JP2018167497A - 液体吐出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】顔料粒子の沈降などに起因した記録品位低下を防止するための攪拌動作が効果的に行われるようにする。【解決手段】記録媒体に対して液体を吐出する吐出口を有する液体吐出ヘッドと、液体吐出ヘッドを、記録媒体に対して離間および近接させるように第1の方向に案内する第1の案内手段と、液体吐出ヘッド内の液体を攪拌するために第1の案内手段による案内に伴って第1の方向とは異なる第2の方向に液体吐出ヘッドを案内する第2の案内手段と、を有することを特徴とする。【選択図】図6
Description
本発明は、液体を吐出させて記録を行う記録装置に関し、例えばインクを吐出するインクジェット記録装置に関する。
インクを吐出させて画像を記録するためのインクジェット記録装置(以下、単に記録装置ともいう)では、インクジェット記録ヘッド(以下、単に記録ヘッドともいう)の吐出口からインクを吐出させ、記録紙等の記録媒体上に着弾させる。
記録ヘッドに用いられるインクとして、染料を溶剤に溶かした染料インクや顔料を溶剤に分散させた顔料インクなどがある。特に顔料インクは、染料インクよりも耐水性や耐候性に優れている。しかし、顔料インクは、例えば長時間放置すると顔料粒子が沈降し、インクが溜まっている下層では、顔料粒子の濃度が高く過渡に色が濃い層(以下、沈降インクともいう)となり、上層ではインクの濃度が低く色が薄い層となる現象が起こる。
そこで、例えば特許文献1に開示された技術を適用し、記録ヘッドを備えたキャリッジを設定された所定の範囲で上下動させることで、記録ヘッド内の沈降インクを攪拌することが考えられる。
しかしながら、上下動を行うだけでは、記録装置を長期間放置された後に記録を行うと、インクが良好に攪拌されない可能性がある。すると、沈降インクによる液体粘度や濃度のむらにより記録品位が低下する恐れがある。また、予備吐出などの回復動作のみを用いて沈降インクを除去しようとすると、必要以上にインクを吐出するとインク消費が増大してしまうこともある。
よって本発明は、沈降インク等に起因した記録品位の低下を防止することを目的とする。
記録媒体に対して液体を吐出する吐出口を有する液体吐出ヘッドと、液体吐出ヘッドを、記録媒体に対して離間および近接させるように第1の方向に案内する第1の案内手段と、液体吐出ヘッド内の液体を攪拌するために第1の案内手段による案内に伴って第1の方向とは異なる第2の方向に液体吐出ヘッドを案内する第2の案内手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、沈降インク等に起因した記録品位の低下の防止できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態の記録装置は、本発明をフルラインタイプのインクジェット記録装置に適用した例である。
図1は、本実施形態に係る記録装置10の概念的な構成例の説明図である。記録装置10は、パーソナルコンピュータなどの形態のホスト装置12に接続されており、このホスト装置12から記録装置10に画像情報などが送られる。本実施形態では、記録ヘッド22として、本実施形態ではロール紙とした記録媒体Pにフルカラー記録を行う。このために、ブラック(Bk)、シアン(C)、マゼンタ(M)、およびイエロー(Y)のインクを吐出するための記録ヘッド22Bk、22C、22M、および22Yを備える。これらは媒体搬送方向Aに沿って並置されている。また、これらの記録ヘッド22Bk、22C、22M,および22Yには、後述するインクタンク28からそれぞれ対応する各色のインクが供給される。なお、色の数すなわち記録ヘッドの数は任意所望に定め得るものであり、特に記録ヘッドの区別を必要としない場合には、以下では単に「記録ヘッド22」として包括的に参照することもある。
さらに記録ヘッド22には、電気熱変換素子(ヒータ)やピエゾ素子などの吐出エネルギー発生素子を用いて、複数の吐出口から対応するインクを吐出する構成となっている。電気熱変換素子を用いて場合には、その発熱によりインクを発泡させ、その発泡エネルギーを利用して吐出口からインクを吐出することができる。これらの吐出口は、媒体搬送方向Aと交差する方向、本実施形態の場合は直交する方向に配列されている。これらの記録ヘッド22は所謂長尺なラインヘッドの形態を有しており、本実施形態の記録ヘッド22ないしは吐出口配列範囲の長さは、記録装置10において記録可能な記録媒体の最大の幅(図1の紙面に直交する方向の長さ)よりもやや長くなっている。また、記録ヘッド22は、画像の記録動作中は所定の記録位置に位置決めされている。
