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JP2018055484A - 情報処理装置、その表示制御方法、及びコンピュータが実行可能なプログラム - Google Patents

情報処理装置、その表示制御方法、及びコンピュータが実行可能なプログラム Download PDF

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JP2018055484A
JP2018055484A JP2016192054A JP2016192054A JP2018055484A JP 2018055484 A JP2018055484 A JP 2018055484A JP 2016192054 A JP2016192054 A JP 2016192054A JP 2016192054 A JP2016192054 A JP 2016192054A JP 2018055484 A JP2018055484 A JP 2018055484A
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暁史 細矢
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Abstract

【課題】画面上でユーザが見たい箇所を簡単な方法で拡大表示することが可能な情報処理装置、その表示制御方法、及びコンピュータが実行可能なプログラムを提供する。【解決手段】少なくとも一方の面側に設けられたタッチ入力が可能なタッチ表示部10と、タッチ表示部の周縁を規定するベゼル3領域と、を備えた情報処理装置であって、ベゼル領域の少なくとも一部に設けられ、ユーザのタッチを検出するタッチセンサ20aと、タッチ表示部の表示を制御する表示制御手段と、を備える。表示制御手段は、タッチセンサのベゼル領域で検出したユーザのタッチ位置に応じて、タッチ表示部に表示されている情報のうち、対象となる部分aを拡大して表示する。【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置、その表示制御方法、及びコンピュータが実行可能なプログラムに関する。
近年、タブレットやスマートフォン等の携帯型情報処理装置が広く使用されている。かかる携帯型情報処理装置は、一般に画面を大型化することが難しく、画面に表示できるサイズが限られているため、表示されるコンテンツの文字等が小さくて見難い場合がある。また、表示されるコンテンツが画面のサイズと合わず見難い場合がある。さらに、画面をスクロールさせて所望の箇所をみたい場合に、スクロールさせる量の調整がうまくいかない場合もある。
このように、従来の携帯型情報処理装置では、画面上でユーザが見たい箇所を簡単な方法で十分な大きさで確認することができなった。そのため、画面上でユーザが見たい箇所を簡単な方法で確認することが可能な情報処理装置が望まれる。
特開2007−156866号公報
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、画面上でユーザが見たい箇所を簡単な方法で拡大表示することが可能な情報処理装置、その表示制御方法、及びコンピュータが実行可能なプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、少なくとも一方の面側に設けられたタッチ入力が可能なタッチ表示部と、前記タッチ表示部の周縁を規定するベゼル領域と、を備えた情報処理装置であって、前記ベゼル領域の少なくとも一部に設けられ、ユーザのタッチを検出するタッチセンサと、前記タッチ表示部の表示を制御する表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記タッチセンサの前記ベゼル領域で検出したユーザのタッチ位置に応じて、前記タッチ表示部に表示されている情報のうち、対象となる部分を拡大して表示することを特徴とする。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記表示制御手段は、前記タッチ表示部に表示されている情報の表示方向と平行な方向に配置されているタッチセンサに対するユーザのタッチ位置に応じて、前記拡大の対象となる部分を決定することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記タッチ表示部は平面視略矩形であり、前記表示制御手段は、前記タッチ表示部の向きに応じて、前記タッチ表示部に表示される情報の表示方向を回転可能であり、前記情報の表示方向が縦方向の場合は、縦方向に配置されるタッチセンサに対するユーザのタッチ位置に応じて、前記拡大の対象となる部分を決定する一方、前記情報の表示方向が横方向の場合は、横方向に配置されるタッチセンサに対するユーザのタッチ位置に応じて、前記拡大の対象