[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2018078714A - 磁気ギア - Google Patents

磁気ギア Download PDF

Info

Publication number
JP2018078714A
JP2018078714A JP2016218952A JP2016218952A JP2018078714A JP 2018078714 A JP2018078714 A JP 2018078714A JP 2016218952 A JP2016218952 A JP 2016218952A JP 2016218952 A JP2016218952 A JP 2016218952A JP 2018078714 A JP2018078714 A JP 2018078714A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed rotor
stator
magnetic gear
winding
permanent magnet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016218952A
Other languages
English (en)
Inventor
徹 齊藤
Toru Saito
徹 齊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2016218952A priority Critical patent/JP2018078714A/ja
Publication of JP2018078714A publication Critical patent/JP2018078714A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dynamo-Electric Clutches, Dynamo-Electric Brakes (AREA)

Abstract

【課題】動力の伝達を制御できる磁気ギアを提供する。【解決手段】実施形態の磁気ギアは、高速回転子と、この高速回転子の外周側に配置される環状の低速回転子と、この低速回転子の外周側に配置される環状の固定子とを備え、前記固定子は、内周側に複数の突極を有する固定子鉄心と、この固定子鉄心の周方向に亘って配置される環状の巻線とを有し、電磁石で構成されている。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、変速を行いつつ回転駆動力を伝達する磁気ギアに関する。
磁気ギアは、高速回転子及び低速回転子を備えて、これらのうち一方が発生する起磁力を固定子磁極により変調することで、回転駆動力を変速しながら他方に伝達するようになっている。
特開2012−205348号公報
電気学会論文D,131巻3号,2011年,p396−402,「表面磁石型磁気減速機の伝達トルク特性に関する研究」,新口 昇,平田 勝弘,早川 裕一
従来の磁気ギアは、回転子及び固定子が何れも永久磁石を用いて構成されている。そのため、動力の伝達を任意のタイミングで停止させることができなかった。
そこで、動力の伝達を制御できる磁気ギアを提供する。
実施形態の磁気ギアは、高速回転子と、
この高速回転子の外周側に配置される環状の低速回転子と、
この低速回転子の外周側に配置される環状の固定子とを備え、
前記固定子は、内周側に複数の突極を有する固定子鉄心と、この固定子鉄心の周方向に亘って配置される環状の巻線とを有し、電磁石で構成されている。
第1実施形態であり、磁気ギアの要部構成を示す分解斜視図 高速回転子,低速回転子及び固定子を同心上に配置し、一部を欠いた状態で示す斜視図 固定子鉄心の一部について、軸方向断面を示す図 磁気ギアの軸方向断面図 回転軸及びケースも含む磁気ギアの外観を示す斜視図 磁気ギアの軸方向断面を示す図 巻線に通電を行うための電源を示す図(その1) 巻線に通電を行うための電源を示す図(その2) 伝達トルク量を二値制御する際の通電波形を示す図 伝達トルク量をリニア制御する際の通電波形を示す図 巻線に通電する界磁電流量と伝達トルク量との関係を示す図 第2実施形態であり、磁気ギアの要部構成を示す分解斜視図 伝達トルク量の制御状態を示す図(その1) 伝達トルク量の制御状態を示す図(その2) 伝達トルク量の制御状態を示す図(その3) 減磁方向に流す界磁電流量を段階的に増大させて、永久磁石が発生する磁束量を段階的に減少させる状態を示す図 磁石の動作点及び逆磁界により磁束密度が減少することを示す図 磁気ギアについて磁気解析を行った検証結果を示す図 第3実施形態であり、磁気ギアの要部構成を示す分解斜視図 巻線に通電する界磁電流量と永久磁石の磁化状態との関係を示す図
