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JP2018076837A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

内燃機関の制御装置 Download PDF

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JP2018076837A JP2016219941A JP2016219941A JP2018076837A JP 2018076837 A JP2018076837 A JP 2018076837A JP 2016219941 A JP2016219941 A JP 2016219941A JP 2016219941 A JP2016219941 A JP 2016219941A JP 2018076837 A JP2018076837 A JP 2018076837A
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哲史 塙
Tetsushi Hanawa
哲史 塙
英和 藤江
Hidekazu Fujie
英和 藤江
伊海 佳昭
Yoshiaki Iumi
佳昭 伊海
拓真 出川
Takuma Degawa
拓真 出川
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Isuzu Motors Ltd
Transtron Inc
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Isuzu Motors Ltd
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Abstract

【課題】内燃機関の過渡状態においても適切にコンプレッサの故障判定を行うことができる内燃機関の制御装置を提供すること。【解決手段】内燃機関の制御装置は、ターボチャージャのコンプレッサの上流側吸気圧、下流側吸気圧、上流側吸気温度、およびコンプレッサ効率に基づいて、コンプレッサの出口温度を算出する出口温度算出部と、出口温度算出部によって算出された出口温度に対し、コンプレッサの出口温度を測定するセンサの検出応答遅れを反映させた推定出口温度を算出する応答反映部と、応答反映部により算出された推定出口温度と、センサによって測定された出口温度とに基づいて、コンプレッサの故障を判定する故障判定部と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の制御装置に関するものである。
特許文献1には、基準コンプレッサ効率と、吸気通路に設けられたセンサで検出した測定値を用いて算出したコンプレッサ効率とに基づいて、コンプレッサの故障を判定することが開示されている。
特開2015−59526号公報
しかし、特許文献1では、圧力センサで検出したコンプレッサの吸気圧と、温度センサで検出した吸気温度とに基づいて、コンプレッサ効率を算出する。温度センサは、一般的に時定数が大きく、圧力センサより検出応答が遅いため、内燃機関の過渡状態においては、算出したコンプレッサ効率に誤差が生じる場合がある。そのため、特許文献1では、内燃機関の過渡状態においては、コンプレッサの故障を適切に判定できない場合があるという問題があった。
本発明の目的は、内燃機関の過渡状態においても適切にコンプレッサの故障判定を行うことが可能な内燃機関の制御装置を提供することである。
本発明の内燃機関の制御装置は、ターボチャージャのコンプレッサの上流側吸気圧、下流側吸気圧、上流側吸気温度、およびコンプレッサ効率に基づいて、前記コンプレッサの出口温度を算出する出口温度算出部と、前記出口温度算出部によって算出された出口温度に対し、前記コンプレッサの出口温度を測定するセンサの検出応答遅れを反映させた推定出口温度を算出する応答反映部と、前記応答反映部により算出された推定出口温度と、前記センサによって測定された出口温度とに基づいて、前記コンプレッサの故障を判定する故障判定部と、を有する。
本発明によれば、内燃機関の過渡状態においても適切にコンプレッサの故障判定を行うことができる。
