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JP2018527554A - 無人航空機の奥行き画像の取得方法、取得装置及び無人航空機 - Google Patents

無人航空機の奥行き画像の取得方法、取得装置及び無人航空機 Download PDF

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Abstract

本発明は、無人航空機の奥行き画像の取得方法、取得装置及び無人航空機を提供し、前記方法は、無人航空機の機載カメラにより採取された所定シーンの画像シーケンスを読み出し、ここで、画像シーケンスにおけるNフレーム目の画像とN+1フレーム目の画像とは重複領域を有し、且つ重複領域の面積とNフレーム目の画像又はN+1フレーム目の画像の面積との比率は所定比率より高いステップS1)、重複領域におけるNフレーム目の画像の各画素点のN+1フレーム目の画像での位置変化情報を取得し、位置変化情報に基づいて重複領域における無人航空機の各画素点のカメラ座標系での画素移動速度を取得するステップS2と、無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度を取得するステップS3と、各重複領域における無人航空機の各画素点のカメラ座標系での画素移動速度と、無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度と、機載カメラのパラメータとに基づいて各重複領域の奥行き画像を取得し、各重複領域の奥行き画像を統合して所定シーンの奥行き画像を取得するステップS4とを含む。上記方法は、奥行き画像を正確に取得することができ、適用範囲が広く、コストが低く、実現しやすいという利点がある。【選択図】 図1

Description

本発明は画像処理技術分野に関し、特に無人航空機の奥行き画像の取得方法、取得装置及び無人航空機に関する。
伝統的な結像手段は、三次元画像モデルを二次元階調画像に変換するものである。結像過程において画像の奥行き情報が失われている。しかし、画像の奥行き情報は後の応用にとって非常に重要なものであり(例えば三次元の再構築や地理的測定等)、奥行き画像を取得することは、理論研究にも工学的実践にも重要な意義がある。
従来の奥行き画像を取得する方法は、一般的に、エネルギー、例えばレーザー、電磁波、及び超音波等を能動的に出射し、このエネルギーが障害物によって反射され受信されるという能動的な取得方法である。受動的な測定は、機器ビジョンに基づく方法、例えば、両眼ビジョン等がある。
現在、無人航空機が奥行き画像を取得する方法は、一般的にエネルギービームを能動的に出射し、その後帰ってきたエネルギーを検出し、最後に奥行き画像を計算する。しかし、この方法は回りの環境からの影響(例えば、光からレーザー光への影響)を受けやすい。次に、この方法は、被測定物がエネルギーを反射しなければならないことを要求し、出射されたエネルギーの大半が吸収されると、この方法は効果を発揮しない。最後に、出射されたエネルギーが大気の中で減衰され、距離が遠すぎると、減衰がひどくなり、奥行き情報を正確に測定することができないため、この方法の測定可能な範囲は限られている。一方、両眼ビジョンに基づく方法には、二つのカメラが必要であり、且つ二つのカメラの間に一定な距離を持たなければならず、測定距離が遠いほど二つのカメラの離間する間隔が大きくしなければいけないため、このことは、小型無人航空機にとって、負荷を増加させる。また、小型無人航空機の空間が限られているため、二つのカメラの間の最大距離は制約されている。
本発明の目的は、上記関連技術における少なくとも一つの技術的課題を解決することである。
そのため、本発明の目的は、無人航空機の奥行き画像の取得方法、無人航空機の奥行き画像の取得装置及び無人航空機を提供することである。当該方法は、無人航空機の奥行き画像を正確に取得することができ、適用範囲が広く、コストが低く、実現しやすいという利点がある。
上記目的を実現するために、本発明の第1の側面の実施例は、無人航空機の奥行き画像の取得方法を提供し、前記方法は、無人航空機の機載カメラにより採取された所定シーンの画像シーケンスを読み出し、ここで、前記画像シーケンスにおけるNフレーム目の画像とN+1フレーム目の画像とは重複領域を有し、且つ前記重複領域の面積と前記Nフレーム目の画像又はN+1フレーム目の画像の面積との比率は所定比率より高いステップと、前記重複領域におけるNフレーム目の画像の各画素点のN+1フレーム目の画像での位置変化情報を取得し、前記位置変化情報に基づいて前記重複領域における無人航空機の各画素点のカメラ座標系での画素移動速度を取得するステップと、前記無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度を取得するステップと、各前記重複領域における無人航空機の各画素点のカメラ座標系での画素移動速度と、前記無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度と、前記機載カメラのパラメータとに基づいて各前記重複領域の奥行き画像を取得し、各前記重複領域の奥行き画像を統合して前記所定シーンの奥行き画像を取得するステップと、を含む。
本発明の実施例に係る無人航空機の奥行き画像の取得方法は、無人航空機の機載カメラにより撮影された連続的な画像を読み出し、連続的な二つのフレームの画像の重複領域における各画素点の位置変化情報を算出することにより、無人航空機のカメラ座標系における各画素点の画素移動速度を取得し、次に無人航空機の機載GPS等の設備により無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度を測定し、最後に無人航空機のカメラ座標系における各画素点の画素移動速度と、無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度と、飛行高度との関係により、無人航空機の奥行き画像を算出する。この方法は、奥行き画像を正確に取得することができ、且つ操作の流れが簡単であり、実現しやすいと同時に、被測定物がエネルギーを反射できるか否かに対する特別な要求がなく、測定可能な距離が十分に遠く、エネルギーの減衰問題がなく、適用範囲が広い。また、該方法の実現は、いずれも無人航空機における既存設備を利用するものであり、別途な設備を増やす必要がないため、無人航空機の負荷を減少させ、測定コストをも軽減させ、エネルギーの減衰又は被測定物の表面吸収等の問題による能動的な測定の失敗等の問題が避けられる。
