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JP2017528633A - 自動式の燃焼システムの特徴付け - Google Patents

自動式の燃焼システムの特徴付け Download PDF

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JP2017528633A JP2016574267A JP2016574267A JP2017528633A JP 2017528633 A JP2017528633 A JP 2017528633A JP 2016574267 A JP2016574267 A JP 2016574267A JP 2016574267 A JP2016574267 A JP 2016574267A JP 2017528633 A JP2017528633 A JP 2017528633A
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Abstract

本開示の態様は一般に、燃焼システムと通信する演算デバイスを含むシステムに関し、演算デバイスは、燃焼システムに入力を発行することと、ダイナミック出力と、燃焼システムへの入力に対応するエミッション出力と、のうちの一方が第1の境界条件を超えるかどうかを決定することと、第1のステップチェンジと第2のステップチェンジのうちの一方によって、燃焼システムへの入力を調整することと、を含む行動を実行するように構成され、第1のステップチェンジは、第1の境界条件を超えていないダイナミック出力及びエミッション出力に対応し、第2のステップチェンジは、第1の境界条件を超えているダイナミック出力及びエミッション出力のうちの一方に対応し、第2のステップチェンジは、第1のステップチェンジよりも小さい。【選択図】図1

Description

本明細書に開示した主題は、燃焼システムを特徴付けること(characterizing)に関する。より詳細には、本開示は、ガスタービンなどの燃焼システムの入力と出力の関係を自動的に特徴付ける(characterize)システムに関する。
ガスタービン組立体で見受けられるものを含めて燃焼システムは、燃料源を燃焼させることによって機械エネルギを生成でき、これにより、燃焼システムに取り付けた負荷構成要素(例えば、回転シャフト)を駆動するための機械動力が作り出される。燃焼システムの性能を最適化するために、燃焼システムの様々な入力変数と出力変数の関係は、「特徴付けされる」場合がある。本明細書で使用するとき、用語「特徴付ける」又は「特徴付けること(characterization」は、燃焼空気、バイパス空気、及び燃料の相対値(数学的比率の観点から表現され得る)などの燃焼システムへの入力と、燃焼システムから生じるエミッションレベル又は音などの1つ又は複数の形式の出力と、の物理的な関係を画定することを指す。特徴付けることにより、1つ又は複数の入力を1つ又は複数の出力に関係付ける数学的な関数又はモデルを作り出すことができる。個別の燃焼システムとそれらの意図する用途との間に差異があれば、それらのデバイスは、典型的には単位当たりの基準で特徴付けされる。燃焼システムを特徴付けることに関連する1つのリスクは、入力のグループによっては燃焼システム又はその部品を破損させるか又は動作不能にさせてしまう可能性があることである。それらの事象は、出力変数が無難な故障原因(safety causes of failure)に関連する1つ又は複数の境界条件を超えるとき、起きることがある。
米国特許出願公開第2012/0275899号明細書
本開示の少なくとも1つの実施態様は、燃焼システムの自動式の特徴付けを参照して、本明細書に記載する。しかしながら、当業者には明らかであって本明細書の教示によって案内されるであろうことは、本発明の実施態様が、他の形式の機械及びターボ機械を特徴付けることなどの他の類似の又は関係のある状況に対して一般に適用可能である、ということである。
本開示の第1の態様は、燃焼システムと通信する演算デバイスを含むシステムを提供し、演算デバイスは、燃焼システムに入力を発行することと、ダイナミック出力と、燃焼システムへの入力に対応するエミッション出力と、のうちの一方が第1の境界条件を超えるかどうかを決定することと、第1のステップチェンジと第2のステップチェンジのうちの一方によって、燃焼システムへの入力を調整することと、を含む行動を実行するように構成され、第1のステップチェンジは、第1の境界条件を超えていないダイナミック出力及びエミッション出力に対応し、第2のステップチェンジは、第1の境界条件を超えているダイナミック出力及びエミッション出力のうちの一方に対応し、第2のステップチェンジは、第1のステップチェンジよりも小さい。
本開示の第2の態様は、コンピュータ可読の記憶媒体に記憶されたプログラム製品を提供する。コンピュータ可読の記憶媒体は、燃焼システムを自動的に特徴付けることができ、また、燃焼システムに入力を発行することと、ダイナミック出力と、入力に対応するエミッション出力と、のうちの一方が第1の境界条件を超えるかどうかを決定することと、第1のステップチェンジと第2のステップチェンジのうちの一方によって、燃焼システムへの入力を調整することと、をコンピュータシステムにさせるためのプログラムコードを含むことができ、第1のステップチェンジは、第1の境界条件を超えていないダイナミック出力及びエミッション出力に対応し、第2のステップチェンジは、第1の境界条件を超えているダイナミック出力及びエミッション出力のうちの一方に対応し、第2のステップチェンジは、第1のステップチェンジよりも小さい。
本開示の第3の態様は、燃焼システムのダイナミック出力を監視して、ユニット特有のエミッションモニタからの燃焼システムのエミッション出力を複製するように構成された燃焼ダイナミック監視(CDM)システムと、燃焼システム及びCDMシステムと通信する特徴付けシステムと、を含むシステムを提供し、特徴付けシステムは、燃焼システムの空燃比及びバイパス空気分割比のうちの1つを含む入力を燃焼システムに発行することと、ダイナミック出力と、燃焼システムへの入力に対応するエミッション出力と、のうちの一方が第1の境界条件を超えるかどうかを決定することと、第1のステップチェンジと第2のステップチェンジのうちの一方によって、燃焼システムへの入力を調整することと、を含む行動を実行するように更に構成され、第1のステップチェンジは、第1の境界条件を超えていないダイナミック出力及びエミッション出力に対応し、第2のステップチェンジは、第1の境界条件を超えているダイナミック出力及びエミッション出力のうちの一方に対応し、第2のステップチェンジは、第1のステップチェンジよりも小さい。
開示した装置のそれらや他の特徴については、本発明の様々な実施形態を描いている添付の図面と関連して解釈される装置の様々な態様の以下の詳細な説明からより容易に理解されよう。
本開示の実施形態に係るシステムの概略図である。 本開示の実施形態に係るガスタービン組立体と相互作用する演算デバイスを含むコンピュータシステムの図解的概略図である。 本開示の実施形態における演算デバイスとガスタービン組立体の間のデータフロー例を提供する図である。 本開示の実施形態に係る方法の図解的フロー図である。
図面は必ずしも縮尺通りではない、ということに留意されたい。図面は、本開示の典型的な態様を単に示すことだけを目的としており、したがって、その範囲を限定していると考えるべきではない。図面において、同様の数字は、図面間で同様の要素を表す。
