JP2018150876A - Bearing assembly and turbocharger - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、回転軸を径方向から摺動可能に支持するジャーナル軸受を備えるベアリングアセンブリおよびターボチャージャに関する。 The present invention relates to a bearing assembly and a turbocharger including a journal bearing that slidably supports a rotating shaft from a radial direction.
例えば特許文献1に示すように、ターボチャージャは、ベアリングハウジングと、ジャーナル軸受と、回転軸と、を備えている。回転軸は、自身の軸周りに回転可能である。ジャーナル軸受は、回転軸を径方向外側から摺動可能に支持している。ジャーナル軸受は、ベアリングハウジングの貫通孔に固定されている。回転軸の一端には、コンプレッサインペラが配置されている。コンプレッサインペラは、コンプレッサハウジングに収容されている。コンプレッサインペラとコンプレッサハウジングとの間には、径方向のチップクリアランス(以下、適宜、単に「チップクリアランス」と称す)が確保されている。貫通孔とジャーナル軸受との間のガタが大きいと、チップクリアランスのバラツキが大きくなってしまう。そこで、ベアリングハウジング作製時においては、貫通孔にホーニング加工を施している。こうすると、貫通孔の内周面の加工精度を高くすることができる。すなわち、貫通孔の内径の寸法公差(最大許容寸法と最小許容寸法との差)を小さくすることができる。このため、貫通孔とジャーナル軸受との間のガタを小さくすることができる。したがって、チップクリアランスのバラツキを小さくすることができる。 For example, as shown in Patent Document 1, a turbocharger includes a bearing housing, a journal bearing, and a rotating shaft. The rotation axis is rotatable around its own axis. The journal bearing supports the rotary shaft so as to be slidable from the outside in the radial direction. The journal bearing is fixed to the through hole of the bearing housing. A compressor impeller is disposed at one end of the rotating shaft. The compressor impeller is accommodated in the compressor housing. A radial tip clearance (hereinafter simply referred to as “tip clearance” as appropriate) is secured between the compressor impeller and the compressor housing. If the backlash between the through hole and the journal bearing is large, the variation in the tip clearance becomes large. Therefore, honing is applied to the through-hole when the bearing housing is manufactured. If it carries out like this, the processing precision of the internal peripheral surface of a through-hole can be made high. That is, the dimensional tolerance (the difference between the maximum allowable dimension and the minimum allowable dimension) of the inner diameter of the through hole can be reduced. For this reason, the play between the through hole and the journal bearing can be reduced. Therefore, variation in chip clearance can be reduced.
しかしながら、貫通孔にホーニング加工などの精密加工を施すと、その分、ベアリングハウジングの製造コストが高くなる。この点、貫通孔に簡単な加工(例えば旋盤加工)を施すと、ベアリングハウジングの製造コストを削減することができる。ところが、こうすると、貫通孔の内周面の加工精度が低くなり、貫通孔とジャーナル軸受との間のガタが大きくなってしまう。このため、チップクリアランスのバラツキが大きくなってしまう。そこで、本発明は、チップクリアランスのバラツキを簡単に小さくすることができるベアリングアセンブリおよびターボチャージャを提供することを目的とする。 However, if precision processing such as honing is performed on the through hole, the manufacturing cost of the bearing housing increases accordingly. In this respect, if the through hole is subjected to simple processing (for example, lathe processing), the manufacturing cost of the bearing housing can be reduced. However, in this case, the processing accuracy of the inner peripheral surface of the through hole is lowered, and the play between the through hole and the journal bearing is increased. For this reason, the variation in the tip clearance becomes large. Therefore, an object of the present invention is to provide a bearing assembly and a turbocharger that can easily reduce the variation in chip clearance.