また、本発明の上記実施例に係る無人航空機の奥行き画像の取得方法は、以下のような付加的な技術的特徴を更に有してもよい。
一部の例において、前記重複領域におけるNフレーム目の画像の各画素点のN+1フレーム目の画像での位置変化情報を取得し、前記位置変化情報に基づいて前記重複領域における無人航空機の各画素点のカメラ座標系での画素移動速度を取得するステップは、前記重複領域における無人航空機の各画素点の前記カメラ座標系での移動距離を計算するステップと、前記重複領域における無人航空機の各画素点の前記カメラ座標系での移動距離の導関数を求め、前記重複領域における無人航空機の各画素点の前記カメラ座標系での画素移動速度を取得するステップと、を更に含んでもよい。
一部の例において、前記重複領域における無人航空機の各画素点の前記カメラ座標系での移動距離を計算するステップは、同一の画素点のNフレーム目画像における位置情報とN+1フレーム目画像における位置情報とに基づいて、前記同一の画素点の移動情報を取得し、前記移動情報に基づいて前記同一の画素点の前記カメラ座標系における移動距離を取得するステップを更に含む。
一部の例において、各前記重複領域における無人航空機の各画素のカメラ座標系での画素移動速度と、前記無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度と、前記機載カメラのパラメータとに基づいて各前記重複領域の奥行き画像を取得し、各前記重複領域の奥行き画像を統合して前記所定シーンの奥行き画像を取得するステップは、前記重複領域における無人航空機の各画素点の前記カメラ座標系での画素移動速度と、前記無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度と、前記無人航空機の飛行高度との関連関係を構築するステップを更に含む。
前記関連関係に基づいて前記重複領域における無人航空機の各画素点の奥行き値を取得する。
各前記重複領域における無人航空機の各画素点の奥行き値に基づいて各前記重複領域の奥行き画像を取得し、各前記重複領域の奥行き画像を統合して前記所定シーンの奥行き画像を取得する。
一部の例において、前記カメラ座標系と前記ワールド座標系との方向が一致しているか否かを判断し、前記カメラ座標系と前記ワールド座標系との方向が一致していない場合、前記カメラ座標系の方向と前記ワールド座標系の方向とを一致させるように前記カメラ座標系の方向を調整するステップを更に含む。
一部の例において、前記機載カメラの視野角度は所定角度より低く、前記所定角度は60度以下である。
一部の例において、前記重複領域におけるNフレーム目の画像の各画素点のN+1フレーム目の画像での位置変化情報を取得し、前記位置変化情報に基づいて前記重複領域における無人航空機の各画素点のカメラ座標系での画素移動速度を取得する前に、前記画像シーケンスにおける画像の歪みを補正するステップを更に含む。
上記目的を実現するために、本発明の第2の側面の実施例は、無人航空機の奥行き画像の取得装置を更に提供し、前記装置は、無人航空機の機載カメラにより採取された所定シーンの画像シーケンスを読み出し、ここで、前記画像シーケンスにおけるNフレーム目の画像とN+1フレーム目の画像とは重複領域を有し、且つ前記重複領域の面積と前記Nフレーム目の画像又はN+1フレーム目の画像の面積との比率は所定比率より高い読み出しモジュールと、前記重複領域におけるNフレーム目の画像の各画素点のN+1フレーム目の画像での位置変化情報を取得し、前記位置変化情報に基づいて前記重複領域における無人航空機の各画素点のカメラ座標系での画素移動速度を取得する算出モジュールと、前記無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度を取得する測定モジュールと、各前記重複領域における無人航空機の各画素点のカメラ座標系での画素移動速度と、前記無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度と、前記機載カメラのパラメータとに基づいて各前記重複領域の奥行き画像を取得し、各前記重複領域の奥行き画像を統合して前記所定シーンの奥行き画像を取得する画像生成モジュールと、を含む。
本発明の実施例に係る無人航空機の奥行き画像の取得装置は、読み出しモジュールにより無人航空機の機載カメラにより撮影された連続的な画像を読み出し、その後、計算モジュールにより連続的な二つのフレームの画像の重複領域における各画素点の位置変化情報を算出し、無人航空機のカメラ座標系における各画素点の画素移動速度を取得し、次に測定モジュールにより例えば、無人航空機の機載GPS等の設備により測定された無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度を取得し、最後に画像生成モジュールは、無人航空機のカメラ座標系における各画素点の画素移動速度と、無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度と、飛行高度との間の関係により、無人航空機の奥行き画像を算出する。従って、該無人航空機の奥行き画像の取得装置は、奥行き画像を正確に取得することができると同時に、被測定物がエネルギーを反射できるか否かに対する特別な要求がなく、測定可能な距離が十分に遠く、エネルギーの減衰問題がなく、適用範囲が広い。また、該無人航空機の奥行き画像の取得装置の実現は、いずれも無人航空機における既存設備を利用するものであり、別途な設備を増やす必要がないため、無人航空機の負荷を減少させ、測定コストをも軽減させ、エネルギーの減衰又は被測定物の表面吸収等の問題による能動的な測定の失敗等の問題が避けられる。
また、本発明の上記実施例に係る無人航空機の奥行き画像の取得装置は、以下のような付加的な技術的特徴を更に有してもよい。
一部の例において、前記算出モジュールは、前記重複領域における無人航空機の各画素点の前記カメラ座標系での移動距離を算出し、また、前記重複領域における無人航空機の各画素点の前記カメラ座標系での移動距離の導関数を求め、前記重複領域における無人航空機の各画素点の前記カメラ座標系での画素移動速度を取得する。
一部の例において、前記算出モジュールは、同一の画素点のNフレーム目の画像における位置情報とN+1フレーム目の画像における位置情報とに基づいて前記同一の画素点の移動情報を取得し、前記移動情報に基づいて前記同一の画素点の前記カメラ座標系における移動距離を取得する。
