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JP2018193212A - ホッパ装置 - Google Patents

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JP2018193212A JP2017099848A JP2017099848A JP2018193212A JP 2018193212 A JP2018193212 A JP 2018193212A JP 2017099848 A JP2017099848 A JP 2017099848A JP 2017099848 A JP2017099848 A JP 2017099848A JP 2018193212 A JP2018193212 A JP 2018193212A
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Abstract

【課題】走行面上において所望の方向に搬送される供給対象物が走行面と接触する機会・時間を低減することによって、供給対象物が走行面と接触し続ける状態で搬送処理を行う装置と比べて、供給処理能力を向上させることが可能なホッパ装置を提供する。【解決手段】多孔質材によって構成した走行面を有する走行部と、走行部の下方に配置され且つ少なくとも走行部に向けて開口しているエア室を有するベース部と、エア室にエアを供給可能なエア供給部とを備え、エア供給部からエア室に供給されたエアを走行面上の供給対象物に対して多孔質材を通じて噴射することによって供給対象物を走行面から浮上可能に構成し、且つエア供給部からのエア供給量を調整することによって供給対象物を走行面上で所定の搬送方向に移動させて所定の供給先へ供給するように構成した。【選択図】図5

Description

本発明は、走行面上に排出された電子部品等の供給対象物を所望の搬送方向に移動させて走行面の搬送方向下流端(先端)から所定の供給先へ供給可能なホッパ装置に関するものである。
従来より、適宜の手段で走行面上に排出された電子部品等の供給対象物であるワークを、振動によって走行面上を所望の方向に搬送し、所定の供給先(例えば振動フィーダ等)へ供給可能なホッパ装置が知られている。一例として、部品を貯蔵するホッパタンクの排出口の直下にホッパシュートが配置され、ホッパタンクの排出口からホッパシュートの走行面上に排出された部品をホッパシュートの振動により所望の方向に搬送して、ホッパシュートの先端(搬送方向下流端)から所定の供給先へ供給可能に構成されたホッパ装置が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2012−153446号公報
ところで、上述のホッパ装置では、走行面上の供給対象物を所望の搬送方向に搬送する際に、振動によって走行面と供給対象物が接触するため、供給対象物の損傷・破損・汚れ、或いは走行面の摩耗といった事態が生じるおそれがある。また、走行面と供給対象物等の接触により、供給対象物は静電気を帯び易く、静電気によって他の供給対象物にくっついたり、走行面に対してくっつこうとする力が大きくなり、このような静電気を帯びた状態の供給対象物が走行面上で滞留すれば、供給対象物をスムーズに搬送することができず、供給処理能力が低下してしまう。加えて、供給対象物と走行面の擦れに起因する供給対象物及び走行面の削れカスや埃が静電気を帯びた供給対象物及び走行面に付着し易く、このこともまた供給処理能力の低下につながる。
加えて、上述のホッパ装置では、実際の使用場面において走行面の振動の大きさを調整する制御が要求され、特に、微小サイズの電子部品を少量且つ定量で供給するには、煩雑で高度な振動制御が要求される。
本発明は、このような問題に着目してなされたものであって、主たる目的は、走行面上において所望の方向に搬送される供給対象物と走行面との接触度合い(接触時間や回数)を低減して、供給処理能力の低下を防止・抑制可能なホッパ装置を提供することにある。
すなわち本発明は、走行面上に排出された供給対象物を走行面上で所望の搬送方向に沿って移動させて所定の供給先に搬送供給するホッパ装置に関するものである。ここで、本発明における「走行面」は、供給対象物が走行可能な面であればよく、水平又は略水平な面(水平面)、又は水平に対して傾斜角度傾斜した面(傾斜面、鉛直面)の何れをも包含する概念である。また供給対象物としては、例えば電子部品などの微小部品を挙げることができるが、電子部品以外の物品であってもよい。
そして、本発明に係るホッパ装置は、多孔質材によって構成した走行面を有する走行部と、走行部の下方に配置され且つ少なくとも走行部に向けて開口しているエア室を有するベース部と、エア室にエアを供給可能なエア供給部とを備え、エア供給部からエア室に供給されたエアを走行面上の供給対象物に対して多孔質材を通じて噴射することによって供給対象物を走行面から浮上可能に構成し、且つエア供給部からのエア供給量を調整することによって供給対象物を所定の供給先に搬送供給可能に構成していることを特徴としている。本発明における「エア供給部からのエア供給量を調整」する処理には、エア供給ON状態とエア供給OFF状態の切り替えによってエア供給量を調整する処理や、エア供給ON状態のままエア供給量の程度を調整する処理が含まれる。
このようなホッパ装置であれば、エア供給部からベース部のエア室に供給されたエアを走行面上の供給対象物に対して多孔質材を通じて噴射することによって、走行面上に供給対象物を走行面から浮上させる気流が発生し、供給対象物を強制的に走行面から浮上させることができる。したがって、エア供給部からのエア供給量を調整して、供給対象物を走行面から浮上させたり、浮上状態を解除または浮上の程度を加減することで、走行面上の供給対象物を走行面上で所望の搬送方向に沿って移動させて所定の供給先に搬送供給することが可能である。
また、本発明に係るホッパ装置であれば、移動中の供給対象物が走行面と接触する機会及び時間を低減することができるため、移動中の供給対象物が走行面と接触し続ける構成と比較して、供給対象物の損傷・破損・汚れや走行面の摩耗の発生を効果的に防止・抑制することができ、搬送中の供給対象物及び走行面の静電気(摩擦帯電、接触帯電、剥離帯電)も低減され、供給対象物と走行面の擦れに起因する供給対象物及び走行面の削れカスや埃が供給対象物及び走行面に付着し難くなり、静電気が原因で生じる走行面上での供給対象物の停留という不具合を解消・抑制することができ、走行面上において供給対象物をスムーズに搬送して所定の供給先へ供給することができる。
