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JP2018505493A - 指紋認識方法及び指紋認識装置 - Google Patents

指紋認識方法及び指紋認識装置 Download PDF

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JP2018505493A JP2017541995A JP2017541995A JP2018505493A JP 2018505493 A JP2018505493 A JP 2018505493A JP 2017541995 A JP2017541995 A JP 2017541995A JP 2017541995 A JP2017541995 A JP 2017541995A JP 2018505493 A JP2018505493 A JP 2018505493A
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Abstract

本開示は指紋認識方法及び装置を提供する。指紋認識方法は、認識対象となる指紋画像を取得し、認識対象となる指紋画像の第1特徴点を抽出するステップと、認識対象となる指紋画像の第1特徴点の数が所定の閾値未満かを判定するステップと、認識対象となる指紋画像の第1特徴点の数が所定の閾値未満であるときに、第1特徴点の数に基づいて指紋テンプレート画像を選択するステップと、認識対象となる指紋画像の第1特徴点とマッチする指紋テンプレート画像の第2特徴点を抽出するステップと、認識対象となる指紋画像の第1特徴点と指紋テンプレート画像の第2特徴点とに基づいて、指紋テンプレート画像を認識対象となる指紋画像と重ねて重なり合う画像を形成するステップと、重なり合う画像内における、認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像との有効な一致領域を判定するステップと、有効な一致領域に基づいて認識対象となる指紋画像が指紋テンプレート画像とマッチするかを判定し、マッチング結果を生成しマッチング結果に基づいて指紋認識を実行するステップと、を含む。開示された方法によれば、少ない特徴点による指紋認識を実現でき、そして指紋認識の成功率を改善し、認識失敗率を減少させる。【選択図】図1

Description

本開示は指紋認識技術の分野に関し、特に指紋認識方法及び指紋認識装置に関する。
指紋検出及び認識の技術の発達により、指紋認識技術は、あらゆる分野においてさらに応用されてきている。例えば、指紋認識技術は、携帯電話、コンピュータ及びその他の携帯端末の指紋アンロック機能に用いられている。多数の指紋検出及び認識の方法のうち、小サイズ、低消費電力等の理由により、チップベースの静電容量式による検出及び認識の方法が、携帯電話及びタブレット市場において最初の選択肢に入る。
近年、指紋認識方法のほとんどは特徴点アルゴリズムに基づいている。このアルゴリズムにおいて、特徴点とは、指紋の隆線の分岐点及び端点である。指紋を採取するとき、指紋検出チップのサイズが大きいほど、より広範囲の指紋画像を採取でき、採取した指紋画像内の特徴点が比較的増大する。一方、指紋検出チップのサイズが小さいほど、含まれる特徴点が比較的少ない指紋画像のみしか採取できなくなる。指紋画像に含まれる特徴点が少ない場合、指紋認識をするにはある種の困難がある。しかし、多くの状況において、特徴点が少ない指紋画像を用いて指紋認識を行う必要が生じる。例えば、携帯端末のサイズ及び厚さの制限により、指紋検出チップの大きさが小さくなるほど、そして指紋検出チップの厚さが薄くなるほど、指紋画像から検出された特徴点は少なくなる。また、人によっては指紋の特徴点がとても少なく、採取範囲が十分に大きくても多数の特徴点を検出するのが困難となる。
これらの条件下では、特徴点情報が少なすぎるため、マッチングが失敗しやすく、よって採取した指紋が認識できない、または、マッチングは成功するものの、誤った認識結果となる。したがって、指紋認識成功率が低く、正確性も乏しい。
本開示の実施形態は、従来技術に存在する少なくとも1つの問題を、少なくともある程度解決しようとするものである。よって、本開示は、少ない特徴点による指紋認識を実現し、指紋認識の成功率を改善し、認識失敗率を減少させ、ユーザ体験を向上させる指紋認識方法を提供する。
本開示は、指紋認識装置も提供する。
本発明の第1の観点に係る実施形態にしたがって、指紋認識方法が提供される。本方法は、以下のステップを含む:認識対象となる指紋画像を取得し、認識対象となる指紋画像の第1特徴点を抽出するステップと、認識対象となる指紋画像の第1特徴点の数が所定の閾値未満かを判定するステップと、認識対象となる指紋画像の第1特徴点の数が所定の閾値未満であるときに、第1特徴点の数に基づいて指紋テンプレート画像を選択するステップと、認識対象となる指紋画像の第1特徴点とマッチする指紋テンプレート画像の第2特徴点を抽出するステップと、認識対象となる指紋画像の第1特徴点と指紋テンプレート画像の第2特徴点とに基づいて、指紋テンプレート画像を認識対象となる指紋画像と重ねて重なり合う画像を形成するステップと、重なり合う画像内における、認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像との有効な一致領域を判定するステップと、有効な一致領域に基づいて認識対象となる指紋画像が指紋テンプレート画像とマッチするかを判定し、マッチング結果を生成しマッチング結果に基づいて指紋認識を実行するステップ。
本開示の実施形態に開示された指紋認識方法によれば、認識対象となる指紋画像の第1特徴点を抽出し、第1特徴点の数が所定の閾値未満であるときに、第1特徴点に基づいて指紋テンプレート画像を選択することによって、認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像とが、第1特徴点がマッチする指紋テンプレート画像の第1特徴点と第2特徴点とに基づいて、重なり、マッチし、マッチングの結果に基づいて指紋認識が実行される。そして、特徴点が相対的に少ないとき、認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像との類似性についての第2のマッチングを実行することができ、より少ない特徴点による指紋認識が実現でき、それにより、指紋認識の成功率が改善し、認識失敗率が減少し、ユーザの経験を向上させる。
本開示の第2の観点に係る実施形態にしたがって、指紋認識装置が提供される。本指紋認識装置は以下を含む:認識対象となる指紋画像を取得し、認識対象となる指紋画像の第1特徴点を抽出する抽出モジュールと、認識対象となる指紋画像の第1特徴点の数が所定の閾値未満であるときに、第1特徴点の数に基づいて指紋テンプレート画像を選択し、認識対象となる指紋画像の第1特徴点とマッチする指紋テンプレート画像の第2特徴点を抽出する選択モジュールと、認識対象となる指紋画像の第1特徴点と指紋テンプレート画像の第2特徴点とに基づいて、指紋テンプレート画像を認識対象となる指紋画像と重ねて重なり合う画像を形成する生成モジュールと、重なり合う画像内における、認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像との有効な一致領域を判定する採取モジュールと、有効な一致領域に基づいて認識対象となる指紋画像が指紋テンプレート画像とマッチするかを判定し、マッチング結果を生成しマッチング結果に基づいて指紋認識を実行する認識モジュール。
本開示の実施形態に開示された指紋認識装置によれば、認識対象となる指紋画像の第1特徴点を抽出し、第1特徴点の数が所定の閾値未満であるときに、第1特徴点に基づいて指紋テンプレート画像を選択することによって、認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像とが、第1特徴点がマッチする指紋テンプレート画像の第1特徴点と第2特徴点とに基づいて、重なり、マッチし、マッチングの結果に基づいて指紋認識が実行される。そして、特徴点が相対的に少ないとき、認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像との類似性についての第2のマッチングを実行することができ、より少ない特徴点による指紋認識が実現でき、それにより、指紋認識の成功率が改善し、認識失敗率が減少し、ユーザの経験を向上させる。
