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JP2018112644A - 情報出力装置及び情報出力方法 - Google Patents

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JP2018112644A JP2017002518A JP2017002518A JP2018112644A JP 2018112644 A JP2018112644 A JP 2018112644A JP 2017002518 A JP2017002518 A JP 2017002518A JP 2017002518 A JP2017002518 A JP 2017002518A JP 2018112644 A JP2018112644 A JP 2018112644A
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文伸 加来
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Abstract

【課題】再生される楽曲の演出効果を高めるための楽曲関連情報を出力する。【解決手段】生成部750が、再生指定された楽曲の属性情報に含まれるジャンル情報及び特徴情報に含まれる曲調情報に基づいて、楽曲の態様を特定する。次いで、生成部750は、記憶部710に設定されている複数の定型文の中から、特定された楽曲の態様及び利用者の楽曲に対する習熟度に適合した一の定型文を選択する。そして、生成部750は、選択された一の定型文に、再生指定された楽曲の作製年、楽曲名、アーティスト名等の属性情報の内容を含めた楽曲関連情報を生成する。制御部790が、再生指定された楽曲の属性情報及び特徴情報、並びに、利用者の楽曲の種別に対する習熟度に基づいて、楽曲関連情報の出力音声の速度、高低、イントネーション、及び、強弱を変化させる制御を行う。【選択図】 図1

Description

本発明は、情報出力装置、情報出力方法及び情報出力プログラム、並びに、当該情報出力プログラムが記録された記録媒体に関する。
従来から、楽曲コンテンツを再生する再生装置が広く普及している。こうした再生装置の中には、楽曲のみを再生するのではなく、再生される楽曲の曲名等の楽曲に関する情報を知りたいといった利用者の要望に応えるため、楽曲の再生出力とともに、楽曲に関する情報の紹介文の音声出力を行うものがある。そして、このような楽曲に関する情報の紹介文を音声出力する再生装置については、再生される楽曲の演出効果を高めるための様々な技術が提案されている。
かかる提案技術の一つとして、楽曲の種別(ジャンル等)に応じた曲紹介を行うものがある(特許文献1参照:以下、「従来例1」と呼ぶ)。この従来例1の技術では、所定の選択条件に合った楽曲を選択する。引き続き、再生される楽曲の種別に基づいて、複数の基本文の中から曲紹介に用いる基本文を決定し、当該決定された基本文に曲紹介を行うべき楽曲固有の情報を埋め込んで、紹介文を作成する。そして、楽曲固有の情報を埋め込んだ紹介文の音声データに対応する音声を、再生出力している。
また、他の提案技術として、現在日時や現在位置に応じた楽曲に関する紹介を行うものがある(特許文献2参照:以下、「従来例2」と呼ぶ)。この従来例2の技術では、車両に搭載された音楽装置であって、現在日時や現在位置に合った楽曲を選択する。引き続き、複数のトークデータの中から、選択した楽曲の選曲理由を内容とするトークデータを選択する。そして、選択されたトークデータに対応する音声を、再生出力している。
特開2005−135518号公報 特開2006−293697号公報
上述した従来例1の技術では、一般曲の場合には、「○○○○(歌手名)の曲」といった基本文を選択し、例えば、楽曲のジャンルがバラードの場合には、「○○○○(歌手名)のバラード」といった基本文を選択する。このように、従来例1の技術では、楽曲のジャンルがバラードの場合には、再生される楽曲がバラードであることを紹介するだけで、バラードに合った曲紹介が行われているとは言えない。この結果、従来例1の技術では、再生される楽曲の態様(以下、「楽曲の雰囲気」ともいう)に合った楽曲に関する情報の紹介が行われているとは言い難く、再生される楽曲の演出効果を更に高める余地が十分に残っている。
また、従来例2の技術では、例えば、楽曲選択を行った時間が午前7:00のときには、「さわやかな朝にぴったりの、この曲をお届けします。」といったトークデータを選択する。また、楽曲選択を行った場所が海沿いのときには、「海沿いのドライブにぴったりの、この曲をお届けします。」といったトークデータを選択する。このように、従来例2の技術では、現在日時や現在位置に関する案内を楽曲の再生出力とともに行い、再生される楽曲の曲名やジャンルといった楽曲の属性情報の紹介や、楽曲の雰囲気に合った曲紹介を行うようにはなっていない。このように、従来例2の技術でも、再生される楽曲の演出効果を更に高める余地が十分に残っている。
このため、再生される楽曲の演出効果を高めるための楽曲関連情報を出力することができる技術が望まれている。かかる要請に応えることが、本発明が解決すべき課題の一つとして挙げられる。
請求項1に記載の発明は、楽曲の属性情報及び前記楽曲の特徴情報の少なくとも一方から特定される前記楽曲の態様及び利用者の聴取履歴を含む聴取情報に基づき、設定されている複数の定型文の中から一の定型文を選択し、前記一の定型文に前記属性情報の内容を含めた楽曲関連情報を生成する生成部と;前記属性情報、前記特徴情報及び前記聴取情報に基づき、前記楽曲関連情報の出力態様を制御する制御部と;を備える情報出力装置である。
請求項7に記載の発明は、生成部と、制御部とを備える情報出力装置において使用される情報出力方法であって、前記生成部が、楽曲の属性情報及び前記楽曲の特徴情報の少なくとも一方から特定される前記楽曲の態様及び利用者の聴取履歴を含む聴取情報に基づき、設定されている複数の定型文の中から一の定型文を選択し、前記一の定型文に前記属性情報の内容を含めた楽曲関連情報を生成する生成工程と;前記制御部が、前記属性情報、前記特徴情報及び前記聴取情報に基づき、前記楽曲関連情報の出力態様を制御する制御工程と;を備える情報出力方法である。
請求項8に記載の発明は、情報出力装置が有するコンピュータに、請求項7に記載の情報出力方法を実行させる、ことを特徴とする情報出力プログラムである。
請求項9に記載の発明は、情報出力装置が有するコンピュータにより読み取り可能に、請求項8に記載の情報出力プログラムが記録されている、ことを特徴とする記録媒体である。