となる部分を決定することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記表示制御手段は、ユーザが前記タッチセンサ上でタッチした状態で指を移動させた場合は、前記拡大の対象となる部分を移動させることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記表示制御手段は、ユーザが前記タッチセンサをタッチした状態でも、前記タッチ表示部に対するタッチ入力を受け付けることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記タッチ表示部に対するタッチ入力の受け付けは、前記拡大した部分を含むことが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記タッチセンサは、タッチ圧力を検出可能に構成されており、前記表示制御手段は、前記前記タッチセンサに対するユーザのタッチ圧力に応じて、前記タッチ表示部に表示されている情報のうち、前記拡大の対象となる部分の拡大率を変更することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記表示制御手段は、前記タッチセンサに対するユーザのタッチ面積が所定値以上の場合は、前記タッチ表示部に表示されている情報を拡大しないことが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記拡大される情報は、文字、画像、写真、アイコン、及びバーの少なくとも1つを含むことが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記表示制御手段は、ファイル閲覧アプリ、ブラウザアプリ、写真アプリ、又は地図アプリに従って情報を表示することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記表示制御手段は、前記写真アプリに従って複数の写真を一覧表示している場合は、前記タッチセンサで検出したユーザのタッチ位置に応じて、1枚の写真を拡大することを望ましい。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、少なくとも一方の面側に設けられたタッチ入力が可能なタッチ表示部と、前記タッチ表示部の周縁を規定するベゼル領域と、を備えた情報処理装置の表示方法であって、前記ベゼル領域の少なくとも一部に設けられ、ユーザのタッチを検出するためのタッチセンサで検出した前記ベゼル領域におけるユーザのタッチ位置に応じて、前記タッチ表示部に表示されている情報のうち、対象となる部分を拡大して表示する工程を実行することを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、少なくとも一方の面側に設けられたタッチ入力が可能なタッチ表示部と、前記タッチ表示部の周縁を規定するベゼル領域と、を備えた情報処理装置に搭載されるプログラムであって、前記ベゼル領域の少なくとも一部に設けられ、ユーザのタッチを検出するためのタッチセンサで検出した前記ベゼル領域におけるユーザのタッチ位置に応じて、前記タッチ表示部に表示されている情報のうち、対象となる部分を拡大して表示する工程をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、画面上でユーザが見たい箇所を簡単な方法で拡大表示することが可能な情報処理装置、その表示制御方法、及びコンピュータが実行可能なプログラムを提供することが可能になるという効果を奏する。
図1は、本実施の形態に係る情報処理装置の機能構成例を示す図である。 図2−Aは、情報処理装置の概略の外観構成を示す平面図である。 図2−Bは、図2−Aの概略の断面図である。 図3は、タッチセンサで検出したユーザのタッチ位置に応じて、対象となる部分を拡大表示する場合の表示例を示す図である。 図4は、タッチセンサで検出したユーザのタッチ位置に応じて、対象となる部分を拡大表示する場合の表示例を示す図である。 図5は、ユーザがタッチセンサ上で指をタッチした状態で指を移動させた場合に、拡大の対象となる部分を移動させる場合の表示例を示す図である。 図6は、タッチセンサがタッチされた状態において、タッチ表示部に対するタッチ入力を受け付ける場合の表示例を示す図である。 図7は、タッチ表示部に横方向表示する場合の表示例を図である。 図8は、タッチセンサに対するユーザのタッチ圧力に応じて、タッチ表示部に表示されている情報の拡大率を変更する場合の表示例を示す図である。 図9は、タッチセンサに対するユーザのタッチ圧力に応じて、タッチ表示部に表示されている情報の拡大率を変更する場合の表示例を示す図である。 図10は、一覧表示された複数の写真のうち、タッチセンサのタッチ位置に応じて、1枚の写真を拡大する場合の表示例を示す図である。 図11は、アイコンやバーを拡大する場合の表示例を示す図である。 図12は、文字間をつめて拡大する場合の表示例を示す図である。 図13−Aは、変形例に係る情報処理装置の概略の外観構成を示す平面図である。 図13−Bは、図13−Aの概略の断面図である。 図14は、本実施の形態に係る情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。
