以下に、本願の開示する発表評価システム、評価端末、撮像端末、評価方法、表示方法、評価プログラムおよび表示プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本実施例に係る発表評価システムの一例を示す図である。図1に示すように、この発表評価システム1は、評価端末100a、100b、100c、100dと、撮像端末200とを有する。撮像端末200および評価端末100a〜100dは、無線LAN(Local Area Network)等を介して相互に接続される。撮像端末200は、発表者20を撮影可能な位置に配置される。また、評価端末100a〜100dは、評価者10a〜10dによりそれぞれ操作される。以下の説明では、評価端末100a〜100dをまとめて、適宜、評価端末100と表記する。評価者10a〜10dをまとめて、評価者10と表記する。評価端末100は、複数の端末群に対応し、撮像端末200は、第1の端末に対応する。
撮影端末200は、発表者20の動画像を撮影し、撮影した動画像の情報を評価端末100に送信する。撮像端末200は、評価端末100から発表者20に関する各評価者10a〜10dの評価結果を受信し、評価ポイントの算出、および、評価メッセージを生成する。撮像端末200は、評価メッセージ等を発表者20が確認可能なディスプレイに表示する。以下の説明では、撮影端末200が撮影した動画像の情報を、動画像データと表記する。
評価端末100は、撮像端末200から動画像データを受信し、受信した動画像データを表示する。評価端末100は、表示した動画像データまたは発表者を参照する評価者10からの評価の入力を受け付ける。評価端末100は、受け付けた評価結果を、撮像端末200に送信する。
図2は、評価端末の表示画面の一例を示す図である。図2に示すように、この評価端末100の表示画面30には、動画表示領域30aと、サムネイル表示領域30bと、タイムライン領域30cと、スタンプ領域30dとを有する。
動画表示領域30aは、撮影端末200から送信される動画像データを表示する領域である。
サムネイル表示領域30bは、動画像データを構成する複数の画像のサムネイル画像を表示する領域である。サムネイル表示領域30bにおいて、各サムネイル画像は、再生タイミングを示す時間軸上に配置される。
タイムライン領域30cは、動画像データの再生タイミングを示すタイムラインを表示する領域である。例えば、評価者10は、後述するスタンプ領域30dに配置された各種のスタンプを、タイムライン領域30cにドラッグすることで、評価を行う。タイムライン領域30cに配置されたスタンプに対応する評価結果は、撮像端末200に通知され、撮像端末200にリアルタイムに表示される。
スタンプ領域30dは、総合評価スタンプ領域31aと、応援スタンプ領域31bと、評価スタンプ領域31cと、時間スタンプ領域31dを有する。
総合評価スタンプ領域31aには、発表終了後の総合評価を行うためのスタンプを表示する領域である。以下の説明では、総合評価を行うためのスタンプを「総合評価スタンプ」と表記する。総合評価スタンプは、撮像端末200には、リアルタイムに表示されない。
応援スタンプ領域31bは、発表者を応援するためのスタンプを表示する領域である。以下の説明では、発表者を応援するためのスタンプを「応援スタンプ」と表記する。評価者10が応援スタンプを押下することで、対応する応援スタンプが、撮像端末200にリアルタイムに一定時間表示される。評価者10が応援スタンプを押下できる回数には上限がある。
評価スタンプ領域31cは、発表者を評価するためのスタンプを表示する領域である。以下の説明では、発表者を評価するためのスタンプを「評価スタンプ」と表記する。評価者10が評価スタンプを押下することで、所定の表示ルールに従って、撮像端末200にリアルタイムに表示される。
時間スタンプ領域31dは、発表時間を評価するためのスタンプを表示する領域である。以下の説明では、発表時間を評価するためのスタンプを「時間スタンプ」と表記する。
図3は、発表中における撮像端末の表示画面の一例を示す図である。図3に示すように、この撮像端末200の表示画面40には、時間表示領域40aと、応援領域40bと、評価領域40cと、タイムライン領域40dとを有する。
時間表示領域40aは、発表の残り時間を表示する領域である。応援領域40bは、評価者10に応援スタンプが押下された場合に、評価者10が応援していることを示す応援画像を表示する領域である。
評価領域40cは、評価者10により押下された評価スタンプの集計結果と、所定の表示ルールに従って評価画像および評価メッセージを表示する領域である。
タイムライン領域40dは、動画像データの再生タイミングを示すタイムラインを表示する領域である。タイムライン領域40cは、図2で説明したタイムライン領域30cに配置される各種のスタンプを表示する。
図4は、発表終了後における撮像端末の表示画面の一例を示す図である。図4に示すように、この撮像端末200の表示画面50には、総合評価領域50aと、発表時間領域50bと、タイムライン領域50cと、応援結果領域50dとを有する。
総合評価領域50aは、発表内容の総合評価結果を表示する領域である。発表時間領域50bは、発表時間を表示する領域である。
タイムライン領域50cは、各評価者10の評価端末100のタイムライン領域52a〜52dの情報と、各タイムライン領域52a〜52dをまとめたタイムライン領域51を有する。なお、タイムライン領域51には、タイムライン領域52a〜52dに配置されたスタンプの内、評価スタンプの情報を表示させる。また、領域53には、各評価者10の総合評価スタンプが表示される。
応援結果領域50dは、発表期間における応援スタンプの集計結果を表示する領域である。
続いて、図1に示した評価端末100の構成の一例について説明する。図5は、本実施例に係る評価端末の構成を示す機能ブロック図である。図5に示すように、評価端末100aは、通信部110と、操作部120と、記憶部130と、制御部140とを有する。評価端末100b〜100dの構成は、評価端末100aの構成と同様である。
通信部110は、無線LAN(Local Area Network)等を用いて、撮像端末200とデータ通信を実行する処理部である。後述する制御部140は、通信部110を介して、撮像端末200とデータをやり取りする。通信部110は、通信装置に対応する。
操作部120は、評価者10の操作を受け付ける処理部であり、例えば、タッチパネルに対応する。操作部120は、撮像端末200に撮影され、評価端末100aに表示された動画像データに対する各種の評価を受け付ける。例えば、各種の評価は、図2に示した総合評価スタンプ、応援スタンプ、評価スタンプの押下に対応する。
操作部120は、タッチパネルであるため、制御部140から出力される情報を表示する機能も有する。例えば、操作部120は、図2に示した表示画面30、図4に示した表示画面50の情報を表示する。
記憶部130は、バッファ131、総合評価スタンプ情報132、応援スタンプ情報133、評価スタンプ情報134、時間スタンプ情報135を有する。記憶部130は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子や、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置に対応する。
バッファ131は、撮像端末200のカメラ210に撮影された動画像データを格納するバッファである。