第1の実施の形態に係る内燃機関の概略構成図である。 応答反映部の動作を説明する図である。 ECUの動作例を示したフローチャートである。 第2の実施の形態に係る内燃機関の概略構成図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係る内燃機関の概略構成図である。図1に示すように、内燃機関1は、ECU(Engine Control Unit)11と、エアクリーナ12と、ターボチャージャ13と、インタークーラ14と、内燃機関本体15と、吸気通路16と、排気通路17と、エアフローメータ21と、吸気圧センサ22と、温度センサ23と、吸気圧センサ24と、温度センサ25と、を有している。内燃機関1は、インテークスロットルやEGR(Exhaust Gas Recirculation)等を有するが、図1では図示を省略している。
ターボチャージャ13は、排気通路17内を流れる排気の力によって回転するタービン13aと、タービン13aとともに回転して吸気通路16内の空気を内燃機関本体15に送り出すコンプレッサ13bとを有している。エアクリーナ12から吸気通路16内に導入された空気は、コンプレッサ13bによって加圧され、インタークーラ14を介し、内燃機関本体15の燃焼室に送り込まれる。
吸気通路16のコンプレッサ13bよりも上流側の部分には、エアフローメータ21が設けられている。エアフローメータ21は、エアクリーナ12を介して取り込まれる、吸気通路16内を流れる空気の量を検出する。すなわち、エアフローメータ21は、コンプレッサ13bの吸気流量を検出する。
吸気通路16のコンプレッサ13bよりも上流側の部分には、吸気圧センサ22が設けられている。吸気圧センサ22は、吸気通路16のコンプレッサ13bよりも上流側の圧力を検出する。すなわち、吸気圧センサ22は、コンプレッサ13bによって圧縮される前の空気の圧力を検出する。
吸気通路16のコンプレッサ13bよりも上流側の部分には、温度センサ23が設けられている。温度センサ23は、エアクリーナ12を介して吸気通路16に取り込まれた空気の温度を検出する。すなわち、温度センサ23は、コンプレッサ13bによって圧縮される前の空気の温度を検出する。
吸気通路16のコンプレッサ13bよりも下流側の部分には、吸気圧センサ24が設けられている。吸気圧センサ24は、吸気通路16のコンプレッサ13bよりも下流側の圧力を検出する。すなわち、吸気圧センサ24は、コンプレッサ13bによって圧縮された後の空気の圧力を検出する。
吸気通路16のコンプレッサ13bよりも下流側の部分には、温度センサ25が設けられている。温度センサ25は、コンプレッサ13bを介して内燃機関本体15に導入される空気の温度を検出する。すなわち、温度センサ25は、コンプレッサ13bによって圧縮された後の空気の温度を検出する。
ECU11は、内燃機関1の全体を制御するとともに、コンプレッサ13bの故障を判定する。ECU11は、図1に示すように、効率算出部31と、出口温度算出部32と、応答反映部33と、故障判定部34と、記憶部35と、を有している。
記憶部35には、コンプレッサ13bのコンプレッサ効率を求めるためのコンプレッサ効率基準TB(TB:table)が予め記憶されている。コンプレッサ効率基準TBは、例えば、コンプレッサ13bの吸気流量と、コンプレッサ13bの圧縮比と、コンプレッサ13bのコンプレッサ効率とを対応付けたデータである。つまり、コンプレッサ13bの吸気流量と、コンプレッサ13bの圧縮比とが分かれば、コンプレッサ効率基準TBを参照することにより、コンプレッサ13bのコンプレッサ効率を求めることができる。
効率算出部31は、吸気圧センサ22によって検出されたコンプレッサ13bの上流側吸気圧と、吸気圧センサ24によって検出されたコンプレッサ13bの下流側吸気圧と、エアフローメータ21によって検出されたコンプレッサ13bの吸気流量とに基づいて、コンプレッサ13bのコンプレッサ効率を求める。
例えば、効率算出部31は、吸気圧センサ22,24によって検出されたコンプレッサ13bの上流側吸気圧と下流側吸気圧とから、コンプレッサ13bの圧縮比を算出する。具体的には、効率算出部31は、下流側吸気圧を上流側吸気圧で除算し、コンプレッサ13bの圧縮比を算出する。そして、効率算出部31は、算出したコンプレッサ13bの圧縮比と、エアフローメータ21によって検出されたコンプレッサ13bの吸気流量とに基づいて、記憶部35に予め記憶されたコンプレッサ効率基準TBを参照し、コンプレッサ13bのコンプレッサ効率を求める。
