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JP2018020727A - ステアリングメンバ - Google Patents

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JP2018020727A
JP2018020727A JP2016154584A JP2016154584A JP2018020727A JP 2018020727 A JP2018020727 A JP 2018020727A JP 2016154584 A JP2016154584 A JP 2016154584A JP 2016154584 A JP2016154584 A JP 2016154584A JP 2018020727 A JP2018020727 A JP 2018020727A
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JP
Japan
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stay
steering
main body
vibration
floor panel
Prior art date
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Pending
Application number
JP2016154584A
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English (en)
Inventor
雅人 安部
Masahito Abe
雅人 安部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Kansei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Calsonic Kansei Corp filed Critical Calsonic Kansei Corp
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Abstract

【課題】主に、フロアパネル側からの振動を吸収してステアリングコラムへ伝えないようにする。【解決手段】車幅方向2へ延びるメンバ本体3の中間部に、メンバ本体3をフロアパネル4に対して支持固定可能なステー5を備えたステアリングメンバ1に関する。上記ステー5の上端部5aと下端部5bとを、少なくとも車幅方向2に対してオフセットさせる。そして、オフセットされたステー5に対して、フロアパネル4側からの振動を吸収可能な振動吸収部22を設ける。【選択図】図2

Description

この発明は、ステアリングメンバに関するものである。
自動車などの車両には、車室内の前部にインストルメントパネルが設置されている。このインストルメントパネルの内部には、強度部材として、左右の車体パネル間を連結すると共に、ステアリングコラムを支持するようにしたステアリングメンバが設けられている。このステアリングメンバは、車幅方向へ延びるメンバ本体の中間部に、メンバ本体をフロアパネルに対して支持固定可能なステーを備えている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−254664号公報
しかしながら、上記ステアリングメンバには、以下のような問題があった。
即ち、ステアリングメンバは、ステアリングコラムを支持するようになっているが、フロアパネルからの振動(ロードノイズ)を、ステーを介して受けるようにもなっているため、フロアパネルからの振動を、ステアリングコラムへ伝えてしまうことになる。しかし、フロアパネル側からの振動を、ステアリングコラムへ伝えるのは、好ましいことではない。
そこで、本発明は、上記した問題点を解決することを、主な目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、
車幅方向へ延びるメンバ本体の中間部に、メンバ本体をフロアパネルに対して支持固定可能なステーを備えたステアリングメンバにおいて、
前記ステーの上端部と下端部とを、少なくとも車幅方向に対してオフセットさせると共に、
オフセットされたステーに対して、フロアパネル側からの振動を吸収可能な振動吸収部を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、上記構成により、フロアパネル側からの振動を吸収してステアリングコラムへ伝えないようにすることができる。