記録ヘッド22の回復処理を実行するために、記録装置10には回復ユニット400が組み込まれている。回復ユニット400には、記録ヘッド22における吐出口の形成面(以下、吐出口形成面ともいう)からインクを除去するためのキャッピング機構50が備えられている。キャッピング機構50は、それぞれの記録ヘッド22Bk、22C、22M、および22Yの吐出口に対向するように設けられている。キャッピング機構50には、吐出口形成面をワイピングするためのワイパ、そのワイパを保持するワイパ保持部材、ワイパに付着したインクを除去するためのインク除去部材、および吐出口形成面に密着するキャップ等が備えられている。
記録媒体Pは、供給ユニット24から供給されて、記録装置10に組み込まれた搬送機構26によって媒体搬送方向Aに搬送される。搬送機構26は、記録媒体Pを載置して搬送する搬送ベルト26a、この搬送ベルト26aを回転させるための搬送モータ26b、および搬送ベルト26aに張力を与えるローラ26cなどから構成されている。搬送機構26は、搬送ローラを用いて記録媒体Pを搬送する構成であってもよく、またユニット化した搬送ユニットを構成するものであってもよい。後述する具体的な構成例において、搬送機構26は、供給ユニット24を含み、かつ搬送ローラを用いて記録媒体Pを搬送する搬送ユニットとして構成されている。
記録媒体Pに画像を記録する際には、搬送中の記録媒体Pにおける記録開始位置が記録ヘッド22Bkの下に到達した後に、記録データ(画像情報)に基づいて、記録ヘッド22Bkにおける複数の吐出口からブラックインクを選択的に吐出する。同様に記録ヘッド22C、記録ヘッド22M、記録ヘッド22Yの順に、各色のインクを吐出してカラー画像を記録媒体Pに記録する。記録装置10には、それぞれの記録ヘッド22(22Bk、22C、22M、22Y)にインクを供給するインクタンク28(28Bk、28C、28M、28Y)が備えられている。さらに、記録装置10には、記録ヘッド22に対するインクの供給動作および回復動作をするための各種ポンプなどが備えられている。
図2は、記録装置10の制御系のブロック構成図である。ホスト装置12から送信された記録データやコマンドなどの情報は、インターフェイスコントローラ102を介してCPU100に受信される。CPU100は、記録装置10の記録データの受信、記録動作、記録媒体Pのハンドリング等の記録装置10における制御の全般(後述する、記録ヘッド22の昇降動作に対応する制御も含む)を掌る演算処理装置である。CPU100は、受信したコマンドを解析した後に、記録データの各色成分のイメージデータをイメージメモリ106にビットマップ展開して描画する。CPU100は、各種センサと接続されている。
画像を記録する場合には、まず、出力ポート114とモータ駆動部116を介してキャッピングモータ122およびヘッド昇降モータ118を駆動制御して、それぞれの記録ヘッド22を対応するキャッピング機構50から離して記録位置に移動させる。キャッピングモータ122は、キャッピング機構50を図1中の矢印B1、B2方向に移動させるためのモータであり、ヘッド昇降モータ118は、記録ヘッド22を図1中の矢印C1,C2方向の昇降させるためのモータである。その後、出力ポート114とモータ駆動部116を介して、記録媒体Pを繰り出すためのロールモータ(図示せず)、および定速度で記録媒体Pを搬送するための搬送モータ26b等を駆動制御して、記録媒体Pを媒体搬送方向Aに搬送する。一定速度で搬送される記録媒体Pに対してインクを吐出し始めるタイミング(記録タイミング)は、不図示の先端検知センサによる記録媒体Pの先端の検出タイミングに基づいて決定される。CPU100は、記録媒体Pの搬送に同期して、インク色毎に対応する記録データをイメージメモリ106から順次に読み出し、この読み出したデータを、記録ヘッド制御回路112を介して対応する記録ヘッド22Bk、22C、22M、22Yに転送する。
CPU100は、プログラムROM104に記憶された処理プログラムに基づいて処理を実行する。プログラムROM104には、制御フローに対応する処理プログラム及びテーブルなどが記憶されている。ワークRAM108は、作業用のメモリなどとして使用される。CPU100は、それぞれの記録ヘッド22のクリーニング動作や回復動作時には、出力ポート114とモータ駆動部116を介してポンプモータ124を駆動制御し、インクの加圧および吸引等を行わせる。
