JP2018180201A - ホログラム記録装置およびホログラム製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
このようなホログラムプリンタは、要素ホログラム(セル)を、上下左右に移動させながらセル単位で干渉縞を記録し、最終的に1枚の大きなホログラムを生成する。
また、このホログラムプリンタは、微小なセルを露光できるレーザパワーがあればよい。さらに、このホログラムプリンタは、物体光をコンピュータから空間光変調器(Spatial Light Modulator:SLM)へデジタルデータとして送出するだけで、SLMとセルとの距離は通常一定であるため、振動の影響を受けにくく、高度な制振が不要である。
フリンジプリンタは、コンピュータ内で予め干渉縞を計算によって求め、その干渉縞をSLMに表示し、縮小投影することで、ホログラム記録媒体に干渉縞を記録する。
一方、波面プリンタは、コンピュータ内で生成した3次元デジタルデータ(ホログラムデータ)をSLMにより再生し、得られた複素振幅分布(物体光)と、別の経路でホログラム面まで導かれた物体光と可干渉な光(参照光)との干渉縞をホログラム記録媒体に記録する(特許文献1等)。
この波面プリンタは、ホログラム記録媒体の厚さ方向にも干渉縞を記録するため、再生時には波長選択制を持たせるなど、フリンジプリンタでは実現できない機能を実装することもできる点で優れている。
しかし、アナログホログラムは、屋内における観賞用途等におけるホログラムの照明にハロゲンランプ(点光源)を照明光として用いることが一般的に行われている。
そのため、従来の波面プリンタで記録したホログラムは、平行光以外の通常使用される光源(例えば、点光源)の光では、物体光の再現性が悪くなるという問題がある。
そして、ホログラム記録装置は、セルデータ表示手段によって、セルの移動に同期して、セルに対応する予め生成したホログラムデータを第1空間光変調手段に表示する。これにより、ホログラム記録装置は、コヒーレント光から分離された一方の光によりセル単位で物体光を変調することができる。
これによって、ホログラム記録装置は、ホログラム全体で同一の平行光となる参照光を用いずに、ホログラム再生時における光源の位置に対応したセルごとに異なる参照光を用いてホログラムを生成することができる。
また、ホログラム記録装置は、同一のセルに視野角の異なる物体光を照射し、重畳して干渉縞を記録することとしてもよい。
また、第2空間光変調制御手段は、光源の相対位置方向に移動させたミラーから書き込み対象のセル方向に、コヒーレント光から分離された他方の光を反射させることで、参照光を生成することとしてもよい。
そして、ホログラム製造方法は、セルデータ表示工程として、制御手段により、セルの移動に同期して、セルに対応するホログラムデータを第1空間光変調手段に表示する。これによって、コヒーレント光から分離された一方の光によりセル単位で物体光を変調する。
そして、ホログラム製造方法は、第2空間光変調制御工程として、制御手段により、セルの移動に同期して、ホログラム再生時における光源の位置を参照光の相対位置として、コヒーレント光から分離された他方の光の位相を変調して参照光を生成するように第2空間光変調手段を制御する。
これによって、ホログラム製造方法は、セル単位で、相対的に照射方向の異なる参照光を用いて、ホログラムを製造することができる。
本発明によれば、ホログラム再生時の光源に応じたセル単位で異なる参照光をホログラム記録媒体に照射して、ホログラムを生成することができる。
これによって、本発明は、ホログラム再生時において物体光の再現性を高めたホログラムを生成することができる。
[ホログラム記録装置の構成]
図1を参照して、本発明の第1実施形態に係るホログラム記録装置1の構成について説明する。
このコヒーレント光源10は、コヒーレント光を光源分離手段11に出射する。ここでは、コヒーレント光源10は、ホログラム記録制御装置20の制御によって、コヒーレント光の出射のON/OFFが制御される。例えば、コヒーレント光源10は、内部または出射口近傍にシャッタ(例えば、光シャッタ)を備え、ホログラム記録制御装置20の指示により、コヒーレント光の出射のON/OFFを行う。
