JP2018096662A - Refrigerator - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施形態は、冷蔵庫に関するものである。 Embodiments of the present invention relate to refrigerators.
従前より、貯蔵温度を複数の温度帯に設定可能な温度切替室を備えた冷蔵庫が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。この冷蔵庫では、温度切替室の温度が、設定した温度帯より高ければ、冷凍サイクルの冷却器で生成した冷気を温度切替室に供給し、設定した温度帯より低ければ、ダンパ装置で冷気の供給を停止しヒータ装置を通電することで、幅広い温度範囲で温度切替室の温度帯を切替可能に制御するようになっている。しかしながら、上記構成の冷蔵庫では、ヒータ通電量が大きくなりやすく電力消費量を増加させる問題がある。
Conventionally, a refrigerator including a temperature switching chamber in which a storage temperature can be set in a plurality of temperature zones is known (for example, see
そこで、電力消費量を抑えつつ貯蔵室の温度を複数の温度帯に設定可能な冷蔵庫を提供することを目的とする。 Then, it aims at providing the refrigerator which can set the temperature of a store room in a some temperature zone, suppressing power consumption.
本実施形態の冷蔵庫は、圧縮機と冷却器と前記圧縮機から圧送された冷媒を前記冷却器へ流す高温側冷媒流路とを有する冷凍サイクルと、前記冷却器で冷却された冷気が供給される貯蔵室を有する断熱箱体とを備えた冷蔵庫において、前記高温側冷媒流路は、前記貯蔵室の内壁に沿って設けられ前記貯蔵室内を加熱する第1加熱パイプと、前記第1加熱パイプを迂回する第1迂回パイプと、前記第1加熱パイプと前記第1迂回パイプとに切り替えて冷媒を流す切替弁とを備えるものである。 The refrigerator of the present embodiment is supplied with a refrigeration cycle having a compressor, a cooler, and a high-temperature side refrigerant flow path for flowing a refrigerant pumped from the compressor to the cooler, and cold air cooled by the cooler. The high-temperature side refrigerant flow path is provided along an inner wall of the storage chamber, the first heating pipe for heating the storage chamber, and the first heating pipe. And a switching valve for switching to the first heating pipe and the first bypass pipe to flow the refrigerant.
(第1実施形態)
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態について説明する。
(First embodiment)
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
本実施形態に係る冷蔵庫1は、図1に示すように、前面に開口する断熱箱体2を備える。断熱箱体2は、鋼板製の外箱3と合成樹脂製の内箱4との間に形成された断熱空間5に真空断熱材や発泡断熱材等の断熱材を有して構成されている。断熱箱体2は内箱4の内側に複数の貯蔵空間が設けられており、貯蔵空間が断熱仕切壁6によって上下に区画されている。
The