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について、図1から図11を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の磁気ギア1の要部構成を示す分解斜視図であるが、回転軸の図示は省略している。磁気ギア1は、高速回転子2,低速回転子3及び固定子4を備えている。中心側に位置する高速回転子2は、円筒状の回転子鉄心5の外周面に永久磁石6を、例えば接着により固定した構成である。尚、永久磁石6を回転子鉄心5に埋め込むことで固定しても良い。永久磁石6は、NS極対が2対ずつ、図中の前(左)方側のN極と、後(右)方側のS極とが対向するように配置されている。
低速回転子3は、高速回転子2の外周側に配置されており、例えば積層鋼板で構成される回転子鉄心7を有している。回転子鉄心7の外周側には、複数,例えば20の突極8が設けられている。固定子4は、低速回転子3の外周側に配置されている。固定子4は、固定子鉄心9及び巻線10を備えており、電磁石として構成されている。
固定子鉄心9は軸方向に2分割された鉄心9A,9Bからなり、図3は、鉄心9Aの軸方向断面を示している。鉄心9Aの内周側において、図中上方には、複数,例えば18の突極11が設けられており、突極11が設けられている下部には、巻線10を収容するための溝12が周方向に亘って形成されている。巻線10は環状に形成されており、2つの9A,9Bが接合された状態で双方の溝12の部分に配置される。
一般に磁気ギアにおいては、高速回転子の磁極対数をN1,低速回転子の突極数をN2とすると、固定子の突極数N3は、
N3=N2±N1
に設定される。また、ギア比Grは、
Gr=−N2/N1(N3=N2+N1)
or N2/N1(N3=N2−N1)
となる。
図2は、高速回転子2,低速回転子3及び固定子4を同心上に配置し、一部を欠いた状態で示している。図4は、磁気ギア1の軸方向断面図であり、巻線10に対し、図中に示す方向に電流を通電した際に発生する磁束の方向を示している。
図5は、回転軸及びケースも含む磁気ギア1の外観を示す斜視図である。図6は同磁気ギア1の軸方向断面図である。固定子4の図中前方側と後方側とには、それぞれケース13,14が取り付けられている。高速回転軸15は、回転子鉄心5の中空部を貫通しており、その前端側と後端側とは、低速回転子3の内周側との間に配置される軸受16によって回転可能に支承されている。高速回転軸15の後端部は、ケース14の中央に設けられた開口部を介して外部に突出している。
低速回転軸17は、回転子鉄心7に取り付けられており、その前端側と後端側とは、同様に固定子4の内周側との間に配置される軸受18によって回転可能に支承されている。低速回転軸17の前端部は、ケース13の中央に設けられた開口部を介して外部に突出している。
図7及び図8は、巻線10に通電を行うための電源を示しており、図7は直流電源21をスイッチ22を介して巻線10に供給する場合である。巻線10は、インダクタンス及び抵抗からなる等価回路で示している。図8は、交流電源23を、ダイオードブリッジで構成される整流回路24により整流した直流電源を、スイッチ22を介して巻線10に供給する場合を示す。
図11に示すように、磁気ギア1において、巻線10に通電する界磁電流を「0」にすることで、高速回転子2から低速回転子3への伝達トルクは「0」となる。そして、界磁電流を増大させることで、前記伝達トルクを増大させることができる。すなわち、図9に示すように、伝達トルクを「有り(最大)/無し(ゼロ)」とするような二値制御が可能になる。また、図10に示すように、界磁電流をリニアに制御することによって、伝達トルクを「0」から最大までリニアに制御することもできる。
