[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2018087869A - 光モジュールおよび光モジュールの製造方法 - Google Patents

光モジュールおよび光モジュールの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018087869A
JP2018087869A JP2016230349A JP2016230349A JP2018087869A JP 2018087869 A JP2018087869 A JP 2018087869A JP 2016230349 A JP2016230349 A JP 2016230349A JP 2016230349 A JP2016230349 A JP 2016230349A JP 2018087869 A JP2018087869 A JP 2018087869A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
receptacle
support member
ferrule
optical receptacle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2016230349A
Other languages
English (en)
Inventor
心平 森岡
Shinpei Morioka
心平 森岡
尚史 津賀
Hisafumi Tsuga
尚史 津賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Enplas Corp
Original Assignee
Enplas Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Enplas Corp filed Critical Enplas Corp
Priority to JP2016230349A priority Critical patent/JP2018087869A/ja
Priority to US16/464,375 priority patent/US20210116653A1/en
Priority to PCT/JP2017/041583 priority patent/WO2018097072A1/ja
Priority to CN201780071258.2A priority patent/CN109964160A/zh
Priority to EP17874148.4A priority patent/EP3546998A4/en
Publication of JP2018087869A publication Critical patent/JP2018087869A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • G02B6/4201Packages, e.g. shape, construction, internal or external details
    • G02B6/4204Packages, e.g. shape, construction, internal or external details the coupling comprising intermediate optical elements, e.g. lenses, holograms
    • G02B6/4214Packages, e.g. shape, construction, internal or external details the coupling comprising intermediate optical elements, e.g. lenses, holograms the intermediate optical element having redirecting reflective means, e.g. mirrors, prisms for deflecting the radiation from horizontal to down- or upward direction toward a device
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • G02B6/4201Packages, e.g. shape, construction, internal or external details
    • G02B6/4219Mechanical fixtures for holding or positioning the elements relative to each other in the couplings; Alignment methods for the elements, e.g. measuring or observing methods especially used therefor
    • G02B6/4236Fixing or mounting methods of the aligned elements
    • G02B6/4239Adhesive bonding; Encapsulation with polymer material
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • G02B6/4201Packages, e.g. shape, construction, internal or external details
    • G02B6/4249Packages, e.g. shape, construction, internal or external details comprising arrays of active devices and fibres
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • G02B6/4292Coupling light guides with opto-electronic elements the light guide being disconnectable from the opto-electronic element, e.g. mutually self aligning arrangements

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)

Abstract

【課題】基板上において、ワイヤーボンディングのための領域、および他の光学部品や電子部品などを配置するための領域を確保することで設計の自由度がより高められ、かつ光伝送体の着脱時、および光モジュールの使用時に生じる応力によって、光レセプタクルの位置がずれたり、光レセプタクルが外れたりし難い光モジュールを提供する。【解決手段】光モジュールは、基板、光電変換素子、光レセプタクル、支持部材およびフェルールを有する。光レセプタクルは、基板上に配置された光電変換素子と光伝送体の端面とを光学的に結合する。支持部材は、基板および光レセプタクルが互いに離間した状態で、光レセプタクルを支持している。フェルールは、光レセプタクルの、フェルールに対向する光学面が配置されている面に対して離間した状態で、支持部材に接着されており、かつ光レセプタクルに接着されていない。【選択図】図1