本発明の一実施形態に係る情報出力装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る情報出力装置の構成を概略的に示すブロック図である。 図2の記憶ユニットに記憶される楽曲コンテンツ情報の内容を説明するための図である。 図3の属性情報の内容を説明するための図である。 図3の特徴情報の内容を説明するための図である。 図2の記憶ユニットに記憶される定型文情報の内容を説明するための図である。 図2の情報出力装置による楽曲関連情報の音声再生計画の作成処理を説明するためのフローチャートである。 図7の楽曲関連情報の生成処理を説明するためのフローチャートである。 図8の楽曲の雰囲気の特定処理及び定型文の暫定選定処理を説明するための図である。 図8の定型文の決定処理を説明するための図である。 図7の出力態様の決定処理を説明するためのフローチャートである。 図11の速度態様の設定処理を説明するためのフローチャートである。 図11の高低音態様、イントネーション態様及び強弱態様の設定処理を説明するための図である。 図11の出力態様の決定処理を説明するための図である。 図7の出力タイミングの決定処理を説明するためのフローチャートである。 図15の非ボーカル区間への設定処理を説明するためのフローチャートである。 図2の情報出力装置による楽曲関連情報の出力処理を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を、図1を参照して説明する。なお、以下の説明及び図面においては、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
[構成]
図1には、一実施形態に係る情報出力装置700の構成がブロック図にて示されている。
情報出力装置700は、図1に示されるように、記憶部710と、楽曲再生部720と、楽曲情報取得部730と、聴取情報取得部735とを備えている。また、情報出力装置700は、生成部750と、音声再生部760と、出力部780と、制御部790とを備えている。
上記の記憶部710は、不揮発性の記憶素子を備えて構成される。当該記憶部710には、楽曲コンテンツ情報、定型文情報及び聴取情報が記憶される。
楽曲コンテンツ情報には、楽曲コンテンツ情報#1,#2,…,#Pが含まれる。当該楽曲コンテンツ情報#p(p=1,2,…,P)には、楽曲コンテンツ識別子#p、楽曲音データ#p、楽曲の属性情報#p及び楽曲の特徴情報#pが含まれる。
楽曲の属性情報#pには、楽曲コンテンツ識別子#pに対応する楽曲コンテンツの作製年情報#p、楽曲名情報#p、アーティスト名情報#p、ジャンル情報#pが含まれている。また、楽曲の特徴情報#pには、楽曲コンテンツ識別子#pに対応する楽曲の曲調情報#p及びテンポ情報#pが含まれている。これらの楽曲の特徴情報は、事前に楽曲音データ#pを楽曲解析することにより、得られるようになっている。
定型文情報には、楽曲関連情報を生成するために予め設定された複数の定型文が含まれる。当該定型文情報に含まれる定型文それぞれは、本実施形態では、楽曲の属性情報及び楽曲の特徴情報から特定される楽曲の雰囲気、及び、利用者の聴取履歴を含む聴取情報に関連して対応付けられている。
聴取情報には、楽曲のジャンルごとの利用者の聴取履歴が含まれている。当該聴取情報は、制御部790により作成又は更新される。
上記の楽曲再生部720は、制御部790から送られた楽曲再生指令に従って、記憶部710から、再生指定された楽曲の楽曲音データを読み取る。そして、楽曲再生部720は、当該楽曲音データに所定の音質調整処理等を施して、楽曲再生データを生成する。こうして生成された楽曲再生データは、出力部780へ送られる。
上記の楽曲情報取得部730は、制御部790から送られた楽曲を指定した楽曲情報の取得指令を受けると、記憶部710から、当該指定された楽曲の属性情報及び特徴情報を取得する。こうして取得された楽曲の属性情報及び特徴情報は、生成部750及び制御部790へ送られる。
上記の聴取情報取得部735は、制御部790から送られた再生指定された楽曲の情報の取得指令を受けると、記憶部710から、再生指定された楽曲のジャンルに関する聴取情報を取得する。こうして取得された聴取情報は、生成部750及び制御部790へ送られる。ここで、本実施形態では、聴取情報には、再生指定された楽曲についてのジャンルについての聴取履歴が含まれている。
上記の生成部750は、楽曲情報取得部730から送られた楽曲の属性情報及び特徴情報を受ける。楽曲の属性情報及び特徴情報を受けると、生成部750は、当該楽曲の属性情報及び特徴情報から楽曲の雰囲気を特定する。本実施形態では、楽曲の雰囲気を特定する属性情報として、楽曲のジャンル情報を採用する。また、本実施形態では、楽曲の雰囲気を特定する特徴情報として、楽曲の曲調情報を採用する。また、本実施形態では、特定される楽曲の雰囲気としては、「落ち着いた雰囲気」、「標準的な雰囲気」、「高揚感のある、いわゆるノリのよい雰囲気」等がある。
また、生成部750は、聴取情報取得部735から送られた聴取情報を受ける。引き続き、生成部750は、特定された楽曲の雰囲気及び聴取履歴を含む聴取情報に基づいて、記憶部710に予め用意されている複数の定型文の中から一の定型文を選択する。本実施形態では、まず、特定された楽曲の雰囲気が「落ち着いた雰囲気」のときには、生成部750は、音声にしたときに落ち着いた雰囲気となる文体の定型文を選択候補にする。また、特定された楽曲の雰囲気が「標準的な雰囲気」のときには、生成部750は、音声にしたときに標準的な雰囲気となる文体の定型文を選択候補にする。さらに、特定された楽曲の雰囲気が「いわゆるノリのよい雰囲気」のときには、生成部750は、音声にしたときにノリのよい雰囲気となる文体の定型文を選択候補する。
次いで、利用者の聴取履歴から利用者の楽曲の種別に対する習熟度を判別する。そして、利用者の楽曲の種別に対する習熟度が低い場合には、選択候補となった定型文を考慮しつつ、非常に丁寧な説明となる文体の定型文を選択する。また、利用者の楽曲の種別に対する習熟度が通常又は高い場合には、選択候補となった定型文を、そのまま選択する。このようにして、一の定型文を選択すると、生成部750は、選択された一の定型文に、属性情報の内容を含めた楽曲関連情報を生成する。こうして生成された楽曲関連情報は、音声再生部760へ送られる。本実施形態では、習熟度を判別する楽曲の種別として、楽曲のジャンルを採用する。
上記の音声再生部760は、生成部750から送られた楽曲関連情報を受ける。また、音声再生部760は、制御部790から送られた音声再生指令を受ける。そして、音声再生部760は、楽曲関連情報から音声再生指令に従った態様の音声再生データを生成する。こうして生成された音声再生データは、出力部780へ送られる。
上記の出力部780は、スピーカを備えて構成される。当該出力部780は、楽曲再生部720から送られた楽曲再生データを受ける。また、出力部780は、音声再生部760から送られた音声再生データを受ける。そして、出力部780は、楽曲再生データ及び音声再生データの双方を受けている期間においては、当該楽曲再生データに対応する音に音声再生データに対応する音を重畳させた出力音(以下、「重畳音」とも記す)を再生出力する。
上記の制御部790は、不図示の入力部から送られた入力データの内容が楽曲コンテンツの再生指定である場合には、当該楽曲コンテンツを指定(楽曲コンテンツ識別子#pを指定)した楽曲情報の取得指令を生成する。そして、生成部750は、生成された楽曲情報の取得指令を楽曲情報取得部730へ送る。また、生成部750は、当該楽曲コンテンツのジャンルに関する聴取情報の取得指令を生成する。そして、生成部750は、生成された聴取情報の取得指令を聴取情報取得部735へ送る。