断熱仕切壁6の上方の空間は、冷蔵温度帯(例えば、1〜4℃)に冷却される貯蔵室であり、内部がさらに仕切壁7によって上下に区画されている。仕切壁7の上方には複数段の載置棚を設けた冷蔵室10が設けられ、仕切壁7の下方には野菜室12が設けられている。冷蔵室10の背面には、冷蔵室10内の温度を測定する冷蔵温度センサ25が設けられている。
The space above the heat insulating partition wall 6 is a storage room that is cooled to a refrigeration temperature zone (for example, 1 to 4 ° C.), and the interior is further partitioned vertically by the
冷蔵室10の前面開口部には、断熱材を備えた回動式の冷蔵室扉11が設けられている。冷蔵室扉11の前面にはこの冷蔵庫1を操作するための操作パネル8が配されている。操作パネル8は、不図示の操作スイッチを操作することで、各貯蔵空間の冷却強度を切り替えて設定したり、後述する温度切替室16の温度帯を設定する。
The front opening of the
野菜室12の前面開口部は、断熱材を備えた引出し式の野菜室扉13により閉塞されている。野菜室扉13の庫内側には、貯蔵容器14を保持する左右一対の支持枠が固着されており、開扉動作とともに貯蔵容器14が庫外に引き出されるように構成されている。
The front opening of the
断熱仕切壁6の下方の空間には、図2に示すように、自動製氷機を備えた製氷室15と温度切替室16とが断熱仕切壁22を介して左右に併設され、その下方に断熱仕切壁23を介して冷凍室17が設けられている。
In the space below the heat insulating partition wall 6, as shown in FIG. 2, an
製氷室15及び冷凍室17は、いずれも冷凍温度帯(例えば、−17℃以下)に冷却される。冷凍室17の背面には、冷凍室17内の温度を測定するための冷凍温度センサ26が設けられている。
Both the ice making
温度切替室16は、断熱仕切壁6、22、23によって、冷蔵温度帯に冷却される野菜室12と、冷凍温度帯に冷却される製氷室15及び冷凍室17と、断熱区画されている。温度切替室16の背面には、温度切替室16内の温度を測定するための切替室温度センサ27が設けられている。
The
製氷室15、温度切替室16、及び冷凍室17の開口部は、野菜室12と同様、断熱材を備えた引き出し式の扉18,19により閉塞され、各扉18,19の裏面側に固着した左右一対の支持枠に貯蔵容器20、21、29が保持されており、開扉動作とともに該貯蔵容器20,21、29が庫外に引き出されるように構成されている。
The openings of the
冷蔵室10及び野菜室12の後部には、エバカバー50で前後に仕切られた冷蔵冷却器室32と、冷蔵室10と冷蔵冷却器室32とを連結するダクト33が形成されている。冷蔵冷却器室32には、冷蔵冷却器30及び冷蔵ファン31が収納されており、冷蔵冷却器30で冷却した冷蔵冷却器室32の空気が冷蔵ファン31によってダクト33を介して冷蔵室10へ供給される。
At the rear of the
また、製氷室15、温度切替室16、及び冷凍室17の後部には、断熱材を備えたエバカバー51で前後に仕切られた冷凍冷却器室36と、製氷室15、温度切替室16、及び冷凍室17と冷凍冷却器室36とを連結するダクト37とが形成されている。
Further, at the rear of the
冷凍冷却器室36には、冷凍冷却器34及び冷凍ファン35が収納されており、冷凍冷却器34が冷却した冷凍冷却器室36の空気を冷凍ファン35によってダクト37を介して製氷室15、温度切替室16、及び冷凍室17へ供給する。
The
冷蔵冷却器30及び冷凍冷却器34は、断熱箱体2の背面下部に設けられた機械室38内に収納された圧縮機39や凝縮器42とともに冷凍サイクル41を構成する。
The
冷凍サイクル41は、図3に示すように、高温高圧のガス状の冷媒を吐出する圧縮機39の吐出側から順番に、蒸発パイプ40、凝縮器42、放熱パイプ43、防露パイプ44、ドライヤ45、および三方弁46の入口側が接続されている。
As shown in FIG. 3, the
