以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態は、所定の方向に載置された原稿を読み取る設定がされているにもかかわらず、読み取られた原稿がそれとは異なった方向で読み取られたものである場合のものである。
例えば、図1(a)に示すように、A4横のスキャン範囲が設定されているにもかかわらず、図1(b)に示すように、A4サイズの原稿が、プラテンに縦方向に載置されたり、自動原稿処理装置に縦方向に設定された場合に、図1(c)に示すように、これを表すプレビュー画面を図14に示す画面301のプレビュー領域303に表示する。このプレビュー画面においては、A4横のスキャン範囲を示す設定矩形と、A4縦で実際に原稿が読取られたことを示す読取矩形とを表示する。例えば、設定矩形はスキャン範囲を示す枠だけで示し、読取矩形は、所定の塗りつぶしで示す。所定の塗りつぶしとしては、例えば、所定の図形、実際の読取り画像等が用いる。また、所定の塗りつぶしにおいては、設定矩形内部と設定矩形外部とに対して相互に異なった塗りつぶしをしてもよい。
画面表示部は、プレビュー画面の他に、対応方法を利用者に対し選択をさせるために用いられるユーザインターフェース画面(図14に示す画面301のプレビュー領域303以外の部分)を表示する。なお、この時点では、印刷を実行しない。
このユーザインターフェース画面において、再設定(画面301の「設定の変更」311)が選択されたならば、原稿の読取り方向を変更し、更に、原稿の再読取りを行う。例えば、A4縦のスキャン範囲を設定し、原稿をA4縦で読取る。A4横のスキャン範囲を再度設定し、原稿をA4横で読み取ってもよい。
また、このユーザインターフェース画面において、再読み込み(画面301の「1枚目やりなおし」309)が選択されたならば、原稿のサイズと読取り方向に関する設定を維持したまま、原稿の読取りを再度行う。例えば、A4横のスキャン範囲を維持したまま、原稿をA4横で読取る。
再設定の選択により再設定及び再読み込みが行われ、又は、再読み込みの選択により再読み込みが行われた結果前回と同様な誤りその他誤りが検出されなければ、特にプレビュー画面の表示は行わずに、その時点で印刷又は出力を実行する。
なお、上記のユーザインターフェース画面において、継続(画面301の「次へ」313)が選択されたならば、誤りの検出にかかわらず、印刷又は出力の処理に進む。
また、A4横のスキャン範囲が設定されていて、A4サイズの原稿が、プラテンに横方向に載置されたり、自動原稿処理装置に横方向に設定されたりした場合には、図1(c)に示すようなプレビュー画面も上記のユーザインターフェース画面も表示しないで(画面301を表示しないで)、そのまま処理を続け、印刷又は出力に進む。
なお、設定された用紙サイズと実際に読み込まれた原稿のサイズが異なる場合、設定された用紙サイズと実際に読み込まれた原稿のサイズが異なり、且つ、設定された用紙の向きと読み込まれた用紙の向きが異なる場合にも、同様なことを行うことができる。
なお、実際に読取られた原稿のサイズと向きは、所定の方法により検出する。例えば、プラテンの下部に設けられた原稿のサイズと向きを検出するための複数のセンサを利用して、プラテンに載置された原稿のサイズと向きを検出してもよい。原稿を読み取ったことにより得られた読取画像を画像処理することによりプラテンに載置された原稿のサイズと向きを検出してもよいし、読取画像に基づいて原稿のサイズと向きを検出してもよい。設定されている原稿のサイズと向きと、検出した原稿のサイズと向きとが一致しない場合には、プレビュー画面などを表示することになる。つまり、例えば、原稿のサイズと向きが設定されているのであれば、これらと検出した原稿のサイズと向きが一致することが設定に対応した要件となるが、この要件が満たされない場合には、プレビュー画面などを表示することになる。
また、各利用者による操作により、読取原稿の向き(縦又は横)を設定することができるが、管理者が読取原稿の用途毎にディフォルトの向きを設定することができる。具体的には、コンビニ、会社などに応じて、コピー、ファックス、スキャン・ツゥー・PC、サーバ保存といった機能毎に読取原稿のディフォルトの方向を管理者がシステム設定できる。システム設定は、記録媒体に設けられた確認テーブルに格納される。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態は、自動原稿処理装置に所定の方向に載置された原稿をまとめて読み取る設定がされているにもかかわらず、まとめて読み取られた原稿がそれとは異なった方向で読み取られたものである場合のものである。
例えば、図1(a)に示すように、A4横のスキャン範囲が設定されているにもかかわらず、図1(b)に示すように、複数のA4サイズの原稿が、自動原稿処理装置に縦方向に設定され、これらの原稿が読み込まれた場合に、図1(c)に示すように、これを表すプレビュー画面を図14に示す画面301のプレビュー領域303に表示する。このプレビュー画面においては、A4横のスキャン範囲を示す設定矩形と、A4縦で実際に原稿が読取られたことを示す読取矩形とを表示する。例えば、設定矩形はスキャン範囲を示す枠だけで示し、読取矩形は、所定の塗りつぶしで示す。所定の塗りつぶしとしては、例えば、所定の図形、実際の読取り画像(何れか1枚の読み取られた原稿の画像)等が用いられる。また、所定の塗りつぶしにおいては、設定矩形内部と設定矩形外部とに対して異なった塗りつぶしをしてもよい。
画面表示部は、プレビュー画面の他に、対応方法を利用者に対し選択をさせるために用いられるユーザインターフェース画面(図14に示す画面301のプレビュー領域303以外の部分)を表示する。
このユーザインターフェース画面において、再設定(画面301の「設定の変更」311)が選択されたならば、原稿の読取り方向を変更し、更に、原稿の再読取りを行う。例えば、A4縦のスキャン範囲を設定し、複数の原稿をA4縦でまとめて読取る。A4横のスキャン範囲を再度設定し、複数の原稿をA4横でまとめて読み取ってもよい。
また、このユーザインターフェース画面において、再読み込み(画面301の「1枚目やりなおし」309)が選択されたならば、原稿のサイズと読取り方向に関する設定を維持したまま、複数の原稿の読取りを再度まとめて行う。例えば、A4横のスキャン範囲を維持したまま、複数の原稿をA4横でまとめて読取る。
再設定の選択により再設定及び再読み込みが行われ、又は、再読み込みの選択により再読み込みが行われた結果前回と同様な誤りその他誤りが検出されなければ、特にプレビュー画面の表示は行わずに、その時点で印刷又は出力を実行する。
なお、上記のユーザインターフェース画面において、継続(画面301の「次へ」313)が選択されたならば、誤りの検出にかかわらず、印刷又は出力の処理に進む。
また、A4横のスキャン範囲が設定されていて、A4サイズの原稿が、自動原稿処理装置に横方向に設定された場合には、図1(c)に示すようなプレビュー画面も上記のユーザインターフェース画面も表示しないで(画面301を表示しないで)、そのまま処理を続け、印刷又は出力に進む。
第1の実施の形態は、1枚ずつの処理に対応したものであるが、第2の実施の形態は、複数枚まとめての処理に対応したものである。例えば、原稿送り装置に30枚の原稿を載置した場合において、原稿の載置方向を間違えた場合、誤ったままの印刷を回避することができる。