以下の説明では、その一部を形成すると共に本教示が実施され得る特定の例示的な実施形態を例として示している添付の図面に対して、言及を行う。それらの実施形態は、当業者による本教示の実施を可能にするために、十分に詳細に説明しており、理解すべきは、他の実施形態が利用でき、しかも、本教示の範囲から逸脱することなく変更できる、ということである。次の説明は、それ故に単なる例示である。
本開示の実施形態は、燃焼システムを自動的に特徴付けるためのシステム及びプログラム製品を含む。本明細書で使用するとき、用語「自動的に(automatically)」は、所定の規則に従ってユーザからの入力なしで、入力変数の連続的な反復の選択によって、制御システムに対する入力変数及び出力変数の関係を決定することを指す。本開示は、燃焼システムと通信している演算デバイスにおいて具体化することができ、演算デバイスが、プロセスステップを実行して燃焼システムと相互作用することができる。演算デバイスは、特定の入力を燃焼システムに発行することができ、また、入力が原因で燃焼システムの1つ又は複数の出力変数(例えば、ダイナミック出力又はエミッション出力)が所定の「境界条件(boundary condition)」を超えるかどうかを決定することができる。境界条件は、数学的な誘導及び/又はユーザの好みに従って選ぶことのできる閾値出力を指し、燃焼システムからの出力がシステム故障などの望んでいない状態に近づくときを意味している。本明細書で使用するとき、用語「エミッション(emission)」又は「エミッション(emissions)」は、燃焼システム内の燃焼反応から産出されるガスなどの排気化合物を指す。用語「ダイナミック(dynamic)」又は「ダイナミックス(dynamics)」は、燃焼システム内の燃焼反応から生じる音を指し、システム及び/又は個別の部品の条件を示すことがある。ダイナミックスは、動作中の燃焼システムから生じる音の周波数、音量などの観点から測定することができる。コンピュータシステムは、入力に関するエミッション又はダイナミック出力が対応する境界条件を超えるかどうかに基づいて、ステップチェンジによって入力の値を調整することができる。コンピュータシステムは、「目標入力」値としても公知である、入力の各形式に関する最大値及び/又は最小値を含むこともできる。1つ又は複数の「目標入力」値が、発行されるか又はシステム故障を引き起こしそうなので無視されるとき、コンピュータシステムは、異なったグループの入力を発行することができ、或いは、特徴付けプロセスを終了することができる。
図1は、本開示の実施形態に係るガスタービン組立体10の概略図を示す。ガスタービン組立体10は、本開示に係る付属の構成要素(例えば、演算システム200))を備えた燃焼システムの例である。1つ又は複数の燃料ノズル14に連結された燃焼器12は、典型的にはガスタービン組立体10の圧縮機16とタービンセクション18の間に位置する。したがって、図1の概略における燃料ノズル14は、複数の燃料ノズルを表すことがあるということが理解される。圧縮機16とタービン18は、回転シャフト20を介して相互に機械式に結合される場合がある。空気22は、圧縮機16と燃焼器12を通して、そして、最後にタービン18を通して、順次流れる。空気22は、燃焼器12の中で燃料ノズル14から供給された燃料と反応することができ、燃焼反応を生じさせ、次には、高温のガスストリームが産出される。高温のガスストリームは、タービン18の中に入ることができ、機械エネルギを回転シャフト20に分与し、これにより、力は、圧縮機16、及び/又は、回転シャフト20に連結された任意の負荷(図示せず)に、また送達される。ガスタービン組立体10は、より大きなシステム内の幾つかのガスタービンのうちの1つにすることができる。ガスタービン組立体10については、実例と実証の目的で本明細書に記載しているが、理解されるのは、本開示が、他の形式のタービン組立体や内燃機関などの他の形式の機械と共に使用するのに適合できるということである。
バイパスライン24は、燃焼器12の代わりにタービン18の中に直接圧縮空気22をいくらか迂回させることができる。1つ又は複数のバルブ26は、バイパスライン24に入る空気の量を制御することができる。燃焼器12に入ることなくタービン18に迂回した圧縮機16からの空気の割合は、0から1の間の分数で表現することができる。バルブ26は、完全に開き、完全に閉じ、又は部分的にだけ開くことができ、燃焼器12又はバイパスライン24に入る空気の量が制御される。空気の総量に対する燃焼器12又はバイパスライン24に入る空気の量は、バイパス空気分割比(「分割比」)として表現することができる。分割比は、入力の一形式であり、ガスタービン組立体10の性能、或いは/並びに、ダイナミック出力及び/又はエミッション出力を含む出力変数、に影響を及ぼすことがある。より詳細には、分割比は、動作中に燃焼器12内で生じる燃焼反応の量に影響を及ぼす。
1つ又は複数の燃料バルブ28は、1つ又は複数の対応する燃料ノズル14から燃焼器12に送達される燃料の量を同様に制御することができる。燃料バルブ28は、完全に開き、完全に閉じ、又は部分的にだけ開くことができ、燃焼器12に送達される燃料の量が制御される。燃焼器12に供給される燃料の量の増加は、その中での燃焼反応の数と大きさに影響を及ぼすことがある。バルブ26及び/又は燃料バルブ28の開閉は、ガスタービン組立体10の空燃比(A/F比)に影響を及ぼす場合がある。タービン組立体のA/F比は、ガスタービン組立体10の燃焼器12内部に放出されるエネルギ及び高温ガスを変化させる入力である。より詳細には、A/F比は、燃料ノズル14からの燃料の単位当たりの燃焼器12に供給される空気又は酸素の質量比を表しており、数学的に次のように表現することができる。
ここで「m」は質量値を表す。また、理解されるのは、A/F比は、1つ又は複数の燃料ノズル14から燃焼器12に供給される燃料のモル数当たりの空気又は酸素のモル数の観点から表現することができる、ということである。或る種のA/F比の値の有効性は、燃焼器12内で生じている特有の反応の反応化学量論によって決まることになろう。所定の範囲に渡ってA/F比が異なっていると、より多くやより少ない燃焼反応を燃焼器12内で生じさせることになろう。追加的又は代替的に、単一のガスタービン組立体10は、複数のA/F比を有することがあり、それぞれの燃料バルブ28を用いて制御され得る複数の燃料ノズル14に対応している。
A/F比又は分割比の変化は、燃焼器12内の燃焼反応の数に影響を及ぼす場合があり、それが次には、燃焼器12からエミッションライン30を通して放出される一定のエミッション(level emissions)と他の副産物に影響を及ぼす。ガスタービン組立体10は、様々な入力に対応する出力を検出及び/又は測定するためのセンサを含む場合がある。燃焼器12に結合されるセンサ32は、ガスタービン組立体10からのダイナミック出力を測定することができる。センサ32は、燃焼器12の内部に位置決めすることができ、或いは、燃焼器12の外側に位置決めされて燃焼反応からダイナミック出力を測定するサウンドセンサなどの他の構成によって燃焼器12に通信用に連結することができる。センサ32は、音響センサ、マイクロフォン、振動計などの、ダイナミック周波数と振幅を測定するための1つ又は複数の部品を含むことができる。ガスタービン組立体10は、エミッションセンサ34を含む場合もある。エミッションセンサ34は、燃焼器12及び/又はガスタービン組立体10を出て行くエミッションを監視するために、エミッションライン30内に或いは他の場所に、位置決めすることができる。エミッションセンサ34は、汎用ガス検出器、熱伝導度検出器、比色検出管、又は、流体のストリームや排気空気のサンプルの中の特定の物質の濃度を測定するための類似のデバイス、の様式にすることができる。エミッションセンサ34を用いて測定したエミッションの形式例には、例えば、酸化窒素及び二酸化窒素(NOx)、並びに/或いは、一酸化炭素(CO)を含めることができる。いずれにしても、該当するエミッションは、総重量又は相対的な分子量(例えば、総排気のグラム当たりのNOx又はCOのモル)の観点から測定することができる。したがって、エミッションセンサ34は、酸化窒素/二酸化窒素検出器、一酸化炭素検出器、様々な形式のエミッションを検出するように個々が形成された個別のセンサの集まり、又は、複数のエミッションガスを検出するための単一組立体、を含む場合がある。
