JP2018010906A - 避雷器 - Google Patents
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Abstract
Description
図10に示すように、ライブラインLとニュートラルラインN間に、第1の温度ヒューズ68、第1のバリスタ62、第2のバリスタ64及び第2の温度ヒューズ70が順次介挿されるよう配置し、また、ライブラインLとグランドラインG間に、第1の温度ヒューズ68、第1のバリスタ62、第3のバリスタ66及びガスアレスタ72が順次介挿されるよう配置し、さらに、ニュートラルラインNとグランドラインG間に、第2の温度ヒューズ70、第2のバリスタ64、第3のバリスタ66及びガスアレスタ72が順次介挿されるよう配置して成る。
また、第1のバリスタ62と第1の温度ヒューズ68間に第1の接点信号線74、第2のバリスタ64と第2の温度ヒューズ70間に第2の接点信号線76が接続されている。
そこで、上記避雷器60にあっては、第1の温度ヒューズ68及び第2の温度ヒューズ70を設け、ライブラインL−ニュートラルラインN間に配置された第1のバリスタ62及び第2のバリスタ64が故障して高温状態になると、第1の温度ヒューズ68及び第2の温度ヒューズ70が溶断して給電を遮断し、ライブラインL−グランドラインG間に配置された第1のバリスタ62及び第3のバリスタ66が故障して高温状態になると、第1の温度ヒューズ68が溶断して給電を遮断し、ニュートラルラインN−グランドラインG間にに配置された第2のバリスタ64及び第3のバリスタ66が故障して高温状態になると、第2の温度ヒューズ70が溶断して給電を遮断する仕組みである。
尚、接点の通電・通電停止により、故障状態を検知する先行技術として、出願人が提案した登録実用新案公報第3155945号(特許文献1)が存在する。
また、通常時には接点R1,R2や表示ランプを通電状態と成しておく必要が有るため、余計なエネルギーを消費するという欠点があった。
第1〜第3のバリスタと、第1及び第2のヒューズ部材と、上記第バリスタ及びヒューズ部材を収納する外装ケースを備え、
交流電源のライブラインとニュートラルライン間に第1のヒューズ部材、第1のバリスタ、第2のバリスタ及び第2のヒューズ部材が順次配置され、また、
交流電源のライブラインとグランドライン間に、第1のヒューズ部材、第1のバリスタ、第3のバリスタが順次配置され、さらに、
交流電源のニュートラルラインとグランドライン間に、第2のヒューズ部材、第2のバリスタ、第3のバリスタが順次配置される避雷器であって、
上記外装ケースの外表面に、上記第2のバリスタ及び第3のバリスタの故障時の発熱で色が変化する不可逆性の示温材を設けたことを特徴とする。
上記示温材を、第2のバリスタ及び第3のバリスタの近傍位置における外装ケースの外表面に設けたことを特徴とする。
上記外装ケースの外表面に、上記第1のバリスタの故障時の発熱で色が変化する不可逆性の示温材を設けたことを特徴とする。
図3において、28は交流電源のライブラインに接続されるライブライン端子、30は交流電源のニュートラルラインに接続されるニュートラルライン端子、32は交流電源のグランドラインに接続されるグランドライン端子である。
一方、バリスタ(第1のバリスタ16〜第3のバリスタ20)は電流耐量が小さいという欠点があるため、バリスタに定格を越える異常な過電圧が印加され、継続的な過電流が流れる等して故障に至る際には、発熱して異常な高温状態(例えば1000℃以上)となり、発火・焼損する危険性がある。
尚、公称動作温度は、温度ヒューズに検知電流を流し、規格に定められた昇温速度で動作させたときの動作温度である。また、動作温度は、1分間に1℃上昇するオイル中で、0.1A以下の電流を通電した際に温度ヒューズが動作した時の温度であり、使用する際の目安となる温度であるが、安全規格で要求される定格温度ではない。
すなわち、図5及び図6に示すように、上記示温材34は、外装ケース12内に収納された第2のバリスタ18及び第3のバリスタ20の近傍位置における外装ケース12の外表面12aに設けられており、示温材36と、第2のバリスタ18及び第3のバリスタ20とが、外装ケース12を間に挟んで対向配置されているものである。
