JP2018131079A - ブラシレスモータ - Google Patents
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Abstract
【課題】コンパクトなブラシレスモータを提供すること。【解決手段】反力モータ100は、ハウジング40に回転自在に支持されたシャフト50と、シャフト50の回転角度を検出する回転角度センサ90と、回転角度センサ90の検出結果に基づいてロータ60の回転を制御するコントローラ35,36が実装された制御基板80と、を備え、制御基板80は、シャフト50が貫通してハウジング40に収容され、回転角度センサ90は、制御基板80に形成され、励磁信号が入力される励磁コイルパターン91a及び検出信号を出力する検出コイルパターン91bと、シャフト50に固定され、励磁コイルパターン91a及び検出コイルパターン91bに対向して回転するセンサロータ92と、を有する。【選択図】図2
Description
本発明は、ブラシレスモータに関するものである。
特許文献1には、ステアリングシャフトを介してステアリングホイールに操舵反力を付与する反力モータと、その反力モータの駆動を制御する反力コントローラと、を備え、反力モータと反力コントローラが別体に設けられた技術が開示されている。
この種の電動モータとしては、ロータの回転角度を検出する回転角度センサを有し、回転角度センサの検出結果に基づいてコントローラが電動モータの駆動を制御するブラシレスモータが主流となっている。回転角度センサとしては、レゾルバが用いられる場合には、レゾルバステータの端子がコントローラに電気的に接続される。
従来のブラシレスモータでは、コントローラが別体に設けられると共に、コントローラと回転角度センサとを電気的に接続する必要があったため、ブラシレスモータ及びそれに付随する装備をコンパクトに構成することは困難であった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、コンパクトなブラシレスモータを提供することを目的とする。
第1の発明は、ブラシレスモータであって、ハウジングに回転自在に支持されたシャフトと、シャフトの回転角度を検出する回転角度センサと、回転角度センサの検出結果に基づいてロータの回転を制御するコントローラが実装された制御基板と、を備え、制御基板は、シャフトが貫通してハウジングに収容され、回転角度センサは、制御基板に形成され、励磁信号が入力される励磁コイルパターン及び検出信号を出力する検出コイルパターンと、シャフトに固定され、励磁コイルパターン及び検出コイルパターンに対向して回転するセンサロータと、を有することを特徴とする。
第1の発明では、ロータの回転を制御するコントローラが実装された制御基板はシャフトが貫通してハウジングに収容される。また、シャフトの回転角度を検出する回転角度センサの励磁コイルパターン及び検出コイルパターンが制御基板に形成される。
第2の発明は、シャフトはその両端部がハウジングから突出して形成されることを特徴とする。
第3の発明は、シャフトは運転者によるステアリングホイールの操作に伴って回転するステアリングシャフトの一部を構成し、ブラシレスモータは、ステアリングシャフトに操舵反力を付与する反力モータであることを特徴とする。
第3の発明では、コンパクトな反力モータが得られるため、車両への反力モータの搭載性が向上する。
第4の発明は、ブラシレスモータは車輪を転舵するラックシャフトに回転力を直接付与する転舵モータであることを特徴とする。
第4の発明では、コンパクトな転舵モータが得られるため、車両への転舵モータの搭載性が向上する。
本発明によれば、コンパクトなブラシレスモータを提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係るブラシレスモータは、ステアリング装置101に搭載される反力モータ100である。
本発明の第1実施形態に係るブラシレスモータは、ステアリング装置101に搭載される反力モータ100である。
まず、図1を参照して、ステアリング装置101について説明する。
ステアリング装置101は、運転者によるステアリングホイール1の操作(以下、「ステアリング操作」と称する。)に応じて車輪2を転舵するステアバイワイヤ制御と、運転者によるステアリング操作を補助するアシスト制御と、の双方が可能なものである。
ステアリング装置101は、運転者によるステアリング操作に伴って回転する第1ステアリングシャフト3と、車輪2を転舵するラックシャフト5に連係する第2ステアリングシャフト4と、第1ステアリングシャフト3と第2ステアリングシャフト4との接続と切断を切り換える接続切換部としてのクラッチ6と、を備える。