ここでは、光源分離手段11は、コヒーレント光源10から入射した光を、物体光を生成するための光として、ミラー(ミラー121,ハーフミラー13)を経由して、第1空間光変調手段14に照射し、参照光となる光として、ミラー(ミラー122)を経由して、第2空間光変調手段17に照射する。
この第1空間光変調手段14は、ホログラム記録制御装置20から入力したホログラムデータをページデータとして表示し、ハーフミラー13から照射される光によって変調された光(複素振幅分布)を物体光として出射する。
なお、素子を液晶とするSLM14を用いることで、光の位相分布または強度分布を変調することができ、素子をDMD(Digital Mirror Device)とするSLM14を用いることで、光の強度分布を変調することができる。
この不要光除去手段15は、レンズ150と、遮蔽板151と、レンズ152と、で構成される。なお、レンズ150,152は、同じ焦点距離fとする。また、レンズ150は、SLM14から焦点距離fだけ離間した位置に配置され、レンズ150と遮蔽板151との距離、および、遮蔽板151とレンズ152との距離は、焦点距離fとする。
遮蔽板151は、不要光を除去するもので、ハーフゾーンプレート処理を行うための、物体光の半分を遮蔽するマスクである。
レンズ152は、遮蔽板151を通過した物体光のフーリエ変換像(周波数分布)を物体光(実面での分布)に変換するもので、例えば、凸レンズである。このレンズ152の後段でレンズ152の焦点距離fだけ離れた位置に物体光があらわれることになる。
この不要光除去手段15で不要光が除去された物体光は、結像手段16に出射される。
そして、ホログラム記録制御装置20は、セルEHに対応するホログラムデータをSLM14に表示し、コヒーレント光源10のシャッタを開けることで、物体光および参照光を発生させ、セルEHに干渉縞を記録する。
図2に示すように、ホログラム記録制御装置20は、光源制御手段21と、セルデータ表示手段22と、第2空間光変調制御手段23と、セル位置制御手段24と、同期手段25と、を備える。
これによって、ホログラム記録制御装置20は、ホログラム記録媒体Hの書き込み対象のセルEHに干渉縞を記録するときだけ、レーザ光を照射させることができる。
これによって、ホログラム記録制御装置20は、書き込み対象のセルEHに対応する物体光を発生させるホログラムデータをSLM14に出力することができる。
すなわち、ミラー駆動手段231は、書き込み対象のセルEHに対して、ミラー170が、参照光の入射角度方向の位置となるように、ミラー移動手段172を駆動し、さらに、ミラー170が、レーザ光の反射光の角度を、参照光の角度となるように、回転機構171を駆動する。なお、ミラー駆動手段231は、ミラー170の駆動を完了した後、駆動完了を同期手段25に通知する。
このセル位置制御手段24は、同期手段25から指定されたセルEHを、基準位置に配置するように、記録媒体移動手段18を駆動制御し、駆動を完了した後、駆動完了を同期手段25に通知する。
また、同期手段25は、セルEHの移動に同期して、第2空間光変調制御手段23に対して、書き込み対象となるセルEHへの参照光の角度を演算し、ミラー170を駆動するように指示する。
また、同期手段25は、セルEHの移動に同期して、セルデータ表示手段22に対して、書き込み対象となるセルEHへのホログラムデータの表示を指示する。
これによって、ホログラム記録制御装置20は、ホログラム記録媒体Hのセルごとに、点光源の位置から参照光を照射して、干渉縞を記録するように、ホログラム記録装置1を制御することができる。
図3に示すように、ホログラム記録媒体Hが、XYZ座標系のXY平面上で駆動され、書き込み対象のセルEHの中心が座標原点に存在しているとする。また、ミラー170は、Z座標がZ1で、XY平面と平行なxyz座標系のxy平面上で駆動されるものとする。このとき、参照光角度演算手段230は、XYZ座標原点から点光源Lの位置に対する水平角θV、仰伏角θHを演算する。