総合評価スタンプ情報132は、総合評価スタンプに関する情報である。図6は、総合評価スタンプ情報のデータ構造の一例を示す図である。図6に示すように、この総合評価スタンプ情報132は、種類と、識別番号と、画像とを対応付ける。種類は、スタンプの種類を示すものである。例えば、総合評価スタンプの種類は「総合評価」となる。識別番号は、スタンプを一意に識別する情報である。画像は、総合評価スタンプの画像である。各総合評価スタンプの画像は、図2の総合評価スタンプ領域31aに表示される。
識別番号「A01」の総合評価スタンプは、評価者10が「とてもよい発表内容だった」と判断した場合に、評価者10に押下される。識別番号「A02」の総合評価スタンプは、評価者10が「普通の発表だった」と判断した場合に、評価者10に押下される。識別番号「A03」の総合評価スタンプは、評価者10が「あまりよい発表ではない」と判断した場合に、評価者10に押下される。
評価者10は、操作部120を操作して、総合評価スタンプを何度でも押下することができる。最後に押下された総合評価スタンプが、評価端末100に表示される。また、最後に押下された総合評価スタンプが、評価者10の発表者20に対する総合評価となる。
応援スタンプ情報133は、応援スタンプに関する情報である。図7は、応援スタンプ情報のデータ構造の一例を示す図である。図7に示すように、応援スタンプ情報133は、種類と、識別番号と、画像とを対応付ける。種類は、スタンプの種類を示すものである。例えば、応援スタンプの種類は「応援」となる。識別番号は、スタンプの種別を一意に識別する情報である。画像は、応援スタンプの画像である。各応援スタンプの画像は、図
2の応援スタンプ領域31bに表示される。
識別番号「B01」の応援スタンプは、評価者10が発表者20に対して、「今の調子でがんばって」と応援した場合に、評価者10に押下される。識別番号「B02」の応援スタンプは、評価者10が発表者20に対して、「一番いい発表」と応援したい場合に、評価者10に押下される。
評価者10は、操作部120を操作して、応援スタンプを押下すると、撮像端末200に一定時間、押下された応援スタンプが表示される。評価者10が応援スタンプを一度押下した場合には、一定時間応援ボタンを押下できないように、評価端末100に制御される。また、複数の評価端末100により、応援スタンプが押下された場合には、応援スタンプが強調された状態で、撮像端末200に表示される。
評価スタンプ情報134は、評価スタンプに関する情報である。図8は、評価スタンプ情報のデータ構造の一例を示す図である。図8に示すように、評価スタンプ情報134は、種類と、識別番号と、画像とを対応付ける。種類は、評価スタンプの種類を示すものである。識別番号は、スタンプを一意に識別する情報である。評価スタンプの種類には、「視線」、「声の大きさ」、「ジェスチャー」が含まれる。識別番号は、スタンプの種別を一意に識別する情報である。画像は、評価スタンプの画像である。各評価スタンプの画像は、図2の評価スタンプ領域31cに表示される。
識別番号「C01」の評価スタンプは、評価者10が発表者20に対して「視線が良くない」と判断した場合に、評価者10に押下される。識別番号「C02」の評価スタンプは、評価者10が発表者20に対して「まわりに気を配っている」と判断した場合に、評価者10に押下される。識別番号「D01」の評価スタンプは、評価者10が発表者20に対して「滑舌が良くない」と判断した場合に、評価者10に押下される。
識別番号「D02」の評価スタンプは、評価者10が発表者20に対して「声が大きすぎる」と判断した場合に、評価者10に押下される。識別番号「D03」の評価スタンプは、評価者10が発表者20に対して「すこし声が小さい」と判断した場合に、評価者10に押下される。
識別番号「E01」の評価スタンプは、評価者10が発表者20に対して「身振り手振りがすばらしい」と判断した場合に、評価者10に押下される。識別番号「E02」の評価スタンプは、評価者10が発表者20に対して「動きがほとんどない」と判断した場合に、評価者10に押下される。
評価者10は、操作部120を操作して、評価スタンプを押下し、押下したタイミングから前一定時間の間に、同じ評価スタンプを押下した他の評価者が一定数以上いた場合に、撮像端末200に押下された評価スタンプの画像が一定時間表示される。また、撮像端末200のタイムライン領域40dに、評価スタンプが追加される。
また、評価スタンプが撮像端末200に表示されている間に、他の評価者が同じ評価スタンプを押下した場合には、評価スタンプの画像の表示時間が一定時間延長される。
時間スタンプ情報135は、時間スタンプに関する情報である。図9は、時間スタンプ情報のデータ構造の一例を示す図である。図9に示すように、時間スタンプ情報135は、種類と、識別番号と、画像とを対応付ける。種類は、時間スタンプの種類を示すものである。識別番号は、スタンプを一意に識別する情報である。画像は、時間スタンプの画像である。各画像スタンプの画像は、図2の時間スタンプ領域31dに表示される。
識別番号「T01」の時間スタンプは、評価者10が「発表時間が長い」と判断した場合に、評価者10に押下される。識別番号「T02」の時間スタンプは、評価者10が「発表時間が丁度いい」と判断した場合に、評価者10に押下される。識別番号「T03」の時間スタンプは、評価者10が「評価時間が短い」と判断した場合に、評価者10に押下される。評価スタンプは、発表終了時に評価端末100に表示され、評価者10は一度だけ押下することができる。
制御部140は、受信部141と、動画像再生部142と、表示処理部143とを有する。制御部140は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などによって実現できる。また、制御部140は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードワイヤードロジックによっても実現できる。
受信部141は、撮像端末200から動画像データを受信する処理部である。受信部141は、受信した動画像データを、バッファ131に格納する。例えば、動画像データは、複数の連続する画像から構成され、各画像は、撮影された時刻の情報と対応付けられる。
動画像再生部142は、バッファ131に格納された動画像データを読み出し、読み出した動画像データを、タッチパネルの所定領域に表示させる処理部である。例えば、動画像再生部142は、動画像データを再生し、図2に示した評価端末100の動画表示領域30aに表示させる。例えば、タッチパネルは、操作部120に対応する。
また、動画像再生部142は、動画像データに含まれる各画像を縮小したサムネイル画像を生成し、図2に示したサムネイル表示領域30bに表示させる。動画像再生部142は、各サムネイル画像を、再生タイミングを示す時間軸に合わせて表示させる。例えば、動画像再生部142は、サムネイル画像の元となる画像の時刻を基準にして、各サムネイル画像を配置する。
表示処理部143は、図2に示したタイムライン領域30cの画像、スタンプ領域30dの画像を表示する処理部である。評価者10は、操作部120を操作して、スタンプ領域30dの画像を押下することで、発表者20の発表を評価する。
表示処理部143は、タイムライン領域30cにタイムラインの画像を表示させる。タイムラインは、動画像データの再生タイミングに対応付けられているものとする。