一部の例において、前記画像生成モジュールは、前記重複領域における無人航空機の各画素点の前記カメラ座標系での画素移動速度と、前記無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度と、前記無人航空機の飛行高度との関連関係を構築する。
前記関連関係に基づいて前記重複領域における無人航空機の各画素点の奥行き値を取得する。
各前記重複領域における無人航空機の各画素点の奥行き値に基づいて各前記重複領域の奥行き画像を取得し、各前記重複領域の奥行き画像を統合して前記所定シーンの奥行き画像を取得する。一部の例において、前記カメラ座標系と前記ワールド座標系との方向が一致しているか否かを判断し、前記カメラ座標系と前記ワールド座標系との方向が一致していない場合、前記カメラ座標系の方向と前記ワールド座標系の方向とを一致させるように前記カメラ座標系の方向を調整する調整モジュールを更に含む。
一部の例において、前記無人航空機の機載カメラの視野角度は所定角度より低く、前記所定角度は60度以下である。
一部の例において、前記無人航空機の機載カメラは、更に、前記画像シーケンスにおける画像の歪みを補正する。
上記の目的を実現するために、本発明の第3の側面の実施例は無人航空機を提供し、前記無人航空機は、所定シーンの画像シーケンスを採取する機載カメラと、無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度を測定又は算出する速度測定装置と、本発明の上記第1の側面の実施例に係る無人航空機の奥行き画像の取得方法を実行するように配置されるプロセッサと、前記機載カメラと、速度測定装置と、プロセッサとを取り付ける機体と、を含む。
一部の例において、前記無人航空機は、自己安定化クラウドプラットフォームを更に含み、前記機載カメラは前記自己安定化クラウドプラットフォームを介して前記機体に取り付けられる。
本発明の付加的な特徴と利点は、一部が以下の説明に示され、一部が下記の説明により明らかになり、又は本発明の実践により理解される。
本発明の上述及び/又は付加的な特徴と利点は、下記図面に合わせて実施例を説明することにより、明らかになり、理解されることが容易になる。
本発明の一つの実施例に係る無人航空機の奥行き画像の取得方法のフローチャートである。 本発明の一つの実施例に係る無人航空機の奥行き画像を取得する具体的なモデル概略図である。 本発明の一つの実施例に係る無人航空機の奥行き画像の取得装置の構成ブロック図である。
以下に、本発明の実施例を詳細に説明する。前記実施例の例が図面に示されるが、同一又は類似する符号は、常に同一又は類似する部品、或いは同一又は類似する機能を有する部品を表す。以下に、図面を参照しながら説明される実施例は例示的なものであり、本発明を解釈するためだけに用いられ、本発明を限定するものと理解してはいけない。
以下に、図面に合わせて本発明の実施例に係る無人航空機の奥行き画像の取得方法及び無人航空機を説明する。
図1は本発明の一つの実施例に係る無人航空機の奥行き画像の取得方法のフローチャートである。図1に示すように、該方法は、ステップS1と、ステップS2と、ステップS3と、ステップS4と、を含む。
ステップS1:無人航空機の機載カメラにより採取された所定シーンの画像シーケンスを読み出し、ここで、画像シーケンスにおけるNフレーム目の画像とN+1フレーム目の画像とは重複領域を有し、且つ重複領域の面積とNフレーム目の画像又はN+1フレーム目の画像の面積との比率は所定比率より高い。言い換えれば、即ち無人航空機の機載カメラにより撮影された被測定物の画像シーケンスを読み出し、その中から連続的な二つのフレームの画像を抽出し、例えば、それぞれNフレーム目の画像及びN+1フレーム目の画像であり、Nフレーム目の画像とN+1フレーム目の画像とに重複領域を有しなければならない。後のオプティカルフロー計算の正確性を確保するために、該重複領域の面積とNフレーム目の画像又はN+1フレーム目の画像の面積との比率は所定比率より高い。より具体的には、本発明の一つの実施例において、所定比率は、例えば60%であり、即ち重複領域の面積がNフレーム目の画像又はN+1フレーム目の画像の面積の60%より大きい。
更に、本発明の一つの実施例において、機載カメラにより撮影された画像の品質を確保し、無人航空機自体のブレによる後のオプティカルフロー法の計算への干渉を解消するために、例えば、図2に示すように、機載カメラを自己安定化クラウドプラットフォームを介して無人航空機に取り付ける。同時に、カメラにより撮影された画像自体の歪みからの影響を減少させるために、機載カメラの視野角度を大きくしないようにする。本発明の一つの実施例において、選択された機載カメラの視野角度は所定角度より低く、より具体的に、図2に示すように、所定角度は、例えば60度である。勿論、所定角度の値はこれに限定されず、実際のシーンの需要に応じて選定することができ(例えば、所定角度は60度より小さくてもよい)、ここでの説明は、単に例示のみを目的とする。
更に、一部の例において、上記説明したように、機載カメラにより撮影された画像の歪みがひどいと、画像シーケンスにおける画像の歪みを補正する必要があり、画像の歪みを使用可能な範囲内にした後、後の操作を実行する。
ステップS2:重複領域におけるNフレーム目の画像の各画素点のN+1フレーム目の画像での位置変化情報を取得し、位置変化情報に基づいて重複領域における無人航空機の各画素点のカメラ座標系での画素移動速度を取得する。
一部の例において、例えば、特徴マッチングに基づくオプティカルフロー法により重複領域におけるNフレーム目の画像の各画素点のN+1フレーム目の画像での位置情報の変化状況(即ち、位置変化情報)を取得し、位置情報の変化状況に基づいて重複領域における無人航空機の各画素点のカメラ座標系での画素移動速度を取得してもよい。
本発明の一つの実施例において、該ステップS2は、ステップS21と、ステップS22とを更に含んでもよい。
ステップS21:重複領域における無人航空機の各画素点のカメラ座標系での移動距離を算出する。具体的には、一部の例において、例えば、特徴マッチングに基づくオプティカルフロー法により重複領域における無人航空機の各画素点のカメラ座標系での移動距離を取得してもよい。
本発明の一つの実施例において、重複領域における無人航空機の各画素点のカメラ座標系での移動距離を算出するステップは、具体的に、同一の画素点のNフレーム目の画像における位置情報とN+1フレーム目の画像における位置情報とに基づいて該画素点の移動情報を取得し、該移動情報に基づいて該画素点のカメラ座標系における移動距離を取得するステップを含んでもよい。具体的な例として、例えば、重複領域における無人航空機の各画素点のカメラ座標系での移動距離の算出式は、
Figure 2018527554
であり、ここで、(x1,y1)は画素点のNフレーム目の画像における位置情報であり、(x2,y2)は画素点のN+1フレーム目の画像における位置情報であり、(ux,uy)は画素点のカメラ座標系における移動距離である。
ステップS22:重複領域における無人航空機の各画素点のカメラ座標系での移動距離の導関数を求め、重複領域における無人航空機の各画素点のカメラ座標系での画素移動速度を取得する。
言い換えると、具体的な例で説明する。特徴マッチングに基づくオプティカルフロー法は、Nフレーム目の画像における各画素点のN+1フレーム目の画像での位置にマッチングすることにより、Nフレーム目の画像における各画像点からN+1フレーム目の画像までの移動距離を算出し、該移動距離により無人航空機の各画素点のカメラ座標系における画素移動速度を取得する。ここで、特徴マッチングに基づくオプティカルフロー法は、高密度アルゴリズムとスパースアルゴリズムとを含む。高密度アルゴリズムは、画像における各画素点がいずれも計算に参加し、画像における各画素点の画素移動速度を算出するものである。スパースアルゴリズムは、画像から一部の追跡しやすい画素点を選択し、選択されたこの一部の追跡しやすい画素点についてオプティカルフロー演算を行い、これらの追跡しやすい画素点の画素移動速度を取得する。本発明の一つの実施例において、使用された特徴マッチングに基づくオプティカルフロー法は、例えば、高密度オプティカルフロー法である。なお、特徴マッチングに基づくオプティカルフロー法で無人航空機の各画素点のカメラ座標系における画素移動速度を算出することは、本発明の一つの実施形態に過ぎなく、本発明を限定するものと理解してはいけない。無人航空機の各画素点のカメラ座標系における画素移動速度を算出できるその他の方法も本発明に適用し、本発明の保護範囲内にも属する。
ステップS3:無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度を取得する。
具体的な実施過程において、例えば、GNSS位置特定速度測定(例えば、GPSや北斗衛星等)、ピトー管、及びレーダー等の速度測定装置により無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度を測定又は算出し、測定又は算出された無人航空機のワールド座標系における飛行速度を取得する。
ステップS4:各重複領域における無人航空機の各画素点のカメラ座標系での画素移動速度と、無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度と、機載カメラのパラメータとに基づいて各重複領域の奥行き画像を取得し、各重複領域の奥行き画像を統合して所定シーンの奥行き画像を取得する。本発明の一つの実施例において、機載カメラのパラメータは、例えば機載カメラの焦点距離を含む。
具体的には、機載カメラは自己安定プラットフォームに取り付けることができるため、機載カメラが写真を撮影する時の角速度が常に0であると考えてもよい。機載カメラが写真を撮影する時の角速度が常に0又は0に近い場合に、ステップS4は、ステップS41と、ステップS42と、ステップS43とを更に含む。
ステップ41:重複領域における無人航空機の各画素点のカメラ座標系での画素移動速度と、無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度と、無人航空機の飛行高度との関連関係を構築する。具体的に、例えば、ピンホール結像原理により、重複領域における無人航空機の各画素点のカメラ座標系での画素移動速度と、無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度と、無人航空機の飛行高度との関連関係を構築し、この関連関係は
Figure 2018527554
であってもよい。
ここで、vmは無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度、vは重複領域における無人航空機の各画素点のカメラ座標系での画素移動速度、Zは無人航空機の飛行高度、fは機載カメラの焦点距離である。
ステップS42:上記ステップS41に記載の関連関係の表現式を変換してから、重複領域における無人航空機の各画素点の奥行き値を取得する。
Figure 2018527554
ここで、Ziは重複領域におけるi番目の画素点の奥行き値、viはi番目の画素点のカメラ座標系における画素移動速度、vmは無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度、fは機載カメラの焦点距離の大きさであり、既知の定数である。
ステップS43:上記ステップS42に取得された各重複領域における無人航空機の各画素点の奥行き値に基づいて各重複領域の奥行き画像を取得し、各重複領域の奥行き画像を統合して所定シーン(被測定物)の奥行き画像を取得する。
本発明の一つの実施例において、上記過程において、例えば、カメラ座標系とワールド座標系との方向が一致しているか否かを判断し、カメラ座標系とワールド座標系との方向が一致していない場合、カメラ座標系の方向とワールド座標系の方向とを一致させるようにカメラ座標系の方向を調整する。
以上により、本発明は、無人航空機のカメラ座標系における各画素点の画素速度と無人航空機自体の実際の飛行速度とを結合することにより、画像の奥行きデータを算出し、奥行き画像を取得する。従って、画像速度(無人航空機のカメラ座標系における各画素点の画素移動速度)と無人航空機自体の実際の飛行速度とを結合することにより奥行き画像を取得するあらゆる方法は、いずれも本発明の保護範囲内に属すべきである。
以上により、本発明の実施例に係る無人航空機の奥行き画像の取得方法は、無人航空機の機載カメラにより連続的な画像を撮影し、連続的な二つのフレームの画像の重複領域における各画素点の位置変化情報に基づいて無人航空機のカメラ座標系における各画素点の画素移動速度を取得し、次に無人航空機の機載GPS等の設備により無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度を測定し、最後に無人航空機のカメラ座標系における各画素点の画素移動速度と、無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度と、飛行高度との関係に基づいて無人航空機の奥行き画像を算出する。該方法は奥行き画像を正確に取得することができ、且つ操作の流れが簡単であり、実現しやすいと同時に、被測定物がエネルギーを反射できるか否かに対する特別な要求がなく、測定可能な距離が十分に遠く、エネルギーの減衰問題がなく、適用範囲が広い。なお、該方法の実現は、いずれも無人航空機における既存設備を利用するものであり、別途な設備を増やす必要がないため、無人航空機の負荷を減少させ、測定コストをも低減させ、エネルギーの減衰又は被測定物の表面吸収等の問題による能動的な測定の失敗等の問題が避けられる。