ガスタービン組立体10は、ガスタービン組立体10を特徴付けるためのデータのロギングと記憶を行うために、1つ又は複数のシステムと通信することができる。燃焼ダイナミック監視(CDM)システム140は、センサ32に結合することができる。CDMシステム140は、メモリ又は他の形式の記憶システムを含むか又はそれと通信するコンピュータシステムを含む場合がある。CDMシステム140は、特定のセットの入力に関してガスタービン組立体10のダイナミック出力を測定するセンサ32からのデータ読み取りを幾つか収集することができる。CDMシステム140は、ガスタービン組立体10と無関係にすることができ、また、オフザシェルフ製品(例えば、General Electric社から入手できる遠隔監視システムMyFleet(商標))や改造様式の一般に入手できるシステムにしてもよい。センサ32は、CDMシステム140の構成要素にしてもよく、又は、独立して設けるようにしてもよい。CDMシステム140は、CDMシステム140のデータを用いて、統合(例えば、同じフォーマットに変換)のために他のシステムからのデータを複製して、一元化したデータ源を提供するように、プログラムすることができる。いずれにしても、CDMシステム140は、燃焼ダイナミックスの周波数と振幅、燃焼器12の動作条件、及び関係のある変数、を含む幾つかの形式のダイナミック出力をトラッキングすることができる。CDMシステム140は、収集したデータを処理及び操作することもでき、また、それらの最大、平均、及び/又は中間の値の観点からダイナミック出力を表現することができる。CDMシステム140は、特定のダイナミック周波数及び/又は振幅から、システムレベルのダイナミック(すなわち、ガスタービン組立体10の全体に対応するダイナミック出力)を演算することもできる。
ガスタービン組立体10は、エミッションセンサ34及びガスタービン組立体10に結合されたエミッション監視システム(EMS)150を含む場合もある。EMS150は、エミッションセンサ34からのエミッションデータを計算し、記憶し、又は受け取るため、メモリ及び/又は処理ユニットを含む場合がある。EMS150において収集及び/又は演算したエミッションデータ、例えば、NOxとCOのレベルは、対応するセットの入力に関して、ガスタービン組立体10の性能を特徴付けることもできる。EMS150は、特定のガスタービン組立体10にユニット特有としてもよく、また、CDMシステム140からの様々なフォーマットのデータを記録するように構成してもよい。しかしながら、CDMシステム140は、EMS150とデータを交換又はそれにデータを送出するために適合することができる。CDMシステム140は、実施形態によっては、CDMシステム140内の集中場所に記憶するためにEMS150からのデータを複製することができる。理解されることは、同じ複製と記憶の機能が、必要に応じて、CDMシステム140からのデータを収集するためにEMS150内に設けることもできる、ということである。
コンピュータシステム200は、ガスタービン組立体10と通信することができる。コンピュータシステム200は、ガスタービン組立体10を自動的に特徴付けるために本明細書で検討した処理ステップを遂行するためのハードウエア及び/又はソフトウエア含む場合がある。コンピュータシステム200は、例えば、制御信号を、バルブ26及び/又は燃料バルブ28に機械式及び/又は電気的に結合された構成要素に発行して、操作バルブ26及び/又は燃料バルブ28に指令を提供することができる。追加的又は代替的に、コンピュータシステム200は、電気作動式のメカニカルコンバータを用いて、バルブ26及び/又は燃料バルブ28を開閉するための指令を提供することができる。コンピュータシステム200は、入力値を調整するためにコンピュータシステム200から提供された指令に基づいてバルブ26及び/又は燃料バルブ28を開閉することができる。コンピュータシステム200は、ガスタービン組立体10に関係しているデータの送出と受け取りのためにCDMシステム140及び/又はEMS150に通信用に結合することができる。コンピュータシステム200は、より詳細には、CDMシステム140及び/又はEMS150からの出力データを読み取り及び/又は受け取って、本明細書で詳細に説明した方法ステップ及び/又はプロセスを実施することにより、ガスタービン組立体10への入力を調整することができる。したがって、コンピュータシステム200は、様々な条件下でガスタービン組立体10の性能を自動的に特徴付けるためにガスタービン組立体10と相互作用することができる。
図2に転じると、本明細書に記載した様々なプロセスを実施するためのコンピュータシステム200の図解的実施形態が示されている。特に、コンピュータシステム200は、演算デバイス204を含む場合があり、それが次には、特徴付けシステム206を含む場合がある。図2に示した構成要素は、燃焼システムを自動的に特徴付けるためのシステムの一実施形態である。本明細書で検討したように、演算デバイス204は、燃焼システムの入力と様々な出力の関係を説明している情報(例えば、数学的関係の様式)をユーザに提供することができる。更に、本開示の実施形態は、ユーザからの入力を要求することなく、ガスタービン組立体10などの燃焼システムを自動的に特徴付けることができる。本開示の実施形態は、技術者、演算デバイス204、及び/又は、技術者と演算デバイス204の組み合わせによって、構成するか又は部分的に動作させることができる。理解されることは、図2に示す様々な構成要素の幾つかは、演算デバイス204に含められる1つ又は複数の別個の演算デバイスのために、独立して実行する、組み合わせる、及び/又は、メモリに記憶することができる。更に、理解されることは、構成要素及び/又は機能性の幾つかは、実行することができず、或いは、付加的なスキーマ及び/又は機能性は、特徴付けシステム206の一部として含めることができる。
演算デバイス204は、プロセッサユニット(PU)208、入力/出力(I/O)インターフェース210、メモリ212、及びバス216を含む場合がある。また、演算デバイス204は、外部I/Oデバイス217及び記憶システム214と通信するように示されている。特徴付けシステム206は、入力制御プログラム218を実行することができ、このプログラムは、決定部220、計算部222、比較部224、ステップチェンジモジュール226、及び/又はガスタービン制御(「GT制御」)モジュール228を含んでいる、様々な活動を行うように構成された様々なソフトウエア構成要素を含むことができる。特徴付けシステム206の様々なモジュールは、データに関して処理、分析、及び動作するために、アルゴリズムに基づく計算、ルックアップテーブル、及び、メモリ212に記憶された類似のツールを使用して、それらのそれぞれの機能を実行することができる。一般に、PU208は、コンピュータプログラムコードを実行して、メモリ212及び/又は記憶システム214内に記憶させることのできる特徴付けシステム206などのソフトウエアを走らせることができる。コンピュータプログラムコードを実行する間、PU208は、メモリ212、記憶システム214、及び/又はI/Oインターフェース210に或いはそれらから、データを読み取り及び/又は書き込みすることができる。バス216は、演算デバイス204の構成要素の個々の間に通信リンクを提供することができる。I/Oデバイス217は、ユーザが演算デバイス204と相互作用できるようにする任意のデバイス、或いは、演算デバイス204が本明細書で説明した機器及び/又は他の演算デバイスと通信できるようにする任意のデバイス、を含むことができる。I/Oデバイス217(キーボード、ディスプレイ、ポインティングデバイスなどを含むがそれらに限定されない)は、直接又は介在するI/Oコントローラ(図示せず)を介してのいずれかで、コンピュータシステム200に結合することができる。