また、制御部790は、楽曲情報取得部730から送られた楽曲の属性情報及び特徴情報を受ける。さらに、制御部790は、聴取情報取得部735から送られた聴取情報を受ける。そして、制御部790は、当該楽曲の属性情報、特徴情報及び聴取情報に基づいて、楽曲関連情報の出力態様を決定する。楽曲関連情報の出力態様を決定すると、制御部790は、決定された楽曲関連情報の出力態様の内容に基づいて、音声再生計画を作成する。音声再生計画を作成すると、制御部790は、楽曲コンテンツを指定した楽曲再生指令を生成して楽曲再生部720へ送る。また、制御部790は、音声再生計画に従った楽曲再生指令を生成して音声再生部760へ送り、楽曲関連情報の出力態様を制御する。制御部790による処理の詳細については、後述する。
[動作]
上記のように構成された情報出力装置700の動作について、生成部750による処理、及び、制御部790による処理に主に着目して説明する。
情報出力装置700による楽曲関連情報の出力処理については、不図示の入力部に楽曲コンテンツの再生指定が入力され、制御部790が、当該再生指定を内容とする入力データを受けると開始する。制御部790は、当該入力データを受けると、再生指定された楽曲を指定した取得指令を生成し、楽曲情報取得部730及び聴取情報取得部735へ送る。
楽曲情報取得部730は、制御部790から送られた取得指令を受けると、記憶部710から、再生指定された楽曲の属性情報及び特徴情報を取得する。そして、楽曲情報取得部730は、当該楽曲の属性情報及び特徴情報を、生成部750及び制御部790へ送る。
聴取情報取得部735は、制御部790から送られた取得指令を受けると、記憶部710から、再生指定された楽曲のジャンルに関する聴取履歴を含む聴取情報を取得する。そして、聴取情報取得部735は、当該聴取情報を、生成部750及び制御部790へ送る。
再生指定された楽曲の属性情報及び特徴情報を受けた生成部750は、まず、当該楽曲の属性情報に含まれるジャンル情報及び特徴情報に含まれる曲調情報に基づいて、楽曲の雰囲気を特定する。次に、生成部750は、記憶部710にアクセスして、定型文情報として予め用意されている複数の定型文の中から、特定された楽曲の雰囲気及び再生指定された楽曲のジャンルの聴取履歴に適合した一の定型文を選択する。
次いで、生成部750は、選択された一の定型文に、再生指定された楽曲の作製年、楽曲名、アーティスト名等の属性情報の内容を含ませて楽曲関連情報を生成する。そして、生成部750は、生成された楽曲関連情報を音声再生部760へ送る。また、生成部750は、生成された楽曲関連情報の出力時間長の情報を制御部790へ送る。
再生指定された楽曲の属性情報及び特徴情報を受けた制御部790は、生成部750により生成された楽曲関連情報の出力態様を決定する。かかる楽曲関連情報の出力態様の決定に際して、制御部790は、楽曲の特徴情報に含まれる楽曲のテンポ情報に基づいて、楽曲関連情報の出力音声の速度態様を変化させる。本実施形態では、楽曲のテンポが、第1所定値以下の場合には、制御部790は、楽曲関連情報の出力音声の速度を通常の話速よりも遅くするように決定する。このように、楽曲関連情報の出力音声の速度を通常の話速よりも遅くすることで、楽曲関連情報の出力音声を明瞭に聞き取ることができる。
また、楽曲のテンポが第1所定値より大きく、かつ、第2所定値以下の場合には、制御部790は、楽曲関連情報の出力音声の速度を通常の話速にするように決定する。このように、楽曲関連情報の出力音声の速度を通常の話速にすることで、いわゆる楽曲のノリを考慮した楽曲関連情報の音声出力を行うとともに、楽曲関連情報の出力音声を聞き取ることができる。
また、楽曲のテンポが第2所定値より大きい場合には、制御部790は、楽曲関連情報の出力音声の速度を通常の話速よりも速くするように決定する。このように、楽曲関連情報の出力音声の速度を通常の話速よりも速くすることで、いわゆる楽曲のノリを重視した楽曲関連情報の音声出力を行うことができる。
ここで、第1所定値及び第2所定値は、楽曲のテンポに合った楽曲関連情報の音声出力を行うとの観点から、実験、シミュレーション、経験等に基づいて、予め定められる。
また、楽曲関連情報の出力態様の決定に際して、制御部790は、楽曲の属性情報に含まれる楽曲のジャンル情報及び楽曲の特徴情報に含まれる楽曲の曲調情報から、楽曲の雰囲気を特定する。そして、制御部790は、特定された楽曲の雰囲気に基づいて、楽曲関連情報の出力音声の高低、イントネーション、及び、強弱の態様を変化させる。本実施形態では、特定された楽曲の雰囲気が「落ち着いた雰囲気」のときには、制御部790は、楽曲関連情報の出力音声の周波数を低めに設定し、楽曲関連情報の出力音声のイントネーションを通常にし、楽曲関連情報の出力音声の最後をやや弱くするように決定する。このような楽曲関連情報の出力態様にすることで、「落ち着いた雰囲気」の楽曲に合った楽曲関連情報の音声出力を行うことができる。
また、特定された楽曲の雰囲気が「標準的な雰囲気」のときには、制御部790は、楽曲関連情報の出力音声の周波数を標準に設定し、楽曲関連情報の出力音声のイントネーションを通常にし、楽曲関連情報の出力音声の最後に強弱の変化をさせないようにするように決定する。このような楽曲関連情報の出力態様にすることで、「標準的な雰囲気」の楽曲に合った楽曲関連情報の音声出力を行うことができる。
また、特定された楽曲の雰囲気が「いわゆるノリのよい雰囲気」のときには、制御部790は、楽曲関連情報の出力音声の周波数を高めに設定し、楽曲関連情報の出力音声のイントネーションを上がり調子にし、楽曲関連情報の出力音声の最後にやや強くするように決定する。このような楽曲関連情報の出力態様にすることで、「いわゆるノリのよい雰囲気」の楽曲に合った楽曲関連情報の音声出力を行うことができる。
さらに、制御部790は、聴取履歴に基づいて利用者の楽曲の種別に対する習熟度を判別し、当該習熟度に応じて、楽曲関連情報の出力態様を決定する。かかる習熟度に応じた出力態様の決定に際して、利用者の習熟度が低いと判断した場合には、制御部790は、楽曲関連情報の出力音声の速度を通常よりも遅くするようにする決定する。このように、楽曲関連情報の出力音声の速度を遅くすることで、習熟度の低い利用者が、楽曲関連情報の出力音声を明瞭に聞き取ることができる。
また、利用者の習熟度が高いと判断した場合には、制御部790は、楽曲関連情報の出力音声の速度を通常よりも速くするようにする決定する。このように、楽曲関連情報の出力音声の速度を速くすることで、習熟度の高い利用者が、楽曲関連情報の出力音声の内容を短時間で確認することができる。
こうして楽曲関連情報の出力態様を決定すると、制御部790は、決定された出力態様の内容を含む音声再生計画を作成する。制御部790は、音声再生計画を作成すると、楽曲コンテンツを指定した楽曲再生指令を生成して楽曲再生部720へ送る。また、制御部790は、音声再生計画に従った音声再生指令を生成して音声再生部760へ送り、楽曲関連情報の出力態様を制御する。
楽曲再生部720は、制御部790から送られた楽曲再生指令を受けると、記憶部710から、再生指定された楽曲の楽曲音データを読み取り、当該楽曲音データに所定の音質調整処理等を施して、楽曲再生データを生成する。そして、楽曲再生部720は、生成された楽曲再生データを、出力部780へ送る。
音声再生部760は、制御部790から送られた音声再生指令を受けると、楽曲関連情報から音声再生指令に従った態様の音声再生データを生成する。そして、音声再生部760は、生成された音声再生データを、出力部780へ送る。