本開示のさらなる観点及び利点は、以下の説明にて次第に示され、以下の説明にて次第に明らかになる、あるいは本開示の実施により理解されうる。
本開示の例示的な実施形態に係る指紋検出方法のフローチャート 本開示の例示的な実施形態に係る指紋入力処理の概略図 本開示の例示的な実施形態に係る、認識対象となる指紋画像の概略図 本開示の例示的な実施形態に係る、指紋テンプレート画像と認識対象となる指紋画像とをマッチングし、第1特徴点と第2特徴点とに基づいて一致領域を生成する処理のフローチャート 本開示の例示的な実施形態に係る、指紋テンプレート画像と認識対象となる指紋画像との一致領域の概略図 本開示の例示的な実施形態に係る指紋認識装置の概略図 本開示の別の例示的な実施形態に係る指紋認識装置の概略図 本開示の別の例示的な実施形態に係る指紋認識装置の概略図
例示的な実施形態をここに詳細に記載し、図面を参照しながら例を説明する。本開示の実施形態について詳細に説明する。以下の記載において、同一または類似の要素及び同一または類似の機能を有する要素には同様の参照符号が付される。以下、図面を参照しながら記載される実施形態は、例示的であり、説明的であり、本開示を一般的に理解できるように使われている。本実施形態は本開示を限定するように解釈されるものではない。
以下、指紋認識方法、指紋認識装置について図面を参照しながら詳細に記載する。
図1は本開示の例示的な実施形態に係る指紋検出方法のフローチャートである。図1に示すとおり、指紋検出方法は以下のステップを含む。
ステップS101では、認識対象となる指紋画像が取得され、認識対象となる指紋画像から第1特徴点が抽出される。
実施形態において、認識対象となる指紋画像は、携帯電話、タブレットPC及びノートパソコンのような、任意の指紋入力システムにより取得できる。図2は、本開示の例示的な実施形態に係る、指紋検出機器による指紋入力処理の概略図である。図2に示すとおり、符号5は指を示し、符号4は指紋検出部のアレイを示し、符号110は単一の指紋検出部を示し、符号200は検出機器の指紋検出モジュールを示している。図3は、本開示の例示的な実施形態に係る、認識対象となる指紋画像の概略図である。
本開示の実施形態における特徴点(第1特徴点及び第2特徴点)またはフィーチャ点は、指紋の隆線の分岐点及び端点のような、任意の適切な指紋特徴点情報を示すことに注意すべきである。指紋から特徴点を抽出する方法は一種の写真技術において言及されうるため、ここでは詳細な説明を省略する。
実施形態において、認識対象となる指紋画像を取得したのち、認識対象となる指紋画像は、フィルタリング及び平滑化をされうる。第1特徴点は、フィルタリング及び平滑化後に認識対象となる指紋画像から抽出されうる。第1特徴点を抽出する方法は、一種の写真技術において言及されうる。
ステップS102では、認識対象となる指紋画像の第1特徴点の数が所定の閾値未満である場合、認識対象となる指紋画像の第1特徴点に基づいて指紋テンプレート画像が選択され、認識対象となる指紋画像の第1特徴点にマッチする、指紋テンプレート画像の第2特徴点が抽出される。
具体的には、第1特徴点を抽出した後、第1特徴点の数が所定の閾値未満であるかを判断する。第1特徴点の数が所定の閾値以上であるとき、特徴点アルゴリズムにより指紋がマッチされ、認識されうる。すなわち、抽出された第1特徴点が、指紋テンプレートデータベースからの指紋テンプレート画像の特徴点と比較され、比較結果に基づいて、認識対象となる指紋画像とマッチする指紋テンプレート画像が決定される(つまり、抽出された第1特徴点とマッチする特徴点を有する指紋テンプレート画像)。認識結果も得られる。
しかし、第1特徴点の数が比較的少ないとき、つまり、第1特徴点の数が所定の閾値未満であるときは、第1特徴点が指紋テンプレート画像の特徴点とマッチしたときであっても、認識対象となる指紋画像が指紋テンプレート画像とマッチしたことを示す必要はない。したがって、指紋テンプレート画像が選択され、ステップS103からS104が実行される。
さらに、第2特徴点は、第1特徴点とマッチする指紋テンプレート画像の特徴点を参照する。
本開示の実施形態において、指紋テンプレート画像は三値化され、指紋テンプレート画像内の隆線または谷線の幅は第1幅値である。さらに、指紋テンプレート画像の隆線の画素値は第1画素値であり、指紋テンプレート画像の谷線の画素値は第2画素値であり、指紋テンプレート画像の背景の画素値は第3画素値である。例えば、指紋テンプレート画像の隆線の画素値を127とし、谷線の画素値を1とし、背景の画素値を0としてもよい。第1幅値を5画素としてもよい。
ステップS103では、指紋テンプレート画像及び認識対象となる指紋画像は、認識対象となる指紋画像の第1特徴点と指紋テンプレート画像の第2特徴点とに基づいて、互いが重なり、重なり合う画像を形成する。これは、重なり合う画像内における、認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像との有効な一致領域を得られるようにするためである。換言すると、指紋テンプレート画像と認識対象となる指紋画像とのマッチ部分は、有効な一致領域として互いに一致する。
図4は、本開示の例示的な実施形態に係る指紋検出方法のフローチャートである。図4に示すとおり、指紋テンプレート画像及び認識対象となる指紋画像は、認識対象となる指紋画像の第1特徴点と指紋テンプレート画像の第2特徴点とに基づいて、互いが重なり、重なり合う画像を形成する。そして、以下のステップを含む。
ステップS401では、認識対象となる指紋画像の第1特徴点と指紋テンプレート画像の第2特徴点とに基づいて、指紋テンプレート画像と認識対象となる指紋画像との間における回転角及びシフト値が算出される。
ステップS402では、回転角及びシフト値に基づいて認識対象となる指紋画像が処理され、処理済みの認識対象となる指紋画像を形成し、指紋テンプレート画像と処理済みの認識対象となる指紋画像とが互いに重ねられ、重なり合う画像を形成する。
実施形態において、認識対象となる指紋画像は、回転角に基づいて回転され、回転された認識対象となる指紋画像はシフト値に基づいてシフトされ、そして、指紋テンプレート画像の一部と処理済みの認識対象となる指紋画像とが互いに重なり、有効な一致領域を伴う重なり合う画像を形成する。図5は、本開示の例示的な実施形態に係る、指紋テンプレート画像及び認識対象となる指紋画像によって生成された重なり合う画像の概略図である。図5に示すとおり、認識対象となる指紋画像Aは指紋テンプレート画像Bと重なり、有効な一致領域Cを形成する。
実施形態において、認識対象となる指紋画像の第1特徴点及び指紋テンプレート画像の第2特徴点に基づいて、指紋テンプレート画像及び認識対象となる指紋画像が互いに重なる前に、本方法はさらに以下を含む:認識対象となる指紋画像に対して行われ、指紋テンプレート画像の隆線の画素値を第1画素値として設定し、指紋テンプレート画像の谷線の画素値を第2画素値として設定し、指紋テンプレート画像の背景の画素値を第3画素値として設定する三値化処理。指紋テンプレート画像の隆線または谷線の幅は第1幅値として設定される。
例えば、指紋テンプレート画像の隆線の画素値を127(第1画素値)に設定し、指紋テンプレート画像の隆線の画素値を1(第2画素値)に設定し、指紋テンプレート画像の背景の画素値を0(第3画素値)に設定しうる。
二値画像も、指紋認識の際の特徴点マッチングを使用するのに必要であるため、認識対象となる指紋画像の画素数が少ないとき、マッチング及び認識結果は誤ったものとなりうる。隆線及び谷線に対してのみ画素値が設定された二値画像と比べると、三値画像は、隆線、谷線及び背景の画素値に異なった画素値を使用し、三値画像内の3つの画素値(0、1及び127)は、二値画像内の画素値(0及び1)と比べて、より大きな値差を生じうる。さらに、異なる3つの画素値を用いて重なり合う画像の画素値を統計分析することにより、有効な一致領域の面積を示すために、有効な一致領域内の三値画素の数が算出される。画素数は特徴点の数に影響を及ぼさないため、認識対象となる指紋画像の三値化処理、重複/一致、マッチング及び認識において、より正確な結果が生じ、認識方法がより単純、より効果的となり、かつ、より正確な認識結果を得られるものとなる。