本発明の更なる実施例は、無人航空機の奥行き画像の取得装置を更に提供する。
図3は本発明の一つの実施例に係る無人航空機の奥行き画像の取得装置の構成ブロック図である。図3に示すように、無人航空機の奥行き画像の取得装置100は、読み出しモジュール110と、算出モジュール120と、測定モジュール130と、画像生成モジュール140と、を含む。
具体的には、読み出しモジュール110は、無人航空機の機載カメラにより採取された所定シーンの画像シーケンスを読み出し、ここで、画像シーケンスにおけるNフレーム目の画像とN+1フレーム目の画像とは重複領域を有し、且つ重複領域の面積とNフレーム目の画像又はN+1フレーム目の画像の面積との比率は所定比率より高い。言い換えれば、即ち、機載カメラの撮影により被測定物の画像シーケンスを取得し、その中から例えばそれぞれNフレーム目の画像とN+1フレーム目の画像とであり、Nフレーム目の画像とN+1番目の画像とに重複領域を有しなければならない連続的な二つのフレームの画像を抽出する。また、後のオプティカルフロー計算の正確性を確保するために、当該重複領域の面積とNフレーム目の画像又はN+1フレーム目の画像の面積との比率は所定比率より高い。所定比率は、例えば60%であり、即ち、重複領域の面積はNフレーム目の画像又はN+1フレーム目の画像の面積の60%より大きい。
更に、本発明の一つの実施例において、機載カメラにより撮影された画像の品質を確保し、無人航空機自体のブレによるオプティカルフロー法計算への干渉を解消するために、例えば、機載カメラを自己安定プラットフォームを介して無人航空機に取り付ける。同時に、カメラにより撮影された画像自体の歪みからの影響を減少させるために、機載カメラの視野角度を大きくしてはいけない。本発明の一つの実施例において、選択された機載カメラの視野角度は所定角度より低く、より具体的に、所定角度は、例えば60度である。勿論、所定角度の値はこれに限定されず、実際のシーンの需要に応じて選定することができ、例えば、所定角度は60度より小さくてもよい。ここでの説明は、単に例示のみを目的とする。
本発明の一つの実施例において、機載カメラにより撮影された画像の歪みがひどいと、読み出しモジュール110は、更に、画像シーケンスにおける画像の歪みを補正し、画像の歪みを使用可能な範囲内にした後に、後の操作を実行する。
算出モジュール120は、重複領域におけるNフレーム目の画像の各画素点のN+1フレーム目の画像での位置変化情報を取得し、位置変化情報に基づいて重複領域における無人航空機の各画素点のカメラ座標系での画素移動速度を取得する。具体的には、例えば、算出モジュール120は、特徴マッチングに基づくオプティカルフロー法により重複領域におけるNフレーム目の画像の各画素点のN+1フレーム目の画像での位置情報の変化状況(即ち、位置変化情報)を取得し、位置情報の変化情報に基づいて重複領域における無人航空機の各画素点のカメラ座標系での画素移動速度を取得する。
より具体的には、本発明の一つの実施例において、算出モジュール120は、特徴マッチングに基づくオプティカルフロー法により重複領域における無人航空機の各画素点のカメラ座標系での移動距離を取得する。具体的には、同一の画素点のNフレーム目の画像における位置情報とN+1フレーム目の画像における位置情報とに基づいて該画素点の移動情報を取得し、該移動情報に基づいて該画素点のカメラ座標系における移動距離を取得することと、その後、重複領域における無人航空機の各画素点のカメラ座標系での移動距離の導関数を求め、重複領域における無人航空機の各画素点のカメラ座標系での画素移動速度を取得することと、を含む。
具体的な例として、例えば、重複領域における無人航空機の各画素点のカメラ座標系での移動距離の算出式は、
Figure 2018527554
であり、ここで、(x1,y1)は画素点のNフレーム目の画像における位置情報であり、(x2,y2)は画素点のN+1フレーム目の画像における位置情報であり、(ux,uy)は画素点のカメラ座標系における移動距離である。
ここで、特徴マッチングに基づくオプティカルフロー法は、Nフレーム目の画像における各画素点のN+1フレーム目の画像での位置にマッチングすることにより、Nフレーム目の画像における各画像点からN+1フレーム目の画像までの移動距離を算出し、該移動距離に基づいて無人航空機の各画素点のカメラ座標系における画素移動速度を取得する。ここで、特徴マッチングに基づくオプティカルフロー法は、高密度アルゴリズムとスパースアルゴリズムとを含む。高密度アルゴリズムは、画像における各画素点がいずれも計算に参加し、画像における各画素点の画素移動速度を算出するものである。スパースオプティカルフロー法は、画像の中から一部の追跡しやすい画素点を選択し、選択されたこの一部の追跡しやすい画素点についてオプティカルフロー演算を行い、これらの追跡しやすい画素点の画素移動速度を取得するものである。本発明の一つの実施例において、使用された特徴マッチングに基づくオプティカルフロー法は、高密度オプティカルフロー法であってもよい。なお、特徴マッチングに基づくオプティカルフロー法で無人航空機の各画素点のカメラ座標系における画素移動速度を算出することは、本発明の一つの実施形態に過ぎなく、本発明を限定するものと理解してはいけない。無人航空機の各画素点のカメラ座標系における画素移動速度を算出できるその他の方法も本発明に適用し、本発明の保護範囲にも属する。
測定モジュール130は、無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度を取得する。具体的な実施過程において、例えば、GPS、北斗衛星、ピトー管、及びレーダー等の方式により無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度を取得する。
画像生成モジュール140は、各重複領域における無人航空機の各画素点のカメラ座標系での画像移動速度と、無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度と、機載カメラのパラメータとに基づいて各重複領域の奥行き画像を取得し、各重複領域の奥行き画像を統合して所定シーンの奥行き画像を取得する。本発明の一つの実施例において、機載カメラのパラメータは、例えば機載カメラの焦点距離を含む。