Description

本発明は、光モジュールおよび当該光モジュールの製造方法に関する。
従来、光ファイバーや光導波路などの光伝送体を用いた光通信には、面発光レーザー(例えば、VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting Laser)などの発光素子(以下、「光素子」ともいう)を備えた光モジュールが使用されている。光モジュールは、発光素子から出射された通信情報を含む光を、光伝送体に入射させる光レセプタクル(以下、「光ソケット」ともいう)を有する(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の光モジュールは、透明基板と、透明基板の一方の面に配置され、光素子と光伝送体の端面とを光学的に結合するための光ソケットと、透明基板の他方の面であって、光ソケットに対応する位置に配置された光素子と、を有する。光ソケットおよび光素子は、透明基板に直接接着されている。光ソケットには、光伝送体の一端部に設けられた光プラグが取り付けられる。特許文献1に記載の光モジュールでは、光素子の発光面は透明基板に対向しているため、当該発光面の破損や、当該発光面に対する異物の付着などの不具合を抑制することができる。
特開2004−246279号公報
しかしながら、特許文献1に記載の光モジュールでは、光ソケットが基板に直接接着されているため、当該基板上において、ワイヤーボンディングのための領域、および他の光学部品や電子部品などを配置するための領域が制限されるという問題がある。光伝送体の一端部に設けられた光プラグは、光ソケットに直接取り付けられるため、光伝送体の着脱時、および光モジュールの使用時に生じる応力が、光プラグを介して光ソケットに伝達しうる。この結果として、光ソケットの位置がずれたり、光ソケットが外れたりするという問題もある。
本発明の目的は、基板上において、ワイヤーボンディングのための領域、および他の光学部品や電子部品などを配置するための領域を確保することで設計の自由度がより高められ、かつ光伝送体の着脱時、および光モジュールの使用時に生じる応力によって、光レセプタクルの位置がずれたり、光レセプタクルが外れたりし難い光モジュールを提供することである。
本発明に係る光モジュールは、光伝送体の端面への光の送信および前記光伝送体の端面からの光の受信の一方または両方を行うための光モジュールであって、基板と、前記基板上に配置された光電変換素子と、前記光電変換素子と前記光伝送体の端面とを光学的に結合するための光レセプタクルと、前記基板および前記光レセプタクルが互いに離間した状態で、前記光レセプタクルを支持している支持部材と、前記光伝送体を保持するためのフェルールと、を有し、前記光レセプタクルは、前記光電変換素子から出射された送信光を入射させるか、または前記光伝送体の端面から出射され、前記光レセプタクルの内部を通った受信光を前記光電変換素子に向けて出射させる第1光学面と、前記光電変換素子から出射され、前記光レセプタクルの内部を通った前記送信光を前記光伝送体に向けて出射させるか、または前記光伝送体から出射された前記受信光を入射させる第2光学面と、を有し、前記フェルールは、前記光レセプタクルの、前記第2光学面が配置されている面に対して離間した状態で、前記支持部材に接着されており、かつ前記光レセプタクルに接着されていない。
本発明に係る光モジュールの製造方法は、本発明に係る光モジュールの製造方法であって、前記光レセプタクルおよび前記支持部材を互いに固定する工程と、前記光レセプタクルが固定された前記支持部材と、前記基板とを、前記基板および前記光レセプタクルが互いに離間した状態で互いに固定する工程と、前記光レセプタクルの、前記第2光学面が配置されている面と、前記フェルールとが互いに接触していない状態で、前記光レセプタクルおよび前記フェルールを互いに接着せず、前記支持部材および前記フェルールを互いに接着する工程と、を含む。
本発明によれば、基板上において、ワイヤーボンディングのための領域、および他の光学部品や電子部品などを配置するための領域を確保することで設計の自由度がより高められ、かつ光伝送体の着脱時および光モジュールの使用時に生じる応力によって、光レセプタクルの位置がずれたり、光レセプタクルが外れたりし難い光モジュールを提供することができる。
図1A、Bは、本発明の一実施の形態に係る光モジュールの構成を示す図である。 図2A〜Dは、光レセプタクルの構成を示す図である。 図3A〜Dは、支持部材の構成を示す図である。 図4A〜Dは、フェルールの構成を示す図である。 図5は、光モジュールにおける、光伝送体の端面に対する、第2光学面からの出射光の集光位置のずれ量(z)と、光結合効率との関係を示すグラフである。 図6A、Bは、変形例1に係る光モジュールの構成を示す図である。 図7A、Bは、変形例2に係る光モジュールの構成を示す図である。
以下、本発明に係る一実施の形態に係る光モジュール100について、図面を参照して詳細に説明する。
[光モジュールの構成]
図1A、Bは、本発明の一実施の形態に係る光モジュール100の構成を示す図である。図1Aは、基板111側からみた光モジュール100の底面図であり、図1Bは、図1AのB−B線における断面図である。なお、図1Aでは、光電変換装置110は省略されている。
図1A、Bに示されるように、光モジュール100は、光電変換装置110、光レセプタクル120、支持部材130およびフェルール140を有する。光モジュール100は、フェルール140内に光伝送体145が保持された状態で使用される。
(光電変換装置)
光電変換装置110は、光モジュール100における光信号と、電気信号とを互いに変換する。光電変換装置110は、基板111および光電変換素子112を有する。
基板111は、光電変換素子112および支持部材130を支持している。基板111の例には、ガラスコンポジット基板、ガラスエポキシ基板およびフレキブシル基板が含まれる。
光電変換素子112は、基板111上に配置されている。光電変換素子112は、発光素子または受光素子である。送信用の光モジュール100では、光電変換素子112として発光素子が使用される。受信用の光モジュール100では、光電変換素子112として受光素子が使用される。送受信用の光モジュール100では、光電変換素子112として発光素子および受光素子が使用される。本実施の形態に係る光モジュール100は、光伝送体145の端面145aへの光の送信および光伝送体145の端面145aからの光の受信の両方を行うための送受信用光モジュールである。すなわち、光電変換装置110は、光電変換素子112として発光素子および受光素子を有する。
発光素子は、発光素子が配置された基板111の表面に対する垂直方向(法線方向)に光を出射する。発光素子の数は、特に限定されず、必要に応じて適宜設定されうる。たとえば、発光素子の数は、4個、6個、8個または12個である。本実施の形態では、発光素子の数は、6個である。発光素子は、基板111上において、光レセプタクル120の第1光学面121(後述)に対向する位置に配置されている。6個の発光素子は、第1光学面121の配列方向および光伝送体145の配列方向(図1Bにおける紙面の奥行き方向)に沿って、一定間隔で配列されている。より具体的には、6個の発光素子は、同一直線上に位置するように配列されている。なお、光伝送体が2列以上で配列されている場合は、発光素子も同じ列数で配列されうる。発光素子の例には、垂直共振器面発光レーザー(VCSEL)が含まれる。
受光素子は、光伝送体145の端面145aから出射された受信光を受光する。受光素子の数も、特に限定されず、必要に応じて適宜設定されうる。たとえば、受光素子の数は、4個、6個、8個または12個である。本実施の形態では、受光素子の数は、6個である。受光素子も、光レセプタクル120の第1光学面121に対向する位置に配置されている。本実施の形態では、6個の受光素子は、第1光学面121の配列方向および光伝送体145の配列方向(図1Bにおける紙面の奥行き方向)に沿って、一定間隔で配列されている。より具体的には、6個の受光素子は、同一直線上に位置するように配列されている。なお、光伝送体が2列以上に配列されている場合は、受光素子も同じ列数で配列されうる。受光素子は、例えば、フォトダイオードである。
