JP2018054016A - 変速機 - Google Patents
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Abstract
【課題】スリーブのストローク量を変更することができるスイング式のシフトフォークを備えた変速機を提供すること。【解決手段】スイング式のシフトフォークF2,F3は、本体部F2a,F3aと、フォークヘッドF2d,F3dと、パッド部F2c,F3cと、フォークヘッドF2d,F3dとパッド部F2c,F3cとの間に設けられた支持部F2b,F3bと、を有する。シフトフォークF2,F3には、支持部F2b,F3bからフォークヘッドF2d,F3dまでの第一距離Lr21,Lr31と、支持部F2b,F3bからパッド部F2c,F3cまでの第二距離Lr22,Lr32と、の比を表すレバー比P2,P3を変更するレバー比変更機構E2,E3が設けられる。【選択図】図4
Description
本発明は、シフトフォークを備えた変速機に関する。
従来から、例えば、下記特許文献1に開示されているような変速機のシフト機構が知られている。この従来の変速機のシフト機構は、機器ケースにピンを介して揺動可能に設けられたスイング式の第5−6速シフトフォーク及び後退段シフトフォークを備えている。又、従来の変速機のシフト機構は、機器ケースに回動可能に支持されたシフトロッドに対して固定された第1−2速シフトフォーク及び第3−4速シフトフォークを備えている。従来の変速機のシフト機構では、シフトロッドに対してスイング式の第5−6速シフトフォーク及び後退段シフトフォークを揺動させるシフト部材を備えており、5速、6速又は後退段にシフトするときには、シフト部材がピンを支点としてシフトフォークを回動(揺動)させるようになっている。そして、従来の変速機のシフト機構では、このように回動されるスイング式のシフトフォークがスリーブ又はアイドラギアをシフトロッドの軸線の方向に沿って移動させることにより、5速、6速又は後退段の変速段が形成されるようになっている。
ところで、変速機では、シフトフォークがスリーブを移動させる場合、高速段(例えば、5−6速)におけるスリーブの移動量(ストローク量)と低速段(例えば、1−2速)におけるスリーブのストローク量とが異なる場合がある。尚、以下の説明において、1−2速、3−4速及び5−6速等、互いに隣接する低速側ギアと高速側ギアとの組み合わせを「対向段」と称呼する。
この場合、上記従来の変速機のシフト機構のようなスイング式のシフトフォークでは、ピン(軸体)を挿通するために予め定められた一つの支点(支持部)を回動中心としてシフトフォークが回動するので、スリーブのストローク量を変更させることが難しい。このため、スリーブのストローク量に応じた、換言すれば、各対向段に応じた複数種類のシフトフォークが必要であり、組付け作業時にはこれら複数種類のシフトフォークを区別してシフトロッド(シフトセレクトシャフト)に組み付ける必要がある。一方、複数種類のシフトフォークを用いない場合には、シフトロッド(シフトセレクトシャフト)のストローク量を対向段ごとに異ならせてシフトフォークの回動量即ちスリーブのストローク量を調整することが必要となる。その結果、シフトセレクトレバーのシフトストロークが統一されず、良好なシフトフィーリングが得られない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものである。即ち、本発明の目的は、スリーブのストローク量を変更することができるスイング式のシフトフォークを備えた変速機を提供することにある。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る変速機の発明は、ハウジング内に収容されて軸線の方向に沿って移動するとともに軸線の回りに回動するシフトセレクトシャフトと、シフトセレクトシャフトと対向して設けられて、シフトセレクトシャフトと、ハウジング内に収容されて互いに隣接する低速側ギア及び高速側ギアの間に配置され低速側ギア又は高速側ギアに向けて移動するスリーブと、を連結するシフトフォークと、シフトセレクトシャフトに設けられ、シフトセレクトシャフトが軸線の回りに回動することに応じて第一の回転位置に位置している状態でシフトフォークと係合する一方で、シフトセレクトシャフトが軸線の回りに回動することに応じて第一の回転位置とは異なる第二の回転位置に位置している状態ではシフトフォークから離脱するインナーレバーと、を有する変速機であって、シフトフォークは、本体部と、本体部に設けられて第一の回転位置に位置しているインナーレバーと係合する係合部と、本体部に設けられてスリーブに連結される連結部と、本体部に設けられて係合部と連結部との間にてシフトフォークをハウジングに対して回動可能に支持する支持部と、を有して、係合部とインナーレバーとが係合してシフトセレクトシャフトが軸線に沿って移動するとき、支持部を回動中心にハウジングに対して回動し、連結部に連結されたスリーブを低速側ギア又は高速側ギアに向けて移動させるように構成されており、シフトフォークに、支持部から係合部までの第一距離と、支持部から連結部までの第二距離と、の比を表すレバー比を変更するレバー比変更機構を設ける。
これによれば、レバー比変更機構によってシフトフォークのレバー比を変更することにより、シフトセレクトシャフトが移動をするときのストローク量に対してシフトフォークがスリーブを移動させるときのスリーブのストローク量を変更することができる。これにより、対向段ごとにスリーブのストローク量が異なる場合、レバー比変更機構によりレバー比を変更することにより、シフトセレクトシャフトのストローク量を一定にしてそれぞれの対向段に応じたスリーブのストローク量でスリーブを移動させることができる。
従って、スリーブのストローク量に応じて複数種類のシフトフォークを設定して用いる必要がないので、作業者は、複数種類のシフトフォークを管理する必要がなく、容易にシフトフォークの組み付け作業を行うことができる。又、シフトセレクトシャフトのストローク量を一定に統一することができるので、運転者は良好なシフトフィーリングを得ることができる。
(変速機の構造)
本実施形態の変速機であるトランスミッション100について、図1を用いて説明する。尚、図1において、エンジン11の配置側をトランスミッション100の前方、デファレンシャル(DF)17の配置側をトランスミッション100の後方とする。又、トランスミッション100の前後方向を軸線の方向とする。
本実施形態の変速機であるトランスミッション100について、図1を用いて説明する。尚、図1において、エンジン11の配置側をトランスミッション100の前方、デファレンシャル(DF)17の配置側をトランスミッション100の後方とする。又、トランスミッション100の前後方向を軸線の方向とする。
図1に示すように、本実施形態のトランスミッション100は、入力軸101、出力軸102、カウンタ軸103、第一ドライブギア111〜第六ドライブギア116、第一ドリブンギア121〜第六ドリブンギア126、出力軸側リダクションギア131、カウンタ軸側リダクションギア132、リバースドライブギア141、リバースドリブンギア142、アイドラ軸143、リバースアイドラギア144、第一スリーブS1〜第三スリーブS3、第一シフトフォークF1〜第三シフトフォークF3、リバースシフトフォークFRを有している。