また、例えば、300枚の読み込みと印刷又は出力をする場合において、まとめて、これをするのではなく、100枚ずつに3回に分けて、原稿を読取り、最後にまとめて300枚の印刷又は出力をする動作モードがあるが、何れかの回において読取り原稿の原稿送り装置への載置方向に誤りがある場合、それを示すプレビュー画面と対応方法を利用者に選択させるためのユーザインターフェース画面を表示し、そこで選択された対応方法により、誤りのない状態の読み込みが行われるようにできるので、誤りを回毎の単位で直すことができる。また、誤りを検出した場合にのみプレビュー画面とユーザインターフェース画面を表示するので、不要に、プレビュー画面などを表示することを回避することができる。
なお、実際に読取られた原稿のサイズと向きは、所定の方法により検出する。第1の実施の形態では、プラテンに原稿を載置するので、プラテンの下部に設けられた原稿のサイズと向きを検出するための複数のセンサを利用して、プラテンに載置された原稿のサイズと向きを検出することができたが、第2の実施の形態では、自動原稿処理装置により原稿のサイズと向きを検出してもよいし、読取画像自体に基づいて原稿のサイズと向きを検出してもよい。原稿を読み取ったことにより得られた読取画像を画像処理することによりプラテンに載置された原稿のサイズと向きを検出してもよい。設定されている原稿のサイズと向きと、検出した原稿のサイズと向きとが一致しない場合には、プレビュー画面などを表示することになる。つまり、例えば、原稿のサイズと向きが設定されているのであれば、これらと検出した原稿のサイズと向きが一致することが設定に対応した要件となるが、この要件が満たされない場合には、プレビュー画面などを表示することになる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態は、原稿読取装置に設定された原稿読取り領域の一部のみを、読取られた原稿が占める場合のものである。
例えば、図2(a)に示すように、A3横のスキャン範囲が設定されているにもかかわらず、図2(b)に示すように、A4縦の原稿が読取られた場合に、図2(c)に示すような、これを表すプレビュー画面を図14に示す画面301のプレビュー領域303に表示する。このプレビュー画面においては、A3横のスキャン範囲を示す設定矩形と、A4縦で実際に原稿が読取られたことを示す読取矩形とを表示する。例えば、設定矩形はスキャン範囲を示す枠だけで示し、読取矩形は、所定の塗りつぶしで示す。所定の塗りつぶしとしては、例えば、所定の図形、実際の読取り画像等が用いられる。
画面表示部は、プレビュー画面の他に、対応方法を利用者に対し選択をさせるために用いられるユーザインターフェース画面(図14に示す画面301のプレビュー領域303以外の部分)を表示する。なお、この時点では、印刷を実行しない。
このユーザインターフェース画面において、再設定(画面301の「設定の変更」311)が選択されたならば、原稿の読取りサイズと方向を変更し、更に、原稿の再読取りを行う。例えば、A4縦のスキャン範囲を設定し、原稿をA4縦で読取る。A4横のスキャン範囲を設定し、原稿をA4横で読み取ってもよい。但し、原稿読取装置によっては、何れかができない場合もある。
また、このユーザインターフェース画面において、再読み込み(画面301の「1枚目やりなおし」309)が選択されたならば、原稿の読取り方向を維持したまま、原稿の読取りを行う。例えば、A3横のスキャン範囲を維持したまま、A3原稿を横向きで読取る。
更に、このユーザインターフェース画面において、継続(画面301の「次へ」313)が選択されたならば、そのまま印刷又は出力に進む。これは、特に、原稿よりも大きなスキャン範囲を設定し、印刷結果にメモ書き込み用の余白を作る場合等を想定したものである。
再設定及び再読み込み又は再読み込みに応じた動作が実行され、前回と同様な誤りなどが検出されなければ、その時点で印刷又は出力を実行する。
なお、A3横のスキャン範囲が設定されていて、A3サイズの原稿が、プラテンに横方向に載置されたり、自動原稿処理装置に横方向に設定された場合には、図2(c)に示すようなプレビュー画面も上記のユーザインターフェース画面も表示しないで(画面301を表示しないで)、そのまま処理を続け、印刷又は出力に進む。
なお、実際に読取られた原稿のサイズと向きは、所定の方法により検出する。例えば、プラテンの下部に設けられた原稿のサイズと向きを検出するための複数のセンサを利用して、プラテンに載置された原稿のサイズと向きを検出してもよい。原稿を読み取ったことにより得られた読取画像を画像処理することによりプラテンに載置された原稿のサイズと向きを検出してもよいし、読取画像に基づいて原稿のサイズと向きを検出してもよい。。設定されている原稿のサイズと向きと、検出した原稿のサイズと向きとが一致しない場合には、プレビュー画面などを表示することになる。つまり、例えば、原稿のサイズと向きが設定されているのであれば、これらと検出した原稿のサイズと向きが一致することが設定に対応した要件となるが、この要件が満たされない場合には、プレビュー画面などを表示することになる。
[第4の実施の形態]
第4の実施の形態は、所定枚数の集約機能が設定されているにもかかわらず、その所定枚数の原稿が読み取られなかった場合のものである。
例えば、図3(a)に示すように、4枚の集約機能が設定されているにもかかわらず、図3(b)に示すように、原稿が2枚しか読取られなかった場合に、図3(c)に示すように、これを表すプレビュー画面を図14に示す画面301のプレビュー領域303に表示する。このプレビュー画面においては、4枚分の原稿領域を示す4つの設定矩形と、実際に2枚しか原稿が読取られなかったことを示す2つの読取矩形とを表示する。例えば、設定矩形は集約後に占める範囲を示す枠だけで示し、読取矩形は、集約後に占める領域を示す所定の塗りつぶしで示す。所定の塗りつぶしとしては、例えば、所定の図形、実際の読取り画像等が用いられる。
画面表示部は、プレビュー画面の他に、対応方法を利用者に対し選択をさせるために用いられるユーザインターフェース画面(図14に示す画面301のプレビュー領域303以外の部分)を表示する。なお、この時点では、印刷を実行しない。
このユーザインターフェース画面において、再設定(画面301の「設定の変更」311)が選択されたならば、集約機能のパラメータを変更し、更に、原稿の再読取りを行う。例えば、2枚の集約に設定し、原稿を2枚読み取る。
また、このユーザインターフェース画面において、全部の再読み込み(画面301の「1枚目やりなおし」309)が選択されたならば、既に読み込まれた原稿を含め、4枚の原稿を読取る。
再設定及び再読み込み又は再読み込みに応じた動作が実行され、前回と同様な誤りなどが検出されなければ、その時点で印刷又は出力を実行する。
なお、上記のユーザインターフェース画面において、継続(画面301の「次へ」313)が選択されたならば、誤りの検出にかかわらず、印刷又は出力の処理に進む。つまり、この例では、4枚の領域中2枚の領域のみにしか画像データが存在しないような内容を印刷し又は出力する。
また、4枚集約の設定がされていて、4枚の原稿が読み込まれた場合には、図3(c)に示すようなプレビュー画面も上記のユーザインターフェース画面も表示しないで(画面301を表示しないで)、そのまま処理を続け、印刷又は出力に進む。
なお、実際に読取られた原稿の枚数は、所定の方法により検出する。例えば、実際に画像読取りを実行した回数を読み取られた原稿の枚数としてもよい。設定されている原稿のサイズと向きと、検出した原稿のサイズと向きとが一致しない場合には、プレビュー画面などを表示することになる。つまり、集約枚数が設定されているのであれば、これらと読み込んだ原稿枚数が一致することが設定に対応した要件となるが、この要件が満たされない場合には、プレビュー画面などを表示することになる。