上記課題を解決するため、本発明のベアリングアセンブリは、貫通孔を有するベアリングハウジングと、前記貫通孔の内周面に固定され、コンプレッサインペラとタービンインペラとを連結する回転軸が挿通されるジャーナル軸受と、を備えるベアリングアセンブリであって、前記ジャーナル軸受は、前記コンプレッサインペラ側の端部に、前記貫通孔に圧接する圧接部を有することを特徴とする。また、上記課題を解決するため、本発明のターボチャージャは、前記ベアリングアセンブリを備えることを特徴とする。 In order to solve the above problems, a bearing assembly of the present invention includes a bearing housing having a through hole, and a journal bearing that is fixed to the inner peripheral surface of the through hole and through which a rotating shaft that connects the compressor impeller and the turbine impeller is inserted. The journal bearing has a press-contact portion that press-contacts the through-hole at an end portion on the compressor impeller side. Moreover, in order to solve the said subject, the turbocharger of this invention is equipped with the said bearing assembly, It is characterized by the above-mentioned.
本発明のベアリングアセンブリおよびターボチャージャによると、圧接部を用いて、貫通孔にジャーナル軸受を圧接、固定することができる。また、当該圧接により、貫通孔に対して、ジャーナル軸受を、精度良く位置決めすることができる。このため、チップクリアランスのバラツキを、簡単に小さくすることができる。また、コンプレッサインペラがコンプレッサハウジングに干渉するのを、簡単に抑制することができる。 According to the bearing assembly and the turbocharger of the present invention, the journal bearing can be pressed and fixed to the through hole using the press contact portion. Moreover, the journal bearing can be accurately positioned with respect to the through hole by the press contact. For this reason, the variation in chip clearance can be easily reduced. Further, it is possible to easily suppress the compressor impeller from interfering with the compressor housing.
また、圧接部は、ジャーナル軸受のコンプレッサインペラ側の端部に配置されている。このため、圧接部がジャーナル軸受のタービンインペラ側の端部に配置されている場合と比較して、コンプレッサインペラががたつきにくい。したがって、チップクリアランスのバラツキを小さくすることができる。また、コンプレッサインペラがコンプレッサハウジングに干渉するのを、抑制することができる。 Moreover, the press contact part is arrange | positioned at the edge part by the side of the compressor impeller of a journal bearing. For this reason, compared with the case where the press-contact part is arrange | positioned at the edge part by the side of the turbine impeller of a journal bearing, a compressor impeller is hard to rattle. Therefore, variation in chip clearance can be reduced. Moreover, it can suppress that a compressor impeller interferes with a compressor housing.
以下、本発明のベアリングアセンブリおよびターボチャージャの実施の形態について説明する。 Embodiments of a bearing assembly and a turbocharger according to the present invention will be described below.
<ターボチャージャの構成>
まず、本実施形態のターボチャージャの構成について説明する。図1に、本実施形態のターボチャージャの軸方向断面図を示す。図1に示すように、本実施形態のターボチャージャ1は、ベアリングアセンブリAと、回転部5と、コンプレッサハウジング91と、タービンハウジング92と、を備えている。
<Turbocharger configuration>
First, the configuration of the turbocharger of this embodiment will be described. FIG. 1 shows an axial sectional view of the turbocharger of the present embodiment. As shown in FIG. 1, the turbocharger 1 of this embodiment includes a bearing assembly A, a rotating unit 5, a
ベアリングアセンブリAは、ジャーナル軸受3と、スラスト軸受4と、ベアリングハウジング90と、を備えている。ベアリングハウジング90の内部には、油路901a、901bと、軸受収容部902a、902bと、が形成されている。軸受収容部902aは、本発明の「貫通孔」の概念に含まれる。前側または後側から見て、軸受収容部902aは、ベアリングハウジング90の径方向中心部に配置されている。軸受収容部902bは、軸受収容部902aの前側に連なっている。ジャーナル軸受3は、滑り軸受である。ジャーナル軸受3は、軸受収容部902aに収容されている。ジャーナル軸受3の構成については、後で詳しく説明する。スラスト軸受4は、軸受収容部902bに収容されている。コンプレッサハウジング91は、ベアリングハウジング90の前側に配置されている。タービンハウジング92は、ベアリングハウジング90の後側に配置されている。
