JP2018197700A - Gas sensor - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ガスセンサに関し、特に雑ガスを除去するためのフィルタを備えたガスセンサに関する。 The present invention relates to a gas sensor, and more particularly to a gas sensor including a filter for removing miscellaneous gases.
従来から、ケース内にガス検知素子を収容し、そのケース内に検知対象となるガスを流入させて、特定のガスを検知するガスセンサが知られている。これらのガスセンサでは、検知対象ガスに含まれるシロキサン化合物類によってガス検知素子の感ガス体が被毒されてしまい、誤報を発生させるおそれがある。そこで、活性炭やシリカゲルなどの多孔性物質を含むフィルタを設けることにより、ガス検知素子へのシロキサン化合物類の流入を防いでいる。 2. Description of the Related Art Conventionally, a gas sensor is known in which a gas detection element is accommodated in a case and a gas to be detected flows into the case to detect a specific gas. In these gas sensors, the gas sensing element of the gas sensing element is poisoned by the siloxane compounds contained in the gas to be detected, and there is a risk of generating false alarms. Therefore, by providing a filter containing a porous substance such as activated carbon or silica gel, the inflow of siloxane compounds into the gas detection element is prevented.
特に、家庭用ガス警報器等でLPガス成分を検知するガスセンサの場合は、LPガスに含まれるイソブタンが活性炭に吸着してしまうため、フィルタの材料として活性炭を使うことができない。そこで、LPガス成分を検知するガスセンサのフィルタには、シリカゲルが使われるが、シリカゲルは他の多孔性物質と比較してシロキサン化合物の吸着性能が劣るため、シリカゲルにシロキサン除去成分を添加して用いることが提案されている。 In particular, in the case of a gas sensor that detects LP gas components with a home gas alarm device or the like, since isobutane contained in LP gas is adsorbed on the activated carbon, the activated carbon cannot be used as a filter material. Therefore, silica gel is used for the filter of the gas sensor that detects the LP gas component. However, since silica gel is inferior in the adsorption performance of the siloxane compound compared to other porous materials, it is used by adding a siloxane removal component to the silica gel. It has been proposed.
しかしながら、シリカゲルの表面積を増やしてシロキサン化合物類をより多く吸着するために、粒径の小さいシリカゲルを用いたフィルタを設置すると、ガスがフィルタを通り抜けにくくなり、ガス応答性・回復性が遅くなるという問題があった。 However, if a filter using silica gel with a small particle size is installed in order to increase the surface area of silica gel and adsorb more siloxane compounds, it will be difficult for gas to pass through the filter, resulting in slow gas responsiveness and recovery. There was a problem.
本発明の目的は、シロキサン化合物類の吸着性能を維持しつつ、ガス応答性・回復性が良好なガスセンサを提供することにある。 An object of the present invention is to provide a gas sensor having good gas responsiveness and recoverability while maintaining adsorption performance of siloxane compounds.
上記の目的を達成するために、第1の発明は、ガス流入口を有するケース体と、ケース体の内部に配置されたガス検知素子と、ガス流入口の上、又はガス流入口とガス検知素子との間に配置された、検知対象ガスが通過するフィルタとを備え、フィルタは、シロキサン除去剤が添加されたシリカゲルを含み、シリカゲルの粒径は、850μm〜1700μmである、ガスセンサである。 In order to achieve the above object, a first invention provides a case body having a gas inlet, a gas detection element disposed inside the case body, and the gas inlet and the gas detection. The gas sensor includes a filter through which a gas to be detected passes, which is disposed between the element and the filter. The filter includes silica gel to which a siloxane removing agent is added, and the particle size of the silica gel is 850 μm to 1700 μm.
第2の発明は、第1の発明において、ガス流入口の上又は下に空間を形成する仕切り部材を更に備え、フィルタは、シリカゲルが空間に充填された構成である、ガスセンサである。 A second invention is a gas sensor according to the first invention, further comprising a partition member that forms a space above or below the gas inlet, and the filter is configured such that silica gel is filled in the space.
第3の発明は、第1の発明において、フィルタは、シート体でシリカゲルを挟んだ板状体である、ガスセンサである。 A third invention is a gas sensor according to the first invention, wherein the filter is a plate-like body in which silica gel is sandwiched between sheet bodies.
このようにすると、充填されたシリカゲルの間に隙間ができて、ガスがフィルタを通り抜けやすくなるので、シロキサン化合物類の吸着性能を維持しながら、ガスの応答性・回復性を良好にすることができる。 In this way, a gap is formed between the filled silica gels, and the gas easily passes through the filter, so that the gas responsiveness and recoverability can be improved while maintaining the adsorption performance of the siloxane compounds. it can.