[第5の実施の形態]
第5の実施の形態は、片面/両面複写(2枚を1枚の表面と裏面に集約するもの)の設定がされているのに続けて同一の原稿画像を読み込んだ場合のものである。
例えば、図4(a)に示すように、片面/両面複写の機能が設定されているにもかかわらず、図4(b)に示すように、同一の原稿が続けて読取られた場合に、図4(c)に示すように、これを表すプレビュー画面を図7に示す画面321のプレビュー領域303に表示する。このプレビュー画面においては、表面の読取り原稿を示す読取矩形と、裏面の読取り原稿を示す読取矩形とを表示する。例えば、それぞれの読取矩形を、所定の塗りつぶしで示す。所定の塗りつぶしとしては、例えば、所定の図形、実際の読取り画像等が用いられる。利用者は、同じ図形が並んで表示されたり、同じ読取り画像が並んで表示されている画面から、同一の原稿が続けて読取られたことを認識することができる。また、メッセージを表示すれば、それを補助として、同一の原稿が続けて読取られたことを認識することができる。
画面表示部は、プレビュー画面の他に、対応方法を利用者に対し選択をさせるために用いられるユーザインターフェース画面(図14に示す画面321のプレビュー領域303以外の部分)を表示する。なお、この時点では、印刷を実行しない。
このユーザインターフェース画面において、再設定(画面321の「設定の変更」331)が選択されたならば、例えば、片面/両面複写の機能を片面/片面複写の機能に変更する。その後、原稿の再読み込みをする。これは、例えば、利用者が、元々、片面/片面複写を意図していたのだが、誤って、片面/両面複写の機能を設定していた場合を想定している。また、片面/両面複写の設定も読み込ませた原稿も元々意図してしたものではない場合を想定している。
また、このユーザインターフェース画面において、全部の再読み込み(画面321の「戻る」325)が選択されたならば、1枚目と2枚目の原稿を再読取りする。
更に、このユーザインターフェース画面において、続きからの再読み込み(画面321の「2枚目やりなおし」329)が選択されたならば、2枚目の原稿のみを再読取りする。
再設定及び再読み込み又は再読み込みに応じた動作が実行され、前回と同様な誤りなどが検出されなければ、その時点で印刷又は出力を実行する。
なお、上記のユーザインターフェース画面において、継続(画面321の「次へ」333)が選択されたならば、誤りの検出にかかわらず(利用者からみれば誤りでない場合も含む)、印刷又は出力の処理に進む。つまり、この例では、同一の内容の画像データを両面に印刷し又は出力する。
また、片面/両面複写の設定がされていて、相互に異なる2つの画像データを取得した場合には、図4(c)に示すようなプレビュー画面も上記のユーザインターフェース画面も表示しないで(画面321を表示しないで)、そのまま処理を続け、印刷又は出力に進む。
なお、実際に読取られた2枚の原稿の読取画像が同じかどうかは、読取画像同士を比較することにより検出する。両者が一致した場合又はほぼ一致した場合には、プレビュー画面などを表示することになる。つまり,片面/両面複写が設定されているのであれば、2つの読取画像が所定の評価方法に従って所定量以上異なることが設定に対応した要件となるが、この要件が満たされない場合には、プレビュー画面などを表示することになる。
両面印刷される内容を利用者に確認してもらうために、片面/両面複写の設定がされている場合には、取得した2つの画像が同一であっても異なっていても、プレビュー画面を表示するようにしてもよい。この場合は、片面/両面複写の設定に対する要件を定義するならば、常に満たされない要件ということになる。
[第6の実施の形態]
第6の実施の形態は、両面/片面複写(1枚の表面と裏面を1枚の片面に集約するもの)の設定がされているのに続けて同一の原稿画像を読み込んだ場合のものである。
例えば、図5(a)に示すように、両面/片面複写の機能が設定されているにもかかわらず、図5(b)に示すように、同一の原稿が続けて読取られた場合に、図5(c)に示すように、これを表すプレビュー画面を図15に示す画面321のプレビュー領域303に表示する。このプレビュー画面においては、表面の読取り原稿を示す読取矩形と、裏面の読取り原稿を示す読取矩形と、これらを含む用紙を表す用紙矩形を表示する。例えば、用紙矩形は枠のみで示し、それぞれの読取矩形を、所定の塗りつぶしで示す。所定の塗りつぶしとしては、例えば、所定の図形、実際の読取り画像等が用いられる。利用者は、同じ図形が並んで表示されたり、同じ読取り画像が並んで表示されている画面から、同一の原稿が続けて読取られたことを認識することができる。また、メッセージを表示すれば、それを補助として、同一の原稿が続けて読取られたことを認識することができる。
画面表示部は、プレビュー画面の他に、対応方法を利用者に対し選択をさせるために用いられるユーザインターフェース画面(図14に示す画面321のプレビュー領域303以外の部分)を表示する。なお、この時点では、印刷を実行しない。
このユーザインターフェース画面において、再設定(画面321の「設定の変更」331)が選択されたならば、例えば、両面/片面複写の機能を片面/片面複写の機能に変更する。その後、原稿の再読み込みをする。これは、例えば、利用者が、元々、非集約を意図していたのだが、誤って、両面/片面複写の機能を設定していた場合を想定している。また、設定も読み込ませた原稿も元々意図してしたものではない場合を想定している。
また、このユーザインターフェース画面において、全部の再読み込み(画面321の「戻る」325)が選択されたならば、1枚目と2枚目の原稿を再読取りする。
更に、このユーザインターフェース画面において、続きからの再読み込み(画面321の「2枚目やりなおし」329)が選択されたならば、2枚目の原稿のみを再読取りする。
再設定及び再読み込み又は再読み込みに応じた動作が実行され、前回と同様な誤りなどが検出されなければ、その時点で印刷又は出力を実行する。
なお、上記のユーザインターフェース画面において、継続(画面321の「次へ」333)が選択されたならば、誤りの検出にかかわらず(利用者からみれば誤りでない場合も含む)、印刷又は出力の処理に進む。つまり、この例では、同一の内容の2つの画像データを片面に印刷し又は出力する。
また、両面/片面複写の設定がされていて、相互に異なる2つの画像データを取得した場合には、図5(c)に示すようなプレビュー画面も上記のユーザインターフェース画面も表示しないで(画面321を表示しないで)、そのまま処理を続け、印刷又は出力に進む。
なお、実際に読取られた2枚の原稿の読取画像が同じかどうかは、読取画像同士を比較することにより検出する。両者が一致した場合又はほぼ一致した場合には、プレビュー画面などを表示することになる。つまり、両面/片面複写が設定されているのであれば、2つの読取画像が所定の評価方法に従って所定量以上異なることが設定に対応した要件となるが、この要件が満たされない場合には、プレビュー画面などを表示することになる。
[第7の実施の形態]
第7の実施の形態は、第1乃至第6の実施の形態による原稿読取装置を含む複合機800に関するものである。図6及び図7は、複合機800の構成などを示すものである。
図6及び図7に示すように、複合機800は、原稿の画像を読み取る原稿読取装置820と、シートに画像を形成する複合機本体(画像形成部本体)215と、原稿読取装置820及び複合機本体215を操作するための操作パネル部217と、操作パネル部217による操作に基づいて原稿読取装置820及び複合機本体215を制御する演算処理部213と、を備えている。操作パネル217は、ユーザインターフェース117の一部を構成する。