そして、ミラー駆動手段231は、XYZ座標原点から水平角θV、仰伏角θHに対応する位置(x1,y1)にミラー170を移動させる。さらに、ミラー駆動手段231は、ミラー170からのレーザ光の反射光が、セルEHの中心(XYZ座標原点)方向に反射するように、ミラー170の角度を制御する。
これによって、ホログラム記録装置1は、セルEHごとに、点光源から参照光を照射した干渉縞を記録することができる。
これによって、ホログラム記録装置1で生成されたホログラムは、ホログラム生成時の相対位置と同じ位置に照明を点光源として配置することで、元の物体光を精度よく再現することができる。
次に、図4を参照(構成については、適宜図1,図2参照)して、本発明の第1実施形態に係るホログラム記録装置1の動作(ホログラム製造方法)について説明する。なお、ここでは、予め第2空間光変調制御手段23に、点光源の位置を示す光源情報が設定されているものとする。
ここで、すべてのセルEHへの記録が完了していない場合(No)、ホログラム記録装置1は、ステップS1に戻って、動作を継続する。一方、すべてのセルEHへの記録が完了した場合(Yes)、ホログラム記録装置1は、動作を終了する。
以上の動作によって、ホログラム記録装置1は、既知の照明位置を点光源とした参照光を疑似的な球面波として、ホログラム記録を行うことができる。
[ホログラム記録装置の構成]
図5を参照して、本発明の第2実施形態に係るホログラム記録装置1Bの構成について説明する。ホログラム記録装置1(図1)は、第2空間光変調手段17によって、セル単位では平行光である疑似的な球面波を参照光とするものであった。しかし、ホログラム記録装置1Bは、セルEHに対しても球面波等の平行光以外の光を参照光として干渉縞を記録するものである。
ハーフミラー132、結像手段162、第2空間光変調手段17Bおよびホログラム記録制御装置20B以外の構成は、図1で説明したホログラム記録装置1と同じ構成であるため説明を省略する。
この第2空間光変調手段17Bは、ホログラム記録制御装置20から入力した複素振幅分布のページデータを表示し、ハーフミラー132から入射される光によって変調された光(複素振幅分布)を参照光として出射する。
ホログラム記録制御装置20Bにおける第2空間光変調手段17Bの制御以外の機能は、ホログラム記録制御装置20(図1)と同じである。
図6に示すように、ホログラム記録制御装置20Bは、光源制御手段21と、セルデータ表示手段22と、第2空間光変調制御手段23Bと、セル位置制御手段24と、同期手段25Bと、を備える。第2空間光変調制御手段23Bおよび同期手段25B以外の構成は、図2で説明したホログラム記録制御装置20の構成と同じ構成であるため説明を省略する。
具体的に、図7を参照して、複素振幅分布演算手段232の演算手法について説明する。図7に示すように、ホログラム記録媒体Hのxy座標系と点光源Lが存在するxy座標系とが同一座標系で距離dだけ離れているものとする。また、g(x1,y1)を点光源Lの振幅と位相を複素数で表したものとする。また、波長をλ、虚数単位をjとする。
この場合、ホログラム上の参照光の波面である書き込み対象のセルEHの複素振幅分布u(x2,y2)は、回折のフレネル(Fresnel)近似により、以下の式(1)で表すことができる。
ただし、フレネル近似は、使用できる領域に制限があることが知られており、距離dに応じて、複素振幅分布u(x2,y2)の演算手法を代えることが好ましい。
具体的には、フレネル近似を用いる場合、距離dが近い方については、g(x1,y1)のホログラム面での分布範囲の矩形となるセルEHの開口の一辺Dが、以下の式(2)を満たしている必要がある。
一方、距離dが遠い方については、g(x1,y1)のホログラム面での分布範囲の矩形となるセルEHの開口の一辺Dが、以下の式(3)を満たしている必要がある。
これによって、複素振幅分布演算手段232は、点光源(電球)以外にも、線光源(蛍光灯)、複数の点光源(多灯の電球)等による参照光を再現することができる。
この複素振幅分布演算手段232は、演算した複素振幅分布を複素振幅分布表示手段233に出力する。
