JP2018173337A - 昇降手段特定装置、昇降手段特定方法、コンピュータプログラム及びコンピュータプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Abstract
Description
これに関する技術として、特許文献1には、気圧センサや加速度センサ等の検出値に基づき、滞在、徒歩、階段、エレベータ等のユーザの行動の種類を認識する技術が開示されている。
本開示に関連する従来技術として特許文献2〜4も参照されたい。
第1の局面に規定される昇降手段特定装置は、
出入口の位置情報を含む地図データを格納する地図データベースと、
移動体端末装置から取得される、該移動体端末装置のユーザを識別可能なID情報と、測位信号の受信有無を示す測位信号受信情報と、位置情報と、気圧情報と、加速度情報と、を含むプローブ情報を保存するプローブ情報保存部と、
同一のID情報を備え、時間的に連続する一連のプローブ情報であって、前記測位信号受信情報が受信有を示す第1の部分と前記測位信号受信情報が受信無を示す第2の部分との境界点に対応する境界点位置が前記出入口の近傍に位置する一連のプローブ情報のうち、所定条件を満たす前記第2の部分に対応するプローブ情報を抽出する第1の抽出部と、
前記抽出されたプローブ情報に含まれる気圧情報及び加速度情報に基づき、前記出入口に位置する昇降手段を特定する第1の特定部と、
を備える。
前記昇降手段は、階段、スロープ、エスカレータ及びエレベータのうちの少なくとも一つとすることができる(第2の局面)。
第1又は第2の局面に規定の昇降手段特定装置において、前記所定条件は、前記第2の部分が、前記境界点から順に、変化気圧部分、一定気圧部分を含むよう構成されていることである。
このように規定される第3の局面の昇降手段特定装置によれば、上記第2の部分に対応するプローブ情報の気圧情報が、上記境界点から順に、変化気圧部分、一定気圧部分となるよう構成されているプローブ情報を抽出し、上記昇降手段の特定に用いる。ここで、変化気圧部分とは、気圧センサにより検出された気圧が、検出時前の時点(例えば、検出時の直前)に検出された気圧と比べて変化したプローブ情報の範囲を意味し、例えば、図2に示すプローブ情報のうち気圧情報が「−20」であるプローブ番号003〜018が相当する。この変化気圧部分により昇降手段よる昇降動作を判断しうる。上記条件を満たすプローブ情報であれば、移動体端末装置の測位信号の受信が途絶えた後すぐに、昇降手段による昇降動作を行っているため、出入口に直結した昇降手段を特定するのに適している。
第4の局面に規定の昇降手段特定装置において、
前記昇降手段は階段であり、
前記第1の特定部は、前記変化気圧部分に対応するプローブ情報に基づき、更に、前記階段の段数を特定する。
このように規定される第5の局面の昇降手段特定装置によれば、変化気圧部分に対応するプローブ情報に基づき階段の段数を更に特定する。当該階段の段数を特定し、当該情報を備えた地下地図とすることで、より詳細な地下地図を提供することができる。
第3〜第5のいずれかの局面に規定の昇降手段特定装置において、
前記プローブ情報保存部は、更に、前記ユーザの歩幅情報を保存し、
前記地図データ上の特徴点と前記第2の一定気圧部分に対応するプローブ情報により構成されるプローブ情報群とを比較し、該プローブ情報群から前記特徴点の特性と合致するプローブ情報を特徴プローブ情報として抽出する第2の抽出部と、
前記境界点位置から前記特徴点に対応する第1の位置までの前記地図データ上の経路距離を演算する第1の演算部と、
前記境界点位置から前記抽出されたプローブ情報に対応する第2の位置までの歩行距離であって、前記プローブ情報群で表される歩行経路に沿った歩行距離を前記歩幅情報に基づき演算する第2の演算部と、
前記経路距離と前記歩行距離とを比較して、前記昇降手段の奥行を特定する第2の特定部と、
を備える。
出入口の位置情報を含む地図データを地図データベースに格納する格納ステップと、