図3は、記録装置10に組み込まれるエンジンユニット200の斜視図であり、そのエンジンユニット200は、樹脂製のエンジンフレーム20の中に、ヘッドユニット300、回復ユニット400、ポンプユニット500を1つにまとめた構成となっている。図4は、エンジンフレーム20の斜視図である。移動部は、記録ヘッド22を含むヘッドユニット300をエンジンフレーム20に一体的に形成された、案内路をなすガイドレール20a、20b、20cによって、矢印C1、C2方向に昇降可能に支持され、次に述べるようなさまざまな位置に設定可能である。また、移動手段をなす昇降部(図示せず)は、ヘッド昇降モータなどから構成され、ヘッドユニット300を昇降可能にする。キャッピング機構50を含む回復ユニット400は、エンジンフレーム20に一体的に形成されたレール部(図示せず)によって、矢印B1、B2方向にスライド可能に支持されている。
図5(a)〜(e)は、ヘッドユニットの各位置にあるときの図3のV−V線断面図である。図5(a)は、ヘッドユニット300の基準となる位置(以下、基準位置ともいう)であり、この基準位置から、さまざまな位置にヘッドユニット300を移動させることで、種々の動作を行うことができる。ヘッドユニット300は、ヘッド昇降モータ118の回転方向および回転量に応じて、記録媒体Pに対して近接および離間する方向に昇降し、昇降方向におけるそれぞれの位置はセンサ(図示せず)によって検知されて、停止する。
例えば、ヘッドユニット300の吐出口をワイピングする場合、ヘッドユニット300を基準位置(図5(a))から下方に位置するワイピング位置に下降させる(図5(b))。そのワイピング位置において、ヘッドユニット300の記録ヘッド22の吐出口形成面に対して回復ユニット400を移動させ、回復ユニット400に備わるワイパを吐出口形成面に摺接させることによりワイピング(清掃)する。その後、ワイパを回復ユニット400とともに矢印B1方向へ移動させ、記録ヘッド22の直下の位置からずらす。
記録媒体Pに文字や画像を記録する場合には、基準位置よりも下方に位置する記録位置までヘッドユニット300を下降させ、記録媒体Pに記録をする(図5(d))。しかし、記録を開始する前には、記録ヘッド22内に沈降インクなどの影響により記録品位に問題が生じる可能性があるため、記録ヘッド22内のインクを攪拌する動作を行う。このときは、ヘッドユニット300を記録位置から基準位置よりも上方に位置する傾斜位置(図5(c))まで上昇させる。この傾斜位置から記録位置まで、ヘッドユニット300を移動させることで生じる揺動により、記録ヘッド22内のインクを効果的に攪拌することができる。そして、記録終了後には、ヘッドユニット300はヘッド基準位置まで上昇する。
この移動は記録位置と傾斜位置の間に限らず、上述したヘッド基準位置、ワイピング位置および後述するキャッピング位置と傾斜位置との間で移動させることも可能である。また、1回以上往復移動させることもできる。
さらに、記録ヘッド22に対し吸引などによる回復処理を行う場合には、回復ユニット400を矢印B2方向に移動させ、ヘッドユニット300を基準位置より下方に位置するキャッピング位置まで下降させる(図5(e))。この位置で回復ユニット400のキャッピング機構50がヘッドユニット300の記録ヘッド22をキャッピングし、吸引などによる回復処理を行う。回復処理後、画像の記録を開始する場合には、まず、ヘッドユニット300を矢印C1方向に上昇させる。これにより、記録ヘッド22がキャッピング機構50から離間して、キャッピング機構50によるキャッピングが解除される。ヘッドユニット300がワイピング位置まで上昇させ、回復ユニット400に備わるワイパをスライドさせ、そのワイパによって記録ヘッド22の吐出口形成面をワイピングする。その後、ヘッドユニット300を基準位置まで上昇させる。ワイパを移動させて所定の位置に戻してから、回復ユニット400を矢印B1方向に移動させて、キャッピング機構50を記録ヘッド22の直下の位置からずらす。その間、ヘッドユニット300は矢印C2方向に下降し、記録ヘッド22が画像を記録するための記録位置までに下降する。この記録位置における記録ヘッド22からインクを吐出することにより、前述したように、媒体搬送方向Aに連続的に搬送される記録媒体Pに対して画像を記録する。
さらに、本実施形態では、ヘッドユニット300の記録ヘッド22を傾斜位置と、基準位置、ワイピング位置、キャッピング位置、および記録位置の何れかの位置との間で移動させ、記録ヘッドの揺動を生じさせ、記録ヘッド22内に沈降したインクを攪拌させる。
図6は、エンジンユニットを備えるヘッドユニットを吐出口側からみた斜視図である。図7、図8、および図9は、それぞれ、図6のヘッドユニットのVII矢視図、VIII矢視図、およびIX矢視図である。ヘッドユニット300には、ヘッドユニット300を昇降させるためのガイドレール20a、20b、20cと嵌合する回転支持部(以下、スライド軸受けともいう)305が取り付けられている。