画像読取りのために原稿読取装置820を単体で用いること、画像形成のために画像形成部本体215を単体で用いることの他に、画像を複写するためにこれらを連動させることもできる。また、複合機800は図示しない記憶装置及びファクシミリ装置を含んでいてもよい。記憶装置は、原稿読取装置により読み取られた画像やファクシミリ装置により受信した画像を格納することができる。ファクシミリ装置は、原稿読取装置により読み取られた画像や記憶装置に格納されている画像を送信することと、外部から画像を受信することができる。更に、複合機800は、ネットワークを介してパーソナルコンピュータと接続するためのインターフェースを含んでいてもよい。複合機800に接続されたパーソナルコンピュータは、これが管理できるデータについて複合機の機能を利用することができる。
原稿読取装置820は、原稿を自動給送する原稿自動給送部SPF(Single Pass Feeder)824と、原稿の画像を読み取る読取装置本体822と、を備えている。なお、原稿読取装置820は、図7に示す構成要素の他に、図7には示されないが図6に示される構成要素も含む。
複合機本体215は、シートを給送するシート給送部10と、シートを手差し給送可能な手差し給送部20と、シート給送部10又は手差し給送部20により給送されるシートに画像を形成する画像形成部30と、を備えている。
シート給送部10は、シートを積載するシート積載部11と、シート積載部11に積載されたシートを1枚ずつ分離給送する分離給送部12と、を備えている。シート積載部11は、回転軸13を中心に回動する中板14を備えており、中板14は、シートを給送する際に回動してシートを上方に持ち上げる。分離給送部12は、中板14により持ち上げられたシートを給送するピックアップローラ15と、ピックアップローラ15により給送されるシートを1枚ずつに分離する分離ローラ対16と、を備えている。
手差し給送部20は、シートを積載可能な手差しトレイ21と、手差しトレイ21に積載されたシートを1枚ずつ分離給送する分離給送部22と、を備えている。手差しトレイ21は、複合機本体215に回動自在に支持されており、手差し給送する際には、所定の角度に固定させることでシートを積載可能になる。分離給送部22は、手差しトレイ21に積載されたシートを給送するピックアップローラ23と、ピックアップローラ23により給送されるシートを1枚ずつに分離する分離ローラ24及び分離パッド25と、を備えている。
画像形成部30は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の画像を形成する4つのプロセスカートリッジ31Y〜31Kと、後述する感光体ドラム740Y〜740Kと、これらの表面を露光する露光装置32と、感光体ドラム740Y〜740Kの表面に形成されたトナー像をシートに転写する転写部(転写手段)33と、転写したトナー像をシートに定着させる定着部34と、を備えている。なお、符号の最後に付すアルファベット(Y、M、C、K)は、それぞれの色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)を示している。
4つのプロセスカートリッジ31Y〜31Kのそれぞれは、複合機本体215から取り外し可能に構成されており、交換可能となっている。なお、4つのプロセスカートリッジ31Y〜32Kは、形成する画像の色が異なること以外は同様な構成であるため、イエロー(Y)の画像を形成するプロセスカートリッジ31Yの構成のみの説明し、プロセスカートリッジ31M〜31Kの説明は省略する。
プロセスカートリッジ31Yは、像担持体としての感光体ドラム740Yと、感光体ドラム740Yを帯電させる帯電器741Yと、感光体ドラム740Y上に形成された静電潜像を現像する現像装置742Yと、感光体ドラム740Yの表面に残留するトナーを除去するドラムクリーナと、を備えている。現像装置742Yは、感光体ドラム740Yを現像する現像装置本体(詳細には図示せず)と、現像装置本体にトナーを供給するトナーカートリッジ(詳細には図示せず)と、を備えている。トナーカートリッジは、現像装置本体に着脱可能に構成されており、収容されたトナーが無くなると、現像装置本体から取り外して、交換することができるようになっている。
露光装置32は、レーザ光を照射する光源(図示せず)と、レーザ光を感光体ドラム740Y〜740Kに導く複数のミラー(図示せず)等と、を備えている。転写部33は、感光体ドラム740Y〜740Kに形成されたトナー像を担持する中間転写ベルト35と、感光体ドラム740Y〜740Kに形成されたトナー像を中間転写ベルト35に一次転写する一次転写ローラ36Y〜36Kと、中間転写ベルト35に転写されたトナー像をシートに二次転写する二次転写ローラ37と、中間転写ベルト35に残留するトナーを除去するベルトクリーナ38と、を備えている。中間転写ベルト35は、駆動ローラ39a及び従動ローラ39bに掛け渡されており、一次転写ローラ36Y〜36Kによって感光体ドラム740Y〜740Kに押し付けられている。二次転写ローラ37は、駆動ローラ39aとで中間転写ベルト35をニップ(挟持)しており、ニップ部Nで中間転写ベルト35が担持するトナー像をシートに転写する。定着部34は、シートを加熱する加熱ローラ34aと、加熱ローラ34aに圧接する加圧ローラ34bと、を備えている。
操作パネル部217は、所定の情報を表示する表示部211と、利用者が原稿読取装置820及び複合機本体215への指示を入力する入力部203と、を備えている。本実施形態においては、操作パネル部217は、読取装置本体822の正面側に配設されている。なお、正面側は図6の紙面の手前側に対応し、裏面側は図6の背面側に対応する。
図7に示すように、演算処理部213は、シート給送部10、手差し給送部20、画像形成部30及び原稿読取装置820を駆動制御するCPU213aと、CPU213aを動作させるための各種プログラムとCPU213aが用いる各種情報等を記憶するメモリ213bと、を備えている。演算処理部213は、利用者による操作パネル部217への操作に基づいて、シート給送部10、手差し給送部20、画像形成部30及び原稿読取装置820の動作を統合して制御し、シートに画像を形成させる。
なお、演算処理部213に、原稿読取装置820の動作を制御するが含まれていてもよい。
次に、上述のように構成された複合機800による画像形成動作(演算処理部213による画像形成制御)について説明する。本実施形態においては、原稿自動給送部824により給送され、読取装置本体822により読み取られた読取原稿の画像を、シート給送部10により給送されるシートに画像形成部30が形成する画像形成動作を例にとり説明する。
利用者による操作パネル部217の入力部203への入力により、画像形成開始信号が発信されると、利用者により原稿自動給送部824に載置された読取原稿が原稿読取位置に向けて自動給送され、原稿読取位置で読取装置本体822によって画像が読み取られる。
読取装置本体822により原稿の画像が読み取られると、読み取られた原稿の画像情報に基づいて、露光装置32が感光体ドラム740Y〜740Kに向けて、それぞれに対応する複数のレーザ光を照射する。このとき、感光体ドラム740Y〜740Kは、それぞれ、帯電器741Y〜741Bにより予め帯電されており、それぞれに対応するレーザ光が照射されることで感光体ドラム740Y〜740K上にそれぞれの静電潜像が形成される。その後、現像装置742Y〜742Kにより感光体ドラム740Y〜740K上にそれぞれ形成された静電潜像が現像され、感光体ドラム740Y〜740K上に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)のトナー像が形成される。感光体ドラム740Y〜740K上に形成された各色のトナー像は、一次転写ローラ36Y〜36Kによって中間転写ベルト35に重畳転写され、重畳転写されたトナー像(フルカラーのトナー像)は、中間転写ベルト35に担持された状態でニップ部Nまで搬送される。
