JP2017224867A - 発光装置及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
チップの上方の蛍光体層と、第1の層、及び前記第1の層上の第2の層を有する、前記L
EDチップを囲むダム材と、を有する発光装置が記載されている。また、前記第2の層は
、非透光性を有し、前記蛍光体層の外縁部の上面を覆うことが記載されている。
気中の水分等により劣化しやすい。
の劣化を抑えられる発光装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
及び側面を有し、蛍光物質を含有する波長変換部材と、前記波長変換部材の上面を被覆し
、蛍光物質を実質的に含有しない透光部材と、前記発光素子と前記波長変換部材の間に配
置され、前記波長変換部材の側面を被覆する接着部材と、前記接着部材を介して前記波長
変換部材の側面を被覆する光反射部材と、を備えることを特徴とする。
及び側面を有し、蛍光物質を含有する波長変換部材と、前記波長変換部材の上面及び側面
を連続的に被覆し、蛍光物質を実質的に含有しない透光部材と、前記透光部材を介して前
記波長変換部材の側面を被覆する光反射部材と、を備えることを特徴とする。
れる発光素子と、蛍光物質を含有する波長変換部材と、蛍光物質を実質的に含有しない透
光部材と、がこの順に積層された発光構造体を形成し、前記発光構造体を光反射部材で埋
め、前記光反射部材を上方から前記透光部材が露出するまで研削することを特徴とする。
できる。また、本発明の一実施の形態の発光装置の製造方法は、そのような発光装置を量
産性良く製造することができる。
発光装置及びその製造方法は、本発明の技術思想を具体化するためのものであって、特定
的な記載がない限り、本発明を以下のものに限定しない。また、一の実施の形態、実施例
において説明する内容は、他の実施の形態、実施例にも適用可能である。さらに、図面が
示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため、誇張していることがある。
する。このx、y、z方向(軸)は其々、他の2方向(軸)と直交する方向(軸)である
。
図1(a)は、実施の形態1に係る発光装置100の概略上面図であり、図1(b)は
、そのA−A断面における概略断面図であり、点線で囲んだ部位の部分拡大図を含む。図
1(a)及び(b)に示すように、発光装置100は、発光素子10と、波長変換部材2
0と、透光部材30と、接着部材40と、光反射部材50と、を備えている。波長変換部
材20は、発光素子10の上に配置されている。波長変換部材20は、上面及び側面を有
している。波長変換部材20は、蛍光物質25を含有している。透光部材30は、波長変
換部材20の上面を被覆している。透光部材30は、蛍光物質を実質的に含有していない
。接着部材40は、発光素子10と波長変換部材20の間に配置されている。接着部材4
0は、波長変換部材20の側面を被覆している。光反射部材50は、接着部材40を介し
て波長変換部材20の側面を被覆している。
及び接着部材40により、蛍光物質25の劣化を抑えることができる。また、切断によっ
て粗くなりやすい波長変換部材20の側面と、光反射部材50と、の界面の形成を抑え、
その界面付近での光の多重反射及び/又は吸収を軽減し、光の取り出し効率を高めること
ができる。
いる場合だけではなく、別の部材を間に介する場合も含む意味で用いる。透光部材30は
、波長変換部材20の上面の少なくとも一部を被覆していればよいが、例えば波長変換部
材20の上面の総面積の80%以上、好ましくは90%以上、より好ましくは略全てを被
覆していると良い。接着部材40は、波長変換部材20の側面の少なくとも一部を被覆し
ていればよいが、例えば波長変換部材20の側面の総面積の10%以上、好ましくは30
%以上、より好ましくは50%以上を被覆していると良い。
い場合だけを意味するのではなく、発光装置の発光色度に影響しない程度の蛍光物質の含
有は含み得る。
そして、発光素子10は、配線基板70上にフリップチップ実装されている。すなわち、
発光素子10の正負電極は、導電部材60を介して、配線基板の配線75上に載置されて
いる。但し、この導電部材60及び配線基板70は、省略することができる。その場合に
は、発光装置100は、CSP(チップ・サイズ・パッケージ;Chip Size Package)型
の発光装置とすることができる。
波長変換部材20は、蛍光物質25を含有することで、切断端面である側面に凹凸が形成
されやすい。これにより、波長変換部材20の側面と、光反射部材50と、の界面付近で
の多重反射を生じやすくなるため、接着部材40(実施の形態2,3では透光部材30)
により波長変換部材20の側面を被覆する技術的意義が大きい。
であることが好ましい。これにより、接着部材40と光反射部材50の界面を良好な光反
射面とすることができ、光の取り出し効率を高めることができる。また、このような滑ら
かな側面を得るために、接着部材40は、蛍光物質を実質的に含有しないことが好ましい
。なお、ここでいう「滑らか」とは、凹凸が小さい及び/若しくは少ないことを意味し、
例えば算術平均粗さRaにより特定することができる。
であることが好ましい。蛍光物質を含有しない透光部材30の切断端面である側面は、比
