JP2018176696A - 詰め替え用パウチの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】開口部の大きさが吐出口により制限を受けず、内容物の充填を容易に行える詰め替え用パウチの製造方法を提供する。【解決手段】シート1と、延長部2bを備えるシート2と、ガゼット部形成シート3,4とを準備する。重ね合わされたシート1とシート2との間にガゼット部形成シート3,4を配置する。重ね合わされた各シートの端部にヒートシール部5を形成し、胴部6と、ガゼット部7,8と、開口部10とを備える袋状体9を形成する。開口部10から内容物を充填し、充填後の袋状体9の吐出口11を形成する領域と、延長部2bに沿う領域とにヒートシール部12を形成する。延長部2bと第4の舌片4dとをヒートシール部12に沿ってトリミングして吐出口11を形成する。【選択図】 図4
Description
本発明は、詰め替え用パウチの製造方法に関する。
従来、シャンプー、コンディショナー、洗剤等を専用容器に補充する用途に用いられる詰め替え用パウチとして、合成樹脂等の柔軟な素材からなり自立性を備える袋状体にスパウトと呼ばれる口部を装着したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
前記詰め替え用パウチは、前記スパウトを介して内容物を充填することができる一方、内容物を専用容器に詰め替える際には、内容物を該スパウトから排出させることができる。ところが、前記詰め替え用パウチは、前記袋状体とは別体として製造されたスパウトを該袋状体に装着するために、製造コストが増大するという問題がある。
そこで、前記自立性を備える袋状体の上部に内容物を充填する開口部と、内容物を専用容器に詰め替える際に用いる吐出口とを設けた詰め替え用パウチが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2記載の詰め替え用パウチでは、前記開口部は内容物の充填後にヒートシールされて封止される。また、前記吐出口は、内容物を専用容器に詰め替える際に使用者が所定の部分を切り取ることにより開口される。
しかしながら、特許文献2記載の詰め替え用パウチでは、前記開口部と前記吐出口とが同一の端部に形成されているため、該開口部を内容物の充填のために十分な大きさとすることができないという不都合がある。
本発明は、かかる不都合を解消して、開口部の大きさが吐出口により制限を受けることなく、内容物の充填を容易に行うことができる詰め替え用パウチの製造方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明の詰め替え用パウチの製造方法の第1の態様は、筒状の胴部の両端部にガゼット部を備え、内部に収容された内容物を他の容器に詰め替えるための吐出口を一方のガゼット部に連設して備える詰め替え用パウチの製造方法であって、第1のシートと、胴部の軸方向において第1のシートより延長された延長部を備える第2のシートと、胴部の軸方向において同一の長さを有する第1の舌片と第2の舌片とが折り返されて形成される第1のガゼット部形成シートと、第3の舌片と胴部の軸方向において第3の舌片の長さに第2のシートの延長部と同一の長さを加えた長さを備える第4の舌片とが折り返されて形成される第2のガゼット部形成シートとを準備する工程と、胴部の軸方向における一方の端部で第1のシートと第2のシートとの端部を重ね合わせ、第1のシートと第2のシートとの間に第1のガゼット部形成シートを各シートの端部が一致するように配置する一方、胴部の軸方向における他方の端部で第1のシートと第2のシートとの間に第2のガゼット部形成シートをその第4の舌片を第2のシートの延長部側として各シートの端部が一致するように配置する工程と、第2のシートの延長部と第2のガゼット部形成シートの第4の舌片との胴部の軸方向に直交する端部を除き、重ね合わされた各シートの端部をヒートシールして第1のヒートシール部を形成し、筒状の胴部と、該胴部の一方の端部に形成された第1のガゼット部と、該胴部の他方の端部に形成された第2のガゼット部と、第2のシートの延長部と第2のガゼット部形成シートの第4の舌片との胴部の軸方向に直交する端部に形成された内容物を充填するための開口部とを備える袋状体を、第2のシートの延長部と第2のガゼット部形成シートの第4の舌片とに、内容物の充填後に第2のヒートシール部を形成しトリミングすることにより吐出口を形成する余地を残して形成する工程とを備えることを特徴とする。