上述の画像形成動作に並行して、シート積載部11に積載されたシートが、分離給送部12によって1枚ずつに分離されながら、ピックアップローラ15によりシート搬送路26に給送される。そして、ニップ部Nのシート搬送方向上流にあるレジストローラ対27で、斜行が補正されると共に、所定の搬送タイミングでニップ部Nに搬送される。ニップ部Nに搬送されたシートは、二次転写ローラ37によって中間転写ベルト35が担持するフルカラーのトナー像が転写される。
トナー像が転写されたシートは、定着部34で加熱・加圧されることでトナー像が溶融定着され、排出ローラ対18により装置外に排出される。装置外に排出されたシートは、排出シート積載部19に積載される。
なお、シートの両面(第1面及び第2面)に画像を形成する場合には、第1面に画像が形成されたシートが装置外に排出される前に、排出ローラ対18を逆回転させて両面搬送路17に搬送し、両面搬送路17を介して画像形成部30に再搬送する。そして、第1面と同様に、第2面に画像を形成し、装置外に排出する。装置外に排出されたシートは、排出シート積載部19に積載される。
図8に、演算処理部213のうち原稿読取装置820の動作を制御する部分の機能ブロック図を示す。演算処理部213のうち原稿読取装置820の動作を制御する部分を単独の画像処理装置として機能させることもできるし、当該部分を原稿読取装置820に含ませることもできる。このような原稿読取装置820を単独で機能する装置として複合機800から切り離すことも可能である。
図8を参照すると、当該部分は、機能・設定入力部213−1、読取部213−3、読取結果生成部213−5、読取結果評価部213−7、画面表示制御部213−9、追加処理実行制御部213−11及び出力部213−13を含む。
画面表示制御部213−9は、プレビュー表示部213−9a及びユーザインターフェース表示部213−9bを含む。
機能・設定入力部213−1は、利用者から機能及び設定の選択及び変更を受け付ける。
読取部213−3は、読取装置本体822で読み取った原稿の画像データを受け付ける。
読取結果生成部213−5は、機能・設定入力部213−1で選択又は変更された機能及び設定と、読取部213−5が受け付けた原稿の画像データに基づいて、読取結果を生成する。
読取結果評価部213−7は、読取結果生成部213−5が生成した読取結果を評価し、それが正常なものであるのか否かの判断をする。
画面表示制御部213−9は、読取結果が正常でない場合、プレビュー画面及びユーザインターフェース画面を操作パネル部217の表示部211に表示する。
追加処理実行制御部213−11は、操作パネル部217に対する利用者からの入力に従って、所定の判断をして、それに基づいて、機能・設定入力部213−1、読取部213−3及び読取結果生成部213−5を制御する。
出力部213−13は、読取結果生成部213−5が生成した読取り結果を出力する。
プレビュー表示部213−9aは、読取結果生成部213−5が生成した読取り結果をプレビューとして表示部211が表示するための信号を出力する。
ユーザインターフェース表示部213−9bは、ユーザインターフェース画面を表示部211が表示するための信号を出力する。
実施例1は、第1の実施の形態及び第3の実施の形態に対応した動作の具体例である。なお、この動作は、第7の実施の形態における演算処理部213により実行されてもよい。これは、他の実施例においても同様である。
図9を参照すると、まず、出来上がりの用紙サイズを設定する(ステップS401)。
次に、用紙の向きを設定する(ステップS403)。
次に、原稿読込みを実行する(ステップS405)。
次に、ステップS403及びステップS405で設定した用紙サイズと向きをステップS405で読み込んだ原稿のサイズと向きと比較する(ステップS407)。
両者間でサイズと向きが同じであれば(ステップS407で「同じ」)、ステップS411に進む。サイズ又及び向きのうちの少なくとも一方が異なれば(ステップS407で「違う」)、ステップS409に進む。
ステップ409では、ステップS403及びステップS405で設定した用紙サイズと向きに対してステップS405で読み込んだ原稿のサイズと向きの両者又は何れか一方が一致しないことを表すプレビュー画面及び対応方法を利用者に対し選択をさせるために用いられるユーザインターフェース画面を表示する。
ステップ409で表示するユーザインターフェース画面に対して、対応方法として設定の変更を選択するための入力(画面301の「設定の変更」のボタンの押下)があれば、ステップS401に戻る。ステップS401に戻ったならば、用紙サイズの設定(ステップS401)、用紙の向きの設定(ステップS403)、原稿の読込み(ステップS405)を再度実行して、ステップS407に進む。例えば、原稿のサイズが一致していないのであれば、出来上がりの用紙サイズをステップ405で読み込んだ原稿サイズに合わせ(ステップS401)、前回と同一の印刷の向きの設定をし(ステップS403)、前回と同一の原稿を同じ向きで読み込んで(ステップ405)、ステップS407に進む。また、例えば、用紙の向きが一致していないのであれば、出来上がりの用紙サイズを前回と同一にして(ステップS401)、印刷の向きを原稿を実際に読み込ませる向き(前回読み込ませた向き)に合わせる設定をし(ステップS403)、前回と同一の原稿を同じ向きで読み込んで(ステップS405)、ステップS407に進む。
ステップ409で表示するユーザインターフェース画面に対して、対応方法として原稿の読み直しを選択するための入力があれば、ステップS405に戻る。ステップS405に戻ったならば、原稿の読込み(ステップS405)を再度実行して、ステップS407に進む。例えば、ステップS401で設定した出来上がりの用紙サイズと同一サイズの原稿を、ステップS403で設定した向きと同一の向きで読み込んで(ステップS405)、ステップS407に進む。
ステップS409で表示するユーザインターフェース画面に対して、ステップS401及びステップS403で設定した出来上がりの用紙サイズ及び向きとステップS605で読み込んだ原稿のサイズ及び向きが同じ場合と同様に次へ進むことを選択するための入力があれば、ステップS411に進む。
ステップS411では、利用者による印刷スタートボタンの押下を受け付け、これに従って、印刷を実行する(ステップS413)。なお、印刷の実行に先立って、設定及び機能並びに読み込んだ原稿に従って、印刷するべき読込結果を生成する。また、印刷をする代わりに、印刷イメージ又は印刷内容を記述したデータを出力してもよい。これは、他の実施例についても同様である。
また、設定の変更が選択された場合、ステップS601、ステップS603を実行し、その後、ステップS605を実行しなくてもよい。この場合、印刷実行に先立って、変更後の設定及び機能並びに最初に読み込んだ原稿に従って、印刷するべき読込結果を生成する。これも、他の実施例についても同様である。
実施例2は、第2の実施の形態に対応した動作の具体例である。
図10を参照すると、まず、出来上がりの用紙サイズを設定する(ステップS421)。
次に、用紙の向きを設定する(ステップS422)。
