JP2018099498A - Water absorptive sheet - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、育児や介護の現場で発生する大量の水分を含む尿、便の処理だけでなく、所定の場所以外で排出されるおう吐物の処理にも好適で、かつその後の廃棄処分が容易な吸水性シートに関するものである。 The present invention is suitable not only for the treatment of urine and stool containing a large amount of water generated at the site of childcare and nursing care, but also for the treatment of vomiting discharged outside a predetermined place, and subsequent disposal is easy. The present invention relates to a water absorbent sheet.
従来から、尿、便、おう吐物などの汚物の処理や、汚物による汚染の防止を目的として紙おむつをはじめ各種資材が提案されている。例えば、特許文献1には簡易トイレに装着して使用する、袋体の内部に吸収材を配した汚物処理袋が提案されている。
Conventionally, various materials such as disposable diapers have been proposed for the purpose of treating filth such as urine, feces, and vomit and preventing contamination by filth. For example,
一方、おう吐物の場合は、多量の水分を含んでいること、O−157やノロウィルスなどを含んでいる可能性もあることもあり、また、予期しない場所に排泄されることから、例えば、手袋、マスクを着用して、吸水剤、殺菌剤及び防臭剤を含有する嘔吐物処理剤(特許文献2)等を散布しておう吐物を脱水固化させ、固化したおう吐物を箒で掃きとって廃棄する方法が提案されている。 On the other hand, in the case of vomiting, it may contain a large amount of water, may contain O-157, norovirus, etc., and is excreted in an unexpected place. Wear gloves and a mask, dehydrate and solidify the vomit that is sprayed with a vomit treatment agent (Patent Document 2) containing a water-absorbing agent, bactericidal agent, and deodorant, and sweep the solid vomit Disposal methods have been proposed.
また、特許文献3には、液透過性の表面シートと、液吸収性の吸収体と、液不透過性の裏面シートを積層させた使い捨ての介護用シートが提案され、特許文献4には、シーツ本体の上にシート状おむつを配置した、おむつ交換時に敷布団やマットレス、掛け布団、衣服(パジャマのズボンなど)が汚れるのを防止できおむつ交換を容易化する医療又は介護用シーツが提案されている。
更に、手を汚さずに糞便を掴んで袋に入れる機能を解決すべき課題としたペットの糞便の処理材として、特許文献5には、左右一対の指挿入部を形成したシート状物を二つ折りして、これらの指挿入袋部の開口端を上向きにした状態で親指とその他の指とをこれらの指挿入袋部に差し込んで開閉することにより排泄物を掴持したのち、上記被覆片をその上端縁から折り返して反転させることにより、排泄物を包み込むことができるペットの汚物処理具が、特許文献6には、袋の先端を水かきのついた手袋状とすることで、糞便を容易に掴むことができ、それを裏返すとそのまま袋に収納できる汚物処理用手袋が提案されている。
Furthermore, as a treatment material for pet feces, which is a problem to be solved for the function of grasping feces without putting their hands in the bag and placing them in a bag,
しかしながら、上述した資材は、各々目的とする用途に適したものではあるが、目的外の用途に利用できるものではなく、また携帯性か、使用後の処分のいずれかに問題があるものが多かった。例えば、特許文献1の汚物処理袋は簡易トイレ或いはその代替物への使用には好適であるがそれ以外の用途への利用できないものであり、おう吐物を処理するためには特許文献2の嘔吐物処理剤に加えて、少なくとも手袋や箒などが必要であり、更にはせっかく固化させたおう吐物を処分するための袋も必要となるなど携帯性、使用後の処分に問題があるものであった。
However, each of the materials described above is suitable for the intended use, but it cannot be used for any other purpose, and there are many problems in either portability or disposal after use. It was. For example, the waste disposal bag of
また、特許文献3の介護用シートは広範囲に利用されており、特許文献4のような用途にも使用されているが、これらのシートは排尿による布団やマットレスの汚染を防ぐには好適ではあるが、尿を吸収した面がむき出しになるので、尿に触れないように廃棄処分することは困難であった。また、特許文献5、6のペットの糞便処理具は、手袋を別途必要とすることなく糞便を袋に入れて運搬処分できるという携帯性に優れたものであるが、水分の多い下痢便や尿等に適用できるものではなかった。
Moreover, although the sheet for care of
本発明は、上述した用途のいずれにも適用可能であり、しかも携帯性に優れ、尿、便、おう吐物などの処理物の処理に適し、処理後の運搬・廃棄用の袋を用意する必要もない吸水性シートを工業的に安価に適用することを目的とする。 The present invention can be applied to any of the above-mentioned applications, has excellent portability, is suitable for processing of processed products such as urine, feces, and vomitus, and needs to prepare a bag for transportation and disposal after processing. The object is to industrially apply a water-absorbent sheet at low cost.