(光レセプタクル)
図2A〜Dは、光レセプタクル120の構成を示す図である。図2Aは、光レセプタクル120の平面図であり、図2Bは、底面図であり、図2Cは、正面図であり、図2Dは、右側面図である。なお、以下の説明では、フェルール140と対向する面を光レセプタクル120の正面として説明する。
光レセプタクル120は、光電変換装置110とフェルール140との間に配置された状態で、光電変換素子112と、光伝送体145の端面145aとを光学的に結合する。本実施の形態では、光レセプタクル120は、6個の発光素子と、6本の光伝送体145の端面145aとをそれぞれ光学的に結合するとともに、6個の受光素子と、6本の光伝送体145の端面145aとをそれぞれ光学的に結合する。
図2A〜Dに示されるように、光レセプタクル120は、略直方体形状の部材である。光レセプタクル120は、透光性を有する。光レセプタクル120は、発光素子から出射された送信光を光伝送体145の端面145aに向けて出射させるとともに、光伝送体145の端面145aから出射された受信光を受光素子に向けて出射させる。光レセプタクル120は、光通信に用いられる波長の光(送信光および受信光)に対して透光性を有する材料を用いて形成される。光レセプタクル120の材料の例には、ポリエーテルイミド(PEI)および環状オレフィン樹脂が含まれる。
光レセプタクル120は、12個の第1光学面121と、12個の第2光学面122と、反射面123と、2個のフェルール用凸部124とを有する。光レセプタクル120の図2A〜Cの右側半分は、送信用の光モジュールとして機能し、光レセプタクル120の図2A〜Cの左側半分は、受信用の光モジュールとして機能する。
第1光学面121は、発光素子から出射された送信光を光レセプタクル120の内部に入射させる光学面である。また、第1光学面121は、光伝送体145の端面145aから出射され、光レセプタクル120の内部を通った受信光を受光素子に向けて出射させる光学面でもある。
本実施の形態では、第1光学面121の形状は、光電変換素子112に向かって凸形状の凸レンズ面である。第1光学面121は、発光素子から出射された送信光をコリメート光に変換させる。また、第1光学面121は、光レセプタクル120の内部を通った、光伝送体145からの受信光を収束させる。また、第1光学面121の平面視形状は、円形状である。
本実施の形態では、第1光学面121の数は、12個である。第1光学面121は、光レセプタクル120の底面に形成されている凹部の底面に配置されている。12個の第1光学面121は、12個の光電変換素子112(6個の発光素子および6個の受光素子)とそれぞれ対向するように、光電変換素子112の配列方向に沿って配列されている。第1光学面121の中心軸(光軸)は、光電変換素子112の光電変換面に対して垂直であることが好ましい。また、第1光学面121の中心軸(光軸)は、発光素子から出射される送信光の光軸、および受光素子に入射する受信光の光軸と一致していることが好ましい。なお、光電変換素子112および光伝送体145が2列以上に配列されている場合は、第1光学面121も同じ列数で配列される。
本実施の形態では、12個の第1光学面121のうち、図2Bの右側の6個の第1光学面121は、送信用の第1光学面121として使用され、左側の6個の第1光学面121は、受信用の第1光学面121として使用される。発光素子からの送信光は、送信用の第1光学面121で光レセプタクル120の内部に入射し、光レセプタクル120の内部を通った受信光は、受信用の第1光学面121から出射する。
第2光学面122は、発光素子から出射され、光レセプタクル120の内部を通った送信光を光伝送体145の端面145aに向けて出射させる光学面である。また、第2光学面122は、光伝送体145の端面145aから出射された受信光を光レセプタクル120の内部に入射させる光学面でもある。
本実施の形態では、第2光学面122の形状は、光伝送体145の端面145aに向かって凸状の凸レンズ面である。第2光学面122は、光レセプタクル120の内部を通った送信光を光伝送体145の端面145aに向けて収束させる。また、光伝送体145の端面145aから出射された受信光をコリメート光に変換させる。また、第2光学面122の平面視形状は、円形状である。
本実施の形態では、第2光学面122の数は、12個である。第2光学面122は、光レセプタクル120の正面に形成されている凹部の底面に配置されている。12個の第2光学面122は、12本の光伝送体145の端面145aとそれぞれ対向するように、光伝送体145の配列方向に沿って配列されている。第2光学面122の中心軸(光軸)は、光伝送体145の端面145aに対して垂直であることが好ましい。また、第2光学面122の中心軸(光軸)は、光伝送体145から出射される受信光の光軸、および光伝送体145に入射する送信光の光軸と一致していることが好ましい。なお、光電変換素子112および光伝送体145が2列以上に配列されている場合は、第2光学面122も同じ列数で配列される。
本実施の形態では、12個の第2光学面122のうち、図2Cの右側の6個の第2光学面122は、送信用の第2光学面122として使用され、左側の6個の第2光学面122は、受信用の第2光学面122として使用される。光レセプタクル120の内部を通った送信光は、送信用の第2光学面122から出射し、光伝送体145からの受信光は、受信用の第2光学面122で光レセプタクル120の内部に入射する。
反射面123は、第1光学面121で光レセプタクル120の内部に入射した送信光を第2光学面122に向けて反射させる。また、反射面123は、第2光学面122で光レセプタクル120の内部に入射した受信光を第1光学面121に向けて反射させる。
反射面123は、光レセプタクル120の天面に形成されている凹部の内面の一部である。本実施の形態では、反射面123は、光レセプタクル120の天面から底面に向かうにつれて第2光学面122(光伝送体145)から離れるように傾斜している。反射面123の傾斜角は、第1光学面121の光軸および第2光学面122の光軸に対して45°である。
フェルール用凸部124は、フェルール140に形成されている光レセプタクル用貫通孔144(図4Bおよび図4C参照)に嵌合される。これにより、光レセプタクル120の正面の面内方向において、光レセプタクル120に対する光伝送体145の相対位置が決定されうる。フェルール用凸部124の位置、形状、大きさ、および数は、上記機能を発揮することができれば特に限定されず、フェルール140の光レセプタクル用貫通孔144の位置、形状、大きさ、および数にそれぞれ対応する。本実施の形態では、フェルール用凸部124の数は、2個である。2個のフェルール用凸部124は、光レセプタクル120の正面に配置されている。本実施の形態では、フェルール用凸部124は、第2光学面122の配列方向に沿って、第2光学面122の両側に配置されている。フェルール用凸部124の形状は、先端部が半球形状である円柱形状である。
(支持部材)
図3A〜Dは、支持部材130の構成を示す図である。図3Aは、支持部材130の底面図であり、図3Bは、正面図であり、図3Cは、右側面図であり、図3Dは、図3AのD−D線における断面図である。なお、以下の説明では、フェルール140と対向する面を支持部材130の正面として説明する。
図1Bに示されるように、支持部材130は、基板111および光レセプタクル120が互いに離間した状態で、光レセプタクル120を支持している。支持部材130の形状および大きさは、光電変換素子112および光伝送体145の間の光路を通る光の進行の妨げになることなく、上記機能を発揮することができれば特に限定されない。本実施の形態では、支持部材130は、底面に形成された凹部内において、光レセプタクル120を支持している。
本実施の形態では、支持部材130は、天板131、右側板132、左側板133、前板134および背板135を有する。支持部材130を構成する各部材は、一体として形成されていてもよいし、別体として形成されていてもよい。本実施の形態では、支持部材130を構成する各部材は、一体として形成されている。