特に、本発明に係るホッパ装置であれば、従来の加振源からの振動によって走行面上の供給対象物を搬送供給する態様と比較して、走行面に振動を付与する加振機構及び加振源が不要な構成であるため、構造の簡素化及び省スペース化(装置の小型化及び省コスト化)を実現することができるとともに、加振源による走行面の振動を調整する制御よりも簡易なエア供給量の制御で供給対象物を搬送供給することが可能である。
本発明では、走行部として、走行面に臨み且つ供給対象物が走行面の搬送方向下流端以外の領域から走行面外へ飛び出ることを規制するストッパ面を有するものを適用することができる。この場合、ストッパ面を多孔質材によって構成し、走行部のうち、走行面と、ベース部のエア室に臨む面と、ストッパ面、以上の各面だけを通気性のある通気面に設定し、それ以外の面を封止面に設定すれば、エア供給部からエア室に供給されたエアを、エア室に臨む面から走行面に効率良く放出することができるとともに、ストッパ面にくっつこうとする供給対象物をストッパ面から放出するエアによって走行面に向かって吹き飛ばすことができ、ホッパ装置の供給処理能力が向上する。また、走行面、エア室に臨む面、及びストッパ面以外の面を封止面に設定することで、走行面上における供給対象物の搬送に寄与しない面からエアが外部に漏れ出る事態(エア漏れ)を防止・抑制することができる。
ここで、ストッパ面としては、走行面の幅方向両サイドにおいて起立姿勢にある面(サイドストッパ面)や、走行面の搬送方向上流端において起立姿勢にある面(バックストッパ面)を挙げることができる。また、走行部は、サイドストッパ面またはバックストッパ面の何れか一方のみを有するものであってもよいし、サイドストッパ面及びバックストッパ面の両方を有するものであっても構わない。本発明において後者の構成(サイドストッパ面及びバックストッパ面の両方を有する走行部)を採用した場合、サイドストッパ面及びバックストッパ面の両方を通気面に設定したり、何れか一方のストッパ面のみを通気面に設定し、他方のストッパ面を封止面に設定することも可能である。
本発明において、封止面に設定する具体的な処理としては、対象とする面に接着剤を塗布するマスキング処理や、対象とする面に通気性の無いプレートを密着させた状態で固定する処理等を挙げることができる。なお、ストッパ面は、走行面と一体に形成された面であってもよいし、走行面とは別体の面であってもよい。また、本発明は、ストッパ面の全てを封止面に設定した態様を除外するものではない。
本発明におけるベース部の一例としては、エア室とエア室の前方の外部空間とを仕切るベース前壁部を備え、ベース前壁部においてエア室に臨む内向き面を走行面上における供給対象物の搬送方向(上記「エア室の前方」と同方向である)に向かって傾斜させたテーパ面に設定した構成を挙げることができる。このような構成によれば、エア室においてベース部のテーパ面に到達して走行面に放出されるエアの気流が供給対象物の搬送方向を向くようになり、走行面の搬送方向下流端及び下流端近傍に到達している供給対象物を走行面の搬送方向下流端から所定の供給先へ適切に供給することができる。
また、走行部の走行面は、断面形状が平坦な一直線状の面であってもよいが、断面形状が供給対象物の搬送方向に直交する幅方向の中心部を窪ませた湾曲状または屈曲状に設定された面であっても構わない。後者のように走行面の形状を湾曲状または屈曲状(例えばU字状、V字状またはW字状等)の溝状に設定することで、走行面上において供給対象物を少数列または1列に並べた状態で搬送することができ、供給対象物を少量且つ定量で供給先へ供給する高度な処理を簡便且つ適切に行うことが可能になる。
本発明に係るホッパ装置において、走行面の搬送方向下流端が搬送方向上流端よりも相対的に低い位置となるように走行面を傾斜させると、供給対象物の自重を利用して走行面上における供給対象物の搬送をスムーズに行うことができ、供給処理能力が向上する。走行面の傾斜角度は、供給対象物のサイズや重量に応じて適宜選択・調整すればよく、走行面の傾斜角度を調整可能な機構を備えたホッパ装置とすることもできる。本発明において好ましい走行面の傾斜角度としては、走行面から浮上していない供給対象物が自重で走行面上を滑り落ちない程度の傾斜角度を挙げることができる。なお、本発明のホッパ装置は、走行面から浮上していない供給対象物が自重で走行面上を滑り落ちながら搬送方向下流側に移動するように走行面の傾斜角度を設定した構成も包含する。ここで、図21に示すように、エア供給OFF状態であっても惰性力により搬送対象物(ワーク)の滑りが発生するため正確な値ではないものの、搬送対象物のおおよその搬送距離を試算することが可能な式(図21中の式4)を表わすことができる。一例として、走行面の傾斜角度θが15度である場合にエアON時間(浮上時間)100msecで浮上搬送した際の搬送対象物(ワーク)の移動距離xmmを導出する計算を図22に示す。そして、図21中の式4を利用して走行面の所望の傾斜角度を算出することができる。
また、本発明に係るホッパ装置が、走行面の下方から走行面上の供給対象物に向かって吹き付けるエアの吹き付け方向を、搬送方向上流側から搬送方向下流側に向かう方向となるように調整するエア吹付方向調整手段を備えたものであっても構わない。例えば、走行面の搬送方向下流端が搬送方向上流端よりも相対的に低い位置となるように走行面を傾斜させずに、走行面を略水平に設定した場合には、エア吹付方向調整手段を備えた構成にすることで、走行面からエアで浮上させて供給対象物を浮上中に搬送方向下流側に移動させることができる。エア吹付方向調整手段の一例として、板状またはシート状の材料(基材)に多数の孔が規則的または不規則的に形成されたパンチング加工材を用いた態様を挙げることができる。具体的には、パンチング加工材の各孔を通過するエアの流れが、搬送方向上流側から搬送方向下流側に向かう方向となる姿勢でパンチング加工材(エア吹付方向調整プレート)を、走行部のうちエア室に臨む面に接触または近接する位置に配置した態様を挙げることができる。なお、エア吹付方向調整プレートとして、各孔の貫通方向を、搬送方向上流側から搬送方向下流側に向かって所定角度傾斜させた方向に設定したものを用いることもできる。
本発明によれば、多孔質材で構成した走行面にエアを供給して、走行面上の供給対象物に向かって多孔質材を通じて吹き付けるエアによって供給対象物を走行面から強制的に浮上させることができ、供給対象物と走行面の接触に起因する供給対象物の損傷・破損・汚れ、及び走行面の摩耗を低減することが可能であり、さらには走行面及び供給対象物に静電気が帯び難くなり、供給対象物を走行面上でスムーズに搬送することができ、ホッパ装置の供給処理能力を向上させることが可能である。