表示処理部143は、評価端末100のスタンプ領域30dに、総合評価スタンプ、応援スタンプ、評価スタンプ、時間スタンプの画像を表示させる。表示処理部143は、総合評価スタンプ、応答スタンプ、評価スタンプ、時間スタンプの画像を、総合評価スタンプ情報132、応援スタンプ情報133、評価スタンプ情報134、時間スタンプ情報135から取得する。
表示処理部143は、スタンプ領域30dに配置したスタンプの領域と、スタンプの識別番号を対応付けたテーブルを生成しておく。評価者10が、操作部120を操作して、表示画面のある場所を押下すると、押下された場所の座標と、テーブルのスタンプの領域とを比較して、押下されたスタンプを識別する。
表示処理部143は、押下されたスタンプを識別すると、評価者識別番号と、押下されたスタンプの識別番号と、スタンプが押下された時刻とを対応付けた情報を、撮像端末200に送信する。評価者識別番号は、評価者を一意に識別する情報であり、評価端末100に予め設定されているものとする。以下の説明では、評価者識別番号と、押下されたスタンプの識別番号と、スタンプが押下された時刻とを対応付けた情報を「押下情報」と表記する。表示処理部143は、図示しないタイマから現在時刻の情報を取得するものとする。
図10は、表示制御部の処理を説明するための図である。例えば、再生時刻taにおいて、動画表示領域30aに画像35が表示され、評価者10が、表示画面30の領域36を押下したとする。表示処理部143は、テーブルと領域36の座標とを比較して、押下されたスタンプの識別番号を特定する。図10に示す例では、押下されたスタンプの識別番号は「C01」のスタンプである。表示処理部143は、評価者10の評価者識別番号と、識別番号「C01」と、押下時刻「ta」とを対応付けた押下情報を、撮像端末200に送信する。
また、表示処理部143は、タイムライン領域30cについて、タイムラインの時刻taに対応する位置に、時刻taに押下されたスタンプの画像を配置する。表示処理部143は、押下されたスタンプの識別番号と、押下されたタイミングのサムネイル画像とを対応付けても良い。
表示処理部143は、評価者10が操作部120を操作して、スタンプを押下する度に、上記処理を繰り返し実行する。なお、表示処理部143は、スタンプの種類に応じて、下記の処理を更に実行する。
評価者10は、総合評価スタンプを何度でも押下することができる。表示処理部143は、発表終了情報を受け付けた際に、評価者10に最後に押下された総合評価スタンプの識別番号を、撮像端末200に送信する。
表示処理部143は、応援スタンプが短期間に連続して押下されることを抑止する処理を実行する。例えば、表示処理部143は、応援スタンプが押下された時刻から次に応援スタンプが押下されるまでの時間が、所定時間(3秒)未満の場合には、スタンプが押下された際の処理をスキップ(無効化または非アクティブ)する。
表示処理部143は、評価スタンプが短期間に連続して押下されることを抑止する処理を実行する。例えば、表示処理部143は、評価スタンプが押下された時刻から次に評価スタンプが押下されるまでの時間が、所定時間(10秒)未満の場合には、スタンプが押下された際の処理をスキップ(無効化または非アクティブ)する。
表示処理部143は、発表終了情報を受け付けた場合に、一度だけ、時間スタンプが押下されることを許容する。
続いて、図1に示した撮像端末200の構成の一例について説明する。図11は、本実施例に係る撮像端末の構成を示す機能ブロック図である。図11に示すように、この撮像端末200は、カメラ210と、通信部220と、操作部230と、記憶部240と、制御部250とを有する。
カメラ210は、発表者20の動画像を撮影するカメラである。カメラ210は、撮影した動画像の情報(動画像データ)を、制御部250に出力する。
通信部220は、無線LAN等を用いて、評価端末100とデータ通信を実行する処理部である。後述する制御部250は、通信部220を介して、評価端末100とデータをやり取りする。また、通信部220は、教師が使用する端末装置とデータ通信を実行しても良い。
操作部230は、発表者20による発表を取り仕切る教師等の操作を受け付ける処理部であり、例えば、タッチパネルに対応する。操作部230は、発表者20による発表の開始および終了のタイミングに関する情報を受け付ける。また、操作部230は、タッチパネルであるため、制御部250から出力される情報を表示するディスプレイ230aの機能も有する。例えば、操作部230は、図3に示した表示画面40の情報を表示する。
記憶部240は、バッファ241、総合評価スタンプテーブル242、応援スタンプテーブル243、評価スタンプテーブル244、時間スタンプテーブル245、評価マスタ246、メッセージテンプレート247、押下情報テーブル248を有する。記憶部240は、RAM、ROM、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子や、HDDなどの記憶装置に対応する。
バッファ241は、カメラ210により撮影された動画像データを格納するバッファである。
総合評価スタンプテーブル242は、総合評価スタンプに関する情報を保持するテーブルである。図12は、総合評価スタンプテーブルのデータ構造の一例を示す図である。図12に示すように、この総合評価スタンプテーブル242は、種類と、識別番号と、画像と、評価内容と、ポイント数とを対応付ける。このうち、種類、識別番号、画像に関する説明は、図6で説明した種類、識別番号、画像に関する説明と同様である。評価内容は、識別番号に識別されるスタンプの評価内容を示すものである。ポイント数は、識別番号に識別されるスタンプのポイント数を示すものであり、後述する評価ポイントを算出する場合に用いられる。
応援スタンプテーブル243は、応援スタンプに関する情報を保持するテーブルである。図13は、応援スタンプテーブルのデータ構造の一例を示す図である。図13に示すように、この応援スタンプテーブル234は、種類と、識別番号と、画像と、最大押下回数と、評価内容とを対応付ける。このうち、種類、識別番号、画像に関する説明は、図7で説明した、種類、識別番号、画像に関する説明と同様である。最大押下回数は、該当する応援スタンプが押下された回数を示す。評価内容は、識別番号に識別されるスタンプの評価内容を示すものである。
評価スタンプテーブル244は、評価スタンプに関する情報を保持するテーブルである。図14は、評価スタンプテーブルのデータ構造の一例を示す図である。図14に示すように、この評価スタンプテーブル244は、種類と、識別番号と、画像と、評価内容と、表示メッセージと、発表評価メッセージとを対応付ける。このうち、種類、識別番号、画像に関する説明は、図8で説明した、種類、識別番号、画像に関する説明と同様である。評価内容は、識別番号に識別されるスタンプの評価内容を示すものである。表示メッセージは、発表者20の発表中において、撮像端末200に表示されるメッセージである。発表評価メッセージは、発表終了時に生成される評価メッセージの一部に使用されるメッセージである。
時間スタンプテーブル245は、時間スタンプに関する情報を保持するテーブルである。図15は、時間スタンプテーブルのデータ構造の一例を示す図である。図15に示すように、この時間スタンプテーブル245は、種類と、識別番号と、画像と、評価内容と、時間評価メッセージとを対応付ける。このうち、種類、識別番号、画像に関する説明は、図9で説明した、種類、識別番号、画像に関する説明と同様である。評価内容は、識別番号に識別されるスタンプの評価内容を示すものである。時間評価メッセージは、発表終了時に生成される評価メッセージの一部に使用されるメッセージである。
