JP2018067513A

JP2018067513A - スイッチ装置

Info

Publication number: JP2018067513A
Application number: JP2016207094A
Authority: JP
Inventors: 良子中野; Ryoko Nakano
Original assignee: Tokai Rika Co Ltd
Current assignee: Tokai Rika Co Ltd
Priority date: 2016-10-21
Filing date: 2016-10-21
Publication date: 2018-04-26
Also published as: WO2018074333A1

Abstract

【課題】低コストで表示の切り替えが可能なスイッチ装置を提供する。
【解決手段】第１の情報を表示する少なくとも１つの第１表示部１１と、第１の情報とは異なる第２の情報を表示し、第１表示部１１に隣接して配置された第２表示部１２と、プッシュ操作によって移動し導光部５３を有する操作部５０であって、第１表示部１１または第２表示部１２からの光を表示面５５へと反射する少なくとも１つの反射面５１と、第１表示部１１または第２表示部１２からの光を遮光し、反射面５１に隣接するように形成された少なくとも１つの遮光面５２とを有した操作部５０と、を備える。そして、導光部５３は、規定条件を満たす場合には、第１表示部１１からの光が反射面５１に入射する第１位置６１に位置し、規定条件とは異なる設定条件を満たす場合には、第２表示部１２からの光が反射面５１に入射する第２位置６２に位置するようにスイッチ装置を構成する。
【選択図】図１

Description

本発明は、スイッチ装置に関し、特に、表示機能を備えたスイッチ装置に関する。

従来の技術として、スイッチノブの表面に照明表示のための照明マークを備えたスイッチ装置が知られている（例えば、特許文献１参照）。

このスイッチ装置は、押ボタン式スイッチと光源とが搭載された基板と、押ボタン式スイッチを操作するスイッチノブとを備え、スイッチノブの表示操作部を裏面から光源により照光する照光表示スイッチ装置において、スイッチノブは、透光性樹脂により表示操作部に埋め込み形成された照明マークと、照明マークを取り巻いて非透光性樹脂により形成された非表示意匠部と、表示操作部の中心部から垂下され先端がスイッチ部に連結されるロックアームと、表示操作部から垂下され先端面が光源の出射面近傍に配置される導光体と、導光体及びロックアームの基部と照明マークを連結する連結導光体とを備え、ロックアームと導光体と連結導光体が照明マークと一体に成形されて構成されている。このような構成により、導光体に照明光を入射させることにより、スイッチノブの表面の照明マークを照光表示することができるとされている。

特開２０１３−２５４５９７号公報

特許文献１のスイッチ装置は、スイッチノブの内部に、ロックアームと導光体と連結導光体が照明マークと一体に成形されて内蔵されている。しかし、スイッチノブの表面の照光表示を他の表示に切り替えることはできないという問題がある。一般的に、スイッチ装置の表面の照光表示を他の表示に切り替えるには複雑な構成を要し、コストも高いという問題があった。

従って、本発明の目的は、低コストで表示の切り替えが可能なスイッチ装置を提供することにある。

［１］上記目的を達成するため、第１の情報を表示する少なくとも１つの第１表示部と、前記第１の情報とは異なる第２の情報を表示し、前記第１表示部に隣接して配置された少なくとも１つの第２表示部と、プッシュ操作によって移動する導光部であって、前記第１表示部または前記第２表示部からの光を表示面へと反射する少なくとも１つの反射面と、前記第１表示部または前記第２表示部からの光を遮光し、前記反射面に隣接するように形成された少なくとも１つの遮光面とを有した導光部と、を備え、前記導光部は、規定条件を満たす場合には、前記第１表示部からの光が前記反射面に入射する第１位置に位置し、前記規定条件とは異なる設定条件を満たす場合には、第２表示部からの光が前記反射面に入射する第２位置に位置する、スイッチ装置を提供する。

［２］前記第１表示部と前記第２表示部は、それぞれ複数個であり、前記導光部は、前記複数個の表示部にそれぞれ対応する数の前記反射面を有する、上記［１］に記載のスイッチ装置であってもよい。