較的滑らかに形成されやすい。これにより、透光部材30と光反射部材50の界面を良好
な光反射面とすることができ、光の取り出し効率を高めることができる。
ましい。フッ化物蛍光体及び量子ドットは、スペクトル線幅が狭いなど、液晶ディスプレ
イのバックライト装置に好適な特長を有する反面、耐水性に劣る性質を有するため、蛍光
物質25を保護する技術的意義が大きい。
脂材料は、比較的安価で量産性に優れる反面、ガラスなどの無機材料に比べて、ガス(水
蒸気を含む)バリア性及び耐熱性に劣るため、蛍光物質25を保護する技術的意義が大き
い。
10の全部を覆う大きさであることが好ましい。これにより、発光装置の発光領域を大き
くしやすく、光の取り出し効率を高めやすい。また、図1(b)に示すように、光反射部
材50は、発光素子10の側面を被覆する、より詳細には直接及び/若しくは接着部材4
0を介して被覆することが好ましい。これにより、発光装置の正面輝度を高め、且つ発光
装置を小型に形成することができる。
。図2に示すように、発光装置100は、端子部75bを実装基板97のランド部に半田
等により接着することで実装される。発光装置100は、側面発光(サイドビュー)型の
発光装置とすることが好ましい。この場合、発光装置100の実装面は、透光部材30の
上面に略直交することになる。側面発光型の発光装置は、薄型、小型に形成され、携帯端
末などの液晶ディスプレイのバックライト装置に利用される。その際、発光装置の発光面
は導光板の側面に当接されるが、透光部材30により波長変換部材20の上面を被覆する
ことで、蛍光物質25を保護することができる。特に、発光装置100の上面視形状が、
一辺が0.5mm以下の矩形状になれば、発光装置100ひいては波長変換部材20の機
械的強度が低くなりやすく、蛍光物質25を保護する技術的意義が大きい。なお、発光装
置100は、これに限らず、上面発光(トップビュー)型の発光装置とすることもできる
。
る概略上面図であり、図4(a)〜(e)は、図3(a)〜(e)の其々のB−B断面に
おける概略断面図である。発光装置100の製造方法は、配線基板70上に、フリップチ
ップ実装される発光素子10と、蛍光物質を含有する波長変換部材20と、蛍光物質を実
質的に含有しない透光部材30と、がこの順に積層された発光構造体15を形成し(図3
,4(a)及び(b)参照)、発光構造体15を光反射部材50で埋め(図3,4(c)
参照)、光反射部材50を上方から透光部材30が露出するまで研削する(図3,4(d
)及び(e)参照)ことを含む。なお、発光構造体15は、発光素子10と波長変換部材
20の間に接着部材40を含んでもよい。
配線基板70の素子搭載部75a上に、導電部材60を介して、フリップチップ実装させ
ることができる。発光素子10と波長変換部材20との接着は、流動状態の接着部材40
を発光素子10と波長変換部材20の間に配置し、加熱等により接着部材40を硬化させ
ればよい。このとき、接着部材40は、発光素子10の上面に塗布してもよいし、波長変
換部材20の下面に塗布してもよい。また、発光素子10と波長変換部材20は、接着部
材40を介さずに、直接接着(直接接合)させることもできる。光反射部材50は、ポッ
ティング法、トランスファ成形法、圧縮成形法などにより成形することができる。光反射
部材50の研削は、研削装置(研削盤)99を用いることが好ましい。
25の劣化を抑えられる発光装置を量産性良く製造することができる。光反射部材50を
研削する際、波長変換部材20上を透光部材30が被覆していることにより、研削による
蛍光物質25の劣化を抑制乃至回避することができる。さらに、蛍光物質25を含む波長
変換部材20を研削せず、代わりに透光部材30を研削することで、発光装置の発光色度
のバラツキを抑えることができる。
第1方向(y方向)に複数形成し、この複数の発光構造体15を1つの光反射部材50で
埋め、発光構造体15間の光反射部材50及び複合基板701を第1方向に直交する第2
方向(x方向)に切断する(図3(a)〜(e)参照)。これにより、発光装置100の
量産性を高めることができる。
に延伸させることが好ましい。これにより、接着部材40によって波長変換部材20の側
面を被覆し、光反射部材50により接着部材40を介して波長変換部材20の側面を被覆
することができる。
70上にフリップチップ実装した後、発光素子10上に波長変換部材20と透光部材30
を接着させることにより形成することが好ましい。これにより、発光素子10を実装する
際の加熱及び/若しくは加圧処理の波長変換部材20ひいては蛍光物質25への影響を回
避することができ、蛍光物質25の劣化を抑えることができる。
せた後、発光素子10を配線基板70上にフリップチップ実装することにより形成しても
よい。この場合には、発光素子10と波長変換部材20の相対位置精度を高めることがで
きる。
と透光部材30の製造方法の一例を説明する概略断面図である。図5(a)に示すように
、実施の形態1に係る波長変換部材20と透光部材30は、次のように準備することがで
きる。まず、図5(a)に示すように、蛍光物質を含有する樹脂の薄板920と、蛍光物
質を実質的に含有しない樹脂の薄板930と、を積層することにより積層板90を形成す
る。次に、図5(b)に示すように、その積層板90を切断する。これにより、図5(c