評価マスタ246は、発表者20の発表終了時に生成する評価メッセージの一部に使用される総合評価メッセージを特定するためのテーブルである。図16は、評価マスタのデータ構造の一例を示す図である。図16に示すように、この評価マスタ246は、評価ポイント合計値と、応援スタンプ数と、評価区分と、総合評価メッセージとを対応付ける。評価ポイント数は、評価者10が押下した総合評価スタンプにより算出されるポイント数である。応援スタンプ数は、評価者10が押下した応援スタンプの数である。評価区分は、評価者10が押下した評価スタンプにより区分された評価を示し、高評価、通常評価、低評価のいずれかに区分される。総合評価メッセージは、発表者20の発表終了時に生成される評価メッセージの一部に使用されるものである。
メッセージテンプレート247は、発表者20の発表終了時に生成される評価メッセージのテンプレートである。図17は、メッセージテンプレートのデータ構造の一例を示す図である。図17に示すように、このメッセージテンプレート247は、高評価メッセージ247a、通常評価メッセージ247b、低評価メッセージ247cを有する。
評価者10による評価スタンプにより、発表内容が「高評価」であると判定された場合に、高評価メッセージ247aを用いて、評価メッセージが生成される。高評価メッセージ247aに含まれる「<<>>」で囲まれた領域に該当する文言を配置することで、評価メッセージが生成される。<<発表時間>>には、発表者20の発表時間が配置される。<<総合評価メッセージ>>には、図16に示した評価マスタ246で決定される総合評価メッセージが配置される。<<時間評価メッセージ>>には、図15に示した時間スタンプテーブル245の時間評価メッセージが配置される。<<発表評価メッセージ>>には、図14に示した評価スタンプテーブル244の発表評価メッセージが配置される。
評価者10による評価スタンプにより、発表内容が「普通評価」であると判定された場合に、通常評価メッセージ247bを用いて、評価メッセージが生成される。通常評価メッセージ247bに含まれる「<<>>」で囲まれた領域に該当する文言を配置することで、評価メッセージが生成される。「<<>>」で囲まれた領域に関する説明は、高評価メッセージ247aで説明したものと同様である。
評価者10による評価スタンプにより、発表内容が「低評価」であると判定された場合に、低評価メッセージ247cを用いて、評価メッセージが生成される。低評価メッセージ247cに含まれる「<<>>」で囲まれた領域に該当する文言を配置することで、評価メッセージが生成される。「<<>>」で囲まれた領域に関する説明は、高評価メッセージ247aで説明したものと同様である。
押下情報テーブル248は、評価端末100から受信する押下情報を登録するテーブルである。図18は、押下情報テーブルのデータ構造の一例を示す図である。図18に示すように、この押下情報テーブル248は、総合評価スタンプ押下管理テーブル248aと、時間評価スタンプ押下管理テーブル248bと、応援/評価スタンプ押下管理テーブル248cとを有する。
総合評価スタンプ押下管理テーブル248aは、評価者10が最後に押下した総合評価スタンプの情報を保持するテーブルである。図18に示すように、総合評価スタンプ押下管理テーブル248aは、評価者識別番号と、識別番号とを対応付ける。評価者識別番号は、評価者10を一意に識別する情報である。識別番号は、総合評価スタンプを一意に識別する情報である。
時間評価スタンプ押下管理テーブル248bは、評価者10が最後に押下した時間スタンプの情報を保持するテーブルである。図18に示すように、時間評価スタンプ押下管理テーブル248bは、評価者識別番号と、識別願号とを対応付ける。評価者識別番号は、評価者10を一意に識別する情報である。識別番号は、時間スタンプを一意に識別する情報である。
応援/評価スタンプ押下管理テーブル248cは、評価者10が押下した応援スタンプまたは評価スタンプの情報を保持するテーブルである。図18に示すように、応援/評価スタンプ押下管理テーブル248cは、評価者識別番号と、識別番号と、押下時刻とを対応付ける。評価者識別番号は、評価者10を一意に識別する情報である。識別番号は、応援スタンプ、評価スタンプを一意に識別する情報である。押下時刻は、該当スタンプが押下された時刻を示す。
図11の説明に戻る。制御部250は、取得部251と、送信部252と、表示制御部253とを有する。制御部250は、CPUやMPUなどによって実現できる。また、制御部250は、ASICやFPGAなどのハードワイヤードロジックによっても実現できる。表示制御部253は、処理部の一例である。
取得部251は、カメラ210から動画像データを取得する処理部である。取得部251は、取得した動画像データを、バッファ241に格納する。
送信部252は、バッファ241に格納される動画像データを、評価端末100に送信する処理部である。
表示制御部253は、動画像データに関する評価者10の評価を評価端末100から取得し、ディスプレイ230aに、評価に基づく情報を表示する処理部である。以下において、表示制御部253の処理の一例について説明する。
表示制御部253は、通信部220、操作部230等を介して、発表者20が発表を開始した旨の情報および発表を終了した旨の情報を取得するものとする。表示制御部253は、開始を開始した旨の情報を受け付けた場合には、動画像データの撮影に関する経過時間を、ディスプレイ230aに表示する。例えば、表示制御部253は、図3に示した時間表示領域40aに、発表の残り時間を表示する。発表時間は、表示制御部253に事前に設定されているものとする。表示制御部253は、発表を開始した時点のタイマの時刻と、経過時刻と、発表時間とを基に、残り時間を算出する。
表示制御部253は、発表が開始されると、評価端末100から押下情報を受信する。表示制御部253は、押下情報を受信する度に、押下情報テーブル248に押下情報を登録する。表示制御部253は、押下情報の識別番号が、総合評価スタンプに対応する場合には、押下情報を、総合評価スタンプ押下管理テーブル248aに登録する。表示制御部253は、押下情報の識別番号が、時間スタンプに対応する場合には、押下情報を、時間評価スタンプ押下管理テーブル248bに登録する。表示制御部253は、押下情報の識別番号が、応援スタンプまたは評価スタンプに対応する場合には、押下情報を、応援/評価スタンプ押下テーブル248cに登録する。
表示制御部253が、応援スタンプに関する押下情報を受信した場合の表示処理について説明する。表示制御部253は、応援スタンプに関する押下情報を受信すると、ディスプレイ230aの応援領域40bに、応援スタンプの画像を一定時間表示させる。例えば、表示制御部253は、応援スタンプの画像を3秒間表示させる。また、表示制御部253は、応援スタンプテーブル243を参照し、応援スタンプの識別番号に対応する評価内容を、応援領域40bに表示させても良い。
表示制御部253は、ある評価端末100から応援スタンプに関する押下情報を受信して応援スタンプの画像を、応援領域40bに表示している間に、他の端末装置100から、応援スタンプに関する押下情報を受信した場合には、次の処理を実行する。表示制御部253は、応援領域40bに表示中の応援スタンプの画像を拡大して表示する。
