JP2018132393A - 二次電池装置および二次電池のsoc算出方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】信頼性の高い二次電池装置および二次電池のSOC算出方法を提供する。【解決手段】複数の二次電池セルを含む組電池と、組電池の充電電流および放電電流を検出する電流センサと、電流センサで検出された充電電流および放電電流の値を取得するとともに、複数の二次電池セルそれぞれの電圧を検出する電池監視回路と、複数の二次電池セルの開回路電圧とSOCとの特性を記憶し、組電池の充電流又は放電中において、電池監視回路から取得した充電電流および放電電流の値を積算して組電池の現在のSOC値を算出し、複数の二次電池セルのいずれかの電圧を用いて開回路電圧とSOCとの特性に基づくCCV_SOC値を算出し、組電池が充電中であり現在のSOC値がCCV_SOC値より大きいときに現在のSOC値を小さくし、組電池が放電中であり現在のSOC値がCCV_SOC値より小さいときに現在のSOC値を大きくする電池管理装置と、を備えた。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、二次電池装置および二次電池のSOC算出方法に関する。
二次電池を電源として用いる機器では、二次電池の残容量(SOC:state of charge)を算出し、充電や放電の制御を行っている。二次電池のSOCは、例えば、二次電池の充電電流および放電電流を積算することにより算出することができる。
また、二次電池のSOCと、二次電池の開回路電圧(OCV:open circuit voltage)とは対応していることが知られている。このことを利用して、二次電池が充電および放電を行っていない状態では、二次電池のSOC−OCV特性を用いて、測定したOCVからSOCを算出することが可能である。
しかしながら、電流積算により算出されるSOCの値は、電流センサによる電流検出の精度やノイズなどの影響により、誤差を含む。長期間に渡って、電流積算によりSOCを算出すると誤差が蓄積し、実際のSOC(OCVに対するSOC値)と算出した電流積算値によるSOC値とが乖離してしまうことがある。
より正確なSOCを算出するために、二次電池が充放電を休止している期間にOCVを測定し、SOC−OCV特性により算出した値によりSOCを補正するOCV補正により、電流積算による誤差を抑制することが可能である。しかしながら、例えば、携帯基地局向け電池システムなどの充放電の休止期間がないシステムの場合、OCV補正を行うことが困難であるため電流積算法のみによりSOCを算出することとなり、電流積算値と実際のSOC(SOC−OCV特性によるSOC値)との差を小さくすることが難しかった。
また、充放電中の二次電池の閉回路電圧(CCV:close circuit voltage)と、電流値と、そのときの電池抵抗とのデータを用いて、SOCの推定値を演算する方法も提案されている。しかしながら、電池抵抗は二次電池の温度、残容量、充放電継続時間により変化するため、閉回路電圧と、電流値と、そのときの電池抵抗とのデータを用いて算出したSOCの推定値の信頼性が低下する可能性があった。また、電池抵抗は二次電池の性能劣化でも変化するため、それぞれの条件でのデータ収集が必要となり、新たに搭載した二次電池に対して適用することが困難であった。
本発明の実施形態は、上記事情を鑑みて成されたものであって、信頼性の高い二次電池装置および二次電池のSOC算出方法を提供することを目的とする。
実施形態による二次電池装置は、複数の二次電池セルを含む組電池と、前記組電池の充電電流および放電電流を検出する電流センサと、前記電流センサで検出された充電電流および放電電流の値を取得するとともに、前記複数の二次電池セルそれぞれの電圧を検出する電池監視回路と、前記複数の二次電池セルの開回路電圧とSOCとの特性を記憶し、前記組電池の充電流又は放電中において、前記電池監視回路から取得した充電電流および放電電流の値を積算して前記組電池の現在のSOC値を算出し、前記複数の二次電池セルのいずれかの電圧を用いて前記開回路電圧とSOCとの特性により前記組電池の閉回路電圧に基づくSOC値を算出し、前記組電池が充電中であり、かつ、前記現在のSOC値が前記組電池の閉回路電圧に基づくSOC値より大きいときに前記現在のSOC値を小さくし、前記組電池が放電中であり、かつ、前記現在のSOC値が前記組電池の閉回路電圧に基づくCCV_SOC値より小さいときに前記現在のSOC値を大きくする電池管理装置と、を備える。