クラッチ6は電磁クラッチであり、電磁コイルが励磁状態で第1ステアリングシャフト3と第2ステアリングシャフト4を切断し、電磁コイルが非励磁状態で第1ステアリングシャフト3と第2ステアリングシャフト4を機械的に接続する。クラッチ6が切断された状態ではステアバイワイヤ制御が行われ、クラッチ6が接続された状態ではアシスト制御が行われる。
第2ステアリングシャフト4は、クラッチ6に接続された入力シャフト11と、ピニオンギヤ12aが形成されたピニオンシャフト12と、入力シャフト11とピニオンシャフト12を連結するトーションバー13と、を有する。ピニオンギヤ12aは、ラックシャフト5に形成されたラックギヤ5aと噛み合う。
クラッチ6が接続された状態で、ステアリングホイール1が操作されると、第1ステアリングシャフト3及び第2ステアリングシャフト4が回転し、その回転がピニオンギヤ12a及びラックギヤ5aによってラックシャフト5の直線運動に変換され、ナックルアーム14を介して車輪2が転舵される。
第1ステアリングシャフト3には、ステアリングホイール1の回転角度である操舵角度を検出する舵角センサ21が設けられる。舵角センサ21は、図示しないが、第1ステアリングシャフト3と一体に回転するセンターギアと、センターギアに噛み合う2つのアウターギアと、を備え、2つのアウターギアの回転に伴う磁束の変化に基づいて、センターギアの回転角度、すなわち第1ステアリングシャフト3の回転角度を演算するものである。
第2ステアリングシャフト4には、クラッチ6が接続された際に、運転者によるステアリング操作によって入力される操舵トルクを検出するトルクセンサ22が設けられる。トルクセンサ22は、入力シャフト11とピニオンシャフト12との相対回転に伴うトーションバー13のねじれ変形に基づいて操舵トルクを検出する。
ステアリング装置101は、減速機構32を介してピニオンシャフト12に回転力を付与する転舵モータ31をさらに備える。転舵モータ31は、クラッチ6が切断された状態では、車輪2を転舵する転舵力をピニオンシャフト12を通じてラックシャフト5に付与する。また、転舵モータ31は、クラッチ6が接続された状態では、運転者によるステアリング操作を補助するアシスト力をピニオンシャフト12に付与する。
減速機構32は、転舵モータ31の出力軸に連結されたウォームシャフト32aと、ウォームシャフト32aと噛み合うと共にピニオンシャフト12に連結されたウォームホイール32bと、を有する。
ステアリング装置101は、クラッチ6が切断された状態で第1ステアリングシャフト3に操舵反力を付与する反力モータ100をさらに備える。反力モータ100が駆動すると、運転者のステアリング操作に対して第1ステアリングシャフト3に操舵反力が付与される。これにより、運転者のステアリング操作に対して擬似的なハンドルの重さを与えることができる。
ステアリング装置101は、転舵モータ31の駆動を制御する転舵コントローラ35と、反力モータ100の駆動を制御する反力コントローラ36と、をさらに備える。転舵モータ31は、転舵コントローラ35を一体に有するコントローラ一体型のブラシレスモータとして構成される。同様に、反力モータ100は、反力コントローラ36を一体に有するコントローラ一体型のブラシレスモータとして構成される。転舵コントローラ35及び反力コントローラ36には、車両コントローラ37を通じて車速等の車両の情報が入力される。
次に、ステアリング装置101によるステアリング制御について説明する。
通常時には、クラッチ6が切断されてステアバイワイヤ制御が行われる。ステアバイワイヤ制御では、運転者によるステアリング操作に応じて転舵コントローラ35が転舵モータ31を制御することによって、車輪2が転舵される。具体的には、転舵コントローラ35は、舵角センサ21の検出結果や車速に基づいて目標転舵角を設定し、車輪2の転舵角が目標転舵角に一致するように転舵モータ31を制御する。また、ステアバイワイヤ制御では、車輪2の転舵状態に応じて反力コントローラ36が反力モータ100を制御することによって、ステアリングホイール1に操舵反力が付与される。具体的には、反力コントローラ36は、ステアリング操作によって路面から受ける反力に相当する目標操舵反力を設定し、第1ステアリングシャフト3に付与される操舵反力が目標操舵反力に一致するように反力モータ100を制御する。
制御系統に異常が発生した場合には、クラッチ6が接続されてステアバイワイヤ制御からアシスト制御に切り換えられる。アシスト制御では、転舵コントローラ35は、トルクセンサ22の検出結果に基づいて運転者によるステアリング操作を補助するアシスト力がピニオンシャフト12に付与されるように転舵モータ31を制御する。この際、反力モータ100は、ステアリング操作の負荷とならないように無負荷状態となる。
次に、図2〜4を参照して、反力モータ100について詳しく説明する。
