューリング情報によりスケジューリングされたダウンリンクデータを受信する。
S1503. 端末が、ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で受信されたダウンリンクデータの受信ステータスとダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数とに従ってHARQ-ACKコードブックを生成し、HARQ-ACKコードブックは、少なくとも1つのサブコードブックを含み、少なくとも1つのサブコードブックは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットとの間で1対1の対応関係にあり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットのうちの少なくとも1つであり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、端末がダウンリンクスケジューリング情報によりスケジューリングされたダウンリンクデータを受信するダウンリンクサブフレームを含むサブセットである。
S1504. 端末が、HARQ-ACKコードブックを符号化することによりアップリンク制御情報を生成する。
S1505. 端末が、アップリンクサブフレーム内でアップリンク制御情報を送信する。
任意選択で、サブコードブック内に含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのためのHARQ-ACKであり、しかし、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされていないダウンリンクサブフレームのためのHARQ-ACKを含まない。
任意選択で、サブコードブック内に含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのためのHARQ-ACKを含み、あるいは、サブコードブック内に含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのための少なくとも1つの埋め込みビット及びHARQ-ACKを含み、埋め込みビットは、NACKなどのあらかじめ設定された値でもよい。埋め込みNACKが含まれるかどうかにかかわらず、サブコードブックのビット数は、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットが属するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するHARQ-ACKのビット数より小さい必要がある点に留意すべきである。埋め込みビットは、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内のダウンリンクサブフレームに対応するHARQ-ACKのビット位置の後に位置してもよい。
任意選択で、HARQ-ACKコードブックを生成する前、方法は:
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に含まれるダウンリンクサブフレームF(i,j)に対応する第1の指示情報を受信することであって、第1の指示情報は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム内のダウンリンクサブフレームF(i,j)の、設定シーケンスに従う、シーケンス番号を指示するために使用されること
をさらに含む。
少なくとも1つのサブコードブックは、下記の方式:
端末により、第1の指示情報により指示されるシーケンス番号に従い、及び、ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で受信されたダウンリンクデータの受信ステータスとダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数とに従い、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうち1つについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成すること
で生成される。
任意選択で、HARQ-ACKコードブックを生成する前、方法は:
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に対応する第2の指示情報を受信すること、をさらに含む。第2の指示情報により指示される内容については、前述の実施例における説明を参照する。
任意選択で、第2の指示情報は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するサブコードブックのビット数を指示するために使用され、ビット数は、さらにコードブックサイズとして参照されることがある。コードブックサイズは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するHARQ-ACKのビット数より小さく、しかし、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内のダウンリンクサブフレームの数又はトランスポートブロックの数より大きいか又は等しい。コードブックサイズが、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内のダウンリンクサブフレームの数又はトランスポートブロックの数より大きいとき、UE及び基地局の双方が、少なくとも1つのNACKがコードブックの終わりに埋め込まれていると決定し、埋め込みNACKの具体的な数は、コードブックサイズから、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内にありかつダウンリンクデータが実際にスケジューリングされるダウンリンクサブフレームの数、又はトランスポートブロックの数を引いた数である。この実施例の具体的な説明については、実施例3を参照する。詳細はここで再度説明されない。
端末により、第1の指示情報により指示されるシーケンス番号に従い、及び、ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で受信されたダウンリンクデータの受信ステータスとダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数とに従い、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうち1つについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのいずれかのサブセットに対応するサブコードブックを生成することは:
端末により、第2の指示情報と第1の指示情報により指示されるシーケンス番号とに従い、及び、ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で受信されたダウンリンクデータの受信ステータスとダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数とに従い、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうち1つについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成すること
を含む。
任意選択で、HARQ-ACKコードブックを生成する前、方法は:
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に含まれるダウンリンクサブフレームF(i,j)に対応する第2の指示情報を受信すること
をさらに含む。
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、設定シーケンスに従ってソートされたスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前に対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0であり、他のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、A0であり、他のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の、ソートされたスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前以外の、ダウンリンクサブフレームであり、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0は、異なる値である。