移動体端末装置から取得される、該移動体端末装置のユーザを識別可能なID情報と、測位信号の受信有無を示す測位信号受信情報と、位置情報と、気圧情報と、加速度情報と、を含むプローブ情報をプローブ情報保存部に保存するプローブ情報保存ステップと、
第1の抽出部が、同一のID情報を備え、時間的に連続する一連のプローブ情報であって、前記測位信号受信情報が受信有を示す第1の部分と前記測位信号受信情報が受信無を示す第2の部分との境界点に対応する境界点位置が前記出入口の近傍に位置する一連のプローブ情報のうち、所定条件を満たす前記第2の部分に対応するプローブ情報を抽出する第1の抽出ステップと、
第1の特定部が、前記抽出されたプローブ情報に含まれる気圧情報及び加速度情報に基づき、前記出入口に位置する昇降手段を特定する第1の特定ステップと、
を備える。
このように規定される第7の局面の昇降手段特定方法によれば、第1の局面と同等の効果を奏する。
第7の局面に規定の昇降手段特定方法において、
前記昇降手段は、階段、スロープ、エスカレータ及びエレベータのうちの少なくとも一つである。
このように規定される第8の局面の昇降手段特定方法によれば、第2の局面と同等の効果を奏する。
第7又は第8の局面に規定の昇降手段特定方法において、
前記所定条件は、前記第2の部分が、前記境界点から順に、変化気圧部分、一定気圧部分を含むよう構成されていることである。
このように規定される第9の局面の昇降手段特定方法によれば、第3の局面と同等の効果を奏する。
第9の局面に規定の昇降手段特定方法において、
前記第1の特定ステップでは、前記抽出されたプローブ情報のうち、前記変化気圧部分に対応するプローブ情報に基づき、前記昇降手段を特定する。
このように規定される第10の局面の昇降手段特定方法によれば、第4の局面と同等の効果を奏する。
第10の局面に規定の昇降手段特定方法において、
前記昇降手段は階段であり、
前記第1の特定ステップでは、前記変化気圧部分に対応するプローブ情報に基づき、更に、前記階段の段数を特定する。
このように規定される第11の局面の昇降手段特定方法によれば、第5の局面と同等の効果を奏する。
第9〜第11のいずれかの局面に規定の昇降手段特定方法において、
前記プローブ情報保存ステップでは、更に、前記ユーザの歩幅情報を保存し、
第2の抽出部が、前記地図データ上の特徴点と前記一定気圧部分に対応するプローブ情報により構成されるプローブ情報群とを比較し、該プローブ情報群から前記特徴点の特性と合致するプローブ情報を特徴プローブ情報として抽出する第2の抽出ステップと、
第1の演算部が、前記境界点位置から前記特徴点に対応する第1の位置までの前記地図データ上の経路距離を演算する第1の演算ステップと、
第2の演算部が、前記境界点位置から前記抽出された特徴プローブ情報に対応する第2の位置までの歩行距離であって、前記プローブ情報群で表される歩行経路に沿った歩行距離を前記歩幅情報に基づき演算する第2の演算ステップと、
第2の特定部が、前記経路距離と前記歩行距離とを比較して、前記昇降手段の奥行を特定する第2の特定ステップと、
を備える。
このように規定される第12の局面の昇降手段特定方法によれば、第6の局面と同等の効果を奏する。
昇降手段を特定するためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、
出入口の位置情報を含む地図データを地図データベースに格納する格納手段と、
移動体端末装置から取得される、該移動体端末装置のユーザを識別可能なID情報と、測位信号の受信有無を示す測位信号受信情報と、位置情報と、気圧情報と、加速度情報と、を含むプローブ情報を保存するプローブ情報保存手段と、
同一のID情報を備え、時間的に連続する一連のプローブ情報であって、前記測位信号受信情報が受信有を示す第1の部分と前記測位信号受信情報が受信無を示す第2の部分との境界点に対応する境界点位置が前記出入口の近傍に位置する一連のプローブ情報のうち、所定条件を満たす前記第2の部分に対応するプローブ情報を抽出する第1の抽出手段と、
前記抽出されたプローブ情報に含まれる気圧情報及び加速度情報に基づき、前記出入口に位置する昇降手段を特定する第1の特定手段、
