JP2018094969A - 航空機の降着装置のehaシステム - Google Patents
航空機の降着装置のehaシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018094969A JP2018094969A JP2016238871A JP2016238871A JP2018094969A JP 2018094969 A JP2018094969 A JP 2018094969A JP 2016238871 A JP2016238871 A JP 2016238871A JP 2016238871 A JP2016238871 A JP 2016238871A JP 2018094969 A JP2018094969 A JP 2018094969A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydraulic
- aircraft
- hydraulic motor
- cylinder
- port
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
Abstract
【課題】経済性、及び、環境性に優れた航空機の地上走行システムを提供する。【解決手段】航空機の降着装置のEHAシステム10は、航空機の脚に取り付けられた車輪15に接続されかつ、車輪を駆動するよう構成された油圧モータ41と、脚を航空機の機体に格納及び展開するよう構成された油圧シリンダ2と、油圧シリンダに接続されかつ、脚の格納及び展開時に、油圧シリンダに油圧を供給するよう構成された電動油圧ポンプ(電気モータ311、321、油圧ポンプ312、322)と、を備える。電動油圧ポンプは、航空機が地上において走行するときに、油圧モータに油圧を供給する。【選択図】図2
Description
ここに開示する技術は、航空機の降着装置のEHAシステムに関する。
航空機が地上において走行する(つまり、タキシング)ときには、主に、主翼に設置された主エンジンによる推力を利用している。主エンジンは、飛行時に要求される推力を発生する状態で高効率となるように設計されている。タキシング時に必要な推力は、飛行時に比べて大幅に小さい。そのため、タキシング時に主エンジンによる推力を利用すると、燃費が悪化し、経済性に劣る。また、主エンジンを低出力で運転すると、NOxやCO等の有害物質を多く排出してしまい、環境負荷が高くなるという不都合もある。さらに、主エンジンを利用すると、航空機を後退させることができないため、航空機を後退させるときには、別途、牽引車が必要になる。
特許文献1には、これらの問題を解決する試みとして、航空機の脚に取り付けられた車輪を、電気モータが駆動する地上走行システムが記載されている。
電気モータが車輪を駆動するよう構成された地上走行システムは、様々な問題を有しており、未だ実用化には至っていない。
ここに開示する技術はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、経済性、及び、環境性に優れた航空機の地上走行システムを提供することにある。
ここに開示する技術は、航空機の降着装置のEHA(Electro Hydrostatic Actuator)システムに関する。このシステムは、航空機の脚に取り付けられた車輪と、前記車輪に接続されかつ、前記車輪を駆動するよう構成された油圧モータと、前記脚を前記航空機の機体に格納及び展開するよう構成された油圧シリンダと、前記油圧シリンダ及び前記油圧モータのそれぞれに接続されかつ、前記脚の格納及び展開時に、前記油圧シリンダに油圧を供給すると共に、前記航空機が地上において走行するときに、前記油圧モータに油圧を供給するよう構成された電動油圧ポンプと、を備えている。
この構成によると、EHAシステムは、油圧モータを有している。油圧モータが、脚に取り付けられた車輪を駆動することによって、航空機は地上において走行をする。このEHAシステムは、地上走行機能部を含んでおり、地上走行システムを構成している。このEHAシステムは、タキシング時の車輪の駆動に油圧モータを利用することによって、主エンジンによる推力を利用する構成に比べて、経済性及び環境性を大幅に向上させることができる。
ここで、油圧モータは、正回転及び逆回転が可能に構成してもよい。この構成によって、航空機を前進及び後退させることができる。このEHAシステムによって、牽引車が不要になる。
前記の構成はまた、油圧モータに油圧を供給する電動油圧ポンプが、脚を航空機の機体に格納及び展開するための電動油圧ポンプを兼用している。すなわち、電動油圧ポンプは、油圧シリンダに油圧を供給する。EHAシステムは、従来の航空機に装備されていた油圧供給系統を廃止することを可能にするから、航空機の 燃費向上及び整備性の向上を図ることができる。
EHAシステムでは、航空機が離陸した後の脚を格納するとき、及び、航空機が着陸する前の脚を展開するときに、電動油圧ポンプが、油圧シリンダに油圧を供給する。航空機がタキシングしているときに、電動油圧ポンプは、油圧シリンダに油圧を供給しない。よって、EHAシステムの電動油圧ポンプは、航空機がタキシングしているときに、車輪を駆動する油圧モータに油圧を供給することができる。また、電動油圧ポンプが油圧シリンダに油圧を供給するときに、車輪は駆動しない。よって、油圧シリンダの油圧源と、油圧モータの油圧源とを共通にすることができる。油圧シリンダと油圧モータとの油圧源を共通にすることによって、航空機の重量増加を抑制することが可能になる。
尚、電動油圧ポンプは、航空機に搭載されたバッテリ、又は、APU(Auxiliary Power Unit)の電力によって運転すればよい。
前記降着装置のEHAシステムは、前記電動油圧ポンプ、前記油圧モータ、及び前記油圧シリンダのそれぞれが接続されかつ、前記電動油圧ポンプの油圧を、前記油圧モータと、前記油圧シリンダとに選択的に供給するよう構成された油圧回路を備えている、としてもよい。