以上のように本実施形態によれば、磁気ギア1に、高速回転子2と、その外周側に配置される環状の低速回転子3と、その外周側に配置される環状の固定子4とを備え、固定子4を、内周側に複数の突極を8有する固定子鉄心7と、その周方向に亘って配置される環状の巻線10とにより電磁石として構成した。
このように構成すれば、巻線10に通電する界磁電流量を制御することで、高速回転子2から低速回転子3への伝達トルク量を制御することができ、適用対象に応じて柔軟な制御を行うことが可能になる。
(第2実施形態)
以下、第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分について説明する。図12に示す第2実施形態の磁気ギア31は、固定子4に替わる固定子32を備えている。固定子32は、内周側の構造は固定子4と同じであるが、鉄心33A,33Bの接合部分の外周側に溝34が形成されており、その溝34に環状の永久磁石35が配置されている。永久磁石35は、例えばネオジム磁石などである。
次に、第2実施形態の作用について図13から図18も参照して説明する。図13に示すように、巻線10に界磁電流を通電しない場合は、永久磁石35が図中に矢印で示す方向に磁束を発生させるので、この磁束によって高速回転子2から低速回転子3に動力が伝達される。この状態から、図14に示すように、永久磁石35の磁束方向に対して逆方向となる磁束を発生させるように巻線10に直流の界磁電流を通電することで永久磁石35を一時的に減磁させることができる。
図16は、減磁方向に流す界磁電流量を段階的に増大させることに応じて、永久磁石35が発生する磁束量を段階的に減少させる状態を示している。図17は、永久磁石の動作点を示すと共に、永久磁石に逆磁界を印加することにより磁束密度が減少することを示している。そして、図15に示すように双方の磁束量が釣り合えば、動力は伝達されなくなりOFF状態に至る。
図18は、磁気ギア31について磁気解析を行った検証結果を示す。この磁気解析では、巻線10に26A(−)の界磁電流を通電することで永久磁石35の磁束密度が「0」となり、伝達される動力が「0」,つまりOFF状態となっている。
以上のように第2実施形態によれば、固定子32において、固定子鉄心33の周方向に環状の永久磁石35を配置したので、巻線10に通電する界磁電流量を制御することで、高速回転子2から低速回転子3に伝達される動力量であるトルク量を制御できる。
(第3実施形態)
図19に示すように、第3実施形態の磁気ギア41は、第2実施形態の固定子32における永久磁石35を永久磁石42に置き換えてなる固定子43を備えている。永久磁石42は、巻線10に比較的大きな界磁電流量をパルス状に通電することで発生させた磁界によって磁束量がスタティックに変化する程度に低保磁力である、例えばサマリウム・コバルト等の磁性材からなる。
したがって、第2実施形態のように、巻線10に直流の界磁電流を通電し続ける必要が無く、図20に示すように、図示しない磁束制御部が界磁電流をパルス状に通電し、永久磁石42を適宜減磁又は増磁して発生させる磁束量を変化させることで、第2実施形態と同様の制御を行うことができる。
以上のように第3実施形態によれば、固定子43に配置する永久磁石42の保磁力を、巻線10に通電される界磁電流によって磁束量が変更可能なレベルに設定した。そして、磁束制御部は、巻線10にパルス状の電流を通電することで、永久磁石42の磁束量を変更するようにした。このように構成すれば、より少ない消費電力で、高速回転子2から低速回転子3に伝達される動力量であるトルク量を制御できる。
(その他の実施形態)
高速回転子の磁極対数は、「2」に限らない。また、低速回転子の突極数は「20」に限らず、固定子突極数は「18」に限らない。
永久磁石を構成する磁性材については、上述したものに限る必要はない。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は磁気ギア、2は高速回転子、3は低速回転子、4は固定子、5は回転子鉄心、6は永久磁石、7は回転子鉄心、8は突極、9は固定子鉄心、10は巻線、11は突極、31は磁気ギア、32は固定子、33は固定子鉄心、35は永久磁石、41は磁気ギア、42は永久磁石、43は固定子を示す。