入力軸101、出力軸102及びカウンタ軸103は、トランスミッション100のハウジング150(図5を参照)に回転可能に設けられている。入力軸101は、クラッチ12に接続され、クラッチ12を介してエンジン11からの回転トルクが入力される。出力軸102は、入力軸101の後方に、入力軸101と同軸に設けられている。出力軸102には、駆動輪18R,18Lの回転速度差を吸収するデファレンシャル(DF)17が接続されている。カウンタ軸103は、入力軸101及び出力軸102と並行に設けられている。
第一ドライブギア111及び第二ドライブギア112は、入力軸101に固定されている。第五ドライブギア115、第六ドライブギア116及び第三ドライブギア113は、入力軸101に遊転可能に設けられている。本実施形態では、入力軸101の前方から後方に、第一ドライブギア111、第二ドライブギア112、第五ドライブギア115、第六ドライブギア116、第三ドライブギア113の順に設けられている。
第一ドリブンギア121及び第二ドリブンギア122は、カウンタ軸103に遊転可能に設けられている。第五ドリブンギア125、第六ドリブンギア126及び第三ドリブンギア123は、カウンタ軸103に固定されている。本実施形態では、カウンタ軸103の前方から後方に、第一ドリブンギア121、第二ドリブンギア122、第五ドリブンギア125、第六ドリブンギア126、第三ドリブンギア123の順に設けられている。
第一ドライブギア111と第一ドリブンギア121とは、互いに噛合している。第二ドライブギア112と第二ドリブンギア122とは、互いに噛合している。第三ドライブギア113と第三ドリブンギア123とは、互いに噛合している。第五ドライブギア115と第五ドリブンギア125とは、互いに噛合している。第六ドライブギア116と第六ドリブンギア126とは、互いに噛合している。
第一ドライブギア111、第二ドライブギア112、第三ドライブギア113、第五ドライブギア115、第六ドライブギア116の順にギア径が大きくなっている。第一ドリブンギア121、第二ドリブンギア122、第三ドリブンギア123、第五ドリブンギア125、第六ドリブンギア126の順にギア径が小さくなっている。尚、第五ドライブギア115は第五ドリブンギア125よりもギア径が大きい。
出力軸側リダクションギア131は、出力軸102に設けられている。カウンタ軸側リダクションギア132は、カウンタ軸103に設けられている。出力軸側リダクションギア131とカウンタ軸側リダクションギア132とは、互いに噛合している。カウンタ軸側リダクションギア132のギア径は出力軸側リダクションギア131のギア径よりも小さくなっている。このため、カウンタ軸側リダクションギア132と出力軸側リダクションギア131との間でエンジン11(より詳しくは、入力軸101)の回転速度が減速され、エンジン11からの回転トルクが増大する。
アイドラ軸143は、入力軸101とカウンタ軸103と並行に、トランスミッション100のハウジング150に回転可能に設けられている。リバースドライブギア141は、入力軸101に固定されている。リバースドリブンギア142は、カウンタ軸103に固定されている。リバースアイドラギア144は、アイドラ軸143に軸線の方向(前後方向)に沿って移動可能に設けられている。リバースアイドラギア144は、リバースシフトフォークFRと係合している。リバースアイドラギア144は、リバースドライブギア141及びリバースドリブンギア142と噛合し、リバースドライブギア141及びリバースドリブンギア142と噛合しない。
第一スリーブS1は、隣接する低速側ギアである第一ドリブンギア121と高速側ギアである第二ドリブンギア122との間において、カウンタ軸103に対して相対回転不能且つ軸線の方向に沿って移動可能に設けられている。第一スリーブS1には、第一シフトフォークF1の連結部としてのパッド部F1c(図2を参照)が連結されている。第一スリーブS1は、軸線の方向の位置によって、第一ドリブンギア121に形成された第一係脱部H1及び第二ドリブンギア122に形成された第二係脱部H2の何れか一方と係合又は離脱する。
第二スリーブS2は、隣接する低速側ギアである第三ドライブギア113と高速側ギアである出力軸側リダクションギア131との間において、入力軸101に対して相対回転不能且つ軸線の方向に沿って移動可能に設けられている。第二スリーブS2には、第二シフトフォークF2の連結部としてのパッド部F2c(図2を参照)が連結されている。第二スリーブS2は、軸線の方向の位置によって、第三ドライブギア113に形成された第三係脱部H3及び出力軸側リダクションギア131に形成された第四係脱部H4の何れか一方と係合又は離脱する。
第三スリーブS3は、隣接する低速側ギアである第五ドライブギア115と高速側ギアである第六ドライブギア116との間において、入力軸101に対して相対回転不能且つ軸線の方向に沿って移動可能に設けられている。第三スリーブS3には、第三シフトフォークF3の連結部としてのパッド部F3c(図2を参照)が連結されている。第三スリーブS3は、軸線の方向の位置によって、第五ドライブギア115に形成された第五係脱部H5及び第六ドライブギア116に形成された第六係脱部H6の何れか一方と係合又は離脱する。
尚、各第一スリーブS1〜第三スリーブS3と、各第一係脱部H1〜第六係脱部H6と、の間には、各第一スリーブS1〜第三スリーブS3と各第一係脱部H1〜第六係脱部H6との間の回転速度差を同期するシンクロナイザ機構が設けられている。このシンクロナイザ機構については、周知技術であるので、その説明を省略する。
(シフト機構)
以下に、図2〜図7を用いてシフト機構10について説明する。シフト機構10は、トランスミッション100の変速段を形成するものである。シフト機構10は、図2に示すように、シフトセレクトシャフト1(以下、単に「シャフト1」と称呼する。)、シフトアウターレバー2、セレクトアウターレバー3、インターロック部材4、リバースシフトフォークシャフト5、リバースシフトフォーク連結部材6を備えている。更に、シフト機構10は、レバー比変更機構を有する第一シフトフォークF1〜第三シフトフォークF3、リバースシフトフォークFR、第一インナーレバーI1〜第三インナーレバーI3、リバースインナーレバーIrを備えている。
以下に、図2〜図7を用いてシフト機構10について説明する。シフト機構10は、トランスミッション100の変速段を形成するものである。シフト機構10は、図2に示すように、シフトセレクトシャフト1(以下、単に「シャフト1」と称呼する。)、シフトアウターレバー2、セレクトアウターレバー3、インターロック部材4、リバースシフトフォークシャフト5、リバースシフトフォーク連結部材6を備えている。更に、シフト機構10は、レバー比変更機構を有する第一シフトフォークF1〜第三シフトフォークF3、リバースシフトフォークFR、第一インナーレバーI1〜第三インナーレバーI3、リバースインナーレバーIrを備えている。