として機能させる。
このように規定される第13の局面のコンピュータプログラムによれば、第1の局面と同等の効果を奏する。
第13の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、
前記昇降手段は、階段、スロープ、エスカレータ及びエレベータのうちの少なくとも一つである。
このように規定される第14の局面のコンピュータプログラムによれば、第2の局面と同等の効果を奏する。
第13又は第14の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、
前記所定条件は、前記第2の部分が、前記境界点から順に、変化気圧部分、一定気圧部分を含むよう構成されていることである。
このように規定される第15の局面のコンピュータプログラムによれば、第3の局面と同等の効果を奏する。
第15の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、
前記第1の特定手段は、前記抽出されたプローブ情報のうち、前記変化気圧部分に対応するプローブ情報に基づき、前記昇降手段を特定する。
このように規定される第16の局面のコンピュータプログラムによれば、第4の局面と同等の効果を奏する。
第16の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、
前記昇降手段は階段であり、
前記第1の特定手段は、前記変化気圧部分に対応するプローブ情報に基づき、更に、前記階段の段数を特定する。
このように規定される第17の局面のコンピュータプログラムによれば、第5の局面と同等の効果を奏する。
第15〜第17の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、
前記プローブ情報保存手段は、更に、前記ユーザの歩幅情報を保存し、
前記コンピュータを、更に、
前記地図データ上の特徴点と前記一定気圧部分に対応するプローブ情報により構成されるプローブ情報群とを比較し、該プローブ情報群から前記特徴点の特性と合致するプローブ情報を特徴プローブ情報として抽出する第2の抽出手段と、
前記境界点位置から前記特徴点に対応する第1の位置までの前記地図データ上の経路距離を演算する第1の演算手段と、
前記境界点位置から前記抽出された特徴プローブ情報に対応する第2の位置までの歩行距離であって、前記プローブ情報群で表される歩行経路に沿った歩行距離を前記歩幅情報に基づき演算する第2の演算手段と、
前記経路距離と前記歩行距離とを比較して、前記昇降手段の奥行を特定する第2の特定手段、
として機能させる。
このように規定される第18の局面のコンピュータプログラムによれば、第6の局面と同等の効果を奏する。
図1は、本発明の一実施形態としての昇降手段特定装置1の構成を概略的に示すブロック図である。適宜、図2及び図3に示す模式図を用いて、以下に説明する。
図1に示すように、第1実施形態の昇降手段特定装置1は、地図データベース3、出入口情報保存部4、プローブ情報保存部5、選択部7、第1の抽出部9及び第1の特定部11を備える。
プローブ情報保存部5には、移動体端末装置から取得される、該移動体端末装置のユーザを識別可能なID情報と、測位信号の受信有無を示す測位信号受信情報と、位置情報と、気圧情報と、加速度情報と、を含むプローブ情報を保存する。移動体端末装置としては、ユーザが携帯可能な通信端末装置等が挙げられ、例えば、携帯電話機、PDA(Portable Digital Assistants)、携帯ゲーム機、ノート型PC、PND(Portable Navigation Device)、スマートフォン、頭部や腕等に装着可能なウェアラブル機器等が挙げられる。当該移動体端末装置は、屋外では測位可能であるが屋内や地下では測位不可能な測位手段としてのGPS機器等、気圧センサ、加速度センサ等を備えている。プローブ情報保存部5には、例えば、該移動体端末装置のユーザ毎にプローブ情報テーブルが格納される。ユーザID001を例とする、プローブ情報テーブルのデータ構造の一例を図2に示す。