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JP2018201831A - 折り畳み椅子 - Google Patents

折り畳み椅子 Download PDF

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JP2018201831A
JP2018201831A JP2017110169A JP2017110169A JP2018201831A JP 2018201831 A JP2018201831 A JP 2018201831A JP 2017110169 A JP2017110169 A JP 2017110169A JP 2017110169 A JP2017110169 A JP 2017110169A JP 2018201831 A JP2018201831 A JP 2018201831A
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JP
Japan
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frame
leg
seat
elbow
folding chair
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JP2017110169A
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睦 黒田
Mutsumi Kuroda
睦 黒田
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Mutsumi Giken Co Ltd
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Mutsumi Giken Co Ltd
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Abstract

【課題】快適な座り心地を実現しながら、肘フレーム1の間隔が広がりと位置の低下を防止する。
【解決手段】折り畳み椅子は、左右の肘フレーム1の内側に、座面シート2を連結している左右のシートフレーム4が配置され、肘フレーム1の前後の端部には脚フレーム5が連結され、脚フレーム5は、折畳ピンS1を介してX字状に連結している2本の脚ロッド5Aを備え、肘フレーム1には、脚ロッド5Aを特定の傾斜角(α)に停止するストッパ6を設けている。
【選択図】図13

Description

本発明は、帆布などのシートをしてなる折り畳み椅子に関し、とくに横幅を小さくする状態に折り畳みできる椅子に関する。
座面シートと背もたれシートの両側をシートフレームに連結し、このシートフレームを肘フレームに連結して脚フレームをX字状に連結している2本の脚ロッドを折畳ピンで連結して、幅方向に薄くするように折り畳みできる椅子は開発されている。(特許文献1参照)
特開2010−268946号公報
従来の折り畳み椅子は、図16に示すように、座面シート2と背もたれシート3の両側をシートフレーム4に連結して、シートフレーム4を肘フレーム1に止めピンS3で連結している。肘フレーム1は、折り畳みできる脚フレーム5を前後に連結している。この折り畳み椅子は、シートの横幅が両側の肘フレーム1の間隔を特定する。ユーザーが座面シート2に座る状態で、座面シート2は幅方向にテンションが作用して、肘フレーム1が両側に広がるのを停止して、肘フレーム1の間隔を特定する。
以上の折り畳み椅子は、座面シート2のテンションで両側の肘フレーム1が広がるのを阻止するので、座面シート2が延びるに従って、肘フレーム1の間隔が広くなって、肘フレーム1の位置が次第に低くなる欠点がある。このため、座面シート2には長期間使用しても、とくに、重い体重のユーザーに長期間使用しても延びない強靭な特性が要求される。また、座面シート2に帆布などを使用して椅子を折り畳みできるようにしているので、座面シートには柔軟に変形する可撓性も要求される。さらに、座った状態において快適な感触を実現するために柔軟な特性も要求される。このことから、座面シートは、自由に変形できる柔軟な可撓性と、延びない強靭な特性が要求されるが、柔軟性と延びない強靭性とは互いに相反する特性であって、両方の特性を満足する帆布などのシートは製造コストが高くなる。また、強靭な帆布などを使用しても、経時的に発生する延びを皆無にすることは極めて難しく、使用するにしたがって、肘フレームの間隔が広がり、また肘フレームの位置が次第に低くなる欠点がある。