放熱パイプ43および防露パイプ44は、凝縮器42の出口側と三方弁46の入口側との間に設けられた冷媒パイプであり、冷蔵キャピラリチューブ47や冷凍キャピラリチューブ54で冷媒が減圧される前の液体冷媒が流通する高温側の冷媒流路の一部を構成する。放熱パイプ43および防露パイプ44は、機械室38から外箱3を貫通して断熱空間5内に進入した後、外箱3と接触するように断熱箱体2の断熱空間5内に埋設されている。
The heat radiating pipe 43 and the dew
この例では、放熱パイプ43は、冷媒流れ方向上流側(圧縮機側)から順に、断熱箱体2の左側壁に設けられた左放熱パイプ43A、断熱箱体2の天井壁に設けられた天井放熱パイプ43B、断熱箱体2の背壁に設けられた背板放熱パイプ43C、及び断熱箱体2の右側壁に設けられた右放熱パイプ43Dを直列に接続して構成されている。放熱パイプ43を構成する左放熱パイプ43A、天井放熱パイプ43B、背板放熱パイプ43C、及び右放熱パイプ43Dの端部は、断熱箱体2より機械室38へ引き出され、機械室38において互いに接続されている。
In this example, the heat radiating pipe 43 includes a left heat radiating pipe 43 </ b> A provided on the left side wall of the
また、凝縮器42と天井放熱パイプ43Bの間には、上記した左放熱パイプ43Aに加え、第1加熱パイプ58と第1切替弁59とが設けられている。
A
第1加熱パイプ58は、左放熱パイプ43Aと並列に設けられた冷媒パイプからなり、図2及び図4に示すように、温度切替室16の下面を構成する断熱仕切壁23の上面側に沿わせて設けられている。
The
第1切替弁59は、機械室38に設けられた三方弁からなる。第1切替弁59は、入口側が凝縮器42に接続され、出口側に左放熱パイプ43A及び加熱パイプ58が接続されている。
The
第1切替弁59は、機械室38に設けられた三方弁からなり、入口側が凝縮器42に接続され、出口側に左放熱パイプ43A及び第1加熱パイプ58が接続されている。この第1切替弁59は、凝縮器42を流れた直後の冷媒を第1加熱パイプ58と左放熱パイプ43Aとに切り替えて流す。これにより、高温の冷媒が、第1加熱パイプ58に流れて温度切替室16内を加熱したり、第1加熱パイプ58を迂回して左放熱パイプ43Aに流れることで断熱箱体2の左側壁を加熱したりする。
The
つまり、この実施形態では、左放熱パイプ43Aが第1加熱パイプ58を迂回する迂回パイプとして機能するようになっている。
That is, in this embodiment, the left heat radiating pipe 43 </ b> A functions as a bypass pipe that bypasses the
防露パイプ44は、右放熱パイプ43Dの冷媒流れ方向下流側に連結された冷媒パイプであり、断熱箱体2に設けられた各貯蔵室10,12、15、16、17の前面開口部の周縁部に配設され、その凝縮熱により扉周囲の露付きを抑制する。この例では、防露パイプ44は、断熱箱体2の最下段に位置する冷凍室17から、製氷室15、温度切替室16、野菜室12、冷蔵室10の前面開口部の周囲に順次配設される。そして、冷蔵室10の前面開口部に配設された防露パイプ44の下流側は、機械室38に進入し、ドライヤ45及び三方弁46の入口側に順に接続されている。
The dew
三方弁46の一方の出口には、減圧手段としての冷蔵キャピラリチューブ47、冷蔵冷却器30、冷蔵アキュムレータ48および冷蔵サクションパイプ49が、配管により順に接続されている。三方弁46の他方の出口には、減圧手段としての冷凍キャピラリチューブ54、冷凍冷却器34、冷凍アキュムレータ55、冷凍サクションパイプ56および逆止弁57が配管により順に接続されている。そして、逆止弁57の出口側と冷蔵サクションパイプ49の出口側が一つになって圧縮機39の吸入側に接続されている。
A
このような冷凍サイクル41では、冷媒が、圧縮機39で圧縮されて、高温高圧の気体状の冷媒に変化し、蒸発パイプ40、凝縮器42と放熱パイプ43と加熱パイプ58と防露パイプ44で放熱しながら液体状の冷媒となる。液体状の冷媒は、三方弁46によって冷蔵キャピラリチューブ47又は冷凍キャピラリチューブ54に送られ、各キャピラリチューブ47,54で気化し易いように減圧され、その後に冷蔵冷却器30又は冷凍冷却器34で気化し、冷蔵冷却器30又は冷凍冷却器34を冷却する。冷蔵冷却器30又は冷凍冷却器34を冷却した冷媒は、各アキュムレータ48、55にそれぞれ流れ、各アキュムレータ48、55では気液混合体状の冷媒を気体状の冷媒と液体状の冷媒とにそれぞれ分離し、気体状の冷媒のみが各サクションパイプ49、56を経て圧縮機39へ戻り、再び圧縮され高温高圧の気体状の冷媒となる。