以下、実施形態の二次電池装置および二次電池のSOCの算出方法について図面を参照して説明する。
図1は、実施形態の二次電池装置の一構成例を概略的に示す図である。
本実施形態の二次電池装置は、組電池BTと、電池監視回路(CMU:Cell Monitoring Unit)10と、電池管理装置(BMU:Battery Management Unit)20と、電流センサSCと、を備えている。
本実施形態の二次電池装置は、組電池BTと、電池監視回路(CMU:Cell Monitoring Unit)10と、電池管理装置(BMU:Battery Management Unit)20と、電流センサSCと、を備えている。
組電池BTは、複数の二次電池セルC1〜Cn(nは2以上の正の整数)を備えている。本実施形態では、二次電池セルC1〜Cnは例えばリチウムイオン電池である。組電池BTの正極端子は、切替器SWを介して正側の主回路と電気的に接続する。組電池BTの負極端子は、電流センサSCを介して負側の主回路と電気的に接続する。
電流センサSCは組電池BTに流れる充電電流および放電電流を検出し、電池監視回路10へ供給する。
電池監視回路10は、複数の二次電池セルC1〜Cn夫々の、正極端子電圧と負極端子電圧とを周期的に検出する。また、電池監視回路10は、電流センサSCから組電池BTの充電電流および放電電流を周期的に取得する。電池監視回路10は、電池管理装置20と通信可能に構成され、複数の二次電池セルC1〜Cnの正極端子電圧および負極端子電圧と、充電電流および放電電流と、に相当する値を電池管理装置20へ周期的に送信する。
電池監視回路10は、複数の二次電池セルC1〜Cn夫々の、正極端子電圧と負極端子電圧とを周期的に検出する。また、電池監視回路10は、電流センサSCから組電池BTの充電電流および放電電流を周期的に取得する。電池監視回路10は、電池管理装置20と通信可能に構成され、複数の二次電池セルC1〜Cnの正極端子電圧および負極端子電圧と、充電電流および放電電流と、に相当する値を電池管理装置20へ周期的に送信する。
なお、電池監視回路10は、図示しない温度センサを備えてもよい。この場合、温度センサは、組電池BTの温度を1又は複数の箇所において検出するように配置される。電池監視回路10は取得した組電池BTの温度を、電圧および電流と合わせて周期的に電池管理装置20へ送信する。
電池管理装置20は、例えば、1又は複数のプロセッサ(図示せず)と、メモリ(図示せず)と、を備えた演算装置である。メモリは、複数の二次電池セルC1〜CnのSOC−OCV特性を記憶している。電池管理装置20は、電池監視回路10から送信される電流および電圧の値を用いて、組電池BTのSOC(若しくは複数の二次電池セルC1〜Cnの夫々のSOC)を演算する。電池管理装置20は、図示しない上位制御装置と通信可能に構成され、演算したSOCを上位制御装置へ通知するとともに、上位制御装置からの制御信号に従って切替器SWを開閉可能である。
切替器SWは導通状態と非導通状態とを電気的に切替え可能であり、例えば電磁接触器を用いることができる。
なお、図1に示す二次電池装置は組電池BTと電池監視回路10とをそれぞれ1つ有しているが、組電池BTと電池監視回路10とを合わせて電池モジュールとし、電池モジュールが複数の組電池BTを備えていてもよく、二次電池装置が複数の電池モジュールを備えていても構わない。その場合には、電池管理装置20は、複数の電池モジュール夫々から複数の二次電池セルの電圧と組電池の電流とを取得可能に構成される。例えば、複数の電池モジュールの電池監視回路のそれぞれと、電池管理装置20とが通信可能に構成されてもよい。複数の電池監視回路間で通信可能に構成されている場合には、少なくとも1つの電池監視回路と電池管理装置20とが通信可能に構成されていればよい。
なお、図1に示す二次電池装置は組電池BTと電池監視回路10とをそれぞれ1つ有しているが、組電池BTと電池監視回路10とを合わせて電池モジュールとし、電池モジュールが複数の組電池BTを備えていてもよく、二次電池装置が複数の電池モジュールを備えていても構わない。その場合には、電池管理装置20は、複数の電池モジュール夫々から複数の二次電池セルの電圧と組電池の電流とを取得可能に構成される。例えば、複数の電池モジュールの電池監視回路のそれぞれと、電池管理装置20とが通信可能に構成されてもよい。複数の電池監視回路間で通信可能に構成されている場合には、少なくとも1つの電池監視回路と電池管理装置20とが通信可能に構成されていればよい。