メモリ212は、1つ又は複数の機械及び/又は機械システムに関する様々な様式のデータ300を含むこともできる。特徴付けシステム206の入力制御プログラム218は、本開示のプロセスにおいてデータ300を記憶してそれと相互作用することができる。例えば、入力データフィールド302は、ガスタービン組立体10への提案したセットの入力を含むことができる。より詳細には、入力データフィールド302は、一例としてガスタービン組立体10に発行されるべき単一グループの入力を含むことができる。ステップチェンジモジュール226は、本明細書で検討したプロセスステップの間に予め決めた量だけ(本明細書ではステップチェンジと呼ぶ)入力データフィールド302の1つ又は複数の入力値を調整(すなわち、増加、減少、又は予め決めた量に設定)することができる。GT制御モジュール228は、メモリ212及び/又は記憶システム214の中の入力データフィールド302の値を、デジタル命令、指令などの様式のガスタービン組立体10内への入力に変換することができる。データ300は、特定の入力値のリストを含む入力ライブラリ304を含むこともできる。入力ライブラリ304は、例えば、特定の条件に対するガスタービン組立体10への所望の目標入力のリスト、の様式にすることができる。より詳細には、入力ライブラリ304内の値は、様々な目標入力値と所定の安全状態を含むことができる。入力ライブラリ304の目標入力値は、分割比、A/F比、又はガスタービン組立体10への他の形式の入力、の最大又は最小の可能な値を表すことができる。所定の安全状態は、目標値が達した及び/又は特定の境界条件が超えられた後で入力データフィールド302が設定され得るガスタービン組立体10への入力値を表している。演算デバイス204が、ガスタービン組立体10に異なった入力を発行するので、入力制御プログラム218は、テストされているか又はテストの不要である入力ライブラリ304内の幾つかの目標入力値について「印を付ける」(すなわち、無視する)ことができる。例えば、ガスタービン組立体10への入力によって、1つ又は複数の対応する出力が境界条件を超えるとき、入力制御プログラム218は、境界条件を同じく超えているであろう対応する目標入力に印を付けることができる。特徴付けシステム206の中で記憶されて使用される他の形式のデータは、ガスタービン組立体10の出力に関係しており、本明細書のどこかで検討する。
図2及び3に併せて転じると、本開示の実施形態に係るガスタービン組立体10と演算デバイス204の間のデータフロー例が示されている。入力制御プログラム218のGT制御モジュール228は、データを制御信号に変換するための任意の現在公知か又は後に開発されるプロセスによって、入力データフィールド302(図2)を入力310に変換することができる。入力310は、ガスタービン組立体10に発行されるA/F比312及び/又は分割比314を含む場合がある。より詳細には、演算デバイス204のGT制御モジュール228(図2)は、ガスタービン組立体10への入力310として、A/F比312及び/又は分割比314を発行することができる。追加的又は代替的に、演算デバイス204のGT制御モジュール228(図2)は、複数の燃料ノズル14(図1)及び/又は燃料バルブ28に対応する複数のA/F比312を発行することができる。コンピュータシステム200は、入力データフィールド302からの値を、入力310を備えた信号に変換することができ、例えば、バルブ26及び/又は燃料バルブ28を調整することによって、ガスタービン組立体10が調整される。GT制御モジュール228(図2)を用いてガスタービン組立体10に発行される入力310は、ガスタービン組立体10から対応する出力を発生させ、それが次には、CDM140及びEMS150を用いて測定及び/又は記録される場合がある。A/F比312及び/又は分割比314を調整することにより、CDM140及び/又はEMS150は、エミッション出力322及び/又はダイナミック出力324を含む様々な出力320を測定する場合がある。ダイナミック出力324は、燃焼システム内で燃焼反応から生じる音(測定可能な、例えば、周波数、音量など)を含む場合がある。実施形態では、CDM140は、EMS150からのデータを複製することができ、また、データ300として記憶されるべき演算デバイス204へのエミッション出力322及びダイナミック出力324を両方提供することができる。
図2に戻ると、特徴付けシステム206の比較部224は、出力320(図3)を、境界条件データ332に記憶された1つ又は複数の境界条件と比較することができる。この比較に基づき、ステップチェンジモジュール226は、入力データ302中の値を調整することができ、それが次には、別のセットの入力310(図3)に変換される場合がある。追加的又は代替的に、エミッション出力322とダイナミック出力324(図3)は、それらの対応する入力値と組み合わせることができ、また、特徴付けベクトルデータフィールド334に記憶されたベクトルフォーマットデータフィールドに表現することができる。「ベクトルフォーマットデータフィールド」は、幾つかの関係する変数から構成されるデータのアイテムを指す。例えば、特徴付けベクトルデータフィールド334の中に記憶されたベクトルは、1つの入力に対するA/F及び分割比の値、並びに、一緒に使用されているそれらの値に関係のあるガスタービン組立体10からの出力、を含む場合がある。特徴付けベクトルデータフィールド334の中の値は、ガスタービン組立体10の特定の動作状態に関係のある幾つかの変数を含む場合がある。いずれにしても、特徴付けベクトルは、コピー、複製、取得、そうでなければメモリ212及び/又は記憶システム214の中に記憶することができる。代替実施形態では、出力及び/又は特徴付けベクトルは、必要に応じて、EMS150から直接提供されるエミッション出力322(図3)と、CDMシステム140から直接提供されるダイナミック出力324(図3)と、を含む場合がある。本明細書のどこかで検討したように、比較部224は、出力を様々な境界条件と比較することができる。決定部220が、1つ又は複数の出力が境界条件を超えるか又は目標値を充足することを決定すると、ステップチェンジモジュール226は、ガスタービン組立体10に関する次の入力を画定するために、入力データフィールド302の値を調整(すなわち、増加、減少、又は特定の量に設定)することができる。
演算デバイス204は、ユーザ(例えば、パーソナルコンピュータ、サーバ、ハンドヘルドデバイスなど)のインストールするコンピュータプログラムコードを実行するための任意の一般目的の演算製品を含むことができる。しかしながら、理解されることは、演算デバイス204が、本開示の様々なプロセスステップを実施できる様々な可能な等価な演算デバイス及び/又は技術者を単に表しているにすぎない、ということである。加えて、演算デバイス204は、ガスタービン組立体10を特徴付けるためのより大型のシステムアーキテクチャの一部にすることできる。