In such a
冷蔵冷却器30は冷蔵冷却器室32内の空気と熱交換して冷気を生成する。生成された冷気は、冷蔵ファン31の送風作用によってダクト33を介して冷蔵室10及び野菜室12に導入され、これらの貯蔵室10,12を冷却する。冷蔵室10及び野菜室12を冷却し終えた冷気は、吸込口から再び冷蔵冷却器室32に戻され冷蔵冷却器30と熱交換して再び冷却される。
The
冷凍冷却器34は冷凍冷却器室36内の空気と熱交換して冷気を生成する。生成された冷気は、冷凍ファン35の送風作用によってダクト37を介して製氷室15、温度切替室16及び冷凍室17に導入され、これらの貯蔵室10,12を冷却する。製氷室15、温度切替室16及び冷凍室17を冷却し終えた冷気は、吸込口から再び冷凍冷却器室36に戻され冷凍冷却器34と熱交換して冷却される。
The
このような冷蔵庫1において、温度切替室16は、冷凍冷却器室36で生成された冷気が吹き出す吹出口61の開度を変更するダンパ62と、温度切替室16内の空気を加熱するヒータ60、及び第1加熱パイプ58が設けられている。これにより、温度切替室16は、貯蔵温度(内部温度)を複数の温度帯、例えば、−9℃〜−8℃以下の弱冷凍温度帯、−4℃〜−3℃のパーシャル温度帯、0℃〜1℃のチルド温度帯に変更可能になっている。
In such a
具体的には、温度切替室16は、上面壁を構成する断熱仕切壁6と、下面壁を構成する断熱仕切壁23と、左側壁を構成する断熱仕切壁22と、右側壁を構成する断熱箱体2の右側壁2aと、背面壁を構成するエバカバー51で区画され、更に、温度切替室16の前面が扉18によって閉塞されている。つまり、温度切替室16は、上下、左右、及び前後が断熱材によって区画されている。なお、温度切替室16を区画する断熱仕切壁6、22,23、断熱箱体2の右側壁2a、エバカバー51に設ける断熱材は、ウレタンやポリスチレン等の発泡断熱材や真空断熱材等、任意の断熱材を採用することができるが、複数種類の断熱材を併用してもよく、真空断熱材と発泡ウレタンと併用することが好ましい。
Specifically, the
温度切替室16の下面壁を構成する断熱仕切壁23には、図2及び図4に示すように、上記した第1加熱パイプ58とともにヒータ60が設けられている。ヒータ60は、断熱仕切壁23の上側面に沿わせて設けられたアルミ箔ヒータ等のシート状のヒータからなり、通電することにより温度切替室16内の空気を下方から加熱する。
As shown in FIGS. 2 and 4, a
なお、本実施形態では、温度切替室16の下面壁を構成する断熱仕切壁23に、第1加熱パイプ58、及びヒータ60をすべて設けたが、温度切替室16を区画する任意の壁面に設けてもよく、また、第1加熱パイプ58、及びヒータ60をそれぞれ異なる壁面に設けてもよい。
In the present embodiment, the
断熱箱体2の背面上部には、冷蔵庫1の動作全般を制御する制御部24が設けられている。制御部24は、図5に示すように、操作パネル8、冷蔵温度センサ25、冷凍温度センサ26、切替室温度センサ27などの各種センサ等から入力される信号や、EEPROM等の不揮発性記録媒体からなるメモリ28に記憶された制御プログラムに基づいて、冷蔵ファン31、冷凍ファン35、圧縮機39、三方弁46、ヒータ60、第1切替弁59、ダンパ62などの各種電気部品を制御することで、各室を所定温度に冷却する。
A
具体的には、冷蔵温度帯の冷蔵室10及び野菜室12を冷却する場合には、制御部24が、冷凍サイクル41に設けられた三方弁46を切り替えて冷蔵冷却器30に冷媒が流れるようにするとともに、冷蔵ファン31を運転させる冷蔵モードを実行する。これにより、冷蔵冷却器30で冷却された冷蔵冷却器室32の空気が、ダクト33を介して冷蔵室10及び野菜室12に送風され、冷蔵室10の背面に設けられた冷蔵温度センサ25の検出温度が所定温度範囲に収まるように冷蔵室10及び野菜室12を冷却する。
Specifically, when cooling the