本実施の形態にかかるステアリングメンバの全体斜視図である。 図1のステアリングメンバを車両後方側から見た図である。 図1のステアリングメンバの側面図である。 ステアリングメンバに対するステアリングコラムの取付位置を示す側面図である。 ステアリングメンバを取付ける車体の部分拡大斜視図である。 車体に対するステアリングメンバの取付状態を示す部分拡大平面図である。
以下、本実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
図1〜図6は、この実施の形態を説明するためのものである。
<構成>以下、この実施例の構成について説明する。
自動車などの車両には、車室内の前部にインストルメントパネルが設置されている。このインストルメントパネルの内部には、強度部材として、左右の車体パネル間を連結すると共に、ステアリングコラムを支持するようにしたステアリングメンバが設けられている。
図1〜図3(主に、図2参照)に示すように、このステアリングメンバ1は、車幅方向2へ延びるメンバ本体3の中間部に、メンバ本体3をフロアパネル4に対して支持固定可能なステー5,6を備えている。
ここで、メンバ本体3は、金属製の筒状体などとされている。メンバ本体3の両端部には、ステアリングメンバ1を左右の車体パネルに取付けるためのサイドブラケット12が設置されている。メンバ本体3の運転席側部分13には、ステアリングコラム14を取付けるためのコラムブラケット15が設置されている。更に、メンバ本体3の車両前後方向16の前側には、ステアリングメンバ1を車室前壁に対して取付けるためのポストブラケット18(図1、図3参照)が1本または複数本設置されている。
ステー5,6は、ほぼ上下方向19へ延びる棒状の金属部材などとされている。この場合、ステー5,6は、運転席側と助手席側とに対して2本設けられているが、例えば、運転席側に1本のみ設けるようにしても良い。ステー5,6は、コ字断面(またはC字断面)の部材とされている。なお、ステー5,6のフロアパネル4に対する取付け部分には、必要に応じて、補助ブラケットなどを用いることができる。
以上のような基本的な構成に対し、この実施例では、以下のような構成を備えるようにしている。
(1)上記ステー5の上端部5aと下端部5bとを、少なくとも車幅方向2に対してオフセットさせる(オフセット量21)。
そして、オフセットされたステー5に対して、フロアパネル4側からの振動を吸収可能な振動吸収部22を設ける。
ここで、オフセットとは、ステー5の上端部5aの位置と下端部5bとの位置を、車幅方向2へ所要量ズラすことである。この場合、運転席側のステー5の下端部5bをフロアパネル4の中央寄りに位置させると共に、ステー5の上端部5aをメンバ本体3の端寄り(ステアリングコラム14寄り)に位置させることでオフセットさせるようにしている。なお、助手席側のステー6についても、オフセットさせるようにしても良い。
振動吸収部22は、文字通り、フロアパネル4側からの振動を吸収可能な構造のことである。振動吸収部22については、後述する。
(2)上記振動吸収部22が、上記ステー5の上端部5aと下端部5bとを少なくとも車幅方向2にオフセットさせるための屈曲部31,32、または、屈曲部31,32の周辺に設けられたくびれ部33とされても良い。
ここで、屈曲部31,32は、文字通り、屈曲した部分のことである。ステー5を車幅方向2へオフセットさせるために、ステー5には、屈曲部31,32が、少なくとも、上下2箇所以上の位置に設けられている。くびれ部33は、文字通り、くびれて細くなった部分のことである。この場合、ステー5は、その下側にほぼ太さがほぼ一定の部分35を有すると共に、その上側に部分35よりも太くなっている部分36を有している。そして、太さがほぼ一定の部分35と太くなっている部分36との境界部分に対して、くびれ部33が設けられている。このくびれ部33は、上側の屈曲部31の位置またはその近傍に設けられている。屈曲部31,32やくびれ部33は、フロアパネル4側からの振動(ロードノイズ)をステー5の弾性変形によって吸収させるようにしたものである。なお、屈曲部31,32とくびれ部33は、両方または片方設けるようにすることができる。また、屈曲部31,32とくびれ部33は、同じ位置または異なる位置に設けることができる。
(3)上記メンバ本体3は、少なくともその一部に、他の部分よりも太い太径部分41を有しても良い。
そして、この太径部分41に対して、上記ステー5の上端部5aが固定されても良い。
ここで、太径部分41は、メンバ本体3における、ステアリングコラム14を支持する運転席側の部分に設けられている。これに対し、メンバ本体3の助手席側は、細径部分45とされている。
(4)または、車幅方向2へ延びるメンバ本体3の中間部に、メンバ本体3をフロアパネル4に対して支持固定可能なステー5が取付けられると共に、上記メンバ本体3の運転席側部分13にステアリングコラム14が取付けられたステアリングメンバ1に対して、