本発明の第1実施形態に係るホッパ装置をパーツフィーダと共に示す全体図。 同実施形態に係るホッパ装置の要部拡大図。 図2に示すホッパ装置の分解図。 図2に示すホッパ装置の平面図。 図4のa−a線断面図。 同実施形態におけるガス供給部のブロック図。 本発明の第2実施形態に係るホッパ装置の要部拡大図。 図7の矢印A方向矢視図。 図8のa−a線断面図。 本発明の第3実施形態に係るホッパ装置の要部拡大図。 図10の矢印A方向矢視図。 図11のa−a線断面図。 本発明におけるエア室の一例を模式的に示す図。 本発明におけるエア室の一例を模式的に示す図。 本発明における一実施形態に係るホッパ装置の要部拡大図。 図15に示すホッパ装置の分解図。 本発明におけるエア室の一例を模式的に示す図。 本発明のエア室におけるエア供給端の配置例を示す図。 本発明のエア室におけるエア供給端の配置例を示す図。 本発明のエア室におけるエア供給端の配置例を示す図。 傾斜した走行面を浮上状態で搬送する搬送対象物の搬送距離演算式。 図21中の式4を用いた搬送対象物の搬送距離算出の一例。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
〈第1実施形態〉
第1実施形態に係るホッパ装置Hは、図1及び図2に示すように供給先であるパーツフィーダPへ電子部品等の供給対象物(ワーク)を供給する装置である。なお、図1に示すパーツフィーダPは、ホッパ装置Hから供給された供給対象物を螺旋状の搬送路(ボウル搬送路P1)上において振動により移動させながら所定の搬送先(例えば図示しないリニアフィーダ等)に搬送する装置(ボウルフィーダ)である。
パーツフィーダPは、底面に形成された平面視略円形の貯留部P2と、貯留部P2の周縁部における所定部分を始端として内周壁P3に沿って登り傾斜の螺旋状に形成したボウル搬送路P1(トラックとも称される)とを備えている。
貯留部P2は、中心側を径方向外側よりも高くなるように設定された上向き面である載置面P21を有し、ボウルP4の振動や貯留部P2内に収容されている供給対象物の自重によって、載置面P21上の供給対象物を径方向外側へ移動させるものである。載置面P21上において径方向外側へ移動した供給対象物は、ボウル搬送路P1の始端に到達し、そのままボウル搬送路P1の始端を通過してボウル搬送路P1に沿って移動する。
ボウル搬送路P1は、始端が貯留部P2に連続しており、上向き面であるボウル搬送面P11を例えば径方向外側に向けて下方に傾斜させた平坦な面に設定したものである。そして、振動によって供給対象物が受ける搬送力のうち径方向外側へ向かう力とボウル搬送面P11の傾斜によって、供給対象物は内周壁P3に接しながら搬送方向下流側(ボウル搬送路P1の終端側)に向けて搬送される。このようなボウル搬送路P1の所定箇所に整列手段(図示省略)を設け、整列手段によって所定姿勢である供給対象物のみを搬送方向下流側に搬送し、所定姿勢ではない供給対象物を貯留部P2へ戻す(落下させる)ように構成している。ボウル搬送路P1の終端は、図示しないリニアフィーダに設けた直線状の搬送路(直線トラックとも称される)の始端に連続するように接続され、整列状態にある供給対象物をリニアフィーダに搬送(供給)できる。
本実施形態に係るホッパ装置Hは、図1に示すように供給対象物を貯蔵するホッパタンクTと、ホッパタンクTの排出口T1の直下に配置される走行部1(ホッパシュート)とを備え、ホッパタンクTの排出口T1から走行部1の走行面1X上に排出された電子部品等の供給対象物を搬送して走行面1Xの先端(搬送方向F下流端)から所定の供給先(パーツフィーダPの貯留部P2)へ供給する装置である。
ホッパタンクTは、円錐台形状のタンク本体T2と、タンク本体T2の下端から下方に延伸する円筒状の排出部T3とを備え、全体として漏斗状をなすものである。このホッパタンクTは、排出部T3の下端である排出口T1が走行部1の走行面1Xに臨む姿勢で支持されている。具体的には、排出部T3の上端部近傍領域を保持する保持部材H1を介してホッパタンクT全体が支柱H2に支持されている。したがって、ホッパタンクTの排出口T1から走行部1の走行面1X上に供給対象物を排出できる。
走行部1は、図1〜図5(図2は要部拡大図であり、図3は図2に示すホッパ装置の分解図であり、図4は図2に示すホッパ装置の平面図であり、図5は図4のa−a線断面図である)に示すように、多孔質材からなるブロック体によって構成された走行部本体2を主体としてなるものである。本実施形態における多孔質材は、例えば無機質材料の粉粒体からなる骨材と、骨材相互を連結する結合材(バインダ)との混合物を焼結して形成されたものである。無機質材料の粉粒体からなる骨材の好適な例としては、アルミナや炭化ケイ素を挙げることができ、結合材の好適な例としては、ビトリファイド、ジレノイド、セメント、ゴム及びガラス等を挙げることができる。このようなセラミックス製の多孔質材は、骨材と結合材の混合材料を成型金型に投入して焼結することで金型に応じた成形品にすることが可能である。多孔質材は、焼結工程により内部に無数の微細気孔が形成され、多孔質材の表面に開口する微細気孔と内部の微細気孔が連なって空気流路が形成される。微細気孔は、機械加工する場合に比べてその内径が著しく小さく、多孔質材の表面全体に亘って無数に形成される。なお、本発明における骨材や結合材の種類は上述のものに特に限定されず、適宜選択したものを適用することが可能である。本実施形態では、適宜の金型等を用いて、走行部1を構成するブロック状の多孔質材(多孔質材からなるブロック体)を形成している。以下では、多孔質材からなるブロック体を「多孔質ブロック体」と称す。
多孔質ブロック体は、上述したように内部に無数の微細気孔が形成され、表面に開口する微細気孔と内部の微細気孔が連なって形成される空気流路を有するものであり。すなわち、多孔質ブロック体は、流体が流通(透過)可能な内部を有し、表面全体に多数の孔が満遍なく露出しているものである。なお、各孔(微細気孔)は、供給対象物が当該孔に落下しない微小サイズであり、例えば、供給対象物の大きさが0603サイズ(0.6mm×0.3mm)に対して各孔(微細気孔)の孔径は60μm程度の大きさである。
