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JP2018108195A - 温熱具 - Google Patents

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JP2018108195A
JP2018108195A JP2016257080A JP2016257080A JP2018108195A JP 2018108195 A JP2018108195 A JP 2018108195A JP 2016257080 A JP2016257080 A JP 2016257080A JP 2016257080 A JP2016257080 A JP 2016257080A JP 2018108195 A JP2018108195 A JP 2018108195A
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JP2016257080A
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泰人 斉田
Yasuhito Saida
泰人 斉田
石川 修司
Shuji Ishikawa
修司 石川
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

【課題】使用者の顔サイズにかかわらずマスク本体が顔の目周りに対して適度にフィットしやすい構造の温熱具を提供する。
【解決手段】温熱具100は、両目を覆うマスク本体10と、マスク本体10に設けられた発熱体20と、マスク本体10の横幅方向における両端部に対して各々の一端部が固定されていて耳に掛けられる一対の耳掛け部30と、を備え、温熱具100の上部が温熱具100の下部よりも横幅方向に伸びやすく構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、温熱具に関する。
温熱具として、着用時に両目を覆うマスク本体と、マスク本体に設けられた発熱体と、マスク本体の横幅方向における両端部に設けられた一対の耳掛け部と、を備えるタイプのものがある(例えば特許文献1)。
この種の温熱具は、一対の耳掛け部を使用者の左右の耳のそれぞれに引っ掛けることによって着用することでき、当該温熱具の着用時には発熱体によって使用者の目周りを温めることができる。
特開2008−295779号公報
ところで、上述のような温熱具は、使用者の顔サイズにかかわらずマスク本体が顔の目周りに対して適度にフィットすることが好ましい。
しかしながら、本発明者等の検討によれば、特許文献1等の温熱具では、そのような要求に関し、なお改善の余地がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、使用者の顔サイズにかかわらずマスク本体が顔の目周りに対して適度にフィットしやすい構造の温熱具に関する。
本発明は、両目を覆うマスク本体と、前記マスク本体に設けられた発熱体と、前記マスク本体の横幅方向における両端部に対して各々の一端部が固定されていて耳に掛けられる一対の耳掛け部と、を備える温熱具であって、
当該温熱具の上部が当該温熱具の下部よりも横幅方向に伸びやすく構成されている温熱具を提供する。
本発明によれば、使用者の顔サイズにかかわらずマスク本体が顔の目周りに対して適度にフィットしやすくなる。
第1実施形態に係る温熱具の平面図であり、耳掛け部を展開した状態を示す。 第1実施形態に係る温熱具の裏面図であり、耳掛け部を展開した状態を示す。 第1実施形態に係る温熱具の平面図であり、耳掛け部を展開する前の折り畳み状態を示す。 第1実施形態に係る温熱具の断面図である。 第1実施形態に係る温熱具の使用状態の例を示す側面図である。 第1実施形態の変形例1に係る温熱具の平面図であり、耳掛け部を展開した状態を示す。 第1実施形態の変形例2に係る温熱具の平面図であり、耳掛け部を展開した状態を示す。 第1実施形態の変形例3に係る温熱具の平面図であり、耳掛け部を展開した状態を示す。 第1実施形態の変形例4に係る温熱具の平面図であり、耳掛け部を展開した状態を示す。 第1実施形態の変形例5に係る温熱具の平面図であり、耳掛け部を展開した状態を示す。 第1実施形態の変形例6に係る温熱具の平面図であり、耳掛け部を展開した状態を示す。 第2実施形態に係る温熱具の平面図であり、耳掛け部を展開した状態を示す。 第2実施形態の変形例1に係る温熱具の平面図であり、耳掛け部を展開した状態を示す。 第3実施形態に係る温熱具の平面図であり、耳掛け部を展開した状態を示す。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は適宜に省略する。
〔第1実施形態〕
先ず、図1から図5を用いて第1実施形態を説明する。
なお、図4に示す断面の位置は、図3に示すA−A線の位置に相当する。ただし、図4では図3とは異なり、一対の耳掛け部30がマスク本体10から離間している。
本実施形態に係る温熱具100は、両目を覆うマスク本体10と、マスク本体10に設けられた発熱体20と、マスク本体10の横幅方向における両端部に対して各々の一端部が固定されていて耳に掛けられる一対の耳掛け部30と、を備える温熱具100である。温熱具100は、温熱具100の上部が温熱具100の下部よりも横幅方向に伸びやすく構成されている。