具体的には、機載カメラは自己安定プラットフォームに取り付けられるため、機載カメラが写真を撮影する時の角速度は常に0であると考えてもよい。本発明の一つの実施例において、画像生成モジュール140は、重複領域における各画素点のカメラ座標系での画素移動速度と、無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度と、無人航空機の飛行高度との関連関係を構築する。具体的に、画像生成モジュール140は、例えば、ピンホール結像原理により、重複領域における無人航空機の各画素点のカメラ座標系での画素移動速度と、無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度と、無人航空機の飛行高度との関連関係を構築し、この関連関係は
Figure 2018527554
であってもよい。
ここで、vmは無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度、vは重複領域における無人航空機の各画素点のカメラ座標系での画素移動速度、Zは無人航空機の飛行高度、fは機載カメラの焦点距離である。
その後、上記関連関係に基づいて重複領域における無人航空機の各画素点の奥行き値を取得する。
Figure 2018527554
ここで、Ziは重複領域におけるi番目の画素点の奥行き値、viはi番目の画素点のカメラ座標系における画素移動速度、vmは無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度、fは機載カメラの焦点距離の大きさであり、既知の定数である。
最後に、各重複領域における無人航空機の各画素点の奥行き値に基づいて各重複領域の奥行き画像を取得し、各重複領域における奥行き画像を統合して所定シーン(被測定物)の奥行き画像を取得する。
本発明の一つの実施例において、無人航空機の奥行き画像の取得装置100は、例えば調整モジュール(図示せず)を更に含む。調整モジュールは、カメラ座標系とワールド座標系との方向が一致しているか否かを判断し、カメラ座標系とワールド座標系との方向が一致していない場合、カメラ座標系の方向とワールド座標系の方向とを一致させるようにカメラ座標系の方向を調整する。
以上により、本発明は、無人航空機のカメラ座標系における各画素点の画素速度と無人航空機自体の実際の飛行速度とを結合することにより、画像の奥行きデータを算出し、奥行き画像を取得する。従って、画像速度(無人航空機のカメラ座標系における各画素点の画素移動速度)と無人航空機自体の実際の飛行速度とを結合することにより、奥行き画像を取得するあらゆる方法は、いずれも本発明の保護範囲内に属すべきである。
本発明の実施例に係る無人航空機の奥行き画像の取得装置は、読み出しモジューにより無人航空機の機載カメラにより撮影された連続的な画像を読み出し、連続的な二つのフレームの画像の重複領域における各画素点の位置変化情報を算出することにより、無人航空機のカメラ座標系における各画素点の画素移動速度を取得する。次に例えば無人航空機の機載GPS等の設備により無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度を測定する。最後に無人航空機のカメラ座標系における各画素点の画素移動速度と、無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度と、飛行高度との関係により、無人航空機の奥行き画像を算出する。従って、該無人航空機の奥行き画像の取得装置は奥行き画像を正確に取得することができると同時に、被測定物がエネルギーを反射できるか否かに対する特別な要求がなく、測定可能な距離が十分に遠く、エネルギーの減衰問題がなく、適用範囲が広い。また、該無人航空機の奥行き画像の取得装置の実現は、いずれも無人航空機における既存設備を利用するものであり、別途な設備を増やす必要がないため、無人航空機の負荷を減少させ、測定コストをも軽減させ、エネルギーの減衰又は被測定物の表面吸収等の問題による能動的な測定の失敗等の問題が避けられる。
本発明の更なる実施例は、無人航空機をさらに提供する。当該無人航空機は、機載カメラと、速度測定装置と、プロセッサと、機体と、を含む。前記機載カメラ及び速度測定装置は、それぞれ前記プロセッサに接続され、前記機体は、前記機載カメラと、速度測定装置と、プロセッサとを取り付ける。前記機載カメラは、所定シーンの画像シーケンスを採取する。前記速度測定装置は、無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度を測定又は算出する。具体的な実施過程において、前記速度測定装置は、GNSS位置特定速度測定(例えば、GPSや北斗衛星等)、ピトー管、及びレーダー等であってもよい。本発明は、如何なる速度測定装置を採用するかに限定されず、無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度を測定又は算出することさえできれば、いずれも本発明の保護範囲内に属する。
前記プロセッサは、上記無人航空機の奥行き画像の取得方法を実行するように配置されている。言い換えると、前記プロセッサは、発明の上記実施例に説明された無人航空機の奥行き画像の取得装置を含む。
本発明の一つの実施例において、前記無人航空機は、自己安定プラットフォームを更に含み、前記機載カメラは前記自己安定プラットフォームを介して前記機体に取り付けられている。
本発明の実施例に係る無人航空機は、機載カメラと、速度測定装置と、プロセッサとが機体に取り付けられ、機載カメラにより連続的な画像を撮影し、プロセッサにより機載カメラにより撮影された画像を読み出し、その後、連続的な二つのフレームの画像の重複領域における各画素点の位置変化情報を算出することにより、無人航空機のカメラ座標系における各画素点の画素移動速度を取得し、次に例えば無人航空機の機載GPS等の速度測定装置により無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度を測定し、最後に無人航空機のカメラ座標系における各画素点の画素移動速度と、無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度と、飛行高度との関係により、無人航空機の奥行き画像を算出する。従って、該無人航空機は、奥行き画像を正確に取得することができると同時に、被測定物がエネルギーを反射できるか否かに対する特別な要求がなく、測定可能な距離が十分に遠く、エネルギーの減衰問題がなく、適用範囲が広い。また、該無人航空機の実現は、いずれも無人航空機における既存設備を利用するものであり、別途な設備を増やす必要がないため、無人航空機の負荷を減少させ、測定コストをも軽減させ、エネルギーの減衰又は被測定物の表面吸収等の問題による能動的な測定の失敗等の問題が避けられる。