上記ステアリングコラム14からメンバ本体3に対するステー5の支持固定部(上端部5a)までの距離51が、上記ステアリングコラム14から近い側のメンバ本体3の端部(サイドブラケット12)までの距離52よりも短くなるように構成されても良い(距離51<距離52)。
そして、上記ステー5に対して、フロアパネル4側からの振動を吸収可能な振動吸収部22が設けられるようにしても良い。
(5)この際、図4に示すように、上記ステアリングメンバ1は、ステアリングコラム14の重心61またはその近傍の上方に位置されるようにしても良い。
ここで、ステアリングコラム14の重心61の位置とは、ステアリングコラム14の車室内に位置している部分における重心61の位置のことである。
ステアリングコラム14の車室内に位置している部分とは、ステアリングコラム14における、エンジンルーム側の部分に対する連結部分よりも後側となる部分のことである。より具体的には、ステアリングホイールと、インターミディエイトシャフト(即ち、ステアリングホイールから車両前方へ向かって最初に位置するユニバーサルジョイントまでの間)との間の部分のことである。ステアリングコラム14には、ステアリングホイールが含まれている。なお、ステアリングバイワイヤシステムの場合には、インターミディエイトシャフトは使用しないため、車室内に位置する部分のみとなる。
ステアリングメンバ1が、ステアリングコラム14の重心61またはその近傍の上方に位置されるとは、ステアリングコラム14の重心61の位置から鉛直方向上方(上下方向19)へ延びる直線を想定した場合に、当該直線が、メンバ本体3の断面の範囲内に存在することを指している。本実施例では、上記直線が、メンバ本体3を構成するパイプの、車両前後方向16へ延びる直径における、最前部から最後部までの範囲内に入っていることである。
そして、ステアリングメンバ1をステアリングコラム14の重心61の上側に設置することにより、ステアリングメンバ1は、仮想線で示すような一般的な位置よりも、車両後方側のメータ62に近い位置まで変位されることになる。
そこで、図5、図6(主に、図6参照)に示すように、ステアリングメンバ1のサイドブラケット12は、左右の車体パネル63の側壁64にではなく、左右の車体パネル63におけるドアのオープニングフランジ65(に設けられた取付座部66など)に対して、車両前後方向16にボルト67で固定させるようにする。ドアのオープニングフランジ65に対するサイドブラケット12の車両前後方向16への固定には、図6に示すような工具68などが用いられる。なお、図4中、符合69は、インストルメントパネルである。
<作用>以下、この実施例の作用について説明する。
ステアリングメンバ1を左右の車体パネル63間に取付けることにより、車体の前部を補強することができる。このステアリングメンバ1によって、ステアリングコラム14を支持することができる。そして、ステアリングメンバ1は、その中間部をステー5,6によってフロアパネル4に支持される。
<効果>この実施例によれば、以下のような効果を得ることができる。
(効果1)ステー5の上端部5aと下端部5bとを、少なくとも車幅方向2に対してオフセットさせるようにした。このオフセットによって、ステー5は、設置自由度が上がるので、フロアパネル4およびメンバ本体3に対して最適な位置にステー5を設置することができるようになる。
また、オフセットされたステー5に対して振動吸収部22を設けた。これにより、ステー5は、振動吸収部22によってフロアパネル4側からの振動(ロードノイズ)を吸収することができるようになる。その結果、振動吸収部22を有するステー5を備えたステアリングメンバ1を取付けることで、フロアパネル4側からの振動に対して強い車体構造を得ることが可能となり、フロアパネル4側からの振動を抑制するために、車体自体の剛性を高くする必要をなくすことができる。
そして、振動吸収部22を有するステー5を備えたステアリングメンバ1は、車体の剛性を問わずに採用することができるため、高い汎用性を得ることができる。更に、振動吸収部22を有するステー5によって、フロアパネル4側からの振動がメンバ本体3へ伝わり難くなるので(即ち、ロードノイズが低減できるので)、その分、メンバ本体3の剛性を下げて、メンバ本体3の軽量化、および、コストダウンを図ることができる。
(効果2)上記に加えて、振動吸収部22を、ステー5の屈曲部31,32やくびれ部33に設けても良い。これにより、ステー5を少なくとも車幅方向2にオフセットさせるための構造を、そのまま振動吸収部22として利用することができる。よって、ステアリングメンバ1の構造合理化を図ることができる。
