JP2018170943A - ロータ、電動機及び油圧ショベル - Google Patents
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Abstract
Description
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、電動機の性能を維持することができるロータ及びこれを備えた電動機、油圧ショベルを提供することを目的とする。
以下、本発明の第一実施形態について図1〜図8を参照して詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、作業機械としての油圧ショベル100は、下部走行体110、スイングサークル120及び上部旋回体130を備えている。以下では、作業機械が水平面に設置された状態における重力が作用する方向を「上下方向」と称する。
下部走行体110は、左右一対の履帯111,111を有しており、これら履帯111,111が走行用油圧モータ(図示省略)によって駆動されることで油圧ショベル100を走行させる。
電動機1は、回転中心となる軸線Oが上下方向に一致する縦置きの状態で配置されている。この電動機1の出力は、インナーレース122の内歯に噛み合あったスイングピニオン123に伝達される。
上部旋回体130の旋回の減速時には電動機1が発電機として機能することで回生エネルギーとしての電力を生成する。この電力はインバータ139を介してキャパシタ140に蓄積される。キャパシタ140に蓄積された電力は、エンジン136加速時に発電機モータ137に供給される。キャパシタの電力によって発電機モータ137が駆動されることで、該発電機モータ137がエンジン136の出力を補助する。
図3に示すように電動機1は、ケーシング2、冷却油供給部20、ステータ30及びロータ40を備えている。
<ケーシング>
ケーシング2は、電動機1の外形をなす部材である。ケーシング2は、上下方向(軸線O方向)に延びる筒状をなして内側が収容空間とされた筒状部3と、収容空間を上下から閉塞する第一蓋部4及び第二蓋部7を有している。
冷却油供給部20は、ケーシング2内に冷却油を供給する。本実施形態では、ケーシング2内に供給された冷却油は回収され、冷却された後、再びケーシング2内に供給される。即ち、冷却油供給部20によって冷却油を循環させている。
冷却油供給部20は、冷却油貯留部21、導入流路22、還流流路23、冷却油ポンプ24及び冷却部25を備えている。
ステータ30は、ステータコア31及びコイル34を備えている。
ステータコア31は、軸線Oを中心とした円筒状をなして外周面がケーシング2の内周面に固定されたヨーク32と、該ヨーク32の内周面から突出するようにヨーク32の周方向に互いに間隔をあけて複数形成されたティース33とを有する。ステータコア31は、電磁鋼板を上下方向に複数積層させることで構成されている。
ロータ40は、図3及び図4に示すように、シャフト41、ロータコア50、永久磁石80、第一エンドプレート90、第二エンドプレート96及び軸力付与部70を備えている。
シャフト41は、軸線Oに沿って延びる棒状の部材である。以下では、シャフト41の軸線Oに対する径方向を単に「径方向」と称し、シャフト41の軸線Oに対する周方向を単に「周方向」と称する。
シャフト41は、ケーシング2内でステータ30の内側を上下方向に貫通するように配置されている。シャフト41の上端は、ケーシング2内におけるシャフト収容部5内に延びている。シャフト41の下端は、ケーシング2のシャフト貫通部8を挿通してケーシング2の外部まで延びている。シャフト41は、第一軸受11及び第二軸受12によってケーシング2に対して軸線O回りに相対回転可能に支持されている。シャフト41の外周面は第一シール部13及び第二シール部14に接触しており、これら第一シール部13及び第二シール部14の設置個所での液密性が担保されている。
シャフト中心孔44は、シャフト41の上下方向全域にわたっては延びておらず、シャフト41の上端から下端に向かう中途まで延びている。これによってシャフト41は、上端から下端に向かってのシャフト中心孔44が形成されている部分が中空構造とされており、残りの下方側の部分が中実構造とされている。
シャフト径方向孔45の径方向外側の端部は、シャフト41の外周面における固定面43の上端に開口している。固定面43にはロータコア50が外嵌される。固定面43は、シャフト径方向孔45の開口から下方に向かっての所定の領域とされている。シャフト径方向孔45は、周方向に間隔をあけて複数形成されている。本実施形態では、周方向に90°の間隔をあけて計4つのシャフト径方向孔45が放射状に形成されている。