表示制御部253が、評価スタンプに関する押下情報を受信した場合の表示処理について説明する。表示制御部253は、評価スタンプに関する押下情報を受信すると、応援/評価スタンプ押下管理テーブル248cを参照し、次の処理を実行する。表示制御部253は、一定時間の間に、同一の評価スタンプを押下した評価者10が所定人数以上いるか否かを判定する。例えば、表示制御部253は、押下情報の押下時刻を基準として、一定時間溯り、同一の識別番号が、所定数以上存在する場合に、一定時間の間に、同一の評価スタンプを押下した評価者10が所定人数以上いるか否かを判定する。
表示制御部253は、一定時間の間に、同一の評価スタンプを押下した評価者10が所定人数以上いると判定した場合には、押下情報に対応する評価スタンプの画像を、評価領域40cに表示させる。また、押下情報の押下時刻を基にして、タイムライン領域40dに、評価スタンプの画像を表示させる。表示制御部253は、押下情報の識別番号に対応する表示メッセージの情報を、評価領域40cに表示させる。
表示制御部253は、評価領域40cに上記の評価スタンプの画像を表示している間に、他の評価端末100から押下情報を取得し、押下情報の識別番号が、表示中の評価スタンプの識別番号と同一である場合には、次の処理を実行する。表示制御部253は、表示中の評価スタンプの画像の表示時間を一定時間延長する。
表示制御部253が、発表終了後に、総合評価スタンプに関する押下情報を受信した場合の表示処理について説明する。まず、表示制御部253は、全ての評価端末100から、総合評価スタンプに関する押下情報を受信し、受信した押下情報を、総合評価スタンプ押下テーブル248aに登録する。表示制御部253は、評価端末100を操作する全評価者10の評価識別番号の情報を保持しており、係る情報と、押下情報に含まれる評価識別番号とを比較することで、全ての評価端末100から、総合評価スタンプに関する押下情報を受信したか否かを判定する。
表示制御部253は、全ての評価端末100から、総合評価スタンプに関する押下情報を受信すると、評価マスタ246を用いて、評価ポイント合計値を算出する処理、評価メッセージを生成する処理を実行する。
表示制御部253が、評価ポイント合計値を算出する処理について説明する。表示制御部253は、押下情報の識別番号と、総合評価スタンプテーブル242とを比較して、ポイント数を特定する。表示制御部263は、総合評価スタンプに関する全押下情報のポイント数を合計することで、評価ポイント合計値を算出する。
表示制御部253が、評価メッセージを生成する処理について説明する。表示制御部253は、評価メッセージを生成するには、評価区分を判定し、判定した評価区分に対応するテンプレートを、メッセージテンプレート247から取得する。
表示制御部253が、評価区分を特定する処理の一例について説明する。表示制御部253は、応援/評価スタンプ押下管理テーブル248cを参照し、識別番号が評価スタンプに対応するエントリを特定する。表示制御部253は、特定したエントリのうち、高評価に分類される評価スタンプの数と、低評価に分類される評価スタンプの数を特定する。例えば、識別番号「C02、B01」の評価スタンプは、高評価に分類される評価スタンプとなる。識別番号「C01、D01、D02、D03、E02」の評価スタンプは、低評価に分類される評価スタンプとなる。
表示制御部253は、高評価に分類される評価スタンプの数が、低評価に分類される評価スタンプの数よりも閾値以上多い場合には、評価区分を「高評価」と判定する。表示制御部253は、低評価に分類される評価スタンプの数が、高評価に分類される評価スタンプの数よりも閾値以上多い場合には、評価区分を「低評価」と判定する。
表示制御部253は、上記判定基準に該当しない場合や、高評価に分類される評価スタンプの数と低評価に分類される評価スタンプの数との合計数が一定数未満である場合には、評価区分を「通常評価」と判定する。
なお、表示制御部253は、次の処理を実行することで、評価区分を特定しても良い。表示制御部253は、応援/評価スタンプ押下管理テーブル248cを参照し、識別番号が評価スタンプに対応するエントリを特定する。表示制御部253は、特定した各エントリの識別番号を参照し、最も多い識別番号を特定する。表示制御部253は、特定した識別番号に対応する評価区分を、特定対象の評価区分とする。なお、上記の説明では、各識別番号を、高評価、低評価に分類しているが、いずれかの識別番号を、通常評価に分類しても良い。
表示制御部253は、評価区分を決定すると、評価区分に対応するテンプレートを、メッセージテンプレート247から取得する。表示制御部253は、図17で説明したテンプレートの「<<発表時間>>、<<総合評価メッセージ>>、<<時間評価メッセージ>>、<<発表評価メッセージ>>」に配置すべき情報を特定する。
表示制御部253が、<<発表時間>>に配置する情報を特定する処理について説明する。以下の説明では、<<発表時間>>に配置する情報を、発表時間情報と表記する。表示制御部253は、発表を開始した旨の情報を受け付けてから、発表を終了した旨の情報を受け付けるまでの時間をタイマから取得する。表示制御部253は、取得したタイマ時間を「○○分○○秒」の文字列に変換することで、発表時間情報を特定する。
表示制御部253が、<<総合評価メッセージ>>に配置する情報を特定する処理について説明する。以下の説明では、<<総合評価メッセージ>>に配置する情報を、総合評価メッセージと表記する。表示制御部253は、評価マスタ246と、評価ポイント合計値、応援スタンプ数、評価区分とを比較することで、総合評価メッセージを特定する。このうち、評価ポイント合計値、評価区分を特定する処理は、上記処理と同様である。
表示制御部253が、応援スタンプ数を特定する処理について説明する。表示制御部253は、応援/評価スタンプ押下管理テーブル248cを参照し、識別番号が応援スタンプに対応するエントリの数を計数することで、応援スタンプ数を特定する。例えば、識別番号が「B」から始まるエントリが、応援スタンプのエントリに対応する。
表示制御部253が、<<時間評価メッセージ>>に配置する情報を特定する処理について説明する。<<時間評価メッセージ>>に配置する情報を、時間評価メッセージと表記する。表示制御部253は、発表終了後に、時間スタンプに関する押下情報を受信して、時間評価スタンプ押下管理テーブル248bに登録しておくものとする。
表示制御部253は、時間評価スタンプ押下管理テーブル248bを参照し、識別番号「T01、T02、T03」のうち、最も多い識別番号を特定する。表示制御部253は、特定した識別番号と、時間スタンプテーブル245とを比較することで、時間評価メッセージを特定する。
表示制御部253が、<<発表評価メッセージ>>に配置する情報を特定する処理について説明する。<<発表評価メッセージ>>に配置する情報を、発表評価メッセージと表記する。表示制御部253は、応援/評価スタンプ押下管理テーブル248cを参照し、評価スタンプの識別番号のうち、最も多い識別番号を特定する。表示制御部253は、特定した識別番号と、評価スタンプテーブル244とを比較することで、発表評価メッセージを特定する。
上記のように、表示制御部253は、評価区分に対応するテンプレートに、発表時間情報、総合評価メッセージ、時間評価メッセージ、発表評価メッセージを配置することで、評価メッセージを生成する。発表終了時に、表示制御部253は、生成した評価メッセージを、総合評価領域50aおよび発表時間領域50bに表示させる。
また、表示制御部253は、評価ポイント合計値に応じたシンボルの画像を複数用意しておき、評価ポイント合計値に応じたシンボルを、総合評価領域50aに表示させても良い。
