[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2018134993A - 車両用操作システム及びコンピュータプログラム - Google Patents

車両用操作システム及びコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2018134993A
JP2018134993A JP2017031030A JP2017031030A JP2018134993A JP 2018134993 A JP2018134993 A JP 2018134993A JP 2017031030 A JP2017031030 A JP 2017031030A JP 2017031030 A JP2017031030 A JP 2017031030A JP 2018134993 A JP2018134993 A JP 2018134993A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
driver
button
vehicle
video
operation panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017031030A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6673258B2 (ja
Inventor
山本 博之
Hiroyuki Yamamoto
博之 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2017031030A priority Critical patent/JP6673258B2/ja
Publication of JP2018134993A publication Critical patent/JP2018134993A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6673258B2 publication Critical patent/JP6673258B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)

Abstract

【課題】複数のボタンを有する操作パネルをドライバが操作する際の操作性を高める。
【解決手段】車両用操作システム1は、ドライバが操作パネル3に対してタッチ操作中かを判定するタッチ操作判定部2aと、ドライバの視線方向を判定する視線方向判定部2bと、ドライバがタッチ操作中の位置がボタン領域かを判定するボタン領域判定部2cと、複数のボタン8a〜8hのレイアウトを示すレイアウト映像の車両のフロントウィンドウへの表示を制御する映像表示制御部2dと、を備える。映像表示制御部2dは、ドライバが操作パネル3に対してタッチ操作中であるときに、ドライバの視線方向が車両前方であれば、レイアウト映像の表示を開始すると共に、タッチ操作中の位置がボタン領域であれば、そのタッチ操作中のボタンを示すボタン映像の強調表示を開始する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用操作システム及びコンピュータプログラムに関する。
車両のセンタークラスターには、ドライバが例えばエアコン制御を行うための複数のボタンを有する操作パネルが配置されている。例えば特許文献1,2には、ドライバが操作パネルに対してタッチ操作すると、複数のボタンのレイアウトを示すレイアウト映像を車両のフロントウィンドウに表示すると共に、ドライバがタッチ操作中のボタンを示すボタン映像を強調表示する構成が開示されている。
特開平5−77679号公報 特開平8−318759号公報
特許文献1,2に開示されている構成では、ドライバが操作パネルに対してタッチ操作すると、レイアウト映像を常に表示する。しかしながら、レイアウト映像を常に表示する構成では以下に示す問題がある。即ち、レイアウト映像がフロントウィンドウに表示されても、ドライバがレイアウト映像を見ずに操作パネルを見てタッチ操作中のボタンを確認したり所望のボタンを選択したりする場合がある。その場合、ドライバが見ないレイアウト映像が表示されることになるので、そのレイアウト映像の表示をドライバが煩わしいと感じることが懸念される。又、ドライバの注意がレイアウト映像に向いてしまい、ドライバがタッチ操作中のボタンを確認したり所望のボタンを選択したりするのに手間取ってしまう虞もある。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数のボタンを有する操作パネルをドライバが操作する際の操作性を高めることができる車両用操作システム及びコンピュータプログラムを提供することにある。
