JP2017228108A - 貨幣処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】貨幣処理装置において、制御部60は、ユーザの操作に従って、収納部からの貨幣の払出を伴う処理である払出処理を実行する。記憶部190は、払出処理について、そのタイプに対応付けられた印刷内容を登録する出力データベース191を格納する。制御部60は、払出処理を実行するとき、出力データベース191に登録された、当該払出処理のタイプに対応付けられた印刷内容が印刷された印刷物RCを、出力装置50を介して発行する。
【選択図】図3
Description
また、前記出力データベースにおいて、前記払出処理は、処理の内容、および、貨幣を払い出す前記収納部のうち少なくともいずれか一方に基づいて、そのタイプが決められている、としてもよい。
第1実施形態では、貨幣処理装置の一例として、紙幣処理装置、具体的には、貨幣処理システムを構成するバラ紙幣処理部を例にとって説明を行う。この貨幣処理システムは、例えば銀行等の金融機関に設置され、入金処理及び出金処理を含む各種の処理を実行する装置である。
図1は貨幣処理システムの一例の外観図である。図1に示す貨幣処理システム1は、貨幣処理装置として、バラ紙幣処理部100及び束紙幣処理部200からなる紙幣処理装置10と、バラ硬貨処理部300及び包装硬貨処理部400からなる硬貨処理装置20と、硬貨処理装置20等による機械受付ができない損貨および記念硬貨を処理する損貨処理装置500と、紙幣処理装置10等による機械受付ができない損券等を処理する損券処理装置600とを備えている。紙幣処理装置10及び硬貨処理装置20の上面には、それぞれ、タッチパネルである操作表示部40と、プリンタ50とが配置されている。ユーザは、操作表示部40を介して各装置の操作を行い、操作表示部40の画面において各種の情報の確認を行い、必要な情報をプリンタ50から出力させる。また、貨幣処理システム1は、例えば銀行にある管理コンピュータと通信可能に構成されていてもよい。この管理コンピュータは、銀行窓口にある窓口端末等の他の装置と接続されている。
図2は貨幣処理装置の一例であるバラ紙幣処理部100の構成例を示すブロック図である。図2に示すように、入金口110の紙幣は繰出部112により1枚ずつ筐体内に繰り出され、入金搬送部114により搬送される。入金識別部116は搬送される紙幣の金種、真偽、表裏、正損、新旧等を識別する。表裏反転部118は入金識別部116により識別された紙幣の表裏を揃える。入金識別部116により正常な紙幣ではないと識別された紙幣、すなわちリジェクト紙幣は入金リジェクト部120からリジェクトされる。
図3はバラ紙幣処理部100の機能構成の概略を示すブロック図である。図3において、制御部60は、バラ紙幣処理部100の各構成要素の制御を行うものであり、具体的には、紙幣操出部112や入金搬送部114などの機構の動作、入金識別部116等の識別動作、紙幣検出センサ180のセンシング動作等を制御する。制御部60はまた、金種別収納庫142や一括収納庫140等に収納された紙幣の枚数や金額等のデータも管理する。記憶部190は、各制御に必要となる設定値や管理されているデータ等を格納している。制御部60は、通信部65を介して、表示部41、操作部42およびプリンタ50と接続されている。表示部41および操作部42は、ここではタッチパネルである操作表示部40によって実現されている。
図6は本実施形態における動作例を示すフローチャートである。図6の動作例では、ユーザは、全回収動作すなわちバラ紙幣処理部100内の紙幣を全て回収する動作を行うものとする。ユーザは、まず操作表示部40を介して認証処理を行う(S11)。この認証処理では、ユーザは自分のIDやパスワードを操作表示部40から入力する。認証がOKになると、操作表示部40に操作メニューが表示されるので、ユーザは操作メニューから全回収動作を選択する(S12)。なお、ユーザが他の処理を選択した場合は、操作表示部40の画面はそれぞれの処理画面に遷移する。
第2実施形態では、貨幣処理装置の一例として、金融機関の窓口等に設置され、紙幣および硬貨の入出金処理を行う貨幣入出金機を例にとって説明を行う。
図9は貨幣入出金機の一例の外観図である。図9に示す貨幣入出金機700は、例えば、金融機関の窓口に設置され、その両側に配置された二人のテラーが共用するようになっている。図9の貨幣入出金機700は、略直方体形状の筐体702を有しており、この筐体102の前面上方に紙幣入金口710が設けられ、筐体702の上面に硬貨入金口750が設けられている。また、筐体702の前面において紙幣入金口710の下方には紙幣出金口740が設けられ、さらにその下方にリジェクト部742が設けられている。リジェクト部742の両側にはそれぞれ硬貨出金ボックス752が配置されている。また、リジェクト部742の下方には前面扉744が設けられており、この前面扉744を開くと、後述するカセット部722を筐体702内から手前側に引き出すことができる。