本発明の製造方法の第1の態様では、まず、筒状の胴部を構成する第1のシート及び第2のシートと、該胴部の一方の端部に第1のガゼット部を形成する第1のガゼット部形成シートと、該胴部の他方の端部に第2のガゼット部を形成する第2のガゼット部形成シートとを準備する。このとき、第2のシートは、前記胴部の軸方向において第1のシートより延長された延長部を備えている。また、前記第1のガゼット部形成シートは、胴部の軸方向において同一の長さを有する第1の舌片と第2の舌片とが折り返されて形成されており、前記第2のガゼット部形成シートは、第3の舌片と、前記胴部の軸方向において第3の舌片の長さに第2のシートの延長部と同一の長さを加えた長さを備える第4の舌片とが折り返されて形成されている。
次に、前記胴部の軸方向における一方の端部側で、第1のシートと第2のシートとの端部を重ね合わせる。このようにすると、第2のシートは前記延長部を備えるので、前記胴部の軸方向における他方の端部側では、第1のシートの端部から第2のシートの該延長部がはみ出た状態となる。
次に、前記胴部の軸方向における一方の端部側で重ね合わされた第1のシートと第2のシートとの間に、第1のガゼット部形成シートを、各シートの端部が一致するように配置する。このとき、第1のガゼット部形成シートは、例えば、第1の舌片が第1のシート側となり、第2の舌片が第2のシート側となるように配置することができる。
また、前記胴部の軸方向における他方の端部側では、第1のシートと第2のシートとの間に、第2のガゼット部形成シートを、その第4の舌片を第2のシートの延長部側として各シートの端部が一致するように配置する。このとき、第2のガゼット部形成シートの第4の舌片は、第3の舌片の長さに第2のシートの前記延長部と同一の長さを加えた長さを備えるので、第2のガゼット部形成シートの第3の舌片が第1のシート側となり、第4の舌片が第2のシート側となるように配置することにより、各シートの端部が一致するように配置することができる。
次に、第2のシートの前記延長部と第2のガゼット部形成シートの第4の舌片との、前記胴部の軸方向に直交する端部を除いて、前述のように配置されて重ね合わされた各シートの端部をヒートシールして第1のヒートシール部を形成する。この結果、筒状の胴部と、該胴部の一方の端部に形成された第1のガゼット部と、該胴部の他方の端部に形成された第2のガゼット部とを備える袋状体が形成される。
前記袋状体において、前記胴部は第1のシートと第2のシートとにより形成され、前記第1のガゼット部は第1のシートと第2のシートと第1のガゼット部形成シートとにより形成され、前記第2のガゼット部は第1のシートと第2のシート及びその延長部と第2のガゼット部形成シートとにより形成されている。
また、前記袋状体は、第2のシートの延長部と第2のガゼット部形成シートの第4の舌片との胴部の軸方向に直交する端部に、開口部が形成されている。前記開口部は、前記端部の全幅に亘って形成されているので、該開口部から内容物の充填を行うことにより、前記袋状体では内容物の充填を容易に行うことができる。
さらに、前記袋状体は、第2のシートの延長部と第2のガゼット部形成シートの第4の舌片とに、内容物の充填後に第2のヒートシール部を形成しトリミングすることにより吐出口を形成する余地が残されている。この結果、前記袋状体は、後工程で内容物の充填後に前記吐出口を形成することにより、詰め替え用パウチとすることができる。
従って、本発明の製造方法の第1の態様によれば、幅の広い前記開口部から内容物の充填を容易に行うことができる詰め替え用パウチを製造することができる。