油圧回路が、油圧の供給先を切り替えることによって、電動油圧ポンプを、油圧シリンダの油圧源と、油圧モータの油圧源との両方に用いることができる。
前記降着装置のEHAシステムは、前記電動油圧ポンプに接続されかつ、前記電動油圧ポンプを制御するよう構成されたコントローラーを備え、前記コントローラーは、前記航空機が着陸又は離陸するときに、前記車輪が高速回転することに伴い高速で回転する前記油圧モータに作動油を補充するよう、前記電動油圧ポンプを運転する、としてもよい。
例えば航空機の着陸時に、車輪が地面に接地すると車輪が高速で回転をする。また、航空機の離陸時であって、主エンジンの推力によって航空機が移動している時にも、車輪が高速で回転をする。このときに、車輪に接続されている油圧モータは、車輪の高速回転に伴い高速で回転するようになるため、油圧モータの吸込側の内部において、キャビテーションが発生してしまう恐れがある。
そこで、航空機が着陸又は離陸するときに、コントローラーが電動油圧ポンプを運転することによって、車輪によって強制的に回転される油圧モータの吸込側に作動油を補充する。こうすることで、油圧モータの吸込側の内部が負圧になることを防止することができ、キャビテーションの発生を防止することが可能になる。不具合の発生を未然に回避することができる。尚、このときに、油圧モータに供給する作動油の圧力を高くする必要はない。作動油の圧力を高くしないことによって、消費電力が少なくなる。
前記降着装置のEHAシステムは、前記車輪と前記油圧モータとの間に介設され、前記車輪と前記油圧モータとの間における回転力の伝達を遮断するよう構成されたクラッチを備えている、としてもよい。
車輪と油圧モータとの間において、常に、回転力が伝達するよう構成されているときには、前述したように、車輪が高速回転することに伴い、油圧モータは高速で回転する。これに対し、車輪と油圧モータとの間にクラッチを介設すると、車輪と前記油圧モータとの間における回転力の伝達を遮断することができる。従って、航空機が着陸又は離陸するときに、クラッチが、車輪と前記油圧モータとの間における回転力の伝達を遮断すれば、油圧モータは回転しないため、キャビテーションの発生を防止することが可能になる。この構成においては、前述したように、油圧モータが車輪によって強制的に回転されるときに、油圧モータに作動油を補充しなくてもよい。また、航空機がタキシングするときにはクラッチをつなぐことによって、油圧モータは、車輪を駆動することができる。
前記降着装置のEHAシステムは、前記車輪と前記油圧モータとを接続するシャフトを備え、前記シャフトは、所定以上の荷重が作用したときに破断するよう構成されたシェアピン構造部を有している、としてもよい。
航空機の着陸時や離陸時に、車輪が高速で回転しようとしたときに、油圧モータのメカニカルトラブルや、その他の原因によって、油圧モータが固着してしまうと、車輪及びシャフトに大きな荷重が作用してしまう。車輪と油圧モータとを接続するシャフトがシェアピン構造部を有していると、油圧モータが固着したときに、シェアピン構造部が破断をすることによって、車輪をフリーで回転させることができるようになる。シェアピン構造部は、地上走行機能部のフェイルセーフ機構として機能する。
以上説明したように、前記の降着装置のEHAシステムによると、油圧モータが車輪を駆動することによって、経済性及び環境性を大幅に向上させることができると共に、油圧モータの油圧源と、油圧シリンダの油圧源とを共通にすることによって、航空機の重量増加を抑制することができる。
以下、航空機の降着装置のEHAシステムの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の説明は、EHAシステムの一例である。図1は、航空機の降着装置の構成を例示する図である。図1に示す降着装置1は、主脚を構成している。図2は、航空機に搭載されている降着装置1のEHAシステム10の構成を例示する回路図である。EHAシステム10は、後述するように、油圧源部103と、油圧制御部102と、脚揚降機能部101と、地上走行機能部100と、を備えている。EHAシステム10は、地上走行システムを構成している。図3及び図4は、EHAシステム10の地上走行機能部100において、車輪と油圧モータとの接続構成を概念的に例示する構成図である。
降着装置1は、脚11を機体12に格納しかつ、機体12から展開するよう構成されている。脚11の先端には、車輪15が取り付けられている。図1に例示する降着装置1は、ギアシリンダ21、ドアシリンダ22、ダウンロックリリースシリンダ23、ドアアップロックリリースシリンダ26、及び、ギアアップロックリリースシリンダ27を有している。ギアシリンダ21は、脚11の揚降を行う。ドアシリンダ22は、脚11を収容する格納室13のドア14を開閉する。ダウンロックリリースシリンダ23は、脚降ろし状態を固定する機構(つまり、ダウンロック)を解除する。ドアアップロックリリースシリンダ26は、ドアを引き上げ状態に固定する機構(つまり、ドアアップロック)を解除する。ギアアップロックリリースシリンダ27は、脚11を引き上げ状態に固定する機構(つまり、ギアアップロック)を解除する。各シリンダ21、22、23、26、27は、油圧式の伸縮シリンダである。尚、降着装置1は、これらのシリンダの内の、一部のみを有していてもよい。
これらのシリンダ21、22、23、26、27は、脚11の格納及び展開に際して順次、動作をする。具体的に、脚11の格納時には、ドアアップロックリリースシリンダ26がドアアップロックを解除し、ドアシリンダ22がドア14を開け、その後、ダウンロックリリースシリンダ23がダウンロックを解除し、ギアシリンダ21が、脚11を揚げる。脚11が格納室13内に格納されれば、ドアシリンダ22がドア14を閉じる。こうして、脚11の格納に係る一連の動作が完了する。また、脚11の展開時には、ドアアップロックリリースシリンダ26がドアアップロックを解除し、ドアシリンダ22がドア14を開け、その後、ギアアップロックリリースシリンダ27がギアアップロックを解除し、ギアシリンダ21が、脚11を降ろす。脚11が展開すれば、ドアシリンダ22がドア14を閉じる。