)に示すように、波長変換部材20とその上面を被覆する透光部材30との積層体が得ら
れる。なお、例えば実施の形態3のように、積層板90は、3層以上の複数層にすること
も可能である。
と透光部材30の変形例を示す概略断面図である。
は、傾斜していてもよい。特に、図6(a)に示す波長変換部材20と透光部材30の積
層体の側面は、上面側(透光部材30側)の径が下面側(波長変換部材20側)の径に比
べて大きくなるように傾斜している。この場合には、接着部材40により、波長変換部材
20の側面を被覆しやすいため、蛍光物質25の劣化を抑えやすく、また光の取り出し効
率を高めやすい。一方、図6(b)に示す波長変換部材20と透光部材30の積層体の側
面は、下面側(波長変換部材20側)の径が上面側(透光部材30側)の径に比べて大き
くなるように傾斜している。この場合には、波長変換部材20及び透光部材30の発光装
置100からの脱落を抑制することができる。
ていてもよい。接着部材40が、この突起に係止されたり、この窪みに充填されたり、す
ることで、波長変換部材20の発光装置100からの脱落を抑制することができる。
膜35が形成されていてもよい。被膜35は、光の取り出し効率を高める観点において、
光反射性を有していることが好ましく、特に酸化チタンで構成されることが好ましい。被
膜35の膜厚は、特に限定されないが、例えば10nm以上10μm以下であって、30
nm以上5μm以下であることが好ましく、50nm以上1μm以下であることがより好
ましい。また、被膜35は、複数の粒子で構成される薄膜であってもよい。この粒子は、
ナノ粒子(一次粒子径(例えばD50で定義される)が1nm以上100nm以下の粒子
)であることが好ましい。このような被膜35は、有機溶剤(揮発性が好ましい)中に粒
子を分散させたスラリーに波長変換部材20と透光部材30の積層体を浸漬させたり、又
は、前記スラリーを波長変換部材20と透光部材30の積層体に、ポッティングしたり、
インクジェット若しくはスプレーにより吹き付けたり、刷毛若しくはスポンジにより塗布
したり、することで形成することができる。なお、図示する例では、被膜35は透光部材
30の上面にも形成されているが、光反射部材50の研削によって、この透光部材30の
上面の被膜35は除去される。
図7(a)は、実施の形態2に係る発光装置200の概略上面図であり、図7(b)は
、そのC−C断面における概略断面図であり、点線で囲んだ部位の部分拡大図を含む。こ
の発光装置200は、透光部材30と接着部材40の形態において実施の形態1の発光装
置100と異なり、それ以外の点については実施の形態1の発光装置100と実質的に同
様であるので適宜説明を省略する。
材20と、透光部材30と、接着部材40と、光反射部材50と、を備えている。波長変
換部材20は、発光素子10の上に配置されている。波長変換部材20は、上面及び側面
を有している。波長変換部材20は、蛍光物質25を含有している。透光部材30は、波
長変換部材20の上面及び側面を連続的に被覆している。透光部材30は、蛍光物質を実
質的に含有していない。接着部材40は、発光素子10と波長変換部材20の間に配置さ
れている。光反射部材50は、透光部材30を介して波長変換部材20の側面を被覆して
いる。なお、この発光装置200もまた、導電部材60と、配線基板70と、を更に備え
ている。また、この発光装置200では、接着部材40を省略することができる。
により、蛍光物質25の劣化を抑えることができる。また、切断によって粗くなりやすい
波長変換部材20の側面と、光反射部材50と、の界面の形成を抑え、その界面付近での
光の多重反射及び/又は吸収を軽減し、光の取り出し効率を高めることができる。
なわち、接着部材40は、透光部材30の下面若しくは側面上まで延伸していない。この
場合、発光素子10の光が、接着部材40を通じて、波長変換部材20を介さず、透光部
材30の周縁部から直接的に出射するのを抑制することができる。一方、接着部材40が
、波長変換部材20の側面より外側にある、すなわち、透光部材30の下面若しくは側面
上まで延伸しているようにすることは、発光装置200の量産性の観点において好ましい
。
と透光部材30の製造方法の一例を説明する概略断面図である。図8(a)〜(d)に示
すように、実施の形態2に係る波長変換部材20と透光部材30は、次のように準備する
ことができる。まず、図8(a)に示すように、蛍光物質を含有する樹脂の薄板920を
複数の小片(波長変換部材20)に切断する。次に、図8(b)に示すように、その複数
の小片を互いに離間させて並置し、蛍光物質を実質的に含有しない樹脂932を複数の小
片上とその離間領域に充填する。最後に、図8(c)に示すように、離間領域の樹脂93
2を切断する。このとき、樹脂932を切断する刃は、少なくとも一方の小片(波長変換
部材20)の側面から離間していることが好ましく、また、樹脂932を切断する刃の幅
は、離間領域の幅より小さいことが好ましい。これにより、図8(d)に示すように、波
長変換部材20とその上面及び側面を連続的に被覆する透光部材30との積層体が得られ
る。
図9(a)は、実施の形態3に係る発光装置300の概略上面図であり、図9(b)は
、そのD−D断面における概略断面図であり、点線で囲んだ部位の部分拡大図を含む。こ