この点で、他の実施形態では、演算デバイス204は、特定機能を実施するためのハードウエア及び/又はコンピュータプログラムコードを含む任意の特定目的の演算製品や、特定目的及び一般目的のハードウエア/ソフトウエアの組み合わせを含む任意の演算製品などを含む場合がある。各ケースでは、プログラムコードとハードウエアは、標準のプログラミングと工学技術をそれぞれ用いて作り出すことができる。一実施形態では、演算デバイス204は、実行時にガスタービン組立体10を自動的に特徴付けるために作用することのできるコンピュータ可読の記憶デバイスに記憶されるプログラム製品を含むことができる。
図2及び4を併せて参照すると、本開示の実施形態における燃焼システムを自動的に特徴付けるためのステップが示されている。ステップS1では、GT制御モジュール228は、入力310(図3)をガスタービン組立体10に発行することができる。より詳細には、GT制御モジュール228は、入力データフィールド302に記憶された値を、ガスタービン組立体10への入力310(図3)に変換することができる。本明細書のどこかで検討したように、入力310(図3)は、1つ又は複数のA/F比312(図3)及び/又は分割比314(図3)の値を含むことができる。コントローラ200は、バルブ26(図1、3)及び/又は燃料バルブ28(図1、3)を操作することによって、入力310(図3)を発行して、ガスタービン組立体10に対する分割比及び/又はA/F比を変える。
入力310(図3)をガスタービン組立体10に発行することにより、ガスタービン組立体10は、セットの対応する出力320を産出することになろう。ステップS2では、特徴付けシステム206は、CDM140及び/又はEMS150からデータ300として作り出される出力320(図3)を記録することができる。出力320(図3)は、エミッション出力322(図3)(例えば、NOxレベルとCOレベル)及び/又はダイナミック出力324(図3)(例えば、ガスタービン組立体10又はより大型のシステムと比較して、経時的な周波数及び振幅)を含む場合がある。特徴付けシステム206は、実施形態によってはCDMシステム140から一手に取得されるエミッション出力及びダイナミック出力322、324(図3)を記録することができる。入力310(図3)と出力320(図3)は、単独で又は他のデータと併用で、特定の条件下でガスタービン組立体10の動作を特徴付けることができる。
ステップS3では、決定部220は、ステップS1で発行された1つ又は複数の入力が、例えば、入力ライブラリ304に記憶され得る特定の目標値と同じであるかどうかを決定することができる。一般に、ガスタービン組立体10に連続的に発行される各グループの入力は、前のグループの入力よりも、特定の目標値により近いことがある。入力制御プログラム218のユーザは、ガスタービン組立体10への1つ又は複数の入力の最大又は最小の値を表している特定の目標値を選択することができる。ステップS1で発行された入力が目標値に達すると(すなわち、ステップS3で「はい」)、目標値は印を付けることができ、次の入力を発行するために使用される入力データフィールド302のデータは、所定の安全状態に設定することができる。これらのステップは、本明細書で更に詳細に検討する(すなわち、ステップS9〜S13)。
ステップS4で、比較部224は、出力320を、ガスタービン組立体10に関する所定の境界条件と比較することができる。出力320に関する1つ又は複数の境界条件は、境界条件データ332としてメモリ212及び/又は記憶システム214の中に記憶することができる。境界条件データ332は、例えば、ガスタービン組立体10が故障条件に近いと、エミッション出力及び/又はダイナミック出力322、324の閾値を表す場合がある。したがって、比較部224は、出力320を境界条件データ332と比較することができ、ガスタービン組立体10が境界条件の内又は外で動作しているかどうかが評価される。決定部220は、1つ又は複数の出力320が第1の境界条件を超えるかどうかを決定することができる。第1の境界条件は、例えば、境界条件データ332の一部として、演算デバイス204内に記憶することができる。第1の境界条件は、不安定であるか又は故障条件を招くかのどちらかであるガスタービン組立体10への入力310(図3)の範囲に近づいている出力320(図3)に対応する最小の大きさの境界条件にすることができる。本明細書で使用するとき、不安定な入力とは、ユーザによって設定されて、例えば、演算デバイス204のメモリ212の中に、記憶され得る所定の安全要件を、ガスタービン組立体10の出力(例えば、エミッションレベル又はダイナミックレベル)が超える原因となる入力を指す。より詳細には、第1の境界条件は、例えば、高いダイナミック閾値、高いエミッション閾値、及び/又は、ガスタービン組立体10に関する故障条件、に対応する場合がある。入力制御プログラム218のステップチェンジモジュール226は、第1の境界条件を超えないで(すなわち、ステップS4で「いいえ」)、出力320(図3)に応じて、ステップS5の所定のステップチェンジによって、入力データフィールド302(図3)の値を調整(例えば、増加及び/又は減少)することができる。第1のステップチェンジによって、入力データフィールド302(図3)の値を調整することにより、入力310(図3)が、入力ライブラリ304の中に記憶された1つ又は複数の所定の目標入力値に近づくことができる。目標入力値は、入力310の最大値、例えば、0%〜100%の分割比を表す場合があり、又はより詳細には、ガスタービン組立体10への予測最大安定入力値である場合がある。
入力制御プログラム218は、出力320(図3)が第1の境界条件を超えること(すなわち、ステップS4で「はい」)を決定している決定部220に応じて、出力320(図3)が第2の境界条件を超えるかどうかをステップS6で決定することができる。実施形態によっては、境界条件データ332は、故障又は不安定な動作の前のガスタービン組立体10の出力320(図3)の最大の大きさに対応する第2の境界条件を含む場合がある。したがって、第2の境界条件は、第1の境界条件よりも不安定な状態又は故障条件に近づくことができる。入力制御プログラム218は、出力320(図3)が第2の境界条件よりも下にあること(すなわち、ステップS6で「いいえ」)を決定している決定部220に応じて、ステップS7で第2のステップチェンジによって入力データフィールド302の値を調整することができる。第2のステップチェンジは、システム故障が生じるのを防止するために第1のステップチェンジよりも小さい変化にすることができる。第2のステップチェンジは、第1のステップチェンジよりも小さくできるが、第2のステップチェンジは、入力データフィールド302の中の値を所定の目標値に近づけるのを続けることができる。ステップS8で適用される第2のステップチェンジは、不安定な条件の近くにあるガスタービン組立体10に関するより多くのデータを取得する目的で、不安定な動作又はシステム故障に接近しているより多くの入力でガスタービン組立体10を特徴付けることができる。