尚、以下の説明においては、ギアシリンダ21、ドアシリンダ22、ダウンロックリリースシリンダ23、ドアアップロックリリースシリンダ26、及び、ギアアップロックリリースシリンダ27を総称して、油圧シリンダ2と呼ぶ場合がある。
図2に示す油圧回路図は、EHAシステム10の油圧源部103と、油圧制御部102と、脚揚降機能部101と、地上走行機能部100と、を示している。図2の油圧回路図は、理解を容易にするために簡略化している。つまり、図2の油圧回路図には、降着装置1のシリンダの内、ギアシリンダ21と、ドアシリンダ22とのみを示しており、他のシリンダの図示を省略している。尚、図2において作動油の経路は実線、電気信号の経路は一点鎖線で示している。
EHAシステム10は、前述した油圧シリンダ2と、油圧回路33と、第1の油圧源31、及び、第2の油圧源32と、を備えている。第1及び第2の油圧源31、32は、EHAシステム10の油圧源部103を構成している。油圧回路33は、油圧制御部102を構成している。油圧シリンダ2は、脚揚降機能部101を構成している。尚、図2の油圧回路図は、油圧源部103、油圧制御部102、脚揚降機能部101、及び、地上走行機能部100相互の配設位置を特定するものではなく、EHAシステム10を構成する各部は、適宜の場所に配設することができる。
第1の油圧源31及び第2の油圧源32は、互いに並列に配置されている。EHAシステム10は、冗長化している。第1の油圧源31及び第2の油圧源32はそれぞれ、油圧回路33を介して、ギアシリンダ21及びドアシリンダ22に油圧を供給する。
第1の油圧源31は、油圧ポンプ312と、油圧ポンプ312に連結された電気モータ311とを有している。油圧ポンプ312と電気モータ311とによって、電動油圧ポンプが構成される。第2の油圧源32は、油圧ポンプ322と、油圧ポンプ322に連結された電気モータ321とを有している。油圧ポンプ322と電気モータ321とによって、もう一つの電動油圧ポンプが構成される。
油圧回路33は、第1の油圧源31及び第2の油圧源32から吐出された作動油を、ギアシリンダ21、又は、ドアシリンダ22に、選択的に送るよう構成されている。油圧回路33はまた、ギアシリンダ21、及び、ドアシリンダ22から、作動油が排出されるように構成されている。
油圧シリンダ2は、シリンダ内に、ボア側油室24とアニュラス側油室25とを有している。ピストンヘッドは、シリンダ内で、ボア側油室24とアニュラス側油室25とを隔てている。油圧シリンダ2の第1ポートはボア側油室24に連通し、第2ポートはアニュラス側油室25に連通している。作動油は、第1ポートを介して、ボア側油室24に流入及び流出し、第2ポートを介して、アニュラス側油室25に流入及び流出する。
ギアシリンダ21は、伸びるときに負荷に抗して脚を揚げ、縮むときに負荷を開放して脚を降ろすように構成されている。ドアシリンダ22は、伸びるときに負荷を開放してドアを開け、縮むときに負荷に抗してドアを閉めるように構成されている。
図2に示す構成例において、第1の油圧源31が有する油圧ポンプ312は、一方向のみ回転可能であって、吸込ポートから吸い込んだ作動油を吐出ポートから吐出する片回転式である。第2の油圧源32が有する油圧ポンプ322も、一方向のみ回転可能であって、吸込ポートから吸い込んだ作動油を吐出ポートから吐出する片回転式である。
並列に設けられた第1及び第2の油圧源31、32の上流(つまり、吸込ポートの側)は、合流した後にリザーバ81に接続されている。リザーバ81は、油圧シリンダ2のボア側油室24とアニュラス側油室25との合計容積が、油圧シリンダ2の伸縮に伴い変動することを吸収するためのタンクである。
第1及び第2の油圧源31、32はそれぞれ、油圧ポンプ312、322の下流(つまり、吐出ポートの側)に配置された逆止弁35を有している。逆止弁35は、第1及び第2の油圧源31、32の一方がフェイルして停止しているときに、他方の油圧源31、32の油圧ポンプ312、322が吐出した作動油が、停止中の油圧源31、32の油圧ポンプ312、322に逆流することを阻止する。
第1及び第2の油圧源31、32の下流は、合流した後に、後述するギアセレクタバルブ51及びドアセレクタバルブ52にそれぞれ接続されている。
第1の油圧源31の油圧ポンプ312の下流は分岐している。分岐路は、リリーフバルブ36及びフィルタ82を介してリザーバ81に接続されている。同様に、第2の油圧源32の油圧ポンプ322の下流に設けられた分岐路も、リリーフバルブ36及びフィルタ82を介してリザーバ81に接続されている。
ギアセレクタバルブ51は、Pポート、Tポート、Aポート及びBポートの四つのポートを有する四ポート三位置の切換弁である。ギアセレクタバルブ51は、ギアシリンダ21に対して油圧を選択的に供給する機能を有する。ギアセレクタバルブ51のPポートは、第1及び第2の油圧源31、32それぞれの油圧ポンプ312、322の吐出ポートに接続され、Tポートは、リザーバ81に接続され、Aポートは、ギアシリンダ21のボア側油室24に接続され、そして、Bポートは、ギアシリンダ21のアニュラス側油室25に接続されている。
ギアセレクタバルブ51は、ソレノイドによる直接駆動式のスプールアンドスリーブ型バルブである。スプールは、スプリングによってセンター位置に付勢されている。ギアセレクタバルブ51は、センター位置では、図2に示すように、Aポート及びBポートをそれぞれTポートに連通する。ギアセレクタバルブ51はまた、第1オフセット位置(図2の右側の位置)では、AポートとPポートとを連通しかつ、BポートとTポートとを連通する。ギアセレクタバルブ51は、第2オフセット位置(図2の左側の位置)では、AポートとTポートとを連通しかつ、BポートとPポートとを連通する。コントローラー9は、ギアセレクタバルブ51を制御する。具体的にコントローラー9は、ギアセレクタバルブ51のスプールを切り換えることによって、ギアシリンダ21のボア側油室24又はアニュラス側油室25に、油圧を選択的に供給する。