この結果、出力部780から、楽曲再生データに基づく楽曲音、及び、音声再生データに基づく音声が再生出力される。なお、音声再生データに基づく音声の出力期間においては、楽曲再生データに基づく楽曲音に音声再生データに基づく音声が重畳した重畳音が、出力部780から出力される。本実施形態では、再生指定された楽曲の非ボーカル区間に、音声再生データに基づく音声が再生出力されるようになっている。
以上説明したように、本実施形態では、生成部750が、再生指定された楽曲の属性情報に含まれるジャンル情報及び特徴情報に含まれる曲調情報に基づいて、楽曲の雰囲気を特定する。次いで、生成部750は、記憶部710に予め用意されている複数の定型文の中から、特定された楽曲の雰囲気及び利用者の楽曲の種別に対する習熟度に適合した一の定型文を選択する。そして、生成部750は、選択された一の定型文に、再生指定された楽曲の作製年、楽曲名、アーティスト名等の属性情報の内容を含めた楽曲関連情報を生成する。このため、利用者の楽曲の種別に対する習熟度に配慮しつつ、再生指定された楽曲の雰囲気に合った楽曲関連情報を生成することができる。
また、本実施形態では、制御部790が、再生指定された楽曲の属性情報及び特徴情報、並びに、利用者の楽曲の種別に対する習熟度に基づいて、楽曲関連情報の出力音声の速度、高低、イントネーション、及び、強弱を変化させる制御を行う。このため、再生指定された楽曲の雰囲気に合わせつつ、利用者の習熟度に応じた出力態様で、楽曲関連情報の音声出力を行うことができる。
したがって、本実施形態によれば、再生される楽曲の演出効果を高めるための楽曲関連情報を出力することができる。
[実施形態の変形]
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、上記の実施形態では、楽曲の属性情報に含まれるジャンル情報及び特徴情報に含まれる曲調情報に基づいて、楽曲の雰囲気を特定した。これに対し、楽曲のジャンル情報のみに基づいて楽曲の雰囲気を特定してもよいし、また、楽曲の曲調情報のみに基づいて楽曲の雰囲気を特定するようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、楽曲のジャンル情報及び曲調情報に基づいて、楽曲関連情報の出力態様を制御するようにした。これに対し、楽曲のジャンル情報のみに基づいて楽曲関連情報の出力態様を制御してもよいし、また、楽曲の曲調情報のみに基づいて楽曲関連情報の出力態様を制御するようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、楽曲関連情報の出力態様として、楽曲関連情報の出力音声の速度、高低、イントネーション、及び、強弱を変化させる制御を行うことにした。これに対し、これらの態様のうちから任意に選択された一又は複数の態様について、楽曲関連情報の出力制御を行うようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、楽曲の属性情報には、楽曲コンテンツの作製年情報、楽曲名情報、アーティスト名情報、ジャンル情報が含まれるようにしたが、更に、楽曲が再生されているコマーシャル情報やテレビ番組の主題歌情報等が含まれるようにしてもよい。この場合には、楽曲が再生されているコマーシャル情報やテレビ番組を、楽曲関連情報に含めるようにすることができる。
また、上記の実施形態では、利用者の習熟度を判別する楽曲の種別として、楽曲のジャンルを採用した。これに対し、利用者の習熟度を判別する楽曲の種別を、楽曲の作製年とし、利用者の楽曲の作製年代に対する習熟度に基づいて、楽曲関連情報の出力態様を変化させる制御を行うようにしてもよい。また、利用者の習熟度を判別する楽曲の種別を、洋楽と邦楽とに区別し、利用者の楽曲の洋楽及び邦楽に対する習熟度に基づいて、楽曲関連情報の出力態様を変化させる制御を行うようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、非ボーカル区間情報を、楽曲の特徴情報に含めることにした。これに対し、楽曲の属性情報に、非ボーカル区間情報を含めてもよいし、又、楽曲の特徴情報及び楽曲の属性情報の双方に、非ボーカル区間情報を含めるようにしてもよい。
なお、上記の実施形態における情報出力装置の生成部及び制御部を、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)等を備えた演算手段としてのコンピュータとして構成し、予め用意されたプログラムを当該コンピュータで実行することにより、上記の実施形態における生成部及び制御部の一部又は全部の機能を実現するようにしてもよい。このプログラムはハードディスク、CD−ROM、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、当該コンピュータによって記録媒体から読み出されて実行される。また、このプログラムは、CD−ROM、DVD等の可搬型記録媒体に記録された形態で取得されるようにしてもよいし、インターネットなどのネットワークを介した配信の形態で取得されるようにしてもよい。
以下、本発明の一実施例を、図2〜図17を参照して説明する。なお、以下の説明及び図面においては、同一又は同等の要素については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
[構成]
図2には、一実施例に係る情報出力装置100の概略的な構成がブロック図にて示されている。情報出力装置100は、上述した一実施形態に係る情報出力装置700(図1参照)の一態様となっている。
情報出力装置100は、図2に示されるように、処理制御ユニット110と、記憶ユニット120とを備えている。また、情報出力装置100は、音出力ユニット140と、入力ユニット150とを備えている。
上記の処理制御ユニット110は、情報出力装置100の全体を統括制御するとともに、様々な処理を実行する。当該処理制御ユニット110は、演算手段としての中央処理装置(CPU)、DSP(Digital Signal Processor)及びその周辺回路を備えて構成されている。処理制御ユニット110が様々なプログラムを実行することにより、情報出力装置100としての各種機能が実現されるようになっている。こうした機能の中には、上述した実施形態における楽曲再生部720、楽曲情報取得部730、生成部750、音声再生部760及び制御部790の機能も含まれている。かかる処理制御ユニット110が実行する処理の詳細については、後述する。
なお、処理制御ユニット110が実行するプログラムは、ハードディスク、CD−ROM、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、当該記録媒体からロードされて実行される。また、このプログラムは、CD−ROM、DVD等の可搬型記録媒体に記録された形態で取得されるようにしてもよいし、インターネットなどのネットワークを介した配信の形態で取得されるようにしてもよい。
上記の記憶ユニット120は、ハードディスク装置等の不揮発性の記憶装置を備えて構成され、情報出力装置100において利用される様々な情報データが記憶される。こうした情報データには、楽曲コンテンツ情報MCD、定型文情報PRS、聴取情報LIS等が含まれている。記憶ユニット120には、処理制御ユニット110がアクセスできるようになっている。すなわち、記憶ユニット120は、上述した記憶部710の機能を果たすようになっている。