以下に、上述の電池管理装置20において、二次電池セルC1〜CnのSOCを算出する方法の一例について説明する。
図2は、二次電池セルを充電および放電したときの実際のSOCと、CCVに対応するSOCとの一例を示す図である。
図2は、二次電池セルを充電および放電したときの実際のSOCと、CCVに対応するSOCとの一例を示す図である。
図2には、二次電池セルC1〜Cnと同じリチウムイオン電池の任意の二次電池セルについて、0.1C、0.5C、1Cにて充電した後に放電したときの、CCVに対するSOCの例と、実際のSOC(OCVに対するSOC)との例を示している。なお、CCVに対するSOCは、予め測定した二次電池セルC1〜CnのSOC−OCV特性においてOCVに代えてCCVを用いて算出した、閉回路電圧に基づくSOC値(以降、CCV_SOC値と呼称する)である。
二次電池セルのSOCが所定の値であるとき、二次電池セルを充電および放電している際に測定される閉回路電圧(CCV)は、開回路電圧(OCV)とは異なる値となる。しかしながら、二次電池セルを充電又は放電する際の電流が小さいとき(例えば1C以下の場合)は、CCVとOCVとの差が小さく、CCV_SOC値は、OCVを用いてSOC−OCV特性を参照して取得される実際のSOC値から10%未満の乖離となった。なお、充電から放電へ切替えた直後(若しくは放電から充電へ切替えた直後)は、SOCの変化が特に顕著であった。
図2によれば、二次電池セルを充電しているときには、CCVを用いて算出したSOCの値は、実際のSOCよりも大きくなっている。二次電池セルを放電しているときには、CCVを用いて算出したSOCの値は、実際のSOCよりも小さくなっている。また、図2によれば、CCVを用いて算出したSOCの値と実際のSOCとの差は、充放電電流が大きいほど大きくなっている。
本実施形態では、上記の特性を利用して、電流積算により算出される二次電池セルのSOC値が実際のSOCと乖離することを抑制している。
図3は、実施形態の二次電池セルのSOCの算出方法の一例を説明するフローチャートである。ここでは、組電池BTを充電又は放電しているときの二次電池セルのSOCの算出方法について説明する。
図3は、実施形態の二次電池セルのSOCの算出方法の一例を説明するフローチャートである。ここでは、組電池BTを充電又は放電しているときの二次電池セルのSOCの算出方法について説明する。
電池管理装置20は、データの有効性をチェックする(ステップS1)。例えば、電池管理装置20は、電池監視回路10から取得した二次電池セルC1〜Cnの正極端子電圧と負極端子電圧との値が無効な値(正常な範囲外の値)であるか否かを確認してもよい。また、電池監視回路10から複数の二次電池セルC1〜Cnの正極端子電圧と負極端子電圧とを取得し、複数の二次電池セルC1〜Cnの電圧を算出する。電池管理装置20は、算出した複数の二次電池セルC1〜Cnが、例えば二次電池セルの最大電圧を超えているか否か、二次電池セルの最小電圧未満であるか否かを判断する。
電池管理装置20は、データが有効か否かを判断し(ステップS2)、有効でないと判断したときには、処理を終了する。
電池管理装置20がデータは有効であると判断したときには、複数の二次電池セルC1〜Cnの電圧を比較して、例えば最も小さい電圧(CCV)を用いてSOC−OCV特性からCCV_SOC値を取得する(ステップS3)。ここで、最も小さい電圧(CCV)とすると、ステップS3で得られるCCV_SOC値は全ての二次電池セルC1〜Cnに対するCCV_SOC値の中の最小値となる。
電池管理装置20がデータは有効であると判断したときには、複数の二次電池セルC1〜Cnの電圧を比較して、例えば最も小さい電圧(CCV)を用いてSOC−OCV特性からCCV_SOC値を取得する(ステップS3)。ここで、最も小さい電圧(CCV)とすると、ステップS3で得られるCCV_SOC値は全ての二次電池セルC1〜Cnに対するCCV_SOC値の中の最小値となる。