の発光装置300は、発光素子10の数と、光拡散部材80を含む点と、において実施の
形態2の発光装置200と異なり、それ以外については実施の形態2の発光装置200と
実質的に同様であるので適宜説明を省略する。
材20と、透光部材30と、接着部材40と、光反射部材50と、光拡散部材80と、を
備えている。発光素子10は、複数個ある。波長変換部材20は、発光素子10の上に配
置されている。波長変換部材20は、上面及び側面を有している。波長変換部材20は、
蛍光物質25を含有している。光拡散部材80は、発光素子10と波長変換部材20の間
に配置されている。光拡散部材80は、光拡散剤85を含有している。なお、光拡散部材
80は、蛍光物質25を実質的に含有していない。透光部材30は、波長変換部材20の
上面及び側面を連続的に被覆している。透光部材30は、光拡散部材80の側面も被覆し
ている。透光部材30は、蛍光物質を実質的に含有していない。接着部材40は、発光素
子10と波長変換部材20の間に配置されている。光反射部材50は、透光部材30を介
して波長変換部材20の側面を被覆している。また、光反射部材50は、透光部材30を
介して光拡散部材80の側面も被覆している。なお、この発光装置300においても、接
着部材40を省略することができる。また、この発光装置300も、導電部材60と、配
線基板70と、を更に備えている。複数の発光素子10は、配線基板の配線75により、
直列に接続されている。
により、蛍光物質25の劣化を抑えることができる。特に、波長変換部材20の透光部材
30による上面、側面の被覆に、光拡散部材80による下面の被覆も加わることで、蛍光
物質25の劣化をよりいっそう抑えることができる。また、切断によって粗くなりやすい
波長変換部材20の側面と、光反射部材50と、の界面の形成を抑え、その界面付近での
光の多重反射及び/又は吸収を軽減し、光の取り出し効率を高めることができる。さらに
、光拡散部材80により、複数の発光素子10の光を拡散させて波長変換部材20に入射
させることができ、発光面における輝度分布、色度分布の斑を抑えることができる。これ
により、発光装置300を、面内均質な発光が可能な、長尺な線状光源若しくは大面積の
面状光源とすることができる。
発光素子は、少なくとも半導体素子構造を備え、多くの場合に基板をさらに備える。発
光素子としては、例えば発光ダイオード(LED;Light Emitting Diode)チップが挙げ
られる。発光素子の上面視形状は、矩形、特に正方形状又は一方向に長い長方形状である
ことが好ましいが、その他の形状であってもよく、例えば六角形状であれば発光効率を高
めることもできる。発光素子(主に基板)の側面は、上面に対して、垂直であってもよい
し、内側又は外側に傾斜していてもよい。発光素子は、同一面側に正負(p,n)電極を
有することが好ましいが、正/負電極を互いに反対の面に有する対向電極構造でもよい。
1つの発光装置に搭載される発光素子の個数は1つでも複数でもよい。複数の発光素子は
、直列又は並列に接続することができる。半導体素子構造は、半導体層の積層体、即ち少
なくともn型半導体層とp型半導体層を含み、また活性層をその間に介することが好まし
い。半導体素子構造は、正負電極及び/若しくは絶縁膜を含んでもよい。正負電極は、金
、銀、錫、白金、ロジウム、チタン、アルミニウム、タングステン、パラジウム、ニッケ
ル又はこれらの合金で構成することができる。絶縁膜は、珪素、チタン、ジルコニウム、
ニオブ、タンタル、アルミニウムからなる群より選択される少なくとも一種の元素の酸化
物又は窒化物で構成することができる。発光素子の発光波長は、半導体材料やその混晶比
によって、紫外域から赤外域まで選択することができる。半導体材料としては、蛍光物質
を効率良く励起できる短波長の光を発光可能な材料である、窒化物半導体(主として一般
式InxAlyGa1−x−yN、0≦x、0≦y、x+y≦1)で表される)を用いる
ことが好ましい。発光素子の発光波長は、発光効率、並びに蛍光物質の励起及びその発光
との混色関係等の観点から、400nm以上530nm以下が好ましく、420nm以上
490nm以下がより好ましく、450nm以上475nm以下がよりいっそう好ましい
。このほか、InAlGaAs系半導体、InAlGaP系半導体、硫化亜鉛、セレン化
亜鉛、炭化珪素などを用いることもできる。発光素子の基板は、主として半導体素子構造
を構成する半導体の結晶を成長可能な結晶成長用基板であるが、結晶成長用基板から分離
した半導体素子構造に接合させる接合用基板であってもよい。基板が透光性を有すること
で、フリップチップ実装を採用しやすく、また光の取り出し効率を高めやすい。基板の母
材としては、サファイア、スピネル、窒化ガリウム、窒化アルミニウム、シリコン、炭化
珪素、ガリウム砒素、ガリウム燐、インジウム燐、硫化亜鉛、酸化亜鉛、セレン化亜鉛、
ダイヤモンドなどが挙げられる。なかでも、サファイアが好ましい。基板の厚さは、例え
ば0.02mm以上1mm以下であり、基板の強度や発光装置の厚さの観点において、0
.05mm以上0.3mm以下であることが好ましい。
(母材21)
波長変換部材の母材は、発光素子から出射される光に対して透光性(例えば光透過率5