マスク本体10は、例えば、左目を覆う左目覆い部10aと、右目を覆う右目覆い部10bと、を有している。左目覆い部10a及び右目覆い部10bの平面形状は特に限定されないが、例えば、それぞれ角丸の略正方形状に形成されている。また、左目覆い部10aと右目覆い部10bとは、互いにほぼ同一の形状及び寸法に形成されている。左目覆い部10aと右目覆い部10bとは、図1及び図2において、左右に並んで配置されている。
また、本明細書において、上部とは、上下方向における中心位置よりも上側の部位を意味し、下部とは、上下方向における中心位置よりも下側の部位を意味する。したがって、マスク本体10の上部及び下部は、マスク本体10において、上下方向における当該マスク本体10の中心位置よりも上側の部位及び下側の部位をそれぞれ意味する。同様に、耳掛け部30の上部及び下部は、耳掛け部30において、上下方向における当該耳掛け部30の中心位置よりも上側の部位及び下側の部位をそれぞれ意味する。
また、本明細書において、横幅方向とは、図1及び図2に示すようにマスク本体10を平坦にした状態において、左目覆い部10aと右目覆い部10bとの並び方向に一致する方向である。
本実施形態の場合、横幅方向は、一対の耳掛け部30を展開して温熱具100の全体を平坦にした状態において、一方の耳掛け部30から他方の耳掛け部30に向かう方向とも一致している。
すなわち、横幅方向は、図1及び図2における左右方向である。
また、本明細書において、上側とは、直立した使用者が温熱具100を着用した状態で上側となる方向を意味し、下側とは、直立した使用者が温熱具100を着用した状態で下側となる方向を意味する。上側及び下側は、図1及び図2における上側及び下側である。
マスク本体10は、横長の形状に形成されている。
マスク本体10は、可撓性の(柔軟な)シート材により構成されている。
マスク本体10は、伸展性を有することが好ましく、伸縮性を有することが更に好ましい。
特に、マスク本体10は、横幅方向に伸展性を有することが好ましく、横幅方向に伸縮性を有することが更に好ましい。
より詳細には、マスク本体10は、温熱具100の着用時に顔側に位置する第1シート11と、着用時に顔とは反対側に位置する第2シート12と、を備えて構成されている。第1シート11及び第2シート12の各々は、単層のシートにより構成されていてもよいし、複数のシートの積層体であってもよい。
マスク本体10を構成するシート材(第1シート11、第2シート12)の材料としては、例えば、不織布、織布、その他の編み物、ポリエチレンやウレタン等の樹脂フィルム、多孔質体、それらの任意の2種以上の組み合わせ等が挙げられる。
第1シート11と第2シート12とは、互いに同一の平面形状及び寸法に形成されているとともに、相互に重ね合わされ、且つ、接合部13において相互に接合されている。第1シート11と第2シート12とは、粘着又は接着により接合されていてもよいし、ヒートシールにより接合されていてもよい。
接合部13は、例えば、マスク本体10の(第1シート11及び第2シート12の)周縁部の全周と、マスク本体10の横幅方向における中央部の上端から下端に亘る範囲と、に配置されている。すなわち、接合部13は、左目覆い部10aの周縁部と、右目覆い部10bの周縁部と、に配置されている。
左目覆い部10aにおいて周縁部を除く領域、すなわち、左目覆い部10aの中央部においては、第1シート11と第2シート12とが相互に非接合となっており、当該領域において、第1シート11と第2シート12との間隙は、発熱体20を収容する収容空間18を構成している。
右目覆い部10bにおいて周縁部を除く領域、すなわち、右目覆い部10bの中央部においては、第1シート11と第2シート12とが相互に非接合となっており、当該領域において、第1シート11と第2シート12との間隙は、発熱体20を収容する収容空間18を構成している。
すなわち、温熱具100は、左右一対の発熱体20を備えており、一方の発熱体20は左目覆い部10aの収容空間18に、他方の発熱体20は右目覆い部10bの収容空間18に、それぞれ収容されている。よって、左右の発熱体20は、マスク本体10の内部に保持されている。
マスク本体10の横幅方向における中央部の上縁部には、マスク本体10の上縁から下方に延びる上側スリット14が形成されている。マスク本体10の横幅方向における中央部の下縁部には、マスク本体10の下縁から上方に延びる下側スリット15が形成されている。
本実施形態の場合、上側スリット14の長さ寸法(上下寸法)よりも下側スリット15の長さ寸法(上下寸法)の方が大きい。すなわち、上側スリット14よりも下側スリット15の方が深い。
上側スリット14及び下側スリット15は、左目覆い部10aと右目覆い部10bとの境界位置に配置されている。
上側スリット14は、第1シート11及び第2シート12に形成されており、第1シート11の上側スリット14と第2シート12の上側スリット14とは、平面視において互いに重なっている。
同様に、下側スリット15は、第1シート11及び第2シート12に形成されており、第1シート11の下側スリット15と第2シート12の下側スリット15とは、平面視において互いに重なっている。