また、異なる押圧力、異なる気温または湿度のような、一種の状態に応じて、同じ指から得られる2つの指紋の線幅が少々異なる可能性があり、これにより指紋の一致及びマッチが妨害される。したがって、認識対象となる指紋画像の隆線または谷線の幅を第1幅値に設定することにより、つまり、認識対象となる指紋画像の指紋線の幅が均一に処理されまたは均一化されることにより、異なる押圧力、異なる気温または湿度のような、上述の状態による指紋の一致、マッチの妨害を効果的に避けることができる。これにより、指紋画像はより容易に認識され、かつマッチされ、指紋マッチ認識分解能及び正確性がさらに改善される。
したがって、認識対象となる指紋画像に対する三値化の後、処理済みの認識対象となる指紋画像内の隆線または谷線の幅は、第1幅値に設定される。隆線を例にとると、認識対象となる指紋画像内の各隆線は5画素幅に設定されうる。
指紋テンプレート記憶部内の指紋テンプレート画像もまた、上述の処理(三値化処理と隆線及び/または谷線の幅の均一化処理とを含む)によって三値化されうる。
重なり合う画像の生成後には、重なり合う画像内の、認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像との有効な一致領域の面積が得られる。有効な一致領域とは、2つの画像の隆線が互いに一致し、2つの画像の谷線が互いに一致し、2つの画像の隆線が谷線と一致する領域である。図5に示すとおり、有効な一致領域は領域Cである。
実施形態において、重なり合う画像内の、認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像との有効な一致領域の取得は以下を含みうる:重なり合う画像から、第4画素値を有する画素、第5画素値を有する画素及び第6画素値を有する画素を有効な一致領域内の画素として決定する。第4画素値は第1画素値の2倍であり、第5画素値は第1画素値と第2画素値との和であり、第6画素値は第2画素値の2倍である。
例えば、第1画素値が127、第2画素値が1、第3画素値が0のとき、第4画素値は254、第5画素値は128、第6画素値は2となる。三値化された認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像とを重ねることにより得られた重なり合う画像において、重なり合う画像内の画素は0、1、2、127、128、254の画素値を取りうる。これらの画素値はそれぞれ以下を意味する。
0:この画素は、2画像内の2つの背景画素が重なった画素であるか、または単に2画像のうちの1画像内の(重複しない)背景画素である。これは、指紋情報を有さない画素である。
1:この画素は、2画像のうちの1画像内の指紋の谷線の画素(画素値1の画素)が2画像のうちのもう一方の画像内の背景画素(画素値0の画素)と重なった画素であるか、または単に2画像のうちの1画像内の(重複しない)指紋の谷線の画素である。
2:この画素は、2画像のうちの1画像内の指紋の谷線の画素(画素値1の画素)が2画像のうちのもう一方の画像内の指紋の谷線の画素と重なった画素である。
127:この画素は、2画像のうちの1画像内の指紋の隆線の画素(画素値127の画素)が2画像のうちのもう一方の画像内の背景画素(画素値0の画素)と重なった画素であるか、または単に2画像のうちの1画像内の(重複しない)指紋の隆線の画素である。
128:この画素は、2画像のうちの1画像内の指紋の隆線の画素(画素値127の画素)が2画像のうちのもう一方の画像内の指紋の谷線の画素(画素値1の画素)と重なった画素である。つまり、2画像の有効な一致領域内の指紋の画素は互いに一致しない。
254:この画素は、2画像のうちの1画像内の指紋の隆線の画素(画素値127の画素)が2画像のうちのもう一方の画像内の指紋の隆線の画素と重なった画素である。
三値画像の無効な領域は0であるため、画素値0を加算した画素値は全て、一致しない領域の画素または一致領域内の無効な領域によるものである。三値画像の有効な領域内の画素の画素値は1と127のみである。重なり合う画像内では、互いに一致する2画像内の指紋の隆線の画素を合成した画素の画素値は254であり、一致しない指紋の隆線の画素を合成した画素の画素値は128であり、互いに一致する2画像内の指紋の谷線の画素を合成した画素の画素値は2であることがわかる。上述の3画素値を有する画素により合成された領域は有効な一致領域である。その他の画素値である0、1、127を有する画素により合成された領域は一致しない領域または一致グランド領域である。これは、無効な領域であると考えられる。
ステップ104では、有効な一致領域に基づいて、認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像とが互いにマッチするかを判定し、マッチングの結果に基づいて指紋認識を行う。
有効な一致領域が小さすぎるとき、一致領域は代表性に欠け、認識対象となる指紋画像が指紋テンプレート画像とマッチするかを判定することが困難となる。有効な一致領域が十分に大きいとき、認識対象となる指紋画像が指紋テンプレート画像とマッチするかを判定することができ、指紋認識の実行を決定することができる。
実施形態において、有効な一致領域に基づいて、認識対象となる指紋画像が指紋テンプレート画像とマッチするかを判定することには、以下が含まれうる:有効な一致領域の面積の算出;有効な一致領域の面積が所定の領域閾値以上かの判断;有効な一致領域の面積が所定の領域閾値以上であるときにおける、認識対象となる指紋画像が指紋テンプレート画像とマッチすることの判定及びマッチする指紋テンプレート画像を使用した指紋認識の実行;有効な一致領域の面積が所定の領域閾値未満であるときにおける、認識対象となる指紋画像が指紋テンプレート画像とマッチすることの判定及び指紋認識が失敗することの判定。
実施形態において、有効な一致領域の面積は、有効な一致領域内の画素の総数により表現できる。総数が所定の領域閾値未満である場合(所定の領域閾値は画素数による形式で設定され、例えば50000画素である)、認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像とがマッチせず、指紋認識が失敗することが判定される。総数が所定の領域閾値以上である場合、認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像とがマッチすることを判定し、マッチする指紋テンプレート画像を使用して指紋認識が実行される。
実施形態において、画素値が254、128、2である画素の重なり合う画像内での総数は、有効な一致領域の面積を表現できる。この3画素値を有する画素の総数が所定の領域閾値以上である場合、認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像とがマッチすることを判定し、マッチする指紋テンプレート画像を使用して指紋認識が実行される。
実施形態において、マッチする指紋テンプレート画像を使用した指紋認識の実行は以下を含む:有効な一致領域内における、認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像との指紋線のマッチ度の算出及び指紋線のマッチ度が所定のマッチ閾値より大きいかを判定(指紋線のマッチ度は、認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像との間における、マッチした指紋線の画素数とマッチしない指紋線の画素数との比);指紋線のマッチ度が所定のマッチ閾値より大きいときにおける、認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像とが同一の指によるものかを判定。指紋線は、指紋の谷線と隆線を含む。
実施形態において、指紋線のマッチ度は画素値が2、254である画素の総数と画素値が128である画素の総数との比である。この比が大きくなるほど、認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像との差が小さくなり、この比が小さくなるほど、認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像との差が大きくなる。当然ながら、指紋線のマッチ度は、別の形式による、有効な一致領域内における一致する画素の数と一致しない画素の比に基づいても得ることができる。このような比は、例えば、画素値が2である画素の数と画素値が128である画素の数との比、または画素値が254である画素の数と画素値が128である画素の数との比である。このようにして、比が所定のマッチ閾値より大きいとき、認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像とが同一の指によるものかを判定できる。