出口温度算出部32は、効率算出部31によって求められたコンプレッサ13bのコンプレッサ効率と、吸気圧センサ22によって検出されたコンプレッサ13bの上流側吸気圧と、吸気センサ24によって検出されたコンプレッサ13bの下流側吸気圧と、温度センサ23によって検出されたコンプレッサ13bの上流側吸気温度とに基づいて、コンプレッサ13bの出口温度(コンプレッサ13bによって圧縮された後の空気の温度)を算出する。例えば、出口温度算出部32は、次の式(1)によって、コンプレッサ13bの出口温度を算出する。
Figure 2018076837
式(1)の「Tco,ref」はコンプレッサ13bの出口温度であり、「Tci」はコンプレッサ13bの上流側吸気温度であり、「Pco」はコンプレッサ13bの下流側吸気圧であり、「Pci」はコンプレッサ13bの上流側吸気圧である。また、「ηc,ref」は、効率算出部31によって算出されたコンプレッサ13bのコンプレッサ効率であり、「κ」は空気の比熱比である。
応答反映部33は、出口温度算出部32によって算出されたコンプレッサ13bの出口温度に対し、温度センサ25の検出応答遅れを反映させた推定出口温度を算出する。
ここで、温度センサ25には、例えば、数秒程度の時定数を持つものがある。このため、内燃機関本体15が過渡状態(すなわち、コンプレッサ13bの出口温度の時間変化が大きい状態)にあるとき、出口温度算出部32によって算出されたコンプレッサ13bの出口温度と、温度センサ25によって検出されたコンプレッサ13bの出口温度との間に、差が生じる場合がある。
例えば、内燃機関本体15の過渡状態により、コンプレッサ13bの実際の出口温度が「T1」から「T2」に変化したとする。この場合、温度センサ25は、時定数を持つため、数秒後に実際の温度「T2」を示すことになる。そこで、応答反映部33は、上記したように、出口温度算出部32によって算出されたコンプレッサ13bの出口温度に対し、温度センサ25の応答遅れ(時定数)を反映させ、温度センサ25が示すコンプレッサ13bの出口温度と、出口温度算出部32によって算出されたコンプレッサ13bの出口温度との間の差を抑制するようにする。
図2は、応答反映部33の動作を説明する図である。図2に示すように、応答反映部33には、出口温度算出部32によって算出されたコンプレッサ13bの出口温度「Tco,ref」が入力される。応答反映部33は、入力された出口温度「Tco,ref」に対し、温度センサ25が有する時定数を与える。例えば、応答反映部33は、特開2015−31169号公報に開示されている方法によって、入力された出口温度「Tco,ref」に対し、温度センサ25が有する時定数を与え、推定出口温度「Tco,ref,sens」を出力する。具体的には、応答反映部33は、予め取得した温度センサ25の温度変化時定数と、吸気流量と、吸気温度との関係を規定するモデル式に基づいて、推定出口温度「Tco,ref,sens」を出力する。
図1の説明に戻る。故障判定部34は、応答反映部33から出力される推定出口温度と、温度センサ25によって測定された出口温度とに基づいて、コンプレッサ13bの故障を判定する。例えば、故障判定部34は、応答反映部33から出力される推定出口温度と、温度センサ25によって測定された出口温度とのずれ(推定出口温度と出口温度との差の絶対値)を算出し、算出したずれが閾値より大きい場合、コンプレッサ13bが故障していると判定する。すなわち、故障判定部34は、応答反映部33から出力される推定出口温度と、温度センサ25によって測定された実際の出口温度とが乖離している場合、コンプレッサ13bが故障していると判定する。
図2で説明したように、出口温度算出部32によって算出された出口温度には、温度センサ25の時定数が与えられるため、温度センサ25が示すコンプレッサ13bの出口温度と、出口温度算出部32によって算出された出口温度との間の差(温度センサ25の時定数によって生じる差)が抑制される。これにより、故障判定部34は、内燃機関本体15が過渡状態にあっても、適切にコンプレッサ13bの故障判定を行うことができる。