例えばステップS3において最も小さい電圧(CCV)を取得してSOC−OCV特性からCCV_SOC値を取得し、最も電圧の小さいセルのCCV_SOC値から組電池BTのCCV_SOC(=セルのCCV_SOC値×組電池BTのセル数)を算出すると、組電池BTが放電可能な容量の概略値を知ることができる。
なお、ステップS3において、電池管理装置20は、複数の二次電池セルC1〜Cnを比較して、例えば最も大きい電圧(CCV)を用いてSOC−OCV特性からセルのCCV_SOC値を取得してもよい。最も電圧の大きいセルのCCV_SOC値から組電池BTのCCV_SOC(=セルのCCV_SOC値×組電池BTのセル数)を算出すると、組電池BTが充電可能な容量の概略値を知ることができる。
また、電池管理装置20は、複数の二次電池セルC1〜Cnの電圧(CCV)の平均値を用いて、SOC−OCV特性からセルのCCV_SOC値を取得してもよい。いずれの場合であっても、電池管理装置20は、二次電池セルC1〜Cnの電圧(CCV)からSOC−OCV特性により二次電池セルC1〜CnのCCV_SOCを取得し、組電池BTのCCV_SOC(=セルのCCV_SOC値×組電池BTのセル数)を算出する。
また、電池管理装置20は、組電池BTの正極端子の電圧(CCV)と負極端子との電圧(CCV)とを用いて、SOC−OCV特性から組電池BTのCCV_SOC値を取得してもよい。
また、電池管理装置20は、組電池BTの正極端子の電圧(CCV)と負極端子との電圧(CCV)とを用いて、SOC−OCV特性から組電池BTのCCV_SOC値を取得してもよい。
続いて、電池管理装置20は、電池監視回路10から取得した組電池BTの電流値(充電電流又は放電電流)を加算することにより電流積算値を更新し、組電池BTの現在のSOC値(電流積算値)を取得する(ステップS4)。
続いて、電池管理装置20は、電池監視回路10から取得した組電池BTの電流値から、組電池BTが充電中であるか放電中であるか判断する(ステップS5)。
続いて、電池管理装置20は、電池監視回路10から取得した組電池BTの電流値から、組電池BTが充電中であるか放電中であるか判断する(ステップS5)。
組電池BTが充電中であるときには、電池管理装置20は、ステップS4にて電流積算により算出した現在のSOCの値が、ステップ3で算出した組電池BTのCCV_SOC値よりも大きいか否かを判断する(ステップS6)。
電池管理装置20は、現在のSOCの値が組電池BTのCCV_SOC値以下であるときには、ステップS4で算出した現在のSOCの値を修正せずにSOCの算出処理を終了する。
電池管理装置20は、現在のSOCの値が組電池BTのCCV_SOC値以下であるときには、ステップS4で算出した現在のSOCの値を修正せずにSOCの算出処理を終了する。
電池管理装置20は、現在のSOCの値が組電池BTのCCV_SOC値より大きいときには、ステップS4で算出した現在のSOCの値を所定の値だけ小さくして(ステップS7)、その後、SOCの算出処理を終了する。ここで、現在のSOCの値を小さくするときには、現在のSOCの値から予め設定した値を減じてもよく、現在のSOCの値に予め設定した1未満の係数を乗じてもよい。また、現在のSOCの値が急激に変動することを回避するために、現在のSOCの変動が、満充電時のSOCの値を100%として10%未満(例えば最大2%程度)となることが望ましい。
組電池BTが放電中であるときには、電池管理装置20は、ステップS4にて電流積算により算出した現在のSOCの値が組電池BTのCCV_SOC値未満か否かを判断する(ステップS8)。
電池管理装置20は、現在のSOCの値が組電池BTのCCV_SOC値以上であるときには、ステップS4で算出した現在のSOCの値を修正せずにSOCの算出処理を終了する。
電池管理装置20は、現在のSOCの値が組電池BTのCCV_SOC値以上であるときには、ステップS4で算出した現在のSOCの値を修正せずにSOCの算出処理を終了する。
電池管理装置20は、現在のSOCの値が組電池BTのCCV_SOC値未満であるときには、ステップS4で算出した現在のSOCの値を所定の値だけ大きくして(ステップS9)、その後、SOCの算出処理を終了する。ここで、現在のSOC値を大きくするときには、現在のSOCの値から予め設定した値を加算してもよく、現在のSOCに予め設定した1より大きい係数を乗じてもよい。また、現在のSOC値が急激に変動することを回避するために、現在のSOCの変動が、満充電時のSOC値を100%として10%未満(例えば最大2%程度)となることが望ましい。