本発明によれば、シロキサン化合物類の吸着性能を維持しつつ、ガス応答性・回復性が良好なガスセンサを提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the gas sensor with favorable gas responsiveness and recoverability can be provided, maintaining the adsorption performance of siloxane compounds.
次に、発明の実施の形態について、図を参照しながら説明する。 Next, embodiments of the invention will be described with reference to the drawings.
図1を参照して、本発明の実施形態に係るガスセンサ10は、ケース体20と、ガス検知素子30と、フィルタ40とを備える。ケース体20は、ケース体筒部20aと、ケース体上板部20bと、ガス流入口21と、第1金網22と、封止部材23とを含む。ガス検知素子30は、感ガス体31と、ヒータ電極32と中心電極33とを含む。フィルタ40は、複数のシリカゲル粒子41を含む。シリカゲル粒子41にはシロキサン除去剤が添加されている。
With reference to FIG. 1, a
図1を参照して、ケース体20は、円筒状のケース体筒部20aと、ケース体筒部20aの上端部から内側に貼り出すように一体的に形成されたケース体上板部20bとからなる。ケース体上板部20bの中央には、検知対象ガスを取り込むためのガス流入口21が形成されている。ガス流入口21を覆うように、ケース体上板部20bの内側に第1金網22が取り付けられている。封止部材23は円盤状の部材であり、ケース体筒部20aの下端部にはめ込まれている。封止部材23からは後述するリード端子が突出している。
Referring to FIG. 1, a
ケース体20はガス検知素子を保護できる材料であれば特に制限されないが、例えば合成樹脂や金属で形成される。第1金網22はステンレス製が好ましい。封止部材23は絶縁性の材料であればよく、ウレタン樹脂などが好ましい。
Although
ガス検知素子30は、検知対象ガスに曝露されると対象ガスの濃度に応じて電気抵抗値を変化させる。ガス検知素子30は、感ガス体31とヒータ電極32と中心電極33とリード端子34a、34b、34cとを備える。ヒータ電極32と中心電極33は感ガス体31の内部に埋設される。
When the
感ガス体31は、ヒータ電極32と中心電極33との間の隙間に充填され、更にヒータ電極32を覆うようにして形成されている。感ガス体31は、金属酸化物半導体を含み、例えば球体状、ラクビーボール状、回転楕円体状又はビーズ形状である。この金属酸化物半導体は、例えば、酸化スズ、酸化タングステン、酸化インジウム、酸化亜鉛、酸化チタン、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウム、及びスズ酸バリウムから選択される金属酸化物を含有する。感ガス体4は、例えば、金属酸化物半導体の粉末を含有する成形材料が焼成されることで形成される。この金属酸化物半導体には、雑ガスに対する感度を低減させる触媒を担持していることが好ましい。このような触媒としては、パラジウム、タングステン、白金、ロジウム、セリウム、モリブデン、バナジウム等がある。これらの触媒は1種類が単独で用いられてもよいし、2種類以上が併用されてもよい。
The gas
ヒータ電極32は、貴金属線をコイル状に巻きまわして形成されている。ヒータ電極32は、通電されて発熱することにより、感ガス体31を所定の温度まで加熱する。ヒータ電極32は、例えば、線径が10〜25μm(好ましくは15〜20μm、より好ましくは15μm)の白金や白金合金等の貴金属線からなる線材により構成される。ヒータ電極32の両端には、それぞれ、リード線が設けられている。リード線は、感ガス体31の内部から感ガス体31の外部に引き出されるようにして設けられている。リード線は、リード端子34a、34bに電気的に接続される。これにより、ガスセンサ1は、リード端子34a、34bに固定される。なお、リード端子34a、34bとヒータ電極32とは、別体であってもよいが、本実施形態では、1本の線材により構成されており、一体に形成されている。
The
中心電極33は、ヒータ電極32の中心軸に沿うようにして、ヒータ電極32の内部に通されている。中心電極33は、ヒータ電極32に接触しないように、ヒータ電極32から離れて配置されている。中心電極33は、直線状に形成されており、感ガス体31に埋め込まれている。中心電極3は、例えば、線径が10〜25μm(好ましくは15〜20μm、より好ましくは15μm)の白金や白金合金等の貴金属線からなる線材により構成される。なお、本実施形態の中心電極33は、ヒータ電極32に対し、同じ線径でかつ同じ材質で構成されているが、互いに異なっていてもよい。中心電極33の少なくとも一端には、リード線が設けられている。このリード線は、感ガス体4の内部から感ガス体4の外部に引き出されるようにして設けられている。中心電極33において、リード端子34cに接続された側とは反対側の端部の、感ガス体31から引き出された部分は、設けられていなくてもよい。