請求項1に記載した発明によれば、タッチ操作判定部(2a)は、ドライバが操作パネル(3)に対してタッチ操作中であるか否かを判定する。視線方向判定部(2b)は、ドライバの視線方向を判定する。ボタン領域判定部(2c)は、ドライバがタッチ操作中の位置がボタン領域であるか否かを判定する。映像表示制御部(2d)は、複数のボタンのレイアウトを示すレイアウト映像の車両のフロントウィンドウ(9)への表示を制御する。映像表示制御部は、ドライバが操作パネルに対してタッチ操作中であると判定されたときに、ドライバの視線方向が車両前方であると判定されると、レイアウト映像の表示を開始すると共に、ドライバがタッチ操作中の位置がボタン領域であると判定されると、そのドライバがタッチ操作中のボタンを示すボタン映像の強調表示を開始する。一方、映像表示制御部は、ドライバが操作パネルに対してタッチ操作中であると判定されたときに、ドライバの視線方向が車両前方でないと判定されると、レイアウト映像の表示を抑制する。
ドライバが車両前方を見ながら操作パネルに対してタッチ操作すると、レイアウト映像が表示されるので、ドライバが車両前方から視線を外さずに走行風景を見ながら複数のボタンのレイアウトを確認することができる。このとき、ドライバがボタン領域をタッチ操作中であれば、そのドライバがタッチ操作中のボタンを示すボタン映像が強調表示されるので、ドライバが何れのボタンをタッチ操作中であるかを容易に確認することもできる。一方、ドライバが車両前方以外を見ながら操作パネルに対してタッチ操作すると、レイアウト映像が表示されないので、レイアウト映像の表示をドライバが煩わしいと感じてしまう事態を回避することができ、ドライバの注意がレイアウト映像に向いてしまう事態を回避することができる。これにより、複数のボタンを有する操作パネルをドライバが操作する際の操作性を高めることができる。
本発明の一実施形態を示す機能ブロック図 操作パネルの正面図 フローチャート(その1) フローチャート(その2) フローチャート(その3) レイアウト映像が表示された態様を示す図 タッチ操作中の位置と強調表示との関係を示す図(その1) タッチ操作中の位置と強調表示との関係を示す図(その2) タッチ操作中の位置と強調表示との関係を示す図(その3) 操作パネルの輝度が高められた態様を示す図
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
車両用操作システム1は、制御部2と、操作パネル3と、照明パネル4と、車室内カメラ5と、ヘッドアップディスプレイ(以下、HUD(Head-Up Display))6と、スピーカー7とを有する。操作パネル3は、車両のセンタークラスターに配置されており、図2に示すように、エアコン制御を行うための複数のボタン8a〜8hが設けられている。具体的には、複数のボタン8a〜8hは、足元送風&フロントデフロスターボタン8a、内気循環ボタン8b、外気導入ボタン8c、OFFボタン8d、AUTOボタン8e、リアデフロスターボタン8f、フロントデフロスターボタン8g、A/Cボタン8fである。複数のボタン8a〜8hは、機能を示す図形や文字が抜き穴加工で形成されており、その図形や文字が透明な態様で表記されている。
操作パネル3は、ドライバがタッチ操作可能な表面全体が例えば静電容量センサとなっており、ドライバが操作パネル3に対してタッチ操作すると、そのドライバがタッチ操作中の位置を座標で示すタッチ検知信号を制御部2に出力する。即ち、操作パネル3は、ドライバが何れかのボタン領域をタッチ操作中であれば、ドライバがタッチ操作中の位置がボタン領域である旨を示すタッチ検知信号を制御部2に出力する。又、操作パネル3は、ドライバがボタン領域以外をタッチ操作中であれば、ドライバがタッチ操作中の位置がボタン領域以外である旨を示すタッチ検知信号を制御部2に出力する。更に、操作パネル3は、ドライバがタッチ操作中のボタンに対して押し込み操作(確定操作に相当する)すると、その押し込み操作の対象となったボタンを示す押し込み検知信号を制御部2に出力する。
照明パネル4は、操作パネル3の背面側に配置されており、制御部2から輝度制御信号を入力すると、その入力した輝度制御信号により指示された輝度にしたがって操作パネル3の輝度制御を行う。上記したように複数のボタン8a〜8hの機能を示す図形や文字が透明な態様で表記されているので、ドライバが眩しくないと感じない範囲で照明パネル4から操作パネル3への照度が通常時から増加すると、操作パネル3の輝度が通常時から高まり、ドライバが複数のボタン8a〜8hの図形や文字を視認し易くなり、複数のボタン8a〜8hが何れの機能であるかを確認し易くなる。
車室内カメラ5は、ドライバの状態を監視するドライバ監視システムの一部であり、車室内において運転席に着座しているドライバの顔を含む範囲を撮影可能な箇所に配置されており、その撮影した映像を含む映像信号を制御部2に出力する。車室内カメラ5は、例えばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等であり、単数であっても良いし複数であっても良い。
