JP2018151637A - 透明樹脂層、粘着剤層付偏光フィルムおよび画像表示装置 - Google Patents
透明樹脂層、粘着剤層付偏光フィルムおよび画像表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018151637A JP2018151637A JP2018076178A JP2018076178A JP2018151637A JP 2018151637 A JP2018151637 A JP 2018151637A JP 2018076178 A JP2018076178 A JP 2018076178A JP 2018076178 A JP2018076178 A JP 2018076178A JP 2018151637 A JP2018151637 A JP 2018151637A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- meth
- resin layer
- transparent resin
- acrylate
- bis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
Description
前記透明樹脂層は、表面抵抗値が1.0×1013Ω/□以下であることを特徴とする透明樹脂層、に関する。
前記粘着剤層が、前記透明粘着剤層を形成材料とする透明樹脂層であることを特徴とする粘着剤層付偏光フィルム、に関する。
画像表示装置において最も視認側に設けられる偏光フィルムよりも、視認側に、前記透明樹脂層を少なくとも1層有することを特徴とする画像表示装置、に関する。前記画像表示装置において、前記透明樹脂層は、前記粘着剤層付偏光フィルムにおける粘着剤層として設けることができる。
透明基体11/透明樹脂層(粘着剤層)A/透明導電性フィルム12/粘着剤層(または粘着シート)/透明導電性フィルム/透明樹脂層(粘着剤層)A/液晶表示装置(LCD)B;
透明基体11(ITO等の透明導電性薄膜付:センサー付き)/透明樹脂層(粘着剤層)A/透明導電性フィルム12/透明樹脂層(粘着剤層)A/液晶表示装置(LCD)B;
透明基体11(ITO等の透明導電性薄膜付:センサー付き)/透明樹脂層(粘着剤層)A/液晶表示装置(LCD)B;
透明基体11/透明樹脂層(粘着剤層)A/円偏光フィルム/透明樹脂層(粘着剤層)A/タッチセンサー/有機EL表示装置(OLED)B;
透明基体11/透明樹脂層(粘着剤層)A/タッチセンサー/透明樹脂層(粘着剤層)A/タッチセンサー/液晶表示装置(LCD)B;
透明基体11/透明樹脂層(粘着剤層)A/タッチセンサー/液晶表示装置(LCD)B:
透明基体11/透明樹脂層(粘着剤層)A/タッチセンサー/透明樹脂層(粘着剤層)A/液晶表示装置(LCD)B;
透明基体11/透明樹脂層(粘着剤層)A/インセル型液晶表示装置(インセル型といったタッチセンサー内蔵液晶表示装置:LCD)B/偏光フィルム1;
透明基体11/透明樹脂層(粘着剤層)A/オンセル型液晶表示装置(オンセル型といったタッチセンサー内蔵液晶表示装置:LCD)B;等が挙げられる。
上記は好ましい層構成の一例であり、これらの構成に限定されるものではない。前記構成において、少なくとも1つ透明樹脂層Aとして本発明の透明樹脂層Aが用いられる。なお、上記構成では透明樹脂層Aとして粘着剤層の場合を例示したが、透明樹脂層Aは、透明液状樹脂から形成することもできる。
(2−メチルプロパン−1−イル)ホスフィンオキシド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)(2,4−ジペントキシフェニル)ホスフィンオキシド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)ベンジルホスフィンオキシド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2−フェニルプロピルホスフィンオキシド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2−フェニルエチルホスフィンオキシド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)ベンジルホスフィンオキシド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2−フェニルプロピルホスフィンオキシド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2−フェニルエチルホスフィンオキシド、2,6−ジメトキシベンゾイルベンジルブチルホスフィンオキシド、2,6−ジメトキシベンゾイルベンジルオクチルホスフィンオキシド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−2,5−ジイソプロピルフェニルホスフィンオキシド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−2−メチルフェニルホスフィンオキシド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−4−メチルフェニルホスフィンオキシド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−2,5−ジエチルフェニルホスフィンオキシド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−2,3,5,6−テトラメチルフェニルホスフィンオキシド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−2,4−ジ−n−ブトキシフェニルホスフィンオキシド、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルホスフィンオキシド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)イソブチルホスフィンオキシド、2,6−ジメチトキシベンゾイル−2,4,6−トリメチルベンゾイル−n−ブチルホスフィンオキシド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フェニルホスフィンオキシド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−2,4−ジブトキシフェニルホスフィンオキシド、1,10−ビス[ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)ホスフィンオキシド]デカン、トリ(2−メチルベンゾイル)ホスフィンオキシド、などが挙げられる。
得られた(メタ)アクリル系ポリマーの重量平均分子量は、GPC(ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー)により測定した。サンプルは、試料をテトラヒドロフランに溶解して0.1重量%の溶液とし、これを一晩静置した後、0.45μmのメンブレンフィルターで濾過した濾液を用いた。・分析装置:東ソー社製、HLC−8120GPC・カラム:東ソー社製、(メタ)アクリル系ポリマー:GM7000HXL+GMHXL+GMHXL
芳香族系ポリマー:G3000HXL+2000HXL+G1000HXL・カラムサイズ;各7.8mmφ×30cm 計90cm・溶離液:テトラヒドロフラン(濃度0.1重量%)・流量:0.8ml/min・入口圧:1.6MPa・検出器:示差屈折計(RI)・カラム温度:40℃
・ 注入量:100μl