また、本発明の詰め替え用パウチの製造方法の第2の態様は、前記第1の態様の製造方法により製造された前記袋状体の前記開口部から内容物を充填する工程と、内容物が充填された該袋状体の第2のシートの延長部と、第2のガゼット部形成シートの第4の舌片とに該開口部より幅の狭い吐出口を形成する領域の端部と、第2のシートとその延長部との接続部に沿い、該吐出口を形成する領域を除く領域とをヒートシールして第2のヒートシール部を形成する工程と、第2のシートの延長部と第2のガゼット部の第4の舌片とを第2のヒートシール部に沿ってトリミングして該吐出口を形成する工程とを備えることを特徴とする。
本発明の製造方法の第2の態様では、まず、前記第1の態様の製造方法により製造された前記袋状体の前記開口部から内容物を充填する。前述のように、前記開口部は、第2のシートの延長部と第2のガゼット部形成シートの第4の舌片との胴部の軸方向に直交する端部の全幅に亘って形成されているので、該開口部から内容物の充填を行うことにより、前記袋状体では内容物の充填を容易に行うことができる。
前記袋状体に内容物が充填されたならば、次に、該袋状体の第2のシートの延長部と、第2のガゼット部形成シートの第4の舌片とに該開口部より幅の狭い吐出口を形成する領域の端部と、第2のシートとその延長部との接続部に沿い、該吐出口を形成する領域を除く領域とをヒートシールして第2のヒートシール部を形成する。第2のヒートシール部は、第2のシートとその延長部との接続部に沿う領域において、前記吐出口を形成する領域を除いて形成されるので、該吐出口は前記胴部に連通することができる。
次に、第2のシートの延長部と第2のガゼット部の第4の舌片とを第2のヒートシール部に沿ってトリミングすることにより、前記吐出口を形成する。
この結果、本発明の製造方法の第2の態様によれば、前記開口部の大きさが吐出口により制限を受けることなく、幅の広い該開口部から内容物の充填を容易に行うことができ、該開口部を利用して該開口部より幅の狭い吐出口が形成された詰め替え用パウチの製造することができる。
本発明の製造方法の第1の態様又は第2の態様において、前記第1のシートと、前記第2のシートと、前記第1のガゼット部形成シートと、前記第2のガゼット部形成シートとは、それぞれ隣接する少なくとも1つのシートと連結されていることが好ましい。このようにすることにより、第1のヒートシール部を形成する領域を減少させ、製造コストを低減することができる。
この場合、前記第1のシートと、前記第2のシートと、前記第1のガゼット部形成シートと、前記第2のガゼット部形成シートとは、それぞれ隣接する少なくとも1つの他のシートと連結されていればよく、互いに隣接する3以上のシートが連結されていてもよい。
さらに、本発明の製造方法の第1の態様又は第2の態様では、前記第1のシートと前記第2のシートとは前記第1のガゼット部形成シートを介して連結されており、前記第2のガゼット部形成シートは該第1のシートの該第1のガゼット部形成シートと反対側の端部に連結されていることが好ましい。このようにすることにより、1つの前記袋状体を形成する各シートが、前記第2のシートと、前記第1のガゼット部形成シートと、前記第1のシートと、前記第2のガゼット部形成シートとの順で、前記開口部を形成する部分を除いて胴部の長さ方向に連結されているシートとすることができる。従って、前記各シートの胴部の長さ方向に沿う側端部のみに前記第1のヒートシール部を形成すれば前記袋状体を形成することができ、製造が容易になると共に、製造コストを低減することができる。
また、本発明の製造方法の第1の態様又は第2の態様では、前記第1のシートと、前記第2のシートと、前記第1のガゼット部形成シートと、前記第2のガゼット部形成シートとは、それぞれ幅方向に複数の前記袋状体を形成可能な長さを備えることが好ましい。前記各シートは幅方向に複数の前記袋状体を形成可能な長さを備えていることにより、例えば、単一の前記袋状体の意匠等を幅方向に複数印刷した長尺のシートとすることができ、前記袋状体を製造する際に、単一の前記袋状体の幅に裁断して用いることができる。
次に、図1〜図4を参照して、本発明の詰め替え用パウチの製造方法の第1の実施形態について説明する。