ギアセレクタバルブ51のAポートとギアシリンダ21のボア側油室24との間には、逆止弁54と可変絞り55とが並列に介設している。可変絞り55は、ギアシリンダ21のストローク量に応じて絞り量を変更する。可変絞り55は、ギアシリンダ21が縮む速度を制限すると共に、ギアシリンダ21の収縮端付近では、その絞り開口を小さくする。これによって、ギアシリンダ21の収縮端付近では、ギアシリンダ21の縮む速度が、さらに低下する。
ドアセレクタバルブ52は、Aポート、Pポート及びTポートの三つのポートを有する三ポート二位置の切換弁である。ドアセレクタバルブ52は、ドアシリンダ22に対して油圧を選択的に供給する機能を有する。ドアセレクタバルブ52のPポートは、第1及び第2の油圧源31、32それぞれの油圧ポンプ312、322の吐出ポートに接続され、Tポートは、リザーバ81に接続され、Aポートは、ドアシリンダ22のボア側油室24に接続される。
ドアセレクタバルブ52も、ソレノイドによる直接駆動式のスプールアンドスリーブ型バルブである。スプールは、スプリングによりノーマル位置に付勢されている。ドアセレクタバルブ52は、ノーマル位置では、図2に示すように、AポートをPポートに連通する。ドアセレクタバルブ52は、オフセット位置では、AポートとTポートとを連通する。コントローラー9は、ドアセレクタバルブ52を制御する。具体的にコントローラー9は、ドアセレクタバルブ52のスプールを切り換えることによって、ドアシリンダ22のボア側油室24に油圧を選択的に供給する。
ドアシリンダ22のボア側油室24はまた、ドアセレクタバルブ52をバイパスしてリザーバ81に接続されている。このバイパス経路の途中には、逆止弁58が介設している。この逆止弁58は、ドアシリンダ22のボア側油室24内が負圧状態になることを防止するための弁である。
また、ドアシリンダ22のアニュラス側油室25は、ドアセレクタバルブ52を介さずに、第1及び第2の油圧源31、32それぞれの油圧ポンプ312、322の吐出ポートに接続されている。
ギアシリンダ21及びドアシリンダ22とリザーバ81との間には、ギアダンプバルブ53が介設している。ギアダンプバルブ53は、A、B、及び、Tポートを有する三ポート二位置の切換弁である。ギアダンプバルブ53は、ソレノイドによって直接駆動されるスプールを備えたソレノイドバルブである。コントローラー9は、ギアダンプバルブ53を制御する。
ギアダンプバルブ53のスプールは、スプリングによってノーマル位置に付勢されている。ギアダンプバルブ53は、ノーマル位置では、図2に示すように、Aポート及びBポートをTポートに連通すると共に、オフセット位置では、Aポート及びBポートとTポートとを遮断する。ギアダンプバルブ53のAポートは、前述した逆止弁54と可変絞り55とを介してギアシリンダ21のボア側油室24に接続されている。ギアダンプバルブ53のBポートは、後述する逆止弁56と可変絞り57とを介してドアシリンダ22のアニュラス側油室25に接続されている。ギアダンプバルブ53のTポートは、リザーバ81に接続されている。
ギアダンプバルブ53のBポートとアニュラス側油室25との間には、逆止弁56と可変絞り57とが並列に介設している。可変絞り57は、ドアシリンダ22のストローク量に応じて絞り量を変更する。可変絞り57は、ドアシリンダ22が伸びる速度を制限すると共に、ドアシリンダ22の伸長端付近では、絞り開口を小さくする。このことによって、ドアシリンダ22の伸長端付近では、ドアシリンダ22の伸びる速度が、さらに低下する。
第1の油圧源31の油圧ポンプ312、及び、第2の油圧源32の油圧ポンプ322は、油圧シリンダ2に供給する作動油を昇圧するポンプである。第1の油圧源31の油圧ポンプ312、及び、第2の油圧源32の油圧ポンプ322は、互いに同じ油圧ポンプである。これらの油圧ポンプ312、322は、例えば定容量型の油圧ポンプとしてもよい。具体的には、斜板式や斜軸式のピストンポンプ、歯車ポンプ、スクリューポンプ、及びベーンポンプを、油圧ポンプ312、322として例示することができる。油圧ポンプ312、322はまた、可変容量型の油圧ポンプであってもよい。
第1の油圧源31の電気モータ311は、油圧ポンプ312に結合され、油圧ポンプ312を駆動するように構成されている。同様に、第2の油圧源32の電気モータ321は、油圧ポンプ322に結合され、油圧ポンプ322を駆動するように構成されている。第1の油圧源31の電気モータ311、及び、第2の油圧源32の電気モータ321も、互いに同じ電気モータである。これらの電気モータ311、321は、例えば三相モータとしてもよい。コントローラー9が、電気モータ311を作動することによって、油圧ポンプ312が駆動すると共に、電気モータ321を作動することによって、油圧ポンプ322が駆動する。前記のEHAシステム10において、電気モータ311、321はそれぞれ、航空機に搭載されたバッテリ、又は、APUから、電力が供給される。
コントローラー9は、航空機が離陸した後の脚11を格納するとき、及び、航空機が着陸する前の脚11を展開するときに、電気モータ311、321を作動し、油圧ポンプ312、322を通じて、EHAシステム10の油圧シリンダ2に油圧を供給する。尚、コントローラー9が各バルブ51、52、53を制御することによって、ギアシリンダ21及びドアシリンダ22に選択的に油圧を供給する手順については、説明を省略する。
前述の通り、EHAシステム10は、地上走行機能部100を備えている。この航空機は、地上において走行する(つまり、タキシング)ときに、車輪15を、油圧モータ41によって駆動するよう構成されている。図2に示すように、油圧モータ41に油圧を供給する油圧源は、前述したEHAシステム10の第1の油圧源31及び第2の油圧源32である。