HUD6は、車両のフロントウィンドウ9(図6及び図10参照)への映像の投影を制御する投影器を含み、制御部2から投影制御信号を入力すると、その入力した投影制御信号により指示された映像をフロントウィンドウ9に表示する。ドライバは、HUD6によりフロントウィンドウ9に表示された映像を、車両前方から視線を外さずに視認可能となっている。スピーカー7は、出力する音声をドライバが聴き取り可能な箇所に配置されており、制御部2から音声出力信号を入力すると、その入力した音声出力信号により指示された音声を出力する。
制御部2は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びI/O(Input/Output)を有するマイクロコンピュータにより構成されている。制御部2は、非遷移的実体的記録媒体に格納されているコンピュータプログラムを実行することで、コンピュータプログラムに対応する処理を実行し、車両用操作システム1の動作全般を制御する。
制御部2は、タッチ操作判定部2aと、視線方向判定部2bと、ボタン領域判定部2c、映像表示制御部2dと、押し込み操作判定部2e(確定操作判定部に相当する)と、輝度制御部2fとを有する。これらの各部2a〜2fは制御部2が実行するコンピュータプログラムにより構成されており、ソフトウェアにより実現されている。
タッチ操作判定部2aは、操作パネル3から入力するタッチ検知信号を用い、ドライバが操作パネル3に対してタッチ操作中であるか否かを判定する。視線方向判定部2bは、車室内カメラ5から入力する映像信号を用い、ドライバの視線方向を判定する。ボタン領域判定部2cは、操作パネル3から入力するタッチ検知信号を用い、ドライバがタッチ操作中の位置がボタン領域であるか否かを判定する。映像表示制御部2dは、投影制御信号をHUD6に出力し、ボタン8a〜8hのレイアウトを示すレイアウト映像の車両のフロントウィンドウ9への表示を制御する。確定操作判定部2eは、操作パネル3から入力する押し込み検知信号を用い、ドライバがボタン8a〜8hに対して押し込み操作したか否かを判定する。輝度制御部2fは、輝度制御信号を照明パネル4に出力し、操作パネル3の輝度を制御する。
次に、上記した構成の作用について図3から図10を参照して説明する。尚、ここでは、ドライバが運転中であるときには、車室内カメラ5からの映像信号が制御部2に常に入力されており、ドライバの視線方向を制御部2が常に判定していることを前提とする。
制御部2は、例えばイグニッションスイッチのオフからオンへの切替えを判定すると、タッチ操作監視処理を開始し、ドライバが操作パネル3に対してタッチ操作中であるか否かを判定する(S1、タッチ操作判定手順に相当する)。制御部2は、操作パネル3からタッチ検知信号を入力したことで、ドライバが操作パネル3に対してタッチ操作中であると判定すると(S1)、ドライバの視線方向の判定結果を用い、ドライバの視線方向が車両前方であるか否かを判定する(S2、視線方向判定手順に相当する)。この場合、ドライバの視線方向が安定しないことを考慮し、制御部2は、ドライバの視線方向が一定時間以上継続して車両前方の所定範囲内であることを条件とし、ドライバの視線方向が車両前方であるか否かを判定する。
制御部2は、ドライバの視線方向が車両前方であると判定すると(S2:YES)、レイアウト映像表示処理に移行する(S3)。一方、制御部2は、ドライバの視線方向が車両前方でないと判定すると(S2:NO)、パネル輝度制御処理に移行する(S4、映像表示抑制手順に相当する)。
制御部2は、レイアウト映像表示処理を開始すると、投影制御信号をHUD6に出力し、レイアウト映像のフロントウィンドウ9への表示を開始し(S11、映像表示開始手順に相当する)、映像表示管理タイマによる計時を開始する(S12)。映像表示管理タイマは、レイアウト映像を表示する期間に制限を持たせるタイマであり、例えば数秒を計時するタイマである。
制御部2は、操作パネル3から入力したタッチ検知信号に含まれる座標を用い、ドライバがタッチ操作中の位置がボタン領域であるか否かを判定する(S13、ボタン領域判定手順に相当する)。制御部2は、ドライバがタッチ操作中の位置がボタン領域であると判定すると(S13:YES)、そのドライバがタッチ操作中のボタンを示すボタン映像を強調表示中であるか否かを判定する(S14)。制御部2は、ボタン映像を強調表示中でないと判定すると(S14:NO)、そのドライバがタッチ操作中のボタンを示すボタン映像の強調表示を開始すると共に、そのタッチ操作中のボタンの機能名称をスピーカー7から音声出力させる(S15、強調表示開始手順に相当する)。即ち、制御部2は、ドライバがタッチ操作中の位置が例えばフロントデフロスターボタン8gのボタン領域であると判定すると、フロントデフロスターボタン8gを示すボタン映像の強調表示を開始すると共に、「フロントデフロスター」の音声ガイダンスをスピーカー7から音声出力させる。制御部2は、ドライバがタッチ操作中のボタンに対して押し込み操作したか否かを判定し(S16)、ドライバの視線方向が車両前方で継続しているか否かを判定し(S17)、映像表示管理タイマによる計時が満了したか否かを判定する(S18)。この場合も、ドライバの視線方向が安定しないことを考慮し、制御部2は、ドライバの視線方向が一定時間以上継続して車両前方の所定範囲内であることを条件とし、ドライバの視線方向が車両前方で継続しているか否かを判定する。