図1に示すように、本発明の詰め替え用パウチの製造方法の第1の実施形態では、まず、第1のシート1と、第2のシート2と、第1のガゼット部形成シート3と、第2のガゼット部形成シート4とを準備する。前記第1のシート1は、詰め替え用パウチの前面シート又は背面シートとなるものであり、長方形の一方の短辺側で図1に仮想線示する部分が切断線1aにより切断されて山型に形成されている。
また、前記第2のシート2は、第1のシート1と対になって、詰め替え用パウチの前面シート又は背面シートとなるものであり、第1のシート1と同一形状の本体部2aと、第1のシートより延長された延長部2bとからなる。本体部2aは、長方形の一方の短辺側で図1に仮想線示する部分が切断線2cにより切断されて山型に形成されている。
第1のガゼット部形成シート3は、第1のシート1の山型に形成された端部に重ね合わされる第1の舌片3aと、第2のシート2の山型に形成された端部に重ね合わされる第2の舌片3bとが折り返されて形成されている。第1の舌片3aと第2の舌片3bとは、第1のシート1の長辺に沿う方向で同一の長さを備えている。
第2のガゼット部形成シート4は、第1のシート1の山型に形成された端部と反対側の端部に重ね合わされる第3の舌片4aと、第2のシート2の延長部2b側の端部に重ね合わされる第4の舌片4bとが折り返されて形成されている。第4の舌片4bは、第1のシート1の長辺に沿う方向で第3の舌片4aと同一の長さを備える基端部4cと、基端部4cに連接して第2のシート2の延長部2bと同一の長さを備える延長部4dとからなる。
前記各シートは、基材層と熱融着層とを備え、必要に応じて基材層と熱融着層との間に中間層を備えていてもよい。前記基材層としては、共重合ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン等の材料を用いることができ、前記熱融着層としては、直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、二軸延伸ポリプロピレン、無延伸ポリプロピレン等の材料を用いることができる。また、前記中間層としては、ポリアミド系合成樹脂、ポリエチレンテレフタレート、アルミニウム蒸着ポリエチレンテレフタレート、アルミニウム蒸着共重合ポリアミド、シリカ蒸着ポリエチレンテレフタレート、アルミニウム箔等の材料を用いることができる。
次に、本発明の詰め替え用パウチの製造方法の第1の実施形態では、第1のシート1の山型に形成された端部と第2のシート2の山型に形成された端部とを重ね合わせる。このようにすると、第1のシート1に第2のシート2の本体部2aが重ね合わされ、第1のシート1の山型に形成された端部と反対側の端部では該端部から第2のシート2の延長部2bがはみ出た状態となる。
そこで、次に、第1のシート1の山型に形成された端部と第2のシート2の山型に形成された端部との間に、第1のガゼット部形成シート3を、第1の舌片3aが第1のシート1側となり、第2の舌片3bが第2のシート2側となるようにして、各シートの端部が一致するように配置する。また、第1のシート1の山型に形成された端部と反対側の端部と、第2のシート2の延長部2b側の端部との間に、第2のガゼット部形成シート4を、第3の舌片4aが第1のシート1側となり、第4の舌片4bが第2のシート2側となり、第4の舌片4bの延長部4dが第2のシート2の延長部2bに重なるようにして、各シートの端部が一致するように配置する。
ここで、第1のシート1、第2のシート2、第1のガゼット部形成シート3、第2のガゼット部形成シート4の各シートは前記融着層を内面側とし、融着層同士が対面するように配置されて重ね合わされる。
次に、本発明の詰め替え用パウチの製造方法の第1の実施形態では、図2に示すように、重ね合わされた各シートの端部をヒートシールして第1のヒートシール部5を形成する。第1のヒートシール部5は具体的には、第1のシート1と第2のシート2とが重ね合わされた部分の長さ方向に沿う側端部、第1のシート1と第1のガゼット部形成シート3の第1の舌片3aとが重ね合わされた部分の山型に形成された端部、第2のシート2と第1のガゼット部形成シート3の第2の舌片3bとが重ね合わされた部分の山型に形成された端部、第1のシート1と第2のガゼット部形成シート4の第3の舌片4aとが重ね合わされた部分の長さ方向に沿う側端部及び長さ方向に直交する端部、第2のシート2と第2のガゼット部形成シート4の第4の舌片4bとが重ね合わされた部分の長さ方向に沿う側端部に形成される。但し、第1のヒートシール部5は、第2のシート2と第2のガゼット部形成シート4の第4の舌片4bとが重ね合わされた部分の長さ方向に直交する端部には形成されていない。