地上走行機能部100は、前記の油圧モータ41を備えている。油圧制御部102を構成する油圧回路33は、油圧モータ41に対して作動油を選択的に送る機能を有するモータセレクタバルブ510と、タキシングダンプバルブ511と、を備えている。油圧回路33は、いわば、油圧ポンプ312、322、油圧モータ41、及び油圧シリンダ2のそれぞれが接続されかつ、油圧ポンプ312、322の油圧を、油圧モータ41と、油圧シリンダ2とに選択的に供給するよう構成されている。
油圧モータ41は、詳細な構成の図示は省略するが、油圧の供給を受けることによって、回転軸を回転するよう構成されている。油圧モータ41の形式に特に制限はなく、どのような形式の油圧モータ41を採用してもよい。但し、油圧モータ41は、脚11の先端に取り付けるため、小型化することができる形式であることが好ましい。例えばギヤ式、ピストン式、又は、ベーン式の油圧モータを、地上走行機能部100に採用することができる。
油圧モータ41はまた、第1ポートと第2ポートとを有している。第1ポートを吸込側とし、第2ポートを吐出側としたときに、油圧モータ41は正回転をする一方、第1ポートを吐出側とし、第2ポートを吸込側としたときに、油圧モータ41は逆回転をするよう構成されている。
モータセレクタバルブ510は、Pポート、Tポート、Aポート及びBポートの四つのポートを有する四ポート三位置の切換弁である。モータセレクタバルブ510のPポートは、第1及び第2の油圧源31、32それぞれの油圧ポンプ312、322の吐出ポートに接続され、Tポートは、リザーバ81に接続され、Aポートは、油圧モータ41の第1ポートに接続され、そして、Bポートは、油圧モータ41の第2ポートに接続されている。
モータセレクタバルブ510は、ソレノイドによる直接駆動式のスプールアンドスリーブ型である。スプールは、スプリングによってセンター位置に付勢されている。モータセレクタバルブ510は、センター位置では、図2に示すように、Aポート及びBポートをそれぞれTポートに連通する。モータセレクタバルブ510はまた、第1オフセット位置(図2の左側の位置)では、AポートとPポートとを連通しかつ、BポートとTポートとを連通する。モータセレクタバルブ510は、第2オフセット位置(図2の右側の位置)では、AポートとTポートとを連通しかつ、BポートとPポートとを連通する。コントローラー9は、モータセレクタバルブ510を制御する。具体的にコントローラー9は、モータセレクタバルブ510を切り換えることによって、油圧モータ41の第1ポート又は第2ポートに、油圧を選択的に供給する。これにより、油圧モータ41は、正回転、又は、逆回転する。
タキシングダンプバルブ511は、A、B、及び、Tポートを有する三ポート二位置の切換弁である。タキシングダンプバルブ511は、ソレノイドによって直接駆動されるスプールを備えたソレノイドバルブである。コントローラー9は、タキシングダンプバルブ511を制御する。
タキシングダンプバルブ511のスプールは、スプリングによってノーマル位置に付勢されている。タキシングダンプバルブ511は、ノーマル位置では、図2に示すように、Aポート及びBポートをTポートに連通すると共に、オフセット位置では、Aポート及びBポートとTポートとを遮断する。タキシングダンプバルブ511のAポートは、油圧モータ41の第1ポートに接続されている。タキシングダンプバルブ511のBポートは、油圧モータ41の第2ポートに接続されている。タキシングダンプバルブ511のTポートは、リザーバ81に接続されている。
尚、EHAシステム10の油圧回路33の構成については、特に限定はなく、前述した構成以外にも、様々な構成を、適宜採用することが可能である。
コントローラー9は、航空機のタキシング時には、バルブ510、511の切り替えと共に、電気モータ311、321に信号を出力することによって回転数を調整することにより、油圧ポンプ312、322から油圧モータ41への油圧の供給を制御する。このことにより、航空機の走行速度を制御することができる。
このように、この航空機においては、脚揚降機能部101の油圧シリンダ2と、地上走行機能部100の油圧モータ41との間で、油圧源31、32を共用している。油圧回路33は、コントローラー9が各バルブ51、52、53、510、511を制御することによって、各油圧シリンダ2、及び、油圧モータ41に対し、選択的に、油圧ポンプ312、322の油圧を供給する。EHAシステム10が、油圧シリンダ2を動かすタイミングは、航空機が離陸した後の脚11を格納するとき、及び、航空機が着陸する前の脚11を展開するときである。このとき、油圧モータ41は、動作しない。これに対し、EHAシステム10が、油圧モータ41を動かすタイミングは、航空機がタキシングしているときであり、このとき、油圧シリンダ2は、動作しない。従って、油圧シリンダ2と、油圧モータ41との間で、油圧源31、32を共用していても、各油圧シリンダ2に油圧を供給することと、油圧モータ41に油圧を供給することとの間で支障が生じない。油圧モータ41の油圧源31、32と、油圧シリンダ2の油圧源31、32とを共通にすることによって、航空機の重量増加を抑制することが可能になる。
地上走行機能部100は、油圧モータ41を利用することにより、航空機の主エンジンによる推力を利用してタキシングを行う構成に比べて、経済性及び環境性を大幅に向上させることができる。また、油圧モータ41は、正回転及び逆回転が可能に構成しているため、EHAシステム10の地上走行機能部100は、航空機を前進及び後退させることができる。その結果、牽引車が不要になるという利点もある。
また、EHAシステム10の油圧源31、32が冗長化しているため、地上走行機能部100の油圧源31、32も冗長化することになる。