発熱体20は、例えば図4に示すように、第1被覆シート21と、第2被覆シート22と、第1被覆シート21と第2被覆シート22との間に保持されているシート状の発熱部23と、を備えて構成されている。
発熱体20の平面形状は、特に限定されないが、例えば、角丸の略正方形状に形成されている。
第1被覆シート21と第2被覆シート22とは、互いに同一の形状及び寸法に形成されている。第1被覆シート21と第2被覆シート22とは、それらの外形線が一致するように互いに重ね合わされており、且つ、それらの周縁部どうしが相互に接合されている。これにより、第1被覆シート21と第2被覆シート22とによって、発熱部23を内部に収容する収容体が構成されている。第1被覆シート21と第2被覆シート22との接合は、粘着又は接着によりなされていてもよいし、ヒートシールによりなされていてもよい。
第1被覆シート21及び第2被覆シート22の平面形状は、例えば、それぞれ角丸の略正方形状に形成されている。
第1被覆シート21と第2被覆シート22とのうち、第1被覆シート21は、第1シート11側、すなわち温熱具100の着用時に顔側となる方に配置されており、第2被覆シート22は、第2シート12側、すなわち着用時に顔側とは反対側となる方に配置されている。
発熱部23は、被酸化性金属を含んで構成されており、この被酸化性金属が酸素と接触することによる酸化反応で生じた熱を利用して、加熱された水蒸気を発生する部位である。発熱部23は、被酸化性金属、反応促進剤、電解質及び水を含んでいる。
発熱部23の平面形状は、例えば、略正方形状に形成されている。発熱部23は、第1被覆シート21と第2被覆シート22とにより構成される収容体の内部、すなわち第1被覆シート21と第2被覆シート22との間隙に保持されている。
発熱体20は、図1及び図4に示す接合部24において、マスク本体10に対して接合されている。接合部24は、発熱体20の横幅方向における一部の領域に配置されている。なお、図1においては、平面視において接合部24が存在する領域にハッチングを付している。
ここで、発熱体20の剛性は、マスク本体10の剛性に比して大きく、発熱体20はマスク本体10と比べて伸びにくいが、接合部24は発熱体20の横幅方向における一部の領域に配置されている。このため、マスク本体10の伸縮が発熱体20によって拘束される範囲を制限でき、発熱体20における接合部24以外の部位は、マスク本体10に対して相対的に移動可能となる。よって、マスク本体10が伸展性又は伸縮性を有する場合、マスク本体10において接合部24以外の部位は、容易に伸展又は伸縮できるようになっている。
より詳細には、接合部24は、例えば、各発熱体20において、マスク本体10の幅方向における中心側の端縁に配置されている。
更に詳細には、例えば、発熱体20の第2被覆シート22の外面のうち、マスク本体10の幅方向における中心側の端縁が、当該端縁の上端から下端に亘って、第2シート12の内面に対して接合部24において接合している。
ただし、本発明において、接合部24は発熱体20の全面に亘って配置されていても良い。
また、発熱体20は、第2シート12の内面ではなく第1シート11の内面に対して接合部24において接合していても良いし、第1シート11の内面と第2シート12の内面との双方に対して接合部24において接合していても良い。
また、第1シート11の内面は、全面に亘って、発熱体20又は第2シート12に対して接合部24又は接合部13において接合していてもよい。
同様に、第2シート12の内面は、全面に亘って、発熱体20又は第1シート11に対して接合部24又は接合部13において接合していてもよい。
つまり、発熱体20の片面又は両面が、全面に亘って、第1シート1又は第2シート12に対して接合されていても良い。
ここで、第1被覆シート21と第2被覆シート22とのうちの少なくとも一方は通気性を有する材料により構成されている。本実施形態の場合、第1被覆シート21は第2被覆シート22と比べてより通気性が高い。なお、第2被覆シート22は通気性を有していてもよいし、通気性を実質的に有していなくてもよい。
また、第1被覆シート21は透湿性シートである。一方、第2被覆シート22は、透湿性シートであるか、又は非透湿性シートである。第2被覆シート22が透湿性シートである場合、該第2被覆シート22の通気性は、第1被覆シート21の通気性と同じか、第1被覆シート21の通気性よりも低くなっているか、第1被覆シート21の通気性よりも高くなっている。
また、第1シート11は通気性及び透湿性を有する材料により構成されている。第2シート12は、通気性を有していなくてもよいし、通気性を実質的に有していなくてもよい。また、第2シート12は透湿性を有していてもよいし、透湿性を実質的に有していなくてもよい。
一対の耳掛け部30の各々は、可撓性の(柔軟な)シート材である耳掛け部構成シート31により構成されている。
耳掛け部30は、横幅方向に伸展性を有しており、横幅方向に伸縮性を有することが更に好ましい。
耳掛け部構成シート31は、単層のシートにより構成されていてもよいし、複数のシートの積層体であってもよい。
耳掛け部構成シート31としては、不織布等の繊維材料からなる繊維シートを用いることができる。