この結果、筒状の胴部6と、胴部6の山型に形成された端部に形成された第1のガゼット部7と、胴部6の山型に形成された端部と反対側の端部に形成された第2のガゼット部8とを備える袋状体9が形成される。
尚、第1のシート1と第2のシート2との端部を切断線1aと切断線2cとにより切断して山型に形成する操作は、第1のヒートシール部5を形成した後に行うようにしてもよい。
袋状体9において、第1のガゼット部7は、第1のシート1と第1のガゼット部形成シート3の第1の舌片3aとにより形成された第1の舌片7aと、第2のシート2と第1のガゼット部形成シート3の第2の舌片3bとにより形成された第2の舌片7bとを備えている。また、第2のガゼット部8は、第1のシート1と第2のガゼット部形成シート4の第3の舌片4aとにより形成された第3の舌片8aと、第2のシート2の本体部2a及び延長部2bと第2のガゼット部形成シート4の第4の舌片4bの基端部4c及び延長部4dとにより形成された第4の舌片8bとを備え、延長部2bと第4の舌片8bとの胴部6の軸方向に直交する端部に第1のヒートシール部5が形成されていない開口部10を備えている。
また、袋状体9は、第4の舌片8bに、図3に示す第2のヒートシール部12を形成し、図4に示すように第2のヒートシール部12に沿ってトリミングすることにより吐出口11を形成する余地を残して形成されている。
そこで、本発明の詰め替え用パウチの製造方法の第1の実施形態では、次に袋状体9に内容物を充填し、内容物の充填後、図3に示すように、第2のヒートシール部12を形成する。第2のヒートシール部12は、開口部10より幅の狭い吐出口11を形成する領域の端部12aと、第2のシート2の本体部2aと延長部2bとの接続部に沿い、吐出口11となる領域11aを除く領域12bとをヒートシールすることにより形成される。
そして、図4に示すように、袋状体9の第4の舌片8bの第2のヒートシール部12に沿う部分をトリミングすることにより、開口部10より幅の狭い吐出口11を備える詰め替え用パウチ13を得ることができる。
次に、図5〜図6を参照して、本発明の詰め替え用パウチの製造方法の第2の実施形態について説明する。
本発明の詰め替え用パウチの製造方法の第2の実施形態では、まず、第1のシート1と、第2のシート2と、第1のガゼット部形成シート3と、第2のガゼット部形成シート4とを準備する。本実施形態では、図5に示すように、第1のシート1と第2のシート2とは第1のガゼット部形成シート3を介して連結されており、第2のガゼット部形成シート4は第1のシート1の第1のガゼット部形成シート3と反対側の端部に連結されている。
さらに詳細には、第1のシート1と第2のシート2との間では、第1のガゼット部形成シート3の第1の舌片3aが第1のシート1の端部に連結されており、第1のガゼット部形成シート3の第2の舌片3bが第2のシート2の本体部2aの端部に連結されている。また、第1のシート1の第1のガゼット部形成シート3と反対側の端部では、第2のガゼット部形成シート4の第3の舌片4aが第1のシート1の端部に連結されている。
また、第2のシート2は、本体部2aの第1のガゼット部形成シート3と反対側の端部に延長部2bが連接されている。また、第2のガゼット部形成シート4は、第3の舌片4aの第1のシート1と反対側の端部に第4の舌片4bの基端部4cが連接されており、基端部4cの第3の舌片4a反対側の端部に延長部4dが連接されている。