図3に示すように、油圧モータ41と車輪15とは、シャフト43を介して直結されている。一般的に、油圧モータの出力は、電気モータの出力よりも10倍程度、大きい。よって、電気モータを利用する地上走行システムは変速機構が必要となるが、これとは異なり、油圧モータ41は、車輪15と直結する構成において、航空機のタキシングに必要なトルクを出力することができる。
油圧モータ41と車輪15とを直結する構成においては、例えば航空機の着陸時に車輪15が地面に接地すると、車輪15が高速回転することに伴い、油圧モータ41も高速回転する。また、航空機の離陸時であって、主エンジンの推力によって航空機が移動している時にも、車輪15が高速回転することに伴い、油圧モータ41も高速で回転する。このときに、車輪15によって強制的に回転される油圧モータ41の吸込側の内部で、キャビテーションが発生してしまう恐れがある。
そこで、コントローラー9は、車輪15によって油圧モータ41が高速回転するときに、電気モータ311、321を運転することにより、油圧ポンプ312、322から油圧モータ41の吸込口に作動油を供給することによって作動油を油圧モータ41に補充する。作動油を補充することで、車輪15によって強制的に回転される油圧モータ41の吸込側の内部が負圧になってしまうことが防止されて、キャビテーションの発生を防止することができる。尚、キャビテーションの発生を防止するときに、油圧モータ41に供給する作動油の圧力を高める必要はない。作動油の圧力を所定値以下に抑えることによって、電気モータ311、321の消費電力を少なくすることができる。
ここで、航空機の着陸時や離陸時に、車輪15が高速で回転しようとしたときに、油圧モータ41のメカニカルトラブルや、その他の原因によって、油圧モータ41が固着してしまうと、車輪15及びシャフト43に大きな荷重が作用してしまう。そこで、図3に示すように、車輪15と油圧モータ41とを直結するシャフト43は、フェイルセーフ機構としてのシェアピン構造部431を有している。シェアピン構造部431は、シャフト43に所定以上の荷重が作用したときに破断するよう、シャフト43がくびれることによって構成されている。油圧モータ41が固着したときにシェアピン構造部431が破断をすることによって、油圧モータ41と車輪15との間の接続が切れるため、航空機の着陸時や離陸時に、車輪15はフリーで回転することができる。
図4は、車輪15と油圧モータ41との、別の接続構成を示している。この接続構成においては、シャフト43は、車輪15と油圧モータ41との間にクラッチ432を有している。クラッチ432は、車輪15と油圧モータ41との間で、回転力を伝達する状態と、回転力の伝達を遮断する状態とに切り替わる。タキシング時には、コントローラー9がクラッチ432をつなぐことによって、油圧モータ41は、車輪15を駆動することができる。一方、前述したように、航空機の着陸時や離陸時に、車輪15が高速で回転しようとしたときには、コントローラー9がクラッチ432を切ることによって、油圧モータ41が高速で回転してしまうことを回避することができる。よって、キャビテーションの発生を回避することができる。この構成においては、油圧ポンプ312、322から油圧モータ41に作動油を供給(補充)しなくてもよい。
また、油圧モータ41の固着等に起因して、シャフト43に所定以上の荷重が作用したときにも、クラッチ432を切るようにすれば、車輪15はフリーで回転することができる。クラッチ432は、フェイルセーフ機構として機能することができる。
尚、図1に示すように、降着装置1の脚11に、2つの車輪15が取り付けられているときに、一つの車輪15を、一つの油圧モータ41に接続するよう構成してもよい。この構成では、図1の脚11には、二つの油圧モータ41が取り付けられる。また、二つの車輪15の両方を、一つの油圧モータ41に接続するように構成してもよい。この構成では、図1の脚11には、一つの油圧モータ41が取り付けられる。
また、前記の構成例は、ここに開示する降着装置のEHAシステムを航空機の主脚に適用した例であったが、この降着装置のEHAシステムは、航空機の前脚に適用することも可能である。
さらに、ここに開示する降着装置のEHAシステムは、様々な形式及び重量の航空機に適用することが可能であり、航空機の形式及び重量に特に制限はない。
1 降着装置
10 EHAシステム
11 脚
12 機体
15 車輪
2 油圧シリンダ
311、321 電気モータ(電動油圧ポンプ)
312、322 油圧ポンプ(電動油圧ポンプ)
33 油圧回路
41 油圧モータ
43 シャフト
431 シェアピン構造部
432 クラッチ
9 コントローラー
10 EHAシステム
11 脚
12 機体
15 車輪
2 油圧シリンダ
311、321 電気モータ(電動油圧ポンプ)
312、322 油圧ポンプ(電動油圧ポンプ)
33 油圧回路
41 油圧モータ
43 シャフト
431 シェアピン構造部
432 クラッチ
9 コントローラー
Claims (6)
- 航空機の脚に取り付けられた車輪と、
前記車輪に接続されかつ、前記車輪を駆動するよう構成された油圧モータと、
前記脚を前記航空機の機体に格納及び展開するよう構成された油圧シリンダと、
前記油圧シリンダ及び前記油圧モータのそれぞれに接続されかつ、前記脚の格納及び展開時に、前記油圧シリンダに油圧を供給すると共に、前記航空機が地上において走行するときに、前記油圧モータに油圧を供給するよう構成された電動油圧ポンプと、を備えている航空機の降着装置のEHAシステム。 - 請求項1に記載の航空機の降着装置のEHAシステムにおいて、
前記電動油圧ポンプ、前記油圧モータ、及び前記油圧シリンダのそれぞれが接続されかつ、前記電動油圧ポンプの油圧を、前記油圧モータと、前記油圧シリンダとに選択的に供給するよう構成された油圧回路を備えている航空機の降着装置のEHAシステム。 - 請求項1又は2に記載の航空機の降着装置のEHAシステムにおいて、