0%以上、好ましくは70%以上、より好ましくは85%以上)を有するものであればよ
い。波長変換部材の母材は、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、アクリル樹脂、又はこれらの変性樹脂若しくはハイブリッド樹脂を用いる
ことができる。なかでも、シリコーン樹脂又はその変性樹脂若しくはハイブリッド樹脂は
、耐熱性及び耐光性に優れ、好ましい。ガラスでもよい。波長変換部材は、これらの母材
のうちの1種を単層で、若しくはこれらの母材のうちの2種以上を積層して構成すること
ができる。このほか、波長変換部材は、蛍光体と無機物(例えばアルミナ)との焼結体、
又は蛍光体の板状結晶などを用いることができる。なお、波長変換部材の母材の屈折率を
、透光部材(の母材)の屈折率より高くすることで、光の取り出し効率を高めることもで
きる。
(蛍光物質25)
蛍光物質は、発光素子から出射される一次光の少なくとも一部を吸収して、一次光とは
異なる波長の二次光を出射する。これにより、可視波長の一次光及び二次光の混色光(例
えば白色光)を出射する発光装置とすることができる。蛍光物質は、以下に示す具体例の
うちの1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることができる。具体的な蛍光物
質としては、イットリウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体(例えばY3(Al,G
a)5O12:Ce)、ルテチウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体(例えばLu3
(Al,Ga)5O12:Ce)、シリケート系蛍光体(例えば(Ba,Sr)2SiO
4:Eu)、クロロシリケート系蛍光体(例えばCa8Mg(SiO4)4Cl2:Eu
)、βサイアロン系蛍光体(例えばSi6−zAlzOzN8−z:Eu(0<Z<4.
2))、窒素含有アルミノ珪酸カルシウム(CASN又はSCASN)系蛍光体(例えば
(Sr,Ca)AlSiN3:Eu)、フッ化珪酸カリウム系蛍光体(例えばK2SiF
6:Mn)などが挙げられる。このほか、蛍光物質は、量子ドットを含んでもよい。量子
ドットは、粒径1nm以上100nm以下程度の粒子であり、粒径によって発光波長を変
えることができる。量子ドットは、例えば、セレン化カドミウム、テルル化カドミウム、
硫化亜鉛、硫化カドミウム、硫化鉛、セレン化鉛、又はAgInS2、AgZnInSx
、CuInS2などが挙げられる。量子ドットは、球状ガラス又は透光性の無機化合物中
に封止されていてもよい。本発明の一実施の形態は、これら蛍光物質の中でも水分や酸素
など大気中の成分に比較的弱い物質を使用できる点においても優れている。
透光部材は、LEDチップから出射される光に対して透光性(例えば光透過率50%以
上、好ましくは70%以上、より好ましくは85%以上)を有するものであればよい。透
光部材は、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ア
クリル樹脂、又はこれらの変性樹脂若しくはハイブリッド樹脂を用いることができる。な
かでも、シリコーン樹脂又はその変性樹脂若しくはハイブリッド樹脂は、耐熱性及び耐光
性に優れ、好ましい。ガラスでもよい。透光部材は、これらの母材のうちの1種を単層で
、若しくはこれらの母材のうちの2種以上を積層して構成することができる。また、透光
部材は、光拡散剤を含有してもよく、好ましくはその表面の滑らかさを維持できる程度の
含有量とする。
被膜は、下記の白色顔料及び光拡散剤と同様の材料により構成することができる。被膜
は、高密度の粒子の集合体で形成することができる。
接着部材の母材は、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリカーボネー
ト樹脂、アクリル樹脂、又はこれらの変性樹脂若しくはハイブリッド樹脂が挙げられる。
なかでも、シリコーン樹脂又はその変性樹脂若しくはハイブリッド樹脂は、耐熱性及び耐
光性に優れ、好ましい。
(母材51)
光反射部材の母材は、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリカーボネ
ート樹脂、アクリル樹脂、又はこれらの変性樹脂若しくはハイブリッド樹脂が挙げられる
。なかでも、シリコーン樹脂又はその変性樹脂若しくはハイブリッド樹脂は、耐熱性及び
耐光性に優れ、好ましい。光反射部材は、これらの母材中に、白色顔料を含有することが
好ましい。
(白色顔料55)
白色顔料は、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、水酸化マ
グネシウム、炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、
チタン酸バリウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、酸化アルミニウム、酸化ジルコ
ニウムのうちの1種を単独で、又はこれらのうちの2種以上を組み合わせて用いることが
できる。白色顔料の形状は、特に限定されず、不定形(破砕状)でもよいが、流動性の観
点では球状が好ましい。また、白色顔料の一次粒子径(例えばD50で定義される)は、