図2に示すように、プローブ情報テーブルは、プローブ番号欄、時間欄、GPS信号受信情報欄、GPS位置情報欄、気圧情報欄、加速度情報欄等を有している。プローブ番号欄には、ユーザID001に関する各プローブ情報に付与された番号が記憶されている。日時欄には、各プローブ情報が取得された日時が記憶されている。この例において、プローブ情報は1秒おきに取得されている。GPS信号受信情報欄には、測位信号としてのGPS信号の受信有無に関する情報が記憶されている。この例において、GPS信号の受信があった場合には「有」、当該受信がなかった場合には「無」の情報が記憶されている。GPS位置情報欄には、GPS信号によって測位された位置情報が記憶されている。この例において、GPS信号による測位がなされた場合には測位された座標情報が、当該測位がなされなかった場合には「−」が記憶されている。気圧情報欄には、気圧センサによって検出された気圧値、又は、該気圧値と直前の気圧値と比較した高度の変化が数値によって若しくは該比較からえられる「変化なし」、「下降」又は「上昇」等の情報が記憶されている。この例において、気圧情報として、直前の気圧値と比較した高度の変化が数値で記憶されている。ここで、「0」は高度変化がないことを意味し、「−20」は20cm下降したことを意味している。加速度情報欄には、加速度センサによって検出された加速度値、又は、該加速度値からえられる「歩行」又は「停止」等の情報が記憶されている。この例において、加速度情報として、「歩行」又は「停止」の情報が記憶されている。プローブ情報保存部5は、更に、プローブ情報として波形等によって示される加速度値の経時変化や、気圧値の経時変化を備えていることが好ましい。
第1の抽出部9は、プローブ情報保存部5を参照して、同一のID情報を備え、時間的に連続する一連のプローブ情報であって、上記測位信号受信情報が受信有を示す第1の部分と該測位信号受信情報が受信無を示す第2の部分との境界点に対応する境界点位置が選択部7で選択された出入口の近傍に位置する一連のプローブ情報のうち、所定条件を満たす該第2の部分に対応するプローブ情報を抽出する。第1の抽出部9は、例えば、第1−1抽出部91、第1−2抽出部93及び第1−3抽出部95を備えることができ、以下に示すように第1の抽出処理を実行することができる。以下に示す説明は、第1の抽出処理の一例であり、これに限定されるものではない。
第1−2抽出部93は、プローブ情報保存部5に保存されるプローブ情報のうち、同一のID情報を備え、時間的に連続する一連のプローブ情報であって、上記GPS信号受信情報が受信有を示す第1の部分P1と該GPS信号受信情報が受信無を示す第2の部分P2との境界点に対応する境界点位置Bが、上記出入口Eの近傍に位置している一連のプローブ情報として、図2及び図3に示すプローブ情報ID001を特定する。
第1−3抽出部95は、プローブ情報ID001のうち、所定条件を満たす第2の部分に対応するプローブ情報を抽出する。この例において、第1−3の抽出部95は、第2の部分が、境界点から順に、変化気圧部分、一定気圧部分を含むよう構成されている条件を満たす第2の部分P2を抽出する。即ち、プローブ情報ID001に含まれる第2の部分P2は、境界点を始点として、気圧情報が変化している変化気圧部分、気圧情報が一定である一定気圧部分の順に構成されているため、第2の部分P2に対応するプローブ情報(プローブ番号003以降)を抽出する。
また、第1の抽出部9で複数の異なるID情報を有するユーザのプローブ情報が抽出され、第1の特定部11において、夫々のプローブ情報に基づき、夫々異なる昇降手段が特定された場合には、上記出入口において該異なる昇降手段が共存するものとして両者ともに特定することができる。
ステップ1では、選択部7は、出入口情報保存部4に保存される任意の出入口を選択する。この例において、ステップ1では、図3に示す出入口Eが選択されたものとする。