また、特許文献1のコンプレッサ効率に基づく故障判定では、適切にコンプレッサの故障判定を行うことができない場合がある。特許文献1には、関数g(Tci,Tco,Pci,Pco)を用いてコンプレッサ効率を算出することが記載されており、関数gは、例えば、次の式(2)で示される。
Figure 2018076837
式(2)の「η」はコンプレッサ効率であり、「Pco」はコンプレッサの下流側吸気圧であり、「Pci」は上流側吸気圧であり、「Tco」は下流側吸気圧であり、「Tci」は上流側吸気圧である。また、「κ」は空気の比熱比である。
式(2)に含まれる「Pco/Pci」と「Tco/Tci」は、センサの時定数の違いによって検出応答の速さが異なり、内燃機関の過渡状態においては、コンプレッサ効率に誤差が生じることがある。そのため、コンプレッサ効率を比較する故障判定では、内燃機関の過渡状態においては、適切にコンプレッサの故障判定を行うことができない場合がある。
これに対し、故障判定部34は、温度を比較してコンプレッサ13bの故障判定を行う。そして、故障判定部34が故障判定に用いる温度(推定出口温度)には、温度センサ25の検出応答遅れが反映される。これにより、故障判定部34は、内燃機関本体15が過渡状態にあっても、適切にコンプレッサ13bの故障判定を行うことができる。
図3は、ECU11の動作例を示したフローチャートである。ECU11は、図3に示すフローチャートの処理を、例えば、所定の周期で繰り返し実行する。
まず、ECU11は、エアフローメータ21、吸気圧センサ22、温度センサ23、吸気圧センサ24、および温度センサ25から、吸気流量「Ga」、上流側吸気圧「Pci」、上流側吸気温度「Tci」、下流側吸気圧「Pco」、および下流側吸気温度「Tco」を取得する(ステップS1)。
次に、効率算出部31は、ステップS1にて取得された上流側吸気圧「Pci」、下流側吸気圧「Pco」、および吸気流量「Ga」に基づいて、記憶部35に記憶されているコンプレッサ効率基準TBを参照し、コンプレッサ13bのコンプレッサ効率「ηc,ref」を算出する(ステップS2)。
次に、出口温度算出部32は、ステップS2にて算出されたコンプレッサ効率「ηc,ref」と、ステップS1にて取得された上流側吸気圧「Pci」、下流側吸気圧「Pco」、および上流側吸気温度「Tci」とを、式(1)に代入し、コンプレッサ13bの出口温度「Tco,ref」を算出する(ステップS3)。
次に、応答反映部33は、ステップS3にて算出されたコンプレッサ13bの出口温度「Tco,ref」に、温度センサ25の時定数を反映させた推定出口温度「Tco,ref,sens」を算出する(ステップS4)。
次に、故障判定部34は、ステップS4にて算出された推定出口温度「Tco,ref,sens」と、ステップS1にて取得された、温度センサ25が検出したコンプレッサ13bの出口温度「Tco」とのずれ「ΔT」を算出する(ステップS5)。
次に、故障判定部34は、ステップS5にて算出したずれ「ΔT」が、予め決められた閾値より大きいか否か判定する(ステップS6)。故障判定部34は、ステップS5にて算出したずれ「ΔT」が、予め決められた閾値より大きくないと判定した場合(S6の「No」)、コンプレッサ13bは故障していないと判定し(ステップS7)、当該フローチャートの処理を終了する。
一方、故障判定部34は、ステップS5にて算出したずれ「ΔT」が、予め決められた閾値より大きいと判定した場合(S6の「Yes」)、コンプレッサ13bは故障していると判定し(ステップS8)、当該フローチャートの処理を終了する。
以上説明したように、効率算出部31は、コンプレッサ13bの上流側吸気圧、下流側吸気圧、および吸気流量に基づいて、コンプレッサ効率を算出する。出口温度算出部32は、効率算出部31によって算出されたコンプレッサ効率、上流側吸気圧、下流側吸気圧、およびコンプレッサ13bの上流側吸気温度に基づいて、コンプレッサ13bの出口温度を算出する。応答反映部33は、出口温度算出部32によって算出された出口温度に対し、コンプレッサ13bの出口温度を測定する温度センサ25の応答遅れを反映させた推定出口温度を算出する。そして、故障判定部34は、推定出口温度と、温度センサ25によって測定されたコンプレッサ13bの出口温度とに基づいて、コンプレッサ13bの故障を判定する。これにより、ECU11は、内燃機関本体15の過渡状態においても適切にコンプレッサ13bの故障判定を行うことができる。