例えば0.1μm以上0.5μm以下程度が挙げられるが、光反射や被覆の効果を高める
ためには小さい程好ましい。光反射部材中の白色顔料の含有量は、特に限定されないが、
光反射性及び流動状態における粘度などの観点から、例えば10wt%以上70wt%以
下が好ましく、30wt%以上60wt%以下がより好ましい。なお、「wt%」は、重
量パーセントであり、光反射部材の全重量に対する当該材料の重量の比率を表す。
導電部材としては、金、銀、銅などのバンプ、銀、金、銅、プラチナ、アルミニウム、
パラジウムなどの金属粉末と樹脂バインダを含む金属ペースト、錫−ビスマス系、錫−銅
系、錫−銀系、金−錫系などの半田、低融点金属などのろう材のうちのいずれか1つを用
いることができる。
(基体71)
基体は、リジッド基板であれば、樹脂(繊維強化樹脂を含む)、セラミックス、ガラス
、金属、紙などを用いて構成することができる。樹脂としては、エポキシ、ガラスエポキ
シ、ビスマレイミドトリアジン(BT)、ポリイミドなどが挙げられる。セラミックスと
しては、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、酸化ジルコニウム、窒化ジルコニウム、
酸化チタン、窒化チタン、若しくはこれらの混合物などが挙げられる。金属としては、銅
、鉄、ニッケル、クロム、アルミニウム、銀、金、チタン、若しくはこれらの合金などが
挙げられる。基体は、可撓性基板(フレキシブル基板)であれば、ポリイミド、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、液晶ポリマー、シクロオレフィンポリ
マーなどを用いて構成することができる。なお、これらの基材のうち、特に発光素子の線
膨張係数に近い物性を有する基材を使用することが好ましい。
(配線75)
配線は、基体の少なくとも上面に形成され、基体の内部及び/若しくは側面及び/若し
くは下面にも形成されていてもよい。また、配線は、発光素子が搭載される素子搭載部、
外部接続用の端子部、これらを接続する引き出し配線部などを有することが好ましい。配
線は、銅、鉄、ニッケル、タングステン、クロム、アルミニウム、銀、金、チタン、パラ
ジウム、ロジウム、又はこれらの合金で形成することができる。これらの金属又は合金の
単層でも多層でもよい。特に、放熱性の観点においては銅又は銅合金が好ましい。また、
配線の表層には、接合部材の濡れ性及び/若しくは光反射性などの観点から、銀、白金、
アルミニウム、ロジウム、金若しくはこれらの合金などの層が設けられていてもよい。
(母材81)
光拡散部材の母材は、発光素子から出射される光に対して透光性(例えば光透過率50
%以上、好ましくは70%以上、より好ましくは85%以上)を有するものであればよい
。光拡散部材の母材は、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリカーボネ
ート樹脂、アクリル樹脂、又はこれらの変性樹脂若しくはハイブリッド樹脂を用いること
ができる。なかでも、シリコーン樹脂又はその変性樹脂若しくはハイブリッド樹脂は、耐
熱性及び耐光性に優れ、好ましい。ガラスでもよい。光拡散部材は、これらの母材のうち
の1種を単層で、若しくはこれらの母材のうちの2種以上を積層して構成することができ
る。
(光拡散剤85)
光拡散剤としては、チタン酸バリウム、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化珪素、炭
酸カルシウム等の無機粒子、シリコーン樹脂、アクリル樹脂等の有機粒子を用いることが
できる。また、光拡散剤は、ガラス粉末(好ましくは屈折率が調整されたガラス粉末)を
用いてもよい。光拡散剤は、これらの粒子のうちの1種を単独で、若しくはこれらの粒子
のうちの2種以上を組み合わせて構成することができる。
限定されないことは言うまでもない。
実施例1の発光装置は、図1(a)及び(b)に示す例の発光装置100の構成を有す
る、横幅1.8mm、縦幅0.32mm、厚さ0.70mmの側面発光型のLED装置で
ある。
71と、この基体71上に横方向に並んで形成された一対の配線75と、を備えている。
基体71は、BT樹脂製(例えば三菱瓦斯化学社製:HL832NSF typeLCA
)の直方体状の小片である。一対の配線75は、基体71側から銅/ニッケル/金が積層
されて成っている。一対の配線75は其々、基体71の上面の横方向の中央側に形成され
た素子搭載部75a(銅層が厚さ40μmの突起を含む)と、基体71の上面の横方向の
端部から側面を経て下面に形成された端子部75bと、を含んでいる。
、フリップチップ実装されている。 発光素子10は、サファイア基板上に窒化物半導体
のn型層、活性層、p型層が順次積層された、青色(発光ピーク波長452nm)発光可
能な、横幅1.1mm、縦幅0.2mm、厚さ0.12mmの直方体状のLEDチップで
ある。導電部材60は、厚さ15μmの金−錫系半田(Au:Sn=79:21)である
。
着されている。波長変換部材20は、フェニルシリコーン樹脂の硬化物の母材21中に、
蛍光物質25としてβサイアロン系蛍光体及びフッ化珪酸カリウム系蛍光体と、充填剤と
してシリカのナノ粒子と、を含有する、横幅1.16mm、縦幅0.22mm、厚さ0.