一対の耳掛け部30の各々の一端部が、固定部33においてマスク本体10の横幅方向における両端部に対して固定されている。すなわち、一方の耳掛け部30の一端部が、固定部33において左目覆い部10aの一端部に対して固定されている。同様に、他方の耳掛け部30の一端部が、固定部33において右目覆い部10bの一端部に対して固定されている。
より詳細には、例えば、図4に示すように、耳掛け部30は、第1シート11において顔側となる面に対して固定部33にて接合により固定されている。
マスク本体10に対する耳掛け部30の固定は、ヒートシールによってなされていてもよいし、粘着又は接着によりなされていてもよい。
固定部33の平面形状は特に限定されないが、例えば、固定部33は、上下に長尺に形成されている(上下に延在している)。
本実施形態の場合、図1に示すようにマスク本体10を平坦にした状態で、一方の固定部33の長手軸X1と他方の固定部33の長手軸X2とが互いに平行に延在するようになっている。
すなわち、マスク本体10に対する一対の耳掛け部30の固定部33は、それぞれ上下に延在しているとともに、互いに平行に延在している。
なお、以下の説明では、耳掛け部30において、マスク本体10側(左目覆い部10a側又は右目覆い部10b側)を基端(基端側)、マスク本体10から遠い側を先端(先端側)と称する場合がある。つまり、耳掛け部30における基端側の部位がマスク本体10に対して固定部33にて固定されている。
耳掛け部30の平面形状は特に限定されないが、例えば、左目覆い部10a及び右目覆い部10bと同様の形状に形成されている。
例えば、図3に示すように温熱具100が折り畳まれた状態(展開される前の状態)において、左目覆い部10a及び右目覆い部10bのそれぞれに対して、一方ずつの耳掛け部30が重なる。この状態では、左目覆い部10aの外形線と、当該左目覆い部10aに重なっている耳掛け部30の外形線と、が平面視において相互に一致し、且つ、右目覆い部10bの外形線と、当該右目覆い部10bに重なっている耳掛け部30の外形線と、が平面視において相互に一致するようになっている。
また、図3の状態では、例えば、一対の耳掛け部30の先端どうしが繋がっている。一対の耳掛け部30の先端には、上下に延在する易破断部36が形成されている。耳掛け部30を構成する耳掛け部構成シート31を易破断部36に沿って容易に破断し、一対の耳掛け部30どうしを分離させることができるようになっている。
この易破断部36は、例えば、耳掛け部30を構成する耳掛け部構成シート31に形成されたハーフカット溝又はミシン目により構成されている。
一対の耳掛け部30の各々は、当該耳掛け部30を耳に掛けるための耳掛け用開口32を有している。
本実施形態の場合、耳掛け用開口32は、耳掛け部30の表裏を貫通している貫通孔である。ただし、本発明は、この例に限らず、耳掛け用開口32は、耳掛け部30に形成されたスリットであってもよい。
耳掛け用開口32の形状は特に限定されないが、例えば、耳掛け用開口32は横幅方向に長尺に形成されている。また、耳掛け用開口32の上下幅寸法は、耳掛け部30の先端側に向けて広がっている。
耳掛け用開口32は、例えば、上下方向において耳掛け部30の中央部に配置されている。
本実施形態の場合、図1に示すように一対の耳掛け部30を展開して温熱具100の全体を平坦にした状態において、一方の耳掛け用開口32の長手軸X3と、他方の耳掛け用開口32の長手軸X4は、それぞれ横幅方向に延在し、長手軸X3と長手軸X4とは互いに同一直線上に位置するようになっている。
一対の耳掛け部30の各々は、耳掛け用開口32と連続する第1耳掛け用スリット34及び第2耳掛け用スリット35を有している。
このうち第1耳掛け用スリット34は、耳掛け用開口32の下縁から下方に延びている。
第2耳掛け用スリット35は、耳掛け用開口32の先端縁から先端側に延びている。
例えば、第2耳掛け用スリット35よりも第1耳掛け用スリット34の方が長い。
図1及び図2に示すように、温熱具100の上部を当該温熱具100の下部よりも横幅方向に伸びやすくする伸展構造部(本実施形態の場合、スリット41)が、マスク本体10に対する耳掛け部30の固定部33の近傍に配置されている。
また、左目覆い部10aと耳掛け部30との固定部33の近傍は、左目覆い部10aの横幅方向における中心位置よりも当該固定部33に近い領域、又は、左目覆い部10aに固定された耳掛け部30の横幅方向における中心位置よりも当該固定部33に近い領域とすることができる。
同様に、右目覆い部10bと耳掛け部30との固定部33の近傍は、右目覆い部10bの横幅方向における中心位置よりも当該固定部33に近い領域、又は、右目覆い部10bに固定された耳掛け部30の横幅方向における中心位置よりも当該固定部33に近い領域とすることができる。
本実施形態の場合、伸展構造部は、耳掛け部30の上部に形成された上部開口を含んで構成されている。
ここで、上部開口とは、スリット又は貫通孔などのように、温熱具100を横幅方向に引っ張ったときに開口になりうる構造であり、本実施形態の場合、スリット41である。
スリット41は、上下方向の成分を持つ方向に延在していればよい。したがって、スリット41の延在方向は、上下方向であってもよいし、上下方向に対して傾斜していてもよい。
例えば、各耳掛け部30には、複数(例えば3つ)のスリット41が形成されており、これら複数のスリット41は互いに並列に延在している。本実施形態の場合、複数のスリット41は、横幅方向において互いに異なる位置に配置されている。