制御部2は、ドライバの視線方向が車両前方で継続しており且つ映像表示管理タイマによる計時が満了する前にドライバがタッチ操作中のボタンに対して押し込み操作したと判定すると(S16:YES)、映像表示管理タイマによる計時を終了し(S19)、そのボタンの機能を実行させる(S20)。即ち、制御部2は、ドライバが例えばフロントデフロスターボタン8gに対して押し込み操作したと判定すると、フロントデフロスターの機能実行を指示する信号をエアコンECUに出力させ、フロントデフロスターの機能を実行させる。制御部2は、強調表示管理タイマによる計時を開始し(S21)、強調表示管理タイマによる計時の満了を待機する(S22)。強調表示管理タイマは、ボタン映像を強調表示する期間に制限を持たせるタイマであり、例えば数秒(所定時間に相当する)を計時するタイマである。制御部2は、強調表示管理タイマによる計時が満了したと判定すると(S22:YES)、ボタン映像の強調表示を終了し(S23)、レイアウト映像の表示を終了し(S24)、レイアウト映像表示処理を終了し、タッチ操作監視処理に戻る。
一方、制御部2は、ドライバがタッチ操作中のボタンに対して押し込み操作せずにドライバの視線方向が車両前方から外れたと判定すると(S17:NO)、映像表示管理タイマによる計時を終了する(S25)。制御部2は、ボタン映像を強調表示中であるか否かを判定し(S26)、ボタン映像を強調表示中であると判定すると(S26:YES)、そのボタン映像の強調表示を終了し(S27)、レイアウト映像の表示を終了し(S24)、レイアウト映像表示処理を終了し、タッチ操作監視処理に戻る。
制御部2は、ドライバがタッチ操作中のボタンに対して押し込み操作せずに映像表示管理タイマによる計時が満了したと判定すると(S18:YES)、この場合も、ボタン映像を強調表示中であるか否かを判定し(S26)、ボタン映像を強調表示中であると判定すると(S26:YES)、そのボタン映像の強調表示を終了し(S27)、レイアウト映像の表示を終了し(S24)、レイアウト映像表示処理を終了し、タッチ操作監視処理に戻る。
又、制御部2は、操作パネル3から入力したタッチ検知信号を用い、ドライバがタッチ操作中の位置がボタン領域でなく、ボタン領域以外であると判定すると(S13:NO)、ボタン映像を強調表示中であるか否かを判定する(S28)。制御部2は、ボタン映像を強調表示中であると判定すると(S28:YES)、そのボタン映像の強調表示を終了し(S29)、ドライバの視線方向が車両前方で継続しているか否かを判定し(S17)、映像表示管理タイマによる計時が満了したか否かを判定する(S18)。
制御部2が上記したレイアウト映像表示処理を実行することで、図6に示すように、ドライバの視線方向が矢印A1で示す方向であり、ドライバが車両前方を見ながら操作パネル3に対してタッチ操作すると、レイアウト映像10がフロントウィンドウ9に表示される。ドライバが車両前方から視線を外さずに走行風景を見ながらボタン8a〜8hのレイアウトを確認することができる。尚、レイアウト映像10は、その領域の全体がドライバの視界を妨げない程度で着色されていても良く、その着色によりボタン8a〜8hの図形や文字を視認し易くする構成でも良い。
又、ドライバがボタン領域をタッチ操作中であれば、そのドライバがタッチ操作中のボタンを示すボタン映像が強調表示される。ドライバが何れのボタンをタッチ操作中であるかを容易に確認することもできる。図6では、ドライバが例えばフロントデフロスターボタン8gをタッチ操作中であり、フロントデフロスターボタン8gのボタン映像が強調表示されている態様を例示している。尚、強調表示は、その強調表示の対象となるボタンが他のボタンと差別化されれば良く、その強調表示の対象となるボタンだけ他のボタンと表示色を変えたり、その強調表示の対象となるボタンだけ点滅させたりする等どのような態様でも良い。
又、図7から図9に示すように、ドライバが操作パネル3をなぞることで、ドライバがタッチ操作中の位置がボタン領域から外れると、そのボタン映像の強調表示が終了され、ドライバがタッチ操作中の位置が別のボタン領域に戻ると、ボタン映像の強調表示が再開される。図7から図9では、ドライバが例えばフロントデフロスターボタン8gからAUTOボタン8eまでなぞり、フロントデフロスターボタン8gのボタン映像が強調表示された後に、AUTOボタン8eのボタン映像が強調表示された態様を例示している。