別法として、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の、設定シーケンスの逆のシーケンスに従いソートされた、スケジューリングされたダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、{Ax-1,Ax-2,...,A1,A0}の巡回値である。
別法として、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、設定シーケンスに従いソートされかつサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前に対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0であり、サブフレーム番号がjである他のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、A0であり、サブフレーム番号がjである他のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の、サブフレーム番号がjであるソートされたスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前以外の、ダウンリンクサブフレームであり、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0は、異なる値である。
別法として、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の設定シーケンスの逆のシーケンスに従ってソートされかつサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、{Ax-1,Ax-2,...,A1,A0}の巡回値である。
Xは、1より大きい正の整数である。
端末により、第1の指示情報により指示されるシーケンス番号に従い、及び、ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で受信されたダウンリンクデータの受信ステータスとダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数とに従い、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのいずれかのサブセットに対応するサブコードブックを生成することは:
端末により、第2の指示情報と第1の指示情報により指示されるシーケンス番号とに従い、及び、ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で受信されたダウンリンクデータの受信ステータスとダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数とに従い、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうち1つについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成すること
を含む。
任意選択で、設定シーケンスについては、前述の説明を参照する。
任意選択で、少なくとも1つのサブコードブックは、HARQ-ACKコードブック内でカスケードされる。
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの分割に係る任意的な実現解決策については、実施例1の関連した説明を参照する。
端末がサブコードブックを生成し、生成されたサブコードブックを使用することによりHARQ-ACKコードブックを形成し、チャネル符号化を実行することによりアップリンク制御情報を生成し、アップリンク制御情報を送信する任意的な実現例については、実施例1乃至実施例3において端末202により実行される処理を参照する。
端末が第1の指示情報及び第2の指示情報を受信し、第1の指示情報及び第2の指示情報に従ってアクセスネットワークデバイスによりスケジューリングされたダウンリンクサブフレームを決定する任意的な実現例については、実施例1乃至実施例3において端末202により実行される処理を参照する。
実施例6において提供されるアップリンク制御情報送信方法の別の任意的な実現例については、前述の端末202を参照する。繰り返しの部分はここで説明されない。
実施例7
図16は、本発明の実施例7によるアップリンク制御情報受信方法のフローチャートである。図16に示されるように、方法は下記のステップを含む。
S1601. アクセスネットワークデバイスが、ダウンリンクサブフレームF(i,j)のダウンリンクスケジューリング情報を端末に送信し、端末に対してダウンリンクサブフレームF(i,j)内で、ダウンリンクスケジューリング情報によりスケジューリングされたダウンリンクデータを送信し、ダウンリンクサブフレームF(i,j)は、アップリンクサブフレームに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットM内のサブフレームである。
F(i,j)は、端末のために構成された搬送波i上のダウンリンクサブフレームjを表し、i∈Cであり、Cは、ダウンリンクデータ伝送のために端末のために構成されたすべての搬送波のセットであり、j∈Kであり、Kは、アップリンクサブフレームに対応するダウンリンクサブフレームのセットである。
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットに分割され、Nは、2より大きいか又は等しい整数であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセット内の各ダウンリンクサブフレームについてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数は、あらかじめ定められた値であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの異なるサブセット内のいずれかのダウンリンクサブフレームについてフィードバックされる必要のあるハイブリッド自動再送要求確認応答HARQ-ACKのビット数は、異なる。
S1602. アップリンクサブフレーム内で端末により送信されかつダウンリンクスケジューリング情報によりスケジューリングされたダウンリンクデータの受信ステータスをフィードバックすることに使用されるアップリンク制御情報を受信する。
S1603. 受信したアップリンク制御情報を復号することによりHARQ-ACKコードブックを取得し、取得されたHARQ-ACKコードブックは、少なくとも1つのサブコードブックを含み、少なくとも1つのサブコードブックは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットとの間で1対1の対応関係にあり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのN個のサブセットのうちの少なくとも1つであり、あらあじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットは、ダウンリンクスケジューリング情報によりスケジューリングされたダウンリンクデータが送信されるダウンリンクサブフレームを含むサブセットである。
任意選択で、サブコードブック内に含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのためのHARQ-ACKであり、しかし、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされていないダウンリンクサブフレームのためのHARQ-ACKを含まない。
任意選択で、サブコードブック内に含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのためのHARQ-ACKを含み、あるいは、サブコードブック内に含まれるHARQ-ACKは、サブコードブックに対応するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのための少なくとも1つの埋め込みビット及びHARQ-ACKを含み、埋め込みビットは、NACKなどのあらかじめ設定された値でもよい。埋め込みNACKが含まれるかどうかにかかわらず、サブコードブックのビット数は、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセットが属するあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するHARQ-ACKのビット数より小さい必要がある点に留意すべきである。埋め込みビットは、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内のダウンリンクサブフレームに対応するHARQ-ACKのビット位置の後に位置してもよい。