The
本実施形態では、ガス検知素子30は内側ケース体50に収納されている。内側ケース体50は、内側ケース体筒部50aと、内側ケース体筒部50aの上端部から内側に貼り出すように一体的に形成された内側ケース体上板部50bと、ベース51と、第2金網52とを含む。内側ケース体50はケース体20と似た形をしているが、内側ケース体筒部50aの高さは、ケース体筒部20aよりも低く、ケース体筒部20aの2/3〜1/2程度の高さである。内側ケース体筒部50aの外径はケース体筒部20aの内径よりも若干小さめに形成されている。
In the present embodiment, the
フィルタ40は、第1金網22と第2金網52との間に設けられている。フィルタ40はガス流入口21とガス検知素子30との間に、ガス流入口21を覆うように設けられている。検知対象ガスはガス流入口21から入ってフィルタ40を通過して、ガス検知素子30に到達する。フィルタ40はシリカゲル41を複数含んでおり、第1金網22と第2金網52との間にシリカゲル41を充填することで形成することができる。複数のシリカゲル41は第1金網22と第2金網52とで挟まれている。シリカゲル41にはシロキサン除去剤が担持されている。シリカゲル41の粒径は、850μm〜1700μmであることが好ましい。粒径を850μm以下にすると、シリカゲルの粒子同士の隙間が少なくなり検知対象ガスが通過しにくくなるので、ガスの応答時間・回復時間が長くなってしまう。一方、粒径を1700μm以上にすると、シリカゲルを充填する際の取り扱いが難しくなる。また、粒径が1700μm以上の場合は、第1金網22と第2金網52との間にシリカゲルが2段程度しか入らなくなり、シロキサンを除去しにくくなる。第1金網22と第2金網52との間をH1、ガス流入口21の直径をD1とすると、シリカゲルの粒径は、H1/3以下、又はD1/3以下であることが好ましい。
The
シロキサン除去剤としては、酸解離指数(pKa)−10以上2.2以下であり、分子量が1000以下である酸性化合物を用いるのが好ましい。酸性化合物の分子量は1000以下であり、500以下であることが好ましく、400以下であることがより好ましい。酸性化合物としては、例えば、シュウ酸、マレイン酸、ベンゼンヘキサカルボン酸、ベンゼンペンタカルボン酸、ピロメリット酸等のカルボン酸類、亜硫酸、硫酸、リン酸、亜リン酸、次亜リン酸等の無機酸類、リン酸メチル、リン酸ジメチル、イノシン酸等のリン酸エステル類、システイン、ヒスチジン等のアミノ酸類、p−トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸等のスルホン酸類等、及びこれらを含む混合物が好ましい。シリカゲルに担持される酸性化合物の担持量は0.1〜20重量%であることが好ましく、0.5〜15重量%であることがより好ましく、1〜10重量%であることがさらに好ましい。 As the siloxane remover, it is preferable to use an acid compound having an acid dissociation index (pKa) of 10 or more and 2.2 or less and a molecular weight of 1000 or less. The molecular weight of the acidic compound is 1000 or less, preferably 500 or less, and more preferably 400 or less. Examples of acidic compounds include carboxylic acids such as oxalic acid, maleic acid, benzenehexacarboxylic acid, benzenepentacarboxylic acid, pyromellitic acid, and inorganic acids such as sulfurous acid, sulfuric acid, phosphoric acid, phosphorous acid, and hypophosphorous acid. Preferred are phosphoric esters such as methyl phosphate, dimethyl phosphate and inosinic acid, amino acids such as cysteine and histidine, sulfonic acids such as p-toluenesulfonic acid and benzenesulfonic acid, and mixtures containing these. The amount of the acidic compound supported on the silica gel is preferably 0.1 to 20% by weight, more preferably 0.5 to 15% by weight, and further preferably 1 to 10% by weight.