また、故障判定部34は、内燃機関本体15が定常状態にあっても、適切にコンプレッサ13bの故障判定を行うことができる。従って、ECU11は、内燃機関本体15の定常状態と過渡状態とにおいて、コンプレッサ13bの故障判定を適切に行うことができ、コンプレッサ13bの故障判定を行う機会を増やすことができる。
なお、上記では、効率算出部31は、コンプレッサ13bの上流側吸気圧と、下流側吸気圧と、吸気流量とに基づいて、コンプレッサ13bのコンプレッサ効率を求めたが、これに限るものではない。例えば、記憶部35には、ターボチャージャ13のタービン13aの回転数と、コンプレッサ13bのコンプレッサ効率とを対応付けたコンプレッサ効率基準TBが予め記憶されていてもよい。効率算出部31は、タービン13aに設けられたセンサにより測定されたタービン13aの回転数に基づいて、前述のコンプレッサ効率基準TBを参照し、コンプレッサ13bのコンプレッサ効率を求めてもよい。
また、故障判定部34は、故障判定結果を記憶部35に記憶してもよいし、または所定の表示装置に表示してもよい。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態では、内燃機関は、複数のターボチャージャを有する。そして、第2の実施の形態では、複数のターボチャージャのコンプレッサのうち、どのコンプレッサが故障しているか、判定できるようにする。
図4は、第2の実施の形態に係る内燃機関の概略構成図である。図4に示すように、内燃機関40は、ターボチャージャ41,42と、エアフローメータ51,61と、吸気圧センサ52,54,62,64と、温度センサ53,55,63,65と、吸気通路71と、排気通路72と、を有している。ターボチャージャ41は、タービン41aと、コンプレッサ41bとを有し、ターボチャージャ42は、タービン42aと、コンプレッサ42bとを有している。
図4では、図1に示したECU11、エアクリーナ12、およびインタークーラ14の図示を省略している。また、タービン42aおよびコンプレッサ42bをバイパスする通路にはバルブが設けられるが、図4では図示を省略している。図4の矢印A1に示す吸気通路71は、図1に示したエアクリーナ12につながっている。また、図4の矢印A2に示す吸気通路71は、図1に示したインタークーラ14につながっている。また、図4の矢印A3に示す排気通路72は、内燃機関本体15につながっている。また、図4に示すエアフローメータ51,61、吸気圧センサ52,54,62,64、および温度センサ53,55,63,65は、ECU11につながっている。
エアフローメータ51、吸気圧センサ52、および温度センサ53は、吸気通路71のコンプレッサ41bよりも上流側の部分に設けられている。また、吸気圧センサ54および温度センサ55は、吸気通路71のコンプレッサ41bよりも下流側の部分に設けられている。これにより、ECU11は、コンプレッサ41bの吸気流量と、上流側吸気圧と、上流側吸気温度と、下流側吸気圧と、下流側吸気温度とを取得することができる。従って、ECU11の応答反映部33は、第1の実施の形態と同様に、温度センサ55の検出応答遅れが反映された、コンプレッサ41bの推定出口温度を算出できる。そして、故障判定部34は、応答反映部33が算出したコンプレッサ41bの推定出口温度と、温度センサ55によって測定されたコンプレッサ41bの出口温度とに基づいて、コンプレッサ41bの故障判定を行うことができる。