天板131の一方の面(支持部材130の内面)は、光レセプタクル120の天面と対向している。天板131の当該一方の面には、段部が形成されている。当該段部において、上段面および下段面の間に配置されている段差面は、支持部材130における光レセプタクル120の位置を決めるための位置決め部(後述)として機能する。本実施の形態では、天板131の上記一方の面と、光レセプタクル120の天面とは、互いに接している。
右側板132の一方の面(支持部材130の内面)は、光レセプタクル120の右側面の一部と対向している。右側板132の当該一方の面と、光レセプタクル120の右側面とは、互いに接していてもよいし、互いに離間していてもよい。本実施の形態では、一対の右側板132の当該一方の面と、光レセプタクル120の右側面とは、互いに離間している。
左側板133の一方の面(支持部材130の内面)は、光レセプタクル120の左側面の一部と対向している。左側板133の当該一方の面と、光レセプタクル120の左側面とは、互いに接していてもよいし、互いに離間していてもよい。本実施の形態では、一対の左側板133の当該一方の面と、光レセプタクル120の左側面とは、互いに離間している。
前板134には、開口部1341が形成されている。前板134の、右側板132および左側板133の対向方向において開口部1341を挟んで対向している一対の対向面は、光レセプタクル120の右側面の他の一部および左側面の他の一部とそれぞれ対向している。また、前板134の一方の面(支持部材130の外面)は、フェルール140の正面の一部と対向している。上記一対の対向面と、光レセプタクル120の右側面および左側面とは、互いに接していてもよいし、互いに離間していてもよい。本実施の形態では、上記一対の対向面と、光レセプタクル120の右側面および左側面とは、互いに接している。
上記のとおり、支持部材130は、フェルール140に対する対向面(前板134の外面)に開口している開口部1341を有する。少なくとも第2光学面122の光軸に対して垂直な一方向において、フェルール140は、開口部1341より大きい。本実施の形態では、開口部1341の幅方向(右側板132および左側板133の対向方向)において、フェルール140は、開口部1341より大きい。これにより、フェルール140および支持部材130を互いに接着する際に、フェルール140が、光レセプタクル120の第2光学面122が配置されている面(正面)に接することがない。
背板135の一方の面(支持部材130の内面)は、光レセプタクル120の背面の一部と対向している。背板135の当該一方の面と、光レセプタクル120の背面とは、互いに接していてもよいし、互いに離間していてもよい。本実施の形態では、背板135の当該一方の面と、光レセプタクル120の背面とは、互いに離間している。
右側板132、左側板133、前板134および背板135の下面(底面)は、基板111に支持部材130を設置するための設置面として機能する。本実施の形態では、右側板132、左側板133、前板134および背板135の高さ方向の長さは、互いに同じである。右側板132、左側板133、前板134および背板135の高さ方向の長さは、光レセプタクル120の高さより長い。これにより、支持部材130が基板111上に配置されたとき、光レセプタクル120は、基板111(上記設置面)から離間した状態で支持部材130に支持されうる。また、換言すると、光モジュール100において、光レセプタクル120および基板111の間には、空間が形成される。
支持部材130には、第1凹部1301および第2凹部1302が形成されている。第1凹部1301および第2凹部1302は、天板131、右側板132、左側板133、前板134および背板135の間に形成されている空間である。第1凹部1301は、支持部材130の底面に開口している四角柱形状の凹部である。第2凹部1302は、支持部材130の底面および正面に開口している多角柱形状の凹部である。第2凹部1302の深さは、第1凹部1301の深さより深い。
支持部材130は、光レセプタクル120の位置を決めるための位置決め部を有することが好ましい。位置決め部の位置、形状、大きさおよび数は、上記機能を発揮することができれば特に限定されない。位置決め部は、例えば、支持部材130に形成された所定の形状を有する位置決め構造であってもよいし、支持部材130に表示されたアライメントマークであってもよい。
本実施の形態では、支持部材130は、位置決め部として第2凹部1302を有する。当該位置決め部(第2凹部1302)は、天板131および前板134により構成されている。第2凹部1302の内面は、光レセプタクル120の右側面、左側面および背面に接している。より具体的には、前板134の、開口部1341を挟んで対向している一対の対向面が、光レセプタクル120の右側面および左側面に接しており、天板131に形成されている段部の段差面が、光レセプタクル120の背面に接している。これにより、支持部材130に支持される光レセプタクル120の位置が決定されうる。
支持部材130は、透光性を有する材料で形成されていてもよいし、透光性を有しない材料で形成されていてもよい。支持部材130の材料の例には、ポリカーボネート(PC)、ポリエーテルイミド(PEI)およびポリエーテルサルフォン(PES)が含まれる。
(フェルール)
図4A〜Dは、フェルール140の構成を示す図である。図4Aは、フェルール140の平面図であり、図4Bは、正面図であり、図4Cは、背面図であり、図4Dは、右側面図である。なお、以下の説明では、支持部材130と対向する面をフェルール140の正面として説明する。
フェルール140は、光伝送体145を保持するとともに、光レセプタクル120の第2光学面122に対する、フェルール140に保持される光伝送体145の端面145aの相対位置を決定する。フェルール140は、光レセプタクル120の正面に対して離間した状態で、支持部材130に接着されているが、光レセプタクル120には接着されていない。本実施の形態では、フェルール140および支持部材130は、フェルール140の側面と、支持部材130の外面の間とで接着されている。したがって、図1Aに示されるように、本実施の形態では、フェルール140の側面と、支持部材130の外面の間に接着剤10が配置されている。なお、本明細書中、「接着剤」には、硬化前の状態の接着剤と、硬化後の状態の接着剤(硬化物)との両方が含まれる。
フェルール140の形状および大きさは、上記機能を発揮できればよい。本実施の形態では、フェルール140には、中空領域141、12個の第1貫通孔142、および第2貫通孔143が形成されている。中空領域141、第1貫通孔142および第2貫通孔143は、互いに連通している。また、フェルール140は、2個の光レセプタクル用貫通孔144を有する。
中空領域141および第1貫通孔142には、光伝送体145が配置される。より具体的には、12本の光伝送体145が、中空領域141内に配置されつつ、12個の光伝送体145の末端部分が、12個の第1貫通孔142内にそれぞれ配置される。中空領域141および第1貫通孔142の形状および大きさは、光伝送体145の形状および大きさに応じて適宜決定されうる。第2貫通孔143は、中空領域141に配置される光伝送体145を固定するための接着剤の注入口として使用されうる。
フェルール140内に光伝送体145が配置されたとき、光レセプタクル120の第2光学面122から出射される送信光の集光点と、光伝送体145の端面145aとの間隔は、小さいほど好ましい。送信光の集光点が光伝送体145の端面145a上に位置するときに、光電変換素子112および光伝送体145の端面145aの光結合効率が最大となる。たとえば、第2光学面122の光軸に沿う方向において、フェルール140は、フェルール140内に光伝送体145が配置されたときの、光電変換素子112および光伝送体145の端面145aの光結合効率が、最大値から1dB低下するまでの位置に配置されていることが好ましく、0.1dB低下するまでの位置に配置されていることがより好ましい。