本発明の詰め替え用パウチの製造方法の第2の実施形態では、次に、図6に示すように、第1のガゼット部形成シート3の第1の舌片3aと第2の舌片3bとを折り返す一方、第2のガゼット部形成シート4の第3の舌片4aと第4の舌片4bとを折り返す。このようにすることにより、第1のシート1と第2のシート2との端部が重ね合わされ、第1のシート1の端部と第2のシート2の端部との間に、第1のガゼット部形成シート3が、第1の舌片3aが第1のシート1側となり、第2の舌片3bが第2のシート2側となるようにして、各シートの端部が一致するように配置される。また、第1のシート1の第1のガゼット部形成シート3と反対側の端部と、第2のシート2の延長部2b側の端部との間に、第2のガゼット部形成シート4が、第3の舌片4aが第1のシート1側となり、第4の舌片4bが第2のシート2の延長部2b側となるようにして、各シートの端部が一致するように配置される。
そして、重ね合わされた各シートの長さ方向に沿う側端部と、図1に示す切断線1a及び切断線2cに沿う領域とをヒートシールして第1のヒートシール部5を形成し、第1のシート1及び第2のシート2の第1のガゼット部形成シート3と重ね合わされた部分を切断線1a及び切断線2cにより切断することにより、図2に示す袋状体9を形成する。
尚、本実施形態では、図2に示す袋状体9において、胴部6の長さ方向に直交する第1のシート1及び第2のシート2と第1のガゼット部形成シート3との境界、第1のシート1と第2のガゼット部形成シート4との境界はもともと連結されているので第1のヒートシール部5を形成する必要がない。また、延長部2bと第4の舌片4bとの胴部6の軸方向に直交する端部はもともと連結されていないので、重ね合わされた各シートの長さ方向の端部をヒートシールして第1のヒートシール部5を形成することにより、自動的に開口部10が形成される。
本発明の詰め替え用パウチの製造方法の第2の実施形態では、上述のようにして得られた袋状体9を第1の実施形態と同様に処理することにより、詰め替え用パウチ13を得ることができる。
図5に示す第1のシート1と第2のシート2とが第1のガゼット部形成シート3を介して連結されており、第2のガゼット部形成シート4が第1のシート1の第1のガゼット部形成シート3と反対側の端部に連結されているシートは、さらに幅方向に複数の袋状体9を形成可能な長さを備えていてもよい。このようにするときには、単一の袋状体9の意匠等を幅方向に複数印刷した長尺のシートとすることができ、袋状体9を製造する際に、単一の袋状体9の幅に裁断して用いることができる。
1…第1のシート、 2…第2のシート、 3…第1のガゼット部形成シート、 4…第2のガゼット部形成シート、 5…第1のヒートシール部、 6…胴部、 7…第1のガゼット部、 8…第2のガゼット部、 9…袋状体、 10…開口部、 11…吐出口、 12…第2のヒートシール部、 13…詰め替え用パウチ。
Claims (5)
- 筒状の胴部の両端部にガゼット部を備え、内部に収容された内容物を他の容器に詰め替えるための吐出口を一方のガゼット部に連設して備える詰め替え用パウチの製造方法であって、
第1のシートと、胴部の軸方向において第1のシートより延長された延長部を備える第2のシートと、胴部の軸方向において同一の長さを有する第1の舌片と第2の舌片とが折り返されて形成される第1のガゼット部形成シートと、第3の舌片と胴部の軸方向において第3の舌片の長さに第2のシートの延長部と同一の長さを加えた長さを備える第4の舌片とが折り返されて形成される第2のガゼット部形成シートとを準備する工程と、
胴部の軸方向における一方の端部で第1のシートと第2のシートとの端部を重ね合わせ、第1のシートと第2のシートとの間に第1のガゼット部形成シートを各シートの端部が一致するように配置する一方、胴部の軸方向における他方の端部で第1のシートと第2のシートとの間に第2のガゼット部形成シートをその第4の舌片を第2のシートの延長部側として各シートの端部が一致するように配置する工程と、
第2のシートの延長部と第2のガゼット部形成シートの第4の舌片との胴部の軸方向に直交する端部を除き、重ね合わされた各シートの端部をヒートシールして第1のヒートシール部を形成し、筒状の胴部と、該胴部の一方の端部に形成された第1のガゼット部と、該胴部の他方の端部に形成された第2のガゼット部と、第2のシートの延長部と第2のガゼット部形成シートの第4の舌片との胴部の軸方向に直交する端部に形成された開口部とを備える袋状体を、第2のシートの延長部と第2のガゼット部形成シートの第4の舌片とに、内容物の充填後に第2のヒートシール部を形成しトリミングすることにより吐出口を形成する余地を残して形成する工程とを備えることを特徴とする詰め替え用パウチの製造方法。 - 筒状の胴部の両端部にガゼット部を備え、内部に収容された内容物を他の容器に詰め替えるための吐出口を一方のガゼット部に連設して備える詰め替え用パウチの製造方法であって、