第1実施形態に係るガスセンサ10では、フィルタに含まれるシリカゲルの粒径が850μm〜1700μmであるため、シリカゲルの粒子同士に隙間が形成されガスが通過しやすい。更に、シリカゲルにはシロキサン除去剤が担持されているため、シロキサンを効率的に除去することができる。よって、シロキサンを除去しながら、ガスの応答時間・回復時間が短いガスセンサを提供することができる。
<変形例A>
In the
<Modification A>
上記実施形態では、ケース体に取り付けられた第1金網と内ケース体に取り付けられた第2金網との間にフィルタを設けていたが、内ケース体を設けずにケース体に第2金網を取り付けてもよい。図2を参照して、ガスセンサ10Aは、ケース体20Aと、ガス検知素子30Aと、フィルタ40Aとを備える。ケース体20Aは、ケース体筒部20Aaとケース体上板部20Abと、第1金網22Aと、封止部材23Aとを含む。ケース体は更に、第2金網24Aと固定部材25Aとを含む。
In the above embodiment, the filter is provided between the first wire mesh attached to the case body and the second wire mesh attached to the inner case body. However, the second wire mesh is attached to the case body without providing the inner case body. It may be attached. Referring to FIG. 2,
第2金網24Aは、固定部材25Aに取り付けられている。固定部材25Aは、ケース体筒部20Aaの上端から1/3〜1/2程度の高さの箇所に設けられている。固定部材25Aはあらかじめケース体20Aに形成しておいてもよいし、後からはめ込むようにしてもよい。フィルタ40Aは、第1金網22Aと第2金網24Aとの間に設けられている。フィルタ40Aはガス流入口21Aとガス検知素子30Aとの間に設けられている。
<変形例B>
The
<Modification B>
上記実施形態では、ガス流入口の下にフィルタを設けていたが、フィルタをガス流入口の上に設けてもよい。図3を参照して、ガスセンサ10Bは、ケース体20Bと、ガス検知素子30Bと、フィルタ40Bとを備える。ケース体20Bは、ケース体筒部20Baとケース体上板部20Bbと、第1金網22Bと、封止部材23Bとを含む。フィルタ40Bは、仕切り部材60Bと第1金網22Bとの間にシロキサン除去剤を担持したシリカゲルが充填されている。
In the above embodiment, the filter is provided below the gas inlet, but the filter may be provided above the gas inlet. Referring to FIG. 3,
仕切り部材60Bは、検知対象ガスが取り込めるものであれば特に限定されない。仕切り部材60Bはステンレス製の金網であってもよいし、側面が金属製または樹脂製であり、上面に開口を設けて金網を取り付けたものであってもよい。
<変形例C>
The
<Modification C>
上記実施形態では、金網で挟まれた空間にシリカゲルを充填することでフィルタを構成していたが、シート体でシリカゲルを挟んだ板状体を取り付けるものであってもよい。図4を参照して、ガスセンサ10Cは、ケース体20Cと、ガス検知素子30Cと、フィルタ40Cとを備える。フィルタ40Cは、シート体71C、72Cの間にシリカゲルが充填された板状体である。固定部材73Cは、フィルタ40Cをケース体20Cのガス流入口側に固定するための部材である。
In the above-described embodiment, the filter is configured by filling the space sandwiched between the metal meshes with silica gel, but a plate-like body sandwiched between the silica gels with a sheet body may be attached. Referring to FIG. 4,
シート体71C、72Cは、検知対象ガスを通過させるものであれば特に制限されないが、金網や多孔質膜等が挙げられる。防水性の多孔質膜であれば、雰囲気中の水分がガス検知素子に到達しないようにすることができるため、特に好ましい。
The
尚、上記実施形態では、ケース体は円筒状であったが、その他の形状でも構わない。例えば、ケース体は直方体であってもよい。ガス流入口も、平面視円形状だけに限られず、矩形状であってもよい。 In the above embodiment, the case body is cylindrical, but other shapes may be used. For example, the case body may be a rectangular parallelepiped. The gas inlet is not limited to a circular shape in plan view, and may be a rectangular shape.
更に、上記実施形態では、ガス検知素子は半導体式のガス検知素子として説明したが、接触燃焼式や電気化学式のガス検知素子であってもよい。 Furthermore, although the gas detection element has been described as a semiconductor type gas detection element in the above embodiment, a catalytic combustion type or electrochemical gas detection element may be used.
以下、実施例を説明する。
シロキサン除去剤を担持したシリカゲルをフィルタに使用した時の、イソブタンに対する応答時間と回復時間を、シリカゲルの粒径ごとに検証した。
Examples will be described below.
When silica gel loaded with a siloxane remover was used in a filter, the response time and recovery time for isobutane were verified for each silica gel particle size.