以下に、この発明に係る情報処理装置、表示制御方法、及びコンピュータが実行可能なプログラムを図面に基づいて詳細に説明する。本発明の構成要素は、本明細書の図面に一般に示してあるが、様々な構成で広く多様に配置し設計してもよいことは容易に理解できる。従って、本発明の装置、システム及び方法の実施形態についての以下のより詳細な説明は、特許請求の範囲に示す本発明の範囲を限定するものではなく、単に本発明の選択した実施形態の一例を示すものであって、本明細書の特許請求の範囲に示す本発明と矛盾無く装置、システム及び方法についての選択した実施形態を単に示すものである。当業者は、特定の細目の1つ以上が無くても、又は他の方法、部品、材料でも本発明を実現できることが理解できる。また、以下に示す実施の形態及び実施例は単独で実施してもよいし、組み合わせて実施してもよい。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施の形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの又は実質的に同一のものが含まれる。
(実施の形態)
図1及び図2を参照して、本実施の形態に係る情報処理装置を説明する。図1は、本実施の形態に係る情報処理装置1の機能構成例を示す図、図2−Aは、本実施の形態に係る情報処理装置の概略の外観構成を示す平面図、図2−Bは図2−Aの概略の断面図を示している。本実施の形態に係る情報処理装置は、例えば、片手又は両手で把持可能な、タブレット、スマートフォン、携帯電話端末、及びゲーム機等である。以下の説明では、本実施の形態の情報処理装置をタブレットに適用した場合を一例として説明する。
本実施の形態に係る情報処理装置1は、図1に示すように、ユーザのタッチ入力が可能なタッチ表示部10と、タッチ表示部10を支持するベゼル3(図2参照)内の、またはベゼル3の表面側あるいは裏面側に接した、或は離間した領域の少なくとも一部に設けられ、ユーザの指のタッチを検出するためのタッチセンサ20と、タッチ表示部10の表示を制御する表示制御手段30とを備えている。表示制御手段30は、タッチセンサ20で検出したユーザのタッチ位置に応じて、タッチ表示部10に表示される情報のうち、対象となる部分を拡大する拡大処理を実行する。なお、タッチ表示部10(又はその有効表示領域)の周縁を規定する領域をベゼル領域と称する。ベゼル領域は、例えば、図2−A及び図2−Bに示す例では、ベゼル3内又はベゼル3の表面側若しくは裏面側に接した若しくは離間した領域である。また、ベゼル領域は、後述する図13−A及び図13−Bに示す例では、表示部とタッチセンサで構成されるタッチ表示部10のうち、表示部の有効表示領域の周縁を規定する(タッチセンサの)領域である。
表示制御手段30は、タッチ表示部10及びタッチセンサ20の動作を制御するものであり、ハードウェアやソフトウェア(OS、API、サービス、ユーティリティ、ライブラリ、ドライバ、及びアプリケーション等のプログラム)のモジュール、又は、その組み合わせで構成することができる。また、コンピュータがプログラムを実行することにより、表示制御手段30の機能を実現することにしてもよい。
情報処理装置1は、図2−A及び図2−Bに示すように、平面視略長方形状を呈する筐体2を備えている。筐体2は、回路基板4等を収納すると共に、前面側に1対の長辺10a及び短辺10bを備えた略長方形状のタッチ表示部10を収納する。筐体2は、例えば、プラスチック材料や金属材料等で構成することができる。また、筐体2の前面側には、タッチ表示部10を支持及び保護するためのベゼル3が配置されている。ベゼル部分は、筐体2と別個に形成しているが、筐体2の一部であってもよい。
図2−A及び図2−Bにおいて、デカルト座標系に従い、互いに直交するタッチ表示部10の長辺10a、短辺10bに沿った方向をそれぞれX軸方向(横方向)、Y軸方向(縦方向)とし、タッチ表示部10の入力面(XY平面)に垂直な方向をZ軸方向とする。
タッチ表示部10は、例えば、LCD、有機ELデバイス等の表示デバイスと、表示デバイス上に配置されたタッチセンサ、及びタッチセンサ上に配置された保護ガラス等で構成することができる。タッチ表示部10の表示デバイスには、文字、画像、アイコン、バー等の各種の表示情報が表示される。タッチ表示部10のタッチセンサは、指、スタイラス、ペン等(以下、「指示体」と称する)を用いてタッチセンサに対して行われる各種操作(タッチ、タップ、スライド、ピッチ等)を検出する。タッチ表示部10のタッチセンサが各種操作を検出する方式は、静電容量式、感圧式等の方式を採用することができ、また、指等の指示体の多点検出及び面検出が可能となっている。