・ 溶離液:テトラヒドロフラン
・ 検出器:示差屈折計
・ 標準試料:ポリスチレン
(日本ポリウレタン工業社製,商品名コロネートL)、トリメチロールプロパン/ヘキサメチレンジイソシアネート3量体付加物(日本ポリウレタン工業社製,商品名コロネートHL)、ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート体(日本ポリウレタン工業社製,商品名コロネートHX)などのイソシアネート付加物、キシリレンジイソシアネートのトリメチロールプロパン付加物(三井化学社製,商品名D110N)、ヘキサメチレンジイソシアネートのトリメチロールプロパン付加物(三井化学社製,商品名D160N);ポリエーテルポリイソシアネート、ポリエステルポリイソシアネート、ならびにこれらと各種のポリオールとの付加物、イソシアヌレート結合、ビューレット結合、アロファネート結合などで多官能化したポリイソシアネートなどを挙げることができる。これらのうち、脂肪族イソシアネートを用いることが、反応速度が速い為に好ましい。
(高速液体クロマトグラフィー)により測定することができる。
(メタ)アクリレート、イソペンチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ヘプチル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、ウンデシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレートのようなアルキル(メタ)アクリレート;シクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレートのような(メタ)アクリル酸と脂環族アルコールとのエステル;フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレートのようなアリール(メタ)アクリレート;テルペン化合物誘導体アルコールから得られる(メタ)アクリレート;等を挙げることができる。このような(メタ)アクリレートは単独であるいは2種以上を組み合わせて使用することができる。
(ACMO)の共重合体、シクロヘキシルメタクリレート(CHMA)とジエチルアクリルアミド(DEAA)の共重合体、1−アダマンチルアクリレート(ADA)とメチルメタクリレート(MMA)の共重合体、ジシクロペンタニルメタクリレート(DCPMA)とイソボルニルメタクリレート(IBXMA)の共重合体、ジシクロペンタニルメタクリレート(DCPMA)、シクロヘキシルメタクリレート(CHMA)、イソボルニルメタクリレート(IBXMA)、イソボルニルアクリレート(IBXA)、シクロペンタニルメタクリレート(DCPMA)とメチルメタクリレート(MMA)の共重合体、ジシクロペンタニルアクリレート(DCPA)、1−アダマンチルメタクリレート(ADMA)、1−アダマンチルアクリレート(ADA)の各単独重合体等を挙げることができる。特に、CHMAを主成分として含むオリゴマーが好ましい。
アルカリ金属塩のカチオン部を構成するアルカリ金属イオンとしては、リチウム、ナトリウム、カリウムの各イオンが挙げられる。これらアルカリ金属イオンのなかでもリチウムイオンが好ましい。
(1):(CnF2n+1SO2)2N− (但し、nは1〜10の整数)、
(2):CF2(CmF2mSO2)2N− (但し、mは1〜10の整数)、
(3):−O3S(CF2)lSO3 − (但し、lは1〜10の整数)、
(4):(CpF2p+1SO2)N−(CqF2q+1SO2)、(但し、p、qは1〜10の整数)、で表わされるものなどが用いられる。特に、フッ素原子を含むアニオン部は、イオン解離性の良いイオン化合物が得られることから好ましく用いられる。無機塩を構成するアニオン部としては、Cl−、Br−、I−、AlCl4 −、Al2Cl7 −、BF4 −、PF6 −、ClO4 −、NO3 −、AsF6 −、SbF6 −、NbF6 −、TaF6 −、(CN)2N−、などが用いられる。アニオン部としては、(CF3SO2)2N−、(C2F5SO2)2N−、等の前記一般式(1)で表わされる、(ペルフルオロアルキルスルホニル)イミドが好ましく、特に(CF3SO2)2N−、で表わされる(トリフルオロメタンスルホニル)イミドが好ましい。
本発明で用いられる有機カチオン−アニオン塩は、カチオン成分とアニオン成分とから構成されており、前記カチオン成分は有機物からなるものである。カチオン成分として、具体的には、ピリジニウムカチオン、ピペリジニウムカチオン、ピロリジニウムカチオン、ピロリン骨格を有するカチオン、ピロール骨格を有するカチオン、イミダゾリウムカチオン、テトラヒドロピリミジニウムカチオン、ジヒドロピリミジニウムカチオン、ピラゾリウムカチオン、ピラゾリニウムカチオン、テトラアルキルアンモニウムカチオン、トリアルキルスルホニウムカチオン、テトラアルキルホスホニウムカチオンなどが挙げられる。
(1):(CnF2n+1SO2)2N− (但し、nは1〜10の整数)、
(2):CF2(CmF2mSO2)2N− (但し、mは1〜10の整数)、
(3):−O3S(CF2)lSO3 − (但し、lは1〜10の整数)、
(4):(CpF2p+1SO2)N−(CqF2q+1SO2)、(但し、p、qは1〜10の整数)、で表わされるものなどが用いられる。なかでも特に、フッ素原子を含むアニオン成分は、イオン解離性の良いイオン化合物が得られることから好ましく用いられる。
例えば、1−ブチルピリジニウムテトラフルオロボレート、1−ブチルピリジニウムヘキサフルオロホスフェート、1−ブチル−3−メチルピリジニウムテトラフルオロボレート、1−ブチル−3−メチルピリジニウムトリフルオロメタンスルホネート、1−ブチル−3−メチルピリジニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、1−ブチル−3−メチルピリジニウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド、1−へキシルピリジニウムテトラフルオロボレート、2−メチル−1−ピロリンテトラフルオロボレート、1−エチル−2−フェニルインドールテトラフルオロボレート、1,2−ジメチルインドールテトラフルオロボレート、1−エチルカルバゾールテトラフルオロボレート、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムテトラフルオロボレート、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムアセテート、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムトリフルオロアセテート、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムヘプタフルオロブチレート、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムトリフルオロメタンスルホネート、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムペルフルオロブタンスルホネート、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムジシアナミド、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムトリス(トリフルオロメタンスルホニル)メチド、1−ブチル−3−メチルイミダゾリウムテトラフルオロボレート、1−ブチル−3−メチルイミダゾリウムヘキサフルオロホスフェート、1−ブチル−3−メチルイミダゾリウムトリフルオロアセテート、1−ブチル−3−メチルイミダゾリウムヘプタフルオロブチレート、1−ブチル−3−メチルイミダゾリウムトリフルオロメタンスルホネート、1−ブチル−3−メチルイミダゾリウムペルフルオロブタンスルホネート、1−ブチル−3−メチルイミダゾリウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、1−へキシル−3−メチルイミダゾリウムブロミド、1−へキシル−3−メチルイミダゾリウムクロライド、1−へキシル−3−メチルイミダゾリウムテトラフルオロボレート、1−へキシル−3−メチルイミダゾリウムヘキサフルオロホスフェート、1−へキシル−3−メチルイミダゾリウムトリフルオロメタンスルホネート、1−オクチル−3−メチルイミダゾリウムテトラフルオロボレート、1−オクチル−3−メチルイミダゾリウムヘキサフルオロホスフェート、1−へキシル−2,3−ジメチルイミダゾリウムテトラフルオロボレート、1,2−ジメチル−3−プロピルイミダゾリウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、1−メチルピラゾリウムテトラフルオロボレート、3−メチルピラゾリウムテトラフルオロボレート、テトラヘキシルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、ジアリルジメチルアンモニウムテトラフルオロボレート、ジアリルジメチルアンモニウムトリフルオロメタンスルホネート、ジアリルジメチルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、ジアリルジメチルアンモニウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド、N,N―ジエチル―N―メチル―N−(2−メトキシエチル)アンモニウムテトラフルオロボレート、N,N―ジエチル―N―メチル―N−(2−メトキシエチル)アンモニウムトリフルオロメタンスルホネート、N,N―ジエチル―N―メチル―N−(2−メトキシエチル)アンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、N,N―ジエチル―N―メチル―N−(2−メトキシエチル)アンモニウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド、グリシジルトリメチルアンモニウムトリフルオロメタンスルホネート、グリシジルトリメチルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、グリシジルトリメチルアンモニウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド、1−ブチルピリジニウム(トリフルオロメタンスルホニル)トリフルオロアセトアミド、1−ブチル−3−メチルピリジニウム(トリフルオロメタンスルホニル)トリフルオロアセトアミド、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム(トリフルオロメタンスルホニル)トリフルオロアセトアミド、N,N―ジエチル―N―メチル―N−(2−メトキシエチル)アンモニウム(トリフルオロメタンスルホニル)トリフルオロアセトアミド、ジアリルジメチルアンモニウム(トリフルオロメタンスルホニル)トリフルオロアセトアミド、グリシジルトリメチルアンモニウム(トリフルオロメタンスルホニル)トリフルオロアセトアミド、N,N−ジメチル−N−エチル−N−プロピルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、N,N−ジメチル−N−エチル−N−ブチルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、N,N−ジメチル−N−エチル−N−ペンチルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、N,N−ジメチル−N−エチル−N−へキシルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、N,N−ジメチル−N−エチル−N−ヘプチルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、N,N−ジメチル−N−エチル−N−ノニルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、N,N−ジメチル−N,N−ジプロピルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、N,N−ジメチル−N−プロピル−N−ブチルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、N,N−ジメチル−N−プロピル−N−ペンチルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、N,N−ジメチル−N−プロピル−N−ヘキシルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、N,N−ジメチル−N−プロピル−N−ヘプチルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、N,N−ジメチル−N−ブチル−N−ヘキシルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、N,N−ジメチル−N−ブチル−N−ヘプチルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、N,N−ジメチル−N−ペンチル−N−ヘキシルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、N,N−ジメチル−N,N−ジヘキシルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、トリメチルヘプチルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、N,N−ジエチル−N−メチル−N−プロピルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、N,N−ジエチル−N−メチル−N−ペンチルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、N,N−ジエチル−N−メチル−N−ヘプチルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、N,N−ジエチル−N−プロピル−N−ペンチルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、トリエチルプロピルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、トリエチルペンチルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、トリエチルヘプチルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、N,N−ジプロピル−N−メチル−N−エチルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、N,N−ジプロピル−N−メチル−N−ペンチルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、N,N−ジプロピル−N−ブチル−N−へキシルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、N,N−ジプロピル−N,N−ジヘキシルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、N,N−ジブチル−N−メチル−N−ペンチルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、N,N−ジブチル−N−メチル−N−ヘキシルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、トリオクチルメチルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、N−メチル−N−エチル−N−プロピル−N−ペンチルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、1−ブチル−3−メチルピリジン−1−イウムトリフルオロメタンスルホナートなどが挙げられる。