次に、利用者により原稿がセットされる(ステップS425)。ここでセットされる原稿は、第1回の1枚以上の原稿である。
次に、利用者によりスタートボタンが押下される(ステップS427)。
次に、原稿読取りを実行する(ステップS429)。ここで、読み取られる原稿は、ステップS425でセットされた第1回の1枚以上の原稿である。
次に、ステップS421及びステップS423で設定した用紙サイズと向きをステップS429で読み込んだ原稿のサイズと向きと比較する(ステップS431)。
両者間でサイズと向きが同じであれば(ステップS431でYES)、ステップS437に進む。サイズ又及び向きのうちの少なくとも一方が異なれば(ステップS431でNO)、ステップS435に進む。
ステップ435では、ステップS421及びステップS423で設定した用紙サイズと向きに対してステップS429で読み込んだ原稿のサイズと向きの両者又は何れか一方が一致しないことを表すプレビュー画面及び対応方法を利用者に対し選択をさせるために用いられるユーザインターフェース画面を表示する。
ステップ435で表示するユーザインターフェース画面に対して、対応方法として設定の変更を選択するための入力(画面301の「設定の変更」のボタンの押下)があれば、ステップS421に戻る。ステップS421に戻ったならば、用紙サイズの設定(ステップS421)、用紙の向きの設定(ステップS423)、原稿の読込み(ステップS429)などを再度実行して、ステップS431に進む。例えば、原稿のサイズが一致していないのであれば、出来上がりの用紙サイズをステップS429で読み込んだ原稿サイズに合わせ(ステップS421)、前回と同一の印刷の向きの設定をし(ステップS423)、前回と同一の原稿を同じ向きで読み込んで(ステップ429)、ステップS431に進む。また、例えば、用紙の向きが一致していないのであれば、出来上がりの用紙サイズを前回と同一にして(ステップS421)、印刷の向きを原稿を実際に読み込ませる向き(前回読み込ませた向き)に合わせる設定をし(ステップS423)、前回と同一の原稿を同じ向きで読み込んで(ステップS429)、ステップS431に進む。
ステップS435で表示するユーザインターフェース画面に対して、対応方法として原稿の読み直しを選択するための入力があれば、ステップS425に戻る。ステップS425に戻ったならば、原稿の読込み(ステップS425)などを再度実行して、ステップS431に進む。例えば、用紙の向きが一致していないのであれば、ステップS421で設定した出来上がりの用紙サイズと同一サイズの原稿を、ステップS423で設定した向きと同一の向き(前回と異なった向き)で読み込んで(ステップS429)、ステップS431に進む。
ステップS437では、直前のステップS429で読み込んだ原稿の画像データを保存する。
次に、印刷ボタンが押下されたならば(ステップS439でYES)、印刷を実行する(ステップS453)。なお、この時点では、追加して読み込むべき原稿がないので、追加読込ボタンは選択不可能状態になっている。
次に、利用者により原稿がセットされる(ステップS441)。ここでセットされる原稿は、第2回の1枚以上の原稿である。これにより、追加読込ボタンは選択可能状態になる。
次に、ステップS443で印刷ボタンが押下されたならば、印刷を実行する(ステップS453)。ステップS443で追加読込ボタンが押下されたならば、追加読込みのために、ステップS445に進む。
ステップS445では、原稿読取りを実行する。ここで、読み取られる原稿は、直前に実行されたステップS441でセットされた1枚以上の原稿である。
次に、ステップS421及びステップS423で設定した用紙サイズと向きを直前に実行したステップS445で読み込んだ原稿のサイズと向きと比較する(ステップS447)。
両者間でサイズと向きが同じであれば(ステップS447で「同じ」)、ステップS451に進む。サイズ又及び向きのうちの少なくとも一方が異なれば(ステップS447で「違う」)、ステップS449に進む。
ステップS449では、ステップS421及びステップS423で設定した用紙サイズと向きに対してステップS445で読み込んだ原稿のサイズと向きの両者又は何れか一方が一致しないことを表すプレビュー画面及び対応方法を利用者に対し選択をさせるために用いられるユーザインターフェース画面を表示する。
ステップS449で表示するユーザインターフェース画面に対して、対応方法として原稿の読み直しを選択するための入力があれば、ステップS441に戻る。ステップS441に戻ったならば、ステップS441で利用者により載置し直された原稿の読込み(ステップS445)などを再度実行して、ステップS447に進む。例えば、ステップS421で設定した出来上がりの用紙サイズと同一サイズの原稿を、ステップS423で設定した向きと同一の向きで読み込んで(ステップS445)、ステップS447に進む。
ステップS447で「同じ」と判断されたならば、ステップS451に進む。ステップS451では、直前のステップS445で読み込んだ原稿の画像データを保存する。
この後、ステップS439に戻るが、前述した処理が繰り返される。利用者は、2回に分けて原稿を供給するのであれば、ステップS439で印刷ボタンを押し、これにより、ステップS453に進み、印刷を実行する。利用者は、3回に分けて原稿を供給するのであれば、ステップS441で第3回の原稿を供給し、ステップS443で「追加読込」ボタンを押すので、ステップS445以降を実行する。正常な読込が行われたならば、利用者は、ステップS439に戻ったときに、印刷ボタンを押し、これにより、ステップS453に進み、印刷を実行する。
なお、ステップS431で表示するユーザインターフェース画面に対して、ステップS421及びステップS423で設定した出来上がりの用紙サイズ及び向きとステップS429で読み込んだ原稿のサイズ及び向きが同じ場合と同様に次へ進むことを選択するための入力があれば、ステップS437に進む。
また、ステップS449で表示するユーザインターフェース画面に対して、ステップS421及びステップS423で設定した出来上がりの用紙サイズ及び向きとステップS445で読み込んだ原稿のサイズ及び向きが同じ場合と同様に次へ進むことを選択するための入力があれば、ステップS451に進む。
実施例3は、第4の実施の形態に対応した動作の具体例である。
図11を参照すると、まず、出来上がりの用紙サイズを設定する(ステップS601)。
次に、印刷機能を設定する(ステップS603)。ここでの印刷機能は、所定枚数を1面に集約するものである。これを片面印刷に適用しても両面印刷に適用してもよい。なお、この実施例では、出来上がりの用紙サイズと原稿の用紙サイズが同一である場合に、正常な集約ができるものとする。また、1枚のみ出力することを前提とする。
次に、原稿読込みを実行する(ステップS605)。
次に、ステップS601で設定した出来上がりの用紙サイズとステップS605で読み込んだ原稿のサイズを比較する(ステップS607)。
サイズが同じであれば(ステップS607でYES)、ステップS611に進む。サイズが異なれば(ステップS607でNO)、ステップS609に進む。
ステップ609では、ステップS601で設定した出来上がりの用紙サイズとステップS605で読み込んだ原稿のサイズが異なることを表すプレビュー画面及び対応方法を利用者に対し選択をさせるために用いられるユーザインターフェース画面を表示する。