上記の楽曲コンテンツ情報MCDには、図3に示されるように、楽曲コンテンツ情報#1,#2,…,#Pが含まれる。当該楽曲コンテンツ情報#p(p=1,2,…,P)には、楽曲コンテンツ識別子#p、楽曲音データ#p、楽曲の属性情報#p及び楽曲の特徴情報#pが含まれる。
上記の楽曲の属性情報#pには、本実施例では、図4に示されるように、楽曲コンテンツ識別子#pに対応する楽曲コンテンツの作製年情報#p、楽曲名情報#p、アーティスト名情報#p、ジャンル情報#pが含まれている。
上記の楽曲の特徴情報#pには、本実施例では、図5に示されるように、楽曲コンテンツ識別子#pに対応する楽曲の曲調情報#p、テンポ情報#p及び非ボーカル区間情報#pが含まれている。ここで、非ボーカル区間情報#pには、楽曲を再生したときの非ボーカル区間(イントロ区間、間奏区間、アウトロ区間)の位置、時間長等が含まれている。これらの楽曲の特徴情報は、事前に楽曲音データ#pを楽曲解析することにより、得られるようになっている。
上記の定型文情報PRSには、楽曲関連情報を生成するために予め用意された複数の定型文が含まれる。本実施例では、定型文情報PRSには、図6に示されるように、定型文1、定型文2、定型文3、…の複数の定型文が含まれている。
ここで、定型文1から定型文3の「Y(作製年)」、「A(アーティスト名)」、「S(楽曲名)」には、それぞれ、属性情報#pの作製年情報#p、楽曲名情報#p、アーティスト名情報#pが埋め込まれるようになっている。なお、定型文3の「Y(作製年)」は、英語変換される。例えば、作製年情報#pの内容が「1982年」の場合には、「エイティートゥー」に変換される。これらの定型文は、本実施例では、処理制御ユニット110により、楽曲の属性情報及び楽曲の特徴情報から特定される楽曲の雰囲気、及び、利用者の聴取履歴を含む聴取情報に応じて選択されるようになっている。
上記の聴取情報LISには、楽曲のジャンルごとの利用者の聴取履歴が含まれている。当該聴取情報LISは、処理制御ユニット110により作成又は更新される。
図2に戻り、上記の音出力ユニット140は、スピーカを備えて構成される。この音出力ユニット140は、制御処理ユニット110から送られた出力音データを受ける。そして、音出力ユニット140は、制御処理ユニット110による制御のもとで、当該出力音データに対応する出力音を再生出力する。
上記の入力ユニット150は、情報出力装置100の本体部に設けられたキー部、あるいはキー部を備えるリモート入力装置等により構成される。ここで、本体部に設けられたキー部としては、不図示の表示ユニットに設けられたタッチパネルを用いることができる。また、キー部を有する構成に代えて、音声入力する構成を採用することもできる。
当該入力ユニット150を利用者が操作することにより、情報出力装置100の動作内容の設定や動作指令の入力が行われる。例えば、楽曲を指定した再生指定等の利用者による入力が、入力ユニット150を利用して行われる。入力ユニット150への入力内容は、入力データIPDとして、制御処理ユニット110へ送られる。
[動作]
以上のようにして構成された情報出力装置100の動作について、処理制御ユニット110による楽曲関連情報の出力処理に主に着目して説明する。
<楽曲関連情報の音声再生計画の作成処理>
まず、処理制御ユニット110による楽曲関連情報の音声再生計画の作成処理について説明する。楽曲コンテンツ及び楽曲関連情報の音声出力処理は、音声再生計画の作成後に、直ちに行われる。
楽曲関連情報の音声再生計画の作成処理に際しては、図7に示されるように、まず、ステップS11において、処理制御ユニット110が、入力ユニット150に楽曲コンテンツの再生指定が入力され、当該再生指定を内容とする入力データを受けたか否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS11:N)には、ステップS11の処理が繰り返される。
入力ユニット150に楽曲コンテンツの再生指定が入力され、ステップS11における判定の結果が肯定的になると(ステップS11:Y)、処理はステップS12へ進む。ステップS12では、処理制御ユニット110が、記憶ユニット120にアクセスして、再生指定された楽曲コンテンツ識別子に対応する楽曲の属性情報及び特徴情報を取得する。引き続き、ステップS13において、処理制御ユニット110が、記憶ユニット120にアクセスして、再生指定された楽曲コンテンツ識別子に対応する楽曲のジャンルについての利用者の聴取履歴を取得する。そして、処理制御ユニット110は、当該取得履歴から利用者の楽曲のジャンルに対する習熟度を判別し、当該判別された習熟度に基づいて、利用者を「初心者」、「中級者」及び「上級者」のいずれかに区分けする。この後、処理はステップS14へ進む。
ステップS14では、処理制御ユニット110が、「楽曲関連情報の生成処理」を行う。かかるステップS14の処理の詳細については、後述する。そして、ステップS14の処理が終了すると、処理はステップS15へ進む。
ステップS15では、処理制御ユニット110が、「楽曲関連情報の出力態様の決定処理」を行う。かかるステップS15の処理の詳細については、後述する。そして、ステップS15の処理が終了すると、処理はステップS16へ進む。
ステップS16では、処理制御ユニット110が、「楽曲関連情報の出力タイミングの決定処理」を行う。かかるステップS16の処理の詳細については、後述する。そして、ステップS16の処理が終了すると、処理はステップS17へ進む。
ステップS17では、処理制御ユニット110が、決定された出力態様の内容及び出力タイミングを含んだ音声再生計画を作成する。こうして音声再生計画が作成されると、楽曲関連情報の音声再生計画の作成処理が終了する。
《楽曲関連情報の生成処理》
上述したステップS14における「楽曲関連情報の生成処理」について、説明する。
この「楽曲関連情報の生成処理」は、図8に示されるように、まず、ステップS21において、処理制御ユニット110が、再生指定された楽曲の属性情報に含まれるジャンル情報から、楽曲の雰囲気を特定する。引き続き、ステップS22において、特定された楽曲の雰囲気に基づいて、記憶ユニット120に予め記憶されている複数の定型文の中から、特定された楽曲の雰囲気に合った定型文を暫定選択する。ステップS21,S22の処理の例については、後述する。
引き続き、ステップS23において、処理制御ユニット110が、利用者のジャンルに対する習熟度に応じて、暫定選択された定型文を適宜変更して、最終的な定型文を決定する。ステップS23の処理の例については、後述する。
ステップS23の処理が終了すると、ステップS14の処理が終了する。そして、処理は上述した図7のステップS15へ進む。
ここで、ステップS21,S22の処理に際して、本実施例では、図9に示されるように、再生指定された楽曲のジャンルが、ボサノバ、又は、クラシック(以下、ボサノバ、クラシックを「ジャンル1」とも記す)のときには、処理制御ユニット110は、楽曲の雰囲気は「落ち着いた雰囲気」であると特定する。そして、特定された楽曲の雰囲気が「落ち着いた雰囲気」のときには、処理制御ユニット110は、音声にしたときに落ち着いた雰囲気となる文体の定型文を暫定的に選択する。本実施例では、特定された楽曲の雰囲気が「落ち着いた雰囲気」のときには、定型文1を暫定的に選択するようになっている。