光伝送体145の種類は、特に限定されず、必要に応じて適宜選択されうる。光伝送体145の種類の例には、光ファイバーおよび光導波路が含まれる。本実施の形態では、光伝送体145は、光ファイバーである。光ファイバーは、シングルモード方式であってもよいし、マルチモード方式であってもよい。光伝送体145の数は、特に限定されず、必要に応じて適宜選択されうる。本実施の形態では、12本の光ファイバーが一定間隔で1列に配列されている。なお、光伝送体145は、2列以上に配列されていてもよい。
[光モジュールの製造方法]
光モジュール100の製造方法は、特に限定されない。たとえば、光モジュール100は、以下に説明する製造方法により製造されうる。
光モジュール100の製造方法は、光レセプタクル120および支持部材130を互いに固定する第1工程と、光レセプタクル120が固定された支持部材130と、基板111とを互いに固定する第2工程と、支持部材130およびフェルール140を互いに接着する第3工程と、を含む。
(第1工程)
第1工程では、光レセプタクル120および支持部材130を互いに固定する。まず、光レセプタクル120および支持部材130を準備する。光レセプタクル120は、製造されてもよいし、市販品として購入されてもよい。光レセプタクル120を製造する場合、光レセプタクル120は、例えば、射出成形により製造されうる。支持部材130も、例えば、射出成形により製造されうる。
次いで、準備した光レセプタクル120を準備した支持部材130の所定の位置に配置し、固定する。光レセプタクル120および支持部材130を互いに固定する方法は、特に限定されない。光レセプタクル120および支持部材130が嵌合部を有する場合には、光レセプタクル120および支持部材130は、当該嵌合部を介して連結されることによって、互いに固定されうる。
また、光レセプタクル120および支持部材130は、接着剤により接着されることで、互いに固定されうる。光レセプタクル120および支持部材130の接着位置は、光電変換素子112および光伝送体145の間の光路を通る光の進行の妨げにならなければ特に限定されない。たとえば、光レセプタクル120の右側面、左側面および背面と、支持部材130の内面とがそれぞれ互いに接着される。このとき、支持部材130が位置決め部を有することによって、光レセプタクル120が支持部材130に支持される位置が容易に決定されうる。
(第2工程)
第2工程では、光レセプタクル120が固定された支持部材130と、基板111とを、基板111および光レセプタクル120が互いに離間した状態で、互いに固定する。まず、基板111に光電変換素子112(発光素子および受光素子)が実装された光電変換装置110を準備する。たとえば、光電変換装置110は、市販品として購入されうる。次いで、光レセプタクル120が固定された支持部材130を、光電変換装置110上に配置し、固定する。より具体的には、光レセプタクル120の第1光学面121および光電変換素子112の光電変換面が互いに対向するように位置合わせし、光レセプタクル120の支持部材130および光電変換装置110の基板111を互いに固定する。これにより、光レセプタクル120は、基板111に対して離間した状態で、支持部材130を介して基板111上に固定される。
基板111および支持部材130を互いに固定する方法は、特に限定されない。たとえば、基板111および支持部材130は、接着剤により接着されることで、互いに固定されうる。基板111および支持部材130の接着位置は、光電変換素子112および光伝送体145の間の光路を通る光の進行の妨げにならなければ特に限定されない。たとえば、基板111の表面と、支持部材130の右側板132および左側板133の外表面とが互いに接着される。
(第3工程)
第3工程では、光レセプタクル120の正面と、フェルール140とが互いに接触していない状態で、光レセプタクル120およびフェルール140を互いに接着せず、支持部材130およびフェルール140を互いに接着する。まず、フェルール140を準備する。たとえば、フェルール140は、市販品として購入されうる。通常、光伝送体145の端部が、内部に固定されたフェルール140を準備する。次いで、フェルール140の光レセプタクル用貫通孔144と、光レセプタクル120のフェルール用凸部124とを互いに勘合させ、フェルール140を支持部材130に当接させる。
このとき、光レセプタクル120および支持部材130に嵌合形状(フェルール用凸部124および光レセプタクル用貫通孔144)が形成されていることによって、光レセプタクル120の正面の面内方向において、フェルール140を光レセプタクル120に対して容易に位置合わせすることができる。また、フェルール140を支持部材130に当接させることによって、第2光学面122および光伝送体145の端面145aの対向方向(光レセプタクル120の正面に垂直な方向)においても、フェルール140を光レセプタクル120に対して容易に位置合わせすることができる。
さらに、本実施の形態では、光レセプタクル120の背面と、支持部材130の位置決め部(天板131の段部の段差面)とが接しているため、光レセプタクル用貫通孔144およびフェルール用凸部124を互いに勘合させるときに、光レセプタクル120の位置がずれるのを抑制することができる。
前述のとおり、開口部1341の幅方向において、フェルール140は、開口部1341より大きい。これにより、フェルール140を支持部材130に当接させるときに、光レセプタクル120の正面と、フェルール140とが互いに接触することを防ぐことができる。
最後に、光レセプタクル120の正面と、フェルール140とが互いに接触していない状態で、フェルール140を光レセプタクル120には接着することなく、支持部材130にのみ接着する。フェルール140および光レセプタクル120の接着位置は、光電変換素子112および光伝送体145の間の光路を通る光の進行の妨げにならなければ特に限定されない。たとえば、フェルール140の側面と、支持部材130の正面(前板134の表面)との間で、フェルール140および光レセプタクル120を、接着剤により互いに固定すればよい(図1A参照)。
以上の方法により、本実施の形態に係る光モジュール100を製造することができる。通常、フェルール140の正面(光伝送体145の端面145a)上に第2光学面122からの出射光の集光点が位置するように設計されるが、光モジュール100の製造誤差を考慮することが好ましい。光モジュール100の製造誤差には、主として、光電変換素子112および光伝送体145の端面145aの光結合効率を高める観点からは、光レセプタクル120の製造誤差と、支持部材130の製造誤差と、光レセプタクル120および支持部材130の組立時の製造誤差とが含まれる。なお、本実施の形態では、上記のとおり、光レセプタクル120に対するフェルール140の位置合わせを容易に行うことができるため、支持部材130およびフェルール140の組立時の製造誤差を小さくすることができる。
具体的には、光モジュール100の製造誤差による、第2光学面122の光軸方向における、光伝送体145の端面145aに対する送信光の焦光位置のずれ量Lが、所定のトレランス幅より小さくなるように、光モジュール100を製造することが好ましい。
ここで、「トレランス幅」とは、光電変換素子112と光伝送体145の端面145aとの光結合効率の低下を所定の範囲内に維持するための、光モジュール100の各構成要素の位置ずれの許容量を意味する。また、「位置ずれ」とは、上記光結合効率が最大となるときの位置を基準としたときの、第2光学面122の光軸方向における各構成要素間の相対位置のずれの大きさを意味する。
光モジュール100は、位置ずれに起因する光結合効率の低下量が、1dB以内となるように製造されることが好ましく、0.1dB以内となるように製造されることが好ましい。以下、上記光結合効率の最大値からの低下が0.1dB以内に維持される範囲を第1トレランス幅Dともいい、上記光結合効率の最大値からの低下が1dB以内に維持される範囲を第2トレランス幅Dともいう。光伝送体145の端面145aに対する送信光の焦光位置のずれ量Lは、Dより小さいことが好ましく、Dより小さいことがより好ましい。