そのスライド軸受け305は、図10(b)のように、直径Dの円周上に位置する外周面を有する一対の略半円形を対向させた形状の部分を有しており、当該対向する部分間にガイドレールと嵌合する幅Wの溝部305aが形成されている。ヘッドユニット300には、図7のように、ガイドレール20bに嵌合するためのスライド軸受け305が2つ取り付けられており、同様に図9には1つ、スライド軸受け305が取り付けられている。スライド軸受け305には、図10(e)に示すように、爪部305dが形成され、ヘッドユニット300に形成されたスライド軸受け305取り付け位置に形成された穴302bに対して、爪部305dが弾性的に嵌合することにより、定位置に固定できる。スライド軸受け305は、直径D上の中心を軸に回動可能に取り付けられている。さらに、スライド軸受け305には、凹部305cが形成されており、ヘッドユニット300の凸部302cに位置することで、回動の範囲が所定の範囲に規定される。
一方、図8のように、ガイドレール20aに嵌合するためのスライド軸受けは他とは異なり、図7および図9で取り付けたスライド軸受け305の凹部305cよりも幅の広い凹部305eが形成されている。傾斜位置に移動する際に、ガイドレール20bおよび20cでは、スライド軸受け305を回動せずに移動するが、ガイドレール20aでは、スライド軸受け305を回動させ、移動する。図11のように、ガイドレール20aでは、ヘッドユニット300の凸部302bにより位置決めがされる。ガイドレールの湾曲部1001aでは、スライド軸受け305の凹部305eとヘッドユニット300の凸部302bとの隙間があるため回動が始まると、凸部302bも画成された凹部305eの空間内を移動し、ヘッドユニット300が傾斜位置へ移動する。また、ガイドレール20aの湾曲部1001aの幅を他の部分よりも狭くすることにより、スライド軸受け305の凹部305eとヘッドユニット300の凸部302bとの間に隙間を形成する。
記録ヘッド22の複数の吐出口は、記録媒体の搬送方向の搬送方向に平行な方向よりも記録媒体の搬送方向に直行する方向に長く配置されている。このため、記録ヘッドの液室形状もこれに対応して記録媒体の搬送方向に平行な方向よりも記録媒体の搬送方向に直行する方向に長い形状となる。よって、記録ヘッド22内に沈降したインクを攪拌するために揺動させる攪拌を行う際には、ヘッドを長手方向に傾けることが望ましい。
また、記録ヘッド22内のインク量が少ない方が沈降インクを攪拌しやすいため、記録ヘッド22内のインクの液面を下げた後、記録ヘッド22を長手方向に揺動させることも効果的と考えられる。
図12は、本実施形態による処理手順の一例を示すフローチャートである。まず、ステップS1にて記録指示が有るかどうかを判断し、肯定判定であれば回復処理を行うステップS7に進む一方、否定判定であれば記録ヘッドの攪拌を行う所定の時間であるかを判断するステップS3に進む。ステップS3で否定判定がなされればステップS1に復帰して記録指示を待機する一方、肯定判定がなされれば、記録ヘッド22が停止している位置から傾斜位置まで移動する攪拌動作を実行させてからステップS1に復帰する。
ステップS1で記録開始の指示が確認された場合には、ステップS7にて回復処理を実行し、ステップS9にて上述のように記録ヘッド22の昇降および傾斜を伴う攪拌動作を実行する。ステップS11では、攪拌のための昇降の移動が十分であるかを判断し、肯定判定であれば、記録媒体Pへ記録するステップS13に進む一方、否定判定であればステップS9の攪拌動作へ戻る。ステップS9で攪拌動作を行うことは、記録装置の電源オン後に直ちに記録開始が指示された場合に効果的である。また、ステップS11で攪拌動作が十分であるかの判定を行うことは、記録装置の電源オフ時間に応じて十分な攪拌動作を行うことができるので有効である。
ステップS15では、記録を終了するかの判断を行い、肯定判定であれば記録を終了し、ステップS17にて攪拌動作を実行した後、ステップS19にて記録ヘッドの吐出形成面をキャッピングする。つまり、キャッピングを行うための昇降動作に付随して攪拌動作を実施するのである。一方、否定判定であれば、ステップS13に戻り記録を継続する。
なお、攪拌動作のタイミングは適宜定めることができ、図10の制御手順のように、所定の時間毎、記録動作の開始前、および昇降動作時のすべてのタイミングで行われるものでなくてもよい。攪拌動作の実施・非実施は、記録ヘッドを傾斜位置まで移動させるか否かで切り替えることができる。