製氷室15及び冷凍室17を冷却する場合には、制御部24が、冷凍サイクル41に設けられた三方弁46を切り替えて冷媒が冷凍冷却器34に流れるようにするとともに、冷凍ファン35を運転させる冷凍モードを実行する。これにより、冷凍冷却器34で冷却された空気は製氷室15及び冷凍室17に送風され、冷凍室17の背面に設けられた冷凍温度センサ26の検出温度が所定温度範囲に収まるように製氷室15及び冷凍室17を冷却する。
When cooling the
温度切替室16を冷却する場合には、上記の冷凍モードの実行中にダンパ62の開度を制御して温度切替室16へ供給する冷気量を調整しつつ、第1切替弁59の切替とヒータ60の発熱量とを制御することで、温度切替室16の背面に設けられた切替室温度センサ27の検出温度が設定された温度帯に収まるように温度切替室16を冷却する。
When the
例えば、温度切替室16の貯蔵温度が弱冷凍温度帯に設定されると、制御部24は、第1加熱パイプ58を迂回して左放熱パイプ43A及び右放熱パイプ43Dに冷媒が流れるように第1切替弁59の流路を切り替えるとともに、ヒータ60への電力供給を遮断する。つまり、弱冷凍温度帯に温度切替室16が設定された場合、制御部24は、第1加熱パイプ58やヒータ60によって温度切替室16を加熱することなく、温度切替室16に導入する冷気導入量を調整することで、温度切替室16の温度を弱冷凍温度帯に制御する。
For example, when the storage temperature of the
温度切替室16の貯蔵温度がパーシャル温度帯に設定されると、制御部24は、第1加熱パイプ58及び左放熱パイプ43Aに交互に冷媒が流れるように第1切替弁59を制御するとともに、ヒータ60への電力供給を遮断する。つまり、パーシャル温度帯に温度切替室16が設定された場合、制御部24は、ヒータ60によって温度切替室16を加熱することなく、第1加熱パイプ58によって温度切替室16を加熱したり、温度切替室16に導入する冷気導入量を調整したりすることで、温度切替室16の温度をパーシャル温度帯に制御する。また、必要に応じて冷凍モードの実行中にダンパ62の開度を制御して温度切替室16へ冷気を供給する。
When the storage temperature of the
温度切替室16の貯蔵温度がチルド温度帯に設定されると、制御部24は、第1加熱パイプ58及び左放熱パイプ43Aに交互に冷媒が流れるように第1切替弁59を制御するとともに、ヒータ60に供給する通電量を制御する。つまり、チルド温度帯に温度切替室16が設定された場合、制御部24は、第1加熱パイプ58やヒータ60によって温度切替室16を加熱したり、温度切替室16に導入する冷気導入量を調整したりすることで、温度切替室16の温度をチルド温度帯制御する。また、必要に応じて冷凍モードの実行中にダンパ62の開度を制御して温度切替室16へ冷気を供給する。
When the storage temperature of the
なお、温度切替室16の貯蔵温度を制御する場合において、制御部24は、冷凍モードの実行中以外にも必要に応じて第1切替弁59の切替やヒータ60の発熱量を制御して、温度切替室16を加熱してもよい。
In the case where the storage temperature of the
このような本実施形態の冷蔵庫1では、温度切替室16の空気を加熱する第1加熱パイプ58やヒータ60が温度切替室16を構成する壁面に設けられているため、切り替え可能な温度帯を広い温度範囲にわたって設定することができるとともに、温度切替室16の内部温度を精度良く制御することができる。
In such a
また、本実施形態の冷蔵庫1では、ヒータ60に加え第1加熱パイプ58が温度切替室16を加熱するため、ヒータ60の通電量を抑えつつ温度切替室16を加熱することができるとともに、高温側の冷媒流路を流れる冷媒を温度切替室16の冷熱と熱交換させて冷却することができ、冷蔵庫1の電力消費量を抑えることができる。
Moreover, in the
また、本実施形態では、第1加熱パイプ58に加え、温度切替室16を加熱するヒータ60が温度切替室16に設けられているため、冷凍サイクル41の運転状態に関係なく温度切替室16を加熱することができ、設定された温度帯に制御することができる。
Further, in the present embodiment, in addition to the