本発明者は、鋭意検討した結果、透水性膜と非透水性膜とで形成される袋の内部に特定値以上の吸水能力を有する吸収体2を非拘束状態で配し、かつ反対面を非透水性膜とカバーフィルムからなり、該カバーフィルムをほぼ2等分する切り離し個所を開口部とする袋に形成した吸水性シートが、尿、便、おう吐物などの処理物の処理に適し、しかも処理後、開口部の個所で裏返すことによりそのまま処理物を入れた袋として使用できることを見いだし本発明にいたった。
As a result of intensive studies, the inventor has arranged the
すなわち、本発明によれば、上記課題を解決するための手段として、
[1]透水性膜1、30g/100cm2以上の吸水能力(蒸留水)を有する吸収体2、非透水性膜3、カバーフィルム4の順序に積層された吸水性シート10であって、吸収体2は、透水性膜1と非透水性膜3の周縁部同士を接合して形成される袋13の内部に非拘束状態で配されており、更に、非透水性膜3とカバーフィルム4は周縁部同士が接合されて、該カバーフィルム4をほぼ2等分するように切り離し又は切り離し可能に形成され、当該切り離し個所を開口部41とする非透水性膜3とカバーフィルム4からなる袋43が形成されていることを特徴とする吸水性シート10が提供され、
That is, according to the present invention, as means for solving the above problems,
[1] A water-
[2]吸収体2が吸水性ポリマーを含有するシート状物であることを特徴とする[1]記載の吸水性シート10が提供され、
[3]透水性膜1が不織布であることを特徴とする[1]又は[2]に記載の吸水性シート10が提供される。
[2] The water
[3] The water
本発明の吸水性シート10は、特定値以上の吸水能力を有する吸収体2を使用し、しかも吸収体2が、透水性膜1と非透水性膜3とで形成される袋13の内部に非拘束状態で配されているので、吸収体2の吸水能力を低下させることなく汚物から多量の水分を吸収して汚物を処理しやすい固形物とすることができる。さらに、本発明の吸水性シート10は、非透水性膜3とカバーフィルム4とで形成され、カバーフィルム4を中央部付近で2分する位置に開口部41を有する袋43を有しているので、当該袋43に手、指を入れて手袋代わりに汚物を処理することができるだけでなく、袋43を開口部41にて裏返しにすることで運搬、廃棄用の袋とすることができるという効果を有している。また、本発明の吸水性シート10は、主に、透水性膜1、吸収体2、非透水性膜3、カバーフィルム4の積層工程だけで製造できるので、製造が容易であり、安価に提供できるという特徴も有している。
The water
本発明の吸水性シート10は、透水性膜1、30g/100cm2以上の吸水能力(蒸留水)を有する吸収体2、非透水性膜3、カバーフィルム4の順序に積層されている。ここで、透水性膜1は、尿、便、おう吐物などの処理物中の水分を吸収体2まで通過させる機能と、吸収体2若しくは吸収体2の構成物が吸水性シート10から脱落するのを防止する機能を有している。透水性膜1としては、上記機能を有するものであれば特に制限はないが、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を繊維素材として、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって加工した不織布や、天然繊維や合成繊維からなる織布、或いはポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ナイロンフィルム、ポリエステルフィルム或いはこれらを適宜積層したラミネートフィルムに穴あけ加工を施した多孔フィルムやメッシュフィルムなどが好適に使用できる。本発明においては、これらの中でも安価で十分な強度と優れた透水性を有する不織布が好ましく使用される。特に、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等を素材として全部または一部使用した不織布や親水化処理を施した、親水性を有する不織布を使用するのが好ましい。
The water-
さて、本発明において吸収体2は、尿、便、おう吐物などの処理物中の水分を吸収することによって、処理物を処理しやすい固形若しくは半固形とするためのものであり、透水性膜1と非透水性膜3とで形成される袋13の内部に非拘束状態で配されている。したがって、吸収体2は、シート状とすることが好ましい。そして、例えば、排尿の処理を目的とする場合は、500g(生理食塩水)程度の吸水量を必要とし、排便の処理の場合は、最も水分量の多い下痢便を想定して200g(生理食塩水)程度の吸水量を必要とするのに対して、単なる汚物入れに使用する場合ひ必要とする吸水量は、せいぜい100g(蒸留水)程度であるから、多種多様な用途で使用可能とするためには、少なくとも300g(生理食塩水)以上、好ましくは500g(生理食塩水)以上を吸水できる吸収体2を使用する必要がある。
Now, in the present invention, the
吸収体2の吸水量(g)は、
吸水量(g)=吸水能力(g/100cm2)×吸水体の面積(cm2)/100
なる式で計算することができ、吸水量を大きくするためには吸収体2の吸水能力を大きくするか、或いは吸収体2の面積を大きくする必要があるが、吸収体2の面積は、吸水性シート10の袋13の大きさ以上にすることはできないから、吸水能力の大きい吸収体2を使用することが必要となる。また、吸水剤(特に、吸水性ポリマー)によっては、蒸留水に比べて生理食塩水に対する吸水能力が極端に低下する現象がみられるので、本発明の吸水性シート10においては、30g/100cm2以上の吸水能力(蒸留水)、好ましくは、50g/100cm2以上の吸水能力(蒸留水)を有する吸収体2を使用する必要がある。逆に、吸水能力(蒸留水)が30g/100cm2未満では、本発明の目的にかなった吸水性シート10を提供することができないので好ましくない。
The water absorption amount (g) of the
Water absorption amount (g) = Water absorption capacity (g / 100 cm 2 ) × Absorbent body area (cm 2 ) / 100
In order to increase the amount of water absorption, it is necessary to increase the water absorption capacity of the
上述する吸水能力を本発明で使用する吸収体2に付与するためには、自身の重量の数百倍の吸水能力を有するとされる吸水性ポリマーを使用することが好ましく、例えば、吸水性ポリマーとパルプ等の吸水材を併用したものが特に好ましく使用される。吸水性ポリマーとしては、ポリアクリル酸塩架橋物、自己架橋したポリアクリル酸塩、アクリル酸エステル−酢酸ビニル共重合体架橋物のケン化物、イソブチレン・無水マレイン酸共重合体架橋物、ポリスルホン酸塩架橋物や、ポリエチレンオキシド、ポリアクリルアミドなどの水膨潤性ポリマーを部分架橋したもの等が挙げられるが、本発明においては、吸水能力、吸水速度に優れるポリアクリル酸ナトリウムで代表されるアクリル酸塩系の吸水性ポリマーを使用するのが好ましい。また、パルプとしては、木材から得られる化学パルプ、溶融パルプ等のセルロース繊維や、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維からなるものが挙げられる。また、吸収体2には必要に応じて、消臭剤、殺菌剤等を含有させることももちろん可能である。
In order to impart the above-described water absorption capability to the
非透水性膜3としては、透水性膜1上に残存する処理物や、透水性膜1を通過して吸収体2に吸収された尿、便、おう吐物などを非透水性膜3の裏側(カバーフィルム4側)に到達させない機能、すなわち、袋43に手を入れて作業する際には手を汚染しないこと、処理後に開口部41で裏返したときに廃棄処理される処理済みの汚物の収納袋として使用できること、を十分果たすものであれば特に制限はなく、包装材として使用されるポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルムなどの合成樹脂フィルムが好ましく使用される。
As the water-
カバーフィルム4としては、非透水性膜3と同様に包装材として使用されるポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルムなどの合成樹脂フィルムが好ましく使用される。
As the
