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JP2018010906A - 避雷器 - Google Patents

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JP2018010906A
JP2018010906A JP2016137216A JP2016137216A JP2018010906A JP 2018010906 A JP2018010906 A JP 2018010906A JP 2016137216 A JP2016137216 A JP 2016137216A JP 2016137216 A JP2016137216 A JP 2016137216A JP 2018010906 A JP2018010906 A JP 2018010906A
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田中 俊行
Toshiyuki Tanaka
俊行 田中
孝一 今井
Koichi Imai
孝一 今井
成 櫛田
Shigeru Kushida
成 櫛田
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Okaya Electric Industry Co Ltd
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Okaya Electric Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】電気的手段を用いることのない簡易な構成で避雷器の故障状態を検知できる避雷器の実現。【解決手段】第1〜第3のバリスタ16,18,20と、第1及び第2の温度ヒューズ22,24と、ガスアレスタ26と、外装ケース12を備え、交流電源のL−N間に第1の温度ヒューズ22、第1のバリスタ16、第2のバリスタ18及び第2の温度ヒューズ24が順次配置され、L−G間に、第1の温度ヒューズ22、第1のバリスタ16、第3のバリスタ20及びガスアレスタ26が順次配置され、N−G間に、第2の温度ヒューズ24、第2のバリスタ18、第3のバリスタ20及びガスアレスタ26が順次配置される避雷器10であって、第2のバリスタ18及び第3のバリスタ20の近傍位置における外装ケース12の外表面12aに、第2のバリスタ18及び第3のバリスタ20の故障時の発熱を受けて色が変化する示温材36を設けた。【選択図】図5

Description

この発明は、電源線等を伝って電子機器内部に侵入する誘導雷等のサージを吸収する避雷器に係り、特に、電気的手段を用いることのない簡易な構成で避雷器の故障状態を検知することができる避雷器に関する。
従来より、電源線等を伝って電子機器内部に侵入する誘導雷等のサージを吸収して電子機器を保護する避雷器が用いられている。
図10は、従来の避雷器60の一例を示す回路構成図であり、該避雷器60は、3個のバリスタ(第1のバリスタ62,第2のバリスタ64,第3のバリスタ66)と、2個の温度ヒューズ(第1の温度ヒューズ68,第2の温度ヒューズ70)と、1個のガスアレスタ72を備えている。
図10に示すように、ライブラインLとニュートラルラインN間に、第1の温度ヒューズ68、第1のバリスタ62、第2のバリスタ64及び第2の温度ヒューズ70が順次介挿されるよう配置し、また、ライブラインLとグランドラインG間に、第1の温度ヒューズ68、第1のバリスタ62、第3のバリスタ66及びガスアレスタ72が順次介挿されるよう配置し、さらに、ニュートラルラインNとグランドラインG間に、第2の温度ヒューズ70、第2のバリスタ64、第3のバリスタ66及びガスアレスタ72が順次介挿されるよう配置して成る。
また、第1のバリスタ62と第1の温度ヒューズ68間に第1の接点信号線74、第2のバリスタ64と第2の温度ヒューズ70間に第2の接点信号線76が接続されている。
上記避雷器60は、ライブラインLとニュートラルラインN間に誘導雷等のサージが印加されると、ライブラインL−ニュートラルラインN間に配置された第1のバリスタ62及び第2のバリスタ64が動作してサージを吸収し、ライブラインLとグランドラインG間にサージが印加されると、ライブラインL−グランドラインG間に配置された第1のバリスタ62、第3のバリスタ66及びガスアレスタ72が動作してサージを吸収し、ニュートラルラインNとグランドラインG間にサージが印加されると、ニュートラルラインN−グランドラインG間にに配置された第2のバリスタ64、第3のバリスタ66及びガスアレスタ72が動作してサージを吸収する仕組みである。