各スリット41の両端は、耳掛け部30の外形線の内側、且つ、耳掛け用開口32の内周縁の外側に位置している。すなわち、各スリット41は、耳掛け部30の外端及び内端に達していない。
なお、温熱具100は、使用前の状態では、軟質包装材により構成された包装袋(不図示)に封入されている。使用時に包装袋から温熱具100が取り出されることによって、発熱体20の発熱部23が空気中の酸素と接触し、該発熱部23が発熱するとともに水蒸気(蒸気温熱)を発生し、この水蒸気が第1被覆シート21及び第1シート11を介して外部に放出されるようになっている。
よって、使用者が温熱具100を着用することによって、この水蒸気が使用者の顔面に供給されるようになっている。これにより、蒸しタオルで使用者の顔面を温めるような具合になる。
このように、本実施形態に係る温熱具100は、蒸気温熱具である。
図5に示すように、温熱具100の使用時には、マスク本体10の第1シート11を顔側にして、左目覆い部10a及び右目覆い部10bをそれぞれ左右の目52の周りにあてがい、一対の耳掛け部30をそれぞれ左右の耳54に引っ掛ける。
この際、スリット41の形成箇所において耳掛け部30が大きく伸展するため、耳掛け部30を容易に耳54に引っ掛けることができ、且つ、マスク本体10を顔51の目周りに対して容易にフィットさせることができる。ここで、目周りとは、左右の目52及びその周囲近傍の領域である。
また、スリット41は固定部33の近傍に配置されているので、固定部33の近傍において耳掛け部30が容易に変形できる。よって、マスク本体10の横幅方向に延びる軸線X5を略水平に維持しつつ、一方の耳掛け用開口32の長手軸X3が耳掛け部30の先端に向けて下り傾斜するようにできる。また、図5には示されないが、他方の耳掛け用開口32の長手軸X4(図1参照)についても、耳掛け部30の先端に向けて下り傾斜するようできる。
これにより、顔51の目周りに対するマスク本体10の良好なフィット性と、耳掛け部30から耳54に作用する負荷の軽減と、を両立させることができる。
なお、耳掛け用開口32の周囲には第1耳掛け用スリット34及び第2耳掛け用スリット35(図1等参照)が形成されているため、耳掛け部30が線ではなく面で耳54に当たるようにできる。よって、耳54に対する耳掛け部30の触感がよりソフトになる。
また、マスク本体10の横幅方向の中央部の上縁部と下縁部にはそれぞれ上側スリット14及び下側スリット15が形成されているので、顔51の形状に沿って温熱具100が変形しやすく、温熱具100のフィット感が向上する。特に、下側スリット15が形成されていることにより、マスク本体10と鼻53との干渉を抑制することができる。
以上のような第1実施形態に係る温熱具100によれば、温熱具100の上部が温熱具100の下部よりも横幅方向に伸びやすいため、使用者の顔サイズにかかわらずマスク本体10が顔の目周りに対して適度にフィットしやすくなる。
また、伸展構造部としてのスリット41が固定部33の近傍に配置されているので、図5に示すように、軸線X5を略水平にしつつ、耳掛け用開口32の長手軸X3、X4を軸線X5に対して傾斜させることが容易となる。
ここで、マスク本体10と耳掛け部30とが相互にヒートシールにより接合しにくい材料により構成されている場合、例えば、マスク本体10に粘着剤又は接着剤を塗布してマスク本体10と耳掛け部30とを固定部33にて相互に接合することができる。この場合、本実施形態のように、一対の固定部33が互いに平行に延在している方が、マスク本体10に対する粘着剤又は接着剤の塗布が容易になる。
一方、固定部33が互いに平行になっていると、図5に示したような軸線X5に対する長手軸X3の傾斜角度、並びに、軸線X5に対する長手軸X4の傾斜角度が、生じにくくなる。これに対し、本実施形態のように、温熱具100の上部が温熱具100の下部よりも横幅方向に伸びやすくなっていることにより、一対の固定部33が互いに平行に延在している場合であっても、図5に示したような軸線X5に対する長手軸X3の傾斜角度、並びに、軸線X5に対する長手軸X4の傾斜角度を容易に生じさせることができる。すなわち、温熱具100の製造容易性と、マスク本体10のフィット感の確保ないしは向上と、を両立させることができる。
<第1実施形態の変形例1>
次に、図6を用いて第1実施形態の変形例1を説明する。
本変形例に係る温熱具100は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係る温熱具100と相違しており、その他の点では第1実施形態に係る温熱具100と同様に構成されている。
本変形例の場合、温熱具100は、耳掛け部30の下部に形成された下部開口として、スリット37を有している。
ただし、スリット37よりも、スリット41の方が、数が多いか、又は、総延長が長い。
これにより、耳掛け部30の上部が耳掛け部30の下部よりも横幅方向に伸びやすい構成、すなわち温熱具100の上部が温熱具100の下部よりも横幅方向に伸びやすい構成が実現されている。
<第1実施形態の変形例2>
次に、図7を用いて第1実施形態の変形例2を説明する。