また、本実施例では、再生指定された楽曲のジャンルがポップス(邦楽)(以下、ポップス(邦楽)を「ジャンル2」とも記す)のときには、処理制御ユニット110は、楽曲の雰囲気は「標準的な雰囲気」であると特定する。そして、特定された楽曲の雰囲気が「標準的な雰囲気」のときには、処理制御ユニット110は、音声にしたときに標準的な雰囲気となる文体の定型文を暫定的に選択する。本実施例では、特定された楽曲の雰囲気が「標準的な雰囲気」のときには、定型文2を暫定的に選択する。
また、本実施例では、再生指定された楽曲のジャンルがポップス(洋楽)、ファンクミュージック、EDM(Electronic Dance Music)(以下、ポップス(洋楽)、ファンクミュージック、EDMを「ジャンル3」とも記す)のときには、処理制御ユニット110は、楽曲の雰囲気は「高揚感のある、いわゆるノリのよい雰囲気」であると特定する。そして、特定された楽曲の雰囲気が「ノリのよい雰囲気」のときには、処理制御ユニット110は、音声にしたときにノリのよい雰囲気となる文体の定型文を暫定的に選択する。本実施例では、特定された楽曲の雰囲気が「ノリのよい雰囲気」のときには、定型文3を暫定的に選択するようになっている。
また、ステップS23の処理に際して、本実施例では、図10に示されるように、ジャンル1については、処理制御ユニット110は、利用者のジャンルに対する習熟度に関係なく、暫定選択された定型文を、そのまま楽曲関連情報の定型文に決定する。
また、本実施例では、ジャンル2については、処理制御ユニット110は、利用者が初心者に区分されているときに、定型文1に変更する。一方、ジャンル2について、利用者が中級者又は上級者に区分されるときには、処理制御ユニット110は、暫定選択された定型文を、そのまま楽曲関連情報の定型文に決定する。
また、本実施例では、ジャンル3については、処理制御ユニット110は、利用者が初心者に区分されているときに、定型文2に変更する。一方、ジャンル3について、利用者が中級者又は上級者に区分されるときには、処理制御ユニット110は、暫定選択された定型文を、そのまま楽曲関連情報の定型文に決定する。
《出力態様の決定処理》
上述したステップS15における「楽曲関連情報の出力態様の決定処理」について、説明する。
この「楽曲関連情報の出力態様の決定処理」は、図11に示されるように、まず、ステップS31において、処理制御ユニット110が、「速度態様の設定処理」を行う。かかるステップS31の処理の詳細については、後述する。そして、ステップS31の処理が終了すると、処理はステップS32へ進む。
ステップS32では、処理制御ユニット110が、特定された楽曲の雰囲気に基づいて、楽曲関連情報の出力音声の高低音態様、イントネーション態様、及び、強弱態様を変化させる。ステップS32の処理の例については、後述する。
引き続き、ステップS33において、処理制御ユニット110が、利用者のジャンルに対する習熟度に応じて、楽曲関連情報の出力態様を決定する。ステップS33の処理の例については、後述する。
ステップS33の処理が終了すると、ステップS15の処理が終了する。そして、処理は上述した図7のステップS16へ進む。
(速度態様の設定処理)
上述したステップS31における「楽曲関連情報の出力態様の速度態様の設定処理」について、説明する。
この「楽曲関連情報の出力態様の速度態様の設定処理」は、図12に示されるように、まず、ステップS41において、処理制御ユニット110が、再生指定された楽曲のテンポ(単位:Beats Per Minute)が第1所定値以下であるか否かを判定する。この判定の結果が肯定的であった場合(ステップS41:Y)には、処理はステップS42へ進む。ステップS42では、処理制御ユニット110が、楽曲関連情報の出力音声の速度を通常の話速より遅い第1速度に設定する。ステップS42の処理が終了すると、ステップS31の処理が終了する。そして、処理は上述した図11のステップS32へ進む。
ステップS41における判定の結果が否定的であった場合(ステップS41:N)には、処理はステップS43へ進む。ステップS43では、処理制御ユニット110が、再生指定された楽曲のテンポが第2所定値以下であるか否かを判定する。この判定の結果が肯定的であった場合(ステップS43:Y)には、処理はステップS44へ進む。ステップS44では、処理制御ユニット110が、楽曲関連情報の出力音声の速度を通常の話速である第2速度に設定する。ステップS44の処理が終了すると、ステップS31の処理が終了する。そして、処理は上述した図11のステップS32へ進む。
一方、ステップS43における判定の結果が否定的であった場合(ステップS43:N)には、処理はステップS45へ進む。ステップS45では、処理制御ユニット110が、楽曲関連情報の出力音声の速度を通常の話速よりも速い第3速度に設定する。ステップS45の処理が終了すると、ステップS31の処理が終了する。そして、処理は上述した図11のステップS32へ進む。
ここで、第1所定値及び第2所定値、並びに、第1速度、第2速度及び第3速度は、楽曲のテンポに応じた速度で楽曲関連情報の音声出力を行う観点から、実験、シミュレーション、経験等に基づいて、予め定められる。
ここで、図11のステップS32の処理に際して、本実施例では、図13に示されるように、特定された楽曲の雰囲気が「落ち着いた雰囲気」のときには、処理制御ユニット110は、楽曲関連情報の出力音声の周波数を低めに設定し、楽曲関連情報の出力音声のイントネーションを通常にし、楽曲関連情報の出力音声の最後をやや弱くするように設定する。なお、楽曲の雰囲気が「落ち着いた雰囲気」のときに設定する、これらの設定値は、楽曲関連情報の出力音声に当り、「落ち着いた雰囲気」を演出することができるように、実験、シミュレーション、経験等に基づいて、予め定められる。
また、本実施例では、特定された楽曲の雰囲気が「標準的な雰囲気」のときには、処理制御ユニット110は、楽曲関連情報の出力音声の周波数を標準に設定し、楽曲関連情報の出力音声のイントネーションを通常にし、楽曲関連情報の出力音声の最後に強弱の変化をさせないようにするように設定する。ここで、楽曲の雰囲気が「標準的な雰囲気」のときに設定する、これらの設定値は、楽曲関連情報の出力音声に当り、「標準的な雰囲気」を演出することができるように、実験、シミュレーション、経験等に基づいて、予め定められる。
また、本実施例では、特定された楽曲の雰囲気が「ノリのよい雰囲気」のときには、処理制御ユニット110は、楽曲関連情報の出力音声の周波数を高めに設定し、楽曲関連情報の出力音声のイントネーションを上がり調子にし、楽曲関連情報の出力音声の最後にやや強くするように設定する。ここで、楽曲の雰囲気が「ノリのよい雰囲気」のときに設定する、これらの設定値は、楽曲関連情報の出力音声に当り、「ノリのよい雰囲気」を演出することができるように、実験、シミュレーション、経験等に基づいて、予め定められる。
また、図11のステップS33の処理に際して、本実施例では、図14に示されるように、利用者がジャンル1の初心者に区分されているときには、処理制御ユニット110は、楽曲関連情報の出力音声の速度を、ステップS31で設定された速度よりも第1所定速度分だけ遅い速度に設定する。また、利用者がジャンル1の中級者又は上級者に区分されるときには、処理制御ユニット110は、ステップS31で設定された速度を、そのまま楽曲関連情報の速度に決定する。