ロータコア50は、図3及び図4に示すように、全体としての外形が軸線Oを中心とした円筒形状をなしており、シャフト41の外周面の固定面43に外嵌されている。シャフト41に外嵌されたロータコア50の上端面50cは、シャフト中心孔44の下端に対応する上下方向位置とされている。シャフト中心孔44は、シャフトの上端から下方の端部に向かって、ロータコア50の上端面50cに対応する上下方向位置まで延びている。シャフト径方向孔45もロータコア50の上端面50cに対応する上下方向位置に位置している。ロータコア50の外周面50aは、軸線Oを中心とした円筒面状をなしている。ロータコア50は、複数の鋼板(電磁鋼板)を上下方向に積層させることで構成されている。複数の鋼板は互いに同様の形状をなしている。
コア中央孔51は、ロータコア50の上下方向にわたって該ロータコアの中央に形成された孔部である。コア中央孔51は軸線Oに直交する断面形状が円形をなしている。ロータコア50は、コア中央孔51を介してシャフト41の固定面43に外嵌されている。
一対の磁石固定壁54,55は、軸線O方向視で、該磁石埋込孔53の長手方向に延びている。一対の磁石固定壁54,55は、互いに平行をなし、かつ、互いに対向している。
外側空間形成壁57は、軸線O方向視で、一対の磁石固定壁54,55における径方向外側の端部同士を接続している。内側空間形成壁56は、軸線O方向視で、磁石固定壁54,55よりも径方向外側に凹むように形成されている。
永久磁石80は、図3及び図4に示すように、ロータコア50の上下方向全域にわたって延びる長尺形状をなしている。永久磁石80は、周方向に間隔をあけて複数がロータコア50に固定されている。
第一壁面57aは、軸線O方向視で、一対の磁石固定壁54,55のうち径方向内側の磁石固定壁54から径方向外側に向かって延びている。第二壁面57bは、軸線O方向視で、一対の磁石固定壁54,55のうち径方向外側の磁石固定壁55から径方向外側に向かって延びている。
第一壁面57a及び第二壁面57bは、軸線O方向視でそれぞれ永久磁石80に接触している。第二壁面57bの永久磁石80への接触箇所は、第一壁面57aの永久磁石80の接触箇所よりも径方向外側に一致している。本実施形態では、第二壁面57bは、永久磁石80の径方向外側の端部となる長側面82と短側面84との角部に接触している。
軸線Oを中心として永久磁石80の径方向外側の端部を通過する円を第三仮想円C3とする。永久磁石80の径方向外側の端部は、外側空間62の径方向外側の端部よりも径方向内側に位置し、かつ、外側空間62の径方向内側の端部よりも径方向外側に位置している。そのため、第三仮想円C3の直径は、第一仮想円C1の直径より小さく、第二仮想円C2の直径より大きい。
第一エンドプレート90は、図3、図4及び図7に示すように、軸線Oに直交する方向に延在するとともに、外形が軸線Oを中心とした円形をなす円板状の部材である。第一エンドプレート90はロータコア50の下方から該ロータコア50に積層されるように固定されている。
第一エンドプレート90は、ロータコア50の下端面50bに下方から当接する上面90aを有する。第一エンドプレート90は、軸線Oを中心とした円筒面状をなして径方向外側を向く外周面90bを有する。第一エンドプレート90の外周面90bの外径は軸線O方向で一定とされている。第一エンドプレート90の外周面90bの上端は、該第一エンドプレート90の上面90aに接続されるとともにロータコア50の下端面50bに当接している。
第一エンドプレート90は、中央に軸線Oを中心とした円形をなす円形孔91が形成されている。第一エンドプレート90は円形孔91がシャフト41の外周面の固定面43に外嵌されることで該シャフト41に固定されている。
第二エンドプレート96は、図3、図4及び図8に示すように、第一エンドプレート90と同様、軸線Oに直交する方向に延在するとともに、外形が軸線Oを中心とした円形をなす円板状の部材である。
第二エンドプレート96は、ロータコア50の上端面50cに上方から当接する下面96aを有する。第二エンドプレート96は、軸線Oを中心とした円筒面状をなして径方向外側を向く外周面96bを有する。第二エンドプレート96の外周面96bの外径は軸線O方向で一定とされている。第二エンドプレート96の外周面96bの下端は、該第二エンドプレート96の下面96aに接続されるとともにロータコア50の上端面50cに当接している。
第二エンドプレート96には、中央に軸線Oを中心とした円形をなす円形孔97が形成されている。第二エンドプレート96は円形孔97がシャフト41の外周面の固定面43に外嵌されることで該シャフト41に固定されている。第二エンドプレート96は第一エンドプレート90とともにロータコア50を上下から挟み込むように支持している。