The bearing assembly A includes a journal bearing 3, a thrust bearing 4, and a bearing
回転部5は、ベアリングハウジング90に対して、回転可能である。回転部5は、回転軸50と、コンプレッサインペラ51と、タービンインペラ52と、スラストカラー53と、を備えている。回転軸50は、ベアリングハウジング90を前後方向(中心軸Cの軸方向)に貫通している。回転軸50は、ジャーナル軸受3により、径方向外側から、回転可能に支持されている。コンプレッサインペラ51は、回転軸50の前端に取り付けられている。タービンインペラ52は、回転軸50の後端に連なっている。すなわち、回転軸50は、コンプレッサインペラ51とタービンインペラ52とを連結している。コンプレッサインペラ51とコンプレッサハウジング91との間には、径方向のチップクリアランスBが確保されている。スラストカラー53は、回転軸50の外周面に取り付けられている。スラストカラー53は、スラスト軸受4により、軸方向から、回転可能に支持されている。
The rotating part 5 is rotatable with respect to the bearing
潤滑油は、油路901aを経由して、ジャーナル軸受3、スラスト軸受4に供給される。ジャーナル軸受3、スラスト軸受4において使用された潤滑油は、油路901bを経由して、ベアリングハウジング90から排出される。
Lubricating oil is supplied to the journal bearing 3 and the thrust bearing 4 via an oil passage 901a. Lubricating oil used in the journal bearing 3 and the thrust bearing 4 is discharged from the bearing
<ジャーナル軸受の構成>
次に、本実施形態のターボチャージャのジャーナル軸受の構成について説明する。図2に、図1の枠II内の拡大図を示す。図2に示すように、ジャーナル軸受3は、前後方向に延在する円筒状を呈している。ジャーナル軸受3の径方向内側には、回転軸50が、自身の中心軸C周りに回転可能に挿通されている。ジャーナル軸受3は、スラストカラー53の後側に並置されている。
<Configuration of journal bearing>
Next, the configuration of the journal bearing of the turbocharger of this embodiment will be described. FIG. 2 shows an enlarged view in the frame II of FIG. As shown in FIG. 2, the journal bearing 3 has a cylindrical shape extending in the front-rear direction. On the radially inner side of the
ジャーナル軸受3は、外周面に、小径部30と大径部31とテーパ部32とを備えている。大径部31は、本発明の「圧接部」の概念に含まれる。小径部30は、ジャーナル軸受3の外周面の前後方向略全長(後述する大径部31、テーパ部32以外の部分)に亘って配置されている。小径部30には、油孔300が開設されている。油孔300は、ジャーナル軸受3を径方向(上下方向)に貫通している。ジャーナル軸受3の内周面と回転軸50の外周面との間には、隙間Dと、一対の摺動界面Eと、が設定されている。一対の摺動界面Eは、隙間Dの前後両側に配置されている。油孔300は、ベアリングハウジング90の油路901aと隙間Dとを径方向に連結している。ターボチャージャ1の駆動時、すなわち回転軸50の回転時において、潤滑油は、油路901a、油孔300を介して、隙間Dに供給される。隙間Dにおいて、潤滑油は、前後方向両側に分流し、前後一対の摺動界面Eに供給される。当該潤滑油により、摺動界面Eに、油膜が形成される。
The
大径部31、テーパ部32は、小径部30の前側に配置されている。大径部31、テーパ部32は、ジャーナル軸受3前端のフランジ部33に、配置されている。フランジ部33は、本発明の「コンプレッサインペラ側の端部」の概念に含まれる。大径部31は、小径部30よりも、大径である。テーパ部32は、前側の大径部31と、後側の小径部30と、の間に配置されている。テーパ部32は、前側から後側に向かって縮径する、テーパ面である。
The
ベアリングハウジング90の軸受収容部902aは、内周面に、小径部910と大径部911とテーパ部912とを備えている。小径部910は、ジャーナル軸受3の小径部30の径方向外側に配置されている。大径部911は、ジャーナル軸受3の大径部31の径方向外側に配置されている。大径部911は、小径部910よりも、大径である。テーパ部912は、前側の大径部911と、後側の小径部910と、の間に配置されている。テーパ部912は、前側から後側に向かって縮径する、テーパ面である。テーパ部912は、ジャーナル軸受3のテーパ部32の径方向外側に配置されている。
The bearing
<ベアリングアセンブリの組付方法>
次に、本実施形態のベアリングアセンブリの組付方法について説明する。図3(a)〜図3(c)に、本実施形態のターボチャージャのベアリングアセンブリの組付方法の第一段階〜第三段階の模式図を示す。図4に、図3(c)の円IV内の拡大図を示す。なお、図3(a)〜図3(c)に示す部分は、図2の枠IIに対応している。
<Assembly method of bearing assembly>
Next, a method for assembling the bearing assembly of this embodiment will be described. FIGS. 3A to 3C are schematic views of the first to third stages of the method of assembling the turbocharger bearing assembly of the present embodiment. FIG. 4 shows an enlarged view in a circle IV in FIG. In addition, the part shown to Fig.3 (a)-FIG.3 (c) respond | corresponds to the frame II of FIG.