また、本実施例では、利用者がジャンル2の初心者に区分されているときには、処理制御ユニット110は、楽曲関連情報の出力音声の速度を、ステップS31で設定された速度よりも第1所定速度分だけ遅い速度に設定する。また、利用者がジャンル2の中級者又は上級者に区分されるときには、処理制御ユニット110は、ステップS31で設定された速度を、そのまま楽曲関連情報の速度に決定する。
また、本実施例では、利用者がジャンル3の初心者に区分されているときには、処理制御ユニット110は、楽曲関連情報の出力音声の速度を、ステップS31で設定された速度よりも第1所定速度分だけ遅い速度に設定する。また、利用者がジャンル3の中級者に区分されるときには、処理制御ユニット110は、ステップS31で設定された速度を、そのまま楽曲関連情報の速度に決定する。さらに、利用者がジャンル3の上級者に区分されているときには、楽曲関連情報の出力音声の速度を、ステップS31で設定された速度よりも第2所定速度分だけ速い速度に設定する。
ここで、第1所定速度及び第2所定速度は、利用者のジャンルに対する習熟度に合わせつつ、楽曲のテンポに応じた速度で楽曲関連情報の音声出力を行う観点から、実験、シミュレーション、経験等に基づいて、予め定められる。
《出力タイミングの決定処理》
上述したステップS16における「楽曲関連情報の出力タイミングの決定処理」について、説明する。以下では、再生される楽曲については、間奏区間は十分長く、間奏区間の時間長は、楽曲関連情報の出力時間長よりも長いものとする。
この「楽曲関連情報の出力タイミングの決定処理」は、図15に示されるように、まず、ステップS51において、処理制御ユニット110が、再生指定された楽曲中にボーカル区間があるか否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS51:N)には、処理はステップS52へ進む。ステップS52では、処理制御ユニット110が、楽曲関連情報の出力タイミングを、楽曲コンテンツの再生開始から第1所定時間後に設定する。ここで、第1所定時間は、例えば、3秒であり、利用者が再生されている楽曲についての関連情報を知りたいという要望に応える観点から、経験等に基づいて、予め定められる。
ステップS52の処理が終了すると、ステップS16の処理が終了する。そして、処理は上述した図7のステップS17へ進む。
一方、ステップS51における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS51:Y)には、処理はステップS53へ進む。ステップS53では、処理制御ユニット110が、「非ボーカル区間への設定処理」を行う。
(非ボーカル区間への設定処理)
ステップS53における「非ボーカル区間への設定処理」について、説明する。
この「非ボーカル区間への設定処理」は、図16に示されるように、まず、ステップS61において、処理制御ユニット110が、楽曲関連情報の出力時間長TSPと第2所定時間αとの合計時間が、楽曲の非ボーカル区間であるイントロ区間の時間長TINTROより短いか否かを判定する。この判定の結果が肯定的であった場合(ステップS61:Y)には、処理はステップS62へ進む。ステップS62では、処理制御ユニット110が、イントロ区間に楽曲関連情報の出力区間を設定する。本実施例では、楽曲関連情報の出力区間の終了の後、第2所定時間αの経過後に、楽曲のボーカル区間が開始されるように、楽曲関連情報の出力区間を設定する。
ここで、第2所定時間は、例えば、2秒であり、楽曲関連情報の音声出力が終了した後、ワンテンポをおいてからボーカル区間を開始させることで、再生される楽曲の演出効果を高めるとの観点から、経験等に基づいて、予め定められる。
ステップS62の処理が終了すると、ステップS53の処理が終了する。こうしてステップS53の処理が終了すると、上述した図15のステップS16が終了する。そして、処理は上述した図7のステップS17へ進む。
一方、ステップS61における判定の結果が否定的であった場合(ステップS61:N)には、処理はステップS63へ進む。ステップS63では、処理制御ユニット110が、楽曲関連情報の出力時間長TSPが楽曲の非ボーカル区間であるアウトロ区間の時間長TOUTROより短いか否かを判定する。この判定の結果が肯定的であった場合(ステップS63:Y)には、処理はステップS64へ進む。ステップS64では、処理制御ユニット110が、アウトロ区間に楽曲関連情報の出力区間を設定する。そして、処理制御ユニット110が、上述したステップS23において決定した定型文が「定型文1」であった場合には、語尾を過去形に変更する。すなわち、処理制御ユニット110は、実際に採用する定型文を、『「Y(作製年)」年の作品で、「A(アーティスト名)」の「S(楽曲名)」でした。』とする。
アウトロ区間に楽曲関連情報の出力区間を設定されると、ステップS64の処理が終了する。こうしてステップS64の処理が終了すると、ステップS53の処理が終了し、上述した図15のステップS16の処理が終了する。そして、処理は上述した図7のステップS17へ進む。
ステップS63における判定の結果が否定的であった場合(ステップS63:N)には、処理はステップS65へ進む。ステップS65では、処理制御ユニット110が、間奏区間に楽曲関連情報の出力区間を設定する。
間奏区間に楽曲関連情報の出力区間を設定されると、ステップS65の処理が終了する。こうしてステップS65の処理が終了すると、ステップS53の処理が終了し、上述した図15のステップS16の処理が終了する。そして、処理は上述した図7のステップS17へ進む。
<楽曲関連情報の出力処理>
楽曲再生計画が作成されると、楽曲関連情報の出力処理が行われる。楽曲関連情報の出力処理に際しては、図17に示されるように、まず、ステップS71において、再生指定された楽曲音データに所定の音質調整処理等を施した楽曲再生処理を開始し、内部のタイマをスタートさせる。この後、処理はステップS72へ進む。
ステップS72では、処理制御ユニット110が、音声再生計画に従って、楽曲関連情報の出力タイミングとなったか否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS72:N)には、ステップS72の処理が繰り返される。
楽曲関連情報の出力タイミングとなり、ステップS72における判定の結果が肯定的になると(ステップS72:Y)、処理はステップS73へ進む。ステップS73では、処理制御ユニット110が、音声再生計画に従った出力態様で、楽曲関連情報から音声再生データを生成した後、音声再生データと楽曲再生データとを合成した合成音データを生成する。そして、処理制御ユニット110は、当該合成音データを音出力ユニット140へ送る。
この結果、音出力ユニット140から、楽曲再生データに基づく楽曲音が再生出力されるとともに、音声再生計画に従った出力態様での楽曲関連情報の再生音声が重畳されて出力される。