表示制御部253は、発表終了後において、タイムライン領域50cに、各種の情報を表示させる。表示制御部253は、押下情報テーブル248を参照し、各タイムライン領域52a〜52dに対応する画像を配置する。表示制御部253は、各タイムライン領域52a〜52dをまとめることで、タイムライン領域51に画像を配置する。表示制御部253は、応援スタンプ数を基にして、応援結果領域50dに対応する応援スタンプの画像と数とを対応付けて表示する。
表示制御部253が、発表終了後に、時間スタンプに関する押下情報を受信した場合の表示処理について説明する。表示制御部253は、全ての評価端末100から、時間評価スタンプに関する押下情報を受信し、受信した押下情報を、時間評価スタンプ押下テーブル248bに登録する。
次に、本実施例に係る撮像端末200の表示処理の処理手順について説明する。図19は、本実施例に係る撮像端末の表示処理を示すフローチャートである。図19に示すように、撮像端末200の表示制御部253は、評価端末100から、押下情報を取得したか否かを判定する(ステップS101)。表示制御部253は、押下情報を取得していない場合には(ステップS101,No)、再度、ステップS101に移行する。
表示制御部253は、押下情報を取得した場合には(ステップS101,Yes)、押下情報に含まれる評価者識別番号、識別番号、時刻を対応付けて、押下情報テーブル248に登録する(ステップS102)。
表示制御部253は、押下されたスタンプが応援スタンプである場合には(ステップS103,Yes)、応援スタンプを表示し(ステップS104)、ステップS108に移行する。表示制御部253は、押下されたスタンプが応援スタンプでない場合には(ステップS103,No)、ステップS105に移行する。
表示制御部253は、押下されたスタンプが評価スタンプであるか否かを判定する(ステップS105)。表示制御部253は、押下されたスタンプが評価スタンプでない場合には(ステップS105,No)、ステップS108に移行する。
表示制御部253は、押下されたスタンプが評価スタンプである場合には(ステップS105,Yes)、所定時間幅において、評価スタンプが複数回押下されたか否かを判定する(ステップS106)。表示制御部253は、評価スタンプが複数回押下されていない場合には(ステップS106,No)、ステップS108に移行する。
表示制御部253は、評価スタンプが複数回押下された場合には(ステップS106,Yes)、評価スタンプを表示する(ステップS107)。
表示制御部253は、発表終了であるか否かを判定する(ステップS108)。表示制御部253は、発表終了でない場合には(ステップS108,No)、ステップS101に移行する。
表示制御部253は、発表終了である場合には(ステップS108,Yes)、評価処理を実行する(ステップS109)。
続いて、図19のステップS109に示した評価処理の一例について説明する。図20は、評価処理の処理手順を示すフローチャートである。図20に示すように、撮像端末200の表示制御部253は、全評価端末100から総合評価スタンプの押下情報を受信するまで待機する(ステップS201)。
表示制御部253は、総合ポイントの合計値を算出する(ステップS202)。表示制御部253は、応援スタンプ数を算出する(ステップS203)。表示制御部253は、押下された各評価スタンプの識別番号を基にして、評価区分を特定する(ステップS204)。
表示制御部253は、最も多く押下された時間スタンプの識別番号を特定する(ステップS205)。表示制御部253は、評価メッセージ生成処理を実行する(ステップS206)。表示制御部253は、評価メッセージを表示する(ステップS207)。
続いて、図20のステップS206に示した評価メッセージ生成処理の一例について説明する。図21は、評価メッセージ生成処理の処理手順を示すフローチャートである。図21に示すように、撮像端末200の表示制御部253は、評価マスタ246を基にして、総合評価メッセージを特定する(ステップS301)。
表示制御部253は、最も多く押下された時間スタンプに対応する時間評価メッセージを特定する(ステップS302)。表示制御部253は、最も多く押下された評価スタンプに対応する発表評価メッセージを特定する(ステップS303)。
表示制御部253は、発表時間に基づいて、発表時間メッセージを生成する(ステップS304)。表示制御部253は、評価区分に基づいて、メッセージテンプレートを特定する(ステップS305)。表示制御部253は、メッセージテンプレートにぞれぞれのメッセージを設定することで、評価メッセージを生成する(ステップS306)。
次に、本実施例に係る発表評価システムの効果について説明する。発表評価システムは、撮像端末200が発表者20の動画像データをリアルタイムに評価端末100に表示させ、評価端末100は、評価者10による評価結果を、撮像端末200に送信する。撮像端末200は、評価結果を基にして、評価ポイントの算出処理および評価メッセージの生成を行う。撮像装置200が、評価ポイント、評価ポイントに対応するシンボル、評価メッセージを発表者20が視認できるディスプレイに表示することで、発表者20に発表に関する評価を効果的に通知することができる。
発表評価システムの評価端末100は、タッチパネルに応援スタンプと評価スタンプとを表示させ、評価者10の入力を受け付ける。ここで、応援スタンプについては、評価者10に押下された場合に、撮像端末200にリアルタイムで表示されるが、評価スタンプについては、各評価者10の評価結果に基づき、撮像端末200に表示される。このため、発表者20に即時応援を伝えることができるが、評価については、個人ではなく、多数の各評価者の評価に基づき、発表者20に通知することができる。
評価端末100は、評価者10が応援スタンプ/評価スタンプを押下した場合に、応援スタンプ/評価スタンプを押下したタイミングに対応付けてタイムライン上に表示する。このため、評価者10は、各スタンプを押下したタイミングおよび画像を容易に把握することができる。
評価端末100は、発表中は、応援スタンプ/評価スタンプの情報を撮像端末200に通知し、発表終了後における、総合評価スタンプと終了スタンプの情報を撮像端末200に通知する。これにより、発表中には、部分的な評価を発表者20に通知でき、発表後には、総合評価を発表者20に通知することができる。
評価端末100は、応援スタンプ/評価スタンプについて、押下回数を制限し、回数を超えた場合には、応援スタンプの押下を無効化または非アクティブにするため、過度に特定のスタンプを押下されることを抑止することができる。
撮像端末200は、動画像データを、評価端末100に送信して、評価を受け付けると共に、ディスプレイ230aに表示させる。また、撮像端末200は、発表の経過時間をディスプレイ230aに表示させるため、発表者20に評価を伝えると共に、発表の進行具合などを調整させることができる。
撮像端末200は、評価者10により応援スタンプが押下された押下情報を受け付けると、ディスプレイ230aに応援スタンプを表示させる。また、他の評価者10より更に応援スタンプが押下された押下情報を受け付けた場合には、応援スタンプを強調表示する。これにより、発表者20に応援状況を効果的に伝えることができる。
撮像端末200は、発表中において、応援スタンプや評価スタンプに応じた情報をディスプレイ230aに表示させ、発表終了後には、総合評価に基づく評価メッセージ等をディスプレイ230aに表示させる。これにより、発表者20に発表の評価を効果的に通知することができる。