この結果、故障時に高温状態になった第2のバリスタ18及び第3のバリスタ20の発熱が示温材34に伝わりやすくなっている。
また、本実施例においては、矩形状と成されたラベル状の示温材34を外装ケース12の外表面12aに貼着しているが、塗料より成る示温材を塗布しても良い。ラベル状の示温材34は表面側に示温顔料等の示温材料が配置されていると共に、裏面側には接着層が配置されているので、外装ケース12に簡単に貼着することができる。
すなわち、サージの印加経路は、
(1)ライブラインL−ニュートラルラインN間(以下、L−N間)
(2)ライブラインL−グランドラインG間(以下、L−G間)
(3)ニュートラルラインN−グランドラインG間(以下、N−G間)
の3経路である。
L−N間にサージが印加されて故障時に発熱するバリスタは、「第1のバリスタ16」及び「第2のバリスタ18」である。
L−G間にサージが印加されて故障時に発熱するバリスタは、「第1のバリスタ16」及び「第3のバリスタ20」である。
N−G間にサージが印加されて故障時に発熱するバリスタは、「第2のバリスタ18」及び「第3のバリスタ20」である。
従って、上記3経路の全てにおいて、第2のバリスタ18と第3のバリスタ20の少なくとも1つが必ず故障時に発熱することから、上記の通り、第2のバリスタ18及び第3のバリスタ20に対応する2つの示温材34を設けておけば、全ての経路の故障時の発熱を示温材34で検知することができるのである。
もっとも、本発明のように、第2のバリスタ18及び第3のバリスタ20に対応する2つの示温材34を設ける場合の方が、示温材34を設ける手間やコストを抑制することができる。
尚、上記示温材34は、赤色に変色しない非変色部分が白色のまま残存することにより、図7に示すように、数字「90」が浮き出るようになっており、この結果、示温材34の変化温度である90℃に達したことが判るようになっている。上記非変色部分は、例えば、示温材34の表面側において、非変色部分に対応する箇所には示温材料を配置しないことにより形成することができる。
この示温材36の変化温度も90℃と成されており、上記変化温度の90℃に達すると、「白○」部分が熱分解若しくは変質することにより消えて、ベースの「黒色」が視認されるようになるのである。
12 外装ケース
12a 外装ケースの外表面
14 絶縁基板
16 第1のバリスタ
18 第2のバリスタ
20 第3のバリスタ
22 第1の温度ヒューズ
24 第2の温度ヒューズ
26 ガスアレスタ
28 ライブライン端子
30 ニュートラルライン端子
32 グランドライン端子
34 示温材
36 示温材
Claims (3)
- 第1〜第3のバリスタと、第1及び第2のヒューズ部材と、上記第バリスタ及びヒューズ部材を収納する外装ケースを備え、
交流電源のライブラインとニュートラルライン間に第1のヒューズ部材、第1のバリスタ、第2のバリスタ及び第2のヒューズ部材が順次配置され、また、
交流電源のライブラインとグランドライン間に、第1のヒューズ部材、第1のバリスタ、第3のバリスタが順次配置され、さらに、
交流電源のニュートラルラインとグランドライン間に、第2のヒューズ部材、第2のバリスタ、第3のバリスタが順次配置される避雷器であって、
上記外装ケースの外表面に、上記第2のバリスタ及び第3のバリスタの故障時の発熱で色が変化する不可逆性の示温材を設けたことを特徴とする避雷器。 - 上記示温材を、第2のバリスタ及び第3のバリスタの近傍位置における外装ケースの外表面に設けたことを特徴とする請求項1に記載の避雷器。
- 上記外装ケースの外表面に、上記第1のバリスタの故障時の発熱で色が変化する不可逆性の示温材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の避雷器。
Priority Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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