さて、本発明の吸水性シート10において、吸収体2は、透水性膜1と非透水性膜3の周縁部同士を接合して形成される袋13の内部に非拘束状態で配された構造となっている。このような構造とすることによって、吸収体2は、透水性膜1や非透水性膜3に拘束されることなく吸水して三次元方向に自在に膨張することができ、その結果、貼り合わせ等により拘束した場合のように、本来有している吸水能力を制限することなく、能力通りの水分を吸収することが可能となるのである。なお、透水性膜1と非透水性膜3の接合はプラスチック袋の製造において常用される熱シールによるのが一般的であるが、熱シール特性に乏しい材質の場合はホットメルト接着剤などの接着剤を使用して接合することももちろん可能である。
Now, in the water-
また、カバーフィルム4は、透水性膜1や吸収体2とは反対側の面の非透水性膜3と全周に渡って周縁部で接合されている。そして、カバーフィルム4はほぼ2等分するように切り離し又は切り離し可能に形成され、当該切り離し個所を開口部41とする非透水性膜3とカバーフィルム4からなる袋43が形成されている。これによって、汚物の処理作業時には手袋の代わりに当該袋状部43に手を挿入して作業することができる。ここで切り離し可能というのは、例えば、ミシン目などを設けておいて処理作業直前にこのミシン目部分を切り離すことができるということを意味している。なお、本発明においては、例えば、二つ折りしたフィルムや折りたたんだチューブ状フィルムの一方の面が非透水性膜3、もう一方の面がカバーフィルム4となるように、そのまま、透水性膜1と接合すれば、一度の積層工程で本発明の吸水性シート10を製造することができるので好ましい。
Further, the
本発明の吸水性シート10は、例えば、以下のように使用される。
[簡易便器としての利用]
(1)差込便器又は簡易便器或いはその代用品となるような容器5を用意する。
(2)本発明の吸水性シート10の開口部41のところで拡げて、拡げたカバーフィルム4を容器5に被せる。
(3)上面にある透水性膜1の面を容器に押し込んで窪みをつくる(図3参照)。
(4)窪みの部分に排尿、排便する。
(5)その際に汚れたティッシュ等があれば窪みの部分に捨てる。
(6)被せたカバーフィルム4を開口部41から裏返して非透水性膜3とカバーフィルム4を外面とする袋(図4参照)として汚物を処分する。
The water
[Use as a simple toilet]
(1) Prepare a
(2) Cover the
(3) The surface of the water
(4) Urinate and defecate in the hollow.
(5) At that time, if there is a dirty tissue or the like, it is thrown away into the recessed portion.
(6) The covered
[おう吐物の処理への利用]
(1)おう吐物の上に、透水性膜1面が接するように本発明の吸水性シート10を被せて覆う。
(2)吸水性シート10の吸収体2がおう吐物の液状部分を十分に吸い取ったのち、袋43に手を入れ、手が汚染されないようにして(より安全に処理するためにマスクをし、手袋を着用することも勿論可能である)、水分が吸収されて固化した汚物をつかむ。
(3)開口部41のところで袋43を裏返しにして非透水性膜3とカバーフィルム4を外面とする袋(図4参照)として運搬後処分する。
[Use to treat vomiting]
(1) The water-
(2) After the
(3) The bag 43 is turned upside down at the opening 41 and disposed as a bag (see FIG. 4) having the water-
[介護シートとしての利用]
(1)透水膜1面を上にして被介護者の腰の下に敷く。
(2)失禁等で漏れた尿は、本発明の吸水性シート10の吸収体2が吸い取る。
(3)被介護者の臀部等を清浄綿やお尻ふきで清潔にし、使用後はそれらをそのまま透水性膜1の上に置いておく。
(4)開口部41で袋43を裏返して袋を形成(使用した清浄綿やお尻ふきは袋の内側にくる。)し、運搬後処分する。
[Use as a care sheet]
(1) Lay it under the waist of the cared person with one side of the permeable membrane facing up.