同期手段25Bは、セルEHの移動に同期して、第2空間光変調制御手段23Bに対して、書き込み対象となるセルEHへの参照光の複素振幅分布を演算し、第2空間光変調手段17Bに出力するように指示する。
このように、ホログラム記録制御装置20Bは、ホログラム記録媒体Hのセルごとに、光源情報に基づく光源の位置から参照光を照射して、干渉縞を記録するように、ホログラム記録装置1Bを制御することができる。
これによって、ホログラム記録装置1Bで生成されたホログラムは、ホログラム生成時の相対位置と同じ位置に照明を1以上配置することで、元の物体光を精度よく再現することができる。
次に、図8を参照(構成については、適宜図5,図6参照)して、本発明の第2実施形態に係るホログラム記録装置1Bの動作(ホログラム製造方法)について説明する。なお、ここでは、予め第2空間光変調制御手段23Bに、1つ以上の点光源の位置を示す光源情報が設定されているものとする。
ここで、ステップS1,S2,S5,S6の動作は、図4で説明したホログラム記録装置1の動作と同じであるため、説明を省略する。
以降の動作は、図4で説明したホログラム記録装置1の動作と同じである
以上の動作によって、ホログラム記録装置1Bは、既知の1以上の照明位置からの参照光となる波面を発生させて、ホログラム記録を行うことができる。
[ホログラム記録装置の構成]
図9を参照して、本発明の第3実施形態に係るホログラム記録装置1Cの構成について説明する。ホログラム記録装置1B(図5)は、1つのセルEHに対して1回の記録を行うものであった。これに対し、ホログラム記録装置1Cは、セルEHに対して複数の入射角(位相分布)を持つ参照光を用いてホログラムを記録するものである。
図8に示すように、ホログラム記録装置1Cは、ホログラム記録装置1B(図5)と比べて、ホログラム記録制御装置20Cの構成が異なるだけである。
そこで、ここでは、ホログラム記録制御装置(制御手段)20Cについてのみ説明する。
このとき、ホログラムデータとして、視野角が異なるホログラムデータを準備しておく。例えば、30°ごとにずれた視野角のホログラムデータを3つ予め生成しておく。
そして、セルデータ表示手段22Cは、同期手段25Cからの指示により、書き込み対象のセルEHに対応する視野角の異なるホログラムデータを順次外部から入力し、第1空間光変調手段(SLM)14に出力する。
同期手段25Cは、1つのセルEHに対して、複数回の書き込みを行うように、セルデータ表示手段22Cおよび第2空間光変調制御手段23を制御する。
すなわち、同期手段25Cは、セルデータ表示手段22Cに対して、1つの視野角のホログラムデータの表示を指示し、第2空間光変調制御手段23に対して、複素振幅分布の表示を指示する。そして、同期手段25Cは、1つのセルEHに対して、ある視野角のホログラムデータである物体光と、参照光とによるホログラム記録を視野角ごとに行う。
これによって、ホログラム記録制御装置20Cは、1つのセルEHに、異なる視野角の物体光と参照光とを照射し、干渉縞を重畳して記録することができる。
なお、ホログラム記録装置1Cの動作(ホログラム製造方法)は、1つのセルEHに多重記録を行うこと以外、図8で説明したホログラム記録装置1B(図5)と同様であるため、説明を省略する。
ここでは、物体光をセルEHに導く手段として結像手段16(161)を備える構成とした。しかし、SLM14の画素サイズが、コヒーレント光源10の波長と比べて数倍〜数十倍程度大きい場合、結像手段16(161)を、図11に示す焦点距離が異なる2つの結像手段(凸レンズ)31,32で構成される縮小光学系30に置き換えることができる。
これによって、縮小光学系30は、SLM14の画素サイズを、セルEHの面上で等価的にf1:f2の割合で縮小することができる。
10 コヒーレント光源
11 光源分離手段
12 ミラー
13 ハーフミラー
14 第1空間光変調手段(SLM)
15 不要光除去手段
16 結像手段
17 第2空間光変調手段
170 ミラー
171 回転機構
172 ミラー移動機構
18 記録媒体移動手段
20 ホログラム記録制御装置(制御手段)