ここで、第2光学面122の光軸に沿う方向(第2光学面122および光伝送体145の端面145aの対向方向)における、第2光学面122からの出射光の集光点と光伝送体145の端面145aとの位置ずれ量と、光電変換素子112および光伝送体145の端面145aの光結合効率との関係について調べるために、シミュレーションを行った。本シミュレーションでは、第2光学面122の光軸に沿う方向において、光伝送体145の端面145aに対する第2光学面122からの出射光の集光点の相対位置を変化させつつ、上記光結合効率を計算した。
なお、本シミュレーションでは、発光素子はVCSELであり、開口数(NA)を0.25、発光面の直径を10μm、出射光の波長を850nmとした。また、光伝送体145は光ファイバーであり、開口数(NA)を0.2、端面145aの直径を50μmとした。
図5は、光モジュール100における、光伝送体145の端面145aに対する、第2光学面122からの出射光の集光位置のずれ量と、光結合効率との関係を示すグラフである。図5において、横軸は、光伝送体145の端面145aに対する、第2光学面122からの出射光の集光位置のずれ量(mm)を示し、縦軸は、光電変換素子112と光伝送体145の端面145aとの光結合効率(dB)を示している。なお、横軸のプラス方向は、光伝送体145の端面145aと第2光学面122との距離が大きくなる方向を示し、横軸のマイナス方向は、光伝送体145の端面145aと第2光学面122との距離が小さくなる方向を示す。
図5に示されるように、本シミュレーションでは、上記位置ずれ量の大きさが約0.12mm以下のとき、上記光結合効率は、ほぼ一定の値となり、上記位置ずれ量の大きさが約0.12mm超のとき、上記光結合効率は、上記位置ずれ量の大きさが大きくなるにつれて低下することがわかる。本シミュレーションの条件では、第1トレランス幅Dは、約0.10mmであり、第2トレランス幅Dは、約0.15mmであることがわかる。すなわち、本シミュレーションにおける光モジュールは、光伝送体145の端面145aに対する送信光の焦光位置のずれ量Lが、約0.15mm以下となるように製造されることが好ましく、約0.10mm以下となるように製造されることがより好ましい。
[効果]
以上のように、本実施の形態に係る光モジュール100において、光レセプタクル120は、基板111と接触していないため、基板111および光レセプタクル120の間には空間が形成される。したがって、本実施の形態によれば、ワイヤーボンディングのための領域、および他の光学部品や電子部品などを配置するための領域を確保して、光モジュールの設計の自由度を高めることができる。
また、本実施の形態に係る光モジュール100において、フェルール140は、光レセプタクル120の、第2光学面122が配置されている面(正面)に対して離間した状態で、支持部材130に接着されているものの、光レセプタクル120には接着されていない。したがって、光モジュール100では、フェルール140に光伝送体145を挿入したり、フェルール140から光伝送体145を取り外したりするときに、光伝送体145の着脱時の応力が、光レセプタクル120に直接加わらない。さらには、光伝送体145の着脱時のみならず、光モジュール100の使用時においても、光伝送体145の引張方向および光伝送体145のフェルールに対する押し付け方向の応力が、光レセプタクル120に直接加わらない。このため、光伝送体145の着脱時、および光モジュール100の使用時に、光レセプタクル120の位置がずれたり、光レセプタクル120が支持部材130から外れたりするのを抑制することができる。これにより、光レセプタクル120および支持部材130の接着に使用される接着剤の量を低減させることができる。接着剤の量が多すぎる場合、接着剤の収縮によって光レセプタクル120が変形したり、光レセプタクル120の位置がずれたりして、光モジュール100の光学性能が悪化することがある。しかしながら、本実施の形態に係る光モジュール100では、上記のとおり、接着剤の量を低減することができるため、接着剤の量が多すぎることによって生じる光モジュール100の光学性能の悪化を抑制することができる。
[変形例]
支持部材130における位置決め部の構成は、上記の態様に限定されない。図6A、Bは、変形例1に係る光モジュール100’の構成を示す図である。図6Aは、基板111側からみた光モジュール100’の底面図であり、図6Bは、図6AのB−B線における断面図である。なお、図6Aでは、光電変換装置110は省略されている。
図6Aに示されるように、支持部材130’における位置決め部は、天板131および前板134’により構成されていてもよい。変形例1では、前板134’の開口部1341において、前板134’の内側には、2個の切欠き部1342’が形成されている。2個の切欠き部1342’は、前板134’の開口部1341の両側において、互いに対向するようにそれぞれ形成されている。変形例1では、天板131の段部と、前板134’の切欠き部1342’とにより、光レセプタクル120が支持部材130’に支持される位置を規定しうる。これにより、光レセプタクル120および支持部材130’を互いに固定するときに、光レセプタクル120の位置が、簡単かつ高精度に決定されうる。
図7A、Bは、変形例2に係る光モジュール100”の構成を示す図である。図7Aは、基板111側からみた光モジュール100”の底面図であり、図7Bは、図7AのB−B線における断面図である。なお、図7Aでは、光電変換装置110は省略されている。
図7Aに示されるように、支持部材130”における位置決め部は、前板134’により構成されていてもよい。図7Bに示されように、天板131”には上記段部が形成されていない。変形例2においては、切欠き部1342’のみにより、光レセプタクル120が支持部材130”に支持される位置が規定される。変形例2においても、光レセプタクル120および支持部材130”を互いに固定するときに、光レセプタクル120の位置が、簡単かつ高精度に決定されうる。
また、上記実施の形態では、位置決め部が、支持部材130に形成された第2凹部1302である場合について説明したが、本発明はこの態様に限定されない。たとえば、位置決め部は、支持部材130に形成された凸部であってもよいし、嵌合部であってもよいし、上記凹部、上記凸部および勘合部の組み合わせであってもよい。
位置決め部が、支持部材130に形成された上記凸部である場合、当該凸部の表面と、光レセプタクル120の正面、右側面、左側面および背面の少なくとも1つとが互いに接することによって、支持部材130に支持される光レセプタクル120の位置が決定されうる。
位置決め部が、支持部材130に形成された嵌合部である場合、光レセプタクル120にも当該勘合部に対応する嵌合部が形成される。支持部材130の嵌合部と、光レセプタクル120の勘合部とを介して、支持部材130および光レセプタクル120を互いに連結することによって、支持部材130に支持される光レセプタクル120の位置が決定されうる。光レセプタクル120および支持部材130に形成されうる嵌合部の位置、形状、大きさ、および数は、上記機能を発揮することができれば特に限定されない。光レセプタクル120に形成される嵌合部の位置、形状、大きさ、および数は、支持部材130に形成される嵌合部の位置、形状、大きさ、および数にそれぞれ対応する。光レセプタクル120および支持部材130の嵌合部の形状の例には、円柱形状、多角柱形状および貫通孔形状が含まれる。
また、上記実施の形態では、反射面123を有する光モジュール100について説明したが、本発明に係る光モジュールは、反射面を有していなくてもよい。
本発明に係る光モジュールは、例えば、光伝送体を用いた光通信に有用である。
10 接着剤
100、100’、100” 光モジュール
110 光電変換装置
111 基板
112 光電変換素子
120 光レセプタクル
121 第1光学面
122 第2光学面
123 反射面
124 フェルール用凸部
130、130’、130” 支持部材
1301 第1凹部
1302 第2凹部
131、131” 天板
132 右側板
133 左側板
134、134’ 前板
1341 開口部
1342’ 切欠き部
135 背板
140 フェルール
141 中空領域
142 第1貫通孔
143 第2貫通孔
144 光レセプタクル用貫通孔
145 光伝送体
145a 光伝送体の端面