本変形例に係る温熱具100は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係る温熱具100と相違しており、その他の点では第1実施形態に係る温熱具100と同様に構成されている。
本変形例の場合、耳掛け部30には、スリット41の代わりに貫通孔42が形成されている。図6の例では、各耳掛け部30について、複数(例えば2つ)の貫通孔42が形成されている。貫通孔42が形成されていることによって、耳掛け部30の上部は、横幅方向の伸展性が良好になっている。
つまり、耳掛け部30の上部が耳掛け部30の下部よりも横幅方向に伸びやすい構成、すなわち温熱具100の上部が温熱具100の下部よりも横幅方向に伸びやすい構成が実現されている。
これら貫通孔42は、例えば、横幅方向において互いに異なる位置に配置されている。
貫通孔42の平面形状は特に限定されないが、例えば、図6に示すように上下方向に長尺な長孔又は楕円形状とすることができる。
また、図示は省略するが、複数の貫通孔42が上下方向に並んで配置されていてもよい。この場合、例えば、貫通孔42の平面形状は円形とすることも好ましい。
本変形例の場合も、温熱具100の上部を当該温熱具100の下部よりも横幅方向に伸びやすくする伸展構造部(本変形例の場合、貫通孔42)が、マスク本体10に対する耳掛け部30の固定部33の近傍に配置されている。
また、伸展構造部は、耳掛け部30の上部に形成された上部開口(本変形例の場合、貫通孔42)を含んで構成されている。
本変形例に係る温熱具100によっても、上記の第1実施形態と同様の効果が得られる。
<第1実施形態の変形例3>
次に、図8を用いて第1実施形態の変形例3を説明する。
本変形例に係る温熱具100は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係る温熱具100と相違しており、その他の点では第1実施形態に係る温熱具100と同様に構成されている。
本変形例の場合、耳掛け部30の上部には、スリット41の代わりに、ひだ43が形成されている。ひだ43が形成されていることによって、耳掛け部30の上部は、横幅方向の伸展性が良好になっている。
つまり、耳掛け部30の上部が耳掛け部30の下部よりも横幅方向に伸びやすい構成、すなわち温熱具100の上部が温熱具100の下部よりも横幅方向に伸びやすい構成が実現されている。
本変形例の場合も、温熱具100の上部を当該温熱具100の下部よりも横幅方向に伸びやすくする伸展構造部(本変形例の場合、ひだ43)が、マスク本体10に対する耳掛け部30の固定部33の近傍に配置されている。
本変形例に係る温熱具100によっても、上記の第1実施形態と同様の効果が得られる。
<第1実施形態の変形例4>
次に、図9を用いて第1実施形態の変形例4を説明する。
本変形例に係る温熱具100は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係る温熱具100と相違しており、その他の点では第1実施形態に係る温熱具100と同様に構成されている。
図9に示すように、本変形例の場合、一対の耳掛け部30を展開して温熱具100の全体を平坦にした状態において、耳掛け用開口32の長手軸X3、X4が、それぞれ耳掛け部30の先端側に向けて下り傾斜している。
すなわち、耳掛け用開口32は、耳掛け部30の横幅方向において、マスク本体10に対する耳掛け部30の固定部33から遠ざかる方向に下り傾斜している。
これにより、耳掛け部30を耳に掛けやすくなっているとともに、マスク本体10が顔にフィットしやすくなっている。
<第1実施形態の変形例5>
次に、図10を用いて第1実施形態の変形例5を説明する。
本変形例に係る温熱具100は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係る温熱具100と相違しており、その他の点では第1実施形態に係る温熱具100と同様に構成されている。
図10に示すように、本変形例の場合、マスク本体10を平坦にした状態において、固定部33の上下方向における中央位置P2が、マスク本体10の上下方向における中央位置P1よりも下方に位置している。
すなわち、マスク本体10に対する耳掛け部30の固定部33は、マスク本体10の上下方向における中央位置P1よりも下方にずれて配置されている。
これにより、耳掛け部30を耳に掛けやすくなっているとともに、マスク本体10が顔にフィットしやすくなっている。
<第1実施形態の変形例6>
次に、図11を用いて第1実施形態の変形例6を説明する。
本変形例に係る温熱具100は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係る温熱具100と相違しており、その他の点では第1実施形態に係る温熱具100と同様に構成されている。
図11に示すように、本変形例の場合、マスク本体10を平坦にした状態において、各固定部33の長手軸X1、X2は、上方に向けて互いに遠ざかっている(下方に向けて互いに近づいている)。そして、各耳掛け部30は、先端側に向けて下り傾斜している。
これにより、耳掛け部30を耳に掛けやすくなっているとともに、マスク本体10が顔にフィットしやすくなっている。
〔第2実施形態〕
次に、図12を用いて第2実施形態を説明する。