第二エンドプレート96には、図8に示すように、上下方向に貫通する貫通孔(排出路)98が周方向に間隔をあけて複数形成されている。本実施形態では、貫通孔98は、周方向に等間隔をあけて計8つが形成されている。
これによって、ロータ40内には、シャフト中心孔44、シャフト径方向孔45、軸方向流路52、分配路92、内側空間61及び貫通孔98の順序で冷却油が流通する冷却流路が形成されている。
軸力付与部70は、第一エンドプレート90と第二エンドプレート96とが近接する方向に軸力を付与する役割を有しており、図3及び図4に示すように、段差部71及びリング72から構成されている。
電動機1の駆動時には、インバータ139を介してステータ30の各コイル34に交流電力が供給される。そして、コイル34によって生成される回転磁界に各永久磁石80が追従することでロータ40がステータ30に対して回転する。油圧ショベル100の上部旋回体130の旋回時には電動機1が高トルクで駆動される。そのため、ロータコア50での鉄損及び永久磁石80内の渦電流損によりロータコア50及び永久磁石80が高温になる。また、コイル34での銅損及びステータコア31での鉄損によりステータ30が高温となる。特コイル34に平角巻線を用いた場合には、ロータコア50に熱が籠り易くなる。ステータ30が高温となれば、該ステータ30の輻射熱によりロータコア50はさらに高温となる。そのため、冷却油供給部20により電動機1内に冷却油が供給される。
即ち、永久磁石80とロータコア50における磁石埋込孔53の磁石固定壁54,55との間には部分的に隙間が形成される場合がある。また、ロータコア50を形成する複数の鋼板間には微小な隙間が形成される場合がある。このような場合には、当該隙間を介して内側空間61を上方に向かって流通する冷却油の一部が外側空間62内に侵入してしまう。
さらに、第一排出口62a、第二排出口62bから排出される冷却油は、ロータ40の遠心力に従って径方向外側に放出される。そのため、これら第一排出口62a、第二排出口62bから放出される冷却油によって、特に上部コイルエンド34a、下部コイルエンド34bの冷却を図ることができる。
特に本実施形態のように軸力付与部70によって第一エンドプレート90及び第二エンドプレート96に軸力が付与される場合であっても、当該軸力に対抗できるだけの第一エンドプレート90及び第二エンドプレート96の強度を確保することができる。
即ち、ロータコア50のアウターブリッジ59に対応する箇所に上下方向にわたって開口する排出口を形成した場合、永久磁石80が遠心力の影響により外れてしまう可能性がある。また、磁束が縦に漏れてしまうことで、電動機1の性能低下にもつながる。
また、ロータコア50のアウターブリッジ59に対応する箇所に、上下方向に間隔をあけて排出口を形成した場合には、ロータコア50を形成するために複数の型の鋼板が必要となる。即ち、排出口が形成される部分の鋼板と該排出口が形成されない部分の鋼板との少なくとも2種類の型を用いる必要があり、製造コストが増加する。また、強度の低下や上下方向の磁束の漏れもやはり避けられない。
また、第一エンドプレート90及び第二エンドプレート96の外径が上記範囲に設定されていることで、第一エンドプレート90、第二エンドプレート96は、ロータコア50の外周側の領域まで存在している。そのため、第一エンドプレート90、第二エンドプレート96によって、ロータコア50の外周側の領域でも該ロータコア50を構成する鋼板に対して適切に付勢力を与えることができる。
このように、第一エンドプレート90及び第二エンドプレート96の外径を第一仮想円C1の外径と第二仮想円C2の外径との間の値とすることで、外側空間62の冷却油の排出とロータコア50の固定との両立を図ることができる。
特に第一変形例では、テーパ面96cが外側空間62から離間するに従って径方向外側に向かって延びているため、外側空間62内の冷却油を第二排出口62bを介して径方向外側へと案内できる。そのため、上部コイルエンド34aにより積極的に冷却油を供給することができる。
また、上記第一〜第四変形例では、第二エンドプレート96及び第二排出口62bについて説明したが、第一エンドプレート90及び第二排出口62bを同様の構成としてもよい。
第二実施形態は、永久磁石180の構成が第一実施形態と異なる。第二実施形態の永久磁石180の上下方向の両方の端面180a,180bは、それぞれロータコア50の上端面50c、下端面50bよりも磁石埋込孔53内、即ち、磁石埋込孔53の軸線O方向内側に後退して配置されている。
さらに、ロータコア50に流路を形成しようとすれば、形状の異なる複数種類の鋼板が必要となり、これら鋼板に対応する複数の型を使用する分だけコストが増加してしまう。
第三実施形態は、第一エンドプレート190の分配路192の構成が第一実施形態と異なる。