これらの市販品として、例えば、「CIL−314」(日本カーリット社製)、「ILA2−1」(広栄化学社製)などが使用可能である。
また、例えば、テトラメチルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、トリメチルエチルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、トリメチルブチルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、トリメチルペンチルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、トリメチルヘプチルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、トリメチルオクチルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、テトラエチルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、トリエチルブチルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、テトラブチルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、テトラヘキシルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、などが挙げられる。
また、例えば、1−ジメチルピロリジニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、1−メチル−1−エチルピロリジニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、1−メチル−1−プロピルピロリジニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、1−メチル−1−ブチルピロリジニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、1−メチル−1−ペンチルピロリジニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、1−メチル−1−ヘキシルピロリジニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、1−メチル−1−へプチルピロリジニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、1−エチル−1−プロピルピロリジニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、1−エチル−1−ブチルピロリジニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、1−エチル−1−ペンチルピロリジニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、1−エチル−1−へキシルピロリジニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、1−エチル−1−へプチルピロリジニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、1,1−ジプロピルピロリジニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、1−プロピル−1−ブチルピロリジニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、1,1−ジブチルピロリジニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、1−プロピルピペリジニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、1−ペンチルピペリジニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、1,1−ジメチルピペリジニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、1−メチル−1−エチルピペリジニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、1−メチル−1―プロピルピペリジニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、1−メチル−1−ブチルピペリジニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、1−メチル−1−ペンチルピペリジニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、1−メチル−1−ヘキシルピペリジニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、1−メチル−1−へプチルピペリジニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、1−エチル−1−プロピルピペリジニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、1−エチル−1−ブチルピペリジニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、1−エチル−1−ペンチルピペリジニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、1−エチル−1−ヘキシルピペリジニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、1―エチル−1−ヘプチルピペリジニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、1,1−ジプロピルピペリジニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、1−プロピル−1−ブチルピペリジニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、1,1−ジブチルピペリジニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、1,1−ジメチルピロリジニウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド、1−メチル−1−エチルピロリジニウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド、1−メチル−1−プロピルピロリジニウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド、1−メチル−1―ブチルピロリジニウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド、1−メチル−1−ペンチルピロリジニウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド、1−メチル−1−ヘキシルピロリジニウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド、1−メチル−1―へプチルピロリジニウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド、1−エチル−1−プロピルピロリジニウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド、1−エチル−1−ブチルピロリジニウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド、1−エチル−1−ペンチルピロリジニウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド、1−エチル−1−ヘキシルピロリジニウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド、1−エチル−1−へプチルピロリジニウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド、1,1−ジプロピルピロリジニウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド、1―プロピル−1−ブチルピロリジニウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド、1,1−ジブチルピロリジニウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド、1−プロピルピペリジニウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド、1−ペンチルピペリジニウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド、1,1−ジメチルピペリジニウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド、1−メチル‐1−エチルピペリジニウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド、1−メチル−1−プロピルピペリジニウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド、1−メチル−1−ブチルピペリジニウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド、1−メチル−1−ペンチルピペリジニウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド、1−メチル−1−ヘキシルピペリジニウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド、1−メチル−1へプチルピペリジニウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド、1−エチル−1−プロピルピペリジニウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド、1−エチル−1−ヘプチルピペリジニウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド,1−エチル−1−ペンチルピペリジニウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド、1−エチル−1−ヘキシルピペリジニウムビス(ペンタフルオロエタンスルポニル)イミド、1−エチル−1−へプチルピペリジニウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド、1−プロピル−1−ブチルピペリジニウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド、1,1−ジプロピルピペリジニウムビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド、1,1―ジブチルピペリジニウムビス
(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミドなどが挙げられる。
また、上記化合物のカチオン成分の代わりに、トリメチルスルホニウムカチオン、トリエチルスルホニウムカチオン、トリブチルスルホニウムカチオン、トリヘキシルスルホニウムカチオン、ジエチルメチルスルホニウムカチオン、ジブチルエチルスルホニウムカチオン、ジメチルデシルスルホニウムカチオン、テトラメチルホスホニウムカチオン、テトラエチルホスホニウムカチオン、テトラブチルホスホニウムカチオン、テトラヘキシルホスホニウムカチオンを用いた化合物などが挙げられる。
また、上記のビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドの代わりに、ビス(ペンタフルオロスルホニル)イミド、ビス(ヘプタフルオロプロパンスルホニル)イミド、ビス
(ノナフルオロブタンスルホニル)イミド、トリフルオロメタンスルホニルノナフルオロブタンスルホニルイミド、ヘプタフルオロプロパンスルホニルトリフルオロメタンスルホニルイミド、ペンタフルオロエタンスルホニルノナフルオロブタンスルホニルイミド、シクロ−ヘキサフルオロプロパン−1,3−ビス(スルホニル)イミドアニオンなどを用いた化合物などが挙げられる。
(メタ)アクリレート化合物(A成分)を含有する活性エネルギー線硬化型樹脂組成物が挙げられる。
(一般式(A)において、R1、R2は各々アクリルロイル基またはメタクリロイル基であり、互いに同じであってもよく異なっていてもよい。X1およびX2は、炭素数2〜4のアルキレン基であり、互いに同じであってもよく異なっていてもよい。m、nは正の整数であって、m+n=3〜40である。Yは単結合、−Ph−C(CH3)2−Ph−O−、−Ph−CH2−Ph−O−、または−C(CH3)2−O−、であり、−Ph−はパラフェニレン基を示す。
(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−へキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、ノルボルネン(メタ)アクリレートを例示できる。これらの(メタ)アクリレートフェノキシエチル(メタ)アクリレート(PO)、フェノキシポリエチレングリコール