(2) Urine leaked due to incontinence or the like is absorbed by the
(3) The care receiver's buttocks and the like are cleaned with clean cotton or butt wipes and placed on the
(4) The bag 43 is turned upside down at the opening 41 to form a bag (the used clean cotton and hip wipes are inside the bag), and are disposed after being transported.
[汚物入れ、簡易便器としての利用]
(1)本発明の吸水性シート10を予め開口部41で裏返しにして袋(図4参照)を形成する。
(2)必要があれば、ゴミ箱等や簡易便器用の容器の内側に上記袋を入れる。
(3)水分を大量に含んだ汚物或いは排泄物をそのまま上記袋に投入する。
(4)そのまま運搬し処分する。
[Use as filth and simple toilet]
(1) The bag (see FIG. 4) is formed by turning the water-
(2) If necessary, place the bag inside a trash can or a container for a simple toilet.
(3) The filth or excrement containing a large amount of moisture is put into the bag as it is.
(4) Transport and dispose of it as it is.
[製造例1]
ティッシュペーパー上に、粉砕木材パルプ(目付:100g/m2)と吸水性ポリマー(ポリアクリル酸ナトリウムの部分架橋物、目付:30g/m2)とを積繊し、次いで上部をティッシュペーパーで被覆した後、上面がエンボス模様であるプレス盤を用いてプレスしてシート状の吸収体2を製造した。この吸収体2の吸水能力(蒸留水)は、下記の方法で測定したところ68g/100cm2であった。
[Production Example 1]
On the tissue paper, pulverized wood pulp (weight per unit: 100 g / m 2 ) and a water-absorbing polymer (partially crosslinked product of sodium polyacrylate, basis weight: 30 g / m 2 ) are stacked, and then the upper part is covered with tissue paper After that, the sheet-like
[製造例2]
ティッシュペーパー上に、粉砕木材パルプ(目付:100g/m2)と吸水性ポリマー(ポリアクリル酸ナトリウムの部分架橋物、目付40g/m2)とを積繊し、次いで上部をティッシュペーパーで被覆した後、上面がエンボス模様であるプレス盤を用いてプレスしてシート状の吸収体2を製造した。このシート状吸収体の100cm2当たりの吸水能力(蒸留水)は下記の方法で測定したところ84g/100cm2であった。
[Production Example 2]
On the tissue paper, pulverized wood pulp (weight per unit: 100 g / m 2 ) and a water-absorbing polymer (partially crosslinked product of sodium polyacrylate, basis weight 40 g / m 2 ) were stacked, and then the upper part was covered with tissue paper. Then, it pressed using the press board whose upper surface is an embossed pattern, and manufactured the sheet-
吸水能力(蒸留水)の測定方法
不織布製の袋に、100mm×100mm角のシート状の吸収体2を入れて蒸留水(室温)に10分間浸漬する。次いで、それを引き上げて10分間吊り下げて水切りを行い、吸水後の吸収体2と不織布製袋の合計重量Wt(g)を測定した。同様に、不織布製の袋のみを蒸留水(室温)に10分間浸漬した後、引き上げて10分間吊り下げて水切りを行い、吸水後の不織布製の袋の重量Wb(g)を測定した。吸水能力(蒸留水)W(g/100cm2)は以下の計算によって求めた。
W:吸収体の吸水能力(蒸留水) (g/100cm2)
Wt:吸水後の吸収体と不織布製袋の合計重量(g)
Wb:吸水後の不織布製の袋の重量(g)
W=Wt−Wb
Method for Measuring Water Absorption Capacity (Distilled Water) A sheet-like