シャフト1は、トランスミッション100のハウジング150に、軸線の方向に沿って移動可能、且つ、軸線の回りに回動可能に設けられている。シャフト1には、図2に示すように、前方側にシフトセレクトシャフトヘッド1aが固定されている。シフトセレクトシャフトヘッド1aには、図2に示すように、シフトアウターレバー2及びセレクトアウターレバー3が周知のリンク機構を介して連結されている。シフトアウターレバー2とセレクトアウターレバー3とは、それぞれ、変速用ケーブル(図示省略)を介して、運転席に設けられたシフトセレクトレバー990(図7を参照)と連結されている。
シフトアウターレバー2は、シフトセレクトレバー990がシフト方向(図7を参照)に移動されてシフト操作されると、シフトセレクトレバー990に入力された操作力が変速用ケーブルを介して伝達されて回動するようになっている。このように、シフトアウターレバー2が回動してシフトセレクトレバー990に入力された操作力がシャフト1に伝達されることにより、シャフト1は軸線の方向に移動する。
セレクトアウターレバー3は、シフトセレクトレバー990がセレクト方向(図7を参照)に移動されてセレクト操作されると、シフトセレクトレバー990に入力された操作力が変速用ケーブルを介して伝達されて回動するようになっている。このように、セレクトアウターレバー3が回動すると、シフトセレクトレバー990に入力された操作力がシフトセレクトシャフトヘッド1aに伝達される。シャフト1は、シフトセレクトシャフトヘッド1aを介して操作力が伝達されることにより、軸線の回りに回動する。
ここで、図7を用いて、シフトセレクトレバー990の可動範囲であるシフトパターン950について説明する。シフトパターン950は、リバースゲート950a、1−2速ゲート950b、3−4速ゲート950c、5−6速ゲート950dが並行に設けられ、これらのニュートラル位置が、セレクトゲート950eを介して連通されている。尚、リバースゲート950a、1−2速ゲート950b、3−4速ゲート950c、及び、5−6速ゲート950dは、前後方向であるシフト方向に形成されている。又、1−2速ゲート950b、3−4速ゲート950c、及び、5−6速ゲート950dのニュートラル位置は、これらのシフト方向の中間位置である。又、リバースゲート950aのニュートラル位置は、リバースゲート950aの末端にあり、本実施形態では、リバースゲート950aの下端である。又、セレクトゲート950eは、左右方向であるセレクト方向に形成されている。
再び、図2に戻り、前方から後方に向かって、第一シフトフォークF1、第三シフトフォークF3、第二シフトフォークF2の順に、シャフト1に対向して設けられている。尚、以下の説明において、第一シフトフォークF1、第二シフトフォークF2及び第三シフトフォークF3をまとめて「シフトフォークF1,F2,F3」とも称呼する。第三シフトフォークF3及び第二シフトフォークF2は、シャフト1を跨ぐように対向して設けられている。第一シフトフォークF1〜第三シフトフォークF3は、図2、図3及び図4に示すように、門型のスイング式のシフトフォークであり、それぞれ、本体部F1a〜本体部F3a、支持部F1b〜支持部F3b、連結部としてのパッド部F1c〜パッド部F3cを備えている。第一シフトフォークF1〜第三シフトフォークF3は、図5に示すように、それぞれ、シャフト1と第一スリーブS1〜第三スリーブS3と、を連結する。
本体部F1a、本体部F2a及び本体部F3aは、断面形状がU字状を成している。図2及び図3に詳細に示すように、第一シフトフォークF1の本体部F1aの基端部である上面側には、係合部としてのフォークヘッドF1dが一体に突出している。又、図2及び図4に詳細に示すように、第二シフトフォークF2の本体部F2a及び第三シフトフォークF3の本体部F3aの基端部である下面側、即ち、シャフト1に対向する面には、それぞれ、係合部としてのフォークヘッドF2d及びフォークヘッドF3dが突出している。
支持部F1bは、本体部F1aの両側部に設けられている。支持部F1bは、図5に示すように、ハウジング150に固定された軸体としてのピンJと係合することにより、第一シフトフォークF1をハウジング150及びシャフト1に対して回動(揺動)するように支持する。尚、図5は、例示的に、第二シフトフォークF2及び第三シフトフォークF3の場合を示しているが、第一シフトフォークF1の場合も同様である。支持部F1bには、図3に示すように、係合部であるフォークヘッドF1dから本体部F1aの先端部に設けられた連結部であるパッド部F1cに向けて、ピンJを挿通させる第一貫通孔F1b1、第二貫通孔F1b2及び第三貫通孔F1b3が設けられている。これらの第一貫通孔F1b1、第二貫通孔F1b2及び第三貫通孔F1b3のうちの何れか一つにピンJが挿通されることにより、第一シフトフォークF1はハウジング150及びシャフト1に対して回動(揺動)する。このため、支持部F1bの有する第一貫通孔F1b1、第二貫通孔F1b2及び第三貫通孔F1b3は、「フォークヘッドF1d及びパッド部F1cの少なくとも一方に向かって延び、ピンJを収容する収容部」を構成する「複数の貫通孔」である。
ここで、図3に示すように、第一シフトフォークF1において、フォークヘッドF1dからピンJと係合する支持部F1bまで、より詳しくは、フォークヘッドF1dから支持部F1bを形成する第一貫通孔F1b1、第二貫通孔F1b2及び第三貫通孔F1b3のうちピンJと係合する何れか一つの貫通孔までの距離が第一距離Lr11となる。又、ピンJと係合する支持部F1bから第一スリーブS1に連結されるパッド部F1cまで、より詳しくは、支持部F1bを形成する第一貫通孔F1b1、第二貫通孔F1b2及び第三貫通孔F1b3のうちピンJと係合する何れか一つの貫通孔からパッド部F1cまでの距離が第二距離Lr12となる。これにより、第一貫通孔F1b1、第二貫通孔F1b2及び第三貫通孔F1b3のうちの何れかを選択してピンJを挿通して係合させることによって、第一シフトフォークF1における第一距離Lr11と第二距離Lr12との比を表すレバー比P1が変更される。従って、第一貫通孔F1b1、第二貫通孔F1b2及び第三貫通孔F1b3は、第一シフトフォークF1に設けられたレバー比変更機構E1を構成する。
支持部F2b及び支持部F3bは、それぞれ、本体部F2a及び本体部F3aの両側部に設けられている。支持部F2b及び支持部F3bは、図5に示すように、ハウジング150に固定されたピンJと係合することにより、第二シフトフォークF2及び第三シフトフォークF3をハウジング150及びシャフト1に対して回動(揺動)するように支持する。
支持部F2bには、図4に示すように、係合部であるフォークヘッドF2dから本体部F2aの先端部に設けられた連結部であるパッド部F2cに向けて、ピンJを挿通させる第一貫通孔F2b1、第二貫通孔F2b2及び第三貫通孔F2b3が設けられている。これらの第一貫通孔F2b1、第二貫通孔F2b2及び第三貫通孔F2b3のうちの何れか一つにピンJが挿通されることにより、第二シフトフォークF2はハウジング150及びシャフト1に対して回動(揺動)する。このため、支持部F2bの有する第一貫通孔F2b1、第二貫通孔F2b2及び第三貫通孔F2b3は、「フォークヘッドF2d及びパッド部F2cの少なくとも一方に向かって延び、ピンJを収容する収容部」を構成する「複数の貫通孔」である。