ステップS8では、1つ又は複数の発行された入力が目標値と等しいことがあり(ステップS3で「はい」)、或いは、1つ又は複数の出力が第2の境界条件を超えることがある(ステップS6で「はい」)。どちらにしても、ステップS8で入力制御プログラム218は、テストされているか又は無視されている1つ又は複数の所定の目標値に印を付けることができる。ステップS8で特定の目標値に印を付けることに続いて、フローはステップS9に進むことができ、そこではステップチェンジモジュール226が、入力データフィールド302の値を、所定の安全状態と等しいように、設定することができる。所定の安全状態は、第1と第2の境界条件の範囲内のガスタービン組立体10からの出力を招くことを知っているか又は予測されるガスタービン組立体10への入力値を表している。1つ又は複数の所定の安全状態は、入力ライブラリ304の中に指定値として記憶することができる。入力ライブラリ304は、幾つかの様々な安全状態を含むことができ、ステップチェンジモジュール226は、入力データフィールド302の値を、発行されたことがないか又はユーザが希望する所定の安全状態と等しいように、設定することができる。ステップS9で、入力データフィールド302の値を安全状態に設定することにより、ガスタービン組立体10の特徴付けは、ステップS6又はS8で適用される第1又は第2のステップチェンジがそうでなくてもガスタービン組立体10を不安定にさせるときでさえ、継続することができる。ステップS9で、入力310(図3)を安全状態に設定することは、入力データフィールド302の中の現在値と、入力ライブラリ304の中の1つ又は複数の他の目標入力値と、の差を増加させることがある。しかしながら、入力制御プログラム218は、使用すべき残りの目標入力を、次のセットの入力及び/又は本明細書で検討した他のステップのステップチェンジに関する基準として、選択することができる。
ステップS5、S7、又はS9での入力値の調整又は設定の後で、入力制御プログラム218は、ステップS10でガスタービン組立体10の動作状態に関する特徴付けベクトルを任意選択で発生させることができる。特徴付けベクトルは、ステップS1の入力の発行に関する1つ又は複数のデータのアイテムを含むことができる。例えば、特徴付けベクトルは、入力310(図3)の1つの発行のため、ガスタービン組立体10に関するA/F比312(図3)、分割比314(図3)、エミッション出力322、及び/又は、ダイナミック出力324(図3)を含むことができる。ステップS10で作り出される特徴付けベクトルは、例えば、特徴付けベクトルデータフィールド334の中に記憶することができる。他の特徴付けベクトルは、後で発行される入力310(図3)のためにステップS10で作り出される場合もあり、また、ガスタービン組立体10の様々な動作状態を比較するための基礎として機能する場合がある。
いずれにしても、決定部220は、入力ライブラリ304のガスタービン組立体10への任意の目標入力が印を付けられていないかどうかをステップS11で決定することができる。入力ライブラリ304内の1つ又は複数の目標値が印を付けられている場合、ガスタービン組立体10のそれ以上の動作構成は、特徴付けすることができる。目標入力値が幾つか残っている場合(すなわち、ステップS11で「はい」)、入力制御プログラム218は、印を付けられていない入力ライブラリ304からの1つ又は複数の新たな目標入力をステップS12で選択することができる。次の1つ又は複数の目標値の選択の後で、フローはステップS1に戻ることができ、新たな入力は、ガスタービン組立体10に発行することができる。決定部220が、入力ライブラリ304の中の各入力及び/又は目標入力値がテストされたか又は無視されていたことを決定する場合、(すなわち、ステップS11で「はい」)、方法は、特徴付けされている特定のガスタービン組立体10について終了することができる。
本明細書に開示したシステム及び方法の技術的効果は、複数の入力を複数の出力に関係付ける数学モデルを作り出すことによってガスタービンなどの燃焼システムを特徴付けることを含む。本明細書で検討した実施形態は、ハードウエア、ソフトウエア、及び/又はそれらの組み合わせが、燃焼システムを自動的に特徴付けることを、人間のユーザの介入なしで、可能にすることができる。加えて、本明細書で検討した実施形態は、システム故障や不安定なシステム動作の発生を最小化するか又はそれらの事象を全部排除することができる。
本明細書で検討した様々な実施形態は、技術的及び商業的な利点を幾つか提供することができるが、そのうちの一部は、本明細書で一例として検討している。本開示の実施形態は、入力を選択してガスタービン組立体に発行することにおける人為的なミスを低減ないし除去することができる。具体的には、本開示の実施形態は、不安定なタービン動作又はシステム故障を招くであろう入力を避けることができる。その上、本明細書で検討した方法の実施形態は、特定入力と特徴付けされているシステムの性能との関係を決定するのに要する時間を減少させることができる。本明細書で説明した実施形態に係る自動的な特徴付けは、特定のタービン組立体に関する動作入力の可能な範囲全体が、テストされるかそうでなければ確認(例えば、印を付ける)されることを確実にすることもできる。これらの利点は、テスト時間の減少並びに燃料及び人件費の低下をもたらすことができる。本開示の実施形態は、出力を測定する様々な非統合システム、例えば、燃焼ダイナミック監視システム及びエミッション監視システム、からデータを統合するためのシステム及び方法も提供する。より詳細には、本開示の実施形態は、種々のフォーマットの様々な監視システムからのデータを単一の統一フィールドに統合することによって、エミッション出力とダイナミック出力の双方に関する単一の特徴付けプロセスを提供することができる。
本明細書で使用する用語は、特定の実施形態だけを説明する目的のためであり、本開示を限定することを意図していない。本明細書で使用するとき、単数形「1つ(a)」、「1つ(an)」、及び「その(the)」は、文脈上別に規定することが明らかな場合を除いて、複数形を同じく含むことを意図している。更に理解されるであろうことは、用語「含む(comprises)」及び/又は「含んでいる(comprising)」が、本明細書での使用時に、記載の特徴、整数、ステップ、動作、要素、及び/又は構成要素の存在を特定しているが、1つ又は複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、及び/又はそれらを集めたものの存在や追加を除外するものではない、ということである。
本明細書で使用するとき、用語「構成され(configured)」、「ように構成され(configured to)」及び/又は「ために構成され(configured for)」は、そう記載した構成要素の特定目的の特徴を指す場合がある。例えば、機能を果たすように構成されたシステム又はデバイスは、そんな特定機能を果たすためにプログラムされたか、そうでなければ修正された、コンピュータシステム又は演算デバイスを含む場合がある。他のケースでは、コンピュータ可読の媒体(例えば、記憶媒体)に記憶されたプログラムコードは、そのプログラムコードがその演算デバイス上で実行されるときに、少なくとも1つの演算デバイスが機能を果たすように、構成される場合がある。それらのケースでは、プログラムコードの配置は、実行時に演算デバイスの特定の機能を誘発する。他の例では、他の構成要素と相互作用する及び/又はそれに作用するように構成されたデバイスは、効果的にそれらの構成要素と相互作用する及び/又はそれに作用するように、具体的に形状付け及び/又は設計することができる。幾つかのそういった状況では、デバイスは、別の構成要素と相互作用するように構成されるが、その理由は、その形状の少なくとも一部が、そのような他の構成要素の形状の少なくとも一部を補完するからである。幾つかの状況では、デバイスの少なくとも一部は、そのような他の構成要素の少なくとも一部と相互作用するように寸法決めされる。デバイスと他の構成要素の物理的な関係(例えば、相補的、寸法の一致など)は、機能、例えば、1つ又は複数のデバイス若しくは他の構成要素の置換や、1つ又は複数のデバイス若しくは他の構成要素の係合など、を果たすのに役立つ場合がある。