上記バリスタ(第1のバリスタ62〜第3のバリスタ66)は、サージの印加後、約10−9秒程度でサージ吸収を開始する優れた応答特性を有する反面、電流耐量が小さいという欠点があり、そのため、バリスタに定格を越える異常な過電圧が印加され、継続的な過電流が流れる等して故障に至る際には、発熱して異常な高温状態となり、発火・焼損する危険性がある。
そこで、上記避雷器60にあっては、第1の温度ヒューズ68及び第2の温度ヒューズ70を設け、ライブラインL−ニュートラルラインN間に配置された第1のバリスタ62及び第2のバリスタ64が故障して高温状態になると、第1の温度ヒューズ68及び第2の温度ヒューズ70が溶断して給電を遮断し、ライブラインL−グランドラインG間に配置された第1のバリスタ62及び第3のバリスタ66が故障して高温状態になると、第1の温度ヒューズ68が溶断して給電を遮断し、ニュートラルラインN−グランドラインG間にに配置された第2のバリスタ64及び第3のバリスタ66が故障して高温状態になると、第2の温度ヒューズ70が溶断して給電を遮断する仕組みである。
ところで、避雷器60に関する国際規格であるIEC規格(IEC61643−11)では、故障時において、電源回路からのバリスタの分離だけでなく、故障状態を表示する機構を備えることが要求されている。
そこで、従来は、図10に示す如く、第1のバリスタ62と第1の温度ヒューズ68間に第1の接点信号線74、第2のバリスタ64と第2の温度ヒューズ70間に第2の接点信号線76を接続したり、或いは、図示しないLED等の表示ランプを接続し、通常時には接点R1,R2や表示ランプを通電状態と成しておき、故障時に接点R1,R2の通電を停止、表示ランプを消灯させることにより、電気的手段により正常・故障の検知を行うことができるようにしている。
尚、接点の通電・通電停止により、故障状態を検知する先行技術として、出願人が提案した登録実用新案公報第3155945号(特許文献1)が存在する。
登録実用新案公報第3155945号
しかしながら、上記した電気的手段により避雷器60の正常・故障の検知を行う方法の場合、停電等により電力供給が途絶した場合には、正常・故障の検知が不可能となる事態が生じていた。
また、通常時には接点R1,R2や表示ランプを通電状態と成しておく必要が有るため、余計なエネルギーを消費するという欠点があった。
この発明は、従来の上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、電気的手段を用いることのない簡易な構成で避雷器の故障状態を検知することができる避雷器を実現することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る請求項1に記載の避雷器は、
第1〜第3のバリスタと、第1及び第2のヒューズ部材と、上記第バリスタ及びヒューズ部材を収納する外装ケースを備え、
交流電源のライブラインとニュートラルライン間に第1のヒューズ部材、第1のバリスタ、第2のバリスタ及び第2のヒューズ部材が順次配置され、また、
交流電源のライブラインとグランドライン間に、第1のヒューズ部材、第1のバリスタ、第3のバリスタが順次配置され、さらに、
交流電源のニュートラルラインとグランドライン間に、第2のヒューズ部材、第2のバリスタ、第3のバリスタが順次配置される避雷器であって、
上記外装ケースの外表面に、上記第2のバリスタ及び第3のバリスタの故障時の発熱で色が変化する不可逆性の示温材を設けたことを特徴とする。
本発明に係る請求項2に記載の避雷器は、請求項1に記載の避雷器において、
上記示温材を、第2のバリスタ及び第3のバリスタの近傍位置における外装ケースの外表面に設けたことを特徴とする。
本発明に係る請求項3に記載の避雷器は、請求項1に記載の避雷器において、
上記外装ケースの外表面に、上記第1のバリスタの故障時の発熱で色が変化する不可逆性の示温材を設けたことを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の避雷器にあっては、第2のバリスタ及び第3のバリスタの近傍位置における外装ケースの外表面に、第2のバリスタ及び第3のバリスタの故障時の発熱で色が変化する不可逆性の示温材を設けたので、示温材の色を視認することにより、電気的手段を用いることのない簡易な構成で避雷器の故障状態を検知することができる。