［３］また、前記反射面は、光透過部材で形成されたノブの内面反射面である、上記［１］又は［２］に記載のスイッチ装置であってもよい。

本発明によれば、低コストで表示の切り替えが可能なスイッチ装置を提供することができる。

図１は、本発明の実施の形態に係るスイッチ装置の外観斜視図である。図２（ａ）は、図１のＡ−Ａ断面図であって、ノブ部が第１位置にある場合の断面図であり、図２（ｂ）は、図１のＡ−Ａ断面図であって、ノブ部が第２位置にある場合の断面図である。図３は、導光部５３の内部での内面反射の状態を示す図である。図４（ａ）は、図１のＢ矢視図であって、ノブ部が第１位置にある場合の上平面図であり、図４（ｂ）は、図１のＢ矢視図であって、ノブ部が第２位置にある場合の上平面図である。

（本発明の実施の形態）
図１に示すように、本発明の実施の形態に係るスイッチ装置１は、ノブ形状の操作部５０が本体部１０内に上下移動可能に支持されて収容されたプッシュスイッチである。操作部５０は、例えば、プッシュ操作（押圧操作）されない第１位置において表示面５５に第１表示１１０がなされ、プッシュ操作された第２位置において表示面５５に第２表示１２０がなされる。本実施の形態に係るスイッチ装置１は、表示切り替えが可能なプッシュスイッチである。

図２（ａ）、（ｂ）に示すように、支持部７０は、操作部５０を上下移動可能に支持している。また、この支持部７０は、操作部５０を第１位置６１と第２位置６２において保持するためのラッチ機構を備えている。なお、操作部５０のプッシュ操作に伴って表示切り替えができればよいので、ラッチ機構は必須ではない。さらに、支持部７０は、スイッチとして機能するための接点機構を備えている。

本発明の実施の形態に係るスイッチ装置１は、第１の情報を表示する少なくとも１つの第１表示部１１と、第１の情報とは異なる第２の情報を表示し、第１表示部１１に隣接して配置された第２表示部１２と、プッシュ操作によって移動し導光部５３を有する操作部５０であって、第１表示部１１または第２表示部１２からの光を表示面５５へと反射する少なくとも１つの反射面５１と、第１表示部１１または第２表示部１２からの光を遮光し、反射面５１に隣接するように形成された少なくとも１つの遮光面５２とを有した操作部５０と、を備える。そして、導光部５３は、規定条件を満たす場合には、第１表示部１１からの光が反射面５１に入射する第１位置６１に位置し、規定条件とは異なる設定条件を満たす場合には、第２表示部１２からの光が反射面５１に入射する第２位置６２に位置する。

規定条件とは、第１表示部１１が表示機能を発揮して、操作部５０を見る者が第１表示を視認する条件である。本実施の形態では、操作部５０のプッシュ操作がされずに、操作部５０が上方向の第１位置６１に位置している条件である。第１表示１１０とは、表示面５５を通して見る第１表示部１１の表示である。

設定条件とは、規定条件とは異なる条件であって、第２表示部１２が表示機能を発揮して、操作部５０を見る者が第２表示を視認する条件である。本実施の形態では、操作部５０のプッシュ操作がされて、操作部５０が下方向の第２位置６２に位置している条件である。第２表示１２０とは、表示面５５を通して見る第２表示部１２の表示である。

（第１表示部１１）
第１表示部１１は、操作部５０を上下方向に移動可能に支持するための収容部１５の側壁部１６に設けられた表示部である。図２（ａ）に示すように、この第１表示部１１は、操作部５０が第１位置６１に位置している場合に、各反射面５１の領域に対応する側壁部１６の位置に形成されている。また、第１表示部１１は、操作部５０が第２位置６２に位置している場合には、各反射面５１の領域には対応せず、遮光面５２に対応する。

第１表示部１１は、例えば、所定の色、マーク、文字、図形等が表示されている。この表示は、側壁部１６の第１表示部１１の領域に、直接印刷等により表示されてもよい。また、シート等の部材に、所定の色、マーク、文字等が表示された状態で側壁部１６の第１表示部１１の領域に形成されていてもよい。

また、第１表示部１１は、例えば、ＬＥＤ等の光源、液晶表示板等を配置して表示する構成であってもよい。ＬＥＤ等の光源により、所定の色を表示し、また、液晶表示板により、所定のマーク、文字、図形等を表示する構成であってもよい。

（第２表示部１２）
第２表示部１２は、操作部５０を上下方向に移動可能に支持するための収容部１５の側壁部１６に設けられた表示部である。図２（ｂ）に示すように、この第２表示部１２は、操作部５０が第２位置６２に位置している場合に、各反射面５１の領域に対応する側壁部１６の位置に形成されている。また、第２表示部１２は、操作部５０が第１位置６１に位置している場合には、各反射面５１の領域には対応せず、遮光面５２に対応する。