また、本実施形態では、温度切替室16がパーシャル温度帯に設定されると、ヒータ60を通電せず、第1加熱パイプ58で温度切替室16を加熱し、温度切替室16がパーシャル温度帯より低いチルド温度帯に設定されると、第1加熱パイプ58に加えヒータ60によって温度切替室16を加熱する。このように本実施形態では、ヒータ60より第1加熱パイプ58を優先的に利用するため、ヒータ60の通電を極力抑えることができ、冷蔵庫1の電力消費量を抑えることができる。
In the present embodiment, when the
また、本実施形態では、温度切替室16を区画する仕切壁が断熱材を備え、温度切替室16が庫外だけでなく隣接する貯蔵室とも断熱的に区画されているため、温度切替室16からの熱漏洩を抑えることができ、冷蔵庫1の電力消費量を抑えることができる。
Moreover, in this embodiment, since the partition wall which partitions the
なお、本実施形態では、温度切替室16に第1加熱パイプ58に加えてヒータ60を設けたが、温度切替室16にヒータ60を設けることなく第1加熱パイプ58を設け、温度切替室16を第1加熱パイプ58によって加熱してもよい。
In the present embodiment, the
(第2実施形態)
第2実施形態について、主に図6を参照しながら、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。なお、第1実施形態と同一の構成のものについては同一の符号を付し、その構成の説明を省略する。
(Second Embodiment)
The second embodiment will be described mainly with reference to FIG. 6 with a focus on differences from the first embodiment. In addition, the same code | symbol is attached | subjected about the thing of the same structure as 1st Embodiment, and description of the structure is abbreviate | omitted.
図6に示すように、本実施形態では、凝縮器42と天井放熱パイプ43Bの間に第1加熱パイプ58と第1切替弁59とが設けられるとともに、背板放熱パイプ43Cと防露パイプ44との間に第2加熱パイプ63と第2切替弁64とが設けられている。
As shown in FIG. 6, in the present embodiment, a
第2加熱パイプ63は、右放熱パイプ43Dと並列に設けられた放熱パイプからなり、例えば、温度切替室16の下面を構成する断熱仕切壁23の上面側に沿わせて設けられている。
The
第2切替弁64は、機械室38に設けられた三方弁からなり、入口側が背板放熱パイプ43Cに接続され、出口側に右放熱パイプ43D及び第2加熱パイプ63が接続されている。この第2切替弁64は、背板放熱パイプ43Cを流れた直後の冷媒を第2加熱パイプ63と右放熱パイプ43Dとに切り替えて流す。これにより、高温の冷媒が、第2加熱パイプ63に流れて温度切替室16内を加熱したり、第2加熱パイプ63を迂回して右放熱パイプ43Dに流れることで断熱箱体2の右側壁を加熱したりする。
The
つまり、この実施形態では、左放熱パイプ43Aが第1加熱パイプ58を迂回する迂回パイプとして機能し、右放熱パイプ43Dが第2加熱パイプ63を迂回する迂回パイプとして機能するようになっている。
That is, in this embodiment, the left
このような実施形態では、第1加熱パイプ58の冷媒流れ方向下流側に第2加熱パイプ63及び第2切替弁64が設けられているため、第1加熱パイプ58より低温の冷媒を第2加熱パイプ63に流して温度切替室16を加熱することができる。そのため、異なる温度の熱源で温度切替室16を加熱することができ、設定された温度帯に温度切替室16の貯蔵温度を精度よく制御することができる。
In such an embodiment, since the
なお、その他の構成及び作用効果は上記した第1実施形態と同様であり、詳細な説明は省略する。 Other configurations and operational effects are the same as those of the first embodiment described above, and detailed description thereof is omitted.