ガスセンサは図1と同様の構造とし、フィルタの高さ(第2金網から第1金網までの距離)は7.7mmとし、フィルタの直径(ケース体の内径)は5.1mmとした。シリカゲル(富士シリシア株式会社製キャリアクトQ−15)にシロキサン除去剤を担持させて、第1金網と第2金網の間に充填した。このガスセンサに、イソブタン3000ppmを含有する温度20℃、湿度65%RIIのガスを注入した。ガスを注入した時間を0秒とし、300秒後にこのガスを排気した。シリカゲルの粒径は、180〜500μm、500〜1000μm、850〜1000μm、1180〜1700μmの4種類である。尚、粒径が1700μm以上であるシリカゲルについては、シリカゲル粒子を数個しか充填できず、充填する際の取り扱いが困難であるので、用いることができなかった。 The gas sensor has the same structure as that in FIG. 1, the height of the filter (distance from the second wire mesh to the first wire mesh) is 7.7 mm, and the diameter of the filter (inner diameter of the case body) is 5.1 mm. A siloxane remover was supported on silica gel (Carriert Q-15 manufactured by Fuji Silysia Co., Ltd.), and filled between the first wire mesh and the second wire mesh. A gas containing 3000 ppm of isobutane at a temperature of 20 ° C. and a humidity of 65% RII was injected into this gas sensor. The gas was injected for 0 second, and after 300 seconds, the gas was exhausted. There are four types of silica gel particle sizes: 180 to 500 μm, 500 to 1000 μm, 850 to 1000 μm, and 1180 to 1700 μm. It should be noted that silica gel having a particle size of 1700 μm or more could not be used because only a few silica gel particles could be filled and handling during filling was difficult.
図5と図6を参照して、上記の検証結果を説明する。図5は、イソブタンを含有するガスを注入した時の時間とガスセンサ抵抗値の関係を表したグラフである。図6は、図5のグラフのうち、ガス注入開始と排気開始付近を拡大したものである。ガス注入開始と同時に、抵抗値は下がり、一定時間経過すると抵抗値が安定する。ガスの排気を開始すると抵抗値は徐々に上がっていき、一定時間経過すると再び抵抗値が安定する。 The above verification results will be described with reference to FIGS. FIG. 5 is a graph showing the relationship between the time when gas containing isobutane is injected and the resistance value of the gas sensor. FIG. 6 is an enlarged view of the vicinity of the start of gas injection and the start of exhaust gas in the graph of FIG. Simultaneously with the start of gas injection, the resistance value decreases and stabilizes after a certain period of time. When gas exhaust is started, the resistance value gradually increases, and after a certain time has elapsed, the resistance value becomes stable again.
更に、ガス注入開始後180秒時点の抵抗値をR100とし、ガスを注入してからR100の90%の抵抗値に到達する時間を応答時間t90とし、ガスを排気してからR100の10%の抵抗値に到達する時間を回復時間t10として、各粒径について応答時間と回復時間を算出した結果を、表1に表わす。 Further, R 100 a resistance value of 180 second time point after the start of gas injection and R 100, the time to reach 90% of the resistance value R 100 from the injection of gas and response time t 90, since the exhaust gas as recovery time t 10 the time to reach 10% of the resistance value, the result of calculating the response time and recovery time for each particle size, expressed in Table 1.
粒径が大きくなると、応答時間・回復時間ともに短くなることがわかる。応答時間・回復時間は短いほどよいが、具体的には応答時間が55秒以下、回復時間が95秒以下となるのが望ましいので、粒径は850μm以上が好ましい。 It can be seen that as the particle size increases, both the response time and the recovery time become shorter. The shorter the response time / recovery time, the better. Specifically, it is desirable that the response time is 55 seconds or less and the recovery time is 95 seconds or less. Therefore, the particle size is preferably 850 μm or more.
10、10A、10B、10C ガスセンサ
20、20A、20B、20C ケース体
30、30A、30B、30C ガス検知素子
40、40A、40B、40C フィルタ
10, 10A, 10B,
Claims (3)
前記ケース体の内部に配置されたガス検知素子と、
前記ガス流入口の上、又は前記ガス流入口と前記ガス検知素子との間に配置された、検知対象ガスが通過するフィルタとを備え、
前記フィルタは、シロキサン除去剤が担持されたシリカゲルを含み、
前記シリカゲルの粒径は、850μm〜1700μmである、ガスセンサ。 A case body having a gas inlet;
A gas detection element disposed inside the case body;
A filter that is disposed on the gas inlet or between the gas inlet and the gas detection element and through which the detection target gas passes;
The filter includes silica gel carrying a siloxane remover,
The gas sensor has a particle diameter of 850 μm to 1700 μm.
前記フィルタは、前記シリカゲルが前記空間に充填された構成である、請求項1に記載のガスセンサ。 A partition member that forms a space above or below the gas inlet;
The gas sensor according to claim 1, wherein the filter has a configuration in which the silica gel is filled in the space.
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