ステップ3では、第1の抽出部9は、プローブ情報保存部5を参照して、同一のID情報を備え、時間的に連続する一連のプローブ情報であって、上記測位信号受信情報が受信有を示す第1の部分と該測位信号受信情報が受信無を示す第2の部分との境界点に対応する境界点位置がステップ1で選択された出入口Eの近傍に位置する一連のプローブ情報のうち、所定条件を満たす該第2の部分に対応するプローブ情報を抽出する。
ステップ31では、第1−1抽出部91は、ステップ1で選択された出入口Eを中心とする所定範囲(例えば、半径100cm)を特定する。
ステップ33では、第1−2抽出部93は、プローブ情報保存部5に保存されるプローブ情報のうち、同一のID情報を備え、時間的に連続する一連のプローブ情報であって、該プローブ情報のうちのGPS信号受信情報が受信有を示す第1の部分P1と該GPS信号受信情報が受信無を示す第2の部分P2との境界点に対応する境界点位置Bが、ステップ31で特定された範囲に位置している一連のプローブ情報を特定する。この例において、図2及び図3に示すプローブ情報ID001を特定する。
ステップ37では、第1−3抽出部95は、ステップ35で特定された第2の部分P2が、上記境界点から順に、変化気圧部分、一定気圧部分を含むように構成されているか否か判定し、ステップ37においてYesのとき、ステップ39へ進む。
ステップ39では、第1−3抽出部95は、ステップ35で特定された第2の部分P2を抽出する。
図6は、本発明の一実施形態としての昇降手段特定装置21の構成を概略的に示すブロック図である。適宜、図7及び図8に示す模式図を用いて、以下に説明する。
図6に示すように、第2の実施形態の昇降手段特定装置21は、第1の実施形態の昇降手段特定装置1が備える各構成要素に加え、指定部23、第2の抽出部24、第1の演算部25、第2の演算部26及び第2の特定部27を備える。図6において、図1と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を部分的に省略する。
第1の特定部11は、上述に記載の方法で、第1の抽出部9で抽出されたプローブ情報に基づき、選択部7で選択された出入口に位置する昇降手段としての階段及び該階段の段数を特定する。この例において、階段の段数は16段と特定されたものとする。
指定部23は、地図データベース3を参照して、選択部7で選択された出入口Eに繋がる通路上の特徴点を指定する。当該特徴点としては、プローブ情報に基づく移動に特徴が出現しうる点であれば、特に限定されない。このような特徴点として、例えば、右折又は左折する通路と接続している点や、段差又は昇降手段が存在している点が挙げられる。この特徴点は、上記のような点を示す地点に限られるものではなく、当該点を含む近傍領域を示すポリゴンであってもよい。このようなポリゴンとして、例えば、当該出入口に繋がる通路と右左折通路との交差領域とすることができる。この例において、図8に示すように、出入口Eに繋がる通路上において、右折及び左折する通路と接続する点F1、F2及びF3が特徴点として特定されたものとする。
図9は、本発明の一実施例としての昇降手段特定装置51の構成を概略的に示すブロック図である。第1実施例の昇降手段特定装置51は、第1実施形態の昇降手段特定装置1を構成する各構成要素に加えて、制御部510、メモリ部511、入力部512、出力部513及びインターフェース部514を備える。図9において、図1及び図6と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を部分的に省略する。
メモリ部511には、コンピュータプログラムが保存され、このコンピュータプログラムはコンピュータ装置である制御部510に読み込まれて、これを機能させる。このコンピュータプログラムはSD(登録商標)メモリカード等の汎用的な媒体へ保存できる。
出力部513は、ディスプレイを含み、地図データベース3に基づいて描画される三次元地図や地下地図、選択部7で選択された出入口、第1の抽出部9の抽出の結果、第1の特定部11の特定の結果等に関する情報を表示する。この出力部513は音声発信部を含み、音声によって当該情報を出力してもよい。
3 地図データベース
4 出口情報保存部
5 プローブ情報保存部