12mmの小片である。波長変換部材20の側面は、凹凸を有している。透光部材30は
、フェニルシリコーン樹脂の硬化物であって、横幅1.16mm、縦幅0.22mm、厚
さ0.04mmの小片である。透光部材30の側面は、波長変換部材20の側面より滑ら
かである。接着部材40は、厚さ5μmのジメチルシリコーン樹脂の硬化物である。接着
部材40は、発光素子10の側面の一部、及び波長変換部材20の側面の一部を被覆して
いる。接着部材40の側面は、波長変換部材20の側面より滑らかである。
ン樹脂の硬化物の母材51中に、白色顔料55として酸化チタンを60wt%含有して成
る。光反射部材50は、発光素子10の側面を直接及び接着部材40を介して被覆してい
る。光反射部材50は、接着部材40を介して波長変換部材20の側面を被覆している。
光反射部材50の上面と透光部材30の上面は、同一面である。また、光反射部材50の
縦方向に面する両端面と配線基板70の縦方向に面する両端面は同一面であって、この一
方の端面がこの発光装置の実装面となる。この光反射部材50によって、透光部材30の
上面がこの発光装置の実質的な発光領域をなしている。
る樹脂の薄板920と、蛍光物質を実質的に含有しない樹脂の薄板930と、を貼り合わ
せ、上記大きさの小片に切断することで、波長変換部材20と透光部材30を準備する。
ここで、蛍光物質を含有する樹脂の薄板920と蛍光物質を実質的に含有しない樹脂の薄
板930は其々、樹脂をBステージ化させた、蛍光体シートと透明シートである。
実装する。ここで、複合基板701は、複数の配線基板70が縦方向に連なった連合基板
領域を、縦方向に伸びる複数のスリットにより横方向に隔てて、複数有している。発光素
子10の実装は、導電部材60となる金−錫共晶半田(ペースト)を複合基板701の素
子搭載部75a上に塗布し、その上に発光素子10を載せた後、リフローにより、金−錫
共晶半田を溶融・固化させて行う。更に、各発光素子10の上面に接着部材40を塗布し
た後、その上に波長変換部材20(透光部材30が上に積層されている)を載せ、軽く押
圧することで、接着部材40を、発光素子10の側面の一部、及び波長変換部材20の側
面の一部上に延伸させる。その後、加熱により接着部材40の樹脂を硬化させる。以上に
より、発光素子10、接着部材40、波長変換部材20、及び透光部材30をこの順に含
む発光構造体15が複数、複合基板701(各連合基板領域)上に、縦方向に並んで形成
される。
つの連合基板領域内の)縦方向に並ぶ複数の発光構造体15を1つの直方体状の光反射部
材50で埋める。そして、研削装置99により光反射部材50を上方から研削して、透光
部材30の上面を露出させる。
1を、横方向に切断することで、発光装置が得られる。
の効果を奏することができる。
照明器具、大型ディスプレイ、広告や行き先案内等の各種表示装置、プロジェクタ装置、
さらには、デジタルビデオカメラ、ファクシミリ、コピー機、スキャナ等における画像読
取装置などに利用することができる。
15…発光構造体
20…波長変換部材(21…母材、25…蛍光物質)
30…透光部材
35…被膜
40…接着部材
50…光反射部材(51…母材、55…白色顔料)
60…導電部材
70…配線基板(71…基体、75…配線(75a…素子搭載部、75b…端子部))
701…複合基板
80…光拡散部材(81…母材、85…光拡散剤)
90…積層板(920…蛍光物質を含有する樹脂の薄板、930…蛍光物質を実質的に
含有しない樹脂の薄板)
932…蛍光物質を実質的に含有しない樹脂
97…実装基板
99…研削装置
100,200,300…発光装置
Claims (20)
- 発光素子と、
前記発光素子の上に配置され、上面及び側面を有し、蛍光物質を含有する波長変換部材
と、
前記波長変換部材の上面を被覆し、蛍光物質を実質的に含有しない透光部材と、
前記発光素子と前記波長変換部材の間に配置され、前記波長変換部材の側面を被覆する
接着部材と、
前記接着部材を介して前記波長変換部材の側面を被覆する光反射部材と、を備える発光