Claims (8)

  1. 光伝送体の端面への光の送信および前記光伝送体の端面からの光の受信の一方または両方を行うための光モジュールであって、
    基板と、
    前記基板上に配置された光電変換素子と、
    前記光電変換素子と前記光伝送体の端面とを光学的に結合するための光レセプタクルと、
    前記基板および前記光レセプタクルが互いに離間した状態で、前記光レセプタクルを支持している支持部材と、
    前記光伝送体を保持するためのフェルールと、
    を有し、
    前記光レセプタクルは、
    前記光電変換素子から出射された送信光を入射させるか、または前記光伝送体の端面から出射され、前記光レセプタクルの内部を通った受信光を前記光電変換素子に向けて出射させる第1光学面と、
    前記光電変換素子から出射され、前記光レセプタクルの内部を通った前記送信光を前記光伝送体に向けて出射させるか、または前記光伝送体から出射された前記受信光を入射させる第2光学面と、
    を有し、
    前記フェルールは、前記光レセプタクルの、前記第2光学面が配置されている面に対して離間した状態で、前記支持部材に接着されており、かつ前記光レセプタクルに接着されていない、
    光モジュール。
  2. 前記支持部材は、前記フェルールに対する対向面に開口している開口部を有し、
    少なくとも前記第2光学面の光軸に対して垂直な一方向において、前記フェルールは、前記開口部より大きい、
    請求項1に記載の光モジュール。
  3. 前記支持部材は、前記光レセプタクルの位置を決めるための位置決め部を有する、請求項1または請求項2に記載の光モジュール。
  4. 前記位置決め部は、前記支持部材に形成された凹部であり、
    前記凹部の内面は、前記光レセプタクルの、前記第2光学面が配置されている面である前記光レセプタクルの正面と、前記光レセプタクルにおいて前記正面の反対側に位置している前記光レセプタクルの背面との一方または両方に接している、
    請求項3に記載の光モジュール。
  5. 前記凹部の内面は、前記光レセプタクルの右側面および左側面にさらに接している、請求項4に記載の光モジュール。
  6. 前記第2光学面の光軸に沿う方向において、前記フェルールは、前記フェルール内に前記光伝送体が配置されたときの、前記光電変換素子および前記光伝送体の端面の光結合効率が、最大値から1dB低下するまでの位置に配置されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の光モジュール。
  7. 前記光レセプタクルは、前記第1光学面で入射した前記送信光を前記第2光学面に向けて反射させるか、または前記第2光学面で入射した前記受信光を前記第1光学面に向けて反射させる反射面をさらに有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の光モジュール。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の光モジュールの製造方法であって、
    前記光レセプタクルおよび前記支持部材を互いに固定する工程と、
    前記光レセプタクルが固定された前記支持部材と、前記基板とを、前記基板および前記光レセプタクルが互いに離間した状態で互いに固定する工程と、
    前記光レセプタクルの、前記第2光学面が配置されている面と、前記フェルールとが互いに接触していない状態で、前記光レセプタクルおよび前記フェルールを互いに接着せず、前記支持部材および前記フェルールを互いに接着する工程と、
    を含む、光モジュールの製造方法。
JP2016230349A 2016-11-28 2016-11-28 光モジュールおよび光モジュールの製造方法 Ceased JP2018087869A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016230349A JP2018087869A (ja) 2016-11-28 2016-11-28 光モジュールおよび光モジュールの製造方法
US16/464,375 US20210116653A1 (en) 2016-11-28 2017-11-20 Optical module and manufacturing method for optical module
PCT/JP2017/041583 WO2018097072A1 (ja) 2016-11-28 2017-11-20 光モジュールおよび光モジュールの製造方法
CN201780071258.2A CN109964160A (zh) 2016-11-28 2017-11-20 光模块及光模块的制造方法
EP17874148.4A EP3546998A4 (en) 2016-11-28 2017-11-20 OPTICAL MODULE AND MANUFACTURING METHOD FOR AN OPTICAL MODULE