本実施形態では、凹凸の無いフラットな走行面1Xを有する走行部1を適用している。また、本実施形態の走行部1は、走行面1Xを有する走行部本体2と、走行面1Xの幅方向W両サイドに位置付けられる側方起立壁部3と、走行面1Xの搬送方向F上流端に位置付けられる後方起立壁部4とを備えている。そして、走行部本体2及び側方起立壁部3は、多孔質ブロック体で構成されたものである。以下の説明において、走行面1X上における供給対象物の搬送方向F下流端側を「前側」とし、搬送方向F上流端側を「後側」として、平面視において供給対象物の搬送方向Fに直交する方向を幅方向W(左右方向)とする。
走行部本体2は、平板状をなし、上向き面2a及び底面2bのみを通気性のある通気面に設定し、それ以外の面、つまり左右両側面2c、前面2d及び後面2eを封止面に設定している。封止面に設定する具体的な処理としては、対象とする面に接着剤を塗布するマスキング処理や、対象とする面に通気性の無いプレートを密着させた状態で固定する処理等を挙げることができる。本実施形態ではマスキング処理を適用している。
側方起立壁部3は、走行部本体2の上向き面2aにおける一対の長辺(供給方向と一致する辺)に沿ってそれぞれ配置されたものである。左右一対の側方起立壁部3のうち、走行面1Xを挟んで相互に向かい合う内側面3sは、走行面1X上の供給対象物が走行面1Xの幅方向W両サイドから走行面1Xの外へ飛び出ることを規制するサイドストッパ面1Yである。本実施形態では、各側方起立壁部3のうち、走行部本体2の上向き面2aに接触している底面3bと、内側面3s(サイドストッパ面1Y)のみを通気面に設定し、それ以外の面、つまり、上向き面3a、外側面3c、前面3d及び後面3eを封止面に設定している。側方起立壁部3の長手寸法は、走行部本体2の長手寸法(搬送方向Fに沿った寸法)と同じである。また、走行面1Xの幅寸法は、左右一対のサイドストッパ面1Yによって規定されている。
後方起立壁部4は、通気性の無い素材(例えば金属やプラスチック等)から構成されたブロック体で構成されたものである。後方起立壁部4の幅寸法は、走行部本体2の幅寸法と同一に設定され、走行部本体2及び側方起立壁部3の後面2e,3eに接触または近接した状態で固定されている(図4及び図5参照)。本実施形態では、後方起立壁部4の上向き面4aが側方起立壁部3の上向き面3aよりも高く、後方起立壁部4の底面4bが走行部本体2の底面2bよりも低くなる姿勢で後方起立壁部4を配置している。後方起立壁部4のうち、走行面1Xに臨む前面4dは、走行面1X上の供給対象物が走行面1Xの搬送方向F上流端から走行面1Xの外へ飛び出ることを規制するバックストッパ面1Zである。
本実施形態に係るホッパ装置Hは、走行部1の下方に配置され且つ少なくとも走行部1に向けて開口しているエア室1Sを有するベース部5と、エア室1Sにエアを供給可能なエア供給部6とを備えている。
ベース部5は、通気性の無い素材(例えばステンレス鋼)から形成されたプレート状をなすものであり、図3及び図5に示すように、上方及び後方に開口するエア室1Sを有する。ベース部5は、エア室1Sとエア室1Sの下方の外部空間とを仕切るベース底壁部51と、ベース底壁部51の前縁においてベース底壁部51よりも上方に突出し且つエア室1Sとエア室1Sの前方の外部空間とを仕切るベース前壁部52と、ベース底壁部51の左右両側縁においてベース底壁部51よりも上方に突出し且つエア室1Sとエア室1Sの側方の外部空間とを仕切るベース側壁部53とを備えている。そして、ベース前壁部52においてエア室1Sに臨む内向き面を上方に向かって漸次前方に傾斜させたテーパ面5Tに設定している。これにより、エア室1Sにおいてベース前壁部52の内向き面(テーパ面5T)に到達して走行面1Xに放出するエアの流れが供給対象物の搬送方向Fの成分を持つ流れになる。さらに、本実施形態では、ベース前壁部52においてエア室1Sに臨むテーパ面5Tを幅方向Wに波打つ形状(ウェーブ状)に設定している。これにより、エア室1Sにおいてベース前壁部52の内向き面であるテーパ面5Tに到達したエアを、走行面1Xの供給下流端及びその近傍部分における幅方向W全体に満遍なく放出させることができる。ベース部5の長手寸法は、走行部本体2及び側方起立壁部3の長手寸法(搬送方向Fに沿った寸法)と同じであり、ベース底壁部51が後方起立壁部4の底面2bと同じ高さ位置となる姿勢でベース部5を配置している。
そして、エア室1Sとエア室1Sの上方の空間は走行部本体2によって仕切られ、エア室1Sとエア室1Sの後方の外部空間は後方起立壁部4によって仕切られている。
このようなベース部5に対して、走行部1をボルトNで固定している。具体的には、左右一対の側方起立壁部3及び走行部本体2に形成された相互に高さ方向に連通するボルト挿入孔nにボルトNを挿入して、ベース部5の雌ネジ5nに螺合することで、走行部1をベース部5に固定している(図2及び図3参照)。なお、後方起立壁部4は、ボルトNによって走行部1及びベース部5に固定されている。
本実施形態のホッパ装置Hでは、後方起立壁部4のうちエア室1Sに臨む部分に、エア供給部6のエア入力端(エア供給ノズル62の先端部分)を収容可能な空洞部41を形成している。
エア供給部6は、例えば図6に示すように、エア供給源61(コンプレッサ)と、エア供給ノズル62と、エア供給源61とエア供給ノズル62の間に適宜配置した配管63、フィルタ64、レギュレータ65、制御弁66、スピードコントローラ67とを備えている。フィルタ64は、空気圧配管の途中に取付けて、ごみやドレン(水分)を除去し、清浄な圧縮空気を供給するものであり、レギュレータ65(減圧弁)は、エア供給源61から送り出される圧縮空気を適切な圧力に調節して安定させるものである。制御弁66は、ON/OFF制御弁であり、スピードコントローラ67は、エアの流量を制御するものである。本実施形態では、複数本(図示例では2本)のエア供給ノズル62がエア室1Sに臨む構成を採用している。
そして、本実施形態のホッパ装置Hは、走行面1Xの搬送方向F下流端(先端、前端)が搬送方向F上流端(後端)よりも下位となるように走行部1を所定角度(図示例では10°)傾斜させた姿勢で配置している。具体的には、図1に示すように、走行部1及びベース部5を一体的に組み付けた状態で、後方起立壁部4を支持部材H3に固定している。この支持部材H3は、ホッパタンクTを保持する保持部材H1と共通の支柱H2に高さ調整可能な状態で固定されている。
以上のような構成のホッパ装置Hの使用方法及び作用について説明する。
本実施形態に係るホッパ装置Hを実際に使用する場合には、先ず、ホッパタンクTの排出口T1から走行面1Xまでの高さ寸法を調整する。すなわち、ホッパタンクTの排出口T1から走行面1Xに排出された供給対象物が、走行面1X上で飛び跳ねたり、排出されたその場所に一時的に滞留して詰まることを考慮して、このような供給対象物がホッパタンクTの排出口T1に当たらないように、ホッパタンクTの排出口T1から走行面1Xまでの高さ寸法を調整する。
また、ホッパタンクTの排出口T1からエア室1Sにおけるエア入力端(本実施形態ではエア供給ノズル62の先端)までの距離を調整する。これは、エア室1Sにおいてエア入力端の近傍は、エア入力端から噴射されたエアが行き届き難く、その行き届き難いエリアに対応する走行面1X上の供給対象物にエアが届かないことに起因して、供給対象物が走行面1Xの搬送方向F上流端及びその近傍に残ってしまう現象(ワーク残り)の発生を回避するための調整であり、ホッパタンクTの排出口T1をエア入力端から搬送方向F下流側に所定寸法離れた位置に設定する。
そして、これらの調整を済ませた後に、適宜の操作によってエア供給部6によるエア供給状態をONにすると、本実施形態のホッパ装置Hは、エア供給源61からエア供給ノズル62を経由してベース部5のエア室1Sに向かってエアを供給する。そして、エア室1S内に供給されたエアが、通気面である走行部本体2の底面2b、つまりエア室1Sに臨む面から多孔質ブロック体である走行部本体2の内部に透過流入して、通気面である走行面1Xから外気に放出される(図2参照)。また、通気面である走行部本体2の底面2bから多孔質ブロック体である走行部本体2の内部に透過流入したエアの一部は、通気面である走行面1Xに接触している側方起立壁部3の底面3bから多孔質ブロック体である側方起立壁部3の内部に透過流入して、通気面であるサイドストッパ面1Yから外気に放出される。
なお、多孔質ブロック体である走行部本体2のうち、上向き面2a及び底面2bのみを通気性のある通気面に設定し、それ以外の面、つまり左右両側面2c、前面2d及び後面2eを封止面に設定しているため、走行部本体2のうちエア室1Sに臨む底面2bから走行部本体2の内部に通過流入したエアが走行部本体2の両側面2c、前面2d及び後面2eを透過して外部に漏れる事態を防止・抑制することができる。
また、多孔質ブロック体である側方起立壁部3のうち、底面3b及びサイドストッパ面1Yのみを通気性のある通気面に設定し、それ以外の面、つまり外側面3c、前面3d及び後面3eを封止面に設定しているため、側方起立壁部3のうち底面3bから側方起立壁部3の内部に通過流入したエアが側方起立壁部3の外側面3c、前面3d及び後面3eを透過して外部に漏れる事態を防止・抑制することができる。
以上のような構成により、本実施形態に係るホッパ装置Hは、エア供給部6からベース部5のエア室1Sに供給されるエアを多孔質ブロック体である走行部本体2及び側方起立壁部3の全体に行き渡らせることができ、そのエアを走行面1X及び走行面1Xに臨む面(サイドストッパ面1Y)からのみ放出することができる。その結果、ホッパタンクTの排出口T1から走行面1Xのうち搬送方向F上流端側に近い位置に排出された供給対象物は、エア室1Sから走行面1X上に噴射するエアによって走行面1Xから浮上する。
そして、本実施形態のホッパ装置Hは、走行面1Xを搬送方向Fに沿って所定角度傾斜させているため、走行面1X上の供給対象物には重力で搬送方向Fに滑り落ちようとする力が作用する。ここで、本実施形態では、走行面1Xの傾斜角度を、走行面上1Xの供給対象物が自重で滑り落ちずに走行面1X上に留まる角度に設定している。すなわち、エア供給部6によるエア供給を停止した状態(エア供給OFF状態)では、供給対象物が走行面1Xから浮上せずに走行面1X上に停止するように設定している。このような設定において、供給対象物はエア供給ON状態になるとはエアによって走行面1X上から浮上し、重力で搬送方向F下流側へ移動する。したがって、エア供給ON状態とエア供給OFF状態を適宜のタイミングで切り替える処理を繰り返すことによって、走行面1X上の供給対象物を搬送方向F下流端に向かって移動させることができ、走行面1Xの搬送方向F下流端及びその近傍に到達している供給対象物を走行面1Xの搬送方向F下流端から所定の供給先(図1に示すパーツフィーダPの貯留部P2)へ適切に供給することができる。
このように、本実施形態に係るホッパ装置Hは、ホッパタンクTの排出口T1から走行面1Xに排出された供給対象物を、走行面1Xを多孔質ブロック体によって構成し、エア供給部6から供給されたエアを走行面1X上の供給対象物に対して多孔質ブロック体を通じて下方から吹き付けることによって、走行面1X上に、供給対象物を走行面1Xから浮上させる気流を発生させて、供給対象物を強制的に走行面1Xから一時的に浮上させながら搬送することができる。その結果、本実施形態に係るホッパ装置Hによれば、供給対象物を走行面1Xに対して接触した状態のまま走行面1X上を移動させる態様と比較して、走行面1X上を移動する供給対象物が走行面1Xと接触する機会及び時間を低減することができ、供給対象物の損傷・破損・汚れや走行面1Xの摩耗の発生を効果的に防止・抑制することができ、搬送中の供給対象物及び走行面1Xの静電気(摩擦帯電、接触帯電、剥離帯電)も低減され、供給対象物と走行面1Xの擦れに起因する供給対象物及び走行面1Xの削れカスや埃が供給対象物及び走行面1Xに付着し難くなり、静電気が原因となって生じる搬送供給処理能力の低下という不具合を解消・抑制することができ、走行面1X上において供給対象物をスムーズに所定の供給先へ供給することができる。
特に、本実施形態に係るホッパ装置Hは、加振源からの振動によって走行面1X上の供給対象物を搬送供給する従来のホッパ装置と比較して、走行面1Xに振動を付与する加振機構及び加振源が不要であるため、構造の簡素化及び省スペース化(装置の小型化及び省コスト化)を実現することができるとともに、加振源による走行面1Xの振動を調整する制御よりも簡易なエア供給量の制御で供給対象物を搬送供給することが可能である。
さらに、本実施形態に係るホッパ装置Hは、走行面1Xを有する走行部本体2と、走行面1Xの幅寸法を規定し且つ走行面1X上の供給対象物が走行面1Xの両サイドから走行面1Xの外部に落下することを防止する側方起立壁部3とを備え、これら走行部本体2及び側方起立壁部3を多孔質材によって構成した走行部1を適用し、走行部本体2の走行面1X及びエア室1Sに臨む面(底面2b)と、側方起立壁部3の底面3b及びサイドストッパ面1Y(内側面3s)を通気性のある通気面に設定し、走行部本体2の両側面2c、前面2d、後面2e、側方起立壁部3の外側面3c、前面3d及び後面3eを封止面に設定している。その結果、エア供給部6からベース部5のエア室1Sに供給されたエアは、走行部本体2のうちエア室1Sに臨む面(底面2b)から走行部本体2の内部を通過して、走行面1X及び側方起立壁部3のサイドストッパ面1Yからのみ放出されることになり、封止面に設定した各面からエアが漏れ出る事態(エア漏れ)を防止・抑制して、エア室1S内に供給されるエアを走行面1X上に効率良く放出させることができ、走行面1X上の供給対象物を浮上させることに寄与しないエアの無駄使いを回避し、ホッパ装置Hの供給処理能力を向上させることができる。
特に、本実施形態では、側方起立壁部3のうち走行面1Xに臨むサイドストッパ面1Yを通気面に設定しているため、サイドストッパ面1Yからエアを放出することができる。これにより、走行面1X上の供給対象物がサイドストッパ面1Yにくっついて滞留する事態を防止・抑制することが可能である。また、サイドストッパ面1Yに微細気孔が露出していることにより、サイドストッパ面1Yはざらざらな面(粗い面)になり、走行面1X上の供給対象物がサイドストッパ面1Yにくっつき難く、好適である。
また、本実施形態のホッパ装置Hは、走行面1Xの搬送方向F上流端と走行面1Xの後方の外部空間とを仕切る後方起立壁部4を備え、後方起立壁部4の前面4dが、走行面1X上の供給対象物が走行面1Xの後方へ落下することを防止するバックストッパ面1Zとして機能している。これにより、ホッパタンクTの排出口T1から走行面1X上に排出された供給対象物が走行面1Xの搬送方向F上流端から外部に落下する事態を防止することができる。
ベース部5のうちベース前壁部52においてエア室1Sに臨む内向き面を走行面1X上における供給対象物の搬送方向Fに直交する方向に起立面に設定した態様であれば、走行面1Xの搬送方向F下流端及びその近傍部分において下方から供給対象物に吹き付けるエアの勢いが、他の部分において下方から供給対象物に吹き付けるエアの勢いよりも極端に強くなって、走行面1Xの搬送方向F下流端及びその近傍部分に到達している供給対象物が、走行面1Xの搬送方向F下流端及びその近傍部分に到達していない供給対象物よりも高く浮上してサイドストッパ面1Yを越えて外部に落下するという不具合が生じ得る。
このような不具合を考慮して、本実施形態に係るホッパ装置Hでは、ベース部5のうち、エア室1Sとエア室1Sの前方の外部空間を仕切るベース前壁部52においてエア室1Sに臨む内向き面を走行面1X上における供給対象物の搬送方向Fに向かって傾斜させたテーパ面5Tに設定している。これにより、エア室1Sでベース前壁部52のテーパ面5Tに到達して走行面1Xに放出するエアの流れが供給対象物の搬送方向Fを向く気流となって走行面1X上に放出されるようになる。その結果、走行面1Xの搬送方向F下流端及びその近傍部分において下方から供給対象物に吹き付けるエアの勢いは、他の部分において下方から供給対象物に吹き付けるエアの勢いと同程度になり、走行面1Xの搬送方向F下流端及びその近傍部分に到達した供給対象物が、サイドストッパ面1Yを越える高さまでに浮上する事態を防止・抑制することができる。
加えて、本実施形態に係るホッパ装置Hでは、走行面1Xの搬送方向F下流端が搬送方向F上流端よりも相対的に低い位置となるように走行面1Xを傾斜させているため、供給対象物の自重を利用して走行面1X上における供給対象物の搬送をスムーズに行うことができる。
〈第2実施形態〉
本発明の第2実施形態に係るホッパ装置Hは、図7〜図9(図8は図7のA方向矢視図であり、図9は図8のa−a線断面である)に示すように、断面形状が略U字状である溝状の走行面1Xを有する走行部1を適用している点で、第1実施形態に係るホッパ装置Hと異なる。なお、説明の便宜上、上述の第1実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態における走行部1は、多孔質材によって構成された走行部本体2を主体としてなり、走行部本体2の上向き面に形成された溝状の走行面1Xの全部または一部を湾曲面1Wで形成したものである。本実施形態では、走行面1Xのうち最も低位となる面(底)はフラットな面に設定し、このフラットな面の左右両サイドから立ち上がる面を曲面に設定し、全体として湾曲面1Wと捉えることが可能な走行面1Xを適用している。なお、図示しないが、溝状の走行面の全部を曲面で形成し、走行面の断面形状に直線部分が表れない走行面に設定してもよい。
本実施形態では、図9に示す溝状の部分全体を走行面1Xと見なすことが可能である一方、溝状の部分において最も低位となる位置(底)から所定高さ位置の部分までを走行面と見なし、その走行面よりも上方の面を、走行面に臨み且つ走行面上の供給対象物が走行面の側方から外部に落下する事態を防止するサイドストッパ面と見なすことも可能である。後者の場合、本実施形態の走行部本体2は、走行面及びサイドストッパ面を一体に有するものであると捉えることができる。
そして、走行部本体2のうち、断面形状が略U字状である溝状の走行面1X全体と底面2b(エア室1Sに臨む面)のみを通気面に設定し、それ以外の面を封止面に設定している。
このような走行部1を備えたホッパ装置Hであっても、第1実施形態に係るホッパ装置Hと同様に、エア供給部6からベース部5のエア室1Sに供給されるエアを、多孔質ブロック体で構成された走行部本体2の底面2b(エア室1Sに臨む面)を通じて走行部本体2の内部全体に行き渡らせて、略U字状である溝状の走行面1Xからのみ放出することができる。したがって、エア供給ON状態とエア供給OFF状態を適宜のタイミングで切り替える処理を繰り返すことによって、走行面1X上の供給対象物を搬送方向F下流端に向かって移動させることができる。特に、本実施形態に係るホッパ装置Hであれば、走行面1Xを湾曲面1Wに設定していることにより、走行面1X上において供給対象物を一列または複数列に並べて搬送することができ、供給対象物を少量且つ定量で供給先へ供給する処理を容易に行うことができる。
〈第3実施形態〉
本発明の第3実施形態に係るホッパ装置Hは、図10〜図12(図11は図10のA方向矢視図であり、図11は図10のa−a線断面である)に示すように、断面形状が略V字状である溝状の走行面1Xを有する走行部1を適用している点で、上述の各実施形態に係るホッパ装置Hと異なる。なお、説明の便宜上、上述の第1実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態の走行部1は、それぞれ多孔質材によって構成された走行部本体2と側方起立壁部3とを備え、走行部本体2の上向き面に形成された溝状をなす屈曲面1K全体を走行面1Xと見なすことができる。走行面1Xに臨むサイドストッパ面1Yを有する側方起立壁部3は、適宜の固定手段(例えばボルトN)によって走行部本体2とともにベース部5に固定されている。
本実施形態では、走行部本体2のうち屈曲面1Kを含む上向き面全体及び上向き面とは反対側の底面2b(エア室1Sに臨む面)と、側方起立壁部3のうちサイドストッパ面1Y(内側面)のみを通気面に設定し、それ以外の面を封止面に設定している。
このような走行部1を備えたホッパ装置Hであっても、第1実施形態に係るホッパ装置Hと同様に、エア供給部6からベース部5のエア室1Sに供給されるエアを多孔質ブロック体で構成されたパーツ(走行部本体2、側方起立壁部3)の全体に行き渡らせて屈曲面1K及びサイドストッパ面1Yのみから放出することができる。したがって、エア供給ON状態とエア供給OFF状態を適宜のタイミングで切り替える処理を繰り返すことによって、走行面1X上の供給対象物を搬送方向F下流端に向かって移動させることができる。特に、本実施形態に係るホッパ装置Hであれば、走行面1Xを屈曲面1Kに設定していることにより、走行面1X上において供給対象物を一列または複数列に並べて搬送することができ、供給対象物を少量且つ定量で供給先へ供給する処理を容易に行うことができる。
〈その他の実施形態〉
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではない。例えば、図13に示すように、エア室1Sとエア室1Sの後方の外部空間を仕切る面1Sb(上述の各実施形態では後方起立壁部4の前面4dのうち走行面1Xに臨む面がバックストッパ面1Yとして機能し、後方起立壁部4の前面4dのうち走行面1Xに臨む面よりも下方の面がエア室1Sとエア室1Sの後方の外部空間を仕切る面として機能している)に、エア供給部6のエア入力端(エア供給ノズル61の先端部分)が臨むように設定した場合、エア室1Sとエア室1Sの後方の外部空間を仕切る面(エア室後方仕切り面1Sb)を、平面視曲面状(半円弧状、部分円弧状)または平面視屈曲状(V字状)に設定したホッパ装置であってもよい。このような構成を採用することによって、エア入力端が臨む面1Sbを平面視一直線状に設定した態様(図14参照)と比較して、エア室1Sにおいてエアが行き渡り難いエア入力端周辺にもエアを行き渡らせ易くなる。なお、図14に示すエア室1Sは、エア室後方仕切り面1Sb、エア室側方仕切り面1Sc(エア室1Sとエア室1Sの前方の外部空間を仕切る面)、及びエア室前方仕切り面1Sa(エア室1Sとエア室1Sの前方の外部空間を仕切る面)が何れもエア室S1の底面1Sdに対して直交または略直交する方向に起立する面に設定されたものである。
本発明では、図15及び図16に示すように、エア室後方仕切り面1Sbを有するパーツ(ベース部5)と、バックストッパ面1Zを有するパーツ(後方起立壁部4)が別体であり、エア室後方仕切り面1Sbとバックストッパ面1Zの間に、走行面1Xを有する走行部本体2が配置された構成を採用することができる。この場合、バックストッパ面1Zを、エア室後方仕切り面1Sbの平面視形状に対応する形状に設定し、平面視においてバックストッパ面1Z及びエア室後方仕切り面1Sbが一致または略一致するように設定すると、走行面1Xへのエア供給効率が一段と高まる。図15及び図16では、バックストッパ面1Zを有する後方起立壁部4と、サイドストッパ面1Yを有する側方起立壁部3とが一体に形成された態様を例示しているが、これら各起立壁部が別々のパーツであってもよい。
また、本発明では、エア室に供給されるエア量の増大化、ひいては走行面上の供給対象物を浮上させる力の増大化を図るために、ガス供給部として、エア室1Sに臨むエア入力端(例えばエア供給ノズル)を複数有するものを適用することもできる一方で、ガス供給部として、単数のエア入力端を有するものを適用することも可能である。
また、エア室におけるエア入力端周辺にエアを行き渡らせ易くするために、エア室後方仕切り面を、全体的に後方に傾斜させた面(湾曲面またはフラットな面)に設定したエア室を適用することも可能である。さらには、エア室側方仕切り面を、全体的に側方に傾斜させた面(湾曲面またはフラットな面)に設定したエア室を適用することも可能である。図17に示すように、エア室1Sのエア室後方仕切り面1Sbやエア室側方仕切り面1Scを傾斜した面に設定することで、エア室1S内におけるエアの量がエア室後方仕切り面1Sbとその近傍領域や、エア室側方仕切り面1Scとその近傍領域にも満遍なく行き渡るようになり、走行面上に放出するエア量の均一化を図ることができる。なお、図17では、エア室前方仕切り面1Sa(エア室1Sとエア室1Sの前方の外部空間を仕切る面)を全体的に前方へ傾斜させた面に設定した態様を例示している。
もちろん、本発明に係るホッパ装置は、図14に示すように、エア室後方仕切り面1Sb、エア室側方仕切り面1Sc、或いはエア室前方仕切り面1Saの何れもが傾斜面に設定されていないエア室1Sを有する態様も包含するものである。
図18に示すように、エア室1Sにおいてエア供給部6のエア入力端(エア供給ノズル62の先端部分)がエア室1Sに臨む面は、走行面1Xの搬送方向F下流端に対応する面(エア室後方仕切り面1Sb)以外の面、例えば、走行面1Xの搬送方向Fに直交する面(エア室側方仕切り面1Sc)であってもよく、また、図19に示すように、エア室1Sの底面1Sdであってもよい。
さらには、図20に示すように、複数のエア入力端(エア供給ノズル62の先端部分)がそれぞれエア室1Sの異なる面(図示例では、エア室後方仕切り面1Sbとエア室側方仕切り面1Scであるが、例えばエア室後方仕切り面1Sbと底面1Sd等の組み合わせであってもよい)に臨むように設定した構成であっても構わない。
また、本発明では、エア供給部からのエア供給状態をONとOFFで切り替える処理に代えて、エア供給状態をONに維持したまま、供給量の強弱を適宜調整して変化させる処理によって、走行面上において浮上する供給対象物の高さ加減を変化させて、走行面の搬送方向下流端に向かって移動させるように構成することもできる。
また、走行面が水平となる姿勢で走行部を配置したホッパ装置であってもよい。この場合、走行面の下方から走行面上の供給対象物に向かって吹き付けるエアの吹き付け方向を、搬送方向上流側から搬送方向下流側に向かう方向となるように調整するエア吹付方向調整手段を備えたホッパ装置にすることが好ましい。エア吹付方向調整手段の一例として、板状またはシート状の材料(基材)に多数の孔が規則的または不規則的に形成されたパンチング加工材を用いた態様を挙げることができる。具体的には、パンチング加工材の各孔を通過するエアの流れが、搬送方向上流側から搬送方向下流側に向かう方向となる姿勢でパンチング加工材(エア吹付方向調整プレート)を、走行部のうちエア室に臨む面に接触または近接する位置に配置した態様を挙げることができる。