反力モータ100は、ハウジング40と、ハウジング40に回転自在に支持されたシャフト50と、シャフト50が固定されたロータ60と、ハウジング40に支持されロータ60に対して径方向に対向して配置されたステータ70と、ロータ60の回転を制御する反力コントローラ36が実装された制御基板80と、を備える。
ハウジング40は、ロータ60及びステータ70を収容するメインハウジング41と、メインハウジング41に締結され制御基板80を収容するサブハウジング42と、サブハウジング42の開口部を封止するカバー43と、を有する。
メインハウジング41は、ロータ60及びステータ70を収容する略有底筒状の本体部44と、本体部44から径方向に突出して形成されコネクタ39a,39bが取り付けられるコネクタ接続部45と、本体部44及びコネクタ接続部45に亘って形成され外周面にボス46aが形成されたフランジ部46と、を有する。
本体部44の底部には、シャフト50が挿通する貫通孔44aが形成される。本体部44の外周面には、複数の取付部44bが突出して形成される。反力モータ100は、取付部44bを介して車体に取り付けられる。
サブハウジング42は、制御基板80の外周形状に沿う内周面を有し制御基板80を収容する本体部47と、外周面にボス48aが形成されたフランジ部48と、を有する。本体部47の内周面には、制御基板80の一方の面の外周縁が当接する段部47aが形成される。また、本体部47には、内外面を貫通する孔47bが形成される。
メインハウジング41とサブハウジング42との締結は、メインハウジング41のフランジ部46の端面46bとサブハウジング42のフランジ部48の端面48bとを互いに面接触させた状態で、ボス46aとボス48aに亘ってボルト49を締結することによって行う。
カバー43は、サブハウジング42の本体部47の外周形状に沿った外周を有する板状部材である。カバー43におけるサブハウジング42側の面には、サブハウジング42の本体部47の内周面に沿って環状に形成された突出部43aと、本体部47の孔47bに係止されるフック43bと、が形成される。また、カバー43には、シャフト50が挿通する貫通孔43cが形成される。
サブハウジング42へのカバー43の取り付けは、突出部43aを本体部47の内周面に圧入すると共に、フック43bを孔47bに係止させることによって行う。
カバー43がサブハウジング42に取り付けられた状態では、カバー43のフック43bの先端部が制御基板80に当接する。これにより、制御基板80は、サブハウジング42の本体部47の段部47aとフック43bとの間で挟持されて固定される。制御基板80には、シャフト50が貫通する貫通孔81が形成される。このように、制御基板80は、シャフト50が貫通した状態で、ハウジング40内に収容される。
シャフト50は、ロータ60を挟んで配置された第1軸受51及び第2軸受52を介してハウジング40に回転自在に支持される。第1軸受51は、メインハウジング41の本体部44の底部に形成された軸受収容部44cに固定される。第2軸受52は、サブハウジング42に形成された軸受収容部42aに固定される。
シャフト50は、その両端部がハウジング40から突出して形成される。具体的には、シャフト50の一方側は、メインハウジング41の本体部44の貫通孔44aを挿通し、他方側は、カバー43の貫通孔43cを挿通する。シャフト50の一端部50aはクラッチ6に接続され、他端側はステアリングホイール1に連係する。このように、シャフト50は、第1ステアリングシャフト3の一部を構成する。
ロータ60は、シャフト50に固定されたロータコア61と、ロータコア61の外周面に固定された永久磁石62と、を有する。
ステータ70は、メインハウジング41の本体部44の内周面に圧入されたステータコア71と、ステータコア71のティースに樹脂製のインシュレータ72を介して巻回されたコイル73と、を有する。
サブハウジング42内には、制御基板80と電気的に接続されたパワー基板85が収容される。パワー基板85は、ステータ70のコイル73と電気的に接続される。
コネクタ39aは、車両に搭載されるバッテリと電気的に接続される。これにより、コネクタ39aを介してバッテリから制御基板80に電源が供給される。また、コネクタ39bは、車両コントローラ37と電気的に接続される。これにより、コネクタ39bを介して制御基板80に車両の情報が入力される。
反力モータ100は、シャフト50の回転角度を検出する回転角度センサ90(図4参照)をさらに備える。制御基板80に実装された反力コントローラ36は、反力モータ100が第1ステアリングシャフト3に付与する操舵反力が設定された目標操舵反力に一致するように、回転角度センサ90の検出結果に基づいてロータ60の回転を制御する。