7 選択部
9 24 抽出部
11 27 特定部
23 指定部
25 26 演算部
Claims (19)
- 出入口の位置情報を含む地図データを格納する地図データベースと、
移動体端末装置から取得される、該移動体端末装置のユーザを識別可能なID情報と、測位信号の受信有無を示す測位信号受信情報と、位置情報と、気圧情報と、加速度情報と、を含むプローブ情報を保存するプローブ情報保存部と、
同一のID情報を備え、時間的に連続する一連のプローブ情報であって、前記測位信号受信情報が受信有を示す第1の部分と前記測位信号受信情報が受信無を示す第2の部分との境界点に対応する境界点位置が前記出入口の近傍に位置する一連のプローブ情報のうち、所定条件を満たす前記第2の部分に対応するプローブ情報を抽出する第1の抽出部と、
前記抽出されたプローブ情報に含まれる気圧情報及び加速度情報に基づき、前記出入口に位置する昇降手段を特定する第1の特定部と、
を備える、昇降手段特定装置。 - 前記昇降手段は、階段、スロープ、エスカレータ及びエレベータのうちの少なくとも一つである、
請求項1に記載の昇降手段特定装置。 - 前記所定条件は、前記第2の部分が、前記境界点から順に、変化気圧部分、一定気圧部分を含むよう構成されていることである、
請求項1又は2に記載の昇降手段特定装置。 - 前記第1の特定部は、前記抽出されたプローブ情報のうち、前記変化気圧部分に対応するプローブ情報に基づき、前記昇降手段を特定する、
請求項3に記載の昇降手段特定装置。 - 前記昇降手段は階段であり、
前記第1の特定部は、前記変化気圧部分に対応するプローブ情報に基づき、更に、前記階段の段数を特定する、
請求項4に記載の昇降手段特定装置。 - 前記プローブ情報保存部は、更に、前記ユーザの歩幅情報を保存し、
前記地図データ上の特徴点と前記一定気圧部分に対応するプローブ情報により構成されるプローブ情報群とを比較し、該プローブ情報群から前記特徴点の特性と合致するプローブ情報を特徴プローブ情報として抽出する第2の抽出部と、
前記境界点位置から前記特徴点に対応する第1の位置までの前記地図データ上の経路距離を演算する第1の演算部と、
前記境界点位置から前記抽出された特徴プローブ情報に対応する第2の位置までの歩行距離であって、前記プローブ情報群で表される歩行経路に沿った歩行距離を前記歩幅情報に基づき演算する第2の演算部と、
前記経路距離と前記歩行距離とを比較して、前記昇降手段の奥行を特定する第2の特定部と、
を備える、請求項3〜5のいずれか一項に記載の昇降手段特定装置。 - 出入口の位置情報を含む地図データを地図データベースに格納する格納ステップと、
移動体端末装置から取得される、該移動体端末装置のユーザを識別可能なID情報と、測位信号の受信有無を示す測位信号受信情報と、位置情報と、気圧情報と、加速度情報と、を含むプローブ情報をプローブ情報保存部に保存するプローブ情報保存ステップと、
第1の抽出部が、同一のID情報を備え、時間的に連続する一連のプローブ情報であって、前記測位信号受信情報が受信有を示す第1の部分と前記測位信号受信情報が受信無を示す第2の部分との境界点に対応する境界点位置が前記出入口の近傍に位置する一連のプローブ情報のうち、所定条件を満たす前記第2の部分に対応するプローブ情報を抽出する第1の抽出ステップと、
第1の特定部が、前記抽出されたプローブ情報に含まれる気圧情報及び加速度情報に基づき、前記出入口に位置する昇降手段を特定する第1の特定ステップと、
を備える、昇降手段特定方法。 - 前記昇降手段は、階段、スロープ、エスカレータ及びエレベータのうちの少なくとも一つである、
請求項7に記載の昇降手段特定方法。 - 前記所定条件は、前記第2の部分が、前記境界点から順に、変化気圧部分、一定気圧部分を含むよう構成されていることである、
請求項7又は8に記載の昇降手段特定方法。 - 前記第1の特定ステップでは、前記抽出されたプローブ情報のうち、前記変化気圧部分に対応するプローブ情報に基づき、前記昇降手段を特定する、
請求項9に記載の昇降手段特定方法。 - 前記昇降手段は階段であり、