本発明は、以上の欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、柔軟で座り心地良い安価なシートを使用しながら、肘フレームの間隔が広がり、また肘フレームの位置が次第に低くなることのない折り畳み椅子を提供することにある。
また、本発明の他の大切な目的は、使用状態でシートを弛ませて座面シートをユーザーにフィットして快適に座ることができる折り畳み椅子を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の折り畳み椅子は、一対の肘フレーム1と、肘フレーム1の内側に連結されて、座面シート2の両側を連結している左右のシートフレーム4と、肘フレーム1の前後の端部に上端を連結してなる一対の脚フレーム5とを備える。脚フレーム5は、折畳ピンS1でもって中間をX字状に連結してなる2本の脚ロッド5Aからなる。肘フレーム1は脚ロッド5Aを特定の傾斜角(α)に停止するストッパ6を備える。ストッパ6は、脚ロッド5Aの上面を押圧して脚ロッド5Aを特定の傾斜角(α)から倒れ方向の傾動を阻止する。
以上の折り畳み椅子は、柔軟で座り心地良いシートを使用しながら、肘フレームの間隔の広がりと位置の低下を防止できる特徴がある。それは、以上の折り畳み椅子が、シートのテンションで肘フレームの位置を特定することなく、ストッパが脚ロッドの拡開を阻止して、肘フレームの位置を特定するからである。また、以上の折り畳み椅子は、使用状態で座面シートを弛み状態としてユーザーにフィットすることもできるので、ユーザーが快適に座ることができる特徴も実現する。それは、以上の折り畳み椅子が、肘フレームの横幅と高とをストッパを特定し、シートのテンションでは特定しないので、座面シートの横幅を肘フレームの間隔よりも広くして、シートを弛み状態で肘フレームを特定の間隔と高さに特定することもできるからである。
本発明の折り畳み椅子は、一対の肘フレーム1と、肘フレーム1内側に連結されて、座面シート2の両側を連結してなる一対のシートフレーム4と、シートフレーム4に上端を連結してなる前後の脚フレーム5とを備える。脚フレーム5は、折畳ピンS1を介してX字状に連結してなる2本の脚ロッド5Aからなる。シートフレーム4は、脚ロッド5Aを特定の傾斜角(α)に停止するストッパ6を有し、このストッパ6は、脚ロッド5Aの上面を押圧して脚ロッド5Aが特定の傾斜角(α)から倒れ方向の傾動を阻止する。
以上の折り畳み椅子は、柔軟で座り心地良いシートを使用しながら、肘フレームの間隔の広がりと位置の低下を防止できる特徴がある。それは、以上の折り畳み椅子が、シートのテンションで肘フレームの位置を特定することなく、ストッパが脚ロッドの拡開を阻止して、肘フレームの位置を特定するからである。また、以上の折り畳み椅子は、使用状態で座面シート2を弛み状態でユーザーにフィットできるので、ユーザーが快適に座ることができる特徴も実現する。それは、以上の折り畳み椅子が、肘フレームの横幅と高とをストッパを特定し、シートのテンションでは特定しないので、座面シートの横幅を肘フレームの間隔よりも広くして、シートを弛み状態で肘フレームを特定の間隔と高さに特定することもできるからである。
本発明のある態様にかかる折り畳み椅子は、前後の脚フレーム5を構成する脚ロッド5Aの下端を、前後方向にのびる水平ロッド7で連結する形状とすることもできる。
本発明のある態様にかかる特徴とする折り畳み椅子は、脚ロッド5A先端部の前後に対向プレート8を配置して、対向プレート8の間に脚ロッド5Aの先端部を配置して、対向プレート8と脚ロッド5A先端部の連結ピンS2を貫通して、脚ロッド5Aを対向プレート8に連結する構造とし、さらに対向プレート8とストッパ6とを一体構造としてストッパ連結体9とすることができる。
本発明のある態様にかかる折り畳み椅子は、肘フレーム1の端部に補強パイプ10を連結して、補強パイプ10の補強部分に前記ストッパ連結体9を連結する構造とすることができる。
本発明のある態様にかかる折り畳み椅子は、補強パイプ10にストッパ6と脚ロッド5Aの連結部とを固定してなることを特徴とする折り畳み椅子。また、本発明のある態様にかかる折り畳み椅子は、肘フレーム1とシートフレーム4とを貫通する止めピンS3で連結することができる。