上記本発明の実施例の番号は説明するためのものだけであり、実施例の優劣を示すものではない。
本発明の上記実施例において、各実施例に対する説明の重点がそれぞれ異なり、ある実施例に詳しく説明されない部分については、その他の実施例における関連説明を参照することができる。
本願が提供したいくつかの実施例において、開示された技術内容は、その他の形態により実現することができる。ここで、以上説明された装置の実施例はただ例示的なものであり、例えば、前記モジュールの分割について、ロジック機能の分割であってもよい。実際に実現する場合にその他の分割方式があってもよく、例えば、複数のモジュール又は組立品は結合され又はもう一つのシステムに集成されてもよいし、又は一部の特徴が無視或いは実行されなくてもいい。また、表示又は検討された相互の結合又は直接な結合又は通信的接続は、例えば、一部のインターフェースやユニット又はモジュールを介する間接的な結合又は通信接続であってもよく、電気的又はその他の形であってもよい。
分離部品として説明された前記モジュールは、物理的に分離されているものであってもよいし、又は物理的に分離されていないものであってもよい。モジュールとして表示された部品は、物理的なモジュールであってもよいし、又は物理的なモジュールではなくてもよい。即ち、一つの場所に位置してもよいし、複数のモジュールに分布されてもよい。実際の需要に応じてその中のモジュールの一部又は全部を選択して本実施例の案の目的を実現することができる。
また、本発明の各実施例における各機能モジュールは一つの処理モジュールに集成されてもよいし、各モジュールが単独に物理的に存在してもよいし、二つ又は二つ以上のモジュールが一つのモジュールに集成されてもよい。上記集成されたモジュールはハードウェアの形で実現されてもよいし、ソフトウェア機能モジュールの形で実現されてもよい。
前記集成されたモジュールがソフトウェア機能モジュールの形で実現され且つ独立する製品として販売又は使用される場合、一つのコンピューター読み出し可能な記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、本発明の技術案の実質的な又は従来技術に貢献する部分又は該技術案の全部又は一部は、ソフトウェア製品の形で表されてもよい、該コンピューターソフトウェア製品は、一つの記憶媒体に記憶され、且つ一つのコンピューター設備(パソコン、サーバ又はネットワーク設備等)が本発明の各実施例に記載の前記方法の全部又は一部のステップを実行するようにするいくつかの命令を含む。前記記憶媒体は、USBメモリーと、読み出し専用メモリー(ROM、Read-Only Memory)と、ランダムアクセスメモリー(RAM、Random Access Memory)と、リムーバブルハードディスクと、磁気ディスク又は光ディスクと等様々なプログラムコードを記憶できる媒体を含む。
以上の記載は、本発明の好ましい実施形態だけである。当業者にとって、本発明の原理から逸脱しない前提で、更にいくつかの改善及び修正を行うことができる。これらの改善及び修正も本発明の保護範囲と見なされるべきである。

Claims (16)

  1. 無人航空機の機載カメラにより採取された所定シーンの画像シーケンスを読み出し、ここで、前記画像シーケンスにおけるNフレーム目の画像とN+1フレーム目の画像とは重複領域を有し、且つ前記重複領域の面積と前記Nフレーム目の画像又はN+1フレーム目の画像の面積との比率は所定比率より高いステップと、
    前記重複領域におけるNフレーム目の画像の各画素点のN+1フレーム目の画像での位置変化情報を取得し、前記位置変化情報に基づいて前記重複領域における無人航空機の各画素点のカメラ座標系での画素移動速度を取得するステップと、
    前記無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度を取得するステップと、
    各前記重複領域における無人航空機の各画素点のカメラ座標系での画素移動速度と、前記無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度と、前記機載カメラのパラメータとに基づいて、各前記重複領域の奥行き画像を取得し、各前記重複領域の奥行き画像を統合して前記所定シーンの奥行き画像を取得するステップと、
    を含む、
    ことを特徴とする無人航空機の奥行き画像の取得方法。
  2. 前記重複領域におけるNフレーム目の画像の各画素点のN+1フレーム目の画像での位置変化情報を取得し、前記位置変化情報に基づいて前記重複領域における無人航空機の各画素点のカメラ座標系での画素移動速度を取得するステップは、
    前記重複領域における無人航空機の各画素点の前記カメラ座標系での移動距離を算出するステップと、
    前記重複領域における無人航空機の各画素点の前記カメラ座標系での移動距離の導関数を求め、前記重複領域における無人航空機の各画素点の前記カメラ座標系での画素移動速度を取得するステップと、
    を更に含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無人航空機の奥行き画像の取得方法。
  3. 前記重複領域における無人航空機の各画素点の前記カメラ座標系での移動距離を算出するステップは、
    同一の画素点のNフレーム目の画像における位置情報とN+1フレーム目の画像における位置情報とに基づいて、前記同一の画素点の移動情報を取得し、前記移動情報に基づいて前記同一の画素点の前記カメラ座標系での移動距離を取得するステップを含む、
    ことを特徴とする請求項2に記載の無人航空機の奥行き画像の取得方法。
  4. 各前記重複領域における無人航空機の各画素点のカメラ座標系での画素移動速度と、前記無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度と、前記機載カメラのパラメータとに基づいて、各前記重複領域の奥行き画像を取得し、各前記重複領域の奥行き画像を統合して前記所定シーンの奥行き画像を取得するステップは、