一方、制御部2は、パネル輝度制御処理を開始すると、輝度制御信号を照明パネル4に出力し、操作パネル3の輝度を増加させて高め(S31)、輝度制御管理タイマによる計時を開始する(S32)。輝度制御管理タイマは、操作パネル3の輝度を高く維持する期間に制限を持たせるタイマであり、例えば数秒を計時するタイマである。制御部2は、ドライバがタッチ操作中のボタンに対して押し込み操作したか否かを判定し(S33)、ドライバの視線方向が車両前方以外で継続しているか否かを判定し(S34)、輝度制御管理タイマによる計時が満了したか否かを判定する(S35)。この場合も、ドライバの視線方向が安定しないことを考慮し、制御部2は、ドライバの視線方向が一定時間以上継続して車両前方の所定範囲外であることを条件とし、ドライバの視線方向が車両前方以外で継続しているか否かを判定する。
制御部2は、ドライバの視線方向が車両前方以外で継続しており且つ輝度制御管理タイマによる計時が満了する前にドライバがタッチ操作中のボタンに対して押し込み操作したと判定すると(S33:YES)、輝度制御管理タイマによる計時を終了し(S36)、そのボタンの機能を実行させる(S37)。制御部2は、輝度制御信号を照明パネル4に出力し、操作パネル3の輝度を低下させて元に戻し(S38)、パネル輝度制御処理を終了し、タッチ操作監視処理に戻る。
一方、制御部2は、ドライバがタッチ操作中のボタンに対して押し込み操作せずにドライバの視線方向が車両前方になったと判定すると(S34:YES)、輝度制御管理タイマによる計時を終了し(S39)、輝度制御信号を照明パネル4に出力し、操作パネル3の輝度を低下させて元に戻し(S38)、パネル輝度制御処理を終了し、タッチ操作監視処理に戻る。制御部2は、ドライバがタッチ操作中のボタンに対して押し込み操作せずに輝度制御管理タイマによる計時が満了したと判定すると(S35:YES)、この場合も、輝度制御信号を照明パネル4に出力し、操作パネル3の輝度を低下させて元に戻し(S38)、パネル輝度制御処理を終了し、タッチ操作監視処理に戻る。
制御部2が上記したパネル輝度制御処理を実行することで、図10に示すように、ドライバの視線方向が矢印A2で示す方向であり、ドライバが車両前方以外を見ながら操作パネル3に対してタッチ操作すると、レイアウト映像10がフロントウィンドウ9に表示されず、操作パネル3の輝度が通常時から増加して高まる。レイアウト映像10の表示をドライバが煩わしいと感じてしまう事態を回避することができ、ドライバの注意がレイアウト映像10に向いてしまう事態を回避することができる。又、操作パネル3の輝度が通常時から増加して高まることで、ドライバが複数のボタン8a〜8hの図形や文字を視認し易くなり、複数のボタン8a〜8hが何れの機能であるかを確認し易くなる。
制御部2は、レイアウト映像表示処理又はパネル輝度制御処理を終了し、タッチ操作監視処理に戻ると、タッチ操作の監視を終了する条件が成立したか否かを判定する(S5)。制御部2は、例えばイグニッションスイッチのオンが継続していると判定し、タッチ操作の監視を終了する条件が成立していないと判定すると(S5:NO)、上記したステップS1に戻り、ステップS1以降を繰り返して行う。制御部2は、例えばイグニッションスイッチのオンからオフへの切替えを判定すると、タッチ操作の監視を終了する条件が成立したと判定し(S5:YES)、タッチ操作監視処理を終了する。
以上に説明したように本実施形態によれば、次に示す効果を得ることができる。
車両用操作システム1において、ドライバが操作パネル3に対してタッチ操作中であると判定し、ドライバの視線方向が車両前方であると判定すると、レイアウト映像10の表示を開始するようにした。ドライバが車両前方から視線を外さずに走行風景を見ながら複数のボタン8a〜8hのレイアウトを確認することができる。又、ドライバがタッチ操作中の位置がボタン領域であると判定すると、そのドライバがタッチ操作中のボタンを示すボタン映像の強調表示を開始するようにした。ドライバが何れのボタンをタッチ操作中であるかを容易に確認することもできる。一方、ドライバが操作パネル3に対してタッチ操作中であると判定し、ドライバの視線方向が車両前方でないと判定すると、レイアウト映像10の表示を抑制するようにした。レイアウト映像10の表示をドライバが煩わしいと感じてしまう事態を回避することができ、ドライバの注意がレイアウト映像10に向いてしまう事態を回避することができる。
又、車両用操作システム1において、レイアウト映像10の表示を開始した後に、ドライバが操作パネル3に対してタッチ操作中でないと判定する、又はドライバの視線方向が車両前方でないと判定すると、レイアウト映像10の表示を終了するようにした。レイアウト映像10の表示を無用に継続してしまう事態を回避することができる。
又、車両用操作システム1において、ボタン映像の強調表示を開始した後に、ドライバがタッチ操作中の位置がボタン領域以外であると判定すると、ボタン映像の強調表示を終了するようにした。ボタン映像の強調表示を無用に継続してしまう事態を回避することができる。