第1のシートと、胴部の軸方向において第1のシートより延長された延長部を備える第2のシートと、胴部の軸方向において同一の長さを有する第1の舌片と第2の舌片とが折り返されて形成される第1のガゼット部形成シートと、第3の舌片と胴部の軸方向において第3の舌片の長さに第2のシートの延長部と同一の長さを加えた長さを備える第4の舌片とが折り返されて形成される第2のガゼット部形成シートとを準備する工程と、
胴部の軸方向における一方の端部で第1のシートと第2のシートとの端部を重ね合わせ、第1のシートと第2のシートとの間に第1のガゼット部形成シートを各シートの端部が一致するように配置する一方、胴部の軸方向における他方の端部で第1のシートと第2のシートとの間に第2のガゼット部形成シートをその第4の舌片を第2のシートの延長部側として各シートの端部が一致するように配置する工程と、
第2のシートの延長部と第2のガゼット部形成シートの第4の舌片との胴部の軸方向に直交する端部を除き、重ね合わされた各シートの端部をヒートシールして第1のヒートシール部を形成し、筒状の胴部と、該胴部の一方の端部に形成された第1のガゼット部と、該胴部の他方の端部に形成された第2のガゼット部と、第2のシートの延長部と第2のガゼット部形成シートの第4の舌片との胴部の軸方向に直交する端部に形成された開口部とを備える袋状体を、第2のシートの延長部と第2のガゼット部形成シートの第4の舌片とに、内容物の充填後に第2のヒートシール部を形成しトリミングすることにより吐出口を形成する余地を残して形成する工程と、
該袋状体の該開口部から内容物を充填する工程と、
内容物が充填された該袋状体の第2のシートの延長部と、第2のガゼット部形成シートの第4の舌片とに該開口部より幅の狭い吐出口を形成する領域の端部と、第2のシートとその延長部との接続部に沿い、該吐出口を形成する領域を除く領域とをヒートシールして第2のヒートシール部を形成する工程と、
第2のシートの延長部と第2のガゼット部の第4の舌片とを第2のヒートシール部に沿ってトリミングして該吐出口を形成する工程とを備えることを特徴とする詰め替え用パウチの製造方法。 - 請求項1又は請求項2記載の詰め替え用パウチの製造方法において、前記第1のシートと、前記第2のシートと、前記第1のガゼット部形成シートと、前記第2のガゼット部形成シートとは、それぞれ隣接する少なくとも1つのシートと連結されていることを特徴とする詰め替え用パウチの製造方法。
- 請求項3記載の詰め替え用パウチの製造方法において、前記第1のシートと前記第2のシートとは前記第1のガゼット部形成シートを介して連結されており、前記第2のガゼット部形成シートは該第1のシートの該第1のガゼット部形成シートと反対側の端部に連結されていることを特徴とする詰め替え用パウチの製造方法。
- 請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の詰め替え用パウチの製造方法において、前記第1のシートと、前記第2のシートと、前記第1のガゼット部形成シートと、前記第2のガゼット部形成シートとは、それぞれ幅方向に複数の前記袋状体を形成可能な長さを備えることを特徴とする詰め替え用パウチの製造方法。
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JP2013500890A (ja) * | 2009-08-04 | 2013-01-10 | ヴォルパク エス エー ユー | 可撓材製パッケージ並びにその連続製造方法及びマシン |
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2017
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