ベゼル3のX軸方向及びY軸方向の一片にはタッチセンサ20がそれぞれ配置されている。タッチセンサ20は、ベゼル3の表面、裏面、又は内部に設けられ、静電容量式、感圧式等の方式を採用することができ、また、タッチセンサ20は、指等の指示体の多点検出及び面検出が可能となっている。
ベゼル3のY軸方向の一片に配置されるタッチセンサ20を20a、ベゼル3のX軸方向の一片に配置されるタッチセンサを20bと称する。表示制御手段30は、タッチセンサ20a又は20bで検出したユーザのタッチ位置に応じて、タッチ表示部10に表示される情報のうち、対象となる部分を拡大する。ユーザは、タッチセンサ20a又は20bをタッチすることで、タッチ表示部10に表示される情報のうち、対象となる(対応する)部分を拡大させることが可能となっている。
表示制御手段30は、情報処理装置1に搭載される加速度センサ(不図示)等の検出結果に基づいて、タッチ表示部10の向きを検出し、タッチ表示部10の向きに応じて、タッチ表示部10に表示される情報の表示方向を回転させることにしてもよい。かかる加速度センサは、X、Y、Z軸方向の加速度をそれぞれ検出することにしてもよい。例えば、表示制御手段30は、タッチ表示部10の向きが縦方向の場合は、情報を縦方向に表示してもよく、また、タッチ表示部10の向きが横方向の場合は、情報を横方向に表示してもよい。
表示制御手段30は、タッチ表示部10に表示される情報の表示方向と平行な方向に配置されているタッチセンサ20に対するユーザのタッチ位置に応じて、拡大の対象となる部分を決定してもよい。ユーザのタッチ位置は、ユーザがタッチセンサ20をタッチした指(部分)の重心位置としてもよい。
表示制御手段30は、縦方向表示の場合は、タッチセンサ20aに対するユーザのタッチ位置に応じて、拡大の対象となる部分を決定することにしてもよい。また、表示制御手段30は、横方向表示の場合は、タッチセンサ20bに対するユーザのタッチ位置に応じて、拡大の対象となる部分を決定することにしてもよい。
また、表示制御手段30は、タッチセンサ20で検出したユーザのタッチ位置に応じて、所定の範囲(例えば、矩形の範囲)を拡大して表示してもよいし、タッチセンサ20で検出したユーザのタッチ位置に対応するタッチ表示部10の位置を中心とした一定の範囲(例えば、円の範囲)を拡大して表示してもよい。
また、表示制御手段30は、ユーザがタッチセンサ20上で指をタッチした状態で指を移動させた場合は、拡大の対象となる部分を移動させることにしてもよい。また、表示制御手段30は、情報を拡大する場合は、そのまま拡大してもよいし、文字間をつめて拡大してもよい(例えば、一行の文字が画面内に収まるように拡大してもよい)。
また、表示制御手段30は、ユーザがタッチセンサ20をタッチした状態でも、タッチ表示部10に対するタッチ入力(タッチ、タップ、スライド、ピッチ等)を受け付けることにしてもよい。また、タッチ表示部10で拡大した部分(情報)についてもタッチ入力を受け付けてもよい。これにより、ユーザは、タッチセンサ20をタッチして情報を拡大
した状態で、タッチ表示部20に対してタッチ操作を行って、画面をスクロールさせたり、リンクをタップ(タッチ)等してリンク先を閲覧すること等が可能となる。
また、タッチセンサ20は、タッチ圧力を検出可能に構成してもよい。表示制御手段30は、タッチセンサ20に対するユーザのタッチ圧力に応じて、タッチ表示部10に表示されている情報のうち、拡大の対象となる部分の拡大率を変更することにしてもよい。例えば、タッチ圧力が大きいほど、拡大率を大きくしてもよい。
表示制御手段30は、タッチセンサ20に対するタッチ面積が所定値以上の場合は、情報を拡大しないことにしてもよい。例えば、タッチ面積が所定値以上の場合は、情報処理装置1を手で把持している状態が多く、ユーザは情報を拡大することを意図していない場合が多いからである。
また、拡大される情報は、文字、画像、写真、アイコン、及びバーの少なくとも1つを含むことにしてもよい。
また、表示制御手段30は、ファイル閲覧アプリ(例えば、Acrobat(登録商標)、Power Point(登録商標)等)、ブラウザアプリ(Internet Explorer(登録商標)、Safari(登録商標)等)、写真アプリ、又は地図アプリに従って情報を表示することにしてもよい。
また、表示制御手段30は、地図アプリに従って複数の写真を一覧表示している場合は、タッチセンサ20で検出したユーザのタッチ位置に応じて、1枚の写真を拡大することにしてもよい。