ここで、図4に示すように、第二シフトフォークF2において、フォークヘッドF2dからピンJと係合する支持部F2bまで、より詳しくは、フォークヘッドF2dから支持部F2bを形成する第一貫通孔F2b1、第二貫通孔F2b2及び第三貫通孔F2b3のうちピンJと係合する何れか一つの貫通孔までの距離が第一距離Lr21となる。又、ピンJと係合する支持部F2bから第二スリーブS2に連結されるパッド部F2cまで、より詳しくは、支持部F2bを形成する第一貫通孔F2b1、第二貫通孔F2b2及び第三貫通孔F2b3のうちピンJと係合する何れか一つの貫通孔からパッド部F2cまでの距離が第二距離Lr22となる。これにより、第一貫通孔F2b1、第二貫通孔F2b2及び第三貫通孔F2b3のうちの何れかを選択してピンJを挿通して係合させることによって、第二シフトフォークF2における第一距離Lr21と第二距離Lr22との比を表すレバー比P2が変更される。従って、第一貫通孔F2b1、第二貫通孔F2b2及び第三貫通孔F2b3は、第二シフトフォークF2に設けられたレバー比変更機構E2を構成する。
支持部F3bには、図4に示すように、係合部であるフォークヘッドF3dから本体部F3aの先端部に設けられた連結部であるパッド部F3cに向けて、ピンJを挿通させる第一貫通孔F3b1、第二貫通孔F3b2及び第三貫通孔F3b3が設けられている。これらの第一貫通孔F3b1、第二貫通孔F3b2及び第三貫通孔F3b3のうちの何れか一つにピンJが挿通されることにより、第三シフトフォークF3はハウジング150及びシャフト1に対して回動(揺動)する。このため、支持部F3bの有する第一貫通孔F3b1、第二貫通孔F3b2及び第三貫通孔F3b3は、「フォークヘッドF3d及びパッド部F3cの少なくとも一方に向かって延び、ピンJを収容する収容部」を構成する「複数の貫通孔」である。
ここで、図4に示すように、第三シフトフォークF3において、フォークヘッドF3dからピンJと係合する支持部F3bまで、より詳しくは、フォークヘッドF3dから支持部F3bを形成する第一貫通孔F3b1、第二貫通孔F3b2及び第三貫通孔F3b3のうちピンJと係合する何れか一つの貫通孔までの距離が第一距離Lr31となる。又、ピンJと係合する支持部F3bから第三スリーブS3に連結されるパッド部F3cまで、より詳しくは、支持部F3bを形成する第一貫通孔F3b1、第二貫通孔F3b2及び第三貫通孔F3b3のうちピンJと係合する何れか一つの貫通孔からパッド部F3cまでの距離が第二距離Lr32となる。これにより、第一貫通孔F3b1、第二貫通孔F3b2及び第三貫通孔F3b3のうちの何れかを選択してピンJを挿通して係合させることによって、第三シフトフォークF3における第一距離Lr31と第二距離Lr32との比を表すレバー比P3が変更される。従って、第一貫通孔F3b1、第二貫通孔F3b2及び第三貫通孔F3b3は、第三シフトフォークF3に設けられたレバー比変更機構E3を構成する。
再び図2に戻り、インターロック部材4は、シャフト1と一体に回動する一方で、シャフト1の軸線の方向には変位不能に設けられている。インターロック部材4は、シャフト1と第一シフトフォークF1〜第三シフトフォークF3のうちの何れかのシフトフォークがセレクト操作によって選択されるとともにシフト操作された場合に、選択されたシフトフォーク以外の第一シフトフォークF1〜第三シフトフォークF3の回動(揺動)を阻止するものである。
リバースシフトフォークシャフト5は、図2に示すように、その長手方向を軸線の方向に向けて、トランスミッション100のハウジング150に取り付けられている。リバースシフトフォークFRは、リバースシフトフォークシャフト5に、軸線の方向に移動可能に取り付けられている。リバースシフトフォーク連結部材6は、リバースシフトフォークFRとリバースシフトフォークシャフト5とを連結する。リバースシフトフォーク連結部材6には、リバース係合部6aが設けられている。
図2に示すように、第一インナーレバーI1は、シフトセレクトシャフトヘッド1aに一体形成されており、シフトセレクトシャフトヘッド1aとともにシャフト1に固定される。図2に示すように、第二インナーレバーI2、第三インナーレバーI3及びリバースインナーレバーIrは、シャフト1に対して、例えば、ピン等により固定される。
第一インナーレバーI1は、シャフト1及びシフトセレクトシャフトヘッド1aと一体に回動して、第一シフトフォークF1のフォークヘッドF1dと係合し、又は、フォークヘッドF1dとの係合が解除される。第二インナーレバーI2は、シャフト1と一体に回動して、第二シフトフォークF2のフォークヘッドF2dと係合し、又は、フォークヘッドF2dとの係合が解除される。第三インナーレバーI3は、シャフト1と一体に回動して、第三シフトフォークF3のフォークヘッドF3dと係合し、又は、フォークヘッドF3dとの係合が解除される。リバースインナーレバーIrは、シャフト1と一体に回動して、リバースシフトフォーク連結部材6のリバース係合部6aと係合し、又は、リバース係合部6aとの係合が解除される。
シャフト1の回転方向の角度によって、第一インナーレバーI1〜第三インナーレバーI3、及び、リバースインナーレバーIrの何れかが、選択的にこれらインナーレバーと対応する位置にあるフォークヘッドF1d、フォークヘッドF2d、フォークヘッドF3d、及び、リバース係合部6aの何れかと係合する。
具体的に、シフトセレクトレバー990が、セレクト操作によってセレクトゲート950eの1−2速ゲート950bに位置している場合には、シャフト1は「第一の回転位置」としての第一回転位置に位置し、第一インナーレバーI1がフォークヘッドF1dと係合する。シャフト1が第一回転位置と異なる「第二の回転位置」に位置している場合には、第一インナーレバーI1はフォークヘッドF1dから離脱する。
シフトセレクトレバー990が、セレクト操作によってセレクトゲート950eの3−4速ゲート950cに位置している場合には、シャフト1は第一回転位置よりも順回転方向に回動した「第一の回転位置」としての第二回転位置に位置し、第二インナーレバーI2がフォークヘッドF2dと係合する。シャフト1が第二回転位置と異なる「第二の回転位置」に位置している場合には、第二インナーレバーI2はフォークヘッドF2dから離脱する。
シフトセレクトレバー990が、セレクト操作によってセレクトゲート950eの5−6速ゲート950dに位置している場合には、シャフト1は第二回転位置よりも順回転方向に回動した「第一の回転位置」としての第三回転位置に位置し、第三インナーレバーI3がフォークヘッドF3dと係合する。シャフト1が第三回転位置と異なる「第二の回転位置」に位置している場合には、第三インナーレバーI3はフォークヘッドF3dから離脱する。
シフトセレクトレバー990が、セレクト操作によってセレクトゲート950eのリバースゲート950aに位置している場合には、シャフト1は第一回転位置よりも逆回転側に回動した「第一の回転位置」としてのリバース回転位置に位置し、リバースインナーレバーIrがリバースシフトフォーク連結部材6のリバース係合部6aと係合する。シャフト1がリバース回転位置とは異なる「第二の回転位置」に位置している場合には、リバースインナーレバーIrはリバースシフトフォーク連結部材6のリバース係合部6aから離脱する。