又、車両用操作システム1において、ドライバがタッチ操作中のボタンに対して押し込み操作したと判定すると、押し込み操作したと判定してから所定時間経過後にボタン映像の強調表示を終了するようにした。ドライバが何れかのボタンに対して押し込み操作した直後にボタン映像の強調表示を即座に終了すると、自分が押し込み操作したボタンをドライバが忘れてしまうことが懸念されるが、押し込み操作したと判定してからある程度の時間経過後にボタン映像の強調表示を終了することで、そのような事態を回避することができる。
又、車両用操作システム1において、ドライバの視線方向が車両前方でないと判定すると、操作パネル3の輝度を増加させて高めるようにした。ドライバが複数のボタン8a〜8hの図形や文字を視認し易くなり、複数のボタン8a〜8hが何れの機能であるかを確認し易くなる。
又、車両用操作システム1において、操作パネル3の輝度を増加させて高めた後に、ドライバが操作パネル3に対してタッチ操作中でないと判定する、又はドライバの視線方向が車両前方であると判定すると、操作パネル3の輝度を低下させて元に戻すようにした。操作パネル3の輝度を高めた状態を無用に継続してしまう事態を回避することができ、電力消費を抑制することができる。
本開示は、実施例に準拠して記述されたが、当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、更には、それらに一要素のみ、それ以上、或いはそれ以下を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
操作パネル3に設けられている複数のボタン8a〜8hとして、エアコン制御を行うためのボタンを例示したが、例えばオーディオ制御を行うためのボタン等でも良く、どのような機能を実行させるためのボタンでも良い。
ボタン映像の強調表示を開始するときに、そのタッチ操作中のボタンの機能名称をスピーカー7から音声出力する構成を例示したが、ボタン映像の強調表示を開始するのみとし、タッチ操作中のボタンの機能名称を音声出力しなくても良い。
ドライバの視線方向が車両前方でないと判定すると、パネル輝度制御処理に移行する構成を例示したが、ドライバの視線方向が操作パネル3の方向であると判定したことを条件としてパネル輝度制御処理に移行する構成としても良い。操作パネル3を使い慣れているドライバであれば、操作パネル3を見ずに操作パネル3に対してタッチ操作を行うことが想定されるが、このような場合に、単純にドライバの視線方向が車両前方でないことだけを条件としてパネル輝度制御処理に移行すると、操作パネル3の輝度を無用に高めてしまう事態となる。これに対し、ドライバの視線方向が車両前方でないことに加え、ドライバの視線方向が操作パネル3の方向であることを条件とすることで、操作パネル3の輝度を無用に高めてしまう事態を回避することができる。
図面中、1は電子情報処理システム、2は制御部、2aはタッチ操作判定部、2bは視線方向判定部、2cはボタン領域判定部、2dは映像表示制御部、2eは押し込み操作判定部(確定操作判定部)、2fは輝度制御部、3は操作パネル、8a〜8hはボタン、9はフロントウィンドウである。

Claims (9)

  1. ドライバがタッチ操作により操作可能な複数のボタン(8a〜8h)を有する操作パネル(3)と、
    ドライバが前記操作パネルに対してタッチ操作中であるか否かを判定するタッチ操作判定部(2a)と、
    ドライバの視線方向を判定する視線方向判定部(2b)と、
    ドライバがタッチ操作中の位置がボタン領域であるか否かを判定するボタン領域判定部(2c)と、
    前記複数のボタンのレイアウトを示すレイアウト映像の車両のフロントウィンドウ(9)への表示を制御する映像表示制御部(2d)と、を備え、
    前記映像表示制御部は、ドライバが前記操作パネルに対してタッチ操作中であると判定されたときに、ドライバの視線方向が車両前方であると判定されると、前記レイアウト映像の表示を開始すると共に、ドライバがタッチ操作中の位置が前記ボタン領域であると判定されると、そのドライバがタッチ操作中のボタンを示すボタン映像の強調表示を開始し、ドライバの視線方向が車両前方でないと判定されると、前記レイアウト映像の表示を抑制する車両用操作システム(1)。
  2. 前記映像表示制御部は、前記レイアウト映像の表示を開始した後に、ドライバが前記操作パネルに対してタッチ操作中でないと判定される、又はドライバの視線方向が車両前方でないと判定されると、前記レイアウト映像の表示を終了する請求項1に記載の車両用操作システム。
  3. 前記映像表示制御部は、前記ボタン映像の強調表示を開始した後に、ドライバがタッチ操作中の位置が前記ボタン領域以外であると判定されると、前記ボタン映像の強調表示を終了する請求項1又は2に記載の車両用操作システム。
  4. ドライバが前記ボタンに対して確定操作したか否かを判定する確定操作判定部(2e)を備え、
    前記映像表示制御部は、ドライバが前記ボタンに対して確定操作したと判定されると、前記ボタン映像の強調表示を終了する請求項1から3の何れか一項に記載の車両用操作システム。
  5. 前記映像表示制御部は、ドライバが前記ボタンに対して確定操作したと判定されると、その確定操作したと判定されてから所定時間経過後に前記ボタン映像の強調表示を終了する請求項4に記載の車両用操作システム。