図3〜図11は、表示制御手段30により実行される拡大処理の一例を説明するための表示例を示す図である。図3及び図4は、タッチセンサ20で検出したユーザのタッチ位置に応じて、対象となる部分を拡大表示する表示例である。図3(a)において、表示制御手段30は、ファイル閲覧用アプリに従って情報を表示している。図3(a)に示す例では、情報を縦方向に表示した場合を示している。表示制御手段30は、タッチ表示部10の向きが縦方向の場合は、情報を縦方向に表示する。
図3(b)に示すように、ユーザによりタッチセンサ20aがタッチされると、表示制御手段30は、タッチセンサ20aのタッチ位置に応じて、情報の所定範囲(例えば、矩形の範囲)を拡大する。aは拡大表示した部分を示している。タッチセンサ20aのタッチが解除されると、表示制御手段30は、拡大表示を解除する。ユーザは、拡大したい部分に対応するタッチセンサ20aの位置をタッチすることで、所望の部分(範囲)を拡大することができる。
ユーザは、タッチセンサ20aの上側をタッチすることで、表示される情報の上側を拡大でき、また、タッチセンサ20aの下側をタッチすることで、表示される情報の下側を拡大することができる。同様に、図3(b)に示すように、ユーザは、タッチセンサ20aの左側をタッチすることで、表示される情報の左側を拡大でき、また、図4に示すように、タッチセンサ20aの右側をタッチすることで、表示される情報の右側を拡大することができる。
図5は、ユーザがタッチセンサ20上で指をタッチした状態で指を移動させた場合に、拡大の対象となる部分を移動させる表示例である。表示制御手段30は、タッチセンサ20aに指がタッチされた状態で指が移動した場合には、拡大表示する部分を移動させてもよい。図5(a)は、ユーザがタッチセンサ20aの左側をタッチして、タッチ表示部10の対応する部分が拡大して表示されている状態を示している。図5(b)に示すように、ユーザがタッチセンサ20aを指でタッチした状態で、例えば、右下に移動させると、拡大する部分が右下に移動する。ユーザは、タッチセンサ20aに指をタッチした状態で指を移動させることで、拡大表示する部分を移動させることができる。
図6は、タッチセンサ20がタッチされた状態において、タッチ表示部10に対するタッチ入力を受け付ける場合の表示例である。表示制御手段30は、タッチセンサ20がタッチされた状態でも、タッチ表示部10に対するタッチ入力(例えば、タッチ、タップ、スライド、ピッチ等)を受け付けることにしてもよい。また、表示制御手段30は、拡大表示した部分についてもタッチ入力を受け付けることにしてもよい。図6(a)において、表示制御手段30は、ブラウザアプリに従って情報を表示している。図6(b)に示すように、ユーザにより(右手の)指でタッチセンサ20aがタッチされると対応する部分が拡大して表示される。さらに、例えば、タッチ表示部10の拡大表示されている部分のリンクがユーザにより(左手の)指でタッチされるとリンク先が表示される(不図示)。
図7は、タッチ表示部10に横方向表示する場合の表示例である。表示制御手段30は、タッチ表示部10の向きが横方向の場合は情報を横方向に表示する。図7(a)において、表示制御手段30は、ファイル閲覧アプリに従って情報を横方向に表示している。図7(b)に示すように、ユーザによりタッチセンサ20bがタッチされると、表示制御手段30は、タッチセンサ20bのタッチ位置に応じて、情報の所定範囲を拡大する。
図8及び図9は、タッチセンサ20に対するユーザのタッチ圧力に応じて、タッチ表示部に表示されている情報の拡大率を変更する場合の表示例である。タッチセンサ20は、タッチ圧力を検出可能に構成してもよく、表示制御手段30は、ユーザのタッチセンサ20に対するタッチ圧力に応じて、拡大表示する拡大率を変更してもよい。
図8(a)において、表示制御手段30は、地図アプリに従って地図情報を表示している。図8(b)に示すように、ユーザによりタッチセンサ20aがタッチされると、表示制御手段30は、タッチセンサ20aのタッチ位置に応じて、地図情報の所定範囲(例えば、円形の範囲)を拡大する。bは拡大表示した部分を示している。さらに、図9に示すように、表示制御手段30は、タッチセンサ20aに対するユーザのタッチ圧力が大きいほど地図情報の拡大率を大きくしてもよい。
図10は、一覧表示された複数の写真のうち、タッチセンサ20aのタッチ位置に応じて、1枚の写真を拡大する場合の表示例を示している。図10(a)において、表示制御手段30は、写真アプリに従って複数の写真(サムネール)を一覧表示している。図10(b)に示すように、ユーザがタッチセンサ20aをタッチすると、表示制御手段30は、一覧表示された複数の写真のうち、タッチセンサ20aのタッチ位置に対応する位置の1枚の写真を拡大表示する。ユーザは、拡大したい写真の表示位置に対応するタッチセンサ20aの位置をタッチすることで、所望の写真を拡大することができる。