第一インナーレバーI1〜第三インナーレバーI3及びリバースインナーレバーIrの何れかが、これらのインナーレバーと対応する位置にあるフォークヘッドF1d〜フォークヘッドF3d及びリバースシフトフォーク連結部材6のリバース係合部6aの何れかに係合している状態で、シフトセレクトレバー990がシフト方向にシフト操作されるとシャフト1が軸線の方向に沿って移動する。
これにより、第一シフトフォークF1のフォークヘッドF1dと第一インナーレバーI1とが係合している場合には、フォークヘッドF1dのみがシャフト1及び第一インナーレバーI1とともに軸線の方向に移動する。第一シフトフォークF1は支持部F1bを回動中心としてハウジング150及びシャフト1に回動(揺動)可能に支持されているので、パッド部F1c及び第一スリーブS1は、フォークヘッドF1dの移動方向(即ち、シャフト1の移動方向)とは逆方向に移動する。つまり、第一シフトフォークF1は、支持部F1bによって回動(揺動)可能に支持されることによって、シャフト1の移動方向を反転して第一スリーブS1を移動させる反転機能を有する。第一スリーブS1は、隣接する1速及び2速(即ち、対向段)の間に設けられているので、第一シフトフォークF1の回動(揺動)によって移動される方向によりトランスミッション100の1速又は2速を形成する。
又、第二シフトフォークF2のフォークヘッドF2dと第二インナーレバーI2とが係合している場合には、フォークヘッドF2dのみがシャフト1及び第二インナーレバーI2とともに軸線の方向に移動する。第二シフトフォークF2は支持部F2bを回動中心としてハウジング150及びシャフト1に回動(揺動)可能に支持されているので、パッド部F2c及び第二スリーブS2は、フォークヘッドF2dの移動方向(即ち、シャフト1の移動方向)とは逆方向に移動する。つまり、第二シフトフォークF2は、支持部F2bによって回動(揺動)可能に支持されることによって、シャフト1の移動方向を反転して第二スリーブS2を移動させる反転機能を有する。第二スリーブS2は、隣接する3速及び4速(即ち、対向段)の間に設けられているので、第二シフトフォークF2の回動(揺動)によって移動される方向によりトランスミッション100の3速又は4速を形成する。
更に、第三シフトフォークF3のフォークヘッドF3dと第三インナーレバーI3とが係合している場合には、フォークヘッドF3dのみがシャフト1及び第三インナーレバーI3とともに軸線の方向に移動する。第三シフトフォークF3は支持部F3bを回動中心としてハウジング150及びシャフト1に回動(揺動)可能に支持されているので、パッド部F3c及び第三スリーブS3は、フォークヘッドF3dの移動方向(即ち、シャフト1の移動方向)とは逆方向に移動する。つまり、第三シフトフォークF3は、支持部F3bによって回動(揺動)可能に支持されることによって、シャフト1の移動方向を反転して第三スリーブS3を移動させる反転機能を有する。第三スリーブS3は、隣接する5速及び6速(対向段)の間に設けられているので、第三シフトフォークF3の回動(揺動)によって移動される方向によりトランスミッション100の5速又は6速を形成する。
ところで、運転者にとって良好なシフトフィーリングを得るためには、シフトセレクトレバー990のシフト操作におけるレバーのストローク量、所謂、シフトストロークが、各シフト操作において統一されていることが必要である。この場合、シフトストロークを統一するためには、シャフト1の軸線の方向におけるストローク量Ljが各シフト操作において同一となる必要がある。
一方で、トランスミッション100においては、高速段(5−6速)に変速させる際の第三スリーブS3のストローク量Ls3と、中速段(3−4速)に変速させる際の第二スリーブS2のストローク量Ls2と、低速段(1−2速)に変速させる際の第一スリーブS1のストローク量Ls1と、がそれぞれ異なる場合がある。又、トランスミッション100において、例えば、シンクロ機構におけるシンクロナイザ―リングのスペースが各対向段で異なる場合、各第一スリーブS1〜第三スリーブS3のそれぞれのストローク量Ls1〜ストローク量Ls3が異なる場合がある。
トランスミッション100においては、各第一スリーブS1〜第三スリーブS3のストローク量Ls1〜ストローク量Ls3を基準としてシフトストロークが決定されるので、ストローク量Ls1〜ストローク量Ls3がそれぞれ異なる場合には、シフトストロークが変速段(対向段)ごとに異なることになる。その結果、シャフト1のストローク量Ljが異なってシフトストロークが統一されず、良好なシフトフィーリングが損なわれてしまう。
そこで、トランスミッション100においては、対向段ごとに必要な第一スリーブS1〜第三スリーブS3のストローク量Ls1〜ストローク量Ls3を実現するように、第一シフトフォークF1〜第三シフトフォークF3のレバー比P1〜レバー比P3をそれぞれ変更する。具体的には、第一スリーブS1〜第三スリーブS3のストローク量Ls1〜ストローク量Ls3に応じて、レバー比変更機構E1〜レバー比変更機構E3におけるピンJと係合する貫通孔を変更する。
具体的に、例えば、中速段(3−4速)を基準とする場合、図6に示すように、第二シフトフォークF2のレバー比変更機構E2を構成する第二貫通孔F2b2とピンJとを係合させる。尚、この場合、第一貫通孔F2b1及び第三貫通孔F2b3には、図5に示すように、プラグUが挿入される。このように、第二貫通孔F2b2とピンJとが係合した状態では、第二シフトフォークF2における第一距離Lr21と第二距離Lr22とのレバー比P2(=Lr22/Lr21)は、例えば、「1」となる。従って、シャフト1の軸線の方向に沿ったストローク量Ljに対して、レバー比P2が「1」の第二シフトフォークF2は、ストローク量Ljと同じストローク量Ls2で第二スリーブS2を移動させる。
又、例えば、低速段(1−2速)における第一スリーブS1のストローク量Ls1が大きい場合、図6に示すように、第一シフトフォークF1のレバー比変更機構E1を構成する第一貫通孔F1b1とピンJとを係合させる。尚、この場合、第二貫通孔F1b2及び第三貫通孔F1b3にはプラグUが挿入される。このように、第一貫通孔F1b1とピンJとが係合した状態では、第一シフトフォークF1における第一距離Lr11と第二距離Lr12とのレバー比P1(=Lr12/Lr11)が「1」よりも大きくなる。従って、シャフト1の軸線の方向に沿ったストローク量Ljに対して、レバー比P1が「1」よりも大きな第一シフトフォークF1は、ストローク量Ljよりも大きなストローク量Ls1で第一スリーブS1を移動させる。
更に、例えば、高速段(5−6速)における第三スリーブS3のストローク量Ls3が小さい場合、図6に示すように、第三シフトフォークF3のレバー比変更機構E3を構成する第三貫通孔F3b3とピンJとを係合させる。尚、この場合、第一貫通孔F3b1及び第二貫通孔F3b2にはプラグUが挿入される。このように、第三貫通孔F3b3とピンJとが係合した状態では、第三シフトフォークF3における第一距離Lr31と第二距離Lr32とのレバー比P3(=Lr32/Lr31)が「1」よりも小さくなる。従って、シャフト1の軸線の方向に沿ったストローク量Ljに対して、レバー比P3が「1」よりも小さな第三シフトフォークF3は、ストローク量Ljよりも小さなストローク量Ls3で第三スリーブS3を移動させる。