回転角度センサ90は、制御基板80にパターニングによって形成されたパターンコイル91と、シャフト50に固定されパターンコイル91に対向して回転する金属製のセンサロータ92と、シャフト50の回転角度の演算等を行うセンサ回路95(図3参照)と、を備える。
パターンコイル91は、図4に示すように、励磁信号が入力される励磁コイルパターン91aと、検出信号を出力する検出コイルパターン91bと、を有する。励磁コイルパターン91a及び検出信号を出力する検出コイルパターン91bは、貫通孔81の周りに形成される。なお、図3では、制御基板80の図中下面にパターンコイル91が形成される。
センサロータ92は、シャフト50の外周面に圧入される環状の圧入部93と、圧入部93の外周面から径方向に放射状に延びて形成され、周方向に所定間隔を空けて配置された複数のプレート部94と、を有する。センサロータ92はシャフト50と一体に回転し、シャフト50の回転に伴って、プレート部94が検出コイルパターン91bに対して相対回転する。
センサ回路95は、制御基板80に実装される。センサ回路95は、励磁コイルパターン91aへの励磁指令や、検出コイルパターン91bの検出結果に基づくシャフト50の回転角度の演算を行う。
回転角度センサ90は、検出コイルパターンで検出したインダクタンス変化に基づいてシャフト50の回転角度を演算するインダクタンス式のセンサである。具体的には、センサ回路95から励磁コイルパターン91aへの励磁指令によって励磁コイルパターン91aが磁界を発生し、センサロータ92の回転に伴う磁界の変化を検出コイルパターン91bによって検出し、その検出結果に基づいてセンサ回路95がシャフト50の回転角度を演算する。
このように、制御基板80には、反力コントローラ36の他に、回転角度センサ90のパターンコイル91及びセンサ回路95が実装される。
回転角度センサ90が検出したシャフト50の回転角度は反力コントローラ36に出力される。反力コントローラ36は回転角度センサ90の検出結果及び車両コントローラ37からの車両の情報に基づいて制御電流を演算し、制御電流はパワー基板85を介してステータ70のコイル73に供給されて反力モータ100が駆動する。
回転角度センサ90のパターンコイル91及びセンサ回路95を2系統設けるようにしてもよい。このように構成すれば、一方の系統が故障した場合であっても、シャフト50の回転角度の検出を継続することができる。
以上の第1実施形態によれば、以下に示す効果を奏する。
反力コントローラ36が実装された制御基板80は、シャフト50が貫通してハウジング40に収容される。このように、反力モータ100はコントローラ一体型のブラシレスモータとして構成される。また、シャフト50の回転角度を検出する回転角度センサ90の励磁コイルパターン91a及び検出コイルパターン91bが制御基板80に形成されるため、レゾルバのようなステータ部が不要となる。よって、反力モータ100をコンパクトに構成することができる。また、反力モータ100の部品点数を削減することができると共に、組み立てが容易となる。
<第2実施形態>
次に、図5を参照して、本発明の第2実施形態に係るブラシレスモータについて説明する。以下では、上記第1実施形態と異なる点を中心に説明し、上記第1実施形態と同一の構成には図5に同一の符号を付して説明を省略する。
次に、図5を参照して、本発明の第2実施形態に係るブラシレスモータについて説明する。以下では、上記第1実施形態と異なる点を中心に説明し、上記第1実施形態と同一の構成には図5に同一の符号を付して説明を省略する。
本発明の第2実施形態に係るブラシレスモータは、ステアリング装置201に搭載される転舵モータ200である。ステアリング装置201では、第1実施形態の転舵モータ31に代わり、ラックシャフト5に回転力を直接付与する転舵モータ200を備える。
転舵モータ200は、ハウジング40の取付部44bを介してラックシャフト5を収容するラックハウジングに取り付けられる。
転舵モータ200の構成は、基本的には、図2及び3に示す反力モータ100の構成と同じである。転舵モータ200は、ロータ60に固定されたシャフト55が中空状である点で反力モータ100と異なる。シャフト55は、その両端部がハウジング40から突出する構成である必要はなく、一方の端部のみがハウジング40から突出する構成であってもよい。
転舵モータ200の回転力は、ボールねじ機構にてラックシャフト5の軸方向への移動へと変換される。具体的に説明すると、シャフト55の内周にはボールナット25が支持され、ボールナット25はラックシャフト5のラックギヤ5aと噛み合う。転舵モータ200の回転力は、ボールナット25及びラックギヤ5aを介して、ラックシャフト5の軸方向への移動へと変換される。