(効果3)上記に加えて、メンバ本体3の太径部分41に対して、(振動吸収部22を有する)ステー5の上端部5aを固定するようにしても良い。これにより、メンバ本体3の剛性の高い部分がステー5の上端部5aによって支持されることになるので、メンバ本体3はフロアパネル4側からの振動の影響を受け難くなり、フロアパネル4側から伝えられる振動を低減することができる。また、メンバ本体3の太径部分41には、通常、ステアリングコラム14が取付けられるので、メンバ本体3の太径部分41をステー5で支持することにより、ステアリングコラム14の振動を抑制する効果を得ることができる。
(効果4)上記に加えて、ステアリングコラム14からメンバ本体3に対するステー5の支持固定部までの距離51を、ステアリングコラム14から近い側のメンバ本体3の端部までの距離52よりも短くしても良い。これにより、メンバ本体3に対するステー5の支持固定部をステアリングコラム14に近付けて、メンバ本体3を撓み難くすることができる。よって、ステアリングコラム14の振動の影響を抑制することができる。
また、ステー5に対して振動吸収部22を設けても良い。これにより、フロアパネル4側からの振動を振動吸収部22で吸収して、メンバ本体3へ伝えないようにすることができる。
これらにより、ステアリングコラム14の振動抑制と、フロアパネル4側からの振動の吸収という2つの相反する機能を、両立させることができる。
(効果5)上記に加えて、ステアリングメンバ1を、ステアリングコラム14の重心61またはその近傍の上方に位置させても良い。これにより、ステアリングコラム14の振動によってステアリングメンバ1に作用されるモーメントの最小化を図ることができ、よって、ステアリングメンバ1の断面係数を小さくして、ステアリングメンバ1の軽量化を図ることができる。
この際、ステアリングメンバ1を、丸断面を有して、全長に亘って一定の径寸法で真っ直ぐに延びる連続体にすると、振動入力によるステアリングメンバ1への応力集中が低減されるので、ステアリングメンバ1の更なる軽量化を図ることが可能となる。
以上、実施例を図面により詳述してきたが、実施例は例示にしか過ぎないものである。よって、本発明は、実施例にのみ限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。また、例えば、各実施例に複数の構成が含まれている場合には、特に記載がなくとも、これらの構成の可能な組合せが含まれることは勿論である。また、複数の実施例や変形例が開示されている場合には、特に記載がなくとも、これらに跨がった構成の組合せのうちの可能なものが含まれることは勿論である。また、図面に描かれている構成については、特に記載がなくとも、含まれることは勿論である。更に、「等」の用語がある場合には、同等のものを含むという意味で用いられている。また、「ほぼ」「約」「程度」などの用語がある場合には、常識的に認められる範囲や精度のものを含むという意味で用いられている。
1 ステアリングメンバ
2 車幅方向
3 メンバ本体
4 フロアパネル
5 ステー
5a 上端部(支持固定部)
5b 下端部
13 運転席側部分
14 ステアリングコラム
21 オフセット量
22 振動吸収部
31 屈曲部
32 屈曲部
33 くびれ部
41 太径部分
51 距離
52 距離

Claims (4)

  1. 車幅方向へ延びるメンバ本体の中間部に、メンバ本体をフロアパネルに対して支持固定可能なステーを備えたステアリングメンバにおいて、
    前記ステーの上端部と下端部とを、少なくとも車幅方向に対してオフセットさせると共に、
    オフセットされたステーに対して、フロアパネル側からの振動を吸収可能な振動吸収部を設けたことを特徴とするステアリングメンバ。
  2. 請求項1に記載のステアリングメンバにおいて、
    前記振動吸収部が、前記ステーの上端部と下端部とを少なくとも車幅方向にオフセットさせるための屈曲部、または、屈曲部の周辺に設けられたくびれ部であることを特徴とするステアリングメンバ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のステアリングメンバにおいて、
    前記メンバ本体は、少なくともその一部に、他の部分よりも太い太径部分を有しており、
    該太径部分に対して、前記ステーの上端部が固定されていることを特徴とするステアリングメンバ。
  4. 車幅方向へ延びるメンバ本体の中間部に、メンバ本体をフロアパネルに対して支持固定可能なステーが取付けられると共に、前記メンバ本体の運転席側部分にステアリングコラムが取付けられたステアリングメンバにおいて、
    前記ステアリングコラムからメンバ本体に対するステーの支持固定部までの距離が、
    前記ステアリングコラムから近い側のメンバ本体の端部までの距離よりも短くなるように構成されると共に、
    前記ステーに対して、フロアパネル側からの振動を吸収可能な振動吸収部が設けられていることを特徴とするステアリングメンバ。
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