  6. 前記操作パネルの輝度を制御する輝度制御部(2f)を備え、
    前記輝度制御部は、ドライバが前記操作パネルに対してタッチ操作中であると判定されたときに、ドライバの視線方向が車両前方でないと判定されると、前記レイアウト映像の表示を抑制することに加え、前記操作パネルの輝度を増加させる請求項1から5の何れか一項に記載の車両用操作システム。
  7. 前記輝度制御部は、ドライバの視線方向が前記操作パネルの方向であると判定されると、前記操作パネルの輝度を増加させる請求項6に記載の車両用操作システム。
  8. 前記輝度制御部は、前記操作パネルの輝度を増加させた後に、ドライバが前記操作パネルに対してタッチ操作中でないと判定される、又はドライバの視線方向が車両前方であると判定されると、前記操作パネルの輝度を低下させる請求項6又は7に記載の車両用操作システム。
  9. ドライバがタッチ操作により操作可能な複数のボタン(8a〜8h)を有する操作パネル(3)を備えた車両用操作システム(1)の制御部(2)に、
    ドライバが前記操作パネルに対してタッチ操作中であるか否かを判定するタッチ操作判定手順と、
    ドライバの視線方向を判定する視線方向判定手順と、
    ドライバがタッチ操作中の位置がボタン領域であるか否かを判定するボタン領域判定手順と、
    ドライバが前記操作パネルに対してタッチ操作中であると判定したときに、ドライバの視線方向が車両前方であると判定すると、前記複数のボタンのレイアウトを示すレイアウト映像の車両のフロントウィンドウ(9)への表示を開始する映像表示開始手順と、
    ドライバがタッチ操作中の位置が前記ボタン領域であると判定すると、そのドライバがタッチ操作中のボタンを示すボタン映像の強調表示を開始する強調表示開始手順と、
    ドライバが前記操作パネルに対してタッチ操作中であると判定したときに、ドライバの視線方向が車両前方でないと判定すると、前記レイアウト映像の表示を抑制する映像表示抑制手順と、を実行させるコンピュータプログラム。
JP2017031030A 2017-02-22 2017-02-22 車両用操作システム及びコンピュータプログラム Expired - Fee Related JP6673258B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017031030A JP6673258B2 (ja) 2017-02-22 2017-02-22 車両用操作システム及びコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017031030A JP6673258B2 (ja) 2017-02-22 2017-02-22 車両用操作システム及びコンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018134993A true JP2018134993A (ja) 2018-08-30
JP6673258B2 JP6673258B2 (ja) 2020-03-25

Family

ID=63365282

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017031030A Expired - Fee Related JP6673258B2 (ja) 2017-02-22 2017-02-22 車両用操作システム及びコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6673258B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0577679A (ja) * 1991-09-21 1993-03-30 Nissan Motor Co Ltd 車両用スイツチ装置
JPH05270296A (ja) * 1992-03-23 1993-10-19 Nissan Motor Co Ltd 車両用操作装置
JPH07257228A (ja) * 1994-03-18 1995-10-09 Nissan Motor Co Ltd 車両用表示装置
JPH08318759A (ja) * 1995-05-26 1996-12-03 Nippondenso Co Ltd ヘッドアップディスプレイ装置
JP2010215194A (ja) * 2009-03-19 2010-09-30 Hyundai Motor Co Ltd 車載機器の操作装置
JP2010256554A (ja) * 2009-04-23 2010-11-11 Pioneer Electronic Corp 情報処理装置及び画像表示制御方法
US20140062946A1 (en) * 2011-12-29 2014-03-06 David L. Graumann Systems and methods for enhanced display images