Claims (4)

  1. 高速回転子と、
    この高速回転子の外周側に配置される環状の低速回転子と、
    この低速回転子の外周側に配置される環状の固定子とを備え、
    前記固定子は、内周側に複数の突極を有する固定子鉄心と、この固定子鉄心の周方向に亘って配置される環状の巻線とを有し、電磁石で構成されている磁気ギア。
  2. 前記固定子は、前記固定子鉄心の周方向に配置される環状の永久磁石を備えている請求項1記載の磁気ギア。
  3. 前記永久磁石の保磁力は、前記巻線に通電される電流によって磁束量が変更可能なレベルに設定されている請求項2記載の磁気ギア。
  4. 前記巻線にパルス状の電流を通電して、前記永久磁石の磁束量を変更する磁束制御部を備える請求項3記載の磁気ギア。
JP2016218952A 2016-11-09 2016-11-09 磁気ギア Pending JP2018078714A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016218952A JP2018078714A (ja) 2016-11-09 2016-11-09 磁気ギア

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016218952A JP2018078714A (ja) 2016-11-09 2016-11-09 磁気ギア

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018078714A true JP2018078714A (ja) 2018-05-17

Family

ID=62150980

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016218952A Pending JP2018078714A (ja) 2016-11-09 2016-11-09 磁気ギア

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018078714A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109586547A (zh) * 2018-11-21 2019-04-05 东华大学 一种带有离合器功能的磁齿轮实现方法
KR20200030646A (ko) * 2018-09-11 2020-03-23 조선대학교산학협력단 브리지 일체형 폴 피스를 갖는 마그네틱 기어
CN113949243A (zh) * 2021-04-07 2022-01-18 国家电投集团科学技术研究院有限公司 永磁齿轮变速装置
JP2022509688A (ja) * 2018-11-29 2022-01-21 ムービング マグネット テクノロジーズ 力を調整可能な装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200030646A (ko) * 2018-09-11 2020-03-23 조선대학교산학협력단 브리지 일체형 폴 피스를 갖는 마그네틱 기어
KR102103199B1 (ko) 2018-09-11 2020-04-22 조선대학교산학협력단 브리지 일체형 폴 피스를 갖는 마그네틱 기어
CN109586547A (zh) * 2018-11-21 2019-04-05 东华大学 一种带有离合器功能的磁齿轮实现方法
JP2022509688A (ja) * 2018-11-29 2022-01-21 ムービング マグネット テクノロジーズ 力を調整可能な装置
JP7491922B2 (ja) 2018-11-29 2024-05-28 ムービング マグネット テクノロジーズ 力を調整可能な装置
CN113949243A (zh) * 2021-04-07 2022-01-18 国家电投集团科学技术研究院有限公司 永磁齿轮变速装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2018078714A (ja) 磁気ギア
JP2009296691A (ja) ハイブリッド励磁型同期機
JP6304124B2 (ja) 係合システム及びそれを用いたブレーキシステム及びクラッチシステム
JPH1198794A (ja) トルク発生装置
JP2020529185A (ja) 複数の交互の磁気回路を提供する回転子を有するジェネレータ
JP2018182118A (ja) 着磁装置、及び着磁方法
CA2554812C (en) Single field rotor motor
JP6260994B2 (ja) アキシャルギャップ形モータ
JP5373006B2 (ja) ハイブリッド型ステッピングモータ
JPWO2016135813A1 (ja) 同期電動機
KR102174622B1 (ko) 극성-전환 자기 다이오드(polarity-switching magnetic diode)
CN110546858B (zh) 永磁体偏置系统和方法
JP2016208737A (ja) ブレーキ装置
JP2007215368A (ja) ブレーキ付モータ
JP4569139B2 (ja) Ipmモータ用ロータ、これを用いたipmモータ用ロータの製造方法、およびそのipmモータ。
KR100451418B1 (ko) 이중고정자구조의 직류전동기
JP4658648B2 (ja) 正逆回転用ステップモーター
JP7687261B2 (ja) ロータ
JP3897043B2 (ja) 磁力回転装置
JP5792411B1 (ja) 磁力回転装置
JP5515298B2 (ja) 可変特性回転電機
JP2007189860A (ja) 回転電機
JP4485260B2 (ja) 電磁アクチュエータおよびこれを備えた携帯機器
JP4541939B2 (ja) 電磁アクチュエータおよびこれを備えた駆動装置
JPH08237930A (ja) アクチュエータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200707

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200708

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200904

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201222

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210629