第２表示部１２は、例えば、所定の色、マーク、文字、図形等が表示されている。この表示は、側壁部１６の第２表示部１２の領域に、直接印刷等により表示されてもよい。また、シート等の部材に、所定の色、マーク、文字等が表示された状態で側壁部１６の第２表示部１２の領域に形成されていてもよい。

また、第２表示部１２は、例えば、ＬＥＤ等の光源、液晶表示板等を配置して表示する構成であってもよい。ＬＥＤ等の光源により、所定の色を表示し、また、液晶表示板により、所定のマーク、文字、図形等を表示する構成であってもよい。

上記説明した第１表示部１１と第２表示部１２は、それぞれが各反射面５１に対応して複数個とされている。また、本実施の形態では、第１表示部１１と第２表示部１２は、それぞれ、操作部５０の操作方向に沿って交互に配置されている。

（操作部５０）
操作部５０は、図１、図２（ａ）、（ｂ）に示すように、プッシュスイッチの操作部として機能するようにノブ形状、ボタン形状として形成されている。操作部５０は、全体が光透過性を有する導光部５３で形成されている。導光部５３は、例えば、光透過部材の透明アクリル材が使用できる。

操作部５０は、図２（ａ）、（ｂ）に示すように、導光部５３を空間部５４でくり抜いた形状とされている。

導光部５３において、図２（ａ）、（ｂ）に示すように、反射面５１、遮光面５２が、第１表示部１１と第２表示部１２に対応して形成されている。本実施の形態では、交互に配置された第１表示部１１と第２表示部１２に対応して、反射面５１と遮光面５２が交互に形成されている。

反射面５１は、図２（ａ）、（ｂ）に示すように、側壁部１６すなわち第１表示部１１、第２表示部１２に対して傾斜を有して形成されている。反射面５１は、導光部５３の内部で第１表示部１１または第２表示部１２からの光を反射する。この反射は、導光部５３の内部での内面反射である。

反射面５１における内面反射は、反射の効率を考えると、全反射が好ましい。図３は、導光部５３の内部での内面反射の状態を示す図である。反射点Ｐにおける法線Ｎに対して、第１表示部１１（または第２表示部１２）からの入射角をθ_１、反射角をθ_２とする。また、本実施の形態で導光部５３として使用する透明アクリル材の屈折率をｎ＝１．４９とする。この場合の全反射条件を満たす臨界角θｃは、臨界角θｃ＝Ａｒｃｓｉｎ（１／ｎ）で求められる。臨界角θｃは、約４２°となる。すなわち、図３において、入射角θ_１が、４２°以上となるように反射面５１の角度を設定することが好ましい。

また、図３において、入射角θ_１を４２°以下とする場合は、例えば、導光部５３の空気（air）側に、反射膜等を形成してもよい。これにより、反射面５１における反射率（内面反射率）を向上させることができる。

（遮光面５２）
遮光面５２は、図２（ａ）、（ｂ）に示すように、反射面５１と交互に形成された垂直面であり、第１表示部１１または第２表示部１２からの光を上方向へ反射しないように形成されている。なお、遮光面５２は、上記した垂直面には限られず、第１表示部１１または第２表示部１２からの光の全部または大部分を上方向へ反射しない遮光機能を有した面であればよい。

（スイッチ装置１の動作）
（プッシュ操作がされない場合）
図２（ａ）に示すように、操作部５０のプッシュ操作がされずに、操作部５０が上方向の第１位置６１に位置している規定条件を満たす場合には、第１表示部１１が表示面５５に表示される。すなわち、第１表示部１１の所定の色、マーク、文字、図形等が反射面５１において内面反射され、第１表示１１０が表示面５５に表示される。

図２（ａ）のＢ方向から見ると、図４（ａ）に示すように、操作部５０の表示面５５には、例えば全面に、第１表示１１０が表示される。この第１表示１１０は、第１表示部１１の所定の色、あるいは、光源の発光色である。また、第１表示１１０は、第１表示部１１のマーク、文字、図形等が統合された表示、あるいは、液晶表示により表示されたマーク、文字、図形等が統合された表示である。