なお、本実施例では一例として、撮像端末200の表示制御部253が、評価ポイントの算出処理や、評価メッセージの作成を行っていたがこれに限定されるものではない。例えば、発表評価システムに、サーバを設け、かかるサーバに表示制御部253に対応する処理を実行し、評価ポイント、評価メッセージの情報を、撮像装置200に通知して表示させても良い。
次に、上記実施例に示した評価端末100および撮像端末200と同様の機能を実現するコンピュータのハードウェア構成の一例について説明する。図22は、評価端末と同様の機能を実現するコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
図22に示すように、コンピュータ300は、各種演算処理を実行するCPU301と、ユーザからのデータの入力を受け付ける入力装置302と、ディスプレイ303とを有する。また、コンピュータ300は、記憶媒体からプログラム等を読み取る読み取り装置304と、無線ネットワークを介して他のコンピュータとの間でデータの授受を行うインタフェース装置305とを有する。コンピュータ300は、カメラ306を有する。また、コンピュータ300は、各種情報を一時記憶するRAM307と、ハードディスク装置308とを有する。そして、各装置301〜308は、バス309に接続される。
ハードディスク装置308は、受信プログラム308a、動画像再生プログラム308b、表示処理プログラム308cを有する。CPU301は、受信プログラム308a、動画像再生プログラム308b、表示処理プログラム308cを読み出してRAM307に展開する。
受信プログラム308aは、受信プロセス307aとして機能する。動画像再生プログラム308bは、動画像再生プロセス307bとして機能する。表示処理プログラム308cは、表示処理プロセス307cとして機能する。
受信プロセス307aの処理は、受信部141の処理に対応する。動画像再生プロセス307bの処理は、動画像再生部142の処理に対応する。表示処理プロセス307cの処理は、表示処理部143の処理に対応する。
なお、各プログラム308a〜308cについては、必ずしも最初からハードディスク装置308に記憶させておかなくても良い。例えば、コンピュータ300に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」に各プログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ300が各プログラム308a〜308cを読み出して実行するようにしても良い。
図23は、撮像端末と同様の機能を実現するコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
図23に示すように、コンピュータ400は、各種演算処理を実行するCPU401と、ユーザからのデータの入力を受け付ける入力装置402と、ディスプレイ403とを有する。また、コンピュータ400は、記憶媒体からプログラム等を読み取る読み取り装置404と、無線ネットワークを介して他のコンピュータとの間でデータの授受を行うインタフェース装置405とを有する。コンピュータ400は、カメラ406を有する。また、コンピュータ400は、各種情報を一時記憶するRAM407と、ハードディスク装置408とを有する。そして、各装置401〜408は、バス409に接続される。
ハードディスク装置408は、取得プログラム408a、送信プログラム408b、表示処理プログラム408cを有する。CPU401は、取得プログラム408a、送信プログラム408b、表示処理プログラム408cを読み出してRAM407に展開する。
取得プログラム408aは、取得プロセス407aとして機能する。送信プログラム408bは、送信プロセス407bとして機能する。表示処理プログラム408cは、表示処理プロセス407cとして機能する。
取得プロセス407aの処理は、取得部251の処理に対応する。送信プロセス407bの処理は、送信部252の処理に対応する。表示処理プロセス407cの処理は、表示処理部253の処理に対応する。
なお、各プログラム408a〜408cについては、必ずしも最初からハードディスク装置408に記憶させておかなくても良い。例えば、コンピュータ400に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」に各プログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ400が各プログラム408a〜408cを読み出して実行するようにしても良い。
以上の各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)発表者を撮影するカメラを備えた第1の端末と、
前記第1の端末で撮影された動画像を受信して、受信した該動画像を再生するとともに、前記動画像の再生中に前記発表者の発表に関する評価の入力を受け付ける1又は複数の端末群と、
前記1又は複数の端末群から入力された各評価を取得し、取得した該各評価に基づいて、評価ポイントの算出処理、又は、評価メッセージの生成処理を行う処理部と、
を備えたことを特徴とする発表評価システム。
(付記2)前記処理部が前記評価ポイントの算出処理を行う場合に、前記処理部は、前記評価ポイント又は前記評価ポイントに対応するシンボル若しくはメッセージを表示部に表示させる、
ことを特徴とする付記1記載の発表評価システム。
(付記3)発表者を撮影する第1の端末と、
前記第1の端末で撮影された動画像を受信して、受信した該動画像を再生するとともに、前記動画像の再生中に前記発表者の発表に関する評価の入力を受け付ける1又は複数の端末群と、
前記1又は複数の端末群から入力された各評価を取得し、取得した該各評価を、前記第1の端末の前記カメラの撮影方向側の表示部、又は、前記発表者の第3の端末の表示部に表示させる処理部と、
を備えたことを特徴とする発表評価システム。
(付記4)動画像を受信する受信部と、
受信した前記動画像を再生して表示させる動画像再生部と、
前記動画像について複数タイプの評価を受け付ける操作部と、
を備え、
前記複数タイプは、評価の入力に応じて他の端末にリアルタイムで入力された評価を表示される第1のタイプと、評価の入力に応じて他の端末にリアルタイムで入力された評価を表示されない第2のタイプを含む、
ことを特徴とする評価端末。
(付記5)前記第1のタイプの評価が入力されると、該第1のタイプの評価が入力された際の前記動画像の再生タイミングを示す情報に対応づけて評価内容を示すシンボル又はメッセージを表示させる処理部、
を備えた付記4記載の評価端末。
(付記6)前記動画像の再生タイミングを示す情報は、前記動画像の再生タイミングを示す時間軸上の点若しくは区間、又は、対応する再生タイミングのサムネイル画像である、
ことを特徴とする付記4又は5に記載の評価端末。
(付記7)前記第1のタイプは、前記動画像の部分評価であり、前記第2のタイプは、前記動画像の長さ又は総合評価である、
ことを特徴とする付記4記載の評価端末。
(付記8)前記第1のタイプについて、評価の回数の限度又は所定時間内の評価回数の限度が設定され、限度を超えた評価は無効とされるか、又は、限度到達により評価を受け付ける操作部分が非常時若しくは非アクティブに設定される、
ことを特徴とする付記4記載の評価端末。
(付記9)前記第2のタイプは、複数回の入力が可能な評価であり、前記複数回の入力のうち最後の入力又は前記複数回入力の平均が評価として選択される、