以上説明したように、本実施例では、処理制御ユニット110が、再生指定された楽曲の属性情報に含まれるジャンル情報に基づいて、楽曲の雰囲気を特定し、記憶ユニット120に予め用意されている複数の定型文の中から、特定された楽曲の雰囲気に適合した一の定型文を選択する。そして、処理制御ユニット110は、選択された一の定型文に、再生指定された楽曲の作製年、楽曲名、アーティスト名等の属性情報の内容を反映した楽曲関連情報を生成する。このため、再生指定された楽曲の雰囲気に合った楽曲関連情報を生成することができる。
また、本実施例では、特定された楽曲の雰囲気に加えて、利用者の楽曲のジャンルに対する習熟度にも適合した一の定型文を選択する。このため、再生指定された楽曲の雰囲気に合わせつつ、利用者の習熟度に応じた楽曲関連情報を生成することができる。
また、本実施例では、処理制御ユニット110が、再生指定された楽曲の属性情報及び特徴情報に基づいて、楽曲関連情報の出力音声の速度態様、高低音態様、イントネーション態様、及び、強弱態様を変化させる制御を行う。このため、再生指定された楽曲の雰囲気に合った出力態様で、楽曲関連情報の音声出力を行うことができる。
また、本実施例では、楽曲の属性情報及び特徴情報に加えて、利用者の楽曲のジャンルに対する習熟度に更に基づいて、楽曲関連情報の出力音声の速度態様を変化させる制御を行う。このため、再生指定された楽曲の雰囲気に合わせつつ、利用者の習熟度に応じた出力態様で、楽曲関連情報の音声出力を行うことができる。
さらに、本実施例では、処理制御ユニット110が、楽曲関連情報の出力時間長及び楽曲の非ボーカル区間の時間長の関係に基づいて、楽曲関連情報の出力区間を非ボーカル区間に設定する。このため、楽曲関連情報の音声出力と楽曲におけるボーカルの音声出力とが重ならないようにして、楽曲関連情報の音声やボーカルの音声が聞き取れなくなることを防止しつつ、再生出力される楽曲の演出効果を高めることができる。
したがって、本実施例によれば、再生される楽曲の演出効果を高めるための楽曲関連情報を出力することができる。
[実施例の変形]
本発明は、上記の実施例に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、上記の実施例では、楽曲の属性情報に含まれるジャンル情報に基づいて、楽曲の雰囲気を特定した。これに対し、楽曲の曲調情報に基づいて楽曲の雰囲気を特定するようにしてもよい。また、ジャンル情報及び曲調情報の双方に基づいて、楽曲の雰囲気を特定するようにしてもよい。
また、上記の実施例では、楽曲のジャンル情報に基づいて、楽曲関連情報の出力態様を制御するようにした。これに対し、楽曲の曲調情報に基づいて楽曲関連情報の出力態様を制御するようにしてもよい。また、ジャンル情報及び曲調情報の双方に基づいて、楽曲関連情報の出力態様を制御するようにしてもよい。
また、上記の実施例では、楽曲関連情報の出力態様として、楽曲関連情報の出力音声の速度態様、高低音態様、イントネーション態様、及び、強弱態様を変化させる制御を行うことにした。これに対し、これらの態様のうちから任意に選択された一又は複数の態様について、楽曲関連情報の出力制御を行うようにしてもよい。
上記の実施例では、楽曲関連情報の出力時間長と設定された所定時間との合計時間が、楽曲の非ボーカル区間であるイントロ区間の時間長より短い場合には、楽曲関連情報の出力区間をイントロ区間に設定した。これに対し、楽曲のイントロが非常に特徴的(例えば、イントロでギターのリフレインが特徴的)で、楽曲関連情報の出力区間をイントロ区間に設定すると、楽曲の雰囲気を損なう可能性があるときには、イントロ区間以外の前記楽曲の非ボーカル区間に、楽曲関連情報の出力区間を設定するようにしてもよい。
また、上記の実施例では、楽曲の属性情報には、楽曲コンテンツの作製年情報、楽曲名情報、アーティスト名情報、ジャンル情報が含まれるようにしたが、更に、楽曲が再生されているコマーシャル情報やテレビ番組の主題歌情報等が含まれるようにしてもよい。この場合には、楽曲が再生されているコマーシャル情報やテレビ番組を、楽曲関連情報に含めるようにすることができる。
また、上記の実施例では、非ボーカル区間情報を、楽曲の特徴情報に含めることにした。これに対し、楽曲の属性情報に、非ボーカル区間情報を含めてもよいし、又、楽曲の特徴情報及び楽曲の属性情報の双方に、非ボーカル区間情報を含めるようにしてもよい。
また、上記の実施例については、上述した実施形態に対する変形と同様の変形を適宜施すことができる。
100 … 情報出力装置
110 … 処理制御ユニット(生成部、制御部)
700 … 情報出力装置
750 … 生成部
790 … 制御部

Claims (9)

  1. 楽曲の属性情報及び前記楽曲の特徴情報の少なくとも一方から特定される前記楽曲の態様及び利用者の聴取履歴を含む聴取情報に基づき、設定されている複数の定型文の中から一の定型文を選択し、前記一の定型文に前記属性情報の内容を含めた楽曲関連情報を生成する生成部と;
    前記属性情報、前記特徴情報及び前記聴取情報に基づき、前記楽曲関連情報の出力態様を制御する制御部と;
    を備える情報出力装置。
  2. 前記楽曲の雰囲気を態様する前記属性情報には、前記楽曲のジャンル情報が含まれ、
    前記楽曲の雰囲気を態様する前記特徴情報には、前記楽曲の曲調情報が含まれる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報出力装置。
  3. 前記楽曲関連情報に含める前記属性情報の内容には、前記楽曲の楽曲名情報、アーティスト名情報及び作製年情報の少なくとも1つが含まれる、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報出力装置。
  4. 前記聴取履歴は、前記楽曲の種別ごとの聴取の履歴であり、
    前記制御部は、前記聴取履歴に基づき、利用者の前記楽曲の種別に対する習熟度を判別し、前記習熟度に応じて、前記楽曲関連情報の出力態様を制御する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報出力装置。
  5. 前記制御部は、前記習熟度に応じて、前記楽曲関連情報の出力音声の速度を変化させる、ことを特徴とする請求項4に記載の情報出力装置。
  6. 前記楽曲の音出力及び前記楽曲関連情報の音声出力を行う出力部を更に備える、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の情報出力装置。
  7. 生成部と、制御部とを備える情報出力装置において使用される情報出力方法であって、
    前記生成部が、楽曲の属性情報及び前記楽曲の特徴情報の少なくとも一方から特定される前記楽曲の態様及び利用者の聴取履歴を含む聴取情報に基づき、設定されている複数の定型文の中から一の定型文を選択し、前記一の定型文に前記属性情報の内容を含めた楽曲関連情報を生成する生成工程と;
    前記制御部が、前記属性情報、前記特徴情報及び前記聴取情報に基づき、前記楽曲関連情報の出力態様を制御する制御工程と;
    を備える情報出力方法。
  8. 情報出力装置が有するコンピュータに、請求項7に記載の情報出力方法を実行させる、ことを特徴とする情報出力プログラム。
  9. 情報出力装置が有するコンピュータにより読み取り可能に、請求項8に記載の情報出力プログラムが記録されている、ことを特徴とする記録媒体。
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