21 光源制御手段
22 セルデータ表示手段
23 第2空間光変調制御手段
230 参照角度演算手段
231 ミラー駆動手段
232 複素振幅分布演算手段
233 複素振幅分布表示手段
24 セル位置制御手段
25 同期手段
Claims (5)
- 干渉縞をセル単位でホログラム記録媒体に記録するホログラム記録装置であって、
コヒーレント光を発光するコヒーレント光源と、前記コヒーレント光を2つの光路に分離する光源分離手段と、分離された一方の光により物体光を変調する第1空間光変調手段と、分離された他方の光により参照光を変調する第2空間光変調手段と、書き込み対象となるセルを前記物体光および前記参照光の照射位置に移動する記録媒体移動手段と、制御手段と、を備え、
前記制御手段は、
前記書き込み対象となるセルを、前記照射位置に移動するように前記記録媒体移動手段を制御するセル位置制御手段と、
前記セルの移動に同期して、前記セルに対応するホログラムデータを前記第1空間光変調手段に表示するセルデータ表示手段と、
前記セルの移動に同期して、ホログラム再生時における光源の位置を前記参照光の相対位置として、前記他方の光の位相を変調して前記参照光を生成するように前記第2空間光変調手段を制御する第2空間光変調制御手段と、
を備えることを特徴とするホログラム記録装置。 - 前記第2空間光変調手段は、前記参照光の波面データとなる複素振幅分布を発生させるSLMであって、
前記制御手段は、前記光源の相対位置から前記書き込み対象となるセルのホログラム面に前記参照光が到達する複素振幅分布を演算する複素振幅分布演算手段と、
この複素振幅分布演算手段で演算した複素振幅分布を前記SLMに表示する複素振幅分布表示手段と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載のホログラム記録装置。 - 前記セルデータ表示手段が、予め生成された同一セルにおける視野角が異なる2以上のホログラムデータを、前記第1空間光変調手段に順に表示し、
前記複素振幅分布演算手段が、前記視野角に対応する複素振幅分布を順に演算し、前記複素振幅分布表示手段が前記SLMに表示することで、
前記同一セルに視野角の異なる干渉縞を重畳して記録することを特徴とする請求項2に記載のホログラム記録装置。 - 前記第2空間光変調手段は、前記他方の光を反射する回転機構を備えたミラーと、前記ミラーを前記ホログラム記録媒体の面方向に移動させるミラー移動機構とを備え、
前記第2空間光変調制御手段は、
前記相対位置から前記照射位置への参照光の角度を演算する参照光角度演算手段と、
この参照光角度演算手段で演算された参照光の角度となるように、前記回転機構により前記ミラーを回転させるとともに、前記ミラー移動機構により前記ミラーの位置を移動させるミラー駆動手段と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載のホログラム記録装置。 - コヒーレント光を発光するコヒーレント光源と、前記コヒーレント光を2つの光路に分離する光源分離手段と、分離された一方の光により物体光を変調する第1空間光変調手段と、分離された他方の光により参照光を変調する第2空間光変調手段と、書き込み対象となるセルを前記物体光および前記参照光の照射位置に移動する記録媒体移動手段と、制御手段と、を備えたホログラム記録装置で、干渉縞をセル単位でホログラム記録媒体に記録するホログラム製造方法であって、
前記制御手段により、
前記書き込み対象となるセルを、前記照射位置に移動するように前記記録媒体移動手段を制御するセル位置制御工程と、
前記セルの移動に同期して、前記セルに対応するホログラムデータを前記第1空間光変調手段に表示するセルデータ表示工程と、
前記セルの移動に同期して、ホログラム再生時における光源の位置を前記参照光の相対位置として、前記他方の光の位相を変調して前記参照光を生成するように前記第2空間光変調手段を制御する第2空間光変調制御工程と、
を含むことを特徴とするホログラム製造方法。
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