エアフローメータ61、吸気圧センサ62、および温度センサ63は、吸気通路71のコンプレッサ42bよりも上流側の部分に設けられている。また、吸気圧センサ64および温度センサ65は、吸気通路71のコンプレッサ41bよりも下流側の部分に設けられている。これにより、ECU11は、コンプレッサ42bの吸気流量と、上流側吸気圧と、上流側吸気温度と、下流側吸気圧と、下流側吸気温度とを取得することができる。従って、ECU11の応答反映部33は、第1の実施の形態と同様に、温度センサ65の検出応答遅れが反映された、コンプレッサ42bの推定出口温度を算出できる。そして、故障判定部34は、応答反映部33が算出したコンプレッサ42bの推定出口温度と、温度センサ65によって測定されたコンプレッサ42bの出口温度とに基づいて、コンプレッサ42bの故障判定を行うことができる。
以上説明したように、故障判定部34は、温度センサ55の検出応答遅れが反映されたコンプレッサ41bの推定出口温度と、温度センサ55によって測定された出口温度とに基づいて、コンプレッサ41bの故障を判定する。また、故障判定部34は、温度センサ65の検出応答遅れが反映されたコンプレッサ42bの推定出口温度と、温度センサ65によって測定された出口温度とに基づいて、コンプレッサ42bの故障を判定する。これにより、ECU11は、内燃機関が過渡状態にあっても、コンプレッサ41b,42bのそれぞれにおいて、個別に適切に故障判定を行うことができる。
なお、上記では、ターボチャージャが2つの場合について説明したが、3以上の場合であっても、ECU11は、複数のコンプレッサのそれぞれにおいて、故障判定を適切に行うことができる。例えば、ターボチャージャが3以上の場合でも、それぞれのコンプレッサの上流側および下流側に、エアフローメータ、吸気圧センサ、および温度センサを設けることにより、ECU11は、複数のコンプレッサのそれぞれの故障判定を行うことができる。
1 内燃機関
11 ECU
12 エアクリーナ
13 ターボチャージャ
13a タービン
13b コンプレッサ
14 インタークーラ
15 内燃機関本体
16 吸気通路
17 排気通路
21 エアフローメータ
22,24 吸気圧センサ
23,25 温度センサ
31 効率算出部
32 出口温度算出部
33 応答反映部
34 故障判定部
35 記憶部

Claims (4)

  1. ターボチャージャのコンプレッサの上流側吸気圧、下流側吸気圧、上流側吸気温度、およびコンプレッサ効率に基づいて、前記コンプレッサの出口温度を算出する出口温度算出部と、
    前記出口温度算出部によって算出された出口温度に対し、前記コンプレッサの出口温度を測定するセンサの検出応答遅れを反映させた推定出口温度を算出する応答反映部と、
    前記応答反映部により算出された推定出口温度と、前記センサによって測定された出口温度とに基づいて、前記コンプレッサの故障を判定する故障判定部と、
    を有する内燃機関の制御装置。
  2. 前記コンプレッサの上流側吸気圧、下流側吸気圧、および吸気流量に基づいて、前記コンプレッサ効率を算出する効率算出部を有する、
    請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記ターボチャージャのタービン回転数に基づいて、前記コンプレッサ効率を算出する効率算出部を有する、
    請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記コンプレッサは、第1のコンプレッサと、前記第1のコンプレッサの下流に設けられた第2のコンプレッサと、を有し、
    前記センサは、前記第1のコンプレッサの出口温度を測定する第1のセンサと、前記第2のコンプレッサの出口温度を測定する第2のセンサと、を有し、
    前記故障判定部は、前記応答反映部によって算出された前記第1のセンサの検出応答遅れが反映された前記第1のコンプレッサの第1の推定出口温度と、前記第1のセンサによって測定された前記第1のコンプレッサの出口温度とに基づいて、前記第1のコンプレッサの故障を判定し、
    前記応答反映部によって算出された前記第2のセンサの検出応答遅れが反映された前記第2のコンプレッサの第2の推定出口温度と、前記第2のセンサによって測定された前記第2のコンプレッサの出口温度とに基づいて、前記第2のコンプレッサの故障を判定する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の内燃機関の制御装置。
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