図3(a)に示すように、第一段階においては、ベアリングハウジング90の軸受収容部902aに、前側からジャーナル軸受3を接近させる。そして、大径部911に小径部30を挿入する。ここで、小径部30は、大径部911よりも小径である。このため、簡単に、大径部911に小径部30を挿入することができる。
As shown in FIG. 3A, in the first stage, the journal bearing 3 is brought closer to the bearing
図3(b)に示すように、第二段階においては、ベアリングハウジング90の軸受収容部902aの径方向内側を、前側から後側に向かって、ジャーナル軸受3を進行させる。ここで、小径部30と小径部910とは略同径(小径部30の方が若干小径)である。このため、小径部910に小径部30を挿入するのは困難である。この点、小径部30が大径部911から小径部910に移動する際、小径部30は、テーパ部912により案内される。このため、簡単に、小径部910に小径部30を挿入することができる。
As shown in FIG. 3B, in the second stage, the journal bearing 3 is advanced from the front side to the rear side in the radial direction inside of the bearing
図3(c)に示すように、第三段階においては、大径部911に大径部31を挿入する。ここで、大径部31は、大径部911よりも大径である。すなわち、図4に示すように、大径部31には、圧入代(前側または後側から見て大径部31と大径部911との重複部)Fが設定されている。このため、圧入代Fを潰しながら(大径部31を縮径させながら)、大径部911に大径部31を圧入する。圧入後において、大径部31は、大径部911に、径方向内側から全周的に無端環状に圧接する。
As shown in FIG. 3C, in the third stage, the
<作用効果>
次に、本実施形態のベアリングアセンブリおよびターボチャージャの作用効果について説明する。図2に示すように、本実施形態のターボチャージャ1のジャーナル軸受3は、フランジ部33(コンプレッサインペラ51側の端部)に、大径部911に圧接する大径部31を備えている。このため、大径部31だけを用いて、軸受収容部902aにジャーナル軸受3を圧接、固定することができる。また、当該圧接により、軸受収容部902aに対して、ジャーナル軸受3を、精度良く位置決めすることができる。このため、図1に示すチップクリアランスBのバラツキを、簡単に小さくすることができる。また、コンプレッサインペラ51がコンプレッサハウジング91に干渉するのを、簡単に抑制することができる。
<Effect>
Next, the effect of the bearing assembly and turbocharger of this embodiment will be described. As shown in FIG. 2, the journal bearing 3 of the turbocharger 1 according to the present embodiment includes a large-
また、大径部31は、ジャーナル軸受3の前端部に配置されている。このため、大径部31がジャーナル軸受3の後端部(タービンインペラ52側の端部)に配置されている場合と比較して、コンプレッサインペラ51ががたつきにくい。このため、図1に示すチップクリアランスBのバラツキを小さくすることができる。また、コンプレッサインペラ51がコンプレッサハウジング91に干渉するのを、抑制することができる。
Further, the
また、仮に、複数のターボチャージャ1間において軸受収容部902aの内径の寸法が多少ばらついても、図4に示す圧入代F(つまり大径部911に対する大径部31の圧接力)が、多少ばらつくに過ぎない。このため、大径部31を、大径部911に、確実に圧接させることができる。このように、大径部31により、チップクリアランスBのバラツキを小さくすることができる。このため、軸受収容部902aの内周面の加工精度を低くすることができる。すなわち、軸受収容部902aの内径の寸法公差を大きく(緩く)することができる。したがって、軸受収容部902aに、安価な加工(例えば旋盤加工)を施すことができる。よって、軸受収容部902aに精密加工(例えばホーニング加工)を施す場合と比較して、ベアリングハウジング90、ベアリングアセンブリA、延いてはターボチャージャ1の製造コストを削減することができる。
Even if the inner diameter of the bearing
また、ジャーナル軸受3を形成する材料(例えば、銅系材料(黄銅など))は、ベアリングハウジング90を形成する材料(例えば、鉄系材料(鋳鉄など)、アルミ系材料(アルミニウムなど))よりも、線膨張率が高い。このため、ターボチャージャ1の駆動時の熱により、ジャーナル軸受3が、軸受収容部902aに、径方向内側から圧接しやすい。したがって、軸受収容部902aにジャーナル軸受3を、しっかりと固定することができる。よって、軸受収容部902aに対して、ジャーナル軸受3を、精度良く位置決めすることができる。このため、チップクリアランスBのバラツキを小さくすることができる。また、コンプレッサインペラ51がコンプレッサハウジング91に干渉するのを、抑制することができる。
The material forming the journal bearing 3 (for example, copper-based material (brass etc.)) is more than the material forming the bearing housing 90 (for example, iron-based material (cast iron, etc.), aluminum-based material (aluminum etc.)). The linear expansion coefficient is high. For this reason, the journal bearing 3 is likely to be in pressure contact with the bearing