前記油圧モータは、正回転及び逆回転が可能に構成されている航空機の降着装置のEHAシステム。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の航空機の降着装置のEHAシステムにおいて、
前記電動油圧ポンプに接続されかつ、前記電動油圧ポンプを制御するよう構成されたコントローラーを備え、
前記コントローラーは、前記航空機が着陸又は離陸するときに、前記車輪が高速回転することに伴い高速で回転する前記油圧モータに作動油を補充するよう、前記電動油圧ポンプを運転する航空機の降着装置のEHAシステム。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の航空機の降着装置のEHAシステムにおいて、
前記車輪と前記油圧モータとの間に介設され、前記車輪と前記油圧モータとの間における回転力の伝達を遮断するよう構成されたクラッチを備えている航空機の降着装置のEHAシステム。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載の航空機の降着装置のEHAシステムにおいて、
前記車輪と前記油圧モータとを接続するシャフトを備え、
前記シャフトは、所定以上の荷重が作用したときに破断するよう構成されたシェアピン構造部を有している航空機の降着装置のEHAシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016238871A JP2018094969A (ja) | 2016-12-08 | 2016-12-08 | 航空機の降着装置のehaシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016238871A JP2018094969A (ja) | 2016-12-08 | 2016-12-08 | 航空機の降着装置のehaシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018094969A true JP2018094969A (ja) | 2018-06-21 |
Family
ID=62634489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016238871A Pending JP2018094969A (ja) | 2016-12-08 | 2016-12-08 | 航空機の降着装置のehaシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018094969A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108869437A (zh) * | 2018-08-22 | 2018-11-23 | 北京精密机电控制设备研究所 | 一种舰船用机电静压控制单元 |
JPWO2020179725A1 (ja) * | 2019-03-05 | 2020-09-10 | ||
EP4190689A1 (de) * | 2021-12-02 | 2023-06-07 | MT-Propeller Entwicklung GmbH | Propelleranordnung mit pumpeneinheit |
WO2024157010A1 (en) * | 2023-01-25 | 2024-08-02 | Safran Landing Systems Uk Ltd | Landing gear control system |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20090076668A1 (en) * | 2007-09-14 | 2009-03-19 | Airbus Uk Limited | Method and apparatus for providing power in an aircraft to one or more aircraft systems |
DE102008003307A1 (de) * | 2008-01-07 | 2009-07-23 | Eads Deutschland Gmbh | Flugzeugfahrwerk |
JP2012116467A (ja) * | 2010-12-03 | 2012-06-21 | Bae Systems Controls Inc | 油圧式地上推進システム |
JP2013103698A (ja) * | 2011-11-16 | 2013-05-30 | Fuji Heavy Ind Ltd | 航空機用排熱システム及び航空機用排熱方法 |
CN103661922A (zh) * | 2012-08-31 | 2014-03-26 | 北京精密机电控制设备研究所 | 一种伺服机构用电燃气混合动力装置 |
EP3045736A1 (en) * | 2015-01-14 | 2016-07-20 | BAE SYSTEMS plc | Hydraulic actuators |
-
2016
- 2016-12-08 JP JP2016238871A patent/JP2018094969A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20090076668A1 (en) * | 2007-09-14 | 2009-03-19 | Airbus Uk Limited | Method and apparatus for providing power in an aircraft to one or more aircraft systems |
DE102008003307A1 (de) * | 2008-01-07 | 2009-07-23 | Eads Deutschland Gmbh | Flugzeugfahrwerk |