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016230349A JP2018087869A (ja) 2016-11-28 2016-11-28 光モジュールおよび光モジュールの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018087869A true JP2018087869A (ja) 2018-06-07

Family

ID=62194953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016230349A Ceased JP2018087869A (ja) 2016-11-28 2016-11-28 光モジュールおよび光モジュールの製造方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20210116653A1 (ja)
EP (1) EP3546998A4 (ja)
JP (1) JP2018087869A (ja)
CN (1) CN109964160A (ja)
WO (1) WO2018097072A1 (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06102425A (ja) * 1992-09-24 1994-04-15 Furukawa Electric Co Ltd:The 光合分岐モジュール用平面導波路チップ
JP2010175995A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Furukawa Electric Co Ltd:The 並列光伝送装置
JP2013109311A (ja) * 2011-10-26 2013-06-06 Furukawa Electric Co Ltd:The 光モジュール
JP2015515027A (ja) * 2012-04-20 2015-05-21 コーニング オプティカル コミュニケーションズ リミテッド ライアビリティ カンパニー 光ファイバトレー、光ファイバモジュール及び光ファイバの処理方法
JP2015161909A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 株式会社村田製作所 光伝送モジュール及び光伝送モジュールの製造方法
JP2015175910A (ja) * 2014-03-13 2015-10-05 住友電気工業株式会社 光モジュール
US20160041351A1 (en) * 2014-08-05 2016-02-11 Hon Hai Precision Industry Co., Ltd. Optical fiber holding device and optical fiber coupling connector
JP2016035531A (ja) * 2014-08-04 2016-03-17 株式会社エンプラス 光レセプタクルおよび光モジュール
US20160299301A1 (en) * 2013-04-23 2016-10-13 Hon Hai Precision Industry Co., Ltd. Optical communication apparatus

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004246279A (ja) 2003-02-17 2004-09-02 Seiko Epson Corp 光モジュール及びその製造方法、光通信装置、光電気混載集積回路、回路基板、電子機器
JP2009258365A (ja) * 2008-04-16 2009-11-05 Mitsubishi Electric Corp 光レセプタクル
JP2012194455A (ja) * 2011-03-17 2012-10-11 Enplas Corp レンズアレイ
CN102183829A (zh) * 2011-05-03 2011-09-14 苏州旭创科技有限公司 用于宽带并行光学的光收发组件
JP6011908B2 (ja) * 2012-03-16 2016-10-25 株式会社エンプラス 光レセプタクルおよびこれを備えた光モジュール
TWI539192B (zh) * 2012-09-28 2016-06-21 鴻海精密工業股份有限公司 光耦合透鏡
WO2014057666A1 (ja) * 2012-10-10 2014-04-17 株式会社エンプラス 光結合素子およびこれを備えた光モジュール
JP6291300B2 (ja) * 2014-03-19 2018-03-14 株式会社エンプラス 光レセプタクルおよび光モジュール

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06102425A (ja) * 1992-09-24 1994-04-15 Furukawa Electric Co Ltd:The 光合分岐モジュール用平面導波路チップ
JP2010175995A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Furukawa Electric Co Ltd:The 並列光伝送装置
JP2013109311A (ja) * 2011-10-26 2013-06-06 Furukawa Electric Co Ltd:The 光モジュール
JP2015515027A (ja) * 2012-04-20 2015-05-21 コーニング オプティカル コミュニケーションズ リミテッド ライアビリティ カンパニー 光ファイバトレー、光ファイバモジュール及び光ファイバの処理方法
US20160299301A1 (en) * 2013-04-23 2016-10-13 Hon Hai Precision Industry Co., Ltd. Optical communication apparatus
JP2015161909A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 株式会社村田製作所 光伝送モジュール及び光伝送モジュールの製造方法
JP2015175910A (ja) * 2014-03-13 2015-10-05 住友電気工業株式会社 光モジュール
JP2016035531A (ja) * 2014-08-04 2016-03-17 株式会社エンプラス 光レセプタクルおよび光モジュール
US20160041351A1 (en) * 2014-08-05 2016-02-11 Hon Hai Precision Industry Co., Ltd. Optical fiber holding device and optical fiber coupling connector

Also Published As

Publication number Publication date
WO2018097072A1 (ja) 2018-05-31
US20210116653A1 (en) 2021-04-22
CN109964160A (zh) 2019-07-02
EP3546998A4 (en) 2020-06-17
EP3546998A1 (en) 2019-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5238651B2 (ja) 光路変更部材、光接続方法
WO2013146449A1 (ja) 光レセプタクルおよびこれを備えた光モジュール
JP2013235243A (ja) 光路変更部材
WO2016017433A1 (ja) 光レセプタクルおよび光モジュール
WO2013140922A1 (ja) 光レセプタクルおよびこれを備えた光モジュール
JP6532236B2 (ja) 光レセプタクルおよび光モジュール
WO2018101137A1 (ja) 光レセプタクル、光モジュールおよび光モジュールの製造方法
WO2018105479A1 (ja) 光レセプタクル、光モジュール、および光レセプタクルの製造方法
JP2015121666A (ja) 光モジュール
WO2015098805A1 (ja) 光レセプタクルおよび光モジュール
JPWO2018042984A1 (ja) 光接続構造
JP6357320B2 (ja) 光レセプタクルおよび光モジュール
JP2015179185A (ja) 光レセプタクルおよび光モジュール
CN110050213B (zh) 光插座、光模块以及光模块的制造方法
WO2018097072A1 (ja) 光モジュールおよび光モジュールの製造方法
JP2008233556A (ja) レンズ筐体及び光モジュール
WO2019230638A1 (ja) 光レセプタクル本体の支持部材用金型、支持部材及びその製造方法、光レセプタクル並びに光モジュール
JP5764306B2 (ja) 光接続部の作製方法及びアクティブコネクタの製造方法
JP6475911B2 (ja) 光コネクタ保持具、光コネクタモジュール、光学基板モジュール及び光モジュール
WO2016175126A1 (ja) 光伝送モジュール
WO2017119259A1 (ja) 光レセプタクル、光モジュールおよび測定方法
JP6649158B2 (ja) 光レセプタクル、光モジュールおよび光モジュールの製造方法
WO2019138755A1 (ja) 光レセプタクル、光モジュールおよび光モジュールの製造方法
JP5282988B2 (ja) 光コネクタ
WO2018180786A1 (ja) 光学部品、ならびにこれを備えた光コネクタおよび光モジュール

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20190617

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191028

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20191030

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200602

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200923

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210309

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210427

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210622

A045 Written measure of dismissal of application [lapsed due to lack of payment]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20211026