また、図3(a)に示すように、小径部30は、大径部911よりも小径である。このため、ベアリングアセンブリAの組付時において、簡単に、大径部911に小径部30を挿入することができる。また、図3(b)に示すように、小径部30と小径部910とは略同径であるものの、ベアリングアセンブリAの組付時において、小径部30が大径部911から小径部910に移動する際、小径部30は、テーパ部912により案内される。このため、簡単に、小径部910に小径部30を位置決め(調芯)することができる。したがって、簡単に、小径部910に小径部30を挿入することができる。
In addition, as shown in FIG. 3A, the
また、従来のターボチャージャの場合、ジャーナル軸受3を軸受収容部902aに固定するのに、位置決めピンを用いていた。すなわち、径方向に延在する位置決めピンにより、ジャーナル軸受3と軸受収容部902aとを連結していた。このため、ターボチャージャの部品点数が多かった。また、軸受収容部902a、ジャーナル軸受3に、位置決めピン挿入用の横孔(径方向に延在する孔)を形成する必要があった。また、位置決めピンの配置スペースを確保する分だけ、ジャーナル軸受3、軸受収容部902aの前後方向全長(軸方向全長)が長かった。すなわち、ベアリングアセンブリA、ターボチャージャ1の前後方向全長が長かった。
In the case of a conventional turbocharger, a positioning pin is used to fix the journal bearing 3 to the bearing
この点、本実施形態のターボチャージャ1によると、図2に示すように、ジャーナル軸受3は、軸受収容部902aに、大径部31を用いて、固定されている。このため、固定部材(例えば、位置決めピン、キー、ボルトなどのように、軸受収容部902aにジャーナル軸受3を固定するための部材)が不要である。したがって、ターボチャージャ1の部品点数を少なくすることができる。また、軸受収容部902a、ジャーナル軸受3に、固定部材用の加工を施す必要がない。また、ジャーナル軸受3、軸受収容部902aの前後方向全長(軸方向全長)を短くすることができる。すなわち、ベアリングアセンブリA、ターボチャージャ1の前後方向全長を短くすることができる。
In this regard, according to the turbocharger 1 of the present embodiment, as shown in FIG. 2, the journal bearing 3 is fixed to the bearing
また、従来のターボチャージャの場合、位置決めピンは、ジャーナル軸受の周方向一部にだけ配置されていた。このため、位置決めピンは、回転軸50に対するジャーナル軸受3の供回りを抑制することはできるものの、チップクリアランスBのバラツキを小さくすることはできなかった。すなわち、位置決めピンは、「供回り抑制機能(周方向位置決め機能)」しか有していなかった。これに対して、本実施形態のターボチャージャ1の大径部31は、大径部911に、全周的に圧接している。このため、大径部31は、軸受収容部902aに対して、ジャーナル軸受3を、調芯することができる。このように、大径部31は、「供回り抑制機能」に加えて、「調芯機能(径方向位置決め機能)」を有している。したがって、チップクリアランスBのバラツキを小さくすることができる。また、コンプレッサインペラ51がコンプレッサハウジング91に干渉するのを、抑制することができる。
Further, in the case of the conventional turbocharger, the positioning pin is arranged only in a part of the journal bearing in the circumferential direction. For this reason, although the positioning pin can suppress the rotation of the journal bearing 3 with respect to the
また、図4に示す圧入代Fは、大径部31の全周に亘って一定である。このため、大径部31の周方向における圧接力のバラツキを抑制することができる。したがって、チップクリアランスBのバラツキを小さくすることができる。また、コンプレッサインペラ51がコンプレッサハウジング91に干渉するのを、抑制することができる。
Further, the press fitting allowance F shown in FIG. 4 is constant over the entire circumference of the
<その他>
以上、本発明のベアリングアセンブリおよびターボチャージャの実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
<Others>
The embodiments of the bearing assembly and the turbocharger according to the present invention have been described above. However, the embodiment is not particularly limited to the above embodiment. Various modifications and improvements that can be made by those skilled in the art are also possible.