このように、第一シフトフォークF1のレバー比P1、第二シフトフォークF2のレバー比P2及び第三シフトフォークF3のレバー比P3をそれぞれ第一スリーブS1〜第三スリーブS3のストローク量Ls1〜ストローク量Ls3に応じて変更することにより、シャフト1のストローク量Ljが同一となる。その結果、シフトセレクトレバー990におけるシフトストロークは、各シフト操作において統一される。
以上の説明からも理解できるように、上記実施形態に係るトランスミッション100は、シャフト1と、第一シフトフォークF1〜第三シフトフォークF3と、第一インナーレバーI1〜第三インナーレバーI3と、を備える。シャフト1は、ハウジング150内に収容されて軸線の方向に沿って移動するとともに軸線の回りに回動する。第一シフトフォークF1〜第三シフトフォークF3はシャフト1と対向して設けられている。第一シフトフォークF1〜第三シフトフォークF3は、シャフト1と、第一スリーブS1〜第三スリーブS3のそれぞれと、を連結している。第一スリーブS1〜第三スリーブS3は、ハウジング150内に収容されて互いに隣接する低速側ギアである第一ドリブンギア121、第三ドライブギア113、第五ドライブギア115、及び、高速側ギアである第二ドリブンギア122、出力軸側リダクションギア131、第六ドライブギア116の間に配置され低速側ギア又は高速側ギアに向けて移動する。第一インナーレバーI1〜第三インナーレバーI3は、シャフト1に設けられ、シャフト1が軸線の回りに回動することに応じて第一の回転位置に位置している状態で第一シフトフォークF1〜第三シフトフォークF3の何れかと係合する一方で、シャフト1が軸線の回りに回動することに応じて第一の回転位置とは異なる第二の回転位置に位置している状態では第一の回転位置で係合した第一シフトフォークF1〜第三シフトフォークF3の何れかのシフトフォークから離脱する。
第一シフトフォークF1〜第三シフトフォークF3は、それぞれ、本体部F1a〜本体部F3aと、本体部F1a〜本体部F3aに設けられて第一の回転位置に位置している第一インナーレバーI1〜第三インナーレバーI3の何れかと係合する係合部としてのフォークヘッドF1d〜フォークヘッドF3dと、本体部F1a〜本体部F3aに設けられて第一スリーブS1〜第三スリーブS3に連結される連結部としてのパッド部F1c〜パッド部F3cと、本体部F1a〜本体部F3aに設けられてフォークヘッドF1d〜フォークヘッドF3dとパッド部F1c〜パッド部F3cとの間にて第一シフトフォークF1〜第三シフトフォークF3をハウジング150に対して回動可能に支持する支持部F1b〜支持部F3bと、を有する。
第一シフトフォークF1〜第三シフトフォークF3は、フォークヘッドF1d〜フォークヘッドF3dの何れかと対応する第一インナーレバーI1〜第三インナーレバーI3の何れかと、が係合してシャフト1が軸線に沿って移動するとき、支持部F1b〜支持部F3bを回動中心にハウジング150に対して回動し、パッド部F1c〜パッド部F3cに連結された第一スリーブS1〜第三スリーブS3を低速側ギア又は高速側ギアに向けて移動させるように構成される。そして、第一シフトフォークF1〜第三シフトフォークF3には、それぞれの支持部F1b〜支持部F3bからフォークヘッドF1d〜フォークヘッドF3dまでの第一距離Lr11〜第一距離Lr31と、それぞれの支持部F1b〜支持部F3bからパッド部F1c〜パッド部F3cまでの第二距離Lr12〜第二距離Lr32と、の比を表すレバー比P1〜レバー比P3を変更するレバー比変更機構E1〜レバー比変更機構E3を設けられる。
これによれば、レバー比変更機構E1によって第一シフトフォークF1のレバー比P1を変更することができる。又、レバー比変更機構E2によって第二シフトフォークF2のレバー比P2を変更することができる。更に、レバー比変更機構E3によって第三シフトフォークF3のレバー比P3を変更することができる。これらにより、シャフト1が移動をするときのストローク量Ljに対して、第一シフトフォークF1が第一スリーブS1を移動させるときのストローク量Ls1、第二シフトフォークF2が第二スリーブS2を移動させるときのストローク量Ls2、及び、第三シフトフォークF3が第三スリーブS3を移動させるときのストローク量Ls3をそれぞれ変更することができる。
これにより、ストローク量Ls1、ストローク量Ls2及びストローク量Ls3がそれぞれ異なる場合であっても、各対向段に応じて、レバー比変更機構E1、レバー比変更機構E2及びレバー比変更機構E3により第一シフトフォークF1のレバー比P1、第二シフトフォークF2のレバー比P2及び第三シフトフォークF3のレバー比P3をそれぞれ変更することができる。これにより、シャフト1のストローク量Ljを一定にしてそれぞれの対向段に応じたストローク量Ls1、ストローク量Ls2及びストローク量Ls3で第一スリーブS1、第二スリーブS2及び第三スリーブS3を移動させることができる。
従って、第一スリーブS1、第二スリーブS2及び第三スリーブS3のそれぞれに要求されるストローク量Ls1、ストローク量Ls2及びストローク量Ls3に応じて第一シフトフォークF1、第二シフトフォークF2及び第三シフトフォークF3のそれぞれに複数種類のシフトフォークを設定して用いる必要がない。これにより、作業者は、第一シフトフォークF1、第二シフトフォークF2及び第三シフトフォークF3に設定された複数種類のシフトフォークを管理する必要がなく、容易に且つ正確に第一シフトフォークF1、第二シフトフォークF2及び第三シフトフォークF3の組み付け作業を行うことができる。又、第一シフトフォークF1、第二シフトフォークF2及び第三シフトフォークF3に設定された複数種類のシフトフォークを製造する必要がなく、複数種類のシフトフォークを管理する必要もないので、製造コストを低減することができる。
又、シャフト1のストローク量Ljを一定にすることができるので、シフトセレクトレバー990に対する各シフト操作においてシフトストロークを統一することができる。これにより、運転者は良好なシフトフィーリングを得ることができる。加えて、第一シフトフォークF1のレバー比P1、第二シフトフォークF2のレバー比P2及び第三シフトフォークF3のレバー比P3をそれぞれ変更することにより、シャフト1のストローク量Ljを一定にすることができるので、別途、シフトストロークを調整する作業が不要となり、トランスミッション100の組み付け作業性を向上させることができる。
又、この場合、トランスミッション100は、ハウジング150に固定された軸体としてのピンJを備え、本体部F1a〜本体部F3aは断面U字状を成し、係合部としてのフォークヘッドF1d〜フォークヘッドF3dは本体部F1a〜本体部F3aの基端部に設けられ、パッド部F1c〜パッド部F3cは本体部F1a〜本体部F3aの先端部に設けられ、支持部F1b〜支持部F3bは、フォークヘッドF1d〜フォークヘッドF3d及びパッド部F1c〜パッド部F3cの少なくとも一方に向かって延び、ピンJを収容する収容孔を構成する複数の第一貫通孔F1b1〜第一貫通孔F3b1、第二貫通孔F1b2〜第二貫通孔F3b2及び第三貫通孔F1b3〜第三貫通孔F3b3を有し、レバー比変更機構E1〜レバー比変更機構E3は、支持部F1b〜支持部F3bに設けられた複数の第一貫通孔F1b1〜第一貫通孔F3b1、第二貫通孔F1b2〜第二貫通孔F3b2及び第三貫通孔F1b3〜第三貫通孔F3b3を含んで構成される。