上記のように、電池管理装置20が組電池BTのCCV_SOC値に基づいて現在のSOCを修正することにより、電流積算により算出した組電池BTの現在のSOC値がOCVに対するSOCの値(実際のSOC値)から乖離することを抑制することができる。特に、組電池BTの充電や放電が停止している期間が短い機器に搭載され、電流積算により算出した組電池BTのSOC値を、SOC−OCV特性により補正することが難しい状況であっても、電流積算によるSOCの値の誤差が蓄積することを回避することができ、二次電池装置の信頼性を担保することができる。
また、電流積算により算出した組電池BTのSOC値が急激に変化することを回避することができ、二次電池装置の信頼性を担保することができる。
さらに、上記のように組電池BTのSOC値を算出すると、二次電池セルC1〜Cnの電池抵抗などのデータを用いる必要がないため、新たな二次電池セルC1〜Cnを用いた場合であっても、二次電池装置の信頼性を担保することができる。
すなわち、本実施形態によれば、信頼性の高い二次電池装置および二次電池のSOC算出方法を提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…電池監視回路、20…電池管理装置、BT…組電池、C1〜Cn…二次電池セル、SC…電流センサ、SW…切替器。
Claims (4)
- 複数の二次電池セルを含む組電池と、
前記組電池の充電電流および放電電流を検出する電流センサと、
前記電流センサで検出された充電電流および放電電流の値を取得するとともに、前記複数の二次電池セルそれぞれの電圧を検出する電池監視回路と、
前記複数の二次電池セルの開回路電圧とSOCとの特性を記憶し、前記組電池の充電中又は放電中において、前記電池監視回路から取得した充電電流および放電電流の値を積算して前記組電池の現在のSOC値を算出し、前記複数の二次電池セルのいずれかの電圧を用いて前記開回路電圧とSOCとの特性により前記組電池の閉回路電圧に基づくSOC値を算出し、前記組電池が充電中であり、かつ、前記現在のSOC値が前記組電池の閉回路電圧に基づくSOC値より大きいときに前記現在のSOC値を小さくし、前記組電池が放電中であり、かつ、前記現在のSOC値が前記組電池の閉回路電圧に基づくSOC値より小さいときに前記現在のSOC値を大きくする電池管理装置と、を備えた二次電池装置。 - 前記組電池の閉回路電圧に基づくSOC値は、前記複数の二次電池セルの閉回路電圧のうちの最も小さい値を用いて、前記開回路電圧とSOCとの特性に基づいて算出された値である請求項1記載の二次電池装置。
- 複数の二次電池セルを含む組電池が充電中又は放電中において、前記組電池の充電電流および放電電流の値を積算して前記組電池の現在のSOC値を算出し、
前記複数の二次電池セルのいずれかの電圧を用いて、前記複数の二次電池セルの開回路電圧とSOCとの特性により前記組電池の閉回路電圧に基づくSOC値を算出し、
前記組電池が充電中であり、かつ、前記現在のSOC値が前記組電池の閉回路電圧に基づくSOC値より大きいときに、前記現在のSOC値を小さくし、
前記組電池が放電中であり、かつ、前記現在のSOC値が前記組電池の閉回路電圧に基づくSOC値より小さいときに、前記現在のSOC値を大きくする、二次電池のSOC算出方法。 - 前記複数の二次電池セルの電圧のうちの最も小さい値を用いて、前記開回路電圧とSOCとの特性に基づいて前記組電池の閉回路電圧に基づくSOC値を算出する、請求項3記載の二次電池のSOC算出方法。
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KR20210060301A (ko) * | 2019-11-15 | 2021-05-26 | 도요타 지도샤(주) | 추정 시스템 및 추정 방법 |
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KR20210060301A (ko) * | 2019-11-15 | 2021-05-26 | 도요타 지도샤(주) | 추정 시스템 및 추정 방법 |
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