本実施形態に係る温熱具100は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係る温熱具100と相違しており、その他の点では第1実施形態に係る温熱具100と同様に構成されている。
図12に示すように、本実施形態に係る温熱具100においては、上側スリット14の方が下側スリット15よりも深く形成されている。
すなわち、温熱具100は、マスク本体10の横幅方向の中央部において、上縁部に形成されている上側切れ込み部(本実施形態の場合、上側スリット14)と、下縁部に形成されている下側切れ込み部(本実施形態の場合、下側スリット15)と、を備えており、上側切れ込み部が下側切れ込み部よりも深い。
これにより、マスク本体10の上部がマスク本体10の下部よりも横幅方向に伸びやすい構成、すなわち温熱具100の上部が温熱具100の下部よりも横幅方向に伸びやすい構成が実現されている。
なお、本実施形態の場合、例えば、図12に示すように、一対の耳掛け部30を展開して温熱具100の全体を平坦にした状態において、耳掛け用開口32の長手軸X3、X4が、それぞれ耳掛け部30の先端側に向けて下り傾斜している。
これにより、耳掛け部30を耳に掛けやすくなっているとともに、マスク本体10が顔にフィットしやすくなっている。
<第2実施形態の変形例1>
次に、図13を用いて第2実施形態の変形例1を説明する。
本変形例に係る温熱具100は、以下に説明する点で、上記の第2実施形態に係る温熱具100と相違しており、その他の点では第2実施形態に係る温熱具100と同様に構成されている。
本変形例の場合、マスク本体10には、上側スリット14の代わりにV字状又はU字状などの形状の上側切欠形状部16が形成されているとともに、下側スリット15の代わりにV字状又はU字状などの形状の下側切欠形状部17が形成されている。
ここで、上側切欠形状部16は下側切欠形状部17よりも深く形成されている。
すなわち、温熱具100は、マスク本体10の横幅方向の中央部において、上縁部に形成されている上側切れ込み部(本変形例の場合、上側切欠形状部16)と、下縁部に形成されている下側切れ込み部(本変形例の場合、下側切欠形状部17)と、を備えており、上側切れ込み部が下側切れ込み部よりも深い。
これにより、マスク本体10の上部がマスク本体10の下部よりも横幅方向に伸びやすい構成、すなわち温熱具100の上部が温熱具100の下部よりも横幅方向に伸びやすい構成が実現されている。
〔第3実施形態〕
次に、図14を用いて第3実施形態に係る温熱具100について説明する。
本実施形態に係る温熱具100は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係る温熱具100と相違しており、その他の点では第1実施形態に係る温熱具100と同様に構成されている。
本実施形態の場合、マスク本体10の左目覆い部10a及び右目覆い部10bの各々の上縁部には、当該マスク本体10の上縁から下方に延びる1つ又は複数の切れ込み部(本実施形態の場合、例えば、スリット44)が形成されている。
これにより、マスク本体10の上部がマスク本体10の下部よりも横幅方向に伸びやすい構成、すなわち温熱具100の上部が温熱具100の下部よりも横幅方向に伸びやすい構成が実現されている。
各スリット44は、第1シート11及び第2シート12に形成されており、第1シート11のスリットと第2シート12のスリット44とは、平面視において互いに重なっている。
なお、切れ込み部は、スリット44ではなく、切欠形状部であってもよい。
なお、本実施形態の場合、温熱具100は、スリット41を有していなくてもよいし、有していてもよい。
〔第4実施形態〕
次に、第4実施形態に係る温熱具について説明する。
本実施形態に係る温熱具は、以下に説明する点で、上記の第1実施形態に係る温熱具100と相違しており、その他の点では第1実施形態に係る温熱具100と同様に構成されている。
本実施形態の場合、温熱具の上部は、温熱具の下部と比べて、横幅方向の伸展性が高い材により構成されている。
これにより、温熱具100の上部が温熱具100の下部よりも横幅方向に伸びやすい構成が実現されている。
例えば、マスク本体10の上部は、マスク本体10の下部と比べて、横幅方向の伸展性が高い材により構成されている。
或いは、各耳掛け部30の上部は、各耳掛け部30の下部と比べて、横幅方向の伸展性が高い材により構成されている。
マスク本体10の上部の伸展性をマスク本体10の下部の伸展性よりも高くする手法としては、例えば、マスク本体10の上部を構成する不織布の目付を、マスク本体10の下部を構成する不織布の目付よりも小さくすることが挙げられる。この場合、マスク本体10の上部と下部とは、粘着、接着又はヒートシールによって相互に接合することができる。
マスク本体10の上部の伸展性をマスク本体10の下部の伸展性よりも高くする他の手法としては、マスク本体10の下部に熱プレスを加えることによってマスク本体10の下部をごわつかせることが挙げられる。
耳掛け部30の上部の伸展性を耳掛け部30の下部の伸展性よりも高くする手法についても、マスク本体10の場合と同様である。
すなわち、耳掛け部30の上部を構成する不織布の目付を、耳掛け部30の下部を構成する不織布の目付よりも小さくすることや、耳掛け部30の下部に熱プレスを加えることによって耳掛け部30の下部をごわつかせることなどが挙げられる。