図5に、その他の実施形態のターボチャージャの径方向部分断面図を示す。なお、図2、図4と対応する部位については、同じ符号で示す。また、図5に示す断面は、図2のV−V断面(ジャーナル軸受3の前面)に対応している。図5に一点鎖線で示すように、大径部911挿入前の大径部31には、中心軸Cを中心とする周方向に、複数の圧入代Fが設定されている。このため、ベアリングアセンブリ組付時においては、複数の圧入代Fを潰しながら(大径部31を部分的に縮径させながら)、大径部911に大径部31を圧入する。圧入後において、大径部31は、大径部911に、径方向内側から全周的に点線環状に圧接する。すなわち、大径部31は、複数の圧接部31aと、複数の非圧接部31bと、を備えている。複数の圧接部31aと複数の非圧接部31bとは、周方向に交互に並んでいる。
In FIG. 5, the radial direction fragmentary sectional view of the turbocharger of other embodiment is shown. 2 and 4 are denoted by the same reference numerals. Further, the cross section shown in FIG. 5 corresponds to the VV cross section (front surface of the journal bearing 3) of FIG. As indicated by a one-dot chain line in FIG. 5, a plurality of press-fitting allowances F are set in the circumferential direction around the central axis C in the large-
圧接部31aにおいて、大径部31は大径部911に圧接している。このため、軸受収容部902aにジャーナル軸受3を圧接、固定することができる。また、当該圧接により、軸受収容部902aに対して、ジャーナル軸受3を、精度良く位置決めすることができる。このため、図1に示すチップクリアランスBのバラツキを小さくすることができる。また、コンプレッサインペラ51がコンプレッサハウジング91に干渉するのを、抑制することができる。
In the
一方、非圧接部31bにおいて、大径部31は大径部911に圧接していない。大径部31と大径部911との間には隙間Gが確保されている。このため、非圧接部31bを介して、潤滑油を前後方向に流通させることができる。また、複数の圧接部31aは、周方向に等間隔ずつ離間して配置されている。このため、大径部31の周方向における圧接力のバラツキを抑制することができる。したがって、チップクリアランスBのバラツキを小さくすることができる。また、コンプレッサインペラ51がコンプレッサハウジング91に干渉するのを、抑制することができる。
On the other hand, in the
図4、図5に示す圧入代Fを、大径部911に設定してもよい。この場合、大径部31において、圧入代Fに径方向に対向する部分(圧入代Fを潰す部分、または圧入代Fにより潰される部分)が、本発明の「圧接部」に相当する。圧入代Fは、ジャーナル軸受3の外周面および軸受収容部902aの内周面のうち、少なくとも一方に配置すればよい。
The press-fitting allowance F shown in FIGS. 4 and 5 may be set in the
圧入代(つまり圧接部)Fの位置、配置数は特に限定しない。圧入代Fが、ジャーナル軸受3の前後方向(軸方向)全長に亘って配置されていてもよい。また、複数の圧入代Fが、ジャーナル軸受3の前後方向に、所定間隔ずつ離間して配置されていてもよい。また、ジャーナル軸受3は、前端部(コンプレッサインペラ51側の端部)および後端部(タービンインペラ52側の端部)のうち、チップクリアランスのバラツキを小さくしたいインペラ側の端部に、圧入代Fを備えていてもよい。例えば、圧入代Fをジャーナル軸受3の後端部に配置すると、タービンインペラ52側のチップクリアランスのバラツキを小さくすることができる。また、タービンインペラ52がタービンハウジング92に干渉するのを、抑制することができる。また、ジャーナル軸受3の外径が、前後方向全長に亘って同一でもよい。すなわち、図2に示すフランジ部33が、ジャーナル軸受3に配置されていなくてもよい。また、フランジ部33に圧入代Fが設定されていなくてもよい。また、図5に示す非圧接部31bの隙間Gが0であってもよい。
The position of the press-fitting allowance (that is, the press contact portion) F and the number of arrangement are not particularly limited. The press-fitting allowance F may be disposed over the entire length of the journal bearing 3 in the front-rear direction (axial direction). Further, a plurality of press-fitting allowances F may be arranged at predetermined intervals in the front-rear direction of the