(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート(CH)、ノニルフェノールEO付加物(メタ)アクリレート、メトキシトリエチレングリコール(メタ)アクリレート及びテトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート等があげられる。これらは単独でもしくは2種以上併せて用いられる。
(メタ)アクリル系オリゴマー、シランカップリング剤、イオン性化合物、さらにはその他の公知の添加剤等の配合物を含有することができる。なお、前記透明粘着剤では、(メタ)アクリル系ポリマー100重量部に対して、前記配合物の割合が記載されているが、透明液状樹脂については、透明液状樹脂(活性エネルギー線硬化型樹脂組成物)全体100重量部を基準に、前記透明粘着剤と同様の割合で、前記配合物を含有することが好ましい。
<紫外線重合に用いるモノマー成分の調製>
攪拌羽根、温度計、窒素ガス導入管、冷却器を備えた4つ口フラスコに、2−エチルヘキシルアクリレート(2EHA)70重量部、N−ビニルピロリドン(NVP)15重量部、4−ヒドロキシブチルアクリレート(4HBA)15重量部、2種の光重合開始剤(商品名:イルガキュア184、BASF社製)0.05重量部および光重合開始剤(商品名:イルガキュア651、BASF社製)0.05重量部を4つ口フラスコに投入してモノマー混合物を調製した。次いで、前記モノマー混合物を窒素雰囲気下で紫外線に曝露して部分的に光重合させることによって、重合率約10重量%の部分重合物(アクリル系ポリマーシロップ)を得た。
さらに、上記アクリル系ポリマーシロップ100重量部に対して、イオン性化合物として、ビストリフルオロメタンスルホニルアミドリチウム(LiTFSA)1重量部を添加して、透明樹脂層の形成材料を調製した。
次いで、上記で調製した透明樹脂層の形成材料を、片面をシリコーン系剥離剤で処理されたポリエチレンテレフタレートフィルム(セパレータフィルム)の剥離処理面に、最終的な厚みが20μmになるように塗布して塗布層を形成した。次いで、塗布されたモノマー成分の表面に、片面をシリコーン系剥離剤で処理されたポリエチレンテレフタレートフィルム(セパレータフィルム)を、当該フィルムの剥離処理面が塗布層側になるようにして被覆した。これにより、モノマー成分の塗布層を酸素から遮断した。このようにして得られた塗布層を有するシートにケミカルライトランプ(株式会社東芝製)を用いて照度5mW/cm2(約350nmに最大感度をもつトプコンUVR−T1で測定)の紫外線を360秒間照射して、塗布層を硬化させて透明樹脂層を作成した。
厚さ80μmのポリビニルアルコールフィルムを、速度比の異なるロール間において、30℃、0.3%濃度のヨウ素溶液中で1分間染色しながら、3倍まで延伸した。その後、60℃、4%濃度のホウ酸、10%濃度のヨウ化カリウムを含む水溶液中に0.5分間浸漬しながら総合延伸倍率が6倍まで延伸した。次いで、30℃、1.5%濃度のヨウ化カリウムを含む水溶液中に10秒間浸漬することで洗浄した後、50℃で4分間乾燥を行い、厚さ20μmの偏光子を得た。当該偏光子の両面に、けん化処理した厚さ40μmのトリアセチルセルロースフィルムを、ポリビニルアルコール系接着剤により貼り合せて偏光フィルムを作成した(以下、偏光フィルムP1という)。
得られた透明樹脂層を粘着剤層として用いた。得られた透明樹脂層から、片側のセパレータフィルムを剥がした後、他の片側のセパレータフィルム上に形成した透明樹脂層(粘着剤層)を上記にて作成した偏光フィルムP1に転写して、粘着剤層(視認側)付偏光フィルムP1を作成した。
実施例1において、モノマー成分の調製に用いた単官能性モノマーの種類とその組成比、イオン性化合物の種類と添加量、形成する透明樹脂層の厚さを表1に示すように変えたこと以外は、実施例1と同様の操作を行い、透明樹脂層を作成した。また、実施例1と同様にして、粘着剤層(視認側)付偏光フィルムP1を作成した。
上記各例で得られた透明樹脂層から、片側のセパレータフィルムを剥がした後、露出した透明樹脂層表面の表面抵抗値(Ω/□)を三菱化学アナリテック社製MCP−HT450を用いて測定した。
上記各例で得られた粘着剤層(視認側)付偏光フィルムP1のセパレータフィルムを剥がし、厚さ0.7mmの無アルカリガラス(コーニング社製,1737)にラミネーターを用いて貼着した。次いで、50℃、0.5MPaで、15分間のオートクレーブ処理を行って、上記粘着剤層付偏光フィルムを完全に無アルカリガラスに密着させた。次いで、LANTECH社製の真空貼り合わせ装置を用いて0.2MPaの圧力、真空度30Paの条件にて真空貼り合わせを行った。これを、80℃の加熱オーブン(加熱)および60℃/90%RHの恒温恒湿機(加湿)の条件下にそれぞれ投入して、500時間後の偏光フィルムの剥がれの有無を、下記基準で評価した。
◎:全く剥がれが認められなかった。
○:目視では確認できない程度の剥がれが認められた。
△:目視で確認できる小さな剥がれが認められた。
×:明らかな剥がれが認められた。
全光線透過率93.3%、ヘイズ0.1%の無アルカリガラスの片面に、上記各例で得られた透明樹脂層を貼り付け、ヘイズメーター(村上色彩技術研究所製,MR−100)により、ヘイズを測定した。ヘイズメーターによる測定にあたり、透明樹脂層が光源側になるように配置した。ヘイズ値は、無アルカリガラスのヘイズ値が0.1%であるため、測定値から0.1%を引いた値をヘイズ値とした。全光線透過率(%)は、測定値を採用した。
≪粘着剤層(セル側)付偏光フィルムP1の作成≫
冷却管、窒素導入管、温度計及び撹拌装置を備えた反応容器に、ブチルアクリレート99部および4−ヒドロキシブチルアクリレート1部を含有するモノマー混合物を仕込んだ。さらに、前記モノマー混合物(固形分)100部に対して、重合開始剤として2,2´−アゾビスイソブチロニトリル0.1部を酢酸エチルと共に仕込み、緩やかに攪拌しながら窒素ガスを導入して窒素置換した後、フラスコ内の液温を60℃付近に保って7時間重合反応を行った。その後、得られた反応液に、酢酸エチルを加えて、固形分濃度30%に調整した、重量平均分子量160万のアクリル系ポリマー(A)の溶液を調製した。得られたアクリル系ポリマー(A)溶液の固形分100部に対して、架橋剤として、トリメチロールプロパンキシリレンジイソシアネート(三井化学社製:タケネートD110N)0.1部と、ジベンゾイルパーオキサイド0.3部と、γ−グリシドキシプロピルメトキシシラン(信越化学工業社製:KBM−403)0.2部を配合して、粘着剤組成物の溶液を得た。
次いで、上記で調製した粘着剤組成物を、片面をシリコーン系剥離剤で処理されたポリエチレンテレフタレートフィルム(セパレータフィルム)の剥離処理面に、最終的な厚みが20μmになるように均一に塗布した後、150℃の空気循環式恒温オーブンで60秒間乾燥して、前記厚さ20μmの粘着剤層Xを形成した。
次いで、上記偏光フィルムP1に、上記セパレータフィルムに形成した粘着剤層Xを移着させて、粘着剤層(セル側)付偏光フィルムP1を得た。
液晶パネル(Apple製iPod touchのインセル型タッチセンサー内蔵液晶表示装置)から、カバーガラスCおよび視認側の偏光フィルムP2(偏光フィルムP2は液晶セル側の粘着剤層とともにも剥離)を剥がしたものをサンプル1とした。サンプル1における前記剥離面に、上記で作成した粘着剤層(セル側)付偏光フィルムP1を貼り合わせた。一方、前記カバーフィルムCは、偏光フィルムP2から分離後に清浄化して用いた。清浄化したカバーフィルムCに、実施例1〜15、比較例1〜5で調製した透明樹脂層(粘着剤層)を転写した。その後、カバーフィルムCに形成された透明樹脂層(粘着剤層)を、前記サンプル1に設けた偏光フィルムP1に貼り合わせて、評価サンプル2を作成した。