図11は、アイコンやバーを拡大する場合の表示例を示している。図11(a)において、表示制御手段30は、ファイル閲覧用アプリに従ってタッチ表示部10に、ファイル編集用のアイコンやバー、編集対象のファイルを表示している。図10(b)に示すように、ユーザがタッチセンサ20aをタッチすると、表示制御手段30は、タッチ位置に対応する部分を拡大する。同図に示す例では、タッチセンサ20aの上方がタッチされ、ファイル編集用のアイコンやバーが拡大表示されている。上述したように、拡大表示したアイコンやバーに対するタッチ入力を受け付けてもよい。
図12は、文字間をつめて拡大する場合の表示例を示している。図12(a)において、表示制御手段30は、ファイル閲覧用アプリに従ってタッチ表示部10に情報を表示している。図12(b)に示すように、ユーザがタッチセンサ20aをタッチした場合、表示制御手段30は、タッチ位置に対応する部分の情報をそのまま拡大してもよいし、文字間をつめて拡大してもよい。例えば、図12(b)に示すように、一行の文字が画面内に収まるように拡大してもよい。
上記実施の形態では、タッチ表示部10に表示する情報を拡大するためのタッチセンサ20をタッチ表示部10のタッチセンサとは別個に設けることにしたが、タッチ表示部10に表示する情報を拡大するためのタッチセンサとして、タッチ表示部10のタッチセンサを使用してもよい。図13−Aは、変形例に係る情報処理装置の概略の外観構成を示す平面図、図13−Bは、図13−Aの概略の断面図である。図13−A及び図13−Bにおいて、図2−A及び図2−Bと同等機能を有する部位には同一の符号を付し、異なる点についてのみ説明する。図13−A及び図13−Bにおいて、筐体2は、タッチ表示部10を収納している。タッチ表示部10は、表示部10aと、表示部10a上に配置されたタッチセンサ10b等で構成することができる。
タッチセンサ10bは、表示部10aの有効表示領域10a1に対応する領域の周りにベゼル領域10b1,10b2が形成されている。表示部10aは、有効表示領域10a1に各種情報を表示し、有効表示領域10a1の周りのタッチセンサ10bのベゼル領域10b1、10b2に対応する領域に、例えば、ベゼル領域であることを示す白又は黒を表示してもよい。
表示制御手段30は、タッチセンサ10bのベゼル領域10b1又は10b2で検出したユーザのタッチ位置に応じて、タッチ表示部10の有効表示領域10a1に表示される情報のうち、対象となる部分を拡大してもよい。ユーザは、タッチセンサ10bのベゼル領域10b1又は10b2をタッチすることで、タッチ表示部10の有効表示領域10a1に表示される情報のうち、対象となる(対応する)部分を拡大させることが可能となっている。
以上説明したように、本実施の形態によれば、少なくとも一方の面側に設けられたタッチ入力が可能なタッチ表示部10と、タッチ表示部10を支持するベゼル3と、を備えた情報処理装置1であって、ベゼル3の少なくとも一部に設けられ、ユーザのタッチを検出するタッチセンサ20と、タッチ表示部10の表示を制御する表示制御手段30と、を備え、表示制御手段30は、タッチセンサ20で検出したユーザのタッチ位置に応じて、タッチ表示部10に表示されている情報のうち、対象となる部分を拡大することとしたので、画面上でユーザが見たい箇所を簡単な方法で拡大表示することが可能となる。
また、表示制御手段30は、タッチ表示部10に表示されている情報の表示方向と平行な方向に配置されているタッチセンサ20に対するユーザのタッチ位置に応じて、拡大の対象となる部分を決定することとしたので、ユーザは、表示方向と平行な方向に配置されているタッチセンサ20をタッチすることで、所望の箇所を拡大することが可能となる。
また、タッチ表示部10は平面視略矩形であり、表示制御手段30は、タッチ表示部10の向きに応じて、タッチ表示部10に表示される情報の表示方向を回転可能であり、情報の表示方向が縦方向の場合は、縦方向に配置されるタッチセンサ20aに対するユーザのタッチ位置に応じて、拡大の対象となる部分を決定する一方、情報の表示方向が横方向の場合は、横方向に配置されるタッチセンサ20bに対するユーザのタッチ位置に応じて、拡大の対象となる部分を決定することとしたので、ユーザは表示方向に合わせて所望の箇所を拡大することが可能となる。
また、表示制御手段30は、ユーザがタッチセンサ20上で指をタッチした状態で指を移動させた場合は、拡大の対象となる部分を移動させることとしたので、ユーザは、タッチセンサ20上で指を移動させることで、拡大する部分を移動させることが可能となる。
また、表示制御手段30は、ユーザがタッチセンサ20をタッチした状態でも、タッチ表示部10に対するタッチ入力を受け付けることとしたので、ユーザは、情報を拡大表示した状態でタッチ表示部10に対してタッチ操作を行うことが可能となる。また、拡大表示した部分に対してもタッチ入力を受け付けることとしたので、ユーザは、拡大表示した部分に対してタッチ操作を行うことが可能となる。