(第3実施形態)
第3実施形態について、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
(Third embodiment)
The third embodiment will be described with a focus on differences from the first embodiment.
本実施形態では、冷蔵庫1の設置雰囲気の温度(庫外温度)を検出する庫外温度センサが、例えば、冷蔵室扉11に設けられており、この温度センサの検出値に基づいて制御部24が第1切替弁59を制御する。
In this embodiment, the outside temperature sensor which detects the temperature (outside temperature) of the installation atmosphere of the
具体的には、制御部24は、庫外温度センサの検出温度が所定温度以上であると、検出温度が所定温度未満の場合に比べて、第1加熱パイプ58に流れる冷媒量が少なくなるように第1切替弁59を制御する。
Specifically, when the detected temperature of the outside temperature sensor is equal to or higher than a predetermined temperature, the
庫外温度センサの検出温度が所定温度以上であると庫外から温度切替室16に進入する熱量が多くなり、温度切替室16の貯蔵温度が高くなりやすい場合があるが、そのような場合に本実施形態の冷蔵庫では、第1切替弁59を制御して第1加熱パイプ58に流れる冷媒量を減らすため、温度切替室16の貯蔵温度を精度よく制御することができる。
If the temperature detected by the outside temperature sensor is equal to or higher than the predetermined temperature, the amount of heat entering the
なお、製氷室15や冷凍室17は他の貯蔵室より貯蔵温度が低く庫外から熱が進入しやすい。そのため、庫外温度センサの検出温度が所定温度以上であると、冷凍モードの実行時間が長くなり冷凍冷却器34が長時間にわたって低温状態になることがあり、温度切替室16が冷凍冷却器34に近接して配置されていると、冷凍冷却器34の冷熱が温度切替室16に進入して温度切替室16の貯蔵温度が低くなりやすい場合がある。そこで、そのような場合であれば、庫外温度センサの検出温度が所定温度以上であると、検出温度が所定温度未満の場合に比べて、第1加熱パイプ58に流れる冷媒量が多くなるように第1切替弁59を制御してもよい。
Note that the
なお、その他の構成及び作用効果は上記した第1実施形態と同様であり、詳細な説明は省略する。 Other configurations and operational effects are the same as those of the first embodiment described above, and detailed description thereof is omitted.
(第4実施形態)
第4実施形態について、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
(Fourth embodiment)
The fourth embodiment will be described with a focus on differences from the first embodiment.
上記した第1実施形態では、機械室38を断熱箱体2の背面下部に設け、その中に圧縮機39や第1切替弁59等を収納する場合について説明したが、例えば、断熱箱体2の背面上部に圧縮機39や第1切替弁59を収納する機械室を設けてもよい。
In the first embodiment described above, a case has been described in which the
本実施形態では、庫内において有効活用が難しい断熱箱体2の背面上部の空間を機械室とすることで、第1切替弁58の設置スペースを機械室に確保しやすくなる。
In this embodiment, it becomes easy to ensure the installation space of the
なお、その他の構成及び作用効果は上記した第1実施形態と同様であり、詳細な説明は省略する。 Other configurations and operational effects are the same as those of the first embodiment described above, and detailed description thereof is omitted.
(第5実施形態)
第5実施形態について、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
(Fifth embodiment)
The fifth embodiment will be described with a focus on differences from the first embodiment.