    前記重複領域における無人航空機の各画素点の前記カメラ座標系での画素移動速度と、前記無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度と、前記無人航空機の飛行高度との関連関係を構築するステップと、
    前記関連関係に基づいて前記重複領域における無人航空機の各画素点の奥行き値を取得するステップと、
    各前記重複領域における無人航空機の各画素点の奥行き値に基づいて各前記重複領域の奥行き画像を取得し、各前記重複領域の奥行き画像を統合して前記所定シーンの奥行き画像を取得するステップと、
    を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無人航空機の奥行き画像の取得方法。
  5. 前記カメラ座標系と前記ワールド座標系との方向が一致しているか否かを判断し、
    前記カメラ座標系と前記ワールド座標系との方向が一致していない場合、前記カメラ座標系の方向と前記ワールド座標系の方向とを一致させるように前記カメラ座標系の方向を調整するステップを更に含む、
    ことを特徴とする請求項4に記載の無人航空機の奥行き画像の取得方法。
  6. 前記機載カメラの視野角度は所定角度より低く、前記所定角度は60度以下である、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の無人航空機の奥行き画像の取得方法。
  7. 前記重複領域におけるNフレーム目の画像の各画素点のN+1フレーム目の画像での位置変化情報を取得する前に、前記画像シーケンスにおける画像の歪みを補正するステップを更に含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無人航空機の奥行き画像の取得方法。
  8. 無人航空機の機載カメラにより採取された所定シーンの画像シーケンスを読み出し、ここで、前記画像シーケンスにおけるNフレーム目の画像とN+1フレーム目の画像とは重複領域を有し、且つ前記重複領域の面積と前記Nフレーム目の画像又はN+1フレーム目の画像の面積との比率は所定比率より高い読み出しモジュールと、
    前記重複領域におけるNフレーム目の画像の各画素点のN+1フレーム目の画像での位置変化情報を取得し、また、前記位置変化情報に基づいて前記重複領域における無人航空機の各画素点のカメラ座標系での画素移動速度を取得する算出モジュールと、
    前記無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度を取得する測定モジュールと、
    各前記重複領域における無人航空機の各画素点のカメラ座標系での画素移動速度と、前記無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度と、前記機載カメラのパラメータとに基づいて、各前記重複領域の奥行き画像を取得し、各前記重複領域の奥行き画像を統合して前記所定シーンの奥行き画像を取得する画像生成モジュールと、
    を含む、
    ことを特徴とする無人航空機の奥行き画像の取得装置。
  9. 前記算出モジュールは、
    前記重複領域における無人航空機の各画素点の前記カメラ座標系での移動距離を算出し、また、
    前記重複領域における無人航空機の各画素点の前記カメラ座標系での移動距離の導関数を求め、前記重複領域における無人航空機の各画素点の前記カメラ座標系での画素移動速度を取得する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の無人航空機の奥行き画像の取得装置。
  10. 前記算出モジュールは、
    同一の画素点のNフレーム目の画像における位置情報とN+1フレーム目の画像における位置情報とに基づいて、前記同一の画素点の移動情報を取得し、前記移動情報に基づいて前記同一の画素点の前記カメラ座標系における移動距離を取得する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の無人航空機の奥行き画像の取得装置。
  11. 前記画像生成モジュールは、前記重複領域における無人航空機の各画素点の前記カメラ座標系での画素移動速度と、前記無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度と、前記無人航空機の飛行高度との関連関係を構築し、
    前記関連関係に基づいて前記重複領域における無人航空機の各画素点の奥行き値を取得し、
    各前記重複領域における無人航空機の各画素点の奥行き値に基づいて各前記重複領域の奥行き画像を取得し、各前記重複領域の奥行き画像を統合して前記所定シーンの奥行き画像を取得する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の無人航空機の奥行き画像の取得装置。
  12. 前記カメラ座標系と前記ワールド座標系との方向が一致しているか否かを判断し、前記カメラ座標系と前記ワールド座標系との方向が一致していない場合、前記カメラ座標系の方向と前記ワールド座標系の方向とを一致させるように前記カメラ座標系の方向を調整する調整モジュールを更に含む、
    ことを特徴とする請求項11に記載の無人航空機の奥行き画像の取得装置。
  13. 前記機載カメラの視野角度は所定角度より低く、前記所定角度は60度以下である、
    ことを特徴とする請求項8〜12のいずれかに記載の無人航空機の奥行き画像の取得装置。
  14. 前記機載カメラは、更に前記画像シーケンスにおける画像の歪みを補正する、
    ことを特徴とする請求項13に記載の無人航空機の奥行き画像の取得装置。
  15. 無人航空機であって、
    所定シーンの画像シーケンスを採取する機載カメラと、
    無人航空機のワールド座標系における実際の飛行速度を測定又は算出する速度測定装置と、
    請求項1〜7のいずれかに記載の無人航空機の奥行き画像の取得方法を実行するように配置されるプロセッサと、
    前記機載カメラと、速度測定装置と、プロセッサとを取り付ける機体と、
    を含む、
    ことを特徴とする無人航空機。
  16. 自己安定化クラウドプラットフォームを更に含み、
    前記機載カメラは前記自己安定化クラウドプラットフォームを介して前記機体に取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項15に記載の無人航空機。
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