また、タッチセンサ20は、タッチ圧力を検出可能に構成されており、表示制御手段30は、タッチセンサ20に対するユーザのタッチ圧力に応じて、タッチ表示部10に表示されている情報のうち、拡大の対象となる部分の拡大率を変更することとしたので、ユーザはタッチ圧力に応じて拡大率を変更することが可能となる。
また、表示制御手段30は、タッチセンサ20に対するユーザの指のタッチ面積が所定値以上の場合は、タッチ表示部10に表示されている情報を拡大しないこととしたので、ユーザが情報処理装置1を把持する場合に、ユーザの意図に反して拡大表示されることを防止することが可能となる。
また、表示制御手段30は、写真アプリに従って複数の写真を一覧表示している場合は、タッチセンサ20で検出したユーザのタッチ位置に応じて、1枚の写真を拡大することとしたので、ユーザはタッチセンサ20をタッチすることで、所望の一枚の写真を拡大することが可能となる。
図14は、上記実施の形態(図1及び図2)に係る情報処理装置1のハードウェア構成例を示す図である。図14に示す情報処理装置1は、CPU131、ROM132、メモリ133、ストレージ134、表示部10と表示部10上に配置されるタッチセンサ10で構成されるタッチ表示部10、タッチセンサ20、通信デバイス121、バッテリ122、DC−DCコンバータ123、及びACアダプタ124等を備えており、各部はバスを介して直接又は間接的に接続されている。
CPU131は、バスを介して接続されたストレージ134に格納されたOS134Aにより情報処理装置1全体の制御を行うとともに、ストレージ134に格納された各種のプログラムに基づいて処理を実行する機能を司る。ROM132は、BIOS(Basic Input/Output System:基本入出力システム)32aを格納している。
メモリ133は、キャッシュメモリやRAMで構成されており、CPU131の実行プログラムの読み込み領域として、実行プログラムの処理データを書き込む作業領域として利用される書き込み可能メモリである。
ストレージ134は、例えば、SSDやHDDであり、情報処理装置1全体の制御を行うためのOS134A、ファイル閲覧用アプリ(例えば、Acrobat Reader/Writer(登録商標)、Microsoft Power Point(登録商標)等)134B、ブラウザアプリ(例えば、Internet Explorer(登録商標)、Safari(登録商標)等)134C、地図アプリ(Google Map(登録商標)等)134D、写真アプリ134E、及びワープロアプリ(不図示)等のプログラムやデータ等を記憶する機能を有する。OS134Aは、API、ドライバ、ユーティリティ、ライブラリ、サービス等を含むものとする。
タッチ表示部10は、例えば、表示部10aと、表示部10a上に配置されたタッチセンサ10bとで構成することができる。表示部10aは、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(Organic Electro−Luminescence)パネルなどで構成され、CPU131の制御に従って、文字、画像、アイコン、バー等の各種情報を表示する機能を有している。タッチセンサ10bは、ユーザ入力を行うためのユーザ・インターフェース・デバイスであり、CPU131の制御に従って、ユーザの指、ペン、スタイラス等の指示体を用いてタッチセンサ10bに対して行われる各種操作(タッチ、タップ、スライド、ピッチ等)を検出する。タッチセンサ10bが各種操作を検出する方式は、静電容量式、感圧式等の方式を採用することができ、また、指示体の多点検出及び面検出が可能となっている。
タッチセンサ20は、ベゼル3(図2参照)に形成されており、タッチセンサ10bと同様に、静電容量式、感圧式等の方式を採用することができ、また、指等の指示体の多点検出及び面検出が可能となっている。タッチセンサ20は、CPU131の制御に従って、ユーザのタッチ操作(タッチ、スライド等)を検出する。
通信デバイス121は、CPU131の制御に従って、ネットワークを介して通信を行うためのユニットである。
ACアダプタ124、バッテリ122,及びDC/DCコンバータ123は、電源回路を構成し、CPU131の制御に従って、各部に電力を供給する。
図14の構成において、例えば、CPU131がストレージ134に格納されたプログラム(OS134A)を実行することにより、図1の表示制御手段30の機能を実現することができる。
1 情報処理装置
2 筐体
3 ベゼル
10 タッチ表示部
10a 表示部
10b タッチセンサ
20,20a、20b タッチセンサ
30 表示制御手段
121 通信デバイス
122 バッテリ
123 DC−DCコンバータ
124 ACアダプタ
131 CPU
132 ROM
133 メモリ
134 ストレージ
134A OS
134B ファイル閲覧用アプリ
134C ブラウザアプリ
134D 地図アプリ
134E 写真アプリ

Claims (13)