上記で作成した粘着剤層(セル側)付偏光フィルムP1における粘着剤層(セル側)の反対側(視認側)に、実施例2、5で作成した透明樹脂層(粘着剤層)を貼り合わせて、両面粘着剤層付偏光フィルムP1を作成した。上記サンプル1における前記剥離面に、前記両面粘着剤層付偏光フィルムP1の粘着剤層(セル側)側を貼り合わせた。一方、前記カバーフィルムCは、偏光フィルムP1から分離後に清浄化して用いた。清浄化したカバーフィルムCを、前記サンプル1に設けた偏光フィルムP1における粘着剤層(視認側)に貼り合わせて、評価サンプル2を作成した。
上記サンプル1における前記剥離面に、実施例5で作成した粘着剤層(視認側)付偏光フィルムP1を貼り合わせた。一方、前記カバーフィルムCは、偏光フィルムP1から分離後に清浄化して用いた。清浄化したカバーフィルムCには、上記で作成した粘着剤層Xを転写した。その後、カバーフィルムCに形成された粘着剤層Xを、前記サンプル1に設けた偏光フィルムP1に貼り合わせて、評価サンプル2を作成した。
上記の評価サンプル2(液晶パネル)を10000cdの輝度を持つバックライト上に置き、静電気発生装置であるESD(SANKI社製,ESD−8012A)を用いて5kvの静電気を発生させることで液晶の配向乱れを起こした。その配向不良による表示不良の回復時間(秒)を、瞬間マルチ測光検出器(大塚電子社製,MCPD−3000)を用いて測定し、下記基準で評価した。
◎:表示不良が1秒未満で消失した。
○:表示不良が1秒以上10秒未満で消失した。
×:表示不良が10秒以上で消失した。
2EHAは、2−エチルヘキシルアクリレート;
NVPは、N−ビニルピロリドン;
4HBAは、4−ヒドロキシブチルアクリレート;
MEAは、メトキシエチルアクリレート;
TMPTAは、トリメチロールプロパントリアクリレート;
LiTFSAは、ビストリフルオロメタンスルホニルアミドリチウム;
KTFSAはビストリフルオロメタンスルホニルアミドカリウム;
液体塩は、メチルプロピルピロリジニウム・ビストリフルオロメタンスルホニルアミド塩(融点12℃);
固体塩は、エチルメチルピロリジニウム・ビストリフルオロメタンスルホニルアミド塩
(融点90℃);を示す。
B 画像表示装置
C 部材(タッチパネルまたは透明基体)
1 偏光フィルム
2 粘着剤層
3 透明導電層(帯電防止層)
4 ガラス基板
5 液晶層
6 駆動電極
7 帯電防止層兼センサー層
8 駆動電極兼センサー層
9 センサー層
11 透明基材
12 透明導電性フィルム
Claims (12)
- 画像表示装置において最も視認側に設けられる偏光フィルムよりも、視認側に配置される透明樹脂層であって、
前記透明樹脂層は、表面抵抗値が1.0×1013Ω/□以下であることを特徴とする透明樹脂層。 - 前記透明樹脂層の厚みが5μm〜1mmであることを特徴とする請求項1記載の透明樹脂層。
- 前記透明樹脂層は、表面抵抗値(Ω/□)に厚み(cm)を乗じた値(体積抵抗値)が、1.0×1012Ω・cm以下であることを特徴とする請求項1または2記載の透明樹脂層。
- 前記透明樹脂層の形成材料が、アクリル系ポリマーをベースポリマーとして含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の透明樹脂層。
- 前記透明樹脂層の形成材料が、イオン性化合物を含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の透明樹脂層。
- 前記透明樹脂層の形成材料が、透明粘着剤であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の透明樹脂層。
- 前記透明樹脂層の形成材料が、透明液状樹脂であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の透明樹脂層。
- タッチパネルに適用されることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の透明樹脂層。
- インセル型またはオンセル型のタッチセンサー内蔵液晶表示装置に適用されることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の透明樹脂層。
- 画像表示装置において最も視認側に設けられる偏光フィルムおよび当該偏光フィルムよりも、視認側に配置される粘着剤層を有する粘着剤層付偏光フィルムであって、
前記粘着剤層が、請求項1〜9のいずれかに記載の透明粘着剤により形成された透明樹脂層であることを特徴とする粘着剤層付偏光フィルム。 - 少なくとも1枚の偏光フィルムを有する画像表示装置であって、
画像表示装置において最も視認側に設けられる偏光フィルムよりも、視認側に、請求項1〜9のいずれかに記載の透明樹脂層を少なくとも1層有することを特徴とする画像表示装置。 - 前記透明樹脂層は、請求項10記載の粘着剤層付偏光フィルムにおける粘着剤層として設けられていることを特徴とする請求項11記載の画像表示装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018076178A JP2018151637A (ja) | 2018-04-11 | 2018-04-11 | 透明樹脂層、粘着剤層付偏光フィルムおよび画像表示装置 |
JP2019178751A JP6899417B2 (ja) | 2018-04-11 | 2019-09-30 | 透明樹脂層、粘着剤層付偏光フィルムおよび画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018076178A JP2018151637A (ja) | 2018-04-11 | 2018-04-11 | 透明樹脂層、粘着剤層付偏光フィルムおよび画像表示装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014077808A Division JP2015200698A (ja) | 2014-04-04 | 2014-04-04 | 透明樹脂層、粘着剤層付偏光フィルムおよび画像表示装置 |
Related Child Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019178752A Division JP6777799B2 (ja) | 2019-09-30 | 2019-09-30 | 透明樹脂層、粘着剤層付偏光フィルムおよび画像表示装置 |
JP2019178751A Division JP6899417B2 (ja) | 2018-04-11 | 2019-09-30 | 透明樹脂層、粘着剤層付偏光フィルムおよび画像表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018151637A true JP2018151637A (ja) | 2018-09-27 |
Family
ID=63680398
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018076178A Pending JP2018151637A (ja) | 2018-04-11 | 2018-04-11 | 透明樹脂層、粘着剤層付偏光フィルムおよび画像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018151637A (ja) |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004005540A (ja) * | 2002-04-03 | 2004-01-08 | Nitto Denko Corp | タッチパネル付画像表示装置 |