任意選択で、端末により送信されたアップリンク制御情報を受信する前、方法は:
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に含まれるダウンリンクサブフレームF(i,j)について、ダウンリンクサブフレームF(i,j)に対応する第1の指示情報を端末に送信することであって、第1の指示情報は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム内のダウンリンクサブフレームF(i,j)の、設定シーケンスに従う、シーケンス番号を指示するために使用されることと;
端末に対して、下記の方式:
第1の指示情報により指示されたシーケンス番号に従い、及び、ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で受信されたダウンリンクデータの受信ステータスとダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数とをに従い、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうち1つについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成すること
で少なくとも1つのサブコードブックを生成するように命令することと、
をさらに含む。
任意選択で、端末により送信されるアップリンク制御情報を受信する前、方法は:
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々について第2の指示情報を端末に送信することであって、第2の指示情報は、
サブフレーム番号がjでありかつダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内にあるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームの総数;又は、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームとサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームとの総数であって、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームとサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームとは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内にある;又は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレームの総数;又は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内にありかつサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム内で伝送されるトランスポートブロックの総数;又は、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム内で伝送されるトランスポートブロックとサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームとの総数であって、サブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームとサブフレーム番号がjであるダウンリンクサブフレームの前のダウンリンクサブフレームとは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内にある;又は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のスケジューリングされたダウンリンクサブフレーム内で伝送されるトランスポートブロックの総数
を指示するために使用されること
をさらに含む。
任意選択で、第2の指示情報は、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するサブコードブックのビット数を指示するために使用され、ビット数は、さらにコードブックサイズとして参照されることがある。コードブックサイズは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットに対応するHARQ-ACKのビット数より小さく、しかし、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内のダウンリンクサブフレームの数又はトランスポートブロックの数より大きいか又は等しい。コードブックサイズが、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内のダウンリンクサブフレームの数又はトランスポートブロックの数より大きいとき、UE及び基地局の双方が、少なくとも1つのNACKがコードブックの終わりに埋め込まれていると決定し、埋め込みNACKの具体的な数は、コードブックサイズから、即時スケジューリングされたダウンリンクサブフレームサブセット内にありかつダウンリンクデータが実際にスケジューリングされるダウンリンクサブフレームの数、又はトランスポートブロックの数を引いた数である。この実施例の具体的な説明については、実施例3を参照する。詳細はここで再度説明されない。
端末は、第2の指示情報と第1の指示情報により指示されるシーケンス番号とに従い、及び、ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で受信されたダウンリンクデータの受信ステータスとダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数とに従い、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうち1つについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成するように命令される。
任意選択で、端末により送信されるアップリンク制御情報を受信する前、方法は、
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットの各々に含まれるダウンリンクサブフレームF(i,j)について、ダウンリンクサブフレームF(i,j)に対応する第2の指示情報を端末に送信すること
をさらに含む。
ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、設定シーケンスに従ってソートされたスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前に対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0であり、他のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、A0であり、他のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の、ソートされたスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前以外の、ダウンリンクサブフレームであり、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0は、異なる値である。
別法として、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の、設定シーケンスの逆のシーケンスに従ってソートされた、スケジューリングされたダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、{Ax-1,Ax-2,...,A1,A0}の巡回値である。