したがって、認識対象となる指紋画像及び指紋テンプレート画像に対する三値化処理の実行後、第4画素値、第5画素値及び第6画素値を有する画素の数と関連する比とを算出するのみで、認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像との間における指紋線のマッチ度が決定され、そしてより単純かつ高速に認識結果を得ることができる。さらに、二値化方法を用いているが故に小面積の指紋画像を効率的に認識するのが困難な従来技術と比べて、本開示の方法は認識対象となる指紋画像の大きさに制限されず、認識効率が増大する。
本開示の実施形態に開示された指紋認識方法によれば、認識対象となる指紋画像の第1特徴点を抽出し、第1特徴点の数が所定の閾値未満であるときに、第1特徴点に基づいて指紋テンプレート画像を選択することによって、認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像とが、第1特徴点がマッチする指紋テンプレート画像の第1特徴点と第2特徴点とに基づいて、重なり、マッチし、マッチングの結果に基づいて指紋認識が実行される。そして、特徴点が相対的に少ないとき、認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像との類似性についての第2のマッチングを実行することができ、より少ない特徴点による指紋認識が実現でき、それにより、指紋認識の成功率が改善し、認識失敗率が減少し、ユーザの経験を向上させる。
図6は、本開示の例示的な実施形態に係る指紋認識装置の概略図である。図6に示すとおり、指紋認識装置は、抽出モジュール10と、選択モジュール20と、生成モジュール30と、採取モジュール40と、認識モジュール50と、を含む。
実施形態において、抽出モジュール10は、認識対象となる指紋画像を採取し、認識対象となる指紋画像の第1特徴点またはフィーチャ点を抽出するように構成されている。認識対象となる指紋画像は、携帯電話、タブレットPC、ノートパソコンなど任意の指紋入力システムにより得られる。図2は本開示の例示的な実施形態に係る指紋検出機器の指紋入力処理の概略図である。この図では、符号5が指、符号4が指紋検出部のアレイ、符号110が単一の指紋検出部、符号200が検出機器の指紋検出モジュールを示している。図3は、本開示の例示的な実施形態に係る、認識対象となる指紋画像の概略図である。
実施形態において、抽出モジュール10は、認識対象となる指紋画像を採取したのち、認識対象となる指紋画像をフィルタリング及び平滑化し、フィルタリング及び平滑化ののち、認識対象となる指紋画像から第1特徴点を抽出するように構成されている。第1特徴点の抽出方法は関連技術を参照してもよい。
選択モジュール20は、認識対象となる指紋画像の第1特徴点の数が所定の閾値未満であるとき、認識対象となる指紋画像の第1特徴点に基づいて指紋テンプレート画像を選択し、認識対象となる指紋画像の第1特徴点とマッチする、指紋テンプレート画像の第2特徴点を抽出するように構成されている。
実施形態において、第1特徴点を抽出した後、第1特徴点の数が所定の閾値未満であるかを判断する。第1特徴点の数が所定の閾値以上であるとき、特徴点アルゴリズムにより指紋がマッチされ、認識されうる。すなわち、抽出された第1特徴点が、指紋テンプレートデータベースからの指紋テンプレート画像の特徴点と比較され、比較結果に基づいて、認識対象となる指紋画像とマッチする指紋テンプレート画像が決定される(つまり、抽出された第1特徴点とマッチする特徴点を有する指紋テンプレート画像)。認識結果も得られる。
しかし、第1特徴点の数が比較的少ないとき、つまり、第1特徴点の数が所定の閾値未満であるときは、第1特徴点が指紋テンプレート画像の特徴点とマッチしたときであっても、認識対象となる指紋画像が指紋テンプレート画像とマッチしたことを示す必要はない。したがって、選択モジュール20は指紋テンプレート画像を選択でき、生成モジュール30、採取モジュール40及び認識モジュール50により指紋認識が実行される。
さらに、第2特徴点は、第1特徴点とマッチする指紋テンプレート画像の特徴点を参照する。
本開示の実施形態において、指紋テンプレート画像は三値化され、指紋テンプレート画像内の隆線または谷線の幅は第1幅値である。さらに、指紋テンプレート画像の隆線の画素値は第1画素値であり、指紋テンプレート画像の谷線の画素値は第2画素値であり、指紋テンプレート画像の背景の画素値は第3画素値である。例えば、指紋テンプレート画像の隆線の画素値を127とし、谷線の画素値を1とし、背景の画素値を0としてもよい。第1幅値を5画素としてもよい。
生成モジュール30は、指紋テンプレート画像及び認識対象となる指紋画像を、認識対象となる指紋画像の第1特徴点と指紋テンプレート画像の第2特徴点とに基づいて重ねて重なり合う画像を形成し、重なり合う画像内の、認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像との有効な一致領域を取得するように構成されている。
図7は、本開示の例示的な実施形態に係る指紋認識装置の概略図である。図7に示すとおり、生成モジュール30は、算出部31と生成部32とを含む。
算出部31は、認識対象となる指紋画像の第1特徴点と指紋テンプレート画像の第2特徴点とに基づいて、指紋テンプレート画像と認識対象となる指紋画像との間における回転角及びシフト値を算出する。
生成部32は、回転角及びシフト値に基づいて認識対象となる指紋画像を処理し、処理済みの認識対象となる指紋画像を形成し、指紋テンプレート画像を処理済みの認識対象となる指紋画像と重ね、一致部分を有する重なり合う画像を形成するように構成されている。実施形態において、生成部32は、認識対象となる指紋画像を回転角に基づいて回転し、回転後に認識対象となる指紋画像をシフト値に基づいてシフトするように構成されているので、指紋テンプレート画と処理済みの認識対象となる指紋画像とが互いに重なり、重なり合う画像を形成する。図5は、本開示の例示的な実施形態に係る、指紋テンプレート画像及び認識対象となる指紋画像によって生成された重なり合う画像の概略図である。図5に示すとおり、認識対象となる指紋画像Aは、一致領域Cが指紋テンプレート画像Bと一致する。
図8は、本開示の例示的な実施形態に係る指紋認識装置の概略図である。図8に示すとおり、指紋認識装置はさらに、処理モジュール60及び設定モジュール70を含む。これらは、認識対象となる指紋画像に対して三値化処理を行い、指紋線の幅の均一化処理を行う。
実施形態において、処理モジュール60は、三値化処理を実行し、指紋テンプレート画像の隆線の画素値を第1画素値として設定し、指紋テンプレート画像の谷線の画素値を第2画素値として設定し、指紋テンプレート画像の背景の画素値を第3画素値として設定するように構成されている。
例えば、指紋テンプレート画像の隆線の画素値を127(第1画素値)に設定し、指紋テンプレート画像の隆線の画素値を1(第2画素値)に設定し、指紋テンプレート画像の背景の画素値を0(第3画素値)に設定しうる。
二値画像も、指紋認識の際の特徴点マッチングを使用するのに必要であるため、認識対象となる指紋画像の画素数が少ないとき、マッチング及び認識結果は誤ったものとなりうる。隆線及び谷線に対してのみ画素値が設定された二値画像と比べると、三値画像は、隆線、谷線及び背景の画素値に異なった画素値を使用し、三値画像内の3つの画素値(0、1及び127)は、二値画像内の画素値(0及び1)と比べて、より大きな値差を生じうる。さらに、異なる3つの画素値を用いて重なり合う画像の画素値を統計分析することにより、有効な一致領域の面積を示すために、有効な一致領域内の三値画素の数が算出される。画素数は特徴点の数に影響を及ぼさないため、認識対象となる指紋画像の三値化処理、重複/一致、マッチング及び認識において、より正確な結果が生じ、認識方法がより単純、より効果的となり、かつ、より正確な認識結果を得られるものとなる。