ここに記載した説明は、例を用いて、ベストモードを含めて本発明を開示していると共に、任意のデバイスやシステムを作製及び使用することと任意の組み入れた方法を実行することとを含めて任意の当業者が本発明を実施できるようにしている。特許性を有する本発明の範囲は、特許請求の範囲によって定義され、当業者の想到する他の例を含むことができる。そういった他の例は、特許請求の範囲の文字通りの用語と異ならない構造要素を有する場合に、或いは、特許請求の範囲の文字通りの用語に対する差異の実体がない等価な構造要素を含む場合に、特許請求の範囲の範囲内にあることを意図している。
最後に、代表的な実施態様を以下に示す。
[実施態様1]
燃焼システム(10)と通信する演算デバイス(204)を含むシステムであって、前記演算デバイス(204)は、
前記燃焼システム(10)に入力(310)を発行することと、
ダイナミック出力(324)と、前記燃焼システム(10)への前記入力(310)に対応するエミッション出力(322)と、のうちの一方が第1の境界条件(322)を超えるかどうかを決定することと、
第1のステップチェンジと第2のステップチェンジのうちの一方によって、前記燃焼システム(10)への前記入力(310)を調整することと、
を含む行動を実行するように構成され、
前記第1のステップチェンジは、前記第1の境界条件(332)を超えていない前記ダイナミック出力(324)及び前記エミッション出力(322)に対応し、前記第2のステップチェンジは、前記第1の境界条件(332)を超えている前記ダイナミック出力(324)及び前記エミッション出力(322)のうちの一方に対応し、前記第2のステップチェンジは、前記第1のステップチェンジよりも小さい、システム。
[実施態様2]
前記演算デバイス(204)は、前記入力(310)と、前記ダイナミック出力(324)と、前記エミッション出力(322)と、を含む前記燃焼システム(10)に関する特徴付けベクトル(334)を生成するように更に構成され、前記特徴付けベクトル(334)は、前記入力(310)を発行することの例に対応する、実施態様1に記載のシステム。
[実施態様3]
前記入力(310)は、単一の燃料ノズル(14)に関する空燃比(312)と、複数の燃料ノズル(14)に関する複数の空燃比(312)と、前記燃焼システム(10)のバイパス空気分割比(314)と、のうちの1つを含む、実施態様1に記載のシステム。
[実施態様4]
前記ダイナミック出力(324)は、最大燃焼ダイナミックと、平均燃焼ダイナミックと、中央燃焼ダイナミックと、システムレベルダイナミックと、ダイナミック周波数と、のうちの1つを含む、実施態様1に記載のシステム。
[実施態様5]
前記エミッション出力(322)は、酸化窒素(NOx)レベルと、未燃炭化水素(UHC)レベルと、一酸化炭素(CO)レベルと、のうちの1つを含む、実施態様1に記載のシステム。
[実施態様6]
前記第1の境界条件(332)は、高いダイナミック閾値と、高いエミッション閾値と、故障条件と、のうちの1つを含む、実施態様1に記載のシステム。
[実施態様7]
前記演算デバイス(204)は、
前記ダイナミック出力(324)と前記エミッション出力(322)のうちの一方が、第2の境界条件(332)を超えているかどうかを決定することと、
前記第2の境界条件(332)を超えている前記ダイナミック出力(324)及び前記エミッション出力(322)のうちの一方に応じて、前記第1のステップチェンジと前記第2のステップチェンジのうちの一方によって、前記入力(310)を調整することなく、前記入力(310)を安全状態に設定することと、
を含む行動を実行するように更に構成される、実施態様1に記載のシステム。
[実施態様8]
前記ダイナミック出力(324)は、燃焼ダイナミック監視(CDM)システム(140)を用いて監視され、前記エミッション出力(322)は、ユニット特有のエミッションモニタを用いて監視される、実施態様1に記載のシステム。
[実施態様9]
前記演算デバイス(204)は、前記ユニット特有のエミッションモニタからの前記エミッション出力(322)を複製して、前記複製したエミッション出力を前記CDMシステム(140)に統合するように更に構成される、実施態様8に記載のシステム。
[実施態様10]
前記第1のステップチェンジと前記第2のステップチェンジのうちの一方によって、前記入力(310)を前記調整することは、目標値と前記入力(310)の差を減少させる、実施態様1に記載のシステム。
[実施態様11]
燃焼システムを自動的に特徴付けるためのコンピュータ可読の記憶媒体に記憶されたプログラム製品であって、前記コンピュータ可読の記憶媒体は、
前記燃焼システム(10)に入力(310)を発行することと、
ダイナミック出力(324)と、前記入力(310)に対応するエミッション出力(322)と、のうちの一方が第1の境界条件(322)を超えるかどうかを決定することと、
第1のステップチェンジと第2のステップチェンジのうちの一方によって、前記燃焼システム(10)への前記入力(310)を調整することと、
を前記コンピュータシステムにさせるためのプログラムコードを含み、
前記第1のステップチェンジは、前記第1の境界条件(332)を超えていない前記ダイナミック出力(324)及び前記エミッション出力(322)に対応し、前記第2のステップチェンジは、前記第1の境界条件(332)を超えている前記ダイナミック出力(324)及び前記エミッション出力(322)のうちの一方に対応し、前記第2のステップチェンジは、前記第1のステップチェンジよりも小さい、プログラム製品。
[実施態様12]
前記入力(310)と、前記ダイナミック出力(324)と、前記エミッション出力(322)と、を含む前記燃焼システム(10)に関する特徴付けベクトル(334)を、前記コンピュータシステムに生成させるためのプログラムコードを更に含み、前記特徴付けベクトル(334)は、前記入力(310)を発行することの例に対応する、実施態様11に記載のプログラム製品。
[実施態様13]
前記入力(310)は、単一の燃料ノズル(14)に関する空燃比(312)と、複数の燃料ノズル(14)に関する複数の空燃比(312)と、前記燃焼システム(10)のバイパス空気分割比(314)と、のうちの1つを含む、実施態様11に記載のプログラム製品。
[実施態様14]
前記ダイナミック出力(324)は、最大燃焼ダイナミックと、平均燃焼ダイナミックと、中央燃焼ダイナミックと、システムレベルダイナミックと、ダイナミック周波数と、のうちの1つを含む、実施態様11に記載のプログラム製品。
[実施態様15]
前記エミッション出力(322)は、酸化窒素(NOx)レベルと、未燃炭化水素(UHC)レベルと、一酸化炭素(CO)レベルと、のうちの1つを含む、実施態様11に記載のプログラム製品。
[実施態様16]
前記境界条件(322)は、高いダイナミック閾値と、高いエミッション閾値と、故障条件と、のうちの1つを含む、実施態様11に記載のプログラム製品。
[実施態様17]
前記ダイナミック出力(324)と前記エミッション出力(322)のうちの一方が、第2の境界条件(332)を超えているかどうかを決定することと、
前記第2の境界条件(332)を超えている前記ダイナミック出力(324)及び前記エミッション出力(322)のうちの一方に応じて、前記第1のステップチェンジと前記第2のステップチェンジのうちの一方によって、前記入力(310)を調整することなく、前記入力(310)を安全状態に設定することと、