W: Absorption capacity of absorbent (distilled water) (g / 100 cm 2 )
Wt: Total weight (g) of the absorbent body and the nonwoven fabric bag after water absorption
Wb: Weight of non-woven bag after water absorption (g)
W = Wt-Wb
[実施例1]
吸収体2として製造例1で製造した吸収体(寸法:横330×縦300mm)を使用した。また、透水性膜1として、不織布(目付18g/m2、レーヨン、ポリエチレン、ポリプロピレン混紡)を用い、非透水性膜3とカバーフィルム4はポリエチレンチューブ(厚み20μm、)の上面側のほぼ中央を機械方向に切断したものを使用した。次いで、透水性膜1とポリエチレンチューブの下面との間に吸収体2を配した後、全周に渡って周縁部を熱シールして袋13の内部に非拘束状態で吸収体2が配された、横幅365mm、縦幅335mmの本発明の吸水性シート10を得た。
本発明の吸水性シート10をおう吐物の上に被せたところ短時間で液状部分を吸収したので、袋43に手を入れておう吐物を掴み、そのまま開口部41で袋43を裏返して汚物を収納し、特に、手袋や箒、ちり取りを使用することなくおう吐物を容易に処理、廃棄するこができた。
[Example 1]
As the
When the water-
[実施例2]
吸収体2として製造例2で製造した吸収体(寸法:横300×縦420mm)を使用した。また、透水性膜1として、不織布(目付16g/m2、ポリエチレン、ポリプロピレン、レーヨン(サーマルボンド法))を用い、非透水性膜3とカバーフィルム4は青色半透明のポリエチレンチューブ(折径570mm、厚み20μm)の上面側のほぼ中央が機械方向に切断され、扁平に折り畳まれたものを使用した。次いで、透水性膜1とポリエチレンチューブの下面との間に吸収体2を配した後、全周に渡って周縁部を熱シールして袋13の内部に非拘束状態で吸収体2が配された、横幅470mm、縦幅570mmの本発明の吸水性シート10を得た。
本発明の吸水性シート10の開口部41を拡げ、上面が透水性膜1となるように袋43を差込便器に被せ、透水性膜1の面を押さえが差込便器の凹部に沿うようにして寝たきりの被介護者に差込便器を使用して排泄に供した。排泄終了後に、お尻ふき等を用いて被介護者を清浄にし、使用後は排泄物と一緒に差込便器の凹部、透水性膜1面に廃棄し、開口部41で袋43を裏返したところ、排泄物、使用後のお尻ふきなどを含む汚物を容易に収納でき、そのまま手を汚すことなく廃棄することができた。
[Example 2]
As the
The opening part 41 of the water-
本発明の吸水性シート10は、十分な吸水能力を有しているので、簡易便器、おう吐物処理や介護シート、汚物入れなど排泄物や汚物に関する様々な場面で使用することができるという特徴を有している。したがって、医療機関や介護・保健施設はもちろんのこと一般家庭においても本発明の吸水シート10一つであらゆる場合に対処できるので常備品として好適であるばかりでなく、運搬性、携行性に優れているので外出、ドライブの際に携行することもできる。また、本発明の吸水性シート10は、従来の処理材に比べて製造が簡単で、安価に提供することができるという利点を有している。
Since the water-
1 透水性膜
2 吸収体
13 透水性膜と非透水性性膜とから形成される袋
3 非透水性膜
4 カバーフィルム
41 開口部
43 袋
5 容器
10 本発明の吸水性シート
DESCRIPTION OF
Claims (3)
The water-absorbent sheet according to claim 1, wherein the water-permeable membrane 1 is a nonwoven fabric.
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016246313 | 2016-12-20 | ||
JP2016246313 | 2016-12-20 |
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---|---|
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2017103446A Pending JP2018099498A (en) | 2016-12-20 | 2017-05-25 | Water absorptive sheet |
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Country | Link |
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2017
- 2017-05-25 JP JP2017103446A patent/JP2018099498A/en active Pending
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