設定モジュール70は、認識対象となる指紋画像内の隆線及び/または谷線の幅を第1幅値に設定するように構成されている。第1幅値は予め定めることができ、例えば、第1幅値を5画素としてよい。認識対象となる指紋画像に対する三値化処理の実行後、処理済みの認識対象となる指紋画像の隆線及び/または谷線の幅は第1幅値に設定される。隆線を例にとると、認識対象となる指紋画像の各隆線は5画素に設定されうる。
また、異なる押圧力、異なる気温または湿度のような、一種の状態に応じて、同じ指から得られる2つの指紋の線幅が少々異なる可能性があり、これにより指紋の一致及びマッチが妨害される。したがって、認識対象となる指紋画像の隆線または谷線の幅を第1幅値に設定することにより、つまり、認識対象となる指紋画像の指紋線の幅が均一に処理されまたは均一化されることにより、異なる押圧力、異なる気温または湿度のような、上述の状態による指紋の一致、マッチの妨害を効果的に避けることができる。これにより、指紋画像はより容易に認識され、かつマッチされ、指紋マッチ認識分解能及び正確性がさらに改善される。
指紋テンプレート記憶部内の指紋テンプレート画像もまた、上述の処理(三値化処理と隆線及び/または谷線の幅の均一化処理とを含む)によって三値化されうる。
採取モジュール40は、重なり合う画像内の、認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像との有効な一致領域を採取する。有効な一致領域とは、2つの画像の隆線が互いに一致し、2つの画像の谷線が互いに一致し、2つの画像の隆線が谷線と一致する領域である。図5に示すとおり、有効な一致領域は領域Cである。
実施形態において、採取モジュール40は、重なり合う画像から、第4画素値を有する画素、第5画素値を有する画素及び第6画素値を有する画素を有効な一致領域内の画素として決定する。第4画素値は第1画素値の2倍であり、第5画素値は第1画素値と第2画素値との和であり、第6画素値は第2画素値の2倍である。
例えば、第1画素値が127、第2画素値が1、第3画素値が0のとき、第4画素値は254、第5画素値は128、第6画素値は2となる。三値化された認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像とを重ねることにより得られた重なり合う画像において、重なり合う画像内の画素は0、1、2、127、128、254の画素値を取りうる。これらの画素値はそれぞれ以下を意味する。
0:この画素は、2画像内の2つの背景画素が重なった画素であるか、または単に2画像のうちの1画像内の(重複しない)背景画素である。これは、指紋情報を有さない画素である。
1:この画素は、2画像のうちの1画像内の指紋の谷線の画素(画素値1の画素)が2画像のうちのもう一方の画像内の背景画素(画素値0の画素)と重なった画素であるか、または単に2画像のうちの1画像内の(重複しない)指紋の谷線の画素である。
2:この画素は、2画像のうちの1画像内の指紋の谷線の画素(画素値1の画素)が2画像のうちのもう一方の画像内の指紋の谷線の画素と重なった画素である。
127:この画素は、2画像のうちの1画像内の指紋の隆線の画素(画素値127の画素)が2画像のうちのもう一方の画像内の背景画素(画素値0の画素)と重なった画素であるか、または単に2画像のうちの1画像内の(重複しない)指紋の隆線の画素である。
128:この画素は、2画像のうちの1画像内の指紋の隆線の画素(画素値127の画素)が2画像のうちのもう一方の画像内の指紋の谷線の画素(画素値1の画素)と重なった画素である。つまり、2画像の有効な一致領域内の指紋の画素は互いに一致しない。
254:この画素は、2画像のうちの1画像内の指紋の隆線の画素(画素値127の画素)が2画像のうちのもう一方の画像内の指紋の隆線の画素と重なった画素である。
三値画像の無効な領域は0であるため、画素値0を加算した画素値は全て、一致しない領域の画素または一致領域内の無効な領域によるものである。三値画像の有効な領域内の画素の画素値は1と127のみである。重なり合う画像内では、互いに一致する2画像内の指紋の隆線の画素を合成した画素の画素値は254であり、一致しない指紋の隆線の画素を合成した画素の画素値は128であり、互いに一致する2画像内の指紋の谷線の画素を合成した画素の画素値は2であることがわかる。上述の3画素値を有する画素により合成された領域は有効な一致領域である。その他の画素値である0、1、127を有する画素により合成された領域は一致しない領域または一致グランド領域である。これは、無効な領域であると考えられる。
認識モジュール50は、有効な一致領域に基づいて、認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像とが互いにマッチするかを判定し、マッチングの結果に基づいて指紋認識を行うように構成されている。
有効な一致領域が小さすぎるとき、一致領域は代表性に欠け、認識対象となる指紋画像が指紋テンプレート画像とマッチするかを判定することが困難となる。有効な一致領域が十分に大きいとき、認識対象となる指紋画像が指紋テンプレート画像とマッチするかを判定することができ、指紋認識の実行を決定することができる。
実施形態において、認識モジュール50は、さらに、以下のように構成されている:有効な一致領域の面積を算出する;有効な一致領域の面積が所定の領域閾値以上かを判断する;有効な一致領域の面積が所定の領域閾値以上であるときにおける、認識対象となる指紋画像が指紋テンプレート画像とマッチすることを判定し、マッチする指紋テンプレート画像を使用した指紋認識を実行する;有効な一致領域の面積が所定の領域閾値未満であるときにおける、認識対象となる指紋画像が指紋テンプレート画像とマッチすることを判定し、指紋認識が失敗することを判定する。
実施形態において、有効な一致領域の面積は、有効な一致領域内の画素の総数により表現できる。総数が所定の領域閾値未満である場合(所定の領域閾値は画素数による形式で設定され、例えば50000画素である)、認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像とがマッチせず、指紋認識が失敗することが判定される。総数が所定の領域閾値以上である場合、認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像とがマッチすることを判定し、マッチする指紋テンプレート画像を使用して指紋認識が実行される。
実施形態において、画素値が254、128、2である画素の重なり合う画像内での総数は、有効な一致領域の面積を表現できる。この3画素値を有する画素の総数が所定の領域閾値以上である場合、認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像とがマッチすることを判定し、マッチする指紋テンプレート画像を使用して指紋認識が実行される。
実施形態において、認識モジュール50は、さらに、以下のように構成されている:有効な一致領域内における、認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像との指紋線のマッチ度の算出及び指紋線のマッチ度が所定のマッチ閾値より大きいかを判定する(指紋線のマッチ度は、認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像との間における、マッチした指紋線の画素数とマッチしない指紋線の画素数との比);指紋線のマッチ度が所定のマッチ閾値より大きいときにおける、認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像とが同一の指によるものかを判定する。つまり、認識モジュール50は、認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像とのマッチ度を算出することによって指紋認識を実行できる。指紋線は、指紋の谷線と隆線を含む。