これによれば、レバー比変更機構E1は、収容孔としての第一貫通孔F1b1、第二貫通孔F1b2及び第三貫通孔F1b3を含み、これらの第一貫通孔F1b1、第二貫通孔F1b2及び第三貫通孔F1b3から選択した貫通孔にピンJを挿通して係合させることにより、第一シフトフォークF1のレバー比P1を変更することができる。又、レバー比変更機構E2は、収容孔としての第一貫通孔F2b1、第二貫通孔F2b2及び第三貫通孔F2b3を含んで構成され、これらの第一貫通孔F2b1、第二貫通孔F2b2及び第三貫通孔F2b3から選択した貫通孔にピンJを挿通して係合させることにより、第二シフトフォークF2のレバー比P2を変更することができる。更に、レバー比変更機構E3は、収容孔としての第一貫通孔F3b1、第二貫通孔F3b2及び第三貫通孔F3b3を含んで構成され、これらの第一貫通孔F3b1、第二貫通孔F3b2及び第三貫通孔F3b3から選択した貫通孔にピンJを挿通して係合させることにより、第三シフトフォークF3のレバー比P3を変更することができる。
このように、ピンJを挿通する貫通孔を選択してピンJを係合させることのみで、第一シフトフォークF1のレバー比P1、第二シフトフォークF2のレバー比P2及び第三シフトフォークF3のレバー比P3のそれぞれを容易に変更することができる。従って、第一スリーブS1のストローク量Ls1、第二スリーブS2のストローク量Ls2及び第三スリーブS3のストローク量Ls3を調整したり、シャフト1のストローク量Ljを調整したりする必要がない。その結果、第一シフトフォークF1、第二シフトフォークF2及び第三シフトフォークF3の組み付け作業性及びトランスミッション100の組み付け作業性を大幅に向上させることができる。
(変形例)
本発明は、上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用可能である。
本発明は、上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用可能である。
例えば、上記実施形態においては、第一シフトフォークF1〜第三シフトフォークF3に設けられたレバー比変更機構E1〜レバー比変更機構E3を、第一貫通孔F1b1〜第一貫通孔F3b1、第二貫通孔F1b2〜第二貫通孔F3b2、第三貫通孔F1b3〜第三貫通孔F3b3を含んで構成した。この場合、収容孔として第一貫通孔F1b1〜第一貫通孔F3b1、第二貫通孔F1b2〜第二貫通孔F3b2、第三貫通孔F1b3〜第三貫通孔F3b3を設けることを変更することが可能である。具体的に、図8に示すように、要求される第一スリーブS1〜第三スリーブS3のストローク量Ls1〜ストローク量Ls3を満たすレバー比P1〜レバー比P3を実現するように、第一シフトフォークF1〜第三シフトフォークF3の支持部F1b〜支持部F3bに収容孔として長孔F1e、長穴F2e及び長孔F3eを設けることも可能である。このように、長孔F1e〜長孔F3eを設けてレバー比変更機構E1〜レバー比変更機構E3を構成した場合であっても、上記実施形態と同様に、レバー比P1〜レバー比P3を変更することができるので、上記実施形態と同様の効果が期待できる。
又、上記実施形態においては、第一シフトフォークF1〜第三シフトフォークF3に複数の貫通孔として、第一貫通孔F1b1〜第一貫通孔F3b1、第二貫通孔F1b2〜第二貫通孔F3b2、第三貫通孔F1b3〜第三貫通孔F3b3を設け、これらの貫通孔のうちの何れかにハウジング150に固定されたピンJを係合させるようにした。この場合、ハウジング150に対して、ピンJが挿通して係合する貫通孔の位置に対応して、ピンJを固定する貫通孔を設けておく必要がある。
この場合、ハウジング150に対して、図9に示すように、第一シフトフォークF1〜第三シフトフォークF3に設けられた第一貫通孔F1b1〜第一貫通孔F3b1、第二貫通孔F1b2〜第二貫通孔F3b2、第三貫通孔F1b3〜第三貫通孔F3b3に対応する位置に設けられ、且つ、ピンJの挿通を許容する貫通孔151(又は長穴151)を設けることが可能である。尚、図9においては、第一シフトフォークF1に設けられた第一貫通孔F1b1、第二貫通孔F1b2及び第三貫通孔F1b3に対応した貫通孔151(又は長穴151)を示す。第二シフトフォークF2及び第三シフトフォークF3に設けられた第一貫通孔F2b1及び第一貫通孔F3b1、第二貫通孔F2b2及び第二貫通孔F3b2、第三貫通孔F2b3及び第三貫通孔F3b3に対応した貫通孔151(又は長穴151)についても、同様に設けられる。
このように、ハウジング150にピンJの挿通を許容する貫通孔151(又は長穴151)を設けることにより、個々に対応してピンJを固定する貫通孔を設ける必要がなく、トランスミッション100の仕様に応じて、ハウジング150を共用することが可能となる。これにより、トランスミッション100の製造コストを低減することができる。又、ピンJと、第一貫通孔F1b1〜第一貫通孔F3b1、第二貫通孔F1b2〜第二貫通孔F3b2、第三貫通孔F1b3〜第三貫通孔F3b3と、を係合させる作業性を向上させることができる。
又、上記実施形態においては、支持部F1b、支持部F2b及び支持部F3bが、それぞれ、ピンJを挿通して係合することにより、第一シフトフォークF1、第二シフトフォークF2及び第三シフトフォークF3が回動(揺動)するようにした。この場合、ピンJを用いることに代えて、支持部F1b、支持部F2b及び支持部F3bに形成された第一貫通孔F1b1〜第一貫通孔F3b1、第二貫通孔F1b2〜第二貫通孔F3b2、第三貫通孔F1b3〜第三貫通孔F3b3が、それぞれ、例えば、ハウジング150から突出した凸部を挿通して係合するようにすることも可能である。この場合であっても、第一シフトフォークF1、第二シフトフォークF2及び第三シフトフォークF3は回動(揺動)することができ、レバー比変更機構E1〜レバー比変更機構E3を実現することができる。
又、上記実施形態においては、支持部F1b、支持部F2b及び支持部F3bに第一貫通孔F1b1〜第一貫通孔F3b1、第二貫通孔F1b2〜第二貫通孔F3b2、第三貫通孔F1b3〜第三貫通孔F3b3を形成するようにした。この場合、第一貫通孔F1b1〜第一貫通孔F3b1、第二貫通孔F1b2〜第二貫通孔F3b2、第三貫通孔F1b3〜第三貫通孔F3b3を形成することに代えて、例えば、ピンJを収容する複数の凹部を支持部F1b、支持部F2b及び支持部F3bに形成することも可能である。この場合であっても、第一シフトフォークF1、第二シフトフォークF2及び第三シフトフォークF3は回動(揺動)することができ、レバー比変更機構E1〜レバー比変更機構E3を実現することができる。
又、上記実施形態においては、支持部F1b、支持部F2b及び支持部F3bに形成された第一貫通孔F1b1〜第一貫通孔F3b1、第二貫通孔F1b2〜第二貫通孔F3b2、第三貫通孔F1b3〜第三貫通孔F3b3を含んでレバー比変更機構E1、レバー比変更機構E2及びレバー比変更機構E3を構成した。この場合、レバー比変更機構E1、レバー比変更機構E2及びレバー比変更機構E3を、第一シフトフォークF1、第二シフトフォークF2及び第三シフトフォークF3のパッド部F1c、パッド部F2c、パッド部F3cに設けることも可能である。