転舵モータ200は、クラッチ6が切断された状態では、車輪2を転舵する転舵力をラックシャフト5に付与する。また、転舵モータ200は、クラッチ6が接続された状態では、運転者によるステアリング操作を補助するアシスト力をラックシャフト5に付与する。
転舵モータ200においても、制御基板80は、シャフト55が貫通した状態で、ハウジング40内に収容される。また、制御基板80には、転舵コントローラ35の他に、回転角度センサ90のパターンコイル91及びセンサ回路95が実装される。
以下、本発明の実施形態の構成、作用、及び効果をまとめて説明する。
ブラシレスモータ(反力モータ100,転舵モータ200)は、ハウジング40と、ハウジング40に回転自在に支持されたシャフト50と、シャフト50が固定されたロータ60と、ハウジング40に支持され、ロータ60に対して径方向に対向して配置されたステータ70と、シャフト50の回転角度を検出する回転角度センサ90と、回転角度センサ90の検出結果に基づいてロータ60の回転を制御するコントローラ35,36が実装された制御基板80と、を備え、制御基板80は、シャフト50が貫通してハウジング40に収容され、回転角度センサ90は、制御基板80に形成され、励磁信号が入力される励磁コイルパターン91a及び検出信号を出力する検出コイルパターン91bと、シャフト50に固定され、励磁コイルパターン91a及び検出コイルパターン91bに対向して回転するセンサロータ92と、を有する。
この構成では、ロータ60の回転を制御するコントローラ35,36が実装された制御基板80はシャフト50,55が貫通してハウジング40に収容される。また、シャフト50,55の回転角度を検出する回転角度センサ90の励磁コイルパターン91a及び検出コイルパターン91bが制御基板80に形成される。よって、コンパクトなブラシレスモータを提供することができる。
また、シャフト50はその両端部がハウジング40から突出して形成される。
また、シャフト50は運転者によるステアリングホイール1の操作に伴って回転する第1ステアリングシャフト3の一部を構成し、ブラシレスモータは、第1ステアリングシャフト3に操舵反力を付与する反力モータ100である。
この構成では、コンパクトな反力モータ100が得られるため、車両への反力モータ100の搭載性が向上する。
また、ブラシレスモータは車輪2を転舵するラックシャフト5に回転力を直接付与する転舵モータ200である。
この構成では、コンパクトな転舵モータ200が得られるため、車両への転舵モータ200の搭載性が向上する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
100・・・反力モータ(ブラシレスモータ)、200・・・転舵モータ(ブラシレスモータ)、101,201・・・ステアリング装置、1・・・ステアリングホイール、2・・・車輪、3・・・第1ステアリングシャフト、4・・・第2ステアリングシャフト、5・・・ラックシャフト、36・・・反力コントローラ、37・・・車両コントローラ、40・・・ハウジング、50,55・・・シャフト、60・・・ロータ、70・・・ステータ、80・・・制御基板、90・・・回転角度センサ、91a・・・励磁コイルパターン、91b・・・検出コイルパターン、92・・・センサロータ、95・・・センサ回路95
Claims (4)
- ハウジングと、
前記ハウジングに回転自在に支持されたシャフトと、
前記シャフトが固定されたロータと、
前記ハウジングに支持され、前記ロータに対して径方向に対向して配置されたステータと、
前記シャフトの回転角度を検出する回転角度センサと、
前記回転角度センサの検出結果に基づいて前記ロータの回転を制御するコントローラが実装された制御基板と、を備え、
前記制御基板は、前記シャフトが貫通して前記ハウジングに収容され、
前記回転角度センサは、
前記制御基板に形成され、励磁信号が入力される励磁コイルパターン及び検出信号を出力する検出コイルパターンと、
前記シャフトに固定され、前記励磁コイルパターン及び前記検出コイルパターンに対向して回転するセンサロータと、を有する
ことを特徴とするブラシレスモータ。 - 前記シャフトは、その両端部が前記ハウジングから突出して形成されることを特徴とする請求項1に記載のブラシレスモータ。
- 前記シャフトは、運転者によるステアリングホイールの操作に伴って回転するステアリングシャフトの一部を構成し、
前記ブラシレスモータは、前記ステアリングシャフトに操舵反力を付与する反力モータであることを特徴とする請求項1又は2に記載のブラシレスモータ。 - 前記ブラシレスモータは、車輪を転舵するラックシャフトに回転力を直接付与する転舵モータであることを特徴とする請求項1又は2に記載のブラシレスモータ。
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