本発明の実施例にかかる折り畳み椅子の斜視図である。 図1に示す折り畳み椅子の側面図である。 図1に示す折り畳み椅子の正面図である。 図1に示す折り畳み椅子の分解斜視図である。 図1に示す折り畳み椅子のフレームのみを示す斜視図である。 図1に示す折り畳み椅子の肘フレームの先端部分を示す斜視図である。 図1に示す折り畳み椅子の肘フレームの先端部分を示す斜視図である。 図6に示す折り畳み椅子の座面シートを除く状態を示す斜視図である。 図1に示す折り畳み椅子にユーザーが座らない状態を示す斜視図である。 図1に示す折り畳み椅子にユーザーが座る状態を示す斜視図である。 図9に示す折り畳み椅子の片方の肘フレーム部分を示す正面図である。 図10に示す折り畳み椅子の片方の肘フレーム部分を示す正面図である。 図1に示す折り畳み椅子の肘フレームのストッパ部分と止めピン部分とを示す正面図である。 図1に示す折り畳み椅子の肘フレームのストッパ部分と止めピン部分とを示す斜視図である。 本発明の他の実施例にかかる折り畳み椅子のフレームを示す斜視図である。 従来の折り畳み椅子の斜視図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための折り畳み椅子を例示するものであって、本発明は折り畳み椅子を以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段」の欄に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図1の斜視図、図2の側面図、図3の正面図、図4の分解斜視図、図5のフレームのみを示す正面図に示す折り畳み椅子は、ユーザーが肘を載せる一対の肘フレーム1と、この肘フレーム1内側に連結されて、ユーザーが座る座面シート2の両側を連結している左右のシートフレーム4と、肘フレーム1の前後の端部に上端を連結している前後の脚フレーム5とを備える。
肘フレーム1は金属パイプで、座面シート2の両側にあって、座面シート2に座るユーザーが肘を載せる高さに配置される。図の肘フレーム1は、全体をほぼ水平姿勢として、前後に延びる棒状とし、両端部を水平姿勢として、中央部を上方に突出する湾曲形状としている。肘フレーム1は、両端部に補強パイプ10を挿入して脚フレーム5の連結部を補強している。図の椅子は、肘フレーム1と脚フレーム5との連結位置Rを、肘フレーム1とシートフレーム4との固定位置Kよりも肘フレーム1の先端側に離して配置する。すなわち、前の連結位置Rは、前の固定位置Kよりも肘フレーム1の先端側に位置し、後ろの連結位置Rは後ろの固定位置Kよりも肘フレーム1の後端側に位置する。この構造の椅子は、脚フレーム5の前後方向の寸法を大きくして、ユーザーが座って姿勢を前後に移動する状態での安定性を向上できる。ただ、この構造の椅子は、ユーザーが座面シート2に座る状態で、肘フレーム1には連結位置Rと固定位置Kとの間でユーザーの体重による曲げモーメントが作用する。固定位置Kはユーザーの体重で下向きの力が作用し、連結位置Rは脚フレーム5に押し上げられて上向きの力が作用するからである。この曲げモーメントは肘フレーム1の端部を曲げる原因となる。肘フレーム1に補強パイプ10を挿入する構造は、固定位置Kと連結位置Rに作用する曲げモーメントによる肘フレーム1の曲げを防止する。とくに、内側に補強パイプ10を挿入する構造は、肘フレーム1全体の外径を同じとしながら、曲げモーメントが作用する部分を効率よく補強できる特徴がある。また、肘フレーム1の前後部分を補強して中央部を補強しないので肘フレーム1を軽くしながら端部が曲がるのを防止できる特徴がある。
図1と図4の椅子は、両側のシートフレーム4に、座面シート2と背もたれシート3とからなる可撓性のシートを連結している。シートは帆布、あるいは優れた通気性を実現するために、網状の編組された可撓性のシートである。座面シート2と背もたれシート3は、図12と図13の腰部拡大断面図に示すように、両側縁を折り返す状態で逢着して、シートフレーム4を挿入して連結できる構造としている。図1の斜視図と図4の分解斜視図に示す椅子は、座面シート2と背もたれシート3とを連続するシートして、両側縁をシートフレーム4に挿入して連結している。ただし、図示しないが、座面シートと背もたれシートとを連続しない2枚のシートとして、シートフレームに連結することもできる。シートフレーム4は、座面シート2を後ろに向かって僅かに下り勾配に傾斜する姿勢とし、背もたれシート3は内側に向かって僅かに湾曲する形状としている。
シートフレーム4は金属パイプで、肘フレーム1の内側にあって、肘フレーム1とシートフレーム4とを水平方向に貫通する止めピンS3を介して固定される。図の椅子は、シートフレーム4と肘フレーム1とを止めピンS3で固定するが、シートフレームと肘フレームは回転しない状態で固定されるので、両者を回転しない状態に固定できる他の全ての構造、たとえば、溶接し、あるいは紐材で結束して固定することもできる。