この場合には、例えば、図3及び図4に示すように、パッド部F1c、パッド部F2c、パッド部F3cを回動可能に支持するように本体部F1a〜F3aに形成された貫通孔を支持部F1b、支持部F2b及び支持部F3bに向けて複数設ける。又は、パッド部F1c、パッド部F2c、パッド部F3cを回動可能に支持するように本体部F1a〜本体部F3aに支持部F3bに向けて延びる長穴を形成する。これら貫通孔又は長穴を設けることにより、第一シフトフォークF1の第二距離Lr12、第二シフトフォークF2の第二距離Lr22及び第三シフトフォークF3の第二距離Lr32を変更することができる。従って、レバー比変更機構E1、レバー比変更機構E2及びレバー比変更機構E3がこれら貫通孔又は長穴を含んで構成されることにより、レバー比変更機構E1、レバー比変更機構E2及びレバー比変更機構E3は、第一シフトフォークF1のレバー比P1、第二シフトフォークF2のレバー比P2及び第三シフトフォークF3のレバー比P3を変更することができる。これにより、上記実施形態と同様の効果が得られる。
又、上記実施形態においては、係合部としてのフォークヘッドF1d〜フォークヘッドF3dを本体部F1a〜本体部F3aから突出するようにした。この場合、フォークヘッドF1d〜フォークヘッドF3dを本体部F1a〜本体部F3aに対して凹部となるように形成することも可能である。
更に、上記実施形態においては、運転者によって操作されるシフトセレクトレバー990と、シフトアウターレバー2及びセレクトアウターレバー3と、が、それぞれ、変速用ケーブルを介して連結されるトランスミッション100を採用した。この場合、トランスミッション100として、例えば、運転者によるシフトセレクトレバー990の操作又は操作によらず車両の走行状態に応じてアクチュエータの駆動力により変速作動が自動的に実行され得る形式のオートメイティッド・マニュアル・トランスミッション(AMT)であっても良い。
1…シフトセレクトシャフト、2…シフトアウターレバー、3…セレクトアウターレバー、4…インターロック部材、5…リバースシフトフォークシャフト、6…リバースシフトフォーク連結部材、I1…第一インナーレバー、I2…第二インナーレバー、I3…第三インナーレバー、F1…第一シフトフォーク、F1a…本体部、F1b…支持部、F1b1…第一貫通孔、F1b2…第二貫通孔、F1b3…第三貫通孔、F1c…パッド部(連結部)、F1d…フォークヘッド(係合部)、F2…第二シフトフォーク、F2a…本体部、F2b…支持部、F2b1…第一貫通孔、F2b2…第二貫通孔、F2b3…第三貫通孔、F2c…パッド部(連結部)、F2d…フォークヘッド(係合部)、F3…第三シフトフォーク、F3a…本体部、F3b…支持部、F3b1…第一貫通孔、F3b2…第二貫通孔、F3b3…第三貫通孔、F3c…パッド部(連結部)、F3d…フォークヘッド(係合部)、E1,E2,E3…レバー比変更機構、J…ピン
Claims (4)
- ハウジング内に収容されて軸線の方向に沿って移動するとともに前記軸線の回りに回動するシフトセレクトシャフトと、
前記シフトセレクトシャフトと対向して設けられて、前記シフトセレクトシャフトと、前記ハウジング内に収容されて互いに隣接する低速側ギア及び高速側ギアの間に配置され前記低速側ギア又は前記高速側ギアに向けて移動するスリーブと、を連結するシフトフォークと、
前記シフトセレクトシャフトに設けられ、前記シフトセレクトシャフトが前記軸線の回りに回動することに応じて第一の回転位置に位置している状態で前記シフトフォークと係合する一方で、前記シフトセレクトシャフトが前記軸線の回りに回動することに応じて前記第一の回転位置とは異なる第二の回転位置に位置している状態では前記シフトフォークから離脱するインナーレバーと、を有する変速機であって、
前記シフトフォークは、
本体部と、前記本体部に設けられて前記第一の回転位置に位置している前記インナーレバーと係合する係合部と、
前記本体部に設けられて前記スリーブに連結される連結部と、
前記本体部に設けられて前記係合部と前記連結部との間にて前記シフトフォークを前記ハウジングに対して回動可能に支持する支持部と、を有して、
前記係合部と前記インナーレバーとが係合して前記シフトセレクトシャフトが前記軸線に沿って移動するとき、前記支持部を回動中心に前記ハウジングに対して回動し、前記連結部に連結された前記スリーブを前記低速側ギア又は前記高速側ギアに向けて移動させるように構成されており、
前記シフトフォークに、
前記支持部から前記係合部までの第一距離と、前記支持部から前記連結部までの第二距離と、の比を表すレバー比を変更するレバー比変更機構を設けた、変速機。 - 前記変速機は、前記ハウジングに固定された軸体を備え、
前記本体部は断面U字状を成し、前記係合部は前記本体部の基端部に設けられ、前記連結部は前記本体部の先端部に設けられ、
前記支持部は、前記係合部及び前記連結部の少なくとも一方に向かって延び、前記軸体を収容する収容孔を有し、
前記レバー比変更機構は、
前記収容孔を含む、請求項1に記載の変速機。 - 前記収容孔は、
複数の貫通孔から構成される、請求項2に記載の変速機。 - 前記ハウジングは、
前記収容孔に対応する位置に設けられ、且つ、前記軸体の挿通を許容する貫通孔を有する、請求項2又は請求項3に記載の変速機。
Priority Applications (1)
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JP2016190708A JP2018054016A (ja) | 2016-09-29 | 2016-09-29 | 変速機 |
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JP2016190708A JP2018054016A (ja) | 2016-09-29 | 2016-09-29 | 変速機 |
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JP (1) | JP2018054016A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110930359A (zh) * | 2019-10-21 | 2020-03-27 | 浙江科技学院 | 一种检测汽车拨叉的方法及系统 |
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2016
- 2016-09-29 JP JP2016190708A patent/JP2018054016A/ja active Pending
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CN110930359A (zh) * | 2019-10-21 | 2020-03-27 | 浙江科技学院 | 一种检测汽车拨叉的方法及系统 |
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