を前記コンピュータシステムにさせるためのプログラムコードを更に含む実施態様11に記載のプログラム製品。
[実施態様18]
前記ダイナミック出力(324)は、燃焼ダイナミック監視(CDM)システム(140)を用いて監視され、前記エミッション出力(322)は、ユニット特有のエミッションモニタを用いて監視される、実施態様11に記載のプログラム製品。
[実施態様19]
前記ユニット特有のエミッションモニタからの前記エミッション出力(322)を複製して、前記複製したエミッション出力を前記CDMシステム(140)に統合することを、前記コンピュータシステムにさせるためのプログラムコードを更に含む、実施態様18に記載のプログラム製品。
[実施態様20]
燃焼システムのダイナミック出力を監視して、ユニット特有のエミッションモニタからの前記燃焼システムのエミッション出力(322)を複製するように構成された燃焼ダイナミック監視(CDM)システム(140)と、
前記燃焼システム(10)及び前記CDMシステム(140)と通信する特徴付けシステム(206)と、を含むシステムであって、
前記特徴付けシステム(206)は、
前記燃焼システム(10)の空燃比(312)及びバイパス空気分割比(314)のうちの1つを含む入力(310)を前記燃焼システム(10)に発行することと、
前記ダイナミック出力(324)と、前記燃焼システム(10)への前記入力(310)に対応する前記エミッション出力(322)と、のうちの一方が第1の境界条件(322)を超えるかどうかを決定することと、
第1のステップチェンジと第2のステップチェンジのうちの一方によって、前記燃焼システム(10)への前記入力(310)を調整することと、
を含む行動を実行するように更に構成され、
前記第1のステップチェンジは、前記第1の境界条件(332)を超えていない前記ダイナミック出力(324)及び前記エミッション出力(322)に対応し、前記第2のステップチェンジは、前記第1の境界条件(332)を超えている前記ダイナミック出力(324)及び前記エミッション出力(322)のうちの一方に対応し、前記第2のステップチェンジは、前記第1のステップチェンジよりも小さい、システム。
10 ガスタービン組立体
12 燃焼器
14 燃料ノズル
16 圧縮機
18 タービンセクション
20 回転シャフト
22 空気
24 バイパスライン
26 バルブ
28 燃料バルブ
30 エミッションライン
32 センサ
34 エミッションセンサ
140 CDMシステム
150 EMS
200 コンピュータシステム
204 演算デバイス
206 特徴付けシステム
208 プロセッサユニット(PU)
210 入力/出力(I/O)インターフェース
212 メモリ
214 記憶システム
216 バス
217 I/Oデバイス
218 入力制御システム
220 決定部
222 計算部
224 比較部
226 ステップチェンジ
228 GT制御
300 データ
302 入力データフィールド
304 入力ライブラリ
310 入力
312 A/F比
314 分割比
320 出力
322 エミッション出力
324 ダイナミック出力
332 境界条件データ
334 特徴付けベクトルデータ
S1 入力を発行
S2 出力を記録
S3 入力が目標値にあるか?
S4 出力が第1の境界を超えているか?
S5 第1のステップチェンジによって入力を調整
S6 出力が第2の境界を超えているか?
S7 第2のステップチェンジによって入力を調整
S8 目標値に印付け
S9 入力データフィールドを安全状態に設定
S10 特徴付けベクトルを作り出す
S11 目標入力がいくらか残っているか?
S12 新たな目標入力を選択

Claims (10)

  1. 燃焼システム(10)と通信する演算デバイス(204)を含むシステムであって、前記演算デバイス(204)は、
    前記燃焼システム(10)に入力(310)を発行することと、
    ダイナミック出力(324)と、前記燃焼システム(10)への前記入力(310)に対応するエミッション出力(322)と、のうちの一方が第1の境界条件(322)を超えるかどうかを決定することと、
    第1のステップチェンジと第2のステップチェンジのうちの一方によって、前記燃焼システム(10)への前記入力(310)を調整することと、
    を含む行動を実行するように構成され、
    前記第1のステップチェンジは、前記第1の境界条件(332)を超えていない前記ダイナミック出力(324)及び前記エミッション出力(322)に対応し、前記第2のステップチェンジは、前記第1の境界条件(332)を超えている前記ダイナミック出力(324)及び前記エミッション出力(322)のうちの一方に対応し、前記第2のステップチェンジは、前記第1のステップチェンジよりも小さい、システム。
  2. 前記演算デバイス(204)は、前記入力(310)と、前記ダイナミック出力(324)と、前記エミッション出力(322)と、を含む前記燃焼システム(10)に関する特徴付けベクトル(334)を生成するように更に構成され、前記特徴付けベクトル(334)は、前記入力(310)を発行することの例に対応する、請求項1記載のシステム。
  3. 前記入力(310)は、単一の燃料ノズル(14)に関する空燃比(312)と、複数の燃料ノズル(14)に関する複数の空燃比(312)と、前記燃焼システム(10)のバイパス空気分割比(314)と、のうちの1つを含む、請求項1記載のシステム。
  4. 前記ダイナミック出力(324)は、最大燃焼ダイナミックと、平均燃焼ダイナミックと、中央燃焼ダイナミックと、システムレベルダイナミックと、ダイナミック周波数と、のうちの1つを含む、請求項1記載のシステム。
  5. 前記エミッション出力(322)は、二酸化窒素(NOx)レベルと、未燃炭化水素(UHC)レベルと、酸化炭素(CO)レベルと、のうちの1つを含む、請求項1記載のシステム。
  6. 前記第1の境界条件(332)は、高いダイナミック閾値と、高いエミッション閾値と、故障条件と、のうちの1つを含む、請求項1記載のシステム。
  7. 前記演算デバイス(204)は、
    前記ダイナミック出力(324)と前記エミッション出力(322)のうちの一方が、第2の境界条件(332)を超えているかどうかを決定することと、
    前記第2の境界条件(332)を超えている前記ダイナミック出力(324)及び前記エミッション出力(322)のうちの一方に応じて、前記第1のステップチェンジと前記第2のステップチェンジのうちの一方によって、前記入力(310)を調整することなく、前記入力(310)を安全状態に設定することと、
    を含む行動を実行するように更に構成される、請求項1記載のシステム。
  8. 前記ダイナミック出力(324)は、燃焼ダイナミック監視(CDM)システム(140)を用いて監視され、前記エミッション出力(322)は、ユニット特有のエミッションモニタを用いて監視される、請求項1記載のシステム。
  9. 前記演算デバイス(204)は、前記ユニット特有のエミッションモニタからの前記エミッション出力(322)を複製して、前記複製したエミッション出力を前記CDMシステム(140)に統合するように更に構成される、請求項8記載のシステム。
  10. 前記第1のステップチェンジと前記第2のステップチェンジのうちの一方によって、前記入力(310)を前記調整することは、目標値と前記入力(310)の差を減少させる、請求項1記載のシステム。
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