装置。 - 発光素子と、
前記発光素子の上に配置され、上面及び側面を有し、蛍光物質を含有する波長変換部材
と、
前記波長変換部材の上面及び側面を連続的に被覆し、蛍光物質を実質的に含有しない透
光部材と、
前記透光部材を介して前記波長変換部材の側面を被覆する光反射部材と、を備える発光
装置。 - 前記波長変換部材の側面は、凹凸を有する請求項1又は2に記載の発光装置。
- 前記透光部材の側面は、前記波長変換部材の側面より滑らかである請求項1乃至3のい
ずれか一項に記載の発光装置。 - 前記発光装置は、前記発光素子と前記波長変換部材の間に配置される接着部材を備え、
前記接着部材の側面は、前記波長変換部材の側面より滑らかである請求項1乃至4のい
ずれか一項に記載の発光装置。 - 前記発光装置は、前記発光素子と前記波長変換部材の間に配置される接着部材を備え、
前記接着部材は、蛍光物質を実質的に含有しない請求項1乃至5のいずれか一項に記載
の発光装置。 - 前記発光素子は、複数個あって、
前記発光素子と前記波長変換部材の間に、光拡散剤を含有する光拡散部材を備える請求
項1乃至6のいずれか一項に記載の発光装置。 - 前記蛍光物質は、少なくともフッ化物蛍光体及び/若しくは量子ドットを含む請求項1
乃至7のいずれか一項に記載の発光装置。 - 前記波長変換部材は、前記蛍光物質を含有する樹脂の硬化物である請求項1乃至8のい
ずれか一項に記載の発光装置。 - 当該発光装置の実装面は、前記透光部材の上面に略直交する請求項1乃至9のいずれか
一項に記載の発光装置。 - 当該発光装置の上面視形状は、一辺が0.5mm以下の矩形状である請求項10に記載
の発光装置。 - 前記光反射部材は、前記発光素子の側面を被覆する請求項1乃至11のいずれか一項に
記載の発光装置。 - 前記発光装置は、配線基板を備え、
前記発光素子は、前記配線基板上にフリップチップ実装されている請求項1乃至12の
いずれか一項に記載の発光装置。 - 配線基板上に、フリップチップ実装される発光素子と、蛍光物質を含有する波長変換部
材と、蛍光物質を実質的に含有しない透光部材と、がこの順に積層された発光構造体を形
成し、
前記発光構造体を光反射部材で埋め、
前記光反射部材を上方から前記透光部材が露出するまで研削する発光装置の製造方法。 - 前記波長変換部材と前記透光部材は、蛍光物質を含有する樹脂の薄板と、蛍光物質を実
質的に含有しない樹脂の薄板と、を積層した積層板を切断することにより準備する請求項
14に記載の発光装置の製造方法。 - 前記発光構造体は、前記発光素子と前記波長変換部材の間に接着部材を含み、
前記接着部材を前記波長変換部材の側面上に延伸させる請求項15に記載の発光装置の
製造方法。 - 前記波長変換部材と前記透光部材は、
蛍光物質を含有する樹脂の薄板を複数の小片に切断し、前記複数の小片を互いに離間さ
せて並置し、
蛍光物質を実質的に含有しない樹脂を前記複数の小片上とその離間領域に充填し、
前記離間領域の樹脂を切断することにより準備する請求項14に記載の発光装置の製造
方法。 - 前記発光構造体は、前記発光素子を前記配線基板上にフリップチップ実装した後、前記
発光素子上に前記波長変換部材と前記透光部材を接着させることにより形成する請求項1
4乃至17のいずれか一項に記載の発光装置の製造方法。 - 前記発光構造体は、前記発光素子上に前記波長変換部材と前記透光部材を接着させた後
、前記発光素子を前記配線基板上にフリップチップ実装することにより形成する請求項1
4乃至17のいずれか一項に記載の発光装置の製造方法。 - 複数の前記配線基板が連なった複合基板上に前記発光構造体を第1方向に複数形成し、
複数の前記発光構造体を1つの前記光反射部材で埋め、
前記発光構造体間の前記光反射部材及び前記複合基板を前記第1方向に直交する第2方
向に切断する請求項14乃至19のいずれか一項に記載の発光装置の製造方法。
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