前記第1の特定ステップでは、前記変化気圧部分に対応するプローブ情報に基づき、更に、前記階段の段数を特定する、
請求項10に記載の昇降手段特定方法。 - 前記プローブ情報保存ステップでは、更に、前記ユーザの歩幅情報を保存し、
第2の抽出部が、前記地図データ上の特徴点と前記一定気圧部分に対応するプローブ情報により構成されるプローブ情報群とを比較し、該プローブ情報群から前記特徴点の特性と合致するプローブ情報を特徴プローブ情報として抽出する第2の抽出ステップと、
第1の演算部が、前記境界点位置から前記特徴点に対応する第1の位置までの前記地図データ上の経路距離を演算する第1の演算ステップと、
第2の演算部が、前記境界点位置から前記抽出された特徴プローブ情報に対応する第2の位置までの歩行距離であって、前記プローブ情報群で表される歩行経路に沿った歩行距離を前記歩幅情報に基づき演算する第2の演算ステップと、
第2の特定部が、前記経路距離と前記歩行距離とを比較して、前記昇降手段の奥行を特定する第2の特定ステップと、
を備える、請求項9〜11のいずれか一項に記載の昇降手段特定方法。 - 昇降手段を特定するためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、
出入口の位置情報を含む地図データを地図データベースに格納する格納手段と、
移動体端末装置から取得される、該移動体端末装置のユーザを識別可能なID情報と、測位信号の受信有無を示す測位信号受信情報と、位置情報と、気圧情報と、加速度情報と、を含むプローブ情報を保存するプローブ情報保存手段と、
同一のID情報を備え、時間的に連続する一連のプローブ情報であって、前記測位信号受信情報が受信有を示す第1の部分と前記測位信号受信情報が受信無を示す第2の部分との境界点に対応する境界点位置が前記出入口の近傍に位置する一連のプローブ情報のうち、所定条件を満たす前記第2の部分に対応するプローブ情報を抽出する第1の抽出手段と、
前記抽出されたプローブ情報に含まれる気圧情報及び加速度情報に基づき、前記出入口に位置する昇降手段を特定する第1の特定手段、
として機能させる、コンピュータプログラム。 - 前記昇降手段は、階段、スロープ、エスカレータ及びエレベータのうちの少なくとも一つである、
請求項13に記載のコンピュータプログラム。 - 前記所定条件は、前記第2の部分が、前記境界点から順に、変化気圧部分、一定気圧部分を含むよう構成されていることである、
請求項13又は14に記載のコンピュータプログラム。 - 前記第1の特定手段は、前記抽出されたプローブ情報のうち、前記変化気圧部分に対応するプローブ情報に基づき、前記昇降手段を特定する、
請求項15に記載のコンピュータプログラム。 - 前記昇降手段は階段であり、
前記第1の特定手段は、前記変化気圧部分に対応するプローブ情報に基づき、更に、前記階段の段数を特定する、
請求項16に記載のコンピュータプログラム。 - 前記プローブ情報保存手段は、更に、前記ユーザの歩幅情報を保存し、
前記コンピュータを、更に、
前記地図データ上の特徴点と前記一定気圧部分に対応するプローブ情報により構成されるプローブ情報群とを比較し、該プローブ情報群から前記特徴点の特性と合致するプローブ情報を特徴プローブ情報として抽出する第2の抽出手段と、
前記境界点位置から前記特徴点に対応する第1の位置までの前記地図データ上の経路距離を演算する第1の演算手段と、
前記境界点位置から前記抽出された特徴プローブ情報に対応する第2の位置までの歩行距離であって、前記プローブ情報群で表される歩行経路に沿った歩行距離を前記歩幅情報に基づき演算する第2の演算手段と、
前記経路距離と前記歩行距離とを比較して、前記昇降手段の奥行を特定する第2の特定手段、
として機能させる、請求項15〜17のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。 - 請求項13〜18のいずれか一項に記載のコンピュータプログラムを記録する記録媒体。
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