ステップ609で表示するユーザインターフェース画面に対して、対応方法として設定の変更を選択するための入力があれば、ステップS601に戻る。ステップS601に戻ったならば、用紙サイズの設定(ステップS601)、印刷機能の設定(ステップS603)、原稿の読込み(ステップS605)を再度実行して、ステップS607に進む。例えば、出来上がりの用紙サイズをステップ605で読み込んだ原稿サイズに合わせ(ステップS601)、前回と同一の印刷機能の設定をし(ステップS603)、前回と同一の原稿を読み込んで(ステップS605)、ステップS607に進む。
ステップ609で表示するユーザインターフェース画面に対して、対応方法として原稿の読み直しを選択するための入力があれば、ステップS605に戻る。ステップS605に戻ったならば、原稿の読込み(ステップS605)を再度実行して、ステップS607に進む。例えば、ステップS601で設定した出来上がりの用紙サイズと同一サイズの原稿を読み込んで(ステップS605)、ステップS607に進む。
ステップ609で表示するユーザインターフェース画面に対して、ステップS601で設定した出来上がりの用紙サイズとステップS605で読み込んだ原稿のサイズが同じ場合と同様に次へ進むことを選択するための入力があれば、ステップS611に進む。
ステップS611では、ステップS603で設定された印刷機能が1枚の用紙に対して複数枚の原稿読込みをするような設定であるか否かを判断する。
そうでなければ(ステップS611でNO)、ステップS619に進む。そうであれば(ステップS611でYES)、ステップS613に進む。
ステップS613では、2枚目以降の原稿を全て読み込む。
次に、印刷設定の面数と読み込み枚数を比較する(ステップS615)。ここで、印刷設定の面数とは、例えば、N枚を1面に集約する機能と片面印刷の機能が設定されている場合には、Nである。また、N枚を1面に集約する機能と両面印刷の機能が設定されている場合には、2×Nである。
両者の数値が一致している場合には(ステップS615で「一致」)、ステップS619に進む。両者の数値が相違している場合には(ステップS615で「相違」)、ステップS617に進む。
ステップS619では、印刷を開始し、その次に、印刷を実行する(ステップS621)。
ステップS617では、印刷設定の面数と読み込み枚数とが相違することを示すプレビュー画面及び対応方法を利用者に対し選択をさせるために用いられるユーザインターフェース画面を表示する。
ステップ617で表示するユーザインターフェース画面に対して、対応方法として設定の変更を選択するための入力があれば、ステップS601に戻る。これは、主に、集約枚数を間違えていた場合を想定したものである。また、両面印刷/片面印刷の設定を間違えていた場合を想定したものである。ステップS601に戻ったならば、用紙サイズの設定(ステップS601)、印刷機能の設定(ステップS603)、原稿の読込み(ステップS605)を再度実行して、ステップS607に進む。例えば、出来上がりの用紙サイズを前回と同様にし(ステップS601)、集約枚数の変更及び、必要ならば、両面印刷/片面印刷の変更をし(ステップS603)、前回と同一の原稿を読み込んで(ステップS605)、ステップS607に進む。その次に条件が整えば、ステップS611:YES→ステップS613→ステップS615:一致→ステップS619を実行する。
ステップ617で表示するユーザインターフェース画面に対して、対応方法として原稿の読み直しを選択するための入力があれば、ステップS613に戻る。ステップS613に戻ったならば、2枚目以降の全ての原稿の読込み(ステップS613)を再度実行して、ステップS607に進む。例えば、2枚目以降の全ての原稿の枚数を変更してステップS613を実行する。次に、ステップS615で「一致」になれば、ステップS619に進む。なお、1枚目から読み直すようにしてもよい。また、不足するのであれば、不足分の原稿だけ新たに読み込むようにしてもよい。
ステップ617で表示するユーザインターフェース画面に対して、次へ(そのまま進む)を選択するための入力があれば、ステップS619に進む。
実施例4は、第5の実施の形態に対応した動作の具体例である。
図12を参照すると、まず、出来上がりの用紙サイズを設定する(ステップS461)。
次に、用紙の向きを設定する(ステップS463)。
次に、片面/両面印刷の機能を設定する(ステップS465)。
次に、片面/両面印刷の機能が設定されているので(ステップS466でYES)、ステップS467に進む。
ステップS467では、利用者が最初の1枚の原稿をセットする。
次に、利用者によるスタートボタンの押下を受け付ける(ステップS469)。
次に、ステップS467でセットされた原稿の読込みを実行する(ステップS471)。
次に、利用者が次の1枚の原稿をセットする(ステップS473)。
次に、利用者によるスタートボタンの押下を受け付ける(ステップS475)。
次に、ステップS473でセットされた原稿の読込みを実行する(ステップS477)。
次に、ステップS471で読み込んだ原稿の画像データとステップS477で読み込んだ原稿の画像データを比較する(ステップS479)。
両者が異なっていれば、ステップS491に進む。両者が同一であれば、ステップS481に進む。
ステップ481では、ステップS471で読み込んだ原稿の画像データとステップS477で読み込んだ原稿の画像データが同一であることを表すプレビュー画面及び対応方法を利用者に対し選択をさせるために用いられるユーザインターフェース画面を表示する。
ステップS481で表示するユーザインターフェース画面に対して、次へ進むことを選択するための入力があれば、ステップS481に進む。これにより、例えば、利用が元々同一の原稿を両面印刷することを意図している場合に対応できる。
ステップS481で表示するユーザインターフェース画面に対して、次へ進むことを選択するための入力以外の入力があれば、ステップS483に進む。
ステップ481で表示するユーザインターフェース画面に対して、対応方法として設定の変更を選択するための入力(画面321の「設定の変更」331のボタンの押下)があれば、ステップS461に戻る。ステップS461に戻ったならば、用紙サイズの設定(ステップS461)、用紙の向きの設定(ステップS463)、機能の設定(片面/片面印刷、片面/両面印刷など)(ステップS465)、原稿の読込み(ステップS471、S477など)を再度実行して、ステップS479に進む。例えば、利用者が、元々は、片面/片面複写を意図していたのであれば、ステップS465で片面/片面印刷を設定する。この場合には、ステップS466でNOとなり、他の処理に進む。また、例えば、利用者が、やはり、片面/両面複写を意図していて、用紙サイズを変えたり、用紙方向を変えたいこととなったのであれば、ステップS465で片面/両面印刷を設定する。この場合には、ステップS466でYESとなり、ステップS467に進む。
ステップ481で表示するユーザインターフェース画面に対して、対応方法として全部の再読込みを選択するための入力(画面321の「もどる」325のボタンの押下)があれば、ステップS467に戻る。ステップS467に戻ったならば、ステップS467からS477を実行して、2枚の原稿を再度読み込む。例えば、最初にセットした1枚の原稿に誤りがあったり、最初にセットした2枚の原稿に誤りがあった場合に、対応できる。
ステップ481で表示するユーザインターフェース画面に対して、対応方法として2枚目のみの再読込みを選択するための入力(画面321の「2枚目やり直し」329のボタンの押下)があれば、ステップS485に進む。ステップS485にすすんだならば、ステップS473からステップS477と同様なステップS485からステップS489を実行して、2枚目の原稿を再度読み込む。例えば、最初にセットした2枚目のみの原稿に誤りがあった場合に対応できる。ステップS489からは、ステップS491に進む。