例えば、指紋線のマッチ度は画素値が2、254である画素の総数と画素値が128である画素の総数との比である。この比が大きくなるほど、認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像との差が小さくなり、この比が小さくなるほど、認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像との差が大きくなる。当然ながら、指紋線のマッチ度は、別の形式による、有効な一致領域内における一致する画素の数と一致しない画素の比に基づいても得ることができる。このような比は、例えば、画素値が2である画素の数と画素値が128である画素の数との比、または画素値が254である画素の数と画素値が128である画素の数との比である。このようにして、比が所定のマッチ閾値より大きいとき、認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像とが同一の指によるものかを判定できる。
したがって、認識対象となる指紋画像及び指紋テンプレート画像に対する三値化処理の実行後、第4画素値、第5画素値及び第6画素値を有する画素の数と関連する比とを算出するのみで、認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像との間における指紋線のマッチ度が決定され、そしてより単純かつ高速に認識結果を得ることができる。さらに、二値化方法を用いているが故に小面積の指紋画像を効率的に認識するのが困難な従来技術と比べて、本開示の方法は認識対象となる指紋画像の大きさに制限されず、認識効率が増大する。
本開示の実施形態に係る指紋認識装置によれば、認識対象となる指紋画像の第1特徴点を抽出し、第1特徴点の数が所定の閾値未満であるときに、第1特徴点に基づいて指紋テンプレート画像を選択することによって、認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像とが、第1特徴点がマッチする指紋テンプレート画像の第1特徴点と第2特徴点とに基づいて、重なり、マッチし、マッチングの結果に基づいて指紋認識が実行される。そして、特徴点が相対的に少ないとき、認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像との類似性についての第2のマッチングを実行することができ、より少ない特徴点による指紋認識が実現でき、それにより、指紋認識の成功率が改善し、認識失敗率が減少し、ユーザの経験を向上させる。
本明細書中において、別途明記する場合または限定する場合を除き、「中央」「縦」「横」「前」「後」「右」「左」「内」「外」「低」「高」「水平」「垂直」「上方」「下方」「上」「上面」「底面」「内」「外」「時計回り」「反時計回り」及びこれらの派生語(「水平に」「下向きに」「上向きに」など)のような相対的な用語は、議論にて説明されまたは図面に示されたような方向を参照して解釈されるべきである。これらの相対的な用語は説明の便宜のためであり、本開示が特定の方向に解釈されまたは取り扱われることを要求するものではない。
また、「第1」「第2」のような用語は説明のためにここに用いられるのであり、相対的な重要性もしくは意義を表すもしくは示唆することを意図されたものではない。よって、「第1」及び「第2」で限定された特徴は1以上のこの特徴を備えることを表すもしくは示唆することを意図されている。本開示の記載において、「複数の」とは、2つ以上であることを意味する。
本開示の記載において、別途明記する場合または限定する場合を除き、「装着された」「接続された」「結合された」「固定された」の用語は、永続的な接続または着脱可能な接続、電気的な接続または機械的な接続、直接的な接続または仲介物を介した間接的な接続、内部の通信または2要素間の相互作用、というように広く理解されうることに注意すべきである。当業者は、具体的な状況に基づいて、本開示内での具体的な意味を理解可能である。
本明細書中において、別途明記する場合または限定する場合を除き、第1の特徴が第2の特徴の「上方」または「下方」にあることとは、第1と第2の特徴が互いに直接的にまたは中間媒体を介して接触していることを意味しうる。さらに、第1の特徴が第2の特徴より「上方」「上」「上方向」にあることとは、第1の特徴が第2の特徴の直上または斜め上に位置することを意味し、または、単に第1の特徴が第2の特徴よりも高さが高いことを意味しうる。第1の特徴が第2の特徴の「下方」「下」「下方向」にあることとは、第1の特徴が第2の特徴の直下または斜め下に位置することを意味し、または、単に第1の特徴が第2の特徴よりも高さが低いことを意味しうる。
本明細書を通して、「実施形態」「いくつかの実施形態」「1つの実施形態」「他の例」「例」「具体例」または「いくつかの例」への言及は、実施形態または例と関連して記載された特定の特徴、構造、材質または特性が少なくとも1つの本開示の実施形態または例に含まれることを意味する。したがって、本明細書中の随所に出現する「いくつかの実施形態において」「1つの実施形態において」「実施形態において」「他の例において」「例において」「具体例において」または「いくつかの例において」のようなフレーズは、必ずしも本開示の同一の実施形態または例を参照するものではない。さらに、特定の特徴、構造、材質または特性は、1またはそれ以上の実施形態または例において、任意の適した方法によって組み合わされる。矛盾することなく、当業者は本開示の異なる実施形態または例から特徴を組み合わせることができる。
注目すべきは、本開示は実施形態を参照しながら説明されてきたものの、本開示は、当業者が本開示を実施することとなる他の例も含むことが当業者に認識される、ということである。したがって、本開示は実施形態に限定されるものではない。
(付記)
(付記1)
認識対象となる指紋画像を取得し、前記認識対象となる指紋画像の第1特徴点を抽出するステップと、
前記認識対象となる指紋画像の前記第1特徴点の数が所定の閾値未満かを判定するステップと、
前記認識対象となる指紋画像の前記第1特徴点の数が前記所定の閾値未満であるときに、前記第1特徴点の数に基づいて指紋テンプレート画像を選択するステップと、
前記認識対象となる指紋画像の前記第1特徴点とマッチする前記指紋テンプレート画像の第2特徴点を抽出するステップと、
前記認識対象となる指紋画像の前記第1特徴点と前記指紋テンプレート画像の前記第2特徴点とに基づいて、前記指紋テンプレート画像を前記認識対象となる指紋画像と重ねて重なり合う画像を形成するステップと、
前記重なり合う画像内における、前記認識対象となる指紋画像と前記指紋テンプレート画像との有効な一致領域を判定するステップと、
前記有効な一致領域に基づいて前記認識対象となる指紋画像が前記指紋テンプレート画像とマッチするかを判定し、マッチング結果を生成し前記マッチング結果に基づいて指紋認識を実行するステップと、
を備える指紋認識方法。
(付記2)
前記有効な一致領域に基づいて前記認識対象となる指紋画像が前記指紋テンプレート画像とマッチするかを判定し、マッチング結果を生成し前記マッチング結果に基づいて指紋認識を実行するステップが、さらに、
前記有効な一致領域の面積を算出するステップと、
前記有効な一致領域の面積が所定の領域閾値以上かを判定するステップと、
前記有効な一致領域の面積が前記所定の領域閾値以上であるときに、前記認識対象となる指紋画像が前記指紋テンプレート画像とマッチすることを判定し前記指紋テンプレート画像を用いて前記指紋認識を実行するステップと、
前記有効な一致領域の面積が前記所定の領域閾値未満であるときに、前記認識対象となる指紋画像が前記指紋テンプレート画像とマッチせず前記指紋認識が失敗することを判定するステップと、
を備える、
付記1に記載の方法。
(付記3)
前記指紋テンプレート画像を用いて前記指紋認識を実行するステップが、さらに、
前記認識対象となる指紋画像と前記指紋テンプレート画像との指紋線のマッチ度を算出するステップと、
前記指紋線のマッチ度が所定のマッチ閾値より大きいかを判定するステップと、
前記指紋線のマッチ度が前記所定のマッチ閾値より大きいときには、前記認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像とが同一の指によるものであることを判定するステップと、
を備え、
前記指紋線のマッチ度とは、前記認識対象となる指紋画像と前記指紋テンプレート画像との間でマッチする指紋線の画素数とマッチしない指紋線の画素数との比である、
付記2に記載の方法。
(付記4)
前記指紋テンプレート画像は三値化された画像であり、
前記指紋テンプレート画像内の隆線及び/または谷線の幅が第1幅値であり、
前記指紋テンプレート画像の前記隆線の画素値が第1画素値であり、前記指紋テンプレート画像の前記谷線の画素値が第2画素値であり、前記指紋テンプレート画像の背景の画素値が第3画素値である、
付記1から3のいずれか1つに記載の方法。
(付記5)
前記認識対象となる指紋画像と前記指紋テンプレート画像とを重ねるステップの前に、さらに、
前記認識対象となる指紋画像に対して、前記認識対象となる指紋画像の隆線の画素値を前記第1画素値として設定し、前記認識対象となる指紋画像の谷線の画素値を前記第2画素値として設定し、前記認識対象となる指紋画像の背景の画素値を前記第3画素値として設定する三値化処理を実行するステップと、
前記認識対象となる指紋画像内の隆線及び/または谷線の幅を前記第1幅値として設定するステップと、
を備える付記4に記載の方法。
(付記6)
前記重なり合う画像内における、前記認識対象となる指紋画像と前記指紋テンプレート画像との有効な一致領域を取得するステップが、
前記重なり合う画像内の画素の第4画素値と第5画素値と第6画素値とを前記有効な一致領域内の画素として設定するステップ、
を備え、
前記第4画素値は前記第1画素値の2倍であり、前記第5画素値は前記第1画素値と前記第2画素値との和であり、前記第6画素値は前記第2画素値の2倍である、
付記5に記載の方法。
(付記7)
前記認識対象となる指紋画像の前記第1特徴点と前記指紋テンプレート画像の前記第2特徴点とに基づいて、前記指紋テンプレート画像を前記認識対象となる指紋画像と重ねて重なり合う画像を形成するステップが、
前記認識対象となる指紋画像の前記第1特徴点と前記指紋テンプレート画像の前記第2特徴点とに基づいて、前記指紋テンプレート画像と前記認識対象となる指紋画像との間における回転角とシフト値とを算出するステップと、
前記回転角と前記シフト値とに基づいて前記認識対象となる指紋画像を処理し、処理済みの認識対象となる指紋画像を形成するステップと、
前記指紋テンプレート画像と前記処理済みの認識対象となる指紋画像とを重ね、前記重なり合う画像を形成するステップと、
を備える、
付記1から6のいずれか1つに記載の方法。
(付記8)
認識対象となる指紋画像を取得し、前記認識対象となる指紋画像の第1特徴点を抽出する抽出モジュールと、
前記認識対象となる指紋画像の第1特徴点の数が所定の閾値未満であるときに、前記第1特徴点の数に基づいて指紋テンプレート画像を選択し、前記認識対象となる指紋画像の前記第1特徴点とマッチする前記指紋テンプレート画像の第2特徴点を抽出する選択モジュールと、
前記認識対象となる指紋画像の前記第1特徴点と前記指紋テンプレート画像の前記第2特徴点とに基づいて、前記指紋テンプレート画像を前記認識対象となる指紋画像と重ねて重なり合う画像を形成する生成モジュールと、
前記重なり合う画像内における、前記認識対象となる指紋画像と前記指紋テンプレート画像との有効な一致領域を判定する採取モジュールと、
前記有効な一致領域に基づいて前記認識対象となる指紋画像が前記指紋テンプレート画像とマッチするかを判定し、マッチング結果を生成し前記マッチング結果に基づいて指紋認識を実行する認識モジュールと、
を備える指紋認識装置。
(付記9)
前記認識モジュールが、さらに、
前記有効な一致領域の面積を算出し、
前記有効な一致領域の面積が所定の領域閾値以上であるときに、前記認識対象となる指紋画像が前記指紋テンプレート画像とマッチすることを判定し前記指紋テンプレート画像を用いて前記指紋認識を実行し、
前記有効な一致領域の面積が前記所定の領域閾値未満であるときに、前記認識対象となる指紋画像が前記指紋テンプレート画像とマッチせず前記指紋認識が失敗することを判定する、
付記8に記載の指紋認識装置。
(付記10)
前記認識モジュールが、さらに、
前記認識対象となる指紋画像と前記指紋テンプレート画像との指紋線のマッチ度を算出し、
前記指紋線のマッチ度が所定のマッチ閾値より大きいときには、前記認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像とが同一の指によるものであることを判定し、
前記指紋線のマッチ度とは、前記認識対象となる指紋画像と前記指紋テンプレート画像との間でマッチする指紋線の画素数とマッチしない指紋線の画素数との比である、
付記9に記載の指紋認識装置。
(付記11)
前記指紋テンプレート画像は三値化された画像であり、
前記指紋テンプレート画像内の隆線及び/または谷線の幅が第1幅値であり、
前記指紋テンプレート画像の前記隆線の画素値が第1画素値であり、前記指紋テンプレート画像の前記谷線の画素値が第2画素値であり、前記指紋テンプレート画像の背景の画素値が第3画素値である、
付記8から10のいずれか1つに記載の指紋認識装置。
(付記12)
前記認識対象となる指紋画像に対して、前記認識対象となる指紋画像の隆線の画素値を前記第1画素値として設定し、前記認識対象となる指紋画像の谷線の画素値を前記第2画素値として設定し、前記認識対象となる指紋画像の背景の画素値を前記第3画素値として設定する三値化処理を実行する処理モジュールと、
前記認識対象となる指紋画像内の隆線及び/または谷線の幅を前記第1幅値として設定する設定モジュールと、
をさらに備える付記11に記載の指紋認識装置。
(付記13)
前記採取モジュールは、前記重なり合う画像内の画素の第4画素値と第5画素値と第6画素値とを前記有効な一致領域内の画素として設定し、
前記第4画素値は前記第1画素値の2倍であり、前記第5画素値は前記第1画素値と前記第2画素値との和であり、前記第6画素値は前記第2画素値の2倍である、
付記12に記載の指紋認識装置。
(付記14)
前記生成モジュールが、さらに、
前記認識対象となる指紋画像の前記第1特徴点と前記指紋テンプレート画像の前記第2特徴点とに基づいて、前記指紋テンプレート画像と前記認識対象となる指紋画像との間における回転角とシフト値とを算出し、
前記回転角と前記シフト値とに基づいて前記認識対象となる画像を処理して処理済みの認識対象となる指紋画像を形成し、
前記指紋テンプレート画像と前記処理済みの認識対象となる指紋画像とを一致部分で重ね、前記重なり合う画像を形成する、
付記8から13のいずれか1つに記載の指紋認識装置。
(付記15)
装置のプロセッサによって実行されたときに付記1から7のいずれか1つに記載の方法を前記装置に実行させる命令が格納されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

Claims (15)

  1. 認識対象となる指紋画像を取得し、前記認識対象となる指紋画像の第1特徴点を抽出するステップと、
    前記認識対象となる指紋画像の前記第1特徴点の数が所定の閾値未満かを判定するステップと、
    前記認識対象となる指紋画像の前記第1特徴点の数が前記所定の閾値未満であるときに、前記第1特徴点の数に基づいて指紋テンプレート画像を選択するステップと、
    前記認識対象となる指紋画像の前記第1特徴点とマッチする前記指紋テンプレート画像の第2特徴点を抽出するステップと、
    前記認識対象となる指紋画像の前記第1特徴点と前記指紋テンプレート画像の前記第2特徴点とに基づいて、前記指紋テンプレート画像を前記認識対象となる指紋画像と重ねて重なり合う画像を形成するステップと、
    前記重なり合う画像内における、前記認識対象となる指紋画像と前記指紋テンプレート画像との有効な一致領域を判定するステップと、
    前記有効な一致領域に基づいて前記認識対象となる指紋画像が前記指紋テンプレート画像とマッチするかを判定し、マッチング結果を生成し前記マッチング結果に基づいて指紋認識を実行するステップと、
    を備える指紋認識方法。
  2. 前記有効な一致領域に基づいて前記認識対象となる指紋画像が前記指紋テンプレート画像とマッチするかを判定し、マッチング結果を生成し前記マッチング結果に基づいて指紋認識を実行するステップが、さらに、
    前記有効な一致領域の面積を算出するステップと、
    前記有効な一致領域の面積が所定の領域閾値以上かを判定するステップと、
    前記有効な一致領域の面積が前記所定の領域閾値以上であるときに、前記認識対象となる指紋画像が前記指紋テンプレート画像とマッチすることを判定し前記指紋テンプレート画像を用いて前記指紋認識を実行するステップと、