止めピンS3が、シートフレーム4と肘フレーム1とを固定する固定位置Kは、肘フレーム1の両端から内側に離れた位置にある。いいかえると、肘フレーム1は固定位置Kからさらに前後に突出する長さで、先端と後端に脚フレーム5を連結している。肘フレーム1を脚フレーム5に連結する連結位置Rと固定位置Kの間隔(D)は、2cm〜30cm、好ましくは2cm〜20cmとする。図に示すように、後方に傾斜する背もたれシート3のある椅子は、とくにユーザーが後方に体重を移動する状態での安定性を高くするために、肘フレーム1の後方の固定位置Kと連結位置Rとの間隔(D1)は、前方の間隔(D2)よりも長くして背もたれシートに体重をかける状態で椅子の安定性を高くする。
脚フレーム5は金属パイプで、折り畳み自在できるように、中間を折畳ピンS1を介してX字状に連結している2本の脚ロッド5Aからなる。脚ロッド5Aは、上端を肘フレーム1に、下端を水平ロッド7に連結している。図の椅子は、前後の脚フレーム5の脚ロッド5Aの下端を前後方向にのびる水平ロッド7で連結している。この構造は、1本の金属パイプをコ字状に折曲加工して、前後の脚フレーム5と水平ロッド7とを一体構造とする。椅子は、左右の肘フレーム1を互いに接近して折り畳みする。脚ロッド5Aは、中央部を折畳ピンS1で連結して、上端を連結ピンS2を介して肘フレーム1に連結している。折畳ピンS1と連結ピンS2は、脚ロッド5Aを垂直面内で回動できるように連結して、折り畳みできる構造としている。
肘フレーム1の連結位置Rには、図6に示すように、脚ロッド5Aを連結する一対の対向プレート8を下面に固定している。対向プレート8は溶接して肘フレーム1の下面に固定される。対向プレート8は、垂直面内にあって、肘フレーム1の長手方向に直交する面内に配置される。また、一対の対向プレート8は、その間に脚ロッド5Aを案内できるように、内幅を脚ロッド5Aの外径よりも僅かに広くしている。脚ロッド5Aは、その先端部を一対の対向プレート8の間に配置している。脚ロッド5Aは、対向プレート8と脚ロッド5Aとを水平方向に貫通する連結ピンS2を介して、垂直面内で回転できるように連結される。
さらに、折り畳み椅子は、図6に示すように、肘フレーム1に脚ロッド5Aを特定の傾斜角(α)に停止するストッパ6を固定している。ストッパ6は、肘フレーム1と脚ロッド5Aとの連結部に配置されて脚ロッド5Aの上面を上から押圧する。脚ロッド5Aは、上からストッパ6に押されて、特定の傾斜角(α)からさらに倒れ方向に傾動するのが阻止される。ストッパ6は、脚ロッド5Aの長手方向に延びて、所定の長さで脚ロッド5Aの上面を押圧する。ストッパ6を長くすることは、より安定に脚ロッド5Aの倒れ方向の傾動を阻止することに効果がある。ただ、長すぎるストッパ6は、目立って椅子の外観を低下させる原因となる。したがって、脚ロッド5Aに沿って延びるストッパ6の長さは、たとえば、15cm以下、好ましくは10cm以下、さらに好ましくは8cm以下とする。ただし、ストッパ6が短すぎると、脚ロッド5Aを特定の傾斜角(α)から倒れ方向に傾動するのを安定して確実に阻止できなくなるので、ストッパ6の長さは、好ましくは3cm以上、より好ましくは4cm以上とする。
ストッパ6は、充分な強度を実現するために、たとえば厚さを3mm以上、好ましくは5mm以上とする金属片である。金属片のストッパ6は、肘フレーム1との連結部に向かって次第に厚くして、肘フレーム1との連結強度を強くしている。ストッパ6は、上端部を溶接して肘フレーム1に固定している。図6、図13及び図14の拡大斜視図に示すストッパ6は、その上端部において、両側を対向プレート8の側縁に、上端縁を肘フレーム1の下面に溶接している。図の拡大斜視図に示す脚フレーム5と肘フレーム1との連結部は、対向プレート8とストッパ6とを一体構造としてストッパ連結体9として肘フレームに連結している。
さらに、図14のストッパ6は、上端部分を湾曲形状として、脚ロッド5Aの上面に沿う形状としている。さらにまた、ストッパ6は、脚ロッド5Aを面接触状態で押圧できるように、脚ロッド5Aとの対向面である下面を、脚ロッド5Aの金属パイプに沿うU字溝形としている。
ストッパ6は、脚ロッド5Aが特定の傾斜角(α)に停止して、この傾斜角からさらに倒れ方向に傾動するのを停止する。ストッパ6が脚ロッド5Aの傾動を停止する特定の傾斜角(α)、正確には水平面に対する傾斜角(α)は、図3の折り畳み椅子にあっては約30度としている。傾斜角(α)は座面シート2の両端を連結しているシートフレーム4の高さ(h)を特定する。ただし、シートフレーム4の高さ(h)は、脚ロッド5Aの長さ(L)と傾斜角(α)から以下の式で特定される。
h=Lsinα
傾斜角(α)と脚ロッド5Aの長さ(L)がシートフレーム4の高さ(h)を特定し、シートフレーム4の高さ(h)が座面シート2の高さ(h)を特定するので、傾斜角(α)は、脚ロッド5Aの長さ(L)と要求されるシートフレーム4の高さ(h)、すなわち座面シート2の高さ(h)から最適角に設定される。