なお、本実施形態の場合、温熱具100は、スリット41を有していなくてもよいし、有していてもよい。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。
例えば、上記においては、伸展構造部が固定部33の近傍に配置されている態様として、伸展構造部が耳掛け部30に設けられている例を説明したが、伸展構造部はマスク本体10において固定部33の近傍の部分に設けられていてもよい。
また、発熱体20は、蒸気を放出しない発熱性のものであってもよい。したがって、温熱具100は、蒸気温熱具ではなく、単なる温熱具であってもよい。
また、上記の各実施形態は、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、適宜に組み合わせることができる。
上記実施形態は、以下の技術思想を包含する。
<1>両目を覆うマスク本体と、前記マスク本体に設けられた発熱体と、前記マスク本体の横幅方向における両端部に対して各々の一端部が固定されていて耳に掛けられる一対の耳掛け部と、を備える温熱具であって、
当該温熱具の上部が当該温熱具の下部よりも横幅方向に伸びやすく構成されている温熱具。
<2>当該温熱具の上部を当該温熱具の下部よりも横幅方向に伸びやすくする伸展構造部が、前記マスク本体に対する前記耳掛け部の固定部の近傍に配置されている<1>に記載の温熱具。
<3>前記伸展構造部は、前記耳掛け部の上部に形成された上部開口を含んで構成されている<2>に記載の温熱具。
<4>当該温熱具の上部は、当該温熱具の下部と比べて、横幅方向の伸展性が高い材により構成されている<1>から<3>のいずれか一項に記載の温熱具。
<5>前記マスク本体の横幅方向の中央部において、上縁部に形成されている上側切れ込み部と、下縁部に形成されている下側切れ込み部と、を備え、
前記上側切れ込み部が前記下側切れ込み部よりも深い<1>から<4>のいずれか一項に記載の温熱具。
<6>前記一対の耳掛け部の各々は、当該耳掛け部を耳に掛けるための耳掛け用開口を有し、
前記耳掛け用開口は、前記耳掛け部の横幅方向において、前記マスク本体に対する前記耳掛け部の固定部から遠ざかる方向に下り傾斜している<1>から<5>のいずれか一項に記載の温熱具。
<7>前記マスク本体に対する前記耳掛け部の固定部は、前記マスク本体の上下方向における中央位置よりも下方にずれて配置されている<1>から<6>のいずれか一項に記載の温熱具。
<8>前記マスク本体に対する前記一対の耳掛け部の固定部は、それぞれ上下に延在しているとともに、互いに平行に延在している<1>から<7>のいずれか一項に記載の温熱具。
10 マスク本体
10a 左目覆い部
10b 右目覆い部
11 第1シート
12 第2シート
13 接合部
14 上側スリット
15 下側スリット
16 上側切欠形状部
17 下側切欠形状部
18 収容空間
20 発熱体
21 第1被覆シート
22 第2被覆シート
23 発熱部
24 接合部
30 耳掛け部
31 耳掛け部構成シート
32 耳掛け用開口
33 固定部
34 第1耳掛け用スリット
35 第2耳掛け用スリット
36 易破断部
37 スリット
41 スリット(上部開口、伸展構造部)
42 貫通孔(上部開口、伸展構造部)
43 ひだ(伸展構造部)
44 スリット
51 顔
52 目
53 鼻
54 耳
100 温熱具

Claims (8)

  1. 両目を覆うマスク本体と、前記マスク本体に設けられた発熱体と、前記マスク本体の横幅方向における両端部に対して各々の一端部が固定されていて耳に掛けられる一対の耳掛け部と、を備える温熱具であって、
    当該温熱具の上部が当該温熱具の下部よりも横幅方向に伸びやすく構成されている温熱具。
  2. 当該温熱具の上部を当該温熱具の下部よりも横幅方向に伸びやすくする伸展構造部が、前記マスク本体に対する前記耳掛け部の固定部の近傍に配置されている請求項1に記載の温熱具。
  3. 前記伸展構造部は、前記耳掛け部の上部に形成された上部開口を含んで構成されている請求項2に記載の温熱具。
  4. 当該温熱具の上部は、当該温熱具の下部と比べて、横幅方向の伸展性が高い材により構成されている請求項1から3のいずれか一項に記載の温熱具。
  5. 前記マスク本体の横幅方向の中央部において、上縁部に形成されている上側切れ込み部と、下縁部に形成されている下側切れ込み部と、を備え、
    前記上側切れ込み部が前記下側切れ込み部よりも深い請求項1から4のいずれか一項に記載の温熱具。
  6. 前記一対の耳掛け部の各々は、当該耳掛け部を耳に掛けるための耳掛け用開口を有し、
    前記耳掛け用開口は、前記耳掛け部の横幅方向において、前記マスク本体に対する前記耳掛け部の固定部から遠ざかる方向に下り傾斜している請求項1から5のいずれか一項に記載の温熱具。
  7. 前記マスク本体に対する前記耳掛け部の固定部は、前記マスク本体の上下方向における中央位置よりも下方にずれて配置されている請求項1から6のいずれか一項に記載の温熱具。
  8. 前記マスク本体に対する前記一対の耳掛け部の固定部は、それぞれ上下に延在しているとともに、互いに平行に延在している請求項1から7のいずれか一項に記載の温熱具。
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