JP2015151059A (ja) * 2014-02-18 2015-08-24 本田技研工業株式会社 車載機器操作装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0577679A (ja) * 1991-09-21 1993-03-30 Nissan Motor Co Ltd 車両用スイツチ装置
JPH05270296A (ja) * 1992-03-23 1993-10-19 Nissan Motor Co Ltd 車両用操作装置
JPH07257228A (ja) * 1994-03-18 1995-10-09 Nissan Motor Co Ltd 車両用表示装置
JPH08318759A (ja) * 1995-05-26 1996-12-03 Nippondenso Co Ltd ヘッドアップディスプレイ装置
JP2010215194A (ja) * 2009-03-19 2010-09-30 Hyundai Motor Co Ltd 車載機器の操作装置
JP2010256554A (ja) * 2009-04-23 2010-11-11 Pioneer Electronic Corp 情報処理装置及び画像表示制御方法
US20140062946A1 (en) * 2011-12-29 2014-03-06 David L. Graumann Systems and methods for enhanced display images
JP2015151059A (ja) * 2014-02-18 2015-08-24 本田技研工業株式会社 車載機器操作装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6673258B2 (ja) 2020-03-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6033804B2 (ja) 車載機器操作装置
JP6105075B2 (ja) 投射型映像表示装置、操作検出装置及び投射型映像表示方法
JP2008099874A (ja) 内視鏡プロセッサおよび内視鏡システム
JP2006091645A (ja) 表示装置
JP5750687B2 (ja) カーナビ用ジェスチャ入力装置
US20180267637A1 (en) Finger-operated control bar, and use of the finger-operated control bar
US20100181171A1 (en) Operating device and operating system
US20190322176A1 (en) Input device for vehicle and input method
EP3316574A1 (en) Image display control device
JP5806270B2 (ja) タッチスイッチモジュール
JP2016029532A (ja) ユーザインターフェース
JP2018134993A (ja) 車両用操作システム及びコンピュータプログラム
KR20140080300A (ko) 핸드 제스처를 이용한 차량용 제어 시스템
US20220305910A1 (en) Method for optimising the operation of an optical display
JP4910484B2 (ja) 車載操作システム
JP5843832B2 (ja) タッチスイッチモジュール
JP2014211738A (ja) 車載機器の制御装置、車載機器
US20220350480A1 (en) Information Processing Device and Program
JP4762721B2 (ja) 操作制御装置
JP6848779B2 (ja) 電子ミラーシステム
CN114368286B (zh) 投影切换装置
CN118683338A (zh) 车辆的控制方法、装置、车辆及程序产品
JP2000194483A (ja) タッチ操作入力装置
TWI861850B (zh) 用於車輛的調用功能和操作設置的方法和控制系統
CN215436211U (zh) 一种光感车辆控制系统及车辆

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190409

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200130

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200217

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6673258

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees