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JP2018184797A - 戸装置 - Google Patents

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JP2018184797A
JP2018184797A JP2017088073A JP2017088073A JP2018184797A JP 2018184797 A JP2018184797 A JP 2018184797A JP 2017088073 A JP2017088073 A JP 2017088073A JP 2017088073 A JP2017088073 A JP 2017088073A JP 2018184797 A JP2018184797 A JP 2018184797A
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JP2017088073A
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平井 良治
Ryoji Hirai
良治 平井
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Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
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Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
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Abstract

【課題】閉鎖位置の戸パネルの側方に透光性の付与が可能でありながらも、施工性を向上し得る戸装置を提供する。
【解決手段】戸装置1は、上枠11並びにこの上枠の両端に接合される第1縦枠14及び第2縦枠15を有した戸枠10と、透光板25及びこの透光板の四周を囲むように固定されたフレームを有した透光壁パネル20と、該透光壁パネルの幅方向一方側に形成される出入口8を開閉する戸パネル27と、を備えており、前記透光壁パネルのフレームは、前記上枠に当接される上部フレーム21と、前記第1縦枠に当接される第1側部フレーム23と、下方側の当接対象2に当接される下部フレーム22と、前記第1側部フレームよりも見込方向に沿う寸法が大とされ前記出入口を区画する中間縦枠16が一体化された第2側部フレームと、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、出入口を開閉する戸パネルを備えた戸装置に関する。
従来より、住居等の建物の出入口を開閉する引戸や折戸、開き戸等の戸パネルを備えた戸装置が知られている。
このような戸装置は、上枠、一対の縦枠及びこれら一対の縦枠間に配される中間縦枠(中方立)を備えた戸枠を設置した後に、一方の縦枠と中間縦枠との間に袖壁を構成する下地や面材を設置して施工される(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2013−142238号公報
しかしながら、上記のような戸装置では、戸枠の中間縦枠を位置決めして設置した後に、袖壁を構成する部材を位置決めして設置する必要があり、更なる改善が望まれる。また、このような戸パネルに採光のためや空間演出性の観点等から透光部や採光窓を設けたものがあるが、閉鎖位置の戸パネルの周囲に透光性を付与したい場合があった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、閉鎖位置の戸パネルの側方に透光性の付与が可能でありながらも、施工性を向上し得る戸装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る戸装置は、上枠並びにこの上枠の両端に接合される第1縦枠及び第2縦枠を有した戸枠と、透光板及びこの透光板の四周を囲むように固定されたフレームを有した透光壁パネルと、該透光壁パネルの幅方向一方側に形成される出入口を開閉する戸パネルと、を備えており、前記透光壁パネルのフレームは、前記上枠に当接される上部フレームと、前記第1縦枠に当接される第1側部フレームと、下方側の当接対象に当接される下部フレームと、前記第1側部フレームよりも見込方向に沿う寸法が大とされ前記出入口を区画する中間縦枠が一体化された第2側部フレームと、を備えていることを特徴とする。
本発明に係る戸装置は、上述のような構成としたことで、閉鎖位置の戸パネルの側方に透光性の付与が可能でありながらも、施工性を向上させることができる。
(a)、(b)は、本発明の一実施形態に係る戸装置の一例を模式的に示し、(a)は、図2におけるX−X線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図、(b)は、図2におけるY−Y線矢視に対応させた一部破断概略横断面図である。 同戸装置を設置した状態を模式的に示す概略正面図である。 (a)、(b)は、同戸装置の施工方法の一例を模式的に示し、(a)は、一部破断概略正面図、(b)は、一部破断概略分解斜視図である。 同施工方法の一例を模式的に示し、(a)は、図1(a)に対応させた一部を省略した一部破断概略縦断面図、(b)は、一部破断概略正面図である。 (a)、(b)は、本発明の他の実施形態に係る戸装置の一例を模式的に示し、(a)は、図1(a)に対応させた一部破断概略縦断面図、(b)は、図1(b)に対応させた一部破断概略横断面図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の各実施形態では、各実施形態に係る戸装置を設置した状態を基準として上下方向等の方向を説明する。
図1〜図4は、第1実施形態に係る戸装置の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る戸装置1は、図1及び図2に示すように、上枠11並びに上枠11の両端に接合される第1縦枠14及び第2縦枠15を有した戸枠10を備えている。また、戸装置1は、透光壁パネル20と、この透光壁パネル20の幅方向一方側に形成される出入口8を開閉する戸パネル27と、を備えている。また、戸装置1は、第1縦枠14と第2縦枠15との間に配設され、透光壁パネル20に一体化された中間縦枠(中方立)16を備えている。
この戸装置1は、住居等の建物の間仕切壁等の壁体3を貫通するように設けられる開口部4に設置される。開口部4は、下側が床2によって区画され、上側が上枠11の枠下地によって区画され、開口幅方向両側が両側の縦枠(第1縦枠14及び第2縦枠15)14,15の枠下地によって区画されている。
戸パネル27は、一方向(上下方向)に長尺な略矩形平板状とされている。この戸パネル27によって開閉される出入口8は、下側が床2によって区画され、上側が上枠11(本実施形態では、後記するように上枠11の下面に貼着された化粧シート7)によって区画され、開口幅方向両側が第2縦枠15及び中間縦枠16によって区画されている。本実施形態では、この出入口8の開口高を、床2から天井までの高さとしている。つまり、出入口8の下方側に向く天面と天井面とが面一状とされている。
また、本実施形態では、この出入口8を開閉する戸パネル27の戸高寸法(長さ寸法)を、天井高に応じた寸法としている。この戸パネル27の戸高寸法は、上端部及び下端部が天井及び床2に干渉しないように、天井高よりも僅かに小さい寸法としてもよい。この戸パネル27の戸高寸法は、開口高(天井高)に応じて、2400mm〜3000mm程度としてもよい。なお、開口高が天井高よりも低く、出入口8の上側に垂れ壁状の壁部等が設けられる場合には、標準的な戸高寸法、例えば、1800mm〜2100mm程度としてもよい。また、戸パネル27の戸幅寸法は、出入口8の開口幅に応じた寸法であればよく、600mm〜1200mm程度でもよい。また、戸パネル27の戸厚寸法は、20mm〜40mm程度でもよい。
また、本実施形態では、戸パネル27を、戸幅方向にスライド自在とされた引戸としている。また、戸装置1に、片引き状に開閉される一枚の戸パネル27を設けた構成としている。また、開放位置とされた戸パネル27の戸厚方向一方側に透光壁パネル20が配される構成としている。つまり、本実施形態では、透光壁パネル20は、開放位置の戸パネル27が沿わせられる袖壁として機能する。
この戸パネル27の上端部には、図1(a)及び図2に示すように、天井側に設けられる上レール12にガイドされる被ガイド部を構成するランナー28が設けられている。図例では、戸パネル27の上端部の戸幅方向両端部のそれぞれにランナー28,28を設けた例を示している。これらランナー28,28には、戸厚方向に沿う軸回りに回転する転動体(ローラー)が戸厚方向に間隔を空けて設けられている。戸パネル27は、これらランナー28,28を介して上レール12に吊下支持される上吊型とされている。
上レール12は、戸パネル27のランナー28,28をガイドするガイド溝13を下向きに開口するように設けた構成とされている。この上レール12は、全開位置と閉鎖位置とを移動する戸パネル27の上端側のガイドが可能なように、適宜の長さ寸法とされている。また、この上レール12は、上枠11に設けられた受入溝11bに嵌め込まれる構成とされている。上枠11の受入溝11bは、上枠11の下面において開口するように、上枠11の全長に亘って設けられている。本実施形態では、上枠11の受入溝11bを、上レール12の概ね全体を受入可能とした構成としている。
また、この上レール12は、ガイド溝13の溝底側を区画する天壁部とガイド溝13の溝幅方向両側を区画する両側壁部とを備えている。また、上レール12は、これら両側壁部の下端部から互いに向き合う方向に突出し、ランナー28,28に設けられた転動体を走行自在に案内支持する案内片部を備えている。また、図例では、上レール12の両側壁部の下端部からレール幅方向外側に向けて突出し、上枠11の受入溝11bの両開口縁に当接される突片部を設けた構成としている。
また、戸パネル27の下端部には、下向きに開口するガイド溝29が設けられている。このガイド溝29に、床2側に設けられ、戸パネル27の下端側をガイドする下端ガイド部材のガイドピン18が差し入れられる構成とされている。この下端ガイド部材としては、磁石を設けたガイドピン18を上下方向に出没自在に収容し、床2に埋め込まれるように配設されるマグネットガイドとしてもよい。この場合は、戸パネル27のガイド溝29に、この下端ガイド部材のガイドピン18に対応させて磁石や磁性体等を設けてもよい。戸パネル27の下端側をガイドする下端ガイド部材としては、その他、種々の構成とされたものでもよい。なお、この下端ガイド部材は、戸装置1が備えたものでもよい。
また、戸パネル27の戸先側端部の戸厚方向両側には、開閉する際に操作される引手27aが設けられている。この引手27aは、上下方向に延びる棒状(バー状)の把持部を備えた構成とされたものでもよく、戸パネル27の戸厚方向両面から凹むように設けられたものでもよい。
また、戸パネル27は、枠状芯材に表面材を貼着した構成とされたいわゆるフラッシュパネルでもよい。また、戸パネル27は、枠状芯材の中空部に、ハニカムコア(ペーパーコア)などのコア材が収納された構成とされたものでもよい。
また、図例では、戸パネル27を、その戸厚方向両面が全面に亘って平坦面状とされたものとしているが、このような態様に限られない。例えば、戸パネル27を、両側の縦框間に透光板や鏡板状板材を設けたいわゆる二方框状パネルとしたり、さらに上下の横框を設けた四方框状パネルとしたり、透光部(透光窓)やガラリ等が設けられたものとしてもよく、その他、種々の変形が可能である。
透光壁パネル20は、図1及び図2に示すように、透光板25と、この透光板25の四周を囲むように固定されたフレーム21,22,23,16と、を備えており、一方向(上下方向)に長尺な略矩形平板状とされている。この透光壁パネル20は、閉鎖位置の戸パネル27の戸幅方向一方側に配される構成とされている。この透光壁パネル20は、壁厚方向一方側に片寄らせて設置され、その壁厚方向他方側に、開放位置の戸パネル27が沿うように納められる構成とされている。
また、この透光壁パネル20のフレームは、上枠11に当接される上部フレーム21と、第1縦枠14に当接される第1側部フレーム23と、下方側の当接対象としての床2に当接される下部フレーム22と、を備えている。また、透光壁パネル20のフレームは、第1側部フレーム23よりも見込方向(壁厚方向)に沿う寸法(見込寸法)が大とされ出入口8を区画する中間縦枠16が一体化された第2側部フレームを備えている。本実施形態では、中間縦枠16自体を第2側部フレームとしている。
この透光壁パネル20のパネル高さ寸法は、床2から上枠11までの上下寸法に応じた寸法とされている。本実施形態では、後記するように、上部フレーム21が上枠11に設けられた凹溝11aに嵌め込まれる構成としている。従って、透光壁パネル20のパネル高さ寸法を、床2から上枠11までの上下寸法に凹溝11aに嵌め込まれる上部フレーム21の寸法を加えた寸法としている。
また、透光壁パネル20のパネル幅寸法は、当該戸装置1が設置される開口部4の開口幅や戸パネル27の戸幅寸法、戸パネル27の引き残しの有無等に応じて適宜の寸法としてもよい。
透光板25は、アクリルやポリカーボネート等の合成樹脂系材料や、ガラス等の透光性材料から形成されている。例えば、この透光板25を、二枚のガラス板を厚さ方向に接合した合わせガラスとしてもよい。
また、この透光板25は、略無色透明とされたものに限られず、有色透明とされたものや半透明とされたものでもよい。この透光板25としては、例えば、透明材料に着色剤が添加されて有色透明とされたものや、樹脂フィルム等が積層されて有色透明とされたものでもよい。また、この透光板25としては、スモークガラス状やすりガラス状とされたものでもよく、また、二枚の透明(透光)パネル間に、和紙等のシート材を介在させた構成とされたものでもよく、その他、種々の構成とされたものでもよい。
また、この透光板25は、全体に亘って略一様な厚さとされている。また、この透光板25の厚さ寸法は、図例では、戸パネル27の戸厚寸法よりも小とされている。この透光板25の厚さ寸法は、強度上の観点等から適宜の厚さとしてもよく、例えば、3mm〜15mm程度としてもよい。また、この透光板25のパネル高さ寸法(長さ寸法)及びパネル幅寸法は、当該透光板25が透光壁パネル20のパネル高さ方向及びパネル幅方向の概ね全体を占めるような寸法とされている。つまり、透光壁パネル20は、透光板25の四周に縁状に四周のフレーム21,22,23,16を設けた構成とされている。
四周のフレーム21,22,23,16は、透光板25の四周端部を受け入れる受入溝21a,22a,23a,16aを設けた構成とされている。これら受入溝21a,22a,23a,16aは、各フレーム21,22,23,16の略全長に亘って延びるように設けられている。また、図例では、これら受入溝21a,22a,23a,16aを、各フレーム21,22,23,16の見込方向略中央部に位置するように設けた例を示している。また、これら受入溝21a,22a,23a,16aには、透光板25の四周端部を保持するガスケット(グレイジングガスケット)26,26,26,26が嵌め込まれている。このようなガスケット26としては、断面略C字状とされたいわゆるグレイジングチャンネルやパネル厚さ方向に分離されたグレイジングビードでもよい。
また、上部フレーム21、下部フレーム22及び第1側部フレーム23は、互いに同様の構成とされており、本実施形態では、金属系材料または合成樹脂系材料から形成されたものとしている。金属系材料としては、アルミニウムやステンレス等が挙げられる。また、合成樹脂系材料としては、塩化ビニル樹脂や、その他、種々の樹脂の採用が可能であり、また、ガラス繊維や炭素繊維等の強化繊維を含んだいわゆる繊維強化樹脂でもよい。
また、これら上部フレーム21、下部フレーム22及び第1側部フレーム23の見込寸法は、互いに略同寸法とされている。これら上部フレーム21、下部フレーム22及び第1側部フレーム23の見込寸法は、透光板25の厚さや透光板25の保持性の観点や見栄え上の観点等から適宜の寸法としてもよく、例えば、10mm〜50mm程度としてもよい。また、上部フレーム21及び下部フレーム22の上下方向に沿う寸法(見付寸法)並びに第1側部フレーム23のパネル幅方向に沿う寸法(見付寸法)も概ね同様、透光板25の保持性の観点や見栄え上の観点等から適宜の寸法としてもよく、例えば、10mm〜50mm程度としてもよい。
また、図例では、これら上部フレーム21、下部フレーム22及び第1側部フレーム23の長手方向に見た断面形状を互いに略同寸同形状とした例を示しているが、互いに異なる形状としてもよい。また、これら上部フレーム21、下部フレーム22及び第1側部フレーム23に、それぞれを固定対象に固定する止具が挿通される挿通孔等を設けた構成としてもよい。
第2側部フレームを構成する中間縦枠16は、開口部4の開口高方向に長尺状とされている。この中間縦枠16は、第1側部フレーム23と略平行状に、床2から天井に至るように設けられる。また、この中間縦枠16は、開口幅方向に厚さ方向を沿わせて配される帯板状とされている。また、中間縦枠16の壁厚方向他方側となる戸パネル27に対面する側の端部に、戸パネル27の透光壁パネル20に対面する側の面に摺るように接する隙間遮蔽部材(モヘア部材)16cを設けた例を示している。
この中間縦枠16は、壁厚方向他方側に戸パネル27の移動スペースが形成されるように、壁厚方向に沿う見込寸法が両側の第1縦枠14及び第2縦枠15の見込寸法よりも小とされている。この中間縦枠16の見込寸法は、壁厚寸法や戸パネル27の開閉態様等に応じて適宜の寸法としてもよく、例えば、40mm〜100mm程度等としてもよい。また、この中間縦枠16のパネル幅方向に沿う寸法(見付寸法)は、第1縦枠14及び第2縦枠15の見付寸法よりも大とされている。この中間縦枠16の見付寸法は、例えば、20mm〜30mm程度とされた標準的な枠部材の見付寸法よりも大としてもよく、例えば、35mm〜60mm程度としてもよい。
この中間縦枠16を含む四周のフレーム21,22,23,16は、突き合わせられる端部同士がねじや釘等の止具や接着剤等によって接合されたものでもよい。本実施形態では、上下の上部フレーム21及び下部フレーム22と左右の第1側部フレーム23及び中間縦枠16とを縦勝状に接合した構成としているが(図3(b)及び図4(b)参照)、横勝状に接合した構成としてもよい。
また、本実施形態では、図3(b)に示すように、中間縦枠16の上端側に、上枠11に設けられた凹溝11aに嵌め込まれる突部16bを設けた構成としている。この突部16bは、当該中間縦枠16の上端部から上方に向けて突出するように設けられている。また、この突部16bは、中間縦枠16の上端部に接合された上部フレーム21と見込方向で一致した位置となるように設けられている。図例では、この突部16bを中間縦枠16の見込方向略中央部に設けた例を示している。
また、本実施形態では、この突部16bの見込方向に沿う寸法及び突出寸法を、上部フレーム21の見込寸法及び見付寸法と略同寸法としている。つまり、この突部16bは、パネル幅方向に見て、上部フレーム21と互いに重なり合うように設けられている。また、この突部16bの見付方向に沿う寸法は、中間縦枠16の見付寸法と同寸法とされている。
なお、この突部16bは、中間縦枠16自体の上端部に設けられたものに限られず、中間縦枠16の上端部に横勝状に接合された上部フレーム21の端部によって構成されたものでもよい。
また、中間縦枠16の上端部及び下端部に、上枠11及び床2に止着されるねじや釘等の止具の挿通孔や、止具を覆うように取り付けられる止具キャップ等を設けた構成としてもよい。
また、本実施形態では、この中間縦枠16及び戸枠10を、木質系材料から形成されたものとしている。木質系材料としては、合板やLVL(単板積層材)等の木質積層板や、パーティクルボード等の木質ボード、インシュレーションボードやMDF(中密度繊維板)等の木質繊維板などを採用するようにしてもよい。また、これら戸枠10及び中間縦枠16は、このような木質系材料を基材として、その表面側に突板や樹脂シート等の化粧シートが貼着された構成とされたものでもよい。なお、木質系材料から形成された戸枠10及び中間縦枠16としては、全体が木質系材料からなるものに限られず、大半が木質系材料から形成されたものであればよい。
戸枠10の上枠11は、開口部4の開口幅方向に長尺状とされている。この上枠11は、上下方向に厚さ方向を沿わせて配される帯板状とされている。
また、この上枠11には、透光壁パネル20の上部フレーム21が嵌め込まれる凹溝11aが設けられている。この凹溝11aは、上枠11の下方側に向く下面(見込面)において開口するように、かつ上枠11の長手方向に延びるように設けられている。また、凹溝11aは、溝長手方向に見て略方形溝状とされている。また、この凹溝11aは、上記のように壁厚方向一方側に片寄って設置される透光壁パネル20に応じた位置となるように、上枠11の壁厚方向一方側部位に設けられている。
また、この凹溝11aの溝長さ寸法は、上部フレーム21の長さ寸法(透光壁パネル20の幅寸法)に応じた寸法とされたものでもよい。本実施形態では、図3に示すように、凹溝11aを上枠11の全長に亘って設けておらず、上枠11の第1縦枠14側部位に設けた構成としている。この凹溝11aの溝長さ寸法は、透光壁パネル20の幅寸法に、後記するように施工時にパネル幅方向に沿ってスライドされる透光壁パネル20のスライド代を足し合わせた寸法としてもよい。
また、この凹溝11aのパネル厚さ方向に沿う溝幅寸法は、上部フレーム21の嵌込が可能なように、上部フレーム21の見込寸法に応じた寸法とされている。また、この凹溝11aの上下方向に沿う溝深さ寸法は、上部フレーム21の嵌込が可能なように、上部フレーム21の見付寸法に応じた寸法とされている。本実施形態では、上部フレーム21の略全体がこの凹溝11aに嵌め込まれる構成としている。なお、このような態様に代えて、上部フレーム21を、一部が下方側に露出するように凹溝11aに嵌め込まれる構成としてもよい。
また、上枠11は、両側の第1縦枠14及び第2縦枠15とによって三方枠状に枠組みされた状態で、開口部4に設置される。また、上枠11は、開口部4の下方側に向く適宜の枠下地に固定されるものでもよい。
また、三方枠を構成する上枠11と両側の第1縦枠14及び第2縦枠15とは、止具やダボ等の接合部、接着剤等によって接合されるものでもよい。これら上枠11と両側の第1縦枠14及び第2縦枠15とは、図3(a)に示すように、縦勝状に接合されるものでもよい。
また、本実施形態では、三方枠は、上枠11の下面が上枠11の見込方向両側に設けられる天井パネル6,6の下方側に向く表面と略面一状となるように設置される構成とされている。
両側の第1縦枠14及び第2縦枠15は、開口部4の開口高方向に長尺状とされている。これら第1縦枠14及び第2縦枠15は、図2に示すように、床2から天井に至るように設けられる。本実施形態では、上記のように上枠11が天井パネル6,6間に言わば埋込状に設けられるので、これら両側の第1縦枠14と第2縦枠15とによって言わば二方枠状の外観を呈する。また、これら第1縦枠14及び第2縦枠15は、開口幅方向に厚さ方向を沿わせて配される帯板状とされている。また、これら第1縦枠14及び第2縦枠15は、開口部4の開口幅方向中央側に向く適宜の枠下地に固定されるものでもよい。
また、これら第1縦枠14及び第2縦枠15の壁厚方向他方側部位には、図1(b)に示すように、戸パネル27の戸幅方向の各端部を受け入れる戸じゃくり溝14c,15bが互いに向き合う方向に向けて開口するように設けられている。
第1縦枠14には、透光壁パネル20の第1側部フレーム23が嵌め込まれる凹溝14aが設けられている。この凹溝14aは、第1縦枠14の開口幅方向中央側に向く内側面(見込面)において開口するように、かつ第1縦枠14の長手方向に延びるように設けられている。この凹溝14aは、見込方向で上枠11の凹溝11aに略一致した位置となるように設けられている。また、この凹溝14aは、第1縦枠14の全長に亘って設けられている。
また、この凹溝14aは、上枠11の凹溝11aと同様、溝長手方向に見て略方形溝状とされ、溝幅寸法及び溝深さ寸法が第1側部フレーム23の嵌込が可能なように、第1側部フレーム23の見込寸法及び見付寸法に応じた寸法とされている。本実施形態では、上記同様、第1側部フレーム23の略全体がこの凹溝14aに嵌め込まれる構成としているが、第1側部フレーム23を、一部が開口幅方向中央側に露出するように凹溝14aに嵌め込まれる構成としてもよい。
また、本実施形態では、これら第1縦枠14及び第2縦枠15の見込方向両端部に、額縁部材17,17,17,17の係合片部を受け入れる受入溝14b,14b,15a,15aを設けた構成としている。つまり、本実施形態では、これら第1縦枠14及び第2縦枠15を、ケーシング枠状としている。これら受入溝14b,14b,15a,15aは、見込方向外側に向けて開口し、各縦枠14,15の長手方向に延びるように全長に亘って設けられている。額縁部材17,17,17,17は、互いに同様の構成とされている。なお、これら額縁部材17,17,17,17の具体的構成の一例を、一つの額縁部材17を例にとって説明する。
額縁部材17は、壁厚方向に厚さ方向を沿わせて配される平板状部の壁幅方向(開口部4の開口幅方向に沿う方向)両側の各端部から壁芯に向けて突出するように設けられた係合片部及び当接片部を備えている。この額縁部材17は、係合片部が受入溝14b,14b,15a,15aに受け入れられ、当接片部が壁体3の壁面に当接されて設置される。この額縁部材17は、止具や接着剤等によって固定されるものでもよい。
また、本実施形態では、この額縁部材17を、壁幅方向に沿う見付寸法が比較的に大とされた幅広状とされたものとしている。この額縁部材17の見付寸法は、標準的な見付寸法(例えば、30mm前後)よりも幅広状とされたものでもよく、例えば、40mm〜100mm程度でもよい。
なお、額縁部材17,17,17,17は、互いに同様の構成とされたものに限られず、例えば、壁厚等に応じて、壁厚方向一方側の額縁部材17,17の係合片部の壁厚方向に沿う寸法が他方側よりも大とされたようなものでもよい。また、これら額縁部材17は、上記同様な木質系材料から形成されたものでもよい。
また、第1縦枠14及び第2縦枠15を、このような額縁部材17が設けられるケーシング枠状とした態様に代えて、固定枠状とした態様としてもよい。さらには、これら第1縦枠14及び第2縦枠15が壁体3の壁面を構成する壁クロス(壁紙)等の化粧シートによって一連状に覆われる構成とされたものでもよい。
次に、本実施形態に係る戸装置1の施工方法の一例について説明する。
同施工方法は、図3(a)に示すように、上枠11の両端に第1縦枠14及び第2縦枠15が接合された三方枠を開口部4に設置する工程を備えている。また、この三方枠は、上記のように、上枠11の下面が上枠11の見込方向両側に設けられる天井パネル6,6の表面と略面一状となるように設置される(図4(a)参照)。
また、同施工方法は、図4に示すように、透光壁パネル20の上部フレーム21を上枠11に当接させ、下部フレーム22を床2に当接させ、第1側部フレーム23を第1縦枠14に当接させて透光壁パネル20を設置する工程を備えている。
本実施形態では、図3(b)に示すように、上枠11の凹溝11aに、透光壁パネル20の上部フレーム21を嵌め入れるようにしている。この際、図4(a)に示すように、透光壁パネル20を、斜め状にして上部フレーム21を上枠11の凹溝11aに嵌め入れ、起立させる。そして、図4(b)に示すように、上部フレーム21を上枠11の凹溝11aに仮保持させた状態で、透光壁パネル20を第1縦枠14側にスライドさせるように移動させ、第1側部フレーム23を、第1縦枠14の凹溝14aに嵌め入れる。これにより、透光壁パネル20は、上端側の上部フレーム21が上枠11に仮保持され、パネル幅方向一方側の第1側部フレーム23が第1縦枠14に仮保持された状態となる。
そして、上部フレーム21、下部フレーム22及び第1側部フレーム23を適宜、固定対象に止具等によって固定し、中間縦枠16の上端部を上枠11に固定し、中間縦枠16の下端部を床2に固定するようにしてもよい。
これにより、開口部4に設置された三方枠内の開口幅方向一方側には透光壁パネル20が設置され、三方枠内の開口幅方向他方側には戸パネル27によって開閉される出入口8が区画形成される。なお、上記のように透光壁パネル20を第1縦枠14側にスライドさせた後に出入口8側において露出する上枠11の凹溝11aの端部を、適宜の充填材やキャップ等によって覆うようにしてもよい。
また、両側の第1縦枠14及び第2縦枠15に、額縁部材17,17,17,17を取り付ける。また、上枠11の下面と略面一状に設けられた上枠11の見込方向両側の天井パネル6,6の表面及び上枠11の下面に一連状に化粧シート7,7を貼着する。この化粧シート7,7は、合成樹脂シートや、壁クロス等でもよい。これら両側の化粧シート7,7は、出入口8側では、上レール12の両側の突片部に突き付けるように貼着されたものでもよい。また、これら両側の化粧シート7,7は、透光壁パネル20側では、透光壁パネル20及び上レール12の一方の突片部に突き付けるように貼着されたものでもよい。また、透光壁パネル20と上レール12の他方の突片部との間において露出する上枠11の下面を覆うように化粧シート7を貼着するようにしてもよい。また、上枠11の見込方向両側の天井パネル6,6の上枠側端部は、上枠11の枠下地の見込方向両側に設けられた野縁等の天井下地5,5に固定するようにしてもよい。
また、適宜、戸パネル27を建て付けるようにしてもよい。
上記のように施工された戸装置取付構造は、図1及び図2に示すように、開口部4の開口幅方向一方側に透光壁パネル20が設置され、他方側に閉鎖位置の戸パネル27が設置された状態となる。また、これら透光壁パネル20及び戸パネル27が床2から天井面に概ね至るように設けられた状態となる。また、略面一状とされた上枠11の下面及びその見込方向両側の天井パネル6,6の表面に、一連状に化粧シート7,7が貼着された状態となる。このような構成とすれば、上枠11が目立ち難くなり、また、戸パネル27及び透光壁パネル20が床2から天井に略至る高さとなり、上枠11の上方側に垂れ壁等を設けたものと比べて、縦方向に長尺状のすっきりとした外観を呈することができる。なお、このような態様に代えて、上枠11の上方側に垂れ壁状の壁部を設けた構造等としてもよい。また、上記施工手順は、一例に過ぎず、各部材の機能を阻害しない限りにおいて別手順で行うようにしてもよく、その他、種々の変形が可能である。
本実施形態に係る戸装置1は、上述のような構成としたことで、閉鎖位置の戸パネル27の側方に透光性の付与が可能でありながらも、施工性を向上させることができる。
つまり、戸装置1は、透光壁パネル20と、この透光壁パネル20の幅方向一方側の出入口8を開閉する戸パネル27と、を備えている。従って、閉鎖位置の戸パネル27の側方における採光性や空間演出性を向上させることができる。
また、透光壁パネル20に、第1側部フレーム23よりも見込寸法が大とされ出入口8を区画する中間縦枠16が一体化された第2側部フレームを設けた構成としている。従って、上枠11、第1縦枠14及び第2縦枠15を有した戸枠10を設置した後に、透光壁パネル20を位置決めして設置すれば、中間縦枠16が透光壁パネル20とともに設置されることとなる。これにより、長尺な中間縦枠及び壁パネルのそれぞれを垂直となるように個別に位置決めする必要がなく、施工性を向上させることができる。
また、本実施形態では、下部フレーム22の当接対象を床2としているので、下枠に固定したり、戸パネル27の下方側に下枠が設けられるものと比べて、戸パネル27及び透光壁パネル20の下方側の見栄えを向上させることができる。なお、下部フレーム22の当接対象としての床2上に下部フレーム22を仮保持するベース部材を設けた構成としてもよい。例えば、下部フレーム22または下部フレーム22に設けられた突部を受け入れる凹部を設けたベース部材を設けたり、下部フレーム22に設けられた凹部に嵌め込まれる突部を構成するベース部材を設けたりしてもよい。
また、本実施形態では、上枠11に、透光壁パネル20の上部フレーム21が嵌め込まれる凹溝11aを設けた構成としている。従って、透光壁パネル20の上部フレーム21を上枠11の凹溝11aに嵌め込んで仮保持させることができる。また、仮保持させた状態で、透光壁パネル20を第1縦枠14側にスライドさせて設置することができ、透光壁パネル20の施工性をより向上させることができる。また、透光壁パネル20の上部フレーム21を目立ち難くすることができ、上部フレーム21を見栄え良く納めることができる。また、本実施形態では、上枠11の凹溝11aを、上部フレーム21の略全体を収容可能な構成としているので、上部フレーム21をより目立ち難くすることができる。なお、このような態様に代えて、上部フレーム21に上枠11の凹溝11aに嵌め込まれる突部を設けた構成としてもよく、さらには、上枠11に上部フレーム21を仮保持する凹溝11aを設けていない構成としてもよい。この場合は、上部フレーム21または上部フレーム21に設けられた突部を受け入れる凹部を設けたベース部材を上枠11に設けたり、上部フレーム21に設けられた凹部に嵌め込まれる突部を構成するベース部材を上枠11に設けたりしてもよい。
また、本実施形態では、中間縦枠16の上端側に、上枠11の凹溝11aに嵌め込まれる突部16bを設けた構成としている。従って、中間縦枠16の上端側に突部16bを設けていないものと比べて、中間縦枠16の上端面と上枠11の下面との間に隙間が生じた場合にも、この隙間からの光漏れ等を防止することができ、この隙間を目立ち難くすることができる。なお、このような突部16bを中間縦枠16の上端側に設けていない構成としてもよい。この場合は、透光壁パネル20を第1縦枠14側にスライドさせて第1側部フレーム23を第1縦枠14の凹溝14aに嵌め込んだ状態で、上枠11の凹溝11aの端部が中間縦枠16によって覆われる構成とされたものでもよい。
また、本実施形態では、中間縦枠16自体を透光壁パネル20の第2側部フレームとしている。従って、別体とされた第2側部フレームに対して中間縦枠16が固定されて一体化されたものと比べて、第2側部フレームが目立つようなことがなく、また、部品点数を削減することができる。
また、本実施形態では、第1縦枠14に、透光壁パネル20の第1側部フレーム23が嵌め込まれる凹溝14aを設けた構成としている。従って、第1縦枠14の凹溝14aに、透光壁パネル20の第1側部フレーム23を嵌め込んで透光壁パネル20を設置することができ、透光壁パネル20の施工性をより向上させることができる。また、第1側部フレーム23を目立ち難くすることができ、第1側部フレーム23を見栄え良く納めることができる。また、本実施形態では、上記同様、第1縦枠14の凹溝14aを、第1側部フレーム23の略全体を収容可能な構成としているので、第1側部フレーム23をより目立ち難くすることができる。なお、このような態様に代えて、第1側部フレーム23に第1縦枠14の凹溝14aに嵌め込まれる突部を設けた構成としてもよく、さらには、第1縦枠14に第1側部フレーム23を仮保持する凹溝14aを設けていない構成としてもよい。この場合は、第1側部フレーム23を、第1縦枠14の見込面に当接させて設置したり、見込面との間に隙間遮蔽部材を介在させて設置したりしてもよい。
また、本実施形態では、透光壁パネル20の上部フレーム21、下部フレーム22及び第1側部フレーム23を、金属系材料または合成樹脂系材料から形成されたものとし、中間縦枠16及び戸枠10を、木質系材料から形成されたものとしている。従って、透光板25の少なくとも三方を囲むフレーム21,22,23の強度の確保が可能でありながらも、透光壁パネル20の周囲を木質感のあるものにすることができ、建物内の間仕切壁の開口部に設置される内装用として好適なものとなる。特に、上部フレーム21及び第1側部フレーム23が上枠11及び第1縦枠14の凹溝11a,14aに嵌め込まれ、中間縦枠16自体が第2側部フレームを構成しているので、上部フレーム21及び左右の側部フレーム23が目立ち難くなる。これにより、透光板25の周囲近傍に木質系材料から形成された枠部材(上枠11、第1縦枠14及び中間縦枠16)が設けられることとなり、透光板25が木製枠に嵌め込まれたような外観を呈することができる。
次に、本発明に係る他の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
なお、以下の実施形態では、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
図5は、第2実施形態に係る戸装置の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る戸装置1Aは、図5に示すように、下枠19を備えている。つまり、戸枠10Aを、四方枠状としている。また、上記第1実施形態では、戸パネル27を上吊型でスライド自在とした例を示したが、本実施形態では、戸パネル27Aを下荷重型でスライド自在としている。
下枠19は、開口部4の開口幅方向に長尺状とされている。この下枠19は、上下方向に厚さ方向を沿わせて配される帯板状とされている。また、この下枠19には、下端ガイド部材に代えて、下レール18Aが埋込状に設けられている。下枠19には、この下レール18Aを受け入れる凹溝19aが上方に向けて開口するように、かつ下枠19の長手方向に延びるように設けられている。また、この凹溝19aは、下枠19の壁厚方向他方側部位に設けられている。なお、図例では、下枠19の見込寸法を上枠11Aの見込寸法と略同寸法とした例を示しているが、上枠11Aよりも小としたり、大としたりしてもよい。
下レール18Aは、戸パネル27Aの下端部に設けられた戸車29Aを走行自在にガイドするガイド溝を上向きに開口するように設けた構成とされている。
また、本実施形態では、上枠11Aに、戸パネル27Aの上端部28Aを受け入れてガイドするガイド溝13Aを設けた構成としている。図例では、このガイド溝13Aを、上枠11Aに設けられた受入溝11Abに嵌め込まれる溝部材12Aによって区画した例を示している。
また、本実施形態では、透光壁パネル20Aの第2側部フレーム24を、別体とされた中間縦枠16Aが固定一体化された構成としている。
第2側部フレーム24には、上記同様、透光板25の端部を受け入れる受入溝24aが長手方向に延びるように設けられている。また、この受入溝24aには、上記同様、ガスケット26が嵌め込まれている。また、この第2側部フレーム24は、上記同様な金属系材料または合成樹脂系材料から形成されたものとしてもよい。また、この第2側部フレーム24の見込寸法及び見付寸法は、第1側部フレーム23の見込寸法及び見付寸法と略同寸法とされている。
中間縦枠16Aには、透光板25の端部を受け入れる受入溝に代えて、第2側部フレーム24が嵌め込まれる凹溝16Aaが設けられている。本実施形態では、この凹溝16Aaを、第2側部フレーム24の略全体を嵌込可能としているが、第2側部フレーム24の一部が第1縦枠14側に露出するように嵌込可能な構成としてもよい。また、この中間縦枠16Aと第2側部フレーム24とは、適宜の接着剤や止具によって互いに固定されたものでもよい。
上記構成とされた本実施形態に係る戸装置1Aも、上記第1実施形態において説明した施工方法と概ね同様にして施工可能である。本実施形態では、四方枠状に枠組みされた戸枠10Aを設置した後に、透光壁パネル20Aを設置するようにしてもよい。また、本実施形態に係る戸装置1Aにおいても、上記第1実施形態と概ね同様の効果を奏する。
なお、下枠19に、透光壁パネル20Aの下部フレーム22が嵌め込まれる凹溝を設けた構成としてもよい。この場合は、透光壁パネル20Aを、上部フレーム21が上枠11Aの凹溝11aに嵌め込まれた状態で、下部フレーム22を下枠19の凹溝に嵌め入れてけんどん状に建て付けられる構成としてもよい。また、この場合は、上枠11Aの凹溝11aの溝深さ寸法等を適宜、変形すればよい。
また、上記各実施形態に係る戸装置1,1Aの互いに異なる構成を、適宜、組み替えたり、組み合わせたりして適用するようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、戸装置1,1Aを、片引き状に配される一枚の戸パネル27,27Aを備えた構成としているが、引き違い状に配される複数枚の戸パネル27,27Aを備えた構成としてもよい。また、両引き状(引き分け状)に配される複数枚の戸パネル27,27Aを備えた構成としてもよい。この場合は、第2縦枠15側にも透光壁パネル20,20Aを設けた構成としてもよい。つまり、開口幅方向両側に袖壁として配される透光壁パネル20,20Aを備えた構成としてもよい。
また、戸パネル27,27Aを、引戸を構成するものとした態様に代えて、二枚の戸体を折畳及び展開自在に連結した折戸を構成するものとしたり、上下方向に沿う軸回りに回転自在とされた開き戸を構成するものとしたりしてもよい。戸パネル27,27Aを、開き戸を構成するものとした場合には、第2縦枠15または中間縦枠16,16Aに蝶番等の回転連結部材を介して戸パネル27,27Aを回転自在に連結した構成等としてもよい。また、この場合は、上枠11,11Aや第2縦枠15、中間縦枠16,16A等に戸当たり部材の取付溝を設けた構成等としてもよい。
上記各実施形態に係る戸装置1,1Aの各部の具体的な構成は、上記したような構成に限られず、その他、種々の変形が可能である。
1,1A 戸装置
10,10A 戸枠
11,11A 上枠
11a 凹溝
14 第1縦枠
15 第2縦枠
16 中間縦枠(第2側部フレーム)
16A 中間縦枠
16b 突部
20,20A 透光壁パネル
21 上部フレーム
22 下部フレーム
23 第1側部フレーム
24 第2側部フレーム
25 透光板
27,27A 戸パネル
8 出入口

Claims (4)

  1. 上枠並びにこの上枠の両端に接合される第1縦枠及び第2縦枠を有した戸枠と、透光板及びこの透光板の四周を囲むように固定されたフレームを有した透光壁パネルと、該透光壁パネルの幅方向一方側に形成される出入口を開閉する戸パネルと、を備えており、
    前記透光壁パネルのフレームは、前記上枠に当接される上部フレームと、前記第1縦枠に当接される第1側部フレームと、下方側の当接対象に当接される下部フレームと、前記第1側部フレームよりも見込方向に沿う寸法が大とされ前記出入口を区画する中間縦枠が一体化された第2側部フレームと、を備えていることを特徴とする戸装置。
  2. 請求項1において、
    前記上枠には、前記透光壁パネルの上部フレームが嵌め込まれる凹溝が設けられていることを特徴とする戸装置。
  3. 請求項2において、
    前記中間縦枠の上端側には、前記上枠の凹溝に嵌め込まれる突部が設けられていることを特徴とする戸装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、
    前記透光壁パネルの上部フレーム、第1側部フレーム及び下部フレームは、金属系材料または合成樹脂系材料から形成され、前記中間縦枠及び前記戸枠は、木質系材料から形成されていることを特徴とする戸装置。
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