周方向流路194の周方向の両端側は、軸線O方向視にて互いに近接する一対の内側空間61を含む位置とされている。即ち、周方向流路194は、周方向の両端側の部分でそれぞれ内側空間61の下端に連通している。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば実施形態では、第一エンドプレート90によって第一排出口62aが形成され、第二エンドプレート96によって第二排出口62bが形成されている例について説明したが、第一排出口62a、第二排出口62bの少なくとも一方が形成されていればよい。
第一実施形態では、ロータ40内部を流通した冷却油をステータ30に散布する構成としたが、ロータ40内部の冷却経路とは別にステータ30を冷却する冷却経路を設けてもい。ステータ30に対して冷却油を外部から直接供給する構成であってもよい。
第一実施形態では、軸方向流路52がシャフト41の外周面に沿って延びる構成とした。軸方向流路52は、シャフト41の外周面に接することなく、ロータコア50の内部に形成してもよい。
実施形態では、冷却媒体として冷却油を用いた例について説明したが、冷却空気や他の媒体からなる冷却媒体を用いてもよい。
また、実施形態では、電動機1の出力をスイングピニオン123に伝達する例について説明したが、例えば、電動機1が遊星歯車減速機を介してスイングピニオン123に接続されていてもよい。
実施形態では、本発明を作業機械としての油圧ショベル100の電動機1に適用した例について説明したが、他の作業機械の電動機1に適用してもよい。
Claims (8)
- 軸線方向に延びるシャフトと、
前記軸線方向に積層された複数の鋼板を有して前記シャフトの径方向外側に固定されるとともに、前記軸線方向に貫通する複数の磁石埋込孔が周方向に間隔をあけて複数形成されたロータコアと、
各前記磁石埋込孔に設けられるとともに、該磁石埋込孔内の空間を内側空間と該内側空間よりも径方向外側で前記軸線方向に延びる外側空間とに区画する複数の永久磁石と、
前記ロータコアの前記軸線方向一方側の端面に当接するように設けられて、外部から供給される冷却媒体を、前記内側空間と前記外側空間とのうち前記内側空間のみに供給する分配路を有する第一エンドプレートと、
前記ロータコアの前記軸線方向他方側の端面に当接するように設けられて、前記内側空間を流通した前記冷却媒体を外部に排出する排出路を有する第二エンドプレートと、
を備え、
前記第一エンドプレートと前記第二エンドプレートとの少なくとも一方が、前記外側空間の前記軸線方向の端部を外部に連通させる排出口を形成しているロータ。 - 前記第一エンドプレートと前記第二エンドプレートとの少なくとも一方の外周面の外径が、前記軸線を中心として前記外側空間の径方向外側の端部を通る第一仮想円の直径よりも小さく形成されていることによって、前記排出口が形成されている請求項1に記載のロータ。
- 前記第一エンドプレートと前記第二エンドプレートとの少なくとも一方の外周面の外径が、前記軸線を中心として前記外側空間の内周側の径方向内側の端部を通る第二仮想円の直径よりも大きい請求項2に記載のロータ。
- 前記永久磁石の前記軸線方向の少なくとも一方の端面が、前記ロータコアの端面よりも前記磁石埋込孔内に後退していることで、該永久磁石の端面と前記第一エンドプレートと前記第二エンドプレートとの間に、前記内側空間と前記外側空間とを連通させる端部連通路が形成されている請求項1から3のいずれか一項に記載のロータ。
- 前記永久磁石は、前記磁石埋込孔内で前記軸線方向に複数が配列された磁石片からなり、
互いに前記軸線方向に隣り合う前記磁石片の間に、前記内側空間と前記外側空間とを連通させる内部連通路が形成されている請求項1から4のいずれか一項に記載のロータ。 - 前記分配路は、
径方向に延びて、径方向内側の端部に冷却冷媒が供給される径方向流路と、
該径方向流路の径方向外側の端部から該径方向流路に交差して周方向両側に延びて、該周方向両側で前記内側空間に連通する周方向流路と、
を有する請求項1から5のいずれか一項に記載のロータ。 - 請求項1から6のいずれか一項に記載のロータと、
前記ロータコアを外周側から囲うステータコア、及び、該ステータコアに周方向に間隔をあけて複数設けられたコイルを有するステータと、
前記ロータコアに前記冷却媒体を供給する冷却媒体供給部と、
を備える電動機。 - 下部走行体と、
下部走行体上に設けられた上部旋回体と、
前記軸線が上下方向に延びるように配置されて、前記下部走行体に対して前記上部旋回体を前記軸線回りに旋回させる請求項7に記載の電動機と、
を備える油圧ショベル。
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