ことを特徴とする付記4記載の評価端末。
(付記10)動画を撮影するカメラと、
前記カメラの撮影側に設けられたディスプレイと、
前記カメラで撮影した動画像を送信する送信部と、
送信された前記動画像の再生機能と該動画像の再生中の評価の入力機能とを有する評価端末における評価を取得し、前記ディスプレイに、取得した前記評価に基づく情報を表示する表示制御部と、
を備えたことを特徴とする撮像端末。
(付記11)前記表示制御部は、動画像の撮影に関する経過時間を前記ディスプレイに表示する、
ことを特徴とする付記10記載の撮像端末。
(付記12)前記表示制御部は、複数の評価端末から同一の評価を取得した場合には、前記評価に基づく情報を強調表示することを特徴とする付記10記載の撮像端末。
(付記13)前記表示制御部は、前記評価に基づいて評価メッセージを生成し、生成した評価メッセージを前記ディスプレイに表示することを特徴とする付記10記載の撮像端末。
(付記14)前記評価は、第1のタイプの評価と、第2のタイプの評価とを含み、前記表示制御部は、前記第1のタイプの評価を取得した場合には、前記第1のタイプの評価が入力されたタイミングに基づいて前記第1タイプの評価を前記ディスプレイのタイムライン上に表示し、前記第2のタイプの評価を取得した場合には、終了イベントが発生した段階で、前記ディスプレイに前記第2のタイプの評価を表示することを特徴とする付記10記載の撮像端末。
(付記15)コンピュータが実行する評価方法であって、
動画像を受信し、
受信した前記動画像を再生して表示させ、
前記動画像について複数タイプの評価を受け付ける処理を実行し、
前記複数タイプは、評価の入力に応じて他の端末にリアルタイムで入力された評価を表示される第1のタイプと、評価の入力に応じて他の端末にリアルタイムで入力された評価を表示されない第2のタイプを含む、
ことを特徴とする評価方法。
(付記16)前記第1のタイプの評価が入力されると、該第1のタイプの評価が入力された際の前記動画像の再生タイミングを示す情報に対応づけて評価内容を示すシンボル又はメッセージを表示させる処理、
を更に実行することを特徴とする付記15記載の評価方法。
(付記17)前記動画像の再生タイミングを示す情報は、前記動画像の再生タイミングを示す時間軸上の点若しくは区間、又は、対応する再生タイミングのサムネイル画像である、
ことを特徴とする付記15又は16に記載の評価方法。
(付記18)前記第1のタイプは、前記動画像の部分評価であり、前記第2のタイプは、前記動画像の長さ又は総合評価である、
ことを特徴とする付記15記載の評価方法。
(付記19)前記第1のタイプについて、評価の回数の限度又は所定時間内の評価回数の限度が設定され、限度を超えた評価は無効とされるか、又は、限度到達により評価を受け付ける操作部分を非常時若しくは非アクティブに設定する、
ことを特徴とする付記15記載の評価方法。
(付記20)前記第2のタイプは、複数回の入力が可能な評価であり、前記複数回の入力のうち最後の入力又は前記複数回入力の平均が評価として選択される、
ことを特徴とする付記15記載の評価方法。
(付記21)コンピュータが実行する表示方法であって、
カメラで撮影した動画像を送信し、
送信された前記動画像の再生機能と該動画像の再生中の評価の入力機能とを有する評価端末における評価を取得し、取得した前記評価に基づく情報を、前記カメラの撮影側に設けられたディスプレイに表示する
処理を実行することを特徴とする表示方法。
(付記22)前記表示する処理は、動画像の撮影に関する経過時間を前記ディスプレイに表示する、
ことを特徴とする付記21記載の表示方法。
(付記23)前記表示する処理は、複数の評価端末から同一の評価を取得した場合には、前記評価に基づく情報を強調表示することを特徴とする付記21記載の表示方法。
(付記24)前記表示する処理は、前記評価に基づいて評価メッセージを生成し、生成した評価メッセージを前記ディスプレイに表示することを特徴とする付記21記載の表示方法。
(付記25)前記評価は、第1のタイプの評価と、第2のタイプの評価とを含み、前記表示制御部は、前記第1のタイプの評価を取得した場合には、前記第1のタイプの評価が入力されたタイミングに基づいて前記第1タイプの評価を前記ディスプレイのタイムライン上に表示し、前記2のタイプの評価を取得した場合には、終了イベントが発生した段階で、前記ディスプレイに前記第2のタイプの評価を表示することを特徴とする付記21記載の表示方法。
(付記26)コンピュータに、
動画像を受信し、
受信した前記動画像を再生して表示させ、
前記動画像について複数タイプの評価を受け付ける処理を実行させ、
前記複数タイプは、評価の入力に応じて他の端末にリアルタイムで入力された評価を表示される第1のタイプと、評価の入力に応じて他の端末にリアルタイムで入力された評価を表示されない第2のタイプを含む、
ことを特徴とする評価プログラム。
(付記27)前記第1のタイプの評価が入力されると、該第1のタイプの評価が入力された際の前記動画像の再生タイミングを示す情報に対応づけて評価内容を示すシンボル又はメッセージを表示させる処理、
を更に実行することを特徴とする付記26記載の評価プログラム。
(付記28)前記動画像の再生タイミングを示す情報は、前記動画像の再生タイミングを示す時間軸上の点若しくは区間、又は、対応する再生タイミングのサムネイル画像である、
ことを特徴とする付記26又は27に記載の評価プログラム。
(付記29)前記第1のタイプは、前記動画像の部分評価であり、前記第2のタイプは、前記動画像の長さ又は総合評価である、
ことを特徴とする付記26記載の評価プログラム。
(付記30)前記第1のタイプについて、評価の回数の限度又は所定時間内の評価回数の限度が設定され、限度を超えた評価は無効とされるか、又は、限度到達により評価を受け付ける操作部分を非常時若しくは非アクティブに設定する、
ことを特徴とする付記26記載の評価プログラム。
(付記31)前記第2のタイプは、複数回の入力が可能な評価であり、前記複数回の入力のうち最後の入力又は前記複数回入力の平均が評価として選択される、
ことを特徴とする付記26記載の評価プログラム。
(付記32)コンピュータに、
カメラで撮影した動画像を送信し、
送信された前記動画像の再生機能と該動画像の再生中の評価の入力機能とを有する評価端末における評価を取得し、取得した前記評価に基づく情報を、前記カメラの撮影側に設けられたディスプレイに表示する
処理を実行させることを特徴とする表示プログラム。
(付記33)前記表示する処理は、動画像の撮影に関する経過時間を前記ディスプレイに表示する、
ことを特徴とする付記32記載の表示プログラム。
(付記34)前記表示する処理は、複数の評価端末から同一の評価を取得した場合には、前記評価に基づく情報を強調表示することを特徴とする付記32記載の表示プログラム。
(付記35)前記表示する処理は、前記評価に基づいて評価メッセージを生成し、生成した評価メッセージを前記ディスプレイに表示することを特徴とする付記32記載の表示プログラム。
(付記36)前記評価は、第1のタイプの評価と、第2のタイプの評価とを含み、前記表示制御部は、前記第1のタイプの評価を取得した場合には、前記第1のタイプの評価が入力されたタイミングに基づいて前記第1のタイプの評価を前記ディスプレイのタイムライン上に表示し、前記2のタイプの評価を取得した場合には、終了イベントが発生した段階で、前記ディスプレイに前記第2のタイプの評価を表示することを特徴とする付記32記載の表示プログラム。