図11は貨幣入出金機700の機能構成の概略を示すブロック図である。図11において、制御部760は、貨幣入出金機700の各構成要素の制御を行うものであり、具体的には、紙幣処理部704や硬貨処理部706における、機構の動作、識別動作、センシング動作等を制御する。制御部760はまた、紙幣収納カセット724や紙幣集積部726等に収納された紙幣や硬貨処理部706に収納された硬貨の枚数や金額等のデータも管理する。記憶部762は、各制御に必要となる設定値や管理されているデータ等を格納している。通信部764は、外部装置800と通信を行う。
<戻し入れ間違いへの警告>
装置内に戻すべき貨幣の払出が行われたにもかかわらず、所定時間内に戻し入れ処理が行われなかった場合、装置から警告を発するようにしてもよい。一方、戻し入れるべきでない貨幣を払い出した後に戻し入れ処理が行われようとした場合、あるいは本来戻し入れられる部分とは異なる部分に貨幣を戻し入れようとした場合、装置から警告を発するようにしてもよい。この警告は、例えば、操作表示部から発したり、あるいは、外部装置等に通知したりすればよい。
上述の実施形態では、レシートが発行される払出処理の一例として、回収処理を例に挙げて説明を行ったが、回収処理以外の処理であっても、上述の実施形態と同様にレシートを発行するようにしてもよい。
上述の実施形態では、貨幣処理装置は、出力装置の一例であるプリンタを介して、レシートを発行するものとしたが、本開示はこれに限られるものではない。すなわち、実行した払出処理のタイプに対応付けられた情報が印刷された印刷物であれば、どのような形態の物を発行してもよい。
貨幣処理装置の例として、第1の実施形態では、貨幣処理システムを構成するバラ紙幣処理部を例にとって説明を行い、また、第2の実施形態では、貨幣入出金機を例にとって説明を行ったが、本開示が適用可能な貨幣処理装置はこれらに限られるものではない。例えば、損券処理装置や硬貨処理装置に対して、本開示の内容を適用してもよい。
60 制御部
100 バラ紙幣処理部(貨幣処理装置)
140 一括収納庫(収納部)
142 金種別収納庫(収納部)
190 記憶部
191 出力データベース
700 貨幣入出金機(貨幣処理装置)
726 紙幣集積部(収納部)
760 制御部
762 記憶部
763 出力データベース
810 プリンタ(出力装置)
RC レシート(印刷物)
Claims (8)
- 貨幣処理装置であって、
貨幣を収納する少なくとも1つの収納部と、
ユーザの操作に従って、前記収納部からの貨幣の払出を伴う処理である払出処理を実行する制御部と、
前記払出処理について、そのタイプに対応付けられた印刷内容を登録する出力データベースを格納する記憶部とを備え、
前記制御部は、前記払出処理を実行するとき、前記出力データベースに登録された、当該払出処理のタイプに対応付けられた印刷内容が印刷された印刷物を、出力装置を介して発行する
ことを特徴とする貨幣処理装置。 - 請求項1記載の貨幣処理装置において、
前記払出処理は、装置内の貨幣を取り出す処理である回収処理を少なくとも含む
ことを特徴とする貨幣処理装置。 - 請求項1または2記載の貨幣処理装置において、
前記出力データベースにおいて、前記払出処理は、処理の内容、および、貨幣を払い出す前記収納部のうち少なくともいずれか一方に基づいて、そのタイプが決められている
ことを特徴とする貨幣処理装置。 - 請求項1〜3のうちいずれか1項記載の貨幣処理装置において、
前記出力データベースは、前記払出処理のタイプのうち少なくとも1つについて、印刷内容として、当該払出処理後の貨幣の取り扱い方法を示すメッセージが登録されている
ことを特徴とする貨幣処理装置。 - 請求項1〜4のうちいずれか1項記載の貨幣処理装置において、
前記出力データベースは、前記払出処理のタイプのうち少なくとも1つについて、印刷内容として、貨幣を払い出す前記収納部を特定するデータ項目が登録されている
ことを特徴とする貨幣処理装置。 - 請求項1〜5のうちいずれか1項記載の貨幣処理装置において、
前記出力データベースは、前記払出処理のタイプのうち少なくとも1つについて、印刷内容として、払い出した貨幣の量を示すデータ項目が登録されている
ことを特徴とする貨幣処理装置。 - 請求項1記載の貨幣処理装置において、
前記少なくとも1つの収納部は、特定の1金種の貨幣を収納する金種別収納庫と、複数の金種の貨幣を収納する一括収納庫とを含み、
前記出力データベースは、前記金種別収納庫に係る払出処理と前記一括収納庫に係る払出処理とが、別のタイプとして設定されており、かつ、印刷内容として、互いに異なるメッセージが登録されている
ことを特徴とする貨幣処理装置。 - 請求項1〜7のうちいずれか1項記載の貨幣処理装置において、
前記出力装置は、前記貨幣処理装置に設けられている、または、前記貨幣処理装置と通信可能なように構成されている
ことを特徴とする貨幣処理装置。
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