走行部の側方起立壁部は、走行面を有するパーツ(走行部本体)と一体のものであってもよいし、別体のものであってもよい。また、本発明は、走行部のサイドストッパ面、またはバックストッパ面の両方または何れか一方を封止面に設定した構成や、走行部のサイドストッパ面、またはバックストッパ面の両方を通気面に設定した構成も包含する。
バックストッパ面を通気面に設定する場合、バックストッパ面を有するパーツを多孔質材からなるブロック体で構成し、この多孔質ブロック体の内部に透過流入したエアが、通気面であるバックストッパ面から外気に放出されるように設定すればよい。なお、バックストッパ面以外の面からエアが外部に漏れることを防止するためには、バックストッパ面を有する多孔質ブロック体の適宜の面を封止面に設定することが好ましい。
また、本実施形態の走行部本体は、上向き面及び底面のみを通気性ある通気面に設定し、それ以外の面、つまり左右両側面、前面及び後面を封止面に設定しているが、上向き面及び底面に加えて前面を通気面に設定し、左右両側面、後面を封止面に設定しても構わない。
また、本実施形態のホッパ装置は、エア供給部からのエアによって走行面から浮上した供給対象物及び浮上した供給対象物の周辺に向けてイオン化空気を噴射するイオナイザ(図示省略)を備えたものであってもよい。この場合、浮上した供給対象物及びその浮上した供給対象物の周辺にイオナイザによってイオン化空気を噴射することで、浮上する直前まで走行面に接触していた面を含む供給対象物全体にイオン化空気を確実に吹き付けることができるとともに、浮上した供給対象物が直前まで接触していた走行面の所定領域にもイオン化空気を吹き付けることが可能である。加えて、浮上した供給対象物に向かってイオン化空気を噴射するイオナイザを、浮上した供給対象物の周辺にある走行面にイオン化空気を噴射するイオナイザとして共用することが可能な構成であるため、供給対象物に対してイオン化空気を噴射するイオナイザと、走行面全体に亘る広範囲にイオン化空気を噴射するイオナイザとを個別に設ける態様と比較して、部品点数の削減及び低コスト化を図ることができる点で有利である。
さらに、イオナイザを備えたホッパ装置によれば、走行面上の供給対象物に対して多孔質ブロック体を通じて下方から噴射するエア供給源からのエアによって、走行面上には供給対象物を走行面から浮上させる気流が形成され、このような気流中に置かれた供給対象物に対してイオナイザによって噴射したイオン化空気の気流は、供給対象物周りの風圧分布を変化させる要因となり、走行面上において静電気又は粘着性などによって複数の供給対象物同士が付着している場合であっても、供給対象物周りの圧力分布が変化することによって各供給対象物の相互に異なる不規則な挙動を惹起することができ、供給対象物同士の付着状態を解除することが期待できる。
また、エア供給部から供給されるエアとしてイオン化空気を適用すれば、エア供給部から供給されるイオン化空気によって走行面から浮上した供給対象物は、その時点でイオン化空気が吹き付けられた状態にあり、静電気を迅速に中和除去することができ、搬送処理能力の更なる向上を図ることが可能である。
本発明に係るホッパ装置の所定の供給先は、貯蔵機能を有するパーツフィーダに限らず、貯蔵機能の無いパーツフィーダや、計量器であってもよい。
さらにまた、本発明に係るホッパ装置は、ホッパタンクを備えていないものであってもよい。
ベース部は、金属製であってもよいし、プラスチック製でもよい。走行部が側方起立壁部または後方起立壁部を備えたものである場合、これら各起立壁部の両方または一方を多孔質材からなるブロック体によって構成したり、これら各起立壁部の両方または一方を金属製やプラスチック製にしてもよい。
また、本発明では、ブロック状やプレート状に形成された多孔質材に代えて、または加えて、例えばシート状に形成された多孔質材によって走行面を構成することができる。
また、供給対象物は、電子部品、あるいは食品など電子部品以外のものであってもよい。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1…走行部
1S…エア室
1X…走行面
1Y…サイドストッパ面
1Z…バックストッパ面
5…ベース部
52…ベース前壁部
6…エア供給部
H…ホッパ装置

Claims (5)

  1. 走行面上に排出された供給対象物を前記走行面上で所定方向に搬送して所定の供給先へ供給するホッパ装置であって、
    多孔質材によって構成した前記走行面を有する走行部と、
    前記走行部の下方に配置され且つ少なくとも前記走行部に向けて開口しているエア室を有するベース部と、
    前記エア室にエアを供給可能なエア供給部とを備え、
    前記エア供給部から前記エア室に供給されたエアを前記走行面上の供給対象物に対して前記多孔質材を通じて噴射することによって供給対象物を前記走行面から浮上可能に構成し、且つ前記エア供給部からのエア供給量を調整することによって供給対象物を前記走行面上で所定方向に搬送して所定の供給先へ供給するように構成していることを特徴とするホッパ装置。
  2. 前記走行部は、前記走行面に臨み且つ供給対象物が前記走行面の搬送方向下流端以外の領域から走行面外へ飛び出ることを規制するストッパ面を有し、外部に表出する外表面のうち、前記走行面、前記エア室に臨む面、及びストッパ面のみを通気性のある通気面に設定し、他の面を通気性の無い封止面に設定したものである請求項1に記載のホッパ装置。
  3. 前記ベース部は、前記エア室と前記エア室の前方の外部空間とを仕切るベース前壁部を備え、前記ベース前壁部において前記エア室に臨む内向き面を前記走行面上における供給対象物の搬送方向に向かって傾斜させたテーパ面に設定している請求項1または2に記載のホッパ装置。
  4. 前記走行面は、供給対象物の搬送方向に直交する幅方向の中心部を窪ませた湾曲状また屈曲状の断面形状を有するものである請求項1乃至3の何れかに記載のホッパ装置。
  5. 前記走行面の搬送方向下流端が搬送方向上流端よりも相対的に低い位置となるように前記走行面を傾斜させている請求項1乃至4の何れかに記載のホッパ装置。
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