ステップS491で、利用者からの印刷スタートボタンの押下を受け付けたならば、印刷を実行する(ステップS493)。
ステップ409で表示するユーザインターフェース画面に対して、対応方法として原稿の読み直しを選択するための入力があれば、ステップS405に戻る。ステップS405に戻ったならば、原稿の読込み(ステップS405)を再度実行して、ステップS407に進む。例えば、ステップS401で設定した出来上がりの用紙サイズと同一サイズの原稿を、ステップS403で設定した向きと同一の向きで読み込んで(ステップS405)、ステップS407に進む。
ステップS409で表示するユーザインターフェース画面に対して、ステップS401及びステップS403で設定した出来上がりの用紙サイズ及び向きとステップS605で読み込んだ原稿のサイズ及び向きが同じ場合と同様に次へ進むことを選択するための入力があれば、ステップS411に進む。
ステップS411では、利用者による印刷スタートボタンの押下を受け付け、これに従って、印刷を実行する(ステップS413)。
実施例5は、第6の実施の形態に対応した動作の具体例である。
実施例5の動作は、図13に示すようなフローチャートで表される。実施例4の動作は、図13に示すようなフローチャートで表されるが、両者はほぼ同じで有り、ステップS466がステップS466Bに、ステップS481がステップS481Bに、ステップS493がステップS493Bに置き換わった点が異なり、他のステップは同様であるので、同様なステップについては、重複する説明を省略し、置き換わったステップのみについての説明をする。
実施例4のステップS466では、片面/両面印刷であるか否かを判断するが、実施例5のステップS466Bでは、両面/片面印刷であるか否かを判断する。
実施例4のステップS483では、図3(c)に示すようなプレビュー画面を表示するが、実施例5のステップS483Bでは、図5(c)に示すようなプレビュー画面を表示する。
実施例4のステップS493では、片面/両面印刷をするが、実施例5のステップS493Bでは、両面/片面面印刷をする。
実施例6は、各実施の形態で共通に用いられる画面に関するものである。
図14は、片面印刷をするコピーにおいて原稿を読み取った後に、または、両面印刷をするコピーにおいて1面目(表面)に対応した原稿を読み取った後に、原稿読取装置に対して現在選択されている機能及び設定では、正常にその機能による読取り結果を得ることができないような原稿読取りが行われた場合に表示される、正常でない読取り結果を表すプレビュー画面及び対応方法を利用者に対し選択をさせるために用いられるユーザインターフェース画面を合わせた画面である。
図14に示すように、ユーザインターフェース画面には、「終了」ボタン、「もどる」ボタン、「1枚目やりなおし」ボタン、「設定の変更」ボタン及び「次へ」ボタンが表示される。
「終了」ボタンは、これまで読み込んだ原稿の画像データを消去し、現在選択されている機能及び設定をデファオルトのものに戻してから、初期画面に戻るためのものである。
「もどる」ボタンは、これまで読み込んだ原稿の画像データを消去し、現在選択されている機能及び設定を維持するためのものである。利用者は、「もどる」ボタンを押下した後には、最初の原稿から読み取りをやり直す。
「1枚目やりなおし」ボタンは、片面印刷における片面または両面印刷における表面に対応した原稿の画像データを消去し、現在選択されている機能及び設定を維持するためのものである。利用者は、「1枚目やりなおし」ボタンを押下した後には、片面印刷における片面または両面印刷における表面に対応した最初の原稿から読み取りをやり直す。例えば、4枚集約の設定で、2枚しか原稿を読み込まなかった場合、実は、読み込むべき原稿が4枚あったという場合に対応することができる。
「設定の変更」ボタンは、現在選択されている機能及び設定を変更するためのものである。これが押下されると、これまで読み込んだ原稿の画像データは消去され、現在選択されている機能及び設定を変更するための画面が表示される。利用者は、「設定の変更」ボタンを押下した後に、その画面で現在選択されている機能及び設定を別のものに変更し、最初の原稿から読み取りをやり直す。例えば、4枚集約の設定で、2枚しか原稿を読み込まなかった場合、実は、2枚集約の設定をするつもりであったという場合に対応することができる。
「次へ」ボタンは、そのまま次の処理に進むためのものである。片面印刷であれば、印刷に進み、両面印刷であれば、裏面の読込に進む。
図15は、両面印刷をするコピーにおいて2面目(裏面)に対応した原稿を読み取った後に、原稿読取装置に対して現在選択されている機能及び設定では、正常にその機能による読取り結果を得ることができないような原稿読取りが行われた場合に表示される、正常でない読取り結果を表すプレビュー画面及び対応方法を利用者に対し選択をさせるために用いられるユーザインターフェース画面を合わせた画面である。
図15に示すように、ユーザインターフェース画面には、「終了」ボタン、「もどる」ボタン、「2枚目やりなおし」ボタン、「設定の変更」ボタン及び「次へ」ボタンが表示される。
「終了」ボタンは、これまで読み込んだ原稿の画像データを消去し、現在選択されている機能及び設定をデファオルトのものに戻してから、初期画面に戻るためのものである。
「もどる」ボタンは、これまで読み込んだ原稿の画像データを消去し、現在選択されている機能及び設定を維持するためのものである。利用者は、「もどる」ボタンを押下した後には、最初の原稿(つまり、表面に対応した最初の原稿)から読み取りをやり直す。
「2枚目やりなおし」ボタンは、両面印刷において表面に対応した原稿の画像データを維持するが、裏面に対応した原稿の画像データを消去し、現在選択されている機能及び設定を維持するためのものである。利用者は、「2枚目やりなおし」ボタンを押下した後には、両面印刷における裏面に対応した最初の原稿から読み取りをやり直す。例えば、1枚目の原稿の向きが正しかったが2枚目の原稿の向きが誤っていた場合に対応できる。また、片面につき4枚集約の両面印刷で、表面に対しては4枚の原稿を読み込んだが、裏面に対しては元々4枚の原稿を集約させるつもりであったのに利用者の誤りにより4枚未満の原稿を読み込んだ場合に対応できる。更に、片面/両面複写において、元々異なった2枚の原稿を複写するつもりであったのに、利用者の誤りにより同じ原稿を2回続けて読み込んだ場合に対応することができる。
「設定の変更」ボタンは、現在選択されている機能及び設定を変更するためのものである。これが押下されると、これまで読み込んだ原稿の画像データは消去され、現在選択されている機能及び設定を変更するための画面が表示される。利用者は、「設定の変更」ボタンを押下した後に、その画面で現在選択されている機能及び設定を別のものに変更し、最初の原稿(つまり、表面に対応した最初の原稿)から読み取りをやり直す。
「次へ」ボタンは、そのまま次の処理である印刷に進むためのものである。
なお、上記の原稿読取装置は、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組合わせにより実現することができる。また、上記の原稿読取装置により行なわれる画像読取方法も、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらに組合わせにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。