上記した第1実施形態では、温度切替室16の貯蔵温度を所定温度より高い温度帯(例えば、チルド温度帯やそれより高い温度帯)に設定する場合、貯蔵温度を所定温度以下に設定した場合に比べて圧縮機39の運転周波数を高く設定する。
In the first embodiment described above, when the storage temperature of the
このような本実施形態では、温度切替室16に設定された温度帯に応じて第1加熱パイプ58を流れる冷媒量を制御することができ、設定された温度帯に温度切替室16の貯蔵温度を精度よく制御することができる。
In this embodiment, the amount of refrigerant flowing through the
なお、その他の構成及び作用効果は上記した第1実施形態と同様であり、詳細な説明は省略する。 Other configurations and operational effects are the same as those of the first embodiment described above, and detailed description thereof is omitted.
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
(Other embodiments)
As mentioned above, although embodiment of this invention was described, these embodiment was shown as an example and is not intending limiting the range of invention. These embodiments can be implemented in various other forms, and various omissions, replacements, and changes can be made without departing from the spirit of the invention. These embodiments and modifications thereof are included in the invention described in the claims and equivalents thereof as well as included in the scope and gist of the invention.
1…冷蔵庫、2…断熱箱体、10…冷蔵室、12…野菜室、15…製氷室、16…温度切替室、17…冷凍室、22…断熱仕切壁、23…断熱仕切壁、24…制御部、25…冷蔵温度センサ、26…冷凍温度センサ、27…切替室温度センサ、30…冷蔵冷却器、31…冷蔵ファン、32…冷蔵冷却器室、34…冷凍冷却器、35…冷凍ファン、36…冷凍冷却器室、38…機械室、39…圧縮機、40…蒸発パイプ、41…冷凍サイクル、42…凝縮器、43…放熱パイプ、43A…左放熱パイプ、43B…天井放熱パイプ、43C…背板放熱パイプ、43D…右放熱パイプ、44…防露パイプ、51…エバカバー、58…第1加熱パイプ、59…第1切替弁、60…ヒータ、61…吹出口、62…ダンパ
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記高温側冷媒流路は、前記貯蔵室の内壁に沿って設けられ前記貯蔵室内を加熱する第1加熱パイプと、前記第1加熱パイプを迂回する第1迂回パイプと、前記第1加熱パイプと前記第1迂回パイプとに切り替えて冷媒を流す切替弁とを備える冷蔵庫。 A heat insulating box having a refrigeration cycle having a compressor, a cooler, and a high-temperature side refrigerant flow path for flowing the refrigerant pumped from the compressor to the cooler, and a storage chamber to which cold air cooled by the cooler is supplied In a refrigerator with a body,
The high temperature side refrigerant flow path is provided along an inner wall of the storage chamber and heats the storage chamber, a first bypass pipe that bypasses the first heating pipe, and the first heating pipe. A refrigerator comprising: a switching valve that switches to the first bypass pipe and flows a refrigerant.
前記制御部は、前記貯蔵室内の温度を所定温度以下にする場合、前記ヒータの通電を停止しつつ前記第1加熱パイプに冷媒が流れるように前記第1切替弁を制御し、前記貯蔵室内の温度を前記所定温度より高い温度にする場合、前記ヒータを通電しつつ前記第1加熱パイプに冷媒が流れるように前記第1切替弁を制御する請求項3に記載の冷蔵庫。 A controller that controls the first switching valve and the heater to switch the temperature in the storage chamber to a different temperature zone;
The controller controls the first switching valve so that the refrigerant flows through the first heating pipe while stopping energization of the heater when the temperature in the storage chamber is set to a predetermined temperature or lower, The refrigerator according to claim 3, wherein when the temperature is higher than the predetermined temperature, the first switching valve is controlled so that the refrigerant flows through the first heating pipe while energizing the heater.
前記温度センサの検出値に基づいて前記第1切替弁を制御する請求項1〜4のいずれか1項に記載の冷蔵庫。 It has a temperature sensor that detects the temperature of the installation atmosphere of the refrigerator,
The refrigerator according to any one of claims 1 to 4, wherein the first switching valve is controlled based on a detection value of the temperature sensor.
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