尚、サージの印加経路は、ライブライン−ニュートラルライン間、ライブライン−グランドライン間、ニュートラルライン−グランドライン間の3経路であるが、上記3経路の全てにおいて、第2のバリスタと第3のバリスタの少なくとも1つが必ず故障時に発熱することから、請求項1に記載の避雷器の如く、第2のバリスタ及び第3のバリスタに対応する示温材を設けておけば、全ての経路の故障時の発熱を示温材で検知することができる。
本発明の請求項2に記載の避雷器の如く、示温材を、第2のバリスタ及び第3のバリスタの近傍位置における外装ケースの外表面に設けた場合には、故障時に高温状態になった第2のバリスタ及び第3のバリスタの発熱が示温材に伝わりやすくなる。
本発明の請求項3に記載の避雷器の如く、外装ケースの外表面に、第1のバリスタの故障時の発熱で色が変化する不可逆性の示温材を設けた場合には、全てのバリスタ(第1のバリスタ〜第3のバリスタ)の発熱を検知することができるようになる。
以下、添付図面に基づいて、本発明に係る避雷器を説明する。図1は、本発明に係る避雷器10を示す斜視図、図2は正面図、図3は本発明に係る避雷器10の内部構造を示す斜視図、図4は本発明に係る避雷器10の回路構成図である。
本発明の避雷器10は、樹脂等の絶縁材料より成る箱状の外装ケース12(図1及び図2)と、図3に示すように、絶縁基板14に搭載された3個のバリスタ(第1のバリスタ16,第2のバリスタ18,第3のバリスタ20)と、2個のヒューズ部材としての温度ヒューズ(第1の温度ヒューズ22,第2の温度ヒューズ24)と、1個のガスアレスタ26を備えている。
図3において、28は交流電源のライブラインに接続されるライブライン端子、30は交流電源のニュートラルラインに接続されるニュートラルライン端子、32は交流電源のグランドラインに接続されるグランドライン端子である。
図4の回路構成図に示すように、ライブラインLとニュートラルラインN間に、上記第1の温度ヒューズ22、第1のバリスタ16、第2のバリスタ18及び第2の温度ヒューズ24が順次配置され、また、ライブラインLとグランドラインG間に、上記第1の温度ヒューズ22、第1のバリスタ16、第3のバリスタ20及びガスアレスタ26が順次配置され、さらに、ニュートラルラインNとグランドラインG間に、上記第2の温度ヒューズ24、第2のバリスタ18、第3のバリスタ20及びガスアレスタ26が順次配置されるものである。
上記第1のバリスタ16〜第3のバリスタ20は、印加される電圧が上昇するに従って、抵抗が急激に減少する電圧非直線抵抗特性を有する電子部品であり、定格を越えるサージが印加されると、抵抗が急激に減少することにより瞬時(約10−9秒程度)に導通してサージの吸収を行うのである。
一方、バリスタ(第1のバリスタ16〜第3のバリスタ20)は電流耐量が小さいという欠点があるため、バリスタに定格を越える異常な過電圧が印加され、継続的な過電流が流れる等して故障に至る際には、発熱して異常な高温状態(例えば1000℃以上)となり、発火・焼損する危険性がある。
上記第1の温度ヒューズ22及び第2の温度ヒューズ24は、周囲の温度が上昇し、所定温度に達した時に溶断して回路への給電を遮断する過熱保護部品であり、例えば、公称動作温度145℃、動作温度(140℃±2℃)のものを用いることができる。
尚、公称動作温度は、温度ヒューズに検知電流を流し、規格に定められた昇温速度で動作させたときの動作温度である。また、動作温度は、1分間に1℃上昇するオイル中で、0.1A以下の電流を通電した際に温度ヒューズが動作した時の温度であり、使用する際の目安となる温度であるが、安全規格で要求される定格温度ではない。
上記ガスアレスタ26は、気密外囲器内に、放電間隙を設けて配置した複数の放電電極及び放電ガスを封入して成る電子部品であり、放電電極間に定格を越えるサージが印加されると、放電間隙において放電が生成されサージの吸収が行われるのである。
本発明の上記避雷器10は、ライブラインLとニュートラルラインN間に誘導雷等のサージが印加されると、ライブラインL−ニュートラルラインN間に配置された第1のバリスタ16及び第2のバリスタ18が動作してサージを吸収し、ライブラインLとグランドラインG間にサージが印加されると、ライブラインL−グランドラインG間に配置された第1のバリスタ16、第3のバリスタ20及びガスアレスタ26が動作してサージを吸収し、ニュートラルラインNとグランドラインG間にサージが印加されると、ニュートラルラインN−グランドラインG間にに配置された第2のバリスタ18、第3のバリスタ20及びガスアレスタ26が動作してサージを吸収するようになっている。