JP2004300210A (ja) * | 2003-03-28 | 2004-10-28 | Dainippon Printing Co Ltd | コーティング組成物、その塗膜、反射防止膜、反射防止フィルム、及び画像表示装置 |
JP2007002112A (ja) * | 2005-06-24 | 2007-01-11 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 絶縁性基材の表面抵抗値を低下させる方法 |
JP2007084632A (ja) * | 2005-09-21 | 2007-04-05 | Saiden Chemical Industry Co Ltd | 粘着剤用重合体組成物、表面保護フィルム用粘着剤組成物および表面保護フィルム |
US20070171335A1 (en) * | 2006-01-09 | 2007-07-26 | Samsung Electronics Co., Ltd., | Polarizing plate and liquid crystal display panel having the same |
JP2009046535A (ja) * | 2007-08-14 | 2009-03-05 | Cheil Industries Inc | 光学部材用の表面保護シート |
JP2010271424A (ja) * | 2009-05-19 | 2010-12-02 | Sony Corp | 防眩性フィルムおよびその製造方法、ならびに表示装置 |
JP2013083903A (ja) * | 2011-09-29 | 2013-05-09 | Oji Holdings Corp | 反射防止体、静電容量式タッチパネルおよび静電容量式タッチパネル付き表示装置 |
JP2014016588A (ja) * | 2012-07-11 | 2014-01-30 | Dainippon Printing Co Ltd | 画像表示装置 |
-
2018
- 2018-04-11 JP JP2018076178A patent/JP2018151637A/ja active Pending
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004005540A (ja) * | 2002-04-03 | 2004-01-08 | Nitto Denko Corp | タッチパネル付画像表示装置 |
JP2004300210A (ja) * | 2003-03-28 | 2004-10-28 | Dainippon Printing Co Ltd | コーティング組成物、その塗膜、反射防止膜、反射防止フィルム、及び画像表示装置 |
JP2007002112A (ja) * | 2005-06-24 | 2007-01-11 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 絶縁性基材の表面抵抗値を低下させる方法 |
JP2007084632A (ja) * | 2005-09-21 | 2007-04-05 | Saiden Chemical Industry Co Ltd | 粘着剤用重合体組成物、表面保護フィルム用粘着剤組成物および表面保護フィルム |
US20070171335A1 (en) * | 2006-01-09 | 2007-07-26 | Samsung Electronics Co., Ltd., | Polarizing plate and liquid crystal display panel having the same |
JP2009046535A (ja) * | 2007-08-14 | 2009-03-05 | Cheil Industries Inc | 光学部材用の表面保護シート |
JP2010271424A (ja) * | 2009-05-19 | 2010-12-02 | Sony Corp | 防眩性フィルムおよびその製造方法、ならびに表示装置 |
JP2013083903A (ja) * | 2011-09-29 | 2013-05-09 | Oji Holdings Corp | 反射防止体、静電容量式タッチパネルおよび静電容量式タッチパネル付き表示装置 |
JP2014016588A (ja) * | 2012-07-11 | 2014-01-30 | Dainippon Printing Co Ltd | 画像表示装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2015152070A1 (ja) | 透明樹脂層、粘着剤層付偏光フィルムおよび画像表示装置 | |
JP6456686B2 (ja) | 粘着剤層付偏光フィルムおよび画像表示装置 | |
KR101543975B1 (ko) | 점착제, 점착제층, 및 점착 시트 | |
JP6067405B2 (ja) | 放射線硬化型粘着剤、放射線硬化型粘着剤層、放射線硬化型粘着シートおよび積層体 | |
JP5469194B2 (ja) | 粘着剤、粘着剤層、および粘着シート | |
JP6057600B2 (ja) | 粘着剤、粘着剤層、および粘着シート | |
JP6038469B2 (ja) | 粘着剤、粘着剤層、および粘着シート | |
JP6223500B2 (ja) | 粘着剤、粘着剤層、および粘着シート | |
WO2016204154A1 (ja) | 両面粘着剤層付偏光フィルムおよび画像表示装置 | |
JP6782071B2 (ja) | 両面粘着剤層付偏光フィルム、その製造方法および画像表示装置 | |
WO2013002184A1 (ja) | 粘着剤組成物、粘着剤層、および粘着シート | |
JP2014043546A (ja) | 放射線硬化型粘着剤層及び放射線硬化型粘着シート | |
JP2016224307A (ja) | 両面粘着剤層付偏光フィルムおよび画像表示装置 | |
JP2015017207A (ja) | 粘着剤、粘着剤層、粘着シートおよびタッチパネル | |
JP6306679B2 (ja) | 放射線硬化型粘着剤、放射線硬化型粘着剤層、放射線硬化型粘着シートおよび積層体 | |
JP6899417B2 (ja) | 透明樹脂層、粘着剤層付偏光フィルムおよび画像表示装置 | |
JP6777799B2 (ja) | 透明樹脂層、粘着剤層付偏光フィルムおよび画像表示装置 | |
JP2018151637A (ja) | 透明樹脂層、粘着剤層付偏光フィルムおよび画像表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180417 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190123 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190205 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190327 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190709 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20190822 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190930 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20191011 |