    前記有効な一致領域の面積が前記所定の領域閾値未満であるときに、前記認識対象となる指紋画像が前記指紋テンプレート画像とマッチせず前記指紋認識が失敗することを判定するステップと、
    を備える、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記指紋テンプレート画像を用いて前記指紋認識を実行するステップが、さらに、
    前記認識対象となる指紋画像と前記指紋テンプレート画像との指紋線のマッチ度を算出するステップと、
    前記指紋線のマッチ度が所定のマッチ閾値より大きいかを判定するステップと、
    前記指紋線のマッチ度が前記所定のマッチ閾値より大きいときには、前記認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像とが同一の指によるものであることを判定するステップと、
    を備え、
    前記指紋線のマッチ度とは、前記認識対象となる指紋画像と前記指紋テンプレート画像との間でマッチする指紋線の画素数とマッチしない指紋線の画素数との比である、
    請求項2に記載の方法。
  4. 前記指紋テンプレート画像は三値化された画像であり、
    前記指紋テンプレート画像内の隆線及び/または谷線の幅が第1幅値であり、
    前記指紋テンプレート画像の前記隆線の画素値が第1画素値であり、前記指紋テンプレート画像の前記谷線の画素値が第2画素値であり、前記指紋テンプレート画像の背景の画素値が第3画素値である、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記認識対象となる指紋画像と前記指紋テンプレート画像とを重ねるステップの前に、さらに、
    前記認識対象となる指紋画像に対して、前記認識対象となる指紋画像の隆線の画素値を前記第1画素値として設定し、前記認識対象となる指紋画像の谷線の画素値を前記第2画素値として設定し、前記認識対象となる指紋画像の背景の画素値を前記第3画素値として設定する三値化処理を実行するステップと、
    前記認識対象となる指紋画像内の隆線及び/または谷線の幅を前記第1幅値として設定するステップと、
    を備える請求項4に記載の方法。
  6. 前記重なり合う画像内における、前記認識対象となる指紋画像と前記指紋テンプレート画像との有効な一致領域を取得するステップが、
    前記重なり合う画像内の画素の第4画素値と第5画素値と第6画素値とを前記有効な一致領域内の画素として設定するステップ、
    を備え、
    前記第4画素値は前記第1画素値の2倍であり、前記第5画素値は前記第1画素値と前記第2画素値との和であり、前記第6画素値は前記第2画素値の2倍である、
    請求項5に記載の方法。
  7. 前記認識対象となる指紋画像の前記第1特徴点と前記指紋テンプレート画像の前記第2特徴点とに基づいて、前記指紋テンプレート画像を前記認識対象となる指紋画像と重ねて重なり合う画像を形成するステップが、
    前記認識対象となる指紋画像の前記第1特徴点と前記指紋テンプレート画像の前記第2特徴点とに基づいて、前記指紋テンプレート画像と前記認識対象となる指紋画像との間における回転角とシフト値とを算出するステップと、
    前記回転角と前記シフト値とに基づいて前記認識対象となる指紋画像を処理し、処理済みの認識対象となる指紋画像を形成するステップと、
    前記指紋テンプレート画像と前記処理済みの認識対象となる指紋画像とを重ね、前記重なり合う画像を形成するステップと、
    を備える、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 認識対象となる指紋画像を取得し、前記認識対象となる指紋画像の第1特徴点を抽出する抽出モジュールと、
    前記認識対象となる指紋画像の第1特徴点の数が所定の閾値未満であるときに、前記第1特徴点の数に基づいて指紋テンプレート画像を選択し、前記認識対象となる指紋画像の前記第1特徴点とマッチする前記指紋テンプレート画像の第2特徴点を抽出する選択モジュールと、
    前記認識対象となる指紋画像の前記第1特徴点と前記指紋テンプレート画像の前記第2特徴点とに基づいて、前記指紋テンプレート画像を前記認識対象となる指紋画像と重ねて重なり合う画像を形成する生成モジュールと、
    前記重なり合う画像内における、前記認識対象となる指紋画像と前記指紋テンプレート画像との有効な一致領域を判定する採取モジュールと、
    前記有効な一致領域に基づいて前記認識対象となる指紋画像が前記指紋テンプレート画像とマッチするかを判定し、マッチング結果を生成し前記マッチング結果に基づいて指紋認識を実行する認識モジュールと、
    を備える指紋認識装置。
  9. 前記認識モジュールが、さらに、
    前記有効な一致領域の面積を算出し、
    前記有効な一致領域の面積が所定の領域閾値以上であるときに、前記認識対象となる指紋画像が前記指紋テンプレート画像とマッチすることを判定し前記指紋テンプレート画像を用いて前記指紋認識を実行し、
    前記有効な一致領域の面積が前記所定の領域閾値未満であるときに、前記認識対象となる指紋画像が前記指紋テンプレート画像とマッチせず前記指紋認識が失敗することを判定する、
    請求項8に記載の指紋認識装置。
  10. 前記認識モジュールが、さらに、
    前記認識対象となる指紋画像と前記指紋テンプレート画像との指紋線のマッチ度を算出し、
    前記指紋線のマッチ度が所定のマッチ閾値より大きいときには、前記認識対象となる指紋画像と指紋テンプレート画像とが同一の指によるものであることを判定し、
    前記指紋線のマッチ度とは、前記認識対象となる指紋画像と前記指紋テンプレート画像との間でマッチする指紋線の画素数とマッチしない指紋線の画素数との比である、
    請求項9に記載の指紋認識装置。
  11. 前記指紋テンプレート画像は三値化された画像であり、
    前記指紋テンプレート画像内の隆線及び/または谷線の幅が第1幅値であり、
    前記指紋テンプレート画像の前記隆線の画素値が第1画素値であり、前記指紋テンプレート画像の前記谷線の画素値が第2画素値であり、前記指紋テンプレート画像の背景の画素値が第3画素値である、
    請求項8から10のいずれか1項に記載の指紋認識装置。
  12. 前記認識対象となる指紋画像に対して、前記認識対象となる指紋画像の隆線の画素値を前記第1画素値として設定し、前記認識対象となる指紋画像の谷線の画素値を前記第2画素値として設定し、前記認識対象となる指紋画像の背景の画素値を前記第3画素値として設定する三値化処理を実行する処理モジュールと、
    前記認識対象となる指紋画像内の隆線及び/または谷線の幅を前記第1幅値として設定する設定モジュールと、
    をさらに備える請求項11に記載の指紋認識装置。
  13. 前記採取モジュールは、前記重なり合う画像内の画素の第4画素値と第5画素値と第6画素値とを前記有効な一致領域内の画素として設定し、
    前記第4画素値は前記第1画素値の2倍であり、前記第5画素値は前記第1画素値と前記第2画素値との和であり、前記第6画素値は前記第2画素値の2倍である、
    請求項12に記載の指紋認識装置。
  14. 前記生成モジュールが、さらに、
    前記認識対象となる指紋画像の前記第1特徴点と前記指紋テンプレート画像の前記第2特徴点とに基づいて、前記指紋テンプレート画像と前記認識対象となる指紋画像との間における回転角とシフト値とを算出し、
    前記回転角と前記シフト値とに基づいて前記認識対象となる画像を処理して処理済みの認識対象となる指紋画像を形成し、
    前記指紋テンプレート画像と前記処理済みの認識対象となる指紋画像とを一致部分で重ね、前記重なり合う画像を形成する、
    請求項8から13のいずれか1項に記載の指紋認識装置。
  15. 装置のプロセッサによって実行されたときに請求項1から7のいずれか1項に記載の方法を前記装置に実行させる命令が格納されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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