また、ライブラインL−ニュートラルラインN間に配置された第1のバリスタ16及び第2のバリスタ18が故障して高温状態になった場合には、第1の温度ヒューズ22及び第2の温度ヒューズ24が溶断して給電を遮断し、また、ライブラインL−グランドラインG間に配置された第1のバリスタ16及び第3のバリスタ20が故障して高温状態になった場合には、第1の温度ヒューズ22が溶断して給電を遮断し、さらに、ニュートラルラインN−グランドラインG間にに配置された第2のバリスタ18及び第3のバリスタ20が故障して高温状態になった場合には、第2の温度ヒューズ24が溶断して給電を遮断するようになっている。
上記外装ケース12の外表面12aの2箇所に、第2のバリスタ18及び第3のバリスタ20の故障時の発熱で色が変化する不可逆性の示温材34が設けられている。
すなわち、図5及び図6に示すように、上記示温材34は、外装ケース12内に収納された第2のバリスタ18及び第3のバリスタ20の近傍位置における外装ケース12の外表面12aに設けられており、示温材36と、第2のバリスタ18及び第3のバリスタ20とが、外装ケース12を間に挟んで対向配置されているものである。
この結果、故障時に高温状態になった第2のバリスタ18及び第3のバリスタ20の発熱が示温材34に伝わりやすくなっている。
尚、示温材36が、第2のバリスタ18及び第3のバリスタ20の故障時の発熱を受けて色が変化するよう構成されているものであれば、示温材36の設置箇所は、第2のバリスタ18及び第3のバリスタ20の近傍位置に限られず、外装ケース12の外表面12aの適宜箇所に設けることができる。
示温材34は、設定温度に達すると熱分解等の化学反応を起こして変色する示温顔料等を用いた温度検知材であり、本発明においては、所定温度に達して一旦色が変化すると、温度下降しても元の色に戻らず変化色が維持される「不可逆性」の示温材34を用いる。
また、本実施例においては、矩形状と成されたラベル状の示温材34を外装ケース12の外表面12aに貼着しているが、塗料より成る示温材を塗布しても良い。ラベル状の示温材34は表面側に示温顔料等の示温材料が配置されていると共に、裏面側には接着層が配置されているので、外装ケース12に簡単に貼着することができる。
本実施例の上記示温材34の変化温度は90℃と成されており、通常時は「白色」であるが、第2のバリスタ18及び第3のバリスタ20の発熱により上記変化温度の90℃に達すると「赤色」に変色するものである。
尚、本実施例の上記避雷器10は、第1のバリスタ16〜第3のバリスタ20の3個のバリスタを備えているが、第2のバリスタ18及び第3のバリスタ20に対応する2つの示温材34を設けておけば良い。
すなわち、サージの印加経路は、
(1)ライブラインL−ニュートラルラインN間(以下、L−N間)
(2)ライブラインL−グランドラインG間(以下、L−G間)
(3)ニュートラルラインN−グランドラインG間(以下、N−G間)
の3経路である。
L−N間にサージが印加されて故障時に発熱するバリスタは、「第1のバリスタ16」及び「第2のバリスタ18」である。
L−G間にサージが印加されて故障時に発熱するバリスタは、「第1のバリスタ16」及び「第3のバリスタ20」である。
N−G間にサージが印加されて故障時に発熱するバリスタは、「第2のバリスタ18」及び「第3のバリスタ20」である。
従って、上記3経路の全てにおいて、第2のバリスタ18と第3のバリスタ20の少なくとも1つが必ず故障時に発熱することから、上記の通り、第2のバリスタ18及び第3のバリスタ20に対応する2つの示温材34を設けておけば、全ての経路の故障時の発熱を示温材34で検知することができるのである。
尚、第2のバリスタ18及び第3のバリスタ20に対応する2つの上記2箇所の示温材34に加え、第1のバリスタ16に対応する示温材を、外装ケース12を間に挟んで第1のバリスタ16と対向配置させる等して、第1のバリスタ16の近傍位置における外装ケース12の外表面12aに設けても良い。この場合は、全てのバリスタ(第1のバリスタ16〜第3のバリスタ20)の発熱を検知できるようになる。
もっとも、本発明のように、第2のバリスタ18及び第3のバリスタ20に対応する2つの示温材34を設ける場合の方が、示温材34を設ける手間やコストを抑制することができる。
而して、例えば、L−G間にサージが印加されて「第1のバリスタ16」及び「第3のバリスタ20」が異常発熱した場合、図7に示すように、「第3のバリスタ20」の発熱を検知する示温材34が「赤色」に変色するので、外部から避雷器10の故障を容易に検知することができるのである。
尚、上記示温材34は、赤色に変色しない非変色部分が白色のまま残存することにより、図7に示すように、数字「90」が浮き出るようになっており、この結果、示温材34の変化温度である90℃に達したことが判るようになっている。上記非変色部分は、例えば、示温材34の表面側において、非変色部分に対応する箇所には示温材料を配置しないことにより形成することができる。
図8は、他の示温材36を外装ケース12の外表面12aの2箇所に設けた場合を示すものであり、該示温材36はベースが黒色で、数字「90」と「○」印が白色で表示されている矩形状と成されたラベル状の示温材36を貼着して成る。
この示温材36の変化温度も90℃と成されており、上記変化温度の90℃に達すると、「白○」部分が熱分解若しくは変質することにより消えて、ベースの「黒色」が視認されるようになるのである。
而して、例えば、L−N間にサージが印加されて「第1のバリスタ16」及び「第2のバリスタ18」が異常発熱した場合、図9に示すように、「第2のバリスタ18」の発熱を検知する示温材36中の「白○」部分が消えてベースの「黒色」が視認されるようになるので、外部から避雷器10の故障を容易に検知することができるのである。
本発明の避雷器10にあっては、外装ケース12内に収納された第2のバリスタ18及び第3のバリスタ20の近傍位置における外装ケース12の外表面12aに、第2のバリスタ18及び第3のバリスタ20の故障時の発熱で色が変化する不可逆性の示温材34を設けたので、示温材36の色を視認することにより、電気的手段を用いることのない簡易な構成で避雷器10の故障状態を検知することができる。
本発明に係る避雷器を示す斜視図である。 本発明に係る避雷器を示す正面図である。 本発明に係る避雷器の内部構造を示す斜視図である。 本発明に係る避雷器の回路構成図である。 ケース表面の示温材とバリスタとの位置関係を示す斜視説明図である。 ケース表面の示温材とバリスタとの位置関係を示す正面説明図である。 ケース表面の示温材の変化状態を示す正面説明図である。 ケース表面の他の示温材を示す正面説明図である。 ケース表面の他の示温材の変化状態を示す正面説明図である。 従来の避雷器の回路構成図である。
10 避雷器
12 外装ケース
12a 外装ケースの外表面
14 絶縁基板
16 第1のバリスタ
18 第2のバリスタ
20 第3のバリスタ
22 第1の温度ヒューズ
24 第2の温度ヒューズ
26 ガスアレスタ
28 ライブライン端子
30 ニュートラルライン端子
32 グランドライン端子
34 示温材
36 示温材

Claims (3)

  1. 第1〜第3のバリスタと、第1及び第2のヒューズ部材と、上記第バリスタ及びヒューズ部材を収納する外装ケースを備え、
    交流電源のライブラインとニュートラルライン間に第1のヒューズ部材、第1のバリスタ、第2のバリスタ及び第2のヒューズ部材が順次配置され、また、
    交流電源のライブラインとグランドライン間に、第1のヒューズ部材、第1のバリスタ、第3のバリスタが順次配置され、さらに、
    交流電源のニュートラルラインとグランドライン間に、第2のヒューズ部材、第2のバリスタ、第3のバリスタが順次配置される避雷器であって、
    上記外装ケースの外表面に、上記第2のバリスタ及び第3のバリスタの故障時の発熱で色が変化する不可逆性の示温材を設けたことを特徴とする避雷器。
  2. 上記示温材を、第2のバリスタ及び第3のバリスタの近傍位置における外装ケースの外表面に設けたことを特徴とする請求項1に記載の避雷器。
  3. 上記外装ケースの外表面に、上記第1のバリスタの故障時の発熱で色が変化する不可逆性の示温材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の避雷器。


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