  1. 少なくとも一方の面側に設けられたタッチ入力が可能なタッチ表示部と、前記タッチ表示部の周縁を規定するベゼル領域と、を備えた情報処理装置であって、
    前記ベゼル領域の少なくとも一部に設けられ、ユーザのタッチを検出するタッチセンサと、
    前記タッチ表示部の表示を制御する表示制御手段と、
    を備え、
    前記表示制御手段は、前記タッチセンサの前記ベゼル領域で検出したユーザのタッチ位置に応じて、前記タッチ表示部に表示されている情報のうち、対象となる部分を拡大して表示することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記タッチ表示部に表示されている情報の表示方向と平行な方向に配置されているタッチセンサに対するユーザのタッチ位置に応じて、前記拡大の対象となる部分を決定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記タッチ表示部は平面視略矩形であり、
    前記表示制御手段は、
    前記タッチ表示部の向きに応じて、前記タッチ表示部に表示される情報の表示方向を回転可能であり、
    前記情報の表示方向が縦方向の場合は、縦方向に配置されるタッチセンサに対するユーザのタッチ位置に応じて、前記拡大の対象となる部分を決定する一方、前記情報の表示方向が横方向の場合は、横方向に配置されるタッチセンサに対するユーザのタッチ位置に応じて、前記拡大の対象となる部分を決定することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記表示制御手段は、ユーザが前記タッチセンサ上でタッチした状態で指を移動させた場合は、前記拡大の対象となる部分を移動させることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  5. 前記表示制御手段は、ユーザが前記タッチセンサをタッチした状態でも、前記タッチ表示部に対するタッチ入力を受け付けることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  6. 前記タッチ表示部に対するタッチ入力の受け付けは、前記拡大した部分を含む請求項5に記載の情報処理装置
  7. 前記タッチセンサは、タッチ圧力を検出可能に構成されており、
    前記表示制御手段は、前記前記タッチセンサに対するユーザのタッチ圧力に応じて、前記タッチ表示部に表示されている情報のうち、前記拡大の対象となる部分の拡大率を変更することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  8. 前記表示制御手段は、前記タッチセンサに対するユーザのタッチ面積が所定値以上の場合は、前記タッチ表示部に表示されている情報を拡大しないことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  9. 前記拡大される情報は、文字、画像、写真、アイコン、及びバーの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  10. 前記表示制御手段は、ファイル閲覧アプリ、ブラウザアプリ、写真アプリ、又は地図アプリに従って情報を表示することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  11. 前記表示制御手段は、前記写真アプリに従って複数の写真を一覧表示している場合は、前記タッチセンサで検出したユーザのタッチ位置に応じて、1枚の写真を拡大することを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 少なくとも一方の面側に設けられたタッチ入力が可能なタッチ表示部と、前記タッチ表示部の周縁を規定するベゼル領域と、を備えた情報処理装置の表示制御方法であって、
    前記ベゼル領域の少なくとも一部に設けられ、ユーザのタッチを検出するためのタッチセンサで検出した前記ベゼル領域におけるユーザのタッチ位置に応じて、前記タッチ表示部に表示されている情報のうち、対象となる部分を拡大して表示する工程を実行することを特徴とする情報処理装置の表示制御方法。
  13. 少なくとも一方の面側に設けられたタッチ入力が可能なタッチ表示部と、前記タッチ表示部の周縁を規定するベゼル領域と、を備えた情報処理装置に搭載されるプログラムであって、
    前記ベゼル領域の少なくとも一部に設けられ、ユーザのタッチを検出するためのタッチセンサで検出した前記ベゼル領域におけるユーザのタッチ位置に応じて、前記タッチ表示部に表示されている情報のうち、対象となる部分を拡大して表示する工程をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータが実行可能なプログラム。
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