JP2012116467A (ja) * | 2010-12-03 | 2012-06-21 | Bae Systems Controls Inc | 油圧式地上推進システム |
JP2013103698A (ja) * | 2011-11-16 | 2013-05-30 | Fuji Heavy Ind Ltd | 航空機用排熱システム及び航空機用排熱方法 |
CN103661922A (zh) * | 2012-08-31 | 2014-03-26 | 北京精密机电控制设备研究所 | 一种伺服机构用电燃气混合动力装置 |
EP3045736A1 (en) * | 2015-01-14 | 2016-07-20 | BAE SYSTEMS plc | Hydraulic actuators |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108869437A (zh) * | 2018-08-22 | 2018-11-23 | 北京精密机电控制设备研究所 | 一种舰船用机电静压控制单元 |
JPWO2020179725A1 (ja) * | 2019-03-05 | 2020-09-10 | ||
WO2020179725A1 (ja) * | 2019-03-05 | 2020-09-10 | 住友精密工業株式会社 | 脚揚降用ehaシステム |
US11614103B2 (en) | 2019-03-05 | 2023-03-28 | Sumitomo Precision Products Co., Ltd. | Landing gear lifting/lowering EHA system |
JP7345540B2 (ja) | 2019-03-05 | 2023-09-15 | 住友精密工業株式会社 | 脚揚降用ehaシステム |
EP4190689A1 (de) * | 2021-12-02 | 2023-06-07 | MT-Propeller Entwicklung GmbH | Propelleranordnung mit pumpeneinheit |
WO2024157010A1 (en) * | 2023-01-25 | 2024-08-02 | Safran Landing Systems Uk Ltd | Landing gear control system |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2018094969A (ja) | 航空機の降着装置のehaシステム | |
US10676174B2 (en) | Foldable wing and actuator arrangement | |
KR102015094B1 (ko) | 선회 구동 시스템 | |
JP2014132189A (ja) | 脚揚降用電動油圧アクチュエータシステム | |
ES2312863T5 (es) | Sistema y método perfeccionado de accionamiento de superficies de control de vuelo | |
JP2013063671A (ja) | 航空機の脚揚降装置 | |
KR20160079814A (ko) | 유압 회로 및 작업 기계 | |
CN111225851A (zh) | 螺旋桨控制单元 | |
EP3378763B1 (en) | Aircraft hydraulic systems having shared components | |
KR102623864B1 (ko) | 기계용 전기-유압 구동 시스템, 전기-유압 구동 시스템을 갖춘 기계, 및 전기-유압 구동 시스템의 제어 방법 | |
KR20160079815A (ko) | 유압 회로 및 작업 기계 | |
CN110712522A (zh) | 双动力电动液压运动控制系统 | |
JP5905294B2 (ja) | 航空機アクチュエータの油圧システム | |
JP2020505556A (ja) | 制限流量による逆推力装置の作動 | |
US11371535B2 (en) | Fluid pressure circuit | |
EP4003832A1 (en) | Hydraulic actuation system for an aircraft | |
WO2024108739A1 (zh) | 一种航空器电控液压作动系统 | |
US9677572B2 (en) | Method and system for storing and reusing hydraulic energy | |
US9260179B2 (en) | Propeller and system of counter-rotating propellers comprising improved means for limiting pitch, and a turbine engine comprising them | |
WO2022142169A1 (zh) | 双动力篷布驱动系统和车辆 | |
CN211901119U (zh) | 工程车辆的行走液压系统及工程车辆 | |
CN114321042B (zh) | 一种电动备份的机载增压储能流量补偿液压系统及方法 | |
CN110848198A (zh) | 双液压系统零串油能量转换活门 | |
WO2023162883A1 (ja) | 流体圧回路 | |
CN111442008A (zh) | 一种用于控制高空作业车伸臂的差动平衡阀 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191127 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200901 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20210330 |