具体例としては、第１表示部１１がそれぞれ赤色に表示されている場合は、図４（ａ）に示すように、表示面５５の全面に、赤色表示がされる。

（プッシュ操作がされた場合）
図２（ｂ）に示すように、操作部５０のプッシュ操作がされて、操作部５０が下方向の第２位置６２に位置している設定条件を満たす場合には、第２表示部１２が表示面５５に表示される。すなわち、第２表示部１２の所定の色、マーク、文字、図形等が反射面５１において内面反射され、第２表示１２０が表示面５５に表示される。

図２（ｂ）のＢ方向から見ると、図４（ｂ）に示すように、操作部５０の表示面５５には、例えば全面に、第２表示１２０が表示される。この第２表示１２０は、第２表示部１２の所定の色、あるいは、光源の発光色である。また、第２表示１２０は、第２表示部１２のマーク、文字、図形等が統合された表示、あるいは、液晶表示により表示されたマーク、文字、図形等が統合された表示である。

具体例としては、第２表示部１２がそれぞれ青色に表示されている場合は、図４（ｂ）に示すように、表示面５５の全面に、青色表示がされる。

（本発明の実施の形態の効果）
本実施の形態に係るスイッチ装置１は以下のような効果を有する。
（１）本発明の実施の形態に係るスイッチ装置１は、第１の情報を表示する少なくとも１つの第１表示部１１と、第１の情報とは異なる第２の情報を表示し、第１表示部１１に隣接して配置された第２表示部１２と、プッシュ操作によって移動し導光部５３を有する操作部５０であって、第１表示部１１または第２表示部１２からの光を表示面５５へと反射する少なくとも１つの反射面５１と、第１表示部１１または第２表示部１２からの光を遮光し、反射面５１に隣接するように形成された少なくとも１つの遮光面５２とを有した操作部５０と、を備える。そして、導光部５３は、規定条件を満たす場合には、第１表示部１１からの光が反射面５１に入射する第１位置６１に位置し、規定条件とは異なる設定条件を満たす場合には、第２表示部１２からの光が反射面５１に入射する第２位置６２に位置するように構成されている。これにより、規定条件を満たす場合は、第１表示部１１の表示が反射面５１で反射されて図４（ａ）で示す表示面５５に表示され、一方、規定条件とは異なる設定条件を満たす場合は、第２表示部１２の表示が反射面５１で反射されて図４（ｂ）で示す表示面５５に表示される。これにより、表示の切り替えが可能なスイッチ装置を提供することができる。
（２）上記示した構成は、プッシュ操作に対応して、第１表示部１１と第２表示部１２の反射を切り替える簡単なものであるため、低コストで表示の切り替えが可能なスイッチ装置を提供することができる。
（３）第１表示部１１と第２表示部１２の反射を、導光部５３内での内面反射で行なうので、表示面５５に表示される第１表示１１０、第２表示１２０の意匠性がよく、スイッチ装置の見栄えが向上するという効果を有する。

以上、本発明のいくつかの実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更等を行うことができる。また、これら実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態は、発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。

１…スイッチ装置、１０…本体部、１１…第１表示部、１２…第２表示部、１５…収容部、１６…側壁部、５０…操作部、５１…反射面、５２…遮光面、５３…導光部、５４…空間部、５５…表示面、６１…第１位置、６２…第２位置、７０…支持部、１１０…第１表示、１２０…第２表示

Claims

第１の情報を表示する少なくとも１つの第１表示部と、
前記第１の情報とは異なる第２の情報を表示し、前記第１表示部に隣接して配置された少なくとも１つの第２表示部と、
プッシュ操作によって移動する導光部であって、前記第１表示部または前記第２表示部からの光を表示面へと反射する少なくとも１つの反射面と、前記第１表示部または前記第２表示部からの光を遮光し、前記反射面に隣接するように形成された少なくとも１つの遮光面とを有した導光部と、を備え、
前記導光部は、規定条件を満たす場合には、前記第１表示部からの光が前記反射面に入射する第１位置に位置し、前記規定条件とは異なる設定条件を満たす場合には、第２表示部からの光が前記反射面に入射する第２位置に位置する、スイッチ装置。
前記第１表示部と前記第２表示部は、それぞれ複数個であり、前記導光部は、前記複数個の表示部にそれぞれ対応する数の前記反射面を有する、請求項１に記載のスイッチ装置。
前記反射面は、光透過部材で形成されたノブの内面反射面である、請求項１又は２に記載のスイッチ装置。