以上のように、スライド軸受け305と湾曲部1001aを設けたガイドレール20a、20b、20cによって、ヘッドユニット300を傾斜位置とその他のいずれかの位置との間において往復動作し、ヘッドを揺動させヘッド内の沈降インクを攪拌する。それらによって、顔料インクの沈降等による液体粘度、濃度のムラによる記録品位低下の恐れを防止、抑制することができる。
(その他)
なお、本発明は、上述した実施形態に限られることなく、適宜の変形、修正および代替などが可能である。
なお、本発明は、上述した実施形態に限られることなく、適宜の変形、修正および代替などが可能である。
例えば、上述した実施形態では、ガイドレールと嵌合するスライド軸受けは、略円形の平面形状であり、溝部が形成されているものを例示した。しかし、溝部を形成したものに限らず、一対一組のガイドローラを備え、ガイドレールをガイドローラ間に係合しても良い。また、ガイドレールの湾曲部から先端までを直線と例示したが、波型形状にしても良い。
さらに、ヘッドホルダが記録ヘッドを入れ子構造で内部に保持する構成とし、ガイドレールでヘッドホルダがガイドレールに沿って昇降するのに伴って、ヘッドホルダ内で記録ヘッドが傾斜する構成としても良い。
またさらに、上述の実施形態では、液体吐出記録装置としてインクジェット記録装置を例示した。しかし本発明は、記録ヘッド内の液体を攪拌する機能が果たせればよく、インク以外の液体を吐出する液体吐出装置としても広く適用可能である。
20 エンジンフレーム
20a、20b、20c ガイドレール
22 記録ヘッド
300 ヘッドユニット
305 スライド軸受け(軸受け)
400 回復ユニット
500 ポンプユニット
1001a 湾曲部
P 記録媒体
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P 記録媒体
Claims (9)
- 記録媒体に対して液体を吐出する吐出口を有する液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドを、前記記録媒体に対して離間および近接させるように第1の方向に案内する第1の案内手段と、
前記液体吐出ヘッド内の液体を攪拌するために前記第1の案内手段による案内に伴って前記第1の方向とは異なる第2の方向に前記液体吐出ヘッドを案内する第2の案内手段と、
を有することを特徴とする液体吐出装置。 - 前記第1の案内手段は、吐出性能の回復を行う回復位置に前記液体吐出ヘッドを案内し、
前記第2の案内手段は、前記回復位置よりも前記記録媒体から離れた位置において前記液体吐出ヘッドを前記第2の方向に案内することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。 - 前記第2の方向は、前記液体吐出ヘッドの長手方向に対して傾斜した方向であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体吐出装置。
- 前記液体吐出ヘッド内部の液体の量を調整可能な液量調整手段を有し、
前記液量調整手段は、前記第2の方向に前記液体吐出ヘッドを案内する前に前記液体吐出ヘッド内の前記液体の液面を下げることを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。 - 前記第2の案内手段は、所定の時間、記録動作の開始前、前記記録媒体に対する接離方向への移動時、のうち少なくとも1つのタイミングに基づいて、前記液体吐出ヘッドを前記第2の方向に案内することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
- 前記第1の案内手段は、ガイドレールと該ガイドレールに嵌合するスライド軸受けとを有することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
- 前記第2の案内手段は、前記ガイドレールの湾曲部として形成されていることを特徴とする請求項6に記載の液体吐出装置。
- 前記湾曲部における前記ガイドレールの幅は、前記湾曲部以外の幅よりも狭いことを特徴とする請求項7に記載の液体吐出装置。
- 前記液体吐出ヘッドを入れ子構造で内部に保持するヘッドホルダを有し、前記第1の案内手段は該ヘッドホルダを案内し、前記第2の案内手段は前記液体吐出ヘッドを案内することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
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