図2に示す軸受収容部902a(特に大径部911)に精密加工(例えばホーニング加工)を施してもよい。こうすると、さらにチップクリアランスBのバラツキを小さくすることができる。また、コンプレッサインペラ51がコンプレッサハウジング91に干渉するのを、抑制することができる。また、圧接部(大径部31、圧接部31a)と固定部材(例えば位置決めピン)とを併用してもよい。こうすると、回転軸50に対するジャーナル軸受3の供回りを、さらに抑制することができる。また、さらにチップクリアランスBのバラツキを小さくすることができる。また、コンプレッサインペラ51がコンプレッサハウジング91に干渉するのを、抑制することができる。
The bearing
1:ターボチャージャ、3:ジャーナル軸受、4:スラスト軸受、5:回転部、30:小径部、31:大径部(圧接部)、31a:圧接部、31b:非圧接部、32:テーパ部、33:フランジ部(コンプレッサインペラ側の端部)、50:回転軸、51:コンプレッサインペラ、52:タービンインペラ、53:スラストカラー、90:ベアリングハウジング、91:コンプレッサハウジング、92:タービンハウジング、300:油孔、901a:油路、901b:油路、902a:軸受収容部(貫通孔)、902b:軸受収容部、910:小径部、911:大径部、912:テーパ部、A:ベアリングアセンブリ、B:チップクリアランス、C:中心軸、D:隙間、E:摺動界面、F:圧入代、G:隙間 1: turbocharger, 3: journal bearing, 4: thrust bearing, 5: rotating part, 30: small diameter part, 31: large diameter part (pressure contact part), 31a: pressure contact part, 31b: non-pressure contact part, 32: taper part 33: flange portion (end portion on the compressor impeller side), 50: rotating shaft, 51: compressor impeller, 52: turbine impeller, 53: thrust collar, 90: bearing housing, 91: compressor housing, 92: turbine housing, 300 : Oil hole, 901a: oil passage, 901b: oil passage, 902a: bearing housing portion (through hole), 902b: bearing housing portion, 910: small diameter portion, 911: large diameter portion, 912: taper portion, A: bearing assembly , B: chip clearance, C: central axis, D: gap, E: sliding interface, F: press-fit allowance, G: gap
Claims (3)
前記貫通孔の内周面に固定され、コンプレッサインペラとタービンインペラとを連結する回転軸が挿通されるジャーナル軸受と、
を備えるベアリングアセンブリであって、
前記ジャーナル軸受は、前記コンプレッサインペラ側の端部に、前記貫通孔に圧接する圧接部を有することを特徴とするベアリングアセンブリ。 A bearing housing having a through hole;
A journal bearing that is fixed to the inner peripheral surface of the through hole and through which a rotating shaft that connects the compressor impeller and the turbine impeller is inserted;
A bearing assembly comprising:
The journal bearing has a pressure contact portion that press-contacts the through hole at an end portion on the compressor impeller side.
Priority Applications (1)
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JP2017047834A JP2018150876A (en) | 2017-03-13 | 2017-03-13 | Bearing assembly and turbocharger |
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- 2017-03-13 JP JP2017047834A patent/JP2018150876A/en active Pending
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