ストッパ6が脚ロッド5Aの傾斜角を傾斜角(α)に停止する状態で、ユーザーが座面シート2に座らない状態では、図9の正面図に示すように、座面シート2はほぼ水平状態となる。この状態は、座面シート2と背もたれシート3の横幅を両側のシートフレーム4の間隔に等しくして実現できる。この椅子は、座面シート2にユーザーが座ると、図10に示すように、座面シート2が体重で延びてユーザーにフィットする状態に変形する。体重を受ける座面シート2は、シートフレーム4を押し下げ、シートフレーム4は脚ロッド5Aの上端を押し下げる。脚ロッド5Aとの連結部が押し下げられる肘フレーム1は、矢印Aで示す方向に傾動する力を受けるが、ストッパ6が脚ロッド5Aの上面を矢印Bで示す方向に押圧して、脚ロッド5Aの矢印Aの方向の傾動を阻止する。ストッパ6で傾動が阻止される脚ロッド5Aは、ユーザーの体重が作用する状態で、脚フレーム5を特定の傾斜角(α)に停止する。
以上の折り畳み椅子は、脚フレームを肘フレームに連結するが、脚フレームは肘フレームに連結することなくシートフレームに連結することもできる。図15は、脚フレーム5をシートフレーム4に連結する折り畳み椅子を示す。この折り畳み椅子は、止めピンS3を介して肘フレーム1に連結しているシートフレーム4に脚フレーム5を連結するので、ストッパ6もシートフレーム4に設けて、脚ロッド5Aを特定の傾斜角(α)に停止する。このストッパ6も、脚ロッド5Aの上面を押圧して、脚フレーム5を特定の傾斜角(α)に停止する。
本発明は、幅方向に折り畳みできる椅子に使用有効に使用できる。
1…肘フレーム
2…座面シート
3…背もたれシート
4…シートフレーム
5…脚フレーム
5A…脚ロッド
6…ストッパ
7…水平ロッド
8…対向プレート
9…ストッパ連結体
10…補強パイプ
S1…折畳ピン
S2…連結ピン
S3…止めピン
R…連結位置
K…固定位置

Claims (6)

  1. 左右の肘フレームと、
    前記肘フレーム内側に連結されて、座面シートの両側を連結してなる左右のシートフレームと、
    前記肘フレームの前後の端部に上端を連結してなる一対の脚フレームとを備える折り畳み椅子であって、
    前記脚フレームは、折り畳み自在に中間を折畳ピンを介してX字状に連結してなる2本の脚ロッドを有し、
    前記肘フレームは、前記脚ロッドを特定の傾斜角(α)に停止するストッパを有し、
    前記ストッパが前記脚ロッドの上面を押圧して前記脚ロッドを特定の傾斜角(α)から倒れ方向の傾動を阻止するようにしてなることを特徴とする折り畳み椅子。
  2. 一対の肘フレームと、
    前記肘フレーム内側に連結されて、座面シートの両側を連結してなる一対のシートフレームと、
    前記シートフレームに上端を連結してなる一対の脚フレームとを備える折り畳み椅子であって、
    前記脚フレームは、折り畳み自在に中間を折畳ピンを介してX字状に連結してなる2本の脚ロッドを有し、
    前記シートフレーム部は前記脚ロッドを特定の傾斜角(α)に停止するストッパを有し、
    前記ストッパは、前記脚ロッドの上面を押圧して前記脚ロッドを特定の傾斜角(α)から倒れ方向の傾動を阻止するようにしてなることを特徴とする折り畳み椅子。
  3. 請求項1または2に記載される折り畳み椅子であって、
    前記前後の脚フレームを構成する脚ロッドの下端が前後方向にのびる水平ロッドで連結されてなることを特徴とする折り畳み椅子。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載される折り畳み椅子であって、
    前記脚ロッド先端部の前後に位置する対向プレートと、
    前記対向プレートと、前記対向プレートの間に挿入してなる前記脚ロッドの先端部を貫通して、前記脚ロッドを前記対向プレートに連結してなる連結ピンを有し、
    前記対向プレートが前記ストッパと一体構造のストッパ連結具としてなることを特徴とする折り畳み椅子。
  5. 請求項4に記載される折り畳み椅子であって、
    前記肘フレームが、端部を挿入してなる補強パイプを備え、
    前記補強パイプの補強部分に前記ストッパ連結具を連結してなることを特徴とする折り畳み椅子。
  6. 請求項1に記載される折り畳み椅子であって、
    前記肘フレームと前記シートフレームが、前記肘フレームと前記シートフレームを貫通する止めピンを介して連結されてなることを特徴とする折り畳み椅子。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024004548A1 (ja) * 2022-06-27 2024-01-04 株式会社ゴールドウイン フレーム構造体及び折り畳み椅子

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