別法として、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセットにおいて、設定シーケンスに従ってソートされかつサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前に対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0であり、サブフレーム番号がjである他のダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、A0であり、サブフレーム番号がjである他のダウンリンクサブフレームは、ダウンリンクサブフレームF(i,j)を含むあらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の、サブフレーム番号がjであるソートされたスケジューリングされたダウンリンクサブフレームのうち最後の1つ、最後の1つ前、・・・、最後のX-2個前、及び最後のX-1個前以外の、ダウンリンクサブフレームであり、Ax-1、Ax-2、・・・、A1、及びA0は、異なる値である。
別法として、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内の設定シーケンスの逆のシーケンスに従ってソートされかつサブフレーム番号がjであるスケジューリングされたダウンリンクサブフレームに対応する第2の指示情報の値は、それぞれ、{Ax-1,Ax-2,...,A1,A0}の巡回値である。
Xは、1より大きい正の整数である。
端末は、第2の指示情報と第1の指示情報により指示されるシーケンス番号とに従い、及び、ダウンリンクサブフレームF(i,j)内で受信されるダウンリンクデータの受信ステータスとダウンリンクサブフレームF(i,j)についてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数とに従い、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの少なくとも1つのサブセットのうち1つについて、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセットに対応するサブコードブックを生成するように命令される。
任意選択で、設定シーケンスについては、前述の説明を参照する。
任意選択で、少なくとも1つのサブコードブックは、HARQ-ACKコードブック内でカスケードされる。
あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMの分割に係る任意的な実現解決策については、実施例1の関連した説明を参照する。
アクセスネットワークデバイスが如何にして受信したアップリンク制御情報に対してチャネル復号を実行することによりHARQ-ACKコードブックを生成し、各サブコードブックを取得し、HARQ-ACKコードブックに従って端末のダウンリンクデータ受信ステータスを決定するかについては、実施例1乃至実施例3においてアクセスネットワークデバイス201により実行される処理を参照する。
アクセスネットワークデバイスが如何にして第1の指示情報及び第2の指示情報を送信するかについては、実施例1乃至実施例3においてアクセスネットワークデバイス201により実行される処理を参照する。
実施例7において提供されるアップリンク制御情報受信方法の別の任意的な実現例については、前述のアクセスネットワークデバイス201を参照する。繰り返しの部分はここで説明されない。
最後に、本発明のこの実施例において、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのセットMは、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの前述のN個のサブセットに分割され、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの1つのサブセット内の各ダウンリンクサブフレームについてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数は、あらかじめ定められた値であり、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームの異なるサブセット内のいずれかのダウンリンクサブフレームについてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数は、異なる。こうして、ACK/NACKコードブックを生成するとき、端末は、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のダウンリンクサブフレームについてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数に従い、HARQ-ACKをフィードバックする。したがって、アクセスネットワークデバイスが、HARQ-ACKコードブックに従って生成されたアップリンク制御情報を受信した後、あらかじめ構成されたダウンリンクサブフレームのサブセット内のダウンリンクサブフレームについてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数に従ってACK/NACKコードブックを解析したとき、HARQ-ACKフィードバック解決策が提供され、これにより、異なるアグリゲート対象の搬送波上でダウンリンクサブフレームについてフィードバックされる必要のあるHARQ-ACKのビット数が異なるケースが、サポートされ得る。
当業者は、本発明の実施例が方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として提供され得ることを理解するべきである。したがって、本発明は、ハードウェアのみの実施例、ソフトウェアのみの実施例、又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせを有する実施例の形式を用いてもよい。さらに、本発明は、コンピュータ使用可能プログラムコードを含む1つ以上のコンピュータ使用可能記憶媒体(これらに限られないが、ディスクメモリ、CD-ROM、光学メモリなどを含む)上に実現されるコンピュータプログラム製品の形式でもよい。
本発明は、本発明の実施例による方法、デバイス(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照して説明されている。コンピュータプログラム命令は、フローチャート及び/又はブロック図内の各処理及び/又は各ブロック並びにフローチャート及び/又はブロック図内の処理及び/又はブロックの組み合わせを実現するために用いられてもよいことが理解されるべきである。これらコンピュータプログラム命令は、マシンを生成するために、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ、又は任意の他のプログラム可能データ処理デバイスのプロセッサに提供されてもよく、これにより、コンピュータ又は任意の他のプログラム可能データ処理デバイスのプロセッサにより実行される命令は、フローチャート内の1つ以上の処理及び/又はブロック図内の1つ以上のブロックにおける特定の機能を実現する装置を生成する。
これらコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は任意の他のプログラム可能データ処理デバイスに対して特定の方式で動作するように命令できるコンピュータ読取可能メモリに記憶されてもよく、これにより、コンピュータ読取可能メモリ内に記憶された命令は、命令装置を含む人工物を生成する。命令装置は、フローチャート内の1つ以上処理及び/又はブロック図内の1つ以上のブロックにおける特定の機能を実現する。
これらコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は別のプログラム可能データ処理デバイスにロードされてもよく、これにより、一連の動作及びステップがコンピュータ又は別のプログラム可能デバイス上で実行され、これにより、コンピュータ実現処理を生成する。したがって、コンピュータ又は別のプログラム可能デバイス上で実行される命令は、フローチャート内の1つ以上の処理及び/又はブロック図内の1つ以上のブロックにおける特定の機能を実現するステップを提供する。
本発明のいくつかの好適な実施例が説明されたが、当業者は、ひとたび基本発明概念を習得すると、これら実施例に対して変更及び修正を行うことができる。したがって、下記の特許請求の範囲は、本発明の範囲内に入る好適な実施例及びすべての変更及び修正をカバーするようにみなされることが意図される。
明らかに、当業者は、本発明の実施例の主旨及び範囲から逸脱することなく本発明の実施例に対して様々な修正及び変形をなすことができる。こうして、本発明は、これら修正及び変形が下記の特許請求の範囲とその均等技術とにより定義される保護の範囲内に入るならばこれらをカバーすることが意図される。